(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-12
(45)【発行日】2024-12-20
(54)【発明の名称】LTE-NRダイナミックスペクトル共有(DSS)を用いた測位のための方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 16/14 20090101AFI20241213BHJP
H04W 72/20 20230101ALI20241213BHJP
【FI】
H04W16/14
H04W72/20
(21)【出願番号】P 2022550829
(86)(22)【出願日】2021-02-10
(86)【国際出願番号】 US2021017465
(87)【国際公開番号】W WO2021173348
(87)【国際公開日】2021-09-02
【審査請求日】2024-01-24
(32)【優先日】2020-02-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-02-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】アカシュ・クマール
(72)【発明者】
【氏名】アミット・ジャイン
(72)【発明者】
【氏名】ハルゴヴィンド・プラサド・バンサル
【審査官】伊東 和重
(56)【参考文献】
【文献】Ericsson,DL reference signals for NR positioning[online],3GPP TSG RAN WG1 #99,3GPP,2019年11月22日,R1-1913135,[検索日 2024.10.31],インターネット:<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_99/Docs/R1-1913135.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
新無線(NR)ネットワークに接続されたユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信のための方法であって、
ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用して前記NRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信された
不定期のLTE測位基準信号(PRS)についてのLTE PRSレートマッチング情報
を含むNR信号を前記NRネットワーク中のエンティティから受信するステップと、
前記NRネットワーク中
の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号、ならびに前記1つまたは複数の周波数帯域上で前記LTEネットワーク中の前記基地局によって送信された前記
不定期のLTE PRSを受信するステップと、
前記LTE PRSレートマッチング情報に従って、前記
不定期のLTE PRSの周りでレートマッチングすることによって前記NRネットワーク中の前記基地局からの前記NRデータ信号および制御信号を復号し処理するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記NRネットワーク中の前記基地局によって送信された前記NRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRSレートマッチングパターンを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRS構成データを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記LTE PRS構成データが、キャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記LTE PRSレートマッチング情報を受信するより前に、DSSにおいて前記
不定期のLTE PRSの周りのレートマッチングの能力の指示を前記NRネットワーク中の前記エンティティに送信するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記LTE PRSレートマッチング情報中の前記
不定期のLTE PRSについてのミューティングパターンを受信するステップであって、前記ミューティングパターンが、前記NRネットワークからの同期信号ブロック(SSB)周期性に少なくとも部分的に基づく、受信するステップと、
前記LTEネットワーク中の前記基地局によって送信された前記
不定期のLTE PRSがミュートにされる間に前記NRネットワーク中の前記基地局からSSB送信を受信するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記
不定期のLTE PRSが、前記NRネットワーク中の前記基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、前記LTEネットワーク中の前記基地局によって送信された前記PRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するように構成されたユーザ機器(UE)であって、
ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用して前記NRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信された
不定期のLTE測位基準信号(PRS)についてのLTE PRSレートマッチング情報
を含むNR信号を前記NRネットワーク中のエンティティから受信するための手段と、
前記NRネットワーク中の前記基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号、ならびに前記1つまたは複数の周波数帯域上で前記LTEネットワーク中の前記基地局によって送信された前記
不定期のLTE PRSを受信するための手段と、
前記LTE PRSレートマッチング情報に従って、前記
不定期のLTE PRSの周りでレートマッチングすることによって前記NRネットワーク中の前記基地局からの前記NRデータ信号および制御信号を復号し処理するための手段と
を含む、ユーザ機器(UE)。
【請求項10】
前記NRネットワーク中の前記基地局によって送信された前記NRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、請求項
9に記載のUE。
【請求項11】
前記LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRSレートマッチングパターンを含む、請求項
9に記載のUE。
【請求項12】
前記LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRS構成データを含
み、
前記LTE PRS構成データが、キャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せを含む、請求項
9に記載のUE。
【請求項13】
前記LTE PRSレートマッチング情報を受信するより前に、DSSにおいて前記
不定期のLTE PRSの周りのレートマッチングの能力の指示を前記NRネットワーク中の前記エンティティに送信するための手段
をさらに含む、請求項
9に記載のUE。
【請求項14】
前記LTE PRSレートマッチング情報中の前記
不定期のLTE PRSについてのミューティングパターンを受信するための手段であって、前記ミューティングパターンが、前記NRネットワークからの同期信号ブロック(SSB)周期性に少なくとも部分的に基づく、受信するための手段と、
前記LTEネットワーク中の前記基地局によって送信された前記
不定期のLTE PRSがミュートにされる間に前記NRネットワーク中の前記基地局からSSB送信を受信するための手段と
をさらに含
み、
前記不定期のLTE PRSが、前記NRネットワーク中の前記基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、前記LTEネットワーク中の前記基地局によって送信された前記PRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、請求項
9に記載のUE。
【請求項15】
プログラムコードが記憶された非一時的記憶媒体であって、前記プログラムコードが、新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するようにユーザ機器(UE)中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、
前記UEが請求項1~8のいずれか一項に記載の方法を実行するためのプログラムコードを含む、非一時的記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
米国特許法第119条に基づく優先権の主張
本出願は、2020年02月26日に出願された「POSITIONING IN LTE-NR DYNAMIC SPECTRUM SHARING(DSS) SCENARIOS」という表題の米国仮出願第62/982,042号、および2021年02月09日に出願された「METHOD AND APPARATUS FOR POSITIONING WITH LTE-NR DYNAMIC SPECTRUM SHARING(DSS)」という表題の米国非仮出願第17/171,668号の利益と優先権を米国特許法第119条のもとで主張し、それらの両方が本出願の譲受人に譲渡され、全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例には、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、および新無線(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムがある。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)としても知られている複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局またはネットワークアクセスノードを含み得る。
【0003】
いくつかのワイヤレス通信システムでは、測位エンジン、たとえば、ロケーションサーバ、またはUEは、たとえば、サポートされるUEが接続されたワイヤレスネットワーク中の基地局から導出された測位測定結果を使用して、そのUEの位置またはロケーションを決定し得る。この情報は、UEベースの測位技法またはUE支援測位技法に基づいて、UEに関連付けられ得る。これらの方法は、様々なロケーションサービス(たとえば、ナビゲーションシステム、緊急通信)をサポートし、ワイヤレス通信デバイスによりサポートされる1つまたは複数の追加のロケーションシステム(全地球測位システム(GPS)技術など)を補強し得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
ユーザ機器(UE)は、ロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)を送信しているLTEネットワークとのダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用して1つまたは複数の周波数帯域を共有する5G新無線(NR)ネットワークに接続されるように構成される。UEは、LTE PRS構成データまたはLTE PRSレートマッチングパターンなど、LTE PRSレートマッチング情報をNRネットワークから受信し得る。UEは、LTE PRSが、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによって送信される間に、NRネットワークによって送信されるNRデータ信号および制御信号を復号し処理し得る。LTE PRSミューティングパターンは、NRデータまたは制御信号に基づいて調整されてよく、UEは、LTE PRSがミュートにされる間に送信されるNRデータおよび制御信号を受信し処理し得る。
【0005】
一実装形態では、新無線(NR)ネットワークに接続されたユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信のための方法は、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)についてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中のエンティティから受信するステップと、NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号、ならびに1つまたは複数の周波数帯域上で LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSを受信するステップと、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRネットワーク中の基地局からのNRデータ信号および制御信号を復号し処理するステップとを含む。
【0006】
一実装形態では、新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するように構成されたユーザ機器(UE)は、ワイヤレス通信システム中のネットワークエンティティとワイヤレス通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、少なくとも1つのメモリと、ワイヤレストランシーバおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、ワイヤレストランシーバを介して、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)についてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中のエンティティから受信し、ワイヤレストランシーバを介して、NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号、ならびに1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSを受信し、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRネットワーク中の基地局からのNRデータ信号および制御信号を復号し処理するように構成される。
【0007】
一実装形態では、新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するように構成されたユーザ機器(UE)は、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)についてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中のエンティティから受信するための手段と、NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号、ならびに1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSを受信するステップと、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRネットワーク中の基地局からのNRデータ信号および制御信号を復号し処理するための手段とを含む。
【0008】
一実装形態では、非一時的記憶媒体にはプログラムコードが記憶され、プログラムコードは、新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するように構成されたユーザ機器(UE)中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)についてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中のエンティティから受信するためのプログラムコードと、NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号、ならびに1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSを受信するためのプログラムコードと、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRネットワーク中の基地局からのNRデータ信号および制御信号を復号し処理するためのプログラムコードとを含む。
【0009】
一実装形態では、新無線(NR)ネットワークに接続されたユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信のための方法は、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワーク中のエンティティに送信するステップと、LTE PRSについてのミューティングパターンを受信するステップと、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号を受信するステップとを含む。
【0010】
一実装形態では、新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するように構成されたユーザ機器(UE)は、ワイヤレス通信システム中のネットワークエンティティとワイヤレス通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、少なくとも1つのメモリと、ワイヤレストランシーバおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、ワイヤレストランシーバを介して、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワーク中のエンティティに送信し、ワイヤレストランシーバを介して、LTE PRSについてのミューティングパターンを受信し、ワイヤレストランシーバを介して、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号を受信するように構成される。
【0011】
一実装形態では、新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するように構成されたユーザ機器(UE)は、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワーク中のエンティティに送信するための手段と、LTE PRSについてのミューティングパターンを受信するための手段と、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号を受信するための手段とを含む。
【0012】
一実装形態では、非一時的記憶媒体にはプログラムコードが記憶され、プログラムコードは、新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するように構成されたユーザ機器(UE)中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワーク中のエンティティに送信するためのプログラムコードと、LTE PRSについてのミューティングパターンを受信するためのプログラムコードと、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号を受信するためのプログラムコードとを含む。
【0013】
一実装形態では、新無線(NR)ネットワークに接続された新無線(NR)ネットワーク中のエンティティによって実行されるワイヤレス通信のための方法は、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)についてのLTE PRS構成データをLTEネットワーク中のエンティティから取得するステップと、NRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE PRSについてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中の基地局に接続されたユーザ機器(UE)に送信するステップと、LTE PRSが1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信される間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信するステップとを含み、UEは、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRデータ信号および制御信号を受信し復号する。
【0014】
一実装形態では、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された新無線(NR)中のエンティティは、ワイヤレス通信システム中のネットワークエンティティと通信するように構成された外部インターフェースと、少なくとも1つのメモリと、外部インターフェースおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、外部インターフェースを介して、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)についてのLTE PRS構成データをLTEネットワーク中のエンティティから取得し、外部インターフェースを介して、NRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE PRSについてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中の基地局に接続されたUEに送信し、外部インターフェースを介して、LTE PRSが1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信される間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信するように構成され、UEは、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRデータ信号および制御信号を受信し復号する。
【0015】
一実装形態では、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された新無線(NR)ネットワーク中のエンティティは、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)についてのLTE PRS構成データをLTEネットワーク中のエンティティから取得するための手段と、NRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE PRSについてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中の基地局に接続されたユーザ機器(UE)に送信するための手段と、LTE PRSが1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信される間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信するための手段とを含み、UEは、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRデータ信号および制御信号を受信し復号する。
【0016】
一実装形態では、非一時的記憶媒体にはプログラムコードが記憶され、プログラムコードは、ロングタームエボリューション(LTE) ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された新無線(NR)ネットワーク中のエンティティ中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)についてのLTE PRS構成データをLTEネットワーク中のエンティティから取得するためのプログラムコードと、NRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE PRSについてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中の基地局に接続されたユーザ機器(UE)に送信するためのプログラムコードと、LTE PRSが1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信される間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信するためのプログラムコードとを含み、UEは、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRデータ信号および制御信号を受信し復号する。
【0017】
一実装形態では、新無線(NR)ネットワークに接続された新無線(NR)ネットワーク中のエンティティによって実行されるワイヤレス通信のための方法は、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをユーザ機器(UE)がサポートしないという指示をNRネットワークに接続されたUEから受信するステップと、LTE PRSがミュートにされるときのために、NRネットワーク中の基地局からのデータ送信および制御送信をスケジュールするステップと、LTE PRSについてのミューティングパターンをUEに送るステップと、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信するステップとを含む。
【0018】
一実装形態では、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された新無線(NR)ネットワーク中のエンティティは、ワイヤレス通信システム中のネットワークエンティティと通信するように構成された外部インターフェースと、少なくとも1つのメモリと、外部インターフェースおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、外部インターフェースを介して、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをユーザ機器(UE)がサポートしないという指示をNRネットワークに接続されたUEから受信し、LTE PRSがミュートにされるときのために、NRネットワーク中の基地局からのデータ送信および制御送信をスケジュールし、外部インターフェースを介して、LTE PRSについてのミューティングパターンをUEに送り、外部インターフェースを介して、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信するように構成される。
【0019】
一実装形態では、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された新無線(NR)ネットワーク中のエンティティは、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワークに接続されたユーザ機器(UE)から受信するための手段と、LTE PRSがミュートにされるときのために、NRネットワーク中の基地局からのデータ送信および制御送信をスケジュールするための手段と、LTE PRSについてのミューティングパターンをUEに送るための手段と、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信するための手段とを含む。
【0020】
一実装形態では、非一時的記憶媒体にはプログラムコードが記憶され、プログラムコードは、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された新無線(NR)ネットワーク中のエンティティ中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをユーザ機器(UE)がサポートしないという指示をNRネットワークに接続されたUEから受信するためのプログラムコードと、LTE PRSがミュートにされるときのために、NRネットワーク中の基地局からのデータ送信および制御送信をスケジュールするためのプログラムコードと、LTE PRSについてのミューティングパターンをUEに送るためのプログラムコードと、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信するためのプログラムコードとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】複数の別個のワイヤレスネットワークを含むワイヤレス通信システムの例を示す図である。
【
図2】基地局およびUEの設計のブロック図である。
【
図3A】ダイナミックスペクトル共有(DSS)を用いてLTEネットワークおよび5G NRネットワークによって共有されるマルチメディアブロードキャスト信号周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームを示す図である。
【
図3B】DSSを用いてLTEネットワークおよび5G NRネットワークによって共有される非MBSFNサブフレームを示す図である。
【
図3C】LTEネットワークがLTE測位基準信号(PRS)を送信し得る、DSSを使用して同じスペクトルを共有する5G NRネットワークおよびLTEネットワークからの基地局を含むワイヤレス通信システムを示す図である。
【
図4】測位基準信号(PRS)測位オケージョンを有する例示的なサブフレームシーケンスの構造を示す図である。
【
図5A】LTE PRSを含むLTEサブフレームを示す図である。
【
図5B】LTE PRSの周りでレートマッチングされたNRデータを含む、レートマッチングされたNRサブフレームを示す図である。
【
図6】LTE PRSおよびミュートにされたLTE PRSを含むLTEサブフレームを示し、LTE PRSの周りでレートマッチングされた、上に重なるNRデータ、およびLTE PRSがミュートにされる間に送信されるNR制御信号を示す図である。
【
図7】DSSを使用して1つまたは複数の周波数帯域を共有するワイヤレス通信システムの様々な構成要素間の通信を示すメッセージフローを示す図である。
【
図8】LTE PRSがDSSを使用して共有される1つまたは複数の周波数帯域上で送信される間にNRデータおよび制御信号を受信するためにUEによって実行されるワイヤレス通信のための例示的な手順のフローチャートである。
【
図9】LTE PRSがDSSを使用して共有される1つまたは複数の周波数帯域上で送信される間にNRデータおよび制御信号を受信するためにUEによって実行されるワイヤレス通信のための別の例示的な手順のフローチャートである
【
図10】LTE PRSがDSSを使用して共有される1つまたは複数の周波数帯域上で送信される間にNRデータおよび制御信号をUEに提供するために5G NRネットワーク中の基地局によって実行されるワイヤレス通信のための例示的な手順のフローチャートである。
【
図11】LTE PRSがDSSを使用して共有される1つまたは複数の周波数帯域上で送信される間にNRデータおよび制御信号をUEに提供するために5G NRネットワーク中の基地局によって実行されるワイヤレス通信のための別の例示的な手順のフローチャートである。
【
図12】本明細書で論じるUEのハードウェア実装形態の例を示す図である。
【
図13】本明細書で論じる基地局のハードウェア実装形態の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
いくつかの例示的な実装形態によれば、様々な図面における同様の参照符号は、同様の要素を示す。加えて、要素に対する第1の数字の後に文字またはハイフンおよび第2の数字を続けることによって、要素の複数のインスタンスが示されてよい。
【0023】
添付の図面に関して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成の説明として意図され、本明細書で説明する概念が実践され得る唯一の構成を表すものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの具体的な詳細なしにこれらの概念が実践され得ることが、当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
【0024】
本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)および他のネットワークなどの様々なワイヤレス通信ネットワークに使用されてもよい。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、およびCDMAの他の変形態を含む。cdma2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMAなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)の一部である。2GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE-A)は、E-UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上述のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに、次世代(たとえば、mmWave帯域中で動作する第5世代(5G)新無線(NR))ネットワークなどの他のワイヤレスネットワークおよび無線技術に使用されてもよい。
【0025】
次に、電気通信システムのいくつかの態様を、様々な装置および方法を参照しながら提示する。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明で説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、構成要素、回路、プロセス、アルゴリズムなどによって添付図面において示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの任意の組合せを使用して実装される場合がある。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。
【0026】
例として、要素、もしくは要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実装されてもよい。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理装置(GPU)、中央処理装置(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアを含む。処理システムの中の1つまたは複数のプロセッサがソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはそれ以外で呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアコンポーネント、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、手順、関数などを意味するように広く解釈されるものとする。
【0027】
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの任意の組合せにおいて実装され得る。ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令もしくはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、他の磁気記憶デバイス、上述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、またはコンピュータによってアクセスできる命令もしくはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用できる任意の他の媒体を備えることができる。
【0028】
拡張された接続性に対する高まる需要を満たすために、ワイヤレス通信技術またはRATは、4Gと呼ばれることがあるLTE技術から5G NRと呼ばれることがある次世代NR技術に進歩しつつある。たとえば、5G NRは、LTEよりも低いレイテンシおよびより大きい帯域幅またはスループットをもたらし得る。5G NRは、LTEが確立される市場において展開され始めている。リファームされた(re-farmed)周波数帯域と新しい周波数帯域の両方を使用する5G NRの展開が検討されつつある。
【0029】
LTEによってすでにサービスされている市場への5G NRの展開を加速するために使用され得る機構は、時間領域または周波数領域におけるダウンリンク(DL)スペクトル共有である。DLスペクトルの共有は、動的、たとえば、LTEおよび5G NRトラフィック分布に基づいてよく、ダイナミックスペクトル共有(DSS)と呼ばれることがある。DSSは、5G NRが同じ周波数帯域中で4G LTEと効果的に展開され共存することを許可する。DSSを使用して、モバイル事業者は、トラフィック需要に基づいて、4G LTEカバレージと5G NRカバレージとの間で動的に切り替えることによって、周波数帯域にわたって既存のスペクトルを柔軟に割り振ることができる。
【0030】
DSSの使用は、いくつかの利益を提供する。たとえば、時間領域または周波数領域におけるリソースの多重化は、帯域幅利用効率を改善し得る。DSSを用いると、UEが5G NRを利用し得る時間は増大し、それにより、LTEにハンドオーバするための無線アクセス技術間(IRAT)の使用率を最小限に抑えることができる。さらに、LTEネットワークは、一般に、過剰容量を有し、したがって、LTRに対するDSSの影響を最小限に抑えることができる。加えて、LTEリファーミングがない場合、5G NR用の低帯域周波数の欠如が存在し、高帯域周波数において限定された5G NRカバレージが存在する。
【0031】
DSSの現在の実装は、LTEにおけるセル固有基準信号(CRS)および5G NRにおける物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)など、定期的にスケジュールされる信号タイプを効果的に処理する。しかしながら、定期的にスケジュールされず、必要に応じて具体的に構成される、1つのタイプのLTE信号は、測位基準信号(PRS)である。PRSは必要に応じて構成され、定期的にスケジュールされる信号タイプではないため、現在のLTE-NR DSS技法はPRSに適応することができない。
【0032】
たとえば、DSSを使用してLTEおよび5G NRが展開される共有周波数帯域上で、LTE中で測位するためのPRSの継続的な使用を許可するための実装形態について本明細書で説明する。
【0033】
図1は、複数の別個のワイヤレスネットワークを含むワイヤレス通信システム100の例を示す。ワイヤレス通信システム(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)とも呼ばれる)は、基地局102と、UE104と、発展型パケットコア(EPC)160(LTEネットワーク160と呼ばれることがある)と、5Gコア(5GC)ネットワーク190(5G NRネットワーク190と呼ばれることがある)とを含む。基地局102は、マクロセル(大電力セルラー基地局)および/またはスモールセル(小電力セルラー基地局)を含んでよい。マクロセルは基地局を含む。スモールセルは、フェムトセル、ピコセル、およびマイクロセルを含む。
【0034】
4G LTE(発展型ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)と総称される)のために構成された基地局102は、バックホールリンク132(たとえば、S1インターフェース)を通じてEPC160とインターフェースし得る。5G NR(次世代RAN(NG-RAN)と総称される)のために構成された基地局102は、バックホールリンク184(たとえば、N2、N3、または他のインターフェース)を通じて5GC190とインターフェースし得る。他の機能に加えて、基地局102は、以下の機能、すなわち、ユーザデータの転送、無線チャネルの暗号化および解読、完全性保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)、セル間干渉協調、接続のセットアップおよび解放、負荷分散、非アクセス層(NAS)メッセージのための配信、NASノード選択、同期、無線アクセスネットワーク(RAN)共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)、加入者および機器の追跡、RAN情報管理(RIM)、ページング、測位、ならびに警告メッセージの配送のうちの1つまたは複数を実行してもよい。同じワイヤレスネットワーク内の基地局102は、直接または間接的(たとえば、コアネットワークまたは中間基地局を介して)のいずれかでバックホールリンク134(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェース)を介して互いと直接または間接的に(たとえば、EPC160または5GC190を通して)通信し得る。バックホールリンク134は、有線またはワイヤレスであってよい。
【0035】
基地局102は、UE104とワイヤレス通信してもよい。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供することができる。重複する地理的カバレージエリア110が存在する場合がある。たとえば、スモールセル102'は、1つまたは複数のマクロ基地局102のカバレージエリア110と重複するカバレージエリア110'を有する場合がある。スモールセルとマクロセルの両方を含むネットワークは、異種ネットワークと呼ばれることがある。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG:Closed Subscriber Group)と呼ばれる制限付きグループにサービスを提供し得るホーム発展型ノードB(eNB)(HeNB:Home evolved Node B)を含んでよい。基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102へのアップリンク(UL)(逆方向リンクとも呼ばれる)送信、および/または基地局102からUE104へのダウンリンク(DL)(順方向リンクとも呼ばれる)送信を含んでよい。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用することがある。通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを通じてもよい。基地局102/UE104は、各方向における送信のために使用される合計Yx MHz(x個のコンポーネントキャリア)までのキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、キャリア当たりY MHz(たとえば、5、10、15、20、100、400MHzなど)までの帯域幅のスペクトルを使用してもよい。キャリアは、互いに隣接してもしなくてもよい。キャリアの割振りは、DLおよびULに関して非対称であってよい(たとえば、UL用よりも多数または少数のキャリアがDL用に割り振られてよい)。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリアおよび1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアを含んでよい。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell:Primary Cell)と呼ばれることがあり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell:Secondary Cell)と呼ばれることがある。
【0036】
「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上での)基地局102との通信のために使用される論理通信エンティティを指し、同じまたは異なるキャリアを介して動作する近隣セルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))と関連付けられ得る。いくつかの例では、キャリアは、複数のセルをサポートすることがあり、異なるセルは、異なるタイプのデバイスのためにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、または他のもの)に従って構成され得る。いくつかの例では、「セル」という用語は、その上で論理エンティティが動作する地理的カバレージエリア110(たとえば、セクタ)の一部分を指すことがある。
【0037】
いくつかのUE104は、デバイス間(D2D)通信リンク158を使用して互いに通信してもよい。D2D通信リンク158は、DL/UL WWANスペクトルを使用することがある。D2D通信リンク158は、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)、物理サイドリンク発見チャネル(PSDCH)、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、および物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)など、1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用してもよい。D2D通信は、たとえば、FlashLinQ、WiMedia、Bluetooth、ZigBee、IEEE 802.11規格に基づくWi-Fi、LTE、またはNRなどの、様々なワイヤレスD2D通信システムを通じたものであってもよい。
【0038】
ワイヤレス通信システムは、5GHz無認可周波数スペクトルにおいて通信リンク154を介してWi-Fi局(STA)152と通信しているWi-Fiアクセスポイント(AP)150をさらに含んでもよい。無認可周波数スペクトル内で通信するとき、STA152/AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信するより前に、クリアチャネルアセスメント(CCA)を実行し得る。
【0039】
スモールセル102'は、認可および/または無認可周波数スペクトルにおいて動作してもよい。無認可周波数スペクトル内で動作しているとき、スモールセル102'は、NRを採用し、Wi-Fi AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用し得る。無認可周波数スペクトル内でNRを採用するスモールセル102'は、アクセスネットワークへのカバレージを拡大し、かつ/またはアクセスネットワークの容量を増やし得る。
【0040】
基地局102は、スモールセル102'であろうとラージセル(たとえば、マクロ基地局)であろうと、eNB、gノードB(gNB)、または別のタイプの基地局を含んでよい。gNB180などのいくつかの基地局は、UE104と通信して、従来のサブ6GHzスペクトルで、ミリ波(mmW)周波数、および/または準mmW周波数で動作し得る。gNB180がmmW周波数または準mmW周波数で動作するとき、gNB180はミリメートル波またはmmW基地局と呼ばれることがある。極高周波(EHF)は、電磁スペクトルの中のRFの一部である。EHFは、範囲が20GHzから200GHzであり、1ミリメートルと10ミリメートルとの間の波長を有する。その帯域の中の電波は、ミリ波と呼ばれることがある。準mmWは、100ミリメートルの波長を有する2GHzの周波数まで下方に広がることがある。超高周波(SHF)帯域は、センチメートル波とも呼ばれ、2GHzと20GHzとの間に広がる。mmW/準mmW無線周波数帯域(たとえば、2GHz~200GHz)を使用する通信は、経路損失が極めて大きく距離が短い。mmW基地局180は、極めて大きい経路損失および短い距離を補償するために、UE104と一緒にビームフォーミング182を利用し得る。
【0041】
基地局180は、1つまたは複数の送信方向182'においてUE104にビームフォーミングされた信号を送信することがある。UE104は、1つまたは複数の受信方向182''において基地局180からビームフォーミングされた信号を受信することがある。UE104はまた、1つまたは複数の送信方向において基地局180にビームフォーミングされた信号を送信することがある。基地局180は、1つまたは複数の受信方向においてUE104からビームフォーミングされた信号を受信することがある。基地局180/UE104は、基地局180/UE104の各々に対する最良の受信方向および送信方向を決定するためにビーム訓練を実行し得る。基地局180に対する送信方向および受信方向は、同じであっても同じでなくてもよい。UE104に対する送信方向および受信方向は、同じであっても同じでなくてもよい。
【0042】
コアネットワーク160/190は、ユーザ認証、アクセス認可、追跡、インターネットプロトコル(IP)接続性、測位および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。
【0043】
EPC160は、例として、モビリティ管理エンティティ(MME)162、拡張サービングモバイルロケーションセンター(E-SMLC)164、サービングゲートウェイ166、ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)168、ホームセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(H-SLP)170、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ172を含み得る。MME162は、ホーム加入者サーバ(HSS)174と通信していてもよい。MME162は、UE104とEPC160との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME162はベアラおよび接続の管理を行う。E-SMLC164は、たとえば3GPP(登録商標)制御プレーン(CP)ロケーションソリューションを使用してUEのロケーション決定をサポートし得る。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットが、サービングゲートウェイ166を通じて転送され、サービングゲートウェイ166自体が、PDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172は、UE IPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ172は、IPサービス176に接続される。IPサービス176は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス、および/または他のIPサービスを含み得る。GMLC168は、たとえば、IPサービス176内にあり得るかまたはその外部にあり得る外部クライアント169の代わりに、UEにロケーション情報へのアクセスを提供し得る。H-SLP 170は、オープンモバイルアライアンス(OMA)によって定義されるSUPLユーザプレーン(UP)ロケーションソリューションをサポートすることができ、H-SLP 170内に記憶されているUEの加入者情報に基づいてUEのためのロケーションサービスをサポートすることができる。
【0044】
5GC190は、例としてアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)192、ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)193、セッション管理機能(SMF)194、ユーザプレーン機能(UPF)195、およびロケーション管理機能(LMF)196を含み得る。AMF192は、統合データ管理(UDM)197と通信してもよい。AMF192は、UE104と5GC190との間のシグナリングを処理する制御ノードであり、これは、測位機能のために、LMF196と通信することがあり、これはUEのロケーション決定をサポートすることがある。いくつかの実装形態では、LMF196は、NG-RANにおいて基地局105と同じ位置にあってもよく、ロケーション管理構成要素(LMC)と呼ばれてもよい。GMLC193は、IPサービス198の外または中にある外部クライアント199が、UEに関するロケーション情報を受信することを可能にするために使用され得る。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、UPF195を通じて転送されてもよい。UPF195は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。UPF195は、IPサービス198に接続される。H-SLP191は同様に、IPサービス198に接続され得る。IPサービス198は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス、および/または他のIPサービスを含み得る。
【0045】
基地局は、gNB、ノードB、発展型ノードB(eNB)、アクセスポイント、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、送受信点(TRP)、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。基地局102は、EPC160または5GC190へのアクセスポイントをUE104に提供する。UE104の例は、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、車両、電気メーター、ガスポンプ、大型もしくは小型の調理家電、健康管理デバイス、インプラント、センサー/アクチュエータ、ディスプレイ、または任意の他の類似の機能デバイスを含む。UE104のうちのいくつかは、IoTデバイス(たとえば、パーキングメーター、ガスポンプ、トースター、車両、心臓モニタなど)と呼ばれることがある。UE104のうちのいくつかは、工業用途における、センサー、計器、およびネットワーク化されたその他のデバイスなどの、工業用モノのインターネット(IIoT)デバイスと呼ばれることがある。UE104は、局、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、移動加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または他の何らかの好適な用語で呼ばれることもある。
【0046】
UE104は、位置決定のための基地局102を含み得るワイヤレス通信ネットワークと接続された状態に入ることができる。一例では、UE104は、ワイヤレス信号をセルラー基地局に送信するか、またはそこからワイヤレス信号を受信することによって、セルラー通信ネットワークと通信し得る。別の例では、UE104は、Wi-Fiアクセスポイントまたは他のワイヤレスネットワークなど、ローカルエリアネットワーク(LAN)用の基地局と通信し得る。
【0047】
具体的な実装形態では、UE104は、ロケーション関連測定結果を取得することが可能な回路および処理リソースを有し得る。UE104によって取得されるロケーション関連測定結果は、GPS、GLONASS、GalileoまたはBeidouなど、衛星測位システム(SPS)またはグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)に属する衛星ビークルから受信される信号の測定結果を含み得、かつ/または既知のロケーションに固定された地上基地局(たとえば、
図1の基地局102など)から受信される信号の測位値を含み得る。UE104またはUE104が測定結果を送り得るロケーションサーバ(たとえば、E-SMLC164、H-SLP170、またはLMF196)は次いで、たとえば、GNSS、アシステッドGNSS(A-GNSS)、アドバンストフォワードリンク三辺測量(AFLT)、観測到達時間差(OTDOA)、WLAN(WiFiとも呼ばれる)測位、離脱角(AOD)、到来角(AOA)、マルチセルラウンドトリップ信号伝播時間(multi-RTT)、拡張セルID(ECID)またはこれらの組合せなどの、いくつかの測位方法のいずれか1つを使用して、これらのロケーション関連の測定結果に基づいて、UE104のロケーション推定を取得し得る。これらの技法(たとえば、A-GNSS、AFLT、およびOTDOA)のいくつかでは、パイロット、測位参照信号(PRS)、または、基地局102によって送信され、UE104において受信される他の測位関連信号に少なくとも部分的に基づいて、既知のロケーションに固定されている3つ以上の地上基地局102に対して、疑似距離またはタイミング差がUE104において測定され得る。
【0048】
いくつかの例では、基地局102は、PRSまたは追跡基準信号など、ダウンリンク測位を送信し得る。測位信号送信は、特定のUE104が、1つまたは複数のパラメータを測定し、UEベースの測位技法の一部として使用するか、またはUE支援測位技法の一部として報告するように構成され得る。同様に、UE104は、アップリンクPRSまたはサウンディング基準信号など、測位信号を送信し得、基地局102は、UEベースの側技法の一部として、またはUE支援測位技法の一部として使用されるべき1つまたは複数のパラメータを測定し得る。PRS送信および報告パラメータフィードバックは、様々なロケーションサービス(たとえば、ナビゲーションシステム、緊急通信)をサポートし得る。いくつかの例では、報告パラメータは、UE104によってサポートされる1つまたは複数の追加のロケーション特定システム(全地球測位システム(GPS)技術など)を補強する。
【0049】
基地局102は、チャネルの1つまたは複数のPRSリソース上でPRS送信を構成してもよい。PRSリソースは、ポートの構成された数に応じて、スロットの1つまたは複数のOFDMシンボル内の複数の物理リソースブロック(PRB)のリソース要素にまたがってもよい。たとえば、PRSリソースは、スロットの1つのシンボルにまたがり、送信のための1つのポートを含んでもよい。任意のOFDMシンボルでは、PRSリソースは連続するPRBを占有してもよい。いくつかの例では、PRS送信は、スロットの連続するOFDMシンボルにマッピングされてもよい。他の例では、PRS送信は、スロットの散在したOFDMシンボルにマッピングされてもよい。加えて、PRS送信は、チャネルのPRB内での周波数ホッピングをサポートしてもよい。
【0050】
ワイヤレス通信システム100の態様は、基地局102によるPRS送信、またはUEのロケーション決定のためのUE104によるサウンディング参照信号(SRS)送信の使用を含み得る。ダウンリンクベースのUEロケーション決定の場合、PRS支援データ(AD)などの測位支援をUE104に提供するために、ロケーションサーバ、たとえば、NRネットワーク中のロケーション管理機能(LMF)またはLTE中のセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)が使用され得る。UE支援測位において、ロケーションサーバは、1つまたは複数の基地局102の場所測定結果を示す測定報告をUE104から受信してもよく、ロケーションサーバはそれを用いて、たとえばOTDOAまたは他の所望の技法を使用して、UE104の場所推定を決定してもよい。
【0051】
上記で論じたように、DSSを使用して、たとえば、トラフィック需要に基づいて、4G LTEカバレージと5G NRカバレージとの間で動的に切り替えることによって、周波数帯域にわたって既存のスペクトルを柔軟に割り振ることができる。
【0052】
図2は、
図1における基地局のうちの1つおよびUEのうちの1つであってもよい、基地局102およびUE104の設計200のブロック図を示す。基地局102は、T個のアンテナ234a~234tが装備されてよく、UE104は、R個のアンテナ252a~252rが装備されてよく、ここで、一般にT≧1およびR≧1である。
【0053】
基地局102において、送信プロセッサ220は、1つまたは複数のUEのためのデータをデータソース212から受信し、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI)に少なくとも部分的に基づいてUEごとに1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS)を選択し、UEのために選択されたMCSに少なくとも部分的に基づいてUEごとにデータを処理(たとえば、符号化および変調)し、データシンボルをすべてのUEに提供してよい。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、半静的リソース区分情報(SRPI)などのための)システム情報、および制御情報(たとえば、CQI要求、許可、上位レイヤシグナリングなど)を処理してよく、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを提供してよい。送信プロセッサ220はまた、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS))および同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS))のための基準シンボルを生成してよい。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行してよく、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a~232tに提供してよい。各変調器232は、(たとえば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器232は、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得し得る。変調器232a~232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T個のアンテナ234a~234tを介して送信され得る。以下でより詳細に説明する様々な態様によれば、追加の情報を伝達するためにロケーション符号化を用いて同期信号が生成され得る。
【0054】
UE104において、アンテナ252a~252rは、それぞれ、基地局102および/または他の基地局からダウンリンク信号を受信してよく、受信信号を復調器(DEMOD)254a~254rに提供してよい。各復調器254は、受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して入力サンプルを取得してもよい。各復調器254は、入力サンプルを(たとえば、OFDMなどのために)さらに処理して受信シンボルを取得してもよい。MIMO検出器256は、すべてのR個の復調器254a~254rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供してよい。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)し、UE104のための復号データをデータシンク260に提供し、復号された制御情報とシステム情報とをコントローラ/プロセッサ280に提供してもよい。チャネルプロセッサは、基準信号受信電力(RSRP)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、基準信号受信品質(RSRQ)、チャネル品質インジケータ(CQI)などを決定してよい。いくつかの態様では、UE104の1つまたは複数の構成要素は、ハウジング内に含まれ得る。
【0055】
アップリンク上では、UE104において、送信プロセッサ264が、データソース262からデータを、またコントローラ/プロセッサ280から(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを備える報告のための)制御情報を受信し、処理してよい。送信プロセッサ264はまた、1つまたは複数の基準信号のための基準シンボルを生成してもよい。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされ、変調器254a~254rによって(たとえば、DFT-s-OFDM用、CP-OFDM用などに)さらに処理され、基地局102へ送信されてもよい。基地局102において、UE104および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によってさらに処理されて、UE104によって送られた、復号されたデータおよび制御情報を取得し得る。受信プロセッサ238は、復号データをデータシンク239に、また復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供してよい。基地局102は、通信ユニット244を含んでよく、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ160/190と通信してよい。ネットワークコントローラ160/190は、通信ユニット294、コントローラ/プロセッサ290、およびメモリ292を含んでもよい。
【0056】
基地局102のコントローラ/プロセッサ240、UE104のコントローラ/プロセッサ280、および/または
図2の任意の他の構成要素は、本明細書の中の他の場所でより詳細に説明するように、LTE PRSがDSSを使用して共有スペクトル上で送信される間に、UE104によるNRデータおよび制御信号の受信に関連する1つまたは複数の技法を実行し得る。たとえば、基地局102のコントローラ/プロセッサ240、UE104のコントローラ/プロセッサ280、および/または
図2の任意の他の構成要素は、たとえば、
図8~
図11のプロセス800、900、1000、および1100、ならびに/または本明細書で説明するような他のプロセスの動作を実行または指示してもよい。メモリ242およびメモリ282は、それぞれ、基地局102およびUE104のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。いくつかの態様では、メモリ242および/またはメモリ282は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を備えてよい。たとえば、1つまたは複数の命令は、基地局102および/またはUE104の1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、たとえば、
図8~
図11のプロセス800、900、1000、および1100、および/または本明細書で説明するような他のプロセスの動作を実行または指示してよい。スケジューラ246は、LTE PRSレートマッチングパターンおよび/またはLTE PRSミューティングパターンに基づいて、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのNRデータおよび制御送信のためにUEをスケジュールし得る。
【0057】
上で示されたように、
図2は例として提供される。他の例は、
図2に関して説明するものとは異なる場合がある。
【0058】
5G NRネットワークは、LTEネットワークがすでに確立されているエリアにおいて展開され始めている。新しいスペクトルを取得するかまたはすでに使用中のスペクトルをリファーミングする代わりに、5G NRは、DSSを使用して同じスペクトルを使用してLTEと共存するように適応され得る。DSSを使用して、NRデータおよび制御信号は、LTEネットワークによって使用される、占有された周波数チャネル上で送信され得るが、LTEネットワークの性能にほとんど影響を及ぼさないように送信され得る。
【0059】
たとえば、5G NRネットワーク190との時間および周波数における同期を維持するためにNR UE104によって使用される同期信号ブロック(SSB)の送信に必要なギャップを提供するために、マルチメディアブロードキャスト信号周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームが使用され得る。
【0060】
図3Aは、たとえば、NR SSBを用いてLTEネットワーク160および5G NRネットワーク190によって共有されるMBSFNサブフレーム300を示す。しかしながら、MBSFNサブフレームの使用は制限される。たとえば、LTEの性能に対する影響を制限するために、MBSFNサブフレームは、単一のサブフレームに制限され得る。
【0061】
したがって、DSSは、さらに、LTE専用であり、5G NRデータおよび制御メッセージのためにMBSFN用に構成されないサブフレームの使用を可能にする。標準LTEサブフレームは、一定のリソース要素にマッピングされるセル固有基準信号(CRS)を含む。LTE接続UEは、チャネル推定のために、ならびに時間および周波数同期を維持するためにCRSを使用する。LTEデータがスケジュールされないサブフレーム中ですら、LTE CRSは依然として存在することになる。5G NRがLTE CRSを有するサブフレームを使用することを可能にするために、LTE CRSの周りのレートマッチングが使用される。
【0062】
図3Bは、たとえば、LTE CRSと、LTE CRSの周りでレートマッチングされたNRデータ(PDSCH)とを含む非MBSFNサブフレーム350を示す。LTE CRSは、定期的に送信される送信であり、したがって、ほんのいくつかの要因のみがレートマッチングアルゴリズムに影響を及ぼす。たとえば、サブキャリア整合に対するオフセットおよびアンテナポートの数は知られていなければならない。加えて、CRSはセル固有であるため、レートマッチングLTE CRSに対する別の係数は、CRSを生成するために使用されるLTRシーケンスのマッピングのための開始点(サブキャリア)を定義する物理セル識別情報(PCI)の影響を表すv
shift(v
shift=PCI mod 6)である。これらの係数は、たとえば、無線リソース制御(RRC)接続を使用して、NR UE104に伝達され得る。これらの係数は経時的に変更されないため、NR UE104が同じセルに接続される限り、NR UE104は、各サブフレーム中のLTE CRSレートの周りでレートマッチングを実行し得る。
【0063】
MBSFNサブフレーム300および非MBSFNサブフレーム350は、LTEが存在しないときにNRのために使用され得る特定のサブフレーム、またはLTEによって使用されないが、必須のLTE信号成分、たとえば、LTE CRSが依然として送られる、LTEサブフレーム中でNRが送信することを可能にする機構を示す。DSSは、加えて、LTEおよびNRが、それらの両方が制御情報(PDCCHおよびCORESET)およびデータ(PDSCH)を送信するサブフレームを共有することを可能にする。たとえば、サブフレームの動的共有は、LTEネットワークおよび5G NRネットワーク190用の両基地局の中で媒体アクセス制御レイヤにおいて周波数領域および時間領域の中のスケジューリングリソースを協調させることによって可能である。
【0064】
図3Cは、たとえば、LTEネットワーク用の基地局372、たとえば、eNBと、5G NRネットワーク用の基地局374、たとえば、gNBと、NR UE104とを含むワイヤレス通信システム370を示す。eNB372およびgNB374は、DSSを使用して同じスペクトルを共有する。矢印376によって示すように、NR UE104は、NR制御およびデータ信号をワイヤレスに受信するためにgNB374に接続される。gNB374およびeNB372はDSSを介してスペクトルを共有するため、eNB372は、それに対してNR UE104が同調される周波数上で信号378を送信する。同じスペクトル上でNRおよびLTEの共存を可能にするために、上記で論じた、MBSFNサブフレーム300および非MBSFNサブフレーム350を使用することに加えて、独立したスケジューラで動作するgNB374およびeNB372は、Xnインターフェース380を介してデュアル接続性手法で協調し得る。たとえば、gNB374およびeNB372は、LTEのためにどのPRBが予約されるか否かを示す、データトラフィックリソース指示を提供するビットマップを使用して協調し得る。
【0065】
論じたように、LTE CRSは、変更されない、定期的に送信される信号であるため、LTE CRSはDSSを使用して容易に処理され得る。しかしながら、LTE PRS信号は、定期的に送信されず、必要に応じて構成され得る。したがって、現在のDSS技法は、LTE PRSに適応し得ない。
【0066】
図4は、本開示の態様による、測位基準信号(PRS)測位オケージョンを有する例示的なサブフレームシーケンス400の構造を示す。サブフレームシーケンス400は、基地局(たとえば、本明細書で説明する基地局のいずれか)または他のネットワークノードからのPRS信号のブロードキャストに適用可能であり得る。サブフレームシーケンス400がLTEシステムにおいて使用されてもよく、同じまたは同様のサブフレームシーケンスが、5GおよびNRなどの他の通信技術/プロトコルにおいて使用されてもよい。
図4では、時間は水平に(たとえば、X軸上)に表され、時間は左から右に向かって増大し、一方、周波数は垂直に(たとえば、Y軸上に)表され、周波数は下から上に増大(または減少)する。
図4に示すように、ダウンリンクおよびアップリンク無線フレーム410は、各々10ミリ秒(ms)の時間長のものであり得る。ダウンリンク周波数分割複信(FDD)モードでは、示される例において、無線フレーム410は、各々1msの時間長の10個のサブフレーム412へと編成される。各サブフレーム412は、たとえば、各々0.5msの時間長の、2つのスロット414を備える。
【0067】
周波数領域では、利用可能な帯域幅は、均一な間隔の直交サブキャリア416(「トーン」または「ビン」とも呼ばれる)へと分割され得る。たとえば15kHzの間隔を使用する、たとえば普通の長さの巡回プレフィックス(CP)では、サブキャリア416は12個のサブキャリアのグループへとグループ化され得る。時間領域における1つのOFDMシンボル長、および周波数領域における1つのサブキャリア(サブフレーム412のブロックとして表される)のリソースは、リソース要素(RE)と呼ばれる。12個のサブキャリア416および14個のOFDMシンボルの各グループ分けはリソースブロック(RB)と呼ばれ、上の例では、リソースブロックの中のサブキャリアの数は、
【0068】
【0069】
と書かれる。所与のチャネル帯域幅では、各チャネル422上の利用可能なリソースブロックの数は、送信帯域幅構成422とも呼ばれ、
【0070】
【0071】
と示される。たとえば、上記の例における2MHzチャネル帯域幅では、各チャネル422上の利用可能なリソースブロックの数は、
【0072】
【0073】
によって与えられる。なお、リソースブロック(たとえば、12個のサブキャリア)の周波数成分は物理リソースブロック(PRB)と呼ばれる。
【0074】
基地局は、無線フレーム(たとえば、無線フレーム410)、または他の物理層シグナリングシーケンスを送信することができ、
図4に示されるものと類似しているか、またはそれと同じであるかのいずれかであるフレーム構成に従ってPRS信号(すなわち、ダウンリンク(DL)PRS)をサポートし、これは、UE(たとえば、本明細書で説明するUEのいずれか)の場所推定のために測定され使用され得る。ワイヤレス通信ネットワークの中の他のタイプのワイヤレスノード(たとえば、分散型アンテナシステム(DAS)、リモートラジオヘッド(RRH)、UE、APなど)も、
図4に示されるものに類似した(またはそれと同じ)方式で構成されるPRS信号を送信するように構成され得る。
【0075】
PRS信号の送信のために使用されるリソース要素の集合体は、「PRSリソース」と呼ばれる。リソース要素の集合体は、周波数領域における複数のPRBおよび時間領域におけるスロット414内のN個(たとえば、1つまたは複数)の連続するシンボルにまたがり得る。たとえば、スロット414の中の斜交平行模様のリソース要素は、2つのPRSリソースの例であり得る。「PRSリソースセット」はPRS信号の送信のために使用されるPRSリソースのセットであり、各PRSリソースはPRSリソース識別子(ID)を有する。加えて、PRSリソースセットの中のPRSリソースは、同じ送受信点(TRP)と関連付けられる。PRSリソースセットの中のPRSリソースIDは、単一のTRPから送信される単一のビームと関連付けられる(TRPが1つまたは複数のビームを送信し得る場合)。これは、信号がそれらから送信されるTRPおよびビームがUEに知られているかどうかについてのどのような示唆も有しないことに留意されたい。
【0076】
PRSは、測位オケージョンへとグループ化される特別な測位サブフレームにおいて送信され得る。PRSオケージョンは、PRSが送信されることが予想される定期的に反復される時間枠(たとえば、連続するスロット)の1つの事例である。各々の定期的に反復される時間枠は、1つまたは複数の連続するPRSオケージョンのグループを含み得る。各PRSオケージョンは、ある数(N
PRS個)の連続する測位サブフレームを備え得る。基地局によってサポートされるセルのPRS測位オケージョンは、ミリ秒またはサブフレームの数T
PRSにより表記される間隔で定期的に発生し得る。例として、
図4は、N
PRSが4に等しく(418)、T
PRSが20以上である(420)ような測位オケージョンの周期を示す。いくつかの態様では、T
PRSは、連続する測位オケージョンの開始と開始との間のサブフレームの数に関して測定され得る。複数のPRSオケージョンが同じPRSリソース構成と関連付けられることがあり、その場合、各々のそのようなオケージョンは「PRSリソースのオケージョン」などと呼ばれる。
【0077】
PRSは一定の電力で送信され得る。PRSは、電力0でも送信され得る(すなわち、ミュートされ得る)。定期的にスケジュールされるPRS送信をオフにするミューティングは、異なるセル間のPRS信号が同時にまたはほぼ同時に発生することによって重複するときに有用であり得る。この場合、一部のセルからのPRS信号はミュートされることがあるが、他のセルからのPRS信号は(たとえば、一定の電力で)送信される。ミューティングは、UEによる、ミュートされないPRS信号の信号取得ならびに到達時間(TOA)および参照信号時間差(RSTD)の測定を(ミュートされているPRS信号からの干渉を回避することによって)助けることができる。ミューティングは、特定のセルのための所与の測位オケージョンに対してPRSを送信しないこととして見なされ得る。ミューティングパターン(ミューティングシーケンスとも呼ばれる)は、ビットストリングを使用してUEに(たとえば、LTE測位プロトコル(LPP)を使用して)シグナリングされ得る。たとえば、ミューティングパターンを示すためにシグナリングされるビットストリングにおいて、場所jのビットが「0」に設定される場合、UEは、j番目の測位オケージョンに対してPRSがミュートされると推測し得る。
【0078】
PRSの可聴性をさらに高めるために、測位サブフレームは、ユーザデータチャネルなしで送信される低干渉サブフレームであり得る。結果として、理想的に同期されるネットワークでは、PRSは、同じPRSパターンインデックスを伴う(すなわち、同じ周波数シフトを伴う)他のセルのPRSの干渉を受けることがあるが、データ送信の干渉は受けないことがある。周波数シフトは、セルもしくは他の送信点(TP)(
【0079】
【0080】
と表記される)のPRS IDの関数、またはPRS IDが割り当てられていない場合には物理セル識別子(PCI)(
【0081】
【0082】
と表記される)の関数として定義されることがあり、これは6という実効周波数再使用率をもたらす。
【0083】
やはりPRSの可聴性を高めるために(たとえば、1.4MHzの帯域幅に対応する6つだけのリソースブロックを伴うなどの、PRS帯域幅が限られているとき)、連続するPRS測位オケージョン(または連続するPRSサブフレーム)のための周波数帯域は、周波数ホッピングを介して既知の予測可能な方式で変更され得る。加えて、基地局によってサポートされるセルは、1つより多くのPRS構成をサポートしてもよく、その場合、各PRS構成は、別々の周波数オフセット(vshift)、別々のキャリア周波数、別々の帯域幅、別々のコードシーケンス、ならびに/または、測位オケージョン当たり特定の数のサブフレーム(NPRS)および特定の周期(TPRS)を伴うPRS測位オケージョンの別々のシーケンスを備えてもよい。いくつかの実装形態では、セルにおいてサポートされるPRS構成のうちの1つまたは複数は、指向性のPRSのためのものであってもよく、その場合、別々の送信の方向、別々の水平角度の範囲、および/または別々の垂直角度の範囲などの、追加の別々の特性を有してもよい。
【0084】
PRSは、すべてのセルによって送信されるわけではなく、すべてのサブフレーム中で送信されなくてもよい。上述のようなPRS構成は、PRS送信/ミューティングスケジュールを含み、UEがPRS測位測定を実行するのを可能にするようにUEにシグナリングされる。UEは、PRS構成の検出をむやみに実行することは期待されない。
【0085】
5G NRネットワークがDSSを使用してLTEネットワークと1つまたは複数の周波数帯域を共有するとき、CRSなど、LTEネットワークによる、またはPDSCHなど、5G NRネットワークによる、定期的な送信は知られ、DSS手順により適応され得る。たとえば、LTE CRSは、すべてのリソースブロック中の同一のパターン中のリソースグリッドにわたって広がるリソース要素にマッピングされるセル固有基準信号である。したがって、特定のセルからのLTE CRS送信は、各セルに対して容易に識別され、DSS手順によって適応され得る。
【0086】
しかしながら、LTE CRSとは異なり、LTE PRSは、常にすべてのセルによって送信されるわけではなく、それがセルによって送信される場合、LTE PRSはすべてのサブフレーム中で送信されるわけではない。PRS送信は、構成ベースであり、たとえば、PRS送信は、構成されたセル中でのみ、構成されたサブフレーム中でのみ生じ、すべてのサブフレーム中で生じるわけではない。その上、リソースグリッド内でのリソース要素に対するPRSのマッピングが構成される。したがって、LTE CRSとは異なり、LTE PRSは、予測可能および定期的ではなく、現在のDSS技法によって適応され得ない。LTE PRS構成の知識なしに、DSSを使用してLTEネットワークとスペクトルを共有する5G NRネットワークに接続されたNR UE104は、どのセルがPRSを送信しているのか、または各リソースブロック内のどのサブフレームまたはどのリソース要素がPRSのために構成されているのかを知らないことになる。たとえば、
図3Cを参照すると、LTE PRSに適応せずに、eNB372が信号378中でLTE PRSを送信している間にUE104がgNB374からデータ信号または制御信号を受信している場合、UE104は、その中にLTE PRSが存在するサブフレーム中でNRデータまたは制御信号を適切に復号することはできないことになる。
【0087】
したがって、一実装形態では、UE104がLTE PRS送信の周りでNRデータをレートマッチングし得るように、LTE PRSスケジューリング情報は、5G NRネットワーク190に接続されたUE104に提供される。たとえば、5G NRネットワーク190の基地局102中のスケジューラは、LTE PRS構成を受信し、LTE PRSスケジューリング情報をUE104に提供するLTE PRSレートマッチングパターンを提供し得、UEは、LTE PRSレートマッチングパターンを使用してNRデータをレートマッチングし得る。いくつかの実装形態では、キャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せなど、LTE PRS構成がUE104に提供され得、UE104は、受信されたLTE PRS構成に基づいて5G NRネットワークからのデータ送信のためのレートマッチング方式を決定し得、LTE PRS送信の周りの5Gネットワークからデータ送信を処理し得る。サブフレームがLTE PRS送信を含むように構成されているかどうか、およびサブフレーム中のどのサブキャリアがPRS送信を含むように構成されているかの知識により、UE104は、LTE PRSで特定の時間におけるサブキャリアまたはリソース要素をパンクチャリングし、残りのリソース要素またはサブキャリアをリソースブロック中で受信し得る。したがって、UE104は、PRSレートマッチングパターンを使用して、LTE PRS送信の周りで、PDSCHおよびPDCCHなど、NRデータ信号をレートマッチングし得る。LTE PRSは、LTE PRS構成の知識を用いて、特定のサブフレーム、スロット、およびサブキャリアに対して構成されるため、UE104は、NRデータを受信するために、影響を受けたサブフレーム、スロット、およびサブキャリアのみをパンクチャリングし得る。その上、5G NRネットワークは、LTE PRS構成に従って、PDSCHおよびPDCCHなど、NRデータをスケジュールし得る。
【0088】
図5Aおよび
図5Bは、たとえば、LTEサブフレーム500、およびLTEサブフレーム500にレートマッチングされたNRサブフレーム550をそれぞれ示す。LTEサブフレーム500はLTE PRSを含み、NRサブフレーム550は、LTEサブフレーム中のLTE PRSの周りでレートマッチングされたNRデータ(PDSCH)を含む。LTE PRSの周りのレートマッチングは、UE104が、5G NR基地局102からレートマッチングパターンを受信し、レートマッチングパターンをサブフレームに適用してNRデータを受信することに基づき得る。別の実装形態では、UE104は、5G NR基地局102からLTE PRS構成を受信し得、LTE PRS構成から対応するレートマッチングパターンを決定し、そのレートマッチングパターンをサブフレームに適用して、NRデータを受信し得る。
【0089】
UE104は、LTE PRS送信の周りのレートマッチングのためのその能力を5G NRネットワークに提供し得る。いくつかの実装形態では、5G NRネットワークは、UE104に対する接続セットアップを拒否するか、またはLTE PRS送信がDSSモードで周波数帯域に対して構成され、レートマッチングなしでNRデータをスケジュールできない場合、RRC接続解放を使用し得る。たとえば、4つのシンボルSSB制約またはNRデータに対する過剰なオーバーヘッドのいずれかにより、NRデータをスケジュールすることが可能でないことがある。
【0090】
UE104がPRSレートマッチングをサポートするための能力を有さない場合、5G NRネットワークは、NRデータが非MBSFNフレーム内でスケジュールされないように、マルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)フレームに制限されたNRデータをスケジュールし得る。
【0091】
加えて、LTEネットワークは、5G NRネットワークの同期信号ブロック(SSB)スケジュールに従って、LTE PRS送信のミューティングパターンを調整し得、調整されたミューティングパターンは、ミュートされたサブフレーム中でそれに応じてレートマッチングのためのUE104と共有され得る。
【0092】
例として、抽象構文記法1(ASN.1)の一部であるTable 1(表1)に示すように、5G NRネットワークに接続されたUE104は、LTE PRS送信をレートマッチングする能力を含み得る。たとえば、表に示すように、UEは、「rateMatchingLTE-PRS」の能力を含む。
【0093】
【0094】
ASN.1の一部である、Table 2(表2)およびTable 3(表3)に示すように、5G NRネットワークは、レートマッチパターンリストを再使用して、PRSスケジューリング情報をUE104に提供し得る。たとえば、Table 2(表2)は、PDSCH構成が「rateMatchPatternToAddModList」を含むことを示し、Table 3(表3)は、「RateMatchPattern」を示す。
【0095】
【0096】
【0097】
ASN.1の一部である、Table 4(表4)およびTable(表5)に示すように、サービングセルは、NR PDSCHをレートマッチングするためのPRSパターンに基づいて構成され得る。たとえば、Table 4(表4)は、レートマッチングパターンLTE-CRSが「RateMatchPatternLTE-PRS」を含み得ることを示し、Table 5(表5)は、サービングセル構成が「lte-PRS-ToMatchAround」を含み得ることを示す。わかるように、LTE-PRSのためのレートマッチングパターンは、たとえば、キャリアDL周波数(「carrierFreqDL」)、キャリアDL帯域幅(「carrierBandwidthDL」)、PRSの数(すなわち、連続PRSサブフレームの数)(「NPRS」)、PRS期間「TPRS」、およびミューティングパターン(「MUTINGPATTERN」)、ならびにPRS構成インデックスを含む。
【0098】
【0099】
【0100】
LTE PRS送信の周りのNRデータをレートマッチングすることに加えて、またはその代替として、5G NR基地局は、4つの連続シンボル中で送信されるという制約を有するNR SSBおよび/またはLTE PRSのミューティングパターンに基づくNRデータを送信することができ、たとえば、NR SSBおよび/またはデータは、LTE PRSがミュートにされる間、サブフレームまたはスロット中で送信される。たとえば、いくつかの実装形態では、LTE PRSの周りのレートマッチングは可能でないことがあり、たとえば、UE104は、レートマッチングができないことがある。そのような状況で、5G NRネットワーク、たとえば、5G NR基地局102中のスケジューラは、LTE PRSがミュートにされている間にNRデータが送信されるように、LTE PRSミューティングスケジュールに基づいてNRデータ送信をスケジュールし得る。いくつかの実装形態では、5G NR基地局は、NRデータが送信され得るように、たとえば、Xnインターフェースを通して、そのミューティングパターンを調整するようにLTE基地局に要求し得る。
【0101】
周波数差により、5G NRネットワーク190は、たとえば、SSBまたはNRデータに対する、4つの連続OFDMシンボルを送信するために、LTEサブフレームの少なくとも2つの連続シンボルを要求し得る。たとえば、5G NRネットワークは、5G NR 30KHz SCSが4つの連続OFDMシンボル中で展開され得るように、LTE 15KHzサブキャリア間隔(SCS)において少なくとも2つの連続シンボルを必要とし得る。しかしながら、送信される他の制御信号、たとえば、LTE CRSとともに、高密度のLTE PRSにより、SSB周期性に基づいて、LTEサブフレーム中に2つの連続シンボルが存在しないことがあるか、またはNRデータに対して過剰なオーバーヘッドを要求することがある。したがって、5G NRネットワーク190は、5G NRネットワーク190がSSBをスケジュールするために利用可能なサブフレームを残すように、LTEネットワーク160が、たとえば、Xnインターフェースを介してそれぞれの基地局中のスケジューラを通して、LTE PRSミューティングパターンをスケジュールすることを要求し得る。たとえば、5G NR基地局のスケジューラは、SSBスケジュールをLTE基地局のスケジューラに提供し得る。LTEネットワーク160は、それに応じてLTE PRSミューティングパターンを調整し得、たとえば、SSBがスケジュールされているサブフレームまたはスロットに対して、4つの連続OFDMシンボル中でSSBスケジューリングが可能であるように、LTE PRSはミュートにされる。
【0102】
図6は、たとえば、LTE PRSとLTE PRSの周りでレートマッチングされたNRデータ(PDSCH)とを含むLTEサブフレーム600を示す。
図6は、たとえば、シンボル5および10の中の、ミュートにされたLTE PRSをさらに示す。示すように、シンボル5中のLTE PRSをミュートにすることによって、LTEサブフレーム600の2つの連続シンボルがSSB602の送信のために利用可能であり、2つの連続シンボルは、周波数差により、NRサブフレーム中の4つの連続OFDMシンボルに等しい。LTEサブフレーム600は、シンボル6中のNR PDCCHをさらに示す。
【0103】
したがって、LTE PRSおよびNR PDSCH、SSBおよびPDCCHは、DSSを使用して共存し得、LTE測位にあまり影響を及ぼさずに、NR PDSCHに対して追加オーバーヘッドをほとんど犠牲にせずに、サポートされる。
【0104】
図7は、UE104およびUE104と同様であり得る第2のUE704とのワイヤレス通信をサポートする複数のワイヤレスネットワークを含む、
図1を参照しながら論じたワイヤレス通信システム100など、ワイヤレス通信システムの様々な構成要素間の通信を示す例示的なメッセージフロー700を示す。前述のように、本明細書で開示する技法は、必ずしも
図1に示したアーキテクチャに限定されるとは限らない。示すように、たとえば、5G NRネットワーク190などのセルラーネットワークであってよい5G NRネットワーク702は、gNB102-1と、
図1に示したLMF196などであってよいサーバ703とを含む。LTEネットワーク706は、たとえば、LTEネットワーク160であってよく、eNB102-2を含む。5G NRネットワーク702中のgNB102-1およびLTEネットワーク706中のeNB102-2は、DSSを使用して1つまたは複数の周波数帯域を共有する。UE104は、5G NRネットワーク702に接続するように構成され、一方、UE704は、LTEネットワーク706に接続するように構成される。たとえば、従来の通信または、同じネットワーク内のエンティティ間の、たとえば、5G NRネットワーク702中のgNB102-1とサーバ703との間の通信をサポートするために、
図7に示さない1つまたは複数の予備的(および介在)段階が存在し得ることを理解されたい。
【0105】
段階1において、UE104は、5G NRネットワーク702のサーバ703に対する能力要求を受信し得る。能力要求は、たとえば、DSSをサポートするための能力をUE104に要求し得る。
【0106】
段階2において、UE104は、能力応答をサーバ703に提供し得る。たとえば、UE104は、UE104がDSSをサポートすることができることを示し得る。UE104は、UE104がLTE PRSの周りのレートマッチングをサポートすることができるかどうかをさらに示し得る。
【0107】
段階3において、LTEネットワーク706からのeNB102-2は、そのPRS構成を5G NRネットワーク702のgNB102-1に提供し得る。
【0108】
段階4において、gNB102-1は、eNB102-2がLTE PRSのミューティングパターンを調整することを要求し得る。たとえば、LTE PRSのミューティングパターンは、gNB102-1によるSSBスケジューリングが、LTEサブフレーム中の2つの連続シンボルに等しいNRサブフレーム中の4つの連続OFDMシンボル中で可能であるように調整され得る。ミューティングパターンを調整する要求は、たとえば、LTE PRS密度、SSB周期性、またはSSBを送信するためにNRデータに対する過剰なオーバーヘッドを回避することに起因し得る。加えて、LTE PRSのミューティングパターンは、たとえば、UE104がLTE PRSの周りのレートマッチングをサポートしないことをUE104が示した場合、NRデータをUE104に提供するためにLTE PRSミューティングが使用され得るように調整され得る。
【0109】
段階5において、LTEネットワーク706からのeNB102-2は、LTE PRSミューティングパターンに対する何らかの調整を含めて、そのPRS構成を5G NRネットワーク702のgNB102-1に提供し得る。
【0110】
段階6において、サーバ703は、UE104がNR制御およびデータ信号をgNB102-1から受信することを可能にするためのDSS構成情報をUE104に提供し得る。たとえば、DSS構成情報は、それを用いてUE104がLTE PRSレートマッチングパターンを決定し得る、キャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せなど、LTE PRSレートマッチングパターンまたはLTE PRS構成など、LTE PRSレートマッチング情報を含み得る。LTE PRSレートマッチング情報は、ミューティング情報を含み得る。加えて、DSS構成情報は、たとえば、LTE CRSレートマッチング情報を含み得る。
【0111】
段階7において、UE104は、NR制御信号およびデータ信号をgNB102-1から受信する。NR制御信号およびデータ信号は、たとえば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信および物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信のうちの少なくとも1つまたはこれらの組合せであってよい。いくつかの実装形態では、データ送信および制御送信は、LTE PRSがミュートにされるときのためにスケジュールされ得る。
【0112】
段階8において、UE104が段階7においてNR制御信号およびデータ信号を受信している間に、eNB102-2はLTE PRSをUE704に送信する。LTE PRSは、gNB102-1によって送信されたNR制御信号およびデータ信号と同じスペクトル中にあり、したがって、UE104によって受信されることになる。eNB102-2によって送信されるLTE PRSのうちのいくつかはミュートにされ得る。
【0113】
段階9において、UE104は、たとえば、段階8において送信されたLTE PRSの周りでレートマッチングすることによって、段階7において受信されたNR制御信号およびデータ信号を復号し処理する。いくつかの実装形態では、LTE PRSは、段階7においてミュートにされて、SSBなどの特定の信号の受信を可能にしてもよく、またはUE104がLTE PRSレートマッチングできない場合、NR制御信号およびデータ信号の受信を可能にしてもよい。UE104がLTE PRSレートマッチングできない場合、UE104は、たとえば、MBSFNフレームの間、NR制御信号およびデータ信号をさらに受信し得る。
【0114】
段階10において、UE704は、段階8において受信したLTE PRSを用いて測位測定を実行し得る。
【0115】
図8は、たとえば、LTE PRSがDSSを使用して1つまたは複数の周波数帯域上で送信される間にNRデータ信号および制御信号を受信するために、5G NRネットワーク190などの新無線(NR)ネットワークに接続された、ユーザ機器(UE)104など、UEによって実行されるワイヤレス通信のための例示的な手順800のフローチャートを示す。
【0116】
示すように、ブロック802において、UEは、たとえば、
図7の段階6において論じたように、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)160などのLTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)についてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中のエンティティから受信する。ブロック804において、UEは、たとえば、
図7の段階7および8において論じたように、NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号、ならびに1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSを受信する。ブロック806において、UEは、たとえば、
図7の段階9において論じたように、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRネットワーク中の基地局からのNRデータ信号および制御信号を復号し処理する。
【0117】
一実装形態では、NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号は、
図7の段階7において論じたように、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む。
【0118】
一実装形態では、LTE PRSレートマッチング情報は、たとえば、
図7の段階6において論じたように、LTE PRSレートマッチングパターンであってよい。別の実装形態では、LTE PRSレートマッチング情報は、たとえば、
図7の段階6において論じたように、LTE PRS構成データであってよい。たとえば、LTE PRS構成データは、
図7の段階6において論じたように、キャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せを含む。
【0119】
一実装形態では、UEは、たとえば、
図7の段階2において論じたように、LTE PRSレートマッチング情報を受信するより前に、DSSにおいてLTE PRSの周りのレートマッチングの能力の指示をNRネットワーク中のエンティティにさらに送信し得る。
【0120】
一実装形態では、UEは、たとえば、
図7の段階6において論じたように、LTE PRSレートマッチング情報中のLTE PRSについてのミューティングパターンをさらに受信し得、ミューティングパターンは、NRネットワークからの同期信号ブロック(SSB)周期性に少なくとも部分的に基づく。UEは、たとえば、
図7の段階9において論じたように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局からSSB送信を受信し得る。たとえば、LTE PRSは、たとえば、
図6を参照しながら論じたように、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされ得る。
【0121】
図9は、たとえば、LTE PRSがDSSを使用して1つまたは複数の周波数帯域上で送信される間にNRデータ信号および制御信号を受信するために、5G NRネットワーク190などの新無線(NR)ネットワークに接続された、ユーザ機器(UE)104など、UEによって実行されるワイヤレス通信のための例示的な手順900のフローチャートを示す。
【0122】
示すように、ブロック902において、UEは、たとえば、
図7の段階2において論じたように、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワーク中のエンティティに送信する。ブロック904において、たとえば
図7の段階6において論じたように、UEはLTE PRSについてのミューティングパターンを受信する。ブロック906において、UEは、たとえば、
図7の段階9において論じたように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間に、NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号を受信し得る。
【0123】
一実装形態では、NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号は、
図7の段階7において論じたように、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む。
【0124】
一実装形態では、NRネットワーク中の基地局によって送信された制御情報は、同期信号ブロック(SSB)を含み、LTE PRSは、たとえば、
図6を参照しながら論じたように、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる。
【0125】
図10は、たとえば、LTE PRSがDSSを使用して1つまたは複数の周波数帯域上で送信される間に新無線(NR)データ信号および制御信号をUEに提供するために、
図1および
図7に示した、5G NRネットワーク190中の基地局102-1など、NRネットワーク中のエンティティによって実行されるワイヤレス通信のための例示的な手順1000のフローチャートを示す。
【0126】
示すように、ブロック1002において、エンティティは、たとえば、
図7の段階3および5において論じたように、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)についてのLTE PRS構成データをLTEネットワーク中のエンティティから取得する。ブロック1004において、エンティティは、たとえば、
図7の段階6において論じたように、NRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE PRSについてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中の基地局に接続されたユーザ器機(UE)に送信する。ブロック1006において、エンティティは、たとえば、
図7の段階7および8において論じたように、LTE PRSが1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信される間に、NRデータ信号および制御信号をUEに送信する。ブロック1008において、UEは、たとえば、
図7の段階9において論じたように、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRデータ信号および制御信号を受信し復号する。
【0127】
一実装形態では、NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号は、
図7の段階7において論じたように、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信および物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む。
【0128】
一実装形態では、LTE PRSレートマッチング情報は、たとえば、
図7の段階6において論じたように、LTE PRSレートマッチングパターンであってよい。別の実装形態では、LTE PRSレートマッチング情報は、たとえば、
図7の段階6において論じたように、LTE PRS構成データであってよい。たとえば、LTE PRS構成データは、
図7の段階6において論じたように、キャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せを含む。
【0129】
一実装形態では、エンティティは、たとえば、
図7の段階2において論じたように、LTE PRSレートマッチング情報を受信するより前に、DSSにおいてLTE PRSの周りのレートマッチングの能力の指示をUEから受信する。
【0130】
一実装形態では、エンティティは、たとえば、
図7の段階4において論じたように、NRネットワークからの同期信号ブロック(SSB)周期性に少なくとも部分的に基づいて、LTE PRSについてのミューティングパターンを改変し得る。改変されたミューティングパターンは、たとえば、
図7の段階6において論じたように、UEに送信され得る。エンティティは、たとえば、
図7の段階7および9において論じたように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にSSB送信をUEに送信し得る。たとえば、LTE PRSは、たとえば、
図6を参照しながら論じたように、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる。一実装形態では、エンティティは、たとえば、
図7の段階4において論じたように、SSB周期性をLTEネットワーク中の基地局に送り、たとえば、
図7の段階5において論じたように、改変されたミューティングパターンをLTEネットワーク中の基地局から受信することによって、NRネットワークからのSSB周期性に少なくとも部分的に基づいて、LTE PRSについてのミューティングパターンを改変し得る。
【0131】
図11は、
図1および
図7に示した、5G新無線(NR)ネットワーク190中の基地局102-1など、NRネットワーク中のエンティティによって実行されるワイヤレス通信のための例示的な手順1100のフローチャートを示す。
【0132】
示すように、ブロック1102において、エンティティは、たとえば、
図7の段階2において論じたように、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをユーザ機器(UE)がサポートしないという指示をNRネットワークに接続されたUEから受信する。ブロック1104において、エンティティは、たとえば、
図7の段階7において論じたように、LTE PRSがミュートにされるときのために、NRネットワーク中の基地局からのデータ送信および制御送信をスケジュールする。ブロック1106において、LTE PRSについてのミューティングパターンは、たとえば、
図7の段階6において論じたように、UEに送られ得る。ブロック1108において、エンティティは、たとえば、
図7の段階7および9において論じたように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信し得る。
【0133】
一実装形態では、NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号は、
図7の段階7において論じたように、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む。
【0134】
一実装形態では、NRネットワーク中の基地局によって送信された制御情報は、同期信号ブロック(SSB)を含み、LTE PRSは、たとえば、
図6を参照しながら論じたように、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる。
【0135】
図12は、ユーザ機器(UE)104などのUE1200のハードウェア実装形態の例を示す図である。UE1200は、DSSを使用して、LTEネットワーク、たとえば、LTEネットワーク160と1つまたは複数の周波数帯域を共有する、5G NRネットワーク190などの5G NRワイヤレスネットワークに接続することが可能であり得る。UE1200は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ1202と、メモリ1204と、ワイヤレストランシーバ1210(たとえば、ワイヤレスネットワークインターフェース)などの外部インターフェースとを含んでもよく、これらは、非一時的コンピュータ可読媒体1220およびメモリ1204への1つまたは複数の接続1206(たとえば、バス、線、ファイバー、リンクなど)と作動可能に結合されてもよい。UE1200はさらに、ユーザがそれを通じてUEとインターフェースすることができる、ディスプレイ、キーパッド、もしくはディスプレイ上の仮想キーパッドなどの他の入力デバイスを含み得るユーザインターフェース、または衛星測位システム受信機などの、図示されていない追加の項目を含み得る。いくつかの例示的な実装形態では、UE1200のすべてまたは一部が、チップセットなどの形態であってもよい。ワイヤレストランシーバ1210は、たとえば、1つまたは複数のタイプのワイヤレス通信ネットワークを介して1つまたは複数の信号を送信することが有効にされる送信機1212と、1つまたは複数のタイプのワイヤレス通信ネットワークを介して送信される1つまたは複数の信号を受信するための受信機1214とを含み得る。
【0136】
いくつかの実施形態では、UE1200は、内部のアンテナであっても外部のアンテナであってもよいアンテナ1211を含み得る。UEアンテナ1211は、ワイヤレストランシーバ1210によって処理される信号を送信および/または受信するために使用され得る。いくつかの実施形態では、UEアンテナ1211はワイヤレストランシーバ1210に結合され得る。ワイヤレストランシーバ1210は、WWAN信号とWLAN信号の両方を送信および受信することが可能であり得るか、または1つまたは複数の追加のトランシーバが含まれてもよい。いくつかの実施形態では、UE1200によって受信(送信)される信号の測定は、UEアンテナ1211およびワイヤレストランシーバ1210の接続点で実行され得る。たとえば、受信(送信)されるRF信号測定のための測定基準点は、受信機1214(送信機1212)の入力(出力)端子およびUEアンテナ1211の出力(入力)端子であり得る。複数のUEアンテナ1211またはアンテナアレイを有するUE1200では、アンテナコネクタが、複数のUEアンテナの集約出力(入力)を表す仮想的な点であると見なされ得る。いくつかの実施形態では、UE1200は、信号強度およびTOA測定結果を含む受信信号を測定してもよく、生の測定結果は1つまたは複数のプロセッサ1202によって処理されてもよい。
【0137】
1つまたは複数のプロセッサ1202は、ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの組合せを使用して実装され得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ1202は、媒体1220および/またはメモリ1204などの非一時的コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令またはプログラムコード1208を実装することによって、本明細書で論じる機能を実行するように構成され得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のプロセッサ1202は、UE1200の動作に関連するデータ信号計算手順またはプロセスの少なくとも一部分を実行するように構成可能な1つまたは複数の回路を表し得る。
【0138】
媒体1220および/またはメモリ1204は、1つまたは複数のプロセッサ1202によって実行されると、本明細書で開示する技法を実行するようにプログラムされる専用コンピュータとして1つまたは複数のプロセッサ1202を動作させる、実行可能コードまたはソフトウェア命令を含む、命令またはプログラムコード1208を記憶し得る。UE1200内に示すように、媒体1220および/またはメモリ1204は、本明細書で開示する方法を実行するように1つまたは複数のプロセッサ1202によって実装され得る1つまたは複数の構成要素またはモジュールを含み得る。構成要素またはモジュールは、1つまたは複数のプロセッサ1202によって実行可能である媒体1220内のソフトウェアとして示されているが、構成要素またはモジュールは、メモリ1204内に記憶されてもよく、または1つまたは複数のプロセッサ1202の中にあるかプロセッサの外にあるかのいずれかである専用ハードウェアであってもよいことを理解されたい。
【0139】
いくつかのソフトウェアモジュールおよびデータテーブルが、媒体1220および/またはメモリ1204内に存在してもよく、本明細書で説明する通信と機能の両方を管理するために1つまたは複数のプロセッサ1202によって利用されてもよい。UE1200内に示すような媒体1220および/またはメモリ1204の内容の編成は例示的なものにすぎないので、モジュールおよび/またはデータ構造の機能は、UE1200の実装形態に応じて様々な方法で組み合わせられ、分離され、および/または構築されてもよいことを理解されたい。
【0140】
媒体1220および/またはメモリ1204は、1つまたは複数のプロセッサ1202によって実装されるとき、ワイヤレストランシーバ1210を介して、UEがDSSにおいてLTE PRSの周りでレートマッチングすることが可能であるかどうかの指示をNRネットワーク中のエンティティに送信するように1つまたは複数のプロセッサ1202を構成する能力指示モジュール1222を含み得る。UEがLTE PRSの周りでレートマッチングすることが可能であるかどうかの指示は、NRネットワーク中のエンティティから受信された指示に対する要求に応じ得る。
【0141】
媒体1220および/またはメモリ1204は、1つまたは複数のプロセッサ1202によって実装されるとき、ワイヤレストランシーバ1210を介して、DSSを使用して共有される周波数帯域中でLTE中の基地局によって送信されたLTE PRSについてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中のエンティティから受信するように1つまたは複数のプロセッサを構成するLTE PRSレートマッチング情報モジュール1224を含み得る。たとえば、LTE PRSレートマッチング情報は、LTE PRSレートマッチングパターンであってよい。別の例では、LTE PRSレートマッチング情報は、キャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せなど、LTE PRS構成データであってよい。
【0142】
媒体1220および/またはメモリ1204は、1つまたは複数のプロセッサ1202によって実装されるとき、ワイヤレストランシーバ1210を介して、DSSを使用して共有される周波数帯域中でLTE中の基地局によって送信されたLTE PRSについてのLTE PRSミューティングパターンをNRネットワーク中のエンティティから受信するように1つまたは複数のプロセッサを構成するLTE PRSミューティング情報モジュール1226を含み得る。
【0143】
媒体1220および/またはメモリ1204は、1つまたは複数のプロセッサ1202によって実装されるとき、LTE PRSの周りのレートマッチングのためのLTE PRSレートマッチングパターンを決定するように1つまたは複数のプロセッサ1202を構成するLTE PRSレートマッチングパターンモジュール1228を含み得る。LTE PRSレートマッチングパターンは、5G NRネットワーク中のエンティティから受信されたLTE PRSレートマッチング情報に基づいて取得され得る。たとえば、LTE PRSレートマッチングは、5G NRネットワーク中のエンティティから受信されたLTE PRSレートマッチングパターンであってよく、またはキャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せを含めて、受信されたLTE PRS構成データに基づいて生成されてもよい。
【0144】
媒体1220および/またはメモリ1204は、1つまたは複数のプロセッサ1202によって実装されるとき、ワイヤレストランシーバ1210を介して、LTE PRSがDSSによって共有される1つまたは複数の周波数帯域上でLTE中の基地局によって送信される間にNRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号を受信するように1つまたは複数のプロセッサ1202を構成するNRデータおよび制御受信モジュール1230を含み得る。例として、NRデータ信号および制御信号は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、および同期信号ブロック(SSB)送信のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0145】
媒体1220および/またはメモリ1204は、1つまたは複数のプロセッサ1202によって実装されるとき、たとえば、LTE PRSレートマッチングパターンを使用してLTE PRSの周りでレートマッチングすることによって、受信されたNRデータ信号および制御信号を復号し処理するように1つまたは複数のプロセッサ1202を構成するLTE PRS周り復号モジュール(decode around LTE PRS module)1232を含み得る。加えて、LTE PRS周り復号モジュール1232は、受信されたLTE PRSミューティングパターンに基づいてLTE PRSがミュートにされる間に受信されたNRデータ信号および制御信号を復号し処理するように1つまたは複数のプロセッサ1202を構成し得る。
【0146】
本明細書で説明する方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの任意の組合せにおいて実装され得る。ハードウェアの実装形態の場合、1つまたは複数のプロセッサ1202は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明する機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはこれらの組合せにおいて実装され得る。
【0147】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアの実装形態の場合、方法は、本明細書で説明する機能を実行するモジュール(たとえば、手順、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に具現化する任意の機械可読媒体が、本明細書で説明する方法を実装する際に使用され得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ1202に接続されそれによって実行される非一時的コンピュータ可読媒体1220またはメモリ1204内にソフトウェアコードが記憶され得る。メモリは、1つまたは複数複数のプロセッサ内に、または1つまたは複数のプロセッサの外部に実装され得る。本明細書で使用される「メモリ」という用語は、任意のタイプの長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリを指し、任意の特定のタイプのメモリもしくはメモリ数、またはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されるべきではない。
【0148】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはプログラムコード1208として、媒体1220および/またはメモリ1204などの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。例は、データ構造を用いて符号化されたコンピュータ可読媒体、および、プログラムコード1208を用いて符号化されたコンピュータ可読媒体を含む。たとえば、プログラムコード1208が記憶されている非一時的コンピュータ可読媒体は、開示する実施形態に適合する方式でOTDOA測定をサポートするためのプログラムコード1208を含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体1220は、物理コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の市販の媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または所望のプログラムコード1208を命令もしくはデータ構造の形で記憶するのに使用され得る、かつコンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えてもよく、本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生するが、ディスク(disc)はデータをレーザによって光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲の中に含まれるべきである。
【0149】
コンピュータ可読媒体1220上のストレージに加えて、命令および/またはデータは、通信装置内に含まれる送信媒体上の信号として提供され得る。たとえば、通信装置は、命令およびデータを示す信号を有するワイヤレストランシーバ1210を含み得る。命令およびデータは、1つまたは複数のプロセッサに、特許請求の範囲に概説される機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示する機能を実行するための情報を示す信号をもつ送信媒体を含む。
【0150】
メモリ1204は、任意のデータストレージ機構を表し得る。メモリ1204は、たとえば、一次メモリおよび/または二次メモリを含み得る。一次メモリは、たとえば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリなどを含み得る。この例では1つまたは複数のプロセッサ1202とは別個であるものとして示されているが、一次メモリのすべてまたは一部が1つまたは複数のプロセッサ1202内で提供されてもよいこと、または別様にそれと同じ位置にある/それに結合されてもよいことを理解されたい。二次メモリは、たとえば、一次メモリと同じもしくはそれに類似するタイプのメモリ、および/または、たとえば、ディスクドライブ、光学ディスクドライブ、テープドライブ、ソリッドステートメモリドライブなどの、1つまたは複数のデータストレージデバイスもしくはシステムを含み得る。
【0151】
いくつかの実装形態では、二次メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体1220を作動可能に受け入れてもよく、または別様にそれに結合するように構成可能であってもよい。したがって、いくつかの例示的な実装形態では、本明細書で提示する方法および/または装置は、1つまたは複数のプロセッサ1202によって実行されると、本明細書で説明する例示的な動作のすべてまたは一部を実行することが作動可能に有効にされ得る、コンピュータ実施可能コード1208が記憶され得るコンピュータ可読媒体1220という形態を、全体または一部においてとることがある。コンピュータ可読媒体1220はメモリ1204の一部であり得る。
【0152】
新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するように構成された、UE1200などのUEは、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でLTEネットワーク中の基地局によって送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)についてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中のエンティティから受信するための手段を含み得、たとえば、これは、たとえば、ワイヤレストランシーバ1210、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1204内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1202、および/またはLTE PRSレートマッチング情報モジュール1224などの媒体1220であってよい。NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号、ならびに1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSを受信するための手段は、たとえば、ワイヤレストランシーバ1210、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1204内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1202、および/またはLTE PRSレートマッチングパターンモジュール1228、およびNRデータおよび制御受信モジュール1230などの媒体1220であってよい。LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRネットワーク中の基地局からのNRデータ信号および制御信号を復号し処理するための手段は、たとえば、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1204内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1202、および/またはLTE PRS周り復号モジュール1232などの媒体1220であってよい。
【0153】
一実装形態では、UEは、LTE PRSレートマッチング情報を受信するより前に、DSSにおいてLTE PRSの周りのレートマッチングの能力の指示をNRネットワーク中のエンティティに送信するための手段をさらに含み得、これは、たとえば、ワイヤレストランシーバ1210、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1204内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1202、および/または能力指示モジュール1222などの媒体1220であってよい。
【0154】
一実装形態では、UEは、LTE PRSレートマッチング情報中のLTE PRSについてのミューティングパターンを受信するための手段をさらに含み得、ミューティングパターンは、NRネットワークからの同期信号ブロック(SSB)周期性に少なくとも部分的に基づき、この手段は、たとえば、ワイヤレストランシーバ1210、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1204内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1202、および/またはLTE PRSミューティング情報モジュール1226などの媒体1220であってよい。LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局からSSB送信を受信するための手段は、たとえば、ワイヤレストランシーバ1210、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1204内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1202、および/またはNRデータおよび制御受信モジュール1230などの媒体1220であってよい。
【0155】
新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するように構成された、UE1200などのUEは、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワーク中のエンティティに送信するための手段を含み得、これは、たとえば、ワイヤレストランシーバ1210、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1204内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1202、および/または能力指示モジュール1222などの媒体1220であってよい。LTE PRSについてのミューティングパターンを受信するための手段は、たとえば、ワイヤレストランシーバ1210、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1204内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ、および/またはLTE PRSミューティング情報モジュール1226などの媒体1220であってよい。LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号を受信するための手段は、たとえば、ワイヤレストランシーバ1210、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1204内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1202、および/またはNRデータおよび制御受信モジュール1230などの媒体1220であってよい。
【0156】
図13は、5G NRネットワーク中の基地局1300、たとえば、5G NRネットワーク190中の基地局102のいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図を示す。基地局1300は、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ1302と、メモリ1304と、ワイヤレストランシーバ1310および通信インターフェース1316(たとえば、他の基地局および/またはコアネットワークへの有線もしくはワイヤレスネットワークインターフェース)を含み得る外部インターフェースとを含んでもよく、これらは、非一時的コンピュータ可読媒体1320およびメモリ1304への1つまたは複数の接続1306(たとえば、バス、線、ファイバー、リンクなど)と作動可能に結合されてもよい。基地局1300は、追加の項目をさらに含み得るが、これは図示されない。いくつかの例示的な実装形態では、基地局1300のすべてまたは一部が、チップセットなどの形態であってもよい。ワイヤレストランシーバ1310は、たとえば、1つまたは複数のタイプのワイヤレス通信ネットワークを介して1つまたは複数の信号を送信することが有効にされる送信機1312と、1つまたは複数のタイプのワイヤレス通信ネットワークを介して送信される1つまたは複数の信号を受信するための受信機1314とを含み得る。通信インターフェース1316は、同じ5G NRネットワーク中またはDSSを使用して基地局1300と1つまたは複数の周波数帯域を共有するLTEネットワーク中の他の基地局またはネットワークエンティティに接続することが可能な有線インターフェースまたはワイヤレスインターフェースであってよい。
【0157】
いくつかの実施形態では、基地局1300は、内部のアンテナであっても外部のアンテナであってもよいアンテナ1311を含み得る。アンテナ1311は、ワイヤレストランシーバ1310によって処理される信号を送信および/または受信するために使用され得る。いくつかの実施形態では、アンテナ1311はワイヤレストランシーバ1310に結合され得る。いくつかの実施形態では、基地局1300によって受信(送信)される信号の測定は、アンテナ1311およびワイヤレストランシーバ1310の接続点で実行され得る。たとえば、受信(送信)されるRF信号測定のための測定基準点は、受信機1314(送信機1312)の入力(出力)端子およびアンテナ1311の出力(入力)端子であり得る。複数のアンテナ1311またはアンテナアレイを有する基地局1300では、アンテナコネクタが、複数のアンテナの集約出力(入力)を表す仮想的な点であると見なされ得る。いくつかの実施形態では、基地局1300は、信号強度およびTOA測定結果を含む受信信号を測定してもよく、生の測定結果は1つまたは複数のプロセッサ1302によって処理されてもよい。
【0158】
1つまたは複数のプロセッサ1302は、ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの組合せを使用して実装され得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ1302は、媒体1320および/またはメモリ1304などの非一時的コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令またはプログラムコード1308を実装することによって、本明細書で論じる機能を実行するように構成され得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のプロセッサ1302は、基地局1300の動作に関連するデータ信号計算手順またはプロセスの少なくとも一部分を実行するように構成可能な1つまたは複数の回路を表し得る。
【0159】
媒体1320および/またはメモリ1304は、1つまたは複数のプロセッサ1302によって実行されると、本明細書で開示する技法を実行するようにプログラムされる専用コンピュータとして1つまたは複数のプロセッサ1302を動作させる、実行可能コードまたはソフトウェア命令を含む、命令またはプログラムコード1308を記憶し得る。基地局1300内に示すように、媒体1320および/またはメモリ1304は、本明細書で開示する方法を実行するように1つまたは複数のプロセッサ1302によって実装され得る1つまたは複数の構成要素またはモジュールを含み得る。構成要素またはモジュールは、1つまたは複数のプロセッサ1302によって実行可能である媒体1320内のソフトウェアとして示されているが、構成要素またはモジュールは、メモリ1304内に記憶されてもよく、または1つまたは複数のプロセッサ1302の中にあるかプロセッサの外にあるかのいずれかである専用ハードウェアであってもよいことを理解されたい。
【0160】
いくつかのソフトウェアモジュールおよびデータテーブルが、媒体1320および/またはメモリ1304内に存在してもよく、本明細書で説明する通信と機能の両方を管理するために1つまたは複数のプロセッサ1302によって利用されてもよい。基地局1300内に示すような媒体1320および/またはメモリ1304の内容の編成は例示的なものにすぎないので、モジュールおよび/またはデータ構造の機能は、基地局1300の実装形態に応じて様々な方法で組み合わせられ、分離され、および/または構築されてもよいことを理解されたい。
【0161】
媒体1320および/またはメモリ1304は、1つまたは複数のプロセッサ1302によって実装されるとき、ワイヤレストランシーバ1310を介して、UEがDSSにおいてLTE PRSの周りでレートマッチングすることが可能であるかどうかの指示をUEから受信するように1つまたは複数のプロセッサ1302を構成する能力指示モジュール1322を含み得る。UEがLTE PRSの周りでレートマッチングすることが可能であるかどうかの指示は、基地局1300を介してUEに送信された指示に対する要求に応じ得る。
【0162】
媒体1320および/またはメモリ1304は、1つまたは複数のプロセッサ1302によって実装されるとき、Xnメッセージを介して、通信インターフェース1316を介して、LTEネットワークからのLTE PRS構成データを受信するように1つまたは複数のプロセッサ1302を構成するLTE PRS構成データモジュール1324を含み得る。LTE PRS構成データ、は、キャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せを含み得る。
【0163】
媒体1320および/またはメモリ1304は、1つまたは複数のプロセッサ1302によって実装されるとき、LTE PRSレートマッチング情報を決定し、ワイヤレストランシーバ1310を介して、LTE PRSレートマッチング情報をUEに送るように1つまたは複数のプロセッサ1302を構成するLTE PRSレートマッチング情報モジュール1326を含み得る。たとえば、LTE PRSレートマッチングパターンは、キャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せを含めて、受信されたLTE PRS構成データに基づいて生成され得る。いくつかの実装形態では、LTE PRSレートマッチングパターンは、LTE PRS構成データに基づいて5G NRネットワーク中の別のエンティティによって生成され、通信インターフェース1316を介して基地局1300に提供され得る。
【0164】
媒体1320および/またはメモリ1304は、1つまたは複数のプロセッサ1302によって実装されるとき、LTE PRSのミューティングパターンを改変するように1つまたは複数のプロセッサ1302を構成するLTE PRSミューティング改変モジュール1328を含み得る。たとえば、LTE PRSのミューティングパターンは、SSB周期性に基づいて改変され得る。LTE PRSのミューティングパターンは、LTEネットワーク中の基地局がミューティングパターンを改変することを要求することによって改変され得、SSB周期性をLTEネットワーク中の基地局に送ることと、改変されたミューティングパターンをLTEネットワーク中の基地局から受信することを含み得る。
【0165】
媒体1320および/またはメモリ1304は、1つまたは複数のプロセッサ1302によって実装されるとき、ワイヤレストランシーバ1310を介して、改変されたミューティングパターンをUEに提供するように1つまたは複数のプロセッサ1302を構成するLTE PRSミューティング情報モジュール1330を含み得る。いくつかの実装形態では、LTE PRSのミューティングパターンは、LTE PRSレートマッチング情報中の、またはUEがLTE PRSレートマッチングの能力を有さない場合、LTE PRSレートマッチング情報とは別に、UEに提供され得る。
【0166】
媒体1320および/またはメモリ1304は、1つまたは複数のプロセッサ1302によって実装されるとき、ワイヤレストランシーバ1310を介して、LTE PRSがDSSによって共有される1つまたは複数の周波数帯域上でLTE中の基地局によって送信される間にNRデータ信号および制御信号をUEに対してスケジュールし送信するように1つまたは複数のプロセッサ1302を構成するNRデータおよび制御送信モジュール1332を含み得る。例として、NRデータ信号および制御信号は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、および同期信号ブロック(SSB)送信のうちの1つまたは複数を含み得る。NRデータ信号および制御信号は、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にUEに送信され得る。
【0167】
本明細書で説明する方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの任意の組合せにおいて実装され得る。ハードウェアの実装形態の場合、1つまたは複数のプロセッサ1302は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明する機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはこれらの組合せにおいて実装され得る。
【0168】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアの実装形態の場合、方法は、本明細書で説明する機能を実行するモジュール(たとえば、手順、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に具現化する任意の機械可読媒体が、本明細書で説明する方法を実装する際に使用され得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ1302に接続されそれによって実行される非一時的コンピュータ可読媒体1320またはメモリ1304内にソフトウェアコードが記憶され得る。メモリは、1つまたは複数複数のプロセッサ内に、または1つまたは複数のプロセッサの外部に実装され得る。本明細書で使用される「メモリ」という用語は、任意のタイプの長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリを指し、任意の特定のタイプのメモリもしくはメモリ数、またはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されるべきではない。
【0169】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはプログラムコード1308として、媒体1320および/またはメモリ1304などの非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶され得る。例は、データ構造を用いて符号化されたコンピュータ可読媒体、および、プログラムコード1308を用いて符号化されたコンピュータ可読媒体を含む。たとえば、プログラムコード1308が記憶されている非一時的コンピュータ可読媒体は、開示する実施形態に適合する方式でOTDOA測定をサポートするためのプログラムコード1308を含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体1320は、物理コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の市販の媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または所望のプログラムコード1308を命令もしくはデータ構造の形で記憶するのに使用され得る、かつコンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えてもよく、本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生するが、ディスク(disc)はデータをレーザによって光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲の中に含まれるべきである。
【0170】
コンピュータ可読媒体1320上のストレージに加えて、命令および/またはデータは、通信装置内に含まれる送信媒体上の信号として提供され得る。たとえば、通信装置は、命令およびデータを示す信号を有するワイヤレストランシーバ1310を含み得る。命令およびデータは、1つまたは複数のプロセッサに、特許請求の範囲に概説される機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示する機能を実行するための情報を示す信号をもつ送信媒体を含む。
【0171】
メモリ1304は、任意のデータストレージ機構を表し得る。メモリ1304は、たとえば、一次メモリおよび/または二次メモリを含み得る。一次メモリは、たとえば、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリなどを含み得る。この例では1つまたは複数のプロセッサ1302とは別個であるものとして示されているが、一次メモリのすべてまたは一部が1つまたは複数のプロセッサ1302内で提供されてもよいこと、または別様にそれと同じ位置にある/それに結合されてもよいことを理解されたい。二次メモリは、たとえば、一次メモリと同じもしくはそれに類似するタイプのメモリ、および/または、たとえば、ディスクドライブ、光学ディスクドライブ、テープドライブ、ソリッドステートメモリドライブなどの、1つまたは複数のデータストレージデバイスもしくはシステムを含み得る。
【0172】
いくつかの実装形態では、二次メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体1320を動作可能に受け入れてもよく、または別様にそれに結合するように構成可能であってもよい。したがって、いくつかの例示的な実装形態では、本明細書で提示する方法および/または装置は、1つまたは複数のプロセッサ1302によって実行されると、本明細書で説明する例示的な動作のすべてまたは一部を実行することが作動可能に有効にされ得る、コンピュータ実施可能コード1308が記憶され得るコンピュータ可読媒体1320という形態を、全体または一部においてとることがある。コンピュータ可読媒体1320はメモリ1304の一部であり得る。
【0173】
ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された、基地局1300などの新無線(NR)ネットワーク中のエンティティは、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE測位基準信号(PRS)についてのLTE PRS構成データをLTEネットワーク中のエンティティから取得するための手段を含み得、これは、たとえば、ワイヤレストランシーバ1310および通信インターフェース1316を含む、たとえば外部インターフェース、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1304内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1302、および/またはLTE PRS構成データモジュール1324などの媒体1320であってよい。NRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE PRSについてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中の基地局に接続されたUEに送信するための手段は、たとえば、ワイヤレストランシーバ1310を含む、たとえば外部インターフェース、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1304内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1302、および/またはLTE PRSレートマッチング情報モジュール1326などの媒体1320であってよい。LTE PRSが1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信される間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信するための手段は、たとえば、ワイヤレストランシーバ1310を含む、たとえば外部インターフェース、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1304内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1302、および/またはNRデータおよび制御送信モジュール1332などの媒体1320であってよい。UEは、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRデータ信号および制御信号を受信し復号する。
【0174】
一実装形態では、エンティティは、LTE PRSレートマッチング情報をUEに送信するより前に、DSSにおいてLTE PRSの周りでレートマッチングする能力の指示をUEから受信するための手段をさらに含み得、これは、たとえば、ワイヤレストランシーバ1310を含む、たとえば外部インターフェース、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1304内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1302、および/または能力指示モジュール1322などの媒体1320であってよい。
【0175】
一実装形態では、エンティティは、NRネットワークからの同期信号ブロック(SSB)周期性に少なくとも部分的に基づいて、LTE PRSについてのミューティングパターンを改変するための手段をさらに含んでよく、これは、たとえば、ワイヤレストランシーバ1310および通信インターフェース1316を含む、たとえば外部インターフェース、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1304内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1302、および/またはLTE PRSミューティング改変モジュール1328などの媒体1320であってよい。改変されたミューティングパターンをUEに送信するための手段は、たとえば、ワイヤレストランシーバ1310を含む、たとえば外部インターフェース、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1304内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1302、および/またはLTE PRSミューティング情報モジュール1330などの媒体1320であってよい。LTE PRSがLTEネットワーク中の基地局によって送信される間にSSB送信をUEに送信するための手段は、たとえば、ワイヤレストランシーバ1310を含む、たとえば外部インターフェース、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1304内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1302、および/またはNRデータおよび制御送信モジュール1332などの媒体1320であってよい。一実装形態では、NRネットワークからのSSB周期性に少なくとも部分的に基づいて、LTE PRSのためミューティングパターンを改変するための手段は、SSB周期性をLTEネットワーク中の基地局に送るための手段を含んでよく、これは、たとえば、ワイヤレストランシーバ1310および通信インターフェース1316を含む、たとえば外部インターフェース、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1304内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1302、および/またはLTE PRSミューティング改変モジュール1328などの媒体1320であってよい。改変されたミューティングパターンをLTEネットワーク中の基地局から受信するための手段は、たとえば、ワイヤレストランシーバ1310および通信インターフェース1316を含む、たとえば外部インターフェース、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1304内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1302、および/またはLTE PRSミューティング改変モジュール1328などの媒体1320であってよい。
【0176】
ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された、基地局1300などの新無線(NR)ネットワーク中のエンティティは、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワークに接続されたUEから受信するための手段を含んでよく、これは、たとえば、ワイヤレストランシーバ1310を含む、たとえば外部インターフェース、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1304内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1302、および/または能力指示モジュール1322などの媒体1320であってよい。LTE PRSがミュートにされるときのために、NRネットワーク中の基地局からのデータ送信および制御送信をスケジュールするための手段は、たとえば、ワイヤレストランシーバ1310および通信インターフェース1316を含む、たとえば外部インターフェース、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1304内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1302、および/またはLTE PRSミューティング改変モジュール1328などの媒体1320であってよい。LTE PRSについてのミューティングパターンをUEに送るための手段は、たとえば、ワイヤレストランシーバ1310を含む、たとえば外部インターフェース、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1304内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1302、および/またはLTE PRSミューティング情報モジュール1330などの媒体1320であってよい。LTE PRSがLTEネットワーク中の基地局によって送信される間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信するための手段は、たとえば、ワイヤレストランシーバ1310を含む、たとえば外部インターフェース、専用ハードウェアを備えた、またはメモリ1304内で実行可能コードまたはソフトウェア命令を実装する、1つまたは複数のプロセッサ1302、および/またはNRデータおよび制御送信モジュール1332などの媒体1320であってよい。
【0177】
本明細書全体にわたる「1つの例」、「一例」、「いくつかの例」、または「例示的な実装形態」への言及は、特徴および/または例に関して説明する特定の特徴、構造、または特性が、特許請求される主題の少なくとも1つの特徴および/または例に含まれ得ることを意味する。したがって、本明細書全体にわたる様々な場所における「1つの例では」、「一例では」、「いくつかの例では」もしくは「いくつかの実装形態では」という句または他の同様の句の出現は、必ずしもすべてが同じ特徴、例、および/または限定に言及しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性は、1つまたは複数の例および/または特徴において組み合わされ得る。
【0178】
本明細書に含まれる詳細な説明のいくつかの部分は、特定の装置または専用コンピューティングデバイスもしくはプラットフォームのメモリ内に記憶されたバイナリデジタル信号に対する演算のアルゴリズムまたは記号表現に関して提示される。この特定の明細書の文脈では、特定の装置などの用語は、プログラムソフトウェアからの命令に従って特定の動作を実行するようにプログラムされた後の汎用コンピュータを含む。アルゴリズムの説明または記号表現は、信号処理または関連技術の当業者が、自身の仕事の本質を他の当業者に伝達するために使用する技法の例である。アルゴリズムは、本明細書では、また一般に、所望の結果をもたらす自己無撞着な一連の演算または同様の信号処理であると考えられる。この文脈では、演算または処理は物理量の物理的な取扱いを伴う。典型的には、必ずしもそうではないが、そのような量は、記憶、転送、合成、比較、または他の方法で操作されることが可能な電気信号または磁気信号の形態を取ることがある。主に一般的な用法であるという理由で、そのような信号をビット、データ、値、要素、シンボル、文字、項、数字、数値などと呼ぶことが、時として好都合であることがわかっている。しかしながら、これらの用語または同様の用語のすべてが、適切な物理量と関連付けられるべきであり、便宜的な呼び方にすぎないことを理解されたい。別段に明記されていない限り、本明細書の説明から明らかなように、本明細書全体にわたって、「処理する」、「算出する」、「計算する」、「決定する」などの用語を利用する説明は、専用コンピュータ、専用コンピューティング装置、または同様の専用電子コンピューティングデバイスなどの、特定の装置のアクションまたはプロセスを指すことを理解されたい。したがって、本明細書の文脈では、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスは、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスのメモリ、レジスタ、もしくは他の情報記憶デバイス、送信デバイス、またはディスプレイデバイス内の物理的な電子量または磁気量として一般に表される信号を操作または変換することが可能である。
【0179】
上述の詳細な説明では、特許請求される主題の完全な理解をもたらすために多数の具体的な詳細が記載されてきた。しかしながら、特許請求される主題はこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることが当業者によって理解されよう。他の事例では、特許請求される主題を不明瞭にしないために、当業者であれば既知であろう方法および装置は、詳細に説明されていない。
【0180】
本明細書で使用する「および」、「または」、および「および/または」という用語は、そのような用語が使用される文脈に少なくとも部分的に依存することも予想される様々な意味を含み得る。通常、「または」は、A、BまたはCなどのリストを関連付けるために使用される場合、本明細書で包含的な意味で使用される場合の、A、B、およびC、ならびに本明細書で排他的な意味で使用される場合の、A、BまたはCを意味することが意図される。加えて、本明細書で使用する「1つまたは複数」という用語は、単数の任意の特徴、構造もしくは特性を記述するために使用されることがあり、または、特徴、構造もしくは特性の複数または何らかの他の組合せを記述するために使用されることがある。とはいえ、これは例示的な例にすぎず、特許請求される主題はこの例に限定されないことに留意されたい。
【0181】
例示的な特徴であると現在考えられるものが示され説明されたが、特許請求される主題から逸脱することなく、様々な他の修正を行うことができ、均等物で置き換えることができることが、当業者により理解されるだろう。加えて、本明細書で説明した中心的な概念から逸脱することなく、特許請求される主題の教示に特定の状況を適合させるために、多くの修正を行うことができる。
【0182】
以下の番号付き条項において実装形態例が説明される。
【0183】
1. 新無線(NR)ネットワークに接続されたユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信のための方法であって、
【0184】
ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)についてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中のエンティティから受信するステップと、
【0185】
NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号、ならびに1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSを受信するステップと、
【0186】
LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRネットワーク中の基地局からのNRデータ信号および制御信号を復号し処理するステップと
を含む、方法。
【0187】
2. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節1に記載の方法。
【0188】
3. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRSレートマッチングパターンを含む、分節1または2のいずれかに記載の方法。
【0189】
4. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRS構成データを含む、分節1から3のいずれか1つに記載の方法。
【0190】
5. LTE PRS構成データが、キャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せを含む、分節4に記載の方法。
【0191】
6. LTE PRSレートマッチング情報を受信するより前に、DSSにおいてLTE PRSの周りのレートマッチングの能力の指示をNRネットワーク中のエンティティに送信するステップ
をさらに含む、分節1から5のいずれか1つに記載の方法。
【0192】
7. LTE PRSレートマッチング情報中のLTE PRSについてのミューティングパターンを受信するステップであって、ミューティングパターンが、NRネットワークからの同期信号ブロック(SSB)周期性に少なくとも部分的に基づく、受信するステップと、
【0193】
LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局からSSB送信を受信するステップと
をさらに含む、分節1から6のいずれか1つに記載の方法。
【0194】
8. LTE PRSが、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、分節7に記載の方法。
【0195】
9. 新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するように構成されたユーザ機器(UE)であって、
【0196】
ワイヤレス通信システム中のネットワークエンティティとワイヤレス通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、
【0197】
少なくとも1つのメモリと、
【0198】
ワイヤレストランシーバおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を含み、少なくとも1つのプロセッサが、
【0199】
ワイヤレストランシーバを介して、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)についてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中のエンティティから受信し、
【0200】
ワイヤレストランシーバを介して、NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号、ならびに1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSを受信し、
【0201】
LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRネットワーク中の基地局からのNRデータ信号および制御信号を復号し処理する
ように構成される、ユーザ機器(UE)。
【0202】
10. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節9に記載のUE。
【0203】
11. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRSレートマッチングパターンを含む、分節9または10のいずれかに記載のUE。
【0204】
12. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRS構成データを含む、分節9から11のいずれか1つに記載のUE。
【0205】
13. LTE PRS構成データが、キャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せを含む、分節12に記載のUE。
【0206】
14. 少なくとも1つのプロセッサが、
【0207】
LTE PRSレートマッチング情報を受信するより前に、ワイヤレストランシーバを介して、DSSにおいてLTE PRSの周りのレートマッチングの能力の指示をNRネットワーク中のエンティティに送信する
ようにさらに構成される、文節9から13のいずれか1つに記載のUE。
【0208】
15. 少なくとも1つのプロセッサが、
【0209】
ワイヤレストランシーバを介して、LTE PRSレートマッチング情報中のLTE PRSについてのミューティングパターンを受信することであって、ミューティングパターンが、NRネットワークからの同期信号ブロック(SSB)周期性に少なくとも部分的に基づく、受信することと、
【0210】
ワイヤレストランシーバを介して、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局からSSB送信を受信することと
を行うようにさらに構成される、分節9から14のいずれか1つに記載のUE。
【0211】
16. LTE PRSが、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、分節15に記載のUE。
【0212】
17. 新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するように構成されたユーザ機器(UE)であって、
【0213】
ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)についてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中のエンティティから受信するための手段と、
【0214】
NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号、ならびに1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSを受信するための手段と、
【0215】
LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRネットワーク中の基地局からのNRデータ信号および制御信号を復号し処理するための手段と
を含む、ユーザ機器(UE)。
【0216】
18. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節17に記載のUE。
【0217】
19. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRSレートマッチングパターンを含む、分節17または18のいずれかに記載のUE。
【0218】
20. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRS構成データを含む、分節17から19のいずれか1つに記載のUE。
【0219】
21. LTE PRS構成データが、キャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せを含む、分節20に記載のUE。
【0220】
22. LTE PRSレートマッチング情報を受信するより前に、DSSにおいてLTE PRSの周りのレートマッチングの能力の指示をNRネットワーク中のエンティティに送信するための手段
をさらに含む、分節17から21のいずれか1つに記載のUE。
【0221】
23. LTE PRSレートマッチング情報中のLTE PRSについてのミューティングパターンを受信するための手段であって、ミューティングパターンが、NRネットワークからの同期信号ブロック(SSB)周期性に少なくとも部分的に基づく、受信するための手段と、
【0222】
LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局からSSB送信を受信するための手段と
をさらに含む、分節17から22のいずれか1つに記載のUE。
【0223】
24. LTE PRSが、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、分節23に記載のUE。
【0224】
25. プログラムコードが記憶された非一時的記憶媒体であって、プログラムコードが、新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するようにユーザ機器(UE)中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、
【0225】
ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)についてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中のエンティティから受信するためのプログラムコードと、
【0226】
NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号、ならびに1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSを受信するためのプログラムコードと、
【0227】
LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRネットワーク中の基地局からのNRデータ信号および制御信号を復号し処理するためのプログラムコードと
を含む、非一時的記憶媒体。
【0228】
26. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節25に記載の非一時的記憶媒体。
【0229】
27. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRSレートマッチングパターンを含む、分節25または26のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0230】
28. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRS構成データを含む、分節25から27のいずれか1つに記載の非一時的記憶媒体。
【0231】
29. LTE PRSレートマッチング情報を受信するより前に、DSSにおいてLTE PRSの周りのレートマッチングの能力の指示をNRネットワーク中のエンティティに送信するためのプログラムコード
をさらに含む、分節25から28のいずれか1つに記載の非一時的記憶媒体。
【0232】
30. LTE PRSレートマッチング情報中のLTE PRSについてのミューティングパターンを受信するためのプログラムコードであって、ミューティングパターンが、NRネットワークからの同期信号ブロック(SSB)周期性に少なくとも部分的に基づく、受信するためのプログラムコードと、
【0233】
LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局からSSB送信を受信するためのプログラムコードと
をさらに含む、分節25から29のいずれか1つに記載の非一時的記憶媒体。
【0234】
31. 新無線(NR)ネットワークに接続されたユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信のための方法であって、
【0235】
ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワーク中のエンティティに送信するステップと、
【0236】
LTE PRSについてのミューティングパターンを受信するステップと、
【0237】
LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号を受信するステップと
を含む、方法。
【0238】
32. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節31に記載の方法。
【0239】
33. NRネットワーク中の基地局によって送信された制御情報が、同期信号ブロック(SSB)を含み、LTE PRSが、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、分節31または32のいずれかに記載の方法。
【0240】
34. 新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するように構成されたユーザ機器(UE)であって、
【0241】
ワイヤレス通信システム中のネットワークエンティティとワイヤレス通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、
【0242】
少なくとも1つのメモリと、
【0243】
ワイヤレストランシーバおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を含み、少なくとも1つのプロセッサが、
【0244】
ワイヤレストランシーバを介して、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワーク中のエンティティに送信し、
【0245】
ワイヤレストランシーバを介して、LTE PRSについてのミューティングパターンを受信し、
【0246】
ワイヤレストランシーバを介して、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号を受信する
ように構成される、ユーザ機器(UE)。
【0247】
35. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節34に記載のUE。
【0248】
36. NRネットワーク中の基地局によって送信された制御情報が、同期信号ブロック(SSB)を含み、LTE PRSが、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、分節34または35のいずれかに記載のUE。
【0249】
37. 新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するように構成されたユーザ機器(UE)であって、
【0250】
ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワーク中のエンティティに送信するための手段と、
【0251】
LTE PRSについてのミューティングパターンを受信するための手段と、
【0252】
LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号を受信するための手段と
を含む、ユーザ機器(UE)。
【0253】
38. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節37に記載のUE。
【0254】
39. NRネットワーク中の基地局によって送信された制御情報が、同期信号ブロック(SSB)を含み、LTE PRSが、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、分節37または38のいずれかに記載のUE。
【0255】
40. プログラムコードが記憶された非一時的記憶媒体であって、プログラムコードが、新無線(NR)ネットワークとワイヤレス通信するようにユーザ機器(UE)中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、
【0256】
ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中でロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中の基地局によって送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワーク中のエンティティに送信するためのプログラムコードと、
【0257】
LTE PRSについてのミューティングパターンを受信するためのプログラムコードと、
【0258】
LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号を受信するためのプログラムコードと
を含む、非一時的記憶媒体。
【0259】
41. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節40に記載の非一時的記憶媒体。
【0260】
42. NRネットワーク中の基地局によって送信された制御情報が、同期信号ブロック(SSB)を含み、LTE PRSが、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、分節40または41のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0261】
43. ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された新無線(NR)ネットワーク中のエンティティによって実行されるワイヤレス通信のための方法であって、
【0262】
ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)についてのLTE PRS構成データをLTEネットワーク中のエンティティから取得するステップと、
【0263】
NRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE PRSについてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中の基地局に接続されたUEに送信するステップと、
【0264】
LTE PRSが1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信される間に、NRデータ信号および制御信号をUEに送信するステップと
を含み、
【0265】
UEが、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRデータ信号および制御信号を受信し復号する
方法。
【0266】
44. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節43に記載の方法。
【0267】
45. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRSレートマッチングパターンを含む、分節43または44のいずれかに記載の方法。
【0268】
46. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRS構成データを含む、分節43から45のいずれか1つに記載の方法。
【0269】
47. LTE PRS構成データが、キャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せを含む、分節46に記載の方法。
【0270】
48. LTE PRSレートマッチング情報をUEに送信するより前に、DSSにおいてLTE PRSの周りのレートマッチングの能力の指示をUEから受信するステップ
をさらに含む、分節43から47のいずれか1つに記載の方法。
【0271】
49. NRネットワークからの同期信号ブロック(SSB)周期性に少なくとも部分的に基づいて、LTE PRSについてのミューティングパターンを改変するステップと、
【0272】
改変されたミューティングパターンをUEに送信するステップと、
【0273】
LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にSSB送信をUEに送信するステップと
をさらに含む、分節43から48のいずれか1つに記載の方法。
【0274】
50. LTE PRSが、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、分節49に記載の方法。
【0275】
51. NRネットワークからのSSB周期性に少なくとも部分的に基づいて、LTE PRSについてのミューティングパターンを改変するステップが、
【0276】
SSB周期性をLTEネットワーク中の基地局に送るステップと、
【0277】
改変されたミューティングパターンをLTEネットワーク中の基地局から受信するステップと
を含む、分節49に記載の方法。
【0278】
52. ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された新無線(NR)ネットワーク中のエンティティであって、
【0279】
ワイヤレス通信システム中でネットワークエンティティと通信するように構成された外部インターフェースと、
【0280】
少なくとも1つのメモリと、
【0281】
外部インターフェースおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、少なくとも1つのプロセッサが、
【0282】
外部インターフェースを介して、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)についてのLTE PRS構成データをLTEネットワーク中のエンティティから取得し、
【0283】
外部インターフェースを介して、NRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE PRSについてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中の基地局に接続されたUEに送信し、
【0284】
外部インターフェースを介して、LTE PRSが1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信される間に、NRデータ信号および制御信号をUEに送信する
ように構成され、
【0285】
UEが、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRデータ信号および制御信号を受信し復号する
新無線(NR)ネットワーク中のエンティティ。
【0286】
53. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節52に記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0287】
54. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRSレートマッチングパターンを含む、分節52または53のいずれかに記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0288】
55. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRS構成データを含む、分節52から54のいずれか1つに記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0289】
56. LTE PRS構成データが、キャリア周波数、キャリア帯域幅、連続PRSサブフレームの数、PRS周期性、PRS構成インデックス、ミューティングパターンのうちの1つまたは複数、またはこれらの組合せを含む、分節55に記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0290】
57. 少なくとも1つのプロセッサが、
【0291】
外部インターフェースを介して、LTE PRSレートマッチング情報をUEに送信するより前に、DSSにおいてLTE PRSの周りのレートマッチングの能力の指示をUEから受信する
ようにさらに構成される、分節52から56のいずれか1つに記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0292】
58. 少なくとも1つのプロセッサが、
【0293】
NRネットワークからの同期信号ブロック(SSB)周期性に少なくとも部分的に基づいて、LTE PRSについてのミューティングパターンを改変し、
【0294】
外部インターフェースを介して、改変されたミューティングパターンをUEに送信し、
【0295】
外部インターフェースを介して、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にSSB送信をUEに送信する
ようにさらに構成される、分節52から57のいずれか1つに記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0296】
59. LTE PRSが、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、分節58に記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0297】
60. 少なくとも1つのプロセッサが、
【0298】
外部インターフェースを介して、SSB周期性をLTEネットワーク中の基地局に送り、
【0299】
外部インターフェースを介して、改変されたミューティングパターンをLTEネットワーク中の基地局から受信する
ように構成されることによって、NRネットワークからのSSB周期性に少なくとも部分的に基づいて、LTE PRSについてのミューティングパターンを改変するように構成される、分節58に記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0300】
61. ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された新無線(NR)ネットワーク中のエンティティであって、
【0301】
ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)についてのLTE PRS構成データをLTEネットワーク中のエンティティから取得するための手段と、
【0302】
NRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE PRSについてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中の基地局に接続されたUEに送信するための手段と、
【0303】
LTE PRSが1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信される間に、NRデータ信号および制御信号をUEに送信するための手段と
を含み、
【0304】
UEが、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRデータ信号および制御信号を受信し復号する
新無線(NR)ネットワーク中のエンティティ。
【0305】
62. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節61に記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0306】
63. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRSレートマッチングパターンを含む、分節61または62のいずれかに記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0307】
64. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRS構成データを含む、分節61から63のいずれか1つに記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0308】
65. LTE PRSレートマッチング情報をUEに送信するより前に、DSSにおいてLTE PRSの周りのレートマッチングの能力の指示をUEから受信するための手段
をさらに含む、分節61から64のいずれか1つに記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0309】
66. NRネットワークからの同期信号ブロック(SSB)周期性に少なくとも部分的に基づいて、LTE PRSについてのミューティングパターンを改変するための手段と、
【0310】
改変されたミューティングパターンをUEに送信するための手段と、
【0311】
LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にSSB送信をUEに送信するための手段と
をさらに含む、分節61から65のいずれか1つに記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0312】
67. プログラムコードを記憶した非一時的記憶媒体であって、プログラムコードが、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された新無線(RN)ネットワーク中のエンティティ中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、
【0313】
ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたロングタームエボリューション(LTE)測位基準信号(PRS)についてのLTE PRS構成データをLTEネットワーク中のエンティティから取得するためのプログラムコードと、
【0314】
NRネットワーク中の基地局によって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE PRSについてのLTE PRSレートマッチング情報をNRネットワーク中の基地局に接続されたUEに送信するためのプログラムコードと、
【0315】
LTE PRSが1つまたは複数の周波数帯域上でLTEネットワーク中の基地局によって送信される間に、NRデータ信号および制御信号をUEに送信するためのプログラムコードと
を含み、
【0316】
UEが、LTE PRSレートマッチング情報に従って、LTE PRSの周りでレートマッチングすることによってNRデータ信号および制御信号を受信し復号する
非一時的記憶媒体。
【0317】
68. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節67に記載の非一時的記憶媒体。
【0318】
69. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRSレートマッチングパターンを含む、分節67または68のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0319】
70. LTE PRSレートマッチング情報がLTE PRS構成データを含む、分節67から69のいずれか1つに記載の非一時的記憶媒体。
【0320】
71. LTE PRSレートマッチング情報をUEに送信するより前に、DSSにおいてLTE PRSの周りのレートマッチングの能力の指示をUEから受信するためのプログラムコード
をさらに含む、分節67から70のいずれか1つに記載の非一時的記憶媒体。
【0321】
72. NRネットワークからの同期信号ブロック(SSB)周期性に少なくとも部分的に基づいて、LTE PRSについてのミューティングパターンを改変するためのプログラムコードと、
【0322】
改変されたミューティングパターンをUEに送信するためのプログラムコードと、
【0323】
LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にSSB送信をUEに送信するためのプログラムコードと
をさらに含む、分節67から71のいずれか1つに記載の非一時的記憶媒体。
【0324】
73. ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された新無線(NR)ネットワーク中のエンティティによって実行されるワイヤレス通信のための方法であって、
【0325】
ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワークに接続されたUEから受信するステップと、
【0326】
LTE PRSがミュートにされるときのために、NRネットワーク中の基地局からのデータ送信および制御送信をスケジュールするステップと、
【0327】
LTE PRSについてのミューティングパターンをUEに送るステップと、
【0328】
LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信するステップと
を含む、方法。
【0329】
74. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節73に記載の方法。
【0330】
75. NRネットワーク中の基地局によって送信された制御情報が、同期信号ブロック(SSB)を含み、LTE PRSが、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、分節73または74のいずれかに記載の方法。
【0331】
76. ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された新無線(NR)ネットワーク中のエンティティであって、
【0332】
ワイヤレス通信システム中でネットワークエンティティと通信するように構成された外部インターフェースと、
【0333】
少なくとも1つのメモリと、
【0334】
外部インターフェースおよび少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、少なくとも1つのプロセッサが、
【0335】
外部インターフェースを介して、ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワークに接続されたUEから受信し、
【0336】
LTE PRSがミュートにされるときのために、NRネットワーク中の基地局からのデータ送信および制御送信をスケジュールし、
【0337】
外部インターフェースを介して、LTE PRSについてのミューティングパターンを送り、
【0338】
外部インターフェースを介して、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信する
ように構成される、新無線(NR)ネットワーク中のエンティティ。
【0339】
77. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節76に記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0340】
78. NRネットワーク中の基地局によって送信された制御情報が、同期信号ブロック(SSB)を含み、LTE PRSが、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、分節76または77のいずれかに記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0341】
79. ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された新無線(NR)ネットワーク中のエンティティであって、
【0342】
ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワークに接続されたUEから受信するための手段と、
【0343】
LTE PRSがミュートにされるときのために、NRネットワーク中の基地局からのデータ送信および制御送信をスケジュールするための手段と、
【0344】
LTE PRSについてのミューティングパターンをUEに送るための手段と、
【0345】
LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信するための手段と
を含む、NRネットワーク中のエンティティ。
【0346】
80. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節41に記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0347】
81. NRネットワーク中の基地局によって送信された制御情報が、同期信号ブロック(SSB)を含み、LTE PRSが、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、分節41または80のいずれかに記載のNRネットワーク中のエンティティ。
【0348】
82. プログラムコードを記憶した非一時的記憶媒体であって、プログラムコードが、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク中のエンティティおよびユーザ機器(UE)に接続された新無線(RN)ネットワーク中のエンティティ中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、
【0349】
ダイナミックスペクトル共有(DSS)を使用してNRネットワークによって共有される1つまたは複数の周波数帯域中で送信されたLTE測位基準信号(PRS)の周りのレートマッチングをUEがサポートしないという指示をNRネットワークに接続されたUEから受信するためのプログラムコードと、
【0350】
LTE PRSがミュートにされるときのために、NRネットワーク中の基地局からのデータ送信および制御送信をスケジュールするためのプログラムコードと、
【0351】
LTE PRSについてのミューティングパターンをUEに送るためのプログラムコードと、
【0352】
LTEネットワーク中の基地局によって送信されたLTE PRSがミュートにされる間にNRデータ信号および制御信号をUEに送信するためのプログラムコードと
を含む、非一時的記憶媒体。
【0353】
83. NRネットワーク中の基地局によって送信されたNRデータ信号および制御信号が、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信、物理ダウンリンク共通チャネル(PDCCH)送信、同期信号ブロック(SSB)送信のうちの少なくとも1つ、またはこれらの組合せを含む、分節82に記載の非一時的記憶媒体。
【0354】
84. NRネットワーク中の基地局によって送信された制御情報が、同期信号ブロック(SSB)を含み、LTE PRSが、NRネットワーク中の基地局によって送信された物理リソースブロック(PRB)中にSSB送信のために利用可能な少なくとも4つの連続シンボルを残すように、LTEネットワーク中の基地局によって送信されたPRB中の少なくとも2つのシンボルに対してミュートにされる、分節82または83のいずれかに記載の非一時的記憶媒体。
【0355】
したがって、特許請求される主題は、開示する特定の例に限定されず、そのような特許請求される主題は添付の特許請求の範囲内にあるすべての態様およびその均等物も含み得ることが意図されている。
【符号の説明】
【0356】
100 ワイヤレス通信システム
102 基地局、マクロ基地局、地上基地局、5G NR基地局
102-1 gNB
120-2 eNB
102' スモールセル
104 UE、NR UE、ユーザ機器(UE)
110 地理的カバレージエリア
110' カバレージエリア
120 通信リンク
132 バックホールリンク
134 バックホールリンク
150 Wi-Fiアクセスポイント(AP)
152 Wi-Fi局(STA)
154 通信リンク
158 デバイス間(D2D)通信リンク
160 発展型パケットコア(EPC)、コアネットワーク
162 モビリティ管理エンティティ(MME)
164 拡張サービングモバイルロケーションセンター(E-SMLC)
166 サービングゲートウェイ
168 ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)
169 外部クライアント
170 ホームセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(H-SLP)
172 パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ
174 ホーム加入者サーバ(HSS)
176 IPサービス
180 gNB、mmW基地局、基地局
182 ビームフォーミング
182' 送信方向
182'' 受信方向
184 バックホールリンク
190 5Gコア(5GC)ネットワーク、5GC、コアネットワーク
192 アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)
193 ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)
194 セッション管理機能(SMF)
195 ユーザプレーン機能(UPF)
196 ロケーション管理機能(LMF)
197 統合データ管理(UDM)
198 IPサービス
199 外部クライアント
200 設計
212 データソース
220 送信プロセッサ
230 送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ
232 復調器、変調器
232a~232t 変調器(MOD)
234 アンテナ
234a~234t アンテナ
236 MIMO検出器
238 受信プロセッサ
239 データシンク
240 コントローラ/プロセッサ
242 メモリ
244 通信ユニット
246 スケジューラ
252a~252r アンテナ
254a~254r 復調器(DEMOD)、変調器
256 MIMO検出器
258 受信プロセッサ
260 データシンク
262 データソース
264 送信プロセッサ
266 TX MIMOプロセッサ
280 コントローラ/プロセッサ
282 メモリ
290 コントローラ/プロセッサ
292 メモリ
294 通信ユニット
300 MBSFNサブフレーム
350 非MBSFNサブフレーム
370 通信システム
372 基地局、eNB
374 基地局、eNB
376 矢印
378 信号
380 Xnインターフェース
378 信号
400 サブフレームシーケンス
410 ダウンリンクおよびアップリンク無線フレーム、無線フレーム
412 サブフレーム
414 スロット
416 直交サブキャリア、サブキャリア
422 チャネル、送信帯域幅構成
500 LTEサブフレーム
550 NRサブフレーム
600 LTEサブフレーム
602 SSB
700 メッセージフロー
702 5G NRネットワーク
703 サーバ
704 第2のUE、UE
706 LTEネットワーク
800 手順
900 手順
1000 手順
1100 手順
1200 ユーザ機器(UE)
1202 プロセッサ
1204 メモリ
1206 接続
1208 プログラムコード
1210 ワイヤレストランシーバ
1211 UEアンテナ
1212 送信機
1214 受信機
1220 非一時的コンピュータ可読媒体、媒体
1222 能力指示モジュール
1224 LTE PRSレートマッチング情報モジュール
1226 LTE PRSミューティング情報モジュール
1228 LTE PRSレートマッチングパターンモジュール
1230 NRデータおよび制御受信モジュール
1232 LTE PRS周り復号モジュール
1300 基地局
1302 プロセッサ
1304 メモリ
1306 接続
1308 プログラムコード
1310 ワイヤレストランシーバ
1311 アンテナ
1312 送信機
1314 受信機
1316 通信インターフェース
1320 非一時的コンピュータ可読媒体、媒体
1322 能力指示モジュール
1324 LTE PRS構成データモジュール
1326 LTE PRSレートマッチング情報モジュール
1328 LTE PRSミューティング改変モジュール
1330 LTE PRSミューティング情報モジュール
1332 NRデータおよび制御送信モジュール