(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-12
(45)【発行日】2024-12-20
(54)【発明の名称】パワー半導体パッケージ信号接続部品及び半導体モジュール
(51)【国際特許分類】
H01L 23/48 20060101AFI20241213BHJP
【FI】
H01L23/48 Z
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023088681
(22)【出願日】2023-05-30
【審査請求日】2023-05-30
(32)【優先日】2023-02-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】502121096
【氏名又は名称】朋程科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100204490
【氏名又は名称】三上 葉子
(72)【発明者】
【氏名】蔡 欣昌
(72)【発明者】
【氏名】劉 敬文
(72)【発明者】
【氏名】陳 鼎麟
【審査官】齊藤 健一
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第109300872(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2009/0194884(US,A1)
【文献】米国特許第6623283(US,B1)
【文献】中国特許出願公開第113035790(CN,A)
【文献】特開2006-86283(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 12/57
H01R 12/58
H01R 12/71―12/81
H01R 13/04―13/11
H01L 23/498
H05K 1/00―3/46
H01L 23/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の貫通孔を有するシリンダと、
前記シリンダの両側にそれぞれ配置された2つの基部であって、各前記基部は、連続突出パターンを備え、平坦な表面と、曲面と、第2の貫通孔と、を有し、前記平坦な表面は、前記曲面に接続され、前記曲面の第1の側は、前記シリンダに接続され、前記第2の貫通孔は、前記曲面を貫通して前記第1の貫通孔に連通し、前記連続突出パターンは前記曲面の第2の側に接続され、前記平坦な表面上に位置
し、且つ前記連続突出パターンは、円弧六芒星の輪郭を呈する前記2つの基部と、
を備える、パワー半導体パッケージ信号接続部品。
【請求項2】
前記連続突出パターンは、複数の突出部と、複数の接続部とを含み、前記突出部と前記接続部とが交互に接続されて連続パターンを形成する、
請求項1に記載のパワー半導体パッケージ信号接続部品。
【請求項3】
各基部の前記連続突出パターンの前記突出部と各基部の周縁とは、間隔をあけて配置される、
請求項2に記載のパワー半導体パッケージ信号接続部品。
【請求項4】
各基部の前記連続突出パターンの前記突出部は、各基部の周縁に接続される、
請求項2に記載のパワー半導体パッケージ信号接続部品。
【請求項5】
前記連続突出パターンの前記曲面から離れた側は、円弧状の輪郭を呈する、
請求項1に記載のパワー半導体パッケージ信号接続部品。
【請求項6】
前記シリンダの延在方向は、各基部の延在方向に垂直である、
請求項1に記載のパワー半導体パッケージ信号接続部品。
【請求項7】
各基部の周縁と前記シリンダの周縁は水平距離だけ離れている、
請求項1に記載のパワー半導体パッケージ信号接続部品。
【請求項8】
前記曲面の前記第1の側と前記第2の側との間には高低差がある、
請求項1に記載のパワー半導体パッケージ信号接続部品。
【請求項9】
接触面を有する積層基板と、
前記積層基板の前記接触面上に配置されたパワー半導体パッケージ信号接続部品であって、
第1の貫通孔を有するシリンダと、
前記シリンダの両側にそれぞれ配置された2つの基部であって、各前記基部は、連続突出パターンを備え、平坦な表面と、曲面と、第2の貫通孔と、を有し、前記平坦な表面は、前記曲面に接続され、前記曲面の第1の側は、前記シリンダに接続され、前記第2の貫通孔は、前記曲面を貫通して前記第1の貫通孔に連通し、前記連続突出パターンは前記曲面の第2の側に接続され、前記平坦な表面上に位置
し、且つ前記連続突出パターンは、円弧六芒星の輪郭を呈する前記2つの基部と、
を備える前記パワー半導体パッケージ信号接続部品と、
前記パワー半導体パッケージ信号接続部品の前記2つの基部のうちの1つと前記積層基板との間に配置されたはんだであって、前記2つの基部のうちの1つの前記連続突出パターンが前記はんだに直接接触し、前記連続突出パターンと前記積層基板とは間隔をあけて配置される前記はんだと、
を備える、半導体モジュール。
【請求項10】
前記積層基板は、
互いに対向する第1の表面及び第2の表面を有する絶縁層と、
前記絶縁層の前記第1の表面上に配置され、前記接触面を有する配線層と、
前記絶縁層の前記第2の表面上に配置される金属層と、
を備える、請求項9に記載の半導体モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パワー半導体パッケージ信号接続部品及び半導体モジュールに関し、より詳細には、連続突出パターンを有するパワー半導体パッケージ信号接続部品及びパワー半導体パッケージ信号接続部品を用いた半導体モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
パワーモジュールは、通常、接続部品を使用して、積層基板(ダイレクトボンディング銅(DBC)基板など)とプレスフィットピンの間の信号を接続する。従来の接続部品は、はんだ付けにより積層基板に接続される。接続部品のはんだと接触する面は完全に平坦な表面であるため、プレスにより接続部品のシリンダ内にはんだが流れ込みやすく、さらに、はんだ量の厚みが不足すると、シリンダを介して外部端子と積層基板との電気的接続が妨げられ、これにより、信頼性が低くなるという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、連続突出パターンを含み、その後の応用においてはんだの厚さを効果的に増加させることができるパワー半導体パッケージ信号接続部品を提供する。
【0004】
本発明はまた、上述のパワー半導体パッケージ信号接続部品を含み、はんだの厚さを増加させることができ、より良好な構造信頼性を有する半導体モジュールを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のパワー半導体パッケージ信号接続部品は、第1の貫通孔を有するシリンダと、シリンダの両側に配置された2つの基部とを含む。各基部は、連続突出パターンを含み、平坦な表面、曲面、及び第2の貫通孔を有する。平坦な表面は曲面に接続され、曲面の第1の側はシリンダに接続される。第2の貫通孔は、曲面を貫通し、第1の貫通孔に連通する。連続突出パターンは、曲面の第2の側に接続され、平坦な表面上に位置する。
【0006】
本発明の一実施形態において、上述の連続突出パターンは、複数の突出部と複数の接続部とを含む。突出部と接続部とは交互に接続されて連続パターンを形成する。
【0007】
本発明の一実施形態において、上述の各基部の連続突出パターンの突出部と各基部の周縁
とは、間隔をあけて配置される。
【0008】
本発明の一実施形態において、各基部の上述の連続突出パターンの突出部が各基部の周縁に接続される。
【0009】
本発明の一実施形態において、上述の連続突出パターンの曲面から離れた側は、円弧状の輪郭を呈する。
【0010】
本発明の一実施形態において、シリンダの延在方向は、各基部の延在方向に対して垂直である。
【0011】
本発明の一実施形態において、各上述の基部の周縁とシリンダの周縁とは、水平距離だけ離れている。
【0012】
本発明の一実施形態において、曲面の第1の側と第2の側との間には、高低差がある。
【0013】
本発明の半導体モジュールは、接触面を有する積層基板と、積層基板の接触面上に配置され、シリンダ及び2つの基部を含むパワー半導体パッケージ信号接続部品と、はんだとを含む。シリンダは、第1の貫通孔を有する。基部は、シリンダの両側に配置される。各基部は、連続突出パターンを含み、平坦な表面と、曲面と、第2の貫通孔と、を有する。平坦な表面は曲面に接続され、曲面の第1の側はシリンダに接続される。第2の貫通孔は、曲面を貫通し、第1の貫通孔に連通する。連続突出パターンは、曲面の第2の側に接続され、平坦な表面上に位置する。はんだは、パワー半導体パッケージ信号接続部品の2つの基部のうちの1つと積層基板との間に配置される。2つの基部のうちの1つの連続突出パターンは、はんだと直接接触し、連続突出パターンと積層基板とは間隔をあけて配置される。
【0014】
本発明の一実施形態において、上述の積層基板は、絶縁層と、配線層と、金属層と、を含む。絶縁層は、互いに対向する第1の表面及び第2の表面を有する。配線層は、絶縁層の第1の面上に配置され、接触面を有する。金属層は、絶縁層の第2の表面上に配置される。
【発明の効果】
【0015】
以上に基づいて、本発明のパワー半導体パッケージ信号接続部品において、基部は連続突出パターンを含む。連続突出パターンは曲面に接続され、平坦な表面上に位置する。すなわち、連続突出パターンと平坦な表面との配置により、基部は内凸外凹の凹凸平面を有することができる。したがって、その後の応用において、パワー半導体パッケージ信号接続部品の基部と積層基板の間にはんだを配置する場合、凹凸平面によりパワー半導体パッケージ信号接続部品と積層基板との間のはんだの厚さが増加するだけでなく、はんだがシリンダに進入することを低減/回避し、はんだにかかる応力を軽減する。したがって、本発明のパワー半導体パッケージ信号接続部品は、後続の応用において、はんだの厚さを効果的に増加させることができ、本発明のパワー半導体パッケージ信号接続部品を用いた半導体モジュールは、より良好な構造信頼性を有することができる.
【0016】
本発明の上述の特徴及び利点をより明確かつ理解しやすくするために、以下に特定の実施形態を示し、添付図面を参照して詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の一実施形態に係る半導体モジュールの概略断面図である。
【
図2A】
図1のパワー半導体パッケージ信号接続部品の概略斜視図である。
【
図2B】
図2Aのパワー半導体パッケージ信号接続部品の概略上面図である。
【
図2C】
図2Aのパワー半導体パッケージ信号接続部品の概略底面図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係るパワー半導体パッケージ信号接続部品の概略上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体モジュールの概略断面図である。
図2Aは、
図1のパワー半導体パッケージ信号接続部品の概略斜視図である。
図2Bは、
図2Aのパワー半導体パッケージ信号接続部品の概略上面図である。
図2Cは、ワー半導体パッケージ信号接続部品の概略底面図である。なお、
図1のパワー半導体パッケージ信号接続部品の断面図は、
図2AのI-I線に沿った断面図である。
【0019】
まずは、
図1を参照されたい。本実施形態において、半導体モジュール10は、積層基板200と、パワー半導体パッケージ信号接続部品100aと、はんだ300とを備える。パワー半導体パッケージ信号接続部品100aは、積層基板200の接触面221上に配置され、はんだ300は、パワー半導体パッケージ信号接続部品100aと積層基板200との間に配置される。
【0020】
詳細には、本実施形態の半導体モジュール10は、例えばパワーモジュールであるが、これに限定されるものではない。
図1に示されるように、本実施形態の積層基板200は、絶縁層210と、配線層220と、金属層230とを含む。絶縁層210は、互いに対向する第1の面211及び第2の面213を有する。配線層220は、絶縁層210の第1の表面211上に配置され、接触面221を有する。金属層230は、絶縁層210の第2の表面213上に配置される。ここで、積層基板200は、例えば、ダイレクトボンディング銅(DBC)基板が挙げられるが、これに限定されるものではない。一実施形態では、絶縁層210をセラミック基板に置き換えることもできる。
【0021】
次に、
図1及び
図2Aを同時に参照されたい。本実施形態のパワー半導体パッケージ信号接続部品100aは、シリンダ110及び2つの基部120、130を含む。シリンダ110は第1の貫通孔115を有し、これはシリンダ110が中空シリンダとして具現化されることを意味する。基部120、130はそれぞれシリンダ110の両側に接続される。
図2Aに示されるように、シリンダ110の延在方向L1は、基部120、130の延在方向L2と略垂直である。基部120、130の形状は、例えば円盤状である。基部120の周縁S2とシリンダ110の周縁S1とは水平距離D1だけ離れており、基部130の周縁S3とシリンダ110の周縁S1とは水平距離D2だけ離れている。すなわち、本実施形態におけるシリンダ110及び基部120、130の形状は、例えば、I字型である。パワー半導体パッケージ信号接続部品100aの材質は、例えば、銅や銅合金などの金属や合金であるが、これに限定されるものではない。
【0022】
さらに、
図1、
図2A及び
図2Bを同時に参照されたい。本実施形態の基部120は、連続突出パターン122を含み、平坦な表面121と、曲面123と、第2の貫通孔125とを有する。平坦な表面121は曲面123に接続され、曲面123の第1側E1はシリンダ110に接続される。第2の貫通孔125は曲面123を貫通し、第1の貫通孔115に連通する。連続突出パターン122は、曲面123の第2の側E2に接続され、平坦な表面121上に位置し、これは、連続突出パターン122と平面121とは凹凸面を形成することができることを意味する。さらに、本実施形態では、曲面123の第1の側E1と第2の側E2との間には高低差H1が存在する。連続突出パターン122の曲面123から離れた側は、円弧六芒星のような円弧状の輪郭を呈するが、これに限定されるものではない。連続突出パターン122は、複数の突出部124と複数の接続部126とを含む。突出部124と接続部126は交互に接続されて連続パターンを形成する。ここで、基部120の連続突出パターン122の突出部124と基部120の周縁S2とは間隔をあけて配置される。つまり、突出部124の縁が基部120の周縁S2に接触しないため、連続突出パターン122が第2の貫通孔125に近づき、連続突出パターン122を有さない平坦な表面121が基部120の周縁S2に近づくことにより、内凸外凹の凹凸面が形成される。
【0023】
同様に、
図1及び
図2Cを参照されたい。基部130は、連続突出パターン132を含み、平坦な表面131と、曲面133と、第2の貫通孔135と、を有する。平坦な表面131は、曲面133に接続され、曲面133の第1の側E3は、シリンダ110に接続される。第2の貫通孔135は、曲面133を貫通し、第1の貫通孔115に連通する。連続突出パターン132は、曲面133の第2の側E4に接続され、平坦な表面131上に位置し、これは、連続突出パターン132と平坦な表面131とは凹凸面を形成することができることを意味する。さらに、本実施形態では、曲面133の第1の側E3と第2の側E4との間には高低差H2が存在する。連続突出パターン132の曲面133から離れた側は、円弧六芒星のような円弧状の輪郭を呈するが、これに限定されるものではない。連続突出パターン132は、複数の突出部134と複数の接続部136とを含む。突出部134と接続部136とは交互に接続されて連続パターンを形成する。ここで、基部130の連続突出パターン132の突出部134と基部130の周縁S3とは間隔をあけて配置される。つまり、突出部134の縁が基部130の周縁S3に接触しないため、連続突出パターン132が第2の貫通孔135に近づき、連続突出パターン132を有さない平坦な表面131が基部130の周縁S3に近づくことにより、内凸外凹の凹凸面が形成される。
【0024】
再度、
図1を参照されたい。はんだ300は、パワー半導体パッケージ信号接続部品100aの2つの基部120、130のうちの1つ(例えば、基部130)と積層基板200との間に配置される。基部130の連続突出パターン132は、はんだと直接接触しても良く、連続突出パターン132と積層基板200とは、間隔をあけて配置される。本実施形態の連続突出パターン132と平坦な表面131は、内凸外凹の凹凸面を形成することができるので、基部130の連続突出パターン132がはんだ300と接触すると、基部130の平坦な表面131と積層基板200との間のはんだ300の厚さが増加し得る。さらに、高低差H2を有する曲面133、連続突出パターン132、及び平坦な表面131の設計により、はんだがシリンダ110内に進入することを回避/低減することができ、これにより、後続の外部端子(図示せず)がシリンダ110を通過して積層基板200に電気的に接続されることを可能にする。また、連続突出パターン132が第2の貫通孔135に近い(すなわち、内側に位置する)ため、パワー半導体パッケージ信号接続部品100aが熱により変形する際に、その下のはんだ300が受ける応力が小さくなり得る。これにより、本実施形態の半導体モジュール10は、より良好な構造信頼性を有することができる。
【0025】
ここで、以下の実施形態では、前の実施形態の構成要素及び内容の一部の符号を引き続き使用しており、同一または類似の構成要素を示すために同じ符号が使用され、同じ技術的内容についての説明は省略されていることに留意されたい。省略された部分の説明については、前述の実施形態を参照することができ、ここでは詳細を繰り返さない。
【0026】
図3は、本発明の一実施形態に係るパワー半導体パッケージ信号接続部品の概略上面図である。
図2B及び
図3を同時に参照されたい。本実施形態のパワー半導体パッケージ信号接続部品100bは、
図2Bのパワー半導体パッケージ信号接続部品100aと同様である。両者の違いは、本実施形態において、基部120’の連続突出パターン122’は、複数の突出部124’と複数の接続部126’とを含むことである。突出部124’と接続部126’とは交互に接続されて連続パターンを形成し、突出部124’は、基部120’の周縁S2’に接続される。すなわち、本実施形態の連続突出パターン122’は、連続突出パターン122’を有さない平坦な表面121よりも大きな面積を占める。しかしながら、連続突出パターン122’は依然として第2の貫通孔125に近く、連続突出パターン122’を有さない平坦な表面121は基部120の周縁部S2’に近いため、内凸外凹の凹凸面が形成される。
【0027】
まとめると、本発明のパワー半導体パッケージ信号接続部品では、基部は連続突出パターンを含む。連続突出パターンは、曲面に接続され、平坦な表面上に位置する。すなわち、連続突出パターンと平坦な表面との配置により、基部は内凸外凹の凹凸面を有することができる。したがって、その後の応用でパワー半導体パッケージ信号接続部品の基部と積層基板の間にはんだを配置する場合、凹凸面によりパワー半導体パッケージ信号接続部品と積層基板との間のはんだの厚さが増加するだけでなく、はんだがシリンダに進入するのを低減/回避し、はんだにかかる応力を軽減することができる。したがって、本発明のパワー半導体パッケージ信号接続部品は、後続の応用において、はんだの厚さを効果的に増加させることができ、本発明のパワー半導体パッケージ信号接続部品を用いた半導体モジュールは、より良好な構造信頼性を有することができる.
【0028】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、これらの実施形態は本発明を限定するものではない。当業者であれば、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、いくつかの変更及び修正を行うことができる。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定められるものとする。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明のパワー半導体パッケージ信号接続部品及び半導体モジュールは、はんだの厚さを厚くすることができ、より良好な構造信頼性を有し、パワーモジュールの分野に適用することができる。
【符号の説明】
【0030】
10: 半導体モジュール
100a、 100b: パワー半導体パッケージ信号接続部品
110: シリンダ
115: 第1の貫通孔
120、 120’、 130: 基部
121、 131: 平坦な表面
122、 122’、 132: 連続突出パターン
123、 133: 曲面
124、 124’、 134: 突出部
125、 135: 第2の貫通孔
126、 126’、 136: 接続部
200: 積層基板
210: 絶縁層
211: 第1の表面
213: 第2の表面
220: 配線層
221: 接触面
230: 金属層
300: はんだ
D1、 D2: 水平距離
E1、 E3: 第1の側
E2、 E4: 第2の側
H1、 H2: 高低差e
L1、 L2: 延在方向
S1、 S2、 S2’、 S3: 周縁