(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-12
(45)【発行日】2024-12-20
(54)【発明の名称】カートリッジおよびこれを含むエアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
A24F 40/40 20200101AFI20241213BHJP
A24F 40/10 20200101ALI20241213BHJP
A24F 40/20 20200101ALI20241213BHJP
A24F 40/42 20200101ALI20241213BHJP
【FI】
A24F40/40
A24F40/10
A24F40/20
A24F40/42
(21)【出願番号】P 2023564503
(86)(22)【出願日】2022-04-28
(86)【国際出願番号】 KR2022006109
(87)【国際公開番号】W WO2022231350
(87)【国際公開日】2022-11-03
【審査請求日】2023-10-20
(31)【優先権主張番号】10-2021-0055896
(32)【優先日】2021-04-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100219265
【氏名又は名称】鈴木 崇大
(72)【発明者】
【氏名】イ,ジョンスブ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ミンキュ
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジェオン
(72)【発明者】
【氏名】チョ,ビュンスン
【審査官】杉浦 貴之
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/161489(WO,A1)
【文献】特表2021-509579(JP,A)
【文献】特表2020-527955(JP,A)
【文献】特許第6825187(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 40/40
A24F 40/10
A24F 40/20
A24F 40/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開放側を有する第1チャンバーおよび前記第1チャンバーと区画される挿入空間を含む第1コンテナと、
前記第1コンテナと結合する下部ケースと、
前記第1チャンバーの開放側を閉鎖し、前記下部ケースの内部を区画して、前記挿入空間と連通する第2チャンバーを形成するフレームと、
前記第2チャンバーに配置され、前記第1チャンバーと連通する芯と、
前記芯を加熱するヒーターと、を含む、カートリッジ。
【請求項2】
前記フレームは、
前記第1チャンバーの開放側を閉鎖する第1フレーム部と、
前記第1フレーム部と連結され、前記下部ケース内に収容され、前記下部ケースの内部を区画して前記第2チャンバーを形成する第2フレーム部と、を含む、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項3】
前記下部ケースは前記第1フレーム部の一面を支持する、請求項2に記載のカートリッジ。
【請求項4】
前記フレームは、前記第1チャンバーから前記第2チャンバーに向かって下側に傾いた傾斜部を含む、請求項2に記載のカートリッジ。
【請求項5】
前記フレームは、前記下部ケースとスナップフィット(snap-fit)方式で結合する、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項6】
前記フレームと前記第1チャンバーの開放側との間に配置されるシーリング部材をさらに含む、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項7】
前記第1コンテナは、
外壁と、
前記第1チャンバーと前記挿入空間との間の内壁と、をさらに含み、
前記シーリング部材は、
前記第1コンテナの外壁に沿って延びる第1シーリング部と、
前記第1シーリング部から前記第1コンテナの内壁に沿って延びる第2シーリング部と、を含む、請求項6に記載のカートリッジ。
【請求項8】
前記フレームから突出し、前記第1シーリング部と締結されるフックをさらに含む、請求項7に記載のカートリッジ。
【請求項9】
前記カートリッジは、前記第1シーリング部の周囲に沿って配列される複数のフックを含む、請求項8に記載のカートリッジ。
【請求項10】
前記第1コンテナの外壁は前記下部ケースと結合し、
前記第1コンテナの内壁は、前記第1コンテナの外壁が前記下部ケースに結合するとき、前記フレームに向かって前記第2シーリング部を押圧する、請求項7に記載のカートリッジ。
【請求項11】
前記第2シーリング部は、下側に突出したシーリング突起を含み、
前記フレームは、前記第2シーリング部のシーリング突起を収容する凹形シーリング突起溝を含む、請求項7に記載のカートリッジ。
【請求項12】
前記シーリング突起および前記シーリング突起溝のそれぞれは、前記第2シーリング部に沿って互いに対応する曲面形状を形成するように側方に延びる、請求項11に記載のカートリッジ。
【請求項13】
前記第1コンテナの内壁は丸くなる、請求項7に記載のカートリッジ。
【請求項14】
請求項1に記載のカートリッジと、
前記カートリッジが結合するボディーと、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項15】
前記ボディーは、
ロウワーボディーと、
前記ロウワーボディーの上側に配置され、前記カートリッジが結合するアッパーボディーと、を含み、
前記アッパーボディーは、
前記カートリッジの下部を収容するマウントと、
上方に延び、前記カートリッジの一側に隣接して位置するコラムと、を含む、請求項14に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はカートリッジおよびこれを含むエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質または物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分および/またはコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題および他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、組立便宜性を向上させることができるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置を提供することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、部品間結合の安全性を向上させることができるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置を提供することである。
【0006】
本開示のさらに他の目的は、吸入便宜性を向上させることができるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置を提供することである。
【0007】
本開示のさらに他の目的は、液体貯蔵空間の効率および気体の流動効率を向上させることができるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するための本開始の一側面によれば、開放側を有する第1チャンバーおよび前記第1チャンバーと区画される挿入空間を含む第1コンテナと、前記第1コンテナと結合する下部ケースと、前記第1チャンバーの開放側を閉鎖し、前記下部ケースの内部を区画して、前記挿入空間と連通する第2チャンバーを形成するフレームと、前記第2チャンバー内に配置され、前記第1チャンバーと連通する芯と、前記芯を加熱するヒーターと、を含むカートリッジを提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開始の実施例のうちの少なくとも一つによれば、組立便宜性を向上させることができるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置を提供することができる。
【0010】
本開始の実施例のうちの少なくとも一つによれば、部品間結合の安全性を向上させることができるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置を提供することができる。
【0011】
本開始の実施例のうちの少なくとも一つによれば、吸入便宜性を向上させることができるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置を提供することができる。
【0012】
本開始の実施例のうちの少なくとも一つによれば、液体貯蔵空間の効率および気体の流動効率を向上させることができるカートリッジ及びこれを含むエアロゾル生成装置を提供することができる。
【0013】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想および範囲内で多様な変更および修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明および本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本開示の前記および他の目的、特徴および他の特徴は添付図面を参照する以降の詳細な説明から明らかに理解可能であろう。
【
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図11】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図12】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図13】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図14】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図15】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図16】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図17】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図18】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図19】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図20】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図21】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図22】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図23】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図24】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図25】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図26】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図27】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図28】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図29】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図30】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図31】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図32】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図33】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図34】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図35】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図36】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図37】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図38】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図39】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図40】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図41】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図42】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図43】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【
図44】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。図面を参照する説明の簡潔さのために、同一または類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0016】
以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」および「部」は明細書の説明の容易性のみのためのものであり、特別な意味または役割を有するものではない。
【0017】
本開示において、当業者によく知られているものは簡潔さのために省略する。添付図面は多様な技術的特徴を容易に理解することができるようにするためのものであり、ここで開示する実施例は添付図面に限定されないことを理解しなければならない。したがって、本開示は、添付図面に具体的に開示したものに加えて、すべての変更、均等物および代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0018】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使用されることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使用される。
【0019】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0020】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0021】
図1を参照すると、エアロゾル生成装置は、ボディー100、カートリッジ200及びキャップ300のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0022】
ボディー100は、ロウワーボディー110およびアッパーボディー120のうちの少なくとも一つを含むことができる。ロウワーボディー110は、内部に、バッテリー、制御部などの電力供給や制御に必要な各種の構成要素を収容することができる。ロウワーボディー110はエアロゾル生成装置の外形をなすことができる。アッパーボディー120はロウワーボディー110の上側に配置され得る。カートリッジ200はアッパーボディー120に結合することができる。ボディー100はメインボディー100と言える。
【0023】
アッパーボディー120は、マウント130およびコラム140のうちの少なくとも一つを含むことができる。マウント130はロウワーボディー110の上側に配置され得る。マウント130は、カートリッジ200の下部が挿入される空間134を提供することができる。マウント130は上側が開放しており、内側に空間134を取り囲む形状を有し得る。マウント130は、空間134に挿入されたカートリッジ200の下部を取り囲むことができる。マウント130はカートリッジ200と締結することができる。マウント130はカートリッジ200の下部を支持することができる。
【0024】
コラム140はロウワーボディー110の上側に配置され得る。コラム140は長く延びた形状を有し得る。コラム140はマウント130の一側から上方に延びることができる。コラム140はカートリッジ200の一側壁と向き合うことができる。コラム140はカートリッジ200に平行に配置され得る。コラム140はカートリッジ200の一側壁を取り囲む形状を有し得る。コラム140はカートリッジ200の一側壁を支持することができる。
【0025】
第1チャンバーC1は第1コンテナ210の内部一側に備えられ、挿入空間214は第1コンテナ210の内部他側に備えられ得る。挿入空間214はコラム140に隣接して配置され得る。コラム140は、挿入空間214が形成された第1コンテナ210の内部他側に隣接して配置され得る。
【0026】
カートリッジ200はボディー100に分離可能に結合することができる。カートリッジ200は、内部に液体を貯蔵することができる空間を提供することができる。カートリッジ200は挿入空間214を備えることができる。挿入空間214は、一端が開放して開口が形成され得る。挿入空間214は開口を通して外部に露出され得る。開口は挿入空間214の一端と定義することができる。
【0027】
カートリッジ200は、第1コンテナ210および第2コンテナ220のうちの少なくとも一つを含むことができる。第2コンテナ220は第1コンテナ210に結合することができる。
【0028】
第1コンテナ210は第2コンテナ220の上側に結合することができる。第1コンテナ210は、内部に液体を貯蔵する空間を提供することができる。第1コンテナ210は、上側が開放しており、上下方向に長く延設された挿入空間214を提供することができる。スティック400(
図3参照)は挿入空間214に挿入されることができる。第1コンテナ210の一側壁はコラム140と向き合うことができる。コラム140は第1コンテナ210の一側壁を取り囲むことができる。第1コンテナ210はマウント130の上側に配置され得る。
【0029】
第2コンテナ220は第1コンテナ210の下側に結合することができる。第2コンテナ220は、内部に芯261(
図2参照)及びヒーター262(
図2参照)が設けられる空間を提供することができる。第2コンテナ220はマウント130が提供する空間134に挿入されることができる。マウント130の空間134はカートリッジ収容空間134と言える。マウント130は第2コンテナ220を取り囲むことができる。第2コンテナ220はマウント130に結合することができる。
【0030】
キャップ300はボディー100に分離可能に結合することができる。キャップ300はカートリッジ200を覆うことができる。キャップ300はボディー100の少なくとも一部を覆うことができる。キャップ300は外部からカートリッジ200及び/またはボディー100の少なくとも一部を保護することができる。使用者はキャップ300をボディー100から分離し、カートリッジ200を交替することができる。
【0031】
キャップ300はボディー100の上部に結合することができる。キャップ300はロウワーボディー110の上側に結合することができる。キャップ300はアッパーボディー120を覆うことができる。キャップ300はカートリッジ200を覆うことができる。キャップ300の側壁301はカートリッジ200の側部を取り囲むことができる。キャップ300の側壁301はアッパーボディー120の側部を取り囲むことができる。キャップ300の上壁303はカートリッジ200の上部を覆うことができる。キャップ300の上壁303はコラム140の上部を覆うことができる。
【0032】
キャップ300は挿入口304を備えることができる。挿入口304はキャップ300の上壁303に形成され得る。挿入口304は挿入空間214に対応する位置に形成され得る。挿入口304は挿入空間214の一端または上端に連通することができる。
【0033】
キャップ300はキャップ流入口304aを備えることができる。キャップ流入口304aはキャップ300の一側に形成され得る。例えば、キャップ流入口304aはキャップ300の上壁303に形成され得る。例えば、キャップ流入口304aはキャップ300の側壁301に形成され得る。キャップ流入口304aは外部に連通することができる。空気はキャップ流入口304aを通してエアロゾル生成装置の内部に流入することができる。
【0034】
図1及び
図2を参照すると、カートリッジ200はボディー100に結合することができる。カートリッジ200は液体を貯蔵する第1チャンバーC1を提供することができる。カートリッジ200は第1チャンバーC1と区画される挿入空間214を提供することができる。カートリッジ200の挿入空間214は、一端が開放することによって形成された開口を含むことができる。開口は挿入空間214を外部に露出させることができる。
【0035】
第1コンテナ210は、内部の空間を取り囲む外壁211を備えることができる。第1コンテナ210は、外壁211が取り囲む空間を分離することで、一側に第1チャンバーC1を区画し、他側に長く延びた挿入空間214を区画する内壁212を備えることができる。挿入空間214は上下方向に長く延びた形状を有し得る。第1コンテナ210の内壁212は第1コンテナ210の内部に形成され得る。スティック400(
図3参照)は挿入空間214に挿入されることができる。
【0036】
第2コンテナ220は第1コンテナ210に結合することができる。第2コンテナ220は挿入空間214と連通する第2チャンバーC2を備えることができる。第2チャンバーC2は第2コンテナ220の内部に形成され得る。第2チャンバーC2は挿入空間214の他端または下端に連結され得る。
【0037】
カートリッジ流入口224はカートリッジ200の一側に形成され得る。カートリッジ流入口224は第2コンテナ220の外壁に形成され得る。カートリッジ流入口224は挿入空間214と連通することができる。カートリッジ流入口224は第2チャンバーC2と連通することができる。カートリッジ流入口224は第2コンテナ210の側壁221に形成され得る。
【0038】
芯261は第2チャンバーC2に配置され得る。芯261は第1チャンバーC1と連結され得る。芯261は第1チャンバーC1から液体を受けることができる。ヒーター262は芯261を加熱することができる。ヒーター262は第2チャンバーC2に配置され得る。ヒーター262は芯261を複数回巻き取ることができる。ヒーター262はバッテリー190及び/または制御装置と電気的に連結され得る。ヒーター262は抵抗性コイルであり得る。ヒーター262が発熱して芯261を加熱すると、芯261に供給された液体が霧化して第2チャンバーC2内にエアロゾルを生成することができる。
【0039】
したがって、液体が貯蔵される第1コンテナ210の第1チャンバーC1がスティック400(
図3参照)及び/またはスティック400が挿入される挿入空間214を取り囲むように配置されることにより、液体が貯蔵される空間の効率を向上させることができる。
【0040】
また、スティック400から、第1チャンバーC1と連結される芯261及びヒーター262までの距離が減少するので、エアロゾルの熱伝逹効率が向上することができる。
【0041】
PCB(Printed Circuit Board)アセンブリー150はコラム140の内部に設けられ得る。光源153およびセンサー154のうちの少なくとも一方はPCBアセンブリー150のPCB151に装着され得る(
図24参照)。PCBアセンブリー150はカートリッジ200の側部に向かうように設けられ得る。PCBアセンブリー150の光源153はカートリッジ200に光を提供することができる。PCBアセンブリー150のセンサー154はカートリッジ200の内外部の情報をセンシングすることができる。PCBアセンブリー150に装着されたセンサー154は第1センサー154と言える。
【0042】
センサー180はロウワーボディー110の上部一側に設けられ得る。センサー180はロウワーボディー110の分離壁112よりも上側に配置され得る。センサー180は、カートリッジ200に流入する空気の流動を感知することができる。センサー180は気流センサーまたは圧力センサーであり得る。センサー180は第2センサー180と言える。
【0043】
センサー180はマウント130の内部に挿入されることができる。センサー180は側部に向かって配置され得る。センサー180はカートリッジ流入口224に隣接して配置され得る。センサー180はカートリッジ流入口224に向かうように配置され得る。
【0044】
ロウワーボディー110は、内部にバッテリー190を収容することができる。ロウワーボディー110は、内部に各種の制御装置を収容することができる。バッテリー190はエアロゾル生成装置の各種の構成要素に電力を供給することができる。バッテリー190はロウワーボディー110の一側または下部に形成された充電ポート119を介して充電され得る。
【0045】
ロウワーボディー110の分離壁112はバッテリー190の上部を覆うことができる。ロウワーボディー110の分離壁112はマウント130及び/またはコラム140の下側に配置され得る。ロウワーボディー110のボディーフレーム114はバッテリー190の側部を支持することができる。ボディーフレーム114はバッテリー190を収容する空間と制御装置を収容する空間とを分離することができる。
【0046】
図2及び
図3を参照すると、スティック400は長く延びた形状を有し得る。スティック400は、内部に媒質を含むことができる。スティック400は挿入空間214に挿入されることができる。
【0047】
カバー310は挿入空間214を開閉することができる。カバー310は挿入空間214を外部に露出させる開口を開閉することができる。カバー310は挿入空間214の開口に隣接して設けられ得る。カバー310は挿入空間214の一端または上端に隣接して設けられ得る。例えば、カバー310は、挿入空間214に隣接した位置で、第1コンテナ210の上端に設けられ得る。例えば、カバー310は、挿入空間214に隣接した位置で、キャップ300に設けられ得る。
【0048】
カバー310はピボット動作可能に設けられ得る。カバー310はピボット動作して挿入空間214を開閉することができる。カバー310は挿入空間214の内側に向かってピボット動作して挿入空間214を開放し得る。カバー310が挿入空間214を開放するようにピボット動作する方向を第1方向と言える。カバー310は挿入空間214の外側に向かってピボット動作して挿入空間214を閉鎖することができる。カバー310が挿入空間214を閉鎖するようにピボット動作する方向を第2方向と言える。
【0049】
スティック400の端部がカバー310に接触してカバー310を押し出すと、カバー310は第1方向にピボット動作して挿入空間214を開放し得る。スティック400はカバー310を押し出し、挿入空間214に挿入されることができる。スティック400が挿入空間214から離脱すると、カバー310は第2方向にピボット動作して挿入空間214を閉鎖することができる。
【0050】
スプリング312(
図12参照)は、第2方向にカバー310に弾性力を提供することができる。スプリング312の一端はカバー310を支持し、スプリング312の他端は第1コンテナ210の上端またはキャップ300を支持することができる。スプリング312はカバー310のピボット軸に巻線され得る。
【0051】
カバー310はキャップ300の挿入口304の周辺に設けられ得る。カバー310はキャップ300にピボット動作可能に設けられ得る。カバー310はピボット動作して挿入口304を開閉することができる。カバー310は第1方向にピボット動作して挿入口304を開放し得る。カバー310は第2方向にピボット動作して挿入口304を閉鎖することができる。
【0052】
スティック400はキャップ300の挿入口304を通過して挿入空間214に挿入されることができる。スティック400の一端がカバー310に接触してカバー310を押し出すと、カバー310は第1方向にピボット動作して挿入空間214および挿入口304を開放し得る。スティック400はカバー310を押し出し、挿入口304を通過して挿入空間214に挿入されることができる。スティック400が挿入空間214から離脱すると、カバー310は第2方向にピボット動作して挿入空間214および挿入口304を閉鎖することができる。
【0053】
スティック400が挿入空間214に挿入されると、スティック400の一端はキャップ300の外部に露出され、スティック400の他端は第2チャンバーC2に隣接して第2チャンバーC2の上側に配置され得る。使用者は、露出されたスティック400の一端部を口に銜えて空気を吸入することができる。
【0054】
空気はキャップ流入口304aを通してエアロゾル生成装置の内部に流入することができる。キャップ流入口304aから流入した空気はカートリッジ流入口224に流入することができる。空気はカートリッジ流入口224を通過してカートリッジ200の内部に流入することができる。カートリッジ流入口224を通過した空気は第2チャンバーC2に流入して挿入空間214に向かって流動することができる。空気は第2チャンバーC2で生成されたエアロゾルを伴ってスティック400を通過することができる。
【0055】
よって、スティック400を挿入空間214に挿入する動作によってカバー310をピボット動作させることにより、カバー310が挿入空間214を開放し得る。
【0056】
また、スティック400を挿入空間214から離脱させる動作と同時にカバー310がピボット動作することにより、挿入空間214が自動で閉鎖することができる。
【0057】
また、挿入空間214の内部を外部の異物などから保護することができる。
【0058】
図4~
図6を参照すると、カートリッジ200はアッパーボディー120に分離可能に結合することができる。アッパーボディー120はロウワーボディー110の上側に配置され得る。アッパーボディー120はマウント130及びコラム140のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0059】
マウント130は上部が開放した空間134を提供することができる。マウント130の内側面131および底133は空間134の少なくとも一部を取り囲むことができる。コラム140の内側壁141は空間134の一側を取り囲むことができる。第2コンテナ220は、マウント130が提供する空間134に挿入されることができる。マウント130は、空間134に挿入された第2コンテナ220を取り囲むことができる。
【0060】
前記カートリッジ200はマウント130とスナップフィット(snap-fit)方式で結合することができる。第2コンテナ220はマウント130とスナップフィット方式で結合することができる。第2コンテナ220はマウント130に分離可能に締結され得る。第2コンテナ220がマウント130の空間134に挿入されると、第2コンテナ220に形成された陥没部221aとマウント130に形成された突出部131aとが締結されることができる。
【0061】
陥没部221aは第2コンテナ220の側壁221から内側に陥没するように形成され得る。陥没部221aは複数の陥没部を備えることができ、第2コンテナ220の側壁221の一側および他側にそれぞれ形成され得る。突出部131aはマウント130の内側面131から突設され得る。突出部131aは複数の突出部を備えることができ、マウント130の内側面131の一側および他側にそれぞれ形成され得る。突出部131aは陥没部221aに対応する位置に形成され得る。
【0062】
第2コンテナ220がマウント130と結合すると、第1コンテナ210はマウント130の上側に配置され得る。第1コンテナ210は第2コンテナ220よりも側方向に突出した形状を有し得る。第2コンテナ220はマウント130が取り囲む空間134に挿入され、第1コンテナ210はマウント130の上部を覆うことができる。
【0063】
マウント130はカートリッジ200の下部を支持することができる。マウント130は第2コンテナ220の側部および底を支持することができる。マウント130は第1コンテナ210の下側エッジを支持することができる。
【0064】
コラム140はマウント130の一側から上方に延びることができる。コラム140はマウント130の空間134の一側を取り囲むことができる。コラム140の内側壁141はマウント130の内側面131に一体に形成されて延びることができる。コラム140の外側壁142はマウント130の外側面132に一体に形成されて延びることができる。
【0065】
コラム140はカートリッジ200に対応する高さに延びることができる。コラム140の上壁143はカートリッジ200の上端に対応する高さに形成され得る。コラム140はカートリッジ200に平行に形成され得る。
【0066】
カートリッジ200の挿入空間214はカートリッジ200の一側壁に隣接して形成され得る。挿入空間214はコラム140に隣接して形成され得る。コラム140は挿入空間214が形成されたカートリッジ200の一側壁を取り囲むことができる。カートリッジ200の一側壁はコラム140の内側壁141にスライドしてマウント130に挿入されることができる。コラム140はカートリッジ200の一側壁を支持することができる。
【0067】
PCBアセンブリー150(
図3参照)を保護するウィンドウ170はコラム140の内側壁141を覆うように配置され得る。ウィンドウ170はカートリッジ200及びコラム140の間に配置され得る。ウィンドウ170はコラム140に沿って上下方向に延びることができる。ウィンドウ170は、挿入空間214が形成されたカートリッジ200の一側壁を取り囲むことができる。ウィンドウ170はカートリッジ200の一側壁を支持することができる。
【0068】
よって、カートリッジ200がボディー100に分離可能に結合することができる。
【0069】
また、カートリッジ200がボディー100に結合して安定的に支持されることができる。
【0070】
図7~
図11を参照すると、キャップ300はボディー100に分離可能に結合することができる。キャップ300はカートリッジ200およびボディー100の一部を外部から保護することができる。使用者はキャップ300をボディーから分離し、カートリッジ200を交替することができる。
【0071】
アッパーボディー120の外側面132、142には結合突起132a、132bが形成され得る。結合突起132a、132bはマウント130の外側面132に形成され得る。結合突起132a、132bはコラム140の外側壁142に形成され得る。結合突起132a、132bは、第1結合突起132a及び第2結合突起132bを含むことができる。第1結合突起132aと第2結合突起132bとは互いに上下に配置され得る。
【0072】
第1結合突起132aはアッパーボディー120の外側面から外側に突設され得る。第1結合突起132aは複数の第1結合突起を備えることができる。複数の第1結合突起132aのうちのいずれか一つはマウント130の外側面132から外側に突設され得る。前記第1結合突起132aはコラム140と対向する位置に形成され得る。複数の第1結合突起132aのうちの他の一つはコラム140の外側壁142から外側に突設され得る。
【0073】
第1結合突起132aは第2結合突起132bよりも外側に突出することができる。第1結合突起132aは第2結合突起132bの下側に配置され得る。第1結合突起132aは第2結合突起132bよりも小さい幅を有し得る。第1結合突起132aは側方向に幅が小さい形状を有し得る。第1結合突起132aは下側から上側に行くほど幅が次第に小さくなる形状を有し得る。
【0074】
第2結合突起132bはアッパーボディー120の外側面から外側に突設され得る。第2結合突起132bは凸形にまたは丸形に突出することができる。第2結合突起132bは複数の第2結合突起を備えることができる。複数の第2結合突起132bのうちのいずれか一つはマウント130の外側面132から外側に突設され得る。前記第2結合突起132bはコラム140と対向する位置に形成され得る。前記第2結合突起132bはマウント130の外側面132の周囲に沿って長く延びた形状を有し得る。複数の第2結合突起132bのうちの他の一つはコラム140の外側壁142から外側に突設され得る。前記第2結合突起132bはコラム140の外側壁142の周囲に沿って長く延びた形状を有し得る。
【0075】
結合溝302a、302bはキャップ300の内側面302に形成され得る。結合溝302a、302bは結合突起132a、132bに対応する位置に形成され得る。キャップ300がカートリッジ200およびアッパーボディー120を覆うと、結合突起132a、132bと結合溝302a、302bとが互いに締結することにより、キャップ300とアッパーボディー120とが結合することができる。結合溝302a、302bは、第1結合溝302a及び第2結合溝302bを含むことができる。第1結合溝302aと第2結合溝302bとは互いに上下に配置され得る。
【0076】
第1結合溝302aは、キャップ300の内側面302が外側に陥没するように形成され得る。第1結合溝302aはキャップ300の内側面302において第1結合突起132aに対応する位置に形成され得る。第1結合溝302aは複数が形成され得る。第1結合溝302aは上側に行くほど幅が次第に小さくなる形状を有し得る。第1結合突起132aは第1結合溝302aに挿入されることができる。第1結合突起132aが第1結合溝302aに挿入されるとき、第1結合突起132aおよび第1結合溝302aはキャップ300が定位置に配置されるように案内することができる。
【0077】
第2結合溝302bは、キャップ300の内側面302が外側に陥没するように形成され得る。第2結合溝302bは凸形にまたは丸形に陥没することができる。第2結合溝302bはキャップ300の内側面302において第2結合突起132bに対応する位置に形成され得る。第2結合溝302bは複数が形成され得る。第2結合溝302bはキャップ300の内側面302の周囲に沿って長く延びた形状を有し得る。第2結合突起132bは第2結合溝302bに挿入されることで、スナップフィット方式で締結されることができる。第2結合突起132bと第2結合溝302bとは互いに分離可能に締結されることができる。
【0078】
ロウワーボディー110の上側エッジ113はアッパーボディー120よりも外側に突出することができる。ロウワーボディー110の上側エッジ113はアッパーボディー120の周囲に沿って延びることができる。ロウワーボディー110の上側エッジ113はアッパーボディー120の下側に配置され得る。キャップ300がボディー100に結合すると、キャップ300の側壁301の下端はロウワーボディー110の上側エッジ113に接触することができる。ロウワーボディー110の上側エッジ113は、キャップ300がアッパーボディー120の下側に移動することを制限することができる。
【0079】
図12及び
図13を参照すると、キャップ300は、キャップボディー320、下部ヘッド330及び上部ヘッド340のうちの少なくとも一つを含むことができる。カバー310はキャップ300にピボット動作可能に設けられ得る。カバー310は挿入口304を閉鎖するように配置され得る。カバー310はプレート形状を有し得る。カバー310は挿入口の周囲に沿って丸く形成された周縁部を含むことができる。
【0080】
シャフト311はカバー310の端部に形成され得る。シャフト311はカバー310と一体に形成され得る。シャフト311は一側に長く延びた形状を有し得る。カバー310はシャフト311が延びた方向を軸としてピボット動作することができる。シャフト311はカバー310のピボット軸となり得る。シャフト311はカバー310の端部から両側に突出し得る。シャフト311はカバーシャフト311と言える。
【0081】
スプリング312はカバー310に結合することができる。スプリング312の一端はカバー310を支持し、スプリング312の他端はキャップ300の一側を支持することができる(
図17及び
図18参照)。スプリング312の他端は上部ヘッド340を支持することができる。スプリング312は弾性力または復元力によってカバー310を第2方向に移動させることができる。カバー310はスプリング312によって第2方向に移動して挿入空間214(
図17参照)及び/または挿入口304を閉鎖することができる。スプリング312はシャフト311に巻線され得る。シャフト311に巻線されたスプリング312の一端はカバー310に向かって延び、他端は一端と対向する方向に延びることができる。
【0082】
キャップボディー320はキャップ300の側壁301をなすことができる。キャップボディー320は上下に開放しており、中空形状を有することができる。キャップボディー320はカートリッジ200の側部およびアッパーボディー120の側部を覆うことができる。キャップボディー320は締結リブ322を含むことができる。締結リブ322はキャップボディー320の内側面302から内側に突設され得る。締結リブ322はキャップボディー320の側壁301の周囲に沿って延びた形状を有し得る。締結リブ322はキャップボディー320の上部に形成され得る。
【0083】
締結リブ322は第1リブ溝323及び第2リブ溝324のうちの少なくとも一つを含むことができる。第1リブ溝323は、締結リブ322が外側に陥没するように形成され得る。第1リブ溝323は締結リブ322の一側に形成され得る。第2リブ溝324は、締結リブ322の下部が上側に陥没するように形成され得る。第2リブ溝324は複数の第2リブ溝を備え、締結リブ322の周囲に沿って配列され得る。
【0084】
下部ヘッド330と上部ヘッド340とは上下に結合してキャップ300の上部を構成することができる。下部ヘッド330は上部ヘッド340の下側で上部ヘッド340と結合することができる。下部ヘッド330は挿入口304の下側を取り囲むことができる。
【0085】
下部ヘッド330はシャフト溝331を含むことができる。シャフト溝331は下部ヘッド330の両側に形成され得る。シャフト溝331は下側に凹むように陥没した形状を有し得る。シャフト311はシャフト溝331に回転可能に挿入されることができる。シャフト311の両端部はそれぞれ一対のシャフト溝331に挿入されることができる。
【0086】
下部ヘッド330はヘッドリブ332を含むことができる。ヘッドリブ332は下部ヘッド330の周囲に沿って延びた形状を有し得る。ヘッドリブ332は締結リブ322の下側に配置され得る。ヘッドリブ332は締結リブ322の下部にかかることができる。
【0087】
下部ヘッド330は第1ヘッドラッチ333を含むことができる。ヘッドラッチ333はヘッドリブ332から上方に突設され得る。ヘッドリブ332が締結リブ322の下側に隣接して配置されると、ヘッドラッチ333は締結リブ322の上部にかかることができる。
【0088】
下部ヘッド330はガイドバー335を含むことができる。ガイドバー335はヘッドリブ332の一側に形成され得る。ガイドバー335は上側に長く延びた形状を有し得る。ヘッドリブ332が締結リブ322の下側に隣接して配置されると、ガイドバー335は第1リブ溝323に挿入されることができる。ガイドバー335は第1リブ溝323に挿入され、下部ヘッド330の配置を案内することができる。
【0089】
スクリュー334は下部ヘッド330と上部ヘッド340とを締結することができる。スクリュー334は下部ヘッド330の下部を貫通して上部ヘッド340に固定されることができる。
【0090】
キャップ300は第2ガイド306を含むことができる。第2ガイド306は下部ヘッド330に形成され得る。第2ガイド306は挿入口304の周辺に形成され得る。第2ガイド306は挿入口304よりも下側に配置され得る。第2ガイド306は挿入口304と挿入空間214との間に配置され得る。第2ガイド306は下側に傾いて形成され得る。第2ガイド306はキャップ300の挿入口304の周辺部から挿入空間214の一端または上端に向かって傾いて延びることができる(
図17参照)。
【0091】
上部ヘッド340はキャップボディー320の上部に結合してキャップ300の上壁303を構成することができる。キャップ300の上壁303はヘッド上壁303と言える。上部ヘッド340は下部ヘッド330の上側で下部ヘッド330と結合することができる。ヘッド上壁303の周辺は締結リブ322の上側にかかることができる。
【0092】
上部ヘッド340は第2ヘッドラッチ343を含むことができる。第2ヘッドラッチ343はヘッド上壁303の周辺から下側に突設され得る。ヘッド上壁303の周辺が締結リブ322にかかると、第2ヘッドラッチ343は締結リブ322に形成された第2リブ溝324に締結されることができる。
【0093】
キャップ300は、挿入空間214の一端に連通する挿入口304を備えることができる。キャップ300は挿入口304の周辺を構成する挿入口壁305を備えることができる。キャップ300の挿入口304は、ヘッド上壁303に形成され得る。挿入口壁305は円周方向に延びた形状を有し得る。挿入口壁305の内周面は挿入口304の周囲を取り囲むことができる。
【0094】
挿入口壁305の内周面は丸く形成され得る。挿入口壁305の内周面は内側に膨らむように形成され得る。挿入口壁305の内周面は上側から下側に行くほど次第に挿入口304を狭めてから広げる形状を有し得る。
【0095】
カバー310の端部または周辺は挿入口壁305の下側にかかることができる。カバー310が挿入口304を閉鎖すると、挿入口壁305はカバー310と接触してカバー310の移動を制限することができる。挿入口壁305はカバー310の端部または周辺と接触することにより、カバー310が挿入口304の上側にピボット動作することを制限することができる。カバー310は挿入口304よりも大きくてもよい。
【0096】
図14及び
図15を参照すると、カートリッジ200はカバー溝215を含むことができる。カバー溝215は挿入空間214の開口に隣接して位置し得る。カバー溝215は挿入空間214から挿入空間214の周辺が拡張する方向に陥没することができる。カバー溝215は挿入空間214から外側に陥没することができる。カバー溝215は挿入空間214から半径外側方向に陥没することができる。カバー溝215は挿入空間214から第1チャンバーC1に向かって陥没することができる。カバー溝215はカバー310が位置し得る空間を提供することができる。
【0097】
カバー溝215は、第1コンテナ210において挿入空間214の一端または上端の周辺に形成され得る。カバー溝215は、挿入空間214の一端部の周辺が外側に陥没するように形成され得る。カバー310はカバー溝215に収容され得る(
図17及び
図18参照)。カバー310は、挿入空間214の開口を開放しながらカバー溝215に収容され得る。カバー310は、第1方向にピボット動作して挿入空間214の開口を開放しながらカバー溝215に収容され得る。
【0098】
カバー溝215は、第1コンテナ210の内壁212の一端部または上端部が挿入空間214から外側方向に陥没するように形成され得る。カバー溝215は、第1コンテナ210の内壁212が挿入空間214から第1チャンバーC1に向かって陥没するように形成され得る。第1コンテナ210の内壁212はカバー溝215を区画することができる。第1コンテナ210の内壁212はカバー溝215の少なくとも一部を取り囲むことができる。第1コンテナ210の内壁212はカバー溝215の底に接し得る。第1コンテナ210の内壁212はカバー溝215の側部の一部を取り囲むことができる。
【0099】
カートリッジ200は、挿入空間214の上部に隣接した位置で、挿入空間214の下側に傾いて形成された第1ガイド216を備えることができる。第1ガイド216は第1コンテナ210の内壁212の上端部に形成され得る。第1ガイド216は第1スティックガイド216と言える。
【0100】
第1ガイド216はカバー溝215の底に接し得る。第1ガイド216は、カバー溝215の底と接する位置で、第1コンテナ210の内壁212に形成され得る。第1ガイド216はカバー溝215の底と挿入空間214との間に形成され得る。第1ガイド216はカバー溝215の下側に配置され得る。第1ガイド216はカバー溝215の底から挿入空間214の下側に向かって傾いて形成され得る。
【0101】
第1ガイド216は挿入空間214の少なくとも一部に沿って円周方向に延びることができる。第1ガイド216は第1コンテナ210の内壁212に沿って円周方向に延びることができる。第1ガイド216はスティック400(
図3参照)の端部に接触し、スティック400が挿入空間214に挿入されるようにガイドすることができる。
【0102】
図15を参照すると、カートリッジ200は、第1コンテナ210、第2コンテナ220、シーリング部材250、芯261、及びヒーター262のうちの少なくとも一つを含むことができる。第2コンテナ220は、下部ケース230及びフレーム240のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0103】
第1コンテナ210は第1チャンバーC1および挿入空間214を提供することができる。第1コンテナ210の内壁212は、第1コンテナ210の外壁211が取り囲む空間を分離することにより、一側に第1チャンバーC1を区画し、他側に挿入空間214を区画することができる。
【0104】
第1コンテナ210の外壁211および内壁212は第1チャンバーC1の側部を取り囲むことができる。第1コンテナ210の外壁211と内壁212とは連結されることにより、第1チャンバーC1の周囲を取り囲むように延びた形状を有し得る。第1コンテナ210の上壁213は第1チャンバーC1の上部を覆うことができる。第1コンテナ210の上壁213は第1コンテナ210の外壁211および内壁212に連結され得る。
【0105】
第1コンテナ210の外壁211および内壁212は挿入空間214の側部を取り囲むことができる。挿入空間214は上下方向に長く延びた形状を有し得る。挿入空間214はスティック400(
図3)の周囲に対応する形状を有し得る。挿入空間214は略円柱形状を有し得る。第1コンテナ210の外壁211と内壁212とは連結されることにより、挿入空間214の周囲を取り囲むように円周方向に延びた形状を有し得る。挿入空間214は上下に開放し得る。
【0106】
第2コンテナ220は第2チャンバーC2を提供することができる。第2チャンバーC2は挿入空間214の下側に配置され得る。第2チャンバーC2は挿入空間214と連通することができる。
【0107】
第2コンテナ220は、下部ケース230及びフレーム240のうちの少なくとも一つを含むことができる。下部ケース230は第2コンテナ220の外形をなすことができる。下部ケース230は第1コンテナ210の外壁211または周辺と結合することができる。下部ケース230は内部に収容空間を提供することができる。下部ケース230はフレーム240を支持することができる。カートリッジ流入口224は、下部ケース230の側壁に形成され得る。カートリッジ流入口224は下部ケース230の底よりも高い位置に形成され得る。
【0108】
したがって、第2チャンバーC2から液体がカートリッジ流入口224を通してカートリッジ200の外部に漏洩することを防止することができる。
【0109】
下部ケース230は、収容部231および延長部232のうちの少なくとも一つを含むことができる。収容部231は、内部に収容空間を提供することができる。収容部231は収容空間を取り囲むことができる。収容部231は、内部にフレーム240の少なくとも一部を収容することができる。収容部231の側壁は第2コンテナ220の側壁221(
図4参照)であり得る。カートリッジ流入口224は、収容部231の側壁に形成され得る。延長部232は収容部231の一側上端から外側に延びることができる。延長部232はフレーム240の一部を支持することができる。収容部231はケース部231と言える。
【0110】
フレーム240は下部ケース230の内部に配置され得る。フレーム240は第2チャンバーC2を区画することができる。フレーム240は第2チャンバーC2の少なくとも一部を取り囲むことができる。下部ケース230は第2チャンバーC2の残部を取り囲むことができる。フレーム240は第1チャンバーC1の底をなすことができる。
【0111】
フレーム240は、第1フレーム部241及び第2フレーム部242のうちの少なくとも一つを含むことができる。第1フレーム部241は第1チャンバーC1の底をなすことができる。第1チャンバーC1は、第1コンテナ210の外壁211、内壁212、上壁213及び第1フレーム部241によって取り囲まれ得る。
【0112】
第2フレーム部242は第2チャンバーC2の少なくとも一部を取り囲むことができる。第2フレーム部242は第2チャンバーC2を区画することができる。第2フレーム部242の側壁は第2チャンバーC2の側部の少なくとも一部を取り囲むことができる。第2フレーム部242の底は第2チャンバーC2の底をなすことができる。チャンバー流入口2424は第2フレーム部242の側壁に形成され得る。チャンバー流入口2424は第2チャンバーC2と連通することができる。第2フレーム部242は第1コンテナ210の内壁212の下側に隣接して配置され得る。チャンバー流入口2424は第2チャンバーC2の底よりも高い位置に形成され得る。
【0113】
第1フレーム部241と第2フレーム部242とは互いに連結され得る。第1フレーム部241は第2フレーム部242から第1チャンバーC1の底を覆うように延びることができる。
【0114】
収容部231は内部に第2フレーム部242を収容することができる。収容部231は第2フレーム部242の底を支持することができる。収容部231は第2フレーム部242とともに第2チャンバーC2を区画することができる。延長部232は第1フレーム部241を支持することができる。第1フレーム部241は収容部231の内部に配置され、第2フレーム部242は延長部232の上側に配置され得る。
【0115】
連結流路2314は収容部231の内部に形成され得る。フレーム240は、下部ケース230の内部で連結流路2314を区画することができる。連結流路2314はカートリッジ流入口224とチャンバー流入口2424との間に形成され、カートリッジ流入口224とチャンバー流入口2424とを連結することができる。第1フレーム部241は連結流路2314の上部を覆うことができる。第2フレーム部242は連結流路2314の側部を覆うことができる。
【0116】
遮断壁2317は連結流路2314に形成され得る。遮断壁2317はカートリッジ流入口224とチャンバー流入口2424との間に形成され得る。遮断壁2317は長く延びた形状を有し得る。遮断壁2317は下部ケース230の底またはフレーム240の底から上方に延びることができる。遮断壁2317はカートリッジ流入口224よりも高く延びることができる。遮断壁2317はチャンバー流入口2424よりも高く延びることができる。
【0117】
したがって、第2チャンバーC2内の液体がカートリッジ流入口224を通過してカートリッジ200の外部に漏洩することを防止することができる。
【0118】
シーリング部材250は第1チャンバーC1と第2コンテナ220との間に配置され得る。シーリング部材250は第1チャンバーC1のエッジを取り囲んで密着することができる。シーリング部材250は弾性素材で構成され得る。例えば、シーリング部材250はゴムやシリコンなどの素材で製造され得る。シーリング部材250は第1チャンバーC1に貯蔵された液体が第1チャンバーC1から構成部の間の隙間を通して漏洩することを防止することができる。
【0119】
シーリング部材250は、第1シーリング部251及び第2シーリング部252のうちの少なくとも一つを備えることができる。第1シーリング部251は第1コンテナ210の外壁211に沿って延びることができる。第1シーリング部251は第1コンテナ210の外壁211のエッジを取り囲むことができる。第1シーリング部251は第1コンテナ210の外壁211とフレーム240との間に密着することができる。第1シーリング部251は第1コンテナ210の外壁211と第1フレーム部241との間に密着することができる。
【0120】
したがって、第1チャンバーC1内に貯蔵された液体が第1コンテナ210の外壁211とフレーム240との間を通して漏洩することを防止することができる。
【0121】
第2シーリング部252は第1シーリング部251から第1コンテナ210の内壁212に沿って延びることができる。第2シーリング部252は第1コンテナ210の内壁212のエッジを取り囲んで密着することができる。第2シーリング部252は第1コンテナ210の内壁とフレーム240との間に密着することができる。第2シーリング部252は第1コンテナ210の内壁と第2フレーム部242との間に密着することができる。第2シーリング部252はフレーム240に挿入されることができる。第2シーリング部252は第2フレーム部242に挿入されることができる。第1コンテナ210の内壁212の下端はフレーム240に向けて第2シーリング部252を押圧することができる。
【0122】
したがって、第1チャンバーC1内に貯蔵された液体が第1コンテナ210の内壁212とフレーム240との間を通して漏洩することを防止することができる。
【0123】
マウント130はセンサー収容部137を備えることができる。センサー収容部137は、マウント130の一側壁の下部に形成された空間を提供することができる。第2センサー180はセンサー収容部137の内部に収容され得る。下部ケース230はセンサー収容部137を覆うことができる。下部ケース230はセンサー収容部137の一側を取り囲むことができる。下部ケース230の収容部231の一側壁はセンサー収容部137の側部と向き合うことができる。下部ケース230の延長部232はセンサー収容部137の上部を覆うことができる。
【0124】
センサー収容部137と下部ケース230との間に空気が流動し得る隙間が形成され得る。空気はセンサー収容部137と下部ケース230との間を通過してカートリッジ流入口224に流入することができる。第2センサー180は、センサー収容部137と下部ケース230との間を通過してカートリッジ流入口224に流入する空気の流動を感知することができる。
【0125】
図15及び
図16を参照すると、カートリッジ200は、挿入空間214の他端または下端に隣接した位置で、挿入空間214の周辺から内側に突出したスティックストッパー217を含むことができる。スティックストッパー217は半径内側方向に突出することができる。スティックストッパー217は第1コンテナ210の外壁211及び/または内壁212に形成され得る。
【0126】
スティックストッパー217は複数のスティックストッパーを備えることができる。スティックストッパー217は三つのスティックストッパーを備えることができる。スティックストッパー217は挿入空間214の周囲に沿って複数が配列され得る。スティックストッパー217は円周方向に配列され得る。スティックストッパー217は互いに離隔して配置され得る。スティックストッパー217は挿入空間214の周囲に沿って円周方向に延びたリブ形状またはリング形状を有し得る。スティック400はスティックストッパー217の周辺にかかることができる。スティックストッパー217は上側に向かって次第に広くなる形状を有し得る。
【0127】
よって、スティック400が挿入空間214に挿入されるとき、スティックストッパー217は、スティック400の端部に接触する結果として、スティック400が挿入空間214を越えて第2チャンバーC2に移動することを制限することができる。
【0128】
また、第2チャンバーC2から挿入空間214に空気が流入する量が減少することを最小化することができる。
【0129】
また、スティックストッパー217は、第2チャンバーC2で生成されたエアロゾルがスティック400の媒質から一定の成分を抽出することを妨げない。
【0130】
図17及び
図18を参照すると、カバー310のピボット軸またはシャフト311は挿入空間214の上側に配置され得る。カバー310のピボット軸またはシャフト311は挿入空間214と挿入口304との間に配置され得る。カバー310は挿入空間214の内側に向かってピボット動作して挿入空間214及び/または挿入口304を開放し得る。カバー310が挿入空間214の内側に向かってピボット動作する方向は第1方向と定義し得る。
【0131】
カバー310が第1方向にピボット動作して挿入空間214を開放すると、カバー310はカバー溝215に収容されることができる。カバー310が挿入空間214を開放すると、カバー310はカバー溝215に収容され、カバー溝215の下側に配置された第1コンテナ210の内壁212とオーバーラップ(overlap)し得る。カバー310が挿入空間214を開放すると、カバー310はカバー溝215の下側に位置する第1コンテナ210の内壁212に平行に配置され得る。
【0132】
第1ガイド216はカバー溝215の底から挿入空間214の下側に向かって傾いて形成され得る。第1ガイド216は、下側に行くほど挿入空間214が次第に狭くなるように傾いて形成され得る。カバー310が挿入空間214を開放すると、第1ガイド216はカバー310の下側でカバー310の一端に隣接して配置され得る。カバー310が挿入空間214を開放すると、第1ガイド216はカバー310の端部よりも挿入空間214に突出することができる。
【0133】
カバー310は挿入空間214の外側に向かってピボット動作して挿入空間214及び/または挿入口304を閉鎖することができる。カバー310が挿入空間214の外側に向かってピボット動作する方向は第2方向と定義し得る。スプリング312の一端はカバー310を支持し、スプリング312の他端はキャップ300を支持することができる。スプリング312は、カバー310が挿入空間214を閉鎖する方向にカバー310に弾性力を提供することができる。カバー310はスプリング312を介して第2方向にピボット動作することができる。
【0134】
第2ガイド306は、下側に行くほど内側空間が次第に狭くなるように傾いて形成され得る。第2ガイド306はカバー310のピボット動作半径に隣接して配置され得る。第2ガイド306はカバー310のピボット動作半径の外側に配置され得る。第2ガイド306はカバー310のピボット動作半径に沿って傾いて延びることができる。
【0135】
第2ガイド306の一端は挿入口304に隣接して位置し得る。第2ガイド306の一端は挿入口304の外側に配置され得る。第2ガイド306の一端は挿入口壁305の下側に配置され得る。挿入口壁305は第2ガイド306の一端よりも内側に突出することができる。カバー310が第2方向にピボット動作して挿入空間214を閉鎖すると、カバー310は挿入口壁305に接触することにより、カバー310の移動を制限することができる。
【0136】
第2ガイド306の他端は挿入空間214に隣接して位置し得る。第2ガイド306の他端は、挿入空間214の周辺を構成する第1コンテナ210の外壁211に隣接して位置し得る。第2ガイド306の他端は挿入空間214を区画する第1コンテナ210の外壁211の上側に配置され得る。第2ガイド306は第2ガイド306の一端から他端まで傾いて延びた形状を有し得る。
【0137】
図19~
図22を参照すると、スティック400はカバー310を挿入空間214の内側方向にまたは第1方向に押し出すことができる。スティック400がカバー310を押し出しながら挿入空間214に挿入されると、カバー310は挿入空間214及び/または挿入口304を開放し得る。
【0138】
図19及び
図20を参照すると、スティック400の端部が挿入口304を通過するとき、スティック400の端部は挿入口壁305に接触することができる。スティック400の端部が挿入口壁305に接触すると、挿入口壁305はスティック400を挿入口304内の定位置に案内することができる。スティック400が挿入口304を通過すると、スティック400の端部はカバー310を押し出してカバー310を第1方向にピボット動作させることができる。
【0139】
図20及び
図21を参照すると、スティック400が挿入口304を通過すると、カバー310はカバー溝215に挿入されることができる。カバー310は第1コンテナ210の内壁212とオーバーラップし、第1コンテナ210の内壁212と一緒に挿入空間214の一側壁を構成することができる。
【0140】
図21及び
図22を参照すると、スティック400はカバー310の面に沿ってスライドして挿入空間214に挿入されることができる。第2ガイド306は、挿入口304を中心に、カバー310のピボット軸と対向する位置に配置され得る。第2ガイド306はカバー溝215と対向する位置に配置され得る。スティック400が挿入空間214に挿入されるとき、スティック400の端部は第2ガイド306と接触することができる。スティック400の端部が第2ガイド306に接触すると、第2ガイド306はスティック400を挿入空間214内の定位置に案内することができる。
【0141】
第1ガイド216は第2ガイド306と対向する位置に配置され得る。第1ガイド216は第2ガイド216よりも下側に配置され得る。第1ガイド216はカバー溝215の下側に配置され得る。第1ガイド216はカバー310の下側に配置され得る。第1ガイド216は第1コンテナ210の内壁212に沿って円周方向に延びることができる。スティック400が挿入空間214に挿入されるとき、スティック400の端部は第1ガイド216に接触することができる。スティック400の端部は第2ガイド306に先に接触して位置が案内された後、第1ガイド216に接触することができる。スティック400の端部が第1ガイド216に接触すると、第1ガイド216はスティック400を挿入空間214内の定位置に案内することができる。
【0142】
挿入空間214に挿入されると、スティック400の端部はスティックストッパー217に接触することができる。スティックストッパー217はスティック400の端部に接触することにより、スティック400が挿入空間214の下側にまたは第2チャンバーC2に移動することを制限することができる。
【0143】
よって、使用者がスティック400を介してカバー310を押し出すとき、スティック400が挿入口304をスムーズに通過してカバー310を押し出すように正確な位置に案内されることができる。
【0144】
また、スティック400がカバー310を押し出してカバー310が挿入空間214の内側に配置されても、カバー310がカバー溝215に収容されることにより、スティック400が挿入空間214を区画する壁に密着することができる。
【0145】
また、スティック400が挿入空間214を区画する壁に密着することで、使用者がスティック400を通して空気を吸入するとき、挿入空間214とスティック400との間で不必要に空気が流動することを防止し、浪費される吸引力を減らして空気流動の効率減少を防止することができる。
【0146】
また、使用者がスティック400を介してカバー310を押し出すことにより、カバー310が第2方向にスティック400の端部に外力を加えても、スティック400が挿入空間214に正確に挿入されるように案内することができる。
【0147】
また、スティック400が第2チャンバーC2の内側に移動することを制限することができる。
【0148】
図23を参照すると、アッパーボディー120はロウワーボディー110の上部に結合することができる。マウント130はロウワーボディー110の上部を覆うことができる。マウント130の下部はロウワーボディー110の側壁111の上部によって取り囲まれることができる。マウント130はロウワーボディー110の上部に結合することができる。マウント130はロウワーボディー110とスナップフィット方式で結合することができる。マウント130はロウワーボディー110に分離できないように締結されることができる。
【0149】
第2センサー180はロウワーボディー110の上部一側に配置され得る。センサー支持部185はロウワーボディー110の上部から上方に延びた形状を有し得る。センサー支持部185は第2センサー180を支持することができる。第2センサー180はセンサー支持部185に結合することができる。第2センサー180はセンサー支持部185に結合し、側方向に向かうように配置され得る。マウント130のセンサー収容部137は第2センサー180及びセンサー支持部185を収容して覆うことができる。
【0150】
図24~
図26を参照すると、締結口135はマウント130の下部に形成され得る。締結口135はマウント130の下部の側部に形成され得る。締結口135は複数の締結口を備え、マウント130の下部の周囲に沿って配列され得る。ロウワーボディー110の上部に配置されたボディーラッチ115は締結口135に挿入されることにより、マウント130とロウワーボディー110とを締結することができる(
図28及び
図29参照)。
【0151】
リブ溝136はマウント130の外側面132に形成され得る。リブ溝136はマウント130の外側面132から内側に陥没した形状を有し得る。リブ溝136はマウント130の外側面132の周囲に沿って延びた形状を有し得る。ロウワーボディー110の上部の内周に沿って延びたボディーリブ116はリブ溝136に挿入されてマウント130とロウワーボディー110とを締結することができる。ボディーリブ116は弾性素材で構成され得る。例えば、ボディーリブ116はゴムやシリコンなどの材質で構成され得る。ボディーリブ116はリブ溝136に密着してマウント130の位置をロウワーボディー110に安定的に固定させ、アッパーボディー120がロウワーボディー110に対して搖れることを防止することができる(
図28及び
図29参照)。
【0152】
第1固定部138はマウント130の下部に形成され得る。第1固定部138はマウント130の下部から上側に陥没するか、または下側に突設され得る。第1固定部138はマウント130の下部の周囲に形成され得る。第1固定部138は複数の第1固定部を備え、マウント130の下部の周囲に沿って配列され得る。ロウワーボディー110の上部に配置された第2固定部118は第1固定部138と結合することにより、マウント130の位置をロウワーボディー110に安定的に固定させ、アッパーボディー120がロウワーボディー110に対して搖れることを防止することができる(
図28及び
図29参照)。
【0153】
アッパーボディー120は、上方に延びたコラム140を含むことができる。コラム140はマウント130の一側から上方に延びることができる。コラム140の側壁141、142はマウント130の側壁131、132と連結され得る。コラム140はマウント130が提供する空間134の一部を取り囲むことができる。コラム140の内側壁141は外側に凹むように陥没した形状を有し得る。コラム140はカートリッジ200の側部と向き合うことができる(
図6参照)。コラム140はカートリッジ200の一側部を取り囲むことができる。コラム140はカートリッジ200の一側部に向かって開放し得る。
【0154】
コラム140はPCBアセンブリー150を収容することができる。PCBアセンブリー150はカートリッジ200に光を提供するか、またはカートリッジ200についての情報を感知することができる。例えば、カートリッジ200についての情報は、カートリッジ200の第1チャンバーC1に貯蔵された液体の残量の変化についての情報、カートリッジ200の第1チャンバーC1に貯蔵された液体の種類についての情報、カートリッジ200の挿入空間214にスティック400が挿入されたかについての情報、カートリッジ200の挿入空間214に挿入されたスティック400の種類についての情報、カートリッジ200の挿入空間214に挿入されたスティック400が使用された程度または使用可能な程度についての情報、カートリッジ200の挿入空間214に挿入されたカートリッジ200がボディー100に結合されたかについての情報、および結合されたカートリッジ200の種類についての情報のうちの少なくとも一つであり得る。カートリッジ200についての情報は、前述したものに限定されない。コラム140は光を提供する光源153を収容することができる。コラム140はカートリッジ200についての情報をセンシングする第1センサー154を収容することができる。
【0155】
コラム140は、内部に設置空間144を提供することができる。設置空間144はコラム140に沿って上下に延びた形状を有し得る。コラム140の内側壁141は設置空間144を取り囲むことができる。設置空間144はマウント130の空間134に向かって開放し得る。設置空間144はカートリッジ200の一側部に向かって開放し得る。
【0156】
PCBアセンブリー150は設置空間144内に設けられ得る。プレート160はPCBアセンブリー150を覆い、設置空間144内に配置され得る。ウィンドウ170はPCBアセンブリー150および設置空間144を覆うことができる。PCBアセンブリー150、プレート160及びウィンドウ170は順次積層され得る。設置空間144はアセンブリー収容空間144と言える。
【0157】
PCBアセンブリー150は、PCB(Printed Circuit Board)151、光源153及び第1センサー154のうちの少なくとも一つを含むことができる。光源153はPCB151に装着され得る。光源153は少なくとも一つ以上の光源を備えることができる。第1センサー154はPCBに装着され得る。光源153と第1センサー154とは単一のPCBの互いに異なる位置に装着され得る。第1センサー154は少なくとも一つの光源153を回避する領域に装着され得る。
【0158】
PCBアセンブリー150はコラム140の内部にカートリッジ200に向かって配置され得る。PCBアセンブリー150は第1チャンバーC1および挿入空間214を備えた第1コンテナ210に向かうことができる。PCBアセンブリー150はコラム140に沿って上下方向に長く延びることができる。PCBアセンブリー150の一端に電気的接続のためのコネクタ152が形成され得る。
【0159】
PCB151はコラム140に沿って上下に長く延びることができる。PCB151はFPCB(Flexible Printed Circuit Board)であり得る。コネクタ152はPCB151の一端に形成され得る。光源153はPCB151に複数が配列され得る。第1センサー154はPCB151の中心部に位置し得る。光源153は第1センサー154を間に挟んで両側に少なくとも一つずつ配置され得る。複数の光源153はPCB151に沿って上下に配列され得る。複数の光源153はコラム140の長手方向に沿って配列され得る。第1センサー154は挿入空間214に向かうように配置され得る。光源153は挿入空間214の外側に向かうように配置され得る。光源153は挿入空間214の外側に光を放出し、第1チャンバーC1に光を提供することができる。光源153はLEDであり得る。
【0160】
したがって、光源153は第1チャンバーC1に光を均一に提供することができる。
【0161】
また、挿入空間214に挿入されたスティック400によって光源153が提供する光の経路が遮断されることを防止することができる。
【0162】
第1センサー154はPCB151に沿って上下方向に長く延びることができる。第1センサー154は第1コンテナ210または挿入空間214に沿って長く延びることができる。第1センサー154は挿入空間214と向き合うことができる。第1センサー154はカートリッジ200についての情報を感知することができる。例えば、第1センサー154は、カートリッジ200の第1チャンバーC1に貯蔵された液体の残量の変化についての情報、カートリッジ200の第1チャンバーC1に貯蔵された液体の種類についての情報、カートリッジ200の挿入空間214にスティック400が挿入されたかについての情報、カートリッジ200の挿入空間214に挿入されたスティック400の種類についての情報、カートリッジ200の挿入空間214に挿入されたスティック400が使用された程度または使用可能な程度についての情報、カートリッジ200の挿入空間214に挿入されたカートリッジ200がボディー100に結合されたかについての情報、および結合されたカートリッジ200の種類についての情報のうちの少なくとも一つを感知することができる。カートリッジ200についての情報はこれに限定されない。
【0163】
第1センサー154は、カートリッジ200の電磁気特性の変化を感知して前記カートリッジ200についての情報を感知することができる。第1センサー154は隣接した物体による電磁気特性の変化を感知することができる。例えば、第1センサー154はキャパシタンスセンサー(capacitance sensor)であり得る。例えば、第1センサー154は磁気近接センサー(magnetic proximity sensor)であり得る。第1センサー154の種類はこれに限定されない。例えば、カートリッジ200の挿入空間214にスティック400が挿入されるか、または第1チャンバーC1に貯蔵された液体の容量に変化が生じると、第1センサー154が感知する電磁気特性に変化が起こり、第1センサー154はこれを測定してカートリッジ200についての情報を感知することができる。
【0164】
ウィンドウ170はコラム140に結合することができる。ウィンドウ170は透明材質で形成され得る。ウィンドウ170は光を透過させることができる。ウィンドウ170はコラム140に結合してPCBアセンブリー150を覆うことができる(
図26参照)。ウィンドウ170はコラム140に沿って上下に延びた形状を有し得る。ウィンドウ170はコラム140とカートリッジ200との間に配置され得る。ウィンドウ170はコラム140の内側壁141に隣接して配置され得る。ウィンドウ170はカートリッジ200の一側部を取り囲むことができる。ウィンドウ170はカートリッジ200の側部と向き合うことができる。ウィンドウ170は、PCBアセンブリー150がカートリッジ200に隣接するように、薄く形成され得る。
【0165】
ウィンドウ170の一面171aはカートリッジ200の側部に接触してカートリッジ200を支持することができる(
図4~
図6参照)。ウィンドウ170の他面171bはPCBアセンブリー150に密着することができる(
図27参照)。ウィンドウ170の一面171aはウィンドウ170の前面と言える。ウィンドウ170の他面171bはウィンドウ170の後面と言える。
【0166】
ウィンドウ170の一面171aは、挿入空間214の周辺を構成する第1コンテナ210の外壁211に対応する形状を有し得る。挿入空間214はコラム140及びPCBアセンブリー150に隣接して位置し得る(
図15参照)。挿入空間214は第1チャンバーC1とコラム140との間に位置し得る。挿入空間214の周囲を取り囲む第1コンテナ210の外壁211は挿入空間214の周囲に沿って丸く延びた形状を有し得る。ウィンドウ170の一面171aは挿入空間214の外側を取り囲むように丸い形状を有し得る。ウィンドウ170の一面171aは挿入空間214の周囲を構成する第1コンテナ210の外壁211を取り囲むように丸い形状を有し得る。ウィンドウ170の一面171aはカートリッジ200と対向する方向に向かって凹んでいる形状を有し得る。ウィンドウ170の一面171aはカートリッジ200の一側壁を支持することができる。
【0167】
ウィンドウ170の他面171bには、光源153を収容する少なくとも一つの溝174が形成され得る。前記溝174は光源溝174またはウィンドウ溝174と言える。光源溝174はウィンドウ170の他面171bから一面に向かって陥没するように形成され得る。複数の光源溝174のそれぞれは、複数の光源153のそれぞれを収容して覆うことができる。複数の光源溝174のそれぞれは、複数の光源153のそれぞれの位置に対応する位置に形成され得る。複数の光源溝174は上下に配列され得る。複数の光源溝174は第1センサー154を間に挟んで両側に少なくとも一つずつ形成され得る。
【0168】
ウィンドウ170の他面171bは、平たく形成された平面部172を含むことができる。平面部172はPCBアセンブリー150に密着することができる。平面部172はコラム140の設置空間144(
図24参照)に挿入されることができる。光源溝174は、平面部172が陥没するように形成され得る。
【0169】
PCBアセンブリー150は複数の貫通ホール151aを含むことができる。貫通ホール151aはPCB151の一側に形成され得る。貫通ホール151aはPCB151の上側に形成され得る。貫通ホール151aは光源153及び/または第1センサー154よりも上側に形成され得る。貫通ホール151aはPCB151の両側に形成され得る。
【0170】
ウィンドウ170は複数の貫通突起172aを含むことができる。貫通突起172aはウィンドウ170の他面171bから突設され得る。貫通突起172aは貫通ホール151aに対応する位置に形成され得る。貫通突起172aは貫通ホール151aに向かって突出することができる。貫通突起172aは貫通ホール151aを貫通することができる。貫通突起172aは複数の貫通突起を備えることができる。複数の貫通突起172aのそれぞれは複数の貫通ホール151aのそれぞれを貫通することができる。貫通突起172aは貫通ホール151aを貫通することにより、PCBアセンブリー150およびウィンドウ170が定位置に配置され得る。
【0171】
ウィンドウ170は係止突起173を含むことができる。係止突起173はウィンドウ170の他面171bに形成され得る。係止突起173は平面部172から両側に突設され得る。係止突起173は複数の係止突起を備え、上下方向に配列され得る。複数の係止突起173のそれぞれはフランジ側部1451に対応して上下に長い形状を有し得る。
【0172】
コラム140はフランジ145を含むことができる。フランジ145はコラム140の内側壁141の内側に配置され得る。フランジ145はコラム140の内側壁141から内側に突出することができる。フランジ145はコラム140と一体に形成され得る。フランジ145はコラム140の内側に突出してエッジを形成することができる。フランジ145はアセンブリー収容空間144の周囲に沿って延びることができる。フランジ145は、中央が開放し、これを通してアセンブリー収容空間144とカートリッジ収容空間134とが互いに連結され得る。
【0173】
フランジ145は、フランジ側部1451、フランジ下部1452及びフランジ上部1453のうちの少なくとも一つを含むことができる。フランジ145は、フランジ側部1451、フランジ下部1452及びフランジ上部1453が連結されることによって形成され得る。フランジ側部1451はコラム140の長手方向に沿って長く延びた形状を有し得る。フランジ側部1451はコラム140の両側に互いに離隔して形成され得る。フランジ下部1452およびフランジ上部1453は一対のフランジ側部1451の間に連結され得る。フランジ側部1451、フランジ下部1452及びフランジ上部1453は互いに連結されてフランジ145の周辺を構成することができる。フランジ側部1451、フランジ下部1452及びフランジ上部1453によって取り囲まれる領域は開放することにより、アセンブリー収容空間144とカートリッジ収容空間134とが連通することができる。
【0174】
ウィンドウ170の他面171bはフランジ145に付着され得る。ウィンドウ170の他面のエッジはフランジ145に付着され得る。ウィンドウ170の他面171bはフランジ145に接着部材を介して付着され得る。例えば、接着部材はテープやボンドなどであり得る。接着部材は前述したものに限定されない。係止突起173はフランジ145にかかることにより、ウィンドウ170とフランジ145とを締結することができる。係止突起173はフランジ側部1451にかかることができる。フランジ145はウィンドウ170のエッジに隣接したウィンドウ170の他面171bの形状に対応する形状を有し得る。フランジ下部1452及びフランジ上部1453は凹んでいる形状を有し得る。
【0175】
したがって、PCBアセンブリー150を外部から保護し、PCBアセンブリー150が離脱することを防止することができる。
【0176】
また、PCBアセンブリー150から出射される光をカートリッジ200に提供することができる。
【0177】
また、ウィンドウ170、カートリッジ200及びPCBアセンブリー150が安定的に結合するかまたは固定されることができる。
【0178】
プレート160は、PCBアセンブリー150において少なくとも一つの光源153を回避する領域を覆うことができる。プレート160はPCBアセンブリー150に付着されて第1センサー154を覆うことができる。プレート160は電磁波を透過させることができる。プレート160は電磁波を透過させるが、可視光は透過しないかまたは半透明になり得る。
【0179】
PCB151に光源153と連結された印刷回路が光源153の周辺に印刷され得る。プレート160は光源153の周辺でPCB151に印刷された印刷回路を覆うことができる。プレート160は第1センサー154に沿って上下に延びた形状を有し、これから印刷回路が印刷された方向に延びた形状を有し得る。
【0180】
プレート160は光源153を覆わずに露出させることができる。光源153は、第1センサー154を間に挟んで両側で上下方向に配列され得る。プレート160は光源153の位置に対応する位置が開放し得る。プレート160がPCBアセンブリー150に付着されると、光源153はプレート160が開放して形成された領域を通して露出され得る。
【0181】
したがって、光源153が出射する光が遮断されなく、第1センサー154及び/またはPCB151に印刷された印刷回路は外部に露出されずに外部から保護されることができる。
【0182】
また、第1センサー154は、プレート160によって覆われた状態で、周辺の電磁気特性の変化を感知することができる。
【0183】
図27を参照すると、PCBアセンブリー150はコラム140の内部でコラム140に沿って長く延びることができる。PCB151はコラム140に沿って長く延びることができる。PCBアセンブリー150の一端に形成されたコネクタ152はアッパーボディー120の下側に露出され得る。コネクタ152はコラム140の下側に露出され得る。コネクタ152はマウント130の下側に露出され得る。コラム140の下端は開放して隙間146を形成することができる。コネクタ152は隙間146を通して下側に露出され得る。隙間146は設置空間144(
図24)と連通することができる。
【0184】
マウント130はセンサー収容部137を含むことができる。センサー収容部137はマウント130の一側壁に形成され得る。センサー収容部137はマウント130の一側壁に下方に開放するように形成されることにより、内部に第2センサー180が挿入される空間137bを提供することができる。センサー収容部137が提供する前記空間137bはセンサー収容空間137bと言える。センサー収容部137の内側面はマウント130の内側面131の一部を構成することができる。センサー収容部137の外側面はマウント130の外側面132の一部を構成することができる。センサー収容部137はカートリッジ収容空間134を中心にコラム140と対向する位置に形成され得る。コラム140はマウント130の一側から上方に延び、センサー収容部137はマウント130の他側に形成され得る。
【0185】
センシングホール137aはセンサー収容部137の内側面131に形成され得る。センシングホール137aはセンサー収容空間137bとカートリッジ収容空間134との間に形成されることで、センサー収容空間137bとカートリッジ収容空間134とを連結することができる。センシングホール137aはカートリッジ流入口224(
図15参照)に隣接して位置し得る。センシングホール137aはカートリッジ流入口224と向き合うことができる。
【0186】
センシングホール137aは側部に向かうことができる。カートリッジ流入口224は第2コンテナ220の側部が開放することによって形成され、側部が開放したセンシングホール137aはカートリッジ流入口224と向き合うことができる(
図15参照)。
【0187】
図28及び
図29を参照すると、ロウワーボディー110の分離壁112はバッテリー190の上側を覆うことができる。分離壁112はロウワーボディー110の上部にロウワーボディー110の側壁111と交差する方向に配置され得る。分離壁112はロウワーボディー110の内部構成部品の上側を覆うことができる。分離壁112は、ロウワーボディー110の内部構成部品が設けられる空間とアッパーボディー120が結合する空間とを分離することができる。分離壁112はアッパーボディー120の下部に配置され得る。ロウワーボディー110の側壁111は分離壁112よりも上方に延び、分離壁112の周辺を取り囲むことができる。分離壁112の上方に延びたロウワーボディー110の側壁111の内周面はマウント130の下部の周辺を取り囲むことができる。
【0188】
第2センサー180はロウワーボディー110の一側上部に設けられ得る。第2センサー180は分離壁112の上側に配置され得る。第2センサー180はマウント130センサー収容部137に対応する位置に配置され得る。センサー支持部185は分離壁112の一側から上方に延びて第2センサー180を支持することができる。第2センサー180は側方向に向かうように配置され得る。
【0189】
アッパーボディー120はロウワーボディー110の上側に結合することができる。ボディーラッチ115はロウワーボディー110の上部に形成され得る。ボディーラッチ115は分離壁112の一端に形成され得る。ボディーラッチ115は突出した形状を有し得る。ボディーラッチ115はマウント130の締結口135に挿入されることにより、マウント130とロウワーボディー110とを締結することができる。
【0190】
ボディーリブ116はロウワーボディー110の側壁111の内周面から突出した形状を有し得る。ボディーリブ116はロウワーボディー110の側壁111の内周面に沿って延びた形状を有し得る。ボディーリブ116は弾性素材で構成され得る。例えば、ボディーリブ116はゴムやシリコンなどの素材で製造され得る。ボディーリブ116は分離壁112よりも上側に配置され得る。ボディーリブ116はマウント130のリブ溝136に挿入されて密着することができる。
【0191】
第2固定部118はロウワーボディー110の上部に配置され得る。第2固定部118は第1固定部138に対応する位置に形成され得る。第2固定部118は分離壁112の周辺に形成され得る。第2固定部118は上方に突出するかまたは下側に陥没した形状を有し得る。第2固定部118は複数の第2固定部を備えることができる。第2固定部118はマウント130の第1固定部138と結合することができる。
【0192】
よって、アッパーボディー120はロウワーボディー110に結合することができる。
【0193】
また、マウント130の位置はロウワーボディー110に安定的に固定されることができ、アッパーボディー120がロウワーボディー110に対して搖れることを防止することができる。
【0194】
接続端子ホール133aはマウント130の底133に形成され得る。接続端子ホール133aはスリット形状を有し得る。接続端子ホール133aは一対の接続端子ホールを備えることができる(
図27参照)。第1接続端子191は分離壁112の上方に突出するように形成され得る。第1接続端子191は一対の第1接続端子を備えることができる。第1接続端子191と接続端子ホール133aとは互いに対応する位置に形成され得る。アッパーボディー120がロウワーボディー110に結合すると、第1接続端子191は接続端子ホール133aを貫通してカートリッジ収容空間134に露出され得る。第2カートリッジ200がアッパーボディー120に結合すると、ヒーター262(
図15参照)は第1接続端子191と接触して、バッテリー190及び制御装置193などの装置のうちの少なくとも一つと電気的に連結され得る。電気的に連結される装置はこれに限定されない。
【0195】
PCBアセンブリー150はアッパーボディー120の下側に露出されるコネクタ152を介してロウワーボディー110の内部の装置と電気的に連結され得る。分離壁112の一側は開放してコネクタ挿入口117を形成することができる。コネクタ挿入口117はコラム140に対応する位置に形成され得る。コネクタ挿入口117は上方に向かって開放し得る。接続端子192はロウワーボディー110の内部でコネクタ挿入口117の下側に位置し得る。アッパーボディー120がロウワーボディー110に結合すると、コネクタ152はコネクタ挿入口117に挿入されて第2接続端子192に接触することができる。コネクタ152が第2接続端子192に接触すると、PCBアセンブリー150のコネクタ152を介してバッテリー190及び制御装置193などの装置のうちの少なくとも一つと電気的に連結され得る。電気的に連結される装置はこれに限定されない。
【0196】
アッパーボディー120がロウワーボディー110に結合すると、第2センサー180はセンサー収容部137が提供する空間137bに挿入されることができる。センサー収容部137は第2センサー180を取り囲むことができる。マウント130がロウワーボディー110に結合するとき、第2センサー180はセンサー収容空間137bの下側から上方に挿入されることができる。センサー収容部137が開放することによって形成されたセンシングホール137aはカートリッジ200に向かって開放し得る。第2センサー180はセンサー収容部137の内部でセンシングホール137aに向かうことができる。第2センサー180はセンサー収容部137の内部でカートリッジ流入口224(
図15参照)に向かうように配置され得る。第2センサー180は、センシングホール137aの周辺を流動する空気の流動を感知することができる。
【0197】
図30~
図32を参照すると、カートリッジ200は、第1コンテナ210、第2コンテナ220、芯261及びヒーター262のうちの少なくとも一つを含むことができる。カートリッジ200はシーリング部材250を含むことができる。
【0198】
第1コンテナ210は中空形状に形成され得る。第1コンテナ210の外壁211は内部空間を取り囲むことができる。第1コンテナ210は、内部に液体を貯蔵する第1チャンバーC1を提供することができる。第1チャンバーC1は、一側または下側が開放し得る。第1コンテナ210は、スティック400が挿入できる挿入空間214を備えることができる。第1チャンバーC1とスティック400とは第1コンテナ210の内部で互いに区画され得る。挿入空間214は、両端が開放し、長く延びた形状を有し得る。挿入空間214は上下に長く延び、上端及び下端が開放し得る。挿入空間214の周辺は円周方向に延びることができる。挿入空間214は円筒形状を有し得る。
【0199】
第1コンテナ210の内壁212は第1コンテナ210の内部に位置し、第1コンテナ210の内部空間を分離することができる。第1コンテナ210の内壁212は、第1コンテナ210の外壁211が取り囲む空間の一側に第1チャンバーC1を区画し、他側に挿入空間214を区画することができる。第1コンテナ210の内壁212は円周方向に延びて挿入空間214の周辺の少なくとも一部を取り囲むことができる。
【0200】
したがって、液体を貯蔵する空間の効率を改善し、使用者の吸入動作の便宜性を改善することができる。
【0201】
第2コンテナ220は第1コンテナ210に結合することができる。第2コンテナ220は第1コンテナ210の一側または下側に結合することができる。第2コンテナ220は第1チャンバーC1の開放側を閉鎖することができる。第2コンテナ220は、内部に挿入空間214と連通する第2チャンバーC2を提供することができる。芯261は第2コンテナ220の内部に設けられ得る。
【0202】
カートリッジ流入口224は第2チャンバーC2とカートリッジ200の外部とを連通させることができる。カートリッジ流入口224は第2コンテナ220の外壁に形成され得る。カートリッジ流入口224は第2コンテナ220の側壁221に形成され得る。カートリッジ流入口224は側方向に向かって開放し得る。カートリッジ流入口224は第2コンテナ220の底222よりも高い位置に形成され得る。
【0203】
したがって、連結流路2314内に存在する液滴がカートリッジ流入口224を通してカートリッジ200の外部に漏洩することを防止することができる。
【0204】
第2コンテナ220は、下部ケース230およびフレーム240のうちの少なくとも一つを含むことができる。下部ケース230は第2コンテナ220の外形をなすことができる。下部ケース230は第1コンテナ210の下側に配置され得る。下部ケース230は第1コンテナ210と結合することができる。下部ケース230は第1コンテナ210の外壁211と結合することができる。下部ケース230の周辺は第1コンテナ210の周辺と結合することができる。カートリッジ流入口224は下部ケース230の外壁に形成され得る。カートリッジ流入口224は下部ケース230の側壁2311に形成され得る。カートリッジ流入口224は下部ケース230の底2312よりも高い位置に形成され得る。下部ケース230は、内部に収容空間2310を提供することができる。下部ケース230は、収容空間2310内にフレーム240の少なくとも一部を収容することができる。下部ケース230はフレーム240を支持することができる。
【0205】
下部ケース230は収容部231を含むことができる。収容部231は、内部に収容空間2310を提供することができる。収容空間2310は収容部231に上方に形成され得る。収容部231は収容空間2310の側部および下部を取り囲むことができる。収容部231の側壁2311は収容空間2310の側部を取り囲むことができる。収容部231の底2312は収容空間2310の下部を覆うことができる。第2チャンバーC2は収容空間2310が形成された位置に形成され得る。収容部231は第2チャンバーC2の一部を取り囲むことができる。
【0206】
カートリッジ流入口224は収容部231の一側に形成され得る。カートリッジ流入口224は収容部231の外壁に形成され得る。カートリッジ流入口224は収容部231の一側壁2311に形成され得る。カートリッジ流入口224は延長部232の下側に隣接して位置し得る。カートリッジ流入口224は収容部231の底2312よりも高い位置に形成され得る。
【0207】
収容部231は、内部に連結流路2314を提供することができる。連結流路2314はカートリッジ流入口224と連通することができる。連結流路2314は収容部231とフレーム240との間に形成され得る。連結流路2314は収容部231およびフレーム240によって取り囲まれ得る。連結流路2314はカートリッジ流入口224とチャンバー流入口2424との間に位置し得る。連結流路2314はカートリッジ流入口224とチャンバー流入口2424とを連結することができる。
【0208】
遮断壁2317は連結流路2314上に形成され得る。遮断壁2317は連結流路2314の底から上方に突設され得る。遮断壁2317は収容部231の底2312またはフレーム240の底から上方に突設され得る。連結流路2314は遮断壁2317を取り囲むことができる。遮断壁2317はカートリッジ流入口224とチャンバー流入口2424との間に配置され得る。遮断壁2317は収容部231の一側壁2311と第2フレーム部242の一側壁2421との間に配置され得る。遮断壁2317は収容部231の一側壁2311に平行に形成され得る。遮断壁2317は収容部231の一側壁2311と向き合うことができる。遮断壁2317は第2フレーム部242の一側壁2421に平行に形成され得る。遮断壁2317は第2フレーム部242の一側壁2421と向き合うことができる。遮断壁2317はカートリッジ流入口224及び/またはチャンバー流入口2424の高さよりも高く延びることができる。遮断壁2317は延長部232及び/または底部2411の高さよりも低く延びることができる。遮断壁2317はカートリッジ流入口224及び/またはチャンバー流入口2424が開放する方向と交差する方向に長く延びることができる。カートリッジ流入口224は遮断壁2317と向き合うことができる。チャンバー流入口2424は遮断壁2317と向き合うことができる。
【0209】
したがって、第2チャンバーC2で発生した液滴がカートリッジ流入口224を通してカートリッジ200の外部に漏洩することを防止することができる。
【0210】
下部ケース230は、収容部231から外側に延びた延長部232を含むことができる。延長部232は収容部231の一側上端から外側に延びることができる。延長部232はカートリッジ流入口224が形成された収容部231の側壁2311から外側に延びることができる。延長部232は第1チャンバーC1の下側に位置し得る。延長部232は第1フレーム部241を支持することができる。
【0211】
下部ケース230は、第1コンテナ210の周辺と結合する周辺部2322を含むことができる。周辺部2322は下部ケース230の上端で下部ケース230の周囲に沿って延びることができる。周辺部2322は収容部231及び延長部232の周囲に沿って延びることができる。周辺部2322は連続した帯形状を有し得る。周辺部2322は、下部ケース230の周辺から上方に突出した形状を有し得る。周辺部2322は第1コンテナ210の外壁211の下端と結合することができる。第1コンテナ210の外壁211の下端は上方に陥没することにより、周辺部2322がそれに挿入されることができる。周辺部2322と第1コンテナ210の外壁211とは接着部材を介して互いに付着され得る。例えば、接着部材はテープやボンドなどであり得る。接着部材は前述したものに限定されない。
【0212】
フレーム240は下部ケース230と第1コンテナ210との間に配置され得る。フレーム240の少なくとも一部は収容空間2310に収容され得る。フレーム240は収容空間2310内で下部ケース230と結合することができる。フレーム240は第1チャンバーC1の開放側または下側を閉鎖することができる。フレーム240は第1チャンバーC1の底をなすことができる。フレーム240は下部ケース230の内部を区画して第2チャンバーC2を提供することができる。フレーム240は第2チャンバーC2の少なくとも一部を取り囲むことができる。第2チャンバーC2はフレーム240および収容部231の外壁によって取り囲まれることができる。第2チャンバーC2は挿入空間214の下側に形成され得る。第2チャンバーC2は挿入空間214の下端と連通することができる。チャンバー流入口2424はフレーム240の一側に形成され得る。チャンバー流入口2424は第2チャンバーC2と連通することができる。
【0213】
フレーム240は、第1チャンバーC1の底をなす第1フレーム部241を含むことができる。第1フレーム部241は第1チャンバーC1の開放側を閉鎖することができる。フレーム240は、下部ケース230の内部を区画して第2チャンバーC2を提供する第2フレーム部242を含むことができる。第2フレーム部242は下部ケース230の内部に収容され得る。第2フレーム部242は第1フレーム部241と連結され得る。第2フレーム部242は第2チャンバーC2の少なくとも一部を取り囲むことができる。
【0214】
第2フレーム部242は収容空間2310に収容され得る。第2フレーム部242の側壁2421は第2チャンバーC2の側部の少なくとも一部を取り囲むことができる。第2フレーム部242の底2422は第2チャンバーC2の底をなすことができる。収容部231は第2フレーム部242を支持することができる。収容部231の底2312は第2フレーム部242の底2422を支持することができる。チャンバー流入口2424は第2フレーム部242の側壁2421に形成され得る。チャンバー流入口2424は側方向に開放し得る。チャンバー流入口2424は第2チャンバーC2の底または第2フレーム部242の底2422よりも高い位置に形成され得る。
【0215】
したがって、第2チャンバーC2で発生した液滴がチャンバー流入口2424を通して第2チャンバーC2の外部に漏洩することを防止することができる。
【0216】
第1フレーム部241は、第2フレーム部242の一側から外側に延びた形状を有し得る。第1フレーム部241は収容空間2310の上部から延長部232が延びる方向に延びることができる。第1フレーム部241は下部ケース230の上側一部を覆うことができる。下部ケース230は第1フレーム部241の一面を支持することができる。
【0217】
第1フレーム部241の底部2411は第1チャンバーC1の底をなすことができる。第1フレーム部241の底部2411は第2フレーム部242の一側壁2421の上端部から外側に延びることができる。第1フレーム部241の底部2411は延長部232が形成された方向に延びることができる。第1フレーム部241の底部2411は延長部232および連結流路2314の上側を覆うことができる。第1フレーム部241の底部2411は延長部232によって支持されることができる。
【0218】
第1フレーム部241の側壁2412は第2フレーム部242の底2422の周辺の一側から第1フレーム部241の底部2411の周囲に沿って延びることができる。第1フレーム部241の側壁2412は第1フレーム部241の底部2411のエッジに沿って延びる帯形状を有することができる。第1フレーム部241の側壁2412は底部2411の周辺から上方に突出することができる。第2フレーム部242に隣接した第1フレーム部241の側壁2412の一部は収容空間2310に収容され得る。収容部231の側壁2311は第2フレーム部242に隣接した第1フレーム部241の側壁2412の一部を支持することができる。
【0219】
収容部231の側壁2311および底2312は連結流路2314の一側を取り囲むことができる。第1フレーム部241の底部2411および第2フレーム部242の側壁2421は連結流路2314の他側を取り囲むことができる。ラウンド面2418は第1フレーム部241と第2フレーム部242との間に丸く延びることができる。ラウンド面2418は連結流路2314の一側と向き合うことができる。ラウンド面2418は第1フレーム部241からチャンバー流入口2424に向かって丸く延びることができる。ラウンド面2418は第1フレーム部241の底部2411から第2フレーム部242の側壁2421に向かって丸く延びることができる。ラウンド面2418は連結流路2314の上側に位置し得る。ラウンド面2418は遮断壁2317から上側に離隔することができる。ラウンド面2418と遮断壁2317との間に連結流路2314の一部が位置し得る。
【0220】
フック2415は第1フレーム部241に形成され得る。フック2415は第1フレーム部241の周辺に隣接して形成され得る。フック2415は第1フレーム部241の底部2411から上方に突出し、外側に曲がった形状を有し得る。フック2415は第1フレーム部241の側壁2412に隣接するかまたは接するように位置し得る。フック2415の端部は外側に曲がり、第1フレーム部241の側壁2412の上側に配置され得る。フック2415は複数からなり得る。複数のフック2415は第1フレーム部241の周囲に沿って配列され得る。フック2415は三つからなり得る。シーリング部材250はフック2415に締結されることができる。
【0221】
芯261は第2チャンバーC2に設けられ得る。芯261は第1チャンバーC1と連結され得る。芯261は第1チャンバーC1から、第1チャンバーC1に貯蔵された液体を受けることができる。ヒーター262は第2チャンバーC2に設けられ得る。ヒーター262は芯261を加熱することができる。ヒーター262は芯261を巻き取ることができる。ヒーター262は液体を受けた芯261を加熱して、第2チャンバーC2内にエアロゾルを生成することができる。芯261は第2フレーム部242に固定されることができる。芯挿入溝2426は、第2フレーム部242の側壁2421が下側に陥没するように形成され得る。芯挿入溝2426は両側に一対が形成され得る。芯261の両端は両側の芯挿入溝2426にそれぞれ挿入されて固定されることができる。
【0222】
空気はカートリッジ流入口224を通してカートリッジ200の内部に流入することができる。カートリッジ流入口224を通して流入した空気は、連結流路2314、チャンバー流入口2424、第2チャンバーC2及び挿入空間214を順次通過することができる。連結流路2314を通過する空気は、遮断壁2317とラウンド面2418との間で、ラウンド面2418に沿って流動してチャンバー流入口2424に流入することができる。第2チャンバーC2を通過する空気は第2チャンバーC2で生成されたエアロゾルを伴って流動することができる。
【0223】
したがって、連結流路2314内での空気流動の損失を減らすことができる。
【0224】
また、エアロゾルは挿入空間214及び/または挿入空間214に挿入されたスティック400に提供されることができる。
【0225】
シーリング部材250は第1コンテナ210と第2コンテナ220との間に配置され得る。シーリング部材250は、開放側を有する第1チャンバーC1と第1チャンバーC1の開放側を閉鎖する第2コンテナ220との間に配置され得る。シーリング部材250は第1チャンバーC1とフレーム240との間に配置されるかまたは挿入されることができる。シーリング部材250は第1チャンバーC1の下部端を取り囲むことができる。シーリング部材250は第1コンテナ210およびフレーム240に密着することができる。シーリング部材250の一部は第2コンテナ220と密着することができる。シーリング部材250は連続した帯形状を有し得る。
【0226】
したがって、第1チャンバーC1に貯蔵された液体が第1チャンバーC1を区画する部材間の結合部位に形成された隙間を通して漏洩することを防止することができる。
【0227】
シーリング部材250は第1シーリング部251及び第2シーリング部252のうちの少なくとも一つを含むことができる。第1シーリング部251は第1コンテナ210の外壁211と第1フレーム部241との間に配置されるかまたは挿入されることができる。第1シーリング部251は第1コンテナ210の外壁211に沿って延びることができる。第1シーリング部251は第1コンテナ210の外壁211および第1フレーム部241の側壁2411に密着することができる。第1シーリング部251は、第1フレーム部241に形成されたフック2415に締結されることができる。複数のフック2415は第1シーリング部251の周囲に沿って配列され得る。第1シーリング部251の少なくとも一部はフック2415の端部と第1フレーム部241の側壁2412との間に挿入されて密着することができる。
【0228】
第2シーリング部252は第1シーリング部251と連結され得る。第2シーリング部252は第1コンテナ210の内壁212と第2フレーム部242との間に配置され得る。第2シーリング部252は第1チャンバーC1と第2チャンバーC2との間に配置され得る。第2シーリング部252は第1シーリング部251から第1コンテナ210の内壁212に沿って延びることができる。第2シーリング部252は第1コンテナ210の内壁212および第2フレーム部242の上端に密着することができる。第1コンテナ210の内壁212は第2シーリング部252の上部を第2フレーム部242に向けて押圧することができる。第2シーリング部252の一部は第2フレーム部242に挿入されることができる。
【0229】
図33及び
図34を参照すると、フレーム240は下部ケース230の内部に結合することができる。フレーム240は下部ケース230の収容空間2310で、下部ケース230とスナップフィット方式で締結されることができる。フレーム240と下部ケース230とは分離できないように結合することができる。
【0230】
収容部231の側壁2311は収容空間2310の側部を取り囲むことができる。締結溝2315は収容空間2310と向き合う収容部231の側壁2311の内面から外側に陥没するように形成され得る。締結溝2315は複数からなり得る。複数の締結溝2315は収容部231の側壁2311の両側に形成され得る。締結溝2315は下部から上部に向かって外側に傾いて延びることができる。締結溝2315の上端は傾かず、水平になることができる。
【0231】
第2フレーム部242の側壁2421は第2チャンバーC2の側部の少なくとも一部を取り囲むことができる。第2フレーム部242の底2422は第2チャンバーC2の底をなすことができる。第2フレーム部242の側壁2421は第2フレーム部242の底2422から上方に延びることができる。第2フレーム部242の側壁2421は第1フレーム部241の側壁2412と連結され得る。
【0232】
締結突起2425は、第2フレーム部242の側壁2421及び/または収容空間2310に挿入される第1フレーム部241の側壁2412に形成され得る。締結突起2425は収容部231の締結溝2315に対応する位置に形成され得る。締結突起2425は複数からなり得る。複数の締結突起2425はフレーム240の両側に形成され得る。締結突起2425は締結溝2315に対応する形状を有し得る。締結突起2425は下部から上部に向かって外側に傾いて延びることができる。締結突起2425の上端は傾かず、水平になることができる。締結突起2425は締結溝2315に挿入されるかまたは締結されることができる。
【0233】
フレーム240が下部ケース230に締結されると、延長部232の底部2321は第1フレーム部241の底部2411を支持することができる。フレーム240が下部ケース230に締結されると、収容部231の底2312は第2フレーム部242の底部2422を支持することができる。下部ケース230の締結溝2315はフレーム240の締結突起2425を支持することができる。
【0234】
よって、下部ケース230とフレーム240とは互いに締結されて固定されることができる。
【0235】
第1チャンバーC1の周辺で、下部ケース230の周辺部2322は第1フレーム部241の側壁2412に対応する形状を有し得る。第1チャンバーC1の周辺で、下部ケース230の周辺部2322および第1フレーム部241の側壁2412は連続した帯形状を有し得る。第1チャンバーC1の周辺で、下部ケース230の周辺部2322と第1フレーム部241の側壁2412との間に隙間が形成され得る。延長部232の底部2321は下部ケース230の周辺部2322と第1フレーム部241の側壁2412との間に形成された隙間と向き合うことができる。
【0236】
図35を参照すると、第1フレーム部241は、芯261に向かって下側に傾いた傾斜部2416を含むことができる。傾斜部2416は第1チャンバーC1から下側に傾いて形成され得る。傾斜部2416は第1フレーム部241の底部2411から下側に傾いて延びることができる。傾斜部2416は第1チャンバーC1の底から第2チャンバーC2に向かって傾いて形成され得る。傾斜部2416は第1チャンバーC1の底の一部を構成することができる。芯261の端部は傾斜部2416の端部に位置し、第1チャンバーC1と連結され得る。傾斜部2416の傾斜は底部2411及び/または芯261の端部に行くほど次第に緩くなることができる。
【0237】
傾斜部2416は一対からなり得る。一対の傾斜部2416は第2チャンバーC2を区画する第2フレーム部242の両側に位置し得る。芯261の中心は第2チャンバーC2に位置し、芯261の両端のそれぞれは一対の傾斜部2416のそれぞれの端部に位置し、第1チャンバーC1と連結され得る。傾斜部2416は第1フレーム部241の側壁2412と第2フレーム部242の側壁2421との間に位置し得る。
【0238】
よって、第1チャンバーC1に貯蔵された液体が芯261に容易に供給されることができる。
【0239】
また、第1チャンバーC1に液体が残らず、芯261に供給されることができる。
【0240】
図36~
図38を参照すると、シーリング部材250は第2コンテナ220の上側に結合することができる。シーリング部材250は下部ケース230のエッジに密着することができる。シーリング部材250はフレーム240のエッジに密着することができる。シーリング部材250はフレーム240に結合するかまたは締結されることができる。シーリング部材250は第1チャンバーC1の下部エッジを取り囲むことができる。
【0241】
シーリング部材250は第1シーリング部251を含むことができる。第1シーリング部251は第1フレーム部241の周囲に沿って延びることができる。第1シーリング部251は第1フレーム部241の側壁2412に沿って延びることができる。第1シーリング部251は、第1フレーム部241の側壁2412の外側で、第1フレーム部241の側壁2412を取り囲んで密着することができる。第1シーリング部251は下部ケース230の周辺部2322よりも内側に配置され得る。第1シーリング部251は、下部ケース230の周辺部2322と第1フレーム部241の側壁2412との間で延長部232の底2321に密着することができる。
【0242】
第1シーリング部251の内周面は第1フレーム部241のエッジまたは側壁2412の少なくとも一部に密着することができる。第1シーリング部251の内周面は第1フレーム部241の側壁2412の外周面および第1フレーム部241の側壁2412の上部に密着することができる。
【0243】
第1シーリング部251は、第1パート2511および第2パート2512のうちの少なくとも一つを含むことができる。第1パート2511は第1フレーム部241のエッジの側部または側壁2412の外周面に密着することができる。第1パート2511は第1コンテナ210の外壁211と第1フレーム部241のエッジの側部との間に配置され得る。第1シーリング部251の第1パート2511は第1コンテナ210の外壁211と第1フレーム部241の側壁2412との間に配置され得る。
【0244】
第1シーリング部251の第2パート2512は第1シーリング部251の第1パート2511から曲がって内側に突出することができる。第2パート2512は第1パート2511の上部から曲がって内側に延びることができる。第2パート2512は第1フレーム部241のエッジの上部または側壁2412の上部に密着することができる。
【0245】
第1シーリング部251は第1凹凸2515を含むことができる。第1凹凸2515は第1シーリング部251の外周面に形成され得る。第1凹凸2515は第1シーリング部251の外周面に沿って延びることができる。第1凹凸2515は少なくとも一つ以上が形成され得る。複数の第1凹凸2515は上下に配列され得る。複数の第1凹凸2515は、第1シーリング部251の第1パート2511および第2パート2512のそれぞれに対応する高さに少なくとも一つずつ形成され得る。例えば、二つの第1凹凸2515のうちのいずれか一方は第1パート2511に対応する高さに形成され、他方は第2パート2512に対応する高さに形成され得る。
【0246】
第1シーリング部251はフック2415に締結されることができる。複数のフック2415は第1フレーム部241の周囲に沿って配列され、第1シーリング部251の周辺と締結されることができる。フック2415の端部は外側に曲がり、第1フレーム部241の側壁2412の上側に配置され得る。フック2415の端部は外側に曲がり、第1シーリング部251の周辺の上部に密着することができる。
【0247】
第1シーリング部251の第2パート2512はフック2415の端部と第1フレーム部241の側壁2412との間に挿入されて密着することができる。フック2415の端部は第2パート2512の上部を押圧することができる。
【0248】
シーリング部材250は第2シーリング部252を含むことができる。第2シーリング部252は第1シーリング部251から第2フレーム部242の周囲に沿って延びることができる。第2シーリング部252は第2チャンバーC2の上端の周囲に沿って丸く延びることができる。第2シーリング部252は挿入空間214の下端の周囲に沿って丸く延びることができる(
図41参照)。第2シーリング部252と第1シーリング部251とは互いに連結されて連続した形状を有し得る。第2シーリング部252は第2フレーム部242の上部に密着することができる。第2シーリング部ボディー2521は第2フレーム部242の上部を覆うことができる。
【0249】
第2シーリング部252は第2フレーム部242の上部に挿入されることができる。第2シーリング部252はシーリング突起2527を含むことができる。シーリング突起2527は第2シーリング部252の下部から下側に突出することができる。シーリング突起2527は第2シーリング部252の形状に沿って丸く延びる形状を有し得る。シーリング突起2527は第2シーリング部ボディー2521から下側に突設され得る。
【0250】
シーリング突起溝2427は第2フレーム部242の上部から下側に陥没するように形成され得る。シーリング突起溝2427はシーリング突起2527に対応する形状に形成され得る。シーリング突起溝2427は第2シーリング部252の形状に沿って丸く延びることができる。シーリング突起2527はシーリング突起溝2427に挿入されるかまたは密着することができる。シーリング突起2527がシーリング突起溝2427に挿入されると、第2シーリング部ボディー2521はシーリング突起溝2427の周辺を覆うことができる。
【0251】
第2フレーム部242の側壁2421は第2チャンバーC2の側部を取り囲み、第1コンテナ210の内壁に対応するように配置され得る(
図42参照)。シーリング突起溝2427は第2フレーム部242の側壁2421の上部が陥没するように形成され得る。シーリング突起溝2427は第1チャンバーC1と第2チャンバーC2との間に形成され得る。シーリング突起2527がシーリング突起溝2427に挿入されると、第2シーリング部ボディー2521は第2フレーム部242の側壁2421の上部を覆うことができる。
【0252】
第2シーリング部252は第2凹凸2525を含むことができる。第2凹凸2525はシーリング突起2527の内周面及び外周面のうちの少なくとも一方に形成され得る(
図43参照)。シーリング突起2527の内周面及び外周面のうちの少なくとも一方に沿って延びることができる。第2凹凸2525は少なくとも一つ以上が形成され得る。複数の第2凹凸2525は上下に配列され得る。シーリング突起溝2427がシーリング突起溝2427に密着すると、第2凹凸2525はシーリング突起溝2427の側部に密着することができる。
【0253】
よって、シーリング部材250は別途の接着部材なしに安定的に結合及び固定されることができる。
【0254】
第2シーリング部252は、下部支持面2522および側部支持面2523のうちの少なくとも一つを含むことができる。下部支持面2522および側部支持面2523は、第2シーリング部252の上部が下側に陥没するように形成され得る。下部支持面2522および側部支持面2523は第2シーリング部ボディー2521が下側に陥没するように形成され得る。下部支持面2522は上側と向き合うことができる。側部支持面2523は側方と向き合うことができる。下部支持面2522および側部支持面2523は円周方向に延びることができる。
【0255】
芯ホールダー2526は第2シーリング部252の下側に突出することができる。芯ホールダー2526の下端は、芯261の周辺に対応する形状に上側に凹むように陥没することができる。芯ホールダー2526は芯挿入溝2426に対応する位置に形成され得る。芯ホールダー2526および芯挿入溝2426はそれぞれ一対で形成され得る。芯ホールダー2526は第2シーリング部ボディー2521から下側に突出することができる。
【0256】
第2フレーム部242は支持部2428を含むことができる。支持部2428は第2フレーム部242の側壁2421の上端から第2チャンバーC2に向かって突出することができる。支持部2428は芯挿入溝2426に隣接して位置し得る。支持部2428はチャンバー流入口2424の上側に配置され得る(
図35参照)。支持部2428は、チャンバー流入口2424が形成された第2フレーム部242の側壁2421の上端に形成され得る。支持部2428はシーリング部材250を支持することができる。支持部2428は第2シーリング部252を支持することができる。支持部2428は第2シーリング部ボディー2521の下側を支持することができる。
【0257】
図39を参照すると、芯ホールダー2526は芯挿入溝2426に挿入されるかまたは密着することができる。芯ホールダー2526は、芯挿入溝2426に挿入された芯261の端部を下側に押圧することができる。一対の芯ホールダー2526のそれぞれは、一対の芯挿入溝2426のそれぞれに挿入された芯261の両端部のそれぞれを下側に押圧することができる。芯ホールダー2526は、芯261及び芯挿入溝2426を形成する第2フレーム部242の側壁2421に密着することができる。
【0258】
したがって、芯261が安定的に結合するかまたは固定されることができ、芯261に供給される液体が芯261の周辺に漏洩することを防止することができる。
【0259】
図40を参照すると、連結空間2417は第1チャンバーC1と第2チャンバーC2とを連結することができる。連結空間2417は第1チャンバーC1と第2チャンバーC2との間に形成されるか、または第2チャンバーC2に隣接した第1チャンバーC1に形成され得る。連結空間2417はチャンバー連結空間2417と言える。
【0260】
芯261の端部は連結空間2417に配置され得る。芯261の端部は芯挿入溝2426と芯ホールダー2526との間を通過して連結空間2417に露出され得る。連結空間2417は一対からなり得る。一対の連結空間2417は芯261の両端部のそれぞれに隣接して配置され得る。一対の連結空間2417は第1シーリング部251と第2シーリング部252との間に形成され得る。傾斜部2416は連結空間2417の下側に形成され得る。一対の傾斜部2416のそれぞれは一対の連結空間2417のそれぞれの下側に形成され得る。
【0261】
図41及び
図42を参照すると、第2フレーム部242の側壁2421は第2チャンバーC2の側部を取り囲むことができる。第2フレーム部242の側壁2421は第1コンテナ210の内壁212の下端に隣接して位置し得る。
【0262】
下部支持面2522および側部支持面2523は第1コンテナ210の内壁212の下端エッジを取り囲んで密着することができる。下部支持面2522は第1コンテナ210の内壁212の下端面を支持することができる。下部支持面2522は第1コンテナ210の内壁212の周囲に沿って延びることができる。
【0263】
側部支持面2523は第1コンテナ210の内壁212の周囲に沿って延びることができる。側部支持面2523は、第1コンテナ210の内壁212の下端面に隣接した側面を支持することができる。
【0264】
支持部2428は第1コンテナ210の内壁212の下側に配置され得る。支持部2428は第1コンテナ210の内壁212の延長線上に位置し得る。
【0265】
第1コンテナ210は第2コンテナ220と結合することができる。第1コンテナ210の外壁211は下部ケース230の周辺と結合することができる。第1コンテナ210の外壁211の下端は上側に陥没することにより、周辺部2322がそれに挿入されることができる。第1コンテナ210の外壁211は周辺部2322に付着され得る。
【0266】
第1コンテナ210が下部ケース230と結合すると、第1シーリング部251は第1フレーム部241および第1コンテナ210の外壁211に密着することができる。
【0267】
第1コンテナ210が下部ケース230と結合すると、第1コンテナ210の内壁212は第2フレーム部242に向けて第2シーリング部252を押圧することができる。第1コンテナ210の内壁212が第2シーリング部252を押圧すると、第2シーリング部252は第1コンテナ210の内壁212および第2フレーム部242に密着することができる。第2シーリング部252は、第1コンテナ210の内壁212から受ける力を第1シーリング部251及び第2フレーム部242に伝達することができる。
【0268】
したがって、接着部材を介して結合する部位を減らすことができ、構成部間の結合のための部品数を減らすことができ、カートリッジ200の内部結合構造が簡単になり、製作性を改善することができる。
【0269】
また、シーリング部材250は、別途の接着部材なしに、安定的に結合するかまたは固定され、周辺に密着してシーリングすることができる。
【0270】
図43を参照すると、第1凹凸2515は第1シーリング部251の外周面に複数が形成され得る。第1コンテナ210が第2コンテナ220に結合すると、第1凹凸2515は第1コンテナ210の外壁211に密着することができる。
【0271】
第1凹凸2515のうちの少なくとも一つは第1シーリング部251の第1パート2511に対応する高さに形成され得る。第1コンテナ210の外壁211は第1パート2511に対応する高さに形成された第1凹凸2515に密着することができる。
【0272】
よって、第1シーリング部251は、第1コンテナ210の外壁211の内側に力を受け、第1フレーム部241の側壁2412の側部に完全に密着することができる。
【0273】
第1凹凸2515のうちの少なくとも一つは第1シーリング部251の第2パート2512に対応する高さに形成され得る。第1コンテナ210の外壁211は第2パート2512に対応する高さに形成された第1凹凸2515に密着することができる。
【0274】
よって、第1コンテナ210の外壁211が下部ケース230に結合すると、第1シーリング部251の第2パート2512は内下側に力を受けて第1フレーム部241の側壁2412の上部を下側に押圧することができる。
【0275】
また、第1シーリング部251は、第1コンテナ210の外壁211および第1フレーム部241に完全に密着して液体の洩液を防止することができる。
【0276】
図44を参照すると、前述したスティック400は媒質部410を含むことができる。スティック400は冷却部420を含むことができる。スティック400はフィルター部430を含むことができる。冷却部420は媒質部410とフィルター部430との間に配置され得る。スティック400はラッパー440を含むことができる。ラッパー440は媒質部410を包むことができる。ラッパー440は冷却部420を包むことができる。ラッパー440はフィルター部430を包むことができる。スティック400は円柱形状を有し得る。
【0277】
媒質部410は媒質411を含むことができる。媒質部410は第1媒質カバー413を含むことができる。媒質部410は第2媒質カバー415を含むことができる。媒質411は第1媒質カバー413と第2媒質カバー415との間に配置され得る。第1媒質カバー413はスティック400の一端に配置され得る。媒質部410の長さは24mmであり得る。
【0278】
媒質411は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。媒質411は複数の顆粒で構成され得る。複数の顆粒のそれぞれは0.4mm~1.12mmの大きさを有することができる。媒質411の内部には顆粒が70%程度満たされ得る。媒質411の長さL2は10mmであり得る。第1媒質カバー413はアセテート材質で構成され得る。第2媒質カバー415はアセテート材質で構成され得る。第1媒質カバー413は紙材質で構成され得る。第2媒質カバー415は紙材質で構成され得る。第1媒質カバー413および第2媒質カバー415のうちの少なくとも一つは紙材質で構成され、しわ寄った形状になり、その間に空気が流動するための複数の隙間が形成され得る。前記隙間は媒質411の各顆粒の大きさよりも小さくてもよい。第1媒質カバー413の長さL1は媒質411の長さL2よりも短くてもよい。第2媒質カバー413の長さL3は媒質411の長さL2よりも短くてもよい。第1媒質カバー413の長さL1は7mmであり得る。第2媒質カバー413の長さL2は7mmであり得る。
【0279】
したがって、媒質411の各顆粒は媒質部410およびスティック400から離脱することができない。
【0280】
冷却部420はシリンダー形状を有し得る。冷却部420は中空形状を有し得る。冷却部420は媒質部410とフィルター部430との間に配置され得る。冷却部420は第2媒質カバー415とフィルター部430との間に配置され得る。冷却部420は内部の冷却パス424を取り囲む管形状に形成され得る。冷却部420はラッパー440よりも厚くてもよい。冷却部420はラッパー440よりも厚い紙材質で構成され得る。冷却部420の長さL4は媒質411の長さL2と同一であるかまたはほぼ同一であり得る。冷却部420および冷却パス424の長さL4は10mmであり得る。スティック400がエアロゾル生成装置の内部に挿入されると(
図3参照)、冷却部420の少なくとも一部はエアロゾル生成装置の外部に露出され得る。
【0281】
したがって、冷却部420は媒質部410およびフィルター部430を支持し、スティック400の剛性を確保することができる。また、冷却部420は媒質部410とフィルター部430との間でラッパー440を支持し、ラッパー440が接着される部位を確保することができる。また、加熱された空気およびエアロゾルは、冷却部420の内部の冷却パス424を通過しながら冷却され得る。
【0282】
フィルター部430はアセテート材質のフィルターで構成され得る。フィルター部430はスティック400の他端に配置され得る。スティック400がエアロゾル生成装置の内部に挿入されると(
図3参照)、フィルター部430はエアロゾル生成装置の外部に露出され得る。使用者はフィルター部430を口に銜えて空気を吸入することができる。フィルター部430の長さL5は14mmであり得る。
【0283】
ラッパー440は媒質部410、冷却部420およびフィルター部430を包むかまたは取り囲むことができる。ラッパー440はスティック400の外形をなすことができる。ラッパー440は紙材質で構成され得る。接着部441はラッパー440の一側端に形成され得る。ラッパー440は、媒質部410、冷却部420およびフィルター部430を包み、一側縁部に形成された接着部441と他側縁部とが互いに接着され得る。媒質部410、冷却部420およびフィルター部430を包むラッパー440はスティック400の一端および他端を覆わなくてもよい。
【0284】
したがって、ラッパー440は、媒質部410、冷却部420およびフィルター部430を固定し、スティック400からの離脱を防止することができる。
【0285】
第1薄膜443は第1媒質カバー413に対応する位置に配置され得る。第1薄膜443はラッパー440と第1媒質カバー413との間に配置されるか、またはラッパー440の外部に配置され得る。第1薄膜443は第1媒質カバー413を取り囲むことができる。第1薄膜443は金属材質で構成され得る。第1薄膜443はアルミニウム材質で構成され得る。第1薄膜443はラッパー440に密着するかまたはコーティングされ得る。
【0286】
第2薄膜445は第2媒質カバー415に対応する位置に配置され得る。第2薄膜445はラッパー440と第2媒質カバー415との間に配置されるか、またはラッパー440の外部に配置され得る。第2薄膜445は金属材質で構成され得る。第2薄膜445はアルミニウム材質で構成され得る。第2薄膜445はラッパー440に密着するかまたはコーティングされ得る。
【0287】
したがって、エアロゾル生成装置の内部にスティックを認識するキャパシタンスセンサー(capacitance sensor)が挿入された場合、キャパシタンスセンサーはスティック400がエアロゾル生成装置の内部に挿入されたかを感知することができる。
【0288】
図1~
図44を参照すると、本開始の一側面によるカートリッジ200は、開放側を有する第1チャンバーC1および前記第1チャンバーC1と区画される挿入空間214を提供する第1コンテナ210と、前記第1コンテナ210と結合する下部ケース230と、前記第1チャンバーC1の開放側を閉鎖し、前記下部ケース230の内部を区画して、前記挿入空間214と連通する第2チャンバーC2を形成するフレーム240と、前記第2チャンバーC2に配置され、前記第1チャンバーC1と連通する芯261と、前記芯261を加熱するヒーター262と、を含むことができる。
【0289】
また、本開始の他の側面によれば、前記フレーム240は、前記第1チャンバーC1の開放側を閉鎖する第1フレーム部241と、前記第1フレーム部241と連結され、前記下部ケース230内に収容され、前記下部ケース230の内部を区画して、前記第2チャンバーC2を形成する第2フレーム部242と、を含むことができる。
【0290】
また、本開始の他の側面によれば、前記下部ケース230は、前記第1フレーム部241の一面を支持することができる。
【0291】
また、本開始の他の側面によれば、前記フレーム240は、前記第1チャンバーC1から前記第2チャンバーC2に向かって下側に傾いた傾斜部2416を含むことができる。
【0292】
また、本開始の他の側面によれば、前記フレーム240は、前記下部ケース230とスナップフィット(snap-fit)方式で結合することができる。
【0293】
また、本開始の他の側面によれば、前記カートリッジ200は、前記フレーム240と前記第1チャンバーC1の開放側との間に配置されるシーリング部材250をさらに含むことができる。
【0294】
また、本開始の他の側面によれば、前記第1コンテナ210は、外壁211と、前記第1チャンバーC1と前記挿入空間214との間の内壁212とを含むことができる。前記シーリング部材250は、前記第1コンテナ210の外壁211に沿って延びる第1シーリング部251と、前記第1シーリング部251から前記第1コンテナ210の内壁212に沿って延びる第2シーリング部252と、を含むことができる。
【0295】
また、本開始の他の側面によれば、前記カートリッジ200は、前記フレーム240から突出し、前記第1シーリング部251と締結されるフック2415をさらに含むことができる。
【0296】
また、本開始の他の側面によれば、前記カートリッジ200は、前記第1シーリング部251の周囲に沿って配列された複数のフック2415を含むことができる。
【0297】
また、本開始の他の側面によれば、前記第1コンテナ210の外壁211は前記下部ケース230と結合し、前記第1コンテナ210の内壁212は、前記第1コンテナ210の外壁211が前記下部ケース230と結合するとき、前記フレーム240に向かって前記第2シーリング部252を押圧することができる。
【0298】
また、本開始の他の側面によれば、前記第2シーリング部252は下側に突出したシーリング突起2527を含み、前記フレーム240は、前記第2シーリング部252のシーリング突起2527を収容する凹形シーリング突起溝2427を含むことができる。
【0299】
また、本開始の他の側面によれば、前記シーリング突起2527および前記シーリング突起溝2427のそれぞれは前記第2シーリング部252に沿って互いに対応する曲面形状に側方に延びることができる。
【0300】
また、本開始の他の側面によれば、前記第1コンテナ210の内壁212は丸くなり得る。
【0301】
また、本開始の他の側面によれば、エアロゾル生成装置は、前記カートリッジ200と、前記カートリッジ200が結合するボディー100と、を含むことができる。
【0302】
また、本開始の他の側面によれば、前記ボディー100は、ロウワーボディー110と、前記ロウワーボディー110の上側に配置され、前記カートリッジ200が結合するアッパーボディー120と、を含むことができる。前記アッパーボディー120は、前記カートリッジ200の下部を収容するマウント130と、上方に延び、前記カートリッジ200の一側に隣接して位置するコラム140と、を含むことができる。
【0303】
前述した本開示の特定の実施例または他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素または全ての要素は構成または機能が他の要素と組み合せられるか互いに組み合せられることができる。
【0304】
例えば、本開示および図面の一実施例で説明したA構成と本開示および図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合せられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0305】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例および実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面および添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部および/または配置において多様な修正例および変形例が可能である。前記構成部および/または配置の修正例および変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。