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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-12
(45)【発行日】2024-12-20
(54)【発明の名称】プログラムおよびシステム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/65 20140101AFI20241213BHJP
   A63F 13/216 20140101ALI20241213BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20241213BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20241213BHJP
【FI】
A63F13/65
A63F13/216
A63F13/69
A63F13/79
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2024027937
(22)【出願日】2024-02-27
【審査請求日】2024-07-18
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】509070463
【氏名又は名称】株式会社コロプラ
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】得地 賢吾
【審査官】西村 民男
(56)【参考文献】
【文献】特開2023-172890(JP,A)
【文献】特開2023-042811(JP,A)
【文献】特開2022-156375(JP,A)
【文献】特開2021-186265(JP,A)
【文献】特開2021-087532(JP,A)
【文献】特開2019-080747(JP,A)
【文献】特開2017-108956(JP,A)
【文献】[コトダマン]マルチプレイ解説!協力プレイで高難易度クエストをクリアしよう,GameWith[online],2023年12月07日,インターネット URL https://gamewith.jp/kotodaman/article/show/123218,[2024年08月13日検索]
【文献】[追記:3/9]Ver.22.1アップデート情報を公開!離れた友達ともマルチプレイがしやすくなる「ROOM」が新たに登場!,モンスターストライク [online],2022年03月09日,インターネット URL https://www.monster-strike.com/news/20211104_6.html,[2024年08月13日検索]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 9/24,13/00-13/98
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
末装置を用いて参加可能である現実の位置に関連づけられた対象イベントに対して参加可能な位置範囲を、象ユーザによるイベントに対する応募履歴に応じて可変とする範囲変更手段
として機能させるプログラム。
【請求項2】
前記範囲変更手段は、前記対象イベントに対して参加可能な前記対象ユーザまたは他のユーザのうちの少なくとも1つの前記置範囲を、前記応募履歴に応じて可変とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記範囲変更手段は、前記置範囲を、前記対象イベントまたは前記対象イベントと同種類のイベントのうちの少なくとも1つに対する前記応募履歴に応じて可変とする請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記範囲変更手段は、前記対象イベントまたは前記対象イベントと同種類のイベントのうちの少なくとも1つに対して前記対象ユーザが応募していたことに応じて、前記対象ユーザが応募をしていなかった場合と比較して前記置範囲を大きくする請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記範囲変更手段は、前記対象イベントまたは前記対象イベントと同種類のイベントの内の少なくとも1つに対して前記対象ユーザが応募した回数が増加したことに応じて、前記置範囲を大きくする請求項3に記載のプログラム。
【請求項6】
前記範囲変更手段は、前記置範囲を上限範囲内で可変とする請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記範囲変更手段は、前記対象イベントの募集上限人数に更に応じて前記置範囲を変更する請求項1に記載のプログラム。
【請求項8】
前記範囲変更手段は、前記対象イベントへの参加の応募状況に更に応じて、追加のユーザが前記対象イベントに対して参加可能な前記置範囲を変更する請求項1に記載のプログラム。
【請求項9】
前記範囲変更手段は、予め定められたレベル以上のユーザが前記置範囲内に含まれるように前記置範囲を変更する請求項1に記載のプログラム。
【請求項10】
前記範囲変更手段は、前記対象イベントが開催されたことに応じて、前記対象ユーザが応募する次のイベントにおける前記置範囲をデフォルトの位置範囲に戻す請求項1に記載のプログラム。
【請求項11】
末装置を用いて参加可能である現実の位置に関連づけられた対象イベントに対して参加可能な位置範囲を、象ユーザによるイベントに対する応募履歴に応じて可変とする範囲変更手段
を備えるシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラムおよびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、「ノンプレイヤキャラクタ参加モジュールは、(1)カウントモジュールの処理によってカウントしたマッチング成立回数が、所定数以下になった前記地域情報があった場合、かつ、(2)マッチング成立回数が前記所定数以下になった前記地域情報に対応する地域において、マッチングモジュールの処理によるマッチングが開始されてから所定時間までにマッチングされたプレイヤキャラクタの数が前記所定数に達していない場合、には、…ゲームプログラムに基づいて動作するノンプレイヤキャラクタをゲストとして、前記マッチングに参加させる処理をする」(段落0041)と記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2021-122678号公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、コンピュータを、対象ユーザが端末装置を用いて参加可能である現実の位置に関連づけられた対象イベントに対する参加募集を行うユーザの募集位置範囲を、前記対象ユーザによるイベントに対する応募履歴に応じて可変とする範囲変更手段として機能させるプログラムを提供する。
【0004】
上記のプログラムにおいて、前記範囲変更手段は、前記対象イベントに対する参加募集を行う前記対象ユーザまたは他のユーザのうちの少なくとも1つの前記募集位置範囲を、前記応募履歴に応じて可変としてよい。
【0005】
上記のいずれかのプログラムにおいて、前記範囲変更手段は、前記募集位置範囲を、前記対象イベントまたは前記対象イベントと同種類のイベントのうちの少なくとも1つに対する前記応募履歴に応じて可変としてよい。
【0006】
上記のいずれかのプログラムにおいて、前記範囲変更手段は、前記対象イベントまたは前記対象イベントと同種類のイベントのうちの少なくとも1つに対して前記対象ユーザが応募していたことに応じて、前記対象ユーザが応募をしていなかった場合と比較して前記募集位置範囲を大きくしてよい。
【0007】
上記のいずれかのプログラムにおいて、前記範囲変更手段は、前記対象イベントまたは前記対象イベントと同種類のイベントの内の少なくとも1つに対して前記対象ユーザが応募した回数が増加したことに応じて、前記募集位置範囲を大きくしてよい。
【0008】
上記のいずれかのプログラムにおいて、前記範囲変更手段は、前記募集位置範囲を上限範囲内で可変としてよい。
【0009】
上記のいずれかのプログラムにおいて、前記範囲変更手段は、前記対象イベントの募集上限人数に更に応じて前記募集位置範囲を変更してよい。
【0010】
上記のいずれかのプログラムにおいて、前記範囲変更手段は、前記対象イベントへの参加の応募状況に更に応じて、追加のユーザの参加募集を行う前記募集位置範囲を変更してよい。
【0011】
上記のいずれかのプログラムにおいて、前記範囲変更手段は、予め定められたレベル以上のユーザが前記募集位置範囲内に含まれるように前記募集位置範囲を変更してよい。
【0012】
上記のいずれかのプログラムにおいて、前記範囲変更手段は、前記対象イベントが開催されたことに応じて、前記対象ユーザが応募する次のイベントにおける前記募集位置範囲をデフォルトの位置範囲に戻してよい。
【0013】
発明の第2の態様においては、対象ユーザが端末装置を用いて参加可能である現実の位置に関連づけられた対象イベントに対する参加募集を行うユーザの募集位置範囲を、前記対象ユーザによるイベントに対する応募履歴に応じて可変とする範囲変更手段を備えるシステムを提供する。
【0014】
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本実施形態に係るシステム10の構成を示す。
図2】本実施形態に係るサーバ装置20の構成を示す。
図3】データベース200に格納される、各ユーザに関するデータ構造の一例を示す。
図4】本実施形態に係る端末装置30の構成を入力装置50および表示装置60と共に示す。
図5】本実施形態に係るサーバ装置20における処理フローを示す。
図6】本実施形態に係るイベント処理部230の構成を指示入力部210および表示処理部240と共に示す。
図7】本実施形態に係るサーバ装置20におけるイベント処理フローの第1例を示す。
図8】データベース200に格納される、イベントに関するデータ構造の一例を示す。
図9】本実施形態に係るサーバ装置20における範囲変更方法の第1例を示す。
図10】本実施形態に係るサーバ装置20におけるイベント処理フローの第2例を示す。
図11】本実施形態に係るサーバ装置20における範囲変更方法の第2例を示す。
図12】本実施形態に係る端末装置30の表示の第1例を示す。
図13】本実施形態に係る端末装置30の表示の第2例を示す。
図14】本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0017】
図1は、本実施形態に係るシステム10を示す。システム10は、サーバ装置20と、複数の端末装置30と、ネットワーク40とを備えるシステム10は、現実の位置に関連づけられたイベントを開催し、1または複数のユーザのそれぞれが1または複数の端末装置30のそれぞれを用いて参加可能とする機能を有する。
【0018】
サーバ装置20は、ネットワーク40を介して複数の端末装置30に接続される。サーバ装置20は、1または複数の端末装置30からのアクセスを受けて、現実の位置に関連付けられたイベントを端末装置30に提供する。サーバ装置20は、現実の位置に関連付けられたイベントとして、ゲーム内イベント、ライブ配信、商品販売、またはその他のイベントを提供する機能を有してよい。本実施形態においては、サーバ装置20は、一例として、端末装置30に対してゲーム環境を提供すると共に、現実の位置に関連付けられたゲーム内イベントを提供することができる。
【0019】
サーバ装置20は、PC(パーソナルコンピュータ)、ワークステーション、サーバコンピュータ、汎用コンピュータ、タブレット型コンピュータ、またはスマートフォン等のコンピュータであってよく、複数のコンピュータが接続されたコンピュータシステムであってもよい。このようなコンピュータシステムもまた広義のコンピュータである。また、サーバ装置20は、コンピュータ内で1または複数実行可能な仮想コンピュータ環境によって実装されてもよい。これに代えて、サーバ装置20は、システム10用に設計された専用コンピュータであってもよく、専用回路によって実現された専用ハードウェアであってもよい。
【0020】
端末装置30は、ネットワーク40を介してサーバ装置20に接続される。端末装置30は、パーソナルコンピュータ、ノート型コンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ゲーム専用端末、またはデータ入出力可能なその他の端末装置であってよい。
【0021】
ネットワーク40は、サーバ装置20と、複数の端末装置30とを接続する。ネットワーク40は、一例として、インターネット、広域ネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク、携帯電話ネットワーク等の各種の有線若しくは無線ネットワーク、またはそれらの組み合わせを含んで構成される。
【0022】
図2は、本実施形態に係るサーバ装置20を示す。サーバ装置20は、データベース200と、指示入力部210と、ゲーム処理部220と、イベント処理部230と、表示処理部240とを有する。
【0023】
データベース200は、ユーザに関するユーザ情報、およびイベントに関するコンテンツ情報を記憶する。本実施形態においてユーザ情報は、提供対象コンテンツの一例としてのゲームのプレイヤーであるユーザ毎の、ゲームの進行状況およびプレイ履歴等を記録したデータである。本実施形態においてコンテンツ情報は、提供対象コンテンツの一例としてのゲームに関するプログラムされたゲームシナリオ、画像、音声、またはその他のデータである。データベース200は、サーバ装置20に接続されたハードディスクドライブ等の外部記憶装置の少なくとも一部の記憶領域によって実現されてよく、例えばクラウドストレージサービス等によって提供される、サーバ装置20の外部の記憶装置によって実現されてもよい。
【0024】
指示入力部210は、ネットワーク40を介して複数の端末装置30に接続される。指示入力部210は、ユーザによるゲームのプレイ中における各種の操作、配信者による各種の操作、視聴者による各種の操作等を含む各種の指示を端末装置30から受け取る。指示入力部210は、受け取ったゲームに関する指示をゲーム処理部220に供給する。指示入力部210は、端末装置30から端末装置30が所在する位置を示す位置情報を入力する位置情報入力部としても機能してよい。
【0025】
ゲーム処理部220は、データベース200と、指示入力部210と、表示処理部240とに接続される。ゲーム処理部220は、指示入力部210から受け取ったゲームに関する指示に応じて、データベース200に格納されたユーザ情報およびコンテンツ情報に基づいてゲームを進行させるための処理を行う。本実施形態の例において、サーバ装置20は、提供対象コンテンツとしてロールプレイングゲームを提供する。ゲーム処理部220は、ゲーム空間内でユーザの指示に応じて、1または複数のキャラクタ(ゲーム空間に配された仮想的な人物または動物等の生物等)を含むグループ(「パーティ」とも示す。)を編成する処理、各キャラクタに武器または防具等のアイテムを装備させる処理、アイテムを購入または売却する処理、パーティを移動させる処理、パーティを遭遇した敵と戦闘させる処理、戦闘経験に応じてキャラクタを成長させる処理等の様々なゲーム処理を行う。なお、サーバ装置20は、配信対象となるゲームとして、ロールプレイングゲーム以外の任意の種類のゲームを提供してよい。
【0026】
イベント処理部230は、データベース200と、指示入力部210と、表示処理部240とに接続される。イベント処理部230は、指示入力部210から受け取ったイベントに関する指示に応じて、データベース200に格納されたユーザ情報およびコンテンツ情報に基づいてイベントを進行させるための処理を行う。
【0027】
表示処理部240は、ネットワーク40を介して端末装置30に接続される。表示処理部240は、ゲーム処理部220およびイベント処理部230からの指示に応じてゲームおよびイベントに関する各種の表示画面を表示対象となる端末装置30へと表示させるための表示処理を行う。
【0028】
図3は、データベース200に格納される、各ユーザに関するデータ構造の一例を示す。データベース200は、複数のユーザのそれぞれについてゲーム状態データを記憶する。ゲーム状態データは、各ユーザについて、「ユーザID」、「ゲーム内通貨」、「ゲーム内ランク」、「位置情報」、「所持キャラクタ情報」、「所持アイテム情報」、および「フレンドID」に関する情報を含む。
【0029】
「ユーザID」は、対応するユーザを識別するための情報であり、システム10内で一意に定められた番号であってよい。「ゲーム内通貨」は、対応するユーザが所持するゲーム内通貨の残量を示す。「ゲーム内通貨」は、対応するユーザが所持する有償のゲーム内通貨の残量と無償のゲーム内通貨の残量とに分けて記憶されてよい。「ゲーム内ランク」は、対応するユーザのゲーム内におけるランクを示す。
【0030】
「位置情報」は、対応するユーザの位置情報を示す。位置情報は、対応するユーザが使用する端末装置30が所在する位置の情報またはこれに近似する位置の情報であってよい。「位置情報」は、対応するユーザの現在の位置情報のみであってよく、対応するユーザの過去の各時点の位置情報を含む位置情報の履歴を含んでもよい。サーバ装置20の指示入力部210は、ネットワーク40を介して端末装置30から位置情報を取得してよい。サーバ装置20は、端末装置30が所在する位置の座標(緯度および経度)を位置情報として取得してよい。これに代えて、サーバ装置20は端末装置30から例えば地名、位置ID、またはその他の、端末装置30の位置をある程度の精度で特定することができる情報を位置情報として取得してよい。
【0031】
「所持キャラクタ情報」は、対応するユーザが所持する1または複数のキャラクタの情報を示す。キャラクタの情報は、対応するキャラクタの種類、属性、レアリティ(ゲームにおける入手難易度)、HP(ヒットポイント)、MP(マジックポイント)等を含んでよい。「所持アイテム情報」は、対応するユーザが所持する1または複数のアイテムの情報を示す。アイテムは、対応するアイテムの種類および数量を含んでよい。「フレンドID」は、対応するユーザと紐づけられた他のユーザのユーザIDを示す。
【0032】
なお、データベース200は、複数のユーザのそれぞれについて、ゲームのプレイ履歴の一部または全部を含む履歴情報を格納してよい。履歴情報は、各ユーザによるイベントへの参加または応募の履歴を含んでよい。
【0033】
図4は、本実施形態に係る端末装置30の構成を入力装置50および表示装置60と共に示す。入力装置50は、キーボード、マウス、またはタッチパネルのタッチセンサ等であってよく、システム10のサーバ装置20に対するユーザの指示を入力して端末装置30に供給する。表示装置60は、ディスプレイまたはタッチパネルの画像表示部等であってよく、システム10のサーバ装置20が出力する表示画面を表示する。なお、入力装置50および表示装置60は、端末装置30と一体化されてもよい。端末装置30は、端末入力処理部300と、端末状態取得部305と、端末送信部310と、端末受信部320と、端末表示処理部330とを有する。
【0034】
端末入力処理部300は、入力装置50および端末送信部310に接続される。端末入力処理部300は、ユーザの指示を入力装置50から受け取り、端末送信部310に供給する。
【0035】
端末状態取得部305は、端末送信部310に接続される。端末状態取得部305は、端末装置30内に設けられたGPS(Global Positioning System)受信機等の位置センサから端末装置30の位置情報を受け取り、端末送信部310に供給する。
【0036】
端末送信部310は、ネットワーク40と接続される。端末送信部310は、端末入力処理部300から受け取ったユーザの指示を、ネットワーク40を介してサーバ装置20に供給する。端末送信部310は、端末状態取得部305から受け取った端末装置30の位置情報を、ネットワーク40を介してサーバ装置20に供給する。
【0037】
端末受信部320は、ネットワーク40および端末表示処理部330に接続される。端末受信部320は、サーバ装置20がこの端末装置30へと出力する各種の表示画面をネットワーク40を介して受け取る。
【0038】
端末表示処理部330は、表示装置60と接続される。端末表示処理部330は、端末受信部320から受け取った表示画面を表示装置60に表示するための処理を行う。
【0039】
なお、本実施形態においては、端末装置30は、入力装置50に入力されたユーザの指示をサーバ装置20へと送信し、サーバ装置20が出力した表示画面を表示装置60へと供給して出力する構成をとり、端末装置30上で行う処理を軽量化している。これに代えて、端末装置30は、図2に関連して示した指示入力部210、ゲーム処理部220、イベント処理部230、または表示処理部240の少なくとも1つにおける少なくとも一部に相当するコンポーネントを備え、これらの少なくとも一部の処理を端末装置30内でローカルに実行してもよい。
【0040】
図5は、本実施形態に係るサーバ装置20における処理フローを示す。サーバ装置20は、ゲームを開始する旨の指示をある端末装置30から受けたことに応じて、その端末装置30のユーザに対してゲームを提供するべく本図の処理フローを開始する。
【0041】
S502(ステップ502)において、ゲーム処理部220およびイベント処理部230は、対象ユーザについてデータベース200に格納されたゲーム状態を参照し、ゲーム状態に応じた表示画面の生成を表示処理部240に指示する。表示処理部240は、ゲーム処理部220およびイベント処理部230からの指示に応じて、ゲーム画面を生成して対象ユーザの端末装置30に表示させるための処理を行う。表示処理部240は、例えば対象ユーザのパーティがゲーム空間内で移動中であればパーティ周辺の画像を含む画面を端末装置30に表示させ、パーティ内のキャラクタが装備するアイテムを選択中であればアイテムの選択を対象ユーザに促す画面を端末装置30に表示させ、対象ユーザのパーティが戦闘中であれば1または複数のキャラクタのそれぞれに対する戦闘アクションの入力を対象ユーザに促す画面を端末装置30に表示させる。
【0042】
S504において、対象ユーザの端末装置30は、表示装置60に表示された表示画面を見た端末装置30のユーザから表示画面に応じた指示を入力装置50により入力してサーバ装置20へと送信する。端末装置30は、端末状態取得部305が取得した位置情報をサーバ装置20へと送信する。指示入力部210は、端末装置30からの指示を、指示内容に応じてゲーム処理部220またはイベント処理部230に供給する。指示入力部210は、端末装置30の位置情報を、ゲーム処理部220またはイベント処理部230に供給する。
【0043】
S506において、ゲーム処理部220またはイベント処理部230は、S504において指示入力部210から入力された指示に応じた処理を行う。例えば、ゲーム処理部220は、対象ユーザのパーティをゲーム空間内で移動させる処理、パーティ内のキャラクタが装備するアイテムを決定する処理、キャラクタが指定された敵を指定された手段により攻撃する処理等を行う。ゲーム処理部220は、指示入力部210から入力された対象ユーザの位置情報が移動したことに応じて、対象ユーザのパーティをゲーム空間内で移動させる処理等を行ってよい。例えば、ゲーム処理部220は、対象ユーザの位置情報が変化したことに応じて、対象ユーザのパーティを対象ユーザの位置情報に対応するゲーム空間内の位置に移動させる処理を行う。また、イベント処理部230は、対象ユーザが提供対象コンテンツ内でイベントを行う場合にはイベントに関する処理を行う。イベント処理部230は、指示入力部210から入力された対象ユーザの位置情報に基づいて、イベントに関する処理を行ってよい。例えば、イベント処理部230は、指示入力部210から入力された対象ユーザの位置情報がイベントに参加する要件を満たす場合、イベントに関する処理を行う。イベント処理部230は、指示入力部210から入力された対象ユーザの位置情報がイベントに参加する要件を満たしていない場合、イベントに関する処理を行わなくてよい。
【0044】
S508において、ゲーム処理部220またはイベント処理部230は、S506における処理に応じて、データベース200に格納されたゲーム状態を変更する。例えば、ゲーム処理部220は、パーティをゲーム空間内で移動させたことに伴い、図3に示した所持キャラクタ情報におけるパーティに属する各キャラクタのゲーム空間内で位置を更新する。ゲーム処理部220は、キャラクタにアイテムを装備させたことに伴い、所持キャラクタ情報に含まれる、キャラクタが装備するアイテムリストを示すデータ構造に、装備したアイテムの識別情報を追加等する。また、ゲーム処理部220は、キャラクタが指定された敵を攻撃することに伴い、指定された敵に対応付けられたHP等の、敵の健全性を示す指標値を減じる等の処理を行う。また、ゲーム処理部220は、敵がキャラクタを攻撃する処理を行った場合には、所持キャラクタ情報中のキャラクタに対応付けられたHP等の、キャラクタの健全性を示す指標値を減じる等の処理を行う。ゲーム処理部220は、対象ユーザの指示内容およびゲームの進行に応じてその他の多様な方法によりゲーム状態を更新してよい。また、イベント処理部230は、イベント処理の結果に応じてデータベース200に格納されたゲーム状態を変更することにより、イベントの結果をゲーム状態に反映する。
【0045】
S508から戻ってきたS502において、表示処理部240は、端末装置30の表示装置60にゲーム状態変更後の画面を表示する処理を行う。
【0046】
図6は、本実施形態に係るイベント処理部230の構成を指示入力部210および表示処理部240と共に示す。
【0047】
本実施形態において、「イベント」は、対象ユーザが端末装置30を用いて参加可能である現実の位置に関連づけられたイベントを表してよい。これに代えて、「イベント」は、現実の位置に対応した仮想空間で開催されるイベントを表してもよい。したがって、「イベント」は、現実空間内で開催されるものを含まなくてもよい。一例として、「イベント」は、ユーザが現実の特定の位置(イベントスポット)またはその付近に位置しており、その結果ユーザの端末装置30がその特定の位置またはその付近に存在する場合に、端末装置30を用いて参加可能なイベントであってよい。一例として、「イベント」は、イベントにおいて提供されるユーザへの働きかけ(画像・映像、音、振動等)の少なくとも一部が、端末装置30を介して与えられるものであってよい。「イベント」は、端末装置30を介して特定の物品を購入できる等の権利をユーザに付与するものであってよい。「イベント」は、イベントを主催して参加募集を行うユーザ(ホスト)と、募集に応募してイベントに参加するユーザ(ゲスト)とが協同して参加するイベントであってよい。これに代えて、「イベント」は、イベントの募集開始指示を最初に行ったユーザ(ホスト)と、イベントの募集開始指示を2番目以降に行ったユーザ(ゲスト)とが協同して参加するイベントであってもよい。これらに代えて、「イベント」は、イベント運営者またはイベント運営団体等の、ユーザ以外の人物または団体によって主催されるイベントであってもよい。「イベント」は、参加したユーザがイベントにおける得点等を競い合うものであってもよい。
【0048】
本実施形態において、システム10は、現実の位置に関連づけられたイベントに対して参加可能な位置範囲の制限を、ユーザ自身または他のユーザによる当該イベントまたは他のイベントへの参加または応募の履歴等に応じて緩和する。これにより、システム10は、ユーザが、現実の位置に関連づけられたイベントの参加条件を満たしやすくして、イベントをより楽しめる環境を提供する。
【0049】
イベント処理部230は、データベース接続手段600と、取得手段610と、範囲変更手段620と、イベント処理手段630とを含む。データベース接続手段600は、データベース200に接続される。データベース接続手段600は、ゲーム処理部220内の各手段からデータベース200に対するアクセスを処理する。
【0050】
取得手段610は、指示入力部210に接続され、イベントに関する各種指示を指示入力部210から取得する。一例として、取得手段610は、ホストによるイベントの募集に関する指示と、ゲストによるイベントへの参加に関する指示と、開催指示とを指示入力部210から取得してよい。本図の例において、取得手段610は、募集指示取得手段612と、受付指示取得手段614と、を含む。これに変えて、取得手段610は、募集指示取得手段612または受付指示取得手段614のいずれか一方のみを含んでもよい。
【0051】
募集指示取得手段612は、ユーザの端末装置30から指示入力部210を介して、イベントの募集に関する各種指示を取得する。一例として、募集指示取得手段612は、募集開始指示と、募集中止指示とを取得してよい。本実施形態において、「募集」は、ホストの端末装置30がイベントに対する参加募集を行うことを表してよい。
【0052】
受付指示取得手段614は、ユーザの端末装置30から指示入力部210を介して、受付開始指示を取得する。本実施形態において、「受付」は、ゲストの端末装置30がイベントに対する参加募集を受け取ることを表してよい。
【0053】
範囲変更手段620は、データベース接続手段600と、取得手段610と、に接続される。範囲変更手段620は、募集位置範囲の変更を行う対象となる対象イベントに対する参加募集を行うユーザの募集位置範囲を対象ユーザによるイベントに対する応募履歴に応じて可変とする。一例として、対象ユーザは参加募集を行ったユーザまたは募集に応募するユーザであってよい。ここで、範囲変更手段620は、対象ユーザによるイベントへの応募履歴を、データベース200から検索して読み出すことによって取得してよい。
【0054】
一例として、範囲変更手段620は、ユーザの募集位置範囲を、対象ユーザがイベントのホストとなった履歴に応じて可変としてよい。
【0055】
範囲変更手段620は、募集位置範囲を、対象ユーザがイベントのゲストとなった履歴に応じて可変としてもよい。範囲変更手段620は、募集位置範囲を、対象ユーザがイベントのホストまたはゲストのいずれかとなったが、そのイベントが開催されなかった履歴に応じて可変としてもよい。範囲変更手段620は、募集位置範囲を、対象ユーザがイベントのホストまたはゲストのいずれかとなり、そのイベントが開催されたが、そのイベントの要件が満たされず失敗となった履歴に応じて可変としてもよい。
【0056】
範囲変更手段620は、対象イベントに対する参加募集を行う対象ユーザまたは他のユーザのうちの少なくとも1つの募集位置範囲を、応募履歴に応じて可変としてよい。すなわち、範囲変更手段620は、対象ユーザによるイベントに対する応募履歴に応じて募集位置範囲を可変とするユーザを、対象ユーザ自身としてよく、他のユーザとしてもよい。ここで、位置範囲は、イベントの基準点からの距離に応じて定められてよい。一例として、位置範囲は、イベントの基準点から決められた距離以内の位置の集合であってよい。イベントの基準点は、そのイベントと関連付けられた現実の位置であってよい。距離は、ユークリッド距離(直線距離)、マンハッタン距離、現実の地図または仮想的な地図上における道路を経由した移動距離等であってよい。他のユーザの募集位置範囲とは、対象ユーザがホストである場合に、他のユーザ(ゲスト)の端末装置30に対して、サーバ装置20が参加募集を行うことができる位置範囲を示してよい。対象ユーザの募集位置範囲は、対象ユーザが、対象イベントに対する参加募集を受け付ける位置範囲を示してよく、他のユーザの募集位置範囲との区別のために「受付位置範囲」とも称する。本図の例において、範囲変更手段620は、募集範囲変更手段622と、受付範囲変更手段624と、を含む。これに代えて、範囲変更手段620は、募集範囲変更手段622または受付範囲変更手段624のいずれか一方のみを含んでもよい。
【0057】
募集範囲変更手段622は、募集指示取得手段612に接続される。募集範囲変更手段622は、募集指示取得手段612が募集開始指示を取得したことに応じて、対象イベントに対する参加募集を行う他のユーザの募集位置範囲を可変とする。募集範囲変更手段622は、募集指示取得手段612が募集中止指示を取得したことに応じて、募集処理手段632に募集中止指示を転送する。
【0058】
受付範囲変更手段624は、受付指示取得手段614に接続される。受付範囲変更手段624は、受付指示取得手段614が受付開始指示を取得したことに応じて、対象イベントに対する参加募集を行う当該ユーザの募集位置範囲、すなわち受付位置範囲を可変とする。
【0059】
イベント処理手段630は、データベース接続手段600と、取得手段610と、範囲変更手段620とに接続される。イベント処理手段630は、取得手段610がイベントに関する各種指示を取得したことに応じて、データベース200に格納されたユーザ情報およびコンテンツ情報に基づいて対象イベントを進行させるための処理を行う。イベント処理手段630は、取得手段610がゲスト参加指示を取得したことに応じて、ゲスト参加指示を送信した端末装置30のユーザを対象イベントの参加者(ゲスト)として扱う処理を行ってよい。イベント処理手段630は、取得手段610が開催指示を取得したことに応じて、対象イベントを開催する処理を行ってもよい。イベント処理手段630は、所定の要件を満たした場合に、対象イベントを開催する処理を行ってもよい。本図の例において、イベント処理手段630は、募集処理手段632と、受付処理手段634と、を含む。これに代えて、イベント処理手段630は、募集処理手段632または受付処理手段634のいずれか一方のみを含んでもよい。
【0060】
募集処理手段632は、募集範囲変更手段622と、表示処理部240とに接続される。募集処理手段632は、募集範囲変更手段622によって変更された募集位置範囲に基づいて、対象イベントの参加募集を処理する。一例として、募集処理手段632は、募集範囲変更手段622によって変更された募集位置範囲に基づいて、募集の対象となったユーザの端末装置30に対象イベントの募集を通知するよう、表示処理部240に指示してよい。募集処理手段632は、募集指示取得手段612が募集中止指示を取得したことに応じて、対象イベントの参加募集を中止する処理を行ってよい。一例として、募集処理手段632は、募集範囲変更手段622から募集中止指示を転送されたことに応じて、募集の対象となっていたユーザの端末装置30に対象イベントの募集を通知しないよう、表示処理部240に指示してよい。
【0061】
受付処理手段634は、受付範囲変更手段624と、表示処理部240とに接続される。受付処理手段634は、受付範囲変更手段624によって変更された受付位置範囲に基づいて、イベントの受付を処理する。受付処理手段634は、受付範囲変更手段624によって変更された受付位置範囲に基づいて、対象ユーザの端末装置30にイベントの募集を通知するよう、表示処理部240に指示してよい。
【0062】
図7は、本実施形態に係るサーバ装置20におけるイベント処理フローの第1例を示す。サーバ装置20は、ある端末装置30から募集開始指示を受けたことに応じて、その端末装置30のユーザに対してイベントを提供するべく本図の処理フローを開始する。本図の例において、サーバ装置20は、募集指示取得手段612、募集範囲変更手段622、および募集処理手段632を有するが、受付指示取得手段614、受付範囲変更手段624、および受付処理手段634を有しなくてよい。
【0063】
S710において、サーバ装置20内のゲーム処理部220は、ユーザの端末装置30からの募集開始指示を、指示入力部210を介して受信する。募集指示取得手段612は、指示入力部210から募集開始指示を取得する。
【0064】
S720において、範囲変更手段620の募集範囲変更手段622は、イベントに対する参加募集を行うユーザの募集位置範囲を、対象ユーザによるイベントに対する応募履歴に応じて可変とする。範囲変更手段620は、対象ユーザによるイベントに対する応募履歴を、データベース200から取得してよい。募集範囲変更手段622は、対象イベントに対する参加募集を行う他のユーザの募集位置範囲を、応募履歴に応じて可変としてよい。
【0065】
S730において、募集処理手段632は、S720において変更された募集位置範囲に基づいて、対象イベントの参加募集を処理する。一例として、募集処理手段632は、対象イベントの募集が行われている旨を、募集位置範囲内に存在する他のユーザの端末装置30に通知するよう、表示処理部240に指示してよい。一例として、募集位置範囲内に存在する他のユーザの端末装置30に対して表示処理部240が対象イベントの募集を通知したが、対象イベントが募集上限人数に達したためそのユーザがイベントに参加できなかった場合、募集処理手段632は、そのユーザの端末装置30に対して、対象イベントと同種類のイベントへの参加募集を行ってよい。この場合、そのユーザの端末装置30が対象イベントと同種類のイベントの募集位置範囲に含まれていない場合であっても、募集処理手段632はそのユーザの端末装置30に対して参加募集を行ってよい。
【0066】
これらに代えて、募集処理手段632は、対象イベントが応募の未達により開催されなかったことに応じて、対象イベントへの再度の参加募集において、対象イベントに対する募集位置範囲内のユーザ、および開催されなかった対象イベントに応募したユーザを含む候補ユーザの中から参加募集を行ってよい。このようなサーバ装置20によれば、一度対象イベントの募集に失敗したユーザが再度の参加募集を受け取ることができるので、ユーザが対象イベントに再度参加しやすくなる。募集処理手段632は、対象イベントの開催結果をデータベース200から取得してよい。一例として、ユーザが応募した対象イベントが応募の未達により開催されなかった場合において、サーバ装置20が対象イベントへの募集開始指示を他のユーザの端末装置30から受けた場合、募集処理手段632は、対象イベントに対する募集位置範囲内のユーザだけでなく、開催されなかった対象イベントに応募したユーザを含む候補ユーザに対しても参加募集を行ってよい。募集処理手段632は、候補ユーザが対象イベントに対する募集位置範囲内に存在していなくても、候補ユーザに対して参加募集を行ってよい。
【0067】
対象イベントの募集に失敗し、対象イベントが開催されなかった場合(S740のNo)、サーバ装置20は、処理をS720に戻す。一例として、予め定められた時間内に、対象イベントの募集に応募したユーザが予め定められた人数に達しなかった場合、サーバ装置20は、処理をS720に戻してよい。一例として、対象イベントに応募していたユーザの端末装置30から、イベントの募集中止指示を受け取った場合、サーバ装置20は、処理をS720に戻してよい。
【0068】
S740から戻ってきたS720において、イベント処理手段630は、データベース200に格納された応募履歴を更新してよい。一例として、イベント処理手段630は、対象ユーザが応募した対象イベントが開催されなかった旨をデータベース200に書き込むよう、データベース接続手段600に指示してよい。募集範囲変更手段622は、更新された応募履歴に応じて、イベントに対する参加募集を行う対象ユーザの募集位置範囲を変更する。本図の例に代えて、イベント処理手段630が応募履歴を更新した場合にサーバ装置20が処理フローを終了し、サーバ装置20が募集開始指示を同一の端末装置30から再度受けたことに応じて、サーバ装置20が処理フローを再度開始してよい。この場合、処理フローを終了してから再度開始するまでの間に、サーバ装置20はイベント以外のゲーム処理を行ってもよい。
【0069】
対象イベントの募集に成功した場合(S740のYes)、サーバ装置20は、処理をS750に進める。一例として、対象イベントの募集に応募したユーザが予め定められた人数に達した場合、サーバ装置20は、処理をS750に進めてよい。一例として、対象イベントの募集開始から予め定められた時間が経過した場合に、サーバ装置20は、処理をS750に進めてよい。一例として、対象イベントのホストの端末装置30から、イベントの開催指示を受け取った場合、サーバ装置20は、処理をS750に進めてよい。S750において、イベント処理手段630は、イベントの開催処理を行う。
【0070】
一例として、対応するイベントが複数のユーザが協同して敵モンスターを倒すイベントである場合、イベント処理部230は、参加した複数のユーザが操作するキャラクタが指定された敵モンスターを攻撃することに伴い、指定された敵モンスターに対応付けられたHP等の、敵モンスターの健全性を示す指標値を減じる等の処理を行う。また、イベント処理部230は、敵モンスターがキャラクタを攻撃する処理を行った場合には、所持キャラクタ情報中のキャラクタに対応付けられたHP等の、キャラクタの健全性を示す指標値を減じる等の処理を行う。イベント処理部230は、敵モンスターの健全性を示す指標値が予め定められた閾値以下となったことに応じて、データベース200に格納されたゲーム状態を変更することにより、イベントに参加した各ユーザにゲーム内アイテム、ゲーム内通貨、キャラクタのパラメータ経験値等の報酬を付与する。イベント処理部230は、あるユーザが操作する1または複数のキャラクタの全てにおいて、キャラクタの健全性を示す指標値が予め定められた閾値以下となったことに応じて、イベントを終了させる処理を行う。
【0071】
S760において、イベント処理手段630は、データベース200に格納された応募履歴を更新する。一例として、イベント処理手段630は、対象ユーザが応募した対象イベントの結果をデータベース200に書き込むよう、データベース接続手段600に指示してよい。
【0072】
図8は、データベース200に格納される、イベントに関するデータ構造の一例を示す。データベース200は、1または複数のイベントについて応募履歴を記憶する。応募履歴は、各イベントについて、「イベントID」、「イベント種類」、「募集位置範囲」、「ホストユーザID」、「ゲストユーザID」、および「イベント結果」に関する情報を含む。
【0073】
「イベントID」は、対応するイベントを識別するための情報であり、システム10内で一意に定められた番号であってよい。「イベント種類」は、対応するイベントの分類を示す。対応するイベントと同種類のイベントは、同一の「イベント種類」を有してよい。本図の場合において、「イベントID」が「XXXXXXX1」であるイベントA、および「イベントID」が「XXXXXXX2」であるイベントBが、どちらも敵モンスターXを討伐するイベントであった場合、イベントAとイベントBは同種類のイベントであり、どちらのイベントも「X討伐」という同一の「イベント種類」を有する。
【0074】
「募集位置範囲」は、対応するイベントを募集する場合の募集位置範囲を示す。一例として、「募集位置範囲」が「100m」である場合、対応するイベントがイベントスポットの半径100m以内に存在するユーザに対して参加募集を行ったことを示してよい。
【0075】
「ホストユーザID」は、対応するイベントにホストとして参加したユーザのユーザIDを示す。「ゲストユーザID」は、対応するイベントにゲストとして参加した1または複数のユーザのユーザIDを示す。対応するイベントがホストおよびゲストの区別をしない場合は、「ホストユーザID」および「ゲストユーザID」に代えて、対応するイベントに参加したユーザのユーザIDを示す「参加ユーザID」を記憶してよい。
【0076】
「イベント結果」は、対応するイベントの開催の有無および成否を示す。一例として、対応するイベントが開催されなかった場合、「イベント結果」が「中止」として記憶されてよい。一例として、対応するイベントが開催された場合において、イベントが成功となる予め定められた条件を満たすことができた場合は「イベント結果」が「成功」と記憶され、予め定められた条件を満たすことができなかった場合は「イベント結果」が「失敗」と記憶されてよい。一例として、対応するイベントが複数のユーザが協同して敵モンスターを倒すイベントである場合、対応する敵モンスターを倒すことができた場合に対応するイベントの「イベント結果」は「成功」と記憶され、対応する敵モンスターを倒すことができなかった場合に対応するイベントの「イベント結果」は「失敗」と記憶されてよい。
【0077】
本図の例において、応募履歴はイベントごとに管理されているが、これに代えて、応募履歴はユーザごとに管理されてもよい。一例として、応募履歴は、各ユーザについて、「ユーザID」、ホストまたはゲストとなったイベントの「イベントID」、「イベント種類」、「参加ユーザID」および「イベント結果」に関する情報を含んでもよい。
【0078】
図9は、本実施形態に係るサーバ装置20における範囲変更方法の第1例を示す。本図の例においては、あるイベントと関連付けられた現実の位置であるイベントスポット900の周辺に、第1ユーザ910、第2ユーザ920、および第3ユーザ930が位置している。本図の例において、募集位置範囲はイベントスポット900からの直線距離が閾値以内である位置の集合である。本図の例において、図中左側に示す時点においては、第1ユーザ910、第2ユーザ920、および第3ユーザ930は、イベントスポット900に関連付けられた対象イベントおよび対象イベントと同種類のイベントのいずれにも応募をしたことがないとする。第1ユーザ910の端末装置30から対象イベントの募集開始指示を受信したことに応じて(図7のS710)、募集範囲変更手段622は、対象イベントの応募位置範囲をデフォルトの位置範囲である第1募集位置範囲940に設定する(図7のS720)。本図の例において、第1募集位置範囲940はイベントスポット900からの直線距離が閾値以内である位置の集合である。この場合、第2ユーザ920および第3ユーザ930の端末装置30は第1募集位置範囲940に含まれないため、募集処理手段632は第2ユーザ920および第3ユーザ930の端末装置30に対して参加募集を行わない。
【0079】
対象イベントが開催されなかった場合(図7のS740のNo)、または対象イベントが開催されたが成功しなかった場合において、募集範囲変更手段622は、第1ユーザ910の端末装置30から再度対象イベントの募集開始指示を受信したことに応じて(図7のS710)、対象イベントの応募位置範囲を第1募集位置範囲940から第2募集位置範囲950に変更する(図7のS720)。
【0080】
募集範囲変更手段622は、対象イベントに対する参加募集を行う他のユーザの募集位置範囲を、所定の期間内における応募履歴に応じて可変としてよい。一例として、募集範囲変更手段622は、募集位置範囲を、対象イベントまたは対象イベントと同種類のイベントのうちの少なくとも1つに対する応募履歴に応じて可変としてよい。サーバ装置20は、一度対象イベント等の募集が失敗し、または対象イベント等が失敗したしても、再度の募集に対してより多くのユーザが対象イベントに参加しやすくなり、対象イベントを成功させやすくすることができる。対象イベントが複数のユーザが協同して敵モンスターを倒すイベントである場合、募集範囲変更手段622は、募集位置範囲を、対象イベントまたは対象イベントと同種類の敵モンスターを倒すイベントのうち少なくとも1つに対する応募履歴に応じて可変としてよい。これに代えて、募集範囲変更手段622は、募集位置範囲を、対象イベントと異なる種類のイベントに対する応募履歴に応じて可変としてもよい。一例として、対象イベントが複数のユーザが協同して敵モンスターを倒すイベントである場合、募集範囲変更手段622は、対象イベントとは異なる種類の敵モンスターを倒す他のイベント、対象イベントとは異なる現実の位置に関連付けられた他のイベント、対象イベントとは異なる時期に開催された他のイベント、またはその他の対象イベントとは異なるイベントに対する応募履歴に応じて、募集位置範囲を可変としてよい。募集範囲変更手段622は、募集位置範囲を、対象イベントと異なる種類のイベントに対する所定の期間内における応募履歴に応じて可変としてよい。これらに代えて、募集範囲変更手段622は、募集位置範囲を、対象ユーザが所定期間内に対象イベントのイベントスポット周辺に訪れた回数に応じて可変としてもよい。募集範囲変更手段622は、対象ユーザが対象イベントに応募したが対象イベントが開催されなかった場合または対象イベントが失敗した場合に、対象ユーザが再度対象イベントのイベントスポット周辺に訪れた回数に応じて、募集位置範囲を可変としてよい。
【0081】
募集範囲変更手段622は、対象イベントまたは対象イベントと同種類のイベントのうちの少なくとも1つに対して対象ユーザが応募していたことに応じて、対象ユーザが応募をしていなかった場合と比較して募集位置範囲を大きくしてよい。募集範囲変更手段622は、対象イベントまたは対象イベントと同種類のイベントの内の少なくとも1つに対して対象ユーザが応募した回数が増加したことに応じて、募集位置範囲を大きくしてよい。募集範囲変更手段622は、対象イベントおよび対象イベントと同種類のイベントに対して対象ユーザがホストとなった回数が増加したことに応じて、募集位置範囲を大きくしてよい。募集範囲変更手段622は、対象イベントおよび対象イベントと同種類のイベントに対して対象ユーザがホストまたはゲストのいずれかとなった回数が増加したことに応じて、募集位置範囲を大きくしてよい。募集範囲変更手段622は、対象イベントおよび対象イベントと同種類のイベントに対して対象ユーザがホストまたはゲストとなったが、他のユーザが集まらずイベントが開催されなかった回数が増加したことに応じて、募集位置範囲を大きくしてよい。募集範囲変更手段622は、対象ユーザが1回対象イベント等に応募していた場合に、1回も応募していなかった場合(デフォルトの場合)と比べて募集位置範囲の大きさを1.2倍にしてよく、対象ユーザが2回対象イベント等に応募していた場合に、1回応募していた場合と比べて募集位置範囲の広さを1.2倍としてもよい。これに代えて、募集範囲変更手段622は、対象イベントおよび対象イベントと同種類のイベントに対して対象ユーザが応募し、かつ、対象イベントが失敗した回数に応じて、募集位置範囲を可変としてよい。
【0082】
募集範囲変更手段622は、募集位置範囲を上限範囲内で可変としてよい。一例として、募集範囲変更手段622は、対象イベントおよび対象イベントと同種類のイベントに対して対象ユーザが応募した回数の合計が増加するにつれて募集位置範囲を大きくするが、募集位置範囲が予め定められた上限範囲に達した場合は、募集位置範囲を変更しなくてよい。
【0083】
募集範囲変更手段622は、対象イベントの募集上限人数に更に応じて募集位置範囲を変更してよい。一例として、募集範囲変更手段622は、対象イベントの募集上限人数以上のユーザが含まれるよう、募集位置範囲を大きくしてよい。募集範囲変更手段622は、対象イベントへの参加の応募状況に更に応じて、追加のユーザの参加募集を行う募集位置範囲を変更してよい。一例として、募集範囲変更手段622は、対象イベントに参加を確定させたユーザの人数が増加したことに応じて、募集位置範囲を縮小してよい。
【0084】
募集範囲変更手段622は、予め定められたレベル以上のユーザが募集位置範囲内に含まれるように募集位置範囲を変更してよい。一例として、募集範囲変更手段622は、図3の「ゲーム内ランク」が予め定められたランク以上のユーザが募集範囲内に含まれるように、募集位置範囲を変更してよい。募集範囲変更手段622は、予め定められたレベル以上のキャラクタを予め定められた数以上所持しているユーザが募集位置範囲内に含まれるように、募集位置範囲を変更してよい。
【0085】
本図の例においては図中中央に示したように、第2募集位置範囲950はイベントスポット900からの直線距離が閾値以内である位置の集合であり、第2募集位置範囲950は第1募集位置範囲940より大きい閾値を有する。第2ユーザ920は第2募集位置範囲950に含まれるため、募集処理手段632は第2ユーザ920の端末装置30に対して参加募集を行う。一方、第3ユーザ930は第2募集位置範囲950に含まれないため、募集処理手段632は第3ユーザ930の端末装置30に対して参加募集を行わない。
【0086】
募集位置範囲を第1募集位置範囲940から第2募集位置範囲950へと拡大したことによっても対象イベントが開催されなかった場合(図7のS740のNo)、または対象イベントが開催されたが成功しなかった場合において、第1ユーザ910の端末装置30から再度対象イベントの募集開始指示を受信したことに応じて(図7のS710)、募集範囲変更手段622は、対象イベントの応募位置範囲を第2募集位置範囲950から第3募集位置範囲960に変更する(図7のS720)。本図の例においては図中右に示したように、第3募集位置範囲960はイベントスポット900からの直線距離が閾値以内である位置の集合であり、第3募集位置範囲960は第2募集位置範囲950より大きい閾値を有する。第2ユーザ920および第3ユーザ930は第2募集位置範囲950に含まれるため、募集処理手段632は第2ユーザ920および第3ユーザ930の端末装置30に対して参加募集を行う。
【0087】
募集範囲変更手段622は、対象イベントが開催されたことに応じて、対象ユーザが応募する次のイベントにおける募集位置範囲をデフォルトの位置範囲に戻してよい。一例として、募集範囲変更手段622は、対象ユーザによるイベントに対する応募履歴において、直近に応募された対象イベントが開催されていたことに応じて、対象ユーザが応募する次のイベントにおける募集位置範囲をデフォルトの位置範囲に戻してよい。これに代えて、募集範囲変更手段622は、対象ユーザによるイベントに対する応募履歴において、直近に応募された対象イベントが成功していたことに応じて、対象ユーザが応募する次のイベントにおける募集位置範囲をデフォルトの位置範囲に戻してもよい。本図の例においては、募集処理手段632が第3募集位置範囲960に基づいて参加募集を行った対象イベントが開催された場合、募集範囲変更手段622は、第1ユーザ910が応募する次のイベントにおける募集位置範囲を第1募集位置範囲940に戻してよい。
【0088】
以上に示したサーバ装置20によれば、ユーザが端末装置30を用いて参加可能である現実の位置に関連付けられた対象イベントに参加する際の募集位置範囲を変更することができるので、募集位置範囲を変更しない場合と比べてユーザがイベントに参加しやすくなり、ユーザがイベントをより楽しむことができる。サーバ装置20は、他のユーザの募集位置範囲を変更する機能を有する場合、イベントに参加する他のユーザの人数を調整してイベントを開催しやすくすることができる。サーバ装置20は、対象イベントの募集上限人数に更に応じて募集位置範囲を変更することにより、対象イベントを募集上限人数に近い人数が参加した状態で開催しやすくなり、対象イベントを成功させやすくなる。
【0089】
サーバ装置20は、対象イベントへの参加の応募状況に更に応じて、追加のユーザの参加募集を行うことにより、対象イベントの参加募集の通知を受け取ったにも関わらず対象イベントが募集上限人数に達したため参加できないという事態を減らすことができる。サーバ装置20は、予め定められたレベル以上のユーザが前記募集位置範囲内に含まれるように募集位置範囲を変更することにより、レベルの高いユーザが対象イベントに参加する可能性が高まり、対象イベントを成功させやすくなる。サーバ装置20は、対象イベントが開催されたことに応じて、対象ユーザが応募する次のイベントにおける募集位置範囲をデフォルトの位置範囲に戻すことにより、対象イベントの参加募集の制限が過度に緩和されることを防ぐことができる。
【0090】
図10は、本実施形態に係るサーバ装置20におけるイベント処理フローの第2例を示す。サーバ装置20は、受付開始指示をある端末装置30から受けたことに応じて、その端末装置30のユーザに対してイベントを提供するべく本図の処理フローを開始する。本図の例において、サーバ装置20は、受付指示取得手段614、受付範囲変更手段624、および受付処理手段634を有するが、募集指示取得手段612、募集範囲変更手段622、および募集処理手段632を有しなくてよい。
【0091】
S1010において、サーバ装置20内のゲーム処理部220は、ユーザの端末装置30からの受付開始指示を、指示入力部210を介して受信する。受付指示取得手段614は、指示入力部210から受付開始指示を取得する。
【0092】
S1020において、受付範囲変更手段624は、受付開始指示を送信した端末装置30のユーザ(対象ユーザ)の受付位置範囲を、対象ユーザのイベントに対する応募履歴に応じて可変とする。範囲変更手段620は、対象ユーザによるイベントに対する応募履歴を、データベース200から取得してよい。受付範囲変更手段624は、図7のS720において募集範囲変更手段622が他のユーザの募集範囲に対して行う処理と同様の処理を、対象ユーザの募集位置範囲(受付位置範囲)に対して行ってよい。
【0093】
S1030において、受付処理手段634は、S1020において変更された受付位置範囲に基づいて、イベントの受付処理を行う。受付位置範囲内にイベント募集がある場合(S1030のYes)、サーバ装置20は処理をS1040に進める。一例として、あるイベントの募集位置範囲と受付位置範囲とが重複する部分が存在する場合、受付位置範囲内にイベント募集があるとして、サーバ装置20は処理をS1040に進めてよい。サーバ装置20が募集範囲変更手段622を有する場合、募集範囲変更手段622によって変更されたあるイベントの募集位置範囲と受付位置範囲とが重複する部分が存在する場合、受付位置範囲内にイベント募集があるとして、サーバ装置20は処理をS1040に進めてよい。
【0094】
S1040において、受付処理手段634は、受付位置範囲内にあるイベント募集を対象ユーザの端末装置30に通知するよう、表示処理部240に指示してよい。一例として、受付処理手段634は、受付位置範囲内にあるイベント募集の一覧を対象ユーザの端末装置30に表示するよう、表示処理部240に指示してよい。取得手段610が、受付位置範囲内にあるイベント募集の1つに参加するゲスト参加指示を、指示入力部210を介して対象ユーザの端末装置30から取得しなかった場合(S1040のNo)、サーバ装置20はフローを終了してよい。取得手段610が、受付位置範囲内にあるイベント募集の1つに参加するゲスト参加指示を、指示入力部210を介して対象ユーザの端末装置30から取得した場合(S1040のYes)、サーバ装置20は処理をS1050に進めてよい。取得手段610は、対象ユーザの端末装置30と接続された表示装置60に表示されたイベント募集の一覧のうちの1つのイベント募集がクリックされたことに応じて、ゲスト参加指示を取得してよい。
【0095】
S1050において、イベント処理手段630は、イベントの開催処理を行う。イベント処理手段630は、図7のS750と同様の処理を行ってよい。イベント処理手段630は、データベース200に格納された応募履歴を更新する。一例として、イベント処理手段630は、対象ユーザが応募した対象イベントの結果をデータベース200に書き込むよう、データベース接続手段600に指示してよい。
【0096】
以上に示したサーバ装置20によれば、対象ユーザがイベントにゲストとして参加するための条件を調整することができるため、当該機能を有しない場合と比べて対象ユーザがイベントにより参加しやすくなる。
【0097】
図11は、本実施形態に係るサーバ装置20における範囲変更方法の第2例を示す。本図の例においては、あるイベントと関連付けられた現実の位置であるイベントスポット1100の周辺に、第1ユーザ1110および第2ユーザ1120が位置している。本図の例において、図中左側に示す時点においては、第1ユーザ1110および第2ユーザ1120は、イベントスポット1100に関連付けられた対象イベントおよび対象イベントと同種類のイベントのいずれにも応募をしたことがないとする。第1ユーザ1110の端末装置30から対象イベントの募集開始指示を受信したことに応じて(図7のS710)、募集範囲変更手段622は、対象イベントの応募位置範囲をデフォルトの位置範囲である募集位置範囲1130に設定する(図7のS720)。本図の例において、募集位置範囲1130はイベントスポット1100からの直線距離が閾値以内である位置の集合である。第2ユーザ1120の端末装置30から対象イベントの受付開始指示を受信したことに応じて(図10のS1010)、受付範囲変更手段624は、対象イベントの受付位置範囲をデフォルトの位置範囲である第1受付位置範囲1140に設定する(図10のS1020)。本図の例において、第1受付位置範囲1140は第2ユーザ1120の端末装置30からの直線距離が閾値以内である位置の集合である。この場合、募集位置範囲1130と第1受付位置範囲1140とは重複しないため、受付処理手段634は第2ユーザ1120の端末装置30に対して受付処理を行わない。
【0098】
第2ユーザ1120が、イベントスポット1100に関連付けられた対象イベントまたは対象イベントと同種類のイベントのいずれかに応募したことがある場合、第2ユーザ1120の端末装置30から対象イベントの受付開始指示を受信したことに応じて(図10のS1010)、受付範囲変更手段624は、対象イベントの受付位置範囲を第1受付位置範囲1140から第2受付位置範囲1150に変更する(図10のS1020)。本図右の例において、第2受付位置範囲1150は第2ユーザ1120からの直線距離が閾値以内である位置の集合であり、第2受付位置範囲1150は第1受付位置範囲1140より大きい閾値を有する。募集位置範囲1130と第2受付位置範囲1150は重複するため、受付処理手段634は第2ユーザ1120の端末装置30に対して受付処理を行う。
【0099】
図12は、本実施形態に係る端末装置30の表示の第1例を示す。図7のS710において、指示入力部210は募集開始指示を受け取る。募集指示取得手段612は、指示入力部210から募集開始指示を取得する。表示処理部240は、募集指示取得手段612が募集開始指示を取得したことに応じて、データベース200から募集画面に関するデータを読み出し、表示画面1200を生成し、募集開始指示を送信した端末装置30(ホストの端末装置30)に生成した表示画面1200を送信する。
【0100】
表示画面1200は、募集ウィンドウ1210と、中止ボタン1230とを有する。募集ウィンドウ1210は、イベントの参加募集に関する情報を表示する領域である。一例として、募集ウィンドウ1210は、参加者一覧1220を含む。一例として、参加者一覧1220は、イベントへの参加を応募しているユーザの一覧である。一例として、参加者一覧1220は、イベントの募集上限人数のユーザを表示できるよう構成されてよい。本図の例において、イベントの募集上限人数は6人であり、イベントへの参加を応募しているユーザは端末装置30のユーザのみであるとする。したがって、本図の例における参加者一覧1220は、端末装置30のユーザを示す「自分」を表示し、さらに他のユーザを募集していることを示す「募集中」を、募集上限人数までの残り人数である5人分表示する。
【0101】
中止ボタン1230は、募集を中止するためのボタンである。指示入力部210は、中止ボタン1230が端末装置30のユーザにクリックされたことに応じて募集中止指示を受け取る。指示入力部210は、募集指示取得手段612にその旨を通知する。イベント処理手段630は、募集指示取得手段612が募集中止指示を取得したことに応じて、イベントの募集処理を中止する(図7のS740のNo)。
【0102】
図13は、本実施形態に係る端末装置30の表示の第2例を示す。図7のS730において、募集処理手段632は、募集位置範囲に含まれる他のユーザの端末装置30に対し、募集処理を行う。募集処理が行われた他のユーザ端末装置30が、イベントへの参加を応募した場合、指示入力部210は応募指示を受け取る。受付指示取得手段614は、指示入力部210から応募指示を取得する。表示処理部240は、受付指示取得手段614が応募指示を取得したことに応じて、表示画面1300を生成し、募集開始指示を送信した端末装置30(ホストの端末装置30)に生成した表示画面1300を送信する。
【0103】
表示画面1300は、募集ウィンドウ1210と、中止ボタン1230とを有する。中止ボタン1230は、図12と同様である。一例として、募集ウィンドウ1210は、参加者一覧1310を含む。一例として、参加者一覧1310は、イベントへの参加を応募しているユーザの一覧である。本図の例において、イベントの募集上限人数は6人であり、イベントへの参加を応募しているユーザは端末装置30のユーザ、「ユーザA」、「ユーザB」、および「ユーザC」であるとする。したがって、本図の例における参加者一覧1220は、端末装置30のユーザを示す「自分」、「ユーザA」、「ユーザB」、および「ユーザC」を表示し、さらに他のユーザを募集していることを示す「募集中」を、募集上限人数までの残り人数である2人分表示する。
【0104】
本発明の様々な実施形態は、フローチャートおよびブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロック(フローチャートの各ブロック、「~手段」または「~部」として示した各ブロック等)は、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置のセクションを表わしてよい。特定の段階およびセクションが、専用回路、コンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、および/またはコンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタルおよび/またはアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)および/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、および他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0105】
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0106】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
【0107】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のコンピュータ等のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供され、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
【0108】
図14は、本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の例を示す。コンピュータ2200にインストールされたプログラムは、コンピュータ2200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられる操作または当該装置の1または複数のセクションとして機能させることができ、または当該操作または当該1または複数のセクションを実行させることができ、および/またはコンピュータ2200に、本発明の実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ2200に、本明細書に記載のフローチャートおよびブロック図のブロックのうちのいくつかまたはすべてに関連付けられた特定の操作を実行させるべく、CPU2212によって実行されてよい。
【0109】
本実施形態によるコンピュータ2200は、CPU2212、RAM2214、グラフィックコントローラ2216、およびディスプレイデバイス2218を含み、それらはホストコントローラ2210によって相互に接続されている。コンピュータ2200はまた、通信インターフェイス2222、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226、およびICカードドライブのような入/出力ユニットを含み、それらは入/出力コントローラ2220を介してホストコントローラ2210に接続されている。コンピュータはまた、ROM2230およびキーボード2242のようなレガシの入/出力ユニットを含み、それらは入/出力チップ2240を介して入/出力コントローラ2220に接続されている。
【0110】
CPU2212は、ROM2230およびRAM2214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ2216は、RAM2214内に提供されるフレームバッファ等またはそれ自体の中にCPU2212によって生成されたイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス2218上に表示されるようにする。
【0111】
通信インターフェイス2222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ2224は、コンピュータ2200内のCPU2212によって使用されるプログラムおよびデータを格納する。DVD-ROMドライブ2226は、プログラムまたはデータをDVD-ROM2201から読み取り、ハードディスクドライブ2224にRAM2214を介してプログラムまたはデータを提供する。ICカードドライブは、プログラムおよびデータをICカードから読み取り、および/またはプログラムおよびデータをICカードに書き込む。
【0112】
ROM2230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ2200によって実行されるブートプログラム等、および/またはコンピュータ2200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入/出力チップ2240はまた、様々な入/出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入/出力コントローラ2220に接続してよい。
【0113】
プログラムが、DVD-ROM2201またはICカードのようなコンピュータ可読媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読媒体から読み取られ、コンピュータ可読媒体の例でもあるハードディスクドライブ2224、RAM2214、またはROM2230にインストールされ、CPU2212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置または方法が、コンピュータ2200の使用に従い情報の操作または処理を実現することによって構成されてよい。
【0114】
例えば、通信がコンピュータ2200および外部デバイス間で実行される場合、CPU2212は、RAM2214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インターフェイス2222に対し、通信処理を命令してよい。通信インターフェイス2222は、CPU2212の制御下、RAM2214、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROM2201、またはICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信された受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
【0115】
また、CPU2212は、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226(DVD-ROM2201)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM2214に読み取られるようにし、RAM2214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU2212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックする。
【0116】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、およびデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU2212は、RAM2214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプの操作、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM2214に対しライトバックする。また、CPU2212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0117】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0118】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【0119】
「付記」
本願の明細書および図面によれば、以下に付記として示した各特徴もまた開示される。
「課題」
興趣性を向上させることを目的とする。
「解決手段」
(付記1)
コンピュータを、
対象ユーザが端末装置を用いて参加可能である現実の位置に関連づけられた対象イベントに対する参加募集を行うユーザの募集位置範囲を、前記対象ユーザによるイベントに対する応募履歴に応じて可変とする範囲変更手段
として機能させるプログラム。
(付記2)
前記範囲変更手段は、前記対象イベントに対する参加募集を行う前記対象ユーザまたは他のユーザのうちの少なくとも1つの前記募集位置範囲を、前記応募履歴に応じて可変とする付記1に記載のプログラム。
(付記3)
前記範囲変更手段は、前記募集位置範囲を、前記対象イベントまたは前記対象イベントと同種類のイベントのうちの少なくとも1つに対する前記応募履歴に応じて可変とする付記2に記載のプログラム。
(付記4)
前記範囲変更手段は、前記対象イベントまたは前記対象イベントと同種類のイベントのうちの少なくとも1つに対して前記対象ユーザが応募していたことに応じて、前記対象ユーザが応募をしていなかった場合と比較して前記募集位置範囲を大きくする付記3に記載のプログラム。
(付記5)
前記範囲変更手段は、前記対象イベントまたは前記対象イベントと同種類のイベントの内の少なくとも1つに対して前記対象ユーザが応募した回数が増加したことに応じて、前記募集位置範囲を大きくする付記3に記載のプログラム。
(付記6)
前記範囲変更手段は、前記募集位置範囲を上限範囲内で可変とする付記5に記載のプログラム。
(付記7)
前記範囲変更手段は、前記対象イベントの募集上限人数に更に応じて前記募集位置範囲を変更する付記1に記載のプログラム。
(付記8)
前記範囲変更手段は、前記対象イベントへの参加の応募状況に更に応じて、追加のユーザの参加募集を行う前記募集位置範囲を変更する付記1に記載のプログラム。
(付記9)
前記範囲変更手段は、予め定められたレベル以上のユーザが前記募集位置範囲内に含まれるように前記募集位置範囲を変更する付記1に記載のプログラム。
(付記10)
前記範囲変更手段は、前記対象イベントが開催されたことに応じて、前記対象ユーザが応募する次のイベントにおける前記募集位置範囲をデフォルトの位置範囲に戻す付記1に記載のプログラム。
(付記11)
コンピュータを、
ユーザが端末装置を用いて参加可能である現実の位置に関連づけられた対象イベントが応募の未達により開催されなかったことに応じて、前記対象イベントへの再度の参加募集において、前記対象イベントに対する募集位置範囲内のユーザ、および開催されなかった前記対象イベントに応募したユーザを含む候補ユーザの中から参加募集を行う募集処理手段
として機能させるプログラム。
【0120】
なお、上記プログラムで構成した解決手段は、適宜、装置、システム、方法、媒体の分野に転用してもよい。
【符号の説明】
【0121】
10 システム
20 サーバ装置
30 端末装置
40 ネットワーク
50 入力装置
60 表示装置
200 データベース
210 指示入力部
220 ゲーム処理部
230 イベント処理部
240 表示処理部
300 端末入力処理部
305 端末状態取得部
310 端末送信部
320 端末受信部
330 端末表示処理部
600 データベース接続手段
610 取得手段
612 募集指示取得手段
614 受付指示取得手段
620 範囲変更手段
622 募集範囲変更手段
624 受付範囲変更手段
630 イベント処理手段
632 募集処理手段
634 受付処理手段
900 イベントスポット
910 第1ユーザ
920 第2ユーザ
930 第3ユーザ
940 第1募集位置範囲
950 第2募集位置範囲
960 第3募集位置範囲
1100 イベントスポット
1110 第1ユーザ
1120 第2ユーザ
1130 募集位置範囲
1140 第1受付位置範囲
1150 第2受付位置範囲
1200 表示画面
1210 募集ウィンドウ
1220 参加者一覧
1230 中止ボタン
1300 表示画面
1310 参加者一覧
2200 コンピュータ
2201 DVD-ROM
2210 ホストコントローラ
2212 CPU
2214 RAM
2216 グラフィックコントローラ
2218 ディスプレイデバイス
2220 入/出力コントローラ
2222 通信インターフェイス
2224 ハードディスクドライブ
2226 DVD-ROMドライブ
2230 ROM
2240 入/出力チップ
2242 キーボード
【要約】      (修正有)
【課題】興趣性を向上させることを目的とする。
【解決手段】コンピュータを、対象ユーザが端末装置を用いて参加可能である現実の位置に関連づけられた対象イベントに対する参加募集を行うユーザの募集位置範囲を、前記対象ユーザによるイベントに対する応募履歴に応じて可変とする範囲変更手段として機能させるプログラムを提供する。上記のプログラムにおいて、前記範囲変更手段は、前記対象イベントに対する参加募集を行う前記対象ユーザまたは他のユーザのうちの少なくとも1つの前記募集位置範囲を、前記応募履歴に応じて可変としてよい。
【選択図】図6
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14