(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-13
(45)【発行日】2024-12-23
(54)【発明の名称】介護ベッド
(51)【国際特許分類】
A61H 23/02 20060101AFI20241216BHJP
A61G 7/05 20060101ALI20241216BHJP
【FI】
A61H23/02 338
A61G7/05
(21)【出願番号】P 2024084526
(22)【出願日】2024-05-24
【審査請求日】2024-05-24
(73)【特許権者】
【識別番号】522081152
【氏名又は名称】温州医科大学附属第二医院、温州医科大学附属育英儿童医院
(74)【代理人】
【識別番号】100216471
【氏名又は名称】瀬戸 麻希
(72)【発明者】
【氏名】胡丹紅
(72)【発明者】
【氏名】易永東
(72)【発明者】
【氏名】陸艶
【審査官】山田 裕介
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-37683(JP,A)
【文献】特開2008-220609(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 23/02
A61G 7/05
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一ベッドフレーム、第一ベッドボード、第二ベッドフレームおよび第二ベッドボードを
含み、前記第二ベッドボードは第一ベッドボードと回転接続され、
さらに、
第二ベッドフレームと固定接続される取付板と、
取付板に固定接続される固定板と、
固定板と回転接続される第一回転軸と、
一端が第一回転軸と固定接続される連結棒と、
固定板に設置され連結棒を駆動して往復に揺らせる駆動コンポーネントと、
連結棒と固定接続される置き台と、
置き台の一側に設置され、患者に対するマッサージに使われるマッサージ部材と、
取付板と固定接続されるガイドブロックと、
マッサージ部材の移動を駆動する伝動部材と、
ガイドブロックと水平滑り接続される第一滑り板と、
ガイド板に設置され、第一滑り板の位置を調節して、マッサージ部材のマッサージ振れ幅
を調節する調節部材と、を含む、
ことを特徴する介護ベッド。
【請求項2】
前記駆動コンポーネントは、
固定板と固定接続されるモータと、
モータの駆動軸と固定接続される第一回転盤と、
第一回転盤と回転接続されるリードスクリューと、
第一回転盤とラジアル方向に滑り接続され、内部がリードスクリューのネジと接続される
第一滑りブロックと、
第一滑りブロックと固定接続される伝動柱と、
リードスクリューの一端と固定接続される第一ハンドルと、を含み、
前記連結棒は第一ガイド溝を含み、前記伝動柱は第一ガイド溝に挿し込まれて、連結棒の
移動を移動を駆動する用途に使われ、前記第一回転盤には第一回転盤のラジアル方向に沿
って伸びる第一滑り溝が設置され、前記第一滑りブロックは第一滑り溝を沿って移動する
、
ことを特徴とする請求項1に記載の介護ベッド。
【請求項3】
さらに、
置き台と滑り接続される第二滑りブロックと、
第二滑りブロックと固定接続される連結柱と、
連結柱と回転接続される伝動輪と、
第二滑りブロックと固定接続されるマッサージブロックと、
第二滑りブロックと固定接続される第一連結板と、
両端がそれぞれ置き台と第一連結板に固定接続される第一スプリングと、を含み、
前記置き台には置き台の長さ方向に沿って伸びる第二滑り溝が設置され、
前記第二滑りブロックは第二滑り溝を沿って移動し、
前記伝動部材は、
ガイドブロックと当接する伝動ブロックと、
伝動ブロックと固定接続される第二連結板と、
第二連結板と水平滑り接続されるリミット柱と、
リミット柱と固定接続される押し板と、
リミット柱にスリーブ設置され、両端がそれぞれ押し板と第二連結板と固定接続される第
二スプリングと、を含み、
前記第二連結板やリミット柱および第二スプリングは二セット設置され、それぞれ伝動ブ
ロックの両端に位置し、前記ガイドブロックにはリミット穴が設置され、前記リミット穴
は複数設置され、それぞれガイドブロックの高さ方向に沿って等距離分布を成し、前記リ
ミット穴はリミット柱を挿し込む用途に使われる、
ことを特徴とする請求項1に記載の介護ベッド。
【請求項4】
前記調節部材は、
ガイドブロックと回転接続される第三回転軸と、
第三回転軸と固定接続されるスクリューと、
第三回転軸に固定接続される第二ハンドルと、を含み、
前記第一滑り板はスクリューとネジ接続され、
前記ガイドブロックにはガイド板の幅方向を沿って伸びる第二ガイド溝が設置され、
前記第一滑り板は第二ガイド溝を沿って移動する、
ことを特徴とする請求項1に記載の介護ベッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は介護ベッド技術分野に関し、具体的には介護ベッドに関する。
【背景技術】
【0002】
患者は長期間にわたる運動不足によって、筋肉の萎縮と硬直の原因となり易いので、物
理的治療や運動学的治療および医学工程的などの手段を用いて、患者が身体の運動能力を
なるべく早く回復して、再び社会に戻るようにする。具体的には、健康回復中、通常マッ
サージベッドを使って、マッサージをする方法で患者の筋肉を緩めて、行動力を早速回復
する効果に達成している。
【0003】
既存健康回復介護ベッドに存在する欠点:
1.現在、通常の病床は患者だけを収容するしかできないので、親族の方が患者と一緒
に寝ることができず、患者と親族との愛撫や抱擁など基本的感情と親密関係の需要を満た
すことができず、特に長期間寝たきりの患者にとっては大変である。
2.既存の介護ベッドは患者だけにたいして、通常のマッサージをするだけであって、
患者の実際需要によって、体の姿勢をより良くして、健康回復運動をすることができず、
マッサージの力とマッサージの振れ幅を調節することができないため、患者の健康回復が
比較的遅い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術中に存在する問題を解決するために、患者の健康回復に便利な介護ベッドを提
供することを目的とする。
【0005】
本出願の内容部分はアイディアを簡単に説明する用途に使われるが、これらのアイディ
アは後続の「発明を実施するための最良の形態」中にも詳しく記載される。本出願の内容
部分は、保護を求める技術手段の重要な特徴を標記するものではなく、保護を求める技術
手段の範囲を制限するものでもない。
【課題を解決するための技術手段】
【0006】
本出願の一部の実施例は、第一ベッドフレーム、第一ベッドボード、第二ベッドフレー
ムおよび第二ベッドボードを含み、前記第二ベッドボードは第一ベッドボードと回転接続
され、さらに第二ベッドフレームと固定接続される取付板と、取付板に固定接続される固
定板と、固定板と回転接続される第一回転軸と、一端が第一回転軸と固定接続される連結
棒と、固定板に設置され連結棒を駆動して往復に揺らせる駆動コンポーネントと、連結棒
と固定接続される置き台と、置き台の一側に設置され、患者に対するマッサージに使われ
るマッサージ部材と、取付板と固定接続されるガイドブロックと、マッサージ部材の移動
を駆動する伝動部材と、ガイドブロックと水平滑り接続される第一滑り板と、ガイド板に
設置され、第一滑り板の位置を調節して、マッサージ部材のマッサージ振れ幅を調節する
調節部材と、を含む、介護ベッドを提供する。
【0007】
患者の手または足を置き台に置き、それから駆動コンポーネントは連結棒の往復揺れを
駆動し、連結棒の移動は置き台を動かし、置き台の移動中、マッサージ部材は伝動部材を
通じて患者に対するマッサージを行い、且つ患者の実際状況によって、調節部材でマッサ
ージ部材のマッサージ強度を調節することによって、マッサージ部材のマッサージ強度を
コントロールして、患者の健康回復をもっと有利にする。
【0008】
さらに、前記駆動コンポーネントは、固定板と固定接続されるモータと、モータの駆動
軸と固定接続される第一回転盤と、第一回転盤と回転接続されるリードスクリューと、第
一回転盤とラジアル方向に滑り接続され、内部がリードスクリューのネジと接続される第
一滑りブロックと、第一滑りブロックと固定接続される伝動柱と、リードスクリューの一
端と固定接続される第一ハンドルと、を含み、前記連結棒は第一ガイド溝を含み、前記伝
動柱は第一ガイド溝に挿し込まれて、連結棒の移動を駆動する用途に使われる。
【0009】
さらに、前記第一回転盤には前記第一回転盤のラジアル方向に沿って伸びる第一滑り溝
が設置され、前記第一滑りブロックは第一滑り溝を沿って移動する。
【0010】
さらに、前記マッサージ部材は、置き台と滑り接続される第二滑りブロックと、第二滑
りブロックと固定接続される連結柱と、連結柱と回転接続される伝動輪と、第二滑りブロ
ックと固定接続されるマッサージブロックと、第二滑りブロックと固定接続される第一連
結板と、両端がそれぞれ置き台と第一連結板に固定接続される第一スプリングと、を含む
。
【0011】
さらに、前記置き台には置き台の長さ方向に沿って伸びる第二滑り溝が設置され、前記
第二滑りブロックは第二滑り溝を沿って移動する。
【0012】
さらに、前記伝動部材は、ガイドブロックと当接する伝動ブロックと、伝動ブロックと
固定接続される第二連結板と、第二連結板と水平滑り接続されるリミット柱と、リミット
柱と固定接続される押し板と、リミット柱にスリーブ設置され、両端がそれぞれ押し板と
第二連結板と固定接続される第二スプリングと、を含み、前記第二連結板やリミット柱お
よび第二スプリングは二セット設置され、それぞれ伝動ブロックの両端に位置する。
【0013】
さらに、前記ガイドブロックにはリミット穴が設置され、前記リミット穴は複数設置さ
れて、ガイドブロックの高さ方向に沿って等距離分布を成し、前記リミット穴はリミット
柱を挿し込む用途に使われる。
【0014】
さらに、前記第二連結板にはガイド穴が設置され、前記リミット柱はガイド溝中に位置
し、且つガイド穴のアキシアル方向に沿って移動する。
【0015】
さらに、前記調節部材は、ガイドブロックと回転接続される第三回転軸と、第三回転軸
と固定接続されるスクリューと、第三回転軸に固定接続される第二ハンドルと、を含み、
前記第一滑り板はスクリューとネジ接続され、前記ガイドブロックにはガイド板の幅方向
を沿って伸びる第二ガイド溝が設置され、前記第一滑り板は第二ガイド溝を沿って移動す
る。
【0016】
さらに、前記第一滑り板には第一挿入溝が設置され、前記第一挿入溝は伝動ブロックを
挿し込む用途に使われる。
【発明の有益な効果】
【0017】
具体的に患者の健康回復に利するケアベッドを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
本出願の一部となる図面は本出願をさらに良く理解るための用途に使われ、本出願のそ
の他の特徴や目的および長所をより明らかにする。本出願の概略的実施例の図面およびそ
の説明は本出願を説明するためであって、本出願に対する不当な制限にはならない。
【0019】
また、あらゆる図面中、同様または類似した図面の標記は同様または類似した要素を示
す。図面は概略的なものであって、素子と要素は必ずしも比例よって描かれるものではな
いこを理解すべきである。
【0020】
図面中、
【0021】
【0022】
【
図2】実施例の一部の構造を示す略図であって、主に固定板と取付板の構造を示す。
【0023】
【
図3】実施例の一部の構造を示す略図であって、主に第一ガイド溝と伝動柱の構造を示す。
【0024】
【
図4】実施例の一部の構造を示す略図であって、主に第一滑りブロックと第一滑り溝の構造を示す。
【0025】
【
図5】実施例の一部の構造を示す略図であって、主にガイドブロックの構造を示す。
【0026】
【
図6】実施例の一部の構造を示す略図であって、主に伝動輪と第二滑りブロックの構造を示す。
【0027】
【
図7】実施例の一部の構造を示す略図であって、主にマッサージブロックの構造を示す。
【0028】
【
図8】実施例の一部の構造を示す略図であって、主に第一滑り板と第二ガイド溝の構造を示す。
【0029】
【
図9】実施例の一部の構造を示す略図であって、主にリミット柱とガイド穴の構造を示す。
【0030】
【
図10】実施例の一部の構造を示す略図であって、主にスクリューと第三回転軸の構造を示す。
【0031】
【
図11】実施例の一部の構造を示す略図であって、主に伝動ブロックと第一挿入溝の構造を示す。
【0032】
【
図12】実施例の一部の構造を示す略図であって、主に第二ベッドボードと畳んだ後の略図である。図面の標記:
【0033】
100-介護ベッド、101-第一ベッドフレーム、102-第一ベッドボード、10
3-第二ベッドフレーム、104-第二ベッドボード、105-取付板、106-固定板
、107-第一回転軸、108-連結棒、108a-第一ガイド溝、109-置き台、1
09a-第二滑り溝、110-ガイドブロック、110a-リミット穴、110b-第二ガ
イド溝、112-第一滑り板、112a-第一挿入溝、113-モータ、114-第一回
転盤、114a-第一滑り溝、115-リードスクリュー、116-第一滑りブロック、
117-伝動柱、118-第一ハンドル、119-第二滑りブロック、120-連結柱、
121-伝動輪、122-マッサージブロック、123-第一連結板、124-第一スプ
リング、125-伝動ブロック、126-第二連結板、126a-ガイド穴、127-リ
ミット柱、128-押し板、129-第二スプリング、130-第三回転軸、131-ス
クリュー、132-第二ハンドル。
【発明を実施するための最良の形態】
【0034】
以下図面に結合して本開示の実施例についてさらに詳しく説明をする。図の中には本開
示のある実施例を示しているが、本開示は色んな形式で実現でき、且つこちらで説明され
た実施例だけに限定されると解釈してはならいことを理解すべきである。逆に、これらの
実施例を提供する目的は、本開示をより良く理解させるためである。本開示の図面および
実施例はただの概略的役割を果たすだけであって、本開示の保護範囲を制限するものでは
ないと言うことを理解すべきである。
【0035】
また、説明の便利を図って、図面には本発明に関する部分だけを示している。トラブル
が発生しない限り、本開示中の実施例および実施例中の特徴は相互間組み合わせることが
できると言うことを事前に説明して置きたい。
【0036】
本開示に記載の「第一」、「第二」などの概念は異なる装置やモジュールまたはユニッ
トを区分する用途だけに使われ、これらの装置やモジュールまたはユニットによって実行
される機能の順序または相互依頼関係を限定する用途に使われるものではないと言うこと
を注意して欲しい。
【0037】
本開示に記載の「一つ」、「複数」などの修飾は、概略的なものであって、本分野の技
術者なら上下文中、特別な説明がない限り、「一つまたは複数」と理解すべきである。
【0038】
以下図面と実施例を参照しながら、本開示をさらに詳しく説明する。
【0039】
図1-12に示されているとおり、介護ベッド100は、第一ベッドフレーム101と
、第一ベッドボード102と、第二ベッドフレーム103と、第二ベッドボード104と
、取付板105と、固定板106と、第一回転軸107と、連結棒108と、連結棒10
8の揺れを駆動する駆動コンポーネントと、置き台109と、患者のマッサージに使用さ
れるマッサージ部材と、ガイドブロック110と、マッサージ部材の移動を駆動する伝動
部材と、第一滑り板112と、マッサージ部材のマッサージ振れ幅を調節する調節部材と
、を含む。取付板105と第二ベッドボードはネジによって固定接続される。ネジを緩め
てから、取付板105の取り付け位置を調節することによって、手や足に対する健康回復
運動を行うことができる。
【0040】
第二ベッドボード104はヒンジを通じて第一ベッドボード102と回転接続され、固
定板106は取付板105と固定接続され、第一回転軸107は固定板106と回転接続
され、連結棒108の一端は第一回転軸107と固定接続され、置き台109は連結棒1
08と固定接続され、ガイドブロック110は取付板105と固定接続される。第一ベッ
ドフレーム101は第一ベッドフレーム101の幅方向を沿って伸びる四角形穴を含み、
第二ベッドフレーム103は四角形ロッドを含み、第二ベッドフレーム103の資格ロッ
ドは四角形穴を沿って移動し、第二ベッドフレーム103が適当な位置まで移動すると、
ネジによって第一ベッドフレーム101と固定接続される。その後、第二ベッドボード1
04の一端を第二ベッドフレーム103で支えることによって、ベッドの幅を増やして、
家族と一緒に寝させ、患者を抱きしめて、感情的慰めも提供できる。
【0041】
駆動コンポーネントは連結棒108の往復揺れを駆動する用途に使われ、モータ113
と、第一回転盤114と、リードスクリュー115と、第一滑りブロック116と、伝動
柱117と、第一ハンドル118と、を含み、モータ113は固定板106と固定接続さ
れ、第一回転盤114はモータ113の駆動軸と固定接続され、リードスクリュー115
は第一回転盤114と回転接続され、第一滑りブロック116は第一回転盤114のラジ
アル方向と滑り接続され、その内部はリードスクリュー115とネジ接続される。具体的
に、第一回転盤114には第一回転盤114のラジアル方向に沿って延びる第一滑り溝1
14aが設置され、第一滑りブロック116は第一滑り溝114aを沿って移動する。伝動
柱117は第一滑りブロック116と固定接続され、伝動柱117は第一回転盤114に
偏心設置される。
【0042】
第一ハンドル118はリードスクリュー115の一端と固定接続される。連結棒108
は第一ガイド溝108aを含み、伝動柱117は第一ガイド溝108a中に挿入されて、
連結棒108の移動を駆動する用途に使われる。モータ113は第一回転盤114の回転
を駆動し、第一回転盤114の回転は第一滑りブロック116の移動を作動し、第一滑り
ブロック116の移動は伝動柱117の移動を作動し、伝動柱117は第一ガイド溝10
8aを通じて連結棒108の揺れを作動し、よって、置き台109の揺れを作動して、患
者の手または足を置き台109上に置いた場合、患者の手足を揺らして、筋肉の萎縮と硬
直を防げる。揺れ幅の調節が必要である場合は、第一ハンドル118を回すだけで済み、
第一ハンドル118を回すとリードスクリュー115も回転し、第一滑りブロック116
は第一滑り溝114aを沿って移動するので、リードスクリュー115の回転は第一滑り
ブロック116を作動させ、第一滑りブロック116の移動は伝動柱117の移動を作動
させ、伝動柱117と第一か回転盤114との偏心距離を調節して、連結棒108の揺れ
幅を調節することができ、患者の実際状況に応じて、揺れ幅を調節して、患者の健康回復
をもっと有利にする。
【0043】
マッサージ部材は患者のマッサージに使われ、第二滑りブロック119と、連結柱12
0と、伝動輪121と、マッサージブロック122と、第一連結板123、第一スプリン
グ124と、を含み、第二滑りブロック119は置き台109と滑り接続される。具体的
に、置き台109には置き台109の長さ方向に沿って伸びる第二滑り溝109aが設置
され、第二滑りブロック119は第二滑り溝109aを沿って移動する。連結柱120は
第二滑りブロック119と固定接続され、伝動輪121は連結柱120と回転接続され、
マッサージブロック122は第二滑りブロック119と固定接続され、第一連結板123
は第二滑りブロック119と固定接続される。第一スプリング124の両端はそれぞれ置
き台109と第一連結板123に固定接続される。伝動輪121は第一スプリング124
を通じていつも第一滑り板112または伝動部材と当接される。そのため、駆動コンポー
ネントが置き台109の往復揺れを作動させる時に、伝動輪121を往復移動させ、伝動
輪121は連結柱120の移動を作動させ、連結柱120は第二滑りブロック119を作
動せて第二滑り溝109aを沿って移動させることによって、マッサージブロック122
を往復に移動させて、患者に対するマッサージを行う。
【0044】
伝動部材はマッサージ部材の往復移動を駆動する用途に使われ、伝動ブロック125と
、第二連結板126と、リミット柱127と、押し板128と、第二スプリング129と
、を含み、伝動ブロック125はガイドブロック110と当接され、第二連結板126は
伝動ブロック125と固定接続され、リミット柱127は第二連結板126と水平滑り接
続される。具体的に、第二連結板126にはガイド穴126aが設置され、リミット柱1
27部分はガイド穴126a内に位置し、且つガイド穴126aを沿ってアキシアル方向
に移動する。押し板128はリミット柱127と固定接続され、第二スプリングは129
はリミット柱127上にスリーブ設置され、両端はそれぞれ押し板128と第二連結板1
26に固定接続される。第二連結板126やリミット柱127および第二スプリング12
9は二セット設置され、それぞれ伝動ブロック125の両端に位置する。ガイドブロック
110にはリミット穴110aが設置され、リミット穴110aは複数設置され、それぞ
れガイドブロック110の高さ方向に沿って等距離分布を成し、リミット穴110aはリ
ミット柱127を挿入する用途に使われる。伝動ブロック125の位置調節が必要である
場合は、押し板128を引張り、押し板128の移動はリミット柱127の移動を作動さ
せて、リミット柱127がリミット穴110aを離れるようにさせ、つまり、複数の伝動
ブロック125の間隔を調節することによって、マッサージの振動周波数を調節できる。
【0045】
調節部材はガイド板上に設置されて、第一滑り板112の位置調節に使われ、マッサー
ジ部材の振動幅を調節するが、第三回転軸130と、スクリュー131と、第二ハンドル
132と、を含み、第三回転軸130はガイドブロック110と回転接続され、スクリュ
ー131は第三回転軸130と固定接続され、第二ハンドル132は第三回転軸130と
固定接続され、第一滑り板112はスクリュー131とネジ接続され、第一滑り板112
はガイドブロック110と水平滑り接続される。具体的に、ガイドブロック110にはガ
イド板の幅方向に沿って伸びる第二ガイド溝110bが設置され、第一滑り板112は第
二ガイド溝110bを沿って移動する。第一滑り板112には第一挿入溝112aが設置
され、第一挿入溝112aは伝動ブロック125を挿し込む用途に使われる。第二ハンド
ル132を回すと、第二ハンドル132は第三回転軸を回転させ、第三回転軸130はス
クリュー131の回転を作動させて、第一滑り板112は第二ガイド溝110bを沿って
移動するので、スクリュー131は第一滑り板112の移動を作動させることによって、
伝動ブロック125の円弧から第一滑り板112までの距離を減らして、マッサージブロ
ック122のマッサージ強さが小さくさせ、このようにマッサージの強さを調節できる。
【0046】
作業のフロー:患者の腕または下腿を置き台109上に置き、モータ113は第一回転
盤114を回転を駆動し、第一回転盤114は第一滑りブロック116の移動を作動し、
第一滑りブロック116の移動は伝動柱117の移動を作動して、伝動柱117は第一ガ
イド溝108aを通じて連結棒108の揺れを作動させて、置き台109の揺れを作動し
て、患者の手または足を置き台109上に置くと、患者の手足を揺らして、筋肉の萎縮と
硬直を防げる。揺れ幅の調節が必要である場合には、第一ハンドル118を回すだけで済
み、第一ハンドル118の回転はリードスクリュー115の回転を作動し、第一滑りブロ
ック116は第一滑り溝114aを沿って移動するので、リードスクリュー115の回転
は第一滑りブロック116の移動を作動し、第一滑りブロック116の移動は伝動柱11
7の移動を作動するので、伝動柱117と第一回転盤114との偏心距離を調節すること
によって、連結棒108の揺れ幅を調節でき、患者の実際状況に応じて、患者の健康回復
をもっと有利にすることができる。
【0047】
それと同時に、置き台109が揺れる時に、伝動輪121は第一スプリング124
によって、いつも第一滑り板112または伝動ブロック125と当接する。そのため、置
き台109が往復に揺れる時に、伝動輪121を往復移動させることになり、伝動輪12
1の移動は連結柱120の移動を作動させ、連結柱120の移動は第二滑りブロック11
9を第二滑り溝109aに沿って移動させることによって、マッサージブロック122を
往復移動させて、患者に対するマッサージを行う。伝動ブロック125の間隔を調節する
必要がある場合には、押し板128を引張り、押し板128の移動はリミット柱127の移
動を作動して、リミット柱127がりミット穴110aを離れるようにして、複数の伝動
ブロック125の間隔を調節して、マッサージの振動周波数を調節できる。第二ハンドル
132を回すと、第二ハンドルの回転は第三回転軸130の回転を作動させ、第三回転軸
130の回転はスクリュー131の回転を作動させ、第一滑り板112は第二ガイド溝1
10bを沿って移動するので、スクリュー131の回転は第一滑り板112の移動を作動
させて、伝動ブロック125の円弧から第一滑り板までの距離を減らし、マッサージブロ
ック122の移動距離を減らして、マッサージの幅を調節する。そのため、患者の実際状
況に応じて、マッサージの幅や力および揺れ幅を調節しながら患者に対する鍛錬を段々行
わせて、患者の健康回復をより便利にする。
【0048】
以上の説明は、ただ本開示の一部の最良の実施形態および運用された技術原理を説明す
るだけを目的とする。本分野の技術者なら、本開示に関わる発明の範囲は上記技術特徴を
組み合わせてなる技術手段だけに限定されず、同時に上記発明のアイディアを離れない状
況において、上記技術特徴またはそれとの同等な特徴を任意に組み合わせてなるその他の
技術手段も含んでいると言うことを理解すべきである。例えば、上記特徴と本開示の実施
形態中に開示された(但し、これらに限らない)類似した機能を有する技術的特徴を互い
に置換してなる技術手段も含まれる。
【要約】 (修正有)
【課題】患者の健康回復に便利な介護ベッドを提供する。
【解決手段】介護ベッド100は、第一ベッドフレーム101、第一ベッドボード102、第二ベッドフレーム103および第二ベッドボード104を含み、前記第二ベッドボードは第一ベッドボードと回転接続され、さらに第二ベッドフレームと固定接続される取付板105と、取付板に固定接続される固定板106と、固定板と回転接続される第一回転軸と、一端が第一回転軸と固定接続される連結棒と、固定板に設置され連結棒を駆動して往復に揺らせる駆動コンポーネントと、連結棒と固定接続される置き台と、置き台の一側に設置され、患者に対するマッサージに使われるマッサージ部材と、取付板と固定接続されるガイドブロック110と、マッサージ部材の移動を駆動する伝動部材と、マッサージ部材のマッサージ振れ幅を調節する調節部材と、を含む。
【選択図】
図1