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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-13
(45)【発行日】2024-12-23
(54)【発明の名称】化粧品供給装置およびその動作方法
(51)【国際特許分類】
   A45D 44/00 20060101AFI20241216BHJP
   A45D 34/04 20060101ALI20241216BHJP
【FI】
A45D44/00 B
A45D34/04 555
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2023081802
(22)【出願日】2023-05-17
(62)【分割の表示】P 2022118753の分割
【原出願日】2017-10-24
(65)【公開番号】P2023104970
(43)【公開日】2023-07-28
【審査請求日】2023-05-17
(31)【優先権主張番号】10-2017-0062740
(32)【優先日】2017-05-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】514112488
【氏名又は名称】エルジー・エイチアンドエイチ・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100122161
【弁理士】
【氏名又は名称】渡部 崇
(72)【発明者】
【氏名】ボク・ヒュン・パク
(72)【発明者】
【氏名】ソン・ウン・ク
(72)【発明者】
【氏名】クァン・ホ・オ
(72)【発明者】
【氏名】ヘ・ヨン・ファン
【審査官】大内 康裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-168781(JP,A)
【文献】特表2012-506288(JP,A)
【文献】特表2003-534085(JP,A)
【文献】特開2015-043836(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 24/00~97/22
A45D 8/00~ 8/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動端末機と通信するための通信部を含み、複数のカートリッジが装着される化粧品供給装置と、
前記化粧品供給装置と通信するための通信部を含み、前記複数のカートリッジのそれぞれの残量情報を表示する移動端末機と、を含み、
前記移動端末機は、前記化粧品供給装置に供給要請信号を伝送し、
前記化粧品供給装置は、前記移動端末機に前記カートリッジの情報を伝送し、
前記化粧品供給装置または前記移動端末機は、
前記複数のカートリッジのうち残量が予め設定された基準残量未満であるカートリッジに対する情報及び使用期限が満了したカートリッジまたは最初に装着された日付から予め設定された基準期間を超過するカートリッジに対する情報のうち少なくともいずれか一つを表示
前記化粧品供給装置または前記移動端末機は、
前記使用期限が満了したカートリッジまたは最初に装着された日付から予め設定された基準期間を超過するカートリッジに対する情報を表示する際、前記カートリッジの装着日およびカートリッジに含まれる化粧品の製造日の少なくとも1つを取得し、カートリッジの装着日またはカートリッジに含まれる化粧品の製造日が所定の基準期間を超えるか否かを判断し、前記カートリッジの装着日またはカートリッジに含まれる化粧品の製造日が予め設定された基準期間を超えた場合、前記カートリッジの容量対カートリッジに含まれる化粧品の残量割合をパーセンテージで表示される残量値と、前記カートリッジの購入サイトに接続するカートリッジ購入アイコンを含むカートリッジに関する情報を表示する、化粧品供給システム。
【請求項2】
前記化粧品供給装置は、ユーザー情報及び環境情報のうち少なくとも一つに基づいて獲得された化粧品供給方法に応じて前記複数のカートリッジに含まれた化粧品を供給し、
前記移動端末機は、前記化粧品供給装置における一番最近供給された化粧品供給方法、一番よく利用された化粧品供給方法または専門家推薦化粧品供給方法を表示する、請求項1に記載の化粧品供給システム。
【請求項3】
前記化粧品供給装置は、
前記複数のカートリッジの化粧品を外部に吐出させる吐出部を含み、
前記吐出部に装着される化粧品容器をさらに含む、請求項1に記載の化粧品供給システム。
【請求項4】
前記化粧品容器は、前記吐出部から吐出された化粧品を収容する、請求項に記載の化粧品供給システム。
【請求項5】
前記化粧品容器は、携帯用として具現される、請求項に記載の化粧品供給システム。
【請求項6】
複数のカートリッジが装着される化粧品供給装置と無線で連結される移動端末機において、
前記化粧品供給装置と通信する通信部と、
前記複数のカートリッジのそれぞれの残量情報を表示するディスプレイと、
前記複数のカートリッジのうち残量が予め設定された基準残量未満であるカートリッジに対する情報及び使用期限が満了したカートリッジまたは最初に装着された日付から予め設定された基準期間を超過するカートリッジに対する情報のうち少なくともいずれか一つを表示するように前記ディスプレイを制御する制御部と、を含
前記制御部は、
前記使用期限が満了したカートリッジまたは最初に装着された日付から予め設定された基準期間を超過するカートリッジに対する情報を表示する際、前記カートリッジの装着日およびカートリッジに含まれる化粧品の製造日の少なくとも1つを取得し、カートリッジの装着日またはカートリッジに含まれる化粧品の製造日が所定の基準期間を超えるか否かを判断し、前記カートリッジの装着日またはカートリッジに含まれる化粧品の製造日が予め設定された基準期間を超えた場合、前記カートリッジの容量対カートリッジに含まれる化粧品の残量割合をパーセンテージで表示される残量値と、前記カートリッジの購入サイトに接続するカートリッジ購入アイコンを含むカートリッジに関する情報を表示するように制御する、移動端末機。
【請求項7】
前記制御部は、前記化粧品供給装置がユーザー情報及び環境情報のうち少なくとも一つに基づいて獲得された化粧品供給方法に応じて前記複数のカートリッジに含まれた化粧品を供給すると、前記化粧品供給装置における一番最近供給された化粧品供給方法、一番よく利用された化粧品供給方法または専門家推薦化粧品供給方法を表示するように前記ディスプレイを制御する、請求項に記載の移動端末機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部装置と無線通信する化粧品供給装置およびその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ビューティー産業(beauty industry)の発展にしたがって、ユーザーは、化粧品、メイクアップ(make-up)などのようなビューティー商品、ビューティーサービスなどに関心が増加している傾向である。このようなビューティー商品、ビューティーサービスなどに対する関心が増加しつつ、ユーザーは自分の肌状態に合う化粧品、自分の顔に似合う化粧品などを見つけることができる。
【0003】
具体的には、ユーザーは、自分の肌状態に適切な化粧品を推薦する化粧品供給装置および化粧品供給サービスなど、ユーザーが自分の顔を撮影すると、それに似合うメイクアップ製品またはメイクアップ方法などを推薦する装置やサービスなどを必要とすることがある。
【0004】
一方、ユーザーは、自分の肌状態、顔などの外見に関連した要素のみでなく、日常生活などのような他の要素による化粧品推奨、製造装置/サービスなどを必要とすることがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記のような問題を解決するためのものであって、ユーザーの日程(Schedule)、天候などに基づいて化粧品を提供する化粧品供給装置およびその動作方法を提供しようとするものである。
【0006】
本発明は、ユーザーの移動端末機と連動される化粧品供給装置およびその動作方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施態様に係る化粧品供給装置は、移動端末機から日程(Schedule)を含むユーザー情報および天候を含む環境情報のうち少なくとも一つを受信する第1双方向通信部と、受信されたユーザー情報および環境情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品供給方法を獲得する制御部と、化粧品を含む少なくとも一つのカートリッジ、獲得された化粧品供給方法によって、カートリッジに含まれた化粧品を移動させるノズル部、およびノズル部を通過した化粧品を外部に吐出させる吐出部を有する化粧品供給部とを含むことができる。
【0008】
供給される化粧品の量、用途、および供給される化粧品に含まれる化粧品原料のうち少なくとも一つを設定する化粧品提供情報の入力命令を受信する入力部をさらに含み、制御部は、受信されたユーザー情報、環境情報、および化粧品提供情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品供給方法を獲得することができる。
【0009】
既成化粧品の情報を認識可能なバーコード認識機またはRFIDリーダとして実現された第2通信部をさらに含み、制御部は、受信されたユーザー情報、環境情報、および既成化粧品の情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品供給方法を獲得することができる。
【0010】
化粧品供給部を介して供給された化粧品の情報を表示するディスプレイ部をさらに含むことができる。
【0011】
ディスプレイ部は、ミラーディスプレイとして実現され得る。
【0012】
供給された化粧品の情報は、化粧品の種類、化粧品原料の情報、および供給された化粧品の使用方法を含むことができる。
【0013】
化粧品供給方法は、供給される化粧品の種類、供給される化粧品の量、および化粧品供給順序を含むことができる。
【0014】
少なくとも一つのカートリッジの残量をセンシングするセンシング部をさらに含み、第1双方向通信部は、センシングしたカートリッジの残量の情報を移動端末機に伝送することができる。
【0015】
化粧品供給装置は、据置用または携帯用として実現され得る。
【0016】
化粧品供給が動作する方法において、移動端末機から日程(Schedule)を含むユーザー情報を受信するステップと、受信されたユーザー情報に基づいて化粧品供給方法を獲得するステップと、獲得された化粧品供給方法によって化粧品を供給するステップとを含むことができる。
【0017】
天候を含む環境情報を受信するステップをさらに含み、化粧品供給方法を獲得するステップは、ユーザー情報および環境情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品供給方法を獲得するステップを含むことができる。
【0018】
供給される化粧品の量、用途、および供給される化粧品に含まれる化粧品原料のうち少なくとも一つを設定する化粧品提供情報の入力命令を受信するステップをさらに含み、化粧品供給方法を獲得するステップは、ユーザー情報および化粧品提供情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品供給方法を獲得するステップを含むことができる。
【0019】
バーコードまたはRFIDタグを有する既成化粧品の情報を認識するステップをさらに含み、化粧品供給方法を獲得するステップは、ユーザー情報および既成化粧品の情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品供給方法を獲得するステップを含むことができる。
【0020】
化粧品供給装置に装着されたカートリッジの残量を感知するステップと、感知されたカートリッジの残量の情報を移動端末機に伝送するステップとをさらに含むことができる。
【0021】
供給された化粧品の情報を表示するステップをさらに含み、供給された化粧品の情報は、化粧品の種類、化粧品原料情報、および供給された化粧品の使用方法を含むことができる。
【0022】
化粧品供給システムにおいて、日程(Schedule)を含むユーザー情報の入力命令を受信し、ユーザー情報をサーバーに伝送する移動端末機と、受信されたユーザー情報に基づいて化粧品供給方法を獲得して外部に伝送するサーバーと、サーバーから化粧品供給方法を受信し、受信された化粧品供給方法に基づいて化粧品を供給する化粧品供給装置とを含むことができる。
【0023】
サーバーは、天候を含む環境情報および化粧品提供情報のうち少なくとも一つをさらに受信し、ユーザー情報、環境情報、および化粧品提供情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品供給方法を獲得することができる。
【0024】
ユーザー情報は、ユーザーの肌状態、顔画像、およびアラームの設定情報のうち少なくとも一つをさらに含み、環境情報は、現在の温度、湿度、粒子状物質の濃度、および紫外線指数のうち少なくとも一つをさらに含み、化粧品提供情報は、供給される化粧品の量、用途、および供給される化粧品に含まれるように選択された化粧品原料を含むことができる。
【0025】
サーバーは、既成化粧品の情報をさらに受信し、ユーザー情報、環境情報、化粧品提供情報、および既成化粧品の情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品供給方法を獲得することができる。
【0026】
化粧品供給装置は、化粧品を含む少なくとも一つのカートリッジと、受信された化粧品供給方法によってカートリッジに含まれた化粧品を移動させるノズル部と、ノズル部を通過した化粧品を外部に吐出させる吐出部とを含むことができる。
【0027】
化粧品供給装置は、少なくとも一つのカートリッジの残量を感知するセンシング部と、感知されたカートリッジの残量情報を前記移動端末機に伝送する双方向通信部とをさらに含むことができる。
【0028】
化粧品供給システムが動作する方法において、サーバーが日程(Schedule)を含むユーザー情報、天候を含む環境情報、および化粧品提供情報のうち少なくとも一つを受信するステップと、サーバーが受信されたユーザー情報、環境情報、および化粧品提供情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品供給方法を獲得するステップと、サーバーが獲得された化粧品供給方法を化粧品供給装置に伝送するステップと、化粧品供給装置がサーバーから受信された化粧品供給方法に基づいて化粧品を供給するステップとを含むことができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明の実施態様によると、ユーザーの日程または天候などに基づいて必要な化粧品を提供できるという利点がある。
【0030】
本発明の実施態様によると、化粧品供給装置を介して、毎日新しい化粧品をユーザーに提供できるという利点がある。
【0031】
本発明の実施態様によると、携帯用化粧品供給装置を介して、ユーザーの外出時に、多様な状況にふさわしい化粧品をすぐに提供できるという利点がある。
【0032】
本発明の実施態様によると、ユーザーに必要な化粧品を提供すると共に、ユーザーが保有している化粧品の活用方案を提示するという利点がある。
【0033】
本発明の実施態様によると、化粧品供給の残量情報を移動端末機に送信して、化粧品がすべて消尽される前にユーザーがカートリッジを交換できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】本発明の実施形態に係る化粧品供給システムの構成を示したブロック図である。
図2】本発明の実施形態に係る移動端末機の構成を示したブロック図である。
図3】本発明の実施形態に係る化粧品供給装置の構成を示したブロック図である。
図4】本発明の第1実施形態に係る据置用化粧品供給装置の例示図である。
図5】本発明の第2実施形態に係る据置用化粧品供給装置の例示図である。
図6】本発明の一実施形態に係る携帯用化粧品供給装置の例示図である。
図7】本発明の一実施形態に係る化粧品供給システムの動作方法を説明するためのダイヤグラムである。
図8】本発明の実施形態に係る移動端末機が受信するユーザー情報の一例を説明するための図である。
図9】本発明の実施形態に係る化粧品供給装置が既成化粧品の情報を認識する方法を説明するための図である。
図10a】本発明の実施形態に係る化粧品供給装置が化粧品供給方法を獲得する方法を説明するための図である。
図10b】本発明の実施形態に係る化粧品供給装置が化粧品供給方法を獲得する方法を説明するための図である。
図10c】本発明の実施形態に係る化粧品供給装置が化粧品供給方法を獲得する方法を説明するための図である。
図10d】本発明の実施形態に係る化粧品供給装置が化粧品供給方法を獲得する方法を説明するための図である。
図11】本発明の実施形態に係る化粧品供給装置が化粧品供給方法によって化粧品を供給する様子を説明するための図である。
図12】本発明の実施形態に係る化粧品供給装置が供給された化粧品の情報を表示する方法を説明するための例示図である。
図13a】本発明の第1実施形態に係る既成化粧品の情報表示方法を説明するための図である。
図13b】本発明の第2実施形態に係る既成化粧品の情報表示方法を説明するための図である。
図13c】本発明の第3実施形態に係る既成化粧品の情報表示方法を説明するための図である。
図14】本発明の実施形態に係る移動端末機が、カートリッジの残量情報を出力する方法を説明するための例示図である。
図15】本発明の別の実施形態に係る化粧品供給システムの動作方法を説明するためのダイヤグラムである。
図16】本発明の実施形態に係る化粧品供給装置が化粧品提供情報の入力命令を受信する方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、添付された図面を参照して本明細書に開示された実施形態を詳しく説明するが、図面符号に関係なく同一または類似の構成要素には同一の参照符号を付与し、これに対する重複説明は省略することにする。以下の説明で使用される構成要素に対する接尾辞「モジュール」および「部」は明細書作成の容易さだけが考慮されて付与されたり混用されるものであって、それ自体で互いに区別される意味または役割を有するものではない。また、本明細書に開示された実施形態を説明するにおいて、関連した公知技術に対する具体的な説明が、本明細書に開示された実施形態の要旨を曖昧にし得ると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。また、添付された図面は本明細書に開示された実施形態を易しく理解するようにするためのものに過ぎず、添付された図面によって本明細書に開示された技術的思想が制限されず、本発明の思想および技術範囲に含まれるすべての変更、均等物ないし代替物を含むものと理解されるべきである。
【0036】
第1、第2などのように序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために使用され得るが、前記構成要素は前記用語によって限定されない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみで使用される。
【0037】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるとか「接続されて」いると言及された際には、その他の構成要素に直接的に連結されているか、または接続されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在することもあると理解されるべきである。一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるとか「直接接続されて」いると言及された際には、中間に他の構成要素が存在しないことと理解されるべきである。
【0038】
単数の表現は文脈上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。
【0039】
本出願において、「含む」または「有する」などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性を予め排除しないことと理解されるべきである。
【0040】
以下、本発明の実施形態に係る外部デバイスと連動されている化粧品供給装置とおよびその動作方法を説明する。
【0041】
先に、図1は、本発明の実施形態に係る化粧品供給システムの構成を示したブロック図である。
【0042】
図1を参照すると、本発明の実施形態に係る化粧品供給システムは、サーバー1、移動端末機10、化粧品供給装置100を含むことができる。
【0043】
サーバー1、移動端末機10および化粧品供給装置100は、通信網を介して相互に信号を送受信することができる。
【0044】
通信網は、サーバー1、移動端末機10および化粧品供給装置100の間の通信経路を構成する資源の集合を意味することがある。サーバー1、移動端末機10および化粧品供給装置100は、移動通信技術、無線インターネット技術、近距離通信技術などのうちいずれか一つを介して相互に信号を送受信することができる。
【0045】
移動通信技術としては、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communication)、CDMA(Code Division Multi Access)、CDMA2000(Code Division Multi Access2000、EV-DO(Enhanced Voice-Data Optimized or Enhanced Voice-Data Only)、WCDMA(登録商標)(Wideband CDMA、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(Long Term Evolution-Advanced)などがあり、前に列挙した技術のうちいずれか一つによって構築された移動通信網を介して無線信号を送受信する技術である。
【0046】
無線インターネット技術としては、WLAN(Wireless LAN)、Wi-Fi(Wireless-Fidelity)、Wi-Fi(Wireless Fidelity)Direct、DLNA(登録商標)(Digital Living Network Alliance)、WiBro(Wireless Broadband)、WiMAX(World Interoperability for Microwave Access)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)などがあり、前に列挙した少なくとも一つの無線インターネット技術によって無線信号を送受信する技術である。
【0047】
近距離通信技術としては、Bluetooth(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association;IrDA、UWB(Ultra Wideband)、ZigBee(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、Wi-Fi(Wireless-Fidelity)、wi-fi Direct、Wireless USB(Wireless Universal Serial Bus)などがあり、前に列挙した少なくとも一つの近距離通信技術によって信号を送受信できる制限距離が異なり、状況に応じて前に列挙した少なくとも一つの近距離通信技術を用いて無線信号を送受信する技術である。
【0048】
サーバー1、移動端末機10および化粧品供給装置100は、前に列挙した移動通信技術、無線インターネット技術および近距離通信技術のうち少なくとも一つを用いて、相互に信号を送受信したり、少なくとも複数の技術を混用して相互に信号を送受信することができる。
【0049】
また、上に列挙した技術は、例示的なものに過ぎず、サーバー1、移動端末機10および化粧品供給装置100は、他の無線信号送受信技術を利用することもできる。
【0050】
次に、サーバー1、移動端末機10および化粧品供給装置100のそれぞれを具体的に説明する。
【0051】
サーバー1は、化粧品関連データを保存することができる。特に、サーバー1は、ユーザーにカスタマイズ化粧品を供給するための化粧品供給と関連したデータを保存することができる。
【0052】
化粧品関連データは、化粧品供給方法を含むことができ、ユーザー情報/環境情報/化粧品提供情報/既成化粧品情報などに応じて変わる化粧品供給方法をすべて含むことができる。
【0053】
ユーザー情報/環境情報/化粧品提供情報/既成化粧品情報については後述することにする。
【0054】
化粧品供給方法は、供給される化粧品の種類、供給される化粧品の量、化粧品供給順序を含むことができるが、これは例示的なものに過ぎない。
【0055】
本発明で言及する化粧品は、完成品、半製品および製品を構成する化粧品原料をすべて含むことができる。したがって、化粧品供給方法は、複数の化粧品原料を混合する配合比などを含むことができ、複数の化粧品を用いて製作可能なすべての化粧品供給方法を含む。
【0056】
一実施形態によると、サーバー1は、化粧品関連データを化粧品供給装置100に伝送し、化粧品供給装置100は、サーバー1から受信された化粧品関連データに基づいて化粧品を供給することができる。
【0057】
別の実施形態によると、サーバー1は、移動端末機10および化粧品供給装置100などのような外部からの化粧品供給と関連した情報を受信することができ、受信された化粧品供給と関連した情報に基づいて化粧品供給方法を獲得することができる。
【0058】
移動端末機10は、化粧品供給と関連した情報をサーバー1に伝送することができる。具体的には、移動端末機10は、ユーザー情報を入力されてサーバー1に伝送することができ、サーバー1は、移動端末機10から受信されたユーザー情報に基づいて化粧品供給方法を獲得することができる。
【0059】
ここで、ユーザー情報は、ユーザーの肌状態、顔画像、日程(Schedule)、保存されたアラーム情報などを含むことができる。
【0060】
また、移動端末機10は、環境情報を受信し、受信された環境情報をサーバー1に伝送することができる。サーバー1は、移動端末機10または他の外部装置から環境情報を受信することができ、受信された環境情報に基づいて化粧品供給方法を獲得することができる。
【0061】
ここで、環境情報は、現在の温度、湿度、粒子状物質の濃度、紫外線指数などを含むことができる。
【0062】
移動端末機10は、化粧品供給装置100と信号を送受信することができる。具体的な例を挙げると、移動端末機10は、化粧品供給装置100に化粧品供給の要請信号などを送信することができる。移動端末機10は、化粧品供給装置100からカートリッジの残量情報などを受信することができる。しかし、これは例示的なものに過ぎず、移動端末機10と化粧品供給装置100は、化粧品供給に必要な多様な情報を送受信することができる。
【0063】
移動端末機10の各構成および詳細な説明は、図2で後述することにする。
【0064】
化粧品供給装置100は、化粧品供給方法に基づいて化粧品を供給することができる。一実施形態によると、化粧品供給装置100は、インストールされたアプリケーションを介して化粧品供給方法を獲得して化粧品を供給することができる。別の実施形態によると、化粧品供給装置100は、サーバー1から化粧品供給方法を受信し、受信された化粧品供給方法に基づいて化粧品を供給することができる。しかし、これは例示的なものであって、化粧品供給装置100は、移動端末機10からの化粧品供給方法を受信することもできる。
【0065】
化粧品供給装置100は、化粧品提供情報の入力命令を受信することができる。化粧品提供情報は、化粧品供給量、化粧品の使用用途、ユーザーが使用しようとする化粧品原料などを含むことができる。
【0066】
化粧品供給装置100は、既成化粧品の情報を認識することができ、認識された既成化粧品情報を外部に伝送することができる。
【0067】
化粧品供給装置100は、カートリッジの残量をセンシングすることができ、センシングされたカートリッジの残量情報を外部に伝送することができる。
【0068】
化粧品供給装置100の各構成および詳細な説明は、図3で後述することにする。
【0069】
このように、サーバー1、移動端末機10および化粧品供給装置100は、化粧品関連データを相互に送受信することができ、化粧品供給装置100は、これに基づいて化粧品を製造することができる。
【0070】
次に、図2を参照して、本発明の実施形態に係る移動端末機10の構成および役割を具体的に説明する。
【0071】
図2は、本発明の実施形態に係る移動端末機の構成を示したブロック図である。
【0072】
移動端末機10は、無線通信部11、入力部12、カメラ13、ディスプレイ部14、メモリ15、電源供給部16および制御部17を含むことができる。前に列挙した構成要素は、本発明の実施形態に係る移動端末機の説明のために例示として挙げたものに過ぎず、移動端末機10は、前に列挙した構成要素より多いか、またはより少ない構成要素を有することができる。
【0073】
以下、移動端末機10の各構成要素をより具体的に説明する。
【0074】
無線通信部11は、移動端末機10と他の移動端末機との間、移動端末機100と外部サーバーとの間または移動端末機100と外部装置との間などの無線通信を可能にする一つ以上のモジュールを含むことができる。具体的には、無線通信部11は、移動通信モジュール、無線インターネットモジュールおよび近距離通信モジュールのうち少なくとも一つを含むことができ、これは前述したことと同一である。無線通信部11は、前に列挙したモジュールのほか、放送受信モジュールおよび位置情報モジュールのうち少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0075】
無線通信部11は、他の移動端末機、サーバー1および化粧品供給装置100のうち少なくとも一つと信号を送受信することができる。ここで、サーバー1は、化粧品関連データを保存しているサーバーであり得、化粧品供給装置100は、化粧品供給命令によって化粧品供給が可能な装置であり得る。
【0076】
無線通信部11は、サーバー1または化粧品供給装置100にユーザー情報または化粧品供給命令などを伝送することができ、無線通信部11は、化粧品供給装置100からカートリッジの残量情報を受信することができる。
【0077】
前述した送受信情報は、例示的なものに過ぎず、無線通信部11は、化粧品供給と関連したすべての情報を外部装置と送受信することができる。
【0078】
入力部12は、データ入力信号または入力命令を受信することができる。例えば、入力部12は、化粧品供給と関連した多様なデータ入力信号を受信することができる。
【0079】
入力部12は、映像信号を受信する映像入力部、音声信号を受信するオーディオ入力部、プッシュキー(mechanical key)入力装置またはタッチキー(touch key)入力装置などを介してデータを受信することができる。入力部12を介して受信されたデータ入力信号または入力命令は、制御命令として処理されて、無線通信部11、ディスプレイ部14、メモリ15または制御部17などの他の構成要素に伝達され得る。
【0080】
カメラ13は、映像信号入力を受信することができる。映像信号は、写真のような静止画像、動画像などを含む。したがって、カメラ13は、写真、動画像などを撮影することにより、映像信号入力を受信することができる。例えば、カメラ13は、ユーザーの顔画像を撮影することができる。
【0081】
ディスプレイ部14は、移動端末機10で処理される情報を表示(出力)する。例えば、ディスプレイ部14は、ユーザーに提供する内容または入力部12を介して入力された内容などを画面に表示することができる。ディスプレイ部14は、移動端末機10で駆動される応用プログラムの画面情報を表示することができる。
【0082】
ディスプレイ部14は、カメラ13を介して撮影しているか、または撮影された画像を表示することができる。ディスプレイ部14は、ユーザーの肌状態などのようなユーザー情報、現在の紫外線指数などのような環境情報、カートリッジの残量などのような化粧品供給装置の関連情報などを表示することができる。
【0083】
ディスプレイ部14は、タッチセンサーと互いにレイヤー構造を形成するか、または一体型に形成されることによって、タッチスクリーンを実現することができる。このようなタッチスクリーンは、入力部12として機能すると共に、移動端末機10とユーザーとの間の出力インターフェイスを提供することができる。
【0084】
メモリ15は、移動端末機10の多様な機能を支援するデータを保存する。メモリ15は、移動端末機10で駆動される複数の応用プログラム(application program)またはアプリケーション(application))、移動端末機10の動作のためのデータ、命令語などを保存することができる。このような応用プログラムの少なくとも一部は、無線通信を介して外部サーバーからダウンロードされ得る。または、このような応用プログラムの少なくとも一部は、移動端末機10の基本的な機能(例えば、電話着信、発信機能、メッセージの受信、発信機能)のために出庫の当時から移動端末機10上に存在することができる。
【0085】
一方、このような応用プログラムの少なくとも一つは、化粧品供給のためのアプリケーションであり得る。
【0086】
電源供給16は、外部の電源または内部の電源が印加されて移動端末機10に含まれた各構成要素に電力を供給する。このような電源供給16は、バッテリーを含み、前記バッテリーは、内蔵型バッテリーまたは交換可能な形状のバッテリーであり得る。
【0087】
制御部17は、移動端末機10の全体的な動作を制御する。具体的には、制御部17は、移動端末機10を構成する各構成要素の動作または応用プログラムと関連した動作を制御することができる。制御部17は、上記の構成要素を介して入力または出力される信号、データ、情報などを処理するか、またはメモリ15に保存された応用プログラムを駆動することによって、ユーザーに適切な情報または機能を提供または処理することができる。制御部17は、上記の構成要素の少なくとも一部を制御するか、または少なくとも二つ以上を互いに組み合わせて動作させることができる。
【0088】
本明細書で説明される移動端末機10には、携帯電話、スマートフォン(smart phone)、コンピューター(computer)、ノートパソコン(notebook computer)、タブレットPC(tablet PC)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、デジタルTV、デジタルサイネージ、皮膚診断機器などが含まれ得る。
【0089】
図2を通じて説明した上記の構成要素の少なくとも一部は、以下で説明される多様な実施形態による移動端末機の動作、制御、または制御方法を実現するために互いに協力して動作することができる。また、移動端末機の動作、制御、または制御方法は、メモリ15に保存された少なくとも一つの応用プログラムの駆動によって移動端末機上で実現され得る。
【0090】
次に、図3を参照して、本発明の実施形態に係る化粧品供給装置100の構成および役割を具体的に説明する。
【0091】
図3は、本発明の実施形態に係る化粧品供給装置の構成を示したブロック図である。
【0092】
本発明の実施形態に係る化粧品供給装置100は、入力部110、ディスプレイ部120、保存部130、センシング部140、カメラ145、位置検出部147、化粧品供給部150、第1双方向通信部160、第2通信部170を含むことができる。前に列挙した構成要素は、本発明の実施形態に係る化粧品供給装置の説明のために例示として挙げたものに過ぎず、化粧品供給装置100は、前に列挙した構成要素より多いか、またはより少ない構成要素を有することができる。
【0093】
以下、化粧品供給装置100の各構成要素をより具体的に説明する。
【0094】
入力部110は、化粧品供給と関連したデータの入力命令を受信することができる。
【0095】
化粧品供給と関連したデータは、供給量、使用用途、供給時間、化粧品の種類、および化粧品原料などを含むことができるが、これは例示的なものに過ぎず、化粧品供給に利用され得るすべてのデータを含むことができる。
【0096】
入力部110は、化粧品供給装置100に装着されたカートリッジ151(図5参照)と関連したデータ入力命令を受信することができる。例えば、入力部110は、カートリッジ151に含まれた化粧品の情報、カートリッジ151の装着日付などの情報を入力するための命令を受信することができる。または、前に列挙した情報は、後述するセンシング部140が自動的に感知することもできる。
【0097】
入力部110は、映像入力部、オーディオ入力部、プッシュキー(mechanical key)入力装置、タッチキー(touch key)入力装置および瞳孔認識を介した入力装置などのうち少なくとも一つを含むことができる。
【0098】
ディスプレイ部120は、化粧品供給と関連したデータを表示することができる。具体的には、ディスプレイ部120は、化粧品供給と関連したデータの入力命令を受信するための案内画面を表示することができる。または、ディスプレイ部120は、入力部110に入力された情報、供給された化粧品に関する情報、化粧方法と関連した情報などを表示することができるが、これは例示的なものに過ぎない。
【0099】
一実施形態によると、ディスプレイ部120は、タッチスクリーンとして実現され得る。この場合、ディスプレイ部120は、入力部110としての機能を共に行うことができる。
【0100】
別の実施形態によると、ディスプレイ部120は、ミラーディスプレイ(Mirror Display)として実現され得る。ディスプレイ部120は、ミラーフィルムを含むことができ、この場合、ディスプレイ部120は、ミラー機能をすると共に、情報を視覚的に表示することができる。
【0101】
より具体的には、ディスプレイ部120は、コーティング膜、上部偏光板(Polarizer)、液晶表示パネル、偏光板(Polarizer)およびバックライト(Back light)で構成され得、ミラーフィルムは、上部偏光板に位置し得る。
【0102】
これにより、ユーザーは、化粧品供給装置100のディスプレイ部120を見る場合、化粧品関連情報を提供されると共に、ユーザーの顔を確認することができる。化粧品供給装置100のディスプレイ部120が、ミラーディスプレイの場合、ユーザーは、ユーザーの顔を見ながら、化粧品関連情報またはメイクアップ方法などを提供されてビューティー関連支援を容易に得ることができるという利点がある。
【0103】
保存部130は、カートリッジ情報、化粧品関連データおよびメイクアップ方法のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0104】
カートリッジ情報は、化粧品供給装置100に装着された少なくとも一つのカートリッジに対応する化粧品の種類、残量情報、カートリッジ装着日付情報および装着されたカートリッジの個数などのうち少なくとも一つを含むことができる。
【0105】
化粧品関連データは、少なくとも一つの化粧品種類、化粧品供給順序などで構成される化粧品供給方法を含むことができる。より具体的には、保存部130は、人気のある化粧品供給方法、直近に利用された化粧品供給方法、最もよく利用された化粧品供給方法および専門家推薦の化粧品供給方法などを保存することができるが、これは例示的なものに過ぎない。保存部130は、前に列挙したことと同様にユーザー関連の化粧品供給方法を保存することができる。
【0106】
保存部130は、化粧品供給装置100の多様な機能を支援するデータを保存することができる。保存部130は、化粧品供給装置100で駆動される複数の応用プログラム、化粧品供給装置100の動作のためのデータ、命令語を保存することができる。このような応用プログラム、データ、命令語は、外部からダウンロードされるか、または出庫の当時から化粧品供給装置100に存在することができる。
【0107】
センシング部140は、化粧品供給装置100に装着されたカートリッジ151(図4参照)をセンシングすることができる。センシング部140は、化粧品供給装置100に装着されたカートリッジの個数、カートリッジに含まれた化粧品の種類、カートリッジの残量、カートリッジの装着日付を感知することができる。
【0108】
一実施形態によると、センシング部140は、カートリッジ151に向けて信号を送信した後に、送信信号に対応する反射信号を受信し、送信時間と受信時間の差に基づいてカートリッジの残量を感知することができる。この場合、センシング部140は、複数のカートリッジ150から化粧品が排出される方向の延長線上に位置し得る。例えば、カートリッジ151に含まれた化粧品が下方向に排出されるように装着された場合、センシング部140は、カートリッジ151の上部または下部に位置し得る。もし、カートリッジ151に含まれた化粧品が側面方向に排出されるように装着された場合、センシング部140は、カートリッジ151と水平方向に平行に装着され得る。
【0109】
別の実施形態によると、センシング部140は、ロードセルとして実現され、カートリッジ151の重さを装着して、カートリッジの残量を感知することができる。この場合、センシング部140は、カートリッジ151の下部に装着され得る。
【0110】
しかし、前述した方法は、例示的なものに過ぎず、センシング部140は、多様な方法でカートリッジ151の残量を感知することができる。
【0111】
また、センシング部140は、カートリッジ151の装着時に、カートリッジ151に含まれたバーコード(barcode)入力信号またはRFID(radio frequency identification)入力信号などを受信して、カートリッジの個数、カートリッジに含まれた化粧品種類、カートリッジの装着日付、カートリッジに含まれた化粧品の製造日付(または使用期限)などを感知することができる。
【0112】
前に列挙したカートリッジの関連情報は、センシング部140のほか、入力部110を介して受信されることもある。
【0113】
カメラ145は、ユーザーの顔を撮影することができる。具体的には、カメラ145は、ユーザーの素顔または化粧状態の顔を撮影することができる。制御部180は、カメラ145を介して撮影されたユーザーの顔に基づいて化粧品供給方法を獲得することができる。例えば、制御部180は、ユーザーの素顔を撮影した場合、基礎化粧から色調化粧まで化粧品供給方法を獲得することができる。また、制御部180は、ユーザーの化粧状態の顔を撮影した場合、化粧修正方法または追加の化粧品供給方法を獲得することができる。
【0114】
位置検出部147は、ユーザーの現在位置を獲得することができる。位置検出部147は、GPS(Global Positioning System)を含むことができるが、これは例示的なものに過ぎず、ユーザーの現在位置を獲得することができる装置は、すべてこれに含まれ得る。
【0115】
位置検出部147は、ユーザーの現在位置を獲得すると、制御部180は、ユーザーの現在位置に対応する気象情報、周辺情報などを獲得することができる。制御部180は、獲得された現在位置に対応する気象情報、周辺情報などに基づいて化粧品供給方法を獲得することができる。
【0116】
化粧品供給部150は、少なくとも一つの化粧品原料を利用して化粧品を供給することができる。
【0117】
化粧品供給部150は、カートリッジ151、ノズル部152、ミキサー部153、吐出部154および冷蔵部155を含むことができる。
【0118】
カートリッジ151は、化粧品を収容することができる。ここで、カートリッジ151に収容される化粧品は、複数の化粧品原料で一つの製品に構成された完成品、一部の化粧品原料が省略された半製品、および化粧品原料のそれぞれを含むことができる。
【0119】
化粧品供給装置100が、複数のカートリッジ151を含む場合、各カートリッジ151は、完成品、半製品または化粧品原料のうち一つを収容することができる。
【0120】
複数のカートリッジ151は、化粧品の種類ごとに構成され得る。具体的には、複数のカートリッジ151は、基礎化粧品カートリッジであり得る。例えば、基礎化粧品カートリッジは、スキン(トナー)カートリッジ、エッセンス(セラム)カートリッジ、ローション(エマルジョン)カートリッジ、アイクリームカートリッジ、デイ/ナイトクリームカートリッジ、紫外線遮断剤カートリッジで構成され得る。制御部180は、ユーザー情報および環境情報などに基づいて基礎化粧品カートリッジで供給する化粧品の種類と量を獲得することができる。例えば、制御部180は、スキンカートリッジから5g、エッセンスカートリッジから3g、ローションカートリッジから5g、紫外線遮断剤7gを順に供給する化粧品供給方法を獲得することができる。
【0121】
一方、複数のカートリッジ151は、色調化粧品カートリッジであり得る。例えば、色調化粧品のカートリッジは、メイクアップベースカートリッジ、ファンデーションカートリッジ、コンシーラーカートリッジ、パウダーファクトカートリッジ、アイブローカートリッジ、アイシャドウカートリッジ、アイライナーカートリッジ、マスカラカートリッジ、ブラッシャー/ハイライターカートリッジ、口紅カートリッジで構成され得る。制御部180は、ユーザー情報および環境情報などに基づいて色調化粧品カートリッジで供給する化粧品の種類と量を獲得することができる。
【0122】
または、複数のカートリッジ151は、基礎化粧品カートリッジと色調化粧品カートリッジをすべて含むことができる。この場合、制御部180は、基礎化粧品カートリッジのそれぞれで化粧品を提供し、色調化粧品カートリッジのそれぞれで化粧品を提供する化粧品供給方法を獲得することができる。
【0123】
カートリッジ151は、カートリッジ支持台(図示せず)に装着され得、分離され得る。例えば、カートリッジ151に含まれた化粧品がすべて消尽されると、カートリッジ151は、カートリッジ支持台120から分離され、新しいカートリッジ151が挿入され得る。または、カートリッジ151に含まれた化粧品がすべて消尽されると、カートリッジ151には、化粧品がリフィルされ得る。化粧品のリフィルは、カートリッジ151が、カートリッジ支持台120で装着された状態または分離された状態で両方とも可能である。
【0124】
カートリッジ151には、化粧品の排出孔(図示せず)が形成され得、カートリッジ151に収容された化粧品は、化粧品の排出孔(図示せず)を介してノズル部152に排出され得る。
【0125】
一実施形態によると、ノズル部152は、吐出部154と連結され得る。したがって、カートリッジ151に収容された化粧品は、ノズル部152を通過し、吐出部154を介して外部に吐出され得る。
【0126】
別の実施形態によると、ノズル部152は、カートリッジ151とミキサー部153に連結され得る。ノズル部152は、カートリッジ151からミキサー部153までの化粧品が移動する通路であり得る。カートリッジ151から排出された化粧品は、ノズル部152を介してミキサー部153に移動され得る。
【0127】
ミキサー部153は、少なくとも一つの化粧品を均一に混合することができる。ミキサー部153には、振動装置(図示せず)などが備えられて、ミキサー部153に収容された化粧品原料を排出することができる。
【0128】
吐出部154は、カートリッジ151からノズル部154を通過して移動された化粧品を外部に吐出させることができる。
【0129】
または、化粧品供給部150がミキサー部154を含む場合、吐出部154は、ミキサー部153で混合された化粧品を化粧品供給装置100の外部に吐出され得る。
【0130】
吐出部153は、ポンプとして実現されて、化粧品を化粧品供給装置100の外部に吐出することができる。
【0131】
冷蔵部155は、カートリッジ151に収容された化粧品の温度を設定温度に維持させることができる。冷蔵部155は、内部にカートリッジ151が収容されるように形成され得る。または、冷蔵部155は、カートリッジ151の周辺に形成され得る。
【0132】
前に列挙した構成要素は、例示的なものに過ぎず、化粧品供給部150は、化粧品供給に必要な他の構成要素をさらに含むか、または一部の構成要素が省略されることもある。
【0133】
第1双方向通信部160は、化粧品供給装置100と、外部サーバーまたは外部装置との間の信号を送受信することができる。即ち、第1双方向通信部160は、化粧品供給装置100とサーバー1との間の信号を送受信するか、または化粧品供給装置100と移動端末機10との間の信号を送受信することができる。
【0134】
例えば、第1双方向通信部160は、入力された化粧品提供情報をサーバー1に伝送することができ、天候などの環境情報および化粧品供給方法をサーバー1で受信することができる。または、第1双方向通信部160は、カートリッジの残量情報を移動端末機10に伝送することができ、日程などのユーザー情報および化粧品供給命令を移動端末機10から受信することができる。しかし、これは例示的なものに過ぎず、第1双方向通信部160は、外部サーバーまたは外部装置と化粧品供給と関連した多様な信号を送受信することができる。
【0135】
第1双方向通信部160は、前述した移動通信技術、無線インターネット技術および近距離通信技術のうち少なくとも一つを用いて外部と信号を送受信することができる。
【0136】
第2通信部170は、既成化粧品の情報を受信することができる。
【0137】
既成化粧品は、既に製造されて大量に販売される常用化粧品を意味し、既成化粧品は、バーコードまたはRFIDチップを含むことができる。
【0138】
第2通信部170は、バーコード認識機またはRFIDリーダとして実現され得、バーコードまたはRFIDチップを含む既成化粧品を認識することができる。第2通信部170は、既成化粧品を認識すると、認識された既成化粧品の情報を受信することができる。この場合、第2通信部170は、第1双方向通信部160とは異なり、単一方向に信号を送受信することができる。
【0139】
第2通信部170が既成化粧品の情報を受信すると、制御部180は、受信された既成化粧品情報に基づいて既成化粧品を考慮して化粧品を提供することができ、既成化粧品の活用方法などを表示することができる。これに対する詳細な説明は後述することにする。
【0140】
また、第2通信部170は、バーコードまたはRFIDチップを認識する場合、既成化粧品の製造日付(または使用期限)を受信することができる。制御部180は、受信された既成化粧品の製造日付(または使用期限)を介して化粧品の交換時期をユーザーに案内することができる。
【0141】
制御部180は、化粧品供給に必要な全般的な動作を制御することができる。制御部180は、化粧品供給装置100を構成する各構成要素の個々の動作を制御したり、融合される動作を制御することができる。
【0142】
前述した各構成要素の動作は、例示的なものであって、各構成要素は、化粧品供給と関連した多様な動作を行うことができる。
【0143】
化粧品供給装置100は、据置用として実現されたり、携帯用として実現され得る。据置用化粧品供給装置100は、携帯用よりも相対的に多くのカートリッジ151を装着することができるので、多様な化粧品を供給できるという利点がある。携帯用化粧品供給装置100は、携帯が容易であるため、外出後、多様な状況にふさわしい化粧品をすぐ製造して使用できるという利点がある。
【0144】
次に、図4ないし図5を参照して、据置用として実現された化粧品供給装置を説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係る据置用化粧品供給装置の例示図であり、図5は、本発明の第2実施形態に係る据置用化粧品供給装置の例示図である。
【0145】
先に、図4を参照すると、化粧品供給装置100は、入力部110、ディスプレイ部120、保存部130、センシング部140、化粧品供給部150、第1双方向通信部160、第2通信部170および制御部180を含むことができる。
【0146】
入力部110、ディスプレイ部120、保存部130、センシング部140、化粧品供給部150、第1双方向通信部160、第2通信部170および制御部180は、図3で説明したことと同一の内容は省略することにする。
【0147】
化粧品供給装置100には、化粧品が吐出される吐出空間(S1)が形成され得る。
【0148】
ユーザーは、吐出空間(S1)から吐出される化粧品を手に提供されたり、容器に提供され得る。
【0149】
吐出空間S1は、上部ボディ100aと下部ボディ100bとの間に形成され得る。即ち、化粧品供給装置100は、上部ボディ100aと下部ボディ100bとを含み、上部ボディ100aと下部ボディ100bとの間に吐出空間S1が形成され得る。上部ボディ100aと下部ボディ100bとは連結され得る。
【0150】
化粧品供給部150は、吐出空間(S1)と隣接して位置し得る。より具体的には、化粧品供給部150は、吐出部154に形成された一面が吐出空間S1と対向するように装着され得る。これにより、化粧品供給部150から化粧品が吐出空間S1に吐出され得る。
【0151】
化粧品供給部150は、複数のカートリッジ151を含むことができる。複数のカートリッジ151のそれぞれは、基礎化粧品のみを含むか、または色調用化粧品のみを含むことができる。または、化粧品供給部150は、基礎化粧品が含まれたカートリッジ151と色調用化粧品が含まれたカートリッジ151をすべて含むことができる。
【0152】
複数のカートリッジ151に含まれた化粧品は、一つの吐出部154を介して順に吐出され得る。即ち、吐出部154から基礎化粧品が化粧順に吐出され、色調化粧品が化粧順に吐出され得る。
【0153】
図4を参照すると、センシング部140は、化粧品供給部150の上側に位置し得、センシング部140、第1双方向通信部160、第2通信部170、制御部180は、上部ボディ100aに位置し、入力部110および保存部130は、下部ボディ100bに位置し得る。しかし、これは例示的なものに過ぎず、図4に示された化粧品供給装置100の形状と、化粧品供給装置100に含まれた各構成要素の位置は、図4に示されたことと異なり得る。即ち、入力部110は、下部ボディ100bの上面に位置したことを例に挙げて説明したが、入力部110は、上部ボディ100aに位置することもできる。冷蔵部(図示せず)は、複数のカートリッジ151が内部に収容されるように形成され得る。
【0154】
一方、化粧品供給装置100は、複数の化粧品供給部150を含むことができる。図5を参照すると、少なくとも一つのカートリッジ151と、ノズル部152と、ミキサー部153と、吐出部154は、化粧品供給部セットを構成し、化粧品供給装置100は、複数の化粧品供給部セットを含むことができる。この場合、それぞれの化粧品供給部セットは、基礎用化粧品供給部と、色調用化粧品供給部として実現され得る。
【0155】
次に、図6を参照して、携帯用として実現された化粧品供給装置を説明する。図6は、本発明の一実施形態に係る携帯用化粧品供給装置の例示図である。
【0156】
図6を参照すると、携帯用化粧品供給装置100は、入力部110、ディスプレイ部120、化粧品供給部150、第1双方向通信部160、第2通信部170および制御部180を含むことができる。携帯用化粧品供給装置100は、据置用化粧品供給装置100よりもサイズが小さく、より少ない構成要素を含むことができる。しかし、前に列挙した構成要素は、例示的なものに過ぎず、携帯化粧品供給装置100は、より多い構成要素を含むこともできる。また、図3を通じて説明した構成要素と同一の構成要素は、前述したことと同一なので、詳細な説明は省略することにする。
【0157】
携帯用化粧品供給装置100は、重さが軽くて携帯が容易であり、状況に応じて必要な化粧品を製造してユーザーに提供できるという利点がある。
【0158】
携帯用化粧品供給装置100の化粧品供給部150は、吐出部154の一面が化粧品供給装置100の外面に形成されるよう装着され得る。したがって、化粧品供給部150で製造される化粧品は、化粧品供給装置100の外部に吐出され得、ユーザーは吐出される化粧品を提供され得る。
【0159】
図6に示された携帯用化粧品供給装置100の入力部110、ディスプレイ部120、化粧品供給部150、第1双方向通信部160、第2通信部170および制御部180の位置関係および化粧品供給装置100の形状は、例示的なものに過ぎず、図6に示されたものと異なり得る。
【0160】
次に、図7ないし図16を参照して、本発明の実施形態に係る化粧品供給システムの動作方法を説明する。以下で言及される化粧品供給装置100は、据置用化粧品供給装置と携帯用化粧品供給装置をすべて含むことができる。
【0161】
図7は、本発明の一実施形態に係る化粧品供給システムの動作方法を説明するためのダイヤグラムである。
【0162】
サーバー1は、化粧品供給と関連したデータを化粧品供給装置100に伝送することができる(S101)。
【0163】
化粧品供給と関連したデータは、化粧品供給方法を獲得するのに必要なデータを意味することができ、化粧品の種類、化粧順序、化粧品の量による化粧効果などを含むことができる。
【0164】
化粧品供給装置100は、サーバー1から化粧品供給と関連したデータを受信することができる。
【0165】
サーバー1は、環境情報を受信することができる(S103)。サーバー1は、受信された環境情報を化粧品供給装置100に伝送することができる(S105)。
【0166】
環境情報は、現在の大気状態または天候などと関連した情報を意味するものであって、環境情報は、現在の温度、湿度、粒子状物質の濃度、紫外線指数、雲の量などを含むことができる。
【0167】
サーバー1は、気象庁などの外部からの環境情報を受信することができる。
【0168】
または、移動端末機10が、外部からの環境情報を受信して、サーバー1に送信し、サーバー1は、移動端末機10から環境情報を受信することもできる。
【0169】
移動端末機10は、ユーザー情報の入力命令を受信することができる(S107)。移動端末機10は、受信されたユーザー情報を化粧品供給装置100に伝送することができる(S109)。
【0170】
ユーザー情報は、ユーザーの肌状態、顔画像、日程(Schedule)、アラームなどを含むことができる。
【0171】
移動端末機10は、カメラ13を介してユーザーの肌または顔を撮影して、肌状態または顔画像を獲得することができる。
【0172】
または、移動端末機10は、入力部12を介して日程入力命令またはアラーム入力命令を受信することができる。ここで、日程入力命令とは、ユーザーの予定された仕事と関連した日付、時刻、場所、および仕事の内容のうち少なくとも一つを入力する命令を意味することができ、アラーム入力命令とは、ユーザーの起床時刻などのような毎日または毎週繰り返される仕事と関連した時間および仕事の内容のうち少なくとも一つを入力する命令を意味することができる。
【0173】
図8を参照して、本発明の実施形態に係る移動端末機10が日程入力命令を受信することによって獲得する情報を説明する。図8は、本発明の実施形態に係る移動端末機が受信するユーザー情報の一例を説明するための図である。
【0174】
移動端末機10は、入力部12を介して日程入力命令を受信することができる。具体的には、移動端末機10の入力部12は、ユーザーに予定された仕事と関連した日付、時刻、場所、仕事の内容のうち少なくとも一つを入力する命令を受信することができる。
【0175】
移動端末機10のディスプレイ部14は、受信された日程入力命令に対応する内容を表示することができる。
【0176】
入力部12は、4月19日、10:00および顧客ミーティングを含む第1日程入力命令を受信し、4月22日、12:30およびXX結婚式を含む第2日程入力命令を受信し、4月28日、19:00および友達の会を含む第3日程入力命令を受信することができる。
【0177】
移動端末機10のディスプレイ部14は、受信された第1日程入力命令、第2日程入力命令および第3日程入力命令に対応する内容を表示することができる。即ち、図8に示されたように、ディスプレイ部14は、04/19 10:00顧客ミーティングと、04/22 12:30XX結婚式と、04/28 19:00友達の会を表示することができる。しかし、これは例示的なものに過ぎず、移動端末機10は、図8に示された日程よりも多くの日程入力命令を受信して表示することができる。また、図8に示された日程を表示する方法は、例示的なものに過ぎず、他の方法で表示されることもある。
【0178】
移動端末機10は、前述した日程入力命令のほかに、多様なユーザー情報の入力命令を受信することができる。
【0179】
再び、図7を説明する。
【0180】
化粧品供給装置100のセンシング部140は、カートリッジ151の残量をセンシングすることができる(S37)。
【0181】
化粧品供給装置100のセンシング部140は、カートリッジ151に向けて信号を送信し、送信信号に対応する反射信号を受信することができる。制御部180は、カートリッジ151に信号を送信した時間と反射信号を受信された時間の差を算出し、算出された送信時間と受信時間との差に基づいてカートリッジの残量を感知することができる。
【0182】
しかし、これは例示的なものに過ぎず、センシング部140は、少なくとも一つのカートリッジ151のそれぞれの重さを測定できる重さ測定センサーとして、カートリッジ151のそれぞれの重さを測定してカートリッジ151の残量をセンシングすることができる。
【0183】
化粧品供給装置100のディスプレイ部120は、センシングされたカートリッジの残量を表示することができる。
【0184】
または、化粧品供給装置100の第1双方向通信部160は、センシングされたカートリッジの残量情報を移動端末機10に伝送することができる(S113)。
【0185】
移動端末機10は、カートリッジの残量情報を表示することができる(S115)。移動端末機10が、カートリッジの残量情報を表示する方法は、図14を介して後述することにする。
【0186】
このように、本発明の一実施形態によると、化粧品供給装置100は、カートリッジの残量をセンシングして化粧品(カートリッジ)の交換時期をユーザーに提供することができる。
【0187】
一方、本発明の別の実施形態によると、化粧品供給装置100は、化粧品の製造日付または化粧品の使用期限に基づいて化粧品の交換時期をユーザーに提供することができる。
【0188】
具体的には、化粧品供給装置100は、センシング部140または第2通信部170を介して、カートリッジの装着日付、カートリッジに含まれた化粧品の製造日付または使用期限、既成化粧品の製造日付または使用期限のうち少なくとも一つを獲得することができる。制御部180は、カートリッジの装着日付、カートリッジに含まれた化粧品の製造日付または既成化粧品の製造日付が予め設定された基準期間を超過する場合、化粧品の交換アラームを出力するように制御することができる。または、制御部180は、現在の日付がカートリッジに含まれた化粧品の使用期限または既成化粧品の使用期限と同じか、または予め設定された日付の以前の場合、または徒過した場合、化粧品の交換アラームを出力するように制御することができる。
【0189】
制御部180は、ディスプレイ部120に交換アラームを表示したり、移動端末機10に交換アラーム信号を送信することができる。
【0190】
化粧品供給装置100は、既成化粧品の情報を認識することができる(S117)。
【0191】
既成化粧品は、化粧品会社などで製作されて販売される商用化粧品を示す。既成化粧品は、バーコードまたはRFIDタグを含むことができる。
【0192】
化粧品供給装置100は、既成化粧品を認識するための第2通信部170を含むことができる。第2通信部170は、バーコード認識装置またはRFIDリーダであり得る。
【0193】
次に、図9を参照して、化粧品供給装置100が既成化粧品の情報を認識する方法を説明する。図9は、本発明の実施形態に係る化粧品供給装置が既成化粧品の情報を認識する方法を説明するための図である。
【0194】
化粧品供給装置100のディスプレイ部120は、既成化粧品を認識するための画面を表示することができる。図9に示されたように、ディスプレイ部120は、既成化粧品の認識メッセージ1010を表示することができ、既成化粧品の認識メッセージ1010は、既成化粧品の認識タイミングと、認識可能な位置を示すことができる。既成化粧品の認識可能位置は、第2通信部170と隣接して位置し得る。
【0195】
ユーザーは、既成化粧品1020を第2通信部170と隣接した位置に持っていくことができる。第2通信部170は、既成化粧品1020に内蔵されたバーコードまたはRFIDタグを認識することができ、認識した結果、既成化粧品1020の情報を受信することができる。
【0196】
このように、ユーザーは、保有している化粧品を第2通信部170に認識させ、保有化粧品を活用する方案を得ることができる。
【0197】
再び、図7を説明する。
【0198】
化粧品供給装置100は、既成化粧品1020の情報を受信すると、ユーザー情報、環境情報、カートリッジの残量情報および既成化粧品の情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品供給方法を獲得することができる(S119)。
【0199】
化粧品供給装置100が既成化粧品1020の情報を受信しない場合、ユーザー情報、環境情報、およびカートリッジの残量情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品供給方法を獲得することができる(S121)。
【0200】
制御部180は、ユーザーの肌状態、顔画像、日程、アラーム、現在の温度、湿度、粒子状物質の濃度、紫外線指数、既成化粧品の情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品供給方法を獲得することができる。
【0201】
化粧品供給方法は、供給される化粧品の種類、供給される化粧品の量、化粧品供給順序および化粧品供給時間などを含むことができる。
【0202】
具体的には、制御部180は、移動端末機10から日程情報を受信すると、日程情報に応じて互いに異なる化粧品供給方法を獲得することができる。例えば、制御部180が移動端末機10から「4月19日10:00顧客ミーティング」の情報および、「4月22日12:30XX結婚式」の情報および、「4月28日19:00友達の会」の情報を受信することができ、制御部180は、受信された情報に含まれた日付および受信された情報に含まれた日程内容にふさわしい化粧品供給方法を獲得することができる。
【0203】
例えば、制御部180は、「ミーティング」、「結婚式」、「会」などのような予め設定された特定の文字を認識することができる。一実施形態によると、制御部180は、特定の文字が認識されると、認識された特定の文字でマッピングされた化粧品供給方法を獲得することができる。別の実施形態によると、制御部180は、特定の文字が認識された日程に香水または特定の化粧品を推薦することができる。
【0204】
または、制御部180は、移動端末機10からアラーム情報を受信すると、アラームの時間に合わせて化粧品が製造される化粧品供給方法を獲得することができる。具体的には、制御部180は、移動端末機10から「午前T時の気象」の情報を受信すると、受信された時刻を基準に予め設定された時刻の後に化粧品が製造される化粧品供給方法を獲得することができる。例えば、制御部180は、移動端末機10から「午前7時の気象」の情報を受信すると、受信された時刻である7時を基準に予め設定された時刻後の8時に化粧品が製造されるように制御する化粧品供給方法を獲得することができる。
【0205】
制御部180は、湿度および紫外線指数などの環境情報を受信すると、湿度および紫外線指数などに応じて、水分含有量と、化粧品の原料と、日焼け止め機能の化粧品の原料を調節して化粧品供給方法を獲得することができる。
【0206】
制御部180は、カートリッジの残量を考慮して化粧品供給方法を獲得することができる。具体的には、制御部180は、カートリッジの残量が予め設定された残量未満の化粧品は、使用量を予め設定された使用量以下に制限させることができる。
【0207】
制御部180は、既成化粧品の情報を受信すると、受信された既成化粧品とカートリッジ151に含まれた化粧品を複合的に使用できる化粧品供給方法を獲得することができる。
【0208】
または、制御部180は、既成化粧品の情報を受信された場合、既成化粧品のみを利用する化粧品供給方法を獲得することもできる。
【0209】
しかし、これは例示的なものに過ぎず、移動端末機10またはサーバー1が化粧品供給方法を獲得することもできる。例えば、移動端末機10が、ユーザー情報、環境情報、および化粧品提供情報のうち少なくとも一つを受信して化粧品供給方法を獲得することもできる。サーバー1が化粧品供給方法を獲得する方法は、図15で後述する。
【0210】
ディスプレイ部120は、化粧品供給方法を表示することができる(S123)。
【0211】
図10aないし図10dを参照して、本発明の実施形態に係る化粧品供給方法を表示する方法を説明する。
【0212】
図10aに示されたように、ディスプレイ部120は、ユーザー情報901、カートリッジ残量情報902、環境情報903、保有化粧品情報904および供給される化粧品情報905を表示し、修正アイコン906と供給アイコン907を表示することができる。
【0213】
ユーザー情報901は、移動端末機1から受信された情報であり、カートリッジ情報902は、カートリッジの残量をセンシングした結果情報であり、環境情報903は、サーバー1から受信された環境情報であり、保有化粧品情報904は、既成化粧品を認識した結果情報であり得る。
【0214】
供給される化粧品情報905は、ユーザー情報、環境情報、カートリッジの残量情報および既成化粧品の情報のうち少なくとも一つに基づいて獲得された化粧品供給方法を含むことができる。具体的には、供給される化粧品情報905は、化粧品の種類、化粧品の提供量、化粧品の提供順序を含むことができる。
【0215】
供給される化粧品情報905は、チェックボックス905aを含むことができる。チェックボックス905aは、修正される化粧品を選択するか、または供給される化粧品を選択するためのチェックボックスであり得る。
【0216】
修正アイコン906は、供給される化粧品情報905に表示された化粧品を修正するためのアイコンである。制御部180は、修正アイコン906が選択されると、チェックボックス905aに選択された化粧品を修正するための画面を表示することができる。
【0217】
供給アイコン907は、供給される化粧品情報905に表示された供給方法に応じて化粧品を供給するためのアイコンである。制御部180は、供給アイコン907を選択する命令を受信すると、チェックボックス905aに表示された化粧品を供給することができる。
【0218】
図10aは、カートリッジ151に含まれた化粧品のみを利用する化粧品供給方法を示す例示画面である。
【0219】
したがって、図10aに示された供給される化粧品情報905は、カートリッジ151を介して提供される化粧品情報を示す。
【0220】
一方、化粧品供給装置100は、カートリッジ151に含まれた化粧品と保有化粧品をすべて利用する化粧品供給方法を獲得することもできる。
【0221】
図10bは、カートリッジ151に含まれた化粧品と保有化粧品をすべて利用する化粧品供給方法を示す例示画面である。
【0222】
この場合にも、図10aに説明したことと同様にディスプレイ部120は、ユーザー情報901、カートリッジ残量情報902、環境情報903、保有化粧品情報904および供給される化粧品情報905を表示し、修正アイコン906と供給アイコン907を表示することができる。図10aで説明したことと同一の内容は省略する。
【0223】
制御部180は、保有化粧品とカートリッジ151を介して供給される化粧品をすべて使用する化粧品供給方法で獲得することもできる。この場合、図10bに示された例示のように、制御部180は、既成化粧品1020の認識を介して特定の化粧品を認識し、認識された特定の化粧品の使用順序を含んだ化粧品供給方法を獲得して、供給される化粧品情報905を表示することができる。供給される化粧品情報905は、カートリッジ151を介して提供される化粧品と保有化粧品情報をすべて含む、
【0224】
一実施形態によると、図10bに示されたように、カートリッジ151は、基礎化粧品と色調化粧品をすべて含むことができる。
【0225】
別の実施形態によると、カートリッジ151は、基礎化粧品のみを含むこともできる。例えば、色調化粧品は、カートリッジ151を介して提供されることは困難であり得る。この場合、図10cに示された例示のように、制御部180は、カートリッジ151を介して供給可能な化粧品情報905bと保持化粧品を使用する情報905dを共に表示することができる。
【0226】
また、別の実施形態によると、制御部180は、保有化粧品のみを利用する化粧品供給方法を獲得することもできる。例えば、制御部180は、保有化粧品の認識結果、保有化粧品のみで構成される化粧品供給方法を獲得することができる。この場合、図10dに示された例示のように、ディスプレイ部120は、保有化粧品のみで構成される供給される化粧品情報905を表示することができる。供給される化粧品情報905は、保有化粧品の利用順序に合わせて保有化粧品の種類を表示できるが、これは例示的なものに過ぎないので、これに限定されない。
【0227】
再び、図7を説明する。
【0228】
制御部180は、供給される化粧品の修正命令を受信することができる(S125)。
【0229】
制御部180は、図10aないし図10dに示された修正アイコン906を選択する命令を受信することができる。
【0230】
制御部180は、供給される化粧品の修正命令を受信すると、化粧品供給方法を修正することができる(S127)。
【0231】
化粧品供給方法の修正ステップにおいて、制御部180は、化粧品の提供量、化粧品の用途、化粧品の種類などを設定する化粧品提供情報の入力命令を受信することができる。化粧品提供情報の入力命令は、図15で後述することにする。
【0232】
制御部180は、修正された化粧品供給方法に応じて化粧品を供給することができる(S129)。または、制御部180は、S125のステップで化粧品供給命令を受信すると、化粧品供給方法に応じて化粧品を供給することができる。
【0233】
制御部180は、図10aないし図10dに示された供給アイコン907を選択する命令を受信することができる。
【0234】
図11は、本発明の実施形態に係る化粧品供給装置が化粧品供給方法に応じて製造された化粧品を供給する様子を説明するための図である。
【0235】
化粧品供給部150は、化粧品供給方法に基づいて、少なくとも一つのカートリッジ151のそれぞれに含まれた化粧品がノズル部152を通過して吐出部154を介して外部に化粧品1100が吐出されるように制御することができる。化粧品供給部150がミキサー部153を含む場合、少なくとも一つのカートリッジ151のそれぞれに含まれた化粧品がノズル部152を介してミキサー部153に移動され、ミキサー部152で混合されて吐出部154を介して外部に化粧品1100が吐出されるように制御することができる。
【0236】
化粧品供給装置100のディスプレイ部120は、化粧品1100の吐出時に、吐出タイミングを表示することができる。これにより、ユーザーは、吐出タイミングに合わせて化粧品1100を提供されて使用することができる。
【0237】
または、化粧品容器(図示せず)が吐出部154の下部に配置され得る。吐出部154から吐出された化粧品1100が化粧品容器(図示せず)に収容され得る。ユーザーは、化粧品容器(図示せず)に収容された化粧品をすぐに使用したり、外出時に携帯することができる。
【0238】
化粧品供給装置100は、化粧品を供給しながら供給される化粧品に対する情報を表示することができる。
【0239】
ここで、化粧品の情報は、供給される化粧品の成分割合、化粧品の使用方法および化粧品の効能などを含むことができる。
【0240】
化粧品供給装置100は、化粧品供給方法に基づいて少なくとも一つの化粧品を供給し、化粧品が複数の場合、順に吐出させることができる。
【0241】
再び、図7を説明する。
【0242】
化粧品供給装置100のディスプレイ部120は、提供する化粧品に対応する化粧品情報を表示することができる(S131)。
【0243】
化粧品供給装置100のディスプレイ部120は、化粧品それぞれの成分情報、化粧品の使用情報および化粧品の効能情報などを表示することができる。
【0244】
次に、図12は、本発明の実施形態に係る化粧品供給が化粧品の情報を表示する方法を説明するための例示図である。化粧品供給装置100は、化粧品供給方法に基づいて第1化粧品、第2化粧品および第3化粧品を順に吐出させることができる。第1ないし第3化粧品は、完成品、半製品または化粧品原料であり得る。第1化粧品は、トナーカートリッジで提供される化粧品、第2化粧品は、ローションカートリッジで提供される化粧品、第3化粧品は、エッセンスカートリッジで提供される化粧品であり得るが、これは例示的なものに過ぎない。
【0245】
化粧品供給装置100のディスプレイ部120は、化粧品情報1210を表示することができる。
【0246】
一実施形態によると、図12に示されたように、化粧品情報1210は、製造される第1化粧品の成分情報と、第2化粧品の成分情報と、第3化粧品の成分情報のそれぞれを含むことができる。
【0247】
化粧品供給装置100のディスプレイ部120は、化粧品情報1210と共に推薦化粧方法1220を表示することができる。推薦化粧方法1220は、供給される化粧品を使用する方法であって、化粧品の使用位置、化粧品の使用順序および化粧品の使用量などを含むことができる。図12の例示において、ディスプレイ部120は、第1化粧品、第2化粧品および第3化粧品の使用位置および使用順序を表示する。
【0248】
これによると、化粧品供給装置100は、化粧品を提供すると共に、化粧品利用方法を案内できるという効果がある。
【0249】
再び、図7を説明する。
【0250】
化粧品供給装置100が既成化粧品を利用する化粧品供給方法を獲得した場合、既成化粧品に対応する情報を表示することができる(S133)。
【0251】
図13aないし図13cを参照して、本発明の実施形態に係る既成化粧品に対応する情報を表示する方法を説明する。
【0252】
先に、図13aは、本発明の第1実施形態に係る既成化粧品の情報表示方法を説明するための図である。図13aに示されたように、ディスプレイ部120は、化粧品情報1310と推奨化粧方法1320をすべて表示することができる。化粧品情報1310は、カートリッジ151を介して供給される第1化粧品の成分情報と第3化粧品の成分情報および保有化粧品である第2化粧品の情報を含むことができる。ここで、保有化粧品は、既成化粧品の情報認識ステップ(S21)で認識された化粧品を示すことができる。
【0253】
推薦化粧方法1320は、供給される化粧品と保有化粧品を共に活用する方法であって、化粧品の使用位置、化粧品の使用順序および化粧品の使用量などを含むことができる。図13aの例示において、ディスプレイ部120は、供給される第1化粧品の使用位置と、保有化粧品である第2化粧品の使用位置および第3化粧品の使用位置と使用順序を表示する。
【0254】
これによると、ユーザーに必要な化粧品を製造して提供すると共に、ユーザーが保有している化粧品の活用方案を提示するという利点がある。
【0255】
図13bは、本発明の第2実施形態に係る既成化粧品の情報表示方法を説明するための図である。
【0256】
制御部180は、既成化粧品のみを使用する化粧品供給方法を獲得することができる。
【0257】
図13bに示されたように、ディスプレイ部120は、保有化粧品情報1330と推奨化粧方法1340をすべて表示することができる。化粧品情報1330は、少なくとも一つの保有化粧品の名称を含むことができる。また、図13bに示されてなかったが、化粧品情報1330は、保有化粧品の名称と共に該当化粧品の推奨使用量を含むことができる。
【0258】
推薦化粧方法1340は、保有化粧品1330に表示された各保有化粧品の使用位置、使用方法などを含むことができる。
【0259】
図13cは、本発明の第3実施形態に係る既成化粧品の情報表示方法を説明するための図である。
【0260】
制御部180は、既成化粧品のみを使用する化粧品供給方法を獲得することができる。この場合、図13cに示されたように、ディスプレイ部120は、保有化粧品情報1350と推奨化粧品情報1360を共に表示することができる。
【0261】
制御部180は、推奨化粧品情報1360に含まれた化粧品を選択する命令を受信すると、選択された化粧品を購買できる方法を表示することができる。一例として、ディスプレイ部120は、選択された化粧品を購買できるウェブサイトを表示することができる。
【0262】
これによると、化粧品供給装置100は、保有化粧品を使用すると共に、保有化粧品と共に活用可能な推薦化粧品の情報をユーザーに提供できるという利点がある。一方、カートリッジ151を介した色調化粧品の提供が困難である場合、図13aないし図13cに示されたように、既成化粧品の情報を表示して、化粧品の提供から化粧方法の表示までの化粧品使用と関連した全過程のすべてを助けることができるという効果がある。
【0263】
次に、図14は、本発明の実施形態に係る移動端末機がカートリッジの残量情報を出力する方法を説明するための例示図である。
【0264】
図14に示されたように、移動端末機10のディスプレイ部14は、第1カートリッジの残量情報1401と、第2カートリッジの残量情報1402と、第3カートリッジの残量情報1403と、第4カートリッジの残量情報1404と、第5カートリッジの残量1405と、第6カートリッジの残量情報1406とを表示することができる。
【0265】
第1ないし第6カートリッジの残量情報1401ないし1406のそれぞれは、カートリッジ151の容量に対し各カートリッジ内に含まれた化粧品の割合を含むことができる。
【0266】
また、移動端末機10のディスプレイ部14は、カートリッジの交換通知を表示することができ、カートリッジの交換通知は、カートリッジの残量が予め設定された基準残量未満のカートリッジに対応して表示され得る。
【0267】
カートリッジの交換通知の基準残量は、入力部110を介してユーザー入力命令を受信して設定されたり、化粧品供給装置100の出庫時に、デフォルトに設定され得る。
【0268】
図14に示された例示の場合、カートリッジの交換通知の基準残量は20%であり得、ディスプレイ部14は、基準残量未満の第5カートリッジ1405に対応する交換通知を表示することができる。
【0269】
カートリッジの交換通知の出力方法は、図14に示されたように、他のカートリッジの残量情報と異なるように表示する方法であり得る。または、移動端末機17の制御部17は、サウンドまたは振動を通じて基準残量未満のカートリッジの交換通知を出力することができる。
【0270】
このように、化粧品供給装置100は、カートリッジ151の残量をセンシングし、移動端末機10にカートリッジの残量情報を送信することによって、化粧品がすべて消尽される前にユーザーがカートリッジ151を交換するように案内するという利点がある。
【0271】
また、移動端末機10は、カートリッジの交換通知を出力する場合、カートリッジの交換通知に対応するカートリッジを購買できるサイトに接続するアイコンを表示することができる。ユーザーは、カートリッジの購買アイコン(図示せず)を介して残量が不足したカートリッジを容易に購買できるという利点がある。
【0272】
図7ないし図14は、化粧品供給方法を獲得する化粧品供給装置100で獲得する実施形態を説明した。
【0273】
次に、図15ないし図16は、化粧品供給方法をサーバー1で獲得する実施形態を説明する。ただし、図7ないし図14を通じて説明したようことと同一または類似の内容は省略することにする。
【0274】
図15に示されたダイヤグラムを参照すると、移動端末機10は、ユーザー情報の入力命令を受信することができる(S11)。
【0275】
サーバー1は、環境情報を受信することができる(S13)。
【0276】
化粧品製造装置100は、化粧品提供情報の入力命令を受信することができる(S15)。
【0277】
化粧品提供情報は、ユーザーが任意に供給される化粧品を設定するために入力した情報を意味するものであって、供給される化粧品の量、化粧品の用途(または目的)、供給化粧品に含まれる化粧品原料などを含むことができる。
【0278】
化粧品供給装置100は、入力部110を介して化粧品提供情報の入力命令を受信することができ、ディスプレイ部120は、受信された化粧品提供情報を表示することができる。
【0279】
一方、化粧品供給装置100は、図7のS127のような化粧品供給方法の修正ステップで、化粧品提供情報の入力命令を受信して化粧品供給方法を修正することもできる。
【0280】
次に、図16を参照して、化粧品供給装置100が化粧品提供情報の入力命令を受信する方法を説明する。
【0281】
化粧品供給装置100のディスプレイ部120は、図16に示されたような化粧品提供情報の入力命令を受信するための画面を表示することができる。即ち、ディスプレイ部120は、提供量入力項目910、用途入力項目920および化粧品原料選択項目930を含むことができ、用途入力項目920は、基礎化粧品の用途入力項目920aと、色調用化粧品の用途入力項目920bに区分され得る。
【0282】
提供量入力項目910は、提供される化粧品の量を設定する項目であって、図16に示されたように「1回」、「一日」および「一週間」のような下位項目を含むことができる。「1回」の項目は、1回使用する量の化粧品を提供する項目であり、「一日」の項目は、2ないし3回使用する量の化粧品を提供する項目であり、「一週間」の項目は、15ないし20回使用する量の化粧品を提供する項目であり得る。しかし、これは例示的なものに過ぎず、提供量入力項目910は、「10ml」、「50ml」および「100ml」などのように容量を数値化した下位項目を含むこともできる。
【0283】
用途入力項目920は、提供される化粧品が使用される用途または目的を設定する項目であって、「朝用」、「外出用」および「夕方用」などのような下位項目を含む基礎用化粧品の用途入力項目920aと、「オフィス用」、「デート用」および「パーティー用」などのような下位項目を含む色調用化粧品の用途入力項目920bを含むことができる。
【0284】
化粧品供給部150は、「朝用」の項目が選択されると、美白機能がある化粧品を多く提供し、「外出用」の項目が選択されると、日焼け止め機能がある化粧品を多く供給し、「夕方用」の項目が選択されると、水分含有量が多い化粧品で多く供給することができるが、これは例示的なものに過ぎない。また、化粧品供給部150は、「オフィス用」の項目が選択されると、レッド系の色調化粧品を供給し、「デート用」の項目が選択されると、ピンク系の色調化粧品を供給し、「パーティー用」の項目が選択されると、ブラック系の色調化粧品を供給することができるが、これは例示的なものに過ぎない。
【0285】
即ち、化粧品供給部150は、図16に示されたように基礎用化粧品と、色調用化粧品を区別し、それぞれの選択された下位項目に応じて化粧品を供給することができ、または基礎用化粧品と色調用化粧品を区別せずに選択された下位項目に応じて化粧品を供給することができる。
【0286】
化粧品供給部150は、化粧品原料の選択項目930を介して選択された化粧品原料が含まれるように化粧品を製造することができる。化粧品原料の選択項目930は、それぞれのカートリッジ151に含まれた化粧品の原料が列挙され、少なくとも一つの化粧品の原料が選択され得る。または、化粧品原料の選択項目930は、化粧品原料のみでなく、完成品または半製品の化粧品種類を列挙し、制御部180は、化粧品種類を選択する命令を受信することもできる。
【0287】
一実施形態によると、ディスプレイ部121は、タッチスクリーンとして実現されて化粧品提供情報の入力命令を受信することができる。
【0288】
別の実施形態によると、ディスプレイ部121は、入力部110によって操作されるポインター(図示せず)を介して化粧品提供情報の入力命令を受信することができる。
【0289】
さらに別の実施形態によると、入力部110によって受信される音声命令を通じて化粧品提供情報の入力命令を受信することができる。
【0290】
しかし、これは例示的なものに過ぎず、移動端末機10が化粧品提供情報の入力命令を受信して化粧品供給装置100に伝送し、化粧品供給装置100は、移動端末機10から化粧品提供情報を受信することもできる。
【0291】
このように、図15においては、移動端末機10がユーザー情報の入力命令を受信し、サーバー1が環境情報を受信し、化粧品供給装置100が化粧品提供情報の入力命令を受信することと説明したが、これは例示的なものに過ぎず、各情報を受信する装置の種類には限定されない。即ち、化粧品提供システムを構成する移動端末機10、サーバー1および化粧品供給装置100のそれぞれは、ユーザー情報の入力命令、環境情報および化粧品提供情報のうち少なくとも一つをすべて受信することができる。
【0292】
また、化粧品提供システムを構成する各装置がユーザー情報の入力命令、環境情報および化粧品提供情報の入力命令を受信する順序は、決まっておらず、通信状態、ユーザー情報を入力する順序などに応じて変わることがある。
【0293】
また、化粧品提供システムは、ユーザー情報、環境情報、および化粧品提供情報をすべて受信しておらず、少なくとも一つを受信することもできる。
【0294】
移動端末機10は、受信されたユーザー情報をサーバー1に伝送することができる(S17)。
【0295】
化粧品供給装置100は、受信された化粧品提供情報をサーバー1に伝送することができる(S19)。
【0296】
サーバー1は、ユーザー情報、環境情報、および化粧品提供情報のうち少なくとも一つを受信することができる。
【0297】
一方、化粧品供給装置100は、既成化粧品の情報を認識することができる(S21)。
【0298】
化粧品供給装置100は、既成化粧品1020の情報を認識すると、認識された既成化粧品の情報をサーバー1に伝送することができる(S23)。
【0299】
サーバー1は、受信されたユーザー情報、環境情報、化粧品提供情報および既成化粧品の情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品製造方法を獲得することができる(S25)。
【0300】
サーバー1は、獲得された化粧品製造方法を化粧品供給装置100に伝送することができる(S27)。
【0301】
また、化粧品供給装置100が既成化粧品の情報を認識できない場合(S21)、サーバー1は、受信されたユーザー情報、環境情報、および化粧品提供情報のうち少なくとも一つに基づいて化粧品製造方法を獲得し(S27)、獲得された化粧品製造方法を化粧品供給装置100に伝送することができる(S31)。
【0302】
化粧品供給装置100の化粧品供給部150は、受信された化粧品供給方法に基づいて化粧品を提供することができる(S33)。
【0303】
化粧品供給装置100は、提供された化粧品に対応する化粧品情報を表示することができる(S35)。
【0304】
化粧品供給装置100のセンシング部140は、カートリッジ151の残量をセンシングすることができる(S37)。
【0305】
化粧品供給装置100の第1双方向通信部160は、センシングされたカートリッジの残量情報を移動端末機10に伝送することができる(S39)。
【0306】
移動端末機10の無線通信部11は、化粧品供給装置100からカートリッジの残量情報を受信し、ディスプレイ部14は、受信されたカートリッジの残量情報に基づいてアラームを出力することができる(S41)。
【0307】
このように、カートリッジの残量をセンシングし、カートリッジの残量情報を伝送するステップは、図15に示されたように化粧品を供給した後に行うこともでき、図7に示されたように化粧品を供給する前に行うこともできる。
【0308】
または、制御部180は、周期的にカートリッジの残量をセンシングして、移動端末機10に伝送するように制御することもできる。
【0309】
前述した本発明は、プログラムが記録された媒体にコンピューターが判読可能なコードとして実現することが可能である。コンピューターの判読可能な媒体は、コンピューターシステムによって判読され得るデータが保存されるすべての種類の記録装置を含む。コンピューターが判読可能な媒体の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Disk)、SDD(Silicon Disk Drive)、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置などがある。また、前記コンピューターは、診断装置の制御部、肌管理サーバーの制御部または製造装置の制御部を含むこともできる。したがって、前記の詳細な説明はすべての面で制限的に解釈されてはならず、例示的であるものとして考慮されなければならない。
【0310】
本発明の範囲は、添付された特許請求の範囲の合理的解釈によって決定されなければならず、本発明の等価的範囲内でのすべての変更は本発明の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0311】
1 サーバー
10 移動端末機
11 無線通信部
12 入力部
13 カメラ
14 ディスプレイ部
15 メモリ
16 電源供給部
17 制御部
100 化粧品供給装置
110 入力部
120 ディスプレイ部
130 保存部
140 センシング部
145 カメラ
147 位置検出部
150 化粧品供給部
151 カートリッジ
152 ノズル部
153 ミキサー部
154 吐出部
155 冷蔵部
160 第1双方向通信部
170 第2通信部
180 制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10a
図10b
図10c
図10d
図11
図12
図13a
図13b
図13c
図14
図15
図16