(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-13
(45)【発行日】2024-12-23
(54)【発明の名称】情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 1/00 20060101AFI20241216BHJP
B41J 29/38 20060101ALI20241216BHJP
B41J 29/42 20060101ALI20241216BHJP
B41J 29/46 20060101ALI20241216BHJP
【FI】
H04N1/00 127A
B41J29/38 203
B41J29/42 F
B41J29/46 Z
(21)【出願番号】P 2020207362
(22)【出願日】2020-12-15
【審査請求日】2023-12-07
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002767
【氏名又は名称】弁理士法人ひのき国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大賀 智裕
(72)【発明者】
【氏名】杉田 光
【審査官】松永 隆志
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-118558(JP,A)
【文献】特開2009-065230(JP,A)
【文献】特開平10-107890(JP,A)
【文献】特開2014-120975(JP,A)
【文献】特開2016-143163(JP,A)
【文献】特開2013-145483(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/00 - 1/64
B41J 29/38
B41J 29/42
B41J 29/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
クラウドサービスのアカウント情報を管理する第1の管理手段と、ショートカットの機能の設定情報を管理する第2の管理手段を備える情報処理装置であって、
前記アカウント情報を変更した際、該アカウント情報を使用するショートカットがある場合は、該ショートカットで使用するアカウント情報を変更する制御手段を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記アカウント情報を変更した際、該アカウント情報を使用するショートカットが複数ある場合、該ショートカットの一覧を画面に選択可能に表示する操作手段を有し、
前記制御手段は、ユーザにより選択されたショートカットの設定情報を変更することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記画面において、選択され
なかったショートカットの機能の設定情報は前記第2の管理手段から削除することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記アカウント情報
の変更がパスワードの変更のみである場合は、ショートカットの一覧を画面に表示することなく、該アカウント情報を使用するショートカットの機能の設定情報を変更することを特徴とする請求項
2又は3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記アカウント情報を変更した際、該アカウント情報を使用するショートカットの機能に係る設定画面を操作手段に表示させることを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記ショートカットの機能は、クラウドサーバにデータを送信する機能であることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御手段は、クラウドサービスのアカウント情報を使用するショートカットの機能が実行された際、該クラウドサービスのアカウント情報が変更されていることが検知された場合、警告する画面を前記操作手段に表示させることを特徴とする請求項2~4の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記ショートカットの機能の設定情報は、アカウントの削除を示す削除情報を含み、
前記制御手段は、該削除情報が設定されている場合に、アカウント情報が変更されていると検知するものであることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記アカウント情報、及び前記ショートカットの機能の設定情報は、アカウント登録時に情報処理装置が生成した識別子を含み、
前記制御手段は、前記ショートカットの機能の設定情報の識別子と、前記アカウント情報の識別子が異なる場合に、アカウント情報が変更されていると検知することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項10】
クラウドサービスのアカウント情報を管理する第1の管理手段と、ショートカットの機能の設定情報を管理する第2の管理手段を備える画像処理装置であって、
前記アカウント情報を変更した際、該アカウント情報を使用するショートカットがある場合は、該ショートカットで使用する該アカウント情報を変更する制御手段を有することを特徴とする画像処理装置。
【請求項11】
クラウドサービスのアカウント情報を管理する第1の管理手段と、ショートカットの設定情報を管理する第2の管理手段を備える情報処理装置の制御方法であって、
前記アカウント情報を変更した際、該アカウント情報を使用するショートカットがある場合は、該ショートカットで使用する該アカウント情報を変更する制御工程を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項12】
コンピュータを、請求項1~9の何れか1項に記載の制御手段として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クラウドサービスのショートカットの設定変更を行う情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、複数のクラウドサービスが登場し、クラウドサービスを利用することが業務を進める上でのスタンダードになってきている。複合機においても、複数のクラウドサービスとの連携が可能になり、クラウドサービスからの印刷、クラウドサービスへの画像送信、などの機能が出てきている。複数のクラウドサービスとの連携方法として、クラウドアカウント情報を複数登録管理し、印刷、送信機能のショートカットボタンを作成する際に、宛先、データ取得元として登録したアカウントを参照して作成できる仕組みが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数のクラウドサービスや複数のアカウント情報は、情報処理装置である複合機(MFP)内にクラウドアカウント情報として登録管理されている。このクラウドアカウント情報は、どのユーザでも編集や削除が可能であり、別のクラウドサービスへの利用変更やアカウント内容の変更がなされる場合がある。一方で、クラウドサービスを利用するMFP機能のショートカットを作成する場合においてクラウドアカウント情報を登録する必要があり、このクラウドアカウント情報は登録管理されているアカウント情報を参照し結びつけている。そのためショートカット実行時には、アカウントとショートカットアプリの情報は同期しておらず、クラウドアカウント情報の編集や削除を行っても、ショートカットアプリには同期していないため誤送信やユーザビリティの低下につながりかねない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ショートカット利用したクラウドサービスの実行による誤送信などが防ぐことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、クラウドサービスのアカウント情報を管理する第1の管理手段と、ショートカットの設定情報を管理する第2の管理手段を備える情報処理装置であって、前記アカウント情報を変更した際、該アカウント情報を使用するショートカットがある場合は、該ショートカットで使用するアカウント情報を変更する制御手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
クラウドサービスを利用したショートカットの実行時の誤送信などを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明のシステム全体構成、MFP101構成示す図
【
図6】アカウント登録時、ショートカット作成時の従来の処理フロー
【
図14】実施例4のショートカット管理テーブル、アカウント管理テーブル
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例であり本発明は図示された構成に限定されるものではない。
<実施例1>
【0009】
1.システムの全体構成
図1(A)は、本発明のシステム構成の一例を示す図である。本実施例のシステムは、ネットワーク100を介して互いに通信可能なクラウドサービスを提供するクラウドサーバ200、300、情報処理装置である画像処理装置のMFP101、端末装置であるPC400とから構成される。ここで、MFPは、Multi Function Peripheralの略である。
MFP101は、クラウドサービスを利用するため、MFP101に登録されたクラウドアカウントがクラウドサーバ200に存在するか確認を行う。そして、MFP101は、スキャンした画像をクラウドサーバ200に保存、又はクラウドサーバ200に保存されている画像をダウンロードして印刷することができる。
また、同様なことをMFP101とクラウドサーバ300は行うことができる。以下では簡単化のためクラウドサーバ200が提供するクラウドサービスを例に説明する。
【0010】
2.MFPのハードウェア構成
図1(B)は、MFP101のハードウェア構成の一例を示す図である。MFP101は制御部110、操作部116、読取部118、印刷部120、無線通信部122、FAX通信部124、通信部126を備える。
制御部110は、CPU111、ROM112、RAM113、ストレージ114、操作部I/F115、読取部I/F117、印刷部I/F119、無線通信部I/F121、FAX部I/F123、通信部I/F125を備える。CPU111を含む制御部110は、MFP101全体の動作を制御する。
CPU111は、ROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出して、読取制御や印刷制御などの各種制御を行う。
ROM112は、CPU111で実行可能な制御プログラムを格納する。また、ROM112は、ブートプログラムやフォントデータなども格納する。
RAM113は、主記憶メモリであり、ワークエリア、ROM112及びストレージ114に格納された各種制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。
ストレージ114は、画像データ、印刷データ、各種プログラム、及び各種設定情報を記憶する。本実施例ではストレージ114に、クラウドの設定情報およびアカウント情報が記憶される。
操作部I/F115は、例えばタッチパネルのような表示部やハードキーを含む操作部116と制御部110を接続する。操作部116は、ユーザに対して情報を表示したり、ユーザからの入力を検出したりする。
読取部I/F117は、例えばスキャナのような読取部118と制御部110を接続する。読取部118は原稿の画像を読み取って、CPU111がその画像をバイナリーデータなどの画像データに変換する。読取部118によって読み取られた画像に基づき生成された画像データは、外部装置に送信されたり、記録紙上に印刷されたりする。
印刷部I/F119は、例えばプリンタのような印刷部120と制御部110を接続する。CPU111は、RAM113に記憶された画像データ(印刷データ)を印刷部I/F119を介して印刷部120に転送する。印刷部120は、転送された画像データに基づく画像を給紙カセットから給送された記録紙に印刷する。
無線通信部I/F121は、接続される無線通信部122を制御して、制御部110と無線経由で外部の無線機器と接続する。
FAX部I/F123は、FAX通信部124を制御することで公衆回線網107に制御部110を接続する。FAX部I/F123は、FAX通信部124を制御するインターフェースで、ファクシミリ通信用のモデムやNCUを制御することで公衆回線網への接続、ファクシミリ通信プロトコルの制御などを行う。
通信部I/F125は、制御部110とネットワーク100を接続する。通信部I/F125は、通信部126を制御してネットワーク100上の外部装置に画像データや装置内部の各種情報を送信したり、ネットワーク100上の情報処理装置から印刷データやネットワーク100上の情報を受信したりする。ネットワーク100を介した送受信の方法としては、電子メールを用いての送受信や、その他のプロトコル(例えば、FTPやSMB、WebDAV等)を用いたファイル送信を行うことができる。さらに、読取部I/F117で読み取られた画像をクラウドサーバ200に対して送信することや、クラウドサーバ200に保存されている画像をダウンロードしてきて、印刷部I/F119を介して印刷部120に転送する。
印刷部120は、転送された画像データに基づく画像を給紙カセットから給送された記録紙に印刷する。
【0011】
3.MFPにおける処理
(ホーム画面)
図2は、本実施例におけるMFP101の操作部のホーム画面500の一例を示す図である。操作部116は、ハードキーやタッチパネルのような表示部を含みユーザに対して情報を表示したり、ユーザからの入力を検出したりする。画面500は、MFP機能をタッチパネル上に表示している一例を示している。
アイコン511は、ショートカットを作成する機能の一例を示しており、押下することでショートカット作成画面に遷移する。
アイコン512は、クラウドアカウント設定を行う機能の一例を示しており、押下することでアカウントの登録や編集といった設定する画面に遷移する。
アイコン513は、MFPのクラウド機能の一例を示しており、押下することでクラウドサービス実行のための設定画面へ遷移する。
アイコン514では、ショートカットアイコンの一例を示しており、押下することで、ユーザがあらかじめ設定したMFPの機能を再度設定することなく実行することができる。
【0012】
(3-1)各処理における画面
(3-1-1)クラウドアカウント設定処理
図3A,B(以下まとめて「
図3」という。)は、本実施形態におけるMFP101の操作部のクラウドアカウント追加時の画面フローの一例を示している。ホーム画面500の[クラウドアカウント設定]アイコン512を押下することでクラウドアカウント設定画面600に遷移する。
クラウドアカウント設定画面600では、[アカウント作成]ボタン601や[アカウント編集]ボタン602が表示される。
(アカウント編集画面)
[アカウント編集]ボタン602が押下されると画面610に遷移する。
画面610では、MFP上に登録してあるクラウドアカウントの一覧を表示する。クラウドアカウントの一覧は、カラム611(番号)のアカウント管理番号によって管理されている。そして、アカウント管理番号にカラム612(登録名)、カラム613(利用するクラウドサービス)、カラム614(アカウントID)、カラム615(パスワード)の各フィールドが紐づいている。各レコードの先頭のチェックボックスにチェックを入れることによりレコードを選択する。その後、[削除]ボタン616が押下されると、選択された画面610に表示され選択されたクラウドアカウントのレコードの削除が実行される。また同様に、[編集]ボタン617が押下されることで編集が実行される。
(アカウント作成画面)
ホーム画面500の[アカウントの作成]アイコン601を押下するとクラウドサービス選択画面620へ遷移する。画面620はクラウドサービス選択画面の一例を示しており、アイコン621、アイコン622、アイコン623のようにMFP101から接続可能なクラウドサービスを表示する。
[クラウドサービスA]アイコン621を選択し押下すると、クラウドアカウント入力画面630に遷移する。ユーザが入力フィールド631にクラウドサービスに登録されているIDを、入力フィールド632にパスワードを入力し[OK]ボタン633を押下する。そうすると、制御部110は、”クラウドサービスA”に入力されたアカウントが存在するか確認を行い、存在する場合は登録名の入力画面640に遷移する。登録名の入力フィールド641にMFP上で登録する登録名を入力し、[OK]ボタン642を押下することで、MFP上のクラウドアカウントの登録完了画面650を表示する。画面630の[OK]ボタン633を押下し、”クラウドサービスA”に入力されたアカウントが存在しない場合、入力エラー画面660に遷移する。
【0013】
(3-1-2)ショートカット作成処理
図4A,B(以下まとめて「
図4」という。)は、ショートカット作成時のフローの一例を示す。
ホーム画面700はショートカットアイコンを含む例である。
ショートカットアイコン701,702,703はすでにショートカットとして設定してあるアイコンを示しており、ユーザが押下することで、機能の設定を再度行うことなくMFP機能の実行を行うことができる。また、[ショートカット作成]アイコン704を押下するとショートカットの作成フローが実行され、画面710に遷移する。ここでは、アイコン714が押下されたものとする。
画面710ではショートカットの作成が可能なMFP機能一覧を表示し、いずれかのアイコンを押下,選択することで詳細の設定画面720に遷移する。
画面720でボタン724,725のMFP機能の詳細の設定を行う他、アイコン722を押下することで、画面750に遷移する。ここでは、[宛先登録]ボタン722が押下されたものとする。
画面750では、MFP上に登録されているクラウドアカウントのレコードの先頭のチェックボックスを選択し、送信先を編集し、[OK]ボタンを押下することにより宛先の設定が行われる。その後、画面720に戻る。
画面720において、アイコン723が押下されると、送信先とするクラウドサーバのフォルダを指定する画面(不図示)に遷移し、送信先のフォルダの指定が出来る。
画面720において、アイコン721が押下されると画面710で選択されたショートカット設定の一時保存が行われ、画面730に遷移する。
画面730では、MFP上にショートカットで表示する登録名の入力フィールド731にユーザにより登録名の入力が行われ、[OK]ボタン732が押下されることで入力された登録名でショートカットが作成され画面740に遷移する。
画面740にて[OK]ボタンが押下されると処理を終了し、ホーム画面700に戻る。
【0014】
(ショートカット管理テーブル)
次に、作成されたショートカットをMFP101で管理する方法を説明する。
図5は、ホーム画面700とMFP101内で管理するショートカット管理テーブル800Aの対応関係を示している。
ショートカットテーブル800Aは、各レコードに、以下の各カラムに対応するフィールドが切られこれらが関連付けられて管理されている。カラムはそれぞれカラム801(登録名)、カラム802(Setting Service:設定機能)、カラム803(枚数)、カラム804(カラー)、カラム805(Setting Account:クラウドアカウント登録番号)である。カラム805のクラウドアカウント登録番号は、クラウド機能のショートカットを実行する際、クラウドアカウント一覧(画面750)から参照するレコードの番号である。
【0015】
(3-2)各処理のフロー
(
3-2-1)クラウドサービスのアカウント登録処理
図6(A)は、クラウドサービスを利用するためのアカウント登録処理のフローを示している。
図3に示す画面を参照しつつ詳細を以下に説明する。まず操作部116にホーム画面500が表示されているところから開始する。
S1101で、CPU111は、操作部116に表示される画面500の[クラウドアカウント設定]アイコン512をユーザが押下したことを検知し、操作部116に対してクラウドアカウント設定画面600を表示するよう指示する。
S1102で、CPU111は、操作部116を介してクラウドアカウント設定画面600の[アカウントの作成]ボタン601が押下されたことを検知し、操作部116に対してクラウドサービス選択画面620を表示するよう指示する。
S1103で、CPU111は、操作部116を介してクラウドサービス選択画面620に表示されたクラウドサービスのアイコン621~623のいずれかが選択されたことを検知し、操作部116に対してアカウント登録画面630を表示するよう指示する。
S1104で、CPU111は、操作部116に対してアカウント登録画面630を表示させ、ユーザにクラウドサービスのアカウント登録を促す。
S1105で、CPU111は、操作部116を介してアカウント登録画面630のID入力フィールド631、PW入力フィールド632に入力され、及び[OK]ボタン633が押下され、アカウント情報が入力されたことを検知する。
S1106において、CPU111は、通信部126を介してクラウドサーバ200との接続を行い、CPU111はアカウント情報が正しいか判定する。アカウント情報が正しければ(S1106でYES)、CPU111は操作部116に対し登録名の入力画面640に遷移するよう指示する。正しくない場合(S1106でNO)、CPU111は、操作部116に対し入力エラー画面660を表示させ、S1105の処理に戻る。
S1107において、CPU111は、操作部116を介して登録名の入力画面640の登録名の入力フィールド641の入力と[OK]ボタン642の押下を検知したら、S1108に進む。
S1108において、CPU111は、操作部116に対し登録完了画面650に遷移させるとともに、設定された情報がMFP上に登録される。
これにより、アカウントの作成が完了し、クラウドサービスを利用する際作成されたアカウントを選択して利用が可能となる。
【0016】
(3-2-2)ショートカット作成処理
図6(B)は、ショートカット作成時のフローの一例を示している。
図4に示す画面を参照しつつ詳細を以下に説明する。まず操作部116にホーム画面700が表示されているところから開始する。
S1201において、CPU111は、操作部116を介して[ショートカット作成]アイコン704が押下されたことを検知しショートカット機能選択画面710に遷移する。
S1202において、CPU111は、操作部116を介してショートカット機能選択画面710においてショートカットを作成するMFP機能の一覧を表示し、MFP機能のアイコン(711~715)が選択、押下されるのを検知する。そして、ショートカット機能選択画面720に遷移する。以下では、アイコン714が押下されたものとして説明する。
S1203において、CPU111は、操作部116を介してショートカット機能選択画面720におけるMFP機能の詳細設定をするボタン722~725が押下されたことを検知し、詳細設定の処理を実行する。
S1204において、CPU111は、操作部116を介してショートカット機能選択画面710で選択されたMFP機能がクラウドサービスを利用する機能か否かを判定し、クラウドサービスを利用しない場合は(S1204でNO)、S1207に進む。一方、クラウドサービスを利用する機能であると判定された場合は(S1204でYES)、S1205に進む。クラウドサービスを利用しないとは、ショートカット機能選択画面720で711,712,713が選択された場合である。一方で、クラウドサービスを利用するとは、ショートカット機能選択画面720で714、715が選択された場合である。
S1205において、CPU111は、操作部116を介してショートカット機能選択画面720の[宛先登録]ボタン722が押下されたことを検知する。そして、アカウント選択画面750を表示し、MFP101に登録されているクラウドサービスのアカウント選択を促す。
S1206において、CPU111は、操作部116を介してアカウント選択画面750のアカウントが選択されたことを検知し、ショートカット機能選択画面720に遷移する。
S1207において、CPU111は、操作部116を介してショートカット機能選択画面720の[Save Short cut](保存)ボタン721が押下されたことを検知し、登録名の入力画面730に遷移する。
S1208において、CPU111は、操作部116を介して登録名の入力画面730のショートカットの登録名が登録名の入力フィールド731に入力され、[OK]ボタン732が押下されたことを検知する。その後、ショートカット作成完了画面740を表示し、MFP上にショートカットの登録処理を行う。[OK]ボタンが押下されると処理を終了しホーム画面700に戻る。
以上により、ショートカットの作成が完了し、作成されたショートカットアイコンを押下することでMFP機能の設定を行わずに実行が可能となる。
【0017】
(3-3)アカウント変更処理時の画面
図7A,B(以下合わせて「
図7」という。)は、本実施例における、アカウント変更時の画面フローの一例を示している。
ホーム画面900で[クラウドアカウント設定]アイコン901を押下すると、アカウント設定画面600に遷移する。
アカウント設定画面600にて、[アカウントの編集]ボタン602を押下すると、アカウント編集画面610に遷移する。
アカウント編集画面610で各レコードの先頭にあるチェックボックスをチェックすることにより、編集するアカウントを選択し、[編集]ボタン617を押下するとアカウント変更画面910に遷移する。
アカウント編集画面910では、現在のアカウント情報が入力された状態の画面が表示され、ID、PWの変更が可能になる。ID入力フィールド911、PW入力フィールド912を編集して、[OK]ボタン913が押下されたらショートカット反映ポップアップ画面920を表示する。[はい]ボタン921が押下されると、ショートカット選択画面930を表示する。[いいえ]ボタン922が押下されると変更されたアカウントが登録されているショートカットボタンを削除したホーム画面940を表示する。
ショートカット選択画面930では変更されたアカウントが登録されているショートカットの一覧を表示し、アカウント変更を反映させるショートカットが選択可能に各レコードの先頭にチェックボックスが表示される。該チェックボックスをチェックしてアカウント変更を反映させるショートカットを選択後、[OK]ボタン932が押下されると、選択されたショートカットのアカウントは変更される。また、選択されなかったショートカットアイコンは削除されたホーム画面950を表示する。
【0018】
(3-4)アカウント変更の処理フロー
図8は、本実施例における、MFP101のクラウドアカウント変更時のフローの一例を示す。
図7の画面を参照しつつ以下説明を行う。なお、本実施例のフローチャートのMFP101の各動作(ステップ)は、CPU111がROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出して実行する。
まず、
図7の画面910において選択されたクラウドサービスのアカウントID、PWが編集され[OK]ボタン913が押下された状態から処理フローが始まる。
S1301で、CPU111は、変更されたクラウドサービスのアカウントが登録済みのショートカットで使用されているか判断する。使用されていると判断した場合(S1301でYES)、S1302に進み、使用していないと判断した場合(S1301でNO)、S1309に進む。
S1302で、CPU111は、操作部116を介してショートカット反映ポップアップ画面920を表示し、ショートカットで使用されているアカウント情報が変更された旨を通知する。
S1303で、CPU111は、ショートカット反映ポップアップ画面920で[はい]ボタン921が押下されたかでショートカットに変更を反映するかを判断する。反映すると判断した場合(S1303でYes)、S1304に進み、反映しないと判断した場合(S1303でNo)、S1308に進む。
S1304で、CPU111は、変更されたアカウントが登録されているショートカットが複数あるか判定する。複数あると判定された場合(S1304でYes)、S1305に進み、1つの場合(S1304でNo)、S1307に進む。
S1305では、CPU111は、操作部116を介してショートカット選択画面930を表示する。
S1306では、CPU111は、操作部116を介してショートカット選択画面930でチェックボックス931にチェックを入れることによりショートカットの選択がなされ[OK]ボタン932が押下されたか判断する。[OK]ボタン932が押下されたと判断したらS1307に遷移する。
S1307では、選択されたショートカットに対してアカウント変更を反映する。
続くS1308では、S1306において選択されなかったアカウント、すなわちアカウント変更をしないショートカット及びS1303のNOの場合でそのアカウントが使用されるショートカットを削除する。
S1309では、変更が完了したホーム画面950を表示し処理を終了する。
以上の説明通り、本実施例によれば、設定変更時にポップアップ画面を表示することにより、ユーザへの注意喚起、設定反映を行うことでショートカット実行時の誤送信を防ぐことができる。
<実施例2>
【0019】
実施例1ではクラウドサービスのアカウント情報の設定が変更された際に、該アカウントに関連するショートカットへの設定反映を警告するポップアップ画面表示を行うことにより、設定反映によりショートカット実行時の誤送信を防ぐものでした。
実施例2はクラウドサービスのアカウント情報の設定が変更された場合、該アカウント情報の変更に伴うショット-カットの設定変更で、ショートカット実行時に必要なものについてポップアップ画面表示の行い設定変更を促すものである。具体的には、ショートカットに登録された機能がクラウドにスキャンデータを送付する(Scan To Cloud)場合に、送信先フォルダを変更する画面を表示することで、誤送信を防ぐ例について説明する。
【0020】
(3-5)アカウント変更時の画面
図9A,B(以下まとめて「
図9」という。)は、実施例2における、アカウント変更時の画面フローの一例を示している。
なお、実施例1と同様である画面の説明は省略し、画面910、930、1100を中心に説明する。
以下の画面フローは、
図7の画面610において[編集]ボタン913を押下されて画面910に遷移したところからスタートする。
アカウント編集画面910で、PWのみ変更で[OK]ボタン913が押下されたら、ホーム画面900に遷移する。
一方、アカウント編集画面910で、IDの変更がなされて[OK]ボタン913が押下された場合は、
図7と同様にポップアップ画面920に遷移する。
ポップアップ画面920において、[いいえ]ボタンが押下された場合は、
図7と同様にホーム画面940に遷移する。
また、ポップアップ画面920において[はい]ボタンが押下された場合に、続いてショートカット選択画面930に遷移する。ショートカット選択画面930には、IDが変更されたアカウントのアカウント番号に紐づくショートカットの一覧が表示される。ユーザは、表示されたショートカット一覧からアカウント情報の更新後も利用するショートカットを選択する。ユーザにより反映するショートカットが選択され[OK]ボタン932が押下される。
ショートカット選択画面930で選択されたショートカットが、設定内容にフォルダパスの登録を含むショートカットである場合、送信フォルダ設定画面1100に遷移する。
送信フォルダ設定画面1100では、[送信先フォルダ]ボタン1101を押下すると送信先フォルダの入力が可能な画面(不図示)が表示され、ユーザは送信先フォルダを編集した後、また送信フォルダ設定画面1100に戻る。その後、ユーザにより[Save Short Cut]ボタンが押下されると、選択されなかったショートカットボタンを削除したホーム画面950に遷移する。たとえば、
図9Bでは、ショートカット選択画面930で選択された[UserA Short Cut]は表示されているが、[UserA-2 Short Cut]は削除され、表示されない。
【0021】
(3-6)アカウント変更の処理フロー
図10に、実施例2における、MFP101のアカウント変更時の処理フローの一例を示す。本実施例のフローチャートのMFP101の各動作(ステップ)は、CPU111がROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出して実行する。なお、実施例1と同様であるS1402からS1407とS1411からS1413までの説明は省略する。
S1401で、操作部116に表示されたアカウント編集画面910において、変更された項目はパスワードのみか判断する。パスワードのみと判断した場合S1413に進み、パスワードのみでない場合S1402に進む。
S1407で、ショートカット選択画面930において、ショートカットの選択がなされ、[OK]ボタン932が押下されるとS1408に進む。
S1408では、ショートカットに登録されている設定内容にフォルダパスの登録があるか判断する。ショートカットにフォルダパスが登録されていると判断した場合S1409に進み、フォルダパスが登録されていない場合S1411に進む。
S1409では、フォルダ設定の変更を行うために送信フォルダ設定画面1100を表示し、[送信フォルダ]ボタン1101が押下された不図示の送信フォルダ設定画面にてユーザが設定し、画面1100に戻る。
S1410では、フォルダの入力が完了するか判断し、完了したと判断したらS1411に進む。
以上の説明通り、本実施例によれば、必要な時に、必要なポップアップ表示を行うもので、クラウドへの送信(Scan To Cloud)の場合は、送信先フォルダを変更する画面を表示することでショートカット実行時の誤送信を防ぐことができる。
<実施例3>
【0022】
実施例3では、ショートカットに係るクラウドアカウントが削除された場合に、該ショートカットの実行時に警告をポップアップ表示により行うことにより、誤送信を防ぐものである。
(3-7)アカウント削除時の画面
図11A、B(以下まとめて「
図11」という。)」は、ショートカット実行時の実行時のエラー画面発生フローの一例を示す。
ホーム画面700においてクラウドアカウント設定アイコン705が押下されると、クラウドアカウント設定画面600画面に遷移し、アカウントの作成か、編集かの選択画面が表示される。
[アカウント編集]ボタン602を押下されるとクラウドアカウントの一覧画面610に遷移し、MFP上に登録されたるクラウドアカウントの一覧が表示される。各レコードの先頭のチェックボックスにチェックを入れることにより、編集/削除するアカウントのレコードを選択する。
続いて[削除]ボタン616が押下されると選択したアカウントの削除の確認画面960に遷移する。[YES]ボタン911が押下されると、アカウントの削除が実行され970画面に遷移する。アカウントの削除が完了すると画面980のように、アカウント番号“2”のレコードの各フィールド932、933、934、935の情報がアカウント一覧から削除され確認することはできなくなる。
このアカウントが削除された状態でホーム画面700においてショートカットアイコン702を押下すると関連のクラウドアカウントが存在していないため、クラウドサービスが実行できない旨のエラー画面1300に遷移する。ここでは、アカウントの再登録を促すメッセージを表示している。
【0023】
(ショートカット管理テーブル)
図12は、実施例3におけるショートカット管理テーブルの一例を示している。実施例3では、ショートカット管理テーブルにレコードの削除情報としてカラム1010(削除フラグ)を設ける。
1番目のレコードのフィールド1011(削除フラグ)のように“TRUE”の場合は、アカウントが削除されたことを示し、2番目のレコードのフィールド1012のように“FALSE”の場合は、アカウントが削除されていないことを示す。3番目のレコードのフィールド1013のようにクラウドサービスに関係がないものは削除情報としての削除フラグが設定されない。
【0024】
(3-8)アカウント削除時のショートカット実行処理フロー
図12を参照し、
図13(A)の、クラウドアカウント削除時におけるショートカット実行時の内部フローについて以下説明する。本実施例のフローチャートのMFP101の各動作(ステップ)は、CPU111がROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出して実行する。
S1501で、CPU111は、操作部116を介してホーム画面700のショートカットアイコン702を押下されたことを検知する。
S1502で、CPU111は、ショートカット管理テーブル800Bのカラム1010(削除フラグ)を参照し、削除フラグの値で、ショートカットアイコン702に紐付くクラウドアカウントが削除されているかどうかの判定を行う。クラウドアカウントを使用しないショートカットや、クラウドアカウントの削除が行われていないショートカットであると判定された場合(削除フラグが未定又は“FALSE”)は(S1502でNO)、S1508に進む。そして、S1508でショートカットによるMFP機能の実行が行われる。クラウドアカウントの削除が行われたショートカットであると判定された場合(削除フラグが“TRUE”)は(S1502でYES)、S1503に進む。
S1503では、CPU111は、操作部116に対してエラー画面1300の表示を指示する。
S1504では、CPU111は、操作部116を介してエラー画面1300において、ユーザがアカウントの再登録を行う意思の確認を[YES][NO]ボタンの押下状態を取得することにより判定する。再登録しない場合は、ショートカットの実行を行わずに処理フローを終了する。
再登録の[YES]ボタンが押下された場合(S1504でYES)は、S1505に進む。
S1505で、アカウント選択画面750(
図4)を表示しユーザにアカウントの選択を促す。
S1506で、CPU111は、アカウントの再登録が行われたかどうか判定を行い、再登録が行われない場合(S1506でNO)は、S1504に戻り再確認を行う。再登録が行われた場合(S1506でYES)は、S1507に進む。
S1507において、CPU111は、ショートカットを実行するかどうかの画面(不図示)をユーザが選択可能に表示する。ショートカットを実行する場合(S1507でYES)は、S1508に進みショートカットを実行し、ショートカットを実行しない場合(S1507でNO)は、処理フローを終了する。
【0025】
図13(B)では、アカウント削除時における内部フローの一例を示している。
S1601において、CPU111は、クラウドアカウント設定アイコン705が押下されたことを検知すると、クラウドアカウント設定画面600(
図11)を操作部116に表示するよう指示する。
S1602において、CPU111は、クラウドアカウント設定画面600の[アカウント編集]ボタン602を押下されたことを検知し、アカウントの編集画面610に遷移させる。
S1603において、CPU111は、カウントの編集画面610の登録されているアカウント一覧から削除するアカウントを選択されることを検知する。
S1604において、CPU111は、操作部116を介してアカウントの編集画面610の[削除]ボタン616を押下されたことを検知すると、画面960を表示させる。アカウントの削除の確認を行い、[YES]ボタン911が押下されるのを検知する。
S1605において、CPU111は、アカウントの編集画面610のアカウント管理テーブルで削除されたアカウントが使われているショートカットを検索する。該当のショートカットが存在した場合(S1605でYES)、S1606に移行しショートカット管理テーブル800Bに削除フラグ情報“TRUE”を付与する。該当するショートカットがない場合は(S1605でNO)、S1607へ移行する。
S1607で選択されたアカウントの削除を実行する。
<実施例4>
【0026】
実施例4は、クラウドアカウントが登録、変更された場合にMFP101内部で生成させる識別子を用いることにより、アカウントの変更を検知可能とする例について説明する。具体的には、ショートカット管理テーブルにクラウドアカウントに対応する識別子のカラムを設けることにより、ショートカットに紐付いているクラウドアカウントが変更されたこと検知する。そして、ショートカットに変更されたアカウントを再登録することを促す画面を表示することにより、誤送信等を防ぐものである。
(ショートカット管理テーブル)
図14は、実施例4のショートカット管理テーブル800Cの例を示している。本実施例においては、カラム1020(識別子)をショートカット管理テーブル800Cに設けている。
カラム1020(識別子)は、アカウント登録時に、MFP101内部で生成された任意のデータである。識別子は、数字や文字などでもよく、長さは問わないものとする。この識別子は、登録日時などを元に一意な識別子が生成できれば何でもよく、また、その生成されたもののハッシュ値などを用いても良い。
識別子の付与は、アカウント登録時の従来のフロー内S1108(
図6(A))と同じタイミングで行うことができ、識別子の直接の変更はできないものとする。
また、この識別子は、同様にショートカット作成時にもショートカット管理テーブル800Cに付与される。識別子の付与は、ショートカット作成時のフロー内S1206(
図6(B))と同じタイミングで行うことができる。アカウントを選択されたタイミングで、アカウント管理テーブル800Dに付与してある識別子を参照し、同内容をショートカット管理テーブルにも付与する。
【0027】
図15は、アカウント削除時におけるショートカット実行時の内部フローの一例を示している。
S1701で、CPU111は、操作部116を介してショートカットアイコン702がユーザに押下されたことを検知する。
S1702において、CPU111は、ショート管理テーブル800Cに付与されている識別子の有無を判定する。識別子が付与されていないと判定された場合(S1702でNO)は、S1710に進み、ショートカットによるMFP機能の実行が行われる。識別子が付与されていると判定された場合(S1702でYES)は、続くS1703に進む。
S1703おいて、CPU111は、アカウント管理テーブル800Dを検索し、ショートカット管理テーブル800Cにあるアカウント管理番号に該当するアカウントの情報を参照する。
S1704において、CPU111は、アカウント管理テーブル800Dの識別子と、ショートカット管理テーブルの識別子を比較し値が異なるかどうか判定する。異なっていた場合(S1704でYES)は、S1705に進み、一致した場合(S1704でNO)は、S1710に遷移しショートカットによるMFP機能の実行が行われる。
S1705において、CPU111は、操作部116にエラー画面900の表示を行う。
S1706では、CPU111は、再登録を行うか判定する。再登録しない場合ショートカットの実行を行わずにフローを終了する。
再登録が押下された場合は、S1707に遷移する。
S1707において、CPU111は、操作部116に対し表示画面をアカウント選択画面に遷移させ、ユーザにアカウントの選択を促す。
S1708において、CPU111は、アカウントの再登録が行われたかどうか判定を行う。再登録が行われない場合(S1708でNO)は、S1706に戻り再確認を行う。
再登録が押下された場合(S1708でYES)は、S1709に進む。
S1709において、CPU111は、ショートカットを実行するかの確認画面を表示する。実行する場合(S1709でYES)は、S1710に進み、実行しない場合(S1709でNO)、フローを終了する。
S1710では、CPU111は、設定されたMFP機能を実行しフローを終了する。
【0028】
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
【符号の説明】
【0029】
101 MFP
111 CPU
114 ストレージ
118 読取部
200,300 クラウドサーバ