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特許7604669特殊効果展示方法、装置、機器および媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-13
(45)【発行日】2024-12-23
(54)【発明の名称】特殊効果展示方法、装置、機器および媒体
(51)【国際特許分類】
   G06T 7/20 20170101AFI20241216BHJP
【FI】
G06T7/20 300
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2023547261
(86)(22)【出願日】2022-01-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-08
(86)【国際出願番号】 CN2022074919
(87)【国際公開番号】W WO2022166872
(87)【国際公開日】2022-08-11
【審査請求日】2023-10-02
(31)【優先権主張番号】202110157069.5
(32)【優先日】2021-02-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ヂャン,シァオゴン
(72)【発明者】
【氏名】リァン,ヤーハン
【審査官】山田 辰美
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0132642(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第109688346(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第109698914(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0252553(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06T 7/00-7/90
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
特殊効果展示装置により実行される特殊効果展示方法であって、
撮影ビデオ画像を取得するステップと、
前記撮影ビデオ画像に基づいて認識オブジェクトの位置情報を決定し、前記認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画するステップと、
前記軌跡記録画像およびプリセットされた特殊効果素材画像に対して重ね合わせ処理を行い、ユニット特殊効果画像を得るステップと、
前記ユニット特殊効果画像を変換処理し、ターゲット特殊効果画像を生成し、前記ターゲット特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像に追加して展示するステップであって、前記ターゲット特殊効果画像は、複数の前記ユニット特殊効果画像を組み合わせた画像であるステップと、を含み、
前記認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画する前記ステップは、
キャンバスを構築し、前記キャンバスにおいて前記撮影ビデオ画像における第1フレームの画像および第2フレームの画像の認識オブジェクトの位置情報に応じて、前記認識オブジェクトに対応する2つの位置にそれぞれに円形領域を描画するステップと、
前記2つの位置の間のターゲット接続線を決定し、前記ターゲット接続線に基づいて1つの軌跡領域を決定するステップであって、前記軌跡領域における点と前記ターゲット接続線との間の距離は前記円形領域の半径以下であるステップと、
2つの前記円形領域および前記軌跡領域の透明度を透明に設置し、前記軌跡記録画像を得るステップと、を含む
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ターゲット接続線に基づいて1つの軌跡領域を決定する前記ステップは、
前記2つの位置の間のターゲット点を決定し、前記ターゲット点と前記ターゲット接続線との間の距離に応じて前記ターゲット点を選別して描画し、前記軌跡領域を得るステップであって、前記ターゲット点に対応する第1接続線、第2接続線のそれぞれと前記ターゲット接続線との間の夾角はいずれも鋭角であり、前記第1接続線および前記第2接続線のそれぞれは、前記ターゲット点と前記2つの位置との接続線であるステップを含む、
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項3】
前記重ね合わせ処理は、前記軌跡記録画像における背景を前記特殊効果素材画像に置き換えるために用いられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記変換処理は第1変換操作または第2変換操作であり、前記第1変換操作はコピー操作およびミラーリング操作を含み、前記第2変換操作は回転操作および移動操作を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記変換処理に対応する変換パラメータは調整可能であり、前記変換パラメータは、前記コピー操作に対応するコピー回数、前記回転操作に対応する回転角度、画像位置、および画像サイズのうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記軌跡記録画像の描画過程において、前記撮影ビデオ画像上に前記ユニット特殊効果画像をリアルタイムに展示するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記軌跡記録画像の描画過程において、前記ユニット特殊効果画像をリアルタイムに展示する前記ステップは、
前記軌跡記録画像の描画過程において、前記ターゲット特殊効果画像のうち、前記ユニット特殊効果画像以外の他の領域の透明度を透明に設置し、展示対象の特殊効果画像を得るステップと、
前記展示対象の特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像上に重ね合わせて展示するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記ターゲット特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像に追加して展示する前記ステップは、
前記軌跡記録画像の描画が完了した後、設定アニメーション方式で、前記ターゲット特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像に追加して展示するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記認識オブジェクトは顔におけるプリセット部位であり、前記ターゲット特殊効果画像はウィンドウグリル特殊効果画像である、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
特殊効果展示装置であって、
撮影ビデオ画像を取得するための画像取得モジュールと、
前記撮影ビデオ画像に基づいて認識オブジェクトの位置情報を決定し、前記認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画するための軌跡記録モジュールと、
前記軌跡記録画像およびプリセットされた特殊効果素材画像に対して重ね合わせ処理を行い、ユニット特殊効果画像を得るための第1特殊効果モジュールと、
前記ユニット特殊効果画像を変換処理し、ターゲット特殊効果画像を生成し、前記ターゲット特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像に追加して展示するための第2特殊効果モジュールであって、前記ターゲット特殊効果画像は、複数の前記ユニット特殊効果画像を組み合わせた画像である第2特殊効果モジュールと、を含み、
前記軌跡記録モジュールはさらに、
キャンバスを構築し、前記キャンバスにおいて前記撮影ビデオ画像における第1フレームの画像および第2フレームの画像の認識オブジェクトの位置情報に応じて、前記認識オブジェクトに対応する2つの位置にそれぞれに円形領域を描画し、
前記2つの位置の間のターゲット接続線を決定し、前記ターゲット接続線に基づいて1つの軌跡領域を決定し、前記軌跡領域における点と前記ターゲット接続線との間の距離は前記円形領域の半径以下であり、
2つの前記円形領域および前記軌跡領域の透明度を透明に設置し、前記軌跡記録画像を得るために用いられる
ことを特徴とする装置。
【請求項11】
電子機器であって、
プロセッサと、
前記プロセッサの実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能な命令を読み取り、前記実行可能な命令を実行することで、上記請求項1からのいずれか1項に記載の特殊効果展示方法を実現する、ことを特徴とする電子機器。
【請求項12】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、上記請求項1からのいずれか1項に記載の特殊効果展示方法を実行するために用いられる、
ことを特徴とする記憶媒体。
【請求項13】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行される場合、前記コンピュータに上記請求項1からのいずれか1項に記載の特殊効果展示方法を実行させる、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2021年2月4日に提出された、出願番号が202110157069.5であって、出願の名称が「特殊効果展示方法、装置、機器および媒体」である中国特許出願に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を援用により本出願に組み込む。
【0002】
本開示は、インターネット技術分野に関し、特に、特殊効果展示方法、装置、機器および媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
スマート端末およびインターネット技術の継続的な発展に伴い、端末とユーザとの間のインタラクションはますます多様化する。
【0004】
端末は、ユーザを引き付けるように各種の展示特殊効果をユーザに提供することができるが、現在の特殊効果は、豊かさおよび興趣性に欠けており、ユーザの特殊効果ニーズを満たすことができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の技術的課題を解決するために、または、上記の技術的課題を少なくとも部分的に解決するために、本開示は、特殊効果展示方法、装置、機器および媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施例は、特殊効果展示方法を提供し、前記方法は、
撮影ビデオ画像を取得するステップと、
前記撮影ビデオ画像に基づいて認識オブジェクトの位置情報を決定し、前記認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画するステップと、
前記軌跡記録画像およびプリセットされた特殊効果素材画像に対して重ね合わせ処理を行い、ユニット特殊効果画像を得るステップと、
前記ユニット特殊効果画像を変換処理し、ターゲット特殊効果画像を生成し、前記ターゲット特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像に追加して展示するステップであって、前記ターゲット特殊効果画像は、複数の前記ユニット特殊効果画像を組み合わせた画像であるステップと、を含む。
【0007】
本開示の実施例はさらに、特殊効果展示装置を提供し、前記装置は、
撮影ビデオ画像を取得するための画像取得モジュールと、
前記撮影ビデオ画像に基づいて認識オブジェクトの位置情報を決定し、前記認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画するための軌跡記録モジュールと、
前記軌跡記録画像およびプリセットされた特殊効果素材画像に対して重ね合わせ処理を行い、ユニット特殊効果画像を得るための第1特殊効果モジュールと、
前記ユニット特殊効果画像を変換処理し、ターゲット特殊効果画像を生成し、前記ターゲット特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像に追加して展示するための第2特殊効果モジュールであって、前記ターゲット特殊効果画像は、複数の前記ユニット特殊効果画像を組み合わせた画像である第2特殊効果モジュールと、を含む。
【0008】
本開示の実施例はさらに、電子機器を提供し、前記電子機器は、プロセッサと、前記プロセッサの実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能な命令を読み取り、前記命令を実行することで、本開示の実施例により提供される特殊効果展示方法を実現する。
【0009】
本開示の実施例はさらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体はコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、本開示の実施例により提供される特殊効果展示方法を実行するために用いられる。
【0010】
本開示の実施例はさらに、コンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行される場合、前記コンピュータに本開示の実施例により提供される特殊効果展示方法を実行させる。
【0011】
本開示の実施例により提供される技術案は従来技術と比較すれば、以下のような利点を有する。即ち、本開示の実施例により提供される特殊効果展示方案は、撮影ビデオ画像を取得するステップと、撮影ビデオ画像に基づいて認識オブジェクトの位置情報を決定し、認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画するステップと、軌跡記録画像およびプリセットされた特殊効果素材画像に対して重ね合わせ処理を行い、ユニット特殊効果画像を得るステップと、ユニット特殊効果画像を変換処理し、ターゲット特殊効果画像を生成し、ターゲット特殊効果画像を撮影ビデオ画像に追加して展示するステップであって、ターゲット特殊効果画像は、複数のユニット特殊効果画像を組み合わせた画像であるステップと、である。上記技術案を採用すれば、撮影ビデオ画像における認識オブジェクトの位置変化に応じて軌跡記録画像を生成でき、その後、軌跡記録画像と特殊効果素材画像との重ね合わせで得られたユニット特殊効果画像に対して変換処理を行うことで特殊効果画像を得るとともに、特殊効果画像をユーザに展示することができ、ユーザの動作に応じて特殊効果の展示を行うことを実現し、展示される特殊効果画像が複数のユニット特殊効果画像を組み合わせて生成されるものであるため、特殊効果展示の豊かさおよび興趣性を向上させ、さらにユーザのインタラクション体験効果を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本開示の各実施例の上記及び他の特徴、利点、並びに態様は、添付の図面と併せて以下の具体的な実施形態を参照することによってより明らかになる。図面全体を通して、同一または類似の符号は、同一または類似の要素を示す。図面は、概略的なものであり、部品及び要素は必ずしも比例して描かれていないことを理解すべきである。
図1】本開示の実施例により提供される特殊効果展示方法の概略フローチャートである。
図2】本開示の実施例により提供される特殊効果展示の概略図である。
図3】本開示の実施例により提供される別の特殊効果展示の概略図である。
図4】本開示の実施例により提供されるさらに別の特殊効果展示の概略図である。
図5】本開示の実施例により提供される別の特殊効果展示方法の概略フローチャートである。
図6】本開示の実施例により提供される特殊効果展示装置の構造概略図である。
図7】本開示の実施例により提供される電子機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下で、図面を参照しながら本開示の実施例についてより詳しく説明する。本開示のいくつかの実施例は図面に示されているが、本開示は様々な形態で実現されることができ、本明細書に記載の実施例に制限されるものと解釈されるべきではなく、むしろこれらの実施例を提供することは、本開示をより深くかつ完全に理解するためである。また、本開示の図面及び実施例は、例示的な目的のためにのみ使用され、本開示の保護範囲を制限することを意図するものではないことを理解すべきである。
【0014】
本開示の方法の実施形態に記載される各ステップは、異なる順序に従って実行され、及び/又は並行して実行されることを理解すべきである。また、方法の実施形態は、追加のステップを含み、及び/又は図示されるステップの実行を省略し得る。本開示の範囲はこの点に関して限定されない。
【0015】
本明細書で使用される「含む」という用語及びその変形は、開放的な包含、即ち、「含むがこれらに限定されない」という意味である。「に基づく」という用語は、「少なくとも部分的に基づく」という意味である。「一実施例」という用語は、「少なくとも1つの実施例」を示し、「別の実施例」という用語は、「少なくとも1つの別の実施形態」を示し、「いくつかの実施例」という用語は、「少なくともいくつかの実施例」を示す。他の用語の関連する定義については後述する。
【0016】
なお、本開示で言及される「第1」、「第2」などの概念は、異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためにのみ使用され、これらの装置、モジュール、又はユニットによって実行される機能の順序又は相互依存関係を限定することを意図するものでもない。
【0017】
なお、本開示で言及される「1つ」、「複数」の修飾は限定ではなく、例示的なものであり、当業者であれば、本明細書において特に指摘されない限り、「1つ又は複数」と理解すべきである。
【0018】
本開示の実施形態における複数の装置の間でやり取りされるメッセージ又は情報の名称は、これらのメッセージ又は情報の範囲を限定することを意図するものではなく、説明する目的のためだけである。
【0019】
図1は本開示の実施例により提供される特殊効果展示方法の概略フローチャートであり、当該方法は、特殊効果展示装置によって実行されることができ、当該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアで実現されることができ、一般的には電子機器に集積できる。図1に示すように、当該方法は、次のステップを含む。
ステップ101、撮影ビデオ画像を取得する。
【0020】
撮影ビデオ画像は、現在画像収集範囲内でのユーザの一部または全部の身体部位を含む画像であってもよく、撮影ビデオ画像には、ユーザの顔部、頭部、肢体、および背景等の内容が含まれることができる。
【0021】
本開示の実施例では、クライアントはユーザの特殊効果展示命令に応答して、画像収集モジュールにより撮影ビデオ画像を収集でき、当該撮影ビデオ画像を展示できる。上記特殊効果展示命令は、特殊効果展示を起動するための命令を意味し、具体的には、プリセットキーに対するユーザのトリガ操作により生成されることができ、トリガ操作の方式は具体的に限定されず、例えば、プリセットキーに対してクリックなどを行うことができ、プリセットキーは、ハードウェアまたはソフトウェアの方式で設けられることができ、特殊効果展示命令はさらに、ユーザが入力した音声命令に基づいて生成されることができ、例えば、ユーザが入力した音声を受信した後、音声がプリセット音声であるか否かを判断でき、そうであれば、特殊効果展示命令を生成する。
【0022】
ステップ102、撮影ビデオ画像に基づいて認識オブジェクトの位置情報を決定し、認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画する。
【0023】
認識オブジェクトは、予め設けられたユーザの1つの身体部位であってもよく、例えば、認識オブジェクトは、顔における鼻、目、および指などを含むことができ、具体的には、実際の状況に応じて設けることができる。本開示の実施例では、認識オブジェクトが顔におけるプリセット部位であることを例として、プリセット部位は、顔における任意の1つの部位であってもよく、例えば、鼻、嘴、および目等である。軌跡記録図は、上記ユーザの顔のプリセット部位の動作軌跡を記録する画像であってもよい。
【0024】
本開示の実施例では、クライアントは撮影ビデオ画像を取得した後、画像認識アルゴリズムで撮影ビデオ画像における顔を検出し、さらに顔におけるプリセット部位の位置情報を決定し、つまり、認識オブジェクトの位置情報を決定することができる。その後、認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録図を描画することができる。認識オブジェクトの位置情報は、撮影ビデオ画像における認識オブジェクトの座標であってもよく、座標原点は、実際の状況に応じて決定されることができる。
【0025】
任意選択で、認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画するステップは、キャンバスを構築し、キャンバスにおいて撮影ビデオ画像における第1フレームの画像および第2フレームの画像の認識オブジェクトの位置情報に応じて、認識オブジェクトに対応する2つの位置にそれぞれに円形領域を描画するステップと、2つの位置の間のターゲット接続線を決定し、ターゲット接続線に基づいて1つの軌跡領域を決定するステップであって、軌跡領域における点とターゲット接続線との間の距離は円形領域の半径以下であるステップと、2つの円形領域および軌跡領域の透明度を透明に設置し、軌跡記録画像を得るステップと、を含む。任意選択で、ターゲット接続線に基づいて1つの軌跡領域を決定するステップは、2つの位置の間のターゲット点を決定し、ターゲット点とターゲット接続線との間の距離に応じてターゲット点を選別して描画し、軌跡領域を得るステップであって、ターゲット点に対応する第1接続線、第2接続線のそれぞれとターゲット接続線との間の夾角はいずれも鋭角であり、第1接続線および第2接続線のそれぞれは、ターゲット点と2つの位置との接続線であるステップを含む。
【0026】
キャンバスとは、絵画により軌跡記録図を生成するための基礎を意味し、当該キャンバスの色、サイズは具体的に限定されず、例えば、キャンバスは黒色のキャンバスであってもよい。具体的には、クライアントは、撮影ビデオ画像の各フレームの画像の認識オブジェクトの位置情報を決定し、第1フレームの画像および第2フレームの画像の認識オブジェクトの位置情報について認識オブジェクトの2つの位置にプリセット半径の円形領域を描画でき、ブラシが円形のブラシである場合にプリセット半径がブラシ半径であってもよく、その後、2つの位置の間の各点に対応する第1接続線、第2接続線のそれぞれとターゲット接続線との間の夾角を決定し、夾角がいずれも鋭角である点をターゲット点として決定することができ、ターゲット点に対して、ターゲット接続線との間の距離が円形領域の半径以下である選別、描画を行い、1つの軌跡領域を得、当該軌跡領域が矩形領域であってもよく、これによって得られる2つの円形領域および軌跡領域は、第1フレームの画像および第2フレームの画像の認識オブジェクトの動作絵画領域であり、上記キャンバスにおいて、2つの円形領域および軌跡領域の透明度を透明に設置し、軌跡記録図を得る。任意選択で、上記キャンバスにおいて2つの円形領域および軌跡領域に対して、プリセット色を充填して軌跡記録図を得るようにしてもよく、プリセット色は、キャンバスの色と異なる色を意味し、例えば、キャンバスが黒色のキャンバスである場合、プリセット色は白色であってもよい。
【0027】
ステップ103、軌跡記録画像、およびプリセットされた特殊効果素材画像に対して重ね合わせ処理を行い、ユニット特殊効果画像を得る。
【0028】
特殊効果素材画像は、ユニット特殊効果画像を生成するための基礎図と理解されることができ、切紙のウィンドウグリルで類推すると初期の用紙と見なすことができ、当該特殊効果素材画像は、固定色で塗りつぶした円グラフであってもよく、当該円グラフの色、形状、および角度は実際の状況に応じて設けられることができ、例えば、特殊効果素材画像は、赤色の、角度が30度である円グラフであってもよい。上記軌跡記録図および特殊効果素材画像の形状、サイズは、同じであっても異なってもよく、具体的に限定されない。重ね合わせ処理は、軌跡記録画像における背景を特殊効果素材画像に置き換えるために用いられる。
【0029】
本開示の実施例では、クライアントは軌跡記録画像を得た後、プリセットされた特殊効果素材画像を取得し、軌跡記録画像における背景を特殊効果素材画像に置き換え、ユニット特殊効果画像を得ることができ、その後、当該ユニット特殊効果画像を展示でき、当該ユニット特殊効果画像における軌跡記録領域は、強調展示されることができる。
【0030】
ステップ104、ユニット特殊効果画像を変換処理し、ターゲット特殊効果画像を生成し、ターゲット特殊効果画像を撮影ビデオ画像に追加して展示し、ターゲット特殊効果画像は、複数のユニット特殊効果画像を組み合わせた画像である。
【0031】
ターゲット特殊効果画像は、ユニット特殊効果画像に応じて生成された完全な特殊効果画像を意味し、複数のユニット特殊効果画像を組み合わせることで得られることができ、本開示の実施例では、ターゲット特殊効果画像がウィンドウグリル特殊効果画像であることを例として説明し、ターゲット特殊効果画像は、切紙で得られたウィンドウグリルと類似する特殊効果画像と理解されることができる。
【0032】
変換処理は、ユニット特殊効果画像を変換する操作を含むことができ、変換処理は第1変換操作または第2変換操作であってもよく、第1変換操作はコピー操作およびミラーリング操作を含むことができ、第2変換操作は回転操作および移動操作を含むことができる。コピー操作とは、ユニット特殊効果画像に対する、同じ画像を複数製造する操作を意味し、ミラーリング操作とは、ユニット特殊効果画像を、それと交差するの軸、またはそれと交差するの平面に対して、逆に配列された画像を1つ製造する操作を意味し、回転操作とは、ユニット特殊効果画像を一定角度で回転させることを意味する。変換処理に対応する変換パラメータは調整可能であり、変換パラメータは、コピー操作に対応するコピー回数、回転操作に対応する回転角度、画像位置、および画像サイズ等のうちの少なくとも1つを含むことができる。変化パラメータの動的制御は開発者によって実現されることができ、これにより、生成されたターゲット特殊効果画像は多様性を備える。
【0033】
本開示の実施例では、軌跡記録画像、およびプリセットされた特殊効果素材画像に対して重ね合わせ処理を行って得られたユニット特殊効果画像に対して、変換処理を行い、ターゲット特殊効果画像を生成することができ、上記重ね合わせ処理および変換処理は同期して行われてもよく、実際のニーズに応じて、まず重ね合わせ処理を実行し、さらに変換処理を実行してもよい。
【0034】
クライアントは撮影ビデオ画像を収集した後、画像展示インターフェースにおいて当該撮影ビデオ画像を展示することができ、その後、撮影ビデオ画像の認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画することができ、軌跡記録画像の描画が完了した後、ターゲット特殊効果画像を生成し設定アニメーション方式でターゲット特殊効果画像を撮影ビデオ画像に追加して展示する。具体的には、ターゲット特殊効果画像は、撮影ビデオ画像の上に重ね合わせて完全に展示されることができ、撮影ビデオ画像の一部が遮蔽されることで、当該ターゲット特殊効果画像を強調展示する。
【0035】
任意選択で、ターゲット特殊効果画像を撮影ビデオ画像に追加して展示するステップは、軌跡記録画像の描画が完了した後、設定アニメーション方式で、ターゲット特殊効果画像を撮影ビデオ画像に追加して展示するステップを含むことができる。設定アニメーション方式は、プリセットされた動的効果展示方式を意味し、実際の状況に応じて設けられることができ、例えば、設定アニメーション方式は、ターゲット特殊効果画像をプリセット距離だけ上に移動し、そして、ターゲット特殊効果画像が完全に展示されるまで、1つのユニット特殊効果画像から両側へ1つずつ展示する方式であってもよい。軌跡記録画像の描画が完了した後、生成されたターゲット特殊効果画像を設定動画プログラムに入力し、設定アニメーション方式でターゲット特殊効果画像をユーザに展示する。
【0036】
上記方案では、ターゲット特殊効果画像は生成された後、プリセットされた動画で展示されることができ、ユーザは動画効果を有するターゲット特殊効果画像を感じるようにし、特殊効果展示の興趣性を向上させる。
【0037】
例示として、図2は本開示の実施例により提供される特殊効果展示の概略図であり、図3は本開示の実施例により提供される別の特殊効果展示の概略図であり、図2および図3は、ターゲット特殊効果画像が生成された後に設定アニメーション方式で展示される過程中の2つの概略図であり、図2に示すように、ターゲット特殊効果画像はウィンドウグリル特殊効果画像であり、上半部分のウィンドウグリル片のみが展示され、展示されるウィンドウグリル片中の透明度が異なり、他のウィンドウグリル片はまだ展示されておらず、図3に示すように、ターゲット特殊効果画像は、設定アニメーション方式で既に完全に展示され、異なるウィンドウグリル片の透明度が同じである。理解できるように、上記図2および図3は、ターゲット特殊効果画像の例示に過ぎず、ターゲット特殊効果画像の形状、サイズ、位置等のパラメータはいずれも実際のニーズに応じて動的調整されることができる。
【0038】
本開示の実施例により提供される特殊効果展示方案について、撮影ビデオ画像を取得するステップと、撮影ビデオ画像に基づいて認識オブジェクトの位置情報を決定し、認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画するステップと、軌跡記録画像およびプリセットされた特殊効果素材画像に対して重ね合わせ処理を行い、ユニット特殊効果画像を得るステップと、ユニット特殊効果画像を変換処理し、ターゲット特殊効果画像を生成し、ターゲット特殊効果画像を撮影ビデオ画像に追加して展示するステップであって、ターゲット特殊効果画像は、複数のユニット特殊効果画像を組み合わせた画像であるステップと、である。上記技術案を採用すれば、撮影ビデオ画像における認識オブジェクトの位置変化に応じて軌跡記録画像を生成でき、その後、軌跡記録画像と特殊効果素材画像とを重ね合わせられたユニット特殊効果画像に対して変換処理を行うことで特殊効果画像を得、特殊効果画像をユーザに展示することができ、ユーザの動作に応じて特殊効果の展示を行うことを実現し、展示される特殊効果画像が複数のユニット特殊効果画像を組み合わせたものであるため、特殊効果展示の豊かさおよび興趣性を向上させ、さらにユーザのインタラクション体験効果を向上させる。
【0039】
いくつかの実施例では、特殊効果展示方法は、軌跡記録画像の描画過程において、撮影ビデオ画像上にユニット特殊効果画像をリアルタイムに展示するステップをさらに含むことができる。任意選択で、軌跡記録画像の描画過程において、ユニット特殊効果画像をリアルタイムに展示するステップは、軌跡記録画像の描画過程において、ターゲット特殊効果画像のユニット特殊効果画像以外の他の領域の透明度を透明に設置し、展示対象の特殊効果画像を得るステップと、展示対象の特殊効果画像を撮影ビデオ画像上に重ね合わせて展示するステップと、を含むことができる。
【0040】
軌跡記録画像の描画過程において、軌跡記録図および特殊効果素材図に対してリアルタイムに重ね合わせ処理を行ってユニット特殊効果画像を生成し、撮影ビデオ画像上にユニット特殊効果画像をリアルタイムに展示することができる。上記のリアルタイムな重ね合わせ処理の場合、軌跡記録図の完全な図と特殊効果素材画像とに対して重ね合わせ処理を行ってもよく、軌跡記録図のうちのリアルタイムな現在フレームの画像、前のフレームの画像の動作軌跡領域の変化図を、特殊効果素材画像と重ね合わせてもよい。それに、ユニット特殊効果画像をリアルタイムに展示する場合、ターゲット特殊効果画像が複数のユニット特殊効果画像を組み合わせたものであるため、ターゲット特殊効果画像のユニット特殊効果画像以外の他の領域の透明度を透明に設置し、展示対象の特殊効果画像を得、展示対象の特殊効果画像のうち、1つだけのユニット特殊効果画像が不透明であり、展示対象の特殊効果画像を撮影ビデオ画像上に重ね合わせて展示してもよい。具体的な不透明の透明度は限定されず、例えば、透明度は、50%に設置されることができる。
【0041】
例示として、図4は本開示の実施例により提供されるさらに別の特殊効果展示の概略図であり、図には、ターゲット特殊効果の生成過程における画像展示インターフェースの1つの概略図が展示され、図には、ユニット特殊効果画像10のみが展示され、ユニット特殊効果画像10は撮影ビデオ画像上に重ね合わせて展示され、ユニット特殊効果画像10には、ユーザの動作に基づいて生成された透明な動作軌跡記録領域が展示され、当該領域はユーザの動作に伴って不断に変化する。図4における画像展示インターフェースの上方はさらに、特殊効果画像の生成のプログレスバーを展示することができ、当該プログレスバーは時間に伴って不断に進行し、プリセット時間のプログレスバーがいっぱいになるまで停止する。図4の画像展示インターフェースにおいて、さらにインターフェースの辺枠で雰囲気効果要素を展示することができ、現在の特殊効果画像にマッチングし、ユーザの没入型体験を強化するために用いられる。
【0042】
上記方案では、特殊効果画像の生成の過程においてリアルタイムに展示でき、ユーザは動作変化に伴って発生される特殊効果変化をリアルタイムに感じることができるようにして、さらに特殊効果展示の豊かさおよび興趣性を向上させ、ユーザのインタラクション体験効果を向上させる。
【0043】
いくつかの実施例では、本開示の実施例により提供される特殊効果展示方法はさらに、ユーザの録画命令を受信し、ターゲット特殊効果画像の生成過程および展示過程に対して特殊効果ビデオの録画を行うステップを含むことができる。録画命令は、ターゲット特殊効果画像に対してビデオ録画を行う命令であってもよく、録画命令には、上記実施例における特殊効果展示命令が含まれる。クライアントは、録画キーに対するユーザのトリガ操作に基づいて録画命令を生成することができ、その後、上記のターゲット特殊効果画像の生成ステップを実行し、ターゲット特殊効果画像の生成過程および展示過程を録画し、特殊効果ビデオを得ることができる。上記録画の時間は、固定時間であってもよく、固定時間は実際の状況に応じて設けられることができ、例えば、固定時間は15Sであってもよい。
【0044】
上記方案では、ユーザがターゲット特殊効果画像の生成および展示に対してビデオ録画を行うのを支持することで、ユーザは、後続のビデオ共有、ダウンロード等のより多くの操作を行うことができ、さらにユーザのインタラクション体験効果を向上させる。
【0045】
いくつかの実施例では、本開示の実施例の特殊効果展示方法はさらに、特殊効果ビデオの録画過程において、タイムスタンプに基づいてターゲット特殊効果画像の生成および展示を制御するステップを含んでもよい。具体的には、特殊効果ビデオの録画過程において、ターゲット特殊効果画像の生成ステップを実行し、プリセットされたタイムスタンプに到達する時に生成ステップを終了し、ターゲット特殊効果画像の展示を実行する。このように設置する利点は、画像フレームを単位としてターゲット特殊効果画像の生成、展示を行う時に引き起こす可能性のあるラグを回避することで、プリセットされた録画時間内にターゲット特殊効果画像が展示されることができ、さらに特殊効果の展示効果を向上させることにある。
【0046】
図5は本開示の実施例により提供される別の特殊効果展示方法の概略フローチャートであり、本実施例は上記実施例を基礎とし、さらに上記特殊効果展示方法を最適化する。図5に示すように、当該方法は、次のステップを含む。
ステップ201、撮影ビデオ画像を取得する。
ステップ202、撮影ビデオ画像に基づいて認識オブジェクトの位置情報を決定する。
認識オブジェクトは顔におけるプリセット部位である。
ステップ203、認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画する。
【0047】
具体的には、認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画するステップは、キャンバスを構築し、キャンバスにおいて撮影ビデオ画像における第1フレームの画像および第2フレームの画像の認識オブジェクトの位置情報に応じて、認識オブジェクトに対応する2つの位置にそれぞれに円形領域を描画するステップと、2つの位置の間のターゲット接続線を決定し、ターゲット接続線に基づいて1つの軌跡領域を決定するステップであって、軌跡領域における点とターゲット接続線との間の距離は円形領域の半径以下であるステップと、2つの円形領域および軌跡領域の透明度を透明に設置し、軌跡記録画像を得るステップと、を含む。
【0048】
任意選択で、ターゲット接続線に基づいて1つの軌跡領域を決定するステップは、2つの位置の間のターゲット点を決定し、ターゲット点とターゲット接続線との間の距離に応じてターゲット点を選別して描画し、軌跡領域を得るステップであって、ターゲット点に対応する第1接続線、第2接続線のそれぞれとターゲット接続線との間の夾角はいずれも鋭角であり、第1接続線および第2接続線のそれぞれは、ターゲット点と2つの位置との接続線であるステップを含む。
【0049】
ステップ204、軌跡記録画像およびプリセットされた特殊効果素材画像に対して重ね合わせ処理を行い、ユニット特殊効果画像を得る。
【0050】
重ね合わせ処理は、軌跡記録画像における背景を特殊効果素材画像に置き換えるために用いられる。
【0051】
ステップ205、ユニット特殊効果画像を変換処理し、ターゲット特殊効果画像を生成する。
【0052】
ターゲット特殊効果画像はウィンドウグリル特殊効果画像である。変換処理は第1変換操作または第2変換操作であり、第1変換操作はコピー操作およびミラーリング操作を含み、第2変換操作は回転操作および移動操作を含む。変換処理に対応する変換パラメータは調整可能であり、変換パラメータは、コピー操作に対応するコピー回数、回転操作に対応する回転角度、画像位置、および画像サイズのうちの少なくとも1つを含む。
【0053】
本開示の実施例における特殊効果展示方法は、軌跡記録画像の描画過程において、撮影ビデオ画像上にユニット特殊効果画像をリアルタイムに展示するステップをさらに含んでもよい。任意選択で、軌跡記録画像の描画過程において、ユニット特殊効果画像をリアルタイムに展示するステップは、軌跡記録画像の描画過程において、ターゲット特殊効果画像のユニット特殊効果画像以外の他の領域の透明度を透明に設置し、展示対象の特殊効果画像を得るステップと、展示対象の特殊効果画像を撮影ビデオ画像上に重ね合わせて展示するステップと、を含む。
【0054】
ターゲット特殊効果画像の具体的な実現方法は、黒色のキャンバスを構築し、即ち、テクスチャマップを生成し、同時に、特殊効果素材画像の実際のテクスチャマップの座標を復元するステップと、黒色のキャンバスにおいてユーザの動作に基づいて絵画を行い、即ち、現在フレーム、前のフレームの現在点、前の1つの点(初期状態である場合両点が同じである)を決定し、それぞれにブラシ半径の円を作り(円形ブラシである場合)、さらに両点の間のターゲット点(ターゲット点から現在点までの接続線と、現在点と前の点との接続線との夾角、およびターゲット点から前の点までの接続線と、現在点と前の点との接続線との夾角は、いずれも鋭角である)に対して、接続線までの距離がブラシ半径の長さ以下である選別、描画を行い、このように得られた2つの円形領域および1つの矩形領域は、前のフレームから現在フレームまでの絵画の領域であり、最後にこの領域の点を割り当て、最後に1枚の白黒図(白色は描かれた部分である)を得て、汎用特殊効果アルゴリズムの機能モジュールに導入するステップと、特殊効果素材画像をレンダリングキャッシュ(render cache)に導入して汎用特殊効果アルゴリズムの機能モジュールにより取得し、実際のテクスチャマップの座標を復元し位置、サイズ、回転角度をカスタマイズするインターフェースを予約し、変数(varying)配列を作成してコピー記憶を行い、具体的なコピー回数は11回であってもよく、合計12個の変数配列が11回コピーされるステップと、同時に、レンダリングキャッシュにおけるコピー、回転などの変化の特殊効果素材画像および前の白黒図に対して重ね合わせ処理を行うステップであって、白黒図の位置におけるこの画素点が白色であると、素材キャンバス上に透明になるステップと、を含んでもよい。
【0055】
ステップ206、ターゲット特殊効果画像を撮影ビデオ画像に追加して展示する。
【0056】
ターゲット特殊効果画像は、複数のユニット特殊効果画像を組み合わせた画像である。
【0057】
任意選択で、ターゲット特殊効果画像を撮影ビデオ画像に追加して展示するステップは、軌跡記録画像の描画が完了した後、設定アニメーション方式で、ターゲット特殊効果画像を撮影ビデオ画像に追加して展示するステップを含む。
【0058】
本開示の実施例により提供される特殊効果展示方案について、撮影ビデオ画像を取得するステップと、撮影ビデオ画像に基づいて認識オブジェクトの位置情報を決定し、認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画するステップと、軌跡記録画像およびプリセットされた特殊効果素材画像に対して重ね合わせ処理を行い、ユニット特殊効果画像を得るステップと、ユニット特殊効果画像を変換処理し、ターゲット特殊効果画像を生成し、ターゲット特殊効果画像を撮影ビデオ画像に追加して展示するステップであって、ターゲット特殊効果画像は、複数のユニット特殊効果画像を組み合わせた画像であるステップと、である。上記技術案を採用すれば、撮影ビデオ画像における認識オブジェクトの位置変化に応じて軌跡記録画像を生成でき、その後、軌跡記録画像と特殊効果素材画像とを重ね合わせられたユニット特殊効果画像に対して変換処理を行うことで特殊効果画像を得るとともに、特殊効果画像をユーザに展示することができ、ユーザの動作に応じて特殊効果の展示を行うことを実現し、展示する特殊効果画像が複数のユニット特殊効果画像を組み合わせたものであるため、特殊効果展示の豊かさを向上させ、それに、特殊効果画像がリアルタイムにユーザの動作変化に応じて変化できるため、ユーザは特殊効果の変化をリアルタイムに感じることができ、さらに特殊効果展示の興趣性を向上させ、ユーザのインタラクション体験効果を向上させる。
【0059】
図6は本開示の実施例による特殊効果展示装置の構造概略図であり、当該装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現されることができ、一般的には電子機器に集積できる。図6に示すように、当該装置は、
撮影ビデオ画像を取得するための画像取得モジュール301と、
前記撮影ビデオ画像に基づいて認識オブジェクトの位置情報を決定し、前記認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画するための軌跡記録モジュール302と、
前記軌跡記録画像およびプリセットされた特殊効果素材画像に対して重ね合わせ処理を行い、ユニット特殊効果画像を得るための第1特殊効果モジュール303と、
前記ユニット特殊効果画像を変換処理し、ターゲット特殊効果画像を生成し、前記ターゲット特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像に追加して展示するための第2特殊効果モジュール304であって、前記ターゲット特殊効果画像は、複数の前記ユニット特殊効果画像を組み合わせた画像である第2特殊効果モジュール304と、を含む。
【0060】
任意選択で、前記軌跡記録モジュール302は具体的に、
キャンバスを構築し、前記キャンバスにおいて前記撮影ビデオ画像における第1フレームの画像および第2フレームの画像の認識オブジェクトの位置情報に応じて、前記認識オブジェクトに対応する2つの位置にそれぞれに円形領域を描画し、
前記2つの位置の間のターゲット接続線を決定し、前記ターゲット接続線に基づいて1つの軌跡領域を決定し、前記軌跡領域における点と前記ターゲット接続線との間の距離は前記円形領域の半径以下であり、
2つの前記円形領域および前記軌跡領域の透明度を透明に設置し、前記軌跡記録画像を得る。
【0061】
任意選択で、前記軌跡記録モジュール302は具体的に、
前記2つの位置の間のターゲット点を決定し、前記ターゲット点と前記ターゲット接続線との間の距離に応じて前記ターゲット点を選別して描画し、前記軌跡領域を得、前記ターゲット点に対応する第1接続線、第2接続線のそれぞれと前記ターゲット接続線との間の夾角はいずれも鋭角であり、前記第1接続線および前記第2接続線のそれぞれは、前記ターゲット点と前記2つの位置との接続線である。
【0062】
任意選択で、前記重ね合わせ処理は、前記軌跡記録画像における背景を前記特殊効果素材画像に置き換えるために用いられる。
【0063】
任意選択で、前記変換処理は第1変換操作または第2変換操作であり、前記第1変換操作はコピー操作およびミラーリング操作を含み、前記第2変換操作は回転操作および移動操作を含む。
【0064】
任意選択で、前記変換処理に対応する変換パラメータは調整可能であり、前記変換パラメータは、前記コピー操作に対応するコピー回数、前記回転操作に対応する回転角度、画像位置、および画像サイズのうちの少なくとも1つを含む。
【0065】
任意選択で、前記装置は、
前記軌跡記録画像の描画過程において、前記撮影ビデオ画像上に前記ユニット特殊効果画像をリアルタイムに展示するためのリアルタイム展示モジュールをさらに含む。
【0066】
任意選択で、前記リアルタイム展示モジュールは具体的に、
前記軌跡記録画像の描画過程において、前記ターゲット特殊効果画像のうち、前記ユニット特殊効果画像以外の他の領域の透明度を透明に設置し、展示対象の特殊効果画像を得、
前記展示対象の特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像上に重ね合わせて展示する。
【0067】
任意選択で、前記第2特殊効果モジュール304は具体的に、
前記軌跡記録画像の描画が完了した後、設定アニメーション方式で、前記ターゲット特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像に追加して展示する。
【0068】
任意選択で、前記認識オブジェクトは顔におけるプリセット部位であり、前記ターゲット特殊効果画像はウィンドウグリル特殊効果画像である。
【0069】
本開示の実施例により提供される特殊効果展示装置は、本開示の任意の実施例により提供される特殊効果展示方法を実行可能であり、実行方法に相応する機能モジュールおよび有益な効果を備える。
【0070】
本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム/命令を含み、当該コンピュータプログラム/命令がプロセッサによって実行される場合、本開示の任意の実施例により提供される特殊効果展示方法を実現する。
【0071】
図7は本開示の実施例により提供される電子機器の構造概略図である。以下、具体的に図7を参照し、本開示の実施例における電子機器400を実現するのに適した構造概略図を示す。本開示の実施例における電子機器400は、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(携帯情報端末)、PAD(タブレットコンピュータ)、PMP(ポータブルマルチメディアプレーヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などの携帯端末、及びデジタルTV、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含むことができるが、これらに限定されない。図7に示す電子機器は、1つの例示に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲に任意の制限を与えるべきではない。
【0072】
図7に示すように、電子機器400は処理装置(例えば、中央処理ユニット、グラフィックプロセッサなど)401を含んでもよく、当該処理装置はリードオンリーメモリ(ROM)402に記憶されたプログラム、または記憶装置408からランダムアクセスメモリ(RAM)403にロードされたプログラムに従って、様々な適切な動作及び処理を実行できる。RAM403には、電子機器400の操作に必要な様々なプログラム及びデータがさらに記憶されている。処理装置401、ROM402及びRAM403は、バス404を介して互いに接続される。入出力(I/O)インターフェース405もバス404に接続される。
【0073】
通常、I/Oインターフェース405には、例えば、タッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイクロフォン、加速度計、ジャイロなどを含む入力装置406、例えば、液晶ディスプレー(LCD)、スピーカー、バイブレーターなどを含む出力装置407、例えば、磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置408、及び通信装置409が接続されることができる。通信装置409は、電子機器400が他の機器と無線または有線通信を行ってデータを交換することを可能にする。図7には、様々な装置を有する電子機器400が示されているが、示された全ての装置の実施または具備を要求しないは理解されるべきである。代わりに、より多くのまたはより少ない装置を実施または具備してもよい。
【0074】
特に、本開示の実施例によれば、フローチャートを参照して以上で説明される過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されることができる。例えば、本開示の実施例は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体上に担持されるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、当該コンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例では、当該コンピュータプログラムは、通信装置409を介してネットワークからダウンロード及びインストールされ、または、記憶装置408からインストールされ、またはROM402からインストールされることができる。当該コンピュータプログラムが処理装置401によって実行される場合、本開示の実施例の特殊効果展示方法で限定される上記機能を実行する。
【0075】
なお、本開示の実施例に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体、またはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、または上記両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁気、赤外線、または半導体のシステム、装置、若しくはデバイス、または任意の以上の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例としては、1つまたは複数のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上記の任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。本開示では、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用され、またはこれらと結合して使用されることができるプログラムを含むか、または記憶する任意の有形媒体であってもよい。本開示では、コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドで、または搬送波の一部として伝搬するデータ信号を含むことができ、当該データ信号にコンピュータ読み取り可能なプログラムコードが担持される。このように伝搬されるデータ信号は、様々な形式を採用することができ、電磁信号、光信号、または上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の任意のコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよく、当該コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用され、またはこれらと結合して使用されるためのプログラムを送信、伝搬、または伝送することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体によって伝送されることができ、当該媒体は、電線、光ファイバケーブル、RF(無線周波数)など、または上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0076】
いくつかの実施形態では、クライアントやサーバは、例えば、HTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)などのような、現在既知、又は将来開発される任意のネットワークプロトコルを利用して通信することができ、任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続されることができる。通信ネットワークの例は、ローカルネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、ワールドワイドウェブ(例えば、インターネット)、エンドツーエンドネットワーク(例えば、ad hocエンドツーエンドネットワーク)、及び現在既知、又は将来開発されるネットワークを含む。
【0077】
上記コンピュータ読み取り可能な媒体は、上記電子機器に含まれてもよいし、当該電子機器に配置されず、個別として存在しもよい。
【0078】
上記コンピュータ読み取り可能な媒体に1つまたは複数のプログラムが担持されており、上記1つまたは複数のプログラムが当該電子機器によって実行される場合、当該電子機器に、以下のステップを実行させ、即ち、撮影ビデオ画像を取得するステップと、前記撮影ビデオ画像に基づいて認識オブジェクトの位置情報を決定し、前記認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画するステップと、前記軌跡記録画像およびプリセットされた特殊効果素材画像に対して重ね合わせ処理を行い、ユニット特殊効果画像を得るステップと、前記ユニット特殊効果画像を変換処理し、ターゲット特殊効果画像を生成し、前記ターゲット特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像に追加して展示するステップであって、前記ターゲット特殊効果画像は、複数の前記ユニット特殊効果画像を組み合わせた画像であるステップと、である。
【0079】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1種または多種のプログラミング言語またはそれらの組み合わせで作成されることができ、上記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++のようなオブジェクト指向プログラミング言語を含み、「C」言語または類似するプログラミング言語のような従来の手続き型プログラミング言語をさらに含むが、これらに限定されない。プログラムコードは、ユーザのコンピュータ上で完全に、ユーザのコンピュータ上で一部的に、1つの独立型ソフトウェアパッケージとして、ユーザのコンピュータ上で一部的にかつリモートコンピュータ上で一部的に、またはリモートコンピュータ若しくはサーバ上で完全に実行することができる。リモートコンピュータが関与する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続することができ、または、外部コンピュータに接続することができる(例えば、インタネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続する)。
【0080】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施例のシステム、方法及びコンピュータプログラム製品に従って実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作を示す。この点について、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部を代表することができ、当該モジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部は、所定の論理機能を実現するための1つまたは複数の実行可能な命令を含む。なお、いくつかの代替の実現において、ブロックに表記されている機能は、図に示されている順序とは異なる順序に従って発生してもよい。例えば、連続的に示される2つのブロックは実際には、基本的に並行して実行されてもよく、ある場合、逆の順序に従って実行されてもよく、関連する機能に応じて決定される。また、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、並びにブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行するための、ハードウェアによる専用システムで実現されてもよいし、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実現されてもよい。
【0081】
本開示の実施例に記述されたユニットは、ソフトウェアの方式で実現されてもよいし、ハードウェアの方式で実現されてもよい。ユニットの名称は、ある場合、当該ユニット自身への限定を構成しない。
【0082】
本明細書で上記に記述された機能は、少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェアロジック部材によって実行されてもよい。例えば、利用できるハードウェアロジック部材の例示的なタイプは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)などを含むが、これらに限定されない。
【0083】
本開示において、機械読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスによって使用される、又は命令実行システム、装置又は機器と組み合わせて使用されるプログラムを含むか、又は記憶する有形媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体又は機械読み取り可能な記憶媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、又は半導体システム、装置又はデバイス、または上記の内容の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のワイヤによる電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクト磁気ディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又は上記内容の任意の適切な組み合わせを含む。
【0084】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示は特殊効果展示方法を提供し、
撮影ビデオ画像を取得するステップと、
前記撮影ビデオ画像に基づいて認識オブジェクトの位置情報を決定し、前記認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画するステップと、
前記軌跡記録画像およびプリセットされた特殊効果素材画像に対して重ね合わせ処理を行い、ユニット特殊効果画像を得るステップと、
前記ユニット特殊効果画像を変換処理し、ターゲット特殊効果画像を生成し、前記ターゲット特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像に追加して展示するステップであって、前記ターゲット特殊効果画像は、複数の前記ユニット特殊効果画像を組み合わせた画像であるステップと、を含む。
【0085】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示方法において、前記認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画するステップは、
キャンバスを構築し、前記キャンバスにおいて前記撮影ビデオ画像における第1フレームの画像および第2フレームの画像の認識オブジェクトの位置情報に応じて、前記認識オブジェクトに対応する2つの位置にそれぞれに円形領域を描画するステップと、
前記2つの位置の間のターゲット接続線を決定し、前記ターゲット接続線に基づいて1つの軌跡領域を決定するステップであって、前記軌跡領域における点と前記ターゲット接続線との間の距離は前記円形領域の半径以下であるステップと、
2つの前記円形領域および前記軌跡領域の透明度を透明に設置し、前記軌跡記録画像を得るステップと、を含む。
【0086】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示方法において、前記ターゲット接続線に基づいて1つの軌跡領域を決定するステップは、
前記2つの位置の間のターゲット点を決定し、前記ターゲット点と前記ターゲット接続線との間の距離に応じて前記ターゲット点を選別して描画し、前記軌跡領域を得るステップであって、前記ターゲット点に対応する第1接続線、第2接続線のそれぞれと前記ターゲット接続線との間の夾角はいずれも鋭角であり、前記第1接続線および前記第2接続線のそれぞれは、前記ターゲット点と前記2つの位置との接続線であるステップを含む。
【0087】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示方法において、前記重ね合わせ処理は、前記軌跡記録画像における背景を前記特殊効果素材画像に置き換えるために用いられる。
【0088】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示方法において、前記変換処理は第1変換操作または第2変換操作であり、前記第1変換操作はコピー操作およびミラーリング操作を含み、前記第2変換操作は回転操作および移動操作を含む。
【0089】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示方法において、前記変換処理に対応する変換パラメータは調整可能であり、前記変換パラメータは、前記コピー操作に対応するコピー回数、前記回転操作に対応する回転角度、画像位置、および画像サイズのうちの少なくとも1つを含む。
【0090】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示方法において、
前記軌跡記録画像の描画過程において、前記撮影ビデオ画像上に前記ユニット特殊効果画像をリアルタイムに展示するステップをさらに含む。
【0091】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示方法において、前記軌跡記録画像の描画過程において、前記ユニット特殊効果画像をリアルタイムに展示する前記ステップは、
前記軌跡記録画像の描画過程において、前記ターゲット特殊効果画像のうち、前記ユニット特殊効果画像以外の他の領域の透明度を透明に設置し、展示対象の特殊効果画像を得るステップと、
前記展示対象の特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像上に重ね合わせて展示するステップと、を含む。
【0092】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示方法において、前記ターゲット特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像に追加して展示するステップは、
前記軌跡記録画像の描画が完了した後、設定アニメーション方式で、前記ターゲット特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像に追加して展示するステップを含む。
【0093】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示方法では、前記認識オブジェクトは顔におけるプリセット部位であり、前記ターゲット特殊効果画像はウィンドウグリル特殊効果画像である。
【0094】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示は特殊効果展示装置を提供し、
撮影ビデオ画像を取得するための画像取得モジュールと、
前記撮影ビデオ画像に基づいて認識オブジェクトの位置情報を決定し、前記認識オブジェクトの位置情報に応じて軌跡記録画像を描画するための軌跡記録モジュールと、
前記軌跡記録画像およびプリセットされた特殊効果素材画像に対して重ね合わせ処理を行い、ユニット特殊効果画像を得るための第1特殊効果モジュールと、
前記ユニット特殊効果画像を変換処理し、ターゲット特殊効果画像を生成し、前記ターゲット特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像に追加して展示するための第2特殊効果モジュールであって、前記ターゲット特殊効果画像は、複数の前記ユニット特殊効果画像を組み合わせた画像である第2特殊効果モジュールと、を含む。
【0095】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示装置では、前記軌跡記録モジュールは具体的に、
キャンバスを構築し、前記キャンバスにおいて前記撮影ビデオ画像における第1フレームの画像および第2フレームの画像の認識オブジェクトの位置情報に応じて、前記認識オブジェクトに対応する2つの位置にそれぞれに円形領域を描画し、
前記2つの位置の間のターゲット接続線を決定し、前記ターゲット接続線に基づいて1つの軌跡領域を決定し、前記軌跡領域における点と前記ターゲット接続線との間の距離は前記円形領域の半径以下であり、
2つの前記円形領域および前記軌跡領域の透明度を透明に設置し、前記軌跡記録画像を得る。
【0096】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示装置では、前記軌跡記録モジュールは具体的に、
前記2つの位置の間のターゲット点を決定し、前記ターゲット点と前記ターゲット接続線との間の距離に応じて前記ターゲット点を選別して描画し、前記軌跡領域を得、前記ターゲット点に対応する第1接続線、第2接続線のそれぞれと前記ターゲット接続線との間の夾角はいずれも鋭角であり、前記第1接続線および前記第2接続線のそれぞれは、前記ターゲット点と前記2つの位置との接続線である。
【0097】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示装置では、前記重ね合わせ処理は、前記軌跡記録画像における背景を前記特殊効果素材画像に置き換えるために用いられる。
【0098】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示装置では、前記変換処理は第1変換操作または第2変換操作であり、前記第1変換操作はコピー操作およびミラーリング操作を含み、前記第2変換操作は回転操作および移動操作を含む。
【0099】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示装置では、前記変換処理に対応する変換パラメータは調整可能であり、前記変換パラメータは、前記コピー操作に対応するコピー回数、前記回転操作に対応する回転角度、画像位置、および画像サイズのうちの少なくとも1つを含む。
【0100】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示装置では、前記装置は、
前記軌跡記録画像の描画過程において、前記撮影ビデオ画像上に前記ユニット特殊効果画像をリアルタイムに展示するためのリアルタイム展示モジュールをさらに含む。
【0101】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示装置では、前記リアルタイム展示モジュールは具体的に、
前記軌跡記録画像の描画過程において、前記ターゲット特殊効果画像のうち、前記ユニット特殊効果画像以外の他の領域の透明度を透明に設置し、展示される特殊効果画像を得、
前記展示対象の特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像上に重ね合わせて展示する。
【0102】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示装置では、前記第2特殊効果モジュールは具体的に、
前記軌跡記録画像の描画が完了した後、設定アニメーション方式で、前記ターゲット特殊効果画像を前記撮影ビデオ画像に追加して展示する。
【0103】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示により提供される特殊効果展示装置では、前記認識オブジェクトは顔におけるプリセット部位であり、前記ターゲット特殊効果画像はウィンドウグリル特殊効果画像である。
【0104】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示は電子機器を提供し、
プロセッサと、
前記プロセッサの実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能な命令を読み取り、前記命令を実行することで、本開示により提供されるいずれかに記載の特殊効果展示方法を実現する。
【0105】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記記憶媒体はコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、本開示により提供されるいずれかに記載の特殊効果展示方法を実行するために用いられる。
【0106】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示はコンピュータプログラムをさらに提供し、前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行される場合、前記コンピュータに本開示の実施例により提供される特殊効果展示方法を実行させる。
【0107】
以上の記述は、本開示の好適な実施例及び適用される技術原理に対する説明にすぎない。当業者であれば理解できるように、本開示に係る開示範囲は、上記の技術特徴の特定の組み合わせによって形成される技術案に限定されず、同時に、上記の開示された構想から逸脱することなく、上記の技術特徴またはその同等の特徴の任意の組み合わせによって形成される他の技術案、例えば、上記の特徴と、本開示に開示された(ただしこれに限定されていない)類似機能を有する技術特徴とを互いに置き換えることによって形成された技術案もカバーすべきである。
【0108】
また、特定の順序を採用して各操作を記載したが、示される特定の順番、または順序に従ってこれらの操作を順に実行することを要求するものとして理解すべきではない。特定の環境で、マルチタスク及び並行処理は有利である可能性がある。同様に、以上の論述には、いくつかの具体的な実現の詳細が含まれるが、本開示の範囲に対する限定として解釈されるべきではない。単一の実施例の文脈で記述されるいくつかの特徴は、単一の実施例で組み合わせて実現されてもよい。逆に、単一の実施例の文脈で説明される様々な特徴は、別々に、または任意の適切なサブ組み合わせの形態で、複数の実施例で実現されてもよい。
【0109】
構成特徴及び/又は方法の論理動作に固有の言語で、本主題を説明したが、添付の特許請求の範囲で限定される主題は、上記の特定の特徴または動作に限定されないことを理解すべきである。むしろ、上記の特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実現するための単なる例示的な形態である。
図1
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図5
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