(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-13
(45)【発行日】2024-12-23
(54)【発明の名称】5Gメディアストリーミングアーキテクチャにおけるエッジサーバのネットワーク側及びクライアント側のアクティブ化のための方法
(51)【国際特許分類】
G06F 8/61 20180101AFI20241216BHJP
G06F 21/62 20130101ALI20241216BHJP
H04L 41/0896 20220101ALI20241216BHJP
H04L 67/289 20220101ALI20241216BHJP
【FI】
G06F8/61
G06F21/62
H04L41/0896
H04L67/289
(21)【出願番号】P 2023566878
(86)(22)【出願日】2023-03-14
(86)【国際出願番号】 US2023015191
(87)【国際公開番号】W WO2023192022
(87)【国際公開日】2023-10-05
【審査請求日】2023-10-30
(32)【優先日】2022-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2023-03-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520353802
【氏名又は名称】テンセント・アメリカ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ソダガル,イラジ
【審査官】今川 悟
(56)【参考文献】
【文献】特表2022-553275(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2021/0352113(US,A1)
【文献】特開2022-054417(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2021/0014114(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 8/61
G06F 21/62
H04L 41/0896
H04L 67/289
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
5Gメディアストリーミング(5GMS)アーキテクチャにおけるコンピューティングデバイスによって実行される、エッジリソースをプロビジョニングするためのコンピュータ実装の方法であって:
5Gメディアストリーミングセッションに関連して第1デバイスから新たなエッジリソース構成要求を受信するステップと;
前記新たなエッジリソース構成要求のエッジ管理モードを決定するステップと;
前記エッジ管理モードに基づいて、前記5Gメディアストリーミングセッションのためにエッジリソースを割り当てるステップと;
前記第1デバイスに応答を返すステップであって、前記応答が、前記新たなエッジリソース構成要求のために割り当てられた前記エッジリソースの情報を含む、ステップと、を含む
方法。
【請求項2】
前記エッジリソース構成要求の前記エッジ管理モードはネットワーク駆動モードであり、
前記エッジ管理モードに基づいて、前記5Gメディアストリーミングセッションのためにエッジリソースを割り当てるステップは、さらに:
前記新たなエッジリソース構成要求のためのリソース識別子を生成するステップと;
前記新たなエッジリソース構成要求における1つ以上の所定の条件を満たす既存のエッジリソースを、前記新たなエッジリソース構成要求のために割り当てられた前記エッジリソースとして識別するステップと;
前記リソース識別子及び前記識別された既存のエッジリソースの情報を、前記第1デバイスへの前記応答に含めるステップと、を含む、
請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記方法はさらに、
前記新たなエッジリソース構成要求の前記所定の条件のうちの少なくとも1つが前記既存のエッジリソースによって満たされないという決定にしたがって:
前記新たなエッジリソース構成要求のための前記所定の条件を満たす新たなエッジリソースをインスタンス化するステップと;
前記第1デバイスへの応答には、新たにインスタンス化された前記エッジリソースの情報が含まれるステップと、を含む、
請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記エッジリソース構成要求の前記エッジ管理モードはアプリケーション駆動モードであり、
前記エッジ管理モードに基づいて、前記5Gメディアストリーミングセッションのためにエッジリソースを割り当てるステップは、さらに:
前記新たなエッジリソース構成要求のためのリソース識別子を生成するステップと;
クライアントデバイスから第2要求を受信すると:
前記新たなエッジリソース構成要求における1つ以上の所定の条件を満たす既存のエッジリソースを、前記新たなエッジリソース構成要求のために割り当てられた前記エッジリソースとして識別するステップと;
前記リソース識別子及び識別された前記既存のエッジリソースの情報を、前記第1デバイスへの前記応答に含めるステップと、を含む、
請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記方法はさらに、
前記新たなエッジリソース構成要求の前記所定の条件のうちの少なくとも1つが前記既存のエッジリソースによって満たされないという決定にしたがって:
前記新たなエッジリソース構成要求のための前記所定の条件を満たす新たなエッジリソースをインスタンス化するステップと;
前記第1デバイスへの応答には、新たにインスタンス化された前記エッジリソースの情報が含まれるステップと、を含む、
請求項4記載の方法。
【請求項6】
前記第1デバイスへの前記応答における識別された前記既存のエッジリソースは、前記クライアントデバイスからの前記第2要求におけるリソース識別子に少なくとも部分的に基づく、
請求項4記載の方法。
【請求項7】
前記第1デバイスは、ユーザ機器に関連付けられたアプリケーションプロバイダ又はメディアセッションハンドラに関連付けられる、
請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記新たなエッジリソース構成要求は、前記新たなエッジリソース構成要求のために割り当てられた前記エッジリソースをメディアセッションに限定するためのアクティブ化トリガ要素を含む、
請求項1記載の方法。
【請求項9】
1つ以上のプロセッサと;
メモリと;
1つ以上の実行可能命令と、を備えるコンピューティングデバイスであって、
前記実行可能命令は、前記メモリに記憶されており、前記1つ以上のプロセッサによって実行されて、前記コンピューティングデバイスに、5Gメディアストリーミング(5GMS)アーキテクチャにおいてエッジリソースをプロビジョニングするためのコンピュータ実装の請求項1乃至8いずれか1項記載の方法を実行させるように構成されている、
コンピューティングデバイス。
【請求項10】
コンピューティングデバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されると、5Gメディアストリーミング(5GMS)アーキテクチャでエッジリソースをプロビジョニングするためのコンピュータ実装の請求項1乃至8いずれか1項記載の方法をコンピューティングデバイスに実行させる、1つ以上の実行可能命令を含むコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2022年3月30日に出願された「Method for Network-Side and Client-Side Activation of the Edge Servers in 5G Media Streaming Architecture」と題する米国仮出願第63/325,518号の優先権を主張するものであり、2023年3月13日に出願された「Method for Network-Side and Client Side Activation of the Edge Servers in 5G Media Streaming Architecture」と題する米国特許出願第18/120,878号の継続出願であり、その優先権を主張するものであり、これらの出願はすべて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
[技術分野]
開示される実装形態は、概して、5Gメディアストリーミング(5GMS)アーキテクチャに関し、詳細には、5GMS M1プロビジョニングインタフェースを使用して5Gメディアストリーミングアーキテクチャにおいてエッジサーバをアクティブ化するための方法に関する。
【背景技術】
【0003】
3GPP(登録商標)TS23.558において定義されている現在の5Gエッジアーキテクチャは、アプリケーションクライアントによるエッジアプリケーションの発見のみを定義している。3GPPTS26.501において定義された5Gメディアストリーミングアーキテクチャは、最近、拡張として、5GMSアーキテクチャの一部としてTS23.558エッジアーキテクチャの使用を追加した。しかしながら、そのようなサービスを提供する実際の方法は、現在定義されていない。
【発明の概要】
【0004】
本発明のいくつかの実装形態によれば、エッジリソースをプロビジョニングするためのコンピュータ実装方法は、5Gメディアストリーミング(5GMS)アーキテクチャにおけるコンピューティングデバイスによって実行される。方法は、5Gメディアストリーミングセッションに関連して第1デバイスから新たなエッジリソース構成要求を受信するステップと;新たなエッジリソース構成要求のエッジ管理モードを決定するステップと;エッジ管理モードに基づいて、5Gメディアストリーミングセッションのためにエッジリソースを割り当てるステップと;第1デバイスに応答を返すステップであって、応答が、新たなエッジリソース構成要求のために割り当てられたエッジリソースの情報を含む、ステップと、を含む。
【0005】
本発明のいくつかの実装形態によれば、コンピューティングデバイスは、1つ以上のプロセッサと;メモリと;エッジリソースをプロビジョニングするための上述したコンピュータ実装方法を実行するための、前記メモリに格納された1つ以上のプログラムと、を備える。
【0006】
本発明のいくつかの実装形態によれば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、エッジリソースをプロビジョニングするための上述のコンピュータ実装方法を実行するための1つ以上のプログラムを格納するメモリと、1つ以上のプロセッサを含むコンピューティングデバイスによって実行するために構成された1つ以上のプログラムを格納する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の前述の実装形態ならびに追加の実装形態は、図面と併せて本発明の様々な態様の以下の詳細な説明の結果として、より明確に理解されるであろう。同様の参照番号は、図面のいくつかの図を通して対応する部分を指す。
【
図1】
図1は、実施形態による、本明細書で説明される方法、装置、及びシステムが実装され得る環境のブロック図である。
【
図2】
図2は、
図1の1つ以上のデバイスの例示的な構成要素のブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態による、メディアアップリンクストリーミングのためのエッジコンピューティング拡張を伴う5Gメディアストリーミングアーキテクチャのブロック図である。
【
図4】
図4は、実施形態による、メディアダウンリンクストリーミングのためのエッジコンピューティング拡張を伴う5Gメディアストリーミングアーキテクチャのブロック図である。
【
図5】
図5は、実施形態による、エッジリソースAPIによってサポートされる動作の表である。
【
図6】
図6は、実施形態による、エッジリソース構成プロパティの定義の表である。
【
図7】
図7は、実施形態による、エッジリソースをプロビジョニングするための方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、実施形態による、本明細書に記載される方法、装置及びシステムが実施され得る環境100のブロック図である。
図1に示すように、環境100は、ユーザデバイス110、プラットフォーム120、及びネットワーク130を含む。環境100のデバイスは、有線接続、無線接続、又は有線接続及び無線接続の組み合わせを介して相互接続することができる。
【0009】
ユーザデバイス110は、プラットフォーム120に関連する情報を受信、生成、記憶、処理、及び/又は提供することが可能な1つ以上のデバイスを含む。例えば、ユーザデバイス110は、コンピューティングデバイス(例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、スマートスピーカ、サーバ等)、携帯電話(例えば、スマートフォン、無線電話等)、ウェアラブルデバイス(例えば、スマート眼鏡又はスマートウオッチ)、又は類似のデバイスを含み得る。ユーザデバイス110は、プラットフォーム120から情報を受信及び/又は送信することができる。
【0010】
プラットフォーム120は、本明細書の他の場所で記載されるように、1つ以上のデバイスを含む。いくつかの実装では、プラットフォーム120は、クラウドサーバ又はクラウドサーバのグループを含み得る。いくつかの実装形態では、プラットフォーム120は、特定の必要性に応じてソフトウェアコンポーネントをスワップインまたはスワップアウトできるようにモジュール式になるように設計することができる。そのようなものとして、プラットフォーム120は、異なる使用のために、容易に及び/又は迅速に再構成され得る。
【0011】
いくつかの実装では、図示のように、プラットフォーム120は、クラウドコンピューティング環境122でホストすることができる。特に、本明細書で説明される実装形態は、プラットフォーム120をクラウドコンピューティング環境122内でホストされるものとして説明するが、プラットフォーム120は、クラウドベースでなくてもよく(すなわち、クラウドコンピューティング環境の外部で実装されてもよく)、又は部分的にクラウドベースであってもよい。
【0012】
クラウドコンピューティング環境122は、プラットフォーム120をホストする、(1つ以上の)システム及び/又は(1つ以上の)デバイスの物理的なロケーション及び構成に関するエンドユーザ(例えばユーザデバイス110)の知識を必要としない計算、ソフトウェア、データアクセス、ストレージ等のサービスを提供することができる。図示のように、クラウドコンピューティング環境122は、コンピューティングリソース124のグループ(まとめて、「複数のコンピューティングリソース124」と称し、個別に「コンピューティングリソース124」と称する)を含み得る。
【0013】
コンピューティングリソース124は、1つ以上のパーソナルコンピュータ、ワークステーションコンピュータ、サーバ、又はプラットフォーム120をホストするために必要とされる他のタイプの計算及び/又は通信デバイスを含む。クラウドリソース124は、コンピューティングリソース124内で実行されるコンピュートインスタンス、コンピューティングリソース124内に提供されるストレージデバイス、コンピューティングリソース124によって提供されるデータ転送デバイスなどを含むことができる。いくつかの実装では、コンピューティングリソース124は、有線接続、無線接続、又は有線及び無線接続の組み合わせを介して、他のコンピューティングリソース124と通信することができる。
【0014】
図1にさらに示すように、コンピューティングリソース124は、1つ以上のアプリケーション(「APP」)124-1、1つ以上の仮想マシン(「VM」)124-2、仮想記憶デバイス(「VS」)124-3、1つ以上のハイパーバイザ(「HYP」)124-4等のクラウドリソースのグループを含む。
【0015】
アプリケーション124-1は、ユーザデバイス110及び/又はセンサデバイス120によって提供され又はアクセスされることができる1つ以上のソフトウェアアプリケーションを含む。アプリケーション124-1は、ユーザデバイス110上にソフトウェアアプリケーションをインストールし実行する必要をなくすことができる。例えば、アプリケーション124-1は、プラットフォーム120に関連するソフトウェア、及び/又はクラウドコンピューティング環境122を介して提供可能な他の任意のソフトウェアを含むことができる。いくつかの実装では、1つのアプリケーション124-1は、仮想マシン124-2を介して、1つ以上の他のアプリケーション124-1との間で情報を送受信することができる。
【0016】
仮想マシン124-2は、物理マシンのようなプログラムを実行するマシン(例えば、コンピュータ)のソフトウェア実装を含む。仮想マシン124-2は、仮想マシン124-2による実際のマシンへの使用及び対応の程度に応じて、システム仮想マシン又はプロセス仮想マシンのいずれであってもよい。システム仮想マシンは、完全なオペレーティングシステム(「OS」)の実行をサポートする完全なシステムプラットフォームを提供することができる。プロセス仮想マシンは、単一のプログラムを実行し、単一のプロセスをサポートし得る。いくつかの実装では、仮想マシン124-2は、ユーザ(例えば、ユーザ装置110)に代わって実行することができ、データ管理、同期化、又は長時間データ転送などのクラウドコンピューティング環境122のインフラストラクチャを管理することができる。
【0017】
仮想ストレージ124-3は、ストレージシステム又はコンピューティングリソース124の内で仮想化技術を使用する1つ以上の記憶システム及び/又は1つ以上のデバイスを含む。いくつかの実装では、記憶システムのコンテキスト内で、仮想化のタイプは、ブロック仮想化及びファイル仮想化を含み得る。ブロック仮想化は、ストレージシステムが特定の物理ストレージ又は異種ストラクチャ(heterogeneous structure)に関係なくアクセスされ得るように、物理ストレージから論理ストレージを抽象化(又は分離)することを称し得る。この分離により、ストレージシステムの管理者は、エンドユーザに対してストレージを管理する方法に柔軟性を持たせることができる。ファイルの仮想化により、ファイルレベルでアクセスされるデータと、ファイルが物理的に保存されるロケーションとの間の依存関係が排除され得る。これにより、ストレージの使用、サーバの統合、及び/又は非破壊ファイル移行のパフォーマンスの最適化が可能になり得る。
【0018】
ハイパーバイザ124-4は、複数のオペレーティングシステム(例えば、「ゲストオペレーティングシステム」)が、コンピューティングリソース124などのホストコンピュータ上で同時に実行されることを可能にするハードウェア仮想化技術を提供することができる。ハイパーバイザ124-4は、仮想オペレーティングプラットフォームをゲストオペレーティングシステムに提示することができ、ゲストオペレーティングシステムの実行を管理することができる。様々なオペレーティングシステムの複数の例は、仮想化されたハードウェアリソースを共有することができる。
【0019】
ネットワーク130は、1つ以上の有線及び/又は無線ネットワークを含む。例えば、ネットワーク130は、セルラネットワーク(例えば、第5世代(5G)ネットワーク、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、第3世代(3G)ネットワーク、コード分割多重アクセス(CDMA)ネットワーク等)公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、電話ネットワーク(例えば、公衆交換電話ネットワーク(PSTN))、プライベートネットワーク、アドホックネットワーク、イントラネット、インターネット、光ファイバーベースのネットワークなど、及び/又はこれら又は他のタイプのネットワークの組み合わせを含み得る。
【0020】
図1に示すデバイス及びネットワークの数及び配置は、一例として提供される。いくつかの実装形態では、追加のデバイス及び/又はネットワーク、より少ないデバイス及び/又はネットワーク、異なるデバイス及び/又はネットワーク、或いは、
図1に示すものとは異なる配置のデバイス及び/もしくはネットワークがあってもよい。さらに、
図1に示す2つ以上のデバイスは、単一のデバイス内に実装されてもよく、又は
図1に示す単一のデバイスは、複数の分散デバイスとして実装されてもよい。さらに又はあるいは、環境100のデバイスのセット(例えば、1つ以上のデバイス)は、環境100の別のデバイスセットによって実行されるものとして説明される1つ以上の機能を実行することができる。
【0021】
図2は、
図1の1つ以上のデバイスの例示的な構成要素のブロック図である。デバイス200は、ユーザデバイス110及び/又はプラットフォーム120に対応し得る。
図2に示すように、デバイス200は、バス210、プロセッサ220、メモリ230、ストレージ240、入力コンポーネント250、出力コンポーネント260、及び通信インタフェース270を含み得る。
【0022】
バス210は、デバイス200のコンポーネント間の通信を可能にする構成要素を含む。プロセッサ220は、ハードウェア、ファームウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実装される。プロセッサ220は、中央演算処理装置(CPU)、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)、加速処理ユニット(APU)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、又は、他のタイプの処理コンポーネントである。いくつかの実装形態では、プロセッサ220は、機能を実行するようにプログラムされることができる1つ以上のプロセッサを含む。メモリ230は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、及び/又は、プロセッサ220が使用するための情報及び/又は命令を格納する別のタイプの動的又は静的ストレージデバイス(例えば、フラッシュメモリ、磁気メモリ及び/又は光学メモリ)を含む。
【0023】
ストレージコンポーネント240は、デバイス200の動作及び使用に関連する情報及び/又はソフトウェアを格納する。例えば、ストレージコンポーネント240は、ハードディスク(例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク及び/又は固体ディスク)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク、カートリッジ、磁気テープ、及び/又は対応するドライブとともに、別のタイプの非一時的コンピュータ読取可能媒体を含み得る。
【0024】
入力インタフェース250は、デバイス200が、例えば、ユーザ入力部(例えば、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、マウス、ボタン、スイッチ、及び/又はマイクロフォン)を介して情報を受信することを可能にするコンポーネントを含む。さらに又はあるいは、入力インタフェース250は、情報を感知するためのセンサ(例えば、全地球測位システム(GPS)コンポーネント、加速度計、ジャイロスコープ、及び/又はアクチュエータ)を含み得る。出力インタフェース260は、デバイス200からの出力情報を提供するコンポーネント(例えば、ディスプレイ、スピーカ、及び/又は1つ以上の発光ダイオード(LED))を含む。
【0025】
通信インタフェース270は、デバイス200が、有線接続、無線接続、又は有線接続と無線接続の組み合わせなどを介して、他のデバイスと通信することを可能にする送受信機のようなコンポーネント(例えば、送受信機及び/又は別個の受信機及び送信機)を含む。通信インタフェース270によって、デバイス200は他のデバイスから情報を受信し、及び/又は他のデバイスに情報を提供することができることができる。例えば、通信インタフェース270は、イーサネット(登録商標)インタフェース、光インタフェース、同軸インタフェース、赤外線インタフェース、無線周波数(RF)インタフェース、汎用シリアルバス(USB)インタフェース、Wi-Fiインタフェース、セルラネットワークインタフェース等を含み得る。
【0026】
デバイス200は、本明細書において記載されている1つ以上のプロセスを実行し得る。デバイス200は、例えばメモリ230及び/又はストレージコンポーネントコンポーネント240などの非一時的なコンピュータ可読媒体によって格納されるソフトウェア命令を実行するプロセッサ220に応答して、これらのプロセスを実行し得る。コンピュータ可読記憶媒体は、非一時的コンピュータ可読記憶デバイスとして本明細書において定義されている。メモリデバイスには、単一の物理ストレージデバイス内のメモリスペース、又は複数の物理ストレージデバイスにまたがるメモリスペースが含まれる。
【0027】
ソフトウェア命令は、別のコンピュータ可読媒体から、又は通信インタフェース270を介して別のデバイスから、メモリ230及び/又はストレージコンポーネント240に読み込まれることができる。実行される場合、メモリ230及び/又はストレージコンポーネント240に格納されたソフトウェア命令は、プロセッサ220に、本明細書に記載の1つ以上のプロセスを実行させることができる。さらに又はあるいは、物理的に組み込まれた回路(hardwired circuitry)を、ソフトウェア命令の代わりに又はソフトウェア命令と組み合わせて使用されることができ、本明細書に記載の1つ以上のプロセスを実行することができる。したがって、本明細書で説明される実装は、ハードウェア回路とソフトウェアの特定の組み合わせに限定されない。
【0028】
図2に示すコンポーネントの数及び配置は、例として提供されてている。いくつかの実装形態では、デバイス200は、
図2に示されるものよりも追加のコンポーネント、より少ないコンポーネント、異なるコンポーネント、又は異なる配置のコンポーネントを含み得る。さらに又はあるいは、デバイス200のコンポーネントのセット(例えば、1つ以上のコンポーネント)は、デバイス200の別のコンポーネントのセットによって実行されると記載される1つ以上の機能を実行することができる。
【0029】
5Gメディアストリーミング(5GMS)システムは、ダウンリンクメディアストリーミングサービス又はアップリンクメディアストリーミングサービスのいずれか、あるいは両方をサポートする、5Gメディアストリーミングアーキテクチャからのアプリケーション機能、アプリケーションサーバ、及びインタフェースのアセンブリであり得る。5GMSアプリケーションプロバイダ(例えば、ストリーミングサービス提供ウェブサイト)は、5GMSシステムの機能と相互作用し、5GMSシステムの機能と相互作用する5GMS認識アプリケーションをサポートするパーティを含むことができる。5GMS認識アプリケーション(例えば、携帯電話上で実行されるアプリケーション)は、5GMSアプリケーションサービスのサービス論理を含み、5GMSアーキテクチャで定義されたインタフェース及びアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を介して他の5GMSクライアント及びネットワーク機能と相互作用する、5GMSアプリケーションプロバイダによって提供されるユーザ機器(UE)内のアプリケーションを指すことができる。5GMSクライアントは、5GMSダウンリンク(5GMSd)クライアントもしくは5GMSアップリンク(5GMSu)クライアントのいずれか、又は両方であるUE機能を指すことができる。
【0030】
5GMSdクライアントは、少なくとも5Gメディアストリーミングプレーヤと、ダウンリンクストリーミングのためのメディアセッションハンドラとを含み、明確に定義されたインタフェース/APIを通してアクセスされ得る、UE機能を指すことができる。5GMSuクライアントは、明確に定義されたインタフェース/APIを通してアクセスされ得る5GMSuサービスの発信者を指すことができる。5GMSuメディアストリーマは、5GMSアプリケーションプロバイダのアプリケーションサーバ(AS)機能へのストリーミングメディアコンテンツのアップリンク配信を可能にし、メディアキャプチャ及び後続のストリーミングのための5GMSuアウェアアプリケーションと、メディアセッション制御のためのメディアセッションハンドラとの両方と相互作用する、UE機能を指すことができる。
【0031】
動的ポリシーは、メディアセッション中のアップリンク又はダウンリンクアプリケーションフローのための動的ポリシー及び課金制御(PCC)ルールを指すことができる。エジェストセッション(egest session)は、5GMS ASから5GMSuアプリケーションプロバイダへのアップリンクメディアストリーミングセッションを指すことができる。インジェストセッション(ingest session)は、メディアコンテンツを5GMSd ASにアップロードするためのセッションを指すことができる。
ポリシーテンプレートは、5GMSアプリケーションプロバイダ及び結果として生じるPCCルールに固有の(半静的)ポリシー又は制御機能(PCF)/ネットワーク公開機能(NEF)APIパラメータの集合又はコレクション(collection)を指す(refer to)ことができる。ポリシーテンプレートIDは、PCFが所望のPCCルールをコンパイルすることができるように、5Gシステムに向けて適切なPCF/NEF APIを選択するために5GMSdアプリケーション機能(AF)によって使用される所望のポリシーテンプレートを識別することができる。メディアプレーヤエントリは、メディアプレゼンテーション(例えば、DASHのためのメディアプレゼンテーション記述(MPD)又はビデオクリップファイルへのユニフォームリソースロケータ(URL))を定義するドキュメント又はドキュメントへのポインタを指すことができる。メディアストリーマエントリは、アップリンクメディアストリーミングセッションのエントリポイントを定義する(例えば、URLの形式の)ポインタを指すことができる。プレゼンテーションエントリは、HTML5ドキュメントなどのアプリケーションプレゼンテーションを定義するドキュメント又はドキュメントへのポインタを指すことができる。
【0032】
プロビジョニングセッションは、5 GMSd認識アプリケーションのセットに関連する5GMSd機能を構成する5GMSdアプリケーションプロバイダによってインタフェース(M1d)において供給されるデータ構造を指すことができる。5GMSdメディアプレーヤは、メディア再生エントリに基づいてメディアプレゼンテーションの再生及びレンダリングを可能にし、再生、一時停止、シーク、停止などのいくつかの基本制御を5GMSdアウェアアプリケーションに公開するUE機能を指すことができる。サーバアクセス情報は、ストリーミングセッションの受信をアクティブ化するために必要とされるパラメータ及びアドレス(5GMSd AFアドレス及び5GMSd ASアドレスを含む)のセットを指すことができる。サービス及びコンテンツ発見は、エンドユーザが利用可能なストリーミングサービス及びコンテンツ提供を発見し、アクセスのために特定のサービス又はコンテンツアイテムを選択することを可能にする、5GMSdアプリケーションプロバイダによって5GMS認識アプリケーションに提供される機能性及びプロシージャを指し得る。サービスアナウンスメントは、5GMS認識アプリケーションが5GMSサービスアクセス情報を直接に、又はその情報への参照の形で取得することができるように、5GMS認識アプリケーションと5GMSアプリケーションプロバイダとの間で行われる手順を指すことができる。
【0033】
サードパーティプレーヤは、メディアコンテンツを再生するために選択された5GMSd機能を実行するためにAPIを使用するアプリケーションの一部を指すことができる。サードパーティアップリンクストリーマは、メディアコンテンツをキャプチャ及びストリーミングするために、選択された5GMSu機能を行使するためにAPIを使用するアプリケーションの一部を指し得る。
【0034】
図3は、実施形態による、メディアアップリンクストリーミングのためのエッジコンピューティング拡張を有する5Gメディアストリーミングアーキテクチャ300のブロック図である。5GMSuアプリケーションプロバイダ301は、アップリンクストリーミングサービスのために5GMSuを使用し得る。5GMSuアプリケーションプロバイダ301は、5GMSuにおいて定義されるインタフェース及びAPIを使用して、5GMSuクライアント304及びネットワーク機能を利用するために、UE303上に5GMSu認識アプリケーション302を提供し得る。5GMSu ASは、5Gメディアアップリンクストリーミング専用のASであり得る。5GMSuクライアント304は、5Gメディアアップリンクストリーミング専用のUE303内部機能であり得る。
【0035】
5GMSu AF306及び5GMSu AS305は、データネットワーク(DN)307機能であり得る。信頼されたDNにおける機能は、オペレータのネットワークによって信頼され得る。したがって、信頼できるDN内のAFは、すべての5Gコア機能と直接通信することができる。外部DN内の機能は、リンク320を使用してNEF308を介して5Gコア機能と通信することしかできない。
【0036】
メディアアーキテクチャ300は、5Gメディアアップリンクストリーミングのために、UE303の内部機能と関連するネットワーク機能とを接続し得る。したがって、メディアアーキテクチャ300は、いくつかの機能を含むことができる。たとえば、UE303上の5GMSuクライアント304は、インタフェース/APIを通してアクセスされ得る5GMSuサービスの発信元であり得る。5GMSuクライアント304は、2つのサブ機能、メディアセッションハンドラ309及びメディアストリーマ310を含み得る。メディアセッションハンドラ309は、メディアセッションの配信を確立し、制御し、サポートするために、5GMSu AF06と通信することができる。メディアセッションハンドラ309は、5GMSu認識アプリケーション302によって使用され得るAPIを公開し得る。メディアストリーマ310は、メディアコンテンツをストリーミングし、メディアキャプチャ及びストリーミングのために5GMSu認識アプリケーション302にサービスを提供し、メディアセッション制御のためにメディアセッションハンドラ309にサービスを提供するために、5GMSu AS305と通信することができる。5GMSu認識アプリケーション302は、外部アプリケーション又はコンテンツサービスプロバイダ固有の論理を実装し、メディアセッションの確立を可能にすることによって、5GMSuクライアント304を制御することができる。5GMSu AS305は、5Gメディア機能をホストすることができ、たとえば、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)として実装されることができる。5GMSuアプリケーションプロバイダ301は、5GMSuを使用して5GMSu認識アプリケーション302からメディアをストリーミングするために、外部アプリケーション又はコンテンツ固有メディア機能、例えば、メディア記憶、消費、トランスコーディング、及び再分配であり得る。5GMSu AF306は、UE303上のメディアセッションハンドラ309及び/又は5GMSuアプリケーションプロバイダ301に様々な制御機能を提供することができる。5GMSu AF306は、異なるPCF311処理の要求を中継又は開始するか、又は他のネットワーク機能と相互作用することができる。
【0037】
メディアアーキテクチャ300は、いくつかの異なるインタフェースを含むことができる。たとえば、リンク321はM1uに関係し得、M1uは、メディアアーキテクチャ300の使用をプロビジョニングし、フィードバックを取得するために5GMSu AF306によって公開される5GMSuプロビジョニングAPIであり得る。リンク322はM2uに関係し得、M2uは、5GMSu AS305によって公開され、DN307などの信頼できるDN内の5GMSu AS305がストリーミングサービスのためのコンテンツを受信するために選択されるときに使用される5GMSuパブリッシュAPIであり得る。リンク323はM3uに関係し得、M3uは、DN307などの信頼できるDN内の5GMSu AS305上でホスティングするコンテンツのための情報を交換するために使用される内部APIであり得る。リンク324はM4uに関連し得、M4uは、メディアコンテンツをストリーミングするために5GMSu AS323によってメディアストリーマ310に公開されるメディアアップリンクストリーミングAPIであり得る。リンク325はM5uに関連し得、M5uは、メディアセッション処理、制御、及び支援のために、5GMSu AF305によってメディアセッションハンドラに公開されるメディアセッション処理APIであり得、適切なセキュリティ機構、例えば、認可及び認証も含む。リンク326はM6uに関連し得、M6uは、5GMSu機能を利用するためにメディアセッションハンドラ309によって5GMSu認識アプリケーション302に公開されるUE303メディアセッションハンドリングAPIであり得る。リンク327はM7uに関連し得、M7uは、メディアストリーマ310を利用するために、メディアストリーマ310によって5GMSu認識アプリケーション302及びメディアセッションハンドラ309に公開されるUEメディアストリーマAPIであり得る。リンク328はM8uに関連し得、M8uは、例えば5GMSu認識アプリケーション302にサービスアクセス情報を提供するために、5GMSu認識アプリケーション302と5GMSuアプリケーションプロバイダ301との間の情報交換に使用されるアプリケーションAPIであり得る。UE303はまた、インタフェースM6u326及びM7u327が公開されないように、自己完結型方式で実装され得る。
【0038】
図4は、実施形態による、メディアダウンリンクストリーミングのためのエッジコンピューティング拡張を有する5Gメディアストリーミングアーキテクチャ400のブロック図である。5GMSdアプリケーションプロバイダ401は、ダウンリンクストリーミングサービスのために5GMSdを使用することができる。5GMSdアプリケーションプロバイダ401は、5GMSdにおいて定義されているインタフェース及びAPIを使用して5GMSdクライアント404及びネットワーク機能を利用するために、UE403上に5GMSdアウェアアプリケーション402を提供することができる。5GMSd ASは、5Gメディアダウンリンクストリーミング専用のASであることができる。5GMSdクライアント404は、5Gメディアダウンリンクストリーミング専用のUE403内部機能であることができる。
【0039】
5GMSd AF406及び5GMSd AS405は、DN407関数であることができる。信頼できるDNにおける機能は、オペレータのネットワークによって信頼され得る。したがって、信頼できるDN内のAFは、すべての5Gコア機能と直接通信することができる。外部DN内の機能は、リンク420を使用してNEF408を介して5Gコア機能と通信することしかできない。
【0040】
メディアアーキテクチャ400は、5Gメディアダウンリンクストリーミングのために、UE403内部機能と関連するネットワーク機能とを接続し得る。したがって、メディアアーキテクチャ400は、いくつかの機能を含むことができる。たとえば、UE403上の5GMSdクライアント404は、インタフェース/APIを通じてアクセスされ得る5GMSdサービスの受信機であり得る。5GMSdクライアント404は、2つのサブ機能、メディアセッションハンドラ409及びメディアプレーヤ410を含むことができる。メディアセッションハンドラ409は、メディアセッションの配信を確立し、制御し、サポートするために、5GMSd AF406と通信することができる。メディアセッションハンドラ409は、5GMSd認識アプリケーション402によって使用することができるAPIを公開することができる。メディアプレーヤ410は、メディアコンテンツをストリーミングし、メディア再生のために5GMSd認識アプリケーション402にサービスを提供し、メディアセッション制御のためにメディアセッションハンドラ409にサービスを提供するために、5GMSd AS405と通信することができる。5GMSd認識アプリケーション402は、外部アプリケーション又はコンテンツサービスプロバイダ固有のロジックを実装し、メディアセッションの確立を可能にすることによって、5GMSdクライアント404を制御することができる。5GMSd AS405は、5Gメディア機能をホストすることができる。5GMSdアプリケーション提供401は、外部アプリケーション又はコンテンツ固有メディア機能、例えば、5GMSdを使用してメディアを5GMSd認識アプリケーション402にストリーミングするメディア作成、エンコーディング、及びフォーマッティングであることができる。5GMSd AF406は、UE403上のメディアセッションハンドラ409及び/又は5GMSdアプリケーションプロバイダ401に様々な制御機能を提供することができる。5GMSd AF406は、異なるPCF411処理の要求を中継又は開始するか、あるいは他のネットワーク機能と相互作用することができる。
【0041】
メディアアーキテクチャ400は、いくつかの異なるインタフェースを含むことができる。たとえば、リンク421はM1dに関係し得、M1dは、メディアアーキテクチャ400の使用をプロビジョニングし、フィードバックを取得するために5GMSd AF406によって公開された5GMSdプロビジョニングAPIであり得る。リンク422はM2dに関連し得、M2dは、5GMSd AS405によって公開され、DN407などの信頼できるDN内の5GMSd AS405がストリーミングサービスのためのコンテンツを受信するために選択されたときに使用される5GMSdインジェストAPIであり得る。リンク423はM3dに関連し得、M3dは、DN407などの信頼できるDN内の5GMSd AS405上でホスティングするコンテンツのための情報を交換するために使用される内部APIであり得る。リンク424はM4dに関連し得、M4dは、メディアコンテンツをストリーミングするために5GMSd AS423によってメディアプレーヤ410に公開されるメディアダウンリンクストリーミングAPIであり得る。リンク425は、M5dに関連し得、M5dは、メディアセッション処理、制御、及び支援のために、5GMSd AF405によってメディアセッションハンドラに公開されるメディアセッション処理APIであり得、適切なセキュリティ機構、例えば、認可及び認証も含む。リンク426はM6dに関連し得、M6dは、5GMSd機能を利用するためにメディアセッションハンドラ409によって5GMSd認識アプリケーション402に公開されるUE403メディアセッションハンドリングAPIであり得る。リンク427はM7dに関連し得、M7dは、メディアプレーヤ410を利用するためにメディアプレーヤ410によって5GMSd認識アプリケーション402及びメディアセッションハンドラ409に公開されるUEメディアプレーヤAPIであり得る。リンク428はM8dに関連し得、M8dは、例えば、サービスアクセス情報を5GMSd認識アプリケーション402に提供するために、5GMSd認識アプリケーション402と5GMSdアプリケーションプロバイダ401との間の情報交換に使用されるアプリケーションAPIであり得る。
【0042】
図3及び
図4に示すように、エッジコンピューティング拡張を伴う5Gメディアストリーミングアーキテクチャ300(又は400)は、それぞれ、5GMSu AF306(又は5GMSd AF406)内のエッジイネーブラサーバ(EES)330(又は430)と、5GMSu AF305(又は5GMSd AF405)内のエッジアプリケーションサーバ(EAS)335(又は435)とを含む。いくつかの実装形態では、EES330(又は430)は、リンク333(又は433)を介してEAS335(又は435)に通信可能に接続される。例えば、リンク333(又は433)はM1インタフェースであってもよい。
【0043】
EES330(又は430)は、EAS及びエッジイネーブラクライアント(EEC)に必要なサポート機能を提供する。いくつかの実装形態では、EES330(又は430)の機能は以下を含むが限定されない:a) EAS335(又は435)とのアプリケーションデータトラフィックの交換を可能にする、EECへの構成情報のプロビジョニング;b) APIインボーカ及びAPI公開機能の提供;c) ネットワーク機能の能力に直接(たとえば、PCFを介して)又は間接的に(すなわち、SCEF/NEF/SCEF+NEF)アクセスするための3GPPコアネットワークとの相互作用;d) ACTに関連するイベントの公開;e) EES間でのEECコンテキストの転送;e) EDGE-3上での(1つ以上の)EASに3GPPネットワーク及びサービス能力の外部公開のサポート;f) (1つ以上の)EEC及び(1つ以上の)EASの登録機能(すなわち、登録、更新、及び登録解除);g) オンデマンドでのEASインスタンス化のトリガ。
【0044】
EAS335(又は435)は、エッジデータネットワーク(EDN)内に常駐するアプリケーションサーバであり、サーバ機能を実行する。UE303(又は403)内のアプリケーションクライアント(AC)は、EAS335(435)に接続するか、又はエッジコンピューティングの利益を有するアプリケーションのサービスを利用するために接続する。いくつかの実装形態では、アプリケーションのサーバ機能は、EASとしてのみ利用可能である。いくつかの他の実装形態では、特定のサーバ機能は、それぞれクラウド内に常駐するEAS及びアプリケーションサーバとして、エッジ及びクラウドの両方で利用可能である。EAS335(又は435)及びそのクラウドアプリケーションサーバのカウンターパートによって提供されるサーバ機能は、同じであっても異なっていてもよく、それらが異なる場合、ACと交換されるアプリケーションデータトラフィックも異なっていてもよい。いくつかの実装では、EAS335(又は435)は、以下の方法で3GPPコアネットワーク能力を消費する:a) EESを通してエッジイネーブラ層を介して3GPPコアネットワーク能力を呼び出す;b) 3GPPコアネットワークによって信頼できるエンティティである場合、3GPPコアネットワーク機能(例えば、PCF)APIを直接呼び出す;c) 能力公開機能、すなわち、SCEF/NEF/SCEF+NEFを通して3GPPコアネットワーク能力を呼び出す。
【0045】
プロビジョニングは、5GMSアプリケーションプロバイダ301(又は401)が、メディアストリーミングセッションのためのそのエッジ処理要件についての情報を構成することを可能にするステップである。いくつかの実装形態では、以下の情報が、参照点M1を介して5GMSアプリケーションプロバイダによって構成可能である:
- エッジ処理のアクティブ化のための条件、例えば、トラフィック記述子、アプリケーション識別子、UE303(又は403)の地理的位置など。
- クライアント駆動(driven)又はアプリケーションプロバイダ駆動管理の選択。
- サービスKPI、地理的位置、及びサービス継続性サポートなど、アプリケーションにサービスを提供する各EAS335(又は435)のEASプロファイル情報。
- アプリケーションコンテキスト再配置許容範囲及び要件。
【0046】
クライアント駆動エッジ処理の場合、エッジ対応5GMS AFは、標準点M5におけるサービスアクセス情報を介して、エッジ処理に関する任意の必要な構成情報をメディアセッションハンドラと共有することをサポートするものとする。これは、メディアセッションハンドラに埋め込まれたEECが、5GMS AFに埋め込まれたEESからストリーミングセッションのためのエッジ処理を要求し、基準点EDGE1を実現することを可能にする。サービスプロビジョニング手順は、エッジサービスにアクセスするためにUEによって必要とされる情報を供給する。手順は、必要な構成を提供するために、UEの位置、サービス要件、サービス選好、及び接続性情報を考慮に入れる。
【0047】
いくつかの実装形態では、アプリケーションプロバイダ301(又は401)は、M1インタフェースを介して新たなEAS335(又は435)をプロビジョニングすることができる。このインタフェースを使用して、アプリケーションプロバイダ301(又は401)は、
図5に示されるようなエッジリソースAPIによってサポートされる動作を使用してエッジリソース構成を作成、更新、検索することができ、動作をサポートするために使用されるデータセットは、
図6において定義される
【0048】
アプリケーションプロバイダ301(又は401)は、受信されたエッジ構成リソース要求に基づいて、EAS335(又は435)をアクティブ化するためのプロセスをインスタンス化する。5GMSアプリケーションプロバイダは、この目的のためにHTTP POSTメソッドを使用し、要求メッセージ本文はEdgeResourcesConfiguration datasetを含むものとする。いくつかの実装形態では、ネットワーク側又はクライアント側であり得るエッジ管理モードに応じて、異なるプロセスが開始され得る。EAS335(又は435)によって提供されるサービスの適格性は、適格性基準プロパティに少なくとも部分的に基づく。1つ以上のEAを発見又はインスタンス化するプロセスは、EDGE APIを通して行われ、エッジリソース構成を更新するプロセスは、アクティブ化されたエッジサーバ識別子を含めることによって達成される。
【0049】
エッジ対応であり、EES機能をサポートする5GMS AF306(又は406)は、以下の機能をサポートする:
- eligibilityCriteria in the EdgeResourcesConfigurationデータセットで必要とされるすべての条件が満たされている場合、適格な新たなストリームをチェックする;
- EEC機能の登録及びプロビジョニング、ならびにそれらによるEASインスタンスの発見をサポートするためのEDGE-1API;
- 5GMS ASインスタンスのEAS機能に対するEDGE-3API;
- ECS機能に登録するためのEDGE-6API;
- メディアセッション再配置のためのEDGE-9API;
- MnS-Cインタフェースを使用したリソース割当ての計算。
【0050】
エッジ対応であり、EEC機能をサポートするメディアセッションハンドラ(MSH)309(又は409)は、以下の機能をサポートする:
- eligibilityCriteria in the EdgeResourcesConfigurationデータセットで必要とされるすべての条件が満たされている場合、適格な新たなストリームをチェックする;
- EDGE-1APIを使用してEES関数を呼び出す;
- EDGE-4APIを使用してECS機能を呼び出す;
- EDGE-5APIのアプリケーションクライアントへの公開。
【0051】
いくつかの実装形態では、EdgeResourcesConfiguration要求内のedgeManagmentModeプロパティが、ネットワーク駆動型エッジリソース管理のためのEM_NETWORK_DRIVENに設定されている場合、5GMS AF306(又は406)は、必要なエッジリソースを要求及び管理し、ストリーミングセッションのためのEAS再配置を処理する責任を負う。例えば、5GMS AF306(又は406)が前述のエッジ有効化要件を満たさない場合、それは、不成功要求に対する応答コードを、要求をサブミットするパーティに提供することができる。
【0052】
そうでない場合、5GMS AF306(又は406)は、新たなエッジリソース構成を表すリソース識別子(たとえば、edgeResourcesConfigurationId)を生成し、要求側当事者への成功した応答においてそれを提供することができる。新たな適格なメディアストリームごとに、5GMS AF306(又は406)は、eligibilityCriteriaプロパティで必要とされるすべての条件が満たされるかどうかをチェックする。EDGE-3APIを使用して現在の5GMSAS/EASでeasRequirementsプロパティの条件が満たされない場合、5GMS AF306(又は406)は、要求されたEdgeResourcesConfigurationデータセットのeasRequirementsプロパティとeasRelocationRequirementsプロパティの両方を満たす1つ以上の5GS AS/EASを検索又はインスタンス化する。新たなEASがアクティブ化される場合、GMS AF306(又は406)は、easIdFlagが「真」である場合、EdgeResourcesConfigurationのeasIdを新たなEASのEAS IDで更新することができる。
【0053】
EdgeResourcesConfiguration要求のedgeManagmentModeプロパティがEM_APP_DRIVENに設定されているが、MSHが前述の要件を満たさない場合、5GMS AF306(又は406)は、失敗した要求に対する応答コードを、要求を提出するパーティへ提供する。
【0054】
そうでない場合、5GMS AF306(又は406)は、新たなエッジリソース構成を表す新たなリソース識別子を生成し、それを成功応答において要求側パーティに提供する。いくつかの実装形態では、5GMS AF306(又は406)は、MSH309(又は409)においてインスタンス化されたEECからの要求に基づいてエッジリソースを要求するだけである。
新たな適格なメディアストリームごとに、eligibilityCriteriaで必要とされるすべての条件が満たされると仮定するが、EDGE-1APIを使用する現在の5GMS AS/EASでeasRequirementsプロパティのいずれかの条件が満たされない場合、MSH309(又は409)は、そのEECのEDGE-1APIを介して適格なEASの発見を要求する。いくつかの実施形態において、MSH309(又は409)は、M6/EDGE-5/EDGE-5APIを介してアプリケーションプロバイダに選択されたeasIdを提供することができる。
【0055】
要するに、別のパーティからのエッジ構成要求に基づいてエッジサーバをアクティブ化するための方法が、5GエッジアプリケーションAPIを使用して提案され、それは、5GMSアプリケーションプロバイダ301(又は401)又はUE303(又は403)であり得る、要求を提出するパーティに応じて2つの可能な場合を有する。
【0056】
ネットワーク主導の場合、すなわち、要求が5GMSアプリケーションプロバイダ301(又は401)から来る場合、5GMS AF306(又は406)は、新たなメディアストリーミングセッションが適格性基準を満たすかどうかをチェックし、その後、エッジアプリケーションAPIを使用してEAS335(又は435)と通信する。5GMS AF306(又は406)は、現在アクティブなEASプロファイルを検索し、その後、プロファイルがエッジ構成要求内の要求されたプロファイルを満たすかどうかに応じて、新たなエッジサーバを発見又はインスタンス化する。
【0057】
アプリケーション駆動の場合、クライアント側のMSH309(又は409)は、最初に、新たなメディアストリーミングセッションが適格性基準を満たすかどうかをチェックし、その後、Edge-1インタフェースを介してエッジアプリケーションAPIを使用する。5GMS AF306(又は406)は、現在アクティブなEASプロファイルを取り出し又は検索し(retrieves)、その後、プロファイルがエッジ構成要求内の要求されたプロファイルを満たすかどうかに応じて、新たなエッジサーバを発見又はインスタンス化する。
【0058】
図7は、実施形態による、5Gメディアストリーミング(5GMS)アーキテクチャにおいて5GMS AF306(又は406)として働くコンピューティングデバイスによって実行される、エッジリソースをプロビジョニングするための方法800のフローチャートである。
【0059】
動作702において、コンピューティングデバイスは、5Gメディアストリーミングセッションに関連して第1デバイスから新たなエッジリソース構成要求を受信する。上述のように、第1デバイスは、5GMSアプリケーションプロバイダ301(又は401)又はUE303(又は403)に関連付けられ得る。
【0060】
動作704において、コンピューティングデバイスは、新たなエッジリソース構成要求のエッジ管理モードを決定する。動作706において、コンピューティングデバイスは、エッジ管理モードに基づいて5Gメディアストリーミングセッションのためのエッジリソースを割り当てる。動作708において、コンピューティングデバイスは、第1デバイスに応答を返し、応答は、新たなエッジリソース構成要求のために割り当てられたエッジリソースの情報を含む。
【0061】
いくつかの実装形態では、エッジ構成要求のエッジ管理モードは、ネットワーク主導モードである。この場合、コンピューティングデバイスは、(i) 新たなエッジリソース構成要求のためのリソース識別子を生成し;(ii) 新たなエッジリソース構成要求の中の1つ以上の所定の条件を満たす既存のエッジリソースを、新たなエッジリソース構成要求のために割り当てられたエッジリソースとして識別し;(iii) リソース識別子及び識別された既存のエッジリソースの情報を第1デバイスへの応答に含めることによって、エッジ管理モードに基づいてストリーミングセッションのためのエッジリソースを割り当てる。
【0062】
いくつかの実装形態では、コンピューティングデバイスは、新たなエッジリソース構成要求の所定の条件のうちの少なくとも1つが既存のエッジリソースによって満たされないと決定する。この場合、コンピューティングデバイスは、その後、新たなエッジリソース構成要求のための所定の条件を満たす新しいエッジリソースをインスタンス化し、第1デバイスへの応答に、新たにインスタンス化されたエッジリソースの情報を含める。
【0063】
いくつかの実装形態では、エッジ構成要求のエッジ管理モードは、アプリケーション駆動モードである。この場合、コンピューティングデバイスは、(i) 新たなエッジリソース構成要求のためのリソース識別子を生成することと;クライアントデバイスから第2要求を受信すると:(ii) 新たなエッジリソース構成要求の1つ以上の所定の条件を満たす既存のエッジリソースを、新たなエッジリソース構成要求のために割り当てられたエッジリソースとして識別することと、(iii) リソース識別子と、識別された既存のエッジリソースの情報とを、第1デバイスへの応答内に含めることと、により、エッジ管理モードに基づいて、ストリーミングセッションのためにエッジリソースを割り当てる。
【0064】
いくつかの実装形態では、コンピューティングデバイスは、新たなエッジリソース構成要求の所定の条件のうちの少なくとも1つが既存のエッジリソースによって満たされないと決定する。この場合、コンピューティングデバイスは、その後、新たなエッジリソース構成要求のための所定の条件を満たし、第1デバイスへの応答内に新たにインスタンス化されたエッジリソースの情報を含む新たなエッジリソースをインスタンス化する
【0065】
いくつかの実装形態では、第1デバイスへの応答において識別された既存のエッジリソースは、クライアントデバイスからの第2要求におけるリソース識別子に少なくとも部分的に基づく。
【0066】
いくつかの実装形態では、新たなエッジリソース構成要求は、新たなエッジリソース構成要求のために割り当てられたエッジリソースをメディアセッションに制限するためのアクティブ化トリガ要素を含む。たとえば、メディアセッションへの新たなエッジリソース構成要求のためのエッジリソースは、所定の地理的領域のために、及び/又は所定の時間期間中に割り当てられ得る。
【0067】
特定の実施形態が上述されているが、本発明をこれらの特定の実施形態に限定することを意図していないことが理解されるであろう。逆に、本発明は、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲内にある代替形態、変更形態、及び均等物を含む。本明細書に提示される主題の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細が記載される。しかしながら、主題が、これらの特定の詳細なしに実施され得ることは、当業者には明らかであろう。他の例では、実施形態の態様を不必要に曖昧にしないように周知の方法、手順、コンポーネント及び回路が詳細に記載されていない。
【0068】
第1、第2などの用語は、様々な要素を説明するために本明細書で使用され得るが、これらの要素は、これらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、1つの要素を別の要素から区別するためにのみ使用される。例えば、本発明の範囲から逸脱することなく、第1ランキング基準を第2ランキング基準と称することができ、同様に、第2ランキング基準を第1ランキング基準と称することができる。第1ランキング基準及び第2ランキング基準は両方ともランキング基準であるが、それらは同じランキング基準ではない。
【0069】
本明細書において本発明の記載に使用される用語は、特定の実施形態を記載することのみを目的としており、本発明を限定することを意図していない。本発明の記載及び添付の特許請求の範囲において使用される場合、単数形「1つの(”a,” ”an,”)」及び「その(”the”)」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、複数形も含むことが意図される。本明細書で使用される「及び/又は」という用語は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のありとあらゆる可能な組合せを指し、それらを包含することも理解されよう。本明細書で使用される場合、「含む(includes)」、「含んでいる(including)」、「備える(comprises)」、及び/又は「備えている(comprising)」という用語は、述べられた特徴、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在又は追加を排除しないことがさらに理解されよう。
【0070】
本明細書で使用される場合、「場合(if)」という用語は、文脈に応じて、述べられた停止条件が真である「~とき(when)」又は「~と(upon)」又は「決定に応答して(in response to determining)」、「決定に従って(in accordance with a determination)」、または「検出に応答して(in response to detecting)」を意味すると解釈され得る。同様に、「[述べられた停止条件が真である]と決定された場合」又は「[述べられた停止条件が真である]場合」又は「[述べられた停止条件が真である]とき」という句は、文脈に応じて、述べられた停止条件が真であることを「決定すると(upon determining)」又は「決定に応答して(in response to determining)」又は「決定に従って(in accordance with a determination)」又は「検出する際(upon detecting)」又は「検出に応答して(in response to detecting)」を意味すると解釈され得る。
【0071】
様々な図面のうちのいくつかは、特定の順序でいくつかの論理ステージを示しているが、順序に依存しないステージは並べ替えられてもよく、他のステージは組み合わされてもよいし、分解されてもよい。いくつかの並べ替え又は他のグループ化が具体的に述べられているが、他のものは当業者には明らかであり、したがって代替案の網羅的なリストを提示しない。さらに、段階は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの任意の組合せで実装され得ることを認識されたい。
【0072】
上記の記述は、説明の目的のために、特定の実装を参照して述べられている。しかしながら、上記の例示的な説明は、網羅的であること、又は本発明を開示された厳密な形態に限定することを意図するものではない。上記の教示の観点から多くの変更及び変形が可能である。実施態様は、本発明の原理及びその実際の用途を最もよく説明し、それによって、当業者が本発明及び様々な実施態様を、企図される特定の使用に適した様々な修正とともに最もよく利用することを可能にするために選択され、説明された。実装形態は、添付の特許請求の範囲の趣旨及び範囲内にある代替形態、修正形態、及び均等物を含む。本明細書に提示される主題の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細が記載される。しかし、主題がこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることは、当業者には明らかであろう。他の例では、実装形態の態様を不必要に不明瞭にしないように、周知の方法、手順、構成要素、及び回路は詳細に説明されていない。