(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-13
(45)【発行日】2024-12-23
(54)【発明の名称】動画配信システム、動画配信装置、動画配信方法、及び動画配信プログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 21/235 20110101AFI20241216BHJP
H04N 21/2668 20110101ALI20241216BHJP
H04N 21/6543 20110101ALI20241216BHJP
【FI】
H04N21/235
H04N21/2668
H04N21/6543
(21)【出願番号】P 2024056523
(22)【出願日】2024-03-29
【審査請求日】2024-03-29
【早期審査対象出願】
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】598138327
【氏名又は名称】株式会社ドワンゴ
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】山下 広嗣
(72)【発明者】
【氏名】阿部 友美子
【審査官】大西 宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-096144(JP,A)
【文献】特開2022-000774(JP,A)
【文献】特開2024-010365(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 -21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信システムであって、
前記配信者端末から共有コンテンツ表示指示を受信したことに基づいて、共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、
前記配信者端末から前記共有コンテンツ表示指示を受信したことに基づいて、前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理部を備え、
前記共有コンテンツは、前記配信者と前記視聴者が共有できる話題を提供するための情報コンテンツである、
動画配信システム。
【請求項2】
配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信システムであって、
共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、
前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理部を備え、
前記共有コンテンツは、コンテンツの一覧を含み、前記第1のコンテンツ表示データは、前記コンテンツの一覧に含まれる選択コンテンツの少なくとも一部を表示させるための選択指示を入力可能な第1の要素を表示させるためのデータを含み、
前記情報コンテンツ処理部は、前記第1の要素を介した前記配信者による前記選択指示に基づいて、前記選択コンテンツの少なくとも一部を表示させるための選択コンテンツ表示データを前記配信者端末、及び前記視聴者端末に送信する、
動画配信システム。
【請求項3】
前記共有コンテンツは、コンテンツの一覧を含み、第2のコンテンツ表示データは、前記コンテンツの一覧に含まれるオブジェクト表示対象コンテンツについてオブジェクトを表示させるための表示指示を入力可能な第2の要素を表示させるためのデータを含み、
前記情報コンテンツ処理部は、前記第2の要素を介した前記視聴者による前記表示指示に基づいて、前記オブジェクト表示対象コンテンツについてオブジェクトを表示させるためのオブジェクト表示データを前記配信者端末、及び前記視聴者端末に送信する、
請求項1又は2に記載の動画配信システム。
【請求項4】
前記情報コンテンツ処理部は、前記配信者による前記選択指示に基づいて、前記コンテンツの一覧と前記選択コンテンツの表示を切り替える、
請求項2に記載の動画配信システム。
【請求項5】
前記選択コンテンツ表示データは、前記選択コンテンツに関するリンク情報を含む、
請求項2に記載の動画配信システム。
【請求項6】
前記オブジェクトは、所定時間が経過したことに基づいて非表示になる、
請求項3に記載の動画配信システム。
【請求項7】
前記情報コンテンツ処理部は、所定時間内に前記視聴者により入力可能な表示指示の回数を制限する、
請求項3に記載の動画配信システム。
【請求項8】
前記情報コンテンツ処理部は、所定時間内に表示される前記オブジェクトの数を制限する、
請求項3に記載の動画配信システム。
【請求項9】
前記コンテンツの一覧は、コンテンツを所定の順序に応じて並べた一覧である、
請求項2に記載の動画配信システム。
【請求項10】
配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信装置であって、
前記配信者端末から共有コンテンツ表示指示を受信したことに基づいて、共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、
前記配信者端末から前記共有コンテンツ表示指示を受信したことに基づいて、前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理部を備え、
前記共有コンテンツは、前記配信者と前記視聴者が共有できる話題を提供するための情報コンテンツである、
動画配信装置。
【請求項11】
配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信装置であって、
共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、
前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理部を備え、
前記共有コンテンツは、コンテンツの一覧を含み、前記第1のコンテンツ表示データは、前記コンテンツの一覧に含まれる選択コンテンツの少なくとも一部を表示させるための選択指示を入力可能な第1の要素を表示させるためのデータを含み、
前記情報コンテンツ処理部は、前記第1の要素を介した前記配信者による前記選択指示に基づいて、前記選択コンテンツの少なくとも一部を表示させるための選択コンテンツ表示データを前記配信者端末、及び前記視聴者端末に送信する、
動画配信装置。
【請求項12】
配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信方法であって、
前記配信者端末から共有コンテンツ表示指示を受信したことに基づいて、共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、
前記配信者端末から前記共有コンテンツ表示指示を受信したことに基づいて、前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理ステップを備え、
前記共有コンテンツは、前記配信者と前記視聴者が共有できる話題を提供するための情報コンテンツである、
動画配信方法。
【請求項13】
配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信方法であって、
共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、
前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理ステップを備え、
前記共有コンテンツは、コンテンツの一覧を含み、前記第1のコンテンツ表示データは、前記コンテンツの一覧に含まれる選択コンテンツの少なくとも一部を表示させるための選択指示を入力可能な第1の要素を表示させるためのデータを含み、
前記情報コンテンツ処理ステップは、前記第1の要素を介した前記配信者による前記選択指示に基づいて、前記選択コンテンツの少なくとも一部を表示させるための選択コンテンツ表示データを前記配信者端末、及び前記視聴者端末に送信する、
動画配信方法。
【請求項14】
配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信プログラムであって、
コンピュータを、
前記配信者端末から共有コンテンツ表示指示を受信したことに基づいて、共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、
前記配信者端末から前記共有コンテンツ表示指示を受信したことに基づいて、前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理手段として機能させ、
前記共有コンテンツは、前記配信者と前記視聴者が共有できる話題を提供するための情報コンテンツである、
動画配信プログラム。
【請求項15】
配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信プログラムであって、
コンピュータを、
共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、
前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理手段として機能させ、
前記共有コンテンツは、コンテンツの一覧を含み、前記第1のコンテンツ表示データは、前記コンテンツの一覧に含まれる選択コンテンツの少なくとも一部を表示させるための選択指示を入力可能な第1の要素を表示させるためのデータを含み、
前記情報コンテンツ処理手段は、前記第1の要素を介した前記配信者による前記選択指示に基づいて、前記選択コンテンツの少なくとも一部を表示させるための選択コンテンツ表示データを前記配信者端末、及び前記視聴者端末に送信する、
動画配信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動画配信システム、動画配信装置、動画配信方法、及び動画配信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ネットワークを介した動画コンテンツの配信が一般的に行われている。動画コンテンツ配信中、視聴者が配信者に対しコメント等を投稿することでコミュニケーションを図るサービスが広く提供されている。
【0003】
しかしながら、配信初心者等は、動画コンテンツ配信中に、視聴者と共有する話題が見つからず、視聴者とのコミュニケーションが取れないため、盛り上がりに欠ける場合がある。そのため、配信者と視聴者とのコミュニケーションを活発にするために、配信者と視聴者とが共有できる話題を提供するための技術が求められている。
【0004】
特許文献1では、TV上で現在見られている番組の上にソーシャルコンテンツを表示する技術が提案されている。しかしながら、特許文献1は、配信者と視聴者が共有できる話題を提供するものではない。
【0005】
特許文献2では、関連情報等を表示するコンポーネントを画像に重畳したVR画像を生成し、表示する技術が提案されている。しかしながら、特許文献2は、配信者と視聴者が共有できる話題を提供するものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特表2015-536056号公報
【文献】特開2022-79503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の技術では、動画コンテンツ配信中に、配信者と視聴者が共有できる話題を提供し、配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができない。
【0008】
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであって、配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1態様による動画配信システムは、配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信システムであって、共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理部を備える。
【0010】
本発明の第2態様による動画配信システムにおいては、前記共有コンテンツは、コンテンツの一覧を含み、前記第1のコンテンツ表示データは、前記コンテンツの一覧に含まれる選択コンテンツの少なくとも一部を表示させるための選択指示を入力可能な第1の要素を表示させるためのデータを含み、前記情報コンテンツ処理部は、前記第1の要素を介した前記配信者による選択指示に基づいて、前記選択コンテンツの少なくとも一部を表示させるための選択コンテンツ表示データを前記配信者端末、及び前記視聴者端末に送信する。
【0011】
本発明の第3態様による動画配信システムにおいては、前記共有コンテンツは、コンテンツの一覧を含み、第2のコンテンツ表示データは、前記コンテンツの一覧に含まれるオブジェクト表示対象コンテンツについてオブジェクトを表示させるための表示指示を入力可能な第2の要素を表示させるためのデータを含み、前記情報コンテンツ処理部は、前記第2の要素を介した前記視聴者による表示指示に基づいて、前記オブジェクト表示対象コンテンツについてオブジェクトを表示させるためのオブジェクト表示データを前記配信者端末、及び前記視聴者端末に送信する。
【0012】
本発明の第4態様による動画配信システムにおいては、前記情報コンテンツ処理部は、前記配信者による選択指示に基づいて、前記コンテンツの一覧と前記選択コンテンツの表示を切り替える。
【0013】
本発明の第5態様による動画配信システムにおいては、前記選択コンテンツ表示データは、前記選択コンテンツに関するリンク情報を含む。
【0014】
本発明の第6態様による動画配信システムにおいては、前記オブジェクトは、所定時間が経過したことに基づいて非表示になる。
【0015】
本発明の第7態様による動画配信システムにおいては、前記情報コンテンツ処理部は、所定時間内に前記視聴者により入力可能な表示指示の回数を制限する。
【0016】
本発明の第8態様による動画配信システムにおいては、前記情報コンテンツ処理部は、所定時間内に表示される前記オブジェクトの数を制限する。
【0017】
本発明の第9態様による動画配信システムにおいては、前記コンテンツの一覧は、コンテンツを所定の順序に応じて並べた一覧である。
【0018】
本発明の第10態様による動画配信装置は、配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信装置であって、共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理部を備える。
【0019】
本発明の第11態様による動画配信方法は、配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信方法であって、共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理ステップを備える。
【0020】
本発明の第12態様による動画配信プログラムは、配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信プログラムであって、コンピュータを、共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理手段として機能させる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができる動画配信システム、動画配信装置、動画配信方法、及び動画配信プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】
図1は、実施形態の動画配信装置を含む動画配信システムの概略的構成を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態の動画配信装置の一構成例を概略的に示すブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態の配信者端末に表示される動画配信画像の一例を概略的に示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態の配信者端末に表示されるコンテンツメニュー画像の一例を概略的に示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態の配信者端末に表示される一覧表示画像の一例を概略的に示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態の配信者端末に表示される選択コンテンツ表示画像の一例を概略的に示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態の配信者端末に表示される一覧表示画像の別の例を概略的に示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態の動画配信システムによる情報処理の手順を例示するシーケンス図である。
【
図9】
図9は、実施形態の動画配信システムによるオブジェクト表示に関する情報処理の手順を例示するシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下に、実施形態の動画配信システム、動画配信装置、動画配信方法、及び動画配信プログラムについて、図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
(構成例)
図1は、実施形態の動画配信装置を含む動画配信システムSの概略的構成を示す図である。
【0025】
動画配信システムSは、動画配信装置1、配信者端末2、及び視聴者端末3を備えている。動画配信装置1は、ネットワークを介して配信者端末2及び視聴者端末3と通信可能に接続され得る。なお、
図1では、1台の配信者端末2が図示されているが、配信者端末2の数は複数台であってもよく、図示した数に限定されるものではない。
図1では、3台の視聴者端末3が図示されているが、視聴者端末3の数は図示した数に限定されるものではない。動画配信システムSは、配信者により使用される配信者端末2から取得した動画コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末3に配信するためのシステムである。
【0026】
動画配信装置1は、ネットワークを介して動画配信サービスを提供するサーバ装置である。動画配信装置1は、情報処理機能を有するコンピュータを含む電子機器である。動画配信装置1は、配信者端末2から取得した動画コンテンツデータに基づいて、動画コンテンツデータを視聴者端末3に配信する。動画配信装置1は、動画コンテンツの進行を管理し、配信者端末2と視聴者端末3に動画コンテンツの進行過程に応じたデータを送信する。進行過程は、時刻又は経過時間に基づくコンテンツの進行状況を示す。動画コンテンツは、生放送のコンテンツであってもよく、録画された動画コンテンツでもよい。以下の説明では、動画コンテンツは、生放送のコンテンツであるとして説明する。生放送のコンテンツは、生放送コンテンツともいう。以下の説明において、「配信」は、「送信」、又は「出力」と互いに読み替え可能である。また、「取得」は、「受信」と読み替え可能である。
【0027】
動画配信装置1は、ネットワークを介して取得した情報コンテンツを配信者端末2、及び視聴者端末3に送信する。情報コンテンツは、配信者端末2から取得した動画コンテンツデータとは異なるコンテンツデータである。情報コンテンツは、テキストデータ、動画データ、及び静止画データ等の画像データを含み得る。情報コンテンツは、例えば、インターネットを介して、RSS(Rich Site Summary)、API(Application Programming Interface)、又はwebクローラ等を通じて取得されるデータを含む。情報コンテンツは、ニュースサイトのランキング、ブログのランキング、SNS(Social Networking Service)上の投稿等を含む。情報コンテンツは、ジャンルが異なる種々の情報コンテンツを含み得る。ジャンルは、例えば、種々の情報を任意の基準に基づいて分類したカテゴリを示す。ジャンルは、例えば、ビジネス、スポーツ、ゲーム、アニメ等のカテゴリを含む。ジャンルは、例えば、アクセスランキング、ピックアップ等の複数のカテゴリの情報を含む分類であってもよい。情報コンテンツは、ジャンル毎に分類された少なくとも1つのトピックを含み得る。トピックは、ジャンル毎に分類された情報を示す。トピックは、ジャンル毎に分類された情報の項目を示してもよい。例えば、ジャンルが「スポーツ」である場合、トピックは、「メジャーリーグでXXXが活躍」等である。トピックは、話題、又はニュースと読み替えてもよい。情報コンテンツは、所定の順序に従って順序付けされた情報であってもよい。所定の順序は、例えば、ランキング順、及び日付順等を含む。ランキング順は、アクセス回数順、人気度順、注目度順、コメント数の多い順、及びおすすめ順等を含む。日付順は、新着順等を含む。動画配信装置1は、所定の順序に従って順序付けされた情報コンテンツを取得してもよい。動画配信装置1は、取得した情報コンテンツを所定の順序に従って順序付けしてもよい。所定の順序は、動画配信システムSの管理者等により予め定められた順序であってもよい。所定の順序は、配信者により予め定められた順序であってもよい。情報コンテンツは、配信者端末2、及び視聴者端末3に表示される同一のコンテンツであってもよい。同一のコンテンツとは、同一の内容を表すコンテンツを示す。情報コンテンツは、配信者と視聴者に共有される共有コンテンツの一例である。情報コンテンツは、単にコンテンツともいう。
【0028】
情報コンテンツは、コンテンツの一覧を含んでもよい。コンテンツの一覧は、情報コンテンツを所定の順序に応じて並べたリストである。コンテンツの一覧は、ジャンル毎のトピックリストであってもよい。コンテンツの一覧は、任意の数のトピックを含み得る。コンテンツの一覧は、例えば、複数のジャンルから配信者により選択されたジャンルのトピックを含むリストであってもよい。コンテンツの一覧は、トピック一覧ともいう。コンテンツの一覧は、情報コンテンツの順序付け情報に基づいて生成された情報であってもよい。例えば、コンテンツの一覧は、直近24時間のアクセスランキングの上位から100位までのトピックを含んでもよい。コンテンツの一覧は、単に一覧ともいう。情報コンテンツは、配信者端末2から取得した動画コンテンツデータに関連する情報コンテンツであってもよい。情報コンテンツは、動画コンテンツデータと同一のジャンルに分類される情報コンテンツであってもよい。情報コンテンツは、配信者端末2から取得した動画コンテンツデータに関連しない情報コンテンツを含んでもよい。情報コンテンツは、インターネットを介して、ランダムに抽出された情報コンテンツであってもよい。
【0029】
なお、情報コンテンツは、例えば、動画配信装置1により加工されたコンテンツであってもよい。動画配信装置1は、例えば、ネットワークを介して取得した情報コンテンツを、所定の順序に応じて並べた一覧を作成してもよい。動画配信装置1は、ネットワークを介して取得した情報コンテンツを、所定の表示サイズに応じてトリミングしてもよい。トリミングは、文字列に含まれる文字の数を減らすこと等を含み得る。
【0030】
配信者端末2は、例えばビデオカメラ等のコンテンツソースに接続可能なコンピュータを含む電子機器である。配信者端末2は、例えば、テレビ受像機(インターネットテレビを含む)、PC(Personal Computer)、モバイル端末(例えば、タブレット、スマートフォン、ラップトップ、フィーチャーフォン、ポータブルゲーム機、デジタルミュージックプレイヤー、電子書籍リーダ等)、VR(Virtual Reality)端末、AR(Augmented Reality)端末等であり得るが、これらに限られない。
【0031】
配信者端末2は、例えば、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサにより実行されるプログラムが記憶されたメモリと、を備え、ソフトウエアにより又はソフトウエアとハードウエアとの組み合わせにより種々の機能を実現可能に構成されている。配信者端末2は、動画配信装置1から情報コンテンツデータを受信し、図示しない表示手段や音響手段等により配信者へ情報コンテンツを提示することが可能である。配信者端末2は、端末の一例である。
【0032】
視聴者端末3は、コンピュータを含む電子機器である。視聴者端末3は、例えば、テレビ受像機(インターネットテレビを含む)、PC、モバイル端末(例えば、タブレット、スマートフォン、ラップトップ、フィーチャーフォン、ポータブルゲーム機、デジタルミュージックプレイヤー、電子書籍リーダ等)、VR端末、AR端末等であり得るが、これらに限られない。
【0033】
視聴者端末3は、例えば、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサにより実行されるプログラムが記憶されたメモリと、を備え、ソフトウエアにより又はソフトウエアとハードウエアとの組み合わせにより種々の機能を実現可能に構成されている。
【0034】
視聴者端末3は、動画配信装置1から動画コンテンツデータを受信し、図示しない表示手段や音響手段等により視聴者へ動画コンテンツを提示することが可能である。視聴者端末3は、動画配信装置1から情報コンテンツデータを受信し、図示しない表示手段や音響手段等により視聴者へ情報コンテンツを提示することが可能である。視聴者端末3は、端末の一例である。
【0035】
図2は、実施形態の動画配信装置1の一構成例を概略的に示すブロック図である。
図1に示す動画配信装置1は、
図2に示すように制御部11と、通信部12と、記憶部13と、計時部14と、を備えている。
【0036】
制御部11は、動画配信装置1の中枢部分に相当するコンピュータを構成する。制御部11は、1以上のプロセッサを備える。プロセッサは、典型的にはCPU(Central Processing Unit)及び/又はGPU(Graphics Processing Unit)であるが、マイコン、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はDSP(Digital Signal Processor)等であってもよい。制御部11は、メモリを備える。メモリは、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を備える。メモリは、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を備える。プロセッサは、ROM、又は記憶部13に記憶されているプログラムをRAMに展開する。プロセッサがRAMに展開されるプログラムを実行することで、制御部11は、動画配信装置1の全体の動作を制御する。制御部11は、例えば、処理回路である。
【0037】
通信部12は、有線通信、又は無線通信を行うためのNIC(Network Interface Card controller)を備える通信インターフェースである。通信部12は、ネットワークを介して、配信者端末2及び視聴者端末3と通信を行う。
【0038】
記憶部13は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶媒体で実現され得る。記憶部13は、配信者端末2から受信した動画コンテンツデータを記憶する。コンテンツデータは、リアルタイム配信用の生放送の動画コンテンツデータ、タイムシフト配信の動画コンテンツデータ等の画像データを含み得る。生放送の動画コンテンツデータは、生放送コンテンツ、又は生放送コンテンツデータともいう。タイムシフト配信は、録画された動画コンテンツをユーザの要求に応じてコンテンツの最初から配信することを含む。タイムシフト配信は、アーカイブ配信ともいう。タイムシフト配信は、オンデマンド配信ともいう。タイムシフト配信の動画コンテンツは、過去にリアルタイムで視聴者端末3に配信された生放送の動画コンテンツを録画したものである。記憶部13は、動画コンテンツデータを動画コンテンツ識別情報と関連付けて記憶する。動画コンテンツ識別情報は、各動画コンテンツを識別可能な情報であり、動画コンテンツID、又は動画コンテンツ名等の情報を含む。動画コンテンツ識別情報は、動画コンテンツの種類、又はジャンル等を識別するジャンル情報等を含んでもよい。動画コンテンツ識別情報は、コンテンツに含まれるキーワード等を示すキーワード情報等を含んでもよい。動画コンテンツ識別情報は、動画コンテンツにアクセスするための情報を含んでもよい。記憶部13は、動画コンテンツデータを配信者又は配信者端末2の識別情報(配信者識別情報)と関連付けて記憶してもよい。
【0039】
記憶部13は、ネットワークを介して取得した情報コンテンツデータを記憶する。記憶部13は、情報コンテンツデータを情報コンテンツ識別情報と関連付けて記憶する。情報コンテンツ識別情報は、各情報コンテンツを識別可能な情報であり、情報コンテンツID、又は情報コンテンツ名等の情報、情報コンテンツのソースに関する情報を含む。ソースに関する情報は、例えば、情報コンテンツの収集元ページにアクセス可能なリンク情報を含む。情報コンテンツデータは、情報コンテンツのジャンルを示す情報を含んでもよい。情報コンテンツデータは、情報コンテンツの作成日時を示す情報を含んでもよい。情報コンテンツデータは、例えば、情報コンテンツへのアクセス回数を示す情報を含んでもよい。情報コンテンツデータは、その他の任意のデータを含んでもよい。
【0040】
記憶部13は、視聴者又は視聴者端末3のユーザ情報を記憶する。ユーザ情報は、視聴者又は視聴者端末3の識別情報(視聴者識別情報)等を含み得る。ユーザ情報は、ユーザランクを示す情報を含む。ユーザランクは、会員を段階的に区別するユーザの区分を示す。例えば、ユーザランクは、プレミアム会員、及び通常会員等のランクを含む。プレミアム会員は、通常会員よりユーザランクが高い会員であってもよい。ユーザランクは、ゴールド、シルバー、ブロンズ等のランクであってもよい。ユーザには、ユーザランクが高い順に、ゴールド、シルバー、ブロンズが適用され得る。ユーザ情報は、動画コンテンツの視聴情報、及び動画コンテンツの視聴履歴等を含んでもよい。視聴情報は、動画コンテンツの視聴状況を示す情報である。視聴情報は、視聴中の動画コンテンツ識別情報を含んでもよい。視聴状況は、動画コンテンツの視聴中、又は動画コンテンツからの退出等の状況を含む。動画コンテンツの視聴履歴は、過去に視聴した動画コンテンツの情報を含む。記憶部13は、視聴者又は視聴者端末3のユーザ情報と同様に、配信者又は配信者端末2のユーザ情報を記憶し得る。
【0041】
計時部14は、クロック信号を生成するための発振回路及び可変PLL(Phase Locked Loop)、クロック信号のパルス数をカウントするカウンタ回路等から構成される。計時部14はカウントされるパルス数に基づいて時刻を計時する。なお、制御部11は、計時部14がカウントするパルス数に基づいたタイミングで各種制御を実行する。また、制御部11は、計時部14が計時する時刻に基づいて、動画コンテンツの開始時点からの経過時間をカウントしたり、予め定められた時間を経過したか否かを判別したりする。
【0042】
以下、制御部11の機能的な構成を説明する。制御部11は、動画コンテンツ取得部110、動画コンテンツ配信部111、及び情報コンテンツ処理部112として機能する。各部は、制御部11、又はプロセッサと読み替え可能である。
【0043】
動画コンテンツ取得部110は、通信部12を介して配信者端末2から動画コンテンツデータを受信する。動画コンテンツデータは、生放送コンテンツデータを含む。動画コンテンツデータは、動画コンテンツ識別情報により識別可能なデータである。動画コンテンツ取得部110は、動画コンテンツデータを記憶部13に保存する。
【0044】
動画コンテンツ配信部111は、通信部12を介して視聴者端末3に動画コンテンツデータを配信する。例えば、動画コンテンツ配信部111は、ネットワークを介して視聴者端末3からの配信要求を取得する。動画コンテンツ配信部111は、視聴者端末3から受信した配信要求に応答して、配信要求を受けた動画コンテンツデータを記憶部13から取得し、視聴者端末3へ動画コンテンツデータを配信する。視聴者端末3からの配信要求は、視聴者識別情報と、動画コンテンツ識別情報とを含み得る。視聴者識別情報は、配信要求を入力したユーザを識別する情報である。以下の説明において、「応答して」は「基づいて」と読み替えてもよい。
【0045】
動画コンテンツ配信部111は、例えば、計時部14から得られる時間情報と、動画コンテンツデータの配信時刻、又は配信スケジュール等に基づいて、動画コンテンツデータの配信の開始及び終了を管理してもよい。なお、動画コンテンツ配信部111は、動画コンテンツデータが受信されたことにより、リアルタイムで動画コンテンツの配信を開始し、動画コンテンツデータが終了したことにより動画コンテンツの配信を終了するように、動画コンテンツの配信の開始及び終了を管理してもよい。
【0046】
なお、動画コンテンツ配信部111は、記憶部13に保存された動画コンテンツを、視聴者端末3からの配信要求を入力に応答して、配信してもよい。
【0047】
なお、動画コンテンツ配信部111は、配信済みの動画コンテンツデータを直ちに破棄してもよいが、例えば、リプレイ、又はスローモーション再生を可能とするために所定期間バッファリングしていてもよい。
【0048】
なお、動画コンテンツ配信部111は、動画コンテンツに対して視聴者端末3から入力されたコメントを加えたデータを配信してもよい。動画コンテンツ配信部111は、動画コンテンツデータにコメントを合成又は重畳したデータを出力してもよいし、動画コンテンツデータとコメントのデータを別々に出力してもよい。視聴者端末3から入力されたコメントは、公知の技術により動画コンテンツに合成又は重畳され得る。なお、動画コンテンツ配信部111は、情報コンテンツにコメントを合成又は重畳するように、コメントのデータを配信してもよい。コメントは、動画コンテンツに関するコメントであってもよく、情報コンテンツに関するコメントであってもよい。
【0049】
情報コンテンツ処理部112は、情報コンテンツの処理を行う。情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して情報コンテンツデータを取得する。情報コンテンツ処理部112は、取得した情報コンテンツデータを記憶部13に保存する。情報コンテンツ処理部112は、情報コンテンツデータに基づいて、情報コンテンツを表示させるためのコンテンツ表示データを生成する。情報コンテンツ処理部112は、配信者端末2からの指示に基づいて、コンテンツ表示データを生成する。
【0050】
情報コンテンツ処理部112は、配信者端末2からの指示に基づいて、情報コンテンツを表示させるためのコンテンツ表示データを配信者端末2に送信する。コンテンツ表示データは、動画コンテンツデータに情報コンテンツを合成又は重畳して表示させるためのデータである。配信者端末2に送信されるコンテンツ表示データは、第1の情報コンテンツデータともいう。情報コンテンツ処理部112は、配信者端末2のユーザ操作に基づいて、第1の情報コンテンツデータを配信者端末2に送信する。
【0051】
情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して配信者端末2から情報コンテンツ表示指示を受信したことに基づいて、第1のコンテンツメニュー表示データを生成する。第1のコンテンツメニュー表示データは、第1の情報コンテンツデータの一例である。第1のコンテンツメニュー表示データは、情報コンテンツのジャンルを示すコンテンツメニューを表示させるためのデータである。コンテンツメニューは、少なくとも1つのジャンルを示す情報を含む。第1のコンテンツメニュー表示データは、第1の要素を表示させるためのデータを含む。第1の要素は、配信者による指示を入力可能な要素である。第1の要素は、例えば、配信者端末2のユーザ(配信者)による指示を入力可能な操作子を示す。第1の要素を表示させるためのデータは、例えば、ボタンを表示させるためのデータである。第1の要素を表示させるためのデータは、ボタンに限られず、所定の領域等の配信者による指示を入力可能な要素を表示させるためのデータであってもよい。第1の要素を表示させるためのデータは、例えば、第1の要素を表示させるための指示を示す信号を含んでもよい。コンテンツメニューは、例えば、配信者により選択可能なジャンルを含むメニュー画像である。第1のコンテンツメニュー表示データは、例えば、配信者により所望のジャンルを選択可能なジャンル選択ボタンを含む。ジャンル選択ボタンは、第1の要素の一例である。
【0052】
情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して、第1のコンテンツメニュー表示データを配信者端末2に送信する。配信者は、コンテンツメニューに含まれる複数のジャンルの中から、所望のジャンルを選択することができる。例えば、配信者は、所望のジャンルを示すジャンル選択ボタンを選択する。配信者端末2は、配信者によるジャンル選択ボタンの操作に基づいて、ネットワークを介して、配信者により選択されたジャンルを指定するためのジャンル選択指示を動画配信装置1に出力する。ジャンル選択指示は、例えば、選択したジャンルに含まれるトピックの一覧を表示させるための指示である。ジャンル選択指示は、ジャンルを特定可能なジャンル識別情報、及びジャンルを選択した配信者を特定可能な配信者識別情報を含み得る。情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して、配信者端末2からジャンル選択指示を受信する。
【0053】
なお、第1のコンテンツメニュー表示データは、ジャンル選択の完了を指示するための選択完了ボタンを含んでもよい。選択完了ボタンは、第1の要素の一例である。例えば、配信者は、所望のジャンルをタッチ操作、又はクリック操作等で選択し、選択完了ボタンを選択する。配信者端末2は、配信者による選択完了ボタンの操作に基づいて、ネットワークを介して、配信者により選択されたジャンルを指定するためのジャンル選択指示を動画配信装置1に出力してもよい。
【0054】
情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して配信者端末2からジャンル選択指示を受信したことに基づいて、情報コンテンツの一覧を含む第1の一覧表示データを生成する。第1の一覧表示データは、第1の情報コンテンツデータの一例である。第1の一覧表示データは、トピックの一覧を表示させるためのデータである。一覧は、ジャンル毎のトピックのリストであってもよい。一覧は、配信者により選択された少なくとも1つのジャンルに含まれるトピックのリストであってもよい。情報コンテンツ処理部112は、情報コンテンツの順序付け情報に基づいて、一覧を表示させるためのデータを生成してもよい。一覧は、例えば、配信者により選択可能なトピックを含むリスト画像を示す。第1の一覧表示データは、例えば、配信者により一覧に含まれるトピックの少なくとも一部を表示させるための指示を入力可能なトピック選択ボタンを含む。配信者により選択されたトピックは、例えば、選択トピックともいう。トピック選択ボタンは、例えば、一覧に含まれるトピックが表示される領域であってもよい。トピック選択ボタンは、第1の要素の一例である。選択トピックは、選択コンテンツの一例である。
【0055】
情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して、情報コンテンツの一覧を含む第1の一覧表示データを配信者端末2に送信する。配信者は、一覧に含まれるトピックの中から、所望のトピックを選択することができる。例えば、配信者は、所望のトピックを示すトピック選択ボタンを選択する。配信者端末2は、配信者によるトピック選択ボタンの操作に基づいて、ネットワークを介して、配信者により選択されたトピックを指定するためのトピック選択指示を動画配信装置1に出力する。トピック選択指示は、例えば、トピック選択ボタンを介して選択したトピックの少なくとも一部を表示させるための指示である。トピック選択指示は、選択トピックを特定可能なトピック識別情報、及び選択トピックを選択した配信者を特定可能な配信者識別情報を含み得る。情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して、配信者端末2からトピック選択指示を受信する。
【0056】
情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して配信者端末2からトピック選択指示を受信したことに基づいて、選択トピックの少なくとも一部を表示させるための第1の選択コンテンツ表示データを生成する。第1の選択コンテンツ表示データは、第1の情報コンテンツデータの一例である。第1の選択コンテンツ表示データは、配信者により選択されたトピックを表示させるためのデータである。選択コンテンツは、配信者により選択されたトピックを示す選択コンテンツ画像である。選択コンテンツは、配信者により選択されたトピックの少なくとも一部を含む。選択コンテンツは、選択トピックの一部でもよいし、全部でもよい。選択トピックの一部は、例えば、選択トピックのタイトル部分等である。選択トピックの一部は、選択トピックの一文目の一部又は全部であってもよい。選択トピックの全部は、例えば、選択トピックの全文である。選択コンテンツは、選択コンテンツを表示する表示領域のサイズに応じてトリミングされた情報であってもよい。例えば、選択コンテンツは、選択コンテンツ表示領域に収まる文字数以下の文字列の選択トピックであってもよい。第1の選択コンテンツ表示データは、スクロール可能な態様で選択トピックの一部又は全部を表示するためのデータであってもよい。第1の選択コンテンツ表示データは、テキストアニメーション等の態様で選択トピックの一部又は全部を表示するためのデータであってもよい。テキストアニメーションは、例えば、流れるテキスト等を含む。第1の選択コンテンツ表示データは、テキストデータ、静止画像データ、動画データ等であってもよい。第1の選択コンテンツ表示データは、選択トピックのソースに関する情報を含み得る。選択トピックのソースに関する情報は、例えば、選択トピックの収集元ページにアクセス可能なリンク情報を含む。
【0057】
第1の選択コンテンツ表示データは、例えば、選択トピックの全文を表示するための指示を入力可能な全文表示ボタンを含む。全文表示ボタンは、第1の要素の一例である。第1の選択コンテンツ表示データは、例えば、配信者により選択トピックの収集元ページにアクセスするための指示を入力可能なアクセスボタンを含む。アクセスボタンは、第1の要素の一例である。第1の選択コンテンツ表示データは、例えば、配信者により一覧を表示させるための指示を入力可能な戻るボタンを含む。戻るボタンは、第1の要素の一例である。
【0058】
情報コンテンツ処理部112は、配信者端末2からのトピック選択指示に基づいて、生成した第1の選択コンテンツ表示データを配信者端末2に送信する。例えば、情報コンテンツ処理部112は、配信者によるトピック選択指示に基づいて、配信者端末2における一覧と選択トピックの表示を切り替える。情報コンテンツ処理部112は、例えば、配信者による一覧を表示させるための指示に基づいて、配信者端末2における一覧と選択トピックの表示を切り替える。
【0059】
なお、情報コンテンツ処理部112は、配信者端末2からの指示に基づいて、選択トピックの一部の表示と選択トピックの全部の表示を切り替えてもよい。
【0060】
情報コンテンツ処理部112は、配信者端末2からの指示に基づいて、情報コンテンツを表示させるためのコンテンツ表示データを視聴者端末3に送信する。視聴者端末3に送信されるコンテンツ表示データは、第2の情報コンテンツデータともいう。情報コンテンツ処理部112は、配信者端末2のユーザ操作に基づいて、第2の情報コンテンツデータを視聴者端末3に送信する。なお、情報コンテンツ処理部112は、動画コンテンツに対して情報コンテンツを加えたデータを視聴者端末3に送信してもよい。情報コンテンツ処理部112は、動画コンテンツデータに情報コンテンツを合成又は重畳したデータを出力してもよいし、動画コンテンツデータと情報コンテンツデータを別々に出力してもよい。
【0061】
情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して配信者端末2から情報コンテンツ表示指示を受信したことに基づいて、第2のコンテンツメニュー表示データを生成する。第2のコンテンツメニュー表示データは、第2の情報コンテンツデータの一例である。第2のコンテンツメニュー表示データは、情報コンテンツのジャンルを示すコンテンツメニューを表示させるためのデータである。第2のコンテンツメニュー表示データは、第1のコンテンツメニュー表示データと同一のコンテンツメニューを表示するためのデータを含む。第2のコンテンツメニュー表示データは、例えば、視聴者により操作可能な要素を含まない。
【0062】
情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して、第2のコンテンツメニュー表示データを配信者端末2に送信する。
【0063】
情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して配信者端末2からジャンル選択指示を受信したことに基づいて、情報コンテンツの一覧を含む第2の一覧表示データを生成する。第2の一覧表示データは、第2の情報コンテンツデータの一例である。第2の一覧表示データは、トピックの一覧を表示させるためのデータである。一覧は、例えば、視聴者により選択可能なトピックを含むリスト画像を示す。第2の一覧表示データは、第2の要素を表示させるためのデータを含む。第2の要素は、視聴者による指示を入力可能な要素である。第2の要素は、例えば、視聴者端末3のユーザ(視聴者)による指示を入力可能な操作子を示す。第2の要素を表示させるためのデータは、例えば、ボタンを表示させるためのデータ。第2の要素を表示させるためのデータは、ボタンに限られず、所定の領域等の視聴者による指示を入力可能な要素を表示させるためのデータであってもよい。第2の要素を表示させるためのデータは、例えば、第2の要素を表示させるための指示を示す信号を含んでもよい。第2の一覧表示データは、例えば、視聴者により一覧に含まれるトピックについて、オブジェクト表示指示を入力可能なオブジェクト表示ボタンを含む。オブジェクト表示指示は、視聴者により選択されたトピックについて、オブジェクトを表示させるための指示である。視聴者により選択されたトピックは、オブジェクトを表示する対象となるトピックである。オブジェクトを表示する対象となるトピックは、オブジェクト表示対象トピックともいう。オブジェクト表示指示は、オブジェクト表示対象トピックを特定可能なトピック識別情報、及びオブジェクト表示対象トピックを選択した視聴者を特定可能な視聴者識別情報を含み得る。オブジェクト表示対象トピックは、オブジェクト表示対象コンテンツの一例である。オブジェクト表示ボタンは、例えば、一覧に含まれるトピックが表示される領域であってもよい。オブジェクト表示ボタンは、第2の要素の一例である。
【0064】
オブジェクトは、例えば、視聴者から配信者に向けてのアクションを示すオブジェクトである。アクションは、視聴者から配信者に向けてのコミュニケーションの一例である。例えば、視聴者は、配信者に向けてアクションを行う。配信者は、視聴者によるアクションを受ける。視聴者と配信者は、アクションを通してコミュニケーションを取ることができる。アクションの量が多いことは、コミュニケーションが活発であることを示す。コミュニケーションが活発であることは、動画配信の盛り上がりを示す。視聴者と配信者は、コミュニケーションを活発に行うことで、動画配信を盛り上げることができる。アクションは、例えば、視聴者の意思表示を含む。意思表示は、特定のトピックに対する意思表示を含む。意思表示は、トピックに興味があること、トピックを共有したいこと、トピックを話題にしたいこと等を示す意思表示を含む。オブジェクトは、例えば、「気になるアクション」を視覚化したオブジェクトである。「気になるアクション」は、例えば、視聴者の興味を示すアクションである。「気になるアクション」は、視聴者のコミュニケーション手段である。「気になるアクション」は、トピックに対して行為を示す意思表示、又はトピックに対する反応を示す。
【0065】
オブジェクトは、配信者に対する視聴者のリアクションを示すオブジェクトであってもよい。リアクションは、例えば、配信者の質問、又はアンケート等に対する答えであってもよい。アクションは、視聴者から他の視聴者に向けてのアクションを含んでもよい。リアクションは、視聴者から他の視聴者に向けてのリアクションを含んでもよい。
【0066】
オブジェクトは、記号、マーク又はアイコン等である。オブジェクトは、任意の色、形状、又はサイズであってもよい。オブジェクトは、例えば、星型のマークである。オブジェクトは、上述のものに限られず、視聴者のアクションの量、盛り上がり等を視覚的に示すものであればよい。例えば、オブジェクトは、視聴者のアクションの量、又はアクションの回数を示す。具体的には、オブジェクトは、視聴者により入力されたオブジェクト表示指示の数、又は回数を示す。例えば、視聴者により「トピックA」について、入力されたオブジェクト表示指示が入力された場合、「トピックA」についてオブジェクトが表示される。オブジェクトは、視聴者によりオブジェクト表示指示が入力される毎に表示されてもよい。例えば、視聴者により「トピックA」について、オブジェクト表示指示が1回入力された場合、「トピックA」について1個のオブジェクトが表示される。例えば、視聴者によるオブジェクト表示指示の回数が多いほど、表示されるオブジェクトの数は多くなってもよい。なお、オブジェクトの数は、オブジェクト表示指示の回数と同一の数であってもよいし、異なる数でもよい。
【0067】
オブジェクトを表示させることは、アクションを行うことの一例である。オブジェクト表示指示を入力することは、アクションを行うことの一例である。
【0068】
オブジェクトは、視聴者が興味、又は関心を持っているトピック示す指標となり得る。例えば、配信者は、オブジェクトに基づいて、複数の視聴者が興味、又は関心を持っているトピックを認識することができる。配信者は、オブジェクトに基づいて、複数の視聴者が興味、又は関心を持っているトピックを共有することができる。
【0069】
情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して、情報コンテンツの一覧を含む第2の一覧表示データを視聴者端末3に送信する。視聴者は、一覧に含まれるトピックの中から、所望のトピックを選択する。視聴者は、選択したトピックについて、オブジェクト表示ボタンを操作することにより、オブジェクトを表示させることができる。視聴者端末3は、視聴者によるオブジェクト表示ボタンの操作に基づいて、ネットワークを介して、オブジェクト表示対象トピックについてオブジェクトを表示するためのオブジェクト表示指示を動画配信装置1に出力する。
【0070】
情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して、視聴者端末3からオブジェクト表示指示を受信する。情報コンテンツ処理部112は、オブジェクトに関する情報を記憶部13に保存してもよい。オブジェクトに関する情報は、例えば、トピック識別情報、視聴者識別情報、時刻情報等を含む。時刻情報は、例えば、視聴者端末3からオブジェクト表示指示を取得した時刻を示す情報である。
【0071】
情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して、配信者端末2からトピック選択指示を受信したことに基づいて、選択トピックの少なくとも一部を表示させるための第2の選択コンテンツ表示データを生成する。第2の選択コンテンツ表示データは、第2の情報コンテンツデータの一例である。第2の選択コンテンツ表示データは、第1の選択コンテンツと同一の選択トピックを表示するためのデータを含む。第2の選択コンテンツ表示データは、選択トピックのソースに関する情報を含み得る。
【0072】
第2の選択コンテンツ表示データは、例えば、選択トピックの全文を表示するための指示を入力可能な全文表示ボタンを含む。全文表示ボタンは、第2の要素の一例である。第2の選択コンテンツ表示データは、例えば、視聴者により選択トピックの収集元ページにアクセスするための指示を入力可能なアクセスボタンを含む。アクセスボタンは、第2の要素の一例である。
【0073】
情報コンテンツ処理部112は、配信者端末2からのトピック選択指示に基づいて、生成した第2の選択コンテンツ表示データを視聴者端末3に送信する。例えば、情報コンテンツ処理部112は、配信者によるトピック選択指示に基づいて、視聴者端末3における一覧と選択トピックの表示を切り替える。情報コンテンツ処理部112は、例えば、配信者による一覧を表示させるための指示に基づいて、視聴者端末3における一覧と選択トピックの表示を切り替える。
【0074】
情報コンテンツ処理部112は、オブジェクト処理を行う。情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して、視聴者端末3からオブジェクト表示指示を受信したことに基づいて、オブジェクト表示データを生成する。オブジェクト表示データは、オブジェクト表示対象トピックについてオブジェクトを表示させるためのデータである。情報コンテンツ処理部112は、オブジェクト表示指示を受信する毎に、オブジェクト表示データを生成してもよい。
【0075】
情報コンテンツ処理部112は、オブジェクト表示ボタンを介した視聴者によるオブジェクト表示指示に基づいて、オブジェクト表示データを出力する。情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して、オブジェクト表示データを配信者端末2に送信する。情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して、オブジェクト表示データを視聴者端末3に送信する。情報コンテンツ処理部112は、ネットワークを介して、オブジェクト表示データを他の視聴者端末3に送信してもよい。他の視聴者端末3は、視聴者端末3が視聴している動画コンテンツと同一の動画コンテンツを視聴している視聴者の視聴者端末である。
【0076】
情報コンテンツ処理部112は、オブジェクトの表示を制御する処理を行ってもよい。情報コンテンツ処理部112は、所定時間内に表示されるオブジェクトの数を制限してもよい。例えば、情報コンテンツ処理部112は、所定時間内に表示可能なオブジェクトの数を所定の個数に限定してもよい。情報コンテンツ処理部112は、選択トピック毎に、所定時間内に表示可能なオブジェクトの数を所定の個数に限定してもよい。情報コンテンツ処理部112は、所定時間内に所定の数を超える数のオブジェクト表示指示を取得した場合、オブジェクトを間引いて表示してもよい。情報コンテンツ処理部112は、オブジェクト表示指示の数が所定の数を超える場合、オブジェクトの表示態様を変えてもよい。表示態様は、形状、色、サイズ、及び表示位置を少なくとも含む。例えば、情報コンテンツ処理部112は、オブジェクト表示指示の回数が5回を超える場合、オブジェクトの形状を星型から丸型に変化させてもよい。情報コンテンツ処理部112は、オブジェクト表示指示の回数が5回を超える場合、オブジェクトの色を黄色から赤に変化させてもよい。情報コンテンツ処理部112は、オブジェクト表示指示の回数が5回を超える場合、オブジェクトのサイズを基準サイズから大きいサイズのオブジェクトに変更してもよい。基準サイズは、例えば、オブジェクト表示指示の回数が5回以下である場合に表示されるオブジェクトのサイズを示す。情報コンテンツ処理部112は、視聴者がオブジェクト表示指示を入力した時刻の順序に基づいて、オブジェクトの表示態様を変えてもよい。例えば、情報コンテンツ処理部112は、オブジェクトの色をオブジェクトが表示されている時間に応じて変化させてもよい。情報コンテンツ処理部112は、オブジェクト表示指示を送信した視聴者端末3の視聴者のユーザランクに基づいて、オブジェクトの表示態様を変えてもよい。
【0077】
(表示例)
配信者端末2に表示される画像について説明する。
図3は、実施形態の配信者端末2に表示される動画配信画像の一例を概略的に示す図である。
【0078】
図3は、配信者により情報コンテンツの表示指示が入力される前の動画配信画像Im1を示す。動画配信画像Im1は、動画コンテンツを表示するエリアA1、及び情報コンテンツ表示ボタンB1を少なくとも含む。
【0079】
エリアA1は、例えば、配信者により作成される動画コンテンツを表示する領域である。エリアA1に表示される動画コンテンツは、例えば、配信者端末2に接続されたカメラにより撮像された映像であってもよい。情報コンテンツ表示ボタンB1は、情報コンテンツを表示するための指示を入力可能な操作子である。
【0080】
配信者は、情報コンテンツ表示ボタンB1を選択する選択操作をすることで、エリアA1に情報コンテンツを表示させることができる。配信者は、情報コンテンツ表示ボタンB1を選択する選択操作をすることで、視聴者端末3の動画コンテンツを表示する動画コンテンツ表示エリアに、情報コンテンツを表示させることができる。
【0081】
配信者は、配信者による操作に基づいて、情報コンテンツの表示、非表示を選択することができる。配信者端末2は、配信者による操作に基づいて、情報コンテンツを表示するための情報コンテンツ表示指示を取得する。配信者端末2は、情報コンテンツ表示指示を取得したことに基づいて、情報コンテンツ表示指示を動画配信装置1に送信する。
【0082】
なお、動画配信画像Im1は、情報コンテンツの表示を終了するための終了ボタンを含んでもよい。配信者は、終了ボタンを選択することで、情報コンテンツの表示を非表示にすることができる。配信者端末2は、配信者による終了ボタンの選択操作に基づいて、情報コンテンツを非表示にする。
【0083】
この例によれば、動画配信装置1は、配信者の操作に基づいて、情報コンテンツを配信者端末2、及び視聴者端末3に送信することができる。配信者は、所望のタイミングで情報コンテンツを配信者端末2に表示させることができる。配信者は、所望のタイミングで情報コンテンツを視聴者端末3に表示させることができる。そのため、配信者と視聴者は、配信者の操作に基づいて、情報コンテンツを共有することができる。
【0084】
図4は、実施形態の配信者端末2に表示されるコンテンツメニュー画像の一例を概略的に示す図である。
【0085】
図4は、配信者により情報コンテンツ表示指示が入力された場合に、配信者端末2に表示されるコンテンツメニュー画像Im2を示す。配信者端末2は、第1のコンテンツメニュー表示データに基づいて、コンテンツメニュー画像Im2を表示デバイスに表示する。コンテンツメニュー画像Im2は、メッセージエリアM1、メニューエリアA2、及び選択完了ボタンB2を少なくとも含む。メッセージエリアM1、メニューエリアA2、及び選択完了ボタンB2は、公知の技術により動画コンテンツに合成又は重畳され得る。
【0086】
メッセージエリアM1は、メッセージを表示する領域である。メッセージは、例えば、配信者にコンテンツメニューから任意のジャンルを選択することを促すメッセージである。メッセージエリアM1は、例えば、「選択してください」等のテキストメッセージを含む。
【0087】
メニューエリアA2は、コンテンツメニューを表示する領域である。コンテンツメニューは、少なくとも1つのジャンルを示す領域を含む。ジャンルを示す領域は、例えば、配信者により操作可能なジャンル選択ボタンであってもよい。配信者は、例えば、所望のジャンルをタッチ入力等で選択する。配信者は、少なくとも1つのジャンルを選択する。配信者端末2は、ジャンル選択指示を取得する。配信者端末2は、配信者の操作に基づいて、ジャンル選択指示を動画配信装置1に送信してもよい。配信者により選択されたジャンルを示す領域は、配信者により選択されていない他のジャンルを示す領域と異なる表示態様で表示されてもよい。
【0088】
選択完了ボタンB2は、例えば、配信者により選択完了の指示を入力可能な操作子である。配信者は、例えば、所望のジャンルを選択した後、選択完了ボタンB2をタッチ入力等で選択する。配信者端末2は、選択完了指示を取得する。配信者端末2は、選択完了指示を取得したことに基づいて、ジャンル選択指示を動画配信装置1に送信してもよい。
【0089】
なお、コンテンツメニュー画像Im2は、視聴者端末3においても表示される。この場合、視聴者端末3は、第2のコンテンツメニュー表示データに基づいて、コンテンツメニュー画像Im2を表示デバイスに表示する。コンテンツメニュー画像Im2は、視聴者により操作可能な選択完了ボタンB2を含まなくてもよい。コンテンツメニュー画像Im2が選択完了ボタンB2を含む場合、選択完了ボタンB2は、視聴者により操作できない態様で表示されてもよい。視聴者端末3において表示されるコンテンツメニュー画像Im2は、視聴者により操作可能なジャンル選択ボタンを含まなくてもよい。コンテンツメニュー画像Im2がジャンル選択ボタンを含む場合、ジャンル選択ボタンは、視聴者により操作できない態様で表示されてもよい。
【0090】
この例によれば、動画配信装置1は、配信者の操作に基づいて、情報コンテンツのジャンルを示すコンテンツメニューを配信者端末2、及び視聴者端末3において表示させることができる。配信者と視聴者は、コンテンツメニューを共有することができる。配信者は、コンテンツメニューから所望のジャンルを選択することができる。動画配信装置1は、配信者端末2からのジャンル選択指示に基づいて、配信者により選択されたジャンルの情報コンテンツを配信者端末2、及び視聴者端末3において表示させることができる。配信者は、配信者が選択したジャンルの情報コンテンツを配信者端末2に表示させることができる。配信者は、配信者が選択したジャンルの情報コンテンツを視聴者端末3に表示させることができる。
【0091】
図5は、実施形態の配信者端末2に表示される一覧表示画像の一例を概略的に示す図である。
図5は、配信者によりジャンル選択指示が入力された場合に、配信者端末2に表示される一覧表示画像Im3を示す。配信者端末2は、第1の一覧表示データに基づいて、一覧表示画像Im3を表示デバイスに表示する。一覧表示画像Im3は、一覧表示エリアA3、及びスクロールボタン表示エリアA4を少なくとも含む。一覧表示エリアA3、及びスクロールボタン表示エリアA4は、公知の技術により動画コンテンツに合成又は重畳され得る。
【0092】
一覧表示エリアA3は、配信者により選択されたジャンルのトピックの一覧を表示する領域である。トピックの一覧は、少なくとも1つのジャンルに含まれるトピックのリストを含む。トピックのリストは、少なくとも1つのトピックを含む。
【0093】
一覧表示エリアA3は、トピックボックスT1を含む。トピックボックスT1は、トピックの一部を表示するエリアである。一覧表示エリアA3は、複数のトピックボックスを含み得る。トピックボックスは、例えば、配信者により操作可能なトピック選択ボタンであってもよい。配信者は、例えば、所望のトピックボックスをタッチ入力等で選択する。例えば、配信者は、トピックAを選択する場合、トピックボックスT1をタッチ入力等で選択する。配信者端末2は、配信者の操作に基づいて、トピック選択指示を取得する。配信者端末2は、配信者の操作に基づいて、トピック選択指示を動画配信装置1に送信してもよい。配信者により選択されたトピックボックスは、配信者により選択されていない他のトピックボックスと異なる表示態様で表示されてもよい。
【0094】
スクロールボタン表示エリアA4は、スクロールボタンを含む。スクロールボタンは、例えば、配信者により一覧表示エリアA3に表示されるトピックボックスを変更する指示を入力可能な操作子である。配信者は、スクロールボタンを操作することにより、一覧表示エリアA3に表示されるトピックボックスを変更することができる。例えば、配信者は、スクロールボタンの操作に基づいて、一覧表示エリアA3に表示されるトピックボックスを上下に移動し得る。なお、一覧表示エリアA3に表示されるトピックボックスは、ユーザによるスライド操作、又はスワイプ操作等に基づいて、変更されてもよい。
【0095】
なお、一覧表示画像Im3は、視聴者端末3においても表示される。この場合、視聴者端末3は、第2の一覧表示データに基づいて、一覧表示画像Im3を表示デバイスに表示する。一覧表示画像Im3は、一覧表示エリアA3、及びスクロールボタン表示エリアA4を含む。
【0096】
一覧表示エリアA3は、少なくとも1つのトピックボックスを含む。トピックボックスは、例えば、オブジェクト表示指示を入力可能なオブジェクト表示ボタンであってもよい。視聴者は、例えば、所望のトピックボックスをタッチ入力等で選択する。例えば、視聴者は、トピックAを選択する場合、トピックボックスT1をタッチ入力等で選択する。視聴者端末3は、視聴者の操作に基づいて、オブジェクト表示指示を取得する。配信者端末2は、配信者の操作に基づいて、オブジェクト表示指示を動画配信装置1に送信してもよい。視聴者端末3において表示される一覧表示画像Im3は、視聴者により操作可能なトピック選択ボタンを含まなくてもよい。一覧表示画像Im3がトピック選択ボタンを含む場合、トピック選択ボタンは、視聴者により操作できない態様で表示されてもよい。
【0097】
スクロールボタン表示エリアA4は、スクロールボタンを含む。スクロールボタンは、例えば、視聴者により一覧表示エリアA3に表示されるトピックボックスを変更する指示を入力可能な操作子である。なお、スクロールボタンは、ページングボタンであってもよい。ページングボタンは、例えば、視聴者により一覧表示エリアA3に表示されるトピックボックスをページ単位で変更する指示を入力可能な操作子である。配信者は、ページングボタンを操作することにより、一覧表示エリアA3に表示されるトピックボックスのページを変更することができる。例えば、配信者は、ページングボタンの操作に基づいて、一覧表示エリアA3に表示されるトピックボックスのページを左右に移動し得る。この例によれば、配信者は、一覧表示エリアA3に表示されるトピックをページ単位で変更させることができる。
【0098】
この例によれば、動画配信装置1は、配信者の操作に基づいて、トピックの一覧を配信者端末2、及び視聴者端末3において表示させることができる。配信者と視聴者は、トピックの一覧を共有することができる。配信者は、トピックの一覧から所望のトピックを選択することができる。動画配信装置1は、配信者端末2からのトピック選択指示に基づいて、配信者により選択されたトピックの情報コンテンツを配信者端末2、及び視聴者端末3において表示させることができる。配信者は、配信者が選択したトピックの情報コンテンツを配信者端末2に表示させることができる。配信者は、配信者が選択したトピックの情報コンテンツを視聴者端末3に表示させることができる。そのため、配信者と視聴者は、配信者の操作に基づいて、配信者により選択された情報コンテンツを共有することができる。
【0099】
図6は、実施形態の配信者端末2に表示される選択コンテンツ表示画像の一例を概略的に示す図である。
図6は、配信者によりトピック選択指示が入力された場合に、配信者端末2に表示される選択コンテンツ表示画像Im4を示す。配信者端末2は、第1の選択コンテンツ表示データに基づいて、選択コンテンツ表示画像Im4を表示デバイスに表示する。選択コンテンツ表示画像Im4は、選択コンテンツ表示エリアA5、全文表示ボタンB3、及び戻るボタンB4を少なくとも含む。選択コンテンツ表示エリアA5、全文表示ボタンB3、及び戻るボタンB4は、公知の技術により動画コンテンツに合成又は重畳され得る。
【0100】
選択コンテンツ表示エリアA5は、配信者により選択されたトピックを表示する領域である。選択コンテンツ表示エリアA5は、選択トピックの少なくとも一部を表示する。選択コンテンツ表示エリアA5は、例えば、トピックのタイトルを表示してもよい。選択コンテンツ表示エリアA5は、選択コンテンツ表示エリアA5に表示可能な長さ、又は文字数のトピックの一部を表示してもよい。選択コンテンツ表示エリアA5は、スクロール可能な態様でトピックの一部又は全部を表示してもよい。選択コンテンツ表示エリアA5は、テキストアニメーションの態様でトピックの一部又は全部を表示してもよい。
【0101】
全文表示ボタンB3は、配信者により操作可能なボタンである。一例では、全文表示ボタンB3は、選択トピックの全文を表示デバイスに表示するための指示を入力可能なボタンである。配信者は、例えば、全文表示ボタンB3をタッチ入力等で選択する。配信者端末2は、配信者の操作に基づいて、全文表示指示を取得する。配信者端末2は、配信者の操作に基づいて、トピックの全文を動画コンテンツに合成又は重畳して表示デバイスに表示させる。配信者端末2は、選択コンテンツを表示する領域とは異なる表示領域に選択トピックの全部を表示デバイスに表示してもよい。配信者端末2は、PinP(Picture-in-Picture)形式で選択トピックの全部を表示デバイスに表示してもよい。
【0102】
なお、配信者端末2は、全文表示指示を動画配信装置1に送信してもよい。動画配信装置1は、全文表示指示を取得したことに基づいて、第1の全文表示データを配信者端末2に送信してもよい。配信者端末2は、第1の全文表示データに基づいて、選択トピックの全文を表示デバイスに表示してもよい。
【0103】
なお、選択トピックの一部又は全文が動画コンテンツに合成又は重畳して表示されている場合に、動画配信装置1は、視聴者端末3から取得したコメントを配信者端末2に出力してもよい。配信者端末2は、選択トピックの一部又は全文にコメントを合成又は重畳して表示してもよい。動画配信装置1は、選択トピックを表示するためのデータとコメントのデータを別々に出力してもよいし、選択トピックを表示するためのデータにコメントを合成又は重畳したデータを出力してもよい。この例によれば、配信者は、トピックの全文を見ながら視聴者から投稿されたコメントを見ることができる。そのため、動画配信装置1は、トピックに関する視聴者と配信者のコミュニケーションを活発化することができる。
【0104】
別の例では、全文表示ボタンB3は、選択トピックの収集元ページにアクセスするためのアクセス指示を入力可能なボタンである。配信者は、例えば、全文表示ボタンB3をタッチ入力等で選択する。配信者端末2は、選択トピックのリンク情報に基づいて、選択トピックの収集元ページにアクセスする。配信者端末2は、選択トピックの収集元ページを動画コンテンツが表示される領域とは異なる領域に表示してもよい。配信者端末2は、選択トピックの収集元ページを動画コンテンツに合成又は重畳して表示してもよい。なお、配信者端末2は、アクセス指示を動画配信装置1に送信してもよい。
【0105】
戻るボタンB4は、配信者により一覧を表示させるための指示を入力可能なボタンである。一覧を表示させるための指示は、選択コンテンツ表示画像から一覧表示画像に表示を切り替える切替指示であってもよい。配信者は、例えば、戻るボタンB4をタッチ入力等で選択する。配信者端末2は、配信者による操作に基づいて、一覧表示画像を表示させる。配信者端末2は、配信者の操作に基づいて、切替指示を動画配信装置1に送信してもよい。
【0106】
なお、選択コンテンツ表示画像Im4は、視聴者端末3においても表示される。この場合、視聴者端末3は、第2の選択コンテンツ表示データに基づいて、選択コンテンツ表示画像Im4を表示デバイスに表示する。選択コンテンツ表示画像Im4は、選択コンテンツ表示エリアA5、及び全文表示ボタンB3を含む。選択コンテンツ表示画像Im4は、視聴者により操作可能な戻るボタンB4を含まなくてもよい。選択コンテンツ表示画像Im4が戻るボタンB4を含む場合、戻るボタンB4は、視聴者により操作できない態様で表示されてもよい。
【0107】
選択コンテンツ表示エリアA5は、配信者により選択されたトピックの少なくとも一部を表示する。
【0108】
全文表示ボタンB3は、視聴者により操作可能なボタンである。一例では、全文表示ボタンB3は、選択トピックの全文を表示デバイスに表示するための指示を入力可能なボタンである。視聴者は、例えば、全文表示ボタンB3をタッチ入力等で選択する。視聴者端末3は、視聴者の操作に基づいて、全文表示指示を取得する。視聴者端末3は、視聴者の操作に基づいて、トピックの全文を動画コンテンツに合成又は重畳して表示デバイスに表示させる。視聴者端末3は、選択コンテンツを表示する領域とは異なる表示領域に選択トピックの全部を表示デバイスに表示してもよい。視聴者端末3は、PinP形式で選択トピックの全部を表示デバイスに表示してもよい。
【0109】
なお、視聴者端末3は、全文表示指示を動画配信装置1に送信してもよい。動画配信装置1は、全文表示指示を取得したことに基づいて、第2の全文表示データを配信者端末2に送信してもよい。視聴者端末3は、第2の全文表示データに基づいて、選択トピックの全文を表示デバイスに表示してもよい。
【0110】
なお、選択トピックの一部又は全文が動画コンテンツに合成又は重畳して表示されている場合に、動画配信装置1は、視聴者端末3から取得したコメントを視聴者端末3に出力してもよい。視聴者端末3は、トピックの一部又は全文にコメントを合成又は重畳して表示してもよい。動画配信装置1は、選択トピックを表示するためのデータとコメントのデータを別々に出力してもよいし、選択トピックを表示するためのデータにコメントを合成又は重畳したデータを出力してもよい。この例によれば、視聴者は、トピックの全文を見ながら他の視聴者から投稿されたコメントを見ることができる。そのため、動画配信装置1は、トピックに関する視聴者と配信者のコミュニケーションを活発化することができる。
【0111】
別の例では、全文表示ボタンB3は、選択トピックの収集元ページにアクセスするためのアクセス指示を入力可能なボタンである。視聴者は、例えば、全文表示ボタンB3をタッチ入力等で選択する。視聴者端末3は、選択トピックのリンク情報に基づいて、選択トピックの収集元ページにアクセスする。視聴者端末3は、選択トピックの収集元ページを動画コンテンツが表示される領域とは異なる領域に表示してもよい。視聴者端末3は、選択トピックの収集元ページを動画コンテンツに合成又は重畳して表示してもよい。なお、視聴者端末3は、アクセス指示を動画配信装置1に送信してもよい。
【0112】
この例によれば、動画配信装置1は、配信者の操作に基づいて、選択トピックを配信者端末2、及び視聴者端末3において表示させることができる。配信者と視聴者は、選択トピックを共有することができる。また、動画配信装置1は、配信者の操作に基づいて、選択トピックの表示と一覧の表示を切り替えることができる。配信者と視聴者は、配信者の操作に基づいて、選択トピック、又は一覧を共有することができる。
【0113】
配信者端末2は、配信者の操作に基づいて、選択トピックの全文を表示させること、又は選択トピックの収集元ページにアクセスすることができる。視聴者端末3は、視聴者の操作に基づいて、選択トピックの全文を表示させること、又は選択トピックの収集元ページにアクセスすることができる。配信者、及び視聴者は、それぞれの選択により選択トピックの全文表示、又は選択トピックの収集元ページへのアクセスを行うことができる。
【0114】
図7は、実施形態の配信者端末2に表示される一覧表示画像の別の例を概略的に示す図である。
図7は、視聴者によりオブジェクト表示指示が入力された場合の一覧表示画像Im5を示す。一覧表示画像Im5は、一覧表示画像Im3と同様に、一覧表示エリア、及びスクロールボタン表示エリアを少なくとも含む。一覧表示エリア、及びスクロールボタン表示エリアは、公知の技術により動画コンテンツに合成又は重畳され得る。
【0115】
一覧表示エリアは、オブジェクトOb1を含む。オブジェクトは、一覧表示エリアに含まれるトピックボックスの各々について表示され得る。
図7の例では、エリアA6は、複数のオブジェクトを含む。エリアA6は、トピックボックスT1に対して視聴者により付されたオブジェクトを表示する領域である。エリアA6は、トピックボックスT1に対して、視聴者によりオブジェクト表示指示が入力されたことを示す。エリアA6は、例えば、トピックボックスT1に表示されたトピックに対して入力された「気になるアクション」の量を示す。エリアA6に示されるオブジェクトの数は、視聴者によりオブジェクト表示指示が入力された回数に応じた数である。エリアA6に示されるオブジェクトの数は、視聴者によりオブジェクト表示指示が入力された回数と同一の数でもよいし、オブジェクト表示指示が入力された回数を相対的に表す数でもよい。
図7の例では、トピックボックスT1に対するオブジェクトの数は、トピックボックスT2に対するオブジェクトの数より多い。
図7では、トピックボックスT1に表示されたトピックは、トピックボックスT2に表示されたトピックよりも、多くの視聴者から「気になるアクション」がされたことが示される。
なお、一覧表示画像Im5は、視聴者端末3においても同様に表示される。
【0116】
この例によれば、動画配信装置1は、視聴者端末3からオブジェクト表示指示を受信したことに基づいて、オブジェクト対象トピックに関連付けてオブジェクトを表示する。動画配信装置1は、視聴者からのアクションを視覚化することができる。配信者は、オブジェクトがオブジェクト対象トピックに関連付けて表示されることにより、視聴者が興味を持っているトピックを認識することができる。配信者は、視聴者のアクションに基づいて、トピックを選択トピックとして選択することができる。視聴者は、視聴者が興味を持ったトピックを配信者に伝えることができる。そのため、動画配信装置1は、情報コンテンツに基づいて、配信者と視聴者とのコミュニケーションを活発にすることができる。このように、動画配信装置1は、動画コンテンツ配信中に、配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができる
(動作例)
動画配信システムSの動作について説明する。
以下で説明する処理手順は一例にすぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。処理手順は、実施形態に応じて各処理の省略、又は置換が可能であり、新たな処理の追加も可能である。
【0117】
なお、以下の動画配信装置1を主体とする説明では、動画配信装置1を制御部11と読み替えてもよい。同様に、配信者端末2を主体とする説明では、配信者端末2を配信者端末2の制御部、又は処理回路と読み替えてもよい。視聴者端末3を主体とする説明では、視聴者端末3を視聴者端末3の制御部、又は処理回路と読み替えてもよい。
以下の説明では、動画コンテンツが視聴者端末3に配信され、動画コンテンツの配信中に情報コンテンツが表示されるものとする。なお、動画コンテンツは、配信者端末2に配信されてもよい。なお、複数の視聴者端末3は、同一の動画コンテンツを視聴している視聴者端末3を示す。以下の説明では、配信者により生放送コンテンツの配信(ライブ配信)がされる場合を例に説明する。
【0118】
配信者端末2は、動画コンテンツを動画配信装置1に送信する。
動画配信装置1の制御部11は、ネットワークを介して、配信者端末2から動画コンテンツを取得する。この処理は、制御部11が実現する動画コンテンツ取得部110による処理でもよい。制御部11は、動画コンテンツを記憶部13に保存する。
【0119】
制御部11は、ネットワークを介して、動画コンテンツを視聴者の視聴者端末3に配信する(ステップS11)。ステップS11は、制御部11が実現する動画コンテンツ配信部111による処理でもよい。ステップS11では、例えば、制御部11は、視聴者端末3により動画コンテンツの配信要求を受信する。制御部11は、動画コンテンツの配信要求に含まれるコンテンツ識別情報に基づいて、記憶部13に保存される動画コンテンツデータを取得する。制御部11は、動画コンテンツデータを配信先の視聴者端末3へ配信する。
【0120】
視聴者端末3は、ネットワークを介して、動画配信装置1から動画コンテンツデータを受信する。視聴者端末3は、動画コンテンツを表示する(ステップS21)。ステップS21では、例えば、視聴者端末3は、動画コンテンツデータに基づいて、動画コンテンツを表示デバイスに表示する。
【0121】
配信者端末2の配信者は、動画コンテンツを配信中に、情報コンテンツを表示するための情報コンテンツ表示指示を入力する。配信者端末2は、ネットワークを介して、情報コンテンツ表示指示を動画配信装置1に出力する(ステップS1)。ステップS1では、例えば、配信者端末2は、配信者の情報コンテンツ表示ボタン等の操作に基づいて、情報コンテンツ表示指示を取得する。配信者端末2は、配信者の操作に基づいて、情報コンテンツ表示指示を動画配信装置1に出力する。
【0122】
動画配信装置1の制御部11は、ネットワークを介して、配信者端末2から情報コンテンツ表示指示を受信する。制御部11は、情報コンテンツ表示指示を受信したことに基づいて、コンテンツメニュー表示データを生成する。この処理は、制御部11が実現する情報コンテンツ処理部112による処理でもよい。制御部11は、情報コンテンツデータに基づいて、第1のコンテンツメニュー表示データ、及び第2のコンテンツメニュー表示データを生成する。
【0123】
制御部11は、コンテンツメニュー表示データを出力する(ステップS12)。ステップS12は、制御部11が実現する情報コンテンツ処理部112による処理でもよい。ステップS12では、例えば、制御部11は、ネットワークを介して、第1のコンテンツメニュー表示データを配信者端末2に出力する。制御部11は、ネットワークを介して、第2のコンテンツメニュー表示データを視聴者端末3に出力する。
【0124】
視聴者端末3は、ネットワークを介して、第2のコンテンツメニュー表示データを動画配信装置1から受信する。視聴者端末3は、第2のコンテンツメニュー表示データに基づいて、コンテンツメニューを表示デバイスに表示する(ステップS22)。
【0125】
配信者端末2は、ネットワークを介して、第1のコンテンツメニュー表示データを動画配信装置1から受信する。配信者端末2は、第1のコンテンツメニュー表示データに基づいて、コンテンツメニューを表示デバイスに表示する(ステップS2)。
【0126】
配信者端末2は、配信者によるジャンル選択ボタン等の入力に基づいて、ジャンル選択指示を取得する。配信者端末2は、ネットワークを介して、ジャンル選択指示を動画配信装置1に出力する(ステップS3)。ステップS3では、例えば、配信者端末2は、配信者により選択されたジャンルを識別可能なジャンル識別情報を、動画配信装置1に出力してもよい。配信者端末2は、配信者を識別可能な配信者識別情報を、動画配信装置1に出力してもよい。
【0127】
動画配信装置1の制御部11は、ネットワークを介して、配信者端末2からジャンル選択指示を受信する。制御部11は、ジャンル選択指示を受信したことに基づいて、一覧表示データを生成する。この処理は、制御部11が実現する情報コンテンツ処理部112による処理でもよい。制御部11は、例えば、情報コンテンツデータに基づいて、第1の一覧表示データ、及び第2の一覧表示データを生成する。なお、制御部11は、情報コンテンツを所定の順序に応じて並べた一覧表示データを作成してもよい。
【0128】
制御部11は、一覧表示データを出力する(ステップS13)。ステップS13は、制御部11が実現する情報コンテンツ処理部112による処理でもよい。ステップS13では、例えば、制御部11は、ネットワークを介して、第1の一覧表示データを配信者端末2に出力する。制御部11は、ネットワークを介して、第2の一覧表示データを視聴者端末3に出力する。
【0129】
視聴者端末3は、ネットワークを介して、第2の一覧表示データを動画配信装置1から受信する。視聴者端末3は、第2の一覧表示データに基づいて、一覧を表示デバイスに表示する(ステップS23)。
【0130】
配信者端末2は、ネットワークを介して、第1の一覧表示データを動画配信装置1から受信する。配信者端末2は、第1の一覧表示データに基づいて、一覧を表示デバイスに表示する(ステップS4)。
【0131】
動画配信装置1の制御部11は、後述するオブジェクト処理を行う(ステップS14)。ステップS14は、制御部11が実現する情報コンテンツ処理部112による処理でもよい。
【0132】
配信者端末2は、配信者によるトピック選択ボタン等の入力に基づいて、トピック選択指示を取得する。配信者端末2は、ネットワークを介して、トピック選択指示を動画配信装置1に出力する(ステップS5)。ステップS5では、例えば、配信者端末2は、配信者により選択された選択トピックを識別可能なトピック識別情報を、動画配信装置1に出力してもよい。配信者端末2は、選択トピックを選択した配信者を識別可能な配信者識別情報を、動画配信装置1に出力してもよい。
【0133】
動画配信装置1の制御部11は、ネットワークを介して、配信者端末2からトピック選択指示を受信する。制御部11は、トピック選択指示を受信したことに基づいて、選択コンテンツ表示データを生成する。この処理は、制御部11が実現する情報コンテンツ処理部112による処理でもよい。制御部11は、例えば、第1の選択コンテンツ表示データ、及び第2の選択コンテンツ表示データを生成する。
【0134】
制御部11は、選択コンテンツ表示データを出力する(ステップS15)。ステップS15は、制御部11が実現する情報コンテンツ処理部112による処理でもよい。ステップS15では、例えば、制御部11は、ネットワークを介して、第1の選択コンテンツ表示データを配信者端末2に出力する。制御部11は、ネットワークを介して、第2の選択コンテンツ表示データを視聴者端末3に出力する。
【0135】
視聴者端末3は、ネットワークを介して、第2の選択コンテンツ表示データを動画配信装置1から受信する。視聴者端末3は、第2の選択コンテンツ表示データに基づいて、選択コンテンツを表示デバイスに表示する(ステップS24)。
【0136】
配信者端末2は、ネットワークを介して、第1の選択コンテンツ表示データを動画配信装置1から受信する。配信者端末2は、第1の選択コンテンツ表示データに基づいて、選択コンテンツを表示デバイスに表示する(ステップS6)。
【0137】
配信者端末2は、配信者により切替指示がされたか否かを判定する(ステップS7)。ステップS7では、例えば、配信者端末2は、配信者により戻るボタン等の入力による切替指示を取得したか否かに基づいて、切替指示の有無を判定する。配信者端末2は、切替指示を取得した場合、配信者により切替指示がされたと判定する。配信者端末2は、切替指示を取得していない場合、配信者により切替指示がされていないと判定する。切替指示がされていない場合(ステップS7:NO)、配信者端末2が行う処理は、ステップS7を繰り返す。切替指示がされた場合(ステップS7:YES)、配信者端末2が行う処理は、ステップS7からステップS8へ遷移する。
【0138】
配信者端末2は、ネットワークを介して、切替指示を動画配信装置1に出力する(ステップS8)。
【0139】
動画配信装置1の制御部11は、ネットワークを介して、切替指示を配信者端末2から受信する。制御部11は、切替指示を受信したことに基づいて、一覧表示データを生成する。この処理は、制御部11が実現する情報コンテンツ処理部112による処理でもよい。制御部11は、例えば、第1の一覧表示データ、及び第2の一覧表示データを生成する。制御部11は、例えば、配信者により過去に選択されたトピックに対応するトピックボックスを、配信者により選択されていないトピックに対応する他のトピックボックスと異なる表示態様で表示されるように一覧表示データを生成してもよい。表示態様は、文字色、サイズ、フォント、背景色、明度又は輝度、背景パターン、フレーム色、点滅表示等を含む。
【0140】
制御部11は、一覧表示データを出力する(ステップS16)。ステップS16は、制御部11が実現する情報コンテンツ処理部112による処理でもよい。ステップS16では、例えば、制御部11は、ネットワークを介して、第1の一覧表示データを配信者端末2に出力する。制御部11は、ネットワークを介して、第2の一覧表示データを視聴者端末3に出力する。
【0141】
視聴者端末3は、ネットワークを介して、第2の一覧表示データを動画配信装置1から受信する。視聴者端末3は、第2の一覧表示データに基づいて、一覧を表示デバイスに表示する(ステップS25)。
【0142】
配信者端末2は、ネットワークを介して、第1の一覧表示データを動画配信装置1から受信する。配信者端末2は、第1の一覧表示データに基づいて、一覧を表示デバイスに表示する(ステップS9)。
【0143】
配信者端末2は、配信者により終了指示がされたか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10では、例えば、配信者端末2は、配信者により終了ボタン等の入力による終了指示を取得したか否かに基づいて、終了指示の有無を判定する。配信者端末2は、終了指示を取得した場合、配信者により終了指示がされたと判定する。配信者端末2は、終了指示を取得していない場合、配信者により終了指示がされていないと判定する。終了指示がされていない場合(ステップS10:NO)、配信者端末2が行う処理は、ステップS10を繰り返す。終了指示がされた場合(ステップS10:YES)、配信者端末2は、情報コンテンツを非表示にする。例えば、配信者は、一覧が表示されている場合であっても、選択コンテンツが表示されている場合であっても、終了指示を入力することができる。配信者端末2は、終了指示を取得したことに基づいて、情報コンテンツを非表示にする。配信者端末2は、ネットワークを介して、終了指示を動画配信装置1に出力する。
【0144】
動画配信装置1の制御部11は、ネットワークを介して、終了指示を配信者端末2から受信する。制御部11は、終了指示を受信したことに基づいて、ネットワークを介して、情報コンテンツを非表示にするための非表示指示を視聴者端末3に出力する(ステップS17)。
【0145】
視聴者端末3は、ネットワークを介して、非表示指示を動画配信装置1から取得する。視聴者端末3は、非表示指示に基づいて、情報コンテンツを非表示にする。
【0146】
この例によれば、動画配信システムSは、配信者端末2から取得した指示に基づいて、情報コンテンツを配信者端末2、及び視聴者端末3に表示させることができる。そのため、動画配信システムSは、配信者に視聴者と共有する話題を提供することができる。これにより、動画配信システムSは、配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができる。また、動画配信システムSは、配信者により選択された選択トピックを視聴者端末3に表示させることができる。そのため、動画配信システムSは、配信者により選択されたトピックに基づいて、配信者と視聴者とがコミュニケーションを取れるよう支援することができる。
【0147】
図9は、実施形態の動画配信システムSによるオブジェクト表示に関する情報処理の手順を例示するシーケンス図である。
図9に示す情報処理は、
図8に示すシーケンス図のステップS14の処理である。
【0148】
以下の処理では、視聴者端末3を使用する視聴者が配信者端末2を使用する配信者により配信される動画コンテンツを視聴しているものとする。視聴者は、配信者端末2に表示される情報コンテンツと同一の内容を含む情報コンテンツを視聴しているものとする。
【0149】
視聴者端末3は、動画配信装置1により生成された第2の一覧表示データに基づく一覧を表示デバイスに表示しているものとする。視聴者は、一覧に含まれる複数のトピックについて、アクションを行う。視聴者は、一覧に含まれる複数のトピックからオブジェクト表示対象トピックを選択する。
【0150】
視聴者端末3は、視聴者によるオブジェクト表示対象トピックに対するオブジェクト表示ボタン等の入力に基づいて、オブジェクト表示指示を取得する。視聴者端末3は、ネットワークを介して、オブジェクト表示指示を動画配信装置1に出力する(ステップS121)。ステップS121では、例えば、視聴者端末3は、視聴者により選択されたオブジェクト表示対象トピックを識別可能なトピック識別情報を、動画配信装置1に出力してもよい。配信者端末2は、オブジェクト表示対象トピックを選択した視聴者を識別可能な視聴者識別情報を、動画配信装置1に出力してもよい。
【0151】
動画配信装置1の制御部11は、ネットワークを介して、視聴者端末3からオブジェクト表示指示を受信する。制御部11は、オブジェクト表示指示を受信したことに基づいて、オブジェクト表示データを生成する。この処理は、制御部11が実現する情報コンテンツ処理部112による処理でもよい。制御部11は、例えば、第1のオブジェクト表示データ、及び第2のオブジェクト表示データを生成する。第1のオブジェクト表示データ、及び第2のオブジェクト表示データは、同一のデータであってもよく、異なるデータであってもよい。
【0152】
制御部11は、オブジェクト表示データを出力する(ステップS111)。ステップS111は、制御部11が実現する情報コンテンツ処理部112による処理でもよい。ステップS111では、例えば、制御部11は、ネットワークを介して、第1のオブジェクト表示データを配信者端末2に出力する。制御部11は、ネットワークを介して、第2のオブジェクト表示を視聴者端末3に出力する。
【0153】
配信者端末2は、ネットワークを介して、第1のオブジェクト表示データを動画配信装置1から受信する。配信者端末2は、第1のオブジェクト表示データに基づいて、オブジェクトを表示デバイスに表示する(ステップS101)。配信者端末2は、例えば、オブジェクトを一覧に合成又は重畳して表示デバイスに表示する。
【0154】
配信者端末2は、オブジェクトを表示してから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS102)。ステップS102では、例えば、配信者端末2は、動画配信装置1から第1のオブジェクト表示データを受信してから所定時間が経過したか否かを判定してもよい。
【0155】
配信者端末2は、オブジェクト表示データを受信してから所定時間が経過した場合、オブジェクトを表示してから所定時間が経過したと判定する。配信者端末2は、オブジェクト表示データを受信してから所定時間が経過していない場合、オブジェクトを表示してから所定時間が経過していないと判定する。オブジェクトを表示してから所定時間が経過していない場合(ステップS102:NO)、配信者端末2が行う処理は、ステップS1102を繰り返す。オブジェクトを表示してから所定時間が経過した場合(ステップS102:YES)、配信者端末2が行う処理は、ステップS102からステップS103へ遷移する。
【0156】
配信者端末2は、オブジェクトを表示してから所定時間が経過したことに基づいて、オブジェクトを非表示にする(ステップS103)。配信者端末2において、オブジェクトは、所定時間が経過したことに基づいて非表示になる。なお、配信者端末2は、動画配信装置1により出力されるオブジェクト非表示指示に基づいて、オブジェクトを非表示にしてもよい。例えば、動画配信装置1は、視聴者端末3からオブジェクト表示指示を受信してから所定時間が経過したことに基づいて、オブジェクト非表示指示を配信者端末2に出力してもよい。なお、配信者端末2は、視聴者がオブジェクト表示指示を入力した時刻の順序に基づいて、オブジェクトの表示態様を変えてもよい。配信者端末2は、オブジェクトの色をオブジェクトが表示されている時間に応じて変化させてもよい。
【0157】
視聴者端末3は、ネットワークを介して、第2のオブジェクト表示データを動画配信装置1から受信する。視聴者端末3は、第2のオブジェクト表示データに基づいて、オブジェクトを表示デバイスに表示する(ステップS122)。視聴者端末3は、例えば、オブジェクトを一覧に合成又は重畳して表示デバイスに表示する。
【0158】
視聴者端末3は、オブジェクトを表示してから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS123)。ステップS123では、例えば、視聴者端末3は、動画配信装置1から第2のオブジェクト表示データを受信してから所定時間が経過したか否かを判定してもよい。
【0159】
視聴者端末3は、オブジェクト表示データを受信してから所定時間が経過した場合、オブジェクトを表示してから所定時間が経過したと判定する。視聴者端末3は、オブジェクト表示データを受信してから所定時間が経過していない場合、オブジェクトを表示してから所定時間が経過していないと判定する。オブジェクトを表示してから所定時間が経過していない場合(ステップS123:NO)、視聴者端末3が行う処理は、ステップS123を繰り返す。オブジェクトを表示してから所定時間が経過した場合(ステップS123:YES)、視聴者端末3が行う処理は、ステップS123からステップS124へ遷移する。
【0160】
視聴者端末3は、オブジェクトを表示してから所定時間が経過したことに基づいて、オブジェクトを非表示にする(ステップS124)。視聴者端末3において、オブジェクトは、所定時間が経過したことに基づいて非表示になる。なお、視聴者端末3は、動画配信装置1により出力されるオブジェクト非表示指示に基づいて、オブジェクトを非表示にしてもよい。例えば、動画配信装置1は、視聴者端末3からオブジェクト表示指示を受信してから所定時間が経過したことに基づいて、オブジェクト非表示指示を視聴者端末3に出力してもよい。なお、動画配信装置1は、配信者端末2からオブジェクト非表示指示を受信してもよい。配信者端末2は、例えば、オブジェクトを表示してから所定時間が経過したことに基づいて、オブジェクト非表示指示を動画配信装置1に出力してもよい。動画配信装置1は、配信者端末2からオブジェクト非表示指示に受信したこと基づいて、オブジェクト非表示指示を視聴者端末3に出力してもよい。なお、視聴者端末3は、視聴者がオブジェクト表示指示を入力した時刻の順序に基づいて、オブジェクトの表示態様を変えてもよい。視聴者端末3は、オブジェクトの色をオブジェクトが表示されている時間に応じて変化させてもよい。
【0161】
この例によれば、動画配信システムSは、視聴者端末3から取得した指示に基づいて、オブジェクトを配信者端末2、及び視聴者端末3に表示させることができる。視聴者は、オブジェクトを表示させることにより、配信者に興味、又は関心を持ったトピックを知らせることができる。そのため、動画配信システムSは、配信者に、視聴者が興味、又は関心を持ったトピックを視覚的に認識させることができる。これにより、動画配信システムSは、配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができる。また、配信者は、オブジェクトに基づいて、視聴者とコミュニケーションを取りながら、選択トピックを選択することができる。例えば、配信者は、オブジェクトが表示されたトピックを選択することで、視聴者のアクションに対してリアクションをすることができる。そのため、動画配信システムSは、オブジェクトに基づいて、配信者と視聴者とがコミュニケーションを活発化することができる。
【0162】
なお、視聴者端末3は、同一のトピックについて複数回オブジェクト表示指示を入力可能としてもよい。例えば、動画配信装置1は、同一のトピックについて複数回オブジェクト表示指示を入力可能な態様で、オブジェクト表示ボタンを表示するためのデータを視聴者端末3に出力してもよい。この例によれば、視聴者は、同一のトピックについて複数回アクションを行うことができる。視聴者は、複数回アクションを行うことで、視聴者の興味、又は関心の高さを配信者に伝えることができる。例えば、視聴者端末3は、アクションが行われた回数に従って、オブジェクト表示指示を動画配信装置1に出力することができる。動画配信装置1は、アクションが行われた回数に従って、オブジェクトを配信者端末2に表示させることができる。配信者は、表示されるオブジェクトの数等に基づいて、視聴者の興味、又は関心の高さを認識することができる。
【0163】
なお、視聴者端末3は、同一のトピックについて、所定時間内に視聴者により入力可能なオブジェクト表示指示の回数を制限してもよい。例えば、動画配信装置1は、同一のトピックについて、所定時間内に入力可能なオブジェクトの数を制限する態様で、オブジェクト表示ボタンを表示するためのデータを視聴者端末3に出力してもよい。動画配信装置1は、同一のトピックについて、所定時間毎に1回オブジェクト表示指示を入力可能な態様で、オブジェクト表示ボタンを表示するためのデータを視聴者端末3に出力してもよい。この例によれば、視聴者により同一のトピックについてアクションを行うことができる回数が制限される。そのため、動画配信装置1は、同一の視聴者から同一のトピックについて、オブジェクト表示ボタンが連打されることを防ぐことができる。
【0164】
なお、視聴者端末3は、同一のトピックに限らず、所定時間内に入力可能なオブジェクト表示指示の回数を制限してもよい。例えば、動画配信装置1は、全てのトピックについて、所定時間内に入力可能なオブジェクトの数を制限する態様で、オブジェクト表示ボタンを表示するためのデータを視聴者端末3に出力してもよい。動画配信装置1は、全てのトピックについて、所定時間毎に1回オブジェクト表示指示を入力可能な態様で、オブジェクト表示ボタンを表示するためのデータを視聴者端末3に出力してもよい。この例によれば、視聴者により任意のトピックについて、アクションを行うことができる回数を制限される。そのため、動画配信装置1は、任意のトピックについて、同一の視聴者からオブジェクト表示ボタンが連打されることを防ぐことができる。
【0165】
(効果)
上記のように、本実施形態によれば、配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信システムは、共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを配信者端末に送信し、共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを視聴者端末に送信する。
これにより、動画配信システムは、動画コンテンツを配信中に、共有コンテンツを配信者端末、及び視聴者端末に送信し、表示させることができる。動画配信システムは、共有コンテンツに基づいて、配信者と視聴者が共有できる話題を提供することができる。配信者と視聴者は、提供された話題を共有することで、コミュニケーションを活発に行うことができる。このように、動画配信システムは、配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができる。また、動画配信システムは、一覧からコンテンツを選択する指示を入力可能な要素を配信者端末に送信し、一覧からオブジェクトを表示させる指示を入力可能な要素を視聴者端末に送信する。これにより、動画配信システムは、配信者により選択されたコンテンツを視聴者と配信者に共有させることができる。動画配信システムは、視聴者による操作に基づくオブジェクトを配信者と共有させることができる。そのため、動画配信システムは、配信者と視聴者から異なる指示を受け付け、それぞれの指示に応じたコミュニケーションを行わせることができる。これにより、動画配信システムは、配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができる。
【0166】
本実施形態によれば、動画配信システムにおいて、第1のコンテンツ表示データは、コンテンツの一覧を含み、コンテンツの一覧に含まれる選択コンテンツの少なくとも一部を表示させるための選択指示を入力可能な第1の要素を表示させるためのデータを含み、動画配信システムは、第1の要素を介した配信者による選択指示に基づいて、選択コンテンツの少なくとも一部を表示させるための選択コンテンツ表示データを配信者端末、及び視聴者端末に送信する。
これにより、動画配信システムは、配信者の操作に基づいて、配信者により選択されたコンテンツを視聴者と配信者に共有させることができる。動画配信システムは、配信者により選択されたコンテンツに基づいて、配信者と視聴者がコミュニケーションを行わせることができる。これにより、動画配信システムは、配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができる。
【0167】
本実施形態によれば、動画配信システムにおいて、第2のコンテンツ表示データは、コンテンツの一覧を含み、コンテンツの一覧に含まれるオブジェクト表示対象コンテンツについてオブジェクトを表示させるための表示指示を入力可能な第2の要素を表示させるためのデータを含み、動画配信システムは、第2の要素を介した視聴者による表示指示に基づいて、オブジェクト表示対象コンテンツについてオブジェクトを表示させるためのオブジェクト表示データを配信者端末、及び視聴者端末に送信する。
これにより、動画配信システムは、視聴者の操作に基づいて、視聴者が選択したコンテンツについてオブジェクトを共有させることができる。例えば、視聴者は、コンテンツに対する興味や関心を、オブジェクトを介して配信者に伝えることができる。配信者は、オブジェクトが表示されているコンテンツについて、視聴者が興味や関心を持っていることを認識することができる。配信者は、視聴者の興味や関心に基づいて、一覧からコンテンツを選択することができる。そのため、動画配信システムは、配信者と視聴者とのコミュニケーションを活発化することができる。これにより、動画配信システムは、配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができる。
【0168】
本実施形態によれば、動画配信システムは、配信者による選択指示に基づいて、コンテンツの一覧と選択コンテンツの表示を切り替える。
これにより、動画配信システムは、配信者の操作に基づいて、配信者と視聴者間で共有される情報を変えることができる。動画配信システムは、配信者主導で、配信者と視聴者間で情報コンテンツを共有させることができる。これにより、動画配信システムは、配信者主導の配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができる。
【0169】
本実施形態によれば、選択コンテンツ表示データは、選択コンテンツに関するリンク情報を含む。例えば、配信者、及び視聴者は、選択コンテンツの収集元ページにアクセスすることで、選択コンテンツに関する詳細な情報を得ることができる。そのため、配信者、及び視聴者は、詳細な情報に基づいて、更に話題を広げることができる。これにより、動画配信システムは、配信者と視聴者とのコミュニケーションを活発化することができる。このように、動画配信システムは、配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができる。
【0170】
本実施形態によれば、オブジェクトは、所定時間が経過したことに基づいて非表示になる。そのため、動画配信システムは、オブジェクトの表示を順次更新し、視聴者によるアクションをリアルタイムで表示することができる。視聴者は、例えば、オブジェクトを消さないように随時オブジェクトの表示指示を行うことができる。これにより、動画配信システムは、配信者と視聴者とのコミュニケーションを活発化することができる。このように、動画配信システムは、配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができる。また、動画配信システムは、オブジェクトを順次消去することで、表示するオブジェクトの数を制限することができる。そのため、動画配信システムは、オブジェクト表示処理の処理量を削減することができる。
【0171】
本実施形態によれば、動画配信システムは、所定時間内に視聴者により入力可能な表示指示の回数を制限する。これにより、動画配信システムは、視聴者によるオブジェクトの表示指示の連打等を防ぐことができる。そのため、動画配信システムは、オブジェクト表示処理の処理量を削減することができる。
【0172】
本実施形態によれば、動画配信システムは、所定時間内に表示されるオブジェクトの数を制限する。これにより、動画配信システムは、多数のオブジェクトが密集して表示されることを防ぎ、オブジェクトを視認しやすくすることができる。また、動画配信システムは、オブジェクト表示処理の処理量を削減することができる。
【0173】
本実施形態によれば、動画配信システムにおいては、コンテンツの一覧は、コンテンツを所定の順序に応じて並べた一覧である。例えば、動画配信システムは、アクセスランキングに基づいて一覧を表示させることができる。そのため、動画配信システムは、配信者、又は視聴者が興味や関心を持ちやすい話題を提供することができる。これにより、動画配信システムは、興味や関心を持ちやすい話題を共有することで、配信者と視聴者とのコミュニケーションを活発化することができる。このように、動画配信システムは、配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができる。
【0174】
(他の実施形態)
上述の実施形態では、動画配信装置1は、生放送コンテンツを視聴者端末3に配信する例として説明したが、動画配信装置1は、タイムシフト配信の動画コンテンツを視聴者端末3に配信してもよい。この場合、動画配信装置1は、タイムシフト配信の動画コンテンツに対応する生放送コンテンツに対して表示された情報コンテンツを表示するためのデータを動画コンテンツデータに加えて視聴者端末3に送信する。例えば、動画配信装置1は、第2の一覧表示データに含まれる第2の要素を非アクティブな態様で、第2の一覧表示データを視聴者端末3に送信してもよい。視聴者は、一覧表示画像に対してアクションを行うことはできない。視聴者は、オブジェクト表示指示を入力することができない。例えば、動画配信装置1は、第2の選択コンテンツ表示データに含まれる第2の要素をアクティブな態様で、第2の選択コンテンツ表示データを視聴者端末3に送信してもよい。視聴者は、選択コンテンツ画像に対して操作を行ってもよい。視聴者は、全文表示ボタンを選択して、全文表示指示を入力することができる。視聴者は、全文表示ボタンを選択して、アクセス指示を入力することができる。
【0175】
この例によれば、動画配信装置1は、タイムシフト配信においても、情報コンテンツを表示させることで、配信者と視聴者間で情報を共有することができる。動画配信装置1は、タイムシフト配信においても、視聴者による選択コンテンツに対する操作を受け付けることができる。
【0176】
なお、この発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
【0177】
処理回路を構成する1つ以上の回路のそれぞれは、複数の処理のうちの1つ以上の処理を実行する。処理回路が単一の回路で構成される場合、単一の回路は、複数の処理の全部を実行する。処理回路が複数の回路で構成される場合、複数の回路のそれぞれは、複数の処理のうちの一部を実行する。複数の処理のうちの一部は、複数の処理のうちの1つでもよいし、複数の処理のうちの2つ以上でもよい。処理回路が複数の回路で構成される場合、複数の回路は、1つの装置に含まれていてもよいし、複数の装置に分散していてもよい。
【0178】
本明細書で述べた各機能部の任意の一部、又は全部をプログラムによって実現するようにしてもよい。本明細書で言及したプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に非一時的に記録して頒布されてもよいし、インターネットなどの通信回線(無線通信も含む)を介して頒布されてもよいし、任意の端末にインストールされた状態で頒布されてもよい。
【0179】
上記の記載に基づいて、当業者であれば、本発明の追加の効果や種々の変形例を想到できるかもしれないが、本発明の態様は、上述した個々の実施形態には限定されるものではない。特許請求の範囲に規定された内容及びその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
【0180】
例えば、本明細書において1台の装置(あるいは部材、以下同じ)として説明されるもの(図面において1台の装置として描かれているものを含む)を複数の装置によって実現してもよい。逆に、本明細書において複数の装置として説明されるもの(図面において複数の装置として描かれているものを含む)を1台の装置によって実現してもよい。あるいは、ある装置(例えばサーバ)に含まれるとした手段や機能の一部、又は全部が、他の装置(例えばユーザ端末)に含まれるようにしてもよい。また、「システム」とは、1台の装置から構成されてもよいし、2以上の装置(例えばサーバとユーザ端末、あるいは複数のユーザ端末)から構成されてもよい。
【0181】
また、本明細書に記載された事項の全てが必須の要件というわけではない。特に、本明細書に記載され、特許請求の範囲に記載されていない事項は任意の付加的事項ということができる。
【0182】
なお、本出願人は本明細書の「先行技術文献」欄の文献に記載された文献公知発明を知っているにすぎず、本発明は必ずしも同文献公知発明における課題を解決することを目的とするものではないことにも留意されたい。本発明が解決しようとする課題は本明細書全体を考慮して認定されるべきものである。例えば、本明細書において、特定の構成によって所定の効果を奏する旨の記載がある場合、当該所定の効果の裏返しとなる課題が解決されるということもできる。ただし、必ずしもそのような特定の構成を必須の要件とする趣旨ではない。
【0183】
(付記)
上述の実施形態は、以下のように表されてもよい。
(1) 配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信システムであって、
共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、
前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理部を備える、
動画配信システム。
(2) 前記共有コンテンツは、コンテンツの一覧を含み、前記第1のコンテンツ表示データは、前記コンテンツの一覧に含まれる選択コンテンツの少なくとも一部を表示させるための選択指示を入力可能な第1の要素を表示させるためのデータを含み、
前記情報コンテンツ処理部は、前記第1の要素を介した前記配信者による前記選択指示に基づいて、前記選択コンテンツの少なくとも一部を表示させるための選択コンテンツ表示データを前記配信者端末、及び前記視聴者端末に送信する、
(1)に記載の動画配信システム。
(3) 前記共有コンテンツは、コンテンツの一覧を含み、第2のコンテンツ表示データは、前記コンテンツの一覧に含まれるオブジェクト表示対象コンテンツについてオブジェクトを表示させるための表示指示を入力可能な第2の要素を表示させるためのデータを含み、
前記情報コンテンツ処理部は、前記第2の要素を介した前記視聴者による前記表示指示に基づいて、前記オブジェクト表示対象コンテンツについてオブジェクトを表示させるためのオブジェクト表示データを前記配信者端末、及び前記視聴者端末に送信する、
(1)に記載の動画配信システム。
(4) 前記情報コンテンツ処理部は、前記配信者による前記選択指示に基づいて、前記コンテンツの一覧と前記選択コンテンツの表示を切り替える、
(2)に記載の動画配信システム。
(5) 前記選択コンテンツ表示データは、前記選択コンテンツに関するリンク情報を含む、
(2)に記載の動画配信システム。
(6) 前記オブジェクトは、所定時間が経過したことに基づいて非表示になる、
(3)に記載の動画配信システム。
(7) 前記情報コンテンツ処理部は、所定時間内に前記視聴者により入力可能な表示指示の回数を制限する、
(1)に記載の動画配信システム。
(8) 前記情報コンテンツ処理部は、所定時間内に表示される前記オブジェクトの数を制限する、
(3)に記載の動画配信システム。
(9) 前記コンテンツの一覧は、コンテンツを所定の順序に応じて並べた一覧である、
(2)、又は(3)に記載の動画配信システム。
(10) 配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信装置であって、
共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、
前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理部を備える、
動画配信装置。
(11) 配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信方法であって、
共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、
前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理ステップを備える、
動画配信方法。
(12) 配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信プログラムであって、
コンピュータを、
共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、
前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理手段として機能させる、
動画配信プログラム。
【符号の説明】
【0184】
1…動画配信装置、2…配信者端末、3…視聴者端末、11…制御部、12…通信部、13…記憶部、14…計時部、110…動画コンテンツ取得部、111…動画コンテンツ配信部、112…情報コンテンツ処理部、A1…エリア、A2…メニューエリア、A3…一覧表示エリア、A4…スクロールボタン表示エリア、A5…選択コンテンツ表示エリア、A6…エリア、B1…情報コンテンツ表示ボタン、B2…選択完了ボタン、B3…全文表示ボタン、B4…戻るボタン、Im1…動画配信画像、Im2…コンテンツメニュー画像、Im3…一覧表示画像、Im4…選択コンテンツ表示画像、Im5…一覧表示画像、M1…メッセージエリア、Ob1…オブジェクト、S…動画配信システム、T1~T2…トピックボックス。
【要約】
【課題】 配信者と視聴者とのコミュニケーションを支援することができる技術を提供する。
【解決手段】 実施形態による配信者により使用される配信者端末から取得した生放送コンテンツを視聴者により使用される視聴者端末に配信する動画配信システムは、共有コンテンツを表示させるための第1のコンテンツ表示データを前記配信者端末に送信し、前記共有コンテンツを表示させるための第2のコンテンツ表示データを前記視聴者端末に送信する情報コンテンツ処理部を備える。。
【選択図】
図8