IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ イノプレッソ、インコーポレイテッドの特許一覧

特許7604760複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-16
(45)【発行日】2024-12-24
(54)【発明の名称】複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/02 20060101AFI20241217BHJP
   G06F 3/041 20060101ALI20241217BHJP
【FI】
G06F3/02 430
G06F3/02 F
G06F3/02 E
G06F3/041 495
G06F3/041 540
【請求項の数】 19
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022206167
(22)【出願日】2022-12-23
(62)【分割の表示】P 2020185457の分割
【原出願日】2017-06-23
(65)【公開番号】P2023036815
(43)【公開日】2023-03-14
【審査請求日】2022-12-23
(31)【優先権主張番号】10-2016-0078314
(32)【優先日】2016-06-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2016-0139196
(32)【優先日】2016-10-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】518454483
【氏名又は名称】モキボ、インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジョ、ウンヒョン
【審査官】塚田 肇
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2007/0091070(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2015-0050546(KR,A)
【文献】中国特許出願公開第101587379(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/02
G06F 3/041
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複合機能ヒューマンインターフェースを有する電子機器において、
予め決められたキーボードレイアウトを形成し、テキスト入力信号を生成するテキスト領域と、
前記予め決められたキーボードレイアウトの少なくとも一部を形成し、タッチ入力信号を生成するタッチ領域と、
前記テキスト領域と前記タッチ領域との間の重なる領域に配列される複合機能領域と、
前記電子機器の動作モードを決定するように構成されるコントローラであって、前記電子機器の前記動作モードは、少なくともテキスト入力モード及びポインタ位置関連情報入力モードを含む、コントローラと
を備え、
前記複合機能領域は、
複数のキーキャップと、
前記複数のキーキャップの各々に対応して配列され、前記テキスト入力信号を生成するように構成される複数のスイッチと、
キーボードレイアウトの長さ方向に沿った第1タイプライン及び前記キーボードレイアウトの幅方向に沿った第2タイプラインを含むエレクトロードレイヤであって、前記第1タイプラインの各々は、前記長さ方向において電気的に連結されたエレクトロードからなり、前記第2タイプラインの各々は、前記幅方向において電気的に連結されたエレクトロードからなり、前記第1タイプラインは、前記タッチ入力信号を生成するためのトランスミッタ又はレシーバの一方として機能し、前記第2タイプラインは、前記トランスミッタ又は前記レシーバの他の一方として機能する、エレクトロードレイヤと
を有し、
前記コントローラは、少なくとも予め設定された閾値より大きい又はこれに等しい前記タッチ入力信号が生成される場合に、前記電子機器の前記動作モードを前記テキスト入力モードから前記ポインタ位置関連情報入力モードに切り替え、
前記ポインタ位置関連情報入力モードは、少なくとも右利きモード及び左利きモードを含み、
前記エレクトロードレイヤは、第1エレクトロード領域及び第2エレクトロード領域を含み、前記第1エレクトロード領域は、第3エレクトロード領域を含み、前記第2エレクトロード領域は、第4エレクトロード領域を含み、
前記エレクトロードレイヤは、第5エレクトロード領域をさらに含み、
前記右利きモードにおいて、
少なくとも前記第3エレクトロード領域と重なる前記複数のキーキャップの部分がユーザによってタッチされた場合、前記コントローラはポインタ位置関連情報を生成し、
前記第4エレクトロード領域と重なる前記複数のキーキャップの部分のみが前記ユーザによってタッチされた場合、前記コントローラは前記ポインタ位置関連情報を生成せず、
前記左利きモードにおいて、
少なくとも前記第4エレクトロード領域と重なる前記複数のキーキャップの前記部分が前記ユーザによってタッチされた場合、前記コントローラは前記ポインタ位置関連情報を生成し、
前記第3エレクトロード領域と重なる前記複数のキーキャップの前記部分のみが前記ユーザによってタッチされた場合、前記コントローラは前記ポインタ位置関連情報を生成せず、
前記右利きモード及び前記左利きモードの両方において、
少なくとも前記第5エレクトロード領域と重なる前記複数のキーキャップの部分が前記ユーザによってタッチされた場合、前記コントローラは前記ポインタ位置関連情報を生成する
電子機器。
【請求項2】
前記コントローラは、少なくとも所定時間前記タッチ入力信号がない場合に、前記電子機器の前記動作モードを前記ポインタ位置関連情報入力モードから前記テキスト入力モードに切り替える
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記コントローラは、少なくとも所定時間前記テキスト入力信号がない場合に、前記電子機器の前記動作モードを前記テキスト入力モードから省電力モードに切り替える
請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記複数のキーキャップは、第1キーキャップ、第2キーキャップ及び第3キーキャップを有し、
前記第2キーキャップは、前記幅方向に沿って前記第1キーキャップに隣接して位置し、
前記第3キーキャップは、前記幅方向に沿って前記第1キーキャップに隣接して位置し、前記第2キーキャップから離れて位置し、
前記第2タイプラインの第1ラインは、前記第1キーキャップ及び前記第2キーキャップと重なっており、前記第3キーキャップと重なっておらず、
前記第2タイプラインの第2ラインは、前記第1キーキャップ及び前記第3キーキャップと重なっており、前記第2キーキャップと重なっておらず、
前記第2タイプラインの前記第1ラインと前記第2タイプラインの前記第2ラインとの間に配列された前記第2タイプラインの少なくとも1つのラインは、前記第1キーキャップ、前記第2キーキャップ及び前記第3キーキャップと重なっている
請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記第2タイプラインの前記第1ラインを構成するエレクトロードの少なくとも一部は、前記第1キーキャップ及び前記第2キーキャップと重なっており、
前記第2タイプラインの前記第2ラインを構成するエレクトロードの少なくとも一部は、前記第1キーキャップ及び前記第3キーキャップと重なっている
請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記複合機能領域は、前記複数のキーキャップの各々に対応して配列された複数の弾性部をさらに含み、
前記複数の弾性部の各々は、対応するキーキャップの下に位置し、
前記複数のスイッチの各々は、対応する弾性部の下に位置する
請求項4に記載の電子機器。
【請求項7】
前記複数のキーキャップは、第1キーキャップ、第2キーキャップ及び第3キーキャップを有し、
前記第2キーキャップは、前記幅方向に沿って前記第1キーキャップに隣接して位置し、
前記第3キーキャップは、前記幅方向に沿って前記第1キーキャップに隣接して位置し、前記第2キーキャップから離れて位置し、
第1エレクトロード、第2エレクトロード及び第3エレクトロードの少なくとも一部が前記第1キーキャップと重なっており、
第4エレクトロード及び第5エレクトロードの少なくとも一部が前記第2キーキャップと重なっており、
第6エレクトロード及び第7エレクトロードの少なくとも一部が前記第3キーキャップと重なっており、
前記第1エレクトロード及び前記第4エレクトロードは同じ信号タイミングを有し、
前記第2エレクトロード及び前記第6エレクトロードは同じ信号タイミングを有し、
前記第3エレクトロード、前記第5エレクトロード及び前記第7エレクトロードは同じ信号タイミングを有する
請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
前記第1エレクトロード及び前記第4エレクトロードは、前記長さ方向に沿って同じ位置に配列され、
前記第2エレクトロード及び前記第6エレクトロードは、前記長さ方向に沿って同じ位置に配列される
請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記第1キーキャップと重なる少なくとも2つのエレクトロードは、前記第2キーキャップと重なる少なくとも2つのエレクトロードと同じ信号タイミングを有し、
前記第1キーキャップと重なる少なくとも2つのエレクトロードは、前記第3キーキャップと重なる少なくとも2つのエレクトロードと同じ信号タイミングを有する
請求項7に記載の電子機器。
【請求項10】
前記第1エレクトロード領域は、前記キーボードレイアウトの右側の少なくとも一部に対応して設定されており、
前記第2エレクトロード領域は、前記キーボードレイアウトの左側の少なくとも一部に対応して設定されている
請求項1に記載の電子機器。
【請求項11】
前記複数のキーキャップは、Jキーキャップ及びFキーキャップを含み、
前記Jキーキャップは、Jキー値を生成するためのテキスト入力信号を生成するスイッチに対応して配列されたキーキャップであり、
前記Fキーキャップは、Fキー値を生成するためのテキスト入力信号を生成するスイッチに対応して配列されたキーキャップであり、
前記第3エレクトロード領域の少なくとも一部は、前記Jキーキャップと重なっており、
前記第4エレクトロード領域の少なくとも一部は、前記Fキーキャップと重なっている
請求項10に記載の電子機器。
【請求項12】
前記第3エレクトロード領域は、前記Fキーキャップと重なっておらず、
前記第4エレクトロード領域は、前記Jキーキャップと重なっていない
請求項11に記載の電子機器。
【請求項13】
前記複数のキーキャップは、Gキーキャップ及びHキーキャップを含み、
前記Gキーキャップは、Gキー値を生成するためのテキスト入力信号を生成するスイッチに対応して配列されたキーキャップであり、
前記Hキーキャップは、Hキー値を生成するためのテキスト入力信号を生成するスイッチに対応して配列されたキーキャップであり、
前記第1エレクトロード領域の少なくとも一部は、前記Hキーキャップと重なっており、
前記第2エレクトロード領域の少なくとも一部は、前記Gキーキャップと重なっている
請求項10に記載の電子機器。
【請求項14】
前記第5エレクトロード領域は、前記第1エレクトロード領域及び前記第2エレクトロード領域の一部である
請求項に記載の電子機器。
【請求項15】
前記電子機器の少なくとも一部は、ポインタに関連する少なくとも1つの機能を実行するように構成されるポインタ実行命令部として設定されており、
前記右利きモードにおいて、前記ポインタ実行命令部は、前記第3エレクトロード領域の中央から左側に位置するように設定されており、
前記左利きモードにおいて、前記ポインタ実行命令部は、前記第4エレクトロード領域の中央から右側に位置するように設定されている
請求項1に記載の電子機器。
【請求項16】
前記電子機器は、前記複数のキーキャップの各々に対応して配列され、テキスト入力信号を生成するように構成される複数のスイッチをさらに備え、
前記複数のスイッチの少なくとも1つは、前記ポインタ実行命令部として設定されている
請求項15に記載の電子機器。
【請求項17】
前記電子機器は、前記ポインタ位置関連情報入力モードを前記右利きモードと前記左利きモードとの間で切り替えるように構成されるモード切替部をさらに備え、
前記モード切替部は、第1ボタン及び第2ボタンを含み、
前記第1ボタンに対して第1入力が受信された場合、前記電子機器は前記右利きモードで動作し、
前記第2ボタンに対して第2入力が受信された場合、前記電子機器は前記左利きモードで動作する
請求項1に記載の電子機器。
【請求項18】
前記第1ボタンは、前記第2ボタンから左側に位置し、前記ユーザの左手の親指と隣接して位置しており、
前記第2ボタンは、前記ユーザの右手の親指と隣接して位置している
請求項17に記載の電子機器。
【請求項19】
前記電子機器の少なくとも一部は、ポインタに関連する少なくとも1つの機能を実行するように構成されるポインタ実行命令部として設定されており、
前記ポインタ実行命令部は、第1ポインタ実行命令部及び第2ポインタ実行命令部を含み、
前記右利きモードにおいて、前記第1ポインタ実行命令部は、マウスの左クリック機能を実行するように構成されており、前記第2ポインタ実行命令部は、マウスの右クリック機能を実行するように構成されており、
前記左利きモードにおいて、前記第1ポインタ実行命令部は、前記マウスの前記右クリック機能を実行するように構成されており、前記第2ポインタ実行命令部は、前記マウスの前記左クリック機能を実行するように構成されている
請求項1に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータ、ノートパソコン、タブレットPC、携帯電話など、テキスト或いはポインティング位置関連情報を受信可能なデジタル機器に、テキスト情報或いはポインティング位置情報をユーザから入力してもらい、前記デジタル機器に送信するためのヒューマンインターフェースに関する。
【背景技術】
【0002】
パーソナルコンピュータや携帯用デジタル機器でテキストを入力するためのキーボードのようなテキスト入力装置が公開されている。また、前記デジタル機器を制御するためのポインタのポインティング位置制御及び機能遂行のためのマウス機器のようなポインティング機器が公開されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のテキスト入力装置とポインティング機器は、別の機器として備えられているか、テキスト入力装置のテキスト入力領域とは区別された別の位置にポインティング入力領域が構成されていた。それにより、テキストの入力とポインティング位置情報の入力とポインタ実行命令の入力とが頻繁に切り替えられる作業環境下においてユーザの手の移動が必要以上に発生し、作業の能率が低下している。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明において、テキスト入力装置のテキスト入力領域上にポインティング機器のポインティング位置情報入力領域を備え、テキスト入力モードとポインティング位置情報入力モードとを切り替える切替部を備えて、テキスト入力中に簡単に入力モードを切り替えることでユーザの手の移動を最少化したままポインティング入力を可能にすることにより、作業の能率を向上させることができる。
【発明の効果】
【0005】
別々に備えられたテキスト入力装置とポインティング装置を1つのヒューマンインターフェース装置に統合することによって、製品の単価及びサイズを小さくすることができ、ユーザ操作において不要な動作を除去することで、作業の能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】ポインティング装置一体型のテキスト入力装置に関する例示図である。
図2】ポインティング装置とテキスト装置とのモード切り替えに係る動作手順の一例を説明するフローチャートである。
図3】テキスト入力装置とポインティング装置の構成に関する実施例である。
図4】ポインタ実行命令部一体型のモード切替部の実施例である。
図5】ポインタ位置情報入力領域を表示する実施例である。
図6】ポインタ実行命令部一体型のモード切替部に関する実施例である。
図7】下段位置型のポインタ位置情報入力装置を適用したヒューマンインターフェース装置のカバーを活用した実施例である。
図8】携帯用ノートパソコンに適用されたヒューマンインターフェース装置の実施例である。
図9】下段位置型のポインタ位置情報入力装置と下段位置型のポインタ実行命令部を適用した実施例である。
図10】複合機能入力ボタンの構成図である。
図11】複合機能入力ボタンのエレクトロードの一実施例である。
図12】複合機能入力のボタン配置の一実施例である。
図13】複合機能入力ボタンの異なるパターンのエレクトロード配置の一実施例である。
図14】複合機能入力ボタンの電気的連結部材の実施例である。
図15】複合機能入力ボタンの文字入力のためのスイッチの一実施例である。
図16】複合機能入力ボタンを備えたヒューマンインターフェース機器の一実施例である。
図17】エレクトロードキーキャップの一実施例である。
図18】複数の複合機能入力ボタンのエレクトロードパターンの一実施例である。
図19】複数の複合機能入力ボタンのエレクトロードパターンの一実施例である。
図20】複数の複合機能入力ボタンのエレクトロードパターンの一実施例である。
図21】複数の複合機能入力ボタンのエレクトロードパターンの一実施例である。
図22】複数の複合機能入力ボタンのエレクトロードパターンの一実施例である。
図23】テキスト入力モードとポインタ位置情報入力モードとの切り替え方法に関するフローチャートである。
図24】永久タッチモードへの切り替え方法に関するフローチャートである。
図25】複数の複合機能入力ボタンが板状に備えられた複合機能入力ボタンモジュールである。
図26】エレクトロード部1020の詳細構造の一例である。
図27】導電性接着剤の接着部位の一例である。
図28】複合機能入力ボタンの一実施例である。
図29】無線方式の電気的連結部材の実施例である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明は、コンピュータ、ノートパソコン、タブレットPC、携帯電話など、テキスト或いはポインティング位置関連情報を受信可能なデジタル機器に、テキスト情報或いはポインティング位置情報をユーザから入力してもらい、前記デジタル機器に送信するためのヒューマンインターフェースに関する。
【0008】
既存のテキスト情報入力機器としては、弾性体とスイッチと連結された複数個の物理ボタンにより構成されたキーボードが広く使用されている。
【0009】
また、タッチインターフェースが備えられたデジタル機器では、バーチャル(virtual)キーボードをディスプレイ上に表示し、前記ディスプレイ上に表示されたバーチャルキーボードにユーザの体の一部をタッチすれば、ユーザのジェスチャ或いは電気的信号を感知し、ユーザがタッチした部分にディスプレイされたバーチャルキーボード上のテキストを入力する方式も使用されている。
【0010】
前記タッチインターフェースは、ユーザの体の一部の動きを認識したり、特定の接触面に接触したことを認識したり、ユーザの体を通じて電流の流れを感知したり、光或いは音波などがユーザの体の一部によって遮断或いは干渉されることを感知することなどによって、ユーザのタッチを認識することができる。
【0011】
タッチインターフェースの一例として、減圧式タッチスクリーン、静電式タッチスクリーン、光学式タッチスクリーン、超音波式タッチスクリーンがある。
【0012】
抵抗式タッチスクリーン又は減圧式タッチスクリーンは、圧力を認識して動作する方式のタッチスクリーンである。
【0013】
抵抗式タッチスクリーンは、安価であり、スタイラスペンで筆記したり、小さな升目にも文字を書けることが長所であるが、圧力を利用した方式であるため、むしろ強く押し過ぎると認識できず、静電式タッチ方式よりも多少タッチ感が鈍いということが短所として知られている。
【0014】
抵抗式タッチスクリーンは、複数の層により構成されている。
【0015】
かかる複数の層のうち導電層があり、導電層は、2つの層が空気層を挟んで対向している。
【0016】
外の画面を押せば2つの導電層が互いに接し、それによって抵抗と電流が変わるので、タッチされたことを認識することになる。
【0017】
静電容量式センシング(capacitive sensing)又は静電式タッチ方式は、静電容量カップリング効果を利用して動作をセンシングする方式である。
【0018】
静電式タッチスクリーンは、圧力を利用する減圧式タッチスクリーンとは異なり、酸化インジウムスズという導電性の高いガラスによって構成されている。
【0019】
ガラスの4つの角にセンサが付着されることにより、ガラスの表面には電流が流れる状態となる。
【0020】
それにより電流の変化を認識することが静電式の原理である。
【0021】
指を画面に触れた瞬間、ガラスに流れていた電子が指を介して体の中に流れるようになり、このとき変化が起こった位置をセンサが感知して動作する方式である。
【0022】
静電式タッチ方式は、画面に力を加えて押すのではなく、画面に軽く触れるだけで認識されるため、減圧式タッチスクリーンに比べて操作感とスクロールが滑らかであるという特徴があると知られている。
【0023】
また、静電式タッチ方式は、複数の箇所をタッチできるマルチタッチが可能である。
【0024】
静電式タッチ方式は、電流の変化量を利用して操作する方式であるため、電流の通じない皮手袋をはめて使用したり、爪やスタイラスペンでは操作できないこともある。
【0025】
但し、別途の静電式専用のスタイラスペンを使用すれば画面をタッチすることができる。
【0026】
センサが敏感であるため、周辺の機器に影響を受けることもあり得る。
【0027】
光学式タッチスクリーンは、タッチスクリーンの頂点に取り付けられた赤外線カメラと赤外線照明が画面をタッチしようとする物体の影で座標を測定して作動する。
【0028】
超音波式タッチスクリーンは、スクリーン上に超音波を発散してユーザのタッチによる干渉効果を感知し、座標を測定して作動する。
【0029】
その他に、ユーザの接触や動きを感知し、ユーザの体の一部の位置情報を認識してポインタの位置情報を制御するのに使用できる様々なタッチ入力技術が本発明で使用され得る。
【0030】
図1は、ポインティング装置一体型のテキスト入力装置に関する例示図である。
【0031】
ポインティング装置一体型のテキスト入力装置は、テキスト入力装置と、ポインタ位置情報入力領域を支持するためのハウジング100とを有し得る。
【0032】
ハウジングは、ユーザ入力の圧力に耐えられる強度を有しており、テキスト入力情報とポインタ位置情報入力情報を受信し、前記ポインティング装置一体型のテキスト入力装置と有線或いは無線で連結されているデジタル機器に当該情報を送信するための制御部、メモリ部、バッテリ部、エンコード部、送信部などにより構成され得る。
【0033】
前記ポインティング装置一体型のテキスト入力装置は、ユーザからテキスト入力情報を受信するための複数個のボタン109により構成され得る。
【0034】
前記複数個のボタン109は、物理ボタン或いはバーチャルボタンにより構成され得る。
【0035】
前記物理ボタンは、弾性体と連結されているボタンにより構成されるか、ボタン自体に弾性があって、ユーザの圧力を受ければ位置移動し、ユーザの圧力が除去されれば元の位置に戻る特徴があり得る。
【0036】
前記物理ボタンは、電気的スイッチと連結されており、ユーザの圧力が加えられてボタンが位置移動し、スイッチの位相が変動することで当該ボタンのテキスト入力値が発生する構造により構成され得る。
【0037】
前記物理ボタンは、電気的スイッチがなく弾性のある構造であって、ユーザの圧力を受けて位置移動し、ユーザの圧力が除去されれば元の位置に戻る構造となっており、ユーザのテキスト入力情報は、上記したタッチ入力装置によってユーザの圧力或いはジェスチャが認識された位置情報を基にテキスト入力情報を発生することができる。
【0038】
前記バーチャルボタンは、ディスプレイ装置にテキスト入力ボタンを表示することで構成することができる。
【0039】
前記バーチャルボタンは、透明或いは半透明或いは不透明な物体に光を投映して任意のボタンを表示することができる。
【0040】
前記バーチャルボタンは、ユーザの目に認知されるものではなく、テキスト毎に固有の位置情報を有し、ユーザの圧力或いはジェスチャ情報を基に該当するテキスト入力情報を発生することができる。
【0041】
前記ポインティング装置一体型のテキスト入力装置は、テキスト入力領域107と少なくとも一部を共通の領域として有するポインティング位置情報入力領域108a、108bを有し得る。
【0042】
前記ポインティング位置情報入力領域108a、108bは、前記テキスト入力のためのボタンの表面或いは上段部或いは下段部に位置した領域であり、図1のように、ポインティング位置情報入力領域は、少なくとも一部をテキスト入力領域と共通で有し得る。
【0043】
ポインティング位置情報入力領域は、前記テキスト入力領域を含むか、テキスト入力領域がポインティング位置情報入力領域を含み得る。
【0044】
ポインティング位置情報入力領域とテキスト入力領域とは、少なくとも一部が共通しており、少なくとも一部はポインティング位置情報入力領域として使用されるもののテキスト入力領域としては使用されず、少なくとも一部はテキスト入力領域としては使用されるもののポインティング位置情報入力領域としては使用されないことがあり得る。
【0045】
ポインティング装置一体型のテキスト入力装置は、テキスト入力のため或いはポインティング位置情報入力のため或いはテキスト入力とポインティング位置情報入力のためのバーチャルテキスト入力領域或いはバーチャルポインティング位置情報入力領域を形成するためのポインタ位置情報入力装置105が、前記ポインティング装置一体型のテキスト入力装置上に或いはポインティング装置一体型のテキスト入力装置の外部に構成され得る。
【0046】
前記ポインタ位置情報入力装置105は、赤外線発生器及び赤外線受信機或いはアールジービー(RGB)カメラ或いは超音波発生器と超音波受信機或いは赤外線発生器及び赤外線カメラのような前記ハウジング100の表面或いはハウジング100の上空においてユーザの体の一部を感知することで位置情報及びジェスチャ情報を入力してもらうことができる。
【0047】
前記ポインタ位置情報入力装置は、ポインタ位置情報入力領域の拡張或いは正確度及び敏感度を向上させるために、複数個の装置により構成され得る。
【0048】
例えば、右手のテキスト入力或いはポインティング位置情報入力領域108bを構成するためのポインタ位置情報入力装置105bを有し得る。
【0049】
或いは、左手のテキスト入力或いはポインティング位置情報入力領域108aを構成するためのポインタ位置情報入力装置105aを有し得る。
【0050】
前記右手のためのテキスト入力領域或いはポインティング位置情報入力領域108bは、標準英語キーボードのジェイ(J)ボタンの領域を含むことを特徴とすることができる。
【0051】
前記左手のためのテキスト入力領域或いはポインティング位置情報入力領域108aは、標準英語キーボードのエフ(F)ボタンの領域を含むことを特徴とすることができる。
【0052】
前記ポインタ位置情報入力装置は、標準英語キーボードのジェイ(J)とエフ(F)ボタンの領域を全て含むことを特徴とすることができる。
【0053】
前記ポインティング位置情報入力領域は、前記ポインティング装置一体型のテキスト入力装置がディスプレイ部を有する複数個のデジタル機器と連結されている場合、前記ポインティング位置情報入力領域は、前記複数のディスプレイ部上においてポインタ位置移動が可能であることを特徴とすることができる。
【0054】
例えば、前記ポインタ位置情報入力領域が各々のディスプレイ部とマッチングされるように領域を分割したり、ディスプレイ部を指示する別途のボタンを操作して当該ディスプレイ部でポインタ位置情報を送信したり、複数のディスプレイ部を仮想の単一ディスプレイ部と認識して、仮想の単一ディスプレイ部上においてポインタが移動可能なようにポインタ位置情報を送信することができる。
【0055】
ポインティング装置一体型のテキスト入力装置は、ポインティング入力領域を構成し、ユーザからポインタ位置情報を受信するポインティング位置情報入力装置を含み、前記ポインティング位置情報入力装置によって移動されたポインタが位置したボタン或いはイメージ或いは空間或いはアイコン或いはテキスト入力欄上において少なくとも1つの機能を実行するためのポインタ実行命令部101、102を有し得る。
【0056】
ポインタ実行命令部は、1つ或いは2つのボタンにより構成され、それぞれ第1機能及び第2機能を担当し、ハウジングの左側或いは右側或いは中央に位置し得る。
【0057】
前記第1機能は、例えばコンピュータマウスの左クリックのような機能をし、第2機能は、例えばコンピュータマウスの右クリックのような機能をすることができる。
【0058】
前記1つ或いは2つのボタンにより構成されたポインタ実行命令部は、前記ハウジングの左側と右側の両方に構成されることで、左利きと右利きの誰もが使い易いように構成され得る。
【0059】
前記ポインタ実行命令部は、上述したタッチ技術を用いたユーザの体の一部のタッチ或いは光の遮断或いは超音波の干渉或いはユーザの体の一部の影を認識することによって動作するように構成することができる。
【0060】
前記ポインタ実行命令部は、弾性のある物理ボタンにより構成され得る。
【0061】
前記ポインタ実行命令部は、ポインティング位置情報入力領域の他にテキスト入力領域内に位置したテキストボタンの少なくとも1つのボタンを使用して動作することができる。
【0062】
前記ポインタ実行命令部は、ポインティング位置情報入力領域上の物理或いはバーチャルテキストボタンを選択することによって動作することができる。
【0063】
例えば、ポインティング位置情報入力装置としてバーチャル入力装置を使用し、テキスト入力装置として物理ボタンを使用する場合、ポインティング位置情報入力モードでバーチャルポインティング位置情報入力領域上においてポインタの位置情報を入力し、当該位置に位置した物理テキストボタンを押すことによってポインタ実行命令を発生することができる。
【0064】
前記ポインタ実行命令部は、ポインティング位置情報入力領域内でユーザの第1ジェスチャによりポインタ位置情報を入力してもらい、同じ位置でユーザの第2ジェスチャによりポインタ実行命令を発生することができる。
【0065】
前記ポインタ実行命令部は、ユーザの体の第1ジェスチャ或いは第1音声、第1瞬き、第1口の動きなどによって第1機能が実行されるように構成することができる。
【0066】
前記ポインタ実行命令部は、ユーザの体の第2ジェスチャ或いは第2音声、第2瞬き、第2口の動きなどによって第2機能が実行されるように構成することができる。
【0067】
ポインティング装置一体型のテキスト入力装置は、前記テキスト入力装置を介してテキスト情報を入力してもらうテキスト入力モードと、前記ポインティング位置情報入力装置を介してポインティング位置情報を入力してもらうポインティング位置情報入力モードとにより構成され得る。
【0068】
前記テキスト入力モードとポインティング位置情報入力モードとは、モード切替部103によって切り替えられることができる。
【0069】
前記モード切替部103は、前記ハウジング上に別に位置したスイッチにより構成され得る。
【0070】
前記モード切替部103は、テキスト入力装置に含まれた少なくとも1つのテキスト入力ボタン或いは複数個のテキスト入力が同時に受信されることを感知し、モード切り替えを行うことができる。
【0071】
前記モード切替部103は、前記ポインティング装置一体型のテキスト入力装置と有線或いは無線で連結されたデジタル機器から制御情報を受信し、モード切り替えを行うことができる。
【0072】
前記モード切替部103は、前記ポインタ実行命令部102と一体型で構成され得る。
【0073】
例えば、第1タッチや第1圧力に1次反応し、第2タッチや第2圧力に2次反応するポインタ実行命令部102上において、ユーザの体の一部の接触のような第1ジェスチャにより第1タッチや第1圧力を感知してモードを切り替え、ボタンを押すような第2ジェスチャにより第2タッチや第2圧力に反応してポインタ実行命令を発生するように構成する。
【0074】
前記モード切替部103は、臨時モード切替モードと永久モード切替モードとにより構成され得る。
【0075】
例えば、第1タッチや第1圧力に反応してテキスト入力モードからポインティング位置情報入力モードに切り替え、第1タッチや第1圧力が除去されればテキスト入力モードに戻ることを臨時切替モードとして設定することができる。
【0076】
或いは、第1タッチや第1圧力に反応してポインティング位置情報入力モードからテキスト入力モードに切り替え、第1タッチや第1圧力が除去されればポインティング位置情報入力モードに戻ることを臨時切替モードとして設定することができる。
【0077】
第2タッチや第2圧力や押しスイッチに反応してテキスト入力モードからポインティング位置情報入力モードに切り替え、第2タッチや第2圧力が除去されてもポインティング位置情報入力モードを維持するように永久切替モードを構成することができる。
【0078】
ポインティング装置一体型のテキスト入力装置と有線或いは無線で連結されたデジタル機器から受信した第1制御情報によって臨時のモード切り替えをすることができる。
【0079】
ポインティング装置一体型のテキスト入力装置と有線或いは無線で連結されたデジタル機器から受信した第2制御情報によって永久のモード切り替えをすることができる。
【0080】
前記モード切替部103は、前記ポインタ実行命令部と一体型で構成することができる。
【0081】
例えば、前記ポインタ実行命令部上に第1タッチ或いは第1圧力が感知されれば、テキスト入力モードからポインタ位置情報入力モードに臨時のモード切り替えを行い、第2タッチ或いは第2圧力が感知されれば、ポインタ実行命令を発生し、第3タッチ或いは第3圧力が加えられれば、第3タッチ或いは第3圧力が除去されてもポインタ位置情報入力モードで動作する永久切替モードとして設定することができる。
【0082】
このとき、永久切替モード中でもポインタ実行命令入力が可能なように構成することができる。
【0083】
前記モード切替部は、前記ハウジングの左側或いは右側の側面に構成され得る(106a、106b)。
【0084】
前記ハウジングの左側或いは右側或いは左側と右側に構成されたモード切替部106a、106bは、バーチャルボタン或いは物理ボタンにより構成され、ユーザのタッチ入力や圧力を感知して動作するように構成することができる。
【0085】
前記ハウジングの左側或いは右側或いは左側と右側に構成されたモード切替部106a、106bは、ハウジング側面に沿って3センチメートル以上15センチメートル未満の入力領域を有するように構成することができる。
【0086】
ポインティング装置一体型のテキスト入力装置は、外部或いはポインティング装置一体型のテキスト入力装置を含んでいるデジタル機器でデータを有線或いは無線で送信する送信部104を有し得る。
【0087】
前記デジタル機器は、テキスト入力を受信したり、ポインタ位置情報を受信することができる。
【0088】
図2は、ポインティング装置とテキスト装置とのモード切り替えに係る動作手順の一例を説明するフローチャートである。
【0089】
ポインティング装置一体型のテキスト入力装置は、別途の電源部を有するか、有線或いは無線で外部から電源を供給してもらい、前記電源部を制御するスイッチを別に有し得る。
【0090】
前記電源部を制御するスイッチによってポインティング装置一体型のテキスト入力装置に電源を供給すると、ポインティング装置一体型のテキスト入力装置が現在テキスト入力モードであるか、ポインティング位置情報入力モードであるかを判断する(200)。
【0091】
前記判断の結果、テキスト入力モードである場合、テキスト入力装置を活性化し、ユーザからテキスト入力を受信する(201)。
【0092】
入力されたユーザのテキスト入力を有線或いは無線で連結されたデジタル機器に送信する(202)。
【0093】
テキスト入力モード中にポインティング位置情報入力モードへのモード切り替えが起これば、前記テキスト入力モードをポインティング位置情報入力モードに切り替えることができる。
【0094】
或いは、テキストの入力と同時にポインティング位置情報の入力が可能なように構成することができる。
【0095】
ポインティング位置情報入力モードへとモードが切り替えられると、ユーザの入力によりポインティング位置情報を入力してもらう(204)。
【0096】
前記入力を受けたポインタ位置情報は、有線或いは無線で連結されたデジタル機器に送信する(205)。
【0097】
ポインティング装置一体型のテキスト入力装置がポインタ第1実行命令を受信(206)すると、有線或いは無線で連結されたデジタル機器にポインタ第1実行命令を送信する(207)。
【0098】
ポインティング装置一体型のテキスト入力装置がポインタ第2実行命令を受信(208)すると、有線或いは無線で連結されたデジタル機器にポインタ第2実行命令を送信する(209)。
【0099】
臨時のモード切り替えが解除されたり、永久のモード切り替えが解除されると、前記ポインティング装置一体型のテキスト入力装置は、テキスト入力モードに切り替えることができる。
【0100】
前記電源部の電源スイッチにポインティング装置一体型のテキスト入力装置の電源が遮断されたり、連結されたデジタル機器がなかったり、連結が切れた場合或いは所定時間ユーザの入力がない場合或いは有線或いは無線で連結されたデジタル機器の制御によって終了することができる。
【0101】
図3は、テキスト入力装置とポインティング装置の構成に関する実施例である。
【0102】
ポインティング装置一体型のテキスト入力装置は、電源部或いは制御部或いは通信部などが含まれた第1ハウジング301と、テキスト入力領域とポインティング位置情報入力領域を構成するための第2ハウシング302とにより構成され得る。
【0103】
ポインティング装置一体型のテキスト入力装置は、ユーザからテキストの入力を受信するテキスト入力装置とテキスト入力領域303とを有し得る。
【0104】
ここで、テキスト入力領域303は、バーチャルボタン或いは物理ボタンにより構成され得る。
【0105】
ポインティング位置情報入力装置が減圧式或いは静電容量式タッチパッド形式で構成され、テキスト入力装置の物理ボタンの上に位置し得る(304)。
【0106】
ここで、テキスト入力装置が減圧式或いは静電容量式のような物理的なタッチパッド形式で構成されている場合、タッチパッドをテキスト入力装置とポインティング位置情報入力装置として使用することができ、モード切替部によりモードを切り替えて使用することができる。
【0107】
このとき、減圧式或いは静電容量式のような物理的なタッチパッドを、テキスト入力部の複数個のテキストボタン領域を含むタッチパッド304により構成された大面積タッチパッド型のポインティング装置一体型のテキスト入力装置300として構成することができる。
【0108】
或いは、減圧式或いは静電容量式のような物理的なタッチパッドを、テキスト入力部の1つのテキストボタン領域を含む複数個のタッチパッド311で構成された複数タッチパッド型のポインティング装置一体型のテキスト入力装置310として構成することができる。
【0109】
或いは、ポインティング位置情報の入力を、ポインティング位置情報入力領域の上段部に位置した赤外線カメラ或いはアールジービー(RGB)カメラ222によって受信(321)する上段カメラ型のポインティング装置一体型のテキスト入力装置320として構成することができる。
【0110】
このとき、上段カメラ型のポインティング装置一体型のテキスト入力装置320は、上段カメラを使用してバーチャルテキスト入力ボタン303を構成することができる。
【0111】
前記カメラを第2ハウジングの下段に位置させ、ポインティング位置情報入力を受信(331)するように構成された下段カメラ332型のポインティング装置一体型のテキスト入力装置330として構成することができる。
【0112】
このとき、下段カメラ型のポインティング装置一体型のテキスト入力装置330は、下段カメラを使用して物理テキストボタンに取り替えるバーチャルテキスト入力ボタン303を構成することができる。
【0113】
或いは、ポインティング位置情報の入力を、赤外線送信機或いは超音波送信機によって送信された赤外線或いは超音波がユーザの体の一部によって遮断或いは干渉された情報を受信する赤外線受信機或いは超音波受信機の対からなるバーチャルポインティング位置情報入力領域341を介して受信する送受信型のポインティング装置一体型のテキスト入力装置340として構成することができる。
【0114】
このとき、対からなるバーチャルポインティング位置情報入力領域は、モード切替部により物理テキストボタンに代えてバーチャルテキストボタン入力手段として使用され得る。
【0115】
図4は、ポインタ実行命令部一体型のモード切替部の実施例である。
【0116】
ユーザの圧力によって位置移動し、圧力が除去されれば元の位置に戻るようにする弾性体403と、ユーザの圧力を伝達してもらうボタン402と、ユーザの圧力によって位置移動し、接合すればポインタ実行命令を生じさせるスイッチ404、405とを有するボタン型ポインタ実行命令部において、ボタンの上段部におけるユーザのタッチ入力を感知してテキストモードとポインティング位置情報入力モードとを切り替えるモード切替部401が位置した、タッチ入力を使用したポインタ実行命令部一体型のモード切替部400を構成することができる。
【0117】
ユーザの圧力によって位置移動し、圧力が除去されれば元の位置に戻るようにする弾性体403と、ユーザの圧力を伝達してもらうボタン402と、ユーザの第1圧力によって位置移動し、接合すればポインタ実行命令を生じさせる第1スイッチ404、405とを有するボタン型ポインタ実行命令部において、ユーザの第1圧力よりも小さいユーザの第2圧力によって接合され、モード切り替え実行命令を生じさせる第2スイッチ部411、412により構成された、圧力区別式ポインタ実行命令部一体型のモード切替部410として構成することができる。
【0118】
圧力区別式ポインタ実行命令部一体型のモード切替部410において、前記ボタン部402を位置移動し、弾性体403によって元の位置に戻れないように固定することができる。
【0119】
このとき、ボタンが固定される位置を、第2スイッチ411、412が接合されて第1スイッチ404、405は接合されない位置に設定し、ボタンが固定されれば、永久モード切替モードとして動作されるように構成することができる。
【0120】
タッチ入力を使用したポインタ実行命令部一体型のモード切替部410においては、ボタン部をスライドするなどの位置移動を通じて永久モード切替スイッチ414を動作させるように構成し、永久モード切替スイッチ414が動作している状態で追加の圧力が加えられれば、ポインタ実行命令スイッチ404、405が動作するように構成することができる。
【0121】
ポインタ実行命令部一体型のモード切替部420は、タッチパッド421により構成され、タッチパッドに接触したユーザの体の一部の接触面積が第1所定範囲の場合はモード切替部として作動し、第2所定範囲の場合はポインタ実行命令部として作動することができる。
【0122】
図5は、ポインタ位置情報入力領域を表示する実施例である。
【0123】
本発明のヒューマンインターフェース装置は、ポインタ位置情報入力モードの際、前記ポインタ位置情報入力領域を視覚的に表示するポインタ位置情報入力領域表示部701、702をさらに含むように設計することができる。
【0124】
本発明のモード切替部は、前記テキスト入力部のボタンとは別に備えられ、前記ヒューマンインターフェースの本体の一部にユーザの体の一部がタッチされたことを認識して前記テキスト入力モードと前記ポインタ位置情報入力モードとに切り替え、タッチ時はポインタ位置情報入力モードで動作し、非タッチ時はテキスト入力モードで動作するように設計することができる。
【0125】
ここで、前記モード切り替えのために使用される体の一部が右手である場合(106b)、前記ポインタ位置情報を入力(108a)する手は左手になるように設計することができる。
【0126】
このときは、前記ポインタ位置情報入力領域が前記モード切替部の位置した角の向こうの角により近いように設計することが好ましく、左手と右手とを逆に使用する場合も同じ原理で設計することができる(106a、108b)。
【0127】
それに対し、前記モード切り替えのために使用される体の一部が右手で、前記ポインタ位置情報を入力する手も右手になるように設計することができる。
【0128】
このときは、前記ポインタ位置情報入力領域が前記モード切替部の位置した角の向こうの角よりも前記モード切替部の位置した角により近いように設計することが好ましく、左手の場合も同じ原理で設計することができる。
【0129】
前記モード切替部は、前記ポインタ位置情報入力部が認識したユーザの指の数に応じて前記テキスト入力モードと前記ポインタ位置情報入力モードとを判断することができる。
【0130】
前記ポインタ位置情報入力モードで判断する際の前記認識されたユーザの指の数は、前記テキスト入力モードで判断する際の前記認識されたユーザの指の数よりも少ない。
【0131】
例えば、左手でモード切替部を制御する間、左手の指はテキスト入力ボタンにタッチされておらず、右手の人差し指はポインタ位置情報を入力するためにタッチされており、このとき、前記認識されたユーザの指の数は1つである。
【0132】
それに対し、テキストを入力するために左手と右手の指をキーボードの上にタッチすれば、2つから8つ以下の前記認識されたユーザの指の数が認識されるようになる。
【0133】
前記ポインタ位置情報入力モード表示部は、前記モード切替部によって前記ポインタ位置情報入力モードに切り替えられる際に一時的に表示するか、前記ポインタ位置情報入力モードに切り替えられた時点から解除される時点まで前記ポインタ位置情報入力領域を視覚的に表示することができる。
【0134】
前記ポインタ位置情報入力モード表示部は、可視光線発生器によって前記テキスト入力ボタンから或いはテキスト入力ボタンによる反射光で或いは前記テキスト入力ボタン間の間隔を通じて表示することができる。
【0135】
前記ポインタ位置情報入力モード表示部は、非可視光線発生器701a、701bと、前記非可視光線に光学的に反応して可視光線を発散する染料が塗布された面702a、702bとにより構成され、前記染料は、前記テキスト入力ボタン或いは前記テキスト入力ボタン間の間隔に塗布することができる。
【0136】
前記モード切替部は、ユーザが前記ポインタ位置情報の入力を左手で行うか、或いは右手で行うかを判断するハンドサイド判断部をさらに含み得る。
【0137】
前記ハンドサイド判断部により、前記ポインタ位置情報入力表示部の表示領域を流動的に表示することができる。
【0138】
前記ハンドサイド判断部により、前記ポインタ実行命令部のボタンの配置及び動作を流動的に切り替えることができる。
【0139】
例えば、ポインタ実行命令部がマウスの右クリックと左クリックを含む場合、前記ハンドサイド判断部の判断に従ってマウスの右クリックと左クリックを行うボタンを切り替えることができる。
【0140】
前記ポインタ位置情報入力領域表示部は、前記ハンドサイド判断部の判断結果に従って異なるポインタ位置情報入力領域を表示(702a、702b)することができる。
【0141】
前記モード切替部は、前記ポインタ位置情報入力モードの際、ユーザからポインタ位置情報の入力が所定時間入力されない場合、或いはテキスト入力ボタンで入力が受信される場合、自動で前記テキスト入力モードに切り替えるように設計することができる。
【0142】
前記ポインタ位置情報入力領域表示部は、前記モード切替部のモードとは関係なく視覚的に表示されるよう、前記テキスト入力ボタン或いは前記テキスト入力領域の一部に染料を塗布することで、テキスト入力モード中でもポインタ入力領域を認識できるようにすることができる。
【0143】
図6は、ポインタ実行命令部一体型のモード切替部に関する実施例である。
【0144】
テキスト入力モードとポインタ位置情報入力モードとの頻繁な切り替えが行われる入力作業をしていると、モード切り替え及びポインタ実行命令を入力する回数が多くなる。
【0145】
例えば、右利きの場合、テキスト入力モードでのテキスト入力中にポインタ位置情報を入力したい際は、左手或いは右手でモード切り替えをした後、ポインタ位置情報を入力してから左手でポインタ実名命令部に入力しなければならない。
【0146】
一般的に、急ぎの作業中にユーザはモニタに視線を維持したままテキスト及びポインタ位置情報並びにポインタ実行命令を入力することになるが、モード切替部及びポインタ実行命令入力部が別に備えられた場合、手の動きが頻繁に生じるようになり、正確な位置を探すことができず、機能を適切に実行できないか、キーボードを目で見るなど、作業が煩わしくなる。
【0147】
それを解決するために、例えば右利きの場合、テキスト入力モードでテキストを入力した後、左手をモード切替部に乗せればモード切り替え命令が発生し、ポインタ入力モードに変更される。そして、モード切替部に手を乗せた状態で右手でポインタ位置情報を入力した後、モード切替部に圧力を加えれば、ポインタ実行命令部がユーザの入力を受信する。
【0148】
これにより、ユーザは、モード切り替えのためのモード切替部の位置とポインタ実行命令のためのポインタ実行命令部の位置とを共有することができる。
【0149】
そのための一実施例として、モード切替部は、ユーザの手のタッチ入力を受けつけることのできるタッチスイッチで構成し、ポインタ実行命令部は、タクトスイッチのような圧力に反応するスイッチで構成し、モード切替部の下に位置する。
【0150】
ここで、第1ポインタ実行命令部1104と第2ポインタ実行命令部1105とは、ユーザの手からタッチを認識できる導電体物質で互いに連結されているか、モード切替部1201で共通して連結されており、ユーザが第1ポインタ実行命令部にタッチしても第2ポインタ実行命令部にタッチしても同様にモード切り替えが行われるように構成する。
【0151】
このとき、モード切り替えは、タッチが行われている間はポインタ位置情報入力モードで動作し、タッチが解除された場合はテキスト入力モードで動作する。
【0152】
タッチによるモード切り替えは、タッチの他に、ポインタ実行命令のための圧力よりも小さい圧力で動作する他のスイッチ或いはユーザの指の位置をセンシングできるセンサにより構成することができる。
【0153】
このとき、モード切り替え及びポインタ実行命令部は、テキスト入力領域とは区別される領域に位置する。好ましくは、右利きの場合、テキスト入力領域の左外側領域に位置する。テキスト入力領域の外部にモード切替部及びポインタ実行命令部を位置させれば、ポインタ位置情報入力部がポインタ位置情報入力と混同する可能性がなくなり、ポインタ位置情報入力領域を確張できるようになる。
【0154】
本発明の複合ヒューマンインターフェース装置は、第2モード切替部1202を備えることができる。第2モード切替部は、トグルスイッチのように動作するスイッチであり、ユーザから入力が受信される度にテキスト入力モードとポインタ位置情報入力モードとに切り替えられる。これにより、ユーザが左手をモード切替部にタッチしていなくても右手のみでポインタ位置情報の入力が可能になる。
【0155】
ここで、第2モード切替部によって複合ヒューマンインターフェース装置がテキストモード中にタッチによるモード切り替え命令を受信した場合、本発明の複合ヒューマンインターフェース装置は、ポインタ位置情報入力モードで動作する。また、第2モード切替部によって複合ヒューマンインターフェース装置がポインタ位置情報入力モード中にタッチによるモード切り替え命令を受信した場合、ポインタ位置情報入力モードを維持するが、タッチによるモード切り替え命令が解除されるか、テキスト入力部にテキストの入力が受信されれば、テキスト入力モードに切り替えられる。
【0156】
このとき、テキストの入力によりテキスト入力モードに切り替えられる場合、少なくとも1つ目のテキストの入力は無視し、少なくとも2つ以上のテキストの入力を受信した場合にテキスト入力モードに切り替える。
【0157】
このとき、少なくとも2つ以上のテキストの入力を受信してテキスト入力モードに切り替えられた場合、複合ヒューマンインターフェース装置は、前記無視した少なくとも1つ目のテキストを含むテキスト入力をデジタル機器に送信した後、新たに入力されるテキスト入力情報をデジタル機器に送信する。
【0158】
図7は、複合ヒューマンインターフェース装置のカバーを活用した実施例である。
【0159】
複合ヒューマンインターフェース装置は、ポインタ位置情報入力装置がポインタ位置情報入力領域を形成するために物理的装置で構成されたテキスト入力装置の平面上段に少なくとも1ミリメートルから2ミリメートルの空間が必要であり、光学信号を吸収したり反射するための吸収体或いは反射体を位置させるための枠がテキスト入力領域を囲んで少なくとも3面の角に必要である。
【0160】
このとき、少なくとも3面の角の枠の高さとテキスト入力領域の平面の高さとの間には少なくとも1から2ミリメートルの差が生じ、実質的に直方体タイプの空間が形成される。
【0161】
本発明の複合ヒューマンインターフェース装置は、前記実質的に直方体タイプの空間にテキスト入力領域を外部の衝撃から保護するための多用途カバー1322をさらに備えることができる(1310)。
【0162】
前記多用途カバー1322は、前記複合ヒューマンインターフェース装置と分離され(1320)、磁石或いは物理的構造によって結合及び分離が可能である。
【0163】
前記多用途カバー1322は、数回にわたって折り畳まれる構造であり得る。好ましくは2回折り畳まれる構造であり、多用途カバーの分割される領域の少なくとも一領域の幅は他の領域の幅よりも小さくても良い(1341)。
【0164】
これは、多用途カバーが折り畳まれた後、複合ヒューマンインターフェース装置の傾斜を調整するために下部に取り付けられた場合、複合ヒューマンインターフェース装置の傾斜をより小さくすることができる。
【0165】
多用途カバーが折り畳まれた後、複合ヒューマンインターフェース装置の下面に取り付けられた場合、折り畳まれた面のうち地面と当接する一部分は、地面と当接する面積が広くなるように傾斜面1342を備えることができる。
【0166】
前記多用途カバー1322の折り畳み回数にてユーザが所望する複合ヒューマンインターフェース装置の傾斜を調整することができる。
【0167】
前記多用途カバーは、カバーの内部に充電バッテリ1323を内蔵することができる。
【0168】
前記充電バッテリ1323の電源は、前記多用途カバーの下段部のテキスト入力領域を覆う部分の枠を覆う前記テキスト入力領域を覆う部分よりも突出した領域の一部に電極が位置しても良く(1331)、前記多用途カバーがテキスト入力装置を覆っている場合(1310)、前記複合ヒューマンインターフェース装置の上段に備えられた電極と連結されることになる。
【0169】
また、多用途カバーが折り畳まれ、複合ヒューマンインターフェース装置の傾斜を調整するために下段部に取り付けられた場合は、前記複合ヒューマンインターフェース装置の下面に備えられた電極と連結され得る。
【0170】
前記複合ヒューマンインターフェース装置は、外部電源と連結され、前記多用途カバーの内部の充電バッテリ1323に電源を供給したり、多用途カバーを別に充電することができる。
【0171】
このとき、前記複合ヒューマンインターフェース装置の下面は、電極1331が位置した前記突出した枠領域と、これとは異なる高さのテキスト入力領域を覆う領域1332と、正確な位置で着脱可能なように磁石或いは物理的な結合装置或いはカバーが挿入される溝を備えることができる。
【0172】
前記多用途カバーの枠は、微細なほこりや油汚れ、水分などを除去できる物質で塗布されており、複合ヒューマンインターフェース装置に着脱される度に吸収板或いは反射板や光学エミッタ、カメラ前面部の異物を除去することができる。
【0173】
前記多用途カバーがテキスト入力領域を覆っている場合、これをディテクトして複合ヒューマンインターフェース装置の電源をオフすることができる。
【0174】
前記多用途カバーが複合ヒューマンインターフェース装置の下面に取り付けられた場合、複合ヒューマンインターフェース装置の電源をオンにすることができる。
【0175】
また、電源がオンになってから所定時間ユーザの入力がない場合、電源を遮断するか、待機モードに切り替えることができる。
【0176】
多用途カバーがテキスト入力領域を覆っている場合(1310)、複合ヒューマンインターフェース装置1321は、実質的に薄い板状の直方体の形を有しており、地面に置いた場合に傾斜を持たないように設計することで美的効果を極大化し、携帯性を高めることができる。
【0177】
一方、多用途カバーを折り畳んで複合ヒューマンインターフェース装置の下面に取り付けた場合、一般的なキーボードのように傾斜を確保することができる。
【0178】
前記多用途カバーは着脱式で構成され得るが、ヒンジによって複合ヒューマンインターフェース装置の上面から下面に捲られて折り畳まれる方式に設計することができる。
【0179】
図8は、携帯用ノートパソコンに適用されたヒューマンインターフェース装置の実施例である。
【0180】
本発明のヒューマンインターフェース装置1420は、携帯用ノートパソコンの入力装置として活用することができる。
【0181】
本発明のヒューマンインターフェース装置を備えた携帯用ノートパソコンは、ディスプレイパネル1411と、前記ディスプレイパネルを支持しているフレーム1410とにより構成されたディスプレイユニットが、本発明のヒューマンインターフェース装置とヒンジ1427によって結束され、開閉可能な構造に設計することができる。
【0182】
ここで、前記ディスプレイユニットは、本発明のヒューマンインターフェース装置の反射板或いは吸収板1424によって形成された壁の内側に挿入する。そうすると、本発明のヒューマンインターフェース装置を利用した携帯用ノートパソコンの厚さを最小化することができる。
【0183】
そのために、前記携帯用ノートパソコンのディスプレイユニットは、本発明のヒューマンインターフェース装置1420の幅よりも少なくとも反射板或いは吸収板1423、1424の厚さの2倍分幅の長さを小さく設計しなければならない。
【0184】
言い換えれば、図13において多用途カバーが入る所にディスプレイユニットが入るように設計されなければならない。
【0185】
ディスプレイユニットは、両角がラウンド処理或いは斜線カッティングされるという特徴(1413)がある。
【0186】
ポインタ位置情報入力装置1421、1422は、ディスプレイユニットを閉じた場合、前記ラウンド処理或いは斜線カッティングされた部分の外角側に位置するという特徴がある。
【0187】
これは、携帯用ノートパソコンを閉じた場合、ポインタ位置情報入力装置1421、1422により邪魔されず、薄い厚さを維持できるように閉じるためである。
【0188】
このとき、モード切替部及びポインタ実行命令部は、ヒューマンインターフェース装置の側面の外側に位置し得る。
【0189】
それだけでなく、より好ましくは、テキスト入力領域の外下側に位置し得る(1425、1426)。
【0190】
このとき、モード切替部及びポインタ実行命令部は、図12のように一体型で構成することが好ましいが、別に分離して位置することも可能である。
【0191】
ここで、モード切替部或いはポインタ実行命令部がテキスト入力領域の外下側に位置する場合、ユーザがモード切替部或いはポインタ実行命令部を制御するために指を位置させた場合、ポインタ位置情報入力装置1421、1422がユーザがポインタの位置情報を入力することに誤動作しないよう、ポインタ位置情報入力領域を前記モード切替部或いはポインタ実行命令部が位置した領域を除いて設定しなければならない。
【0192】
そのために、ポインタ位置情報入力装置から発生する光学信号がカバーする領域を調整し、前記モード切替部或いはポインタ実行命令部に光学信号が到逹しないように設計することができる。
【0193】
或いは、前記モード切替部或いはポインタ実行命令部に位置したユーザの指と光学信号との間の反射或いは干渉或いは遮断によって発生する光学信号をカメラが受信できないよう、カメラの光学信号受信角を調整したり、当該方向から受信される光学信号を無視するようにすることができる。
【0194】
前記携帯用ノートパソコンは、前記ポインタ位置情報入力装置から発生する光源を吸収或いは反射するための吸収板或いは反射板を少なくとも3つの角部分に有するように設計する。
【0195】
このとき、2つの面はヒューマンインターフェース装置の側面に位置し(1423、1424)、もう1つの面は、ディスプレイユニットがヒューマンインターフェース装置と当接した面において、ディスプレイユニットが所定角内で開いている場合、前記ポインタ位置情報入力装置1421、1422によって発生する光源が充分に反射或いは吸収されるよう、反射体或いは吸収体を所定領域1412に位置させる。
【0196】
図9は、下段位置型のポインタ位置情報入力装置と下段位置型のポインタ実行命令部を適用した実施例である。
【0197】
ヒューマンインターフェース装置は、複数個の物理ボタンにより構成されたテキスト入力部1501と、ポインタ位置と係わる情報をユーザから入力してもらうポインタ位置情報入力部と、ポインタが位置した所で少なくとも1つの機能を行うようにユーザの命令を入力してもらうポインタ実行命令部1505、1506の信号を受信するポインタ実行命令受信部と、ポインタ位置情報入力モードに切り替えるモード切替部の信号を受信するモード切替命令受信部と、前記ポインタ位置情報入力部に入力されたポインタ位置と係わる情報を前記ヒューマンインターフェース装置と有線或いは無線で連結されたデジタル機器に送信するポインタ位置情報送信部とを有し、前記ポインタ位置情報入力部のポインタ位置情報入力領域は、前記複数個の物理ボタンにより構成されたテキスト入力部のテキスト入力領域の少なくとも一部の上段に平行に位置し、前記ポインタ位置情報入力部は、前記テキスト入力部を囲む第1から第3面1502a、1502b、1502cに前記テキスト入力部の高さよりも高く形成された光学信号反射体或いは吸収体1503a、1503b、1503cを含んでおり、前記テキスト入力部を囲む第4面1502dは、前記第1から第3面の高さよりも低く形成されており、前記第4面は、前記ポインタ実行命令部1505、1506を含み得る。前記第1面と前記第3面とはそれぞれ前記テキスト入力部の左側と右側に位置し、前記第2面は前記テキスト入力部の上側に位置し、前記第4面は前記テキスト入力部の下側に位置し得る。
【0198】
前記ポインタ位置情報入力部は、少なくとも2つのセンサモジュールを含み、前記2つのセンサモジュールは、それぞれ前記テキスト入力部の左側下段と右側下段の角領域に位置し得る。
【0199】
前記モード切替部は、第1ボタンに入力されるユーザの第1入力によって動作し、前記ポインタ実行命令受信部は、前記第1ボタンに入力されるユーザの第2入力によって動作することができる。
【0200】
前記第1ボタンは、指タッチによって発生する電気的信号を感知できる材質により構成され、前記第1入力は、前記電気的信号を認識して発生することができる。
【0201】
前記第1入力が維持される間、前記ポインタ位置情報入力モードで動作し、前記第1入力が解除されれば、前記ポインタ位置情報入力モードを解除し、前記第1入力は、物理的圧力によって発生することができる。
【0202】
前記モード切替部は、第2ボタンに入力されるユーザの第2入力によって動作し、前記第2入力が1回入力されると、前記ポインタ位置情報入力モードが解除されている場合は活性化し、前記ポインタ位置情報入力モードが活性化している場合は解除することができる。
【0203】
このとき、前記ポインタ位置情報入力装置1421、1422によって発生する光源及びイメージ受信装置は、キーボードの中央部に向かっていることが好ましい。
【0204】
しかし、キーボードが小型であるか、より広い領域のポインタ位置情報入力領域を確保するために、前記ヒューマンインターフェース装置の側面に位置した前記吸収板或いは反射板1423、1424を、吸収板ではなく反射板を使用し、前記ポインタ位置情報入力装置1421、1422の光源及びイメージ受信装置を前記反射板1423、1424の方に向けて設けることができる。
【0205】
即ち、ポインタ位置情報入力装置1421は、前記反射板1423によって反射され、受信されたポインタ位置情報を受信することができる。
【0206】
また、ポインタ位置情報入力装置1422は、前記反射板1424によって反射され、受信されたポインタ位置情報を受信することができる。
【0207】
そうすると、前記ポインタ位置情報入力装置1421、1422の設置位置を実際の複合ヒューマンインターフェース装置の左、右側の外部に位置した効果が得られ、より広いマウスポインタ位置情報入力領域を取得することができる。
【0208】
このとき、反射板の角度を1度から15度に所定角開くように設けることができる。即ち、反射板1423、1424の上段よりも下段の方が開くようにすることができる。
【0209】
そうすると、前記ポインタ位置情報入力装置1421、1422の設置位置を実際の複合ヒューマンインターフェース装置の左、右側の外部に位置した効果が得られると同時に、キーボードの下段部に位置したポインタ実行命令入力装置により邪魔されないよう、所定距離上段に移動した効果を得ることができる。
【0210】
前記複合ヒューマンインターフェース機器は、前記ポインタ位置情報入力部から発生した光源を反射する反射部を含み、前記ポインタ位置情報入力部は、少なくとも2つが前記ヒューマンインターフェース機器の左側と右側にそれぞれ設けられ、前記反射部は、前記ヒューマンインターフェース機器の左側と右側にそれぞれ設けられ、前記左側のポインタ位置情報入力部は、前記左側の反射部に向かって設けられ、前記左側の反射部を介して入力される光源を受信し、前記右側のポインタ位置情報入力部は、前記右側の反射部に向かって設けられ、前記右側の反射部を介して入力される光源を受信することができる。
【0211】
前記左側と右側の反射部は平行ではなく、前記左側と右側のポインタ位置情報入力部が位置した部分に向かって開くように設けられ得る。
【0212】
前記ポインタ位置情報入力領域は、第1領域と第2領域とに分けられ得る。即ち、例えば、右手から入力されるポインタ位置情報入力信号は第1領域から受信され、左手から入力されるポインタ位置情報入力信号は第2領域から受信されるようにする。
【0213】
一般的に、マルチタッチ制御は、複数のタッチ入力信号を受信した後、前記複数のタッチ入力信号のその後の移動様態に応じて制御命令を判断する。
【0214】
ところが、本実施例において、前記第1ポインタ位置情報入力領域から受信される第1ポインタ位置情報入力信号は、タッチ入力の数を把握するのに使用され得る。
【0215】
そして、前記第2ポインタ位置情報入力領域から受信される第2ポインタ位置情報入力信号は、タッチ入力の移動信号を受信するのに使用され得る。
【0216】
即ち、例えば、左手で2つの指タッチを入力維持したまま右手の1本の指で上下スライドタッチ入力を入力した場合、本信号を一般的なマルチタッチ機能の2つのタッチ信号で上下にタッチ入力する場合に取り替えることができる。一般的に、アップル社のマックブックにおいて、2つのタッチで上下にスライドタッチ入力を行う場合、インターネットブラウザの上下スクロール入力を行う場合を例として挙げられる。このとき、右手の1本の指でタップした場合、左手のタッチ入力が2つであるので、2本の指でタップした場合と同様に機能を行うことができる。
【0217】
他の例として、左手で3つのタッチ入力を維持したまま右手で左右スライドタッチ入力を入力した場合、本信号を一般的なマルチタッチ機能の3つのタッチ信号で左右にスライドタッチ入力する場合に取り替えることができる。一般的に、アップル社のマックブックにおいて、3つのタッチで左右にスライドタッチ入力を行う場合、全画面アプリスワイプ或いは3本の指でドラッグするなどの機能を行う場合を例として挙げられる。このとき、右手の1本の指でタップした場合、左手が3つのタッチ入力を行っているため、3本の指でタップした場合と同様に機能を行うことができる。前記左手と右手の例は右手と左手の例に取り替えることができ、タッチの数を決定する入力信号の数は上述した2つと3つに限定されるものではなく、1つ或いは4つ、5つのタッチを含み得る。
【0218】
前記ポインタ位置情報入力部により受信される前記ポインタ位置と係わる情報は、ポインタの位置を移動させるための第1ポインタの位置と係わる情報と、前記ヒューマンインターフェース装置をテキスト入力モードからポインタ位置情報入力モードに切り替えるための第2ポインタの位置と係わる情報とにより構成され得る。
【0219】
例えば、テキスト入力モード中に予め設定された閾値以上のポインタ位置情報入力信号が発生する場合、ポインタ位置情報入力モードに切り替えることができる。
【0220】
図10は、複合機能入力ボタンの構成図である。
【0221】
複合機能入力ボタンは、キーボードのようなヒューマンインターフェースにおいて少なくとも1つの文字を入力するための文字入力部303と、マウスポインタを移動したり、画面にユーザのタッチや3Dジェスチャを入力するためのポインティング位置情報を入力するための静電容量式のような物理的なタッチパッド311とが合わせて構成されたポインティング装置一体型のテキスト入力装置310を構成するための1つのボタンであり得る。
【0222】
本実施例において、ポインティング位置情報入力部として静電式のタッチ方式を使用して説明するが、前記光学式方式でポインティング位置情報入力部を使用して説明した複合ヒューマンインターフェース装置のモード切替部、ポインタ実行命令入力部、特殊機能キー、モード切替部及びポインタ実行命令部の位置、内部或いはディスプレイ部との連結、カバー部を活用したバッテリ内蔵方法及びヒューマンインターフェース機器の角度調整機能、テキスト文字入力領域とマウスポインティング位置情報入力領域などの内容は同様に適用され得る。
【0223】
前記ポインティング装置一体型のテキスト入力装置310は、複数個の複合機能入力ボタンにより構成され得る。
【0224】
前記複合機能入力ボタンは、ユーザの指のタッチが行われるカバー部1010と、電場を形成するためのトランスミッタ及びレシーバを含むエレクトロード部1020と、前記エレクトロード部を保護し、弾性部との連結性を確保するためのベース部1030とにより構成され得る。
【0225】
前記弾性部は、弾性体1050と、上部支持部1040と、下部支持部1060とにより構成され得る。
【0226】
前記上部支持部、下部支持部は、円筒状や角のある多角形の筒状に構成され、前記上部支持部と前記下部支持部は弾性体を介して位置移動し、下部支持部は上部支持部の移動をガイドすることができる。
【0227】
前記上部支持部は、前記カバー部、エレクトロード部、ベース部と固定されていても良い。
【0228】
前記下部支持部は、前記上部支持部が往復運動するガイド役割をすることができる。
【0229】
前記上部支持部、下部支持部は、パンタグラフ構造でエレクトロード部を含む上部構造物と弾性部を含む下部構造物を連結し、上部構造物の移動をガイドすることができる。
【0230】
前記弾性体は、復元力のあるドーム状の弾性材質であるか、復元力のある板状の弾性材質であるか、バネ状の弾性材質であるか、互いに異なる極性が対向している複数個の磁石であっても良く、或いはその組み合わせであっても良い。
【0231】
前記弾性部は、前記カバー部から第2圧力を受けて第3高さに移動し、前記カバー部の第2圧力が解除された場合、前記第1高さに復元されることができる。前記第3高さに移動することは、物理的な位置が移動したことであるか、圧力によって物体が反ったり、ソフトウェアなどによって第2圧力を感知することを意味する。
【0232】
前記第1圧力を感知した場合、ポインタ実行命令を発生し、第2圧力を感知した場合、追加のポインタ実行命令を発生することができる。
【0233】
例えば、第1圧力によってポインタが位置した所でアプリケーションの実行命令を示し、第2圧力によって前記アプリケーションの追加オプションやプレビューなどを実行する。
【0234】
前記第1から第5複合機能入力ボタンの前記スイッチを介して発生した前記予め決められた文字の入力を示す電気的信号は、互いに異なる文字の入力を示す電気的信号であり、前記第1から第5複合機能入力ボタンの前記エレクトロード部を介して受信された信号から判別された前記ユーザの指の接触位置或いは接触位置の変化は、1つのポインタの位置を連結性のあるように制御するためのことであり得る。
【0235】
前記ヒューマンインターフェース機器は、文字入力モードとポインティング位置情報入力モードとを切り替えるモード切替部をさらに含み得る。
【0236】
前記モード切替部は、前記複合機能入力ボタン、別途の物理スイッチ部、タッチスイッチ部、或いは予め定義されたタッチパターンにより動作され得る。
【0237】
前記ヒューマンインターフェース機器は、1つの文字の入力が可能な複合機能入力ボタンの複数の組み合わせで構成された文字入力機器と前記複数の複合機能入力ボタンのエレクトロード上において1つのポインティング入力装置を連続して制御するためのポインティング位置情報を発生することができる。
【0238】
前記複数の複合機能入力ボタンとは別に、前記ヒューマンインターフェース機器は、モード切替部とポインタ実行命令部とを備えることができる。
【0239】
前記モード切替部とポインタ実行命令部とは、ユーザのタッチを認識できるエレクトロードとスイッチとにより構成された1つのボタンであり、タッチによってモードを切り替えた後、指を移動したり離したりする必要なく、圧力信号でポインタ実行命令を発生することができる。
【0240】
複合機能入力ボタンは、発光部1070を含み得る。
【0241】
前記発光部は、前記複合機能入力ボタンの文字の入力を表示する文字を明るくしたり、前記複合機能入力ボタン自体の位置を明るくすることができる。
【0242】
前記発光部は、エレクトロードを含む上部構造物上に位置するか、弾性体を含む下部構造物に位置し得る。
【0243】
前記上部構造物は、エレクトロード部を含み、ユーザの圧力によって移動する部分であり、カバー部、エレクトロード部、ベース部などを含み得る。
【0244】
前記下部構造物は、前記上部構造物の移動をガイドし、前記エレクトロード部に電気的信号を送信或いは受信する構造物を含むユーザの圧力が加えられた場合、移動が発生しない部分であり得る。
【0245】
図11は、複合機能入力ボタンのエレクトロードの一実施例である。
【0246】
静電式タッチ方式のエレクトロード部は、複数のトランスミッタとレシーバとにより構成される。
【0247】
一般的な静電式タッチ方式の場合、エレクトロード部は、5から30列のトランスミッタ部が5から30行のレシーバ部と格子状に構成され、所定大きさの四角面を構成する。
【0248】
本実施例において、複合機能入力ボタンは、一般的に10から20ミリメートルの幅を有する1つの文字入力ボタンの大きさのエレクトロード部により構成され得る。
【0249】
前記エレクトロード部は、独立的に小さいタッチパッドを構成してポインティング位置情報入力装置として使用し、隣接した複数個の複合機能入力ボタンと共により広い領域で連結性のあるポインティング位置情報入力装置として使用することができる。
【0250】
前記エレクトロード部は、1つから3つのトランスミッタとレシーバとにより構成され得る。
【0251】
本実施例において、1つの複合機能入力ボタンのエレクトロード部は、互いに異なるドライブ信号周期を有する3行のトランスミッタと、互いに異なるスキャン周期を有する2行のレシーバとにより構成された複合機能入力ボタンを例として説明する。
【0252】
ここで、前記周期とは、信号が発生するタイミングを意味し得る。
【0253】
本発明は、ボタンの大きさと形状に応じてトランスミッタとレシーバの個数と形状が当業者によって容易に変形可能である部分を含む。
【0254】
第1ドライブ周期を有する第1トランスミッタ1101、1102、1103と、第2ドライブ周期を有する第2トランスミッタ1104、1105、1106と、第3ドライブ周期を有する第3トランスミッタ1107、1108、1109とを有し得る。
【0255】
第1スキャン周期を有する第1レシーバ1110、1111と、第2スキャン周期を有する第2レシーバ1112、1113とを有し得る。
【0256】
前記第1から第3トランスミッタは、回路基板において短絡されたり別途の連結部材なしに1つに繋がって構成され得る。
【0257】
前記第1、第2のレシーバは、互いに短絡された状態で回路基板に印刷され、別途の連結部材で連結されているか、独立して同じスキャン周期に静電容量などの電気的信号をスキャンされるように構成することができる。
【0258】
本実施例におけるエレクトロード部は、複数の複合機能入力ボタン上に構成された複数個のエレクトロード部がまるで1つの大面積のエレクトロード部のように認識されながら1つ1つの複合機能入力ボタンを上下運動させるために、エレクトロード部分に特別な設計が必要である。
【0259】
例えば、前記第2トランスミッタの広さは、前記第1、第3トランスミッタの広さを合わせたものよりも広くても良い。
【0260】
前記第1から第3トランスミッタの広さを合わせた広さは、前記第1、第2レシーバの広さを合わせたものよりも狭くても良い。
【0261】
一般的な静電容量式タッチパッドの場合、1つのスキャン周期を有するレシーバは互いに連結されている。しかし、本実施例において、1つのスキャン周期を有する第1レシーバは少なくとも2つのレシーバブロック1110、1111により構成され、前記少なくとも2つのレシーバブロックは、互いに短絡されている状態で外部にスキャン信号を送信することができる。
【0262】
前記スキャン信号は、それぞれのレシーバブロックから受信した静電容量信号を合わせて信号処理することができる。
【0263】
本実施例において、トランスミッタを横に、レシーバを縦にして例を挙げたが、同じ構造上においてレシーバを横に、トランスミッタを縦に構成することができる。
【0264】
前記トランスミッタとレシーバとは、絶縁体1114、1115によって電気的に短絡されていても良い。
【0265】
前記エレクトロード部は、下に積層されるか、下に連結される外部ドライブ信号とスキャン信号を送出し及び受信するブリッジ1120を備えることができる。
【0266】
前記ブリッジは、前記エレクトロード部にドライブ信号を伝達し、前記レシーバから静電容量信号を受信することができる。
【0267】
図12は、複合機能入力ボタン配置の一実施例である。
【0268】
本実施例において、複数個の複合機能入力ボタンにより構成された複合ヒューマンインターフェース機器は、少なくとも5つの複合機能入力ボタンを備えることができる。
【0269】
第1複合機能入力ボタン1210の左側及び右側にそれぞれ第2複合機能入力ボタン1220、第3複合機能入力ボタン1230が位置し、前記第2複合機能入力ボタンの中心点は、前記第1複合機能入力ボタンの中心点から左側と右側に延びた仮想のX軸線上に配列され、前記第3複合機能入力ボタンの中心点は、前記第1複合機能入力ボタンの中心点から右側に延びた仮想のX軸線上に配列され得る。
【0270】
第4複合機能入力ボタン1240、第5複合機能入力ボタン1250をさらに含み、前記第4複合機能入力ボタンの中心点は、前記第1複合機能入力ボタンの中心点から上側に延びた仮想のY軸から左側に位置し、前記第2複合機能入力ボタンの中心点から上側に延びた仮想のY軸から右側に位置し、前記第5複合機能入力ボタンの中心点は、前記第1複合機能入力ボタンの中心点から下側に延びた仮想のY軸から右側に位置し、前記第3複合機能入力ボタンの中心点から下側に延びた仮想のY軸から左側に位置し、前記第4、第5複合機能入力ボタンは、前記第1複合機能入力ボタンと隣接して位置し得る。
【0271】
前記第4複合機能入力ボタンの中心点が前記第1複合機能入力ボタンの中心点から上側に延びた仮想のY軸から左側に離隔した距離は、前記第5複合機能入力ボタンの中心点が前記第1複合機能入力ボタンの中心点から下側に延びた仮想のY軸から右側に離隔した距離よりも短くても良い。
【0272】
例えば、前記第5複合機能入力ボタンの場合、前記Y軸から右側に前記第1複合機能入力ボタンの幅の長さの40から60パーセント移動して位置する。
【0273】
前記第4複合機能入力ボタンの場合、前記Y軸から左側に前記第1複合機能入力ボタンの幅の長さの15から35パーセント移動して位置する。
【0274】
前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、前記第4複合機能入力ボタンの前記第3トランスミッタと同じドライブ信号周期を有し得る。
【0275】
前記第1複合機能入力ボタンの前記第2レシーバは、前記第5複合機能入力ボタンの前記第1レシーバと同じスキャン周期を有し得る。
【0276】
前記第1複合機能入力ボタンの前記第1レシーバと前記第5複合機能入力ボタンの前記第2レシーバとは、互いに異なるスキャン周期を有し得る。
【0277】
前記第1複合機能入力ボタンの前記第2レシーバと前記第4複合機能入力ボタンの前記第2レシーバとは、前記仮想のY軸方向に一列に配列せず、前記第1複合機能入力ボタンの幅内で左側に移動して位置したまま、前記第1複合機能入力ボタンの前記第2レシーバと前記第4複合機能入力ボタンの前記第2レシーバとは同じスキャン周期を有し得る。
【0278】
それによるポインティング位置情報信号の歪曲が生じることがあり、ソフトウェアによって補正するステップをさらに要することがあり得る。
【0279】
ヒューマンインターフェース機器は、第6複合機能入力ボタン1560をさらに含み、前記第6複合機能入力ボタンの中心点は、前記第5複合機能入力ボタンの中心点から下側に延びた仮想のY軸上に位置することを特徴とする複合ヒューマンインターフェース装置。
【0280】
図13は、複合機能入力ボタンの異なるパターンのエレクトロード配置の一実施例である。
【0281】
前記第1複合ボタン入力ボタンと前記第4複合ボタン入力ボタンとが仮想のY軸上において一列に配列されておらず、第1距離だけ左側に移動して位置していても良い。
【0282】
それにより、前記第1複合ボタン入力ボタンと前記第4複合ボタン入力ボタンの前記レシーバの信号歪曲が生じ得る。
【0283】
それを防止したり、歪曲を最小化するために、前記第4複合ボタン入力ボタンのパターンを変形して設計することができる。
【0284】
例えば、前記図11に示されたエレクトロード1130の左側から前記第1距離だけのエレクトロードのパターンが、前記エレクトロードの前記右側に移動された第2エレクトロードの形状1350に構成され得る。
【0285】
前記第2エレクトロードの形状は、前記第1複合機能入力ボタンと前記第4複合機能入力ボタンのレシーバを仮想のY軸に整列する効果がある。
【0286】
前記第4複合機能入力ボタンの右側に、前記第2エレクトロードの形状に構成された第7複合機能入力ボタン1360が位置し得る。
【0287】
ここで、前記第4複合機能入力ボタンの最も右側に位置したレシーバ1351のスキャン周期は、前記第7複合機能入力ボタンの最も左側に位置したレシーバ1361のスキャン周期と同じであっても良い。このとき、第1複合機能入力ボタンの前記第2レシーバ1112、1113も同じスキャン周期を有し得る。
【0288】
図14は、複合機能入力ボタンの電気的連結部材の実施例である。
【0289】
第1、第2及び第3複合機能入力ボタンのトランスミッタは、第1電気的連結部材で互いに連結されており、前記第1、第4及び第5複合機能入力ボタンのレシーバは、第2電気的連結部材で互いに連結されていても良い。
【0290】
前記連結部材の第1実施例において、前記連結部材は、実際に複合機能入力ボタンに圧力が加えられて第1高さから第2高さに移動する間、エレクトロード部に接触或いは接合されて共に動く第1導電体と、前記複合機能入力ボタンの動かないパートに備えられ、前記第1導電体から電気的信号を受信する第2導電体と、近くの複合機能入力ボタンの前記第2導電体と連結するベースピーシービー(PCB)とにより構成され得る。
【0291】
前記ベースピーシービーは、制御部からドライブ信号やスキャン信号を複数の複合機能入力ボタンのトランスミッタやレシーバに同時に送受信することができる。
【0292】
前記第1導電体と前記第2導電体とは、互いにスライド方式で当接し、連結を維持したまま移動することができる。
【0293】
前記第1導電体と前記第2導電体とは、複合機能入力ボタンに圧力が与えられないか、予め決められた閾値以下の圧力が加えられた場合に接触を維持し、予め決められた閾値以上の圧力が加えられた場合、接触を維持して短絡される構造であり得る。
【0294】
前記第1導電体と第2導電体とは、非接触方式で構成することができる(1450)。前記第1導電体と第2導電体とは、予め決められた面積を有する導電板の形で備えられ、所定間隔を置いて対向していても良い。
【0295】
前記所定間隔は、空気やプラスチック、シリコーン、ガラス、磁器など、誘電率のある非導電体1443で埋めることができる。
【0296】
この場合、電気信号は、周波数を有するラジオ信号の形式で電気的信号を伝達することができる。
【0297】
そうすると、第1導電体と第2導電体の摩擦によって導電体が摩耗されたり、信号にノイズが生じることを低減し、複合機能入力ボタンに加えられる圧力を邪魔する摩擦の発生を最小化することができ、製造工程が単純化されるという利点がある。
【0298】
前記第1から第2電気的連結部材のうち少なくとも1つは、フレキシブルフィルムの上にエレクトロード部と共に導電体で印刷されたものであるか、前記エレクトロード部と密着或いは接合された前記弾性部に備えられた電気的連結部材であり得る。
【0299】
図15は、複合機能入力ボタンの文字入力のためのスイッチの一実施例である。
【0300】
複合機能入力ボタンに圧力が加えられて第1位置から第2位置に移動する場合、予め決められた文字の入力を示す電気的信号を生じさせるスイッチ1511、1512、1513を作動させることができる。
【0301】
前記ベースPCB或いは別に備えられたメンブレンに位置したスイッチ1512、1523が前記複合機能入力ボタンの移動部上に位置した端子1511によって連結されると、予め決められた文字の入力を示すための電気的信号を生じさせ、制御部に伝達することができる。
【0302】
前記スイッチは、別途の押しスイッチや、磁気や電界の変化量、光の強さ、音などを感知することで発生することができる。
【0303】
図16は、複合機能入力ボタンを備えたヒューマンインターフェース機器の一実施例である。
【0304】
図17は、エレクトロードキーキャップの一実施例である。
【0305】
エレクトロードキーキャップ1700は、複数個が共同の一平面上に位置し、エレクトロードキーキャップレイヤ1620を構成することができる。
【0306】
例えば、1つのエレクトロードキーキャップは、モードによって1つの文字の入力を受けつけたり、所定量のタッチ位置の変化量を感知することができる。
【0307】
それに対し、エレクトロードキーキャップレイヤは、複数の文字の入力を受けつけることができ、前記エレクトロードキーキャップの数に比例してタッチ位置の変化量を感知することができる。
【0308】
複合機能ヒューマンインターフェース機器は、制御部と、ユーザの指の接触が行われるカバー部1010と、第1導電体1741、1742、1713、1714、1746、1748及びエレクトロード部1020、1701を含むエレクトロードキーキャップ1700と、第2導電体とを含み得る。
【0309】
前記第2導電体は、第1サーキットレイヤ1630に備えられ得る。
【0310】
前記エレクトロードキーキャップの上段に密着したカバー部にユーザの指の接触が行われると、前記エレクトロードに備えられたトランスミッタとレシーバとの間の電場に影響が与えられ、静電容量が変化する。
【0311】
前記第1導電体は、複数個備えられ、前記エレクトロード部のトランスミッタとレシーバとにそれぞれ備えられ得る。
【0312】
前記トランスミッタと連結された前記第1導電体を介して所定信号周期にドライブ信号が加えられれば、前記トランスミッタと前記レシーバとの間の静電容量が形成され、前記発生した静電容量が前記レシーバによって前記レシーバに連結された前記第1導電体を介して前記第1導電体と電気的に連結された第2導電体を介して伝達され、制御部は、伝達された静電容量の変化を感知する。
【0313】
前記エレクトロード部は、前記第1導電体を介して前記第2導電体と電気的に連結されており、前記エレクトロード部は、前記エレクトロードキーキャップの第1面1702に位置し、前記第1導電体は、前記第1面と垂直に形成された柱に予め定義された面積で形成され得る。
【0314】
前記第1面と垂直に形成された柱は少なくとも2本形成されており、前記第1導電体は、前記少なくとも2本の柱にそれぞれ形成され得る。
【0315】
前記エレクトロード部1020、1701はトランスミッタ及びレシーバを含み、前記少なくとも2本の柱にそれぞれ形成された前記第1導電体は、それぞれ前記トランスミッタ及び前記レシーバと電気的に連結され得る。
【0316】
前記第1導電体は、前記柱の表面を囲んで形成され得る。
【0317】
前記柱は、前記柱を貫通する孔1703を有する管状からなり、前記孔は、前記第1面1702を共に貫通し、前記孔の内壁を介して前記エレクトロード部と前記第1導電体とが電気的に連結され得る。
【0318】
前記エレクトロード部は、前記第1面に特定の形を有する複数のパターンブロック1701を有し、前記パターンブロックの少なくとも一部は、前記エレクトロードキーキャップの第2面1731を介して互いに電気的に連結され得る。
【0319】
前記第2面を介して電気的に連結されている前記複数のパターンブロック1704は、1本の柱に形成された第1導電体1713を介して前記第2導電体と電気的に連結され得る。
【0320】
例えば、第1面1702の最上段の三角のパターンブロック3つは、前記三角のパターンブロックと隣接した側面1731に備えられた導電体により電気的に連結され得る。
【0321】
同様に、最下段の三角のパターンブロック3つは、前記最下段の三角のパターンブロック3つと隣接した側面に備えられた導電体により電気的に連結され得る。
【0322】
ここで、前記最上段或いは最下段の三角のパターンブロック3つは、背面に備えられた柱1本と前記柱に備えられた孔を介して電気的に連結され得る。
【0323】
また、中間に横になっている三角形と菱形と三角形のパターンブロックは、前記第1面において電気的に連結され、同様に、背面にある1本の柱と前記柱に備えられた孔を介して第1導電体と電気的に連結され、ここに使用された柱は、背面の中心部に位置し、弾性部に圧力を伝達する目的としても同時に使用され得る。
【0324】
このとき、前記最上段及び最下段及び中間に備えられたパターンブロックは、トランスミッタ信号を送出すことができ、それぞれ互いに異なる信号周期を有し得る。
【0325】
また、上段に横に配置された菱形状の2つのパターンブロックと、下段に横に配置された菱形状の2つのパターンブロックとは、前記第1面において電気的に孤立しており、それぞれ背面に備えられた柱に備えられた孔を介して第1導電体と電気的に連結され得る。
【0326】
前記第1導電体は、前記エレクトロードキーキャップの背面に複数個の柱にそれぞれ備えられ得る。
【0327】
前記第2面を介して電気的に連結されている前記複数のパターンブロックは、同じ信号周期を有するトランスミッタであり得る。
【0328】
前記エレクトロード部は、前記第1面に特定の形状を有する少なくとも3つのパターンブロック1704を有し、前記3つのパターンブロックは、それぞれ1つの柱に形成された第1導電体を介して前記第2導電体と電気的に連結され得る。
【0329】
前記複数のパターンブロックのうち少なくとも2つのパターンブロックは、第1信号周期を有し、少なくとも1つのパターンブロックは、第2信号周期を有し得る。
【0330】
前記少なくとも3つのパターンブロックは、レシーバであり得る。
【0331】
前記複合ヒューマンインターフェース機器は、弾性部1050をさらに含み、前記柱は、前記カバー部に加えられたユーザの圧力を前記弾性部に伝達して、前記カバー部と前記エレクトロードキーキャップの位置が第1位置から第2位置に移動できるようにし、前記ユーザの圧力が解除された場合、前記弾性部から圧力を受信して、前記カバー部と前記エレクトロードキーキャップの位置が前記第2位置から前記第1位置に復元されるようにすることができる。
【0332】
前記エレクトロード部と第1導電体とは、少なくとも1つの平板と、前記平板に垂直に連結され、前記平板と前記柱を貫通する孔がある少なくとも2本の柱とにより構成された不導体形状物に導電体めっきすることで形成することができる。
【0333】
前記エレクトロード部は、前記第1面に特定の形状を有する複数のパターンブロックを有し、前記第1面の背面に位置した第3面1710には複数個の柱が形成され得る。
【0334】
前記複数個の柱には、前記第1導電体が形成されており、前記複数の柱に形成された前記第1導電体は第3面によって電気的に短絡されてあり得る。
【0335】
前記エレクトロード部は、前記第1面に特定の形状を有する複数のパターンブロックを有し、前記複数のパターンブロックは、前記第1面の一側面に位置した第4面1732と電気的に連結されているが、前記第4面に形成された電気的短絡1733によって前記複数のパターンブロックは互いに電気的に短絡され得る。
【0336】
前記パターンブロックは、単に図面に例示した内容に限定されるものではなく、その他にも長方形、櫛目状など様々なパターンを含み得る。
【0337】
前記複合ヒューマンインターフェース機器は、複数の前記エレクトロードキーキャップにより構成され、前記複数のエレクトロードキーキャップに備えられた前記第1導電体は、複数の前記第2導電体に電気的信号を伝達し、前記複数の第2導電体は、1つの第1サーキットレイヤ1630に構成され得る。
【0338】
前記ヒューマンインターフェース機器は、前記エレクトロードキーキャップの下段に光源をさらに含み、前記柱は、前記柱を貫通する孔を有する管状からなっており、前記カバー部は、光が拡散する導光体材質で構成され、前記孔を介して前記光源から光を受け、発光することができる。
【0339】
前記孔は、前記エレクトロードキーキャップのエレクトロード部と第1導電体とをめっき方式で電気的に連結するために必須に使用され得る。
【0340】
しかし、めっきを行えばエレクトロードキーキャップが不透明になり、キーボードのキーが発光することで暗い所でも作業を便利にするという機能を与えることが難しい。
【0341】
ところが、前記孔を介して光源を伝達することができるので、前記孔は、電気的な連結通路及び光源の通路として使用され得る。
【0342】
前記カバー部は、ユーザとの接触が行われる面にテキストの入力を案内する文字が印刷されているか、刻印されているか、前記文字の形状に孔が開いたフィルムが付着していても良い。
【0343】
前記第1導電体と前記第2導電体とは、所定面積を非接触式で対面しており、高周波の電気的信号が非接触式で前記所定面積を介して伝達され得る。
【0344】
一例として、前記柱が円筒状であり場合、前記第1導電体及び前記第2導電体と非接触式で対面している面は、所定幅を有する帯状であっても良く、前記柱が四角柱である場合、所定幅を有する四角の帯状であっても良い。或いは、前記柱の一部領域のみに第1導電体を備え、所望する形状と面積の対面部を具現する。
【0345】
図18から図22は、複数の複合機能入力ボタンのエレクトロードパターンの一実施例である。
【0346】
複合ヒューマンインターフェース機器は、デスクトップ入力機、タブレットPC用入力機、ノートパソコン用入力機、ホームシアター制御用入力機、自動走行自動車のマルチメディア制御用入力機、仮想現実或いは拡張現実の入力機など、様々な電子機器で使用され得る。
【0347】
前記複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器は、第1から第5複合機能入力ボタンを含み得る。
【0348】
前記第1から第5複合機能入力ボタンは、それぞれ互いに異なる文字の入力を受信すると共に、ユーザから1つのポインタ位置情報を制御するためのタッチ入力を受信することができる。
【0349】
前記第1から第5複合機能入力ボタンは、それぞれX軸或いはY軸に一列に整列されることなく位置し得る。
【0350】
一例として、前記第1から第3複合機能入力ボタンは、X軸方向に一列に整列されており、前記第4から第5複合機能入力ボタンは、前記X軸からそれぞれ上下側に位置する。
【0351】
また、前記第4複合機能入力ボタン1240は、前記第1複合機能入力ボタンとY軸に対して整列されておらず、約25パーセント左側に離隔して位置し得る。
【0352】
前記第5複合機能入力ボタン1250は、前記第1複合機能入力ボタンとY軸に対して整列されておらず、約50パーセント右側に離隔して位置し得る。
【0353】
前記第1から第5複合機能入力ボタンが1つのポインタ位置情報を制御するために、前記複数のトランスミッタ及び前記複数のレシーバは、同じドライブ信号を有するトランスミッタ同士で一列に整列し、同じスキャン信号周期を有するレシーバ同士で一列に整列されなければならない。
【0354】
それに対し、第1から第5複合機能入力ボタンがX軸或いはY軸に対して一列に整列されていないため、前記複合機能入力ボタンは、2つから4つのX軸、Y軸に平行なレシーバ或いはトランスミッタを備え、前記複合機能入力ボタンがX軸或いはY軸に対して一列に整列されていないにもかかわらず前記レシーバ或いはトランスミッタを整列できるようになる。
【0355】
前記各々の複合機能入力ボタンは、トランスミッタ部T1、T2、T3、T4とレシーバ部R1、R2、R3、R4とにより構成されたエレクトロード部1020a、1020b、1020c、1020d、1020e、1020f、1020g、1020h、1020i、1020j、1020k、1020lにより構成され得る。
【0356】
前記エレクトロード部は、X軸に平行なようにトランスミッタを備え、Y軸に平行なようにレシーバを備えることができる(1020a、1020c、1020e、1020g、1020i、1020k)。
【0357】
後述する実施例において、基本的に前記エレクトロード部はX軸に平行なトランスミッタとY軸に平行なレシーバである場合について記述するが、特に記述しなくても、トランスミッタとレシーバとが換わり合う構成、即ちX軸に平行なレシーバとY軸に平行なトランスミッタに対しても同じ構成が可能である。
【0358】
前記エレクトロード部は、Y軸に平行なようにトランスミッタを備え、X軸に平行なようにレシーバを備えることができる(1020b、1020d、1020f、1020h、1020j、1020l)。
【0359】
図18は、複数の複合機能入力ボタンのエレクトロードパターンの一実施例であり、前記エレクトロード部は、4つのトランスミッタと4つのレシーバとを含み得る。
【0360】
後述する実施例では、X軸に平行な4つのトランスミッタとY軸に平行な4つのレシーバ1020aとにより構成された実施例を基に説明するが、X軸に平行な4つのレシーバとY軸に平行な4つのトランスミッタ1020bに対しても同じ説明が可能である。
【0361】
前記トランスミッタ部は、少なくとも2つのドライバ信号周期を有する第1から第4トランスミッタを有し、前記レシーバ部は、少なくとも2つの互いに異なるスキャン信号周期を有する第1から第4レシーバR1、R2、R3、R4を有し得る。
【0362】
前記第4複合機能入力ボタン1240の前記第1レシーバは、前記第2複合機能入力ボタン1220の前記第4レシーバと同じスキャン信号周期を有し得る。
【0363】
前記第4複合機能入力ボタン1240の前記第2レシーバは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第1レシーバと同じスキャン信号周期を有し得る。
【0364】
前記第4複合機能入力ボタンの前記第3レシーバは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第2レシーバと同じスキャン信号周期を有し得る。
【0365】
前記第4複合機能入力ボタンの前記第4レシーバは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第3レシーバ及び前記第5複合機能入力ボタン1250の前記第1レシーバと同じスキャン信号周期を有し得る。
【0366】
前記複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器は、第6複合機能入力ボタン1260を有し、前記第6複合機能入力ボタンは、前記第5複合機能入力ボタンとY軸に整列されて隣接しており、前記第6複合機能入力ボタンの前記第1から第4レシーバは、前記第5複合機能入力ボタンの前記第1から第4レシーバとそれぞれ同じスキャン信号周期を有し得る。
【0367】
それに対し、前記第5複合機能入力ボタンと前記第6複合機能入力ボタンとは、互いに異なるドライバ信号周期を有し得る。
【0368】
前記複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器は、第7複合機能入力ボタン1270を有し得る。
【0369】
前記第7複合機能入力ボタンの前記第1レシーバは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第4レシーバ及び前記第5複合機能入力ボタンの前記第2レシーバと同じスキャン信号周期を有し得る。
【0370】
前記第7複合機能入力ボタンの前記第2レシーバは、前記第3複合機能入力ボタンの前記第1レシーバ及び前記第5複合機能入力ボタンの前記第3レシーバと同じスキャン信号周期を有し得る。
【0371】
前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、第1ドライバ周期を有し、前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタは、第2ドライバ周期を有し得る。
【0372】
前記第4複合機能入力ボタン及び前記第7複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、第3ドライバ周期を有し、前記第4複合機能入力ボタン及び前記第7複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタは、第4ドライバ周期を有し得る。
【0373】
前記第5複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、第5ドライバ周期を有し、前記第5複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタは、第6ドライバ周期を有し得る。
【0374】
前記第6複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、第7ドライバ周期を有し、前記第6複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタは、第8ドライバ周期を有し得る。
【0375】
前記第1から第5複合機能入力ボタンのうち少なくとも2つの複合機能入力ボタンは、それぞれ前記第1から前記第2レシーバが同じスキャン信号周期を有し、前記第3から前記第4レシーバが同じスキャン信号周期を有し得る。
【0376】
前記第1から第5複合機能入力ボタンのうち少なくとも2つの複合機能入力ボタンは、それぞれ前記第2から前記第3レシーバが同じスキャン信号周期を有し、前記第1レシーバ及び前記第4レシーバは、互いに異なるスキャン信号周期を有し得る。
【0377】
例えば、前記第1複合機能入力ボタンの前記第1から第2レシーバは、第1スキャン信号周期を有し、前記第3から第4レシーバは、第2スキャン信号周期を有し得る。
【0378】
前記第3複合機能入力ボタンの前記第1から第2レシーバは、第3スキャン信号周期を有し、前記第3から第4レシーバは、第4スキャン信号ズギル有し得る。
【0379】
前記第4複合機能入力ボタンの前記第1レシーバは、第5スキャン信号周期を有し、前記第2から第3レシーバは、前記第1スキャン信号周期を有し、前記第4レシーバは、第2スキャン信号周期を有し得る。
【0380】
前記第7複合機能入力ボタンの前記第1レシーバは、第2スキャン信号周期を有し、前記第2から第3レシーバは、前記第3スキャン信号周期を有し、前記第4レシーバは、第4スキャン信号周期を有し得る。
【0381】
図19は、複数の複合機能入力ボタンのエレクトロードパターンの一実施例であり、前記エレクトロード部は、X軸に平行な2つのトランスミッタとY軸に平行な4つのレシーバ1020cとを含み得る。
【0382】
後述する実施例では、X軸に平行な2つのトランスミッタとY軸に平行な4つのレシーバとにより構成された例を記述するが、X軸に平行な2つのレシーバとY軸に平行な4つのトランスミッタ1020dに対しても同じ説明が可能である。
【0383】
前記複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器は、第1から第5複合機能入力ボタンにより構成され、前記各々の複合機能入力ボタンは、トランスミッタ部とレシーバ部とにより構成されたエレクトロード部により構成され得る。
【0384】
前記トランスミッタ部は、互いに異なるドライバ信号周期を有する第1から第2トランスミッタを有し、前記レシーバ部は、互いに異なるスキャン信号周期を有する第1から第2レシーバを有し得る。
【0385】
前記第1複合機能入力ボタンの前記第2レシーバは、前記第5複合機能入力ボタンの第1レシーバと同じスキャン信号周期を有し、前記第3複合機能入力ボタンの前記第1レシーバは、前記第5複合機能入力ボタンの第2レシーバと同じスキャン信号周期を有し得る。
【0386】
前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、第1ドライバ信号周期を有し、前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタは、第2ドライバ信号周期を有し、前記第4複合機能入力ボタンの第1トランスミッタは、第3ドライバ信号周期を有し、前記第4複合機能入力ボタンの第2トランスミッタは、第4ドライバ信号周期を有し、前記第5複合機能入力ボタンの第1トランスミッタは、第5ドライバ信号周期を有し、前記第5複合機能入力ボタンの第2トランスミッタは、第6ドライバ信号周期を有し得る。
【0387】
前記第1から第3複合機能入力ボタンの中心点は、仮想のX軸線上にあり、前記第1から第5複合機能入力ボタンの前記第1から第2トランスミッタは、前記仮想のX軸と実質的に平行であり、前記第1から第5複合機能入力ボタンの前記第1レシーバ及び前記第2レシーバは、前記仮想のX軸と実質的に直交して位置し得る。
【0388】
前記第1複合機能入力ボタンの前記第2レシーバ及び前記第5複合機能の第1レシーバ、並びに前記第4複合機能入力ボタンの第2レシーバは、同じスキャン信号周期を有し得る。
【0389】
或いは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第2レシーバ及び前記第5複合機能の第1レシーバ、並びに前記第7複合機能入力ボタンの第1レシーバは、同じスキャン信号周期を有し得る。
【0390】
前記第1複合機能入力ボタンの前記第2レシーバ及び前記第5複合機能の第1レシーバは、前記X軸と直交して一列に整列されており、前記第4複合機能入力ボタンの第2レシーバと第7複合機能入力ボタンの第1レシーバとの間に第1距離2010だけ離隔して位置し得る。
【0391】
これは、複合機能入力ボタンの製作単価を節減するためにパターンを単一化するのに必要である。このとき、ユーザタッチ入力のソフトウェア的な補正が必要となる。
【0392】
前記第1複合機能入力ボタンから前記第4複合機能入力ボタンに前記X軸と直交してユーザのタッチが連続して入力される場合、前記第1距離に対応してユーザの タッチ入力 の座標をX軸方向に補正する制御部を含み得る。
【0393】
前記第1から第5複合機能入力ボタンは、前記第1から第5複合機能入力ボタンの表面を含む領域内で発生する連続して入力されるユーザのタッチを感知し、1つのポインタ位置を連続して制御する制御部を含み得る。
【0394】
前記第1から第5複合機能入力ボタンは、それぞれユーザの圧力信号を感知し、それぞれ第1から第5文字の入力信号を発生する制御部を含み得る。
【0395】
即ち、前記複数の複合機能入力ボタンはそれぞれキーボードの1つのキーを担当し、1つの文字を発生すると同時に前記隣接した複数の複合機能入力ボタンのタッチ表面領域内においてボタンとボタンの間を横切って発生する連続したユーザのタッチ入力により、1つのマウスポインタのようなポインタ位置情報を発生し、前記ポインタの位置移動を制御することができる。
【0396】
前記隣接した複数の複合機能入力ボタンのタッチ表面領域内において複数のタッチが同時に行われる場合、マルチタッチ機能、即ち、ズームイン、ズームアウト、スクロール、画面切替などの機能を行うことができる。
【0397】
前記レシーバがX軸に平行で、前記トランスミッタがY軸に平行なエレクトロード1020hの場合を説明すると、前記複合ヒューマンインターフェース機器が備えられた電子機器は、第1から第5複合機能入力ボタンにより構成され、前記各々の複合機能入力ボタンは、トランスミッタ部とレシーバ部とにより構成されたエレクトロード部で構成され、前記トランスミッタ部は、互いに異なるドライバ信号周期を有する第1から第2トランスミッタを有し、前記レシーバ部は、互いに異なるスキャン信号周期を有する第1から第2レシーバを有し得る。
【0398】
前記第1複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタは、前記第5複合機能入力ボタンの第1トランスミッタと同じドライブ信号周期を有し、前記第3複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、前記第5複合機能入力ボタンの第2トランスミッタと同じドライブ信号周期を有し得る。
【0399】
前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第1レシーバは、第1スキャン信号周期を有し、前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第2レシーバは、第2スキャン信号周期を有し、前記第4複合機能入力ボタンの第1レシーバは、第3スキャン信号周期を有し、前記第4複合機能入力ボタンの第2レシーバは、第4スキャン信号周期を有し、前記第5複合機能入力ボタンの第1レシーバは、第5スキャン信号周期を有し、前記第5複合機能入力ボタンの第2レシーバは、第6スキャン信号周期を有し得る。
【0400】
前記第1から第3複合機能入力ボタンの中心点は、仮想のX軸線上にあり、前記第1から第5複合機能入力ボタンの前記第1から第2レシーバは、前記仮想のX軸と実質的に平行であり、前記第1から第5複合機能入力ボタンの前記第1から第2トランスミッタは、前記仮想のX軸と実質的に直交して位置し得る。
【0401】
前記第1複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタ及び前記第5複合機能の第1トランスミッタは、前記X軸と直交して一列に整列されており、前記第4複合機能入力ボタンの第2トランスミッタと第7複合機能入力ボタンの第1トランスミッタとの間に位置し得る。
【0402】
図23は、テキスト入力モードとポインタ位置情報入力モードとの切り替え方法に関するフローチャートである。
【0403】
前記複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器は、右利きモードと左利きモードとが備えられ得る。
【0404】
前記右利きモードは、ユーザのタッチ入力をユーザの右手から容易に入力してもらうようにタッチ領域が設定され得る。
【0405】
前記左利きモードは、ユーザのタッチ入力をユーザの左手から容易に入力してもらうようにタッチ領域が設定され得る。
【0406】
前記右利きモード及び前記左利きモードは、前記複合ヒューマンインターフェース機器が備えられた電子機器上に別途のスイッチ、少なくとも2つの同時テキスト入力、予め定義されたタッチパターン、テキスト入力とタッチ入力の組み合わせ、モード切替部を介した入力などにより設定され得る。
【0407】
前記複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器において、第1ポインタ実行命令ボタン及び前記第2ポインタ実行命令ボタンは、ユーザの圧力によって動作し、前記第1ポインタ実行命令ボタン及び前記第2ポインタ実行命令ボタンは、ユーザのタッチ入力を感知できるセンサをさらに備え、前記第1ポインタ実行命令ボタン及び前記第2ポインタ実行命令ボタンにタッチ入力が受信された場合、前記複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器を臨時タッチモードに切り替えることができる。
【0408】
前記臨時タッチモードは、前記第1ポインタ実行命令ボタン或いは前記第2ポインタ実行命令ボタンに前記ユーザのタッチが解除された場合、前記臨時タッチモードを解除してテキスト入力モードに切り替えることができる。
【0409】
前記第1ポインタ実行命令ボタンは、前記第2ポインタ実行命令ボタンの左側に位置し、ユーザの左手の親指と隣接し、前記第2ポインタ実行命令ボタンは、ユーザの右手の親指と隣接して備えられ得る。
【0410】
前記第1ポインタ実行命令ボタンに備えられたタッチセンサを通じて前記臨時タッチモードに切り替えられる場合、前記複合ヒューマンインターフェースを備えた電子機器は右利きモードに切り替えられ得る。
【0411】
前記右利きモードの場合、ポインタ位置情報を受信するための右手タッチ領域108bを右手でのタッチ入力が容易なように設定することができる。
【0412】
前記右手タッチ領域108bは、ユーザの左手がテキストを入力するために指を乗せる領域を除いて設定することができる。
【0413】
一例として、一般的なキーボード形態の複合ヒューマンインターフェースの場合、テキストFキーを含むY軸の左側をタッチ非活性領域に設定し、テキストGキーを含むY軸の右側をタッチ活性化領域に設定する。
【0414】
前記第2ポインタ実行命令ボタンに備えられたタッチセンサを通じて前記臨時タッチモードに切り替えられる場合、前記複合ヒューマンインターフェースを備えた電子機器は、左利きモードに切り替えられ得る。
【0415】
前記左利きモードの場合、ポインタ位置情報を受信するための左手タッチ領域108aを左手でのタッチ入力が容易なように設定することができる。
【0416】
前記左手タッチ領域108aは、ユーザの右手がテキストを入力するために指を乗せる領域を除いて設定することができる。
【0417】
一例として、一般的なキーボード形態の複合ヒューマンインターフェースの場合、テキストJキーを含むY軸の右側をタッチ非活性領域に設定し、テキストHキーを含むY軸の左側をタッチ活性化領域に設定する。
【0418】
また、前記複合ヒューマンインターフェースを備えた電子機器と連結された外部デバイスにおいて、左手或いは右手モードを予め設定することができる。
【0419】
前記臨時タッチモードは、USインターナショナルキーボード配列において、文字Q、W、E、Rのテキスト入力信号を発生する前記複数の複合機能入力ボタンのうち少なくとも2つからユーザのタッチ入力が同時に発生する場合、前記右手タッチモードに切り替え、前記少なくとも2つのユーザタッチ入力が解除された場合、前記右手タッチモードを解除してテキスト入力モードに切り替えることができる。
【0420】
前記臨時タッチモードは、USインターナショナルキーボード配列において、文字Z、X、C、Vのテキスト入力信号を発生する前記複数の複合機能入力ボタンのうち少なくとも2つからユーザのタッチ入力が同時に発生する場合、前記右手タッチモードに切り替え、前記少なくとも2つのユーザタッチ入力が解除された場合、前記右手タッチモードを解除してテキスト入力モードに切り替えることができる。
【0421】
前記臨時タッチモードは、USインターナショナルキーボード配列において、文字U、I、O、Pのテキスト入力信号を発生する前記複数の複合機能入力ボタンのうち少なくとも2つからユーザのタッチ入力が同時に発生する場合、前記左手タッチモードに切り替え、前記少なくとも2つのユーザタッチ入力が解除された場合、前記左手タッチモードを解除してテキスト入力モードに切り替えることができる。
【0422】
前記臨時タッチモードは、USインターナショナルキーボード配列において、文字M、<、>、?のテキスト入力信号を発生する前記複数の複合機能入力ボタンのうち少なくとも2つからユーザのタッチ入力が同時に発生する場合、前記左手タッチモードに切り替え、前記少なくとも2つのユーザタッチ入力が解除された場合、前記左手タッチモードを解除してテキスト入力モードに切り替えることができる。
【0423】
前記少なくとも2つのタッチ入力が同時に発生した前記複合機能入力ボタンは、前記タッチ入力が維持される状態で圧力信号をさらに受信する場合、前記臨時タッチモードを実行中に制御されるポインタの第1ポインタ実行命令入力或いは第2ポインタ実行命令入力に機能することができる。
【0424】
前記臨時タッチモードが活性化した場合、前記テキスト入力モードは非活性化することができる。
【0425】
前記テキスト入力モードが非活性した場合、少なくとも1つのテキスト入力は可能なように例外を持つことができる。
【0426】
図24は、永久タッチモード切り替え方法に関するフローチャートである。
【0427】
前記第1ポインタ実行命令ボタンと前記第2ポインタ実行命令ボタンとが同時に予め設定された時間の押される場合、前記複合ヒューマンインターフェース機器が備えられた電子機器は、永久タッチモードに設定され得る。
【0428】
前記複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器上の別途のスイッチ、少なくとも2つの同時テキスト入力、予め定義されたタッチパターン、テキスト入力とタッチ入力の組み合わせ、モード切替部の動作などにより、前記複合ヒューマンインターフェース機器が備えられた電子機器は永久タッチモードに設定され得る。
【0429】
前記永久タッチモードは、前記ポインタ位置情報を入力するために、別途のユーザ入力を維持する必要なく、ユーザのポインタ位置情報を入力してもらうことのできるモードである。
【0430】
一例として、臨時タッチモードにおいては、基本的に前記複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器はテキスト入力モードに設定されており、別途のユーザの入力が維持されている間に臨時タッチモードに切り替え、前記別途のユーザの入力が解除された場合、前記臨時タッチモードを解除して前記テキスト入力モードに切り替えられる。
【0431】
一方、永久タッチモードにおいては、基本的に前記複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器は永久タッチモードに設定されており、テキスト入力モードが非活性化され得る。
【0432】
前記永久タッチモードは、予め定義された条件で解除され得る。
【0433】
例えば、前記永久タッチモードが設定された状態で予め定義された時間だけユーザのタッチ入力がない場合、前記永久タッチモードを解除することができる。
【0434】
前記永久タッチモードが設定された状態で予め定義されたタッチパターン、或いは予め定義されたボタンの入力、或いは前記非活性が例外となったテキスト入力ボタンの入力、或いはテキスト入力の繰り返し、或いは複数のテキスト入力が同時に入力される場合、前記永久タッチモードを解除することができる。
【0435】
前記永久タッチモードは、前記右手タッチモード時のタッチ領域と前記左手タッチモード時のタッチ領域との少なくとも一部を含み、前記右手タッチモード時のタッチ領域と前記左手タッチモード時のタッチ領域よりも広くても良い。
【0436】
好ましくは、前記右手タッチモード時のタッチ領域と前記左手タッチモード時のタッチ領域とを合わせた領域であり得る。
【0437】
図25は、複数の複合機能入力ボタンが板状に備えられた複合機能入力ボタンモジュールである。
【0438】
前記板状に製作された複数の複合機能入力ボタンが備えられたモジュールは、ノートパソコンや携帯型キーボード、デスクトップキーボード、インターネットテレビ入力装置に使用される複合キーボードモジュールとして使用され得る。
【0439】
前記モジュールは、複数のカバー部1010、複数のエレクトロード部1020、電気的連結部材2610、複数のベース部1030、カバー部が平行に上下移動できるように助ける平衡維持部2620、複数の弾性部1050の順に構成され得る。
【0440】
図26は、エレクトロード部1020の詳細構造の一例である。
【0441】
前記複数のエレクトロード部は、カバー部の大きさに合わせて切断されたフィルム1020aに導電性インクでトランスミッタ部及びレシーバ部を印刷(1020b)するか、フレキシブルプリント回路基板(FPCB)方式で製作することができる。
【0442】
前記電気的連結部材2610は、FPCB方式で製作し、前記エレクトロード部の少なくとも1つのトランスミッタと少なくとも1つのレシーバと接点を有し得る。
【0443】
前記電気的連結部材2610と前記エレクトロード部1020は、導電性接着剤2611で接合し、前記接点で電気が流れるようにすることができる。
【0444】
前記電気的連結部材2610は、前記エレクトロード部と一体型でFPCBで製作され得る。
【0445】
図27は、導電性接着剤の接着部位の一例である。
【0446】
前記導電性接着剤は、前記電気的連結部材の一部と前記エレクトロード部の一部とを互いに接合することができる。
【0447】
このとき、接着部位から除外された部分2712は、隣接した複合機能入力ボタンの電気的連結部材と連結され、カバー部の移動によって流動的に動くことのできる構造2711となっていても良い。
【0448】
前記流動的に動くことのできる電気的連結部材は、アルファベット大文字L字状に隣接した電気的連結部材と共にアルファベット大文字U字状に構成され得る。
【0449】
このような形態は、カバー部が上下に移動する場合、電気的連結部材が隣接した複合機能入力ボタンと上下位置が変わっても、ユーザへの物理的抵抗を最小化しながら通電状態を維持するのに最適な性能が得られる。
【0450】
前記電気的連結部材は、複数のエレクトロード部を互いに連結しつつ、第1面と第2面に位置したサーキットレイヤと連結され得る。
【0451】
前記第1面に位置したサーキットレイヤ2613は、前記第1から第5複合機能入力ボタンのトランスミッタにドライブ信号を伝達するドライブ信号を発生し、前記第2面に位置したサーキットレイヤ2612は、前記第1から第5複合機能入力ボタンのレシーバからスキャン信号を受信することができる。
【0452】
前記サーキットレイヤは、制御部と連結され、ドライブ信号を発生し、スキャン信号を受信することができる。
【0453】
図28は、複合機能入力ボタンの一実施例である。
【0454】
複合機能入力ボタンの展開図2810、複合機能入力ボタンの組立図2820、複合機能入力ボタンの断面図2830、カバー部の位置が移動した場合の複合機能入力ボタンの断面図2840である。
【0455】
複合機能入力ボタンは、カバー部2811と、エレクトロード部2818と、第1ベース部2812と、平衡維持部2813と、弾性部1050と、第1サーキットレイヤ2816と、第2サーキットレイヤ2815と、第3サーキットレイヤ2814と、第2ベース部2803と、電気的連結部材2819とにより構成され得る。
【0456】
前記複合機能入力ボタンは、発光部2817をさらに含み、前記発光部は、エレクトロード部或いはサーキットレイヤに位置し得る。
【0457】
前記エレクトロード部と電気的連結部材、サーキットレイヤは、1つのFPCBとして製作され得る。
【0458】
前記第1サーキットレイヤ2816は、ポインタ位置情報入力信号とテキスト入力信号とを何れも受信することができる。
【0459】
前記弾性部は、前記サーキットレイヤに付着され得る。これにより、無駄なレイヤを除去し、厚さを小さくすることができる。
【0460】
前記カバー部と前記ベース部とは、互いに結束できるように結束部材2820、2821を有し得る。
【0461】
或いは、カバー部に柱を、ベース部に孔2801を備え、互いに結束することができる。
【0462】
エレクトロード部は、カバー部とベース部との間に挿入され、電気的連結部材を介してサーキットレイヤと連結され得る。
【0463】
前記サーキットレイヤは、前記第2ベース部に付着され得る。
【0464】
前記サーキットレイヤは、1つの複合機能入力ボタンの電気的連結部材と連結されており、別途のサーキットレイヤを介して制御部に連結され得る。
【0465】
前記サーキットレイヤは、複数の複合機能入力ボタンの電気的連結部材と同時に連結され、制御部に連結され得る。
【0466】
前記エレクトロード部の幅2832は、前記サーキットレイヤの幅2831よりも広くても良い。これにより、カバー部の位置が移動する場合、電気的連結部材の移動を最小化することができ、ユーザへの物理的抵抗を最小化することができる。
【0467】
前記電気的連結部材2819は、カバー部の位置が移動する場合に共に形状が変わるよう、軟質の材質で構成することができる。
【0468】
前記電気的連結部材2819は、カバー部の位置が移動する場合、前記第2ベース部よりも低い位置2843に移動しながら形状が変形し得る。
【0469】
図29は、無線方式の電気的連結部材の実施例である。
【0470】
複合機能入力ボタンの弾性部と平衡維持部を除いた複合機能入力ボタンの一部2930である。
【0471】
複合機能入力ボタンは、カバー部2902と、エレクトロード部2901と、第1電気的連結部材2903、2904と、第2電気的連結部材2933、2934と、ベース部2932と、サーキットレイヤ2931とにより構成され得る。
【0472】
第1電気的連結部材は、トランスミッタと連結された電気的連結部材2903と、レシーバと連結された電気的連結部材2904とにより構成され得る。
【0473】
第2電気的連結部材は、トランスミッタと連結された電気的連結部材2903と対応する電気的連結部材2933と、レシーバと連結された電気的連結部材2904と対応する電気的連結部材2934とにより構成され得る。
【0474】
前記第1電気的連結部材と前記第2電気的連結部材とは、互いに物理的に接合されていない状態で無線で電気信号を伝達することができる。
【0475】
前記第1電気的連結部材及び前記第2電気的連結部材は、高周波信号を使用して無線で電気的信号を伝達することができる。
【0476】
前記第1電気的連結部材及び前記第2電気的連結部材は、静電誘導方法を使用して無線で電気的信号を伝達することができる。
【0477】
前記第1電気的連結部材及び前記第2電気的連結部材は、数回巻かれたコイル方式2940であるか、螺旋形方式2950であるか、不導体周囲を巻く方式2960のうち少なくとも1つの方式であり得る。
【0478】
複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器は、第1から第5複合機能入力ボタンと、前記入力ボタンから受信した信号を制御部に伝達するサーキットレイヤとにより構成され、前記各々の複合機能入力ボタンは、ユーザのタッチ入力を受信するトランスミッタ部とレシーバ部とにより構成されたエレクトロード部と、前記エレクトロード部と連結された電気的連結部材と、ユーザの物理的圧力に反応してテキスト入力信号を発生するスイッチとにより構成され、前記トランスミッタ部は、互いに異なるドライバ信号発生タイミングを有する第1から第2トランスミッタを有し、前記レシーバ部は、少なくとも2つの互いに異なるスキャンタイミングを有する第1から第2レシーバを有し、前記電気的連結部材は、前記ユーザの物理的圧力によって前記エレクトロード部と前記サーキットレイヤとの相対的位置が変わっても電気的に連結することができる。
【0479】
前記第4複合機能入力ボタンの前記第1レシーバは、前記第2複合機能入力ボタンの前記第2レシーバと同じスキャンタイミングを有し、前記第4複合機能入力ボタンの前記第2レシーバは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第1レシーバと同じスキャンタイミングを有し得る。
【0480】
前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、第1ドライブ信号発生タイミングを有し、前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタは、第2ドライブ信号発生タイミングを有し、前記第1ドライブ信号発生タイミングと前記第2ドライブ信号発生タイミングとは互いに異なっていても良い。
【0481】
前記第4複合機能入力ボタンの第2トランスミッタは、第3ドライブ信号発生タイミングを有し、前記第5複合機能入力ボタンの第1トランスミッタは、第4ドライブ信号発生タイミングを有し、前記第3ドライブ信号発生タイミングと前記第1ドライブ信号発生タイミングと前記第2ドライブ信号発生タイミングと前記第4ドライブ信号発生タイミングとは順次的であり得る。
【0482】
前記第5複合機能入力ボタンの前記第1レシーバは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第2レシーバと同じスキャンタイミングを有し、前記第5複合機能入力ボタンの前記第2レシーバは、前記第3複合機能入力ボタンの前記第1レシーバと同じスキャンタイミングを有し得る。
【0483】
前記サーキットレイヤと、前記第1複合機能入力ボタンの前記エレクトロード部と、前記第1複合機能入力ボタンの前記電気的連結部材とは、1つのフレキシブルプリント回路基板(FPCB)からなる複合ヒューマンインターフェースが備えられ得る。
【0484】
前記第1から前記第5複合機能入力ボタンの前記エレクトロード部と、前記第1から前記第5複合機能入力ボタンの前記電気的連結部材と、前記サーキットレイヤとは、1つのフレキシブルプリント回路基板(FPCB)からなる複合ヒューマンインターフェースが備えられ得る。
【0485】
前記電気的連結部材は、前記エレクトロード部と連結された第1リードと、前記サーキットレイヤと連結された第2リードとにより構成され、前記第1リードと前記第2リードとは、ユーザの圧力信号がある場合に相対的な位置が変わり、互いに電気的に連結された状態を維持することができる。
【0486】
前記電気的連結部材は、前記エレクトロード部と連結された第1リードと、前記サーキットレイヤと連結された第2リードとにより構成され、前記第1リードと前記第2リードとは、ユーザの圧力信号がある場合に相対的な位置が変わり、前記第1リードと前記第2リードとは、互いに所定間隔以上離れており、電磁誘導現象で電気的信号を送信することができる。
【0487】
前記電気的連結部材は、前記エレクトロード部と連結された第1リードと、前記サーキットレイヤと連結された第2リードとにより構成され、前記第1リードと前記第2リードとは、ユーザの圧力信号がある場合に相対的な位置が変わり、前記第1リードと前記第2リードとは、互いに所定間隔以上離れており、高周波信号を使用して電気的信号を送信することができる。
【0488】
前記電気的連結部材は、前記エレクトロード部と前記サーキットレイヤとを電気的に連結する弾性のある材質で構成され、ユーザの圧力信号によって前記エレクトロード部の位置が移動する際、前記ユーザの圧力信号とは逆方向の力を発生し、前記ユーザの圧力信号が除去された場合、前記エレクトロード部を前記移動前の位置に戻すことができる。
【0489】
前記第4複合機能入力ボタンの前記第1レシーバは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第1レシーバと同じスキャンタイミングを有し、前記第4複合機能入力ボタンの前記第2レシーバは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第2レシーバ及び前記第5複合機能入力ボタンの前記第1レシーバと同じスキャンタイミングを有し得る。
【0490】
前記第4複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタと同じドライバ信号発生タイミングを有し、前記第4複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタ及び前記第5複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタと同じドライブ信号発生タイミングを有し得る。
【0491】
前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第1レシーバは、第1スキャンタイミングを有し、前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第2レシーバは、第2スキャンタイミングを有し、前記第1スキャンタイミングと前記第2スキャンタイミングとは互いに異なっていても良い。
【0492】
前記第4複合機能入力ボタンの第2レシーバは、第3スキャンタイミングを有し、前記第5複合機能入力ボタンの第1レシーバは、第4スキャンタイミングを有し、前記第3スキャンタイミングと前記第1スキャンタイミングと前記第2スキャンタイミングと前記第4スキャンタイミングとは順次的であり得る。
【0493】
前記第4複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、前記第2複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタと同じドライバ信号発生タイミングを有し、前記第4複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタと同じドライブ信号発生タイミングを有し得る。
【0494】
前記第3複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、前記第5複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタと同じドライバ信号発生タイミングを有し得る。
【0495】
前記複合機能入力ボタンは、第1制御部をさらに含み、前記制御部は、前記複合機能入力ボタンから受信した前記タッチ信号と前記テキスト入力信号とを処理し、第2制御部に送信することができる。
【0496】
前記サーキットレイヤは、前記第1から第5複合機能入力ボタンのトランスミッタにドライブ信号を伝達するドライブ信号発生部と、前記第1から第5複合機能入力ボタンのレシーバからスキャン信号を受信するスキャン信号受信部とにより構成され得る。
【0497】
前記第1から第5複合機能入力ボタンは、複数の電気的連結部材を備え、前記第1複合機能入力ボタンは、前記第2、3、4、5複合機能入力ボタンの電気的連結部材と連結されており、前記第2複合機能入力ボタンは、前記第1、4複合機能入力ボタンの電気的連結部材と連結されており、前記第3複合機能入力ボタンは、前記第1複合機能入力ボタンの電気的連結部材と連結されており、前記第4複合機能入力ボタンは、前記第1、2複合機能入力ボタンの電気的連結部材と連結されており、前記第5複合機能入力ボタンは、前記第1、3複合機能入力ボタンの電気的連結部材と連結され得る。
【0498】
図1から図29は、本発明が説明しようとする複合ヒューマンインターフェース機器が備えられた電子装置として、ポインティング装置一体型のテキスト入力装置の一例を説明したものであり、テキスト入力装置とポインティング位置情報入力装置の類型及び使用される技術は、当業者によって基本の目的を異にしないまま変更または取替え可能なことを含む。
(項目1)
複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器において、
第1から第5複合機能入力ボタンと、
前記入力ボタンから受信した信号を制御部に伝達するサーキットレイヤとにより構成され、
前記複合機能入力ボタンの各々は、
ユーザのポインタ位置関連情報の入力を受信するトランスミッタ部とレシーバ部とにより構成されたエレクトロード部と、
前記エレクトロード部と連結された電気的連結部材と、
ユーザの物理的圧力に反応してテキスト入力信号を発生するスイッチとにより構成され、
前記トランスミッタ部は、互いに異なるドライバ信号発生タイミングを有する第1及び第2トランスミッタを有し、前記レシーバ部は、少なくとも2つの互いに異なるスキャンタイミングを有する第1及び第2レシーバを有し、
前記電気的連結部材は、前記ユーザの物理的圧力によって前記エレクトロード部と前記サーキットレイヤとの相対的位置が変わっても電気的に連結する、複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目2)
前記第4複合機能入力ボタンの前記第1レシーバは、前記第2複合機能入力ボタンの前記第2レシーバと同じスキャンタイミングを有し、
前記第4複合機能入力ボタンの前記第2レシーバは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第1レシーバと同じスキャンタイミングを有する、項目1に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目3)
前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、第1ドライブ信号発生タイミングを有し、前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタは、第2ドライブ信号発生タイミングを有し、前記第1ドライブ信号発生タイミングと前記第2ドライブ信号発生タイミングとは互いに異なる、項目1に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目4)
前記第4複合機能入力ボタンの第2トランスミッタは、第3ドライブ信号発生タイミングを有し、前記第5複合機能入力ボタンの第1トランスミッタは、第4ドライブ信号発生タイミングを有し、前記第3ドライブ信号発生タイミングと前記第1ドライブ信号発生タイミングと前記第2ドライブ信号発生タイミングと前記第4ドライブ信号発生タイミングとは順次的である、項目3に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目5)
前記第5複合機能入力ボタンの前記第1レシーバは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第2レシーバと同じスキャンタイミングを有し、
前記第5複合機能入力ボタンの前記第2レシーバは、前記第3複合機能入力ボタンの前記第1レシーバと同じスキャンタイミングを有する、項目1に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目6)
前記サーキットレイヤと、前記第1複合機能入力ボタンの前記エレクトロード部と、前記第1複合機能入力ボタンの前記電気的連結部材とは、1つのフレキシブルプリント回路基板(FPCB)からなる、項目1から5のいずれか一項に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目7)
前記第1から前記第5複合機能入力ボタンの前記エレクトロード部と、前記第1から前記第5複合機能入力ボタンの前記電気的連結部材と、前記サーキットレイヤとは、1つのフレキシブルプリント回路基板(FPCB)からなる、項目1から6のいずれか一項に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目8)
前記電気的連結部材は、前記エレクトロード部と連結された第1リードと、前記サーキットレイヤと連結された第2リードとにより構成され、前記第1リードと前記第2リードとは、ユーザの圧力信号がある場合に相対的な位置が変わり、互いに電気的に連結された状態を維持する、項目1から7のいずれか一項に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目9)
前記電気的連結部材は、前記エレクトロード部と連結された第1リードと、前記サーキットレイヤと連結された第2リードとにより構成され、前記第1リードと前記第2リードとは、ユーザの圧力信号がある場合に相対的な位置が変わり、前記第1リードと前記第2リードとは、互いに所定間隔以上離れており、電磁誘導現象で電気的信号を送信する、項目1から7のいずれか一項に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目10)
前記電気的連結部材は、前記エレクトロード部と連結された第1リードと、前記サーキットレイヤと連結された第2リードとにより構成され、前記第1リードと前記第2リードとは、ユーザの圧力信号がある場合に相対的な位置が変わり、前記第1リードと前記第2リードとは、互いに所定間隔以上離れており、高周波信号を使用して電気的信号を送信する、項目1から7のいずれか一項に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目11)
前記電気的連結部材は、前記エレクトロード部と前記サーキットレイヤとを電気的に連結する弾性のある材質で構成され、ユーザの圧力信号によって前記エレクトロード部の位置が移動する際、前記ユーザの圧力信号とは逆方向の力を発生し、前記ユーザの圧力信号が除去された場合、前記エレクトロード部を前記移動前の位置に戻す、項目1から10のいずれか一項に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目12)
前記第4複合機能入力ボタンの前記第1レシーバは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第1レシーバと同じスキャンタイミングを有し、
前記第4複合機能入力ボタンの前記第2レシーバは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第2レシーバ及び前記第5複合機能入力ボタンの前記第1レシーバと同じスキャンタイミングを有する、項目1に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目13)
前記第4複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタと同じドライバ信号発生タイミングを有し、
前記第4複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタ及び前記第5複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタと同じドライブ信号発生タイミングを有する、項目1に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目14)
前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第1レシーバは、第1スキャンタイミングを有し、前記第1から第3複合機能入力ボタンの前記第2レシーバは、第2スキャンタイミングを有し、前記第1スキャンタイミングと前記第2スキャンタイミングとは互いに異なる、項目1に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目15)
前記第4複合機能入力ボタンの第2レシーバは、第3スキャンタイミングを有し、前記第5複合機能入力ボタンの第1レシーバは、第4スキャンタイミングを有し、前記第3スキャンタイミングと前記第1スキャンタイミングと前記第2スキャンタイミングと前記第4スキャンタイミングとは順次的である、項目14に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目16)
前記第4複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、前記第2複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタと同じドライバ信号発生タイミングを有し、
前記第4複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタは、前記第1複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタと同じドライブ信号発生タイミングを有する、項目1に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目17)
前記第3複合機能入力ボタンの前記第1トランスミッタは、前記第5複合機能入力ボタンの前記第2トランスミッタと同じドライバ信号発生タイミングを有する、項目16に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目18)
第1制御部をさらに含み、
前記制御部は、前記複合機能入力ボタンから受信した前記ポインタ位置関連情報と前記テキスト入力信号とを処理し、第2制御部に送信する、項目1から17のいずれか一項に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目19)
前記サーキットレイヤは、前記第1から第5複合機能入力ボタンのトランスミッタにドライブ信号を伝達するドライブ信号発生部と、前記第1から第5複合機能入力ボタンのレシーバからスキャン信号を受信するスキャン信号受信部とにより構成される、項目1から18のいずれか一項に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
(項目20)
前記第1から第5複合機能入力ボタンは、複数の電気的連結部材を備え、前記第1複合機能入力ボタンは、前記第2、3、4、5複合機能入力ボタンの電気的連結部材と連結されており、前記第2複合機能入力ボタンは、前記第1、4複合機能入力ボタンの電気的連結部材と連結されており、前記第3複合機能入力ボタンは、前記第1複合機能入力ボタンの電気的連結部材と連結されており、前記第4複合機能入力ボタンは、前記第1、2複合機能入力ボタンの電気的連結部材と連結されており、前記第5複合機能入力ボタンは、前記第1、3複合機能入力ボタンの電気的連結部材と連結されている、項目1に記載の複合ヒューマンインターフェースが備えられた電子機器。
【産業上の利用可能性】
【0499】
上述のように、本発明は、テキスト入力装置とポインタ位置情報入力装置を備えた複合ヒューマンインターフェース装置を使用する電子機器に全体的に又は部分的に適用され得る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29