(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-16
(45)【発行日】2024-12-24
(54)【発明の名称】ゴルファの計測装置及び姿勢計算装置
(51)【国際特許分類】
A63B 69/36 20060101AFI20241217BHJP
A43B 5/00 20220101ALI20241217BHJP
A63B 71/06 20060101ALI20241217BHJP
【FI】
A63B69/36 541P
A43B5/00 303
A63B71/06 U
(21)【出願番号】P 2020123175
(22)【出願日】2020-07-17
【審査請求日】2023-05-25
(73)【特許権者】
【識別番号】000183233
【氏名又は名称】住友ゴム工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104134
【氏名又は名称】住友 慎太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100156225
【氏名又は名称】浦 重剛
(74)【代理人】
【識別番号】100168549
【氏名又は名称】苗村 潤
(74)【代理人】
【識別番号】100200403
【氏名又は名称】石原 幸信
(74)【代理人】
【識別番号】100206586
【氏名又は名称】市田 哲
(72)【発明者】
【氏名】屋敷 達也
【審査官】遠藤 孝徳
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-25723(JP,A)
【文献】特開2017-205213(JP,A)
【文献】特許第4290462(JP,B2)
【文献】特許第6151368(JP,B2)
【文献】米国特許出願公開第2018/0345075(US,A1)
【文献】特許第6671285(JP,B2)
【文献】特開2019-92648(JP,A)
【文献】特許第6059804(JP,B2)
【文献】米国特許出願公開第2005/0239567(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 69/00 - 71/16
A43B 5/00 - 5/18
A41F 9/00 - 9/02
A63B 57/00 - 57/60
G01C 5/00 - 5/06
G01S 13/00 - 17/95
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルファを計測するための装置であって、
ゴルファが履く左右一対の第1シュー及び第2シューを含むゴルフシューズの姿勢を測定するための一対の第1センサー装置と、
前記ゴルファが履いている前記ゴルフシューズよりも高い位置で、前記ゴルファに装着可能な第2センサー装置とを含み、
前記第2センサー装置は、前記ゴルファの左腰及び右腰にそれぞれ装着される左側第2センサー装置と、右側第2センサー装置とを含み、
前記左側第2センサー装置は、前記左側第2センサー装置から前記第1シュー及び前記第2シューまでのそれぞれの距離を測定可能であり、
前記右側第2センサー装置は、前記右側第2センサー装置から前記第1シュー及び前記第2シューまでのそれぞれの距離を測定可能であ
り、
前記左側第2センサー装置は、前記ゴルファの正面視において、水平軸線に対する前記ゴルファの左腰の傾斜角を測定するための傾斜センサーを含み、
前記右側第2センサー装置は、前記ゴルファの正面視において、水平軸線に対する前記ゴルファの右腰の傾斜角を測定するための傾斜センサーを含み、
前記ゴルファの腰のラインの傾斜角は、前記左側第2センサー装置及び前記右側第2センサー装置で取得された前記ゴルファの左右の腰の傾斜角の平均値として計算される、
ゴルファの計測装置。
【請求項2】
前記ゴルフシューズをさらに含み、
前記第1センサー装置が、前記第1シュー及び前記第2シューそれぞれに取り付けられている、請求項1に記載のゴルファの計測装置。
【請求項3】
前記第1センサー装置は、前記第1シュー及び前記第2シューそれぞれについて、シュー長手方向の軸線の回りの傾斜角を測定する傾斜センサーを含む、請求項1又は2に記載のゴルファの計測装置。
【請求項4】
前記左側第2センサー装置、前記右側第2センサー装置及び前記第1センサー装置の前記傾斜センサーは、
それぞれ、加速度センサー又は地磁気センサーである、請求項3に記載のゴルファの計測装置。
【請求項5】
前記ゴルファに取り付け可能である装着具を含み、
前記第2センサー装置が、前記装着具に設けられている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のゴルファの計測装置。
【請求項6】
前記第2センサー装置は、前記第1シュー及び前記第2シューまでの前記距離を測定するための距離センサーを含む、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のゴルファの計測装置。
【請求項7】
前記距離センサーは、超音波センサー又はレーダセンサーである、請求項6に記載のゴルファの計測装置。
【請求項8】
前記第2センサー装置は、一つである、請求項
1ないし7のいずれか1項に記載のゴルファの計測装置。
【請求項9】
請求項
1ないし8のいずれか1項に記載されたゴルファの計測装置と、携帯端末とを含み、
前記携帯端末は、
前記第1センサー装置が測定した前記姿勢と、前記第2センサー装置が測定した前記距離とを取得するための通信部と、
前記姿勢と前記距離とに基づいて、前記第1シューと前記第2シューとの相対位置を計算する制御部とを備える、
ゴルファの姿勢計算装置。
【請求項10】
前記携帯端末は、記憶部をさらに含み、
前記記憶部は、前記姿勢及び前記距離から、前記相対位置を計算するための関数を記憶しており、
前記制御部は、前記姿勢及び前記距離と、前記関数とを用いて、前記相対位置を計算する、請求項
9に記載のゴルファの姿勢計算装置。
【請求項11】
前記関数は、前記相対位置を目的変数とし、前記姿勢及び前記距離を説明変数とする重回帰式である、請求項
10に記載のゴルファの姿勢計算装置。
【請求項12】
前記相対位置は、前記第1シューと前記第2シューとの高低差Hを含む、請求項
9ないし11のいずれか1項に記載のゴルファの姿勢計算装置。
【請求項13】
前記相対位置は、前記第1シューと前記第2シューとの間の水平距離Rを含む、請求項
9ないし12のいずれか1項に記載のゴルファの姿勢計算装置。
【請求項14】
前記相対位置は、水平軸線に対するゴルファのスタンスの傾斜角θである、請求項
9ないし13のいずれか1項に記載のゴルファの姿勢計算装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルファの姿勢を計測するための計測装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ゴルフコースのラウンド中にゴルファのショットを記録するシステムが知られている。例えば、下記特許文献1では、ショット時のゴルファの足の姿勢を分析するためのセンサデータを収集することができる左右一対のセンサー装置付きゴルフシューズ等が記載されている。このものでは、ショット時のライやスタンス等を把握することができ、ゴルファの上達に資する情報を得ることができる、という効果が期待される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、ゴルファの姿勢をより詳細に把握したいというニーズがある。しかしながら、左右一対のゴルフシューズから得られる情報だけでは、ゴルファの姿勢のより詳細な解明には限界があった。
【0005】
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、ゴルファの姿勢をより詳細に計測することができるゴルファの計測装置等を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ゴルファを計測するための装置であって、ゴルファが履く左右一対の第1シュー及び第2シューを含むゴルフシューズの姿勢を測定するための一対の第1センサー装置と、前記ゴルファが履いている前記ゴルフシューズよりも高い位置で、前記ゴルファに装着可能な第2センサー装置とを含み、前記第2センサー装置は、前記第2センサー装置から前記第1シュー及び前記第2シューまでのそれぞれの距離を測定可能である、ゴルファの計測装置である。
【0007】
本発明の他の態様では、前記ゴルフシューズをさらに含み、前記第1センサー装置が、前記第1シュー及び前記第2シューそれぞれに取り付けられていても良い。
【0008】
本発明の他の態様では、前記第1センサー装置は、前記第1シュー及び前記第2シューそれぞれについて、シュー長手方向の軸線の回りの傾斜角を測定する傾斜センサーを含むことができる。
【0009】
本発明の他の態様では、前記傾斜センサーは、加速度センサー又は地磁気センサーであっても良い。
【0010】
本発明の他の態様では、前記ゴルファに取り付け可能である装着具を含み、前記第2センサー装置が、前記装着具に設けられていても良い。
【0011】
本発明の他の態様では、前記第2センサー装置は、前記第1シュー及び前記第2シューまでの前記距離を測定するための距離センサーを含むことができる。
【0012】
本発明の他の態様では、前記距離センサーは、超音波センサー又はレーダセンサーであっても良い。
【0013】
本発明の他の態様では、前記第2センサー装置は、前記ゴルファの正面視において、水平軸線に対する前記ゴルファの腰のラインの傾斜角を測定するための傾斜センサーをさらに含むことができる。
【0014】
本発明の他の態様では、前記傾斜センサーは、加速度センサー又は地磁気センサーであっても良い。
【0015】
本発明の他の態様では、前記第2センサー装置は、一つであっても良い。
【0016】
本発明の他の態様では、前記第2センサー装置は、ゴルファの左半身側及び右半身側にそれぞれ装着される左側第2センサー装置と、右側第2センサー装置とを含み、前記左側第2センサー装置は、前記左側第2センサー装置から前記第1シュー及び前記第2シューまでのそれぞれの距離を測定可能であり、前記右側第2センサー装置は、前記右側第2センサー装置から前記第1シュー及び前記第2シューまでのそれぞれの距離を測定可能であっても良い。
【0017】
本発明の他の態様は、上記のいずれかに記載されたゴルファの計測装置と、携帯端末とを含み、前記携帯端末は、前記第1センサー装置が測定した前記姿勢と、前記第2センサー装置が測定した前記距離とを取得するための通信部と、前記姿勢と前記距離とに基づいて、前記第1シューと前記第2シューとの相対位置を計算する制御部とを備える、ゴルファの姿勢計算装置であっても良い。
【0018】
本発明の他の態様では、前記携帯端末は、記憶部をさらに含み、前記記憶部は、前記姿勢及び前記距離から、前記相対位置を計算するための関数を記憶しており、前記制御部は、前記姿勢及び前記距離と、前記関数とを用いて、前記相対位置を計算することができる。
【0019】
本発明の他の態様では、前記関数は、前記相対位置を目的変数とし、前記姿勢及び前記距離を説明変数とする重回帰式であっても良い。
【0020】
本発明の他の態様では、前記相対位置は、前記第1シューと前記第2シューとの高低差Hを含むことができる。
【0021】
本発明の他の態様では、前記相対位置は、前記第1シューと前記第2シューとの間の水平距離Rを含むことができる。
【0022】
本発明の他の態様では、前記相対位置は、水平軸線に対するゴルファのスタンスの傾斜角θであっても良い。
【0023】
本発明の他の態様は、ゴルファの姿勢を計測するための方法であって、ゴルファが履く左右一対の第1シュー及び第2シューを含むゴルフシューズの姿勢を測定する工程と、前記ゴルファが履いている前記ゴルフシューズよりも高い位置から、前記第1シュー及び前記第2シューまでのそれぞれの距離を測定する工程と、前記姿勢と前記距離とに基づいて、前記第1シューと前記第2シューとの相対位置を計算する工程とを含む、ゴルファの姿勢計測方法であっても良い。
【発明の効果】
【0024】
本発明のゴルファの計測装置及び計測方法は、上記の構成を採用したことにより、ゴルファの姿勢をより詳細に計測することができる。
【0025】
また、本発明のゴルファの姿勢計算装置は、上記の構成を採用したことにより、ゴルファの姿勢をより詳細に計算することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明のゴルファの計測装置を含むゴルファの姿勢計算装置の全体構成図である。
【
図4】第1センサー装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。
【
図5】本実施形態の計測装置を装着したゴルファの正面図である。
【
図6】第2センサー装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。
【
図7】(A)、(B)は、傾斜の上で構えるゴルファの正面図である。
【
図8】携帯端末の電気的構成の一例を示すブロック図である。
【
図9】第3センサー装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。
【
図10】第2センサー装置の変形例を示す斜視図である。
【
図11】他の実施形態の計測装置を装着したゴルファの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図面は、本発明の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれていることが理解されなければならない。また、複数の実施形態がある場合、明細書を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。
【0028】
図1は、本実施形態のゴルファの計測装置1を含むゴルファの姿勢計算装置100の全体構成図である。
【0029】
[全体構成]
本実施形態の姿勢計算装置100は、ゴルファのプレー中の姿勢(例えば、ショット時やアドレス時の姿勢)を計測するためのものである。好ましい態様では、計測されたデータは、所定の場所に記憶され、必要なときにゴルファ等を含む関係者によって参照され得る。これにより、例えば、ゴルファは、プレー中の姿勢とショットの結果とを照らし合わせて分析し、自己のスキルの向上に役立てることができる。
【0030】
本実施形態の姿勢計算装置100は、例えば、ゴルファの計測装置1と、携帯端末30と、ゴルフクラブ40とを含む。以下、各構成が詳述される。
【0031】
[ゴルファの計測装置]
ゴルファの計測装置1は、ゴルファが履く左右一対の第1シューSL及び第2シューSRを含むゴルフシューズSの姿勢を測定するための一対の第1センサー装置10と、ゴルファが履いている前記ゴルフシューズSよりも高い位置で、ゴルファに装着可能な第2センサー装置20とを含む。
【0032】
第1センサー装置10は、ゴルファの左足に装着された第1シューSLの姿勢を測定する左側第1センサー装置10Lと、ゴルファの右足に装着された第2シューSRの姿勢を測定する右側第1センサー装置10Rとを含む。
【0033】
好ましい態様では、計測装置1は、第1シューSL及び第2シューSRをさらに含み、第1センサー装置10は、第1シューSL及び第2シューSRに予め取り付けられている。具体的には、第1シューSLには左側第1センサー装置10Lが、また、第2シューSRには右側第1センサー装置10Rが、それぞれ取り付けられる。
【0034】
第1センサー装置10は、例えば、ゴルフシューズSの構成要素(例えば、ソール、インナー等)に内蔵されても良い。他の態様では、第1センサー装置10は、各種の装着部材(クリップ、ベルト等、ファスナー等で図示省略)を用いて、ゴルフシューズSに着脱自在に取り付けられても良い。
【0035】
図2は、左右一対のゴルフシューズSを代表して、第1シューSLが水平な地面Gに置かれた状態の斜視図を示す。また、
図3は
図2の正面図である。
図2及び
図3に示されるように、第1シューSLは、シュー長手方向の軸線yを画定する。この軸線yは、シューの踵からつま先に延びている。軸線yは、第1シューSLの左側第1センサー装置10Lを通過し、かつ、地面Gと平行である。
【0036】
また、第1シューSLは、軸線yと直交し、かつ、地面Gと水平な軸線x、及び、軸線y及びxと直交する軸線zを画定する。軸線x、y及びzは、左側第1センサー装置10L内及び右側第1センサー装置10R内において、それぞれ交差している。この交点は、第1シューSL及び第2シューSRの位置を代表する代表点として用いられる。
【0037】
図4は、第1センサー装置10の電気的構成の一例を示すブロック図である。
図4に示されるように、左側第1センサー装置10Lは、例えば、傾斜センサー11L及びバッテリー12Lを含む。同様に、右側第1センサー装置10Rは、例えば、傾斜センサー11R及びバッテリー12Rを含む。傾斜センサー11L及び11Rは、それぞれ、バッテリー12L及び12Rから電力の供給を受けて動作する。
【0038】
各傾斜センサー11L及び11Rは、それぞれ、第1シューSL及び第2シューSRの姿勢を測定することができる。本実施形態の傾斜センサー11L及び11Rは、上記姿勢として、それぞれ、第1シューSL及び第2シューSRのシュー長手方向の軸線yの回りの傾斜角θ
L及びθ
R(
図5参照)を測定することができる。
【0039】
例えば、左足上がりの傾斜面(ライ)でゴルファがアドレスする場合、その第1シューSL及び第2シューSRは、一般的に、正面から見て、シュー長手方向の軸線yに対して反時計回りに傾く。この傾斜は、傾斜センサー11L、11Rそれぞれによって、例えば+値で測定される(
図3の+θ参照)。逆に、左足下がりの傾斜面(ライ)でゴルファがアドレスする場合、その第1シューSL及び第2シューSRは、一般的に、正面から見て、シュー長手方向の軸線yに対して時計回りに傾く。この傾斜は、傾斜センサー11L、11Rそれぞれによって、例えば-値で測定される(
図3の-θ参照)。
【0040】
上記のような傾斜センサー11L、11Rとしては、例えば、加速度センサー又は地磁気センサーが好適に用いられる。
【0041】
また、本実施形態の左側第1センサー装置10Lは、制御部13Lと、記憶部14Lとをさらに含むことができる。同様に、本実施形態の右側第1センサー装置10Rは、制御部13Rと、記憶部14Rとをさらに含むことができる。
【0042】
制御部13L及び13Rは、例えば、CPU、ROM及びRAM等から構成されている。制御部13L及び13Rは、それぞれ、バッテリー12L及び12Rからの電力の供給を受けて動作する。
【0043】
記憶部14L及び14Rは、それぞれ、書き換え可能なフラッシュメモリ等の記憶装置から構成される。記憶部14L及び14Rは、バッテリー12L及び12Rからの電力の供給を受けてデータを記憶及び消去する。記憶部14L及び14R内には、それぞれ、プログラム14La及び14Raが格納されている。制御部13L及び13RのCPUは、プログラム14La及び14Raを読み出して、所定の処理を行う。本実施形態において、制御部13L及び13Rは、例えば、所定のサンプリング周期で、傾斜センサー11L、11Rが測定した傾斜角θL及びθRを記憶部14L及び14Rのデータを時系列で記憶部14L及び14Rに記憶させる。
【0044】
[第2センサー装置]
図1に示されるように、第2センサー装置20は、例えば、筐体内に収められている。好ましい態様では、第2センサー装置20は、ゴルファに取り付け可能である装着具Wに設けられている。本実施形態の装着具Wは、例えばゴルファの腰部又は腹部に装着可能なベルト部材として構成される。装着具Wは、ゴルファの体に直接的に、又は、衣服や帽子等を介して間接的に取り付けることができる。装着具Wは、ベルト部材に代えて、例えば、バッジ、クリップ、面ファスナー等の各種の取付部材として構成されても良い。また、第2センサー装置20は、いわゆるウエアラブルデバイスであっても良い。
【0045】
図5には、第2センサー装置20を装着したゴルファ200がアドレスした正面図が示される。
図5に示されるように、本実施形態の第2センサー装置20は、ゴルファ200の腹部ないし腰部に装着されている。また、第2センサー装置20は、ゴルファの腹部の左右方向のほぼ中心に位置している。そして、第2センサー装置20は、この第2センサー装置20から第1シューSL及び第2シューSRまでの距離L
R及びL
Lをそれぞれ測定することができる。なお、
図5において、符号HLは、水平軸線を示す。
【0046】
図6は、第2センサー装置20の電気的構成の一例を示すブロック図である。
図6に示されるように、第2センサー装置20は、例えば、2つの距離センサー21L及び21Rと、バッテリー22とを含む。距離センサー21L及び21Rは、バッテリー22からの電力の供給を受けて動作する。距離センサー21L及び21Rには、例えば、超音波センサー又はレーダセンサーが好適である。以下、距離センサー21L及び21Rが、超音波センサーである場合が説明される。
【0047】
距離センサー21Lは、第2センサー装置20がゴルファ200に装着されたときに、第1シューSLに対向するように位置決めされている。距離センサー21Lは、第1シューSLに向けて超音波を発信でき、かつ、第1シューSLで反射した超音波を受信することができる。そして、距離センサー21Lは、超音波を発信したときから反射波を受信するまの時間を測定することで、第1シューSLまでの距離LLを測定することができる。一方、距離センサー21Rは、第2センサー装置20がゴルファ200に装着されたときに、第2シューSRに対向するように位置決めされており、距離センサー21Lと同様に、第2シューSRまでの距離LRを測定することができる。
【0048】
また、第2センサー装置20は、例えば、制御部23と、記憶部24とをさらに含むことができる。
【0049】
制御部23は、例えば、CPU、ROM及びRAM等から構成されている。制御部23は、バッテリー22から電力の供給を受けて動作する。
【0050】
記憶部24は、書き換え可能なフラッシュメモリ等の記憶装置から構成される。記憶部24は、バッテリー22からの電力の供給を受けてデータを記憶及び消去する。記憶部24内には、それぞれプログラム24aが格納されている。制御部23のCPUは、プログラム24aを読み出して、所定の処理を行う。本実施形態において、制御部23は、所定のサンプリング周期で距離センサー21L、21Rが測定した距離LL、LRのデータを時系列で記憶部24に記憶させる。
【0051】
[本実施形態の作用]
以上のように構成された本実施形態の計測装置1によれば、第1センサー装置10は、水平軸線HLに対する、第1シューSLのシュー長手方向の軸線yの回りの傾斜角θL、及び、第2シューSRのシュー長手方向の軸線y回りの傾斜角θRをそれぞれ測定することができる。これらのゴルフシューズSの姿勢は、ゴルファが立っているライの状況、とりわけ左足上がり又は左足下がりといった傾斜を把握するのに役立つ。
【0052】
加えて、本実施形態の計測装置1では、第2センサー装置20は、ゴルファ200が履いているゴルフシューズSよりも高い位置から、第1シューSL及び第2シューSRまでの距離LL及び距離LRをそれぞれ測定することができる。この距離LL及びLRは、ゴルファ200の上体がライに対してどのように向いているのか識別するのに役立つ。
【0053】
図7(A)及び(B)は、ゴルファ200が左足上がりの傾斜面(ライ)でアドレスしている典型的な2つの状態を示す。
図7(A)では、ゴルファ200の上体は、傾斜面に対してほぼ垂直となる向き、すなわち、鉛直方向に対して左に傾いている(以下、「第1状態」という。)。一方、
図7(B)では、ゴルファ200の上体は、地面の傾斜に拘わらず、鉛直方向を向いている(以下、「第2状態」という。)。
【0054】
ここで、第1状態と第2状態とを比較すると、第1シューSL及び第2シューSRの傾斜角θL及びθRは、殆ど変わらない。したがって、ゴルファ200の第1シューSL及び第2シューSRの姿勢(傾斜角θL及びθR)の情報だけでは、これらの2つの状態を識別することは難しい。
【0055】
一方、本実施形態の計測装置1は、第2センサー装置20から第1シューSL及び第2シューSRまでの距離L
L及びL
Rを測定することができるため、上記の2つの状態を識別することが可能である。例えば、
図7(B)の第2状態における距離L
Lと距離L
Rとの差は、
図7(A)の第1状態における距離L
Lと距離L
Rとの差よりも大きい傾向を示す。したがって、前記距離の差(LL-LR)を調べることで、ゴルファが第1状態又は第2状態のいずれの傾向になるのかを識別することができる。
【0056】
以上のように、本実施形態の計測装置1では、これまでは困難であったゴルファの姿勢をより詳細に識別することが可能な情報を取得することができる。
【0057】
好ましい態様では、
図6に示されるように、第2センサー装置20は、傾斜センサー25をさらに含むことができる。傾斜センサー25は、バッテリー22からの電力の供給を受けて動作する。傾斜センサー25としては、例えば、加速度センサー又は地磁気センサー等が好適である。
【0058】
図5を参照すると、傾斜センサー25は、ゴルファ200の正面視において、水平軸線HLに対するゴルファ200の腰のライン201の傾斜角θ
Wを測定することができる。腰のライン201とは、ゴルファ200が真っ直ぐに起立した正面視において、その腰を通る水平軸線を意味する。ゴルファ200の腰のライン201の傾斜角θ
Wは、ゴルファ200の姿勢をさらに詳細に識別するための情報として役立つ。
【0059】
[ゴルファの姿勢計算装置]
次に、ゴルファの姿勢計算装置100の一実施形態が説明される。本実施形態の姿勢計算装置100は、
図1に示したように、計測装置1と、携帯端末30とを含む。携帯端末30は、計測装置1で測定されたデータに基づいて、より詳細にゴルファ200の姿勢を計算することができる。
【0060】
図8は、携帯端末30の電気的構成の一例を示すブロック図である。
図8に示されるように、本実施形態の携帯端末30は、例えば、通信部31と、制御部32と、記憶部33と、表示部34と、入力部35と、これらに電力を供給するためのバッテリー36とを含む。携帯端末30としては、例えば、ラップトップ型のパーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォンなどが用いられても良い。
【0061】
通信部31は、第1センサー装置10で測定された傾斜角θ
L及びθ
Rや、第2センサー装置20で測定された距離L
L、L
R及びθ
W等のデータを、取得するものである。この通信部31に対応して、第1センサー装置10にも、通信部16L及び16Rが設けられており(
図4)、同様に、第2センサー装置20にも、通信部27が設けられている(
図6)。各通信部31、16L、16R及び27は、例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信の規格に対応しており、相互にワイヤレス通信が可能に構成されている。
【0062】
表示部34は、例えば、液晶ディスプレイ等で構成されており、計算されたゴルファの姿勢など必要な情報を表示することできる。また、入力部35は、例えば、タッチパネル、操作ボタン、マウス、キーボード等で構成される。ゴルファ200は、入力部35を操作して、携帯端末30に所定の操作を行うことができる。
【0063】
制御部32は、通信部31を介して取り込んだ前記姿勢情報と前記距離情報等とに基づいて、第1シューSLと第2シューSRとの相対位置を計算する。
【0064】
記憶部33は、書き換え可能なフラッシュメモリ等の記憶装置から構成されている。また、記憶部33には、プログラム33aが格納されている。プログラム33aには、制御部32の処理手順や、上記相対位置を計算するための計算手順が記録されている。
【0065】
本実施形態では、上記相対位置が、計測装置1で測定されたゴルフシューズSの姿勢と、第2センサー装置20からゴルフシューズSまでの距離と、関数とを用いて計算される。この関数には、例えば、上記相対位置を目的変数とし、前記姿勢及び前記距離を説明変数とする重回帰式が用いられる。
【0066】
また、第1シューSLと第2シューSRとの相対位置としては、例えば、
図5に示されるように、第1シューSLと第2シューSRの高低差H、第1シューSLと第2シューSRとの間の水平距離(スタンス幅という場合がある。)R、及び/又は、水平軸線に対するゴルファ200のスタンスの傾斜角θを含むことが望ましい。
【0067】
[高低差Hの重回帰式]
第1シューSLと第2シューSRの高低差Hは、本実施形態では、左側第1センサー装置10Lの代表点と、右側第1センサー装置10Rの代表点との鉛直方向の距離として得られる。この高低差Hは、例えば、以下のような重回帰式(1)により求めることができる。
H=α0+α1・LL+α2・LR+α3・θW+α4・θL+α5・θR …(1)
ここで、α0は定数項であり、α1~α5は、偏回帰係数である。この重回帰式(1)は、事前に重回帰分析によって求められ、記憶部33に記憶される。
【0068】
[スタンス幅Rの重回帰式]
第1シューSLと第2シューSRとの間の水平距離(スタンス幅)Rは、本実施形態では、左側第1センサー装置10Lの代表点と、右側第1センサー装置10Rの代表点との水平方向の距離として得られる。この水平距離Rは、例えば、以下のような重回帰式(2)により求めることができる。
R=β0+β1・LL+β2・LR+β3・θW+β4・θL+β5・θR …(2)
ここで、β0は定数項であり、β1~β5は、偏回帰係数である。この重回帰式(2)は、事前に重回帰分析によって求められ、記憶部33に記憶される。
【0069】
[スタンスの傾斜角θ]
スタンスの傾斜角θは、本実施形態では、左側第1センサー装置10Lの代表点と、右側第1センサー装置10Rの代表点とを結んだ直線の水平軸線に対する角度として得られる。この傾斜角θは、上記高低差H及びスタンス幅Rを用いて、以下の式(3)で計算される。この式は、予め、記憶部33に記憶される。
θ=tan-1(H/R) …(3)
【0070】
[ゴルファの姿勢計算のタイミング]
次に、ゴルファ200の姿勢が計算されるタイミングについて述べる。本実施形態の姿勢計算装置100は、例えば、ゴルファ200のショット時(打撃時)の姿勢を計算するようにプログラムされている。この計測タイミングは、ゴルフクラブ40によって特定される。
【0071】
図1に示されるように、ゴルフクラブ40は、例えば、シャフト41と、シャフト41の一端に設けられたゴルフクラブヘッド42と、シャフト41の他端に設けられたグリップ43と、第3センサー装置44とを含む。本実施形態では、第3センサー装置44は、例えば、グリップ43の端部に装着されている。
【0072】
図9は、第3センサー装置44の電気的構成の一例を示すブロック図である。
図9に示されるように、第3センサー装置44は、例えば、打撃センサー45と、制御部46と、記憶部47と、通信部48と、これらに電力を供給するためのバッテリー49とを含む。
【0073】
打撃センサー45は、ゴルフクラブヘッド42でボールを打撃したときに発生する大きな力、加速度等を検知することによって、ゴルフクラブ40による打撃が行われたことを識別することができる。このような打撃センサー45には、例えば、加速度センサーや角速度センサーなどが好適である。
【0074】
制御部46は、例えば、CPU、ROM及びRAM等から構成されている。記憶部47は、書き換え可能なフラッシュメモリ等の記憶装置から構成されている。記憶部47内には、プログラム47aが格納されている。制御部46のCPUは、プログラム47aを読み出して所定の処理を行う。通信部48は、携帯端末30の通信部31と通信可能に構成されている。
【0075】
打撃センサー45によってゴルフクラブ40のショットが検出されると、制御部46は、ショットが行われたことを示す信号を、通信部48を介して、携帯端末30へと送信する。
【0076】
上記信号を受信した携帯端末30の制御部32は、通信部31を介して、第1センサー装置10の通信部16L、16Rと通信し、第1シューSLおよび第2シューSRの傾斜角θL及びθRを取得する。また、携帯端末30の制御部32は、通信部31を介して、第2センサー装置20の通信部27と通信し、第2センサー装置20から第1シューSLおよび第2シューSRまでのそれぞれの距離LL及びLRを取得する。そして、携帯端末30の制御部32は、取得されたデータに基づいて、ゴルファ200の姿勢を計算することができる。
【0077】
携帯端末30は、計算されたゴルファ200の姿勢に関する情報を、文字又はイメージで表示部34に表示することができる。また、携帯端末30は、計算されたゴルファ200の姿勢を、記憶部33に記憶させる他、外部サバー50(
図1)などに送信して記憶させることができる。
【0078】
なお、ゴルファ200の姿勢として、ショット時のみならず、アドレス時をも計算することができる。例えば、打撃センサー45によってショットが検出された場合、ショットの時刻の予め定められた数秒前(すなわち、アドレス状態とみなしうる)の時刻の傾斜角θLおよびθR及び距離LL及びLR等を取得することで、ゴルファ200のアドレス状態の姿勢を計算することができる。このような態様は、ゴルファ200のショット前後の姿勢を評価するのに役立つ。
【0079】
[変形例]
図10は、第2センサー装置20の変形例を示す斜視図である。先の実施形態では、第2センサー装置20は、一つで構成されている。この例では、第2センサー装置20は、ゴルファの左半身側及び右半身側にそれぞれ装着される左側第2センサー装置20L及び右側第2センサー装置20Rを含む左右一対で構成されている。
【0080】
図10の例では、第2センサー装置20は、ゴルファに取り付け可能である装着具Wに設けられている。本実施形態の装着具Wは、例えばゴルファの腹部ないし腰部に装着可能なベルト部材として構成される。装着具Wは、ゴルファの体に直接的に、又は、衣服や帽子等を介して間接的に取り付けることができる。装着具Wは、ベルト部材に代えて、バッジ、クリップ、面ファスナー等の各種の取付部材として構成されても良い。
【0081】
図11には、第1センサー装置10及び
図10の第2センサー装置20を装着したゴルファ200のアドレス時の正面図が示される。
図11に示されるように、本実施形態の第2センサー装置20は、ゴルファ200の腹部ないし腰部に装着されている。また、第2センサー装置20のうち、左側第2センサー装置20Lは、ゴルファ200の左腰に位置し、右側第2センサー装置20Rは、ゴルファ200の右腰に位置するように装着されている。左側第2センサー装置20L及び右側第2センサー装置20Rは、それぞれ、
図6に示した電気的構成のブロック図と同じ構成を備える。
【0082】
左側第2センサー装置20Lの距離センサー21L及び21Rは、左側第2センサー装置20Lから第1シューSL及び第2シューSRまでの距離LLR及びLLLをそれぞれ測定する。また、左側第2センサー装置20Lの傾斜センサー25は、ゴルファ200の正面視において、水平軸線HLに対するゴルファ200の左腰の傾斜角θWLを測定することができる。
【0083】
右側第2センサー装置20Rの距離センサー21L及び21Rは、右側第2センサー装置20Rから第1シューSL及び第2シューSRまでの距離LRL及びLRRをそれぞれ測定する。また、右側第2センサー装置20Rの傾斜センサー25は、ゴルファ200の正面視において、水平軸線HLに対するゴルファ200の右腰の傾斜角θWRを測定することができる。
【0084】
したがって、変形例の計測装置1によれば、ゴルファ200からより多くの情報を測定することができ、より詳細な分析が可能になる。
【0085】
変形例の計測装置1を用いたゴルファの姿勢計算装置100は、上で述べたように、重回帰式と、測定されたデータとを用いて、ゴルファ200の第1シューSLと第2シューSRとの相対位置(H、R、θ等)を計算することができる。
【0086】
また、他の態様では、変形例の計測装置1を用いたゴルファの姿勢計算装置100は、幾何学的近似を用いて上記相対位置(H、R及びθ等)を計算しても良い。以下に、その一例が説明される。
【0087】
まず、左側第2センサー装置20L及び右側第2センサー装置20Rの各々の傾斜センサー25で取得されたゴルファ200の左右の腰の傾斜角θWL及びθWRの平均値が計算される。この平均値は、ゴルファ200の腰のライン201の傾斜角θWとして定義される。
【0088】
次に、
図11に示されるように、ゴルファ200に装着された左側第2センサー装置20Lの任意の代表点を原点とし、左右方向をX軸、及び、鉛直方向をZ軸とする座標軸が設定される。そして、ゴルファ200に装着された右側第2センサー装置20Rの代表点の座標が、左側第2センサー装置20L及び右側第2センサー装置20Rの間の距離ΔLW(これは既知の値)と、前記傾斜角θ
Wとから近似的に求められる。
【0089】
次に、ΔLW、距離LLL及び距離LRLが既知であるから、余弦定理を用いて、左側第2センサー装置20L、右側第2センサー装置20R及び左側第1センサー装置10Lの各代表点で形成される三角形の各々の角度が算出される。
【0090】
次に、上記の計算で得られた各値に基づき、ゴルファ200の左側第1センサー装置10Lの代表点の座標及びゴルファ200の右側第1センサー装置10Rの代表点の座標が算出される。
【0091】
次に、左側第1センサー装置10Lの代表点の座標及びゴルファ200の右側第1センサー装置10Rの代表点の座標に基づき、第1シューSLと第2シューSRの高低差H、第1シューSLと第2シューSRとの間の水平距離(スタンス幅)R、及び、水平軸線に対するスタンスの傾斜角θの少なくとも一つを計算することができる。
【0092】
[ゴルファの姿勢計測方法]
本実施形態は、さらに、ゴルファの姿勢を計測するための方法を提供する。この方法は、上で述べた特徴から明らかなように、ゴルファ200が履く左右一対の第1シューSL及び第2シューSRを含むゴルフシューズSの姿勢(傾斜角θL、θR)を測定する工程と、ゴルファ200が履いているゴルフシューズSよりも高い位置から、第1シューSL及び第2シューSRまでのそれぞれの距離LL及びLRを測定する工程と、前記姿勢と前記距離とに基づいて、第1シューSLと第2シューSRとの相対位置(例えば、高低差H、スタンス幅R、スタンスの傾斜角θ)を計算する工程とを含む。
【0093】
以上、本発明が、例示的な態様を参照して説明された。しかしながら、本発明のより広い精神及び範囲から逸脱することなく、これらの例示的な態様に対して様々な修正及び変更を行うことができることは明らかである。したがって、前述の実施形態の説明及び添付の図面は、本発明の範囲を決して限定するものではなく、単に本発明を例示するものと見なされるべきである。
【符号の説明】
【0094】
1 計測装置
10 第1センサー装置
10L 左側第1センサー装置
10R 右側第1センサー装置
11L、11R 傾斜センサー
13L、13R、14L、14R、24、33 記憶部
16L、16R 通信部
20 第2センサー装置
21L、21R 距離センサー
23 制御部
25 傾斜センサー
27 通信部
30 携帯端末
31 通信部
32 制御部
46 制御部
100 姿勢計算装置
200 ゴルファ
SL 第1シュー
SR 第2シュー
W 装着具