特許7604944IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は、アクセルペダルの操作量に応じて駆動力を制御する装置に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

上述の特許文献1に記載された制御装置では、急加速などアクセルペダルの速踏みが実行された場合に、基準加速度にゲインを乗じるなどの補正を行うことにより、運転者の要求する加速度を実現する。しかしながら、特許文献1に記載された基準加速度は、アクセルペダルの操作量と車速とから一義的に決まるものであって、その基準加速度にゲインを乗じた場合には、速踏みによる実際の要求加速度とゲインを乗じた補正加速度とでは乖離が生じるおそれがあり、ひいては正確に運転者の要求する加速度を把握できない場合がある。また、補正した加速度は、加速度が「0」の状態で、基準加速度に収束するように構成され、言い換えれば加速度「0」の状態で基準加速度に復帰するように構成されている。そのため、その加速度「0」付近の領域では、補正後の目標加速度から基準加速度に切り替わることによってジャーク変化が生じる。加速度「0」付近は、定常走行領域であるから、運転者のアクセルペダルの操作頻度が最も多くなり、このようなジャーク変化は、加速度に段付き(あるいは段差)が生じ、ひいては運転者に違和感や不快感を与えるおそれがある。また、そのように、アクセルペダルの操作頻度が多い定常走行領域において、ジャーク変化が生じると、アクセルペダルの操作性が低下するおそれがある。なお、このような技術的な課題は、特許文献2においても同様に生じる。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

の目的を達成するために、この発明は、運転者に操作されるアクセルペダルと、前記アクセルペダルの操作量と車速とに基づいて要求加速度を決定し、かつ決定された前記要求加速度に基づく指令信号を出力するコントローラとを備えた車両の駆動力制御装置であって、前記コントローラは、 前記車両の走行する路面勾配を取得し、 前記アクセルペダルの操作量と前記車速と前記路面勾配とに基づいて一義的に決まるベース加速度・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

この発明の車両の駆動力制御装置によれば、アクセルペダルの操作量と車速と路面勾配とに基づいて算出された要求加速度およびアクセルペダルの操作速度が所定値より大きい場合に、加速度を向上させる制御を実行するように構成されている。具体的には、ベース加速度が所定値より大きく、アクセルペダルの操作速度が所定速度より大きい場合に、アクセルペダルの操作量と車速と路面勾配とに基づくベース加速度に対して、加速度の加算量を求め、最終的な加速度である補正加速度を算出するように構成されている。その補正加速度は、前記ベース加速度と、前記ベース加速度に対する加速度の加算量とに基づいて算出され、前記加速度の加算量は、前記アクセルペダルの操作量ならびに前記車速および前記アクセルペダルの操作速度から求まる動的加速度と前記ベース加速度との差分と、所定の制御ゲインとによって決定される。そして、その補正加速度を実現するように駆動力を発生させる。これにより、例えば前掲の特許文献1に記載された構成に比べて、より正確に運転者の要求する加速度を発生させることができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 この発明の車両の制御装置で制御の対象とする車両の構成および制御系統の概要を示す図である。
【図2】 アクセル開度毎の加速度特性を説明するための図である。
【図3】 この発明の実施形態における制御の一例を説明するためのフローチャートである。
【図4】 制御量反映率(制御ゲイン)の決め方を説明するための図である。
【図5】 復帰Gおよび制御開始Gの決め方を説明するための図である。
【図6】 図3の制御例を実行した場合のタイムチャートの一例を示す図であって、特にアクセル開度を一定として加速する場合の例を説明するための図である。
【図7】 図6の制御を実行した場合における制御量反映率の変化を説明するための図である。
【図8】 図6の制御を実行した場合における加速度特性を説明するための図である。
【図9】 この発明の実施形態における効果を説明するための図である。
【図10】 この発明の実施形態における他の効果を説明するための図である。
【図11】 図3の制御例を実行した場合のタイムチャートの一例を示す図であって、特に加速後にアクセル開度を低下させた場合の例を説明するための図である。
【図12】 図11の制御を実行した場合における制御量反映率の変化を説明するための図である。
【図13】 図11の制御を実行した場合における加速度特性を説明するための図である。
【図14】 図3の制御例を実行した場合のタイムチャートの一例を示す図であって、特に加速後にアクセル開度を低下させて加速度を向上させる制御を終了後に、再度アクセルペダルを踏み増して加速する場合の例を説明するための図である。
【図15】 図14の制御を実行した場合における制御量反映率の変化を説明するための図である。
【図16】 図14の制御を実行した場合における加速度特性を説明するための図である。
【図17】 図3の制御例を実行した場合のタイムチャートの一例を示す図であって、特にアクセルペダルを戻しつつ加速度を向上させる制御を実行中に、再度アクセルペダルを踏み増しして加速する場合の例を説明するための図である。
【図18】 図17の制御を実行した場合における制御量反映率の変化を説明するための図である。
【図19】 図17の制御を実行した場合における加速度特性を説明するための図である。
【図20】 この発明の実施形態における他の制御例を説明するためのフローチャートである。
【図21】 図20の制御例を実行した場合のタイムチャートの一例を説明するための図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1 駆動力源 2 前輪 3 後輪 4 アクセルペダル 5 ブレーキペダル 6 検出部 7 ECU(電子制御装置) Ve 車両

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