(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-16
(45)【発行日】2024-12-24
(54)【発明の名称】管理サーバ、管理システムおよびプログラム
(51)【国際特許分類】
G08G 1/09 20060101AFI20241217BHJP
G08G 1/00 20060101ALI20241217BHJP
【FI】
G08G1/09 S
G08G1/00 D
(21)【出願番号】P 2021054167
(22)【出願日】2021-03-26
【審査請求日】2023-12-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】長田 祐
(72)【発明者】
【氏名】東出 宇史
【審査官】増子 真
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-286274(JP,A)
【文献】特開2011-133998(JP,A)
【文献】特開2000-194417(JP,A)
【文献】特開2019-188831(JP,A)
【文献】特開2006-309736(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0363935(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00 - 99/00
B60W 10/00 - 10/30
B60W 30/00 - 60/00
B60R 21/00 - 21/13
B60R 21/34 - 21/38
G05D 1/00 - 1/87
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生し
ているか否かを判定し、
前記走行経路上において渋滞が発生している場合、前記走行経路上で渋滞の起因となる対象車両を、追い越しポイントに移動させるように構成されたプロセッサを備
え、
前記追い越しポイントは、
前記対象車両が前記走行経路から離脱可能であり、一次停止可能な場所であって、搭乗者が搭乗するための停留所または駐車場である、
管理サーバ。
【請求項2】
請求項1に記載の管理サーバであって、
前記プロセッサは、
前記
対象車両に対して、前記追い越しポイントを設定する、
管理サーバ。
【請求項3】
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定し、
前記走行経路上において渋滞が発生している場合、前記走行経路上で渋滞の起因となる対象車両を、追い越しポイントに移動させるように構成されたプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
前記対象車両より後続の後続車両が前記対象車両を追い越した後、所定時間経過または前記後続車両との距離が所定距離となるまで前記追い越しポイントで
前記対象車両を一時停止させる、
管理サーバ。
【請求項4】
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定し、
前記走行経路上において渋滞が発生している場合、前記走行経路上で渋滞の起因となる対象車両を、追い越しポイントに移動させるように構成されたプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
前記対象車両より後続の後続車両が前記対象車両を追い越した後、前記後続車両と前記対象車両との距離が所定距離となるまで前記対象車両の速度を減速させる、
管理サーバ。
【請求項5】
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定し、
前記走行経路上において渋滞が発生している場合、前記走行経路上で渋滞の起因となる対象車両を、追い越しポイントに移動させるように構成されたプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
前記対象車両の搭乗者の人数を取得し、
前記対象車両が前記追い越しポイントに停止している場合において、前記人数が前記対象車両の定員人数の半数を超えているとき、前記対象車両が備える開閉可能なドアを開放する、
管理サーバ。
【請求項6】
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の少なくとも一つの車両に対して走行速度を設定し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定し、
前記走行経路上において渋滞が発生している場合、前記走行経路上で前記一つの車両の前記走行速度と実速度との差が所定の範囲内となっている場合に、前記一つの車両が渋滞の起因となると判断し、前記一つの車両を、追い越しポイントに移動させるように構成されたプロセッサを備える、
管理サーバ。
【請求項7】
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両と、
前記複数の車両の各々を管理するように構成されたプロセッサを備える管理サーバと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生し
ているか否かを判定し、
前記走行経路上で渋滞が発生している場合、前記走行経路上において渋滞の起因となる対象車両を、追い越しポイントに移動させ
、
前記追い越しポイントは、
前記対象車両が前記走行経路から離脱可能であり、一次停止可能な場所であって、搭乗者が搭乗するための停留所または駐車場である、
管理システム。
【請求項8】
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両と、
前記複数の車両の各々を管理するように構成されたプロセッサを備える管理サーバと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定し、
前記走行経路上において渋滞が発生している場合、前記走行経路上で渋滞の起因となる対象車両を、追い越しポイントに移動させ、
前記対象車両より後続の後続車両が前記対象車両を追い越した後、所定時間経過または前記後続車両との距離が所定距離となるまで前記追い越しポイントで前記対象車両を一時停止させる、
管理システム。
【請求項9】
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両と、
前記複数の車両の各々を管理するように構成されたプロセッサを備える管理サーバと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定し、
前記走行経路上において渋滞が発生している場合、前記走行経路上で渋滞の起因となる対象車両を、追い越しポイントに移動させ、
前記対象車両より後続の後続車両が前記対象車両を追い越した後、前記後続車両と前記対象車両との距離が所定距離となるまで前記対象車両の速度を減速させる、
管理システム。
【請求項10】
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両と、
前記複数の車両の各々を管理するように構成されたプロセッサを備える管理サーバと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定し、
前記走行経路上において渋滞が発生している場合、前記走行経路上で渋滞の起因となる対象車両を、追い越しポイントに移動させ、
前記対象車両の搭乗者の人数を取得し、
前記対象車両が前記追い越しポイントに停止している場合において、前記人数が前記対象車両の定員人数の半数を超えているとき、前記対象車両が備える開閉可能なドアを開放する、
管理システム。
【請求項11】
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両と、
前記複数の車両の各々を管理するように構成されたプロセッサを備える管理サーバと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の少なくとも一つの車両に対して走行速度を設定し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定し、
前記走行経路上において渋滞が発生している場合、前記走行経路上で前記一つの車両の前記走行速度と実速度との差が所定の範囲内となっている場合に、前記一つの車両が渋滞の起因となると判断し、前記一つの車両を、追い越しポイントに移動させる
管理システム。
【請求項12】
プロセッサに、
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しるか否かを判定し、
前記走行経路上で渋滞において発生している場合、前記走行経路上で渋滞の起因となる対象車両を、追い越しポイントに移動させる、
ことを実行させ
、
前記追い越しポイントは、
前記対象車両が前記走行経路から離脱可能であり、一次停止可能な場所であって、搭乗者が搭乗するための停留所または駐車場である、
プログラム。
【請求項13】
プロセッサに、
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定し、
前記走行経路上において渋滞が発生している場合、前記走行経路上で渋滞の起因となる対象車両を、追い越しポイントに移動させ、
前記対象車両より後続の後続車両が前記対象車両を追い越した後、所定時間経過または前記後続車両との距離が所定距離となるまで前記追い越しポイントで前記対象車両を一時停止させる、
ことを実行させるプログラム。
【請求項14】
プロセッサに、
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定し、
前記走行経路上において渋滞が発生している場合、前記走行経路上で渋滞の起因となる対象車両を、追い越しポイントに移動させ、
前記対象車両より後続の後続車両が前記対象車両を追い越した後、前記後続車両と前記対象車両との距離が所定距離となるまで前記対象車両の速度を減速させる、
ことを実行させるプログラム。
【請求項15】
プロセッサに、
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定し、
前記走行経路上において渋滞が発生している場合、前記走行経路上で渋滞の起因となる対象車両を、追い越しポイントに移動させ、
前記対象車両の搭乗者の人数を取得し、
前記対象車両が前記追い越しポイントに停止している場合において、前記人数が前記対象車両の定員人数の半数を超えているとき、前記対象車両が備える開閉可能なドアを開放する、
ことを実行させるプログラム。
【請求項16】
プロセッサに、
互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両の各々の位置情報を取得し、
前記複数の車両の少なくとも一つの車両に対して走行速度を設定し、
前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定し、
前記走行経路上において渋滞が発生している場合、前記走行経路上で前記一つの車両の前記走行速度と実速度との差が所定の範囲内となっている場合に、前記一つの車両が渋滞の起因となると判断し、前記一つの車両を、追い越しポイントに移動させる、
ことを実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、管理サーバ、管理システムおよびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、所定の期間毎、かつ車両毎に、車両の走行経路に沿った道路領域を割り当て、各車両が自車両に割り当てられた道路領域に従って自動運転により走行するように各車両に対して道路領域を通知する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、同じ走行経路上に速度が異なる複数の自動運転可能な車両が走行している場合、速度の速い車両が速度の遅い車両を追い越すことまで考慮されていないため、渋滞が発生するという問題点があった。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、同じ走行経路上に速度が異なる複数の自動運転可能な車両が走行している場合であっても、滞りなく複数の車両を運行することができる管理サーバ、管理システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る管理サーバは、互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両の各々の位置情報を取得し、前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しるか否かを判定し、前記走行経路上において渋滞が発生している場合、前記走行経路上で渋滞の起因となる対象車両を、追い越しポイントに移動させるように構成されたプロセッサを備える。
【0007】
また、本開示に係る管理システムは、互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両と、前記複数の車両の各々を管理するように構成されたプロセッサを備える管理サーバと、を備え、前記プロセッサは、互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両の各々の位置情報を取得し、前記複数の車両の各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しるか否かを判定し、前記走行経路上で渋滞が発生している場合、前記走行経路上において渋滞の起因となる対象車両を、追い越しポイントに移動させる。
【0008】
また、本開示に係るプログラムは、同じ走行経路上に速度が異なる複数の自動運転可能な車両が走行している場合であっても、滞りなく複数の車両を運行することができる管理サーバ、管理システムおよびプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、同じ走行経路上に速度が異なる複数の自動運転可能な車両が走行している場合であっても、滞りなく複数の車両を運行することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、一実施の形態に係る管理システムの概略構成を示す模式図である。
【
図2】
図2は、一実施の形態に係る管理システムの機能構成を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、一実施の形態に係る管理サーバが実行する処理の概要を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示の実施の形態に係る管理サーバ、管理システムおよびプログラムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態により本開示が限定されるものではない。また、以下において、同一の部分には同一の符号を付して説明する。
【0012】
〔管理システムの概要〕
図1は、一実施の形態に係る管理システムの概略構成を示す模式図である。
図2は、一実施の形態に係る管理システムの機能構成を示すブロック図である。
図1および
図2に示す管理システム1は、互いに速度が異なる自律的に走行可能な複数の車両10
1~車両10
n(n=3以上の整数)(以下、複数の車両10
1~車両10
nのいずれかを指す場合、単に「車両10」と表記する)と、管理サーバ20と、を備える。車両10および管理サーバ20は、いずれも通信機能を備えており、ネットワークNWを通じて相互に通信可能に構成されている。このネットワークNWは、例えばインターネット回線網、携帯電話回線網等から構成される。なお、以下の説明では、車両10を自律的に走行可能な電動自動車として説明するが、これに限定されることなく、例えば自律的に走行可能な移動体であっても適用することができる。例えば、移動体としては、バス、トラック、重機および電動台車等である。
【0013】
〔車両の構成〕
次に、車両10の機能構成について説明する。
図2に示す車両10は、操作部101と、駆動部102と、撮像部103と、音声出力部104と、センサ群105と、表示部106と、位置取得部107と、通信部108と、記憶部109と、ECU(Electronic Control Unit)110と、を備える。
【0014】
操作部101は、ステアリングホイール、アクセルペダルおよびブレーキペダル等を用いて構成される。操作部101は、車両10に乗車する運転者による操作を受け付ける。
【0015】
駆動部102は、モータ等を用いて構成される。駆動部102は、ECU110の制御のもと、図示しない電池から供給される電力に基づいて、車両10の駆動輪に駆動力を供給する。
【0016】
撮像部103は、一または複数のレンズ、およびレンズが集光した被写体像を撮像するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を備える撮像装置を用いて構成される。撮像部103は、車両10外および車両10内に複数配置される。例えば、撮像部103は、車両10内に配置する場合、車両10の入口付近、車両10の出口付近、車両10の座席付近および車両10の運転席付近に各々配置される。また、撮像部103は、車両10外に配置する場合、車両10の先方、後方および側面に各々配置される。撮像部103は、ECU110の制御のもと、撮像し、この撮像によって得られる画像データをECU110へ出力する。
【0017】
音声出力部104は、スピーカ等を用いて構成される。音声出力部104は、ECU110の制御のもと、ECU110から入力された音声データに対応する音声を出力する。
【0018】
センサ群105は、自動運転を実現するためのセンサを用いて構成され、例えば3D-LiDAR、ミリ波センサ、赤外線センサ、車速センサ、角速度、ジャイロセンサおよび加速度センサ等を用いて構成される。また、センサ群105は、操作部101に対する運転者の操作を検出するためのセンサを用いて構成され、例えばアクセルペダルセンサ、ブレーキペダルセンサ、ステアリングセンサ等を用いて構成される。センサ群105は、各種センサで検出した検出結果データをECU110へ出力する。
【0019】
表示部106は、有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescent Display)および液晶ディスプレイ等を用いて構成される。表示部106は、ECU110の制御のもと、各種情報を表示する。なお、表示部106の表示領域上に、搭乗者または運転者の操作の入力を受け付けるタッチパネル等を設けてもよい。
【0020】
位置取得部107は、GPS衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて車両10の位置を算出するGPS(Global Positioning System)センサと、地図データを記憶する地図データベースと、を備えるカーナビゲーションシステムを用いて構成される。位置取得部107は、車両10の位置に関する位置情報をECU110へ出力する。
【0021】
通信部108は、所定の携帯電話回線の通信規格に従った無線通信可能な通信モジュール等を用いて構成される。通信部108は、ECU110の制御のもと、ネットワークNWを通じて、管理サーバ20との間で通信を行う。ここで、所定の通信規格とは、5G(5th Generation Mobile Communication System)、4G(4th Generation Mobile Communication System)等である。
【0022】
記憶部109は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および記録媒体等を用いて構成される。記憶部109は、車両10に関する各種情報を記憶する。記憶部109は、プログラム記憶部109aと、識別情報記憶部109bと、を有する。プログラム記憶部109aは、車両10が実行する各種のプログラムを記憶する。識別情報記憶部109bは、自車両を識別する自車両情報および各種のデータを記憶する。ここで、自車両情報とは、車種情報、型式情報、最小回転半径、車幅、車高、識別情報およびモデル等である。なお、自車両情報に、自車両の現在の位置情報および車速等の自車両に関する状態情報を含めてもよい。
【0023】
ECU110は、メモリと、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアを有するプロセッサと、を用いて構成される。ECU110は、車両10を構成する各部の動作を制御する。
【0024】
〔管理サーバの構成〕
次に、管理サーバ20について説明する。管理サーバ20は、通信部201と、表示部202と、入力部203と、記憶部204と、制御部205と、を備える。
【0025】
通信部201は、例えばLAN(Local Area Network)インターフェースボード、無線通信のための無線通信モジュール等を用いて構成される。通信部201は、公衆通信網であるインターネット等のネットワークNWに接続される。通信部201は、ECU110の制御のもと、車両10との間で通信を行い、各種情報を送受信する。
【0026】
表示部202は、有機ELディスプレイおよび液晶ディスプレイ等を用いて構成される。表示部202は、制御部205の制御のもと、各種情報を表示する。
【0027】
入力部203は、キーボード、マウスおよびタッチパネル等を用いて構成される。入力部203は、オペレータによる操作の入力を受け付け、受け付けた操作に応じた操作情報を制御部205へ出力する。
【0028】
記憶部204は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および記録媒体等を用いて構成される。記憶部204は、プログラム記憶部204aと、車両諸元情報記憶部204bと、タスク情報記憶部204cと、地図情報記憶部204dと、を有する。
【0029】
プログラム記憶部204aは、管理サーバ20が実行する各種のプログラムおよび処理中のプログラムを記憶する。具体的には、プログラム記憶部204aは、オペレーティングシステム(Operating System:OS)、各種プログラム、各種テーブル、各種データベース等を記憶する。
【0030】
タスク情報記憶部204cは、オペレータによって指定された指定日における複数のタスクを含むタスク情報を記憶する。ここで、タスク情報とは、乗員人数を示す乗員人数情報、乗員の特性を示す乗員特性情報、搭載する荷物の種別を示す荷物種別情報、目的地を示す目的地情報、および使用するユーザの利用目的を示す利用目的情報のいずれか1つ以上である。
【0031】
地図情報記憶部204dは、複数の経路の各々の経路状態を含む地図情報を記憶する。ここで、地図情報とは、車両101~車両10nの各々が自車の位置情報に基づいて自律走行時に使用する地図データである。また、経路状態とは、道路の幅、勾配、周囲環境の騒音レベルおよび凹凸度のいずれか1つ以上である。ここで、凹凸度とは、車両101~車両10nのセンサ群105が検出した垂直方向における重力の変化量の集計結果に基づく値である。
【0032】
制御部205は、メモリと、CPU等のハードウェアを有するプロセッサと、を用いて構成される。制御部205は、管理サーバ20を構成する各部の動作を制御する。制御部205は、取得部205aと、割当部205bと、決定部205cと、設定部205dと、表示制御部205eと、通信制御部205fと、判定部205gと、駆動制御部205hと、を有する。なお、一実施の形態では、制御部205がプロセッサとして機能する。
【0033】
取得部205aは、車両諸元情報記憶部204bから車両諸元情報、タスク情報記憶部204cからオペレータによって指定された指定日における複数のタスクを含むタスク情報、および地図情報記憶部204dから複数の経路の各々の経路状態を含む地図情報を取得する。
【0034】
割当部205bは、取得部205aが取得した車両諸元情報およびタスク情報に基づいて、車両101~車両10nの各々と複数のタスクとを割り当てた割当情報を生成する。例えば、割当部205bは、タスクがガラス等の割れ物、果物、貴重品または電子機器等の荷物を輸送する場合、車両諸元情報に基づいて、制振性の高い車両10を割り当てた割当情報を生成する。
【0035】
決定部205cは、割当部205bが生成した割当情報および取得部205aが取得した地図情報に基づいて、車両101~車両10nの各々が走行する経路を決定した走行経路情報を生成する。例えば、決定部205cは、ガラス等の割れ物、果物、貴重品または電子機器等の荷物を輸送するタスクが割り当てられた制振性の高い車両10の場合において、目的地までに複数の経路があるとき、地図情報に含まれる経路状態に基づいて、車両10下が地面を擦る勾配の場所を除外して凹凸が最も少ない経路に決定することによって走行経路情報を生成する。また、決定部205cは、走行経路情報に基づいて、車両101~車両10nの各々に対して、走行経路上で渋滞が発生した場合に、後続車両を先行させるための追い越しポイントを含めて走行経路情報を生成する。ここで、追い越しポイントは、所定の道路幅員を有する直進道路および対象車両が走行経路から離脱可能であり、一次停止可能な場所の少なくとも一方である。また、一次停止可能な場所とは、例えば車両10が走行経路を巡回する場合に搭乗者が搭乗するための停留所または駐車場等である。
【0036】
設定部205dは、割当部205bが生成した割当情報、取得部205aが取得した地図情報および決定部205cが生成した走行経路情報に基づいて、車両101~車両10nの各々が走行する際の速度を設定した速度情報を生成する。
【0037】
表示制御部205eは、割当部205bが生成した割当情報、決定部205cが生成した走行経路情報および設定部205dが生成した速度情報を表示部202に出力する。
【0038】
通信制御部205fは、通信部201を介して、割当部205bが生成した割当情報、決定部205cが生成した走行経路情報および設定部205dが生成した速度情報を、車両101~車両10nの各々へ出力する。
【0039】
判定部205gは、取得部205aが取得した車両101~車両10nの各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定する。具体的には、判定部205gは、車両101~車両10nの各々の位置情報に基づいて、所定の領域内(例えば100m×100m)における車両101~車両10nの密度を算出し、この密度が閾値以上であるか否かを判定し、密度が閾値以上である場合、所定の走行経路上において渋滞が発生していると判定する。
【0040】
駆動制御部205hは、駆動制御部205hは、判定部205gによって渋滞が発生していると判定された所定の走行経路上において渋滞となる対象車両を、追い越しポイントに移動するように指示する。具体的には、駆動制御部205hは、通信部201を介して、対象車両を、追い越しポイントに移動させて所定時間一時停止するように指示する。また、駆動制御部205hは、対象車両より後続の後続車両が対象車両を追い越した後、所定時間経過または後続車両との距離が所定距離となるまで追い越しポイントで対象車両を一時停止させる。さらに、駆動制御部205hは、通信部201を介して対象車両の搭乗者の人数を取得し、対象車両が追い越しポイントに停止している場合において、対象車両の人数が対象車両の定員人数の半数を超えているとき、対象車両が備える開閉可能なドアを開放する。
【0041】
〔管理サーバの処理〕
次に、管理サーバ20が実行する処理について説明する。
図3は、管理サーバ20が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
【0042】
図3に示すように、まず、取得部205aは、車両諸元情報記憶部204bから車両諸元情報、タスク情報記憶部204cから入力部203を介してオペレータによって指定された指定日における複数のタスクを含むタスク情報、および地図情報記憶部204dから地図情報を取得する(ステップS101)。
【0043】
続いて、割当部205bは、取得部205aが取得した車両諸元情報およびタスク情報に基づいて、車両101~車両10nの各々と複数のタスクとを割り当てた割当情報を生成する(ステップS102)。例えば、割当部205bは、タスクがガラス等の割れ物、果物、貴重品または電子機器等の荷物を輸送する場合、車両諸元情報に基づいて、制振性の高い車両10を割り当てた割当情報を生成する。また、割当部205bは、タスクがオリンピック等の選手を輸送する場合、車両諸元情報に基づいて、大型な車両10を割り当てた割当情報を生成する。さらに、割当部205bは、タスクが大人数の人を送迎する場合、車両諸元情報に基づいて、大型な車両10を割り当てた割当情報を生成する。さらにまた、割当部205bは、タスクが大人数の人を送迎する場合、車両諸元情報に基づいて、大型な車両10を割り当てた割当情報を生成する。また、割当部205bは、タスクが宿泊しながらの人を送迎する場合、車両諸元情報に基づいて、大型な車両10を割り当てた割当情報を生成する。また、割当部205bは、タスクが来賓を送迎する場合、高級な車両10を割り当てた割当情報を生成する。なお、割当部205bは、車両諸元情報に基づいて、整備中の車両10を除外してタスクに応じた車両10を割り当てる。
【0044】
その後、決定部205cは、割当部205bが生成した割当情報および取得部205aが取得した地図情報に基づいて、車両101~車両10nの各々が走行する経路を決定した走行経路情報を生成する(ステップS103)。例えば、決定部205cは、ガラス等の割れ物、果物、貴重品または電子機器等の荷物を輸送するタスクが割り当てられた制振性の高い車両10の場合において、目的地までに複数の走行経路があるとき、地図情報に含まれる経路状態に基づいて、車両10下が地面を擦る勾配の場所を除外して凹凸が最も少ない走行経路を選択することによって走行経路情報を生成する。また、決定部205cは、選手を輸送するタスクを割り当てられた大型な車両10の場合において、目的地までに複数の走行経路があるとき、地図情報に含まれる経路状態に基づいて、車両10の右左折時に想定以上に車体がはみ出る場所を除外して走行経路を選択することによって走行経路情報を生成する。具体的には、決定部205cは、選手を輸送するタスクを割り当てられた大型な車両10の車両諸元情報に含まれる最小回転半径と地図情報に含まれる経路状態の道路幅とに基づいて、想定される右左折時の回転半径Rを算出する。そして、決定部205cは、回転半径Rが予め設定された閾値以上であるか否かを判定し、複数の走行経路の中から回転半径Rが閾値以上となる経路を除外して走行経路情報を生成する。また、決定部205cは、宿泊しながらの人を送迎するタスクが割り当てられた車両10の場合において、目的地までに複数の経路があるとき、地図情報に含まれる経路状態に基づいて、騒音レベルが小さい順に経路を選択して走行経路情報を生成する。さらにまた、決定部205cは、走行経路情報に基づいて、車両101~車両10nの各々に対して、走行経路上で渋滞が発生した場合に、後続車両を先行させるための追い越しポイントを含めて走行経路情報を生成する。
【0045】
続いて、設定部205dは、割当部205bが生成した割当情報、取得部205aが取得した地図情報および決定部205cが生成した走路経路情報に基づいて、車両101~車両10nの各々が走行する際の速度を設定した速度情報を生成する(ステップS104)。例えば、ガラス等の割れ物、果物、貴重品または電子機器等の荷物を輸送するタスクが割り当てられた制振性の高い車両10の場合において、目的地までに走行経路に凹凸が多い走行経路が決定されているとき、地図情報に含まれる経路状態に基づいて、車両10下が地面を擦る勾配の場所で上下に振動しないように遅めの速度を設定することによって速度情報を生成する。
【0046】
続いて、表示制御部205eは、割当情報、走路経路情報および速度情報を表示部202に出力する(ステップS105)。これにより、管理システム1を管理するオペレータは、入力部203を介して指定した指定日における各車両10のタスク、走行経路および速度を把握することができる。
【0047】
その後、通信制御部205fは、通信部201を介して車両101~車両10nの各々に、割当情報、走路経路情報および速度情報を出力する(ステップS106)。これにより、車両101~車両10nの各々には、割当情報、追い越しポイントを含む走路経路情報および速度情報が設定され、タスクに応じて駆動する。この場合、各車両10に搭乗している搭乗者または運転者は、タスク、走行経路および速度を確認することができる。
【0048】
続いて、取得部205aは、通信部201を介して車両101~車両10nの各々から位置情報を取得する(ステップS107)。
【0049】
その後、判定部205gは、取得部205aが取得した車両101~車両10nの各々の位置情報に基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定する(ステップS108)。具体的には、判定部205gは、車両101~車両10nの各々の位置情報に基づいて、所定の領域内における車両101~車両10nの密度を算出し、この密度が閾値以上であるか否かを判定し、密度が閾値以上である場合、所定の走行経路上において渋滞が発生していると判定する。なお、判定部205gは、通信部201を介して所定の走行経路上における所定の領域内に存在する車両101~車両10nの各々から実速度を取得し、取得した実速度と車両101~車両10nの各々の位置情報とに基づいて、所定の走行経路上において渋滞が発生しているか否かを判定してもよい。この場合、判定部205gは、所定の領域内における車両101~車両10nの各々に設定した速度情報と、所定の領域内における車両101~車両10nの各々の実速度と、を比較し、所定の領域内における車両101~車両10nの各々の実速度が車両101~車両10nの各々に設定した速度情報より遅い場合、所定の走行経路上において渋滞が発生してと判定する。判定部205gによって所定の走行経路上において渋滞が発生していると判定された場合(ステップS108:Yes)、管理サーバ20は、後述するステップS109へ移行する。これに対して、判定部205gによって所定の走行経路上において渋滞は発生していないと判定された場合(ステップS108:No)、管理サーバ20は、後述するステップS110へ移行する。
【0050】
ステップS109において、駆動制御部205hは、判定部205gによって渋滞が発生していると判定された所定の走行経路上において渋滞となる対象車両を、追い越しポイントに移動するように指示する。具体的には、駆動制御部205hは、判定部205gによって渋滞が発生していると判定された所定の走行経路上において車両101~車両10nの各々に設定した速度情報と実速度とを比較し、速度情報と実速度との差が所定の範囲内に収まる車両10を対象車両として特定する。そして、駆動制御部205hは、通信部201を介して、対象車両を、追い越しポイントに移動させて所定時間一時停止するように指示する。この場合において、対象車両のECU110は、管理サーバ20からの指示と、記憶部109に記憶された追い越しポイントを含む走行経路情報と、に基づいて、駆動部102を制御することによって、追い越しポイントに移動する。このとき、駆動制御部205hは、対象車両の後続車両が対象車両を追い越した後、所定時間経過または後続車両との距離が所定距離となるまで追い越しポイントで対象車両を一時停止させる。さらに、駆動制御部205hは、通信部201を介して対象車両の搭乗者の人数を取得し、対象車両が追い越しポイントに停止している場合において、対象車両の人数が対象車両の定員人数の半数を超えているとき、対象車両が備える開閉可能なドアを開放する。これにより、対象車両の換気を行うことができる。なお、駆動制御部205hは、対象車両の後続車両が対象車両を追い越した後、後続車両と対象車両との距離が所定距離となるまで対象車両の速度を減速させるようにしてもよい。
【0051】
各車両10のタスクが終了した場合(ステップS110:Yes)、管理サーバ20は、本処理を終了する。これに対して、各車両10のタスクが終了していない場合(ステップS110:No)、管理サーバ20は、ステップS107へ戻る。
【0052】
以上説明した一実施の形態によれば、駆動制御部205hが判定部205gによって渋滞が発生していると判定された所定の走行経路上において渋滞となる対象車両を、追い越しポイントに移動するように指示するため、同じ走行経路上に速度が異なる車両101~車両10nが走行している場合であっても、滞りなく車両101~車両10nを運行することができる。
【0053】
また、一実施の形態によれば、決定部205cが車両101~車両10nの各々に対して、走行経路上で渋滞が発生した場合に、後続車両を先行させるための追い越しポイントを含めて走行経路情報を生成して設定するため、管理システム1を管理するオペレータが対象車両に追い越しポイントを指示する必要がないため、滞りなく車両101~車両10nを運行することができる。
【0054】
また、一実施の形態によれば、追い越しポイントが所定の道路幅員を有する直進道路であるため、後続車両が対象車両を追い越すことができるため、滞りなく車両101~車両10nを運行することができる。
【0055】
また、一実施の形態によれば、追い越しポイントが走行経路から離脱可能であり、一次停止可能な場所(例えば停留所)であるため、後続車両が対象車両を追い越すことができるため、滞りなく車両101~車両10nを運行することができる。
【0056】
また、一実施の形態によれば、駆動制御部205hが対象車両より後続の後続車両が対象車両を追い越した後、所定時間経過または後続車両との距離が所定距離となるまで追い越しポイントで一時停止させるため、滞りなく車両101~車両10nを運行することができる。
【0057】
また、一実施の形態によれば、駆動制御部205hが通信部201を介して対象車両の搭乗者の人数を取得し、対象車両が追い越しポイントに停止している場合において、対象車両の搭乗者の人数が対象車両の定員人数の半数を超えているとき、対象車両が備える開閉可能なドアを開放するため、対象車両の換気を行うことができる。
【0058】
また、一実施の形態では、駆動制御部205hが対象車両の後続車両が対象車両を追い越した後、後続車両と対象車両との距離が所定距離となるまで対象車両の速度を減速させてもよい。これにより、滞りなく車両101~車両10nを運行することができる。
【0059】
また、一実施の形態に係る管理システムでは、「部」を、「回路」などに読み替えることができる。例えば、サーバ制御部は、サーバ制御回路に読み替えることができる。
【0060】
また、一実施の形態に係る管理システムに実行させるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルデータでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB媒体、フラッシュメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0061】
また、一実施の形態に係る管理システムに実行させるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。
【0062】
なお、本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「その後」、「続いて」等の表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本実施の形態を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。即ち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。
【0063】
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施の形態に限定されるものではない。従って、添付のクレームおよびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
【符号の説明】
【0064】
1 管理システム
101~10n 車両
20 管理サーバ
101 操作部
102 駆動部
103 撮像部
104 音声出力部
105 センサ群
106,202 表示部
107 位置取得部
108,201 通信部
109,204 記憶部
109a,204a プログラム記憶部
109b 識別情報記憶部
110 ECU
203 入力部
204b 車両諸元情報記憶部
204c タスク情報記憶部
204d 地図情報記憶部
205 制御部
205a 取得部
205b 割当部
205c 決定部
205d 設定部
205e 表示制御部
205f 通信制御部
205g 判定部
205h 駆動制御部
NW ネットワーク