特許7605164IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

耐遅れ破壊性に優れた高強度鋼板に関するものであり、詳細には、主として自動車、建材用の強度部材に好適な鋼板であって、耐遅れ破壊性と耐食性に優れ、引張強度1180MPa以上を有する高強度鋼板に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、特許文献1に開示されている技術では、外部環境から鋼板内部に侵入する水素量は変化しないため、遅れ破壊の発生を遅らせることは可能であっても、遅れ破壊自体を防止することはできない。また、特許文献2に開示されている技術に基づいて、鋼成分組成と微細組織構成を調整しても、十分な耐遅れ破壊性は得られなかった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、の課題を解決すべく、鋼板内部に侵入する水素を抑制することにより遅れ破壊を防止する手段について、鋭意検討および研究を重ねた。その結果、下地鋼板表面を、特定の被覆量と特定のCo濃度を有するZn-Co合金層で被覆することにより、鋼板内部への水素侵入を大幅に抑制して鋼板の遅れ破壊を防止することができ、しかも優れた耐食性も得られることを見出した。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の高強度鋼板は、遅れ破壊が効果的に抑制される優れた耐遅れ破壊性を有するとともに、優れた耐食性を有する。本発明の高強度鋼板は、自動車、建材用の強度部材に好適に用いられる。特に、自動車車体の中で、高強度が必要とされ、かつ、腐食環境が厳しいサイドシル、センターピラー下部、バンパー等の自動車車体の下部構造部材やロアアーム等の自動車車台(シャシー)構造部材に好適に用いることが出来る。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 実施例で用いた遅れ破壊評価用試験片を模式的に示す図面である。
【図2】 実施例において行った複合サイクル腐食試験の工程を示す説明図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1 試験片 2 ボルト 3 ナット

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