(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-16
(45)【発行日】2024-12-24
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
H05B 47/125 20200101AFI20241217BHJP
H05B 47/18 20200101ALI20241217BHJP
【FI】
H05B47/125
H05B47/18
(21)【出願番号】P 2022054960
(22)【出願日】2022-03-30
【審査請求日】2024-06-27
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000003757
【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】斎藤 靖弘
(72)【発明者】
【氏名】加藤 俊也
(72)【発明者】
【氏名】石坂 大介
(72)【発明者】
【氏名】平松 拓朗
【審査官】塩治 雅也
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-204471(JP,A)
【文献】特開昭63-191441(JP,A)
【文献】特開2012-069423(JP,A)
【文献】特開2006-094223(JP,A)
【文献】特開2018-116481(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 39/00-39/10
H05B 45/00-45/59
H05B 47/00-47/29
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明部と;
撮像した画像に基づいて照明制御に用いる認識を行うカメラと;
前記カメラによる認識結果をネットワークに出力する制御部と;
を具備し、
前記ネットワークは、
イーサネットおよび照明制御ネットワークを含み、
前記制御部は、
前記イーサネットおよび前記照明制御ネットワークのうち、前記認識結果の内容に応じて出力する前記ネットワークを選択
し、照明制御の応答性が要求される前記認識結果については、前記照明制御ネットワークを選択する
照明装置。
【請求項2】
前記制御部は、
照明装置の調光に関わる前記認識結果については、前記照明制御ネットワークを選択する
請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記認識結果のデータ量が閾値以上である場合には、前記イーサネットを選択する
請求項1に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、照明装置に備えられた撮像部で撮像された画像を取得し、画像に基づいて照明装置の照明制御を行う技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、照明制御を効率良く行う点で更なる改善の余地があった。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、照明制御を効率良く行うことができる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る照明装置は、照明部と、カメラと、制御部とを具備する。前記カメラは、撮像した画像に基づいて照明制御に用いる認識を行う。前記制御部は、前記カメラによる認識結果をネットワークに出力する。前記ネットワークは、イーサネットおよび照明制御ネットワークを含む。前記制御部は、前記イーサネットおよび前記照明制御ネットワークのうち、前記認識結果の内容に応じて出力する前記ネットワークを選択する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、実施形態に係る照明システムの構成例を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る照明装置の構成例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、ネットワーク情報の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る照明装置において実行される処理の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下で説明する照明装置1は、照明部6と、カメラ5と、制御部2とを具備する。カメラ5は、撮像した画像に基づいて照明制御に用いる認識を行う。制御部2は、カメラ5による認識結果をネットワークに出力する。
【0009】
以下で説明するネットワークは、イーサネット(登録商標)および照明制御ネットワークを含む。制御部2は、認識結果の一部をイーサネットを介して照明制御装置10に出力し、他の部分を照明制御ネットワークを介して照明制御装置10に出力する。
【0010】
以下で説明する制御部2は、イーサネットおよび照明制御ネットワークのうち、認識結果の内容に応じて出力するネットワークを選択する。
【0011】
以下で説明する制御部2は、照明装置1,11の調光に関わる認識結果については、照明制御ネットワークを選択する。
【0012】
以下で説明する制御部2は、照明制御の応答性が要求される認識結果については、照明制御ネットワークを選択する。
【0013】
以下で説明する制御部2は、認識結果のデータ量が閾値以上である場合には、イーサネットを選択する。
【0014】
以下、図面を参照して、実施形態に係る照明装置を説明する。実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0015】
図1は、実施形態に係る照明システムの構成例を示す図である。
図1に示す照明システムSは、例えば、工場等のような比較的大きく、多くの人流が生じる施設に配置され、複数の照明装置を個別に複雑に制御する際に好適である。
【0016】
図1に示すように、照明システムSは、照明装置1,11と、照明制御装置10と、ハブ12と、クラウド13とを含む。
図1に示す照明システムSでは、照明装置1,11と、照明制御装置10とは、単線で示した照明制御ネットワークで接続される。また、照明装置1と、照明制御装置10と、ハブ12と、クラウド13とは、2重線で示したイーサネットで接続される。なお、照明システムSにおいて、施設に設置された設備が照明制御ネットワークに接続されてもよい。
【0017】
照明装置1,11は、施設等の所定の空間を照らす照明装置である。照明装置1,11は、例えば、天井面に直付けされ、天井から床面を照射する照明装置である。また、照明装置1,11のうち、照明装置1は、カメラ5を備え、照明装置11は、カメラ5を備えない照明装置である。照明装置1,11は、カメラ5を人感センサとして用いて、人感により照射のオンおよびオフを切り替える。
【0018】
また、照明装置1は、カメラ5の撮像範囲が複数の照明装置11の照射範囲すべてを少なくとも一部含むように配置される。カメラ5は、人工知能を有するカメラであり、自身が撮像した画像(以下、撮像画像)を解析して、照明装置1,11の照明制御に用いる認識を行う。
【0019】
例えば、カメラ5は、所定の空間(の撮像画像)を複数のエリアに分割し、エリア毎に照明制御に用いる認識を行う。各エリアは、各照明装置11の照射範囲をそれぞれ含むように設定される。
【0020】
例えば、カメラ5は、各エリアにおける人の在/不在を認識する。具体的には、カメラ5は、エリア毎に人の数を認識する。より具体的には、カメラ5は、例えば、エリアに存在する人の数が、1人以上、5人以上、7人以上、10人以上および20人以上のいずれであるかを認識結果として生成する。
【0021】
また、カメラ5は、各エリアにおける輝度を認識する。具体的には、カメラ5は、各エリアに含まれる複数の画素における輝度の統計値を輝度として認識する。統計値は、例えば、平均値や、中央値、最頻値等である。例えば、カメラ5は、輝度が、1ルクス以上、200ルクス以上および600ルクス以上のいずれであるかを認識結果として生成する。
【0022】
また、カメラ5は、各エリアにおける人の密集度を認識する。具体的には、カメラ5は、エリアの面積に対して人の領域が占める割合を密集度として認識する。また、カメラ5は、エリアにおいて認識した複数の人の間の距離の統計値を密集度として認識する。統計値は、例えば、平均値や、中央値、最頻値、最低値等である。例えば、カメラ5は、密集度が、正常(上記の割合が所定値未満、かつ、上記の距離の統計値が所定値以上)、近い(上記の距離の統計値が所定値未満)、密(上記の割合が所定値以上)のいずれであるかを認識結果として生成する。
【0023】
また、カメラ5は、エリアに存在する人の向きを認識する。例えば、カメラ5は、撮像画像を解析して人の骨格を検出し、骨格の向きに基づいて人の向きを認識する。また、カメラ5は、時系列で連続する複数の撮像画像から人の移動方向を解析し、移動方向に基づいて人の向きを認識する。例えば、カメラ5は、人の向きが、北、北東、東、東南、南、南西、西、西北のいずれであるかを認識結果として生成する。
【0024】
例えば、撮像画像における鉛直上方を0°として、北が346°から15°の範囲(計30°)、北東が16°から75°の範囲(計60°)、東が76°から105°の範囲(計30°)、東南が106°から165°の範囲(計60°)、南が166°から195°の範囲(計30°)、南西が196°から255°の範囲(計60°)、西が256°から285°の範囲(計30°)、西北が286°から345°の範囲(計60°)を用いて認識結果を生成する。
【0025】
そして、照明装置1は、カメラ5の認識結果を照明制御ネットワークもしくはイーサネット等のネットワークを介して照明制御装置10へ出力する。
【0026】
照明制御装置10は、照明装置1のカメラ5の認識結果を取得し、認識結果に基づいて各照明装置1,11の照明制御を行う。具体的には、照明制御装置10は、照明制御ネットワークを介して各照明装置1,11の照明制御を行う。
【0027】
具体的には、照明制御装置10は、照明装置1から受信したエリア毎に認識結果に基づいて、各エリアに対応する照明装置1,11の照明制御を行う。例えば、照明制御装置10は、各エリアにおける人の在/不在により各照明装置1,11の照射のオン/オフを切り替える。あるいは、照明制御装置10は、人が存在する場合には、照射強度を所定値まで上昇させ、人が不在の場合には、照射強度を所定値まで低下させる制御であってもよい。また、照明制御装置10は、各エリアにおける輝度により各照明装置1,11の照射強度を調整(調光)する。
【0028】
また、照明制御装置10は、密集度および人の向きにより、人の快適性を向上させる照明制御を行う。例えば、照明制御装置10は、特定のエリアで密集度が高くなった場合には、かかる特定のエリアとともに、周囲のエリアの照射強度を高くする。すなわち、密集度が高いエリアの輝度がより高まるように、周囲のエリアの照明装置1,11の照射強度を高めて補助する。これにより、密集度が高いエリアにおいても高い輝度を維持できる。
【0029】
また、照明制御装置10は、人が向いている方向に位置する複数のエリアの照射強度を高くする。これにより、人が見ている方向のエリアの輝度を高めることができる。
【0030】
このように、照明装置1は、照明制御に用いる認識を自身で行ってネットワークに出力することで、出力先である照明制御装置10が照明制御を行う際に認識処理を行う必要が無くなる。言い換えれば、照明装置1(カメラ5)が照明制御装置10に代わって認識処理を担う。すなわち、認識処理および照明制御処理を照明装置1および照明制御装置10に分散するため、照明制御装置10の処理負荷を軽減できるとともに、照明制御の応答性を向上できる。従って、実施形態に係る照明装置1によれば、認識結果をネットワークへ出力することで照明制御を効率良く行うことができる。
【0031】
ハブ12は、イーサネットのケーブルが接続される集線装置である。ハブ12は、照明装置1、照明制御装置10およびクラウド13それぞれに接続されたイーサネットの通信ケーブルが接続される。
【0032】
クラウド13は、イーサネットを介して照明装置1のカメラ5から撮像画像や認識結果を取得して各種解析を行う解析サーバである。例えば、クラウド13は、撮像画像や上記した認識結果に基づいて所定の空間における人流を分析する。クラウド13は、分析結果を所定の空間の管理者の端末装置へ送信する。
【0033】
ここで、照明装置1は、カメラ5の認識結果を照明制御装置10へ送信する場合、認識結果を分割し、分割した認識結果を照明制御ネットワークおよびイーサネットそれぞれに分けて送信する。
【0034】
具体的には、照明装置1は、照明制御ネットワークおよびイーサネットのうち、認識結果の内容に応じて出力するネットワークを選択する。例えば、照明装置1は、人の在/不在や輝度の情報を照明制御ネットワークへ出力し、密集度や人の向きをイーサネットを介して出力する。
【0035】
言い換えれば、照明装置1は、照射のオンおよびオフの切替に必要となる人の在/不在の認識結果、すなわち、照明制御の応答性が要求される認識結果については、出力するネットワークとして照明制御ネットワークを選択する。これにより、DALI等の照明制御に適した照明制御ネットワークを介して照明制御の応答性が要求される認識結果を出力することで、照明装置1,11のオン/オフといった照明制御の応答性を向上させることができる。
【0036】
また、照明装置1は、照射強度の調整に必要となる輝度の認識結果、すなわち、照明装置1,11の調光に関わる認識結果については、出力するネットワークとして照明制御ネットワークを選択する。これにより、DALI等の照明制御に適した照明制御ネットワークを介して調光に関わる認識結果を出力することで、照明装置1,11の調光に関わる照明制御の応答性を向上させることができる。
【0037】
また、照明装置1は、密集度や人の向きといったデータ量が閾値以上である認識結果については、出力するネットワークとしてイーサネットを選択する。密集度や人の向きといった認識結果は、人の在/不在を用いてさらに解析した結果であるため、人の在/不在の認識結果のデータ量に比べてデータ量が多くなる。このため、データ量が多いに認識結果については、大量のデータを送信するのに適したイーサネットを介して出力する。これにより、照明制御ネットワークの通信渋滞を回避できる。なお、密集度や人の向きについては、照明制御に直接的に関与しない、言い換えれば、照明制御の応答性は低いため、イーサネットを用いても照明制御の応答性に悪影響を及ぼすことはない。
【0038】
次に、
図2を用いて、照明装置1の構成例について説明する。
図2は、実施形態に係る照明装置1の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、照明装置1は、交流電源100に接続され、交流電源100から駆動電力が供給される。
【0039】
照明装置1は、制御部2と、記憶部3と、電源部4と、カメラ5と、照明部6とを備える。記憶部3は、ネットワーク情報31を記憶する。
【0040】
記憶部3は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。
【0041】
記憶部3に記憶されるネットワーク情報31は、照明装置1が接続されるネットワークに関する情報である。
図3は、ネットワーク情報31の一例を示す図である。
図3に示すように、ネットワーク情報31は、「ネットワークID」と、「種別」と、「送信情報」といった項目を有する。
【0042】
「ネットワークID」は、ネットワークを識別する識別情報である。「種別」は、ネットワークの種別を示す情報である。「送信情報」は、ネットワークに出力される情報である。
【0043】
例えば、ネットワークID「N1」で識別されるネットワークは、種別が照明制御ネットワークであり、カメラ5の認識結果である人の在/不在や、カメラ5の撮像範囲における輝度の情報が出力される。照明制御ネットワークは、DALI(Digital Addressable Lighting Interface)等の照明制御に関する通信規格を用いた通信方式の伝送線により構成されるネットワークである。また、照明装置1は、RS485等のシリアルインタフェースによりDALI規格の伝送線に接続される。
【0044】
また、ネットワークID「N2」で識別されるネットワークは、種別がイーサネットであり、カメラ5の認識結果である密集度や、人の向きの情報が出力される。イーサネットは、例えば、LAN(Local Area Network)である。
【0045】
制御部2は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって、照明装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部2は、たとえば、コントローラであり、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現される。
【0046】
電源部4は、交流電源100から供給される駆動電力を交流から直流に変換して制御部2や、カメラ5、照明部6へ供給する。
【0047】
カメラ5は、人工知能を有した撮像部であり、撮像した画像に基づいて照明制御に用いる認識を行う。具体的には、カメラ5は、照明装置1,11の各照射範囲に対応した複数のエリアに分割し、エリア毎に認識を行う。例えば、カメラ5は、上述したように、人の在/不在、輝度、密集度、人の向き等を認識する。
【0048】
照明部6は、例えば、LED(Light Emitting Diode)等の光源を備え、周囲を照らす。例えば、照明部6は、カメラ5の撮像範囲を含む範囲を照射範囲として照射する。
【0049】
次に、制御部2の処理内容について具体的に説明する。
【0050】
制御部2は、カメラ5から認識結果を取得し、ネットワーク情報31を参照して選択したネットワークを介して認識結果を照明制御装置10へ出力する。具体的には、制御部2は、カメラ5から取得した認識結果の一部をイーサネットを介して照明制御装置10へ出力し、他の部分を照明制御ネットワークを介して照明制御装置10へ出力する。
【0051】
より具体的には、制御部2は、イーサネットおよび照明制御ネットワークのうち、認識結果の内容に応じて出力するネットワークを選択する。
【0052】
例えば、制御部2は、認識結果が人の在/不在や、輝度である場合、出力するネットワークとして照明制御ネットワークを選択する。つまり、制御部2は、照明制御の応答性が要求される認識結果や、照明装置1,11の調光に関わる認識結果については、照明制御ネットワークを選択する。
【0053】
具体的には、制御部2は、人の在/不在や輝度の認識結果を照明制御ネットワークに合った通信規格に変換して照明制御ネットワークに出力する。より具体的には、制御部2は、人の在/不在や輝度の認識結果をDALI規格に変換して出力する。
【0054】
また、制御部2は、認識結果が密集度や人の向きである場合、出力するネットワークとしてイーサネットを選択する。つまり、制御部2は、認識結果のデータ量が閾値以上である場合には、イーサネットを選択する。なお、閾値は、例えば、人の在/不在の認識結果のデータ量である。
【0055】
なお、制御部2は、イーサネットへ出力する場合には、上記した通信規格の変換は不要である。つまり、制御部2は、認識結果を規格変換することなくイーサネットへ出力する。なお、制御部2は、密集度や人の向きについては、カメラ5から直接イーサネットへ出力するよう指示してもよい。
【0056】
このように、制御部2は、認識結果を照明制御ネットワークおよびイーサネットに分散して出力することで、照明制御ネットワークの通信渋滞を回避できる。この結果、照明制御ネットワークを介して照明制御装置10へ出力される情報を通信渋滞が起きることなく送信できるとともに、照明制御装置10から照明装置1,11へ出力される照明制御の制御情報を通信渋滞が起きることなく送信できる。すなわち、照明制御の応答性を高めることができる。
【0057】
また、制御部2は、照明制御ネットワークを介して照明制御装置10から照明制御に関する制御情報を取得し、制御情報に基づいて照明部6の照明態様を制御する。具体的には、制御部2は、照明部6のオン/オフや、照射強度の調整を行う。
【0058】
次に、
図4を用いて、実施形態に係る照明装置1が実行する処理の処理手順について説明する。
図4は、実施形態に係る照明装置1において実行される処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0059】
図4に示すように、照明装置1は、カメラ5により撮像画像を取得する(ステップS101)。つづいて、照明装置1のカメラ5は、撮像画像に基づいて照明制御に用いる認識処理を行う(ステップS102)。
【0060】
つづいて、照明装置1は、認識結果の内容毎に、内容に応じて出力するネットワークを選択する(ステップS103)。つづいて、照明装置1は、選択したネットワークに書く内容を出力し(ステップS104)、処理を終了する。
【0061】
上述したように、実施形態に係る照明装置1は、照明部6と、カメラ5と、制御部2とを具備する。カメラ5は、撮像した画像に基づいて照明制御に用いる認識を行う。制御部2は、カメラ5による認識結果をネットワークに出力する。これにより、照明制御を効率良く行うことができる。
【0062】
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0063】
1 照明装置
2 制御部
3 記憶部
4 電源部
5 カメラ
6 照明部
10 照明制御装置
11 照明装置
12 ハブ
13 クラウド
31 ネットワーク情報
100 交流電源
S 照明システム