(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-16
(45)【発行日】2024-12-24
(54)【発明の名称】情報処理装置、方法、及び、システム
(51)【国際特許分類】
G08G 1/123 20060101AFI20241217BHJP
G08G 1/13 20060101ALI20241217BHJP
【FI】
G08G1/123 A
G08G1/13
(21)【出願番号】P 2022103987
(22)【出願日】2022-06-28
【審査請求日】2024-01-25
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】竺原 慶和
(72)【発明者】
【氏名】金光 善徳
(72)【発明者】
【氏名】田中 由里香
(72)【発明者】
【氏名】宇野 慶一
【審査官】西畑 智道
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2021/246785(WO,A1)
【文献】特開2021-184095(JP,A)
【文献】特開2003-067890(JP,A)
【文献】特開2014-026425(JP,A)
【文献】特開2018-088197(JP,A)
【文献】特開2021-060407(JP,A)
【文献】特開2017-037369(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2022/0097734(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00-99/00
G01C 21/00-21/36
G01C 23/00-25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドローンに、所定の輸送サービスに供される第1の車両への乗車地点
への移動と、前記乗車地点の撮影と、を指示することと、
前記ドローンが前記乗車地点を撮影した第1の画像を取得することと、
前記第1の画像を、前記乗車地点から前記第1の車両に乗車予定のユーザのユーザ端末へ、送信することと、
を実行する制御部、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記ドローンが飛行可能な所定の条件が満たされる場合に、前記ドローンに前記指示を行う、
請求項
1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
複数の車両に搭載された複数の車載カメラによって、前記複数の車載カメラそれぞれの所定の周期で撮影された複数の撮像画像それぞれについて、撮影日時と撮影位置とともに保持する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記所定の条件が満たされない場合に、前記記憶部に保持される前記複数の撮像画像のうちの、前記乗車地点を含む最新の撮像画像を前記第1の画像として取得する、
請求項
2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記所定の条件は、夜間でなく、且つ、降雨でないことである、
請求項
2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
複数の車両に搭載された複数の車載カメラによって所定の周期で撮影された複数の撮像画像それぞれについて、撮影日時と撮影位置とともに保持する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記記憶部に保持される前記複数の撮像画像のうちの、前記乗車地点を含む最新の撮像画像を前記第1の画像として取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記第1の車両への乗車予定時刻から所定時間前になった場合に、前記第1の画像を取得することと、前記第1の画像を前記ユーザ端末へ送信することとを実行する、
請求項1から
5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記乗車地点及び前記乗車予定時刻は、前記輸送サービスの利用の予約時に決定される、
請求項
6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータが、
ドローンに、所定の輸送サービスに供される第1の車両への乗車地点
への移動と、前記乗車地点の撮影と、を指示することと、
前記ドローンが前記乗車地点を撮影した第1の画像を取得することと、
前記第1の画像を、前記乗車地点から前記第1の車両に乗車予定のユーザのユーザ端末へ、送信することと、
を実行する方法。
【請求項9】
前記コンピュータが、
前記ドローンが飛行可能な所定の条件が満たされる場合に、前記ドローンに前記指示を行う、
請求項
8に記載の方法。
【請求項10】
前記コンピュータが、
前記所定の条件が満たされない場合に、複数の車両に搭載された複数の車載カメラによって、前記複数の車載カメラそれぞれの所定の周期で撮影された複数の撮像画像それぞれについて、撮影日時と撮影位置とともに保持する記憶部に保持される前記複数の撮像画像のうちの、前記乗車地点を含む最新の撮像画像を前記第1の画像として取得する、
請求項
9に記載の方法。
【請求項11】
前記所定の条件は、夜間でなく、且つ、降雨でないことである、
請求項
9に記載の方法。
【請求項12】
前記コンピュータが、
複数の車両に搭載された複数の車載カメラによって、前記複数の車載カメラそれぞれの所定の周期で撮影された複数の撮像画像それぞれについて、撮影日時と撮影位置とともに保持する記憶部に保持される前記複数の撮像画像のうちの、前記乗車地点を含む最新の撮像画像を前記第1の画像として取得する、
請求項
8に記載の方法。
【請求項13】
前記コンピュータが、
前記第1の車両への乗車予定時刻から所定時間前になった場合に、前記第1の画像を取得することと、前記第1の画像を前記ユーザ端末へ送信することとを実行する、
請求項
8に記載の方法。
【請求項14】
前記乗車地点及び前記乗車予定時刻は、前記輸送サービスの利用の予約時に決定される、
請求項
13に記載の方法。
【請求項15】
ドローンと、
情報処理装置と、を含み、
前記情報処理装置は、
前記ドローンに、所定の輸送サービスに供される第1の車両への乗車地点への移動と、前記乗車地点の撮影とを指示することと、
前記ドローンが前記乗車地点を撮影した第1の画像を取得することと、
前記第1の画像を、前記乗車地点から前記第1の車両に乗車予定のユーザのユーザ端末へ、送信することと、
を実行する制御部を備える、
システム。
【請求項16】
前記制御部は、
前記ドローンが飛行可能な所定の条件が満たされる場合に、前記ドローンに前記指示を行う、
請求項
15に記載のシステム。
【請求項17】
複数の車両に搭載された複数の車載カメラによって、前記複数の車載カメラそれぞれの所定の周期で撮影された複数の撮像画像それぞれについて、撮影日時と撮影位置とともに保持する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記所定の条件が満たされない場合に、前記記憶部に保持される前記複数の撮像画像のうちの、前記乗車地点を含む最新の撮像画像を前記第1の画像として取得する、
請求項
16に記載のシステム。
【請求項18】
前記制御部は、
前記第1の車両への乗車予定時刻から所定時間前になった場合に、前記第1の画像を取得することと、前記第1の画像を前記ユーザ端末へ送信することとを実行する、
請求項
15から
17のいずれか一項に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、方法、及び、システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両による輸送サービスであるオンデマンドサービスのリクエストに対して、出発位置、目的地、走行距離、及び、ピックアップ時間等の情報が提供されることが開示されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
開示の態様の一つは、所定の輸送サービスに供されている車両の乗車地点へユーザを迷わせずに誘導可能な情報処理装置、方法、及び、システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の態様の一つは、
所定の輸送サービスに供される第1の車両への乗車地点を撮像して得られる第1の画像を取得することと、
前記第1の画像を、前記乗車地点から前記第1の車両に乗車予定のユーザのユーザ端末へ、送信することと、
を実行する制御部、
を備える情報処理装置である。
【0006】
本開示の他の態様の一つは、
コンピュータが、
所定の輸送サービスに供される第1の車両への乗車地点を撮像して得られる第1の画像を取得することと、
前記第1の画像を、前記乗車地点から前記第1の車両に乗車予定のユーザのユーザ端末へ、送信することと、
を実行する方法である。
【0007】
本開示の態様の一つは、
ドローンと、
情報処理装置と、を含み、
前記情報処理装置は、
前記ドローンに、所定の輸送サービスに供される第1の車両への乗車地点への移動と、前記乗車地点の撮影とを指示することと、
前記ドローンが前記乗車地点を撮影した第1の画像を取得することと、
前記第1の画像を、前記乗車地点から前記第1の車両に乗車予定のユーザのユーザ端末へ、送信することと、
を実行する制御部を備える、
システムである。
【発明の効果】
【0008】
本開示の態様の一つによれば、所定の輸送サービスに供されている車両の乗車地点へユーザを迷わせずに誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、第1実施形態に係るオンデマンドバスシステムのシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、サーバのハードウェア構成の一例である。
【
図3】
図3は、サーバの機能構成の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、サーバの予約情報データベースに保持される情報の一例である。
【
図5】
図5は、サーバの車両撮影画像データベースに保持される情報の一例である。
【
図6】
図6は、サーバの乗車位置の撮像画像配信処理のフローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
ユーザからのリクエストに基づいて運行されるオンデマンドバスが知られている。オンデマンドバスでは、停留所は設置されておらず、複数のユーザからのリクエストに基づいて、乗降地点が動的に設定される。そのため、ユーザは、例えば、乗車地点に辿り着いていたとして、その場所が本当に乗車地点であるのか、不安に思うことがある。また、地図情報等は更新されていなかったりして、現状とは異なる場合がある。
【0011】
本開示の態様の一つは、ユーザに携帯されるユーザ端末に、乗車地点撮像画像を送信する情報処理装置である。より具体的には、情報処理装置は、所定の輸送サービスに供される第1の車両への乗車地点を撮像して得られる第1の画像を取得することと、第1の画像を乗車地点から当該第1の車両に乗車予定のユーザのユーザ端末へ送信することと、を実行する制御部、を備える。
【0012】
情報処理装置は、例えば、サーバである。ただし、情報処理装置はサーバに限定されない。ユーザ端末は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)、及び、ウェアラブル端末等である。情報処理装置の制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサである。輸送サービスは、乗車地点及び乗車予定時刻が、予約時に決定される、人の輸送サービスである。具体的には、輸送サービスには、例えば、オンデマンドバス、タクシー、ライドシェアサービス、及び、配車サービス等がある。第1の車両は、例えば、バス、乗用車、及び、自動運転車両であってもよい。第1の画像は、乗車地点及びその周辺を含む撮像画像である。
【0013】
本開示の態様によれば、所定の輸送サービスにおいて動的に設定された乗車地点を撮像した第1の画像がユーザ端末に送信されるので、ユーザは、第1の画像から乗車地点の様子を確認することができる。これによって、ユーザを迷わせることなく乗車地点まで誘導することができる。
【0014】
本開示の態様の一つにおいて、制御部は、ドローンに、乗車地点への移動と、第1の画像の撮影とを指示し、当該ドローンから第1の画像を取得してもよい。ドローンを乗車地点へ移動させ、乗車地点の画像を撮影させることで、乗車地点のより新しい撮像画像を取得することができる。
【0015】
また、制御部は、ドローンが飛行可能な所定の条件が満たされる場合に、ドローンに指示を行って、乗車地点を撮影させるようにしてもよい。所定の条件が満たされない場合には、制御部は、複数の車両に搭載された複数の車載カメラによって撮像された複数の撮像画像の中から、乗車地点を含む最新の撮像画像を第1の画像として取得してもよい。情報
処理装置は、記憶部を備えてもよい。複数の車載カメラによってそれぞれの所定の周期で撮影された複数の撮像画像は、それぞれ、車両から所定の周期で情報処理装置へ送信され、撮影日時と撮影位置とともに当該記憶部に保持されてもよい。ドローンが飛行可能な所定の条件は、例えば、夜間でなく、且つ、降雨でないことである。
【0016】
ドローンは、夜間の飛行が禁止されていたり、雨が降っている場合には故障の原因となるため飛行させることができなかったりという制限がある。そのため、ドローンによって乗車地点の画像を撮影できない場合がある。ドローンによって乗車地点の撮像ができない場合には、車載カメラによって撮影された撮像画像を用いることによって、比較的新しい乗車地点周辺の情報をユーザに提供することができる。
【0017】
本開示の態様の一つにおいて、情報処理装置は、複数の車両に搭載された複数の車載カメラによってそれぞれの所定の周期で撮影された複数の撮像画像それぞれについて、撮影日時と撮影位置とともに保持する記憶部をさらに備えてもよい。この場合に、制御部は、記憶部に保持される複数の撮像画像のうちの、乗車地点を含む最新の撮像画像を第1の画像として取得してもよい。これによって、ドローンを用いない場合でも、比較的新しい乗車地点周辺の情報をユーザに提供することができる。
【0018】
本開示の態様の一つにおいて、制御部は、第1の車両への乗車予定時刻から所定時間前になった場合に、第1の画像を取得することと、第1の画像をユーザ端末へ送信することとを実行してもよい。所定時間は、例えば、1時間から5分等の範囲で設定される。これによって、ユーザが第1の車両へ乗車する直前の乗車地点を含む画像をユーザに提供することができる。
【0019】
本開示は、他の態様の一つとして、コンピュータが、上記情報処理装置の処理を実行する方法として特定することができる。当該方法は、コンピュータが、所定の輸送サービスに供される第1の車両への乗車地点を撮像して得られる第1の画像を取得することと、第1の画像を、乗車地点から第1の車両に乗車予定のユーザのユーザ端末へ、送信することと、を実行する方法である。また、本開示の他の態様の一つは、上記情報処理装置の処理をコンピュータに実行させるためのプログラムとしても特定することができる。
【0020】
また、本開示は、他の態様の一つとして、ドローンと上記の情報処理装置とを含むシステムとしても特定可能である。本開示の他の態様の一つは、上記プログラムそれぞれについて、コンピュータ読み取り可能で且つ非一時的な記録媒体としても特定することができる。
【0021】
以下、図面に基づいて、本開示の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本開示は実施形態の構成に限定されない。
【0022】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るオンデマンドバスシステム100のシステム構成の一例を示す図である。オンデマンドバスシステム100は、ユーザからのリクエストに応じて運行されるオンデマンドバスを制御するシステムである。オンデマンドバスシステム100は、サーバ1、ドローン2、及び、ユーザ端末3を含む。オンデマンドバスシステム100は、複数のドローン2及び複数のユーザ端末3を含むが、
図1では、それぞれ1台ずつ抽出して示されている。
【0023】
サーバ1、ドローン2、及び、ユーザ端末3は、それぞれ、ネットワークN1に接続しており、ネットワークN1を通じて通信可能である。ネットワークN1は、例えば、インターネット等の公衆回線網である。
【0024】
ユーザ端末3は、オンデマンドバスシステム100のサービスを利用するためのクライアントアプリケーションプログラムをインストールした端末である。例えば、ユーザ端末3のユーザは、当該アプリケーションプログラムの実行を通じて、オンデマンドバスシステム100にユーザ登録することで、オンデマンドバスシステム100のサービス、すなわち、オンデマンドバスを利用可能となる。以下、単に、“ユーザ”と称する場合には、ユーザ端末3の持ち主であるユーザを示すこととする。また、以下、単に、“バス”と称する場合には、オンデマンドバスを示すこととする。
【0025】
ユーザは、オンデマンドバスを利用する場合には、ユーザ端末3を通じて、乗車リクエストをサーバ1へ送信する。乗車リクエストとともに、例えば、乗車希望日時又は降車希望日時、乗車希望地点、及び、降車希望地点の情報もサーバ1へ送信される。サーバ1は、ユーザ端末3からの乗車のリクエストを受けて、ユーザ端末3からの乗車希望日時又は降車希望日時、乗車希望地点、及び、降車希望地点と他のユーザの乗車リクエストとに基づいて、乗車予定日時、乗車地点、及び降車地点を決定し、ユーザの乗車予約を成立させる。例えば、オンデマンドバスの乗車地点及び降車地点は予め複数定められており、ユーザはその中から乗車希望地点及び降車希望地点を選択するのであってもよいし、ユーザが自由に乗車希望地点及び降車希望地点を指定するのであってもよい。
【0026】
ユーザの乗車希望日時、乗車希望地点、及び、降車希望地点は、そのまま、乗車予定日時、乗車地点、及び、降車地点として採用されることもあるが、他のユーザの乗車予約との関係で異なることもある。ただし、乗車予定日時、乗車地点、及び、降車地点は、ユーザの乗車希望日時、乗車希望地点、及び、降車希望地点とそれぞれ近い位置又は時刻に設定される。
【0027】
予約が成立すると、サーバ1は、ユーザ端末3へ、乗車リクエストの応答として、予約情報を送信する。予約情報には、例えば、乗車予定日時、降車予定日時、乗車地点、及び、降車地点が含まれる。
【0028】
第1実施形態では、サーバ1は、乗車予約の乗車予定日時から所定時間前の時刻になると、ドローン2を乗車地点に移動させ、乗車地点の上空から乗車地点の画像を撮影させる。所定時間は、例えば、5分から1時間の範囲で任意に設定される。サーバ1は、ドローン2から乗車地点の撮像画像を受信し、ユーザ端末3へ送信する。
【0029】
ドローン2は、例えば、夜間の飛行は禁止されていることが多く、降雨時の飛行も推奨されていない。そのため、ドローン2によって乗車地点の画像を撮影することができない場合がある。第1実施形態では、サーバ1は、直近の所定期間における複数の車両に搭載された複数の車載カメラによって撮影された撮像画像を記憶部に保持している。サーバ1は、ドローン2が飛行できない場合には、車載カメラの撮像画像の中から乗車地点の画像のうち最新の画像をユーザ端末3へ送信する。乗車地点の画像とは、例えば、乗車地点を含む画像、及び、乗車地点は含まれていないが乗車地点の周辺を撮影した撮像画像を示す。
【0030】
第1実施形態では、乗車予約の乗車予定日時から所定時間前になると、サーバ1が取得可能な撮像画像のうち最新の乗車地点の撮像画像がユーザ端末3へ送信される。これによって、ユーザ端末3のユーザは、比較的新しい撮像画像から乗車地点の周辺の様子を認識することができ、迷わずに乗車地点へとたどり着くことができる。
【0031】
図2は、サーバ1のハードウェア構成の一例である。サーバ1は、ハードウェア構成として、CPU 101、メモリ102、補助記憶装置103、及び、通信部104を備え
る。メモリ102および補助記憶装置103は、それぞれ、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体の一例である。サーバ1は、「情報処理装置」の一例である。
【0032】
補助記憶装置103は、様々なプログラムや、各プログラムの実行に際してCPU 101が使用するデータを格納する。補助記憶装置103は、例えば、HDD(Hard Disk Deive)、及び、SSD(Solid State Drive)等である。補助記憶装置103に保持されるプログラムには、例えば、OS(Operation System)、及び、オンデマンドバスシステム100の制御プログラム等がある。オンデマンドバスシステム100の制御プログラムは、例えば、オンデマンドバスの予約受付及び運行等に係る制御処理のためのプログラムである。補助記憶装置103は、「記憶部」の一例である。
【0033】
メモリ102は、CPU 101に、補助記憶装置103に格納されているプログラムをロードする記憶領域および作業領域を提供したり、バッファとして用いられたりする記憶装置である。メモリ102は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random
Access Memory)のような半導体メモリを含む。
【0034】
CPU 101は、補助記憶装置103に保持されたOS、及び、その他様々なプログラムをメモリ102にロードして実行することによって、様々な処理を実行する。CPU
101は、1つに限られず、複数備えられてもよい。CPU 101は「制御部」の一例である。
【0035】
通信部104は、例えば、LAN(Local Area Network)カード、及び、光モジュール等のネットワークケーブルを接続し、信号処理の回路を備えるモジュールである。通信部104は、有線ネットワークへ接続可能な回路に限定されず、WiFi等の無線通信ネットワークの無線信号を処理可能な無線信号処理回路であってもよい。なお、サーバ1のハードウェア構成は、
図2に示されるものに限定されない。
【0036】
ドローン2は、例えば、CPU、メモリ、補助記憶装置、無線通信部、カメラ、位置取得部、プロペラ、及び、飛行制御部を備える。CPU、メモリ、及び、補助記憶装置は、それぞれ、CPU 101、メモリ102、補助記憶装置103と同様である。無線通信部は、例えば、5G(5th Generation)、6G、4G、及び、LTE(Long Term Evolution)等の移動体通信方式、WiMAX、及び、WiFi等の無線通信方式に従った無線
通信回路である。位置取得部は、ドローン2の現在位置を取得する。位置取得部は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信機等である。飛行制御部は、プロペラの
回転等を制御し、ドローン2の飛行を制御する。なお、ドローン2のハードウェア構成は、上述の構成に限定されない。
【0037】
ユーザ端末3は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC、及び、ウェアラブル端末等である。ユーザ端末3は、ハードウェア構成として、CPU、メモリ、補助記憶装置、無線通信部、及び、タッチパネルディスプレイ等を備える。CPU、メモリ、及び、補助記憶装置は、それぞれ、CPU 101、メモリ102、及び、補助記憶装置103と同様である。ただし、ユーザ端末3の補助記憶装置は、OSに加えて、例えば、オンデマンドバスシステム100のクライアントアプリケーションプログラム等を保持する。ユーザ端末3の無線通信部は、ドローン2の無線通信部と同様に、例えば、5G、6G、4G、及び、LTE等の移動体通信方式、WiMAX、及び、WiFi等の無線通信方式に従った無線通信回路である。なお、ユーザ端末3のハードウェア構成は、上述の構成に限定されない。
【0038】
図3は、サーバ1の機能構成の一例を示す図である。サーバ1は、機能構成として、通信部11、制御部12、ユーザ情報DB 13、予約情報DB 14、車両撮影画像DB
15、及び、ドローン情報DB 16を備える。これらの機能構成要素による処理は、サーバ1のCPU 101が補助記憶装置103に保持されているオンデマンドバスシステム100の制御プログラムを実行することによって達成される処理である。
【0039】
通信部11は、ネットワークN1とのインタフェースである。通信部11は、ネットワークN1を経由して受信したデータを制御部12へ出力する。また、通信部11は、制御部12から入力されたデータをネットワークN1を通じて所定の装置へ送信する。
【0040】
制御部12は、通信部11を通じてユーザ端末3から乗車リクエストを受信した場合には、乗車予約受付の処理を行う。乗車リクエストとともに、例えば、乗車希望日時又は降車希望日時、乗車希望地点、及び、降車希望地点の情報も受信される。制御部12は、乗車予約受付処理において、例えば、配車するバスの決定、乗車希望日時又は降車希望日時、乗車希望地点、及び、降車希望地点に基づいて、乗車予定日時、降車予定日時、乗車地点、及び、降車地点を決定する。なお、配車するバスの決定、乗車地点、乗車予定日時、降車地点、及び、降車予定日時の決定方法は、既存の方法のいずれであってもよく、特定の方法に限定されない。
【0041】
乗車地点、乗車予定日時、降車地点、及び、降車予定日時が決定されると、乗車予約が成立する。乗車予約が成立すると、制御部12は、乗車リクエストの応答として、予約情報をユーザ端末3へ送信する。
【0042】
制御部12は、各乗車予約について、乗車地点の画像をユーザ端末3へ配信する処理を行う。乗車地点の画像をユーザ端末3へ配信する処理を、以下、乗車地点画像配信処理と称する。乗車地点の画像配信処理では、まず、乗車予定日時から所定時間前の時刻になった場合に、制御部12は、ドローンを飛行可能な条件である飛行条件が満たされているか否かを判定する。乗車地点の画像配信処理が開始される時刻が決定される所定時間は、例えば、予め固定値で設定されてもよいし、乗車地点とドローン2の位置との関係でその都度決定されてもよい。ドローン2の位置は、例えば、乗車地点に最も近くに存在するドローン2の位置が用いられてもよいし、ドローン2の基地の位置が用いられてもよい。
【0043】
ドローンの飛行条件は、例えば、夜間以外の時間帯であり、且つ、降雨でないことである。夜間の時間帯であるか否かは、例えば、予め設定された夜間の時間帯であるか否か、現在時刻が当日の日の入り時刻から次の日の出時刻に含まれているか否か、又は、乗車地点周辺の屋外の明るさが所定値未満か否かのいずれで判定されてもよい。また、降雨か否かは、例えば、雨雲レーダの情報、SNS(Social Network Service)等のビッグデータの降雨の実況情報等から判定されてもよい。日の入り時刻、日出時刻、及び、屋外の明るさ、雨雲レーダ等の情報は、例えば、気象情報を配信するサービスから取得されてもよい。SNS等のビッグデータは、例えば、ビッグデータの解析サービスから取得されてもよい。ただし、ドローンの飛行条件はこれに限定されず、例えば、風速が所定値未満であること等が含まれてもよい。
【0044】
ドローンの飛行条件が満たされている場合には、制御部12は、例えば、後述のドローン情報DB 16を参照して、派遣するドローン2を選択する。派遣するドローン2は、例えば、乗車地点の最も近くに存在するドローン2であってもよいし、又は、基地にいるドローン2のうちのいずれかランダムに選択されたドローン2でもよい。制御部12は、選択したドローン2に対して、乗車地点への移動と乗車地点の上空から乗車地点の画像の撮影との指示を通信部11を通じて送信する。その後、派遣したドローン2から撮像画像を通信部11を通じて受信すると、制御部12は、当該撮像画像をユーザ端末3へ送信する。その後、派遣したドローン2に対して、制御部12は、通信部11を通じて、所定の位置への移動を指示する。所定の位置は、例えば、ドローン2の基地、又は、他の撮影場
所(他の乗車予約の乗車位置)である。
【0045】
ドローンの飛行条件が満たされていない場合には、制御部12は、後述の車両撮影画像DB 15から、乗車地点を含む撮像画像のうち、最新の撮像画像を取得し、当該撮像画像を通信部11を通じてユーザ端末3へ送信する。
【0046】
ユーザ情報DB 13、予約情報DB 14、車両撮影画像DB 15、及び、ドローン情報DB 16は、補助記憶装置103の記憶領域に作成される。ユーザ情報DB 13は、ユーザに関する情報を保持する。ユーザに関する情報は、例えば、ユーザの識別情報、及び、ユーザの連絡先の情報等を含む。予約情報DB 14は、乗車予約に関する情報を保持する。車両撮影画像DB 15は、複数の車両の車載カメラによって撮影された撮像画像及び撮像画像に関連する情報が格納される。ドローン情報DB 16には、ドローンに関する情報が格納される。ドローンに関する情報には、例えば、ドローンの識別情報、ドローンの現在位置、及び、待機中か指示実行中かの状態を示す情報等が含まれる。なお、サーバ1の機能構成は、
図3に示されるものに限定されない。
【0047】
図4は、サーバ1の予約情報DB 14に保持される情報の一例である。予約情報DB
14には、乗車予約に関する情報が格納されている。予約情報DB 14に保持される1レコードは、1ユーザの1回の乗車の予約に関する情報である。予約情報DB 14のレコードは、乗車予約が成立した場合に、制御部12によって作成される。予約情報DB
14に保持されるレコードには、予約ID、ユーザID、バスID、乗車予定日時、乗車地点、降車予定日時、及び、降車地点のフィールドが含まれている。
【0048】
予約IDのフィールドには、乗車予約の識別情報が格納される。ユーザIDのフィールドには、乗車するユーザの識別情報が格納される。バスIDには、当該乗車予約で配車されるバスの識別情報が格納される。乗車予定日時、乗車地点、降車予定日時、及び、降車地点のフィールドには、それぞれ、予約成立時に確定した、乗車予定日時、乗車地点、降車予定日時、及び、降車地点の情報が格納される。乗車地点及び降車地点の情報として、例えば、緯度及び経度、住所、又は、ランドマーク名等が用いられてもよい。なお、予約情報DB 14に保持される情報は、
図4に示される情報に限定されない。
【0049】
図5は、サーバ1の車両撮影画像DB 15に保持される情報の一例である。車両撮影画像DB 15には、複数の車両の車載カメラの撮像画像と、撮像画像の関連情報が格納される。
図5には、撮像カメラの関連情報の一例が示されている。撮像カメラの関連情報には、画像ID、撮影日時、撮影位置、撮影方向、及び、該当する撮像画像の補助記憶装置103における格納アドレスが含まれる。撮影位置は、例えば、緯度及び経度、又は、住所等で示される。
【0050】
複数の車両からは、例えば、所定の周期で車載カメラの撮像画像がサーバ1へ送信される。例えば、車載カメラの撮像画像が送信される周期は、1秒から10秒の範囲で任意に設定される。車両には、例えば、無線通信可能なデータ通信装置が搭載されており、当該データ通信装置から車載カメラの撮像画像が送信される。車載カメラの撮像画像とともに、例えば、撮影日時、撮影位置、及び、撮影方向等の情報も送信される。制御部12は、車両から車載カメラの撮像画像を受信すると、当該撮像画像について関連情報を生成し、関連情報とともに車両撮影画像DB 15に保持する。
【0051】
車両撮影画像DB 15には、例えば、直近の所定期間に撮影された撮像画像が保持されており、それより以前の撮像画像は削除される。なお、車両撮影画像DB 15が保持する撮像画像が撮影された所定期間は、例えば、1日から1ヶ月の範囲で任意に設定される。
【0052】
制御部12は、車両撮影画像DB 15からユーザ端末3へ送信する撮像画像を取得する場合には、乗車地点を含む撮像画像のうち、最新の撮像画像を選択する。制御部12は、乗車地点を含む撮像画像として、例えば、乗車予約の乗車地点から所定の範囲に撮影位置が含まれており、且つ、撮影位置からの撮影方向に乗車地点が含まれている画像を抽出する。ただし、これに限定されず、乗車地点を含む撮像画像の抽出方法は、例えば、既知の方法のいずれであってもよい。
【0053】
なお、車両撮影画像DB 15は、サーバ1とは異なる装置が複数の車両から所定の周期で車載カメラの撮像画像を受信して蓄積したものを利用してもよい。なお、車両撮影画像DB 15に保持される撮像画像の関連情報は、
図5に示される例に限定されない。
【0054】
図6は、サーバ1の乗車位置の撮像画像配信処理のフローチャートの一例である。
図6に示される処理は、
図6に示される処理は、1つの未実行の乗車予約について、すなわち、予約情報DB 14の未実行の各レコードについて実行される。
図6に示される処理は、例えば、乗車予約が成立すると開始される。
図6に示される処理の実行主体は、例えば、サーバ1のCPU 101等のハードウェア構成要素であるが、便宜上、機能構成要素を主体として説明される。
【0055】
OP101では、制御部12は、乗車予定日時までの残り時間が閾値以下になったか否かを判定する。乗車予定日時は、予約情報DB 14から取得される。乗車予定日時までの残り時間が閾値以下になった場合には(OP101:YES)、処理がOP102へ進む。乗車予定日時までの残り時間が閾値よりも長い場合には(OP101:NO)、OP101の処理が繰り返される。
【0056】
OP102では、制御部12は、現在夜間の時間帯であるか否かを判定する。現在夜間の時間帯である場合には(OP102:YES)、ドローン2を飛行させることができないので、処理がOP107へ進む。現在夜間の時間帯以外の時間帯である場合には(OP102:NO)、処理がOP103へ進む。
【0057】
OP103では、制御部12は、現在降雨であるか否かを判定する。現在降雨である場合には、ドローン2を飛行させることができないので、処理がOP107へ進む。現在降雨でない場合には、処理がOP104へ進む。
【0058】
OP104では、制御部12は、ドローン情報DB 16を参照して、派遣するドローン2を選択する。OP105では、制御部12は、派遣するドローン2へ、乗車地点への移動と乗車地点の撮影とを指示する。これによって、選択されたドローン2が乗車地点へ飛行して移動し、乗車地点の上空から乗車地点を撮影し、撮像画像をサーバ1へ送信する。
【0059】
OP106では、制御部12は、サーバ1から撮像画像を受信したか否かを判定する。サーバ1から撮像画像が受信された場合には(OP106:YES)、処理がOP108へ進む。サーバ1から撮像画像が受信されない場合には(OP106:NO)、制御部12は、サーバ1から撮像画像が受信されるまで待機状態となる。
【0060】
OP107では、ドローン2を飛行させることができないので、制御部12は、車両撮影画像DB 15から、乗車地点を含む撮像画像のうち、最新の撮像画像を取得する。
【0061】
OP108では、ドローン2は、取得した乗車地点の撮像画像をユーザ端末3へ送信する。その後、
図6に示される処理が終了する。なお、乗車地点の撮像画像の配信処理は、
図6に示される処理に限定されない。例えば、乗車予定日時から所定時間(例えば、1分)前の時刻になってもサーバ1から撮像画像が受信されない場合には、制御部12はエラーを判定し、車両撮影画像DB 15からユーザ端末3へ送信する乗車地点の画像を選択してもよい。
【0062】
<第1実施形態の作用効果>
第1実施形態では、オンデマンドバスの乗車予約の乗車予定日時から所定時間前の時刻になると、ユーザ端末3へ、乗車地点の画像が送信される。ユーザ端末3のユーザは、乗車地点の画像を参照することで、迷うことなく乗車地点へたどり着くことができる。
【0063】
また、第1実施形態では、オンデマンドバスの乗車予約の乗車予定日時から所定時間前の時刻になると、ドローン2が乗車地点を撮影し、取得された撮像画像がユーザ端末3へ送信される。これによって、ユーザ端末3のユーザは、どのくらいの人が待っているか等の乗車する直前の乗車地点の様子を知ることができ、より確実に乗車地点へ辿り着ことができる。
【0064】
また、第1実施形態では、ドローン2が飛行可能でない場合には、車載カメラの撮像画像の中から、最新の乗車地点の画像がユーザ端末3へ送信される。これによって、ドローン2が飛行できない場合でも、比較的新しい乗車地点の撮像画像をユーザ端末3へ送信することができ、ユーザ端末3のユーザは比較的新しい乗車地点の様子を知ることができる。
【0065】
<その他の変形例>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
【0066】
第1実施形態では、オンデマンドバスシステム100において、乗車地点の撮像画像の配信処理が適用される例について説明された。ただし、乗車地点の撮像画像の配信処理は、オンデマンドバスへの適用に限定されず、例えば、ライドシェアサービス、タクシー、及び、配車サービス等の予約時に乗車地点が動的に設定される輸送サービスに適用可能である。
【0067】
第1実施形態では、ドローン2による撮像画像と車載カメラの撮像画像との両方が用いられるが、これに限定されず、いずれか一方のみを利用するシステムであってもよい。例えば、ドローン2による撮像画像のみを使用するシステムでは、サーバ1は、車両撮影画像DB 15を備えなくてもよく、ドローン2が飛行可能でない場合には、ユーザ端末3へは乗車地点の撮像画像が送信されなくてもよい。例えば、車載カメラの撮像画像のみを使用するシステムでは、ドローン2が飛行可能か否かの判定は実施されず、常時、車両撮影画像DB 15からユーザ端末3へ送信される撮像画像が選択される。
【0068】
また、乗車地点の撮像画像には、例えば、SNS等で公開されている、SNSのユーザが撮影した画像を用いてもよい。SNS等で公開されている撮像画像のうち、例えば、位置情報と撮影日時とが付随している画像であれば、利用可能である。このような撮像画像は、例えば、ビッグデータとして扱われており、ビッグデータを管理する組織から取得するようにしてもよい。
【0069】
ドローン2の撮像画像は、乗車地点の上空から撮影されることに限定されず、ドローン2が人間の目線付近の高さまで下りていって撮影した画像であってもよい。
【0070】
第1実施形態では、乗車予定日時から所定時間前になった場合に、乗車地点の撮像画像
の配信処理が実行される。ただし、これに限定されず、乗車地点の撮像画像は、例えば、乗車予約の成立時に実行されてもよい。乗車地点の撮像画像の配信処理の実行タイミングは、所定のタイミングに限定されない。
【0071】
本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
【0072】
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
【0073】
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
【符号の説明】
【0074】
1・・サーバ
2・・ドローン
3・・ユーザ端末
11・・通信部
12・・制御部
13・・ユーザ情報DB
14・・予約情報DB
15・・車両撮影画像DB
16・・ドローン情報DB
100・・オンデマンドバスシステム
101・・CPU
102・・メモリ
103・・補助記憶装置
104・・通信部