(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-16
(45)【発行日】2024-12-24
(54)【発明の名称】毛髪用化粧料
(51)【国際特許分類】
A61K 8/898 20060101AFI20241217BHJP
A61K 8/891 20060101ALI20241217BHJP
A61Q 5/12 20060101ALI20241217BHJP
【FI】
A61K8/898
A61K8/891
A61Q5/12
(21)【出願番号】P 2021014752
(22)【出願日】2021-02-02
【審査請求日】2023-11-24
(73)【特許権者】
【識別番号】502439647
【氏名又は名称】株式会社ダリヤ
(72)【発明者】
【氏名】入合 健仁
【審査官】中野 孝一
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-210686(JP,A)
【文献】特開2005-60271(JP,A)
【文献】特開2014-43419(JP,A)
【文献】特開2003-342134(JP,A)
【文献】米国特許第9693948(US,B1)
【文献】Arlasilk PLN(アラシルク PLN)ダメージヘア向け、親水基を持つ脂質変性のシリコーン,2010年04月01日,[online],[2024年11月21日検索]、インターネット<URL:https://www.matsumoto-trd.com/wp-content/uploads/2023/07/n19-5.pdf>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K8/00-8/99
A61Q1/00-90/00
Mintel GNPD
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)~(C)を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比(A)/(B)が0.1~25であることを特徴とする、洗い流して使用する毛髪用化粧料。
成分(A)重合度が1,200~1,800であるジメチルポリシロキサン
成分(B)リノールアミドプロピルPG-ジモニウムクロリドリン酸ジメチコン
成分(C)重合度が80~800であるジメチルポリシロキサン
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水切り時のリッチ感、仕上がりのしっとり感、まとまり感およびさらさら感がある、洗い流して使用する毛髪用化粧料に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年のファッション意識の高まりから、毛髪の見た目を変化させる手法として、ヘアカラー、パーマ、ヘアアイロン、ホットカーラー等が広く普及している。これらの手法は毛髪を魅力的に見せるが、ヘアカラーやパーマの施術に伴う、酸やアルカリによる毛髪のpH変化や、ヘアアイロンやホットカーラーの使用に伴う、高温処理による毛髪のタンパク質変性や物理的な毛髪への負荷等によって、毛髪にダメージを与える原因となる。毛髪のダメージは、パサつき、まとまりのなさ、引っ掛かり等のトラブルを起こし、毛髪の見た目の魅力を低下させるものである。そのため、使用者の毛髪ダメージに対するケア意識が高まっており、市場ではそのケア意識に応えるべく、ヘアケアを目的とした様々な種類の毛髪用化粧料が開発されている。
【0003】
毛髪ダメージに対するケア意識が高い使用者は、毛髪ダメージをより早く効率的にケアしたい願望から一度に大量の毛髪用化粧料を使用する傾向がある。一般的に毛髪用化粧料は、塗布後に洗い流して使用するインバスタイプと、塗布後に洗い流さずに使用するアウトバスタイプに大別される。特に、インバスタイプの毛髪用化粧料は、塗布後に洗い流して使用するため、アウトバスタイプの毛髪用化粧料と比べて、毛髪への塗布量を気にせずに使用することができ、また、毛髪用化粧料の周囲への飛び散りを気にせずに使用できるメリットがあるため、毛髪ダメージの対策として広く使用されている。
【0004】
インバスタイプの毛髪用化粧料を使用する場合、使用者は毛髪用化粧料を毛髪に塗布後、洗い流して乾燥させる前までの、濡れた毛髪の感触や、毛髪を乾燥させた後の仕上がりの感触で、毛髪ダメージのケアを実感する。
【0005】
仕上がりに毛髪のまとまり感を得る技術としては、リン酸基を含有するシリコーン化合物とアミノ変性シリコーン化合物を併用する毛髪用化粧料が開示されている(特許文献1)。また、洗い流し時のなめらかさや仕上がりのしっとり感を得る技術としては、アニオン性置換基で変性されたシリコーンが脱プロトンして生成したカウンターアニオンを有するカチオン性界面活性剤を含有する毛髪用化粧料が開示されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2016-210686号公報
【文献】特開2012-36165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1や特許文献2では、洗い流し時や仕上がりの感触の良さについて検討されているが、毛髪用化粧料の使用感を評価するに当たり重要な要素の1つである、洗い流した後の毛髪の水を切る時の感触の良さは十分に検討されていない。具体的には、毛髪用化粧料を毛髪から洗い流した後、濡れた毛髪を掌で握って滴る水を切る時に実感する、毛髪の柔らかさ、厚み、油性感、被膜感等を総合した満足感(以下、リッチ感という)について検討されていない。このため、濡れた毛髪の水を切る時の感触の良さと仕上がりの感触の良さを両立することについて検討の余地がある。
【0008】
従って、本発明の課題は、水切り時のリッチ感、仕上がりのしっとり感、まとまり感およびさらさら感がある、洗い流して使用する毛髪用化粧料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、成分(A)重合度が1,200~1,800であるジメチルポリシロキサン、成分(B)リノールアミドプロピルPG-ジモニウムクロリドリン酸ジメチコン、および成分(C)重合度が80~800であるジメチルポリシロキサンを含有し、成分(A)と成分(B)の質量比(A)/(B)(以下、(A)/(B)という)が0.1~25である毛髪用化粧料を提供することによって、本発明に至った。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、水切り時のリッチ感、仕上がりのしっとり感、まとまり感およびさらさら感がある、洗い流して使用する毛髪用化粧料を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を詳細に説明する。なお、含有量を示す単位は、特に明記しない限り全て質量%である。
【0012】
本発明は、次の成分(A)~(C)を含有し、(A)/(B)が0.1~25であることを特徴とする、洗い流して使用する毛髪用化粧料である。
成分(A)重合度が1,200~1,800であるジメチルポリシロキサン
成分(B)リノールアミドプロピルPG-ジモニウムクロリドリン酸ジメチコン
成分(C)重合度が80~800であるジメチルポリシロキサン
【0013】
本発明における毛髪用化粧料は、仕上がりのしっとり感の観点から、成分(A)重合度が1,200~1,800であるジメチルポリシロキサン(以下、成分(A)という)を含有する。
【0014】
本発明に用いる成分(A)は、ジメチルシロキサン部の重合度が1,200~1,800である、ジメチルポリシロキサンである。
【0015】
本発明に用いる成分(A)の含有量は、特に限定されないが、仕上がりのしっとり感の観点から、0.01~2.5%が好ましく、0.05~2.5%がより好ましく、0.1~2.5%がさらに好ましい。成分(A)の含有量が0.01%未満の場合、仕上がりのしっとり感を得られない恐れがあり、成分(A)の含有量が2.5%を超えた場合、それ以上は仕上がりのしっとり感を得られない恐れがある。
【0016】
本発明における重合度とは、ポリマーであるジメチルポリシロキサンを構成するモノマーである、ジメチルシロキサンのモノマー単位数である。
【0017】
本発明に用いる成分(A)のうち、重合度が1,200の市販品としては、例えば、KF-96H-5万cs(信越化学工業社製)が挙げられ、重合度が1,500の市販品としては、例えば、KF-96H-10万cs(信越化学工業社製)が挙げられ、重合度が1,800の市販品としては、例えば、KF-96H-50万cs(信越化学工業社製)が挙げられる。これらは1種以上を選択して含有してもよい。
【0018】
本発明に用いる成分(A)の重合度は、仕上がりのしっとり感の観点から、1,200~1,800が好ましく、1,500~1,800がより好ましい。成分(A)の重合度が1,200未満または1,800を超えた場合、仕上がりのしっとり感を得られない。
【0019】
本発明における毛髪用化粧料は、仕上がりのまとまり感の観点から、成分(B)リノールアミドプロピルPG-ジモニウムクロリドリン酸ジメチコン(以下、成分(B)という)を含有する。
【0020】
本発明に用いる成分(B)の市販品としては、例えば、Arlasilk PLN-LQ-(AP)(CRODA社製)が挙げられる。
【0021】
本発明に用いる成分(B)の含有量は、特に限定されないが、仕上がりのまとまり感の観点から、0.02~5%が好ましく、0.025~1%がより好ましく、0.05~0.5%がさらに好ましい。成分(B)の含有量が0.02%未満または5%を超えた場合、仕上がりのまとまり感を得られない恐れがある。
【0022】
本発明における(A)/(B)は、水切り時のリッチ感の観点から、0.1~25が好ましく、0.5~20がより好ましく、1~10がさらに好ましい。(A)/(B)が0.1未満または25を超えた場合、水切り時のリッチ感を得られない。
【0023】
本発明における毛髪用化粧料は、仕上がりのさらさら感の観点から、成分(C)重合度が80~800であるジメチルポリシロキサン(以下、成分(C)という)を含有する。
【0024】
本発明に用いる成分(C)は、ジメチルシロキサン部の重合度が80~800である、ジメチルポリシロキサンである。
【0025】
本発明に用いる成分(C)の含有量は、特に限定されないが、仕上がりのさらさら感の観点から、0.1~3%が好ましく、0.3~3%がより好ましく、0.5~3%がさらに好ましい。成分(C)の含有量が0.1%未満の場合、仕上がりのさらさら感を得られない恐れがあり、成分(C)の含有量が3%を超えた場合、それ以上は仕上がりのさらさら感を得られない恐れがある。
【0026】
本発明に用いる成分(C)のうち、重合度が80の市販品としては、例えば、KF-96A-100cs(信越化学工業社製)が挙げられ、重合度が150の市販品としては、例えば、KF-96A-200cs(信越化学工業社製)が挙げられ、重合度が200の市販品としては、例えば、KF-96A-350cs(信越化学工業社製)が挙げられ、重合度が350の市販品としては、例えば、KF-96-1,000cs(信越化学工業社製)が挙げられ、重合度が550の市販品としては、例えば、KF-96-3,000cs(信越化学工業社製)が挙げられ、重合度が700の市販品としては、例えば、KF-96H-6,000cs(信越化学工業社製)が挙げられ、重合度が800の市販品としては、例えば、KF-96H-1万cs(信越化学工業社製)が挙げられる。これらは1種以上を選択して含有してもよい。
【0027】
本発明に用いる成分(C)の重合度は、仕上がりのさらさら感の観点から、80~800が好ましく、150~700がより好ましく、200~550がさらに好ましい。成分(C)の重合度が80未満または800を超えた場合、仕上がりのさらさら感を得られない。
【0028】
本発明における毛髪用化粧料の剤形は、特に限定されないが、毛髪への塗布のしやすさの観点から、クリーム、乳液または液体などが好ましい。中でも、経時安定性の観点から、クリームまたは乳液がより好ましく、クリームがさらに好ましい。
【0029】
本発明における毛髪用化粧料の粘度は、特に限定されないが、経時安定性の観点から、20℃条件下で3,000mPa・s以上であることが好ましい。
【0030】
本発明における粘度は、常法により調製した毛髪用化粧料をサンプル瓶(食品140:第一硝子社製)に120g充填し、20℃で24時間静置した後に、ヘリカルスタンド付B型粘度計(モデル:デジタル粘度計TVB-10M、東機産業社製)により、M4号ローターを用いて60rpmで1分間回転させて測定したものである。
【0031】
本発明における毛髪用化粧料のpHは、特に限定されないが、経時安定性の観点から、20℃条件下で3.0~8.0であることが好ましい。
【0032】
本発明におけるpHは、常法により調製した毛髪用化粧料をサンプル瓶(食品140:第一硝子社製)に120g充填し、20℃で24時間静置した後に、ガラス電極式水素イオン濃度指示計(F-71、堀場製作所社製)を用いて原液のpHを測定したものである。
【0033】
本発明における毛髪用化粧料を充填する容器またはフィルムは、特に限定されないが、毛髪用化粧料がクリーム、乳液または液体であることから、ジャー容器、チューブ容器、ポンプ容器またはパウチフィルムが好ましい。
【0034】
本発明における毛髪用化粧料は、前記必須成分(A)~(C)の他に、本発明の効果を損なわない範囲で、成分(A)~(C)以外の油剤、高級アルコール、脂肪酸、界面活性剤、pH調整剤、増粘剤、溶剤、保湿剤、ビタミン類、防腐剤、抗炎症剤、抗菌剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、キレート剤、抽出液、精油、発酵液、湿潤剤、着色剤および香料などを含有することができる。これらは1種以上を選択して含有してもよい。
【実施例】
【0035】
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、これらは本発明を何ら限定するものではない。本明細書に示す評価試験において、毛髪用化粧料に含まれる成分およびその含有量を種々変更しながら実施した。各成分の含有量を示す単位は全て質量%であり、これを常法にて調製した。
【0036】
(評価方法)
パネラー10名が、評価用ウィッグ(人毛黒髪100%、クィーン・カットNo775N、ビューラックス社製)を40℃の流水で1分間すすいだ後、常法により調製した下記毛髪洗浄料組成物を10g塗布し、泡立たせて洗浄した後に、手ぐしを通しながらすすぎ残し感がなくなるまで40℃の流水で十分に洗い流し、濡れた毛髪を掌で握って、滴る水を切った。そして、実施例および比較例で得られた各毛髪用化粧料20gを評価用ウィッグに均一に塗布し、手ぐしを通しながらすすぎ残し感がなくなるまで40℃の流水で十分に洗い流した後、濡れた毛髪を掌で握って、滴る水を切った時の、毛髪の柔らかさ、厚み、油性感、被膜感等を総合した満足感(水切り時のリッチ感)を評価した。さらに、タオルドライを行い、ドライヤーにて乾燥させた後に、仕上がりのしっとり感、まとまり感およびさらさら感を評価した。
【0037】
毛髪洗浄料組成物
成 分 含有量(質量%)
ポリオキシエチレンアルキル(12,13)
エーテル硫酸ナトリウム(3E.O.) 6.0
ラウロイルメチル-β-アラニンナトリウム 3.0
ラウリン酸アミドプロピルベタイン 6.0
クエン酸 pH5.8に調整
精製水 残分
合 計 100.0
pH(20℃) 5.8
【0038】
各パネラーが項目毎に5点(非常に良好)、4点(より良好)、3点(良好)、2点(不良)、1点(非常に不良)の5段階で評価して全員の平均点を算出した後、下記判定基準に従って判定した。
【0039】
(平均点の判定基準)
4.0点以上 : 5
3.5点以上4.0点未満 : 4
3.0点以上3.5点未満 : 3
2.0点以上3.0点未満 : 2
2.0点未満 : 1
【0040】
(第1評価試験)
第1評価試験において、常法にて調製された毛髪用化粧料の、成分(A)の含有量%、種類および(A)/(B)に関して毛髪用化粧料を評価した。表1に、毛髪用化粧料の成分とその含有量、および評価結果を示す。
【0041】
【0042】
表1に示す実施例1~9より、水切り時のリッチ感、仕上がりのしっとり感、まとまり感およびさらさら感に関して、良好な結果を得た。
【0043】
(第2評価試験)
第2評価試験において、常法にて調製された毛髪用化粧料の、成分(B)の含有量%および(A)/(B)に関して毛髪用化粧料を評価した。表2に、毛髪用化粧料の成分とその含有量、および評価結果を示す。
【0044】
【0045】
表2に示す実施例10~15より、水切り時のリッチ感、仕上がりのしっとり感、まとまり感およびさらさら感に関して、良好な結果を得た。
【0046】
(第3評価試験)
第3評価試験において、常法にて調製された毛髪用化粧料の、成分(C)の含有量%および種類に関して毛髪用化粧料を評価した。表3に、毛髪用化粧料の成分とその含有量、および評価結果を示す。
【0047】
【0048】
表3に示す実施例16~25より、水切り時のリッチ感、仕上がりのしっとり感、まとまり感およびさらさら感に関して、良好な結果を得た。
【0049】
以下に、常法にて調製された毛髪用化粧料の実施例26を記載する。
【0050】
実施例26により得られた毛髪用化粧料は、水切り時のリッチ感、仕上がりのしっとり感、まとまり感およびさらさら感に関して、良好な結果を得た。
【0051】
実施例26
成 分 含有量(%)
(A)ジメチルポリシロキサン(重合度1,500)※22 0.5
(B)リノールアミドプロピル
PG-ジモニウムクロリドリン酸ジメチコン※23 0.1
(C)ジメチルポリシロキサン(重合度550)※24 0.5
(C)ジメチルポリシロキサン(重合度800)※25 0.5
ジメチルポリシロキサン(重合度15)※26 2.0
ミリスチルアルコール 3.8
セタノール 2.8
ステアリルアルコール 0.1
ステアルトリモニウムクロリド 3.0
ベヘントリモニウムクロリド 0.2
アミノプロピルジメチコン 0.2
グリセリン 2.0
1,3-ブチレングリコール 4.5
エタノール 1.5
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.1
モモ核油 0.1
モモ果実エキス 0.1
モモ葉エキス 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
紅茶エキス 0.1
クエン酸 pH4.5に調整
クエン酸ナトリウム 0.1
エデト酸二ナトリウム 0.1
メチルパラベン 0.2
香料 1.0
精製水 残分
合 計 100.0
粘度(20℃) 4,000mPa・s
pH(20℃) 4.5
※22 KF-96H-10万cs(信越化学工業社製)
※23 Arlasilk PLN-LQ-(AP)(CRODA社製)
※24 KF-96-3,000cs(信越化学工業社製)
※25 KF-96H-1万cs(信越化学工業社製)
※26 KF-96A-10cs(信越化学工業社製)
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、水切り時のリッチ感、仕上がりのしっとり感、まとまり感およびさらさら感がある、洗い流して使用する毛髪用化粧料を提供できる。