(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-16
(45)【発行日】2024-12-24
(54)【発明の名称】洗濯処理組成物の供給システム
(51)【国際特許分類】
D06F 33/37 20200101AFI20241217BHJP
【FI】
D06F33/37
(21)【出願番号】P 2023527325
(86)(22)【出願日】2022-05-23
(86)【国際出願番号】 US2022030469
(87)【国際公開番号】W WO2022251087
(87)【国際公開日】2022-12-01
【審査請求日】2023-05-08
(32)【優先日】2021-05-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】590005058
【氏名又は名称】ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー
【氏名又は名称原語表記】THE PROCTER & GAMBLE COMPANY
【住所又は居所原語表記】One Procter & Gamble Plaza, Cincinnati, OH 45202,United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100221729
【氏名又は名称】中尾 圭介
(72)【発明者】
【氏名】ドイル、マイケル・ジョセフ・デンプシー
(72)【発明者】
【氏名】カラッチ、デイヴィッド・ジョセフ
(72)【発明者】
【氏名】アンダーソン、ジェフリー・デイヴィッド
【審査官】村山 達也
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第06434772(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2004/0098811(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第111809351(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0139328(US,A1)
【文献】国際公開第2019/049552(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2009/0095027(US,A1)
【文献】特開2020-121493(JP,A)
【文献】特開2017-197197(JP,A)
【文献】特開平07-333808(JP,A)
【文献】特開昭51-118880(JP,A)
【文献】特開2020-142772(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 33/37
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の供給容器(30)と、
前記第1の供給容器と動作可能に係合される第1の供給容器レベルセンサ(60、60a)と、
前記第1の供給容器の下流にあり、主供給導管(70)と流体連通する第1の供給導管(90)と、
第2の供給容器(40)と、
前記第2の供給容器の下流にあり、前記主供給導管と流体連通する第2の供給導管(100)と、
1つ又は複数の自動遮断弁(110)であって、前記第1の供給導管及び前記第2の供給導管が、前記1つ又は複数の自動遮断弁と流体連通する、1つ又は複数の自動遮断弁(110)と、
前記第1の供給導管及び前記第2の供給導管の一方又は両方と流体連通する1つ又は複数のポンプ(120)と、
前記第1の供給容器レベルセンサ及び前記1つ又は複数の遮断弁と通信可能に接続されるコントローラシステムであって、前記コントローラシステムが、前記第1の供給容器レベルセンサから低液体レベル信号を受信した後、前記第1の供給導管から前記主供給導管への流れを遮断するように、前記1つ又は複数の自動遮断弁に信号を送り、前記1つ又は複数の自動遮断弁を開放して、前記第2の供給導管から前記主供給導管への流れを開通するように構成される、コントローラシステムと、
複数の洗濯機(20)であって、各前記洗濯機が、前記主供給導管と流体連通する、複数の洗濯機(20)と
を備え、
前記第1の供給容器レベルセンサが、フロートスイッチ、液圧トランスデューサ、ロードセル、レーダーセンサ、超音波センサ、静電容量センサ、抵抗センサ、及び光学センサから選択されるデバイスである、洗濯処理組成物供給システム(10)。
【請求項2】
前記第1の供給導管及び前記第2の供給導管の両方が、同じ遮断弁と流体連通し、
前記遮断弁が、前記第1の供給導管から前記主供給導管へ開放し、前記第2の供給導管から前記主供給導管を閉鎖する第1の弁位置と、前記第1の供給導管から前記主供給導管を閉鎖し、前記第2の供給導管から前記主供給導管へ開放する第2の位置と、を有する三方遮断弁である、請求項1に記載の洗濯処理組成物供給システム。
【請求項3】
前記ポンプが、前記主供給導管と直列である、請求項1又は2に記載の洗濯処理組成物供給システム。
【請求項4】
前記洗濯処理組成物供給システムが、前記第2の供給容器と動作可能に係合され、前記コントローラシステムと通信可能に接続される第2の供給容器レベルセンサを更に備える、請求項1に記載の洗濯処理組成物供給システム。
【請求項5】
前記第1の供給容器レベルセンサがフロートスイッチである、請求項1に記載の洗濯処理組成物供給システム。
【請求項6】
前記第1の供給容器及び前記第2の供給容器の各々が、上部栓口を備え、前記第1の供給導管が、前記第1の供給容器の前記上部栓口を通して挿入され、前記第2の供給導管が、前記第2の供給容器の前記上部栓口を通して挿入される、請求項1に記載の洗濯処理組成物供給システム。
【請求項7】
請求項1に記載の洗濯処理組成物供給システムを動作させる方法であって、
第1の洗濯処理組成物(50a)を、前記第1の供給容器内から前記洗濯機に搬送するステップと、
前記コントローラシステムにおいて、前記第1の供給容器レベルセンサから低液体レベル信号を受信するステップと、
前記第1の供給容器レベルセンサからの前記低液体レベル信号に応答して、遮断信号を前記コントローラシステムから前記1つ又は複数の遮断弁に送信し、前記第1の供給導管から前記主供給導管への流れを遮断するステップと、
前記コントローラシステムから前記1つ又は複数の遮断弁に開放信号を送信し、前記コントローラシステムからの前記開放信号に応答して、前記第2の供給導管から前記主供給導管への前記流れを開放するステップと、
第2の洗濯処理組成物を前記第2の供給容器内から前記洗濯機に搬送するステップと
を含む、方法。
【請求項8】
前記第1の供給容器を閉鎖状態で受け取るステップと、
前記第2の供給容器を閉鎖状態で受け取るステップと、
前記第1の供給容器を開放し、前記第1の供給導管を前記第1の洗濯処理組成物と流体連通させるステップと、
前記第2の供給容器を開放し、前記第2の供給導管を前記第2の洗濯処理組成物と流体連通させるステップと
を更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の供給容器レベルセンサからの前
記低液体レベル信号に応答して、人間が知覚可能な警報を生成するステップと、
前記洗濯処理組成物供給システムから前記第1の供給容器を取り外すステップと、
閉鎖状態の交換供給容器(140)を取得するステップと、
交換洗濯処理組成物(50c)を収容する前記交換供給容器を開放するステップと、
前記第1の供給導管を前記交換洗濯処理組成物と流体連通させるステップと
を更に含む、請求項7又は8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の供給容器レベルセンサを前記交換供給容器と係合させるステップを更に含む、請求項9に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
洗濯処理組成物を複数の洗濯機に供給する供給システム。
【背景技術】
【0002】
販売業者が複数の洗濯機にサービスを提供することを望む様々な状況がある。例えば、コインランドリー、集合住宅、商業洗濯などは、単一の場所に複数の洗濯機がある。複数の洗濯機は、1つ又は複数の洗濯処理組成物のための供給システムと一体化され得る。洗濯機は、コイン、トークン、キーカード、有線コントローラシステム、無線コントローラシステム、オペレータを介した手動などによって起動され得る。
【0003】
洗濯機が供給システムと一体化されているとき、システムは、使用者が洗濯処理組成物を必要とするときに利用可能であることを確実にするため、監視されている必要がある。供給システム内に貯蔵された洗濯処理組成物が、ほとんど消耗したか、又は消耗したとき、洗濯処理組成物を補充するための措置を取る必要がある。通常、洗濯処理組成物の適切な供給が予想される需要を満たして利用可能であることを確実にするため、管理者は、供給システムを定期的にチェックする必要がある。適切な供給が利用可能でない場合、管理者又は他の誰かは、統合供給システムのために追加の洗濯処理組成物を提供する措置を講じる必要がある。
【0004】
複数の洗濯機が設置された場所に、作業のための管理者を設けることは、費用がかかる可能性がある。人件費は、コインランドリーを、又は集合住宅若しくは商業洗濯施設のために機能する洗濯施設を、運営する総費用の大部分であり得る。管理者によって実行されるタスクが複雑になればなるほど、又は管理者がコインランドリー若しくは集合住宅の現場に駐在する必要がある時間が長くなればなるほど、タスクを実施し得る管理者を見つけるためのコストが大きくなる。統合供給システムに追加の洗濯処理組成物を再供給することは、通常の顧客サービス従業員を超える技能を必要とし得る複雑なタスクであり得る。したがって、統合された洗濯処理組成物供給システムに対応し、再供給することは費用がかかる場合がある。システムが定期的なスケジュールで再供給される場合、次のスケジュールされた再供給の前にシステムが消耗する可能性、又は再供給訪問を行うときに洗濯処理組成物が残っている可能性がある。オペレータはまた、廃棄物を最小限にするために、すべての容器が所望のレベルまで消耗されることを好む。人員配置レベルが低い、又は存在しない場合、追加の洗濯処理組成物を再供給する利用可能な人がいないので、その場所でのサービスが中断される可能性がある。
【0005】
洗濯機の使用者は、洗濯機の運転費用を支払っている。したがって、使用者は、複数の洗濯機への洗濯処理組成物について、統合供給システムを有する現場の動作効率に関してなされる何らかの進歩から利益を得る立場にある。
【0006】
洗濯処理組成物の統合供給システムに関する1つの手法は、再供給訪問間にタンクが空になる可能性が低くなるように、十分な体積の洗濯処理組成物を貯蔵するプロセスタンクを使用することである。再供給訪問中に、技術者は、洗濯処理組成物でタンクを再充填し得る。この手法に伴う問題は、タンクを空にして洗浄しない限り、持ち越した洗濯処理組成物が生物学的増殖によって汚染されるか、又は持ち越した組成物中の活性物質が分解する実質的な可能性があり、その両方が、結果として使用者を不満足にし得ることである。タンクを空にして洗浄することは、余分な時間を必要とし、洗濯処理組成物の一部を浪費し、結果として組成物の管理された処分の必要性をもたらし得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
これらの制限を考慮すると、システムの世話の必要性を低減し、予定された又は要請された訪問の前に供給システムが消耗する可能性を制限し、低使用期間中の洗濯処理組成物の浪費を低減し、洗濯処理組成物の汚れ及び劣化の可能性を低減する、1つ又は複数の洗濯処理組成物のための供給システムと一体化された一連の洗濯機の動作を改善するシステム及び方法に対する未解決のニーズが継続している。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の供給容器と、当該第1の供給容器と動作可能に係合される第1の供給容器レベルセンサと、当該第1の供給容器の下流にあり、主供給導管と流体連通する第1の供給導管と、第2の供給容器と、当該第2の供給容器の下流にあり、当該主供給導管と流体連通する第2の供給導管と、1つ又は複数の自動遮断弁であって、当該第1の供給導管及び当該第2の供給導管が、当該1つ又は複数の自動遮断弁と流体連通する、1つ又は複数の自動遮断弁と、当該第1の供給導管及び当該第2の供給導管の一方又は両方と流体連通する1つ又は複数のポンプと、当該第1の供給容器レベルセンサ及び当該1つ又は複数の遮断弁と通信可能に接続されるコントローラシステムであって、当該コントローラシステムが、当該第1の供給容器レベルセンサから低液体レベル信号を受信した後、当該第1の供給導管から当該主供給導管への流れを遮断するように、当該1つ又は複数の自動遮断弁に信号を送り、当該1つ又は複数の自動遮断弁を開放して、当該第2の供給導管から当該主供給導管への流れを開通するように構成される、コントローラシステムと、複数の洗濯機であって、各当該洗濯機が、当該主供給導管と流体連通する、複数の洗濯機と、を備える、洗濯処理組成物供給システム。
【0009】
前の段落に記載の洗濯処理組成物供給システムを動作させる方法であって、第1の洗濯処理組成物を、当該第1の供給容器内から当該洗濯機に搬送するステップと、当該コントローラシステムにおいて、当該第1の供給容器レベルセンサから低液体レベル信号を受信するステップと、当該第1の供給容器レベルセンサからの当該低液体レベル信号に応答して、遮断信号を当該コントローラシステムから当該1つ又は複数の遮断弁に送信し、当該第1の供給導管から当該主供給導管への流れを遮断するステップと、当該コントローラシステムから当該1つ又は複数の遮断弁に開放信号を送信し、当該コントローラシステムからの当該開放信号に応答して、当該第2の供給導管から当該主供給導管への当該流れを開放するステップと、第2の洗濯処理組成物を当該第2の供給容器内から当該洗濯機に搬送するステップと、を含む、方法。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図3】第1の供給容器、第2の供給容器、及び交換供給容器の例である供給容器の図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
洗濯処理組成物供給システム10を
図1に示している。システム10は、コインランドリー環境に設置され得る。任意選択で、システム10は、集合住宅又は商業洗濯作業のために機能する洗濯室に設置され得る。システム10は、複数の洗濯機洗濯処理組成物供給システム10であってもよい。システム10は、複数の洗濯機20の使用者が、洗濯機20の典型的な顧客又は家庭での使用を超えて、システムに関連する付属品にアクセスできないように、コインランドリー又は洗濯室の安全な領域に設置され得る。
【0012】
システム10は、第1の供給容器30と、第2の供給容器40と、を備え得る。第1の供給容器30及び第2の供給容器40は、第1の供給容器30に対して洗濯処理組成物50、50a、及び第2の供給容器40に対して洗濯処理組成物50bを収容し得る。システム10は、第1の供給容器30と動作可能に係合される第1の供給容器レベルセンサ60、60aを更に備え得る。システム10の動作中、第1の供給容器30及び第2の供給容器40のうちの一方からの洗濯処理組成物50は、洗濯機20に向かって下流に送出される。洗濯処理組成物50は、第1の供給容器30内から第1の供給導管90内に流れ得る。同様に、洗濯処理組成物50は、第2の供給容器40内から第2の供給導管100内に流れ得る。
【0013】
消耗棒が、それぞれの供給導管の一部として使用され、内容物を供給容器内、例えば第1の供給容器30及び第2の供給容器40内から下流に輸送し得る。各供給導管は、供給容器が交換されるときに、それぞれの供給導管がその呼び水を失うか、又は交換中にこぼれること、を防止するために役立つ逆止弁を備え得る。
【0014】
洗濯処理組成物50の流れの方向は、第1の供給容器30及び第2の供給容器40のうちの1つから洗濯機20に向かう下流で、洗濯機20への方向である。洗濯処理組成物50は、主供給導管70を通して洗濯機20に提供され得る。主供給導管70を、各洗濯機20の洗濯処理組成物入口ポート80に接続し得る。各洗濯機20は、所望の量の洗濯処理組成物50を、所望の時間、洗濯機20のタブに制御可能に投与する、制御装置及び付属装置を有し得る。各洗濯機20は、フレーム22と、キャビネットフレーム内に収容されるタブ23と、タブ23内の回転可能ドラム24と、回転可能ドラム24へのアクセスを提供するドア26と、タブ23と流体連通する入口ポート80と、を備え得る。
【0015】
第1の供給容器30及び第2の供給容器40は、フレーム22の外部にあってもよい。第1の供給容器30及び第2の供給容器40は、フレーム22から、又はフレーム内の洗濯機20の部品のいずれかから、約1メートル以上離れていてもよい。
【0016】
洗濯機20は、ELECTROLUX 6000業務用洗濯機であってもよい。洗濯機20は、ソフトウェアと、コントローラシステム130と通信し得る、あるいは1つ若しくは複数のポンプ120及び/又は遮断弁110と直接通信し得るコントローラと、を備え得る。
【0017】
システム10は、第1の供給容器30の下流に第1の供給導管90を含み得る。第1の供給導管90は、主供給導管70と流体連通し得る。洗濯処理組成物50は、第1の供給容器30から下流に第1の供給導管90を通り、更に下流に主供給導管70に、最終的には、洗濯機20に輸送され得る。
【0018】
システム10は、主供給導管70と流体連通する第2の供給容器40の下流に第2の供給導管100を更に備え得る。洗濯処理組成物50は、第2の供給容器40から下流に、第2の供給導管100を通って、更に下流に、主供給導管70に、最終的に洗濯機90に輸送され得る。
【0019】
システム10は、1つ又は複数の自動遮断弁110を備え得る。第1の供給導管90及び第2の供給導管100は、1つ又は複数の自動遮断弁110と流体連通し得る。1つ又は複数の遮断弁110は、第1の供給容器30及び第2の供給容器40のどちらから、洗濯処理組成物50をポンプ輸送するのかを制御し得る。第1の供給導管90及び第2の供給導管100の各々は、遮断弁110を有し、遮断弁110は、遮断弁110が直列している供給導管からの流れを開通又は遮断し得る。遮断弁110は、開位置及び閉位置を有する二方弁であり得る。
【0020】
第1の供給導管90及び第2の供給導管100は、両方とも単一の遮断弁110に接続され得る。この単一の遮断弁110は、第1の供給導管90からの流れを開通又は遮断し、第2の供給導管100からの流れを開通又は遮断し、動作中、流れが一方の供給導管のみから生じ、他方からは生じないように構成され得る。このような構成には、三方遮断弁110を設けてもよい。
【0021】
第1の供給導管90、第2の供給導管90、及び主供給導管70は、金属又はプラスチックの配管であってもよい。配管は、約0.5cm~約10cmの内径であってもよい。
【0022】
システム10は、第1の供給導管90及び第2の供給導管100の一方又は両方と流体連通する1つ又は複数のポンプ120を更に備え得る。1つ又は複数のポンプ120は、駆動エネルギーを提供して、洗濯処理組成物50を、第1の供給容器30及び第2の供給容器40のうちの1つから、それぞれの供給導管に輸送し得る。1つ又は複数のポンプ120はまた、洗濯処理組成物50を、主供給導管70内に、及び主供給導管70を通して、各洗濯機20の入口ポート80に輸送する駆動エネルギーを提供し得る。1つ又は複数のポンプ120は、主供給導管70と直列の単一のポンプ120であってもよい。任意選択で、第1の供給導管90及び第2の供給導管100の各々は、洗濯処理組成物を主供給導管70にポンプ輸送するために、それぞれの供給導管と直列のポンプ120を備えてもよい。
【0023】
ポンプ120は、米国オハイオ州シンシナティのHydro Systemsから入手可能なHYDSPD0026、8P、10WE、1CH、241、NEU、Vポンプであってもよい。ポンプ120は、米国オハイオ州シンシナティのHydro Systemsによって販売されているDOSITEC MULTITEC 10ポンプであってもよい。ポンプは、プログラマ論理コントローラによって制御されるマルチ・ソレノイド・ポンプであってもよい。複数の化学物質、例えば2~10個の化学物質が、システム10に供給されても、システム10の一部であってもよく、水は、任意の1つ又は複数の化学物質の一部を含んでもよい。洗濯機20は、特定の時間に特定量の化学物質を要求し得る。マルチ・ソレノイド・ポンプ・ブロックは、開放して、要求された化学物質を、ポンプが引き出すことを可能にし得る。ポンプは、電気ダイヤフラムポンプ又は空気ポンプであってもよい。ポンプ120のすぐ下流に流量計があってもよい。化学物質を、別のソレノイドブロックによって特定の機械に送り得る。化学物質を、水によって、又は任意選択的に空気によって、1つ又は複数の機械20に搬送してもよい。
【0024】
タイマー10は、コントローラシステム130を備え得る。コントローラシステム130は、第1の供給容器レベルセンサ60、60a及び1つ又は複数の遮断弁110と通信可能に接続され得る。コントローラシステム130は、第1の供給容器レベルセンサ60、60aから低液体レベル信号を受信した後、第1の供給導管90から主供給導管70への流れを遮断するように、1つ又は複数の自動遮断弁110に信号を送り、1つ又は複数の自動遮断弁110を開放して、第2の供給導管100から主供給導管70への流れを開通するように構成され得る。第1の供給容器レベルセンサ60、60a及び任意選択の第2の供給容器レベルセンサ60、60bからの低液体レベル信号は、第1の供給導管90又は第2の供給導管100内の流量センサによって生成され得る。
【0025】
コントローラシステム130は、遮断弁110及びポンプ120の動作を制御する統合コントローラシステム130であり得る。コントローラシステム130は、遮断弁のうちの1つ又は複数を制御する1つのコントローラと、ポンプ120を制御する別のコントローラと、を備えることができ、システム10の個々の構成要素が互いに協調して動作するように、コントローラ間に、マスタコントローラ間に、又はオンボードコントローラを有する複数の洗濯機20と共に、若しくはそれらの間で動作可能な分散コントローラシステム130間に、何らかの接続が存在する。
【0026】
遮断弁110は、空気圧ソレノイド弁、又はソレノイド弁であってもよい。遮断弁110は、洗濯処理組成物50、50a、50bと化学的に適合性のある材料から製造されるものの一種であってもよい。
【0027】
システム10は、システム10を動作させる方法を実施するコントローラ130によって動作され得る。方法のステップは、第1の洗濯処理組成物50aを、第1の供給容器30内から、洗濯機20に向かって、又は洗濯機20に搬送するステップを含み得る。システム10を動作させている間、コントローラシステム130は、第1の供給容器レベルセンサ60、60aから低液体レベル信号を受信し得る。第1の供給容器レベルセンサ60、60aから低液体レベル信号を受信した後、コントローラシステム130は、第1の供給容器レベルセンサ60、60aからの低液体レベル信号に応答して、遮断信号をコントローラシステム130から1つ又は複数の遮断弁110に送信し、第1の供給導管90から主供給導管70への流れを遮断し得る。同様に、第1の供給容器レベルセンサ60、60aから低液体レベル信号を受信した後、コントローラシステム130は、1つ又は複数の遮断弁110に信号を送信し、コントローラシステム130からの開放信号に応答して、第2の供給導管100から主供給導管70への流れを開放し得る。開放信号が、第2の供給導管100と関連付けられた遮断弁110によって受信された後、第2の洗濯処理組成物50bは、第2の供給容器40内から洗濯機20に向かって、又は洗濯機20に搬送され得る。
【0028】
洗濯処理組成物50の供給が、第1の供給容器30から第2の供給容器40に切り替えられた後、第1の供給容器30は、洗濯処理組成物50の別の容器、交換供給容器140と交換され得る。交換供給容器140の必要性は、第1の供給容器30及び/又は第2の供給容器40を定期的にチェックし、洗濯処理組成物50、50a、50bの量が任意の閾値体積未満である場合、交換供給容器140が、閾値体積未満の洗濯処理組成物50、50a、50bを有する供給容器の代わりに置き換えられることを決定するオペレータによって、管理され得る。システム10は、第1の供給容器レベルセンサ60、60aからの容器レベルセンサ低液体レベル信号に応答して、人間が知覚可能な警報を生成し得る。人間が知覚可能な警報は、システム10の人間の管理者に、使用済みの第1の供給容器30を、洗濯処理組成物50の交換供給容器140に交換するように促し得る。第1の供給容器40をシステム10から取り外し、交換供給容器140を閉鎖状態で取得し得る。交換洗濯処理組成物50を収容する交換供給容器140を開放し得る。第1の供給導管90を、交換洗濯処理組成物50cと流体連通させ得る。任意選択で、第1の供給容器レベルセンサ60、60aは、交換供給容器140と係合されてもよい。
【0029】
本明細書に記載するように、交換供給容器140を使用することは、単一のリザーバタンクが洗濯処理組成物を貯蔵するために使用され、同じリザーバタンクが定期的に補充されるシステムに勝るいくつかの利点を提示する。単一のリザーバタンク内の洗濯処理組成物を定期的に開放し、補充することは、システム管理者にとって技術的に困難であり、システム管理者は、リザーバタンクを適切に補充し、場合によってはシステム10の構成要素を洗浄するために複雑な指示に従う必要があり得る。単一のリザーバタンクを定期的に補充することはまた、洗濯処理組成物の一部が経年劣化する可能性があるというリスクを提示する。洗濯処理組成物活性物質は、活性物質が所望のレベル又は予想されるレベルの性能を提供し、その後、活性物質の機能が低下する、又は機能しなくなる、ある程度の貯蔵寿命を有し得る。単一のリザーバタンク内の洗濯処理組成物を定期的に開放し、補充することは、生物学的活性物質がリザーバタンクに入り、洗濯処理組成物、又はリザーバタンクの下流のシステムの一部を汚す可能性も開放する。前述の課題のいくつかを克服するために、リザーバタンクは、リザーバタンクが補充されるたびに、又は時々のいずれかで、補充手順の一部として清掃され得る。リザーバタンクを清掃することは、結果としてシステムの停止時間をもたらし、システム管理者が複雑な清掃手順を実施する必要があり得る。更に、本明細書で説明するシステム10は、動作時間中に対応可能な管理者を必要としなくてもよい。第2の供給容器40内の洗濯処理組成物50、50bの体積は、第2の供給容器40が機能的に消耗する前に、しばらくの間、システム10の十分な動作を可能にし得る。交換供給容器140は、システム10の動作を維持するために、第2の供給容器40が消耗される前に、第1の供給容器30の代わりに交換されるだけでよい。
【0030】
本明細書で説明するシステム10では、交換供給容器140は、システム10が設置される場所に配送され得る。交換供給容器140は、閉鎖状態であってもよい。交換供給容器140は、システム10の現場での受け取りのために交換供給容器140が適切に準備されたことを示す、1つ又は複数の不正開封防止シール又は不正開封明示シールなどのセキュリティシール又はタグ又は他の機構を含んでもよい。閉鎖された交換供給容器140を受け取ることは、交換供給容器140の内容物が所望の組成物であり、所望の技術仕様を満たすことを確実に助け得るので、システム10の使用者は、自分の衣類の洗濯に関するシステム10の性能に失望することがない。
【0031】
システム10は、第1の供給容器30及び第2の供給容器40とは異なる組成を有する洗濯処理組成物を供給する追加の供給容器を備えてもよい。例えば、追加の供給容器は、布地柔軟剤、色回復剤、漂白剤、増白剤などを供給してもよく。そのような追加の供給容器は、システム10の一部であってもよく、ポンプ120の上流で主供給導管70に接続されてもよい。
【0032】
人間が知覚可能な警報は、管理者が知覚し得る任意の信号であってもよい。例えば、人間が知覚可能な警報は、光、音、モバイルテキスト、ウェアラブルデバイス上のアラート、電話呼(非限定的な例として、モバイル、有線通信、又は衛星)、管理者に関連付けられた受信機への無線信号などであってもよい。人間が知覚可能な警報は、第1の供給容器30及び/又は第2の供給容器40に近接して、例えば、使用者に対向していないシステム10の部分が存在する同じ部屋内又は空間内に関連付けられてもよい。
【0033】
システム10を動作させる方法は、閉鎖状態の第1の供給容器30、及び閉鎖状態の第2の供給容器40を受け取るステップを更に含み得る。第1の供給容器30を開放し、第1の供給導管90を、第1の洗濯処理組成物50、50aと流体連通させ得る。第2の供給容器40を開放し、第2の供給導管100を、第2の洗濯処理組成物50、50bと流体連通させ得る。
【0034】
システム10は、段階的に動作され、動作の初期状態は、第1の供給容器30及び第2の供給容器40を提供し、その両方は、洗濯処理組成物50、50a、及び50bで所望の充填レベルまで充填され、容器内にいくらかの実用的なヘッドスペースを残すように完全に充填されなくてもよい。動作中、第1の洗濯処理組成物50aは、システム10の使用者によって消費され得る。第1の供給容器レベルセンサ60、60aが、第1の洗濯処理組成物50aが消耗し、又は機能的に消耗し、それにより、組成物が容器から好適にポンプ輸送されない可能性があるという信号を送るとき、コントローラシステム130は、1つ又は複数の遮断弁110に信号を送ることによって、洗濯処理組成物の供給を第1の供給容器30から第2の供給容器40に切り替えて、第1の供給容器30からの流れのための経路を閉鎖し、第2の供給容器40からの流れのための経路を開放し得る。第1の供給容器レベルセンサ60、60aからの低液体レベル信号は、コントローラシステム130をトリガして、人間が知覚可能な警報を引き起こし得る。人間が知覚可能な警報によって警告された管理者は、第1の供給容器30の所に行き、任意選択で、第1の供給容器レベルセンサ60、60aを第1の供給容器30から取り外すか又は分離し、第1の供給導管90を第1の供給容器30から分離してもよい。次に、使用済みの第1の供給容器30をシステムから取り外し得る。次に、第1の供給導管90、及び任意選択で第1の供給容器レベルセンサ60、60aを交換供給容器140に接続することによって、交換供給容器140をシステム10内に設置し得る。
【0035】
第2の供給容器レベルセンサ60、60bを更に備えるシステム10が、実用的であり得る。第2の供給容器レベルセンサ60、60bは、第2の供給容器40と動作可能に係合され、コントローラシステム130と通信可能に接続され得る。第2の供給容器レベルセンサ60、60bは、第1の供給容器レベルセンサ60、60aと同様に動作し、コントローラシステム130をトリガして、人間が知覚可能な警報を引き起こし得る。管理者は、第2の供給容器40が使用されたことを人間が知覚可能な警報によって知らされると、第1の供給容器30がシステム10から取り外されるのと同じ又は類似の方法で、第2の供給容器40をシステム10から取り外し得る。次に、管理者は、第1の供給容器30が交換されるのと同じ又は類似の方法で、交換供給容器140をシステム10に設置し得る。
【0036】
第1の供給容器30内の洗濯処理組成物50、50aが使用されると、第2の供給容器40内の洗濯処理組成物50、50bがシステム10の必要に応じて供給し得るという点で、システム10は、上記のように連続的に動作し得る。その間に、第1の供給容器30を交換し得る。第2の供給容器40が使用されると、システム10は、第1の供給容器30によって以前に占有されていた位置にある交換供給容器140に切り替え得る。次に、使用済みの第2の供給容器40を交換し得る。連続動作は無限に進行し得る。
【0037】
第1の供給導管90及び第2の供給導管100は、同じ遮断弁110(
図2)と流体連通し得る。遮断弁110は、第1の供給導管90から主供給導管70へ開放し、第2の供給導管100から主供給導管70を閉鎖する第1の弁位置と、第1の供給導管90から主供給導管70を閉鎖し、第2の供給導管100から主供給導管70へ開放する第2の位置と、を有する三方遮断弁110であり得る。このような三方遮断弁110は、一方の供給導管からの流れを開通するが、他方の供給導管からの流れを開通せず、流れを一方の供給導管から他方の供給導管に切り替え得る。
【0038】
第1の供給容器レベルセンサ60、60a及び第2の供給容器レベルセンサ60、60bは、フロートスイッチであり得る。フロートスイッチは、フロートスイッチのアライメントの変化がフロートスイッチ内の回路を接続するという原理に基づいて動作する。コントローラシステム130は、完成した回路を検出し、プログラムロジックは、完成した回路に対する所望の応答を生成するように続き得る。フロートスイッチは、洗濯処理組成物のレベルが減少するにつれて、フロートスイッチの向きが変化するように、弛みを伴ってそれぞれの供給容器内に懸架され得る。
【0039】
第1の供給容器レベルセンサ60、60a、及び第2の供給容器レベルセンサ60、60bは、フロートスイッチ、液圧トランスデューサ、ロードセル、レーダーセンサ、超音波センサ、静電容量センサ、抵抗センサ、流量センサ、及び光学センサから選択されるデバイスであってもよい。
【0040】
第1の供給容器30、第2の供給容器40、及び交換供給容器140は、上部栓口150(
図3)を備え得る。システム10への設置のためにそれぞれの容器を準備するため、栓口150のプラグ160を、それぞれの容器から取り外し得る。適切なレベルセンサ60は、栓口150を通してそれぞれの容器に挿入され得る。本明細書に記載するように、容器はそれぞれ、1つ又は複数の栓口150を有し得る。適切な供給導管を、それぞれの容器に挿入し得る。容器内に挿入される供給導管の部分は、供給導管の開口端部が容器の内部の底部に、又はその付近にあるように、剛性であってもよい。任意選択で、容器に挿入される供給導管の部分は、可撓性チューブであってもよく、容器の内部の底部に、又はその近くになるように、供給導管の開放端部を沈めるためのおもりを備えてもよい。容器は、洗濯洗剤組成物のレベルが容器内で減少するときに、容器内に真空が形成されないように、通気孔を設けてもよい。通気孔は、綿くず及び他の望ましくない空気粒子が化学物質を汚染しないように、その上に空気フィルタを有してもよい。
【0041】
第1の供給容器30及び第2の供給容器40の各々は、洗濯処理組成物50、50a、50bを収容し得る。洗濯処理組成物50、50a、50bはそれぞれ、同じ組成を有してもよい。すなわち、第1の供給容器30及び第2の供給容器40の各々は、同じ洗濯処理組成物50を収容し得る。例えば、第1の供給容器30内の洗濯処理組成物50a、及び第2の供給容器40内の洗濯処理組成物50bは、同じレベルの同じ界面活性剤を有してもよい。第1の供給容器30内の洗濯処理組成物50a、及び第2の供給容器40内の洗濯処理組成物50bはそれぞれ、洗剤組成物であってもよい。第1の供給容器30内の洗濯処理組成物50a、及び第2の供給容器40内の洗濯処理組成物50bはそれぞれ、布地柔軟剤組成物であってもよい。洗濯処理組成物50、50a、50bは、漂白剤、増白剤、色回復剤、脱脂剤、汚れ除去剤などの液体洗濯処理組成物であってもよい。
【0042】
組み合わせ
以下に実施例を示す。
A.
第1の供給容器(30)と、
当該第1の供給容器と動作可能に係合される第1の供給容器レベルセンサ(60、60a)と、
当該第1の供給容器の下流にあり、主供給導管(70)と流体連通する第1の供給導管(90)と、
第2の供給容器(40)と
当該第2の供給容器の下流にあり、当該主供給導管と流体連通する第2の供給導管(100)と、
1つ又は複数の自動遮断弁(110)であって、当該第1の供給導管及び当該第2の供給導管が、当該1つ又は複数の自動遮断弁と流体連通する、1つ又は複数の自動遮断弁と、
当該第1の供給導管及び当該第2の供給導管の一方又は両方と流体連通する1つ又は複数のポンプ(120)と、
当該第1の供給容器レベルセンサ及び当該1つ又は複数の遮断弁と通信可能に接続されるコントローラシステムであって、当該コントローラシステムが、当該第1の供給容器レベルセンサから低液体レベル信号を受信した後、当該第1の供給導管から当該主供給導管への流れを遮断するように、当該1つ又は複数の自動遮断弁に信号を送り、当該1つ又は複数の自動遮断弁を開放して、当該第2の供給導管から当該主供給導管への流れを開通するように構成される、コントローラシステムと、
複数の洗濯機(20)であって、各当該洗濯機が、当該主供給導管と流体連通する、複数の洗濯機(20)と
を備える、洗濯処理組成物供給システム(10)。
B.当該第1の供給導管及び当該第2の供給導管の両方が、同じ遮断弁と流体連通し、当該遮断弁が、当該第1の供給導管から当該主供給導管へ開放し、当該第2の供給導管から当該主供給導管を閉鎖する第1の弁位置と、当該第1の供給導管から当該主供給導管を閉鎖し、当該第2の供給導管から当該主供給導管へ開放する第2の位置と、を有する三方遮断弁である、段落Aに記載の洗濯処理組成物供給システム。
C.当該ポンプが、当該主供給導管と直列である、段落A又はBに記載の洗濯処理組成物供給システム。
D.当該洗濯処理組成物供給システムが、当該第2の供給容器と動作可能に係合され、当該コントローラシステムと通信可能に接続される第2の供給容器レベルセンサを更に備える、段落A~Cのいずれか一段落に記載の洗濯処理組成物供給システム。
E.当該第1の供給容器レベルセンサがフロートスイッチである、段落A~Dのいずれか一段落に記載の洗濯処理組成物供給システム。
F.当該第1の供給容器レベルセンサが、フロートスイッチ、液圧トランスデューサ、ロードセル、レーダーセンサ、超音波センサ、静電容量センサ、抵抗センサ、及び光学センサから選択されるデバイスである、段落A~Eのいずれか一段落に記載の洗濯処理組成物供給システム。
G.当該第1の供給容器及び当該第2の供給容器の各々が、上部栓口を備え、当該第1の供給導管が、当該第1の供給容器の当該上部栓口を通して挿入され、当該第2の供給導管が、当該第2の供給容器の当該上部栓口を通して挿入される、段落A~Fのいずれか一段落に記載の洗濯処理組成物供給システム。
H.段落A~Gのいずれか一段落に記載の洗濯処理組成物供給システムを動作させる方法であって、
第1の洗濯処理組成物(50a)を、当該第1の供給容器内から当該洗濯機に搬送するステップと、
当該コントローラシステムにおいて、当該第1の供給容器レベルセンサから低液体レベル信号を受信するステップと、
当該第1の供給容器レベルセンサからの当該低液体レベル信号に応答して、遮断信号を当該コントローラシステムから当該1つ又は複数の遮断弁に送信し、当該第1の供給導管から当該主供給導管への流れを遮断するステップと、
当該コントローラシステムから当該1つ又は複数の遮断弁に開放信号を送信し、当該コントローラシステムからの当該開放信号に応答して、当該第2の供給導管から当該主供給導管への当該流れを開放するステップと、
第2の洗濯処理組成物を当該第2の供給容器内から当該洗濯機に搬送するステップと
を含む、方法。
I.
当該第1の供給容器を閉鎖状態で受け取るステップと、
当該第2の供給容器を閉鎖状態で受け取るステップと、
当該第1の供給容器を開放し、当該第1の供給導管を当該第1の洗濯処理組成物と流体連通させるステップと、
当該第2の供給容器を開放し、当該第2の供給導管を当該第2の洗濯処理組成物と流体連通させるステップと
を更に含む、段落Hに記載の方法。
J.
当該第1の供給容器レベルセンサからの当該容器レベルセンサ低液体レベル信号に応答して、人間が知覚可能な警報を生成するステップと、
当該洗濯処理組成物供給システムから当該第1の供給容器を取り外すステップと、
閉鎖状態の交換供給容器(140)を取得するステップと、
交換洗濯処理組成物(50c)を収容する当該交換供給容器を開放するステップと、
当該第1の供給導管を当該交換洗濯処理組成物と流体連通させるステップと
を更に含む、段落H又はIに記載の方法。
K.当該第1の供給容器レベルセンサを当該交換供給容器と係合させるステップを更に含む、段落Jに記載の方法。
【0043】
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、そのような寸法は各々、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲の両方を意味することが意図される。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
【0044】
相互参照される又は関連するあらゆる特許又は出願、及び本出願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含めて、本明細書に引用されるすべての文書は、明示的に除外又は限定されない限り、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文書の引用も、それが本明細書で開示又は特許請求されるいずれかの発明に関する先行技術であること、又はそれが単独で若しくは任意の他の参考文献と組み合わせて、そのような発明を教示、示唆、若しくは開示していることを認めるものではない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照により組み込まれた文書内の同じ用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合、本文書においてその用語に与えられた意味又は定義が優先されるものとする。
【0045】
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な他の変更及び修正を行うことができることは当業者には明白であろう。したがって、添付の特許請求の範囲において、本発明の範囲内にあるすべてのそのような変更及び修正を網羅することが意図される。