IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 楽天株式会社の特許一覧

特許7606028情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
<>
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図1
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図2
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図3
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図4
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図5
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図6
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図7
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図8
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図9
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図10
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図11
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図12
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図13
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図14
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図15
  • 特許-情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム 図16
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-16
(45)【発行日】2024-12-24
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/279 20200101AFI20241217BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20241217BHJP
【FI】
G06F40/279
G06Q50/10
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2024053769
(22)【出願日】2024-03-28
【審査請求日】2024-03-28
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100207837
【弁理士】
【氏名又は名称】小松原 寿美
(72)【発明者】
【氏名】武井 美緒
(72)【発明者】
【氏名】西川 知孝
(72)【発明者】
【氏名】井上 永
(72)【発明者】
【氏名】竹澤 輝
(72)【発明者】
【氏名】川内 歩実
(72)【発明者】
【氏名】マテオス ディエゴ
【審査官】成瀬 博之
(56)【参考文献】
【文献】特開2023-053867(JP,A)
【文献】特開2020-101936(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 40/00-40/58
G06F 16/00-16/958
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得する投稿文取得部と、
ユーザにより投稿された取引対象に対する評価が肯定的な評価であるか否かに関する投稿評価結果を取得する投稿評価結果取得部と、
前記投稿文取得部が取得した前記投稿文と、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果と、前記投稿評価結果に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように調整した取引対象に対する前記投稿文を要約した第1要約文を生成する指示と大規模言語モデルに送信することにより、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように調整された記第1要約文を取得する第1要約文取得部と、
を備える、
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記投稿文取得部が取得した前記投稿文と、前記投稿文に基づく取引対象の特徴に関する前記投稿文の投稿項目を生成する指示とを大規模言語モデルに送信することにより前記投稿項目を取得する投稿項目取得部と、
前記投稿項目取得部が取得した前記投稿項目と、前記投稿項目に対応する前記投稿文と、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果のうち前記投稿項目に対応する前記投稿評価結果と、前記投稿項目に対応する前記投稿評価結果に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように調整した前記投稿項目に対応する前記投稿文を要約した第2要約文を生成する指示とを大規模言語モデルに送信することにより、前記投稿項目に対応する前記投稿評価結果に応じた前記第2要約文を取得する第2要約文取得部と、を備える、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記投稿文取得部が取得した前記投稿文と、前記投稿文に基づく取引対象の特徴に関する前記投稿文の投稿項目を生成する指示とを大規模言語モデルに送信することにより前記投稿項目を取得する投稿項目取得部と、
前記投稿項目取得部が取得した前記投稿項目と、前記投稿項目に対応する前記投稿文と、前記投稿項目に対応する前記投稿文が肯定的な評価であるか否かに関する項目評価結果を生成する指示とを大規模言語モデルに送信することにより前記項目評価結果を取得する評価結果取得部と、
前記投稿項目取得部が取得した前記投稿項目と、前記投稿項目に対応する前記投稿文と、前記評価結果取得部が取得した前記項目評価結果と、前記項目評価結果に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように調整した前記投稿項目に対応する前記投稿文を要約した第2要約文を生成する指示と大規模言語モデルに送信することにより、前記投稿項目に対応する前記項目評価結果に応じた前記第2要約文を取得する第2要約文取得部と、を備える、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置において、
取引対象の種別を取得する取引対象種別取得部を備え、
前記投稿項目取得部は、前記投稿文取得部が取得した前記投稿文と、前記取引対象種別取得部が取得した取引対象の種別と、前記投稿文及び前記取引対象の種別に基づく前記投稿項目を生成する指示とを大規模言語モデルに送信することにより前記投稿項目を取得する、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置において、
前記第2要約文取得部が取得した前記第2要約文のうち、前記投稿項目取得部が取得した前記投稿項目からユーザにより指定された指定投稿項目に対応する前記第2要約文をユーザ端末装置に表示させる表示制御部を備える、
情報処理装置。
【請求項6】
請求項1~請求項のうち何れか一項に記載の情報処理装置において、
前記第1要約文取得部は、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果の平均値を大規模言語モデルに送信する、
情報処理装置。
【請求項7】
ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得する投稿文取得部と、
ユーザにより投稿された取引対象に対する評価が肯定的な評価であるか否かに関する投稿評価結果を取得する投稿評価結果取得部と、
前記投稿文取得部が取得した前記投稿文と、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果と、前記投稿評価結果に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように調整した取引対象に対する前記投稿文を要約した第1要約文を生成する指示と大規模言語モデルに送信することにより、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように調整された記第1要約文を取得する第1要約文取得部と、
を備える、
情報処理システム。
【請求項8】
1又は複数のコンピュータが、
ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得することと、
ユーザにより投稿された取引対象に対する評価が肯定的な評価であるか否かに関する投稿評価結果を取得することと、
前記投稿文と前記投稿評価結果と、前記投稿評価結果に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように調整した取引対象に対する前記投稿文を要約した第1要約文を生成する指示と大規模言語モデルに送信することにより、前記投稿評価結果に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように調整された記第1要約文を取得することと、
を実行する、情報処理方法。
【請求項9】
1又は複数のコンピュータに、
ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得することと、
ユーザにより投稿された取引対象に対する評価が肯定的な評価であるか否かに関する投稿評価結果を取得することと、
前記投稿文と前記投稿評価結果と、前記投稿評価結果に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように調整した取引対象に対する前記投稿文を要約した第1要約文を生成する指示と大規模言語モデルに送信することにより、前記投稿評価結果に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように調整された記第1要約文を取得することと、
を実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、特許文献1に示すように、電子商取引サイトにおける商品販売ページにおいて、商品に対する投稿文をユーザに提供する情報処理装置が開示されている。取引対象の一例である商品に対する投稿文がユーザに提供されることにより、ユーザの利便性を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2022-144962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような情報処理システムでは、取引対象に対する投稿文の全てをユーザが閲覧することは容易ではなかった。このため、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する情報処理装置は、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得する投稿文取得部と、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿評価結果を取得する投稿評価結果取得部と、前記投稿文取得部が取得した前記投稿文と、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果とを言語モデルに送信することにより、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果に基づき、かつ、前記投稿文取得部が取得した取引対象に対する第1要約文を取得する第1要約文取得部と、を備える。
【0006】
上記課題を解決する情報処理システムは、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得する投稿文取得部と、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿評価結果を取得する投稿評価結果取得部と、前記投稿文取得部が取得した前記投稿文と、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果とを言語モデルに送信することにより、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果に基づき、かつ、前記投稿文取得部が取得した取引対象に対する第1要約文を取得する第1要約文取得部と、を備える。
【0007】
上記課題を解決する情報処理方法は、1又は複数のコンピュータが、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得することと、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿評価結果を取得することと、前記投稿文と前記投稿評価結果とを言語モデルに送信することにより、前記投稿評価結果に基づき、かつ、前記取引対象に対する第1要約文を取得することと、を実行する。
【0008】
上記課題を解決するプログラムは、1又は複数のコンピュータに、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得することと、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿評価結果を取得することと、前記投稿文と前記投稿評価結果とを言語モデルに送信することにより、前記投稿評価結果に基づき、かつ、前記取引対象に対する第1要約文を取得することと、を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、第1実施形態の情報処理システムの全体構成を示す図である。
図2図2は、第1実施形態の端末装置の電気的構成を示す図である。
図3図3は、第1実施形態の情報処理装置の電気的構成を示す図である。
図4図4は、第1実施形態の投稿管理データベースを示す図である。
図5図5は、第1実施形態の取引対象データベースを示す図である。
図6図6は、第1実施形態の投稿制御処理を示すフローチャートである。
図7図7は、第1実施形態の第1要約制御処理を示すフローチャートである。
図8図8は、第1実施形態の投稿項目制御処理を示すフローチャートである。
図9図9は、第1実施形態の項目評価制御処理を示すフローチャートである。
図10図10は、第1実施形態の抜粋文制御処理を示すフローチャートである。
図11図11は、第1実施形態の第2要約制御処理を示すフローチャートである。
図12図12は、第1実施形態の情報提供制御処理を示すフローチャートである。
図13図13は、第1実施形態の端末装置の取引対象画面を示す図である。
図14図14は、第1実施形態の端末装置の第1投稿項目画面を示す図である。
図15図15は、第1実施形態の端末装置の第2投稿項目画面を示す図である。
図16図16は、第1実施形態の端末装置の第3投稿項目画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[第1実施形態]
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムの一実施形態を説明する。
【0012】
<情報処理システム10の構成>
図1に示すように、情報処理システム10は、ユーザに情報を提供するように構成される。情報処理システム10は、ユーザに提供するサービスに関する制御を行うように構成される。
【0013】
情報処理システム10は、情報処理装置11を備える。情報処理装置11は、ユーザに提供する情報に関する制御を行う。情報処理装置11は、情報処理装置11の管理者により管理される。情報処理装置11は、情報処理システム10の運営者により管理される。
【0014】
情報処理システム10は、EC(Electronic Commerce)サーバ12を備えてもよい。ECサーバ12は、電子商取引サーバである。ECサーバ12は、例えばユーザに商品を提供するためのウェブサーバである。ECサーバ12は、ユーザがウェブサイトを通じて商品に関する情報を閲覧できるように、商品に関する情報を管理するように構成される。ECサーバ12は、取引対象の管理者により入力された情報を管理する。取引対象の管理者は、商品を販売する事業者である。ウェブサイトには、複数の事業者から提供される複数の商品又は複数の役務に係る情報が掲載される。取引対象は、例えば商品及び役務を含み、取引とは、例えば購入、売却、貸与、利用及び予約を含む。
【0015】
情報処理システム10は、LLM(Large Language Models)サーバ13を備える。LLMサーバ13は、大規模言語モデルを備えた大規模言語モデルサーバである。大規模言語モデルとは、大量のデータと深層学習技術とによって構築された言語モデルである。LLMサーバ13は、生成人工知能を用いて各種文章に対する制御を行う機能を有する。LLMサーバ13は、生成人工知能の各種の学習モデルを備える。
【0016】
LLMサーバ13は、例えば、生成人工知能を用いた要約モデルを備えることにより、入力された文章を要約する機能を有する。要約モデルは、文章の要約に関する学習モデルである。
【0017】
LLMサーバ13は、例えば、生成人工知能を用いた翻訳モデルを備えることにより、入力された文章を所定の言語に翻訳する機能を有する。翻訳モデルは、文章の翻訳に関する学習モデルである。
【0018】
情報処理システム10は、ユーザ端末装置18を備える。情報処理システム10は、複数のユーザ端末装置18A,18Bを備えてもよい。ユーザ端末装置18は、例えばユーザにより利用される。ユーザ端末装置18は、ユーザによって携帯可能である携帯端末装置であってもよい。ユーザは、ウェブサイトの利用者であり、取引対象に対する取引予定者でもある。
【0019】
情報処理装置11、ECサーバ12、LLMサーバ13及び1又は複数のユーザ端末装置18は、ネットワーク19を介して互いに通信可能あってもよい。情報処理装置11、ECサーバ12、LLMサーバ13及び1又は複数のユーザ端末装置18のうち少なくとも何れかの組み合わせは、ネットワーク19を介さずに直接的に通信可能に接続されてもよい。以降、複数の各装置間の通信について、ネットワーク19を介することの説明を省略する。
【0020】
<ユーザ端末装置18の構成>
図2に示すように、ユーザ端末装置18は、1又は複数のコンピュータにより実現されてもよい。ユーザ端末装置18は、端末制御部20、端末記憶部21、端末通信部22、端末入力部23及び端末表示部24を備える。
【0021】
端末制御部20は、ユーザ端末装置18を制御するように構成される。端末制御部20は、演算装置及び主記憶媒体を含む。演算装置は、OS(Operating System)及びプログラムを端末記憶部21から主記憶媒体にロードし、主記憶媒体から取り出した命令を実行する。演算装置は、1つ又は複数の回路(circuitry)である。回路は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、又はNPU(Neural network Processing Unit)であってもよい。端末記憶部21は、副記憶媒体であって、プログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体である。プログラムは、情報処理システム10を利用するための専用のアプリケーションであってもよい。
【0022】
端末通信部22は、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装される。端末通信部22は、情報処理装置11との間でデータを送受信する。端末入力部23は、ユーザの操作に応じて情報を入力するように構成される。端末入力部23は、端末表示部24と一体化されたタッチパネルであってもよい。端末入力部23は、操作ボタンのポインティングデバイスであってもよい。端末表示部24は、端末制御部20の出力指示に応じて情報を表示する。
【0023】
<情報処理装置11の構成>
図3に示すように、情報処理装置11は、1又は複数のコンピュータにより実現されてもよい。情報処理装置11は、制御部30、記憶部31及び通信部32を備える。制御部30は、情報処理装置11を制御するプロセッサであってもよい。制御部30は、演算装置及び主記憶媒体を含む。制御部30は、端末制御部20と同じような構成であり、演算装置及び主記憶媒体の説明を省略する。演算装置は、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装されてもよい。記憶部31は、副記憶媒体であって、情報処理装置11を管理するための情報を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体である。
【0024】
通信部32は、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装される。通信部32は、ECサーバ12及びLLMサーバ13との間でデータを送受信する。情報処理装置11は、情報を提供する提供者が入力操作を行うための操作部を備えてもよく、情報を表示する表示部を備えてもよい。
【0025】
ECサーバ12及びLLMサーバ13は、情報処理装置11と同じように構成される。つまり、ECサーバ12及びLLMサーバ13は、情報処理装置11における制御部30、記憶部31及び通信部32と同じような構成を備える。ECサーバ12及びLLMサーバ13の構成について説明を省略する。
【0026】
<情報処理装置11の処理回路>
情報処理装置11において、制御部30は、プログラムを実行する処理回路により実現されてもよい。制御部30は、取引対象種別取得部30A、投稿文取得部30B、投稿評価結果取得部30C及び第1要約文取得部30Dを備える。制御部30は、投稿項目取得部30E、評価結果取得部30F、評価値算出部30G、第2要約文取得部30H、抜粋文取得部30I及び表示制御部30J、を備える。
【0027】
取引対象種別取得部30Aは、取引対象の種別を取得するように構成される。取引対象の種別は、取引対象に予め設定されていてもよい。取引対象の種別は、取引対象のカテゴリーである。取引対象の種別は、例えばスニーカー、衣類及び電化製品を含んでもよい。
【0028】
投稿文取得部30Bは、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得するように構成される。投稿文は、ユーザにより投稿された投稿内容に含まれる。投稿文は、ユーザにより投稿されたレビューである。
【0029】
投稿評価結果取得部30Cは、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿評価結果を取得するように構成される。投稿評価結果は、ユーザにより投稿された投稿内容に含まれる。投稿評価結果は、取引対象に対する評価の結果を示す投稿評価値を含む。投稿評価値は、例えば5段階評価のうち1~5の評価値であってもよい。投稿評価値は、例えば5段階評価のうち5段階目の評価値が肯定的な評価であり、1段階目の評価値が否定的な評価であるが、これに限定されない。
【0030】
第1要約文取得部30Dは、取引対象に対する投稿文をLLMサーバ13の言語モデルに送信することにより、取引対象に対する第1要約文を取得するように構成される。第1要約文は、取引対象に対する投稿文を要約した要約文である。第1要約文は、取引対象自体に対する投稿文を要約した要約文を含み、例えば取引対象の梱包及び運送を含まなくてもよい。
【0031】
投稿項目取得部30Eは、取引対象に対する投稿文をLLMサーバ13の言語モデルに送信することにより、投稿文に関する複数の投稿項目を取得するように構成される。投稿項目は、取引対象に対する投稿文と、取引対象の種別とに基づいて生成される。投稿項目は、取引対象自体の特徴に関する項目である。投稿項目は、例えばスニーカーのクッション性、履き心地、通気性及びコストパフォーマンスを含む。
【0032】
評価結果取得部30Fは、複数の投稿項目と複数の投稿文とをLLMサーバ13の言語モデルに送信することにより、複数の投稿項目のそれぞれに対応する項目評価結果を取得するように構成される。項目評価結果は、ユーザによって投稿された投稿評価結果とは別で、複数の投稿項目毎に投稿文に基づいて生成される評価の結果である。項目評価結果は、肯定的な評価結果の投稿数と、否定的な評価結果の投稿数とを含む。
【0033】
評価値算出部30Gは、評価結果取得部30Fが取得した評価結果に基づいて、複数の投稿項目のそれぞれに対応する項目評価値を算出するように構成される。項目評価値は、ユーザによって投稿された投稿評価値とは別で、複数の投稿項目毎に投稿文に基づいて生成される評価値である。項目評価値は、取引対象の評価結果が肯定的な評価結果である投稿数と、取引対象の評価結果が否定的な評価結果である投稿数とに基づいて算出される。項目評価値は、例えば、肯定的な評価結果である投稿数と、否定的な評価結果である投稿数との比率を含む。項目評価値は、例えば、肯定的な評価結果である投稿数と、否定的な評価結果である投稿数との差分を含んでもよい。
【0034】
第2要約文取得部30Hは、投稿項目と、投稿項目に対応する投稿文と、投稿項目に対応する投稿評価結果とをLLMサーバ13の言語モデルに送信することにより、第2要約文を取得するように構成される。第2要約文は、取引対象に対する投稿文のうち、投稿項目に関する投稿文の要約文である。
【0035】
抜粋文取得部30Iは、投稿項目と、投稿項目に対応する投稿文とをLLMサーバ13の言語モデルに送信することにより、投稿文から一部の内容を抜粋した抜粋文を取得するように構成される。抜粋文は、投稿項目に対応する投稿文から一部の内容を抜粋した文章である。抜粋文は、投稿項目に対応する内容である。抜粋文は、投稿文の先頭からの抜粋であるか、投稿文の途中からの抜粋であるかを問わない。抜粋文は、投稿文の途中までの抜粋であるか、投稿文の最後までの抜粋であるかを問わない。
【0036】
表示制御部30Jは、取引対象に対する投稿文に関する情報をユーザ端末装置18に表示させるように構成される。表示制御部30Jは、例えばテキスト、静止画像及び動画像といった各種情報をユーザ端末装置18に表示させてもよい。詳しくは、表示制御部30Jは、第1要約文をユーザ端末装置18に表示させる。表示制御部30Jは、取引対象に対する投稿文に関する複数の投稿項目をユーザ端末装置18に表示させる。表示制御部30Jは、複数の投稿項目にそれぞれ対応する評価結果を特定可能な情報をユーザ端末装置18に表示させる。
【0037】
表示制御部30Jは、複数の投稿項目から何れかをユーザが指定した場合に、ユーザが指定した指定投稿項目に関する情報をユーザ端末装置18に表示させる。特に、表示制御部30Jは、指定投稿項目に関する第2要約文をユーザ端末装置18に表示させる。表示制御部30Jは、指定投稿項目に関する項目評価結果をユーザ端末装置18に表示させる。表示制御部30Jは、指定投稿項目に関する抜粋文をユーザ端末装置18に表示させる。
【0038】
<投稿管理データベース31A>
図4に示すように、記憶部31には、投稿管理データベース31Aが記憶されている。投稿管理データベース31Aは、ユーザによって投稿された取引対象に対する投稿内容を管理する。
【0039】
投稿管理データベース31Aにおいて、投稿管理ID、取引対象ID、ユーザID、投稿日時、投稿文及び投稿評価値が対応付けられている。投稿管理IDは、ユーザによる取引対象に対する投稿内容を管理するための識別情報である。取引対象IDユーザによって投稿内容が投稿された取引対象を管理するための識別情報である。ユーザIDは、取引対象に対して投稿内容を投稿したユーザを管理するための識別情報である。投稿日時は、取引対象に対して投稿内容を投稿した日時を示す。投稿文は、ユーザによって取引対象に対して投稿された文章である。投稿評価値は、ユーザによって取引対象に対して投稿された評価値である。
【0040】
<取引対象データベース31B>
図5に示すように、記憶部31には、取引対象データベース31Bが記憶されている。取引対象データベース31Bは、取引対象に対する投稿内容に関する情報を管理する。特に、取引対象データベース31Bは、取引対象に対する第1要約文、及び、取引対象に対する投稿文に関する投稿項目を管理する。取引対象データベース31Bは、投稿項目に対する第2要約文、投稿項目に対する項目評価結果、及び、投稿項目に関する抜粋文を管理する。
【0041】
取引対象データベース31Bにおいて、取引対象ID、取引対象の種別、投稿数、平均投稿評価値、及び、第1要約文が対応付けられている。投稿数は、取引対象に対して投稿された投稿内容の数を示す。平均投稿評価値は、取引対象に対して投稿された投稿評価値の平均値を示す。
【0042】
取引対象データベース31Bにおいて、取引対象IDに複数の投稿項目管理IDが対応付けられている。投稿項目管理IDは、投稿項目を管理するための識別情報である。投稿項目管理IDには、投稿項目、項目平均投稿評価値、項目評価値、第2要約文、及び、項目投稿数が対応付けられている。項目平均投稿評価値は、投稿項目に関する投稿評価値の平均値を示す。項目投稿数は、投稿項目に関する投稿内容の数を示す。
【0043】
取引対象データベース31Bにおいて、投稿項目管理IDに複数の投稿管理IDが対応付けられている。投稿管理IDには、評価分類、抜粋文、及び、抜粋文字数が対応付けられている。評価分類は、投稿項目及び投稿文に対応する評価結果の分類である。評価分類は、肯定的な評価結果と否定的な評価結果とを含む。評価分類は、投稿文が投稿項目に関係ない評価結果を含んでもよい。抜粋文字数は、抜粋文として抜粋された文字数を示す。
【0044】
<投稿制御処理>
ここで、図6を参照して投稿制御処理について説明する。投稿制御処理は、所定周期毎に制御部30によって実行される処理である。
【0045】
図6に示すように、ステップS10において、制御部30は、ユーザ端末装置18から投稿を受信したか否かを判定する。制御部30は、ユーザ端末装置18から投稿を受信していないと判定した場合、投稿制御処理を終了する。制御部30は、ユーザ端末装置18から投稿を受信したと判定した場合、ステップS11に処理を移行する。
【0046】
ステップS11において、制御部30は、投稿文取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、ユーザ端末装置18から受信した投稿内容から、ユーザによって投稿された投稿文を取得する。
【0047】
ステップS12において、制御部30は、投稿評価結果取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、ユーザ端末装置18から受信した投稿内容から、ユーザによって投稿された投稿評価結果として投稿評価値を取得する。
【0048】
ステップS13において、制御部30は、投稿内容登録処理を実行する。この処理において、制御部30は、投稿管理IDを生成する。制御部30は、投稿内容に対応する取引対象IDを取得する。制御部30は、投稿内容に含まれるユーザIDを取得する。制御部30は、ユーザ端末装置18との通信により認証された結果に基づいて、ユーザIDを取得してもよい。制御部30は、現在の日時を投稿日時として取得する。制御部30は、取得した取引対象ID、ユーザID、投稿日時、投稿文及び投稿評価値を投稿管理IDに対応するように投稿管理データベース31Aに登録する。制御部30は、投稿内容を投稿管理データベース31Aに登録する際に、取引対象データベース31Bにおいて取引対象IDに対応する投稿数を更新する。
【0049】
<第1要約制御処理>
次に、図7を参照して第1要約制御処理について説明する。第1要約制御処理は、所定周期毎に制御部30によって実行される処理である。
【0050】
図7に示すように、ステップS20において、制御部30は、第1要求条件が成立したか否かを判定する。第1要求条件は、取引対象に対する投稿内容が登録されたときに成立するが、これに限定されない。制御部30は、第1要求条件が成立していないと判定した場合、第1要約制御処理を終了する。制御部30は、第1要求条件が成立したと判定した場合、ステップS21に処理を移行する。
【0051】
ステップS21において、制御部30は、投稿文取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得する。詳しくは、制御部30は、投稿管理データベース31Aを参照し、登録内容が登録された取引対象に対応する投稿文から、最新の規定数の投稿文を取得する。つまり、制御部30は、投稿日時が新しい順に規定数の投稿文を取得する。規定数は、第1要約文を生成するために要する任意の数であり、例えば50であってもよく、例えば80であってもよい。
【0052】
ステップS22において、制御部30は、平均投稿評価値取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿評価結果を取得する。詳しくは、制御部30は、ステップS21において取得した投稿文に対応する規定数の投稿評価結果を取得する。制御部30は、規定数の投稿評価結果に含まれる投稿評価値の平均値を算出する。このように、制御部30は、規定数の投稿評価結果に対応する平均投稿評価値を取得する。制御部30は、取得した平均投稿評価値を取引対象に対応する平均投稿評価値として取引対象データベース31Bに登録する。
【0053】
ステップS23において、制御部30は、第1要約要求処理を実行する。この処理において、制御部30は、取引対象に対する第1要約文の生成を要求する。詳しくは、制御部30は、ステップS21において取得した規定数の投稿文と、ステップS22において取得した平均投稿評価値とをLLMサーバ13に送信する。制御部30は、規定数の投稿文と平均投稿評価値とに基づいて第1要約文を生成する指示をLLMサーバ13に送信する。
【0054】
制御部30は、平均投稿評価値に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように第1要約文の内容を調整する指示をLLMサーバ13に送信する。例えば、制御部30は、平均投稿評価値が5点満点中4点であるときには、肯定的な内容が否定的な内容よりも多い比率となるように第1要約文の内容を調整する指示をLLMサーバ13に送信する。
【0055】
ステップS24において、制御部30は、第1要約文取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、取引対象に対する第1要約文をLLMサーバ13から受信することにより取得する。特に、制御部30は、平均投稿評価値に応じた第1要約文を取得する。詳しくは、制御部30は、平均投稿評価値に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となる第1要約文を取得する。
【0056】
ステップS25において、制御部30は、再取得条件が成立したか否かを判定する。再取得条件は、ステップS24において取得した第1要約文が指定言語ではないときに成立してもよい。指定言語は、例えばウェブサイトで用いられる言語であってもよい。指定言語は、例えば情報処理装置11の管理者により指定された言語であってもよい。
【0057】
再取得条件は、ステップS24において取得した第1要約文に予め定めた禁止用語が含まれているときに成立してもよい。禁止用語は、過度に否定的な内容を含んでもよい。再取得条件は、ステップS24において取得した第1要約文の記載量が予め定めた許容範囲外であるときに成立してもよい。許容範囲は、例えば100文字以上200文字以下であってもよい。
【0058】
制御部30は、再取得条件が成立したと判定した場合、再度、ステップS21に処理を移行する。制御部30は、再取得条件が成立していないと判定した場合、ステップS26に処理を移行する。これにより、制御部30は、再取得条件が成立するまで、ステップS21~S25を繰り返し実行する。つまり、制御部30は、第1要約文に基づいて再取得条件が成立したときに、取引対象に対する第1要約文を再度取得する。
【0059】
ステップS26において、制御部30は、第1要約文登録処理を実行する。この処理において、制御部30は、ステップS24において取得した第1要約文を取引対象IDに対応するように取引対象データベース31Bに登録する。
【0060】
<投稿項目制御処理>
次に、図8を参照して投稿項目制御処理について説明する。投稿項目制御処理は、所定周期毎に制御部30によって実行される処理である。
【0061】
図8に示すように、ステップS30において、制御部30は、第2要求条件が成立したか否かを判定する。第2要求条件は、第1要約制御処理の終了後に成立してもよい。制御部30は、第2要求条件が成立していないと判定した場合、投稿項目制御処理を終了する。制御部30は、第2要求条件が成立したと判定した場合、ステップS31に処理を移行する。
【0062】
ステップS31において、制御部30は、投稿文取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、ステップS21と同じように、ユーザにより投稿された取引対象に対する規定数の投稿文を取得する。
【0063】
ステップS32において、制御部30は、取引対象種別取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、取引対象データベース31Bを参照し、取引対象IDに対応する取引対象の種別を取得する。
【0064】
ステップS33において、制御部30は、投稿項目要求処理を実行する。この処理において、制御部30は、取引対象に対する投稿文に関する投稿項目の生成を要求する。詳しくは、制御部30は、ステップS31において取得した規定数の投稿文と、ステップS32において取得した取引対象の種別とをLLMサーバ13に送信する。制御部30は、規定数の投稿文と取引対象の種別とに基づいて投稿文に関する投稿項目を生成する指示をLLMサーバ13に送信する。
【0065】
制御部30は、取引対象の種別に基づく投稿項目を生成する指示をLLMサーバ13に送信する。例えば、制御部30は、取引対象の種別がスニーカーである場合、スニーカーに基づいて適切な投稿項目を生成する指示をLLMサーバ13に送信する。
【0066】
制御部30は、予め定めた個数の投稿項目を生成する指示をLLMサーバ13に送信する。予め定めた個数は、例えば6個以上9個以下というように複数個であってもよい。制御部30は、投稿項目に対応する投稿文の投稿数が多い順に、予め定めた個数の投稿項目を生成する指示をLLMサーバ13に送信する。
【0067】
ステップS34において、制御部30は、投稿項目取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、投稿文に関する複数の投稿項目をLLMサーバ13から受信することにより複数の投稿項目を取得する。特に、制御部30は、取引対象の種別に基づく複数の投稿項目を取得する。制御部30は、予め定めた個数の投稿項目を取得する。制御部30は、投稿数の多い順に予め定めた個数の投稿項目を取得する。
【0068】
ステップS35において、制御部30は、投稿項目登録処理を実行する。この処理において、制御部30は、ステップS34において取得した複数の投稿項目にそれぞれ対応する投稿項目管理IDを生成する。制御部30は、ステップS34において取得した複数の投稿項目毎に、投稿項目と投稿項目管理IDとを取引対象IDに対応するように取引対象データベース31Bに登録する。
【0069】
<項目評価制御処理>
次に、図9を参照して項目評価制御処理について説明する。項目評価制御処理は、所定周期毎に制御部30によって実行される処理である。
【0070】
図9に示すように、ステップS40において、制御部30は、第3要求条件が成立したか否かを判定する。第3要求条件は、投稿項目制御処理の終了後に成立してもよい。制御部30は、第3要求条件が成立していないと判定した場合、項目評価制御処理を終了する。制御部30は、第3要求条件が成立したと判定した場合、ステップS41に処理を移行する。
【0071】
ステップS41において、制御部30は、投稿項目取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、取引対象データベース31Bを参照し、取引対象に対応する全ての投稿項目を取得する。
【0072】
ステップS42において、制御部30は、投稿文取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、ステップS21と同じように、ユーザにより投稿された取引対象に対する規定数の投稿文を取得する。制御部30は、規定数の投稿文にそれぞれ対応する投稿管理IDを取得する。
【0073】
ステップS43において、制御部30は、項目評価要求処理を実行する。この処理において、制御部30は、投稿項目毎に投稿文の評価の生成を要求する。詳しくは、制御部30は、ステップS41において取得した全ての投稿項目と、ステップS42において取得した規定数の投稿文及び投稿管理IDの組み合わせとをLLMサーバ13に送信する。
【0074】
制御部30は、全ての投稿項目毎に、規定数の投稿文に対応する評価分類を生成する指示をLLMサーバ13に送信する。制御部30は、評価分類として、投稿文が投稿項目に関する肯定的な内容であるか、投稿文が投稿項目に関する否定的な内容であるか、投稿文が投稿項目に関係ない内容であるかの何れかから評価分類を生成する指示をLLMサーバ13に送信する。
【0075】
制御部30は、投稿項目と投稿管理IDと評価分類との対応関係を回答する指示をLLMサーバ13に送信する。これにより、制御部30は、投稿項目毎に、投稿項目に関する投稿管理ID及び評価分類を特定することができる。
【0076】
ステップS44において、制御部30は、項目評価結果取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、投稿項目と投稿管理IDと評価分類との組み合わせをLLMサーバ13から受信することにより取得する。
【0077】
制御部30は、投稿項目毎に、投稿項目に対応する評価分類に基づいて項目評価値を算出する。詳しくは、制御部30は、複数の投稿項目のそれぞれに関する評価分類として、肯定的な内容であると評価された肯定評価数と、否定的な内容であると評価された否定評価数とを算出する。制御部30は、複数の投稿項目のそれぞれに関する項目評価値として、肯定評価数と否定評価数との比率を算出する。
【0078】
このように、制御部30は、投稿文をLLMサーバ13に送信することにより、複数の投稿項目のそれぞれに対応する項目評価結果を取得する。制御部30は、項目評価結果に基づいて、複数の投稿項目のそれぞれに対応する項目評価値を算出する。
【0079】
ステップS45において、制御部30は、項目評価結果登録処理を実行する。この処理において、制御部30は、ステップS44において取得した項目評価値を投稿項目管理IDに対応するように取引対象データベース31Bに登録する。
【0080】
制御部30は、ステップS44において取得した投稿管理IDと評価分類とを、投稿項目管理IDに対応するように取引対象データベース31Bに登録する。特に、制御部30は、肯定的な内容又は否定的な内容である評価分類と投稿管理IDとを、投稿項目管理IDに対応するように取引対象データベース31Bに登録する。制御部30は、投稿項目に関係ない内容である評価分類と投稿管理IDとを取引対象データベース31Bに登録しなくてもよい。このように、肯定的な内容又は否定的な内容である投稿文が投稿項目に対応付けられる。以降、投稿項目に対応する投稿文を項目投稿文と示す場合がある。
【0081】
制御部30は、投稿項目管理ID毎に項目投稿文の投稿管理IDの個数を算出する。制御部30は、算出した投稿管理IDの個数を、投稿項目管理IDに対応する項目投稿数として取引対象データベース31Bに登録する。つまり、制御部30は、取引対象に対する規定数の投稿文のうち、投稿項目に対して肯定的な内容又は否定的な内容である項目投稿文の数を項目投稿数として取引対象データベース31Bに登録する。
【0082】
制御部30は、投稿項目管理ID毎に、投稿項目管理IDに対応する項目投稿文の投稿管理IDを取引対象データベース31Bから読み出す。制御部30は、投稿項目管理ID毎に、投稿管理IDに対応する投稿評価値を投稿管理データベース31Aから読み出す。制御部30は、投稿項目管理ID毎に、投稿項目管理IDに対応する項目投稿数を取引対象データベース31Bから読み出す。制御部30は、投稿項目管理ID毎に、投稿管理IDに対応する投稿評価値と項目投稿数とに基づいて項目平均投稿評価値を算出する。制御部30は、項目平均投稿評価値を投稿項目管理ID対応するように取引対象データベース31Bに登録する。
【0083】
<抜粋制御処理>
次に、図10を参照して抜粋制御処理について説明する。抜粋制御処理は、所定周期毎に制御部30によって実行される処理である。
【0084】
図10に示すように、ステップS50において、制御部30は、第4要求条件が成立したか否かを判定する。第4要求条件は、項目評価制御処理の終了後に成立してもよい。制御部30は、第4要求条件が成立していないと判定した場合、抜粋制御処理を終了する。制御部30は、第4要求条件が成立したと判定した場合、ステップS51に処理を移行する。
【0085】
ステップS51において、制御部30は、投稿項目取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、ステップS41と同じように、取引対象データベース31Bを参照し、取引対象に対応する全ての投稿項目を取得する。
【0086】
ステップS52において、制御部30は、抜粋対象投稿文取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、ステップS41において取得した全ての投稿項目に対応する全ての投稿管理IDを取引対象データベース31Bから取得する。制御部30は、全ての投稿管理IDに対応する項目投稿文を抜粋対象投稿文として投稿管理データベース31Aから取得する。抜粋対象投稿文は、抜粋文の対象となる投稿文である。制御部30は、抜粋対象投稿文にそれぞれ対応する投稿管理IDを取得する。
【0087】
ステップS53において、制御部30は、抜粋要求処理を実行する。この処理において、制御部30は、投稿項目及び抜粋対象投稿文毎に抜粋文の生成を要求する。詳しくは、制御部30は、ステップS51において取得した全ての投稿項目と、ステップS52において取得した抜粋対象投稿文及び投稿管理IDの全ての組み合わせとをLLMサーバ13に送信する。
【0088】
制御部30は、全ての投稿項目毎に、全ての抜粋対象投稿文を対象として、投稿項目に関する一部の内容を抜粋した抜粋文を生成する指示をLLMサーバ13に送信する。制御部30は、例えば、クッション性の投稿項目に関する一部の内容を抜粋対象投稿文から抜粋した抜粋文を生成する指示をLLMサーバ13に送信する。制御部30は、投稿項目と、抜粋対象投稿文の投稿管理IDと、抜粋文と、抜粋文字数との組み合わせを回答する指示をLLMサーバ13に送信する。
【0089】
ステップS54において、制御部30は、抜粋文取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、投稿項目に対応する抜粋対象投稿文から、投稿項目に対応する一部の内容を抜粋した抜粋文を取得する。詳しくは、制御部30は、投稿項目と、抜粋対象投稿文の投稿管理IDと、抜粋文と、抜粋文字数との組み合わせをLLMサーバ13から受信することにより取得する。
【0090】
ステップS55において、制御部30は、抜粋文登録処理を実行する。この処理において、制御部30は、取得した抜粋文と、抜粋文字数とを、投稿項目管理ID及び抜粋対象投稿文の投稿管理IDと対応するように取引対象データベース31Bに登録する。
【0091】
<第2要約制御処理>
次に、図11を参照して第2要約制御処理について説明する。第2要約制御処理は、所定周期毎に制御部30によって実行される処理である。
【0092】
図11に示すように、ステップS60において、制御部30は、第5要求条件が成立したか否かを判定する。第5要求条件は、抜粋制御処理の終了後に成立してもよい。制御部30は、第5要求条件が成立していないと判定した場合、第2要約制御処理を終了する。制御部30は、第5要求条件が成立したと判定した場合、ステップS61に処理を移行する。
【0093】
ステップS61において、制御部30は、投稿項目取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、ステップS41と同じように、取引対象データベース31Bを参照し、取引対象に対応する全ての投稿項目を取得する。
【0094】
ステップS62において、制御部30は、項目投稿文取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、投稿項目管理IDに対応する項目投稿文を取得する。詳しくは、制御部30は、ステップS61において取得した全ての投稿項目のそれぞれに対応する全ての項目投稿文を取得する。
【0095】
ステップS63において、制御部30は、項目平均投稿評価値取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、投稿項目に対する投稿評価結果を取得する。詳しくは、制御部30は、取引対象データベース31Bを参照し、投稿項目に対する投稿評価結果として、投稿項目に対応する項目平均投稿評価値を取得する。
【0096】
ステップS64において、制御部30は、第2要約要求処理を実行する。この処理において、制御部30は、投稿項目に対する第2要約文の生成を要求する。詳しくは、制御部30は、ステップS61において取得した投稿項目と、ステップS62において取得した項目投稿文と、ステップS63において取得した項目平均投稿評価値とをLLMサーバ13に送信する。
【0097】
制御部30は、投稿項目毎に、項目投稿文と項目平均投稿評価値とに基づいて第2要約文を生成する指示をLLMサーバ13に送信する。制御部30は、項目平均投稿評価値に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように第2要約文の内容を調整する指示をLLMサーバ13に送信する。
【0098】
ステップS65において、制御部30は、第2要約文取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、取引対象に対する第2要約文を、LLMサーバ13から受信することにより取得する。特に、制御部30は、投稿項目に対応する項目平均投稿評価値に応じた第2要約文を取得する。詳しくは、制御部30は、項目平均投稿評価値に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となる第2要約文を取得する。
【0099】
ステップS66において、制御部30は、再取得条件が成立したか否かを判定する。再取得条件は、ステップS65において取得した第2要約文が指定言語ではないときに成立してもよい。再取得条件は、ステップS65において取得した第2要約文に予め定めた禁止用語が含まれているときに成立してもよい。再取得条件は、ステップS65において取得した第2要約文の記載量が予め定めた許容範囲外であるときに成立してもよい。
【0100】
制御部30は、再取得条件が成立したと判定した場合、再度、ステップS61に処理を移行する。制御部30は、再取得条件が成立していないと判定した場合、ステップS67に処理を移行する。こにより、制御部30は、再取得条件が成立するまで、ステップS61~S66を繰り返し実行する。つまり、制御部30は、第2要約文に基づいて再取得条件が成立したときに、取引対象に対する第2要約文を再度取得する。
【0101】
ステップS67において、制御部30は、第2要約文登録処理を実行する。この処理において、制御部30は、ステップS65において取得した第2要約文を投稿項目管理IDに対応するように取引対象データベース31Bに登録する。
【0102】
<情報提供制御処理>
次に、図12を参照して情報提供制御処理について説明する。情報提供制御処理は、所定周期毎に制御部30によって実行される処理である。
【0103】
図12に示すように、ステップS70において、制御部30は、ユーザ端末装置18から取引対象情報の要求があったか否かを判定する。取引対象情報の要求は、ユーザの指示に応じてユーザ端末装置18から情報処理装置11に送信される。取引対象情報の要求は、取引対象IDを含む。取引対象情報は、取引対象に関する情報である。取引対象情報は、第1要約文、複数の投稿項目及び項目評価値を含む。取引対象情報は、取引対象の名称、価格、平均投稿評価値、静止画像及び動画像を含んでもよい。
【0104】
制御部30は、ユーザ端末装置18から取引対象情報の要求がなかったと判定した場合、ステップS74に処理を移行する。制御部30は、ユーザ端末装置18から取引対象情報の要求があったと判定した場合、ステップS71に処理を移行する。
【0105】
ステップS71において、制御部30は、取引対象情報取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、取引対象情報を取得する。詳しくは、制御部30は、取引対象データベース31Bから、取引対象IDに対応する第1要約文、複数の投稿項目及び項目評価値を取得する。
【0106】
ステップS72において、制御部30は、取引対象表示決定処理を実行する。この処理において、制御部30は、複数の投稿項目を示す投稿項目を示す情報の表示態様を決定する。詳しくは、制御部30は、項目評価値が高い表示順序で複数の投稿項目を示す情報を表示させることを決定する。制御部30は、項目評価値が第1閾値以上である投稿項目を示す情報に高評価情報を付すことを決定する。制御部30は、項目評価値が第1閾値よりも低い第2閾値以下である投稿項目を示す情報に低評価情報を付すことを決定する。第1閾値は、例えば肯定的な投稿数と否定的な投稿数との合算投稿数に対する肯定的な投稿数の比率が67%となる値である。第2閾値は、例えば合算投稿数に対する肯定的な投稿数の比率が33%となる値である。
【0107】
ステップS73において、制御部30は、取引対象情報提供処理を実行する。この処理において、制御部30は、取引対象情報を要求したユーザ端末装置18に対して取引対象情報を送信する。特に、制御部30は、ステップS72において決定した表示態様で取引対象情報が表示されるように取引対象情報をユーザ端末装置18に送信する。
【0108】
これにより、ユーザ端末装置18において、端末制御部20は、情報処理装置11から受信した取引対象情報を端末表示部24に表示させる。詳しくは、端末制御部20は、情報処理装置11から受信した取引対象IDに対応する第1要約文、複数の投稿項目を示す情報を端末表示部24に表示させる。
【0109】
このように、制御部30は、取引対象に関する第1要約文及び複数の投稿項目をユーザ端末装置18に表示させる。特に、制御部30は、項目評価値に基づいて、複数の投稿項目のうち肯定的な評価である投稿項目を否定的な評価である投稿項目よりも優先した態様でユーザ端末装置18に表示させる。
【0110】
ステップS74において、制御部30は、ユーザ端末装置18から投稿項目情報の要求があったか否かを判定する。投稿項目情報の要求は、ユーザの指示に応じてユーザ端末装置18から情報処理装置11に送信される。投稿項目情報の要求は、取引対象IDと投稿項目管理IDとを含む。以降、ユーザにより指定された投稿項目を指定投稿項目と示す場合がある。投稿項目情報は、第2要約文、項目評価値及び抜粋文を含む。投稿項目情報は、複数の投稿項目を含んでもよい。
【0111】
制御部30は、ユーザ端末装置18から投稿項目情報の要求がなかったと判定した場合、情報提供制御処理を終了する。制御部30は、ユーザ端末装置18から投稿項目情報の要求があったと判定した場合、ステップS75に処理を移行する。
【0112】
ステップS75において、制御部30は、投稿項目情報取得処理を実行する。この処理において、制御部30は、指定投稿項目に対応する投稿項目情報を取得する。詳しくは、制御部30は、取引対象データベース31Bから、指定投稿項目の投稿項目管理IDに対応する第2要約文、項目評価値、抜粋文を取得する。
【0113】
特に、制御部30は、指定投稿項目の投稿項目管理IDに対応する複数の抜粋文から、抜粋文字数が多い所定数の抜粋文を取得する。所定数は、1又は複数であるが、例えば4個であってもよい。
【0114】
このように、制御部30は、投稿項目に対応する複数の投稿文のうち何れかの投稿文から、投稿項目に関する記載量が多い投稿文を優先して選択する。制御部30は、投稿項目に対応する複数の投稿文のうち何れかの投稿文から、投稿項目に対応する一部の内容を抜粋した抜粋文を取得する。
【0115】
制御部30は、指定投稿項目の投稿項目管理IDに対応する複数の抜粋文から、項目評価値に基づく肯定的な内容の抜粋文と否定的な内容の抜粋文との比率となるように、所定数の抜粋文を取得してもよい。つまり、制御部30は、投稿項目に対応する複数の抜粋文のうち、項目評価値に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように抜粋文を選択してもよい。
【0116】
ステップS76において、制御部30は、投稿項目表示決定処理を実行する。この処理において、制御部30は、ステップS72と同じように、複数の投稿項目を示す情報の表示態様を決定する。
【0117】
ステップS77において、制御部30は、投稿項目情報提供処理を実行する。この処理において、制御部30は、投稿項目情報を要求したユーザ端末装置18に対して投稿項目情報を送信する。特に、制御部30は、ステップS76において決定した表示態様で投稿項目情報が表示されるように投稿項目情報をユーザ端末装置18に送信する。
【0118】
これにより、ユーザ端末装置18において、端末制御部20は、情報処理装置11から受信した投稿項目情報を端末表示部24に表示させる。詳しくは、端末制御部20は、情報処理装置11から受信した投稿項目管理IDに対応する第2要約文及び複数の抜粋文を端末表示部24に表示させる。
【0119】
このように、制御部30は、複数の投稿項目のうちユーザにより指定された指定投稿項目に関する情報をユーザ端末装置18に表示させる。特に、制御部30は、指定投稿項目に関する情報として、指定投稿項目に対応する第2要約文及び抜粋文をユーザ端末装置18に表示させる。
【0120】
<ユーザ端末装置18の表示画面>
図13に示すように、ユーザ端末装置18の端末表示部24において、ユーザの指示により、取引対象画面24Aが表示される場合がある。取引対象画面24Aは、ユーザの指示により取引対象が選択されたときに表示される。
【0121】
端末表示部24には、取引対象画面24Aとして、取引対象情報が表示される。詳しくは、端末表示部24には、取引対象に対応する平均投稿評価値を示す情報40が表示される。端末表示部24には、取引対象に対応する第1要約文として取引対象要約文41が表示される。取引対象要約文41は、平均投稿評価値に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように要約されている。
【0122】
端末表示部24には、取引対象に対応する複数の投稿項目を示す情報42が表示される。複数の投稿項目を示す情報42は、項目評価値が高い表示順序で表示される。複数の投稿項目を示す情報42には、高評価情報及び低評価情報が付される場合がある。複数の投稿項目を示す情報42のうち何れかがユーザにより指定されると、ユーザにより指定された指定投稿項目に対応する画面が表示される。
【0123】
図14に示すように、ユーザ端末装置18の端末表示部24において、ユーザの指示により、第1投稿項目画面24Bが表示される場合がある。第1投稿項目画面24Bは、ユーザの指示により指定投稿項目としてクッション性が選択されたときに表示されてもよい。
【0124】
端末表示部24には、第1投稿項目画面24Bとして、指定投稿項目としてクッション性が選択されたときの投稿項目情報が表示される。詳しくは、端末表示部24には、指定投稿項目に対応する項目評価値を示す情報43Aが表示される。端末表示部24には、指定投稿項目に対応する第2要約文として投稿項目要約文44Aが表示される。
【0125】
端末表示部24には、指定投稿項目に対応する所定数の抜粋文を示す情報45Aが表示される。抜粋文を示す情報45Aがユーザにより指定されると、抜粋文を示す情報45Aに対応する投稿文が端末表示部24に表示されてもよい。
【0126】
図15に示すように、ユーザ端末装置18の端末表示部24において、ユーザの指示により、第2投稿項目画面24Cが表示される場合がある。第2投稿項目画面24Cは、ユーザの指示により指定投稿項目として通気性が選択されたときに表示されてもよい。
【0127】
端末表示部24には、第2投稿項目画面24Cとして、指定投稿項目として通気性が選択されたときの投稿項目情報が表示される。詳しくは、端末表示部24には、指定投稿項目に対応する項目評価値を示す情報43Bが表示される。
【0128】
端末表示部24には、指定投稿項目に対応する第2要約文として投稿項目要約文44Bが表示される。端末表示部24には、指定投稿項目に対応する所定数の抜粋文を示す情報45Bが表示される。
【0129】
図16に示すように、ユーザ端末装置18の端末表示部24において、ユーザの指示により、第3投稿項目画面24Dが表示される場合がある。第3投稿項目画面24Dは、ユーザの指示により指定投稿項目としてコストパフォーマンスが選択されたときに表示されてもよい。
【0130】
端末表示部24には、第3投稿項目画面24Dとして、指定投稿項目としてコストパフォーマンスが選択されたときの投稿項目情報が表示される。詳しくは、端末表示部24には、指定投稿項目に対応する項目評価値を示す情報43Cが表示される。
【0131】
端末表示部24には、指定投稿項目に対応する第2要約文として投稿項目要約文44Cが表示される。端末表示部24には、指定投稿項目に対応する所定数の抜粋文を示す情報45Cが表示される。
【0132】
<第1実施形態の作用及び効果>
第1実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)制御部30は、投稿文と投稿評価結果とを言語モデルに送信することにより、投稿評価結果に基づき取引対象に対する第1要約文を取得する。この構成によれば、言語モデルを用いることにより、ユーザによって投稿された取引対象に対する投稿文及び投稿評価結果に基づく取引対象に対する第1要約文を取得することができる。これにより、取引対象に対する投稿内容を閲覧し易く、かつ、投稿評価結果に基づく第1要約文を提供することができる。したがって、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【0133】
(2)制御部30は、投稿項目と、投稿項目に対応する投稿文と、投稿項目に対応する投稿評価結果とを言語モデルに送信することにより、投稿項目に対応する投稿評価結果に応じた第2要約文を取得する。この構成によれば、言語モデルを用いることにより、投稿項目に対応する投稿文及び投稿評価結果に基づく第2要約文を取得することができる。これにより、取引対象に対する投稿内容を閲覧し易く、かつ、投稿項目に対応する投稿評価結果に基づく第2要約文を提供することができる。したがって、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【0134】
(3)制御部30は、ユーザにより指定された指定投稿項目に対応する第2要約文をユーザ端末装置18に表示させる。この構成によれば、言語モデルを用いることにより、ユーザにより指定された指定投稿項目に対応する第2要約文を取得することができる。これにより、取引対象に対する投稿内容を閲覧し易く、かつ、ユーザが所望とする指定投稿項目に対応する第2要約文を提供することができる。したがって、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【0135】
(4)制御部30は、平均投稿評価値を言語モデルに送信する。この構成によれば、ユーザによって投稿された規定数の投稿評価値を言語モデルに送信しなくても、平均投稿評価値を言語モデルに送信することができる。
【0136】
(5)制御部30は、投稿評価結果に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように第1要約文の内容を調整する指示を言語モデルに送信する。この構成によれば、投稿評価結果に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となる第1要約文を取得することができる。これにより、投稿評価結果に基づいて肯定的な内容と否定的な内容とを反映させた第1要約文を提供することができる。したがって、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【0137】
(6)制御部30は、第1要約文に基づいて再取得条件が成立したときに、取引対象に対する第1要約文を再度取得する。この構成によれば、第1要約文によっては、第1要約文を再度取得することにより、第1要約文の生成精度を向上させることができる。したがって、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【0138】
(7)制御部30は、投稿文を言語モデルに送信することにより、投稿文に関する複数の投稿項目を取得する。制御部30は、複数の投稿項目をユーザ端末装置18に表示させる。制御部30は、複数の投稿項目のうちユーザにより指定された指定投稿項目に関する情報をユーザ端末装置18に表示させる。この構成によれば、言語モデルを用いることにより、投稿文に関する複数の投稿項目を取得することができる。これにより、投稿文に関する複数の投稿項目を閲覧し易く、かつ、ユーザの所望とする指定投稿項目に関する情報を表示させることができる。したがって、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【0139】
(8)制御部30は、投稿文を言語モデルに送信することにより、複数の投稿項目のそれぞれに対応する項目評価結果を取得する。制御部30は、取得した項目評価結果に基づいて、複数の投稿項目のそれぞれに対応する項目評価値を算出する。この構成によれば、言語モデルを用いることにより、複数の投稿項目のそれぞれに対応する項目評価値を算出することができる。これにより、複数の投稿項目のそれぞれに対応する項目評価値に基づく制御を行うことができる。したがって、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【0140】
(9)制御部30は、項目評価値に基づいて、複数の投稿項目のうち肯定的な評価である投稿項目を否定的な評価である投稿項目よりも優先した態様でユーザ端末装置18に表示させる。この構成によれば、項目評価値が肯定的な評価であるか否定的な評価であるかに応じた態様で複数の投稿項目を表示させることができる。これにより、複数の投稿項目のそれぞれに対応する項目評価値が認識し易くなる。したがって、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【0141】
(10)制御部30は、指定投稿項目に対応する複数の投稿文のうち何れかの投稿文から一部の内容を抜粋した抜粋文を取得する。制御部30は、指定投稿項目に関する情報として、抜粋文をユーザ端末装置18に表示させる。この構成によれば、指定投稿項目に対応する複数の投稿文のうち何れかの投稿文から一部の内容を抜粋した抜粋文を表示させることができる。これにより、指定投稿項目に対応する抜粋文により、指定投稿項目に関する投稿文の概要が認識し易くなる。したがって、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【0142】
(11)制御部30は、指定投稿項目に対応する複数の投稿文のうち何れかの投稿文から、指定投稿項目に対応する一部の内容を抜粋した抜粋文を取得する。この構成によれば、ユーザが所望とする指定投稿項目に関する内容を抜粋した抜粋文が閲覧可能になる。したがって、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【0143】
(12)制御部30は、指定投稿項目に対応する複数の投稿文のうち、指定投稿項目に関する記載量が多い投稿文を優先して選択する。この構成によれば、指定投稿項目に関する記載量が多い投稿文が優先して抜粋文として選択される。これにより、取引対象に対する投稿文として信頼性が高い投稿文に関する抜粋文が閲覧可能になる。したがって、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【0144】
(13)制御部30は、投稿文と取引対象の種別とを言語モデルに送信することにより、投稿項目を取得する。この構成によれば、言語モデルを用いることにより、取引対象の種別に基づく複数の投稿項目を取得することができる。これにより、取引対象の種別に適した複数の投稿項目が閲覧可能となる。したがって、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【0145】
(14)制御部30は、第1要約制御処理、投稿項目制御処理、項目評価制御処理、抜粋制御処理及び第2要約制御処理のそれぞれにおいてLLMサーバ13との通信を行う。この構成によれば、制御部30は、各処理において取得する情報の精度を向上させることができる。したがって、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【0146】
[変更例]
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
【0147】
・ステップS21,S31,S42において、制御部30は、記載量が規定記載量未満である投稿文を除外し、記載量が規定記載量以上である投稿文から規定数の投稿文を取得してもよい。規定記載量は、適切な投稿文であると推定できる程度であればよい。規定記載量は、例えば、50文字であってもよい。
【0148】
・制御部30は、投稿内容を投稿管理データベース31Aに登録する際に、取引対象IDに対応する平均投稿評価値を算出し、取引対象データベース31Bにおいて取引対象IDに対応する平均投稿評価値を更新してもよい。
【0149】
・ステップS22において、制御部30は、ステップS21において取得した規定数の投稿文に対応する平均投稿評価値ではなく、取引対象に対する全ての投稿文に対応する平均投稿評価値を取得してもよい。
【0150】
・ステップS22において、制御部30は、ユーザによって投稿された投稿評価値を補正してもよい。制御部30は、例えば、取引対象に対するユーザの行動履歴に基づいて、ユーザによって投稿された投稿評価値を増加させるように補正してもよい。行動履歴は、インプレッション(IMP:impression)を含んでもよい。インプレッションは、取引対象に対応するウェブページが表示された回数を示す。行動履歴は、クリック率(CTR:Click Through Rate)を含んでもよい。クリック率は、取引対象に対応するウェブページが表示された回数に対するクリック数の割合を示す。行動履歴は、コンバージョン(CV:Conversion)を含んでもよい。コンバージョンは、取引対象に対応するウェブページを起点として目標としている行動を起した回数を示す。コンバージョンは、電子商取引サービスにおける取引の成立を含み、電子商取引における商品又は役務の購入を含む。コンバージョンは、旅行サービスにおける取引の成立を含み、旅行に関する商品又は役務の購入を含む。制御部30は、例えば取引対象に対応するインプレッションが高いユーザによって投稿された投稿評価結果を増加させるように補正してもよい。制御部30は、例えば取引対象に対応するクリック率が高いユーザによって投稿された投稿評価結果を増加させるように補正してもよい。制御部30は、例えば取引対象に対応するコンバージョンが高いユーザによって投稿された投稿評価結果を増加させるように補正してもよい。
【0151】
・ステップS23において、制御部30は、平均投稿評価値をLLMサーバ13に送信せずに、規定数の投稿文にそれぞれ対応する規定数の投稿評価値自体をLLMサーバ13に送信してもよい。この場合、制御部30は、取得した投稿文と投稿評価値との対応関係が特定可能なように、投稿文と投稿評価値とをLLMサーバ13に送信してもよい。
【0152】
・ステップS23,S64において、制御部30は、第1要約文の生成及び第2要約文の生成を要求するときに、禁止用語を用いずに第1要約文及び第2要約文を生成する指示をLLMサーバ13に送信してもよい。
【0153】
・ステップS23,S64において、制御部30は、第1要約文の生成及び第2要約文の生成を要求するときに、利用する言語で第1要約文及び第2要約文を生成する指示をLLMサーバ13に送信してもよい。
【0154】
・ステップS23,S64において、制御部30は、第1要約文の生成及び第2要約文の生成を要求するときに、第1要約文及び第2要約文の記載量を予め定めた許容範囲で収める指示をLLMサーバ13に送信してもよい。
【0155】
・ステップS33において、制御部30は、取引対象に対応する取引対象の種別が許容種別である場合に、投稿項目を取得し、取引対象に対応する取引対象の種別が規制種別である場合に、投稿項目を取得しないように制御してもよい。規制種別は、例えば医薬品を含んでもよい。
【0156】
・ステップS33において、制御部30は、投稿項目に関連する投稿文の投稿数が下限数以下である投稿項目を生成しない指示をLLMサーバ13に送信してもよい。下限数は、例えば3個である。このように投稿項目に関連する投稿文の下限数が設定されることにより、投稿項目に対する信頼性を担保することができる。これにより、取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる。
【0157】
・ステップS42において、制御部30は、取引対象データベース31Bを参照し、ステップS41において取得した全ての投稿項目にそれぞれ対応する投稿管理IDを取得してもよい。制御部30は、投稿管理データベース31Aを参照し、全ての投稿管理IDにそれぞれ対応する投稿文を取得してもよい。
【0158】
・ステップS43において、制御部30は、取引対象自体に対する評価に関係しない文言を、取引対象の評価結果として投稿文が投稿項目に関係ない内容であると回答する指示をLLMサーバ13に送信してもよい。取引対象自体に対する評価に関係しない文言は、例えば、配送及び梱包といった取引対象の取引経過に対する評価に関する文言を含んでもよい。
【0159】
・項目評価制御処理において、制御部30は、全ての投稿項目と、規定数の投稿文及び投稿管理IDの組み合わせとから何れかを選択し、選択した投稿項目、投稿文及び投稿管理IDをLLMサーバ13に送信することを繰り返してもよい。
【0160】
・ステップS53において、制御部30は、全ての投稿項目毎に、抜粋対象投稿文及び投稿管理IDの全ての組み合わせから何れかを選択し、全ての投稿項目毎に、選択した抜粋対象投稿文及び投稿管理IDをLLMサーバ13に送信してもよい。この場合、制御部30は、抜粋対象投稿文及び投稿管理IDの全ての組み合わせから、最新の所定数の組み合わせを選択してもよい。制御部30は、抜粋対象投稿文及び投稿管理IDの全ての組み合わせから、記載量の多い所定数の組み合わせを選択してもよい。
【0161】
・抜粋制御処理において、制御部30は、全ての投稿項目と、抜粋対象投稿文及び投稿管理IDの全ての組み合わせとから何れかを選択し、選択した投稿項目、抜粋対象投稿文及び投稿管理IDをLLMサーバ13に送信することを繰り返してもよい。
【0162】
・ステップS63において、制御部30は、投稿項目管理IDに対応する項目評価値を取得してもよい。ステップS64において、制御部30は、項目平均投稿評価値ではなく、項目評価値をLLMサーバ13に送信してもよい。ステップS64において、制御部30は、項目平均投稿評価値と項目評価値とをLLMサーバ13に送信してもよい。
【0163】
・制御部30は、肯定的な評価である投稿項目を否定的な評価である投稿項目よりも優先した態様でユーザ端末装置18に表示させれば、任意の表示順序で複数の投稿項目を示す情報をユーザ端末装置18に表示させてもよい。制御部30は、肯定的な評価である投稿項目と否定的な評価である投稿項目とがユーザにより認識できれば、複数の投稿項目を示す情報を任意の態様でユーザ端末装置18に表示させてもよい。任意の態様は、表示サイズ及び表示色の少なくとも何れかであってもよい。任意の態様は、ユーザの指示に関係なく表示させるか、ユーザの指示により非表示から表示に切り替えるかであってもよい。
【0164】
・第1要求条件は、予め定めた時刻に成立してもよい。第1要求条件は、所定期間以内においてユーザにより投稿された投稿数が所定数以上である取引対象であるときに成立してもよい。所定期間は、例えば3年であってもよく、所定数は、例えば100であってもよい。
【0165】
・制御部30は、第1要約制御処理、投稿項目制御処理、項目評価制御処理、抜粋制御処理及び第2要約制御処理のうち少なくとも何れかを異なる契機で実行してもよい。制御部30は、例えばユーザ端末装置18から投稿項目情報の要求があったときに抜粋制御処理を実行し、項目評価制御処理の終了後に第2要約制御処理を実行してもよい。
【0166】
・制御部30は、第1要約制御処理、投稿項目制御処理、項目評価制御処理、抜粋制御処理及び第2要約制御処理のうち少なくとも何れかを同じ処理として一度に実行してもよい。これにより、情報処理装置11の制御負荷を低減することができる。制御部30は、例えば第1要約制御処理と投稿項目制御処理と項目評価制御処理とを同じ処理として実行してもよい。
【0167】
・情報処理装置11は、例えばECサーバ12を介してユーザ端末装置18からの情報を受信してもよい。つまり、情報処理装置11は、ECサーバ12から情報を受信することにより、間接的にユーザ端末装置18から情報を受信してもよい。情報処理装置11は、例えばECサーバ12を介してユーザ端末装置18からの投稿内容を受信してもよい。情報処理装置11は、例えばECサーバ12を介してユーザ端末装置18からの取引対象情報の要求及び投稿項目情報の要求を受信してもよい。
【0168】
・情報処理装置11は、例えばECサーバ12を介してユーザ端末装置18に情報を送信してもよい。つまり、情報処理装置11は、ECサーバ12に対して情報を送信することにより、間接的にユーザ端末装置18に情報を送信してもよい。情報処理装置11は、例えばECサーバ12を介してユーザ端末装置18に第1要約文、複数の投稿項目、第2要約文及び抜粋文を送信してもよい。
【0169】
・情報処理システム10は、電子商取引サービスとは別のサービスを提供してもよい。情報処理システム10は、例えば旅行サービスを提供してもよい。この場合、取引対象の投稿内容は、旅行サービスにおいて取引される役務に関する投稿文及び投稿評価結果であってもよい。情報処理システム10は、動画配信サービスを提供してもよい。この場合、取引対象の投稿内容は、動画配信サービスにおいて取引される動画に関する投稿文及び投稿評価結果であってもよい。情報処理システム10は、複数のサービスを提供してもよい。情報処理システム10は、電子商取引サービスを提供しなくてもよい。つまり、情報処理システム10は、取引対象となるサービスを提供するシステムであってもよい。情報処理システム10自体は、取引対象となるサービスを提供しないシステムであってもよい。
【0170】
・LLMサーバ13は、要約モデル及び翻訳モデルのうち少なくとも何れかを一体の学習モデルとして管理してもよい。LLMサーバ13は、要約モデル及び翻訳モデル以外に別の学習モデルを備えてもよい。
【0171】
・情報処理装置11は、別のサーバの構成を備えてもよい。情報処理装置11は、例えばECサーバ12に関する構成の一部又は全部を備えてもよい。情報処理装置11は、例えばLLMサーバ13に関する構成の一部又は全部を備えてもよい。
【0172】
・情報処理装置11は、複数のサーバから構成されてもよい。複数のサーバは、例えば、投稿内容を管理するサーバと、第1要約文、投稿項目、第2要約文及び抜粋文を管理するサーバとを備えてもよい。複数のサーバは、管理者が異なってもよいし、管理者が同じであってもよい。
【0173】
・本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、所望の選択肢の1つ以上を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、選択肢の数が2つであれば1つの選択肢のみ又は2つの選択肢の双方を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば1つの選択肢のみ又は2つ以上の任意の選択肢の組み合わせを意味する。
【0174】
[付記]
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想を記載する。
(A)情報処理装置は、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得する投稿文取得部と、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿評価結果を取得する投稿評価結果取得部と、前記投稿文取得部が取得した前記投稿文と、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果とを言語モデルに送信することにより、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果に基づき、かつ、前記投稿文取得部が取得した取引対象に対する第1要約文を取得する第1要約文取得部と、を備える。
【0175】
(B)(A)に記載の情報処理装置は、前記投稿文取得部が取得した前記投稿文に対応する投稿項目と、前記投稿項目に対応する前記投稿文と、前記投稿項目に対応する前記投稿評価結果とを言語モデルに送信することにより、前記投稿項目に対応する前記投稿評価結果に応じた前記投稿項目に対する第2要約文を取得する第2要約文取得部を備える。
【0176】
(C)(B)に記載の情報処理装置は、前記投稿文取得部が取得した前記投稿文を言語モデルに送信することにより、前記投稿文取得部が取得した前記投稿文の投稿項目を取得する投稿項目取得部を備える。
【0177】
(D)(B)又は(C)に記載の情報処理装置は、前記第2要約文取得部が取得した前記第2要約文のうち、前記投稿文取得部が取得した前記投稿文に対応する投稿項目からユーザにより指定された指定投稿項目に対応する前記第2要約文をユーザ端末装置に表示させる表示制御部を備える。
【0178】
(E)(A)~(D)のうち何れか一項に記載の情報処理装置において、前記第1要約文取得部は、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果の平均値を言語モデルに送信する。
【0179】
(F)(A)~(E)のうち何れか一項に記載の情報処理装置において、前記第1要約文取得部は、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果に基づく肯定的な内容と否定的な内容との比率となるように前記第1要約文の内容を調整する指示を言語モデルに送信する。
【0180】
(G)(A)~(F)のうち何れか一項に記載の情報処理装置において、前記第1要約文取得部は、前記第1要約文に基づいて再取得条件が成立したときに、前記投稿文取得部が取得した取引対象に対する第1要約文を再度取得する。
【0181】
(H)情報処理システムは、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得する投稿文取得部と、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿評価結果を取得する投稿評価結果取得部と、前記投稿文取得部が取得した前記投稿文と、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果とを言語モデルに送信することにより、前記投稿評価結果取得部が取得した前記投稿評価結果に基づき、かつ、前記投稿文取得部が取得した取引対象に対する第1要約文を取得する第1要約文取得部と、を備える。
【0182】
(I)情報処理方法は、1又は複数のコンピュータが、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得することと、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿評価結果を取得することと、前記投稿文と前記投稿評価結果とを言語モデルに送信することにより、前記投稿評価結果に基づき、かつ、前記取引対象に対する第1要約文を取得することと、を実行する。
【0183】
(J)プログラムは、1又は複数のコンピュータに、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得することと、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿評価結果を取得することと、前記投稿文と前記投稿評価結果とを言語モデルに送信することにより、前記投稿評価結果に基づき、かつ、前記取引対象に対する第1要約文を取得することと、を実行させる。
【符号の説明】
【0184】
10…情報処理システム、11…情報処理装置、12…ECサーバ、13…LLMサーバ、18…ユーザ端末装置、30…制御部、30A…取引対象種別取得部、30B…投稿文取得部、30C…投稿評価結果取得部、30D…第1要約文取得部、30E…投稿項目取得部、30F…評価結果取得部、30G…評価値算出部、30H…第2要約文取得部、30I…抜粋文取得部、30J…表示制御部、31…記憶部、31A…投稿管理データベース、31B…取引対象データベース。
【要約】
【課題】取引対象に対する投稿文に関するユーザの利便性を高めることができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿文を取得し、ユーザにより投稿された取引対象に対する投稿評価結果を取得し、投稿文と投稿評価結果とを言語モデルに送信することにより、投稿評価結果に基づき、かつ、取引対象に対する第1要約文を取得する。
【選択図】図13
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16