(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-16
(45)【発行日】2024-12-24
(54)【発明の名称】高層ビルからの救助装置
(51)【国際特許分類】
A62B 1/06 20060101AFI20241217BHJP
【FI】
A62B1/06 B
(21)【出願番号】P 2024054930
(22)【出願日】2024-03-11
【審査請求日】2024-05-09
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】512045630
【氏名又は名称】青柳 六雄
(72)【発明者】
【氏名】青柳 六雄
【審査官】瀬戸 康平
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第05539945(US,A)
【文献】米国特許第05179746(US,A)
【文献】実開昭64-012549(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A62B 1/00- 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
階段の踊り場に取り付けられた金具を利用して踊り場より下の踊り場に専用タンカーと災害前から専用釣り金具にロープがセットされたロープを利用して体力の消耗が少なく、確実に降ろすことの出来る高層ビル救助装置
において、前記の専用タンカーは救出される人が、あおむけに寝て膝を立てた状態で安全シートベルト2本を締め階段を降りる時、体重がおしりと太ももにかかる
ように構成され前記の専用タンカーは4本のタイヤが直形
60cmと大きく通路や道路などで、通行が楽で階段を降りる時の上下の動きが少なく降り始めと終わりのタンカーの動きがスムーズに動く
ように構成され、前記の踊り場に取り付けられた金具に専用釣り金具をセットして、専用釣り金具には、災害前から専用釣り金具ロープがセットされていた環付きカラビナを専用タンカーに付け一人降ろした後ロープを、巻き直す必要がなく専用吊り金具のロープが、短くなった一方の環付きカラビナを専用タンカーにセットして再利用できる高層ビル救助装置
。
【請求項2】
前記の専用釣り金具から出る1方のロープは専用タンカーにつなぎ、もう1方の専用釣り金具から出るロープで救出される人の降ろすスピードをコントロールする、必要があり軽い力で降ろすことが出来ますがロープから両手を離すことはできません、救出される人を降ろすのを止めるにはロープを握りしめって止めます再度降ろす時は専用釣り金具から出るロープを専用釣り金具に送り込むようにすると、救出される人を降ろすことが出来ますが、もう一方の手はロープを送り込む時いがいはロープを握りしめて保持しロープの動きを止め、救出される人を降ろすことが出来る
請求項1に記載の高層ビル救助装置
【請求項3】
前記のロープは登山用の柔らかい耐摩耗性のあるロープを利用する
請求項1に記載の高層ビル救助装置
。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
大災害が発生した時、通常エレベーターがあるから大丈夫と、はとんどの方が考えているようです。電源喪失が発生し消防のレスキュウや救出隊の到着に時間がかかる時―般の市民による高層ビルより救出される人を救助する方法が無く
通常エレベーターに頼るしかありません。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平05-192369
【文献】実開平07-012154
【文献】特表2014-521429
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
大災害による電源喪失でエレベーターが使用できない時に、タンカーに乗せて階段を担いで降ろすことは体力の消耗が激しく市民には無理です。救助隊のレスキューが到着するのに時間がかかるとき、緊急に大けがなどをされた人の救出する必要があります。
【課題を解決するための手段】
【0005】
大災害による電源喪失でエレベーターが使用できない。レスキューが到着するのに時間が、かかるとき大ケガなどでどうしても階段を利用してタンカーで降ろす必要があります。タンカーを担いで降ろすことは一般の市民にはできません。一般の市民や消防のレスキューによるロープを使い専用タンカーにて、階段を利用して体力の消耗が少なく降ろすことを提案する。
【発明の効果】
【0006】
一般の市民による体力の消費が少なく沢山の人を搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】 専用釣り金具 専用釣り金具でシャフト3にロープ7を巻きつけてブロック1と2を合わせて止めビス8で止めロープ収納します。板バネ29はロープ7が専用金具5の内部での絡み防止するための、弱い板バネ29が取り付けられています。
【0008】
【
図2】 ロープ格納ブロック1と2 シャフト3にロープ7巻きつけロープ格納ブロック1と2を合わせて利用します。Aの寸法はロープ3本分、B寸法はロープ10本分、10本分位必要です狭いと専用金具5の内部のロープ7の巻き型が、変わることがあります。C寸法は金具の中のロープが絡まないように15cmの長さとロープの出入りする穴はできるかぎり小さく弱い板バネ29で防いでいます。
【0009】
【
図3】 ロープの結び方 シャフト3にロープ7の結び方を説明しています。シャフト3の太さはロープに合わせて替えることが必要です。
【0010】
【
図4】 ロープの説明 E図にてロープ7Aの環付きカラビナをタンカー用金具20に連結して、ロープ7Bを操作してタンカーを降ろします。降ろしたらF図のロープ7Dの位置になるまでロープ7Aを引いておきます。ロープ7Cを軽く押さえてロープ7Dを引きます。ロープを巻いた位置10がロープを巻いた位置11の位置に移動して、ロープ7Dの環付きカラビナを次の救助される人のタンカーにつなぐと、次の救出される人を降ろすことができロープを巻き直す必要が無い専用釣り金具です。
【0011】
【
図5】 救助タンカー タンカー本体15に直形60cmのタイヤが4本16と17が付いており、シート19が敷いてある。シート19には安全シートベルト21が取り付けられており ハンドル18にはタンカー用金具20が取り付けられている。タンカー本体15には補助取手28が付いており階段を降りる時、救助する人が両側で補助するのに利用します。
【0012】
【
図6】 タンカー舵取り機構 タンカー本体に支点ピン23が付いておりハンドル18を左右に動かすとレバー22と24、を経由してタイヤ17が動いて方向を変えることが出来る。ハンドル18にはタンカー用金具20が取り付けられている。ビルの踊り場にロープを掛ける金具9に専用金具5の環付きカラビナ12を取り付けて、ロープ7に付いている環付きカラビナ6をタンカー用金具20に取り付けて使用します。
【発明を実施するための形態】
【0013】
ビルの踊り場にロープを掛ける金具が設置されている必要があります。ロープを利用して専用タンカーにて、すこしずつ降ろしていきますが、定期的に消防のレスキューと合同訓練が必要です。降ろす時専用タンカーの側がわに一人又は二人付く必要があります。ロープは登山用の柔らかい耐摩耗性のロープをご使用してください。
【産業上の利用可能性】
【0014】
急いでいる時ロープの巻き型を忘れたりすることもなく、体力の消耗が少なく降ろすことができて消防のレスキュウも利用できる可能性が高い。
【符号の説明】
1. ロープ格納ブロック1
2. ロープ格納ブロック2
3. シャフト
4. 止め輪
5. 専用釣り金具プレート
6. 環付きカラビナ
7. ロープ
8. 止めビス
9. 踊り場取り付け金具
10.ロープを巻いた位置
11.ロープを巻いた位置
12.環付きカラビナ
15 タンカー本体
16 後輪タイヤ
17 前輪タイヤ
18 ハンドル
19 シート
20 タンカー用金具
21 安全シートベルト
22 舵取り用レバーA
23 タンカー本体取り付けピン
24 舵取り用レバーB
25 タンカー本体プレート
26 ピン
27 回転レバー
28 補助取手
29 弱い板バネ
【要約】 (修正有)
【課題】大災害による電源喪失でエレベーターが使用できない時に、タンカーに乗せて階段を担いで降ろすことは体力の消耗が激しく市民には無理です。救助隊のレスキューが到着するのに時間がかかるとき、緊急に大けがなどをされた人を救出する必要があります。専用の担架でロープにより階段を利用して体力の消耗が少なく人を降ろすことができる設備を提供する。
【解決手段】消防のレスキューによるロープを使い専用金具と専用タンカーにて、階段を利用して降ろす。
【選択図】
図1