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▶ 青柳 六雄の特許一覧

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  • 特許-ビル内部による救出装置 図1
  • 特許-ビル内部による救出装置 図2
  • 特許-ビル内部による救出装置 図3
  • 特許-ビル内部による救出装置 図4
  • 特許-ビル内部による救出装置 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-16
(45)【発行日】2024-12-24
(54)【発明の名称】ビル内部による救出装置
(51)【国際特許分類】
   A62B 1/06 20060101AFI20241217BHJP
【FI】
A62B1/06 B
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2024067089
(22)【出願日】2024-04-01
【審査請求日】2024-05-09
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】512045630
【氏名又は名称】青柳 六雄
(72)【発明者】
【氏名】青柳 六雄
【審査官】瀬戸 康平
(56)【参考文献】
【文献】実開平04-092255(JP,U)
【文献】特開平08-131567(JP,A)
【文献】実開昭64-012549(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A62B 1/00- 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビル新築の時、内部に縦穴(縦穴空洞)1を交互に下へと作って置き縦穴1の上(天井8)に釣り金具4が設置されているビル内部による救出装置において、
前記の釣り金具4に専用釣り金具7を環付きカラビナ11で、接続し専用釣り金具7より出ているロープをタンカーにつなぎ、タンカーを吊るして、
数回に分けて地上まで下に降ろすように構成され、
前記の次に救出される人を降ろす時ロープを巻き直す必要が無い専用釣り金具を、利用しており、
前記のこの縦穴空洞には、はしごが付いており下へと降りることが
出来るビル内部による救出装置
【請求項2】
前記のロープ5は登山用の耐久性のある柔らかいロープを利用する請求項1に記載のビル内部による救出装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
大災害が発生した時、電源喪失などでエレベーターが使えない時ビルから消防のレスキュウが救出する為の設備が、整って無いのが現状です。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実開平07-012154
【文献】特開平05-192369
【文献】特表2014-521429
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
大災害が発生した時に消防のレスキュウが救出するには、清掃用ゴンドラや、はしご車またはへりによる救出がありますが、雨や強風などによる救助が難しく時間が、かかってしまいます。道路状況によっては、はしご車が遅れるなど台数にも限界があります。
タンカーを担いで階段を降りるには、高層ビルでは体力と救出人数に限りがあります。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ビル内部に救助設備を付けることにより、雨や強風などに左右されずに救出することが出来る。
ビル内部に深さ約20m位の縦穴(縦穴空洞)を交互に下へと、作って置くことにより消防のレスキュウがタンカーとロープで救出することができることを提案します。
日常の訓練により高さが20m位ですと消耗が少なく救助可能です。この縦穴空洞にははしごが付いており下へと降りることが出来ます。
【発明の効果】
【0006】
消防のレスキュウが数人来ていただくと、消防のレスキュウが上下に移動しなくてもタンカーとロープを使い多数の人を救出できます。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】 ビルの1部拡大図 ビルに縦穴(縦穴空洞)1が設置されており、この縦穴1の上の天上に釣り金具4が設置されており、この釣り金具4に専用釣り金具7を取り付け、専用釣り金具7から出ているロープにタンカー9を付けて、タンカー9に乗った救助する人10を降ろします。この縦穴空洞1にははしご3が付いており下へと降りることが出来ます。
【0008】
図2】 外観図 ビルの内部に縦穴(縦穴空洞)1を交互に下へと、作って置くことによりタンカーを数回に分けて降ろします。縦穴(縦穴空洞)1の上(天井部)に釣り金具4が設置されている
【0009】
図3】 専用釣り金具
【0010】
専用釣り金具7でシャフト12にロープ5を巻きつけてブロック14と15を合わせて止めビス16で止めロープ収納します。板バネ17はロープ5が専用金具7の内部での絡み防止するための、弱い板バネ17が取り付けられています。
図4】 ロープ格納ブロック
【0011】
シャフト12にロープ5巻きつけロープ格納ブロック15と14を合わせて利用します。
Aの寸法はロープ3本分、B寸法はロープ10本分、10本分位必要です狭いと専用金具7の内部のロープ5の巻き型が、変わることがあります。C寸法は金具の中のロープが絡まないように15cmの長さとロープの出入りする穴はできるかぎり小さく弱い板バネ17で、防いでいます。
【0012】
図5】 ロープの結び方 シャフト12にロープ5の結び方を説明しています。シャフト12の太さはロープに合わせて替えることが必要です
【0013】
図6】 ロープの説明 E図にてロープ5Aの環付きカラビナをタンカー用金具に連結して、ロープ5Bを操作してタンカーを降ろします。降ろしたらF図のロープ5Dの位置になるまでロープ5Aを引いておきます。ロープ5Cを軽く押さえてロープ5Dを引きます。ロープを巻いた位置18がロープを巻いた位置19の位置に移動して、ロープ5Dの環付きカラビナを次の救助される人のタンカーにつなぐと、次の救出される人を降ろすことができロープを巻き直す必要が無い専用釣り金具です。
【発明を実施するための形態】
【0014】
新築のビルを作る時に設置しておく必要が、あります。人命に係わるので一般の人には利用が難しいと思われますが、補助の人がいるとき訓練をすることにより専用金具のロープを命綱として付けるとハシゴで降りることが出来ます。
ビルの縦穴(縦穴空洞)に防火扉が設置してあると、利用価値が上がります。
【産業上の利用可能性】
【0015】
天候に左右されず消防のレスキュウにとって体力消耗が少なく危険性が無くなり、利用の可能性がありハシゴを利用して降りることも出来ます。
【符号の説明】
【0016】
1.ビルの縦穴 (縦穴空洞)
2.床
3.ハシゴ
4.釣り金具
5.ロープ
6.救助する人 (消防のレスキュウ)
7.専用釣り金具
8.天上
9.タンカー
10.救出される人
11.環付きカタビナ
12.ロープ巻きつけシャフト
13.止め輪
14.ロープ格納ブロック2
15.ロープ格納ブロック1
16.止めビス
17.弱い板ばね
18.ロープの巻いた状態
19.ロープの巻いた状態
【要約】      (修正有)
【課題】大災害が発生した時に消防のレスキュウが救出するには、清掃用ゴンドラや、はしご車またはヘリによる救出があるが、雨や強風などによる救助が難しく時間がかかる。道路状況によっては、はしご車が遅れる、また台数にも限界がある。タンカーを担いで階段を降りるには、高層ビルでは体力と救出人数に限りがある。高層ビルから迅速に人を救助するためのビル内部に設ける救助設備を提供する。
【解決手段】ビル内部に救助設備を付けることにより、雨や強風などに左右されずに救出することが出来る。ビル内部に深さ約20m位の縦穴(縦穴空洞)を交互に下へと、作って置くことにより消防のレスキュウがタンカーとロープで救出することができることを提案する。日常の訓練により高さが20m位ですと消耗が少なく救助可能で、この縦穴空洞にははしごが付いており下へと降りることが出来る。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6