IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ Global Mobility Service株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-バッテリ装置 図1
  • 特許-バッテリ装置 図2
  • 特許-バッテリ装置 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-17
(45)【発行日】2024-12-25
(54)【発明の名称】バッテリ装置
(51)【国際特許分類】
   B60L 58/10 20190101AFI20241218BHJP
   B60L 53/80 20190101ALI20241218BHJP
   B60L 3/00 20190101ALI20241218BHJP
   G08B 13/22 20060101ALI20241218BHJP
   G08B 21/00 20060101ALI20241218BHJP
   G08B 25/08 20060101ALI20241218BHJP
   H04M 11/04 20060101ALI20241218BHJP
   B60R 25/102 20130101ALI20241218BHJP
   G06F 21/88 20130101ALI20241218BHJP
   G16Y 40/10 20200101ALN20241218BHJP
   G16Y 10/40 20200101ALN20241218BHJP
   G08B 13/02 20060101ALN20241218BHJP
【FI】
B60L58/10
B60L53/80
B60L3/00 S
G08B13/22
G08B21/00 U
G08B25/08 A
H04M11/04
B60R25/102
G06F21/88
G16Y40/10
G16Y10/40
G08B13/02 A
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2024520515
(86)(22)【出願日】2024-04-01
(86)【国際出願番号】 JP2024013412
【審査請求日】2024-07-09
(31)【優先権主張番号】P 2023063057
(32)【優先日】2023-04-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514026196
【氏名又は名称】Global Mobility Service株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001564
【氏名又は名称】フェリシテ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】橋本 信行
(72)【発明者】
【氏名】萩島 功一
(72)【発明者】
【氏名】中島 徳至
【審査官】加藤 昌人
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第211364327(CN,U)
【文献】国際公開第2015/115069(WO,A1)
【文献】特開2021-051761(JP,A)
【文献】特開2011-239616(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第110949177(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60L 58/10
B60L 53/80
H01M 10/00-10/667
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気自動車に搭載されるバッテリ装置であって、
前記バッテリ装置と前記電気自動車との接続断により前記バッテリ装置が前記電気自動車から取り外されたことを検出する検出部と、
前記検出部によって前記バッテリ装置が前記電気自動車から取り外されたことが検出されたときの前記バッテリ装置の位置情報をサーバに送信する通信部と、を備えるバッテリ装置。
【請求項2】
前記通信部は、前記電気自動車のユーザの通信端末、警備会社及び警察の少なくとも1つに対して、前記バッテリ装置の位置情報を送信する、請求項1に記載のバッテリ装置。
【請求項3】
前記通信部は、前記検出部によって前記バッテリ装置が前記電気自動車から取り外されたことが検出された後は、定期的に前記バッテリ装置の位置情報を送信する、請求項1に記載のバッテリ装置。
【請求項4】
前記通信部は、前記バッテリ装置が前記電気自動車以外の電気自動車に取り付けられたときの前記バッテリ装置の位置情報を前記サーバに送信する、請求項1に記載のバッテリ装置。
【請求項5】
前記バッテリ装置が前記電気自動車以外の電気自動車に取り付けられた場合、前記電気自動車以外の電気自動車に対する充電或いは放電を抑制する制御部を備える、請求項1に記載のバッテリ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、通信機能付バッテリ装置が位置情報をサーバに送信することで、バッテリ装置の盗難を防止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2002-291110号公報
【発明の概要】
【0004】
しかしながら、特許文献1に係る技術では、バッテリ装置が常に位置情報を送信しているため、バッテリ装置が取り外された時点の位置情報を特定できず、どこでバッテリ装置が盗難されたのかが分からないという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、盗難された位置情報を特定することができるバッテリ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係るバッテリ装置は、電気自動車に搭載されるバッテリ装置であって、前記バッテリ装置が前記電気自動車から取り外されたことを検出する検出部と、前記検出部によって前記バッテリ装置が前記電気自動車から取り外されたことが検出されたときの前記バッテリ装置の位置情報をサーバに送信する通信部と、を備えることを要旨とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、盗難された位置情報を特定することができるバッテリ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、第1実施形態に係る制御システム100の全体構成の一例を示す図である。
図2図2は、第1実施形態に係るバッテリ装置10の機能ブロックの一例を示す図である。
図3図3は、第1実施形態に係る制御システム100の動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0010】
(第1実施形態)
以下、図1図3を参照して、本発明の第1実施形態の制御システム100について説明する。
【0011】
図1は、本実施形態に係る制御システム100の全体構成の一例を示す図であり、図2は、本実施形態に係るバッテリ装置10の機能ブロックの一例を示す図であり、図3は、本実施形態に係る制御システム100の動作の一例を示すフローチャートである。
【0012】
本実施形態に係る制御システム100は、電気自動車(EV:Electronic Vehicle)1の盗難を防止することを目的として構成されている。
【0013】
図1に示すように、本実施形態に係るサービス提供システム100は、電気自動車1に搭載されるバッテリ装置10と、サーバ20と、通信端末30と、発電所40と、充電ステーション50とを備える。
【0014】
本実施形態において、電気自動車1には、HEV(Hybrid Electric Vehicle)やPHV(Plug-in Hybrid Vehicle)やFCV(Fuel Cell Vehicle)等が含まれていてもよい。
【0015】
また、電気自動車1は、車輪やキャタピラー(登録商標)等によって駆動できる乗り物(例えば、建機や農機も含む)でありさえすれば特に限定されるものではなく、通常の四輪車両に加えて、例えば、二輪車両や三輪車両、六輪車両であってもよい。
【0016】
また、電気自動車1は、遠隔操作による無人走行(レベル4:特定条件下における完全自動運転、レベル5:完全自動運転)ができる車両を含んでもよい。
【0017】
図1に示すように、電気自動車1には、バッテリ装置10の他に、駆動装置やヘッドライトやカーステレオやエアコン等の電気機器や、各種ECU(Electronic Control Unit)やTCU(Telematics Control Unit)等の電子機器や、各種ハーネス等が搭載されている。
【0018】
かかる駆動装置は、所定条件が満たされている場合に起動操作が行われることによって起動することができるように構成されている。ここで、駆動装置は、モータである。
【0019】
例えば、所定条件としては、シフトレバーがパーキングレンジに入っていることや、ブレーキが踏まれていること等が想定される。また、所定条件に、電気自動車1が有している暗号キーと所定アプリケーション内の暗号キーとが一致することや、通信端末30が電気自動車1内にあることや、電気自動車1と通信端末30との距離が一定範囲内にあること等が含まれていてもよい。
【0020】
また、起動動作としては、運転者によってキーを挿入にして回転する動作や、スタートスイッチを押下する動作や、通信端末30としてのスマートフォンにインストールされているアプリケーション(デジタルキー)のボタンを押下する動作等が想定される。
【0021】
通信端末30としては、スマートフォンのような携帯通信端末が想定される。通信端末30の構成は、具体的には図示しないが、例えば、サーバ30からダウンロードしたアプリケーションを実行したり、近距離通信やWiFiや携帯電話回線通信等を介した通信の実行を制御したりするCPU、アプリケーションの実行内容が表示されるスクリーン、位置情報を検出するGPS、ユーザの入力を受け付ける入力部、音が出力されるスピーカー等を有する。
【0022】
発電所40は、発電を実施し、充電ステーション50に対して送電するように構成されている。かかる発電所40は、火力発電所や原子力発電所や風力発電所等であってもよいし、太陽光発電システムであってもよい。
【0023】
充電ステーション50は、充電プラグを介して電気自動車1に搭載されているバッテリ装置10に充電するように構成されている。
【0024】
図2に示すように、バッテリ装置10は、充電部11と、蓄電部12と、放電部13と、車載器15とを備えている。
【0025】
充電部11は、充電ステーションにおいて充電プラグを介して電気を取得するように構成されている。蓄電部12は、充電部11によって得られた電気を蓄えるように構成されている。放電部13は、電気自動車1の各種回路に対して、蓄電部13によって蓄えられている電気を放出するように構成されている。
【0026】
車載器15は、図2に示すように、検出部15Aと、通信部15Bと、制御部15Cとを備えている。なお、車載器15は、バッテリ装置10以外に設けられていてもよい。
【0027】
検出部15Aは、バッテリ装置10が電気自動車1から取り外されたことを検出するように構成されている。
【0028】
例えば、検出部15Aは、電気自動車1における振動を感知して、バッテリ装置10が電気自動車1から取り外されたことを検出するように構成されていてもよい。
【0029】
或いは、検出部15Aは、電気自動車1とバッテリ装置10との間の接続断を検出して、バッテリ装置10が電気自動車1から取り外されたことを検出するように構成されていてもよい。
【0030】
通信部15Bは、サーバ20や通信端末30や充電ステーション50との間で通信を行うことができるように構成されている。
【0031】
また、通信部15Bは、設置されている電気自動車1の車両情報を収集することができるように構成されていてもよい。
【0032】
ここで、車両情報としては、シフトレバーの位置、ブレーキが踏まれているか否かを示す検知情報、及び、GPSによる車両の位置情報等を含むことが望ましい。
【0033】
通信部15Bは、収集した車両情報を、無線ネットワークを介してサーバ20に送信すると共に、サーバ20から無線ネットワークを介して制御信号を受信することができるように構成されていてもよい。
【0034】
ここで、通信部15Bは、検出部15Aによってバッテリ装置10が電気自動車1から取り外されたことが検出されたときのバッテリ装置10の位置情報をサーバ20に送信するように構成されている。
【0035】
例えば、通信部15Bは、検出部15Aによってバッテリ装置10が電気自動車1から取り外されたことが検出された時点で、かかるバッテリ装置10の位置情報をサーバ20に送信するように構成されていてもよい。
【0036】
或いは、通信部15Bは、検出部15Aによってバッテリ装置10が電気自動車1から取り外されたことが検出された時点で、かかるバッテリ装置10の位置情報を保存しておき、所定タイミングで、かかるバッテリ装置10の位置情報をサーバ20に送信するように構成されていてもよい。例えば、通信部15Bは、検出部15Aによってバッテリ装置10が電気自動車1から取り外されたことが検出された後、所定時間が経過するまでに、バッテリ装置10が電気自動車1に再度搭載されない場合に、かかるバッテリ装置10の位置情報をサーバ20に送信するように構成されていてもよい。
【0037】
また、通信部15Bは、電気自動車1のユーザの通信端末30、警備会社及び警察の少なくとも1つに対して、かかるバッテリ装置10の位置情報を送信するように構成されていてもよい。
【0038】
ここで、通信部15Bは、かかるバッテリ装置10の位置情報の送信先についてサーバ20に確認し、サーバ20から通知された送付先(例えば、電気自動車1のユーザの通信端末30、警備会社のサーバ及び警察のサーバ等)に対して、かかるバッテリ装置10の位置情報を送信するように構成されていてもよい。
【0039】
かかる構成によれば、バッテリ装置10が盗難されたという事実を、早急にユーザや警備会社や警察等に知らせることができ、バッテリ装置10を取り戻すことができる可能性を高めることができる。
【0040】
また、通信部15Bは、検出部15Aによってバッテリ装置10が電気自動車1から取り外されたことが検出された後は、定期的に、かかるバッテリ装置10の位置情報を送信するように構成されていてもよい。
【0041】
かかる構成によれば、盗難されたバッテリ装置10の位置を追跡することができる。
【0042】
さらに、通信部15Bは、バッテリ装置10が電気自動車1以外の電気自動車に取り付けられたときのバッテリ装置10の位置情報をサーバ20に送信するように構成されていてもよい。
【0043】
具体的には、検出部15Aは、バッテリ装置10に対応する電気自動車1以外の電気自動車に取り付けられたことを検出した場合、通信部15Bは、その時のバッテリ装置10の位置情報をサーバ20に送信するように構成されていてもよい。かかる場合、通信部15Bは、かかる位置情報についても、電気自動車1のユーザの通信端末30、警備会社及び警察の少なくとも1つに対して送信するように構成されていてもよい。
【0044】
ここで、バッテリ装置10に対応する電気自動車1については、サーバ20で管理されていてもよいし、バッテリ装置10で管理されていてもよい。例えば、前者の場合、検出部15Aは、バッテリ装置10が取り付けられた電気自動車がバッテリ装置10に対応する電気自動車1であるか否かについて、通信部15Bを介してサーバ20に確認してもよい。
【0045】
かかる構成によれば、盗難されたバッテリ装置10が取り付けられた電気自動車を追跡することで、かかるバッテリ装置10を追跡することができる。
【0046】
制御部15Cは、通信部15Bによって取得されたサーバ20からの制御信号等に基づいて、電気自動車1を制御することができるように構成されている。例えば、制御部15Cは、かかる制御信号等に基づいて、上述の駆動装置の起動制御等を行う制御機能を備えている。
【0047】
また、制御部15Cは、バッテリ装置10の充電或いは放電を禁止するか否かについて制御するように構成されていてもよい。ここで、制御部15Cは、サーバ20からの指示に基づいて、バッテリ装置10の充電或いは放電を禁止するか否かについて制御するように構成されていてもよい。
【0048】
なお、制御部15Cは、バッテリ装置10が電気自動車1以外の電気自動車に取り付けられた場合、かかる電気自動車1以外の電気自動車に対する放電を抑制するように構成されていてもよい。
【0049】
かかる構成によれば、盗難されたバッテリ装置10が、バッテリ装置10に対応する電気自動車1以外の電気自動車(例えば、盗難車の電気自動車等)に取り付けられても放電しないため、かかるバッテリ装置10を盗難しても意味がないことになる。
【0050】
さらに、制御部15Cは、上述の駆動装置の起動について可能又は不可のいずれかに設定することができるように構成されている。
【0051】
ここで、制御部15Cは、バッテリ装置10が電気自動車1以外の電気自動車に取り付けられた場合、かかる電気自動車1以外の電気自動車の駆動装置の起動について不可と設定するように構成されていてもよい。
【0052】
サーバ20は、図1に示すように、監視部21と、制御部22とを備えている。
【0053】
監視部21は、各ユーザの電気自動車1に搭載されているバッテリ装置10の位置情報を監視することで、バッテリ装置10の盗難の発生を監視すると共に、盗難されたバッテリ装置10の位置を追跡することができるように構成されている。
【0054】
ここで、監視部21は、各バッテリ装置10に対応する電気自動車1を管理するように構成されていてもよい。
【0055】
制御部22は、電気自動車1に搭載されるバッテリ装置10の充電又は放電を禁止するか否かについて決定するように構成されている。
【0056】
例えば、制御部22は、上述のバッテリ装置10の位置情報を取得することで、かかるバッテリ装置10が盗難されたと判断できる場合、車載器15に対して、電気自動車1に搭載されるバッテリ装置10の充電又は放電を禁止するように指示してもよい。
【0057】
なお、盗難されたバッテリ装置10が取り付けられている電気自動車が、充電ステーション50において充電を行おうとした場合、充電ステーション50は、かかる電気自動車に対する充電を不可能とし、サーバ20やユーザの通信端末30や警備会社や警察等に、かかる電気自動車が充電ステーション50にいることを通知するように構成されていてもよい。
【0058】
以下、図3を参照して、本実施形態に係るサービス提供システム100の動作の一例について説明する。
【0059】
図3に示すように、ステップS101において、バッテリ装置10が、電気自動車1からの取り外されたことを検出すると、本動作は、ステップS102に進む。
【0060】
ステップS102において、バッテリ装置10或いは電気自動車1の他の機能は、警告を通知する。
【0061】
バッテリ装置10は、ステップS103において、このときの位置情報をサーバ20に送信すると共に、ステップS104において、かかる位置情報を、電気自動車1のユーザの通信端末30、警備会社及び警察の少なくとも1つに対して送信する。
【0062】
バッテリ装置10は、車載器15を搭載している場合(ステップS105におけるYESの場合)、ステップS106において、放電を禁止するように設定し、ステップS107において、電気自動車1以外の電気自動車に搭載された場合、そのときの位置情報をサーバ20に送信する。
【0063】
本実施形態によれば、バッテリ装置10が盗難された位置情報を特定することが可能になる。
【0064】
また、本実施形態によれば、バッテリ装置10が電気自動車1から取り外された後も、バッテリ装置10の追跡を可能にするとともに、他の電気自動車1においての利用を抑制することができる。
【0065】
なお、電気自動車に関するサブスクリプションサービスにおいて、本実施形態に係るバッテリ装置10を利用することで、かかるサブスクリプションサービスのユーザが利用する電気自動車1に搭載するバッテリ装置10の盗難を防止することができ、安全に、かかるサブスクリプションサービスを提供することができる。
【0066】
電気自動車(EV:Electronic Vehicle)1のサブスクリプションサービス、バッテリ装置10のサブスクリプションサービス、及び、バッテリ装置10の充電サービスのサブスクリプションサービスの少なくとも1つを含む。
【0067】
ここで、電気自動車1のサブスクリプションサービスは、ユーザが定額制で電気自動車1を借りて利用することができるサービスである。なお、電気自動車1のサブスクリプションサービスでは、料金種別によって利用可能な電気自動車1の車種や利用可能時間等が変わってくる。
【0068】
また、バッテリ装置10のサブスクリプションサービスは、ユーザが定額制で電気自動車1に搭載可能なバッテリ装置10を借りて利用することができるサービスである。ユーザは、かかるバッテリ装置10のサブスクリプションサービスを利用する場合、電気自動車1については自身で準備する必要がある。なお、バッテリ装置10のサブスクリプションサービスでは、料金種別によって利用可能なバッテリ装置10の種類や交換タイミング等が変わってくる。
【0069】
さらに、バッテリ装置10の充電サービスのサブスクリプションサービスは、ユーザが定額制で電気自動車1に搭載されているバッテリ装置10に充電することができるサービスである。ユーザは、かかるバッテリ装置10の充電のサブスクリプションサービスを利用する場合、電気自動車1及びバッテリ装置10については自身で準備する必要がある。なお、バッテリ装置10の充電サービスのサブスクリプションサービスでは、料金種別によって充電可能な回数(急速充電の回数)等が変わってくる。
【0070】
上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【符号の説明】
【0071】
100…制御システム
1…電気自動車
10…バッテリ装置
11…充電部
12…蓄電部
13…放電部
15…車載器
15A…検出部
15B…通信部
15C…制御部
20…サーバ
21…監視部
22…制御部
30…通信端末
40…発電所
50…充電ステーション
【要約】
盗難された位置情報を特定すること。一実施形態に係るバッテリ装置10は、バッテリ装置10が電気自動車1から取り外されたことを検出する検出部15Aと、検出部15Aによってバッテリ装置10が電気自動車1から取り外されたことが検出されたときのバッテリ装置10の位置情報をサーバ20に送信する通信部15Bとを備える。
図1
図2
図3