IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ヤフー株式会社の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-17
(45)【発行日】2024-12-25
(54)【発明の名称】端末のプログラム、情報処理方法、端末
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/04 20220101AFI20241218BHJP
   G06Q 50/00 20240101ALI20241218BHJP
【FI】
H04L51/04
G06Q50/00 300
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2020177010
(22)【出願日】2020-10-21
(65)【公開番号】P2022068064
(43)【公開日】2022-05-09
【審査請求日】2023-09-27
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001759
【氏名又は名称】弁理士法人よつ葉国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100093687
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 元成
(74)【代理人】
【識別番号】100168468
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 曜
(74)【代理人】
【識別番号】100166176
【弁理士】
【氏名又は名称】加美山 豊
(72)【発明者】
【氏名】国京 正樹
【審査官】安井 雅史
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-167030(JP,A)
【文献】特開2020-080195(JP,A)
【文献】特開2014-089647(JP,A)
【文献】特開2017-049731(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/00-51/58
67/00-67/75
G06Q 50/00-50/20
50/26-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末によって実行されるプログラムであって、
前記端末の第1ユーザと、前記端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを前記端末の表示部に表示することと、
第1サービスを行う第1サーバを介して、前記第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を前記端末の通信部によって受信することと、
前記第1画像の情報に基づく第1画像を前記チャットルームに表示することと、
前記チャットルームに表示された前記第1画像に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1サービスとは異なる第2サービスに関連する認証に関する第1情報を前記表示部に表示することと
前記第1情報に対する前記第1ユーザによる入力に基づいて、前記表示部に表示された前記チャットルームで前記第1画像を利用可能にすることに関する処理を前記端末の制御部によって行うことと、が前記端末によって実行される。
【請求項2】
請求項に記載のプログラムであって、
前記第1画像に関する情報が、前記第2サービスにおいて前記第1ユーザに関連付けられていない場合、前記第1ユーザと、前記第1画像の情報とを関連付けて前記第2サービスの第2サーバの記憶部に記憶することに関する処理を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項3】
請求項に記載のプログラムであって、
前記第1ユーザと、前記第1画像の情報とが関連付けられて前記第2サーバの前記記憶部に記憶されたことに基づいて、前記表示部に表示された前記チャットルームで前記第1画像を利用可能にすることに関する処理を前記端末の制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項4】
請求項または請求項に記載のプログラムであって、
前記第1画像の情報は、前記第1ユーザと、前記第1画像の情報とが関連付けられて前記第2サーバの前記記憶部に記憶されたことに基づいて、前記第2サービスで利用可能にされる。
【請求項5】
端末によって実行されるプログラムであって、
前記端末の第1ユーザと、前記端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを前記端末の表示部に表示することと、
第1サービスを行う第1サーバを介して、前記第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を前記端末の通信部によって受信することと、
前記第1画像の情報に基づく第1画像を前記チャットルームに表示することと、
前記チャットルームに表示された前記第1画像に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1サービスとは異なる第2サービスに関連する認証に関する第1情報を前記表示部に表示することと、が前記端末によって実行され、
前記第2サービスに関するアプリケーションが前記端末にダウンロードされていない場合、前記チャットルームに表示された前記第1画像に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記アプリケーションをダウンロードすることに関する第2情報を表示部に表示することと、
前記第2情報に対する前記第1ユーザによる入力に基づいて、前記アプリケーションが前記端末にダウンロードされ、前記アプリケーションが前記端末にダウンロードされたことに基づき、前記表示部に表示された前記チャットルームで前記第1画像を利用可能にすることに関する処理を前記端末の制御部によって行うことと、が前記端末によって実行される。
【請求項6】
端末によって実行されるプログラムであって、
前記端末の第1ユーザと、前記端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを前記端末の表示部に表示することと、
第1サービスを行う第1サーバを介して、前記第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を前記端末の通信部によって受信することと、
前記第1画像の情報に基づく第1画像を前記チャットルームに表示することと、
前記チャットルームに表示された前記第1画像に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1サービスとは異なる第2サービスに関連する認証に関する第1情報を前記表示部に表示することと、が前記端末によって実行され、
前記第1画像の情報は、前記第2サービスで前記第1ユーザが利用可能であり、
前記第1画像の情報は、前記第1サーバによって行われる前記第1サービスで前記第1ユーザが利用する場合と、第2サーバによって行われる第2サービスで前記第1ユーザが利用する場合とで設定が異なる。
【請求項7】
端末によって実行されるプログラムであって、
前記端末の第1ユーザと、前記端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを前記端末の表示部に表示することと、
第1サービスを行う第1サーバを介して、前記第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を前記端末の通信部によって受信することと、
前記第1画像の情報に基づく第1画像を前記チャットルームに表示することと、
前記チャットルームに表示された前記第1画像に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1サービスとは異なる第2サービスに関連する認証に関する第1情報を前記表示部に表示することと、が前記端末によって実行され、
前記第1画像の情報は、前記第1サーバによって行われる前記第1サービスで利用可能な画像情報に含まれる。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラムであって、
前記第1画像の情報は、前記第1サーバによって行われる前記第1サービスで前記第1ユーザが利用する場合、利用可能回数または利用可能日数が設定されている。
【請求項9】
請求項7に記載のプログラムであって、
前記画像情報のうち、前記第1サーバによって行われる前記第1サービスにおける、前記第1ユーザの情報であるユーザ情報に基づいて、前記第1サーバによって行われる前記第1サービスで利用可能な画像の情報が決定される。
【請求項10】
請求項7に記載のプログラムであって、
前記画像情報のうち、第2サーバによって行われる前記第2サービスにおける、前記第1ユーザの情報であるユーザ情報に基づいて、前記第1サーバによって行われる前記第1サービスで利用可能な画像の情報が決定される。
【請求項11】
請求項または請求項10に記載のプログラムであって、
前記ユーザ情報は、前記第1ユーザの信用スコアを含む。
【請求項12】
端末によって実行されるプログラムであって、
前記端末の第1ユーザと、前記端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを前記端末の表示部に表示することと、
第1サービスを行う第1サーバを介して、前記第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を前記端末の通信部によって受信することと、
前記第1画像の情報に基づく第1画像を前記チャットルームに表示することと、
前記チャットルームに表示された前記第1画像に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1サービスとは異なる第2サービスに関連する認証に関する第1情報を前記表示部に表示することと、が前記端末によって実行され、
前記第1画像は、前記チャットルームで利用可能なスタンプを含む。
【請求項13】
端末であって、
前記端末の第1ユーザと、前記端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを表示する表示部と、
第1サービスを行う第1サーバを介して、前記第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を受信する通信部とを備え、
前記表示部は、前記表示部に表示された前記チャットルームに、前記第1画像の情報に基づく第1画像を表示し、前記チャットルームに表示された前記第1画像に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1サービスとは異なる第2サービスに関連する認証に関する第1情報を表示し
前記第1情報に対する前記第1ユーザによる入力に基づいて、前記表示部に表示された前記チャットルームで前記第1画像を利用可能にすることに関する処理を行う制御部を備える。
【請求項14】
端末であって、
前記端末の第1ユーザと、前記端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを表示する表示部と、
第1サービスを行う第1サーバを介して、前記第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を受信する通信部と、を備え、
前記表示部は、
前記表示部に表示された前記チャットルームに、前記第1画像の情報に基づく第1画像を表示し、前記チャットルームに表示された前記第1画像に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1サービスとは異なる第2サービスに関連する認証に関する第1情報を表示し、
前記第2サービスに関するアプリケーションが前記端末にダウンロードされていない場合、前記チャットルームに表示された前記第1画像に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記アプリケーションをダウンロードすることに関する第2情報を表示し、
前記第2情報に対する前記第1ユーザによる入力に基づいて、前記アプリケーションが前記端末にダウンロードされ、前記アプリケーションが前記端末にダウンロードされたことに基づき、前記表示部に表示された前記チャットルームで前記第1画像を利用可能にすることに関する処理を行う制御部を備える。
【請求項15】
端末であって、
前記端末の第1ユーザと、前記端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを表示する表示部と、
第1サービスを行う第1サーバを介して、前記第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を受信する通信部と、を備え、
前記表示部は、前記表示部に表示された前記チャットルームに、前記第1画像の情報に基づく第1画像を表示し、前記チャットルームに表示された前記第1画像に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1サービスとは異なる第2サービスに関連する認証に関する第1情報を表示し、
前記第1画像の情報は、前記第2サービスで前記第1ユーザが利用可能であり、
前記第1画像の情報は、前記第1サーバによって行われる前記第1サービスで前記第1ユーザが利用する場合と、第2サーバによって行われる第2サービスで前記第1ユーザが利用する場合とで設定が異なる。
【請求項16】
端末であって、
前記端末の第1ユーザと、前記端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを表示する表示部と、
第1サービスを行う第1サーバを介して、前記第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を受信する通信部と、を備え、
前記表示部は、前記表示部に表示された前記チャットルームに、前記第1画像の情報に基づく第1画像を表示し、前記チャットルームに表示された前記第1画像に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1サービスとは異なる第2サービスに関連する認証に関する第1情報を表示し、
前記第1画像の情報は、前記第1サーバによって行われる前記第1サービスで利用可能な画像情報に含まれる。
【請求項17】
端末であって、
前記端末の第1ユーザと、前記端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを表示する表示部と、
第1サービスを行う第1サーバを介して、前記第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を受信する通信部と、を備え、
前記表示部は、前記表示部に表示された前記チャットルームに、前記第1画像の情報に基づく第1画像を表示し、前記チャットルームに表示された前記第1画像に対する前記第1ユーザの入力に基づいて、前記第1サービスとは異なる第2サービスに関連する認証に関する第1情報を表示し、
前記第1画像は、前記チャットルームで利用可能なスタンプを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、端末のプログラム、情報処理方法、並びに端末に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のユーザ間でメッセージのやり取りをするための通信システムがある。そのような通信システムにおいては、スタンプと呼称されるユーザの感情等をイラストで表して送信することが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-37518号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明の第一の態様は、端末によって実行されるプログラムであって、端末の第1ユーザと、端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを端末の表示部に表示することと、第1サービスを行う第1サーバを介して、第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を端末の通信部によって受信することと、第1画像の情報に基づく第1画像をチャットルームに表示することと、チャットルームに表示された第1画像に対する第1ユーザの入力に基づいて、第1サービスとは異なる第2サービスに関連する認証に関する第1情報を表示部に表示することとが端末によって実行される。
本発明の第二の態様は、端末の情報処理方法であって、端末の第1ユーザと、端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを端末の表示部に表示することと、第1サービスを行う第1サーバを介して、第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を端末の通信部によって受信することと、第1画像の情報に基づく第1画像をチャットルームに表示することと、チャットルームに表示された第1画像に対する第1ユーザの入力に基づいて、第1サービスとは異なる第2サービスに関連する認証に関する第1情報を表示部に表示することとを含む。
本発明の第三の態様は、端末であって、端末の第1ユーザと、端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを表示する表示部と、第1サービスを行う第1サーバを介して、第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を受信する通信部とを備え、表示部は、表示部に表示されたチャットルームに、第1画像の情報に基づく第1画像を表示し、チャットルームに表示された第1画像に対する第1ユーザの入力に基づいて、第1サービスとは異なる第2サービスに関連する認証に関する第1情報を表示する。
本発明の第四の態様は、端末によって実行されるプログラムであって、端末の第1ユーザと、端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを端末の表示部に表示することと、プログラムに含まれる第1アプリケーションに関連する第1サーバを介して、第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を端末の通信部によって受信することと、第1画像の情報に基づく第1画像をチャットルームに表示することと、チャットルームに表示された第1画像に対する第1ユーザの入力に基づいて、第1アプリケーションとは異なる第2アプリケーションに関する認証に関連する第1情報を表示部に表示することとが端末によって実行される。
本発明の第五の態様は、端末によって実行されるプログラムであって、端末の第1ユーザと、端末とは異なる端末の第2ユーザとを含むチャットルームを端末の表示部に表示することと、第1サービスを行う第1サーバを介して、第2ユーザの異なる端末から送信されたコンテンツを端末の通信部によって受信することと、チャットルームにコンテンツを表示することと、第1サービスとは異なる第2サービスを行う第2サーバを介して、第2ユーザの端末によって送信された第1画像の情報を端末の通信部によって受信することと、第1画像の情報に基づく第1画像をチャットルームに表示することとが端末によって実行される。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】通信システムの構成例を示し、端末及びサーバの構成例を示すブロック図である。
図2】実施形態に係る通信システムの概要を説明する概要図である。
図3】(a)は、第2サーバのスタンプ情報のデータ構成例を示すデータ概念図である。(b)は、第2サーバのユーザ情報のデータ構成例を示すデータ概念図である。
図4】(a)は、第1サーバのスタンプ情報のデータ構成例を示すデータ概念図である。(b)は、第1サーバのユーザ情報のデータ構成例を示すデータ概念図である。
図5】通信システムにおける各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
図6図4に関連する端末の動作例を示すフローチャートである。
図7図4に関連する第1サーバの動作例を示すフローチャートである。
図8】(a)は、第2サーバのスタンプ一覧を表示していない状態の表示例を示す画面図であり、(b)は、第2サーバのスタンプ一覧を表示している状態の表示例を示す画面図である。
図9】通信システムにおける各装置間のやり取りの例を示すシーケンス図である。
図10】端末の動作例を示すフローチャートである。
図11】通信システムにおける各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
図12図11に関連する端末の動作例を示すフローチャートである。
図13図11に関連する第1サーバの動作例を示すフローチャートである。
図14図5に関連する第2サーバの動作例を示すフローチャートである。
図15】(a)~(c)は、端末の表示例を示す画面図である。
図16】通信システムにおける各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
図17図16に関連する第2サーバの動作例を示すフローチャートである。
図18図16に関連する第1サーバの動作例を示すフローチャートである。
図19】通信システムにおける各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
図20図19に関連する端末の動作例(スタンプ一覧)を示すフローチャートである。
図21図19に関連する第1サーバの動作例を示すフローチャートである。
図22図19に関連する第2サーバの動作例を示すフローチャートである。
図23】通信システムにおける各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
図24図23に関連する第1サーバの動作例を示すフローチャートである。
図25図23に関連する第2サーバの動作例を示すフローチャートである。
図26】通信システムにおける各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
図27図26に関連する第1サーバの動作例を示すフローチャートである。
図28図26に関連する第2サーバの動作例を示すフローチャートである。
図29】通信システムにおける各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
図30図29に関連する第1サーバの動作例を示すフローチャートである。
図31図29に関連する第2サーバの動作例を示すフローチャートである。
図32】通信システムにおける各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
図33図32に関連する端末の動作例を示すフローチャートである。
図34図32に関連する第2サーバの動作例を示すフローチャートである。
図35】通信システムにおける各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
図36図35に関連する送信側の端末の動作例を示すフローチャートである。
図37図35に関連する第2サーバの動作例を示すフローチャートである。
図38図35に関連する受信側の端末の動作例を示すフローチャートである。
図39】通信システムにおける各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
図40図39に関連する端末の動作例を示すフローチャートである。
図41図39に関連する第2サーバの動作例を示すフローチャートである。
図42】通信システムにおける各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
図43図42に関連するスタンプを受信した端末の動作例を示すフローチャートである。
図44】(a)端末にスタンプが表示された表示例を示す画面図である。(b)スタンプに対する入力を行う例を示す図である。(c)端末に第2メッセージングアプリケーションのインストール画面を表示する表示例を示す画面図である。(d)端末に第2メッセージングサービスにログインするログイン画面を表示する表示例を示す画面図である。
図45】通信システムにおける各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
図46図45に関連する端末の動作例を示すフローチャートである。
図47】通信システムにおける各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
図48図47に関連する端末の動作例を示すフローチャートである。
図49図47に関連する第2サーバの動作例を示すフローチャートである。
図50】(a)受信端末においてスタンプの購入に係る表示例を示す画面図である。(b)受信端末においてスタンプのダウンロードの際の表示例を示す画面図である。(c)受信端末においてスタンプをプレゼントする際の送り先を選択する際の表示例を示す画面図である。(d)受信端末においてスタンプをプレゼントした際の表示例を示す画面図である。
図51】サーバが保持するユーザデータの構成例を示すデータ概念図である。
図52】第2サーバの動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
本開示に係る端末による送信または受信に係る状況を確認できる表示方法等を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0008】
<システム構成>
【0009】
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク30を介して第2サーバ10と、端末20(端末20A,端末20B,端末20C)と、第1サーバ40と、が接続される。第2サーバ10および第1サーバ40は、ネットワーク30を介してユーザが所有する端末20に、端末20間でのメッセージの送受信を実現するサービスを提供する。なお、ネットワーク30に接続される端末20の数は限定されない。
【0010】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上の第2サーバ10と、1以上の第1サーバ40とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、端末20が第2サーバ10に接続した後、または、端末20が第1サーバ40に接続した後、または、第1サーバ40が第2サーバ10に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0011】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0012】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C)は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0013】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は基本的には同一であるため、以下の説明においては、端末20について説明する。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0014】
第2サーバ10及び第1サーバ40は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。第2サーバ10及び第1サーバ40は、限定でなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。第2サーバ10及び第1サーバ40と端末20とを区別する必要がない場合は、第2サーバ10及び第1サーバ40と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0015】
<ハードウェア(HW)構成>
【0016】
図1を用いて、通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0017】
(1)端末のHW構成
【0018】
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、表示部24、位置情報取得部25を備える。端末20のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、端末20は、マイク232、カメラ234、位置情報取得部25等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0019】
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、第2サーバ10及び第1サーバ40との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10に送信する。また、通信I/F22は、第2サーバ10及び第1サーバ40から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0020】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0021】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定でなく例として、タッチパネル231、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ234(動画像を介した操作入力)、マイク232(音声による操作入力)を含む。
【0022】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、 タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ233(音声出力)、レンズ(限定でなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0023】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0024】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0025】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0026】
制御部21は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0027】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定でなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0028】
端末20は、プログラムPを記憶部28に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムPは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0029】
マイク232は、音声データの入力に利用される。スピーカ233は、音声データの出力に利用される。カメラ234は、動画像データの取得に利用される。
【0030】
(2)第2サーバ10のHW構成
第2サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、表示部13を備える。第2サーバ10のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、第2サーバ10のHWは、第2サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、第2サーバ10のHWは、表示部13を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0031】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0032】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0033】
記憶部15は、第2サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0034】
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20に送信する。また、通信I/F14は、端末20から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0035】
入出力部12は、第2サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。入出力部12は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入出力部12は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入出力部12、限定でなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、入出力部12は、これらに限定されない。
【0036】
表示部13は、代表的にはモニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、表示部13は、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらの表示部13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、表示部13は、これらに限定されない。
【0037】
第2サーバ10は、プログラムPを記憶部15に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムPは、第2サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0038】
本開示の各実施形態においては、端末20および/または、第2サーバ10のCPUがプログラムPを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0039】
なお、端末20の制御部21、および/または、第2サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0040】
また、本開示の各実施形態のプログラムP(限定ではなく、例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。 記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムPを記憶可能である。また、プログラムPは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムPとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0041】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムPを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0042】
第2サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムPを読み出し、読み出したプログラムPを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0043】
また、本開示のプログラムPDDは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、第2サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。第2サーバ10および/または端末20は、限定でなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムPを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0044】
また、本開示の各実施形態は、プログラムPが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
【0045】
第2サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
【0046】
端末20における処理の少なくとも一部を、第2サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、第2サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
【0047】
第2サーバ10における処理の少なくとも一部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、第2サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
【0048】
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0049】
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。また、第1サーバ40のハードウェア構成については、第2サーバ10のハードウェア構成と同様であってよいので、詳細な説明については省略する。
【0050】
<実施形態1>
本実施形態1において、図2に示すように、端末20aと、端末20bは、第1サーバ40が提供する第1メッセージングサービスでメッセージ通信を行う。このとき、端末20aと端末20bは、第1メッセージングサービス上で、第1サーバ40と異なる第2サーバ10が提供する第2メッセージングサービスで使用されるスタンプを、使用することができる。このように、実施形態1では、異なるメッセージングサービス(第2メッセージングサービス)で提供されているスタンプを、自身のメッセージングサービス(第1メッセージングサービス)上で使用可能にする。
【0051】
本実施形態1において第1サーバ40は、複数の端末間のコンテンツのやり取りを実現する第1サービスを提供する。また、第2サーバ10も、同様に複数の端末間のコンテンツのやり取りを実現する第2サービスを提供するが、第2サーバ10が提供する第2サービスと、第1サーバ40とが提供する第1サービスとは互いに異なるサービスである。第1サーバ40が提供する第1サービス及び第2サーバ10が提供する第2サービスは、共にメッセージングサービスを含むサービスであれば、どのようなサービスであってもよい。ここでいうサービスとは、サービスを提供する提供者から利用者(ユーザ)に対して、有形無形の効用や満足、利便性を提供するものである。サービスは、利用者(ユーザ)に対して、サービスの提供に対する対価を求めるものであってもよいし、そうでなくともよい。サービスは、限定ではなく一例として、店舗紹介サービス、人材紹介サービス、ゲームアプリケーション提供サービス、電子商取引サービスなどであってよいが、いずれのサービスであっても上述の通り利用者間でのコンテンツのやり取りを実現するためのメッセージングサービスを含む。なお、サービスは、メッセージングサービス単体で成立するものであってもよいし、そうでなくともよい。ここでは、各サービスについて、メッセージングサービスを主に説明する。なお、第1サービス及び第2サービスは、互いに異なる企業により運営されるものであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0052】
第2サーバ10が提供する第2サービスにおいて、ユーザ同士は、自身の端末に第2サーバ10が提供する第2メッセージングアプリケーションをインストールしてコンテンツのやり取りを実行する。第2メッセージングアプリケーションは、第2サーバ10を介して、複数のユーザ間でコンテンツのやり取りを行うための通信ツールであり、各ユーザ間のコンテンツのやり取りは、トークルームで行われる。
【0053】
コンテンツとは、メッセージングアプリケーション上でトークルームを介してユーザによりやり取りされるデータのことであり、ユーザが自身の端末20を利用して入力した文字情報(テキストデータ)、写真やスタンプなどを含む画像情報(例えば、ユーザがいる場所の写真)、音声ファイル、動画ファイル、データファイルなど各種のファイル情報、広告情報を含むが、これらに限定するものではない。
【0054】
トークルームとは、限定ではなく一例として、サーバ10が提供するメッセージングサービスにおいて、メッセージングサービスを利用するユーザ同士によって、送受信されたコンテンツをユーザの端末に表示可能にするユーザインターフェースである。トークルームは、チャットルームと呼称されてもよい。
【0055】
スタンプとは、トークルーム上で挿入できる画像のことであり、喜怒哀楽をはじめ、感動・落胆・放心・ドヤ顔・お礼・お詫び・懇願・からかい・応援などといった、多種多様な感情や心境を表現した画像のことである。スタンプを用いることで言葉では表現しにくい感情の機微を、的確かつ簡潔に伝えることができる。スタンプは第2サーバ10により用意されることにより、ユーザは自身でイラストを用意せずとも、自身の感情を容易に伝えることができる。なお、スタンプは、第2サーバ10ではなく、他者が用意したスタンプを第2サーバ10に登録することで、ユーザが使用可能になったものであってもよい。
【0056】
一方、第1サーバ40も第2サーバ10と同様にユーザ間のコンテンツのやり取りを行うための第2メッセージングアプリケーションとは異なる第1メッセージングアプリケーションを提供する。第1サーバ40が提供する第1メッセージングアプリケーションにおいても、ユーザ間のコンテンツのやり取りは、トークルームと同様のルーム(トークルームと呼称してもよいが、第2メッセージングサービスと区別するためにルームと呼称する)で行われる。このルームもチャットルームと呼称されてもよい。
【0057】
また、第1サーバ40も、第2サーバ10とは異なる(一部が共通してもよい)スタンプをユーザに提供し、ユーザは第1サーバ40が提供するスタンプを利用して、他のユーザとコミュニケーションをとってもよい。
【0058】
このように互いに異なるシステムにおいて、本実施形態では、図2に示すように、端末20aのユーザが端末20bのユーザと、第1サーバ40が提供する第1サービスを介して、コンテンツのやり取りを実行する。このとき、第2サーバ10は、端末20aあるいは端末20bからの要求によって、第2サーバ10が提供しているスタンプを、第1サーバ40が提供している第1サービス上で使用することを許可する。即ち、第1サービスのルーム上で、第2サーバ10が提供しているスタンプの表示を実現する。
【0059】
以下、詳細に説明する。なお、本実施形態において、第1サーバ40が提供するメッセージングサービスを第1メッセージングサービス、第2サーバ10が提供するメッセージングサービスを第2メッセージングサービスと呼称し、それぞれのアプリケーションを第1メッセージングアプリ、第2メッセージングアプリとして区別する。また、第1サーバ40、第2サーバ10が提供するそれぞれのスタンプを、第1スタンプ、第2スタンプとして区別する。
【0060】
(1)ユーザ端末の機能構成
図1に示すように、端末20の制御部21は、メッセージ処理部211と、表示処理部212と、を備える。
【0061】
メッセージ処理部211は、第1サーバ40または第2サーバ10が提供するメッセージングサービスから提供されるメッセージングアプリケーションに従って、ユーザからの入力および/または通信I/F12が受信したメッセージを含むコンテンツの入力を受け付けて、表示処理部212に表示するように指示する。なお、ユーザからの入力を受け付けた場合には、その受け付けた入力内容を通信I/F22に第1サーバ40または第2サーバ10に宛てて送信するように指示する。また、ここでメッセージ処理部211が処理する対象としては、トークルーム(ルーム)に対してユーザが入力したテキストメッセージに限らず、写真やスタンプなどを含む画像情報、音声ファイル、動画ファイル、データファイルなどを含んでよい。なお、メッセージ処理部211が通信するサーバは、その時に端末20で実行しているメッセージングサービスに対応するサーバとなる。
【0062】
表示処理部212は、第1サーバ40または第2サーバ10が提供するメッセージングサービスから提供されるメッセージングアプリケーションに従って、ユーザからの入力および/または通信I/F12が受信したメッセージを含むコンテンツの入力を受け付けて、表示部24の表示領域に表示するように指示する。なお、ユーザからの入力を受け付けた場合には、その受け付けた入力内容を通信I/F22に第1サーバ40または第2サーバ10に宛てて送信するように指示する。表示処理部212は、第1サーバ40または第2サーバ10からの指示に従って、トークルーム(ルーム)に表示する各メッセージやコンテンツを受信して表示する。
以上が、端末20の機能構成である。
【0063】
(2)第2サーバ10の機能構成
図1に示すように、第2サーバ10の制御部11は、メッセージ処理部111を備える。また、制御部11は、決定部112や通知部113を備えていてもよい。
【0064】
メッセージ処理部111は、第2サーバ10が提供するメッセージングサービスを利用する各ユーザ間のやり取りを行うためのトークルームを管理する機能を備える。メッセージ処理部111は、第2サーバ10が提供するメッセージングサービスの提供を受ける端末間のスタンプを含むコンテンツのやり取りを中継する。即ち、あるユーザからトークルームへのコンテンツが送信された場合に、そのトークルームを特定し、トークルームに属する他のユーザにコンテンツを送信する。
【0065】
決定部112は、第2サーバ10が保持する第2スタンプライブラリのうち、第1サーバ40のユーザが、第1サーバ40が提供する第1メッセージングサービス上で使用することができるスタンプを決定する機能を備える。
【0066】
通知部113は、第2サーバ10が保持する第2スタンプライブラリのうち、第1サーバ40のユーザ、あるいは、第1サーバ40のユーザであって第2サーバ10のユーザでもあるユーザが使用可能なスタンプを第1サーバ40に通知する機能を備える。
【0067】
(3)第1サーバ40の機能構成
図1に示すように第1サーバ40の制御部11は、メッセージ処理部411と、スタンプ処理部412と、を備える。
【0068】
メッセージ処理部411は、第1サーバ40が提供する第1メッセージングサービスを利用する各ユーザ間のやり取りを中継する。即ち、あるユーザからルームへのコンテンツが送信された場合に、そのルームを特定し、ルームに属する他のユーザにコンテンツを送信する。
【0069】
スタンプ処理部412は、第1サーバ40の第1メッセージングサービスを利用するユーザが、第1メッセージングサービス上で、第2サーバ10が提供する第2スタンプを利用する際の、第2スタンプに関する処理を実行する機能を備える。スタンプ処理部412による処理の詳細については、第2サーバ10が第2スタンプを提供する態様によって異なってくるので詳細については後述する。
【0070】
<データ>
図3(a)は、第2サーバ10が保持する第2スタンプライブラリ300、即ち、第2サーバ10がユーザに提供しているスタンプに関するスタンプ情報のデータ構成例を示すデータ概念図である。
【0071】
図3(a)に示すように第2スタンプライブラリ300は、スタンプ一覧ID301と、代表ID302と、スタンプデータ303とが対応付けられた情報である。第2スタンプライブラリ300には、スタンプに関する情報であれば、その他の情報が対応付けられていてもよく、例えば、スタンプの名称やスタンプを作成した作者の名前(実名、ハンドルネームは問わない)なども対応付けられていてもよい。
【0072】
スタンプ一覧ID301は、一つのスタンプのグループに対して付与されるスタンプ群の識別情報である。スタンプは、通常、一つではなく複数の一連のスタンプをひとまとまりにして提供される。スタンプ一覧ID301は、その一群を、他の一群から識別するための識別情報である。
【0073】
代表ID302は、対応するスタンプ一覧ID301に含まれる複数のスタンプのうち、代表として表示されるスタンプを特定する識別情報である。
【0074】
スタンプデータ303は、対応するスタンプ一覧ID301に含まれるスタンプそれぞれの実データを示す情報である。
【0075】
図3(a)に示す例では、スタンプ一覧ID301が「L092803」で示されるスタンプ一覧の代表ID302は、「L092803-01」であり、スタンプデータ303として、「L092803-01.jpg、L092803-02.jpg、L092803-03.jpg、…」が含まれる。以上が、第2スタンプライブラリ300の構成である。
【0076】
次に、図3(b)は、第2サーバ10が保持するユーザ情報310のデータ構成例を示すデータ概念図である。
【0077】
図3(b)に示すユーザ情報310は、ユーザそれぞれに関する情報であって、ユーザが使用可能なスタンプ並びにその使用履歴を示す情報である。図3(b)に示すように、ユーザ情報310は、ユーザID311と、使用可能スタンプID312と、使用履歴313と、が対応付けられた情報である。
【0078】
ユーザID311は、第2サーバ10におけるユーザを一意に識別するための識別情報である。
【0079】
使用可能スタンプID312は、対応するユーザID311で示されるユーザが、第2サーバ10が提供する第2サービス上で使用することができるスタンプを識別するための識別情報であり、第2スタンプライブラリ300におけるスタンプ一覧ID301に対応する情報である。
【0080】
使用履歴313は、対応するユーザID311で示されるユーザが、スタンプを使用した際の使用履歴として、使用したスタンプを示すスタンプID(第2スタンプライブラリ300のスタンプデータ303のいずれかに該当)と、使用した日時情報との情報を含む。
【0081】
図3(b)に示す例では、ユーザID311が「U0123101」で示されるユーザが使用可能スタンプを示す使用可能スタンプID312は、「L092803、L011123、L020394、…」であり、使用履歴313として、「L092803-06.jpg」のスタンプが「2020年8月30日 13時1分」に使用された情報が対応付けられている。以上が、ユーザ情報310の構成である。
【0082】
図4(a)は、第1サーバ40が保持する第1スタンプライブラリ400、即ち、第1サーバ40がユーザに提供しているスタンプに関するスタンプ情報のデータ構成例を示すデータ概念図である。
【0083】
図4(a)に示すように第1スタンプライブラリ400は、スタンプ一覧ID401と、代表ID402と、スタンプデータ403とが対応付けられた情報である。第1スタンプライブラリ400には、スタンプに関する情報であれば、その他の情報が対応付けられていてもよく、例えば、スタンプの名称やスタンプを作成した作者の名前(実名、ハンドルネームは問わない)なども対応付けられていてもよい。
【0084】
スタンプ一覧ID401は、一つのスタンプのグループに対して付与されるスタンプ群の識別情報である。スタンプは、通常、一つではなく複数の一連のスタンプをひとまとまりにして提供される。スタンプ一覧ID401は、その一群を、他の一群から識別するための識別情報である。
【0085】
代表ID402は、対応するスタンプ一覧ID401に含まれる複数のスタンプのうち、代表として表示されるスタンプを特定する識別情報である。
【0086】
スタンプデータ403は、対応するスタンプ一覧ID401に含まれるスタンプそれぞれの実データを示す情報である。
【0087】
図4(a)に示す例では、スタンプ一覧ID401が「F012235」で示されるスタンプ一覧の代表ID402は、「F012235-01」であり、スタンプデータ403として、「F012235-01.jpg、F012235-02.jpg、F012235-03.jpg、…」が含まれる。以上が、第1スタンプライブラリ400の構成である。
【0088】
次に、図4(b)は、第1サーバ40が保持するユーザ情報410のデータ構成例を示すデータ概念図である。
【0089】
図4(b)に示すユーザ情報410は、ユーザそれぞれに関する情報であって、ユーザが使用可能なスタンプ並びにその使用履歴を示す情報である。図4(b)に示すように、ユーザ情報410は、ユーザID411と、使用可能スタンプID412と、使用履歴414と、が対応付けられた情報である。
【0090】
ユーザID411は、第1サーバ40におけるユーザを一意に識別するための識別情報である。
【0091】
使用可能スタンプID412は、対応するユーザID411で示されるユーザが、第1サーバ40が提供する第2サービス上で使用することができるスタンプを識別するための識別情報であり、第2スタンプライブラリ300におけるスタンプ一覧ID401に対応する情報である。
【0092】
使用履歴413は、対応するユーザID411で示されるユーザが、スタンプを使用した際の使用履歴として、使用したスタンプを示すスタンプID(第1スタンプライブラリ400のスタンプデータ404のいずれかに該当)と、使用した日時情報との情報を含む。
【0093】
図4(b)に示す例では、ユーザID411が「UFB02325」で示されるユーザが使用可能スタンプを示す使用可能スタンプID412は、「F12235、F12236、F12237、…」であり、使用履歴413として、「F12236-06.jpg」のスタンプが「2020年8月30日 8時12分」に使用された情報が対応付けられている。以上が、ユーザ情報410の構成である。
【0094】
<スタンプのサムネイル画像の一覧表示処理>
まず、図5図8を用いて、第1サーバ40が提供し、端末20で実行されるメッセージングアプリ上で、第2サーバ10のスタンプを使用可能になるまでの処理を説明する。図5は、通信システムにおける各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
【0095】
図5に示すように、まず、第2サーバ10は、保持する第2スタンプライブラリ300の全てのスタンプ情報を、第1サーバ40に送信する(ステップS501)。ここでいう全てのスタンプ情報は、スタンプのサムネイル画像情報及び実際にルーム上で使用するスタンプの画像情報を含む。
【0096】
第1サーバ40は、第2サーバ10から、受信した第2スタンプライブラリ300を、記憶部45に記憶する(ステップS502)。
【0097】
一方、端末20は、第1サーバ40が提供する第1メッセージングサービスを利用して、他の端末20のユーザとコンテンツのやり取りをするためのルームを表示している。このとき、端末20は、ユーザから第2サーバ10のスタンプを使用するために、第2サーバ10の第2スタンプ一覧の表示要求を受け付ける。第2スタンプ一覧は、第2スタンプライブラリに登録されているスタンプ群、及び各スタンプ群に含まれる複数のスタンプを含む情報である。すると、端末20は、第1サーバ40に、第2スタンプ一覧を要求する(ステップS504)。
【0098】
第1サーバ40は、端末20から第2スタンプ一覧の要求を受信すると、記憶部45に記憶されている第2スタンプライブラリに基づいて、第2スタンプ一覧を端末20に送信する(ステップS505)。
【0099】
端末20は、第1サーバ40から送信された第2スタンプ一覧を受信し、第1サーバ40の第1メッセージングアプリケーション上で表示する(ステップS506)。
【0100】
次に、図5に示すやり取りを実現するための、端末20の動作を、図6に示すフローチャートを用いて説明する。図6は、端末20の動作例であって、第1サーバ40が提供する第1メッセージングアプリケーションを実行している際の動作の例を示すフローチャートである。
【0101】
図6に示すように、端末20の入出力部23は、ユーザから第2サーバ10が提供しているスタンプの表示要求を受け付ける(ステップS601)。ここでいうスタンプの表示要求は、第2サーバ10のスタンプを使用するためにスタンプを選択する画面を表示するためのものである。端末20は、限定ではなく一例として、第1メッセージングアプリケーション上で設けられた、スタンプを使用するためのアイコンをタッチすることで、スタンプの表示要求を受け付けることとしてもよい。また、あるいは、端末20は、限定ではなく一例として、第1メッセージングアプリケーション上でメッセージングサービスに関する各種の入力や設定を行うためのメニューを表示するためのボタンを設け、そのボタンをタッチして、スタンプを表示するためのメニューを選択することにより、スタンプの表示要求を受け付けることとしてもよい。入出力部23は、入力された内容を制御部21に送信する。
【0102】
制御部21のメッセージ処理部213は、第2サーバ10の第2スタンプ一覧要求を通信I/F22を介して、第1サーバ40に送信する(ステップS602)。第2スタンプ一覧要求とは、第2サーバ10の第2スタンプのサムネイル画像を一覧表示するために、各スタンプ群に含まれる第2スタンプのサムネイル画像を要求することである。
【0103】
制御部21は、通信I/F22を介して、第1サーバ40から送信された第2スタンプ一覧を受信するまで待機する(ステップS603のNO)。制御部21は、通信I/F22を介して、第1サーバ40から送信された第2サーバ10の第2スタンプ一覧を受信した場合には(ステップS603のYES)、第1メッセージングアプリ上で、第2サーバ10の第2スタンプ一覧を表示部24に表示させる。即ち、端末20は、第2サーバ10の第2スタンプのサムネイル画像を表示部24に一覧表示する(ステップS604)。
【0104】
図7は、図5に示すやり取りを実現するための、第1サーバ40の動作例を示すフローチャートである。
【0105】
図7に示すように第1サーバ40の通信I/F44は、第2サーバ10から送信された第2サーバ10の全スタンプ情報、即ち、第2スタンプライブラリを受信する(ステップS701)。通信I/F44は、受信した第2スタンプライブラリを、制御部41に送信する。
【0106】
制御部41は、記憶部45に、受信した第2スタンプライブラリを記憶させる(ステップS702)。
【0107】
通信I/F44は、第1メッセージングサービスを利用する端末20から、第2サーバ10の第2スタンプ一覧要求を受信した場合には(ステップS703のYES)、記憶部45に記憶している第2サーバ10の第2スタンプライブラリに基づいて、第2スタンプ一覧を表示するための表示情報を、第2スタンプ一覧要求を送信してきた端末20に送信し(ステップS704)、ステップS703の処理に戻る。
【0108】
通信I/F44は、第1メッセージングサービスを利用する端末20から、第2サーバ10の第2スタンプ一覧要求を受信していない場合には(ステップS703のNO)、待機する。
【0109】
なお、第2サーバ10としての処理は、第1サーバ40に第2スタンプの全情報を送信するだけであるので、フローチャートを用いての詳細な説明については省略する。
【0110】
以上に説明したように、第2サーバ10が第1サーバ40に事前に第2サーバ10の第2スタンプの全情報を送信、記憶させておくことで、第1サーバ40が提供する第1メッセージングサービス上でも第2スタンプの使用を可能にすることができる。
【0111】
<表示例>
図8(a)は、第2スタンプ一覧を表示する前の、第1サーバ40が提供する第1メッセージングアプリケーションのルームの表示例であって、第1サーバ40が提供するスタンプ一覧を表示している状態を示す画面例である。図8(a)に示すように、スタンプを使用するための入力を行った場合、通常は、第1サーバが提供しているスタンプの一覧(サムネイル画像)のみが表示される。即ち、図8(a)に示すように、ルームの表示領域810の下に、第1サービスが提供しているスタンプ群を区別可能なスタンプ群の代表スタンプが領域811に表示され、その下にスタンプ群に含まれるスタンプを表示する領域812が設けられる。領域811には、各スタンプ群の代表スタンプが表示され、領域811に表示されている代表スタンプのいずれかを選択状態にすることで、選択状態の代表スタンプに対応するスタンプのサムネイル画像(限定ではなく第1関連画像の例)が領域812に表示される。これらのスタンプのサムネイル画像が、第1サービスのものであることが理解できるように、図8(a)に示す例では、第1サービスのタブ(限定ではなく第1情報の例)に対応づけて表示する例を示している。そして、図8(a)に示す態様において、ユーザは、メニュー等により、第2サービスのスタンプの表示要求入力をする。
【0112】
図8(b)は、第1メッセージングアプリケーション上で、第2スタンプのサムネイル画像の一覧を表示している状態を示す画面例である。即ち、図6のステップS604の処理を行った場合に端末20に表示される画面例であり、図8(a)に示す表示態様から図8(b)に示す表示態様に変化する。図8(b)に示されるように、領域822に、第2サーバ10の第2スタンプの代表スタンプが表示される。そして、領域822に表示される代表スタンプのうちのいずれかを選択状態にすることで、領域823に選択した代表スタンプに対応するスタンプ群(第2スタンプのサムネイル画像群(限定ではなく第2関連画像の例))が表示される。図8(b)に示されるように、各スタンプは、領域822、領域823に表示されるスタンプが、第2サーバ10が提供しているスタンプであることが識別可能に、第2サービスのタブ(限定ではなく第2情報の例)に対応付けて表示される。ここでは、各スタンプが、いずれのメッセージングサービスに由来するものかをタブで表現する例を示しているが、これは、各サービスとそれぞれのサービスで使用可能なスタンプを区別可能な情報であれば、どのような態様であってもよく、第1サービスあるいは第2サービスを示すロゴやアイコンなどで表現されてもよいし、そうでなくてもよい。また、各スタンプにいずれのサービスのスタンプか区別可能なように、スタンプそれぞれの隅などにサービス名が表示されてもよいし、そうしなくてもよい。また、表示されるのは、それぞれのサービス名に限定するものではなく、各サービスにより提供されるアプリの識別情報であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0113】
なお、図8では、第1サービスと異なる第2サービスのスタンプ一覧を表示できることを分かりやすく示すために、ルームにおいてルームへのテキスト等を入力するための入力エリアの下にスタンプのサムネイル画像を一覧表示する領域を設ける例を示したが、第1サービスや第2サービスのスタンプのサムネイル画像の一覧は、それぞれ、個別のウィンドウで閲覧可能にポップアップ表示される態様であってもよい。また、ここでは、端末20からの第2サービスのスタンプ一覧の表示要求を行うことで第2サービスのスタンプのサムネイル画像の一覧表示がされることとしているが、これは、端末20のユーザが、第1メッセージングアプリを実行しているときに、さらに、第2メッセージングアプリを実行して、第2メッセージングサービスにログインしたことをトリガとして表示されることとしてもよい。図9に示すシーケンス図を用いて説明する。図9は、端末20が、第1メッセージングサービス上で、第2メッセージングサービスにログインし、第1メッセージングアプリで第2サービスのスタンプ一覧を表示する際の各装置間のやり取りの例を示すシーケンス図である。図9に示すように、端末20は、第1メッセージングアプリを実行中に、第2メッセージングアプリを起動する(ステップS901)。端末20では、複数のアプリケーションを同時並列的に実行することが可能であり、第1メッセージングアプリを実行中に、第2メッセージングアプリを起動して、第2メッセージングサービスにログインすることができる。即ち、端末20は、端末20のユーザから第2メッセージングサービスにログインするためのログイン情報(限定ではなく一例として、ログインID(ユーザID)と、パスワードの組み合わせ)を第2サーバ10に送信する(ステップS902)。第2サーバ10は、ユーザのログインを受信すると、受信したログイン情報の認証を行う(ステップS903)。ここでは認証に成功し、端末20のユーザはログインできたものとする。第2サーバ10は、端末20にログインに成功したことを示す情報を送信するとともに、第2メッセージングアプリが表示する情報を送信する(ステップS904)。一方で、第2サーバ10は、第1サーバ40にも、端末20のユーザが第2メッセージングサービスへのログインに成功したことを示す情報を送信する(ステップS905)。第1サーバ40は、受信した情報に基づき、ログインに成功したユーザを特定し、特定したユーザの端末20に対して第2メッセージングサービスの第2スタンプのサムネイル画像を一覧表示するための情報を送信する(ステップS906)。そして、端末20は、受信したサムネイル画像を一覧表示する(ステップS907)。なお、ステップS904では、第2サーバ10から第1サーバ40に、端末20のユーザが第2メッセージングサービスへのログインに成功したことを示す情報を送信することとしているが、この処理を実行せずに、ステップS903の処理の後に、端末20から第1サーバ40に、第2メッセージングサービスへのログインに成功したことを示す情報を送信することでも同様の処理を実現できる。
【0114】
また、あるいは、第2メッセージングサービスにログインしたことを受けて、端末20は、第1メッセージングアプリ上で、第2メッセージングサービスの第2スタンプを利用することが可能であることを示す情報を表示することとしてもよい。図10に示すフローチャートを用いて説明する。図10は、端末20の動作例であって、第1メッセージングアプリ上で、第2メッセージングサービスの第2スタンプを利用することが可能であることを示す情報を表示する際の動作例を示すフローチャートである。図10に示すように、端末20の表示処理部212は、表示部24に第1メッセージングアプリによるルームを表示する(ステップS1001)。端末20の入出力部23は、端末20のユーザから、第2メッセージングサービスへのログインのための入力を受け付ける(ステップS1002)。このログインは、第1メッセージングアプリから、第1メッセージングアプリのメニュー等により第1メッセージングアプリの実行中(ルームの表示中)に、第2メッセージングサービスへのログインを選択して、実行できるものであってよいし、第1メッセージングアプリに予め第2メッセージングサービスにログインするためのアイコンやボタンが表示され、表示されているアイコンやボタンにタッチすることでログインできるものであってもよい。端末20の表示処理部212は、表示部24に、第1メッセージングアプリ上で、第2メッセージングサービスにログインするためのログイン情報の入力を受け付けるための入力フォームを表示する(ステップS1003)。端末20は入力フォームに対して入力されたログイン情報を、通信I/F22を介して第2サーバ10に送信する(ステップS1004)。端末20の制御部21は、通信I/F22は、第2サーバ10から、第2メッセージングサービスへのログインに成功したことを示す情報を受信する(ステップS1005のYES)。ログインに成功した情報を受信していない場合は待機する(ステップS1005のNO)。端末20の制御部21は、第1メッセージングアプリのルームを上で、第2メッセージングサービスの第2スタンプを利用可能な状態で表示しているか否かを判定する(ステップS1006)。第2メッセージングサービスの第2スタンプを利用可能な状態で表示していない場合には(ステップS1006のYES)、第2スタンプが使用できることを示す情報を、第1メッセージングアプリ上で表示する(ステップS1007)。既に第2スタンプを利用可能な状態で表示していた場合には(ステップS1006のNO)、処理を終了する。これによって、端末20のユーザに第2スタンプを利用するためのメニュー入力を促すことができる。なお、図10では、ログイン情報は、端末20から第2サーバ10に送信することとしているが、これは、第1サーバ40を経由して、第2サーバ10に送信されるものであってもよい。
【0115】
<スタンプの使用処理>
図11図14を用いて、第1メッセージングサービス上で、第2サーバ10の第2スタンプを実際に使用する際の処理を説明する。
【0116】
図11は、スタンプ使用時における各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。図11に示す処理は、図5に示す処理の実行後の処理である。
【0117】
図11に示すように、第1端末20aは、第2端末20bとの間のルーム上で、表示している第2スタンプ一覧の中から、ユーザが使用したいスタンプの選択入力を受け付ける(ステップS1101)。そうすると、第1端末20aは、選択されたスタンプのスタンプIDを、第1サーバ40に送信する(ステップS1102)。
【0118】
第1サーバ40は、第1端末20aから、スタンプIDを受信すると、第2スタンプライブラリから使用するスタンプを特定する(ステップS1103)。そして、第1サーバ40は、スタンプを要求した第1端末20aと、第1端末20aがスタンプを要求したルームに所属する他のユーザの第2端末20bと、に対して、特定したスタンプの画像情報を送信する(ステップS1104)。
【0119】
第1端末20aは、第1サーバ40から要求したスタンプの画像情報を受信すると、ルームに表示する(ステップS1105)。この処理によって、例えば、図8の表示領域810に、受信したスタンプの画像(限定ではなく第1画像の例)が表示される。なお、ここでは、ステップS1104において、第1サーバ40から、スタンプを使用した第1端末20aにもスタンプの画像情報を送信することとしているが、第1端末20aが、使用したスタンプの画像情報を記憶部28に記憶している場合には、送信せずともよく、その場合に、第1端末20aは、記憶部28から読み出したスタンプの画像情報をルーム上に表示することとしてもよい。
【0120】
一方、第1端末20aのユーザが、スタンプを使用したルームに属するユーザの第2端末20bも、第1サーバ40からスタンプの画像情報を受信する。そして、第2端末20bも、第1端末20aとの間のルームに、受信したスタンプを表示する(ステップS1106)。
【0121】
図12は、図11に示すやり取りを実現するための、第1端末20aの動作例を示すフローチャートである。
【0122】
図12に示すように、第1端末20aの制御部21は、ユーザからの入出力部23に対する入力に従って、第1メッセージングアプリの第2端末20bとの間のルームを表示部24に表示させる(ステップS1201)。そして、ユーザは、第2サーバ10の第2スタンプの一覧を第1端末20aに表示させる。
【0123】
第1端末20aの入出力部23は、ユーザから、第2スタンプの一覧の中から使用するスタンプの指定を受け付ける(ステップS1202)。入出力部23は、ユーザにより選択されたスタンプを示す情報を制御部21に送信する。
【0124】
制御部21は、入出力部23から受信した選択されたスタンプのスタンプIDと、使用するルームを識別するルームIDとを、通信I/F22を介して、第1サーバ40に送信する(ステップS1203)。
【0125】
制御部21は、通信I/F22を介して、第1サーバ40から第2サーバ10の指定したスタンプの画像情報を受信した場合には(ステップS1204のYES)、受信したスタンプの画像情報を、表示部24に表示させているルーム上に表示させて(ステップS1205)、処理を終了する。なお、制御部21は、指定したスタンプの画像情報を受信するまでは、待機する(ステップS1204のNO)。なお、ステップS1104において、第1サーバ40から、第1端末20aにスタンプの画像情報を送信しない場合もあることを説明したが、この場合には、ステップS1204の処理は実行されずに、ステップS1205においては、端末20の記憶部28に記憶されているスタンプの画像を、ルーム上に表示する。
【0126】
図13は、図11に示すやり取りを実現するための第1サーバ40の動作例を示すフローチャートである。
【0127】
図13に示すように、第1サーバ40の通信I/F44は、端末20から端末20がコンテンツのやり取りをしているルームIDと、端末20のユーザを示すユーザIDと、端末20のユーザが選択したスタンプのスタンプIDと、を受信する(ステップS1301)。通信I/F44は、受信したルームIDと、ユーザIDと、スタンプIDと、を制御部41に送信する。
【0128】
制御部41のスタンプ処理部412は、受信したスタンプIDに対応するスタンプの画像情報を、記憶部45に、事前に第2サーバ10から受信して記憶しておいた第2スタンプライブラリの中から特定する(ステップS1302)。
【0129】
スタンプ処理部412は、通信I/F44を介して、特定したスタンプの画像情報を、受信しているルームIDに関連するユーザの端末20に、特定したスタンプの画像情報と、スタンプを使用したユーザを示すユーザIDとを、送信して(ステップS1303)、処理を終了する。
【0130】
なお、第2端末20bについては、第1サーバ40から、第2サーバ10のスタンプの画像情報を受信し、第1端末20aとの間のルームに、スタンプを使用したユーザに対応付けて表示するだけであるので、フローチャートを用いての説明は省略する。
【0131】
<実施形態1の効果>
上記実施形態1に示したように、予め、第2サーバ10から第1サーバ40に、第2サーバ10の第2スタンプを送信し、第1サーバ40が記憶しておくことで、第1サーバ40は、自身で提供する第1メッセージングサービス上で、第1メッセージングサービスを利用するユーザに、第2サーバ10の第2スタンプを使用させることができる。
また、第1サーバ40は、端末20から、第1メッセージングサービスのルーム上で、第2スタンプを指定する情報を受け付けた場合に、端末20に第2スタンプの画像情報を、ルームに関連する端末20に送信する。そして、端末20は、受信した第2スタンプ画像を、ルーム上に表示する。
これにより、端末20は、異なるサービス(第2サービス)のスタンプを、そのスタンプを提供するメッセージングサービス(第2メッセージングサービス)とは異なるメッセージングサービス(第1メッセージングサービス)上で利用することができる。第1メッセージングサービスで使用可能なスタンプの種類をより豊富なものとすることができ、第1メッセージングサービスを利用する上でのユーザの利便性を向上させることができる。
【0132】
また、端末20は、第2メッセージングサービスの第2スタンプの一覧要求を、行うことで、第2メッセージングサービスの第2スタンプのサムネイル画像を一覧表示することができ、ユーザは、使用可能な第2スタンプを一目に確認することができるとともに、一覧表示された第2スタンプのサムネイル画像の中から使用したい第2スタンプを選択することができる。
【0133】
また、端末20は、第1メッセージングサービスと、第2メッセージングサービスと、のそれぞれのスタンプ一覧を、それぞれのサービスを示す情報に対応付けて区別可能な表示態様で表示する。そして、ユーザはそれぞれ個別に表示されるサービスの中から第2メッセージングサービスのスタンプを選択し、端末20は、選択されたスタンプをルーム上に表示することができる。スタンプのサムネイル画像を、サービスを示す情報と対応付けて表示することで、ユーザは、そのスタンプがいずれのサービスにより提供されるものであるかを一意に認識することができる。
【0134】
また、端末20は、第2メッセージングサービスにログインした場合に、第1メッセージングサービス上で、第2メッセージングサービスの第2スタンプの利用が可能であることを示す情報を表示することとしてもよい。これにより、ユーザは、第1メッセージングサービスを利用しているときに、異なる第2メッセージングサービスの第2スタンプを、第1メッセージングサービス上で利用することができることを認識することができる。
【0135】
また、第2メッセージングサービスの第2スタンプのサムネイル画像の一覧表示は、端末20を用いて、ユーザが、第2メッセージングサービスにログインしたことをトリガとして実行されることとしてもよい。また、このログインは、第1メッセージングアプリ上からログインできるものであってもよい。これにより、ユーザは、端末20を用いて、第2スタンプの一覧要求の入力をせずとも、第2スタンプを利用することができるようになる。
【0136】
端末20は、端末20から第1サーバ40に対して、第2スタンプ一覧要求を送信することで、第1サーバ40から、第2スタンプを受信し、第1メッセージングサービス上で第2メッセージングサービスの第2スタンプを使用することができる。
【0137】
また、第1メッセージングサービス及び第2メッセージングサービスは、ユーザ間でコンテンツのやり取りを実現するサービスであってよい。これによりサービスを享受するユーザ間でのコミュニケーションを促進することができる。
【0138】
また、第1メッセージングサービスと、第2メッセージングサービスと、は互いに異なる企業により運営されてもよい。即ち、異なる企業間で、スタンプを共用利用することができる。
【0139】
また、第1メッセージングサービスは、第1メッセージングアプリにより実行され、第2メッセージングサービスは第2メッセージングアプリにより実行され、両アプリは、互いに異なるアプリケーションである。即ち、第1メッセージングアプリは、第2メッセージングアプリとは異なるアプリケーションでありながら、第2メッセージングアプリで利用可能な第2スタンプを使用することができる。
【0140】
<実施形態1変形例1>
上記実施形態1においては、第1サーバ40は、第2サーバ10の全てのスタンプを制限なく使用できる例を説明した。本変形例1においては、第2サーバ10の全てのスタンプではなくその一部のみを第1サーバ40に使用させる例を説明する。
【0141】
上記実施形態1の図5に示すシーケンス図において、第2サーバ10は、自身の第2スタンプライブラリを全て第1サーバ40に送信することとしているが、本変形例1では、第2サーバ10が、第2スタンプライブラリのうち、一部のみを送信する例を説明する。
【0142】
図14は、本変形例1における第2サーバ10の、図5のステップS501における処理時の動作例を示すフローチャートである。
【0143】
図14に示すように、第2サーバ10の制御部11は、第1サーバ40に第2スタンプを送信する所定のタイミングが到来しているか否かを判定する(ステップS1401)。所定のタイミングは、第2サーバ10のオペレータによって任意に設定することができ、第1サーバ40のオペレータとの間の取り決めによって定めることとしてもよいし、そうしなくてもよい。また、所定のタイミングは、限定ではなく一例として、所定期間(限定ではなく一例として、一日、一周、一か月)の中の予め定められたタイミングであってもよいし、前回第2スタンプを送付してから、一定の期間が経過したタイミングなどであってもよいし、それ以外のランダムなタイミングであってもよい。
【0144】
制御部11は、所定のタイミングが到来していない場合には(ステップS1401のNO)、待機する。一方、所定のタイミングが到来している場合には(ステップS1401のYES)、制御部11の決定部112は、第1サーバ40に送信する第2スタンプを決定する(ステップS1402)。決定部112は、限定ではなく一例として、第2サーバ10のオペレータからの指示にしたがって、第2スタンプライブラリ中の第2スタンプを決定することとしてもよいし、そうしなくてもよい。あるいは、決定部112は、限定ではなく一例として、予め定められた所定のアルゴリズムに従って送信する第2スタンプを決定することとしてもよいし、そうしなくてもよい。また、決定部112は、予め定められたスケジュールによって送信すべき第2スタンプが定められている場合に、そのスケジュールに従って、送信する第2スタンプを決定することとしてもよいし、そうしなくともよい。
【0145】
制御部11の通知部113は、通信I/F14を介して、決定部112が決定した第2スタンプを、第1サーバ40に送信する(ステップS1403)。
【0146】
このようにして、第1サーバ40は、全ての第2スタンプではなく、一部の第2スタンプを使用できるようになる。
【0147】
図5のシーケンス図では、ステップS501の処理を一度行う場合を示しているが、図14のフローチャートに従う場合は、ステップS501の処理は、所定のタイミング毎に発生することになり、第1サーバ40は、都度送付されてくる第2スタンプを記憶部45に記憶し、事前に保持していた第2スタンプは記憶部45から削除する。
【0148】
なお、図14の処理では、第2サーバ10が定期的に第1サーバ40に一部の第2スタンプを送信することとしているが、これは、第1サーバ40が第2サーバ10に対して、第1メッセージングサービスにおいて使用可能な第2スタンプを要求することを受けて、第2サーバ10が使用可能な第2スタンプを決定して、第1サーバ40に送信する構成であってもよい。
【0149】
<表示例>
図15は、変形例1における第2スタンプの表示例を説明するための画面図である。図15(a)は、第2サーバ10が、第1サーバ40に対して全てのスタンプ情報を送信している場合の例を示している。
【0150】
図15(a)に示されるように、第1サーバ40が第2サーバ10の第2スタンプを全て使用できる場合には、ユーザの端末20には、第2サーバ10のスタンプの使用要求を受け付けた場合には、第2サービスタブ821に対応付けて、第2スタンプライブラリの各代表スタンプが領域822に表示され、選択されている代表スタンプに含まれるスタンプ群が、領域823に表示される。
【0151】
これに対して、本変形例1においては、第2サーバ10は、一部のスタンプの情報のみを、第1サーバ40に送信する。
【0152】
限定ではなく一例として、図15(b)の例では、領域822に示されるように、代表スタンプの表示される数が図15(a)に示される場合に比して、少なくなっていることから、第1サーバ40が使用できる第2サーバ10の第2スタンプが減っていることが理解できる。具体的に説明すると、仮に図15(a)が第2メッセージングサービスで使用できる第2スタンプを全て使用できる態様であるとすると、図15(a)から、領域822に示されるように、「2-1」~「2-5」で示されるスタンプ群が使用でき、領域823にスタンプ8231、8232を含む8つのスタンプが使用できることが理解できる。これに対して、図15(b)に示すように、第2サーバ10は、第1サーバ40が使用可能なスタンプ群の個数を減らすことで、第1サーバ40が使用可能なスタンプを限定することとしてもよいし、そうしなくてもよい。図15(b)の領域822を見れば、図15(a)に示す場合に比して、スタンプ群8221、8222の表示がなくなっていることから、使用可能なスタンプが限定されていることが理解できる。また、図15(c)の例では、領域823に示されるように、スタンプ群の中のスタンプの個数を減らすことで、第1サーバ40が使用可能なスタンプを限定することとしてもよいし、そうしなくてもよい。図15(c)では図15(a)に示した状態と比して、スタンプ8231、8232の表示がなくなっていることから、それらのスタンプは使用できず、使用可能なスタンプが限定されていることが理解できる。また、使用可能なスタンプの限定手法は、図15(b)と図15(c)との組み合わせであってもよい。また、ここでは、単純に数を減らす例を示したが、それ以外にも、第1メッセージングサービス上で使用できるスタンプとして、第2メッセージングサービス上では様々なカラーバリエーションが使用可能であるのに対して、第1メッセージングサービスで使用できるスタンプのカラーバリエーションが限定される態様であってもよい。また、スタンプによっては短い動画のように動作するエフェクト効果を有するものもあるが、第2メッセージングサービス上では、そのエフェクト効果が表示されるものの、第1メッセージングサービス上では、そのエフェクト効果が表示されない態様とすることで、第1メッセージングサービス上での第2スタンプの利用を制限することとしてもよい。
【0153】
また、ここでは、一度送信した第2スタンプは、次の所定のタイミングが到来するまでは何回あるいは何日でも使用可能となっているが、第2サーバ10は、第1メッセージングサービス上で、第1メッセージングサービスのユーザが、第2スタンプを利用できる回数や利用可能な日数を設定することとしてもよく、その場合に、利用可能な回数あるいは利用可能な日数を超過した場合には、送信してある第2スタンプが自動的に第1サーバ40の記憶部45から削除される、あるいは、暗号化される態様であってもよい。
【0154】
例えば、回数の場合であれば、第2サーバ10は、第2スタンプを第1サーバ40に送信する際に、そのスタンプの上限使用回数を対応付けて第1サーバ40に送信する。第1サーバ40は、各第2スタンプについて、各ユーザ毎に、その使用回数を使用されるごとに計数する。そして、第1サーバ40の制御部41は、計数した回数が、対応付けられている上限使用回数に到達した場合には、以降において、端末20からそのスタンプの使用を要求するスタンプIDを受信しても、スタンプ画像を端末20に送信しない構成としてもよい。また、使用できない場合には、使用可能上限に達していることを示す情報を、スタンプの使用を要求した端末20に送信し、端末20は、その情報を受信して、スタンプを使用できないことを示す情報を表示することとしてもよい。この使用回数は、ユーザ毎に設定されてもよいし、サーバ単位で設定されてもよい。
【0155】
また、日数の場合であれば、第2サーバ10は、第2スタンプを第1サーバ40に送信する際に、設定した日数が経過した場合に、その第2スタンプが、メモリから削除される、あるいは、暗号化されるプログラムを、第2スタンプとともに送信してもよい。
【0156】
<変形例1の効果>
第2サーバ10が、第1サーバ40に対して送信する第2スタンプを予め限定しておくことで、第1メッセージングサービスを利用しているユーザが、第2サーバ10が提供している他のスタンプに興味を持たせて、第2メッセージングサービスの利用を促進することができる。また、所定のタイミングで第1サーバ40が使用可能な第2サーバ10のスタンプを切り替えることができるので、第1メッセージングサービスを利用するユーザに様々な第2スタンプを体験使用させることができる。
【0157】
また、第2サーバ10は、第1サーバ40の第1メッセージングサービスに提供するスタンプについて、利用可能な回数や日数を設定してもよく、その場合にその回数や日数を超過した場合には、第2スタンプが利用不可能になるように設定してもよい。これにより第1メッセージングサービスを利用するユーザが無限にスタンプを使用することを防ぐとともに、スタンプを使用したいユーザによる第2メッセージングサービスの利用を促進することができる。
【0158】
また、第2サーバ10が第1メッセージングサービスに対して提供する第2スタンプは、第2メッセージングサービス上で利用する場合とで、表現が異なってよく、具体的には、使用可能な個数が制限されたり、カラーバリエーションが制限されたり、表示エフェクトが制限されたりしてもよい。これにより、第1メッセージングサービス上での第2スタンプの表現に不満を覚えたユーザを第2メッセージングサービスに誘引することができる。
【0159】
<実施形態1変形例2>
上記変形例1では、第2サーバ10が第1サーバ40に渡す第2スタンプを制限することで、第1サーバ40が第1メッセージングサービス上で、使用可能な第2スタンプを制限する態様を説明した。本変形例2では、他の手法により、第1サーバ40が使用可能な第2スタンプを制限する例を説明する。具体的には、第2サーバ10は、第1サーバ40に対して、全ての第2スタンプの情報を送信するものの、その情報を暗号化した状態で送信する。そして、第2サーバ10から使用可能なスタンプを復号化するための復号化キーを、第1サーバ40に送信することで、第1サーバ40が使用可能な第2スタンプを制限する。以下、詳細に説明する。
【0160】
図16は、本変形例2における第1サーバ40と、第2サーバ10との間のやりとりの例を示すシーケンス図である。
【0161】
図16に示すように、第2サーバ10は、第1サーバ40に、暗号化された全てのスタンプ情報(暗号化された第2スタンプライブラリ)を送信する(ステップS1601)。
【0162】
第1サーバ40は、受信した第2スタンプライブラリを暗号化された状態で、記憶部45に記憶する(ステップS1602)。
【0163】
第1サーバ40は、暗号化された第2スタンプライブラリの一部を復号化するための復号化キーを要求するために、所定のタイミングで、SNSIDを、第2サーバ10に送信する(ステップS1603)。所定のタイミングは、第1サーバ40のオペレータによって任意に設定することができ、第2サーバ10のオペレータとの間の取り決めによって定めることとしてもよいし、そうしなくてもよい。また、所定のタイミングは、限定ではなく一例として、所定期間(限定ではなく一例として、一日、一周、一か月)の中の予め定められたタイミングであってもよいし、前回第2スタンプを送付してから、一定の期間が経過したタイミングなどであってもよいし、それ以外のランダムなタイミングであってもよい。また、SNSIDは、第1サーバ40や、第2サーバ10などのメッセージングサービスを提供する各サーバを一意に識別することが可能な識別情報である。
【0164】
第2サーバ10は、第2スタンプの解除キーを要求する第1サーバ40のSNSIDを受信すると、SNSIDに対応する解除キー(復号化キー)を生成する(ステップS1604)。第2サーバ10は、生成した解除キーを、第1サーバ40に送信する(ステップS1605)。
【0165】
第1サーバ40は、受信した解除キーを用いて、対応するスタンプを復号化する(ステップS1606)。これにより、第1サーバ40は、復号化されたスタンプ(第2スタンプのうちの一部のスタンプ)を使用可能になる。
【0166】
図17は、図16に示すやり取りを実現するための、第2サーバ10の動作例を示すフローチャートである。
【0167】
第2サーバ10の制御部11は、通信I/F14を介して、第1サーバ40に暗号化した全てのスタンプ情報(暗号化された第2スタンプライブラリ)を、送信する(ステップS1701)。
【0168】
第2サーバ10の制御部11は、通信I/F14を介して、第1サーバ40から第1サーバ40のSNSIDを受信している場合には(ステップS1702のYES)、制御部11の決定部112は、受信したSNSIDに基づいて、第1サーバ40が使用可能なスタンプを決定する(ステップS1703)。ここで決定されるスタンプは、基本的に全ての第2スタンプのうちの一部であるが、全てであってもよい。
【0169】
決定部112が決定したスタンプに基づいて、通知部114は、それらのスタンプを解除するための解除キー(復号化キー)を生成する(ステップS1704)。ここで、解除キーは、第1サーバ40が、第2スタンプの一部又は全部を利用可能にするためのものであり、暗号化されて第1サーバ40の記憶部45に記憶されている第2スタンプを復号化するためのものである。ここで、解除キーは、第1サーバ40により第2スタンプを利用可能にできる情報であれば、復号化のための復号化キーである必要はなく、限定でなく一例として、パスワードであってもよいし、そうでなくてもよい。通知部114は、通信I/F14を介して、第1サーバ40に、生成した解除キーを送信する。
【0170】
第2サーバ10の制御部11は、通信I/F14を介して、第1サーバ40から第1サーバ40のSNSIDを受信していない場合には(ステップS1702のNO)、待機する。
【0171】
一方、図18は、図16に示すやり取りを実現するための、第1サーバ40の動作例を示すフローチャートである。
【0172】
図18に示すように、第1サーバ40の通信I/F14は、第2サーバ10から暗号化された全スタンプ情報を受信する(ステップS1801)。通信I/F14は、受信した暗号化された第2スタンプライブラリを制御部41に送信する。そして、制御部41は、第2スタンプライブラリを暗号化された状態で、記憶部45に記憶する(ステップS1802)。
【0173】
第1サーバ40の制御部41は、第2サーバ10に第2スタンプの解除キーを要求するためにSNSIDを送信する所定のタイミングが到来しているか否かを判定する(ステップS1803)。所定のタイミングは、第1サーバ40のオペレータによって任意に設定することができ、第2サーバ10のオペレータとの間の取り決めによって定めることとしてもよいし、そうしなくてもよい。また、所定のタイミングは、限定ではなく一例として、所定期間(限定ではなく一例として、一日、一周、一か月)の中の予め定められたタイミングであってもよいし、前回第2スタンプを送付してから、一定の期間が経過したタイミングなどであってもよいし、それ以外のランダムなタイミングであってもよい。
【0174】
制御部41は、所定のタイミングが到来していない場合には(ステップS1803のNO)、待機する。一方、所定のタイミングが到来している場合には(ステップS1803のYES)、制御部41のスタンプ処理部412は、通信I/F44を介して第2サーバ10に、第1サーバ40のSNSIDを送信する(ステップS1804)。
【0175】
制御部41は、通信I/F44を介して、第2サーバ10から解除キーを受信しているか否かを判定する(ステップS1805)。制御部41は、第2スタンプの暗号化を解除するための解除キーを受信している場合には(ステップS1805のYES)、受信した解除キーを用いて、第2サーバ10の全てのスタンプのうちの一部を復号化し(ステップS1806)、ステップS1803の処理に戻る。制御部41は、第2サーバ10から解除キーを受信していない場合には(ステップS1805のNO)、解除キーを受信するまで待機する。
【0176】
<変形例2の効果>
第2サーバ10が、第1サーバ40に対して送信する第2スタンプを暗号化しておき、その一部を解除することが可能な解除キーを送信すること、即ち、第2スタンプの利用制限を解除することで、第1メッセージングサービスを利用しているユーザが、第2サーバ10が提供している他のスタンプに興味を持たせて、第2メッセージングサービスの利用を促進することができる。また、解除キーにより解除の対象となる第2スタンプを変更することで、所定のタイミングで第1サーバ40が使用可能な第2サーバ10のスタンプを切り替えることができるので、第1メッセージングサービスを利用するユーザに様々な第2スタンプを体験使用させることができる。また、第2サーバ10が、所定のタイミングで送信する情報は解除キーになるので、変形例1の場合のように使用可能なスタンプの情報を送信するよりも送信時のデータ量を抑制することができる。
【0177】
<実施形態1変形例3>
上記実施形態1及び変形例1、2においては、第1メッセージングサービス上で端末20のユーザは、第2サーバ10の第2メッセージングサービスを利用しているかについて関係なく、第2サーバ10の第2スタンプを利用できる例を説明した。本変形例3においては、第1メッセージングサービス上で端末20のユーザが、更に、第2メッセージングサービスも利用している場合について、使用可能なスタンプを変える変形例を説明する。
【0178】
図19は、変形例3にかかる各装置間のやりとりの例を示すシーケンス図である。
【0179】
図19に示す処理において、ステップS503までの処理は、図5に示したシーケンスと同様であるので処理の説明を省略する。
【0180】
図19に示すように、端末20が、ユーザから第2スタンプ一覧の表示要求を受け付けた場合に、端末20は、第2サーバ10が提供する第2メッセージングサービスにおける端末20のユーザのユーザIDと、第2スタンプ一覧の要求を、第1サーバ40に送信する(ステップS1904)。
【0181】
第1サーバ40は、端末20から第2スタンプ一覧の要求と、端末20のユーザの第2サーバ10におけるユーザIDと、を受信すると、第2サーバ10に、端末20のユーザが使用することが可能なスタンプを問い合わせるために、受信したユーザのユーザIDと、ユーザIDで示されるユーザが使用可能なスタンプの情報の要求と、を送信する(スタンプS1905)。
【0182】
第2サーバ10は、第1サーバ40から、第2メッセージングサービスにおけるユーザIDを受信すると、ユーザ情報310において、ユーザIDに対応付けられている使用可能なスタンプIDを特定する(ステップS1906)。第2サーバ10は、特定したスタンプの情報として、スタンプIDを、第1サーバ40に送信する(ステップS1907)。
【0183】
第1サーバ40は、第2サーバ10から受信したスタンプIDに基づいて、端末20のユーザが使用可能なスタンプ一覧の情報を、端末20に送信する(ステップS1908)。
【0184】
そして、端末20は、端末20のユーザに対応するスタンプ一覧を、表示する(ステップS1909)。
【0185】
図20は、図19に示すやり取りを実現するための端末20の動作例を示すフローチャートである。図20に示す動作例は、図6に示す端末の動作と比して、ステップS2002とステップS602とが異なる。
【0186】
ステップS2002において、端末20の制御部21は、第2サーバ10の第2スタンプの一覧要求に加え、端末20が第2サーバ10の第2メッセージングサービスを利用する際のユーザIDを、第1サーバ40に送信する(ステップS2002)。
【0187】
これに応じて、第1サーバ40から送信される第2スタンプの一覧を表示することになる(ステップS604)が、処理内容自体は、図6に示すステップS604の処理と同様であるものの、結果として端末20に表示される第2スタンプの一覧は、端末20のユーザ固有のものとなる。
【0188】
図21は、図19に示すやり取りを実現するための第1サーバ40の動作例を示すフローチャーである。
【0189】
図21に示すフローチャートは、図7に示すフローチャートと、ステップS702の処理までは共通するので、そこまでの説明は省略する。
【0190】
ステップS2103において、制御部41は、通信I/F44を介して、第2サーバ10のユーザIDと、第2サーバ10の第2スタンプ一覧要求とを端末20から受信している場合には(ステップS2103のYES)、スタンプ処理部412は、通信I/F44を介して、第2サーバ10に、受信したユーザIDとともに、ユーザIDに対応するユーザが使用可能なスタンプID要求を送信する(ステップS2104)。
【0191】
制御部41は、通信I/F44を介して、第2サーバ10から、端末20のユーザが使用可能なスタンプのスタンプIDを受信した場合には(ステップS2105のYES)、受信したスタンプIDに基づいて端末20のユーザが使用可能な第2スタンプの一覧情報を記憶部45に記憶されている第2スタンプライブラリに基づいて生成する。そして、生成した第2スタンプの一覧を表示するための表示情報を、通信I/F44を介して、端末20に送信し(ステップS2106)、ステップS2103の処理に戻る。制御部41は、第2サーバ10から、端末のユーザが使用可能なスタンプのスタンプIDを受信するまでは待機する(ステップS2103のNO)。
【0192】
図22は、図19に示すやり取りを実現するための第2サーバ10の動作例を示すフローチャートである。
【0193】
図22に示すように、第2サーバ10の制御部11は、通信I/F14を介して、第1サーバ40から、ユーザIDと、第2スタンプ一覧要求を受信しているかを判定する(ステップS2201)。受信していない場合は(ステップS2201のNO)、待機する。受信している場合には(ステップS2201のYES)、制御部11の決定部112は、ユーザIDに対応するスタンプを、ユーザ情報310を用いて特定する(ステップS2202)。
【0194】
制御部11は、特定したスタンプを示すスタンプIDを、通信I/F14を介して、第1サーバ40に、送信し(ステップS2203)、ステップS2201の処理に戻る。
【0195】
このようにして、端末20は、第1メッセージングサービス上で、第2メッセージングサービスを利用する際にユーザが使用するスタンプを利用することができる。
【0196】
<変形例3の効果>
本変形例3によれば、端末20のユーザは、第1サーバ40の第1メッセージングサービスを利用する際に、第2サーバ10の第2メッセージングサービスを利用している環境と同様に第2スタンプを使用することができる。具体的には、端末20から、第2スタンプの一覧要求(限定ではなく第1リクエストの例)とユーザIDとを第1サーバ40に送信する。そして、第1サーバ40は、第2サーバ10に端末20のユーザIDと当該ユーザIDで示されるユーザが使用可能な第2スタンプの情報要求(限定ではなく第2リクエストの例)を送信し、使用可能なスタンプの情報を得る。そして、第1サーバ40は、端末20に使用可能な第2スタンプの情報を送信することができる。
【0197】
<実施形態1変形例4>
上記変形例3においては、端末20のユーザに応じて第1メッセージングサービス上で利用することができる第2サーバ10のスタンプを特定して、使用可能にする例を説明した。本変形例4においては、端末20のユーザではなく第1サーバ40に応じて使用可能にできるスタンプを変更する例を説明する。即ち、複数の異なるメッセージングサービス(第1サーバ40)が存在する場合に、第1サーバ40によって使用可能になるスタンプを異ならせる例を説明する。また、本変形例4においては、第1サーバ40は、第2サーバ10から、第2スタンプライブラリを受信していない。
【0198】
図23は、変形例4における各装置間のやり取りの例を示すシーケンス図である。
【0199】
図23に示すやり取りは、図5に示すやり取りと、ステップS504の処理までは共通するので、そこまでの処理については説明を省略する。
【0200】
図23に示すように、第1サーバ40は、端末20から、第2スタンプ一覧の要求を受信すると、第1サーバ40の第1メッセージングサービス上での利用を示すための第1サーバ40のSNSIDと、スタンプ一覧要求と、を第2サーバ10に送信する(ステップS2305)。
【0201】
第2サーバ10は第1サーバ40から第1サーバ40のSNSIDと、第2スタンプ一覧の要求を受信すると、SNSIDに基づいて、第1サーバ40の第1メッセージングサービス上で利用可能なスタンプを特定する(ステップS2306)。そして、第2サーバ10は、特定したスタンプに基づき、スタンプ一覧として表示するためのスタンプ一覧画像を、第1サーバ40に送信する(ステップS2307)。
【0202】
第1サーバ40は、第2サーバ10から第2スタンプ一覧を受信すると、それを、端末20に送信する(ステップS2308)。
【0203】
そして、端末20は、第1サーバ40から送信された第2スタンプ一覧を受信し、第1メッセージングアプリ上で表示する(ステップS2309)。
【0204】
図24は、図23に示すやり取りを実現するための第1サーバ40の動作例を示すフローチャートである。
【0205】
図24に示すように、制御部41は、通信I/F44を介して、端末20から第2スタンプ一覧要求を受信しているか否かを判定する(ステップS2401)。受信していない場合には(ステップS2401のNO)、待機する。
【0206】
端末20から第2スタンプ一覧要求を受信している場合には(ステップS2401のYES)、第1サーバ40は第2サーバ10の第2スタンプライブラリを保持していないので、制御部41は、SNSIDと、スタンプ一覧を要求するためのスタンプ一覧要求を、通信I/F44を介して、第2サーバ10に送信する(ステップS2402)。
【0207】
そして、制御部41は、通信I/F44を介して、第2サーバ10からスタンプ一覧の表示情報を受信するまで待機する(ステップS2403のNO)。第2サーバ10から、使用可能な第2スタンプのスタンプ一覧を表示するための表示情報を受信した場合には(ステップS2403のYES)、制御部41は、通信I/F44を介して、端末20に受信したスタンプ一覧の表示情報を送信し(ステップS2404)、ステップS2401の処理に戻る。これにより、端末20では、第1メッセージングアプリ上で、第2サーバ10の使用可能なスタンプ一覧が表示される。端末20では、表示されたスタンプ一覧の中から使用したいスタンプにタッチすることで、第1メッセージングアプリのルーム上で、第2サーバ10の第2スタンプを使用することができる。
【0208】
図25は、図23に示すやり取りを実現するための第2サーバ10の動作例を示すフローチャートである。
【0209】
図25に示す処理は、図22に示す処理とほぼ同様であるが、図22に示す処理においては、ユーザIDに対応するスタンプIDを特定したのに対して、図25に示す処理では、第1サーバ40のSNSIDに基づいてスタンプIDを特定する。
【0210】
図25に示すように、第2サーバ10の制御部11は、通信I/F14を介して、第1サーバ40から、SNSIDと、第2スタンプ一覧要求を受信しているかを判定する(ステップS2501)。受信していない場合は(ステップS2501のNO)、待機する。受信している場合には(ステップS2501のYES)、制御部11の決定部112は、SNSIDに対応するスタンプを特定する(ステップS2502)。図示していないが、決定部112は、ユーザ情報310と同様にSNS情報を保持し、メッセージングサービス毎に、使用可能なスタンプIDを対応付けて記憶しておくことで、SNSIDに対応するスタンプを特定することとしてよい。
【0211】
制御部11は、特定したスタンプを示すスタンプIDを、通信I/F14を介して、第1サーバ40に、送信し(ステップS2503)、ステップS2501の処理に戻る。
【0212】
このようにして、端末20は、第1メッセージングサービス上で、第2メッセージングサービスを利用する際にユーザが使用するスタンプを利用することができる。
【0213】
図26は、図23に示すシーケンス図に続く処理であり、第2スタンプを、第1メッセージングサービス上で使用する際の各装置間のやり取りの例を示すシーケンス図である。
【0214】
図26に示すように、端末20のユーザは、端末20に表示されている第2スタンプ一覧の中から使用したいスタンプの指定を受け付ける(ステップS2601)。端末20は、指定されたスタンプのスタンプIDを、第1サーバ40に送信する(ステップS2602)。
【0215】
第1サーバ40は、端末20から、第2サーバ10が提供しているスタンプのスタンプIDを受信すると、そのスタンプIDを、第2サーバ10に送信する(ステップS2603)。
【0216】
第2サーバ10は、第1サーバ40から、スタンプIDを受信すると、そのスタンプIDに対応するスタンプのスタンプ画像を特定する(ステップS2604)。そして、第2サーバ10は、第1サーバ40に、特定したスタンプ画像を送信する(ステップS2605)。
【0217】
第1サーバ40は、第2サーバ10からスタンプ画像を受信すると、それをそのまま端末20に送信する(ステップS2606)。
【0218】
そして、端末20は、第1メッセージングアプリのルーム上で、受信したスタンプ画像を、表示する(ステップS2607)。
【0219】
なお、図26には、端末20がスタンプを送信した送信先の他の端末20を示していないが、第1サーバ40は、端末20のユーザがステップS2601でスタンプの指定を受け付けたルームに含まれる他のユーザの端末にも、スタンプの画像情報を送信している。
【0220】
図27は、図26に示すやり取りを実現するための第1サーバ40の動作例を示すフローチャートである。
【0221】
図27に示すように、制御部41は、通信I/F44を介して、端末20から第2サーバ10のスタンプIDを受信しているか否かを判定する(ステップS2701)。受信していない場合には(ステップS2701のNO)、待機する。
【0222】
端末20から第2サーバ10のスタンプIDを受信している場合には(ステップS2701のYES)、第1サーバ40の制御部41は、スタンプIDと、スタンプIDに対応するスタンプの画像情報の要求とを、通信I/F44を介して、第2サーバ10に送信する(ステップS2702)。
【0223】
そして、制御部41は、通信I/F44を介して、第2サーバ10からスタンプIDに対応するスタンプ画像を受信するまで待機する(ステップS2703のNO)。第2サーバ10から、スタンプ画像を受信した場合には(ステップS2703のYES)、制御部41は、通信I/F44を介して、端末20に受信したスタンプ画像を送信し(ステップS2704)、ステップS2701の処理に戻る。
【0224】
図28は、図26に示すやり取りを実現するための第2サーバ10の動作例を示すフローチャートである。
【0225】
図28に示すように、第2サーバ10の制御部11は、通信I/F14を介して、第1サーバ40から、第2サーバ10が提供しているスタンプのスタンプIDを受信しているかを判定する(ステップS2801)。受信していない場合は(ステップS2801のNO)、待機する。受信している場合には(ステップS2801のYES)、制御部11の決定部112は、スタンプIDに対応するスタンプを特定する(ステップS2802)。
【0226】
制御部11は、特定したスタンプを示すスタンプ画像を、通信I/F14を介して、第1サーバ40に、送信し(ステップS2803)、ステップS2801の処理に戻る。
【0227】
なお、端末20の動作としては、図12に示す処理と同様であるので説明を割愛する。
【0228】
<変形例4の効果>
第2サーバ10は、第1サーバ40のSNSID(限定ではなく第2識別情報の例)を受信し、受信したSNSIDに応じた第2スタンプを提供する。第2サーバ10は、メッセージングサービスごとで、ユーザがそのメッセージングサービス上で使用可能な第2スタンプを変更することで、ユーザに様々なあるいは好みのメッセージングサービスの利用を促すことができるとともに、全ての第2スタンプを利用することができる第2サーバ10の第2メッセージングサービスの多くのユーザによる利用を促進することができる。また、第2サーバ10は、自身が保持するスタンプの情報としての第2スタンプライブラリを、第1サーバ40に渡すことなく、第1メッセージングサービス上での、第2スタンプの利用を実現させることができる。
【0229】
<実施形態1変形例5>
上記変形例4においては、第1サーバ40が、第2スタンプライブラリを保持しておらず、SNSIDに基づいて、端末20のユーザが第1メッセージングサービス上で使用可能なスタンプ一覧を表示する例を説明した。本変形例5は、変形例4とほぼ共通するが、スタンプ一覧を特定するために第1サーバ40から第2サーバ10に送信される情報が、SNSIDではなく、第2サーバ10における端末20のユーザのユーザIDであるという点で相違する。以下、説明する。
【0230】
図29は、変形例5に係る各装置のやり取りを示すシーケンス図である。
【0231】
端末20は、第2スタンプ一覧の要求と、第2サーバ10の第2メッセージングサービスにおける端末20のユーザのユーザIDとを、第1サーバ40に送信する(ステップS2904)。
【0232】
第1サーバ40は、端末20から、端末20のユーザの第2メッセージングサービスにおけるユーザIDと、スタンプ一覧要求と、を受信すると、受信したユーザIDと、スタンプ一覧要求と、を第2サーバ10に送信する(ステップS2905)。
【0233】
第2サーバ10は第1サーバ40から第2サーバ10において利用されるユーザIDと、第2スタンプ一覧の要求を受信すると、受信したユーザIDに基づいて、第1サーバ40の第1メッセージングサービス上で利用可能なスタンプを特定する(ステップS2906)。そして、第2サーバ10は、特定したスタンプに基づき、スタンプ一覧として表示するための表示画像を、第1サーバ40に送信する(ステップS2907)。
【0234】
第1サーバ40は、第2サーバ10から第2スタンプ一覧の表示画像を受信すると、それを、端末20に送信する(ステップS2908)。
【0235】
そして、端末20は、第1サーバ40から送信された第2スタンプ一覧の表示画像を受信し、第1メッセージングアプリ上で表示する(ステップS2909)。
【0236】
図30は、図29に示すやり取りを実現するための第1サーバ40の動作例を示すフローチャートである。図30に示す処理は、図21に示したステップS2103までの処理は共通するのでそこまでの説明は省略する。
【0237】
ステップS2103において、第2サーバのユーザID(端末20のユーザID)と、第2スタンプ一覧要求とを受信すると(ステップS2103のYES)、制御部41は、通信I/F44を介して、端末20のユーザの第2メッセージングサービスにおけるユーザIDとともに、使用可能なスタンプ一覧要求を、第2サーバ10に送信する(ステップS3004)。
【0238】
制御部41は、通信部I/F44を介して、第2サーバ10から、スタンプ一覧の表示画像を受信するまでは待機する(ステップS3005のNO)。第2サーバ10から、スタンプ一覧の表示画像を受信した場合には(ステップS3005のYES)、制御部41は、通信I/F44を介して、第2サーバ10の第2スタンプ一覧の表示画像を、端末20に送信する(ステップS3006)。
【0239】
図31は、図29に示すやり取りを実現するための第2サーバ10の動作例を示すフローチャートである。図31に示す処理は、図22に示す処理とほぼ一致するが、ステップS3103の処理において、図22と相違する。
【0240】
ステップS3103において、第2サーバ10の制御部11は、特定したスタンプを一覧として表示するためのスタンプ一覧の表示画像を生成し、通信I/F14を介して、第1サーバ40に送信する(ステップS3103)。
【0241】
<変形例5の効果>
変形例5によれば、変形例4と同様に、第2サーバ10は、自身が保持するスタンプの情報としての第2スタンプライブラリを、第1サーバ40に渡すことなく、第1メッセージングサービス上での、第2スタンプの利用を実現させることができる。即ち、第1サーバ40は、端末20から使用したい第2サーバ10のスタンプ一覧要求を第2サーバ10に中継し、第2サーバ10からスタンプ一覧画像を端末20に中継することで、端末20に第2サーバ10の第2スタンプを利用させることができる。また、この際に、第2サーバ10におけるユーザのユーザIDが第2サーバ10に送信されることで、ユーザ毎に使用可能な第2スタンプを切り替えることができるので、第2メッセージングサービスも利用するユーザは、第1メッセージングサービス上で、第2メッセージングサービスと同様に第2スタンプを利用することができる。
【0242】
<実施形態1変形例6>
ここまでは、端末20は、第1サーバ40から、または、第1サーバ40を経由して、第2サーバ10のスタンプを取得する例を説明している。本変形例では、端末20が第2サーバ10から直接スタンプを取得する手法について説明する。また、第1サーバ40は、第2サーバ10の第2スタンプライブラリは記憶していない。
【0243】
なお、本変形例6においては、第1メッセージングアプリは、第2サーバ10からルームに表示する第2スタンプ画像と、使用先のルームIDと、第2スタンプ画像を使用したユーザIDと、を受信した場合には、使用先として指定されているルームIDで示されるルームに、ユーザIDに対応するユーザのアイコンに対応付けて、受信した第2スタンプ画像を第1メッセージグサービスのルーム上に表示する機能を有する。
【0244】
図32は、変形例6に係る各装置間のやり取りを示すシーケンス図である。図32では、第1サーバ40を経由していないことを示すために、第1サーバ40を示しているが、第1サーバ40は、本処理には関連しない。
【0245】
図32に示すように、端末20は、第2スタンプ一覧の要求と、第1サーバ40の第1メッセージングサービスを示すSNSIDと、を第2サーバ10に送信する(ステップS3204)。
【0246】
第2サーバ10は、端末20から、第2スタンプ一覧の要求と、SNSIDと、を受信すると(ステップS3206)、受信したSNSIDに基づいて、SNSIDに対応するメッセージングサービス上で利用可能な第2スタンプを特定する。そして第2サーバ10は特定したスタンプに基づき、スタンプ一覧を表示するための表示情報を端末20に送信する(ステップS3207)。
【0247】
端末20は、第2サーバ10から送信されたスタンプ一覧を表示するための表示情報を受信し、受信した表示情報を、第1メッセージングアプリ上に表示する(ステップS3208)。
【0248】
図33は、図32に示すやり取りを実現するための端末20の動作例を示すフローチャートである。図33に示す処理は、図6に示す処理と、ステップS3302とステップS3303とで相違する。
【0249】
図33に示すように、端末20の制御部21は、第1メッセージングアプリ上で第2サーバ10のスタンプの表示要求を受け付けると(ステップS601)、通信I/F22を介して、第2サーバ10に、第1サーバ40のSNSIDと、第2サーバ10の第2スタンプの一覧表示のための情報を要求する第2スタンプ一覧要求を送信する(ステップS3302)。
【0250】
制御部21は、通信I/F22を介して、第2サーバ10から第2スタンプ一覧を表示するための表示情報を受信しているか否かを判定する(ステップS3303)。受信していない場合には(ステップS3303のNO)、待機する。
【0251】
第2スタンプ一覧を表示するための表示情報を受信していた場合には(ステップS3303のYES)、第2サーバ10の使用可能な第2スタンプ一覧を、第1メッセージングアプリ上で表示し(ステップS604)、処理を終了する。
【0252】
図34は、図32に示すやり取りを実現するための第2サーバ10の動作例を示すフローチャートである。
【0253】
図34に示すように、第2サーバ10の制御部11は、通信I/F14を介して、端末20から、第1サーバ40の第1メッセージングサービスのSNSIDと、第2スタンプ一覧要求を受信しているかを判定する(ステップS3401)。受信していない場合は(ステップS3401のNO)、待機する。受信している場合には(ステップS3401のYES)、制御部11の決定部112は、受信したSNSIDに対応するスタンプを特定する(ステップS3402)。
【0254】
制御部11は、特定したスタンプに対応するスタンプ一覧を、通信I/F14を介して、端末20に、送信し(ステップS3403)、ステップS3401の処理に戻る。
【0255】
このようにして、端末20は、第1メッセージングサービス上で、第2サーバ10から直接情報を受信することで、第2メッセージングサービスを利用する際にユーザが使用可能なスタンプの一覧を表示することができる。
【0256】
図35は、端末20で実際にスタンプを利用する際の各装置間のやり取りの例を示すシーケンス図であり、図32に示すシーケンス図に続く処理例を示すシーケンス図である。ここで、端末20aは、ルーム内で第2サーバ10の第2スタンプを使用する側の端末であり、端末20bは、ルーム内で第2スタンプを受信する側の端末である。
【0257】
図35に示すように、端末20aは、第2サーバ10の表示されているスタンプ一覧の中から、使用するスタンプの指定を受け付ける(ステップS3501)。端末20aは、指定されたスタンプのスタンプIDと、ユーザIDと、通信先情報として、端末20aが開いている第1メッセージングサービスのルームIDと、を第2サーバ10に送信する(ステップS3502)。
【0258】
第2サーバ10は、受信したスタンプIDに基づいてスタンプ画像を特定する(ステップS3503)。第2サーバ10は、特定したスタンプ画像を、ユーザIDに対応する端末20aと、通信先情報で示されるルームIDのルームに所属する他の端末20bに送信する(ステップS3504)。
【0259】
端末20aは、第2サーバ10からスタンプ画像を受信すると、受信したスタンプ画像を、第1メッセージングサービスのスタンプを指定したルームに表示する(ステップS3505)。なお、ここでは、ステップS3504において、第1サーバ40から、スタンプを使用した端末20aにもスタンプの画像情報を送信することとしているが、端末20aが、使用したスタンプの画像情報を記憶部28に記憶している場合には、送信せずともよく、その場合に、端末20aは、記憶部28から読み出したスタンプの画像情報をルーム上に表示することとしてもよい。
【0260】
また、端末20bは、第2サーバ10からスタンプ画像と、第1メッセージングサービスのルームIDと、ユーザIDと、を受信すると、ルームIDで指定されるルーム上に、受信したユーザIDで示されるユーザのアイコンに対応付けて、受信したスタンプ画像を表示する(ステップS3506)。
【0261】
図36は、図35に示すやり取りを実現するためのスタンプを使用する側の端末20aの動作例を示すフローチャートである。
【0262】
図36に示すように、第1端末20aの制御部21は、ユーザからの入出力部23に対する入力に従って、第1メッセージングアプリの端末20bとの間のルームを表示部24に表示させる(ステップS1201)。そして、ユーザは、第2サーバ10の第2スタンプの一覧を第1端末20aに表示させる。
【0263】
第1端末20aの入出力部23は、ユーザから、第2スタンプの一覧の中から使用するスタンプの指定を受け付ける(ステップS1202)。入出力部23は、ユーザにより選択されたスタンプを示す情報を制御部21に送信する。
【0264】
制御部21は、入出力部23から受信した選択されたスタンプのスタンプIDと、使用するルームを識別するルームIDとを、通信I/F22を介して、第2サーバ10に送信する(ステップS3603)。
【0265】
制御部21は、通信I/F22を介して、第2サーバ10からスタンプの画像情報を受信した場合には(ステップS3604のYES)、受信したスタンプの画像情報を、表示部24に表示させているルーム上に表示させて(ステップS3605)、処理を終了する。なお、制御部21は、指定したスタンプの画像情報を受信するまでは、待機する(ステップS3604のNO)。
【0266】
図37は、図35に示すやり取りを実現するための第2サーバ10の動作例を示すフローチャートである。
【0267】
図37に示すように、第2サーバ10の制御部11は、通信I/F14を介して、端末20aから、スタンプIDと、ルームIDと、ユーザIDと、を受信しているかを判定する(ステップS3701)。受信していない場合は(ステップS3701のNO)、待機する。受信している場合には(ステップS3701のYES)、制御部11の決定部112は、スタンプIDに対応するスタンプを特定する(ステップS3702)。
【0268】
制御部11は、ルームIDで示されるルームに参加しているユーザの端末20bを特定する(ステップS3703)。制御部11は、限定ではなく一例として、ルームIDを第1サーバ40に送信することで、ルームIDで示されるルームに参加しているユーザの端末を特定することとしてもよいし、そうしなくともよい。また、あるいは、制御部11は、限定ではなく一例として、受信したルームIDに、ルームIDで示されるルームでコンテンツのやり取りをしているユーザの端末の情報が対応付けられていれば、対応付けられているそのユーザの端末の情報から特定することとしてもよい。
【0269】
制御部11は、特定したスタンプを示すスタンプ画像を、通信I/F14を介して、ユーザIDで示される端末20aに送信する(ステップS3704)。
【0270】
また、制御部11は、特定したスタンプを示すスタンプ画像を、受信しているルームIDと、ユーザIDとともに、通信I/F14を介して、特定した他のユーザの端末20bに送信し(ステップS3705)、ステップS3701の処理に戻る。なお、ここでは、制御部11は、他の端末20bに送信する情報として、ルームIDから第1メッセージングアプリを特定できるものとして、第1メッセージングアプリによる表示指示を含めていないが、第1メッセージングアプリにより表示を行うための指示情報を含ませてもよいし、そうしなくてもよい。なお、ここでいう表示指示とは、第2サーバ10が、他の端末20bに送信する情報として、送信したスタンプ画像を表示すべき、アプリケーションが、第1メッセージングアプリであることを指示する情報のことである。
【0271】
図38は、図35に示すやり取りを実現するためのスタンプを受信する側の棚末20bの動作例を示すフローチャートである。
【0272】
図38に示すように、端末20bの制御部21は、通信I/F22を介して、第2サーバ10から、スタンプ画像と、ルームIDと、ユーザIDとを受信しているか否かを判定する(ステップS3801)。受信してない場合には(ステップS3801のNO)、待機する。
【0273】
第2サーバ10から、スタンプ画像と、ルームIDと、ユーザIDとを受信していた場合には(ステップS3801のYES)、受信したルームIDから特定されるルームに、ユーザIDで示されるユーザのアイコンに対応付けて、受信したスタンプ画像を対応付けて表示し(ステップS3802)、処理を修了する。なお、ステップS3801において受信する情報には、第1メッセージングアプリによる表示指示が含まれてもよく、この表示指示とルームIDから、第1メッセージングアプリのルーム上でのスタンプ画像の表示を実現してもよい。なお、ここでいう表示指示とは、上述したように、第2サーバ10が、他の端末20bに送信する情報として、送信したスタンプ画像を表示すべき、アプリケーションが、第1メッセージングアプリであることを指示する情報のことである。
【0274】
<変形例6の効果>
本変形例6によれば、第1メッセージングサービスを利用する各端末20は、第1サーバ40を介することなく、第2サーバ10に第2メッセージングサービスの第2スタンプを、第1メッセージングサービス上で利用することができる。
【0275】
<実施形態1変形例7>
上記変形例6では、端末20が使用可能な第2サーバ10のスタンプが、端末20が使用している第1メッセージングサービスのSNSIDに依存する例を説明した。本変形例7では、変形例6とは異なり、端末20のユーザに依存する例を説明する。即ち、スタンプを使用する端末20aからは、SNSIDではなく、ユーザIDを第2サーバ10に送信する点において相違する。
【0276】
図39は、変形例7におけるスタンプ一覧の表示方法を示す各装置のやり取りの例を示すシーケンス図である。
【0277】
図39に示すように、端末20は、第2スタンプ一覧の要求と、第2サーバ10の第2メッセージングサービスにおける端末20のユーザIDと、を第2サーバ10に送信する(ステップS3904)。
【0278】
第2サーバ10は、端末20から、第2スタンプ一覧の要求と、ユーザIDと、を受信すると(ステップS3906)、受信したユーザIDに基づいて、ユーザIDに対応する第1メッセージングサービス上で利用可能な第2スタンプを特定する。そして第2サーバ10は特定したスタンプに基づき、スタンプ一覧を表示するための表示情報を端末20に送信する(ステップS3907)。
【0279】
端末20は、第2サーバ10から送信されたスタンプ一覧を表示するための表示情報を受信し、受信した表示情報を、第1メッセージングアプリ上に表示する(ステップS3908)。
【0280】
図40は、図39に示すやり取りを実現するための端末20の動作例を示すフローチャートである。図40に示す処理は、図33に示す処理と、ステップS4002の処理が相違する。
【0281】
図40に示すように、端末20の制御部21は、第1メッセージングアプリ上で第2サーバ10のスタンプの表示要求を受け付けると(ステップS601)、通信I/F22を介して、第2サーバ10に、第1サーバ40のユーザIDと、第2サーバ10の第2スタンプの一覧表示のための情報を要求する第2スタンプ一覧要求を送信する(ステップS4002)。
【0282】
制御部21は、通信I/F22を介して、第2サーバ10から第2スタンプ一覧を表示するための表示情報を受信しているか否かを判定する(ステップS3303)。受信していない場合には(ステップS3303のNO)、待機する。
【0283】
第2スタンプ一覧を表示するための表示情報を受信していた場合には(ステップS3303のYES)、第2サーバ10の使用可能な第2スタンプ一覧を、第1メッセージングアプリ上で表示し(ステップS604)、処理を終了する。
【0284】
図41は、図39に示すやり取りを実現するための第2サーバ10の動作例を示すフローチャートである。
【0285】
図41に示すように、第2サーバ10の制御部11は、通信I/F14を介して、端末20から、第1サーバ40の第1メッセージングサービスのユーザIDと、第2スタンプ一覧要求を受信しているかを判定する(ステップS4101)。受信していない場合は(ステップS4101のNO)、待機する。受信している場合には(ステップS4101のYES)、制御部11の決定部112は、受信したユーザIDに対応するスタンプを特定する(ステップS4102)。
【0286】
制御部11は、特定したスタンプに対応するスタンプ一覧を、通信I/F14を介して、端末20に、送信し(ステップS4103)、ステップS4101の処理に戻る。
【0287】
このようにして、端末20は、第1メッセージングサービス上で、第2メッセージングサービスを利用する際にユーザが使用可能なスタンプの一覧を表示することができる。
【0288】
なお、上記実施形態1及び各種の変形例は適宜組み合わせることができる。限定ではなく一例として、制御部21は、第1サーバ40のユーザとして使用することが許可されている第2サーバ10のスタンプと、ユーザ自身が第2メッセージングサービス上で利用することが許可されているスタンプとのうち、互いに一致するもののみをユーザが、第1メッセージングサービス上で利用することができるスタンプとして、特定するようにしてもよいし、しなくてもよい。
【0289】
<実施形態2>
上記実施形態1では、第2サーバ10のスタンプを、第1サーバ40のメッセージングサービス上で使用できる例を説明した。本実施形態2では、第1サーバ40のメッセージングサービス上で、端末20が、他の端末20から第2サーバ10のスタンプを受信した場合の処理について説明する。即ち、上記実施形態1の図11の第2端末20bにおいて、スタンプを受信して表示した後の、端末20の処理について説明する。即ち、図44(a)に示すように、第1メッセージングアプリのルーム上で、第2スタンプ4401が表示された際に、図44(b)に示すようにユーザが、第2スタンプ4401に興味を持ってタッチした場合の端末20bの処理について説明する。この場合に、端末20bは、端末20bのユーザが第2メッセージングサービスを利用しているか否かや、表示されているスタンプを所持しているかによって、第2メッセージングアプリのインストールを促したり、スタンプの購入を促したりする。以下、具体的に説明する。
【0290】
図42は、第1端末20aと、第2端末20bと、第1サーバ40との間のやり取りの例を示すシーケンス図である。
【0291】
図42は、図11に示すシーケンス図に続く処理を示す例であり、ステップS4207以降の処理が追加されている。即ち、スタンプを受信した側の端末の処理が追加されており、この処理は、図11に続くものに限定されるものではなく、限定ではなく一例として、図35に続く処理であってもよい。
【0292】
第2端末20bは、受信したスタンプを、第1端末20aとのルームに表示する(ステップS1106)。第2端末20bは、受信したスタンプに対する入力をユーザから受け付ける(ステップS4207)。すると、第2端末20bは、ユーザが、第2サービスに登録している場合に、第2サービスのログイン画面を、表示する(ステップS4208)。なお、図42に示すステップS1104において、第1サーバ40から、スタンプを使用した第1端末20aにもスタンプの画像情報を送信することとしているが、第1端末20aが、使用したスタンプの画像情報を記憶部28に記憶している場合には、送信せずともよく、その場合に、第1端末20aは、記憶部28から読み出したスタンプの画像情報をルーム上に表示することとしてもよい。
【0293】
図43は、図42に示すやり取りを実現するための第2端末20bの動作例を示すフローチャートである。
【0294】
図43に示すように、制御部21は、入出力部23を介して、表示されているスタンプに対するタッチ入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS4301)。スタンプへのタッチ入力を受け付けた場合には(ステップS4301のYES)、制御部21は、第2端末20bのユーザが第2サーバ10の第2メッセージングサービスに登録しているか否かを判定する(ステップS4302)。サービスに登録とは、サービスを利用するために、ユーザが自身の情報を登録していることを意味し、少なくとも、サービスを利用するためのユーザの識別子と、サービスを利用するためのパスワードの対応付けがサービスを提供しているサーバ上で成されていることを意味する。この判定は、限定ではなく一例として、第2端末20bに、第2サーバ10により提供される第2メッセージングアプリがインストールされているか否かによって判定することとしてよい。スタンプへのタッチ入力を受け付けていない場合には(ステップS4301のNO)、処理を終了する。
【0295】
第2端末20bのユーザが第2サーバ10の第2メッセージングサービスに登録していない場合に(ステップS4302のYES)、制御部21は、第2サーバ10(又は他のダウンロードサーバ)により提供される第2メッセージングアプリのインストール案内を表示部24に表示する(ステップS4303)。第2端末20bのユーザが第2メッセージングサービスに登録している場合には(ステップS4302のNO)、ステップS4305の処理に移行する。
【0296】
制御部21は、第2メッセージングアプリをインストールしたか否かを判定する(ステップS4304)。制御部21は、第2メッセージングアプリをインストールした場合には(ステップS4304のYES)、第2メッセージングサービスのログイン画面を表示部24に表示し(ステップS4305)、処理を終了する。第2メッセージングアプリをインストールしない場合には(ステップS4304のNO)、処理を終了する。
【0297】
図44を用いて、図42図43に示す処理に対応付けて端末20での表示例を説明する。図44(a)に示すように、第2端末20bは、表示部24に、第1端末20aにより使用された第2メッセージングサービスの第2スタンプ4401が表示される(図42のステップS1106に対応)。この表示された第2スタンプ4401に対して、図44(b)に示すように、第2端末20bのユーザが自身の指4402で第2スタンプ4401にタッチする(図43のステップS4301のYESに対応)。これは、指による入力に限定するものではなく、スタイラスなどの指示具による入力であってもよいし、上述しているような入出力部23に対する各種の入力によるものであってもよい。
【0298】
この入力を受け付けて、第2端末20bに、第2メッセージングアプリがインストールされていなかった場合には、図44(c)に示すように、第2メッセージングアプリのインストール案内の画面を表示する(図43のステップS4303に対応)。図44(c)に示されるように、第2メッセージングアプリのインストール案内の画面には、第2メッセージングアプリをインストールするための「インストール」ボタンが表示される。この「インストール」ボタンをタッチすると、第2メッセージングアプリが端末20にインストールされる。そして、第2メッセージングアプリをインストールした場合や、元々第2端末20bに第2メッセージングアプリがインストールされていた場合には、図44(d)に示すように、第2メッセージングサービスへのログイン画面を表示する(ステップS4305に対応)。図示されるようにログイン画面には、ユーザIDとしてメールアドレスを入力するための欄と、パスワードを入力するための欄と、ログインを実行するためのログインボタンが表示される。
【0299】
図45に示すシーケンス図を用いて、ログイン画面が表示された後の、第2端末20bと、第2サーバ10とのやり取りを説明する。
【0300】
図45に示すように、第2端末20bは、第2メッセージングサービスへのログイン画面を表示する(ステップS4501)。第2端末20bは、ログイン情報の入力をユーザから受け付ける(ステップS4502)。第2端末20bは、受け付けたログイン情報と、図43のステップS4301においてユーザがタッチしたスタンプIDと、を第2サーバ10に送信する(ステップS4503)。
【0301】
第2サーバ10は、受信したログイン情報を認証する(ステップS4504)。ここでは、認証に成功したものとする。すると、第2サーバ10は、スタンプIDに関する情報を送信する(ステップS4505)。ここで、第2サーバ10が送信するスタンプIDに関する情報は、第2端末20bのユーザが、スタンプIDで示されるスタンプを保持している(ユーザ情報310において、スタンプIDがユーザに対応付けられている)場合には、スタンプの一覧(スタンプのサムネイル画像の一覧)である。スタンプIDで示されるスタンプを第2端末20bのユーザが保持していない場合には、スタンプIDに関する情報は、スタンプの購入画面の表示情報となる。
【0302】
第2端末20bは、第2サーバ10から受信したスタンプに関する情報を表示する(ステップS4506)。
【0303】
図46は、図45に示すやり取りを実現するための、第2端末20bの動作例を示すフローチャートである。
【0304】
図46に示すように、第2端末20bの表示処理部212は、表示部24に第2メッセージングサービスのログイン画面を表示する(ステップS4205)。制御部21は、入出力部23を介して、ログイン情報の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS4601)。ログイン情報の入力を受け付けていない場合には(ステップS4601のNO)、処理を終了する。ここで、ログイン情報は、ユーザを一意に識別するためのユーザIDと、パスワードとを含んでよい。また、ユーザIDは、メールアドレスであってもよい。
【0305】
ユーザからログイン情報の入力を受け付けた場合には(ステップS4601のYES)、制御部21は、第2サーバ10に受け付けたログイン情報を、通信I/F22を介して送信する(ステップS4602)。制御部21は、ユーザがログインを行ったかを判定する(ステップS4603)。ログインするまでは、待機する(ステップS4603のNO)。
【0306】
ユーザがログインに成功し(ステップS4603のYES)、タッチしたスタンプを保持していない場合には(ステップS4604のYES)、第2端末20bの制御部21は、第2サーバ10から送信された、タッチしたスタンプの購入画面を表示する(ステップS4605)。ユーザがタッチしたスタンプを保持している場合には(ステップS4604のNO)、制御部21は、タッチしたスタンプを含むスタンプ一覧を表示部24に表示させて(ステップS4606)、処理を終了する。なお、第2サーバ10のログインにおける認証処理は一般的な認証処理と同様であってよく、限定ではなく一例として、第2端末20bから送信される第2端末20bのユーザの識別情報とパスワードを含むログイン情報を受信し、受信したログイン情報で示されるユーザの識別情報とパスワードの組み合わせが、第2サーバ10の記憶部15に記憶されているか否かによって、認証を行う。受信したログイン情報の識別情報とパスワードの組み合わせが、第2サーバ10の記憶部15に記憶されている場合に、認証成功となり、ログインが可能となる。受信したログイン情報の識別情報とパスワードの組み合わせが、第2サーバ10の記憶部15に記憶されていなかった場合には、認証失敗となり、ログインはできない。
【0307】
次に、第2端末20bにスタンプの購入画面が表示された(ステップS4605の処理)後の処理例について説明する。図47は、第2端末20bにスタンプの購入画面が表示された後の、第2端末20bと第2サーバ10との間のやり取りの例を示すシーケンス図である。
【0308】
図47に示すように、第2端末20bは、ステップS4207(又はS4301のYES)でタッチしたスタンプの購入画面を表示する(ステップS4701)。第2端末20は、ユーザから、スタンプの購入を受け付ける(ステップS4702)。第2端末20bは、スタンプの購入情報を第2サーバ10に送信する(ステップS4703)。スタンプの購入情報には、購入したスタンプを特定できるスタンプIDと、そのスタンプを使用できるユーザの情報とが含まれる。ここでは、第2端末20bのユーザ情報が含まれているとする。
【0309】
第2サーバ10は、スタンプIDと、購入したスタンプを使用できるユーザの情報とを対応付ける(ステップS4704)。そして、購入されたスタンプのサムネイル画像の一覧を、第2端末20bに送信する(ステップS4705)。
【0310】
第2端末20bは、購入したスタンプ一覧を表示する(ステップS4706)。
【0311】
図48は、図47に示すやり取りを実現するための第2端末20bの動作例を示すフローチャートである。図48に示すように、第2端末20bの制御部21は、表示部24にスタンプ購入画面を表示させる(ステップS4801)。制御部21は、入出力部23を介して、ユーザからスタンプの購入入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS4802)。スタンプの購入入力を受け付けなかった場合には(ステップS4802のNO)、処理を終了する。
【0312】
ユーザから、スタンプの購入入力を受け付けた場合には(ステップS4802のYES)、制御部21は、入出力部23に対するユーザからの入力に基づき、自身に対する購入かどうかを判定する(ステップS4803)。ユーザ自身への購入である場合には(ステップS4803のYES)、制御部21は、自身のユーザIDを含むスタンプの購入情報を、通信I/F22を介して、第2サーバ10に送信する(ステップS4804)。そして、制御部21は、通信I/F22を介して、購入したスタンプのサムネイル画像の一覧を受信するまで待機する(ステップS4805のNO)。通信I/F22を介して、第2サーバ10から送信されたスタンプのサムネイル画像の一覧を受信すると(ステップS4805のYES)、制御部21は、表示部24に受信したスタンプのサムネイル画像の一覧を表示させて(ステップS4806)、処理を終了する。
【0313】
一方、ステップS4803において、自身ではなく、他のユーザに対してスタンプを購入した場合には(ステップS4803のNO)、入出力部23を介して、ユーザにより指定された他のユーザのユーザIDを含むスタンプの購入情報を、通信I/F22を介して、第2サーバ10に送信し(ステップS4807)、処理を終了する。
【0314】
図49は、図47に示すやり取りを実現するための、第2サーバ10の動作例を示すフローチャートである。
【0315】
図49に示すように、第2サーバ10の制御部11は、通信I/F14を介して、スタンプの購入情報を受信しているか否かを判定する(ステップS4901)。受信していない場合には(ステップS4901のNO)、待機する。
【0316】
スタンプの購入情報を受信した場合には(ステップS4901のYES)、制御部11は、ユーザIDに、購入されたスタンプを対応付けて、ユーザ情報310に記憶する(ステップS4902)。そして、購入したスタンプのサムネイル画像の一覧を、スタンプの購入対象のユーザIDに対応するユーザの端末20に、通信I/F14を介して、送信し(ステップS4903)、ステップS4901に戻る。
【0317】
図50は、図48に示す処理の過程で表示される画面例を示す図である。図50(a)は、スタンプの購入画面の例を示す画面図であり、ステップS4701、S4801の処理により表示される画面の例である。図50(a)に示すように、スタンプの購入画面には、自身にスタンプを購入するための「購入する」ボタンと、他のユーザにスタンプをプレゼントするための「プレゼント」ボタンが表示される。
【0318】
図50(a)に示す「購入する」ボタンをタッチすると、端末20のユーザ自身に対してスタンプを購入したことになり、図50(b)に示すように、端末20には、スタンプ一覧をダウンロードするダウンロード画面が表示される。この後に、端末20は、第2サーバ10の購入したスタンプを使用可能になる。一方で、図50(a)に示す「プレゼント」ボタンをタッチすると、図50(c)に示すように、プレゼント対象のユーザを選択するためのユーザ一覧画面が表示される。ここで、表示されるユーザ一覧には、第2サーバ10の第2メッセージングサービスにおいて、友だちになっている(通信相手として設定している)ユーザが表示されてもよいし、第1サーバ40の第1メッセージングサービスにおいて、友だちになっているユーザが表示されてもよいし、両方のユーザが表示されてもよい。また、このとき表示されるユーザの一覧は、自身が過去にやり取りした頻度に応じた順序で表示されることとしてもよいし、そうしなくてもよい。即ち、やり取りした頻度が高いユーザほど上位に表示されてもよい。そして、表示されたユーザ一覧の中から1以上のユーザを選択して、送信すると、図50(d)に示すように、選択したユーザにスタンプをプレゼントしたことを示す画面が表示される。
【0319】
以上が、第1メッセージングサービスによるやり取りを実行していた端末であって、第2サーバ10の第2スタンプを受信した端末において、受信して表示されたスタンプに対する入力があった場合の端末20の動作例の説明である。
【0320】
<実施形態2の効果>
実施形態2に係る端末20によれば、第1メッセージングサービス上のルームで、第2メッセージングサービスの第2スタンプが表示され、表示された第2スタンプに対する入力を受け付けた場合に、端末20のユーザが第2メッセージングサービスを利用している場合に、第2メッセージングサービスにログインするログイン画面を表示することとしてよい。
これにより、端末20のユーザを第2メッセージングサービスに誘導することができる。
【0321】
また、端末20は、第2メッセージングサービスにログインした場合に、入力があった第2スタンプを第2メッセージングサービス上で使用可能な場合には、対応するスタンプ一覧を表示することとしてよい。また、使用可能でない場合には、使用可能にするためのダウンロード画面(購入画面)に案内する。
これにより、端末20は、ユーザにユーザがタッチした第2スタンプを第1メッセージングサービス上で利用可能にすることができる。
【0322】
また、限定ではなく一例として、端末20は、表示されたダウンロード画面(購入画面)において、表示されている第2スタンプを購入(ダウンロード)した場合には、その情報を、第2サーバ10に送信することとしてよい。これにより、第2サーバ10は、端末20のユーザと購入した第2スタンプとを関連付けてユーザ情報310に登録することができる。
これにより、以降、ユーザは、購入(ダウンロード)した第1メッセージングサービス及び第2メッセージングサービスのいずれでも第2スタンプを利用することが可能となる。
【0323】
また、端末20は、第2スタンプに対する入力を受け付けた場合に、端末20のユーザが第2メッセージングサービスを利用していない場合には、第2メッセージングサービスの第2メッセージングアプリケーションのダウンロード画面を表示することとしてよい。
これにより、端末20のユーザに、第2メッセージングサービスの利用を促すことができる。
【0324】
また、端末20は、第2メッセージングアプリケーションをインストールした場合には、第1メッセージングアプリケーション上で、第2スタンプを使用可能な状態で表示することとしてもよい。
これにより、端末20のユーザは、第2メッセージングアプリケーションのインストールをトリガとして、第1メッセージングサービス上で、第2スタンプを利用することができるようになる。
【0325】
<実施形態3>
上記実施形態1では、第2サーバ10のスタンプのうち、第1サーバ40のメッセージングサービス上で使用できるスタンプを決定する手法について第2サーバ10のオペレータによる決定例やスケジュールによる決定例を説明している。本実施形態3では、その決定手法の他の例について説明する。
【0326】
上記実施形態1においては、ユーザIDやSNSIDによって、第1メッセージングサービスを利用するユーザが使用できる第2サーバ10の第2スタンプを異ならせる例を説明した。ここでは、更に、ユーザのスコアによって、使用可能なスタンプを変動させる例を説明する。ここでいうスコアは、第2サーバ10が第1メッセージングサービス上で使用可能とする第2スタンプを決定するために用いるユーザの評価である。スコアは、第2サーバ10の第2メッセージングサービスの利用状況に基づいて算出されてもよいし、そうでなくてもよい。また、スコアは、第1サーバ40の第1メッセージングサービスの利用状況に基づいて算出されてもよいし、そうでなくてもよい。また、スコアは、第1サーバ40の第1メッセージングサービスと第2サーバ10のメッセージングサービスの利用状況双方に基づいて算出されてもよいし、そうでなくてもよい。また、ここでいう利用状況は、メッセージングサービス上で利用されたスタンプの利用状況(限定ではなく一例として、利用回数や利用頻度)であってもよいし、そうでなくともよい。上述のように、スコアは、第2サーバ10が第2メッセージングサービスあるいは第2スタンプをどれだけ利用してくれるかに基づいて算出されることから、第2サーバ10が、そのユーザに対して与える信用の度合ということで信用スコアと呼称されてもよいし、呼称されなくてもよい。
【0327】
図51は、本処理のために第2サーバ10が記憶部15に保持する情報の一例である。図51は、ユーザ情報5100のデータ構成例を示すデータ概念図である。ユーザ情報5100は、第1メッセージングサービス及び第2メッセージングサービスを利用するユーザの利用履歴を示す情報である。
【0328】
図51に示すように、ユーザ情報5100は、ユーザID5101に、使用履歴5102が対応付けられた情報である。
【0329】
ユーザID5101は、第2メッセージングサービスにおける各ユーザを一意に識別するための識別情報である。ユーザID5101は、第1メッセージングサービスにおけるユーザIDと共有されてもよいし、されなくてもよい。また、ユーザが第2メッセージングサービスを利用していない場合には、ユーザID5101として、第1メッセージングサービスのユーザIDが登録されてもよい。
【0330】
使用履歴5102は、対応するユーザID5101で示されるユーザが使用したスタンプに関連する情報である。使用履歴5102は、使用日時5121と、サービス5122と、スタンプID5123とが、対応付けられた情報である。
【0331】
使用日時5121は、対応するスタンプID5123が使用された日時を示す情報である。
【0332】
サービス5122は、対応するスタンプID5123が使用されたときにユーザが利用していたメッセージングサービスを示す情報である。
【0333】
スタンプID5123は、対応する使用日時5121において、対応するユーザID5101で示されるユーザにより使用されたスタンプを一意に識別することが可能な識別情報である。
【0334】
ユーザ情報5100があることにより、第2サーバ10は、どのユーザが、いつ、どのメッセージングサービスを使って、どのスタンプを使用したのかを認識することができ、スコアの算出に利用することができる。
【0335】
図52は、第2サーバ10により、第1メッセージングサービスを利用するユーザから、第2サーバ10のスタンプの利用要求を受け付けた場合に、そのユーザが利用できるスタンプを決定する手法を示す第2サーバ10の動作例を示すフローチャートである。
【0336】
図52に示すように、第2サーバ10の制御部21は、ユーザ情報を通信I/F22を介して受信している場合には(ステップS5201のYES)、受信したユーザ情報に基づき、記憶部28に記憶されているユーザ情報5100を更新する(ステップS5202)。ここで、受信するユーザ情報には、ユーザIDと、使用しているメッセージングサービスを特定することが可能な情報として、メッセージングサービスのSNSIDと、使用したスタンプを特定することが可能な情報としてスタンプIDとが、含まれる。スタンプIDをメッセージングサービスごとに固有のIDをふるようにすれば、どのメッセージングサービスを利用しているのかを特定することも可能になるので、その場合には、SNSIDは省略することができる。
【0337】
制御部21は、ユーザ情報を受信していない場合に(ステップS5201のNO)、スタンプ一覧の要求を受信したか否かを判定する(ステップS5203)。このスタンプ一覧の要求は、第1サーバ40から送信されたものであっても、端末20から送信されたものであってもよく、端末20のユーザを特定できるユーザIDが含まれる。
【0338】
スタンプ一覧の要求を受信した場合に(ステップS5203のYES)、制御部21は、ユーザIDに対応するユーザの利用履歴を、ユーザ情報5100から取得する(ステップS5203)。
【0339】
そして、ユーザの利用履歴に基づいて、ユーザに対して、第1メッセージングサービス上で使用可能な、第2サーバ10の第2スタンプを決定するためのスコアを算出する(ステップS5205)。制御部21によるスコアの算出方法としては、様々であってよいが、基本的に、第2メッセージングサービスを利用し、第2スタンプを利用している方が、第1メッセージングサービスを利用し、第1スタンプまたは第2スタンプを利用しているよりも、スコアが高くなるようにスコアを算出する。限定ではなく一例として、第1メッセージングサービス上で第1スタンプを使用した場合に、1点、第1メッセージングサービス上で第2スタンプを使用した場合に、2点、第2メッセージングサービス上で第2スタンプを使用した場合に、3点として、所定期間(限定ではなく一例として直近の1ヶ月)における利用履歴に基づいて、スタンプを利用した際の点数を総計し、ユーザのスコアとして算出する。
【0340】
そして、制御部21は、算出したスコアに応じて、端末20のユーザが第1メッセージングサービス上で使用できるスタンプ一覧を生成する(ステップS5206)。算出したスコアに基づいて使用できるスタンプとしては、限定ではなく一例として、制御部21は、算出されたスコアに対して複数の閾値を段階的に設定しておき、スコアがその閾値を超えるごとに使用できるスタンプが増加するように、使用できるスタンプを決定することとしてもよい。限定ではなく一例として、ユーザIDで示されるユーザが第2メッセージングサービスで使用できる全スタンプのうち、スコアが第1の閾値を超えていれば20%を使用可能にし、第2の閾値(第2の閾値>第1の閾値)を超えていれば40%を使用可能にし、第3の閾値(第3の閾値>第2の閾値)を超えていれば60%を使用可能にするというように使用可能なスタンプを決定する。ここで使用可能になるスタンプは、ランダムであってもよいし、予め定められたアルゴリズムによって決定されてもよいし、スタンプ群ごとに定められていることとしてもよい。このとき、第1サーバ40が、第2スタンプの情報を保持している場合には、スタンプIDの一覧を生成し、保持していない場合には、表示用の画像情報を生成する。
【0341】
そして、制御部21は、通信I/F22を介して、スタンプ一覧要求を送信してきた装置(第1サーバ40又は端末20)に、生成したスタンプ一覧を送信し(ステップS5207)、処理を終了する。
【0342】
なお、図52に示す処理は、ユーザから、第1メッセージングサービス上で、スタンプの利用要求があるごとに実行されてもよいし、そうしなくてもよい。都度実行しない場合には、所定期間に一回(限定ではなく一例として、1時間に一回、1日に一回、1週間に一回、1ヶ月に一回)だけ実行することとしてもよい。また、図52に示す処理は、ユーザからの問い合わせがあったタイミングではなく、所定のタイミング(限定ではなく一例として、毎朝5時)で予めユーザのスコアを算出し、スタンプ要求があった場合に送信するスタンプの情報を用意しておいてもよい。
【0343】
なお、本実施形態3では、スタンプの使用履歴と、第1メッセージングサービスと第2メッセージングサービスとのいずれの利用時にスタンプを使用したかとに基づいて、スコアを算出する例を示したが、スコアの算出方法はこれに限定するものではない。
【0344】
スコアは、第1メッセージングサービスや第2メッセージングサービスの利用時間(ログイン時間)に基づいて算出されてもよいし、算出されなくてもよい。限定ではなく一例として、スコアは、所定期間(限定ではなく一例として一か月)内における第1メッセージングサービスの利用時間、第2メッセージングサービスの利用時間の総計が多いほどスコアが高くなるようにスコアを算出することとしてもよい。また、第2メッセージングサービスを利用している場合に、第2サーバ10の制御部11は、第2メッセージングサービスの利用時間の総計に重み付けを行うこととしてもよいし、そうしなくてもよい。重み付けを行うことによって、限定ではなく一例として、第2サーバ10の第2メッセージングサービス利用時に、第2サーバ10のスタンプを使用した場合に、第1サーバ40の第1メッセージングサービス利用時に、第2サーバ10のスタンプを使用した場合よりも、スコアが高くなるように計算してもよい。こうすることで、第2メッセージングサービスをよく利用してスタンプを使用した方が、第1メッセージングサービスの利用時における第2スタンプの使用範囲を広くすることができるので、第2メッセージングサービスの利用率を向上させることができる。また、制御部21は、スコアを、第2サーバ10の利用履歴に基づいてのみ算出することとしてもよい。即ち、第2サーバ10の利用履歴が多いほど、ユーザの第2サーバ10の利用率が高く、結果、第2サーバへの貢献が高いと言えるので、そのようなユーザに対しては、他のメッセージングサービスにおいても使用できるスタンプを多くすることでユーザに報いることができる。
【0345】
スコアとしては、利用時間の総時間そのものを用いることとしてもよいし、そうしなくてもよい。また、総時間について、スコアを算出するための対応表を第2サーバ10の記憶部15に記憶しておくことでスコアを算出するようにしてもよいし、そうしなくてもよい。ここで対応表は、所定時間毎に、スコアが増加していく表であってよく、限定ではなく一例として、0~5時間は、1点、6~10時間は、2点、11~20時間は、4点、…というように利用総時間に基づいてスコアが特定可能な表であってよい。また、利用時間は、ユーザがメッセージングサービスにログインしている時間を計数したものであってよい。
【0346】
そして、制御部11は、算出したスコアに応じて、ユーザが使用可能なスタンプを決定することとしてもよい。
【0347】
<実施形態3の効果>
本実施形態3によれば、第2サーバ10は、ユーザからの要求に応じて第2スタンプの一覧を送信する際に、ユーザの第2メッセージングサービスや第1メッセージングサービスの利用状況に応じて、第1メッセージングサービスで使用可能な第2サーバ10の第2スタンプの使用範囲を変更することができる。即ち、ユーザごとで、第1メッセージングサービス上で使用することができる第2スタンプの範囲を変更することができる。したがって、ユーザが、自身の友人とで、第2スタンプの使用可能な範囲の違いにより不便さを感じている場合には、第2スタンプの利用を促進することができる。
【0348】
また、第2サーバ10は、端末20のユーザによる第2メッセージングサービスを利用履歴に基づいて、そのユーザのスコアを算出し、算出したスコアによって、ユーザが第1メッセージングサービス上で利用することができるスタンプを決定することとしてもよい。
【符号の説明】
【0349】
1 通信システム
10 第2サーバ
11 制御部
111 メッセージ処理部
112 決定部
113 通知部
12 入出力部
13 表示部
14 通信I/F(通信部)
15 記憶部
20 端末
21 制御部
211 メッセージ処理部
212 表示処理部
22 通信I/F
23 入出力部
231 タッチパネル
232 マイク
233 スピーカ
234 カメラ
24 表示部(ディスプレイ)
25 位置情報取得部
28 記憶部
40 第2サーバ
41 制御部
411 メッセージ処理部
412 スタンプ処理部
42 入出力部
43 表示部
44 通信I/F(通信部)
45 記憶部
30 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38
図39
図40
図41
図42
図43
図44
図45
図46
図47
図48
図49
図50
図51
図52