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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-17
(45)【発行日】2024-12-25
(54)【発明の名称】電気加熱式非燃焼霧化装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/46 20200101AFI20241218BHJP
   A24F 40/42 20200101ALI20241218BHJP
   A24F 40/40 20200101ALI20241218BHJP
【FI】
A24F40/46
A24F40/42
A24F40/40
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2022544410
(86)(22)【出願日】2020-12-25
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-23
(86)【国際出願番号】 CN2020139457
(87)【国際公開番号】W WO2021184876
(87)【国際公開日】2021-09-23
【審査請求日】2022-07-21
(31)【優先権主張番号】202020373424.3
(32)【優先日】2020-03-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519403945
【氏名又は名称】深▲せん▼麦時科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】張 幸福
(72)【発明者】
【氏名】余 小川
【審査官】杉浦 貴之
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第209314965(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第110089777(CN,A)
【文献】特開2018-174784(JP,A)
【文献】特表2017-506901(JP,A)
【文献】実開平05-090161(JP,U)
【文献】中国実用新案第208480616(CN,U)
【文献】中国実用新案第209489499(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 40/46
A24F 40/42
A24F 40/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気加熱式非燃焼霧化装置であって、中空のケース、回路基板アセンブリ、加熱霧化アセンブリ及び電池アセンブリを備え、
前記回路基板アセンブリは、
前記ケース内に設置され、且つ前記ケースの内側壁に固定して接続される第1ホルダーと、
前記第1ホルダーに固定して設置される主回路基板と、
前記主回路基板に直接に接触して電気的に接続される第1弾性電極を含む第1接続部材と、を備え、
前記加熱霧化アセンブリはエアゾール生成基質を加熱するためのものであり、少なくとも部分的に前記ケースの第1端内に収容され、前記ケースから取り出すことを可能にするように前記回路基板アセンブリに取り外し可能に接続され、
前記電池アセンブリは電源を供給するためのものであり、少なくとも部分的に前記ケースの第2端内に収容され、前記ケースから取り出すことを可能にするように前記回路基板アセンブリに取り外し可能に接続され
前記加熱霧化アセンブリは第2ホルダーと、前記第2ホルダーに設置される収容管、加熱片、サブ回路基板、加熱片台座、加熱片ホルダー及び保護カバーと、を備え、
前記加熱片は前記収容管内に伸び込んで前記エアゾール生成基質を加熱するためのものであり、
前記サブ回路基板が前記加熱片に電気的に接続され、前記サブ回路基板が前記第1弾性電極により前記主回路基板に電気的に接続され、
前記加熱片が前記加熱片台座に設置され、
前記加熱片ホルダーの一端が加熱片台座に接続され、
前記保護カバーには貫通孔が開設され、前記収容管が前記貫通孔内に収容され、前記保護カバーの一端が前記加熱片ホルダーに接続され、
前記加熱片は、収容管内に伸び込んで前記エアゾール生成基質を加熱するように前記加熱片ホルダーを通って露出され、
前記加熱片は前記加熱片の固定座に取り外し可能に接続され、
前記加熱片ホルダーの一端は前記加熱片台座に取り外し可能に接続され、且つ接続箇所にシール材が設置され、
前記保護カバーの一端は前記加熱片ホルダーに取り外し可能に接続され、且つ接続箇所にシール材が設置されることを特徴とする電気加熱式非燃焼霧化装置。
【請求項2】
前記保護カバーはノズル部分と接続部分を備え、前記接続部分の一端が前記加熱片ホルダーに接続され、前記接続部分の他端が前記ノズル部分に接続され、前記接続部分が前記ケース内に収容されることを特徴とする請求項1に記載の電気加熱式非燃焼霧化装置。
【請求項3】
前記回路基板アセンブリは前記主回路基板に接続される第2弾性電極を含む第2接続部材を更に備え、
前記電池アセンブリはハウジングと電池を備え、前記電池が前記ハウジング内に設置され、前記電池の端子が前記第2弾性電極に電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の電気加熱式非燃焼霧化装置。
【請求項4】
前記加熱霧化アセンブリは前記ケースに取り外し可能に接続され、及び/又は
前記電池アセンブリは前記ケースに取り外し可能に接続されることを特徴とする請求項1に記載の電気加熱式非燃焼霧化装置。
【請求項5】
前記加熱霧化アセンブリの外周に第1位置決め突出ブロックが設置され、前記ケースの第1端に第1位置決め凹溝が設置され、前記第1位置決め突出ブロックが前記第1位置決め凹溝内に係止され、及び/又は
前記電池アセンブリの外周に第2位置決め突出ブロックが設置され、前記ケースの第2端に第2位置決め凹溝が設置され、前記第2位置決め突出ブロックが前記第2位置決め凹溝内に係止されることを特徴とする請求項1に記載の電気加熱式非燃焼霧化装置。
【請求項6】
前記加熱霧化アセンブリは前記回路基板アセンブリに磁気吸引により接続又は係着され、及び/又は
前記電池アセンブリは前記回路基板アセンブリに磁気吸引により接続又は係着されることを特徴とする請求項1に記載の電気加熱式非燃焼霧化装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は電子霧化分野に関し、特に電気加熱式非燃焼霧化装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、市場にはいくつかの非燃焼型の低温電子霧化装置が既に出現しており、その原理は固体のエアゾール生成基質を低温加熱することにより、煙霧を発生させて使用者が吸うことに供することである。
【0003】
しかしながら、従来の電子霧化装置は一般的に部品が比較的多く、且つ接続関係がより複雑であり、ある部品又はアセンブリが故障した場合、ユーザーは一般的に電子霧化装置全体を直接廃棄するしかできず、自分で保守したり、取り替えたりすることができず、使用コストが比較的高い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願が主に解決しようとする技術的問題は電気加熱式非燃焼霧化装置を提供することであり、電気加熱式非燃焼霧化装置の補修及び部品の取り替えを容易にすることができ、電気加熱式非燃焼霧化装置の耐用年数を延ばす。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記技術的問題を解決するために、本願の実施例が採用する1つの技術案は以下のとおりである。電気加熱式非燃焼霧化装置を提供し、該電気加熱式非燃焼霧化装置は中空のケース、回路基板アセンブリ、加熱霧化アセンブリ及び電池アセンブリを備え、回路基板アセンブリはケース内に固定して設置され、加熱霧化アセンブリはエアゾール生成基質を加熱するためのものであり、少なくとも部分的にケースの第1端内に収容され、ケースから取り出すことを可能にするように回路基板アセンブリに取り外し可能に接続され、電池アセンブリは電源を供給するためのものであり、少なくとも部分的にケースの第2端内に収容され、ケースから取り出すことを可能にするように回路基板アセンブリに取り外し可能に接続される。
【0006】
加熱霧化アセンブリはケースに取り外し可能に接続され、及び/又は電池アセンブリはケースに取り外し可能に接続される。
【0007】
加熱霧化アセンブリの外周に第1位置決め突出ブロックが設置され、ケースの第1端に第1位置決め凹溝が設置され、第1位置決め突出ブロックが第1位置決め凹溝内に係止され、及び/又は電池アセンブリの外周に第2位置決め突出ブロックが設置され、ケースの第2端に第2位置決め凹溝が設置され、第2位置決め突出ブロックが第2位置決め凹溝内に係止される。
【0008】
加熱霧化アセンブリは回路基板アセンブリに磁気吸引により接続又は係着され、及び/又は電池アセンブリは回路基板アセンブリに磁気吸引により接続又は係着される。
【0009】
回路基板アセンブリは第1ホルダー、主回路基板及び第1接続部材を備え、第1ホルダーはケース内に設置され、且つケースの内側壁に固定して接続され、主回路基板は第1ホルダーに固定して設置され、第1接続部材は主回路基板に接続される第1弾性電極を含む。
【0010】
加熱霧化アセンブリは第2ホルダーと、第2ホルダーに設置される収容管、加熱片及びサブ回路基板と、を備え、加熱片は収容管内に伸び込んでエアゾール生成基質を加熱するためのものであり、サブ回路基板は加熱片に電気的に接続される。
【0011】
第2ホルダーは加熱片台座、加熱片ホルダー及び保護カバーを備え、加熱片は加熱片台座に設置され、加熱片ホルダーの一端は加熱片台座に接続され、保護カバーには貫通孔が開設され、収容管が貫通孔内に収容され、保護カバーの一端が加熱片ホルダーに接続され、加熱片は、収容管内に伸び込んでエアゾール生成基質を加熱するように加熱片ホルダーを通って露出することができる。
【0012】
加熱片は加熱片固定座に取り外し可能に接続され、加熱片ホルダーの一端は加熱片台座に取り外し可能に接続され、且つ接続箇所にシール材が設置され、保護カバーの一端は加熱片ホルダーに取り外し可能に接続され、且つ接続箇所にシール材が設置される。
【0013】
保護カバーはノズル部分と接続部分を備え、接続部分の一端が加熱片ホルダーに接続され、接続部分の他端がノズル部分に接続され、接続部分がケース内に収容される。
【0014】
回路基板アセンブリは主回路基板に接続される第2弾性電極を含む第2接続部材を更に備え、電池アセンブリはハウジングと電池を備え、電池がハウジング内に設置され、電池の端子が第2弾性電極に電気的に接続される。
【発明の効果】
【0015】
本願では、回路基板アセンブリ、加熱霧化アセンブリ、電池アセンブリを独立したモジュールに設置し、回路基板アセンブリをケース内に固定して設置し、加熱霧化アセンブリを少なくとも部分的にケースの第1端内に収容し、電池アセンブリを少なくとも部分的にケースの第2端内に収容し、且つ、ケースから取り出すことを可能にするように加熱霧化アセンブリと電池アセンブリをいずれも回路基板アセンブリに取り外し可能に接続し、これにより、電気加熱式非燃焼霧化装置をモジュール化させ、且つ各モジュールの取り外し及び組み立てを容易にし、それにより電気加熱式非燃焼霧化装置の補修及び部品の取り替えを容易にし、電気加熱式非燃焼霧化装置の耐用年数を延ばす。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本願に係る電気加熱式非燃焼霧化装置の一実施例の構造模式図である。
図2】本願に係る電気加熱式非燃焼霧化装置の一実施例の分解構造模式図である。
図3】本願に係る電気加熱式非燃焼霧化装置の一実施例の断面構造模式図である。
図4】本願に係る電気加熱式非燃焼霧化装置の一実施例の回路基板アセンブリの分解模式図である。
図5】本願に係る電気加熱式非燃焼霧化装置の一実施例の加熱霧化アセンブリの分解模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本願の実施例の図面を参照しながら本願の実施例の技術案を明確且つ完全に説明する。理解されるように、ここで説明される具体的な実施例は本願を解釈するためのものであって、本願を限定するものではない。また、説明しやすくするために、図面には構造全体ではなく、本願に関連する部分のみを示す。本願の実施例に基づいて、当業者が進歩性のある労働を必要とせずに取得するすべての他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0018】
本願における用語「第1」、「第2」等は異なるオブジェクトを区別するためのものであって、特定の順序を説明するためのものではない。また、用語「含む」、「有する」及びそれらの任意の変形は、非排他的包含をカバーすることを意図している。例えば、一連のステップ又はユニットを含む過程、方法、システム、製品又は装置は列挙したステップ又はユニットに限定されず、選択的に列挙しないステップ又はユニットを更に含み、又は選択的にこれらの過程、方法、製品又は装置固有の他のステップ又はユニットを更に含む。
【0019】
本明細書に言及した「実施例」とは、実施例を参照して説明した特定の特徴、構造又は特性が本願の少なくとも1つの実施例に含まれてもよいことを意味する。明細書の各箇所に該連語が出現することは必ずしもいずれもが同じ実施例を指すとは限らず、他の実施例と相互排他的な独立した又は代替の実施例でもない。当業者であれば明示的及び暗示的に理解されるように、本明細書に説明される実施例は他の実施例と組み合わせられることができる。
【0020】
図1及び図2を併せて参照して、図1は本願に係る電気加熱式非燃焼霧化装置の一実施例の構造模式図であり、図2は本願に係る電気加熱式非燃焼霧化装置の一実施例の分解構造模式図である。
【0021】
電気加熱式非燃焼霧化装置100は中空のケース10、回路基板アセンブリ20、加熱霧化アセンブリ30及び電池アセンブリ40を備える。
【0022】
回路基板アセンブリ20はケース10内に固定して設置される。
【0023】
回路基板アセンブリ20はケース10の内側壁に固定して接続されてもよく、且つ回路基板アセンブリ20はケース10の中央に固定されてもよく、それによりケース10の両端が他のアセンブリを収容できるようにする。ケース10の両端は回路基板アセンブリ20の片側に位置する第1端14と、回路基板アセンブリ20の他側に位置する第2端15とを備える。中空のケース10は電気加熱式非燃焼霧化装置100のシェルの一部であってもよい。
【0024】
加熱霧化アセンブリ30はエアゾール生成基質を加熱するためのものである。加熱霧化アセンブリ30は少なくとも部分的にケース10の第1端14内に収容され、ケース10から取り出すことを可能にするように回路基板アセンブリ20に取り外し可能に接続される。
【0025】
エアゾール生成基質は例えば巻きタバコ、カートリッジ又は薬物等であってもよい。
【0026】
本実施例では、加熱霧化アセンブリ30は回路基板アセンブリ20に取り外し可能に接続されてもよく、且つケース10と分離することができ、これにより、回路基板アセンブリ20と相対的に固定及び分離することができ、組み立て及び取り外しを容易にし、且つケース10から取り出されることができるようにする。加熱霧化アセンブリ30と回路基板アセンブリ20は導電端子、接点等の設計により加熱霧化アセンブリ30と回路基板アセンブリ20との電気的接続を実現することができる。加熱霧化アセンブリ30が回路基板アセンブリ20に接続される場合、それに対応して電気的接続を実現し、加熱霧化アセンブリ30が回路基板アセンブリ20から取り外される場合、それに対応して電気的接続を切断する。
【0027】
電池アセンブリ40は電力を供給するためのものである。電池アセンブリ40は少なくとも部分的にケース10の第2端15内に収容され、ケース10から取り出すことを可能にするように回路基板アセンブリ20に取り外し可能に接続される。
【0028】
電池アセンブリ40は電気加熱式非燃焼霧化装置100の回路基板アセンブリ20及び加熱霧化アセンブリ30に電源を供給するためのものである。
【0029】
本実施例では、電池アセンブリ40は回路基板アセンブリ20に取り外し可能に接続されてもよく、且つケース10と分離することができ、これにより、回路基板アセンブリ20と相対的に固定及び分離することができ、組み立て及び取り外しを容易にし、且つケース10から取り出されることができるようにする。同様に、電池アセンブリ40と回路基板アセンブリ20は、導電端子、接点等の設計により電池アセンブリ40と回路基板アセンブリ20との電気的接続を実現することができる。電池アセンブリ40が回路基板アセンブリ20に接続される場合、それに対応して電気的接続を実現し、電池アセンブリ40が回路基板アセンブリ20から取り外される場合、それに対応して電気的接続を切断する。
【0030】
選択肢として、加熱霧化アセンブリ30及び電池アセンブリ40はそれぞれ電極により回路基板アセンブリ20に電気的に接続されてもよい。電極は導電端子、接点等の形式を用いてもよい。
【0031】
本実施例では、中空のケース10は回路基板アセンブリ20の固定作用を果たすことができ、且つ、ユーザーが回路基板アセンブリ20に接続するように加熱霧化アセンブリ30と電池アセンブリ40を挿設の方式でケース10内に部分的に収容することを容易にし、且つケース10は電気加熱式非燃焼霧化装置100の構造全体をより安定化することができる。
【0032】
使用時、回路基板アセンブリ20はケース10内に固定して設置されており、加熱霧化アセンブリ30を少なくとも部分的にケース10の第1端14内に挿入して回路基板アセンブリ20に取り外し可能に接続し、更に電池アセンブリ40を少なくとも部分的にケース10の第1端14内に挿入して回路基板アセンブリ20に取り外し可能に接続し、それにより組み立てを完了し、組み立て後の加熱霧化アセンブリ30及び電池アセンブリ40はいずれも回路基板アセンブリ20との電気的接続を実現することができる。所定期間使用した後、故障すれば、使用コストを節約するようにユーザー又は補修者は、各アセンブリを取り外して損傷された部分を取り替えることができる。
【0033】
本実施例では、回路基板アセンブリ20、加熱霧化アセンブリ30、電池アセンブリ40を独立したモジュールに設置し、回路基板アセンブリ20をケース10内に固定して設置し、加熱霧化アセンブリ30を少なくとも部分的にケース10の第1端14内に収容し、電池アセンブリ40を少なくとも部分的にケース10の第2端15内に収容し、且つ、ケース10から取り出すことを可能にするように加熱霧化アセンブリ30及び電池アセンブリ40をいずれも回路基板アセンブリ20に取り外し可能に接続し、これにより、電気加熱式非燃焼霧化装置100をモジュール化させ、且つ各モジュールの取り外し及び組み立てを容易にし、それにより電気加熱式非燃焼霧化装置100の補修及び部品の取り替えを容易にし、電気加熱式非燃焼霧化装置100の耐用年数を延ばす。
【0034】
選択肢として、加熱霧化アセンブリ30はケース10に取り外し可能に接続され、且つ/又は電池アセンブリ40はケース10に取り外し可能に接続される。
【0035】
加熱霧化アセンブリ30は、ケース10に取り外し可能に接続されてもよく、それによりケース10と相対的に固定及び分離することができるようにする。上記と同様に、導電端子、接点等の設計を用いることにより、加熱霧化アセンブリ30がケース10に接続される場合、それに対応して加熱霧化アセンブリ30と回路基板アセンブリ20との電気的接続を実現させ、加熱霧化アセンブリ30がケース10から取り外される場合、それに対応して加熱霧化アセンブリ30と回路基板アセンブリ20との電気的接続を切断させる。
【0036】
電池アセンブリ40はケース10に取り外し可能に接続されてもよく、それにより加熱霧化アセンブリ30がケース10と相対的に固定及び分離することができるようにする。上記と同様に、導電端子、接点等の設計を用いることにより、電池アセンブリ40がケース10に接続される場合、それに対応して電池アセンブリ40と回路基板アセンブリ20との電気的接続を実現させ、電池アセンブリ40がケース10から取り外される場合、それに対応して電池アセンブリ40と回路基板アセンブリ20との電気的接続を切断させる。
【0037】
図2を参照し続けて、選択肢として、加熱霧化アセンブリ30の外周に第1位置決め突出ブロック35が設置され、ケース10の第1端14に第1位置決め凹溝12が設置され、第1位置決め突出ブロック35が第1位置決め凹溝12内に係止されてもよい。
【0038】
加熱霧化アセンブリ30の外周に第1位置決め突出ブロック35を設置し、ケース10の第1端14に第1位置決め凹溝12を設置し、且つ第1位置決め突出ブロック35が第1位置決め凹溝12内に係止できるようにすることにより、両方の接続をより頑丈にすることができ、且つユーザーが組み立て操作を行う際の体験感を向上させる。
【0039】
選択肢として、電池アセンブリ40の外周に第2位置決め突出ブロック44が設置され、ケース10の第2端15に第2位置決め凹溝13が設置され、第2位置決め突出ブロック44が第2位置決め凹溝13内に係止されてもよい。
【0040】
1つの具体的な実施形態では、第1位置決め突出ブロック35及び第2位置決め突出ブロック44の形状はいずれも弧形、例えば半円形であってもよく、それに対応して、第1位置決め凹溝12の形状は弧形、例えば半円形であってもよい。
【0041】
他の実施形態では、第1位置決め突出ブロック35及び第2位置決め突出ブロック44の形状は更に曲線形状、四角形等の他の形状であってもよく、それに対応して、第1位置決め凹溝12は四角形溝であってもよく、本実施例はここで制限しない。
【0042】
第1位置決め突出ブロック35はケース10の一方の端面に向かう曲面を提供することができる。組み立てるとき、該第1位置決め突出ブロック35の曲面はケース10の端面に当接係合する。同様に、第2位置決め突出ブロック44はケース10の他方の端面に向かう曲面を提供することができる。組み立てるとき、該第2位置決め突出ブロック44の曲面はケース10の他方の端面に当接係合する。
【0043】
選択肢として、加熱霧化アセンブリ30が回路基板アセンブリ20に取り外し可能に接続される方式は、加熱霧化アセンブリ30が回路基板アセンブリ20に磁気吸引により接続又は係着されることであってもよい。
【0044】
1つの具体的な実施形態において、加熱霧化アセンブリ30が回路基板アセンブリ20に磁気吸引により接続されることは、加熱霧化アセンブリ30の回路基板アセンブリ20に接触するための端面には金属片が設置され、回路基板アセンブリ20の加熱霧化アセンブリ30に接触するための端面には磁性部材、例えば磁石が設置されることであってもよく、加熱霧化アセンブリ30のケース10に接触するための側面には磁性部材、例えば磁石が設置され、回路基板アセンブリ20の加熱霧化アセンブリ30に接触するための端面には金属片が設置されることであってもよい。使用時、ユーザーは加熱霧化アセンブリ30をケース10内に挿入した後、磁性部材の金属片に対する吸引力によりアセンブリの組み立てをより容易に行うことができ、且つ加熱霧化アセンブリ30を回路基板アセンブリ20に取り外し可能に接続させる。また、金属片は磁性部材を改めて用いてもよい。
【0045】
1つの具体的な実施形態では、加熱霧化アセンブリ30が回路基板アセンブリ20に係着されることは、例えば差込接続又はよく用いられる他の係着構造(図示せず)であってもよい。
【0046】
選択肢として、電池アセンブリ40が回路基板アセンブリ20に取り外し可能に接続される方式は、電池アセンブリ40が回路基板アセンブリ20に磁気吸引により接続又は係着されることであってもよい。
【0047】
1つの具体的な実施形態では、電池アセンブリ40が回路基板アセンブリ20に磁気吸引により接続されることは、電池アセンブリ40の回路基板アセンブリ20に接触するための端面には金属片が設置され、回路基板アセンブリ20の電池アセンブリ40に接触するための端面には磁性部材、例えば磁石が設置されることであってもよく、電池アセンブリ40のケース10に接触するための側面には磁性部材、例えば磁石が設置され、回路基板アセンブリ20の電池アセンブリ40に接触するための端面には金属片が設置されることであってもよい。使用時、ユーザーは電池アセンブリ40をケース10内に挿入した後、磁性部材の金属片に対する吸引力によりアセンブリの組み立てをより容易に行うことができ、且つ電池アセンブリ40を回路基板アセンブリ20に取り外し可能に接続させる。また、金属片は磁性部材を改めて用いてもよい。
【0048】
1つの具体的な実施形態では、電池アセンブリ40が回路基板アセンブリ20に係着されることは、例えば差込接続又はよく用いられる他の係着構造(図示せず)であってもよい。
【0049】
選択肢として、加熱霧化アセンブリ30がケース10に取り外し可能に接続されることは、磁気吸引による接続、係着又は密着係合接続であってもよい。
【0050】
1つの具体的な実施形態では、加熱霧化アセンブリ30がケース10に磁気吸引により接続されることは、加熱霧化アセンブリ30の回路基板アセンブリ20に接触するための側面には金属片が設置され、ケース10の内側壁に磁性部材、例えば磁石が設置されることであってもよく、加熱霧化アセンブリ30の回路基板アセンブリ20に接触するための側面には磁性部材、例えば磁石が設置され、ケース10の内側壁に金属片が設置されることであってもよく、磁性部材及び金属片の位置が対応することにより、加熱霧化アセンブリ30がケース10内に収容された後、両方が相対的に固定可能であるようにする。また、金属片は磁性部材を改めて用いてもよい。
【0051】
1つの具体的な実施形態では、加熱霧化アセンブリ30がケース10に係着されることは、例えば差込接続(図示せず)又はよく用いられる他の係着構造であってもよい。
【0052】
1つの具体的な実施形態では、加熱霧化アセンブリ30がケース10に密着係合接続されることは、ケース10の内側又は加熱霧化アセンブリ30の外周に弾性材料を含ませ、加熱霧化アセンブリ30が少なくとも部分的にケース10の第1端14内に収容される場合、締り嵌めを形成し、それにより両方を密着係合接続させることであってもよい。
【0053】
選択肢として、電池アセンブリ40がケース10に取り外し可能に接続されることは、磁気吸引による接続、係着又は密着係合接続であってもよい。
【0054】
1つの具体的な実施形態では、電池アセンブリ40がケース10に磁気吸引により接続されることは、電池アセンブリ40の回路基板アセンブリ20に接触するための側面には金属片が設置され、ケース10の内側壁に磁性部材、例えば磁石が設置されることであってもよく、電池アセンブリ40の回路基板アセンブリ20に接触するための側面には磁性部材、例えば磁石が設置され、ケース10の内側壁に金属片が設置されることであってもよく、磁性部材及び金属片の位置が対応することにより、電池アセンブリ40がケース10内に収容された後、両方が相対的に固定可能であるようにする。また、金属片は磁性部材を改めて用いてもよい。
【0055】
1つの具体的な実施形態では、電池アセンブリ40がケース10に係着されることは、例えば差込接続(図示せず)又はよく用いられる他の係着構造であってもよい。
【0056】
1つの具体的な実施形態では、電池アセンブリ40がケース10に密着係合接続されることは、ケース10の内側又は電池アセンブリ40の外周に弾性材料を含ませ、電池アセンブリ40が少なくとも部分的にケース10の第1端14内に収容される場合、締り嵌めを形成し、それにより両方を密着係合接続させることであってもよい。
【0057】
図3及び図4を併せて参照して、図3は本願に係る電気加熱式非燃焼霧化装置の一実施例の断面構造模式図である。図4は本願に係る電気加熱式非燃焼霧化装置の一実施例の回路基板アセンブリの分解模式図である。
【0058】
選択肢として、回路基板アセンブリ20は第1ホルダー21、主回路基板22及び第1接続部材23を備える。
【0059】
第1ホルダー21はケース10内に設置され、且つケース10の内側壁に固定して接続される。
【0060】
第1ホルダー21はケース10と一体成形されてもよく、接着等の方式でケース10の内側壁に固定して接続されてもよい。
【0061】
主回路基板22は第1ホルダー21に固定して設置される。
【0062】
第1接続部材23は主回路基板22に接続される第1弾性電極231を含む。
【0063】
主回路基板22は第1弾性電極231により加熱霧化アセンブリ30に電気的に接続される。
【0064】
1つの具体的な実施形態では、加熱霧化アセンブリ30が回路基板アセンブリ20に磁気吸引により接続されることは、第1接続部材23が更に第1磁性部材232を備え、第1磁性部材232が第1ホルダー21に固定されてもよく、加熱霧化アセンブリ30の一方の端面に金属片が設置され、第1磁性部材232と金属片が対応して設置されることにより、加熱霧化アセンブリ30と回路基板アセンブリ20が第1磁性部材232と金属片との間の磁気吸引力により取り外し可能に接続可能であるようにすることであってもよい。
【0065】
選択肢として、回路基板アセンブリ20は主回路基板22に接続される第2弾性電極241を含む第2接続部材24を更に備える。
【0066】
電池アセンブリ40はハウジング41と電池42を備え、電池42がハウジング41内に設置され、電池42の端子43が第2弾性電極241に電気的に接続される。
【0067】
1つの具体的な実施形態において、電池42が回路基板アセンブリ20に磁気吸引により接続されることは、第2接続部材24が更に第2磁性部材242を備え、第2磁性部材242が第1ホルダー21に固定されてもよく、電池アセンブリ40の一方の端面に金属片が設置され、第2磁性部材242と金属片が対応して設置されることにより、電池アセンブリ40と回路基板アセンブリ20が第2磁性部材242と金属片との間の磁気吸引力により取り外し可能に接続可能であるようにすることであってもよい。且つ、第2磁性部材242が金属片に接続された後、第2弾性電極241が電池42の端子43に対応して接触する。
【0068】
回路基板アセンブリ20は更にボタン25を備え、ケース10の側面にボタン穴11が開設され、ボタン25がボタン穴11を介して露出することができる。
【0069】
ボタン25は主回路基板22に接続されてもよく、ユーザーは電気加熱式非燃焼霧化装置100のオン又はオフ、及びモード、段階の調節等を制御する。
【0070】
図3及び図5を併せて参照して、図5は本願に係る電気加熱式非燃焼霧化装置の一実施例の加熱霧化アセンブリの分解模式図である。
【0071】
選択肢として、加熱霧化アセンブリ30は第2ホルダー31と、第2ホルダー31に設置される収容管32、加熱片33及びサブ回路基板34と、を備える。
【0072】
加熱片33は収容管32内に伸び込んでエアゾール生成基質を加熱するためのものである。
【0073】
使用時、ユーザーはエアゾール生成基質例えば巻きタバコを収容管32内に挿入することができ、それにより加熱片33が該エアゾール生成基質を加熱して、吸うためにエアゾールを生成することができるようにする。
【0074】
サブ回路基板34は加熱片33に電気的に接続される。
【0075】
サブ回路基板34は第1弾性電極231により主回路基板22に電気的に接続される。
【0076】
1つの具体的な実施形態では、第1磁性部材232が金属片に接続された後、第1弾性電極231はサブ回路基板34上の接続端子に対応して接触することができる。
【0077】
選択肢として、第2ホルダー31は加熱片台座311、加熱片ホルダー312、保護カバー313を備える。
【0078】
加熱片33は加熱片台座311に設置される。
【0079】
選択肢として、加熱片33は加熱片33の固定座に取り外し可能に接続される。
【0080】
1つの具体的な実施形態では、加熱片33は加熱片33の固定座に係止接続されてもよい。一般的に、加熱片33は消耗品に属し、所定期間使用した後に性能が低下する恐れがあり、例えば、硬度が低下して変形したり、加熱回路の動作時間が長すぎるため抵抗が変化したり、加熱片33に不純物が付着したりするなどの要素は、いずれも加熱霧化する煙霧の喫煙味に影響する恐れがある。加熱片33と加熱片33の固定座を取り外し可能に接続させることにより、加熱片33の取り替えを行うことに寄与し、電気加熱式非燃焼霧化装置100全体の耐用年数を延ばす。
【0081】
加熱片ホルダー312の一端は加熱片台座311に接続される。
【0082】
選択肢として、加熱片ホルダー312の一端は加熱片台座311に取り外し可能に接続され、且つ接続箇所にシール材が設置される。
【0083】
1つの具体的な実施形態では、加熱片ホルダー312の一端は加熱片台座311に係止接続されてもよく、且つ接続箇所がシールリングを使用してシールされる。このような設置方式によって、加熱片ホルダー312の一端を加熱片台座311から剥離することを容易にすることができる一方、両方が組み立てられた後のシール性を向上させ、霧化液体が接続箇所から流れ出すことを防止することができ、製品の品質を向上させる。
【0084】
保護カバー313に貫通孔36が開設され、収容管32が保護カバー313の貫通孔36内に収容され、保護カバー313の一端が加熱片ホルダー312に接続される。
【0085】
選択肢として、保護カバー313の一端は加熱片ホルダー312に取り外し可能に接続され、且つ接続箇所にシール材が設置される。
【0086】
1つの具体的な実施形態において、保護カバー313の一端は加熱片ホルダー312に係止接続されてもよく、且つ接続箇所がシールリングを使用してシールされる。このような設置方式によって、保護カバー313を加熱片ホルダー312から剥離することを容易にすることができる一方、両方が組み立てられた後のシール性を向上させ、霧化液体が接続箇所から流れ出すことを防止することができ、製品の品質を向上させる。
【0087】
加熱片33は、収容管32内に伸び込んでエアゾール生成基質を加熱するように加熱片ホルダー312を通って露出することができる。
【0088】
使用時、加熱片33を取り替え又は収容管32を洗浄する必要がある場合、保護カバー313、収容管32、加熱片ホルダー312、加熱片台座311等を順次剥離することができ、該取り替え方法は簡単で操作しやすい。
【0089】
選択肢として、保護カバー313はノズル部分313aと接続部分313bを備える。接続部分313bの一端が加熱片ホルダー312に接続され、接続部分313bの他端がノズル部分313aに接続され、接続部分313bがケース10内に収容される。
【0090】
保護カバー313はノズル部分313aと接続部分313bを備え、且つ接続部分313bがケース10内に収容され、ノズル部分313aがケース10外に露出するようにすることにより、ユーザーは容易に吸うことができる。
【0091】
1つの具体的な実施形態において、本願に係る電気加熱式非燃焼霧化装置100は霧化吸入治療業界に応用されてもよく、霧化吸入治療は異なる装置により薬物をエアロゾルの形式で送り出して呼吸につれて体内に入ることである。エアロゾルとは固体微粒子又は液体微粒子が空気に懸濁するもの、又は空気中の組成の分散系を指し、空気の流れにつれて輸送することができる。霧化吸入治療において、適切な装置及び正しい吸入方法の選択は治療効果に大きく影響する。本願に係る霧化装置は具体的に定量圧力エアゾール剤、乾燥粉末吸入剤、噴射式霧化器等の装置に応用されてもよい。
【0092】
他の具体的な実施形態では、本願に係る電気加熱式非燃焼霧化装置100は加熱非燃焼型電子霧化装置、例えば喫煙具に応用されてもよい。
【0093】
本願では、回路基板アセンブリ、加熱霧化アセンブリ、電池アセンブリを独立したモジュールに設置し、回路基板アセンブリをケース内に固定して設置し、加熱霧化アセンブリを少なくとも部分的にケースの第1端内に収容し、電池アセンブリを少なくとも部分的にケースの第2端内に収容し、且つ、ケースから取り出すことを可能にするように加熱霧化アセンブリ及び電池アセンブリをいずれも回路基板アセンブリに取り外し可能に接続し、これにより、電気加熱式非燃焼霧化装置をモジュール化させ、且つ各モジュールの取り外し及び組み立てを容易にし、それにより電気加熱式非燃焼霧化装置の補修及び部品の取り替えを容易にし、電気加熱式非燃焼霧化装置の耐用年数を延ばす。
【0094】
以上は本願の実施形態であって、本願の特許範囲を制限するものではなく、本願の明細書及び図面の内容を利用して行われる等価構造又は等価プロセス変換、又は他の関連する技術分野に直接又は間接的に適用されるものは、いずれも同様に本願の特許保護範囲内に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5