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特許7606625無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-17
(45)【発行日】2024-12-25
(54)【発明の名称】無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241218BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2023547049
(86)(22)【出願日】2022-01-04
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-05
(86)【国際出願番号】 KR2022000085
(87)【国際公開番号】W WO2022169114
(87)【国際公開日】2022-08-11
【審査請求日】2023-08-02
(31)【優先権主張番号】10-2021-0017841
(32)【優先日】2021-02-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】523138264
【氏名又は名称】カカオ・ヴィエックス・コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】KAKAO VX CORP.
【住所又は居所原語表記】1‐401, 402, 701, 17, PANGYO‐RO 228BEON‐GIL, BUNDANG‐GU, SEONGNAM‐SI, GYEONGGI‐DO 13487, REPUBLIC OF KOREA
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】イ,カン・ジュン
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジュン・ヒュン
(72)【発明者】
【氏名】ク,スン・ワン
【審査官】田上 隆一
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-139100(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無人施設管理システムであって、
前記システムは、無人施設管理のためのサーバーおよび一つ以上のカメラを含み、
前記カメラは、移動手段の駐車領域および前記移動手段から下車したユーザーを撮影し、
前記サーバーは、
前記カメラから撮影された映像を通じて前記移動手段の駐車を認識し、
前記移動手段から下車した前記ユーザーの情報を確認し、
前記ユーザーの無人施設利用を確認し、
前記ユーザーの無人施設利用内訳を保存し、
前記ユーザーの情報確認は、前記ユーザーの予約情報に基づいて実行されることを特徴とする、無人施設管理システム。
【請求項2】
前記無人施設に設置された重量センサーをさらに含み、
前記無人施設利用内訳は、前記重量センサーによって感知された重量変化によって判定されることを特徴とする、請求項1に記載の無人施設管理システム。
【請求項3】
前記ユーザーの情報確認は、前記カメラから撮影された映像を通じて前記ユーザーの顔を認識して予約者の顔情報とマッチング検索することで実行されることを特徴とする、請求項1に記載の無人施設管理システム。
【請求項4】
前記無人施設利用内訳に基づいて前記ユーザーに決済を要請することを特徴とする、請求項1に記載の無人施設管理システム。
【請求項5】
前記サーバーは、前記移動手段の駐車を認識した後、前記移動手段に対するトラッキングナンバーを付与して保存することを特徴とする、請求項1に記載の無人施設管理システム。
【請求項6】
前記カメラは、前記無人施設の室内および室外にそれぞれ一つ以上設置されており、
前記室外に設置されたカメラから撮影された映像を通じて確認されたユーザー情報および前記室内に設置されたカメラから撮影された映像を通じて確認されたユーザー情報が一致する場合、前記ユーザーが前記無人施設を利用したことと判定して前記ユーザーの動線を保存することを特徴とする、請求項1に記載の無人施設管理システム。
【請求項7】
前記無人施設は、ゴルフ場のフェアウェイスナックバーであり、
前記移動手段は、カートであることを特徴とする、請求項1に記載の無人施設管理システム。
【請求項8】
無人施設管理サーバーで無人施設を管理する方法であって、
移動手段の駐車領域を撮影するカメラから撮影された映像を通じて前記移動手段の駐車を認識するステップ;
前記移動手段から下車したユーザーの情報を確認するステップ;
前記ユーザーの無人施設利用を確認するステップ;および
前記ユーザーの無人施設利用内訳を保存するステップを含み、
前記ユーザーの情報確認は、前記ユーザーの予約情報に基づいて実行されることを特徴とする、無人施設管理方法。
【請求項9】
前記無人施設利用を確認するステップは、前記無人施設に設置された重量センサーによって感知された重量変化によって前記ユーザーの利用内訳を判定するステップを含むことを特徴とする、請求項に記載の無人施設管理方法。
【請求項10】
前記ユーザーの情報確認は、移動手段から下車したユーザーを撮影するカメラから撮影された映像を通じて前記ユーザーの顔を認識して予約者の顔情報とマッチング検索することで実行されることを特徴とする、請求項に記載の無人施設管理方法。
【請求項11】
前記無人施設利用内訳に基づいて前記ユーザーに決済を要請するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項に記載の無人施設管理方法。
【請求項12】
前記移動手段の駐車を認識するステップ以降、前記移動手段に対するトラッキングナンバーを付与して保存するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項に記載の無人施設管理方法。
【請求項13】
前記無人施設の室内および室外にカメラがそれぞれ一つ以上設置されており、
前記室外に設置されたカメラから撮影された映像を通じて確認されたユーザー情報および前記室内に設置されたカメラから撮影された映像を通じて確認されたユーザー情報が一致する場合、前記ユーザーが前記無人施設を利用したことと判定して前記ユーザーの動線を保存するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項に記載の無人施設管理方法。
【請求項14】
前記無人施設は、ゴルフ場のフェアウェイスナックバーであり、
前記移動手段は、カートであることを特徴とする、請求項に記載の無人施設管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法に関し、より詳細には、フェアウェイスナックバーの外部のカメラを通じて指定された位置に駐車されたカートを認識して識別番号を付与し、ユーザーの移動をトラッキングし、フェアウェイスナックバーの内部のカメラを通じてフェアウェイスナックバーのユーザーを識別してトラッキングを維持し、重量センサーを備えた棚上の予め登録された物品の差引重量を通じて利用物品を感知して、ユーザーの購買内訳を自動で合算できる、無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
サービス業務の領域において、次第に対面業務を非対面に転換する傾向が強く形成されている。特に、コロナ時代を迎えることになり、できるだけ非対面で業務を処理しようとする欲求が強く形成されており、人件費の側面でもサービスの自動化に対する必要性はさらに高まっている。
【0003】
一般的に予約とロッカーの割り当てが必要なゴルフ場のような運動施設のフロントでは、チェックインだけでなく、ロッカーの割り当て、ユーザー情報入力、費用精算、問い合わせなどの多様な業務によってその負担が相当である。ゴルフ場職員の雇用は費用負担に繋がり、フェアウェイスナックバーの場合、利用価格が上昇することになり、利用率をさらに減少させることになる。このような費用負担を減少させて非対面でサービスを提供するために、簡便且つ保安性の高いユーザー認識技術の導入が必要であり、予約からチェックイン、施設利用内訳に対する一括決済に至るまで非対面でワンストップサービスを提供することができるシステムおよび方法に対する必要性が台頭している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】韓国公開特許第10-2061423号「無人コンビニエンスストアモニタリングシステム」
【文献】韓国公開特許第10-2002-0059290号「インターネットを基盤としたゴルフ場施設無人管理システムおよび運営方法」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ゴルフ場のフェアウェイスナックバーの外部と内部にカメラを設置して、ユーザーの外部、内部移動を感知することができる無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法を提供しようとする。また、本発明は、ユーザーがカートを指定された位置に駐車すれば、カートおよび下車人員をトラッキングすることができる無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法を提供しようとする。また、本発明は、指定された位置のカートに識別番号を付与して該当カート搭乗者の移動動線を該当識別番号でトラッキングすることができる無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法を提供しようとする。また、本発明は、重量センサーを備えた棚上の物品を感知してユーザーの購買内訳を自動で合算できる無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法を提供しようとする。
【0006】
また、本発明は、予約者(ユーザー)の決済情報を暗号化して保存し、施設利用の終了時に自動で決済される自動決済システムおよび方法を提供しようとする。また、本発明は、施設内の総合的な利用内訳(例えば、ゴルフ場でのグリーンフィー、カート費、キャディーフィー、飲食品費、プロショップで購買した物品費など)に対する決済情報を施設利用の終了時に総合して決算することができる自動決済システムおよび方法を提供しようとする。また、本発明は、決済内訳を同伴者と割前勘定することができる自動決済システムおよび方法を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した課題を解決するために、本発明の一実施例による無人施設管理システムは、無人施設管理のためのサーバーおよび一つ以上のカメラを含み、前記カメラは、移動手段の駐車領域および前記移動手段から下車したユーザーを撮影し、前記サーバーは、前記カメラから撮影された映像を通じて前記移動手段の駐車を認識し、前記移動手段から下車したユーザーの情報を確認し、前記ユーザーの無人施設利用を確認し、前記ユーザーの無人施設利用内訳を保存することができる。
【0008】
また、本発明の一実施例によれば、前記無人施設に設置された重量センサーをさらに含み、前記無人施設利用内訳は、前記重量センサーによって感知された重量変化によって判定されることができる。
【0009】
また、本発明の一実施例によれば、前記ユーザーの情報確認は、前記ユーザーの予約情報に基づいて実行されることができる。
【0010】
また、本発明の一実施例によれば、前記ユーザーの情報確認は、前記カメラから撮影された映像を通じて前記ユーザーの顔を認識して予約者の顔情報とマッチング検索することで実行されることができる。
【0011】
また、本発明の一実施例によれば、前記無人施設利用内訳に基づいて前記ユーザーに決済を要請することができる。
【0012】
また、本発明の一実施例によれば、前記サーバーは、前記移動手段の駐車を認識した後、前記移動手段に対するトラッキングナンバーを付与して保存することができる。
【0013】
また、本発明の一実施例によれば、前記カメラは、前記無人施設の室内および室外にそれぞれ一つ以上設置されており、前記室外に設置されたカメラから撮影された映像を通じて確認されたユーザー情報および前記室内に設置されたカメラから撮影された映像を通じて確認されたユーザー情報が一致する場合、前記ユーザーが前記無人施設を利用したことと判定して前記ユーザーの動線を保存することができる。
【0014】
また、本発明の一実施例によれば、前記無人施設は、ゴルフ場のフェアウェイスナックバーであり、前記移動手段は、カートであってよい。
【0015】
前述した課題を解決するために、本発明の一実施例による無人施設管理方法は、移動手段の駐車領域を撮影するカメラから撮影された映像を通じて前記移動手段の駐車を認識するステップ;前記移動手段から下車したユーザーの情報を確認するステップ;前記ユーザーの無人施設利用を確認するステップ;および前記ユーザーの無人施設利用内訳を保存するステップを含むことができる。
【0016】
また、本発明の一実施例によれば、前記無人施設利用を確認するステップは、前記無人施設に設置された重量センサーによって感知された重量変化によって前記ユーザーの利用内訳を判定するステップを含むことができる。
【0017】
また、本発明の一実施例によれば、前記ユーザーの情報確認は、前記ユーザーの予約情報に基づいて実行されることができる。
【0018】
また、本発明の一実施例によれば、前記ユーザーの情報確認は、移動手段から下車したユーザーを撮影するカメラから撮影された映像を通じて前記ユーザーの顔を認識して予約者の顔情報とマッチング検索することで実行されることができる。
【0019】
また、本発明の一実施例によれば、前記無人施設利用内訳に基づいて前記ユーザーに決済を要請するステップをさらに含むことができる。
【0020】
また、本発明の一実施例によれば、前記移動手段の駐車を認識するステップ以降、前記移動手段に対するトラッキングナンバーを付与して保存するステップをさらに含むことができる。
【0021】
また、本発明の一実施例によれば、前記無人施設の室内および室外にカメラがそれぞれ一つ以上設置されており、前記室外に設置されたカメラから撮影された映像を通じて確認されたユーザー情報および前記室内に設置されたカメラから撮影された映像を通じて確認されたユーザー情報が一致する場合、前記ユーザーが前記無人施設を利用したことと判定して前記ユーザーの動線を保存するステップをさらに含むことができる。
【0022】
また、本発明の一実施例によれば、前記無人施設は、ゴルフ場のフェアウェイスナックバーであり、前記移動手段は、カートであってよい。
【0023】
前述した課題を解決するために、本発明の一実施例による自動決済システムは、自動決済を実行するためのサーバーを含み、前記サーバーは、ユーザーおよび決済手段情報を受信し、前記決済手段が有効であるか否かを確認し、前記決済手段が有効であることと確認された場合、前記決済手段情報を暗号化して保存し、前記ユーザーの利用内訳を収集し、前記保存された決済手段情報に基づいて前記利用内訳に対する決済を処理し、前記決済処理は、前記ユーザーの前記保存された決済手段で前記利用内訳に対する全額を決済処理するか、前記ユーザー以外の同伴者と前記全額を分割して決済処理することができる。
【0024】
また、本発明の一実施例によれば、前記同伴者と前記全額を分割して決済処理する場合、前記ユーザーの端末機から受信した同伴者の情報に基づいて前記同伴者の端末機に決済を要請することができる。
【0025】
また、本発明の一実施例によれば、前記同伴者の情報は、前記ユーザーの端末機から利用施設の予約時に受信され、前記同伴者の情報は、前記同伴者の名前、連絡先のうち一つ以上を含むことができる。
【0026】
また、本発明の一実施例によれば、前記同伴者は1人以上であり、前記同伴者と前記全額を分割して決済処理する場合、前記利用内訳に対する前記全額を前記ユーザーおよび前記同伴者の総人数で分けた金額をそれぞれ決済処理することができる。
【0027】
また、本発明の一実施例によれば、前記利用内訳は、前記ユーザーが予約した施設内で費用が発生した複数の利用内訳を含み、前記決済処理は、前記複数の利用内訳に対する費用をすべて決済処理することができる。
【0028】
また、本発明の一実施例によれば、前記利用内訳は、前記ユーザーが予約時に登録した同伴者の利用内訳を含むことができる。
【0029】
また、本発明の一実施例によれば、前記ユーザーの利用内訳収集と前記決済処理は、前記ユーザーの施設利用が終了した後に自動で進行されることができる。
【0030】
前述した課題を解決するために、本発明の一実施例による自動決済方法は、ユーザーおよび決済手段情報を受信するステップ;前記決済手段が有効であるか否かを確認するステップ;前記決済手段が有効であることと確認された場合、前記決済手段情報を暗号化して保存するステップ;前記ユーザーの利用内訳を収集するステップ;および前記保存された決済手段情報に基づいて前記利用内訳に対する決済を処理するステップを含み、前記決済を処理するステップは、前記ユーザーの前記保存された決済手段で前記利用内訳に対する全額を決済処理するステップ、または前記ユーザー以外の同伴者と前記全額を分割して決済処理するステップを含むことができる。
【0031】
また、本発明の一実施例によれば、前記同伴者と前記全額を分割して決済処理するステップは、前記ユーザーの端末機から受信した同伴者の情報に基づいて前記同伴者の端末機に決済を要請するステップを含むことができる。
【0032】
また、本発明の一実施例によれば、前記同伴者の情報は、前記ユーザーの端末機から利用施設の予約時に受信され、前記同伴者の情報は、前記同伴者の名前、連絡先のうち一つ以上を含むことができる。
【0033】
また、本発明の一実施例によれば、前記同伴者は1人以上であり、前記同伴者と前記全額を分割して決済処理するステップは、前記利用内訳に対する前記全額を前記ユーザーおよび前記同伴者の総人数で分けた金額をそれぞれ決済処理するステップを含むことができる。
【0034】
また、本発明の一実施例によれば、前記利用内訳は、前記ユーザーが予約した施設内で費用が発生した複数の利用内訳を含み、前記決済を処理するステップは、前記複数の利用内訳に対する費用をすべて決済処理するステップを含むことができる。
【0035】
また、本発明の一実施例によれば、前記利用内訳は、前記ユーザーが予約時に登録した同伴者の利用内訳を含むことができる。
【0036】
また、本発明の一実施例によれば、前記ユーザーの利用内訳を収集するステップおよび前記決済を処理するステップは、前記ユーザーの施設利用が終了した後に自動で進行されることができる。
【発明の効果】
【0037】
本発明の一実施例によれば、ゴルフ場のフェアウェイスナックバーの外部と内部にカメラを設置して、ユーザーの外部、内部移動を感知することができる無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法が提供される。また、本発明の一実施例によれば、ユーザーがカートを指定された位置に駐車すれば、カートおよび下車人員をトラッキングすることができる無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法が提供される。また、本発明の一実施例によれば、指定された位置のカートに識別番号を付与して該当カート搭乗者の移動動線を該当識別番号でトラッキングすることができる無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法が提供される。また、本発明の一実施例によれば、重量センサー棚上の物品を感知してユーザーの購買内訳を自動で合算できる無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法が提供される。
【0038】
また、本発明の一実施例によれば、予約者(ユーザー)の決済情報を暗号化して保存し、施設利用の終了時に自動で決済される自動決済システムおよび方法が提供される。また、本発明の一実施例によれば、施設内の総合的な利用内訳(例えば、ゴルフ場でのグリーンフィー、カート費、キャディーフィー、飲食品費、プロショップで購買した物品費など)に対する決済情報を施設利用の終了時に総合して決算することができる自動決済システムおよび方法が提供される。また、本発明の一実施例によれば、決済内訳を同伴者と割前勘定することができる自動決済システムおよび方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1】本発明の第1の実施例による無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法の動作原理を説明するための概念図である。
図2】本発明の第1の実施例による無人フェアウェイスナックバーの管理システムを説明するための図である。
図3】本発明の第1の実施例による無人フェアウェイスナックバーの管理方法を説明するための図である。
図4】本発明の第2の実施例による自動決済システムおよび方法の動作原理を説明するための概念図である。
図5】本発明の第2の実施例による自動決済システムを説明するための図である。
図6】本発明の第2の実施例による自動決済方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下においては、本発明の具体的な実施例を添付図面を参照して詳しく説明する。添付図面を参照して説明するに当たり、同一または対応する構成要素には同一の図面番号を付与して、重複する説明は省略する。本発明は、多様な変形が可能であり、以下に説明される実施例により限定されない。
【0041】
図1は、本発明の第1の実施例による無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法の動作原理を説明するための概念図である。
【0042】
本発明の第1の実施例によれば、フェアウェイスナックバーの外部にはカート駐車が可能な区域110が決まっており、指定された位置にカートが駐車されれば、室外カメラ210を通じてカートが認識されることができる。駐車されたカートにはトラッキングナンバーが付与され、該当カートから下車したユーザーがフェアウェイスナックバーを出入するようになれば、室外カメラ210および室内カメラ220を通じてユーザーを認識することができる120。一実施例において、ユーザーの認識は、予約情報を参考して行われ得る。例えば、予約情報(例えば、ゴルフ予約ティータイム情報)と認識されたカートおよび/またはユーザーの情報をマッチングして駐車完了されたカートとそれから下車したユーザー情報を確認することができる。
【0043】
ユーザーがフェアウェイスナックバーの室内に入場して物品を購買する場合130、フェアウェイスナックバーの物品陳列棚に設置された重量センサーを通じてユーザーが購買した物品を認識することができる。一実施例において、フェアウェイスナックバーは無人で運営されることができ、商品群別に陳列棚を異にして配置し、該当棚の重量センサーが重量変化を感知することで、ユーザーが該当商品を購買したことを確認することができる。他の実施例において、重量センサーが商品別に異なる重量差を感知して商品を区分することもできる。
【0044】
一実施例において、ユーザーが所定の物品を購買したことと確認されれば、購買内訳をチーム単位で保存することで、ゴルフ場利用完了後にチーム別に決済されるようにすることができる。他の実施例において、決済は、決済額をチーム別の人数で分けてユーザー別に割前勘定が行われるようにすることもできる。他の実施例において、物品購買内訳または利用内訳は、ユーザー別に管理され、ユーザー別に各自決済が行われるようにすることもできる。
【0045】
図2は、本発明の第1の実施例による無人フェアウェイスナックバーの管理システム200を説明するための図である。
【0046】
無人フェアウェイスナックバーの管理システム200は、室外カメラ210、室内カメラ220および無人フェアウェイスナックバーの管理サーバー230を含み、一つ以上の室内および/または室外カメラ210、220をさらに含むことができる。無人フェアウェイスナックバーの管理サーバー230は、カート駐車トラッキング部232、ユーザートラッキング部234、利用内訳管理部236およびデータベース238を含むことができる。
【0047】
室外カメラ210は、一つ以上であってよく、フェアウェイスナックバーの外部のカート駐車区域を撮影することができ、フェアウェイスナックバー出入口の外部を撮影することもできる。室外カメラ210は、指定された位置にカートが駐車されたか否かを認識してカートを撮影することができ、カートを区分して認識し、トラッキングナンバーを付与することができる程度の十分な解像度でカートを撮影することができる。また、室外カメラ210は、カートから下車したユーザーを撮影することができ、ユーザーがフェアウェイスナックバーを出入りすることを撮影することができる。室外カメラ210は、ユーザー情報に保存された顔をマッチングすることができる程度の十分な解像度でユーザーを撮影することができる。一実施例において、室外カメラ210は、カートの移動経路および/またはユーザーの移動経路を撮影可能であるように所定の経路に沿って複数個設置されることができる。
【0048】
室内カメラ220は一つ以上であってよく、フェアウェイスナックバーの内部を撮影することができる。室内カメラ220は、ユーザーがフェアウェイスナックバーの内部で入場したか否かを認識してユーザーを撮影することができ、ユーザー情報に保存された顔をマッチングすることができる程度の十分な解像度でユーザーを撮影することができる。一実施例において、室内カメラ220は、ユーザーの移動経路を撮影可能であるように所定の経路に沿って複数個設置されることができる。
【0049】
カート駐車トラッキング部232は、室外カメラ210から撮影された映像を受信することができ、カートが駐車されているか否かをトラッキングすることができる。一実施例において、カート駐車トラッキング部232は、カートが駐車区域に進入したか否かを確認し、カート別のトラッキングナンバーを付与することができる。カート駐車トラッキング部232は、カートが駐車区域に駐車したことを確認すれば、停止状態カートのトラッキングナンバーを保存することができ、駐車完了後にユーザーが下車すれば、予約情報(例えば、ゴルフ予約のティータイム情報)に基づいてユーザー情報をマッチングして確認することができる。
【0050】
一実施例において、予約情報は、データベース238に保存されていてもよく、ゴルフ場ERP(Enterprise Resource Planning、420)から受信することもできる。一実施例において、ユーザー情報は、ユーザー顔情報が含まれていることができる。カメラ210、220を通じてユーザーの顔を認識した後、ユーザー情報のユーザー顔情報とマッチング検索することで、カメラ210、220を通じて認識されたユーザーが誰であるかを区分することができる。
【0051】
ユーザートラッキング部234は、室外カメラ210および/または室内カメラ220から撮影されたユーザー映像を受信することができ、カートから下車したユーザーがフェアウェイスナックバーの室内に入場するのか、フェアウェイスナックバーの利用を終えたユーザーがフェアウェイスナックバーから退場してカートにまた乗車するのかなど、ユーザーのフェアウェイスナックバーの室内立場/退場をトラッキングし、ユーザーの動線をトラッキングすることができる。ユーザートラッキング部234は、室外カメラ210および/または室内カメラ220から撮影されたユーザー映像をユーザー情報のユーザー顔情報とマッチング検索することで、カメラ210、220を通じて認識されたユーザーが誰であるのかを区分することができる。
【0052】
一実施例において、ユーザー情報の顔情報マッチング検索は、予約情報を活用してより効率的に実行することができる。例えば、当日に予約されたユーザーの情報のみを対象にしてマッチング検索することができ、所定のティータイム範囲内のユーザーを優先してマッチング検索することで、より効率的に速やかにマッチング検索を実行することができる。
【0053】
ユーザートラッキング部234は、ユーザーがフェアウェイスナックバーの室内に入場したことと確認されれば、室内/室外立場情報をマッチングすることができる。一実施例において、ユーザートラッキング部234は、フェアウェイスナックバーの立場前に室外カメラ210を通じて確認したユーザー情報とフェアウェイスナックバーの立場後に室内カメラ220を通じて確認したユーザー情報とが一致するか否かを確認した後、ユーザーのフェアウェイスナックバーの利用動線をトラッキングすることができる。他の実施例において、ユーザー情報が明確でない場合、別途の端末機(図示しない)などを利用して正確なユーザー情報を要請することもできる。
【0054】
ユーザートラッキング部234は、ユーザー立場情報がマッチングされれば、ユーザーの動線を保存することができる。一実施例において、ユーザーの動線は、フェアウェイスナックバーの利用情報を含むこともできる。
【0055】
ユーザートラッキング部234は、ユーザーがフェアウェイスナックバーの室外に退場したことと確認されれば、室内/室外退場情報をマッチングすることができる。一実施例において、ユーザートラッキング部234は、フェアウェイスナックバーの退場前に室内カメラ220を通じて確認したユーザー情報とフェアウェイスナックバーの退場後に室外カメラ210を通じて確認したユーザー情報とが一致するのか否かを確認した後、ユーザーのフェアウェイスナックバーの室外移動動線をトラッキングし、ユーザーの動線を保存することができる。
【0056】
利用内訳管理部236は、ユーザーがフェアウェイスナックバーを利用した内訳を保存して管理することができる。ユーザートラッキング部234によってユーザーがフェアウェイスナックバーに入場してフェアウェイスナックバーを利用して退場したことと確認されれば、利用内訳管理部236は、ユーザートラッキング部234によって確認されたユーザー情報と該当ユーザーがフェアウェイスナックバーで利用した内訳をデータベース238に保存することができる。
【0057】
一実施例において、フェアウェイスナックバーでの利用内訳は、フェアウェイスナックバー内のユーザーの物品購買内訳を含むことができ、ユーザーの物品購買内訳は、物品陳列棚に設置された重量センサーを通じて認識されることができる。一実施例において、フェアウェイスナックバーは無人で運営されることができ、商品群別に陳列棚を異にして配置し、該当棚の重量センサーが重量変化を感知することで、ユーザーが該当商品を購買したことを確認することができる。他の実施例において、重量センサーが商品別に異なる重量差を感知して商品を区分することもできる。
【0058】
データベース238は、無人フェアウェイスナックバーの管理に必要な情報を保存することができる。一実施例において、データベース238は、登録されたユーザーの顔情報をユーザー情報とともに保存することができ、予約情報を保存することもできる。また、データベース238は、カートトラッキング情報、ユーザートラッキング情報、ユーザーの利用内訳情報などを保存することができる。
【0059】
一実施例において、データベース238は、無人フェアウェイスナックバーの管理サーバー230内にあってもよく、無人フェアウェイスナックバーの管理サーバー230外部に存在してもよい。他の実施例において、データベース238は、無人フェアウェイスナックバーの管理サーバー230の内部と外部に共に存在してもよく、無人フェアウェイスナックバーの管理サーバー230の内部に存在するデータベース238には、当日に予約されているユーザーの顔情報のみをコピーして保存していてもよい。この場合、ユーザー情報マッチングのために比較検索すべきデータの量を当日に予約されたユーザーの情報のみに限定して、より速やか且つ正確にマッチング検索を遂行することができる。
【0060】
図3は、本発明の第1の実施例による無人フェアウェイスナックバーの管理方法を説明するための図である。
【0061】
本発明の第1の実施例による無人フェアウェイスナックバーの管理方法は、無人フェアウェイスナックバーの管理サーバー230のカート駐車トラッキング部232でカート駐車を認識することができる(ステップ302)。カート駐車トラッキング部232は、室外カメラ210から受信したカート駐車区域の撮影映像を通じてカートが駐車区域に駐車した状況を認識することができる。カート駐車が確認されれば、カート駐車トラッキング部232は、該当カートにトラッキングナンバーを付与してデータベース238に該当トラッキングナンバーを保存することができる(ステップ304)。カート駐車トラッキング部232は、ユーザーがカートから下車することを確認し、ユーザー情報マッチングを遂行することができる(ステップ306)。一実施例において、ユーザー情報マッチングは予約情報を活用することができ、該当ティータイムの予約者を優先して検索することで、マッチング検索をより効果的に遂行することができる。
【0062】
一実施例において、ユーザー情報マッチングは、室外カメラ210を通じてユーザー顔を認識して予約者顔情報とマッチング検索することで遂行することができる。他の実施例において、ユーザー情報マッチングは、室外カメラ210を通じてカートを認識して、該当カートのユーザー情報を検索することで遂行することができる。
【0063】
ユーザーがカートから下車したことを確認すれば(ステップ306)、ユーザートラッキング部234は、ユーザーの室内/室外立場情報マッチングを遂行することができる(ステップ308)。ユーザートラッキング部234は、室外カメラ210から撮影されたユーザー映像を通じて確認されたユーザー情報と室内カメラ220から撮影されたユーザー映像を通じて確認されたユーザー情報とが一致するのか否かを確認することができる。両情報が一致する場合、ユーザートラッキング部234は、ユーザーがフェアウェイスナックバーに入場したことと判断して、ユーザーの動線をデータベース238に保存することができる(ステップ310)。
【0064】
ユーザートラッキング部234は、ユーザーの動線をトラッキングしてユーザーの利用状況および室外移動をトラッキングすることができ、ユーザーが室外に移動したことと判断されれば、室内/室外退場情報マッチングを遂行することができる(ステップ312)。ユーザートラッキング部234は、室内カメラ220から撮影されたユーザー映像を通じて確認されたユーザー情報と室外カメラ210から撮影されたユーザー映像を通じて確認されたユーザー情報とが一致するのか否かを確認することができる。両情報が一致する場合、ユーザートラッキング部234は、ユーザーがフェアウェイスナックバーから退場したことと判断して、利用内訳管理部236で該当ユーザーの利用内訳をデータベース238に保存するようにすることができる(ステップ314)。
【0065】
他の実施例において、ユーザーの利用内訳保存(ステップ314)は、ユーザーのフェアウェイスナックバーの退場前に、フェアウェイスナックバー内で利用内訳が発生する度に遂行されることもできる。
【0066】
一実施例において、フェアウェイスナックバーでの利用内訳は、フェアウェイスナックバー内のユーザーの物品購買内訳を含むことができ、ユーザーの物品購買内訳は、物品陳列棚に設置された重量センサーを通じて認識されることができる。一実施例において、フェアウェイスナックバーは、無人で運営されることができ、商品群別に陳列棚を異にして配置し、該当棚の重量センサーが重量変化を感知することで、ユーザーが該当商品を購買したことを確認することができる。他の実施例において、重量センサーが商品別に異なる重量差を感知して商品を区分することもできる。
【0067】
データベース238に保存されたユーザーの利用内訳は、該当ユーザーのゴルフ場利用の終了時に決済に連動されることができる。一実施例において、決済は、ユーザーの利用内訳の確認後に行われることができ、事前に登録しておいた決済手段を利用して自動で行われることもできる。
【0068】
図4は、本発明の第2の実施例による自動決済システムおよび方法の動作原理を説明するための概念図である。
【0069】
本発明の第2の実施例において、ユーザー(予約者)は、端末機に設置された予約アプリ410を通じて利用しようとするゴルフ場、日付および時間を選択して予約を完了することができる。ゴルフ場の予約の際に、予約アプリ410は、予約者に名前、連絡先、同伴者の名前および連絡先情報を要請することができ、予約者が入力した情報は、ゴルフ場ERP420に保存されて管理されることができる。また、予約アプリ410は、予約者に決済手段登録を要請することができ、後払い決済に対する同意を受けることができる。
【0070】
予約日付および時間にラウンドが終了されると、自動決済サーバー520はラウンド終了状況を予約者端末機510に発送し、予約アプリ410を通じて自動決済を進行することができる。一実施例において、ラウンド終了状況の発送は、予約時間とコース所要時間を考慮して予想終了時間に発送されることができ、ロッカー利用有無が確認された後に進行されることができる。
【0071】
自動決済は、施設利用にかかるすべての費用(例えば、ゴルフ場でのグリーンフィー、カート費、キャディーフィー、飲食品費、プロショップで購買した物品費など)を総合して予約者が全額決済するように進行することもでき、予約者の選択によって予約者および同伴者がそれぞれ1/N(Nは、予約者および同伴者の総人数)ずつ決済するように進行することもできる。一実施例において、予約者は、Nを、施設を一緒に利用した全人数に設定することもでき、そのうち一部の人員に制限して設定することもできる。予約者が設定した人数Nで全費用を分けて割前勘定して決済を進行することができる。
【0072】
図5は、本発明の第2の実施例による自動決済システム500を説明するための図である。
【0073】
自動決済システム500は、予約者端末機510および自動決済サーバー520を含み、一つ以上の同伴者端末機530をさらに含むことができる。自動決済サーバー520は、決済手段登録部522および決済処理部524を含むことができる。自動決済サーバー520は、無人フェアウェイスナックバーの管理サーバー230と同一のサーバーで具現されることができ、または別途のサーバーで具現されることもできる。また、自動決済サーバー520および無人フェアウェイスナックバーの管理サーバー230は、図示されてはいないが、予約サーバーと同一のサーバーで具現されることができ、または別途のサーバーで具現されることもできる。
【0074】
予約者端末機510および/または同伴者端末機530は、自動決済サーバー520と通信することができ、予約日付および時間、予約者および/または同伴者情報、決済手段情報、後払い決済同意情報などを送信することができ、ラウンド終了状況情報、決済内訳情報などを受信することができる。
【0075】
決済手段登録部522は、予約者端末機510から受信したユーザー(予約者)および決済手段情報の有効性を確認して登録することができる。決済手段登録部522は、ユーザーおよび決済手段情報を受信すれば、決済手段が有効であるか否かを確認することができる。決済手段が有効であるか否かは、決済手段認証サーバーと連動して確認することができる。決済手段が有効であることと確認されれば、決済手段情報を暗号化して分散保存することで、決済手段情報を登録することができる。
【0076】
決済処理部524は、ユーザーの施設利用が終了した後、ユーザーの利用内訳を確認して決済処理を進行することができる。決済処理部524は、ユーザー(予約者)および/または同伴者の施設利用内訳をトラッキングして総合的な利用内訳情報を収集することができる。一実施例において、利用施設は、ゴルフ場であってよく、利用内訳は、グリーンフィー、カート費、キャディーフィー、フェアウェイスナックバーで購買した飲食品費、プロショップで購買した物品費などを含むことができる。決済処理部524は、利用内訳を総合して決済を要請することができ、ユーザーの選択によって全額決済を進行することもでき、ユーザー(予約者)および同伴者がそれぞれ割前勘定を進行することができる。
【0077】
他の実施例において、予約者が後払い自動決済を事前に同意した場合には、ユーザーが事前に登録した決済手段と決済方式によって自動で決済が進行され、詳細利用内訳および最終決済内訳を予約者端末機510に転送することもできる。
【0078】
図6は、本発明の第2の実施例による自動決済方法を説明するためのフローチャートである。
【0079】
本発明の第2の実施例による自動決済方法は、自動決済サーバー520の決済手段登録部522でユーザーおよび決済手段情報を受信することができる(ステップ602)。決済手段登録部522は、受信されたユーザーおよび決済手段情報を通じて決済手段が有効であるか否かを確認することができる(ステップ604)。決済手段が有効であるか否かは、決済手段認証サーバーと連動して確認することができる。決済手段が有効でないことと確認された場合には、ユーザーに他の決済手段を要請することができる(ステップ606)。決済手段が有効であることと確認された場合には、決済手段情報を登録することができる(ステップ608)。決済手段情報は、暗号化されて分散保存されることができる。
【0080】
一実施例において、決済手段の登録(ステップ602ないしステップ608)は、会員加入時に進行されることもでき、施設利用の予約時に進行されることもできる。他の実施例において、決済手段の登録は、施設利用の終了後に進行されることができるが、特定時点に制限されない。
【0081】
ユーザーの施設利用が終了した後、自動決済サーバー520の決済処理部524でユーザーの利用内訳を収集することができる(ステップ610)。ユーザーの施設利用の終了は、予約時間とコース所要時間を考慮して予想終了時間に終了したことと判断することもでき、ロッカー利用有無を確認した後であってもよい。一実施例において、ユーザーの施設利用が終了したことと判断された場合、施設利用の終了状況をユーザー(予約者)端末機510に発送することができる。
【0082】
ユーザー(予約者)の利用内訳は、施設内利用を総合した内訳であってよく、同伴者の利用内訳まで含むことができる。一実施例において、利用施設は、ゴルフ場であってよく、利用内訳は、グリーンフィー、カート費、キャディーフィー、フェアウェイスナックバーで購入した飲食品費、プロショップで購買した物品費などを含むことができる。
【0083】
ユーザー利用内訳が収集された後、利用内訳を総合して決済要請をすることができる(ステップ612)。利用内訳決済要請は、予約者端末機510に転送されることができ、予約アプリ410を通じて利用内訳に対する決済要請内訳が表示されることができる。予約者は、全額決済または割前勘定を選択することができる。
【0084】
予約者が全額決済を選択した場合(ステップ614)、予約者および同伴者の施設利用内訳の全体に対して決済が処理されることができる(ステップ616)。この場合、予約者が事前に登録した決済手段で決済が処理されることができる。
【0085】
予約者が全額決済ではなく、割前勘定を選択した場合(ステップ618)、決済費用を予約者および同伴者の総数で分けてそれぞれ決済が処理されることができる(ステップ620)。この場合、決済処理のために同伴者情報が必要であり、同伴者情報は、予約者が予約時に入力してもよく、決済処理ステップで、追加で入力してもよい。同伴者情報は、同伴者の名前、連絡先などを含むことができる。同伴者が会員である場合には、会員情報として事前に登録された連絡先および決済手段情報に基づいて同伴者端末機530を通じて決済が行われることができる。同伴者が会員ではない場合には、会員加入を勧めることができ、会員加入とともに決済手段情報を入力されて決済が行われることができる。同伴者が会員加入をしない場合には、決済手段情報だけ入力されて決済が行われることができる。
【0086】
一実施例において、決済処理(ステップ616、ステップ620)は、暗号化されて分散保存された決済手段情報に基づいて実行されることができる。予約者および/または同伴者が会員として決済手段情報を登録した場合には、暗号化されて分散保存された決済手段情報に基づいて決済が進行されることができ、会員ではない同伴者の場合には、入力された決済手段情報を決済手段認証サーバーと連動して認証を受けた後に決済が進行されることができる。
【0087】
一実施例において、登録された決済手段情報に基づいて決済が行われる場合、ユーザーの追加認証なしに自動で決済が進行されることができる。他の実施例において、登録された決済手段で決済を進行するか否かに対するユーザーの確認および認証後に決済が進行されることができる。
【0088】
一実施例において、予約者は、全額決済または割前勘定を予約時に選択することもでき、会員情報として好む決済方式を予め設定しておくこともできる。
【0089】
一実施例において、予約者は、決済手段情報登録とともに自動後払い決済を選択することができ、自動で決済が進行された後に利用内訳と決済内訳に対する情報を共に受けることができる。
【0090】
一実施例において、割前勘定は、予約者と同伴者の施設利用内訳を総合して全体費用を割前勘定することもでき、利用内訳の項目別に分割する項目を設定することもできる。例えば、ゴルフ場施設を利用した場合、グリーンフィー、カート費、キャディーフィーは、割前勘定し、フェアウェイスナックバーで購入した飲食品費やプロショップで購入した物品費用などは、各自利用した内訳に合わせて費用を計算することもできる。
【0091】
本明細書においては、ゴルフ場の予約とチェックイン、ロッカーの割り当て、フェアウェイスナックバーの利用、ゴルフ場施設利用費用の決済を中心に説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、予約者のためのチェックインと施設の割り当てが行われ、施設利用費用の決済が総合的に行われる所で類似して適用されることができるということは、本技術分野における通常の技術者にとって自明だろう。
【0092】
本明細書においては、第1の実施例の形態として、無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法が説明され、第2の実施例の形態として、自動決済システムおよび方法が説明されたが、無人フェアウェイスナックバーの管理と自動決済が順次に共に行われることができ、この場合、無人フェアウェイスナックバーの管理システムおよび方法と自動決済システムおよび方法が共に具現されて実行され得ることは、本技術分野における通常の技術者にとって自明だろう。無人フェアウェイスナックバーの管理サーバー230と自動決済サーバー520は、一つのサーバーで具現されることもでき、または別個のサーバーで具現されることもできる。
【0093】
以上、本発明の理解のために、添付図面による具体的な実施例を説明したが、本発明は、本願の図面および前記説明された構成のみに限定されるものではない。本技術分野における通常の技術者は、本発明が追求する目的と効果の範囲内で多様な変形および修正が可能であることを十分に理解するだろう。
【符号の説明】
【0094】
110: カート駐車区域
120: 室外カメラ撮影区域
130: 室内カメラ撮影区域
210: 室外カメラ
220: 室内カメラ
230: 無人フェアウェイスナックバーの管理サーバー
232: カート駐車トラッキング部
234: ユーザートラッキング部
236: 利用内訳管理部
238: データベース
410: 予約アプリ
420: ERP
500: 自動決済システム
510: 予約者端末機
520: 自動決済サーバー
522: 決済手段登録部
524: 決済処理部
530: 同伴者端末機
図1
図2
図3
図4
図5
図6