(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-18
(45)【発行日】2024-12-26
(54)【発明の名称】水車発電と水の循環供給装置
(51)【国際特許分類】
F03B 7/00 20060101AFI20241219BHJP
【FI】
F03B7/00
(21)【出願番号】P 2024038480
(22)【出願日】2024-02-26
【審査請求日】2024-03-28
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】524093900
【氏名又は名称】伊東 淳次
(73)【特許権者】
【識別番号】524093911
【氏名又は名称】伊藤 了一
(72)【発明者】
【氏名】伊東 淳次
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 了一
【審査官】松浦 久夫
(56)【参考文献】
【文献】特許第4566287(JP,B1)
【文献】特開2013-068196(JP,A)
【文献】登録実用新案第3092704(JP,U)
【文献】特公昭64-010669(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F03B 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
水車(1)と、塩ビ管(2)と、塩ビ管(2)の内側に突出する突起(3)と、発電機(5)と、水中ポンプ(6)とを備え、前記水車(1)を回すために水槽(17)より前記水中ポンプ(6)で水を汲み上げ、前記塩ビ管(2)の筒の中に入った水は、水圧で前記塩ビ管(2)の端部に設けられた水止め塩ビ蓋(19)にぶつかり、前記塩ビ管(2)の六ヶ所に設けられた前記突起(3)の前記塩ビ管(2)の外側に突出する六ヶ所の水出口(4)より、水が平均に噴き出すように構成され、前記各突起(3)に対応する6基の前記水車(1)に水を供給し、前記水車(1)の下方に配置された配水溝(18)より前記水槽(17)に水が戻る循環式を特徴とする、
水車発電と水の循環供給装置。
【請求項2】
請求項1の水車発電と水の循環供給装置において、
水が、六ヶ所の前記水出口(4)から前記水車(1)の水受け(7)に入り、前記水受け(7)は、前記水車(1)の円形の先端に付いており、前記水受け(7)が水で一杯になってその重みで前記水車(1)が回転して安定して回り出すための水受け(7)であり、
前記水受け(7)の受け板と外周の接線方向との角度を90度として、前記水受け(7)が前記水車(1)の真下に来た時には、水が全て前記配水溝(18)に出るようにして、
前記水車(1)は、二ヶ所の軸受け(28)それぞれに発電機(5)が設置されて、6基の水車(1)で発電機(5)が計12台設置され、
前記軸受け(28)にはベアリング(11)を用い、
前記水受け(7)にはステンレス(8)が用いられ、前記水車(1)の中心から径方向に延びるアルミ棒(10)のクモ手(9)によって支持され、
前記水車(1)の回転を、Vベルト(14)又はチェーン(15)によって前記発電機(5)に伝達し、前記Vベルト(14)又はチェーン(15)を引っ張るバネ(16)を有し、
前記水車(1)の6基のセットの周りを建物(21)で囲み、前記建物(21)の周りはコンクリートブロックとし、前記建物(21)の屋根(23)を、前記屋根(23)の吊り上げ金具(24)を用いてユニッククレ-ンで外すことで、中の前記水車(1)を吊り上げ修理交換可能とする設備を装備した、水車発電と水の循環供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水車発電の発電した電力を電力会社に売電する事が出来る装置で、水車1と塩ビ管2と塩ビ管2の中の突出する3と発電機5と水中ポンプ6の五体を合体した水車発電システムで、この兼用する機能を有する水車発電と水の循環供給装置に関する事。
【背景技術】
【0002】
従来、水車発電機は川の流れに水車を回す事ですが台風や大雨の河川の洪水なので水車が壊れたり、止まったりする事で機能は充分果たしているとは言えない。そこでは
図2に示すように、3基の水車1が塩ビ管2の中の突出する3によって平均に水が噴き出す事で水車1が回り発電機5から電力が発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これには次のような欠点があった。
(イ)水車に水槽から水を汲み上げる場合1基1台の水中ポンプが必要で12台では水中 ポンプが12台になり、その為完成しない。
(ロ)水車の水受けに水を入れる場合大量の水がなければ水車は回らない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、
図1に示すように、水車1と塩ビ管2と塩ビ管2の中の突出する3と発電機5と水中ポンプ6の五体を合体した水車発電システムです。
図4に示すように、この水車1を回すには水を溜めてある水槽17から水中ポンプ6で汲み上げ塩ビ管2を通うして、塩ビ管2の中の六ヶ所の
図8に示すように、突出する3から水受け7に入る、これにより水車1は回り、
図7に示すように、水受け7の角度を90度20にする事で水は少なく水受け7が真下に来た時に全部流れ出るようにし、この回転で発電機5を回す事で電力が発生する。
図10に示すように、1セット水車1は1基に軸受けが二ヶ所28ある為発電機5が2台設置し6基では発電機5が12台になる。
図9に示すように、水車発電の周りを囲む建物21にし、周りはコンクリ-トブロック25で囲み屋根が外れ23吊り上げ金具24で屋根を外し中の水車1をユニッククレ-ンで持ち上げ修理をし、修理が出来ない場合は交換する。入口22から入りメンテナンスをする。
この水車発電システムの突出する3は過去に
図11に示すように、ドライアイスの白雲30が天井から吹き出すには塩ビ管2に数ヶ所穴を開けなければ出ません、穴を開けただけでは手前が威勢よく出て奥は殆ど出ないので塩ビ管2の穴の中に突出する3を出して長さを色々試して見た結果7mmが一番良く平均に吹き出したのでその経験を生かして、水も同じなので水車1の6基の水受け7に水が平均に出る事を確信した。
本発明は、以上の構成からなる水車発電と水の循環供給装置を提供する。
【発明の効果】
【0005】
本発明の構造は、以上の説明からなっており、地球温暖化の為太陽光発電(年間設備利用率15%)は天候や夜は電力は安定しない、風力発電(年間設備利用率20%洋上30%)は風が吹かなければ電力は安定しない、水車発電(年間設備利用率100%)は水が無くならない限り永遠に回り続け電力は安定し供給する。
全国市町村の山林、畑、田、公園、住宅地、ビルの屋上何処でも設置する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】 本発明の水車発電と水の循環供給装置の全体図
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施例について説明する。
本発明は、電力を安定して供給する事が出来る。電力を安定するには水車発電のように一回回りだしたら錆びない、壊れない為長持ちする事が大切である、いずれは交換する。
水車1は水槽17に水を溜める事で他の所から水を持って来なくとも水車1から電力が発生する。
1セット発電機5が12台で電力が発生すれば莫大な電力が供給される。水車1に水中ポンプ6で水を汲み上げ塩ビ管2を通うし水圧で六ヶ所の突出する3から水が噴き出し、水受け7に入れば水車1が回りだす。
図10に示すように、水車1は直径330cmの参考資料27から
図1に示すように、発電機5の外径6cmのVプ-リ-29に
図2に示すように、水車1を回せば高速で回り大きい所から小さい所に力が加われば莫大な電力が発生する。水受け7が真下に来た時に水は全部出て配水溝18から水槽17に戻る。これが循環式で水車1は水が無くならない限り永遠に電力を供給する事が出来る。
地球温暖化の為温室効果ガス排出量を止めなければなりません。それには石炭火力発電を廃止し原子力発電を現状維持に増やさない事が必要です。水車発電システムは公害の無い安定した電力を永遠に供給します。日本の為、又世界の為に、そして地球温暖化の為に貢献します。
【符号の説明】
【0008】
1 水車
2 塩ビ管
3 突出する
4 水出口
5 発電機
6 水中ポンプ
7 水受け
8 水受けにステンレス
9 クモ手
10 アルミ棒
11 ベアリング
12 小ベアリング
13 水車を支える柱
14 Vベルト
15 チェーン
16 バネ
17 水槽
18 水車の配水溝
19 水止め塩ビ蓋
20 水受けの角度90度
21 水車発電の周りを囲む建物
22 入口
23 屋根が外れる
24 吊り上げ金具
25 コンクリ-トブロック
26 水車の参考資料水出口
27 水車の参考資料直径330cm
28 軸受けが二ヶ所
29 外径6cmVプ-リ-
30 ドライアイスの白雲
【要約】
【課題】水車発電システムが安定した電力を供給する事が国の為に必要です。
水車発電は一回回ると水が無くならない限り永遠に止まる事なく回り続ける。水車発電は水車1が水受けにステンレス8とアルミ棒10により錆びない、壊れない為に長持ちします、錆びたり、壊れたりしたら交換する、この事から電力が安定する。水車発電の周りをコンクリ-トブロック25で囲む事により、台風や暴風や災害に強い水車発電システムです。1セット水車1が6基で発電機5が12台で販売する事で機能とその作業工程の簡素化と、効率化を成りさしめる為、構成された水車発電と水の循環供給装置を提供する。
【解決手段】水車1と塩ビ管2と塩ビ管2の中の突出する3と発電機5と水中ポンプ6の五体を合体させ、水車1を回す為水中ポンプ6で突出する3より水圧で水が噴き出し、水車1は回り配水溝18から水槽17に水は戻る、これが循環式です。この方式なら何処でも設置が出来る事で電力が安定し節電しなくとも良い。
【選択図】
図2