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特許7606790ウェブページから収集された情報を公開する方法、プログラム、情報処理装置及び情報処理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-18
(45)【発行日】2024-12-26
(54)【発明の名称】ウェブページから収集された情報を公開する方法、プログラム、情報処理装置及び情報処理システム
(51)【国際特許分類】
   H04L 67/02 20220101AFI20241219BHJP
   G06Q 30/0601 20230101ALI20241219BHJP
【FI】
H04L67/02
G06Q30/0601
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2024028384
(22)【出願日】2024-02-28
【審査請求日】2024-02-28
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】524076556
【氏名又は名称】株式会社ReviCo
(74)【代理人】
【識別番号】100108006
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 昌弘
(72)【発明者】
【氏名】高橋 直樹
【審査官】木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-048606(JP,A)
【文献】特開2009-294851(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0209327(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/02
G06Q 30/0601
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置が、ウェブページから収集された情報を公開する方法であって、
一の対象に関する情報を対象情報と呼び、
前記対象情報が含まれたウェブページを対象ページと呼び、
前記対象ページから収集された前記対象情報を公開するためのウェブページを公開ページと呼び、
前記対象ページは、前記対象情報の収集指示を送信する場合に操作される操作要素を含んでおり、
それぞれ異なる前記対象ページを提供する複数のウェブサーバが存在し、
前記情報処理装置は、記憶装置にアクセス可能であり、
前記記憶装置は、
それぞれ一の前記対象に関する複数の前記対象情報と
それぞれ一の前記公開ページで公開される前記対象情報を示す複数の公開ページ情報
を記憶しており、
前記公開ページ情報は、前記公開ページに含まれる1以上の前記対象情報を識別するための1以上の識別情報を含んでおり、
一の前記ウェブサーバが提供する一の前記対象ページにおいて前記操作要素を操作された端末装置から、一の前記公開ページで公開するために当該一の対象ページから一の前記対象情報を収集することを指示する前記収集指示を受信した場合、当該一の対象ページに含まれる当該一の対象情報が当該一の公開ページで公開されることを示すように、当該一の対象情報の前記識別情報が含まれた前記公開ページ情報を前記記憶装置に記憶させる公開ページ情報記憶工程と、
一の前記公開ページを要求するページ要求を受信した場合、当該一の公開ページについて前記記憶装置に記憶される前記公開ページ情報に含まれる1以上の前記識別情報と、前記記憶装置に記憶される前記対象情報とに基づいて、1以上の前記対象情報が含まれた当該一の公開ページを生成し、生成した当該一の公開ページを前記ページ要求の要求元に提供する公開ページ生成工程と
一の前記対象ページを表示する前記端末装置から、当該一の対象ページに含まれる一の前記対象に関する前記対象情報の少なくとも一部を受信した場合、当該一の対象ページについて前記記憶装置に記憶される前記対象情報と、前記端末装置から受信した前記対象情報とを照合する照合工程と、
前記照合において、前記記憶装置に記憶される前記対象情報と前記端末装置から受信した前記対象情報とが異なる場合、前記記憶装置に記憶される前記対象情報を、前記端末装置から受信した前記対象情報に基づいて更新する更新工程と
を有する方法。
【請求項2】
一の前記対象ページについて前記照合工程による照合を行った後の一定期間、当該一の対象ページについての前記照合を抑止することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記更新工程は、一の前記対象情報の更新日時に関する更新履歴情報を当該一の対象情報に関連付けて前記記憶装置に記憶させることを含み、
前記公開ページ生成工程は、
一の前記公開ページを要求する前記ページ要求の要求元から、当該一の公開ページの閲覧日時に関する閲覧履歴情報を受信した場合、当該一の公開ページで公開される各前記対象情報に関連付けられた前記更新履歴情報が示す最後の前記更新日時と、受信した前記閲覧履歴情報が示す最後の前記閲覧日時とを比較し、当該比較の結果に基づいて、最後の前記閲覧日時が最後の前記更新日時より前である前記対象情報を特定することと、
特定した前記対象情報が更新されたことを知らせる更新通知要素が含まれるように当該一の公開ページを生成することとを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
一の前記対象ページを表示する前記端末装置から、当該一の対象ページに含まれる一の前記対象情報を受信した場合、当該一の対象情報が前記記憶装置に記憶されていないならば、当該一の対象ページに含まれる前記対象情報として当該端末装置から受信した当該一の対象情報を前記記憶装置に記憶させる対象情報記憶工程を有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記対象ページを表示する前記端末装置から、前記操作要素の表示用データを要求するデータ要求を受信した場合、受信した前記データ要求に応じた前記表示用データを生成し、前記端末装置に提供する表示用データ生成工程を有する、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
情報処理装置が、ウェブページから収集された情報を公開する方法であって、
一の対象に関する情報を対象情報と呼び、
前記対象情報が含まれたウェブページを対象ページと呼び、
前記対象ページから収集された前記対象情報を公開するためのウェブページを公開ページと呼び、
前記対象ページは、前記対象情報の収集指示を送信する場合に操作される操作要素を含んでおり、
それぞれ異なる前記対象ページを提供する複数のウェブサーバが存在し、
前記情報処理装置は、記憶装置にアクセス可能であり、
前記記憶装置は、それぞれ一の前記公開ページで公開される前記対象情報を示す複数の公開ページ情報を記憶しており、
一の前記ウェブサーバが提供する一の前記対象ページにおいて前記操作要素を操作された端末装置から、一の前記公開ページで公開するために当該一の対象ページから一の前記対象情報を収集することを指示する前記収集指示を受信した場合、当該一の対象ページに含まれる当該一の対象情報が当該一の公開ページで公開されることを示す前記公開ページ情報を前記記憶装置に記憶させる公開ページ情報記憶工程と、
一の前記公開ページを要求するページ要求を受信した場合、当該一の公開ページについて前記記憶装置に記憶される前記公開ページ情報に基づいて、1以上の前記対象情報が含まれた当該一の公開ページを生成し、生成した当該一の公開ページを前記ページ要求の要求元に提供する公開ページ生成工程と
を有し、
前記記憶装置は、それぞれ一のユーザを識別する情報である複数のユーザIDを記憶しており、
各前記公開ページ情報は、1以上の変更許可ユーザIDを含み、
一の前記公開ページ情報に含まれる一の前記変更許可ユーザIDは、当該一の公開ページ情報に対応する一の前記公開ページを変更することが許可された一の前記ユーザを示す前記ユーザIDであり、
前記公開ページ情報記憶工程は、一の前記ユーザIDが示す一の前記ユーザの前記端末装置から、当該一のユーザIDを前記変更許可ユーザIDとして含む一の前記公開ページ情報に対応した一の前記公開ページで公開するために一の前記対象ページから一の前記対象情報を収集することを指示する前記収集指示を受信した場合、当該一の公開ページで公開される前記対象情報の中に当該一の対象情報が含まれることを示すように当該一の公開ページ情報を更新することを含み、
一の前記ユーザIDが示す一の前記ユーザの前記端末装置から、当該一のユーザIDを前記変更許可ユーザIDとして含む一の前記公開ページ情報に対応した一の前記公開ページの変更を許可する他の前記ユーザを追加することを指示するユーザ追加指示を受信した場合、当該他のユーザを示す前記ユーザIDを前記変更許可ユーザIDとして含むように当該一の公開ページ情報を更新する変更許可ユーザ追加工程を有する、
方法。
【請求項7】
一の前記ユーザIDが示す一の前記ユーザの前記端末装置から、新たな前記公開ページの作成を指示する公開ページ作成指示を受信した場合、当該一のユーザIDを前記変更許可ユーザIDとして含んだ前記公開ページ情報を生成し、前記記憶装置に記憶させる公開ページ作成工程を有する、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
情報処理システムが、ウェブページから収集された情報を公開する方法であって、
前記情報処理システムは、情報処理装置と、端末装置とを有し、
一の対象に関する情報を対象情報と呼び、
前記対象情報が含まれたウェブページを対象ページと呼び、
前記対象ページから収集された前記対象情報を公開するためのウェブページを公開ページと呼び、
前記対象ページは、前記対象情報の収集指示を送信する場合に操作される操作要素を含んでおり、
それぞれ異なる前記対象ページを提供する複数のウェブサーバが存在し、
前記情報処理装置は、記憶装置にアクセス可能であり、
記記憶装置は、
それぞれ一の前記対象に関する複数の前記対象情報と、
それぞれ一の前記公開ページで公開される前記対象情報を示す複数の公開ページ情報
を記憶しており、
前記公開ページ情報は、前記公開ページに含まれる1以上の前記対象情報を識別するための1以上の識別情報を含んでおり、
前記端末装置が、一の前記ウェブサーバが提供する一の前記対象ページにおいて前記操作要素を操作されたことに応じて、一の前記公開ページで公開するために当該一の対象ページから一の前記対象情報を収集することを指示する前記収集指示を前記情報処理装置に送信する収集指示工程と、
前記情報処理装置が、前記端末装置から当該収集指示を受信した場合、当該一の対象ページに含まれる当該一の対象情報が当該一の公開ページで公開されることを示すように、当該一の対象情報の前記識別情報が含まれた前記公開ページ情報を前記記憶装置に記憶させる公開ページ情報記憶工程と、
前記情報処理装置が、一の前記公開ページを要求するページ要求を受信した場合、当該一の公開ページについて前記記憶装置に記憶される前記公開ページ情報に含まれる1以上の前記識別情報と、前記記憶装置に記憶される前記対象情報とに基づいて、1以上の前記対象情報が含まれた当該一の公開ページを生成し、生成した当該一の公開ページを前記ページ要求の要求元に提供する公開ページ生成工程と
前記端末装置が、前記対象ページを表示する場合、当該対象ページに含まれる一の前記対象に関する前記対象情報の少なくとも一部を前記情報処理装置に送信する対象情報送信工程と、
前記情報処理装置が、一の前記対象に関する前記対象情報の少なくとも一部を前記端末装置から受信した場合、当該一の対象について前記記憶装置に記憶される前記対象情報と、前記端末装置から受信した前記対象情報とを照合する照合工程と、
前記情報処理装置が、前記照合において、前記記憶装置に記憶される前記対象情報と前記端末装置から受信した前記対象情報とが異なる場合、前記記憶装置に記憶される前記対象情報を、前記端末装置から受信した前記対象情報に基づいて更新する更新工程と
を有する方法。
【請求項9】
前記情報処理装置が、一の前記対象ページについて前記照合工程による照合を行った後の一定期間、当該一の対象ページについての前記照合を抑止することを含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記更新工程は、一の前記対象情報の更新日時に関する更新履歴情報を当該一の対象情報に関連付けて前記記憶装置に記憶させることを含み、
前記公開ページ生成工程は、
一の前記公開ページを要求する前記ページ要求の要求元から、当該一の公開ページの閲覧日時に関する閲覧履歴情報を受信した場合、当該一の公開ページで公開される各前記対象情報に関連付けられた前記更新履歴情報が示す最後の前記更新日時と、受信した前記閲覧履歴情報が示す最後の前記閲覧日時とを比較し、当該比較の結果に基づいて、最後の前記閲覧日時が最後の前記更新日時より前である前記対象情報を特定することと、
特定した前記対象情報が更新されたことを知らせる更新通知要素が含まれるように当該一の公開ページを生成することとを含む、
請求項8に記載の方法。
【請求項11】
ウェブページから収集された情報を公開する処理を情報処理装置に行わせる命令を含んだプログラムであって、
前記命令に従って前記情報処理装置が行う処理は、請求項1~請求項7のいずれか一項に記載された方法の各工程を含む、
プログラム。
【請求項12】
ウェブページから収集された情報を公開する処理を情報処理システムに行わせる命令を含んだプログラムであって、
前記命令に従って前記情報処理システムが行う処理は、請求項8~請求項10のいずれか一項に記載された方法の各工程を含む、
プログラム。
【請求項13】
ウェブページから収集された情報を公開する処理を行う情報処理装置であって、
処理部と、
前記処理部において実行される命令を記憶した記憶部とを有し、
前記処理部が前記命令に従って行う処理は、請求項1~請求項7のいずれか一項に記載された方法の各工程を含む、
情報処理装置。
【請求項14】
ウェブページから収集された情報を公開する処理を行う情報処理装置であって、
請求項1~請求項7のいずれか一項に記載された方法の各工程を行う手段を備えた、
情報処理装置。
【請求項15】
ウェブページから収集された情報を公開する処理を行う情報処理システムであって、
請求項8~請求項10のいずれか一項に記載された方法の各工程を行う手段を備えた、
情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブページから収集された情報を公開する方法、プログラム、情報処理装置及び情報処理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
インターネット上には多数の電子商取引サイトがあり、近時では大抵の商品をどこかの電子商取引サイトで購入することが可能である。下記の特許文献には、仮想商店街(電子モール)の出展者が独自のドメインの電子商取引サイトを簡単に構築できるようにする方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2002-074031号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子商取引サイトにおいて商品を選ぶ場合、多数の商品の中から関心を持った商品の情報を収集して整理できると便利であり、その収集した情報を他者と共有きれば更に便利である。しかしながら、それぞれ独立した複数の異なる電子商取引サイトで販売される商品の場合、それらの情報を収集して整理したり、収集した情報を公開したりするための簡便な手段が存在しない。例えば、異なる電子商取引サイトで販売される商品の情報を一つ一つ手動でコピーしてSNSやブログ等に投稿すれば、上記と同様なことを実現できるが、この方法は非常に手間がかかるという問題がある。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、様々なウェブサイトから商品等の所望の情報を簡単に収集して公開できるようにする方法、プログラム、情報処理装置及び情報処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、情報処理装置が、ウェブページから収集された情報を公開する方法であって、一の対象に関する情報を対象情報と呼び、対象情報が含まれたウェブページを対象ページと呼び、対象ページから収集された対象情報を公開するためのウェブページを公開ページと呼び、対象ページは、対象情報の収集指示を送信する場合に操作される操作要素を含んでおり、それぞれ異なる対象ページを提供する複数のウェブサーバが存在し、情報処理装置は、記憶装置にアクセス可能であり、記憶装置は、それぞれ一の対象に関する複数の対象情報と、それぞれ一の公開ページで公開される対象情報を示す複数の公開ページ情報を記憶しており、公開ページ情報は、公開ページに含まれる1以上の対象情報を識別するための1以上の識別情報を含んでおり、一のウェブサーバが提供する一の対象ページにおいて操作要素を操作された端末装置から、一の公開ページで公開するために当該一の対象ページから一の対象情報を収集することを指示する収集指示を受信した場合、当該一の対象ページに含まれる当該一の対象情報が当該一の公開ページで公開されることを示すように、当該一の対象情報の識別情報が含まれた公開ページ情報を記憶装置に記憶させる公開ページ情報記憶工程と、一の公開ページを要求するページ要求を受信した場合、当該一の公開ページについて記憶装置に記憶される公開ページ情報に含まれる1以上の識別情報と、記憶装置に記憶される対象情報とに基づいて、1以上の対象情報が含まれた当該一の公開ページを生成し、生成した当該一の公開ページをページ要求の要求元に提供する公開ページ生成工程と、一の対象ページを表示する端末装置から、当該一の対象ページに含まれる一の対象に関する対象情報の少なくとも一部を受信した場合、当該一の対象ページについて記憶装置に記憶される対象情報と、端末装置から受信した対象情報とを照合する照合工程と、照合において、記憶装置に記憶される対象情報と端末装置から受信した対象情報とが異なる場合、記憶装置に記憶される対象情報を、端末装置から受信した対象情報に基づいて更新する更新工程とを有する、方法である。
【0007】
本発明の第2の態様は、情報処理システムが、ウェブページから収集された情報を公開する方法であって、情報処理システムは、情報処理装置と、端末装置とを有し、一の対象に関する情報を対象情報と呼び、対象情報が含まれたウェブページを対象ページと呼び、対象ページから収集された対象情報を公開するためのウェブページを公開ページと呼び、対象ページは、対象情報の収集指示を送信する場合に操作される操作要素を含んでおり、それぞれ異なる対象ページを提供する複数のウェブサーバが存在し、情報処理装置は、記憶装置にアクセス可能であり、記憶装置は、それぞれ一の対象に関する複数の対象情報と、それぞれ一の公開ページで公開される対象情報を示す複数の公開ページ情報を記憶しており、公開ページ情報は、公開ページに含まれる1以上の対象情報を識別するための1以上の識別情報を含んでおり、端末装置が、一のウェブサーバが提供する一の対象ページにおいて操作要素を操作されたことに応じて、一の公開ページで公開するために当該一の対象ページから一の対象情報を収集することを指示する収集指示を情報処理装置に送信する収集指示工程と、情報処理装置が、端末装置から当該収集指示を受信した場合、当該一の対象ページに含まれる当該一の対象情報が当該一の公開ページで公開されることを示すように、当該一の対象情報の識別情報が含まれた公開ページ情報を記憶装置に記憶させる公開ページ情報記憶工程と、情報処理装置が、一の公開ページを要求するページ要求を受信した場合、当該一の公開ページについて記憶装置に記憶される公開ページ情報に含まれる1以上の識別情報と、記憶装置に記憶される対象情報とに基づいて、1以上の対象情報が含まれた当該一の公開ページを生成し、生成した当該一の公開ページをページ要求の要求元に提供する公開ページ生成工程と、端末装置が、対象ページを表示する場合、当該対象ページに含まれる一の対象に関する対象情報の少なくとも一部を情報処理装置に送信する対象情報送信工程と、情報処理装置が、一の対象に関する対象情報の少なくとも一部を端末装置から受信した場合、当該一の対象について記憶装置に記憶される対象情報と、端末装置から受信した対象情報とを照合する照合工程と、情報処理装置が、照合において、記憶装置に記憶される対象情報と端末装置から受信した対象情報とが異なる場合、記憶装置に記憶される対象情報を、端末装置から受信した対象情報に基づいて更新する更新工程とを有する方法である。
【0008】
本発明の第3の態様は、ウェブページから収集された情報を公開する処理を情報処理装置に行わせる命令を含んだプログラムであって、命令に従って情報処理装置が行う処理は、上記第1の態様に係る方法の各工程を含むプログラムである。
【0009】
本発明の第4の態様は、ウェブページから収集された情報を公開する処理を情報処理システムに行わせる命令を含んだプログラムであって、命令に従って情報処理システムが行う処理は、上記第2の態様に係る方法の各工程を含むプログラムである。
【0010】
本発明の第5の態様は、ウェブページから収集された情報を公開する処理を行う情報処理装置であって、処理部と、処理部において実行される命令を記憶した記憶部とを有し、処理部が命令に従って行う処理は、上記第1の態様に係る方法の各工程を含む情報処理装置である。
【0011】
本発明の第6の態様は、ウェブページから収集された情報を公開する処理を行う情報処理装置であって、一の対象に関する情報を対象情報と呼び、対象情報が含まれたウェブページを対象ページと呼び、対象ページから収集された対象情報を公開するためのウェブページを公開ページと呼び、対象ページは、対象情報の収集指示を送信する場合に操作される操作要素を含んでおり、それぞれ異なる対象ページを提供する複数のウェブサーバが存在し、情報処理装置は、記憶装置にアクセス可能であり、記憶装置は、それぞれ一の対象に関する複数の対象情報と、それぞれ一の公開ページで公開される対象情報を示す複数の公開ページ情報を記憶しており、公開ページ情報は、公開ページに含まれる1以上の対象情報を識別するための1以上の識別情報を含んでおり、一のウェブサーバが提供する一の対象ページにおいて操作要素を操作された端末装置から、一の公開ページで公開するために当該一の対象ページから一の対象情報を収集することを指示する収集指示を受信した場合、当該一の対象ページに含まれる当該一の対象情報が当該一の公開ページで公開されることを示すように、当該一の対象情報の識別情報が含まれた公開ページ情報を記憶装置に記憶させる公開ページ情報記憶手段と、一の公開ページを要求するページ要求を受信した場合、当該一の公開ページについて記憶装置に記憶される公開ページ情報に含まれる1以上の識別情報と、記憶装置に記憶される対象情報とに基づいて、1以上の対象情報が含まれた当該一の公開ページを生成し、生成した当該一の公開ページをページ要求の要求元に提供する公開ページ生成手段と、一の対象ページを表示する端末装置から、当該一の対象ページに含まれる一の対象に関する対象情報の少なくとも一部を受信した場合、当該一の対象ページについて記憶装置に記憶される対象情報と、端末装置から受信した対象情報とを照合する照合手段と、照合において、記憶装置に記憶される対象情報と端末装置から受信した対象情報とが異なる場合、記憶装置に記憶される対象情報を、端末装置から受信した対象情報に基づいて更新する更新手段とを有する、情報処理装置である。
【0012】
本発明の第7の態様は、ウェブページから収集された情報を公開する処理を行う情報処理システムであって、情報処理システムは、情報処理装置と、端末装置とを有し、一の対象に関する情報を対象情報と呼び、対象情報が含まれたウェブページを対象ページと呼び、対象ページから収集された対象情報を公開するためのウェブページを公開ページと呼び、対象ページは、対象情報の収集指示を送信する場合に操作される操作要素を含んでおり、それぞれ異なる対象ページを提供する複数のウェブサーバが存在し、情報処理装置は、記憶装置にアクセス可能であり、記憶装置は、それぞれ一の対象に関する複数の対象情報と、それぞれ一の公開ページで公開される対象情報を示す複数の公開ページ情報を記憶しており、公開ページ情報は、公開ページに含まれる1以上の対象情報を識別するための1以上の識別情報を含んでおり、端末装置が、一のウェブサーバが提供する一の対象ページにおいて操作要素を操作されたことに応じて、一の公開ページで公開するために当該一の対象ページから一の対象情報を収集することを指示する収集指示を情報処理装置に送信する収集指示手段、情報処理装置が、端末装置から当該収集指示を受信した場合、当該一の対象ページに含まれる当該一の対象情報が当該一の公開ページで公開されることを示すように、当該一の対象情報の識別情報が含まれた公開ページ情報を記憶装置に記憶させる公開ページ情報記憶手段と、情報処理装置が、一の公開ページを要求するページ要求を受信した場合、当該一の公開ページについて記憶装置に記憶される公開ページ情報に含まれる1以上の識別情報と、記憶装置に記憶される対象情報とに基づいて、1以上の対象情報が含まれた当該一の公開ページを生成し、生成した当該一の公開ページをページ要求の要求元に提供する公開ページ生成手段と、端末装置が、対象ページを表示する場合、当該対象ページに含まれる一の対象に関する対象情報の少なくとも一部を情報処理装置に送信する対象情報送信手段と、情報処理装置が、一の対象に関する対象情報の少なくとも一部を端末装置から受信した場合、当該一の対象について記憶装置に記憶される対象情報と、端末装置から受信した対象情報とを照合する照合手段と、情報処理装置が、照合において、記憶装置に記憶される対象情報と端末装置から受信した対象情報とが異なる場合、記憶装置に記憶される対象情報を、端末装置から受信した対象情報に基づいて更新する更新手段とを有する、情報処理システムである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、様々なウェブサイトから商品等の所望の情報を簡単に収集して公開できるようにする方法、プログラム、情報処理装置及び情報処理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、本実施形態に係るシステムの構成の一例を示す図である。
図2図2は、端末装置の構成の一例を示す図である。
図3図3は、本実施形態に係る処理の一例を説明するための図である。
図4図4Aは、商品ページの一例を示す図である。図4Bは、公開ページの一例を示す図である。
図5図5は、商品情報の照合と更新に関する処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図6図6は、商品情報の照合と更新に関する処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図7図7は、商品情報の照合と更新に関する処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図8図8は、公開ページの生成に関する処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は、本実施形態に係るシステムの構成の一例を示す図である。図1の例に示すシステムは、インターネット等の通信ネットワーク9を介して通信可能な情報処理装置1と、複数の端末装置3と、複数のウェブサーバ4と、レビュー収集システム5を有する。
情報処理装置1は、本発明の情報処理装置の一例である。
端末装置3は、本発明の端末装置の一例である。
情報処理装置1と端末装置3を含むシステムは、本発明の情報処理システムの一例である。
【0016】
図1に示すシステムでは、独立した複数のウェブサーバ4においてそれぞれ商品に関する情報(以下「商品情報」と呼ぶ場合がある。)を含んだウェブページ(以下「商品ページ」と呼ぶ場合がある。)が提供される。ユーザの操作する端末装置3から情報処理装置1に対して商品情報を収集する指示がなされると、情報処理装置1においてその商品情報を収集したことがデータベースに記録される。情報処理装置1では、商品ページから収集された商品情報を含むウェブページ(以下「公開ページ」と呼ぶ場合がある。)が生成され、端末装置3や他の情報通信装置に対して公開ページが提供される。
【0017】
本明細書において「商品」は、売買の対象になるものを広く意味しており、物品(製品等)に限定されず、例えばサービス、権利(証券等)、情報、コンテンツ等も含む。
【0018】
[情報処理装置1]
情報処理装置1は、端末装置3からの指示に応じて商品ページの商品情報を収集する処理を行う装置である。情報処理装置1は、ウェブサーバとしての機能を有しており、収集した商品情報を含む公開ページを生成して端末装置3や他の情報通信装置に提供する。例えば情報処理装置1は、ユーザが商品ページから商品情報を収集して公開できるようにするサービスを提供する企業等により運営される。
【0019】
例えば情報処理装置1は、1台若しくは複数台のコンピュータを含んで構成される。図1の例に示す情報処理装置1は、通信部11と、記憶部12と、処理部13を有する。
【0020】
通信部11は、通信ネットワーク9を介して他の装置(端末装置3、ウェブサーバ4等)と通信を行う。通信部11は、例えばイーサネット(登録商標)や無線LAN等の所定の通信規格に準拠して通信を行う装置(ネットワークインターフェースカード等)を含む。
【0021】
記憶部12は、処理部13が実行する命令を含んだ1以上のプログラム121、処理部13による処理の過程で一時的に保存されるデータ、処理部13の処理に利用されるデータ、処理部13の処理の結果として得られたデータ等を記憶する。記憶部12は、例えば、主記憶装置(RAM、ROM等)と補助記憶装置(フラッシュメモリ、SSD、ハードディスク、メモリカード、光ディスク等)を含んでよい。記憶部12は、1つの記憶装置から構成されてもよいし、複数の記憶装置から構成されてもよい。記憶部12が複数の記憶装置から構成される場合、各記憶装置は、コンピュータのバスや他の任意の通信手段を介して処理部13と接続される。
【0022】
処理部13は、情報処理装置1の全体的な動作を統括的に司り、所定の情報処理を実行する。処理部13は、例えば、記憶部12に格納された1以上のプログラム121の命令に従って処理を行う1以上のプロセッサ(CPU(central processing unit)、MPU(micro-processing unit)、DSP(digital signal processor)等)を含む。処理部13は、記憶部12に記憶される1以上のプログラム121の命令を1以上のプロセッサが実行することにより、コンピュータとして動作する。情報処理装置1は、このようなコンピュータを複数有していてもよく、本実施形態に係る処理の少なくとも一部を複数のコンピュータが連携して実行してもよい。
【0023】
処理部13は、特定の機能を実現するように構成された1つ以上の専用のハードウェア(ASIC(application specific integrated circuit)、FPGA(field-programmable gate array)等)を含んでもよい。この場合、処理部13は、本実施形態において説明する全ての処理をコンピュータにおいて実行してもよいし、少なくとも一部の処理を専用のハードウェアにおいて実行してもよい。
【0024】
プログラム121は、例えばコンピュータ読み取り可能な記録媒体(光ディスク、メモリカード、USBメモリ、その他の非一時的な有形の媒体)に記録されていてもよい。処理部13は、そのような記録媒体に記録された1以上のプログラム121の少なくとも一部を不図示の記録媒体読み取り装置(光ディスク装置等)やインターフェース装置(USBインターフェース等)により読み込んで、記憶部12に書き込んでもよい。あるいは処理部13は、通信ネットワーク9に接続される他の装置から通信部11により1以上のプログラム121の少なくとも一部をダウンロードして、記憶部12に書き込んでもよい。1以上のプログラム121は、後述する本実施形態に係る処理の少なくとも一部を処理部13に行わせる命令を含む。
【0025】
[記憶装置2]
記憶装置2は、情報処理装置1の処理において使用される種々の情報を記憶する。情報処理装置1と記憶装置2は、任意の通信路(LAN、専用回線網、インターネット等)介して通信可能である。例えば記憶装置2は、複数の装置からのアクセスを受け付けるファイルサーバ、データベースサーバ、クラウドサーバ等に含まれていてもよいし、情報処理装置1のみアクセス可能な専用の記憶装置でもよい。図1の例において、記憶装置2は、商品情報データベース21と、公開ページデータベース22と、ユーザデータベース23とを記憶する。以下の説明では、データベースを「DB」と省略して記載する場合がある。
【0026】
商品掲載情報DB21は、商品ページにおける商品の掲載に関する複数の商品掲載情報を含む。一の商品掲載情報は、一の商品ページとそこに掲載された一の商品に関する情報を含む。一の商品掲載情報は、例えば以下の情報の少なくとも一部を含む。
・個々の商品掲載情報を識別する情報(商品掲載情報ID)
・商品ページを提供するウェブサイトの名称(電子商取引サイトの名称等)
・商品ページのアドレス(URI等)
・商品ページに掲載される商品情報
・商品情報の更新日時に関する情報(更新履歴情報)
【0027】
商品情報は、例えば以下の情報の少なくとも一部を含む。
・商品名(ブランド名、型名等)
・商品に関する画像
・商品の数量(個数、重さ、体積、サイズ等)
・商品の製造者(サービスの場合はサービス提供者)
・商品の価格
・商品の説明文
・商品に関するユーザのコメント
【0028】
公開ページDB22は、複数の公開ページに対応した複数の公開ページ情報を含む。一の公開ページは、一の公開ページに関する情報を含む。一の公開ページは、例えば以下の情報の少なくとも一部を含む。
・公開ページを識別する情報(公開ページID)
・公開ページのアドレス(URI等)
・公開ページの作成日
・公開ページの説明文(タイトル等)
・公開ページの変更が許可されたユーザを示すユーザID(変更許可ユーザID)
・公開ページの閲覧が許可されたユーザを示すユーザID(閲覧許可ユーザID)
・公開ページの公開範囲の設定
・商品掲載情報ID
【0029】
「公開ページの公開範囲の設定」は、例えば、不特定多数への公開を許可する設定、特定のユーザに限定して公開を許可する設定、公開ページを作成したユーザのみ閲覧可能にする設定など、複数の設定の中からユーザの所望の設定に選択できるようにする。
【0030】
ユーザDB23は、複数のユーザに対応した複数のユーザ情報を含む。一のユーザ情報は、一のユーザに関する情報を含む。一のユーザ情報は、例えば以下の情報の少なくとも一部を含む。
・ユーザを識別する情報(ユーザID)
・ユーザの連絡先の情報(メールアドレス等)
・ユーザの名前(姓名、ニックネーム等)
・ユーザの属性(年齢、性別など)に関する情報(ユーザ属性情報)
【0031】
[端末装置3]
端末装置3は、商品情報の収集を行うユーザによって操作される装置であり、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォンなどの情報通信機能を備えた装置である。端末装置3は、ユーザの操作に従ってウェブサーバ4や情報処理装置1にアクセスし、これらの装置から提供されるウェブページ(商品ページ、公開ページ等)を表示する。また端末装置3は、ユーザの操作に従って商品ページに掲載された所望の商品を選択し、その商品情報を収集するように情報処理装置1へ指示を送信する。例えば端末装置3は、ウェブサーバ4との通信やウェブページの表示を任意のウェブブラウザにより行う。
【0032】
端末装置3は、例えば図2に示すように、通信部31と、入力部32と、表示部33と、記憶部35と、処理部36を有する。
【0033】
通信部31は、通信ネットワーク9を介して他の装置(情報処理装置1等)と通信を行うための装置であり、例えば所定の通信規格(無線LAN、イーサネット(登録商標)など)に準拠して通信を行う通信機器(ネットワークインターフェースカードなど)を含む。
【0034】
入力部32は、ユーザの操作に応じた指示やその他の情報を処理部36に入力する。例えば入力部32は、タッチパネル、タッチパッド、キーボード、マウス、ボタン、スイッチ、マイク、カメラなどの入力機能を備えた機器を少なくとも1つ含む。
【0035】
表示部33は、処理部36において生成される映像信号に応じた映像を表示する装置であり、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プロジェクタなどの表示機器を含む。
【0036】
記憶部35は、処理部36において実行可能な命令を含む1以上のプログラム351や、処理部36による処理の過程で一時的に保存されるデータ、処理部36の処理に利用されるデータ、処理部36の処理の結果として得られたデータなどを記憶する。
【0037】
処理部36は、端末装置3の全体的な動作を統括的に司り、所定の情報処理を実行する。処理部36は、例えば、記憶部35に格納された1以上のプログラム351の命令に応じて処理を実行する1以上のプロセッサを含む。処理部36は、記憶部35に記憶される1以上のプログラム351の命令を1以上のプロセッサが実行することにより、1以上のコンピュータとして動作する。処理部36は、特定の機能を実現するように構成された1以上の専用のハードウェアを含んでもよい。この場合、処理部36は、本実施形態において説明する全ての処理をコンピュータにおいて実行してもよいし、少なくとも一部の処理を専用のハードウェアにおいて実行してもよい。
【0038】
プログラム351は、例えばコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよいし、記録媒体から記憶部35に書き込んでもよいし、通信ネットワーク9に接続される他の装置からダウンロードして記憶部35に書き込んでもよい。
【0039】
[ウェブサーバ4]
ウェブサーバ4は、商品情報が含まれたウェブページ(商品ページ)を提供する装置である。例えばウェブサーバ4は、オンラインショッピングの電子商取引サイトとして商品の情報を商品ページに掲載し、購入を希望する顧客に対して商品を販売する処理を行う。
【0040】
ウェブサーバ4は、情報処理装置1へ商品情報の収集指示を送信する場合に操作される所定の操作要素(アイコン等)を含むように、商品ページを生成する。この操作要素は、商品ページにおいて商品毎に配置される。ユーザは、所望の商品について商品情報を収集する場合、商品ページにおいてこの商品に対応する操作要素を操作する(例えばマウスのポインタによりクリックする等)。端末装置3は、商品ページにおいて操作要素が操作されると、この操作要素に対応する商品について商品情報を収集するように指示する収集指示を情報処理装置1に送信する。商品ページの操作要素に関連する上述した処理は、例えば商品ページのHTMLコード中に適当なタグを挿入し、JavaScriptなどのプログラムコードを端末装置3に実行させることで実現可能である。
【0041】
またウェブサーバ4は、商品ページにおいて上述した操作要素を表示させるための表示用データ(アイコンの画像等)を情報処理装置1から取得するように、商品ページを生成してもよい。情報処理装置1から操作要素の表示用データを取得する処理についても、例えば商品ページのHTMLコード中にタグを挿入し、プログラムコード(JavaScriptなど)を端末装置3に実行させることで実現可能である。
【0042】
更にウェブサーバ4は、各商品に対する顧客の評価(星の数など)を商品ページにおいて表示させるための表示用データを後述のレビュー収集システム5から取得するように、商品ページを生成してもよい。この場合、ウェブサーバ4は、商品に関する顧客のレビューを表示するように商品ページ上の操作要素(顧客の評価を表示する部分など)が操作されると、レビュー収集システム5から該当するレビューを取得して商品ページ上(又は別のウェブページ上)に表示するように、商品ページを生成してもよい。商品ページにおいて商品に対する顧客の評価やレビューを表示させる上述した処理についても、例えば商品ページのHTMLコード中にタグを挿入し、プログラムコード(JavaScriptなど)を端末装置3に実行させることで実現可能である。
【0043】
またウェブサーバ4は、商品ページを表示した装置(端末装置3や他の情報通信装置)から情報処理装置1へ商品ページ中の情報(商品情報等)を送信するように、商品ページを生成してもよい。商品ページ中の情報を情報処理装置1へ送信する処理についても、例えば商品ページのHTMLコード中にタグを挿入し、プログラムコード(JavaScriptなど)を端末装置3に実行させることで実現可能である。
【0044】
[レビュー収集システム5]
レビュー収集システム5は、ウェブサーバ4で販売される商品に関する顧客のレビューを収集する処理を行う。例えばレビュー収集システム5は、ウェブサーバ4で商品を購入した顧客に対して、レビューの投稿を依頼する電子メールを送信する。電子メールのメッセージにはレビュー投稿用のウェブページ(投稿ページ)へ移動するリンクが挿入されており、レビュー収集システム5はそのリンク先の投稿ページにおいてレビューの投稿を受け付ける処理を行う。レビューの投稿ページは、ウェブサーバ4のウェブページ(商品ページ、商品購入用ページ等)に挿入されていてもよい。
【0045】
またレビュー収集システム5は、ウェブサーバ4の商品ページや情報処理装置1の公開ページにレビュー閲覧用のウェブページ(閲覧ページ)へ移動するリンクが挿入されている場合、そのリンク先の閲覧ページにおいてレビューを表示させる処理を行う。
【0046】
ここで、上述した構成を有する図1に示すシステムの動作について説明する。図3は、図1に示すシステムにおける処理の一例を説明するための図である。
【0047】
ステップST100~ST145:
ステップST100~ST145の処理では、ウェブサーバ4の提供する商品ページが端末装置3において表示され、この商品ページに含まれる商品情報を収集するように求めるユーザの収集指示が端末装置3から情報処理装置1に送信され、情報処理装置1では端末装置3から受信した収集指示に応じて商品情報を収集する処理が行われる。
【0048】
端末装置3がウェブサーバ4による電子商取引サイトにアクセスし、ユーザの操作に応じて一の商品ページを要求すると(ST100)、ウェブサーバ4は要求された商品ページ(HTML、CSS、JavaScript等で記述されたコード、画像データ等)を生成し、要求元の端末装置3に提供する(ST105)。
【0049】
端末装置3は、ウェブサーバ4から提供された商品ページを解析し(ST110)、その解析結果に基づいて、商品ページに含まれる商品情報の少なくとも一部(例えば商品の価格、説明文等)を情報処理装置1に送信する(ST115)。情報処理装置1は、商品ページを表示する端末装置3から商品情報を受信した場合、受信した商品情報と商品掲載情報DB21の商品掲載情報に含まれる商品情報とを照合し、両者が一致していなければ、受信した商品情報に基づいて商品掲載情報DB21の商品情報を更新する(ST120)。ステップST120の処理については、後ほど図5のフローチャートを参照して説明する。
【0050】
また端末装置3は、商品ページを解析した結果に基づいて(ST110)、商品情報の収集指示を送信するために操作される操作要素(アイコン等)の表示用データ(画像等)を要求するデータ要求を情報処理装置1に送信する(ST125)。商品ページを表示する端末装置3からこのデータ要求を受信した場合、情報処理装置1は、データ要求に応じた表示用データを生成し、要求元の端末装置3に提供する(ST130)。端末装置3は、情報処理装置1から提供された表示用データを用いて、上述の操作要素が含まれた商品ページを表示部33に表示する(ST135)。
【0051】
端末装置3は、商品ページにおいて一の商品に対応する操作要素(アイコン等)がユーザにより操作(マウスのポインタによるクリック等)されると、当該一の商品の商品情報を収集するように指示する収集指示を情報処理装置1に送信する(ST140)。例えば端末装置3は、一の公開ページにおいて公開するために一の商品ページに含まれた一の商品情報を収集することを指示する一のユーザによる収集指示を、情報処理装置1に対して送信する。
【0052】
具体的には、端末装置3は、商品情報の収集指示に関わる情報として、一の商品掲載情報を示す商品掲載情報ID(商品掲載情報DB21)と、一のユーザを示すユーザID(ユーザDB23)と、一の公開ページを示す公開ページID(公開ページDB22)とを情報処理装置1に送信してよい。この場合、収集指示に関わる商品掲載情報IDは、収集対象の商品情報と、その商品情報が掲載された商品ページの情報(アドレス等)とを含んだ商品掲載情報を示す。収集指示に関わるユーザIDは、収集指示を行ったユーザを示す。収集指示に関わる公開ページIDは、収集した商品情報の公開に用いられる公開ページに関する公開ページ情報を示す。この公開ページ情報は、公開ページの変更が許可されたユーザを示す変更許可ユーザIDとして、収集指示に関わるユーザIDを含む。
【0053】
なお端末装置3は、商品情報の収集指示に関わるユーザIDを、ユーザID入力用の画面においてユーザに入力させてもよいし、以前に入力されたユーザIDをcookie等のファイルに保存している場合は、そのファイルから取得してもよい。
【0054】
また端末装置3は、商品情報の収集指示に関わる商品掲載情報IDを、商品ページのHTMLコード等から取得してもよい。あるいは端末装置3は、商品情報の収集指示に関して商品掲載情報IDを情報処理装置1に送信する代わりに、一の商品掲載情報を特定できる他の情報(例えば商品ページのアドレスと商品名等)を商品ページのHTMLコード等から取得して情報処理装置1に送信してもよい。
【0055】
また端末装置3は、商品情報の収集指示に関わる公開ページIDを、公開ページ選択用の画面におけるユーザの選択結果に基づいて情報処理装置1に取得させてもよい。例えば端末装置3は、一のユーザによる商品情報の収集指示を情報処理装置1に送信する場合、まず当該一のユーザのユーザIDを情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は、端末装置3から受信したユーザIDを公開ページDB22において検索し、このユーザIDが変更許可ユーザIDとして含まれた1以上の公開ページ情報を抽出する。情報処理装置1は、公開ページDB22から抽出した1以上の公開ページ情報に基づいて、ユーザが利用可能な1以上の公開ページから一の公開ページを選択するように促す公開ページ選択用の画面を端末装置3に表示させる。端末装置3は、この公開ページ選択用の画面におけるユーザの選択結果の情報を情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は、端末装置3から受信した当該選択結果の情報に基づいて、商品情報の収集指示に関わる公開ページIDを取得する。
【0056】
また端末装置3は、公開ページ情報(公開ページDB22)とユーザ情報(ユーザDB23)とが一対一に対応している場合(各ユーザがそれぞれ異なる1つの公開ページのみ商品情報を公開できる場合)、商品情報の収集指示に関わる公開ページIDの送信を省略してもよい。この場合、情報処理装置1は、ユーザIDのみで一の公開ページ情報(公開ページDB22)を特定可能であり、公開ページIDは不要となる。
【0057】
情報処理装置1は、端末装置3から商品情報の収集指示を受信した場合、この収集指示に応じた公開ページDB22の公開ページ情報を記憶装置2に記憶させる(ST145)。すなわち情報処理装置1は、一の商品ページにおいて操作要素を操作された端末装置3から、一の公開ページで公開するために当該一の商品ページから一の商品情報を収集することを指示する収集指示を受信した場合、当該一の商品ページに含まれる当該一の商品情報が当該一の公開ページで公開されることを示す公開ページ情報(公開ページDB22)を記憶装置2に記憶させる。
【0058】
例えば情報処理装置1は、一のユーザIDが示す一のユーザの端末装置から、当該一のユーザIDを変更許可ユーザIDとして含む一の公開ページ情報に対応した一の公開ページで公開するために、一の商品ページから一の商品情報を収集することを指示する収集指示を受信した場合、当該一の公開ページで公開される商品情報の中に当該一の商品情報が含まれることを示すように当該一の公開ページ情報を更新する。
【0059】
具体的には、情報処理装置1は、商品情報の収集指示に関わる情報として公開ページIDとユーザID(変更許可ユーザID)と商品掲載情報IDとを端末装置3から受信した場合、当該受信した公開ページIDと変更許可ユーザIDとを含む公開ページ情報を公開ページDB22において特定し、特定した公開ページ情報に対して、当該受信した商品掲載情報IDを追加してもよい。
あるいは情報処理装置1は、商品情報の収集指示に関わる情報として商品掲載情報IDの代わりに他の情報(商品ページのアドレス、商品名等)を受信した場合、当該受信した他の情報に基づいて商品掲載情報DB21に登録された一の商品掲載情報を特定し、当該特定した商品掲載情報から商品掲載情報IDを取得し、公開ページDB22において特定した公開ページ情報に対して、当該取得した商品掲載情報IDを追加してもよい。
【0060】
ST200~ST210:
ステップST200~ST210では、ユーザの指示により収集された商品情報を含む公開ページが情報処理装置1において生成され、端末装置3に提供される。
【0061】
端末装置3は、一の公開ページのアドレスにアクセスし、情報処理装置1に対して当該一の公開ページを要求するページ要求を送信する(ST200)。このページ要求を受信した情報処理装置1は、当該一の公開ページについて公開ページDB22に登録される公開ページ情報に基づいて、1以上の商品情報が含まれた当該一の公開ページ(HTML、CSS、JavaScript等で記述されたコード、画像データ等)を生成し、生成した当該一の公開ページをページ要求の要求元の端末装置3に提供する(ST205)。
【0062】
例えば情報処理装置1は、ページ要求に含まれる情報(公開ページのアドレス、公開ページIDなど)に基づいて、当該一の公開ページに対応する公開ページ情報を公開ページDB22から取得する。また情報処理装置1は、取得した公開ページ情報に含まれる1以上の商品掲載情報IDに基づいて、商品掲載情報DB21から1以上の商品掲載情報を取得する。そして情報処理装置1は、取得した公開ページ情報に含まれる公開ページの説明文等の情報、及び、取得した1以上の商品掲載情報に含まれる1以上の商品情報とに基づいて、当該一の公開ページを生成する。
【0063】
なお情報処理装置1は、公開ページDB22から取得した公開ページ情報に含まれる公開範囲の設定において、閲覧許可ユーザIDのユーザのみに公開ページの閲覧を許可することが設定されている場合、ページ要求の要求元の端末装置3を操作するユーザのユーザIDと、公開ページ情報に含まれる閲覧許可ユーザIDとを照合する。この場合、情報処理装置1は、端末装置3を操作するユーザのユーザIDが閲覧許可ユーザIDと一致しなければ、ページ要求の要求元の端末装置3に対して公開ページを提供せず、例えば公開ページの閲覧を許可しない旨の通知を端末装置3に対して送信する。
【0064】
図4Aは、ウェブサーバ4が提供する商品ページの一例を示す図である。
図4Aの例に示す商品ページの画面7は、4つの商品(この例ではワイン)の商品情報を含む。各商品の商品情報は、商品の画像71と、商品に関するテキスト72(商品名、製造者名、説明文等)と、商品の価格73とを含む。また商品ページの画面7は、4つの商品情報の各々について、商品に対する顧客の評価を示す画像74と、商品情報の収集指示を情報処理装置1へ送信する場合に操作させる操作要素75とを含む。
【0065】
画像74は、塗り潰された星の数によって顧客の評価を表す。画像74の右横には、顧客の評価の平均値を示す数値と、評価を行った顧客の人数が記載される。顧客の評価を表す画像74とその横に記載される数値(評価の平均値、評価者の人数)は、レビュー収集システム5から提供される。
【0066】
操作要素75は、図4Aの例においてクリップを表す画像である。この操作要素75(クリップの画像)に対して所定の操作(マウスのポインタによるクリック等)がなされると、この操作要素75に対応する商品情報の収集指示が端末装置3から情報処理装置1へ送信される。
【0067】
図4Bは、情報処理装置1が提供する公開ページの一例を示す図であり、変更許可を受けたユーザ用の公開ページの例を示す
図4Bの例に示す公開ページの画面8は、種々の商品ページから収集された3つの商品(この例ではワイン)の商品情報を含む。図4Bに示す公開ページにおける一番上の商品情報は、図4Aに示す商品ページから収集されたものである。各商品の商品情報は、商品の画像81と、商品に関するテキスト82(商品名、製造者名、説明文等)と、商品の価格83とを含む。テキスト82は、商品ページを提供するウェブサイト(電子商取引サイト等)の名前も含む。また公開ページの画面8は、3つの商品情報の各々について、商品に対する顧客の評価を示す画像84と、商品情報を収集したユーザによるコメント85と、商品情報が掲載された商品ページへ移動するための操作要素86と、コメント85等を編集するための画面に移動するための操作要素87と、商品情報を削除する場合に操作される操作要素88とを含む。
【0068】
顧客の評価を表す画像84は、図4Aにおける画像74と同じものであり、画像84の右横の数値(評価の平均値、評価者の人数)も、図4Aにおける画像74の右横の数値と同じものである。この公開ページにおける画像84と数値も、商品ページと同様に、レビュー収集システム5から提供される。
【0069】
一の商品に対応する操作要素86(図4Bの例では「ショップへ行く」ボタン)が操作されると、端末装置3は、当該一の商品の商品情報が掲載された商品ページのアドレスにアクセスして商品ページを表示する。
【0070】
一の商品に対応する操作要素87(図4Bの例では鉛筆のアイコン)が操作されると、端末装置3は、当該一の商品に関するユーザのコメント等を編集するための画面に移動する。
【0071】
一の商品に対応する操作要素88(図4Bの例ではゴミ箱のアイコン)が操作されると、端末装置3は、当該一の商品の商品情報を公開ページから削除するように指示する商品情報削除指示を情報処理装置1へ送信する。この商品情報削除指示を受信した情報処理装置1は、指示された商品情報に対応する商品掲載情報IDを削除するように公開ページ情報(公開ページDB22)を更新する。
【0072】
また図4Bの例に示す公開ページの画面8は、上側の領域において、ユーザによる公開ページの説明文810と、ユーザの名前811と、商品情報を並べ替えるための操作要素812と、公開ページに関する設定の入力用の画面へ移動するための操作要素813とを含む。
【0073】
操作要素812(図4Bの例ではドロップダウンリスト)により表示順序のルールが選択されると、端末装置3は、選択されたルールに従って公開ページに含まれる商品情報を並べ替える。図4Bの例では、公開ページの画面8の上側から価格の安い順に商品情報が並べられている。
【0074】
操作要素813(図4Bの例では歯車のアイコン)が操作されると、端末装置3は、公開ページに関する各種の設定を入力するための画面に移動する。この画面では、例えば、公開ページの説明文の編集、公開ページの公開範囲の設定、公開ページの閲覧を許可するユーザの設定、公開ページの変更を許可するユーザの設定などを入力することができる。
【0075】
なお、情報処理装置1は、公開ページの提供先の装置がその公開ページの変更を許可されていないユーザの端末装置3である場合や、ユーザでない一般のウェブページ閲覧者の情報通信装置等である場合、情報処理装置1は、公開ページの変更に関わる操作要素(図4Bの例における操作要素87、88、813等)を含まない公開ページを生成して提供してもよい。
【0076】
次に、ステップST120(図3)における商品情報の照合と更新に関する処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0077】
情報処理装置1は、一の商品ページを表示する端末装置3から、当該一の商品ページに含まれる1以上の商品に関する商品情報の少なくとも一部(商品名、商品の価格等)を受信した場合(ST115:図3)、受信した商品情報の1つを選択する(ST305)。そして情報処理装置1は、当該一の商品ページについて商品掲載情報DB21に登録される商品掲載情報の商品情報と、ステップST305において選択した商品情報とを照合する(ST320)。
【0078】
例えば情報処理装置1は、ステップST115(図3)において、1以上の商品情報とともにこの商品情報が掲載された商品ページのアドレス(URI等)を端末装置3から受信する。情報処理装置1は、端末装置3から受信した1以上の商品情報の1つを選択する(ST305)。そして情報処理装置1は、この選択した商品情報における商品名と同一の商品名を含み、かつ、端末装置3から受信した商品ページのアドレスと同一のアドレスを含んだ商品掲載情報を商品掲載情報DB21から取得する。情報処理装置1は、商品掲載情報DB21から取得した商品掲載情報の商品情報と、選択中の商品情報とを照合する(ST320)。
【0079】
ステップST320の照合において、商品掲載情報DB21に登録される商品掲載情報の商品情報と端末装置3から受信した商品情報とが一致する場合(ST325のYes)、情報処理装置1はステップST335に移行する。
【0080】
ステップST320の照合において、商品掲載情報DB21に登録される商品掲載情報の商品情報と端末装置3から受信した商品情報とが異なる場合(ST325のNo)、情報処理装置1は、商品掲載情報DB21に登録される商品掲載情報の商品情報を、端末装置3から受信した商品情報に基づいて更新する(ST330)。例えば、商品ページにおいて商品の価格が改訂されたことにより、商品ページに掲載される価格と商品掲載情報DB21の商品掲載情報に含まれる価格とが一致しなくなった場合、情報処理装置1は、端末装置3から受信した商品ページ上の価格と同じになるように、商品掲載情報に含まれる価格を更新する。
【0081】
情報処理装置1は、ステップST330において商品掲載情報の商品情報を更新した場合、今回の商品情報の更新日時を示すように商品掲載情報の更新履歴情報を変更する。情報処理装置1は、ステップST330の後、ステップST335に移行する。
【0082】
情報処理装置1は、ステップST335において、端末装置3から受信した1以上の商品情報の中に未選択の商品情報があるか判定し、未選択の商品情報がある場合は(ST335のYes)、その商品情報の1つを選択して(ST340)、ステップST320以降の処理を繰り返す。
【0083】
なお情報処理装置1は、商品ページを表示する任意の装置(ユーザでない一般のウェブページ閲覧者の情報通信装置等)から商品ページ中の商品情報を受信した場合においても、図5に示すフローチャートと同様の処理を実行してもよい。
【0084】
以上説明したように、本実施形態によれば、一のウェブサーバ4が提供する一の商品ページ(図4A)において操作要素75を操作された端末装置3から、一の公開ページ(図4B)で公開するために当該一の商品ページから一の商品情報を収集することを指示する収集指示が受信された場合(ST140)、当該一の商品ページに含まれる当該一の商品情報が当該一の公開ページで公開されることを示す公開ページ情報が公開ページDB22に登録される(ST145)。そして、一の公開ページを要求するページ要求が端末装置3等から受信された場合(ST200)、当該一の公開ページについて公開ページDB22に登録される公開ページ情報に基づいて、1以上の商品情報が含まれた当該一の公開ページが生成され、生成され当該一の公開ページがページ要求の要求元の端末装置3等に提供される(ST205)。従って、様々なウェブサーバ4の商品ページから簡単な操作(操作要素75の操作)で商品情報を収集できるとともに、収集した商品情報を公開ページにおいて簡単に公開できる。例えば、自分が収集した商品情報のリストを知人に提供して買い物等を依頼したり、SNS等で不特定の人に商品情報のリストを公開して意見をもらったりすることなどが可能となり、商品情報の収集と公開による様々なメリットを享受できる。
【0085】
また本実施形態によれば、商品ページに含まれる収集指示送信用の操作要素75(図4A)の表示用データが、情報処理装置1から端末装置3に提供される(ST130)。これにより、操作要素75が含まれる商品ページの作成が簡単になるため、商品ページの作成に関わるウェブサーバ4の運営者の負担を軽減できる。
【0086】
また本実施形態によれば、一の商品ページを表示する端末装置3から、当該一の商品ページに含まれる一の商品に関する商品情報の少なくとも一部が受信された場合(ST115)、当該一の商品ページについて商品掲載情報DB21に登録される商品掲載情報の商品情報と、端末装置3から受信された商品情報とが照合される(ST320)。この照合において、商品掲載情報DB21に登録される商品掲載情報の商品情報と端末装置3から受信された商品情報とが異なる場合、商品掲載情報DB21に登録される商品掲載情報の商品情報が、端末装置3から受信された商品情報に基づいて更新される(ST330)。これにより、端末装置3において商品ページが表示されることに応じて、商品掲載情報の商品情報が商品ページ中の商品情報と一致するように自動的に更新される。従って、商品の価格が改訂された場合などにおいて、商品掲載情報DB21に登録される商品掲載情報の商品情報を手動で変更する作業が不要になり、商品掲載情報DB21を管理する担当者の作業負担を軽減できる。
【0087】
次に、上述した実施形態における幾つかの変形例について説明する。
【0088】
<変形例1>
図6は、ステップST120(図3)における商品情報の照合と更新に関する処理の一変形例を説明するためのフローチャートである。図6に示すフローチャートは、図5に示すフローチャートにステップST300を追加したものであり、他のステップは図5に示すフローチャートと同じである。
【0089】
この変形例において、情報処理装置1は、商品ページを表示する端末装置3から商品情報を受信した場合(ST115:図3)、この商品ページについて最後に照合処理(ST320)を行ってから一定期間が経過したか判定する(ST300)。例えば情報処理装置1は、一の商品ページについてステップST305以降の処理を行う場合、現在の日時の情報と、当該一の商品ページを特定するための情報(例えば商品ページのアドレス等)とを含む確認用情報を記憶装置2に保存する。情報処理装置1は、一の商品ページの商品情報を取得した場合、ステップST300において、当該一の商品ページについて保存された確認用情報を記憶装置2から読み出し、確認用情報に含まれる直近の日時から一定期間が経過したか判定する。ステップST300において一定期間が経過したと判定した場合、情報処理装置1は、既に説明したステップST305~ST340を実行せずに処理を終了する。
【0090】
この変形例によれば、商品ページを表示する端末装置3から商品情報を受信する度に商品情報の照合処理が実行されることを回避して、商品情報の照合処理の頻度が極端に大きくならないようにすることができる。
【0091】
<変形例2>
図7は、ステップST120(図3)における商品情報の照合と更新に関する処理の一変形例を説明するためのフローチャートである。図7に示すフローチャートは、図5に示すフローチャートにステップST310、ST315を追加したものであり、他のステップは図5に示すフローチャートと同じである。
【0092】
この変形例において、情報処理装置1は、一の商品ページを表示する端末装置3から受信した一の商品情報についてステップST320の照合処理を行う前に、当該一の商品ページと当該一の商品情報とに関する商品掲載情報が商品掲載情報DB21に登録されているか判定する(ST310)。該当する商品掲載情報が商品掲載情報DB21に登録されている場合(ST310のYes)、情報処理装置1は、ステップST320以降の処理を行う。他方、該当する商品掲載情報が商品掲載情報DB21に登録されていない場合(ST310のNo)、情報処理装置1は、当該一の商品ページと当該一の商品情報とに関する商品掲載情報を新規に作成し、商品掲載情報DB21に登録する。
【0093】
この変形例によれば、新たな商品の商品情報が商品ページに追加された場合でも、端末装置3において商品ページが表示されることに応じて、その商品情報を含む商品掲載情報が情報処理装置1の商品掲載情報DB21へ自動的に登録される。これにより、商品ページに商品情報が追加された場合において、商品掲載情報を手動で商品掲載情報DB21に登録する作業が不要になり、商品掲載情報DB21を管理する担当者の作業負担を軽減できる。
【0094】
<変形例3>
図8は、ステップST205(図3)における公開ページの生成に関する処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【0095】
情報処理装置1は、端末装置3や他の装置から一の公開ページを要求するページ要求を受信した場合(ST200:図3)、当該一の公開ページの閲覧日時に関する閲覧履歴情報をページ要求とともに受信したか判定する(ST400)。閲覧履歴情報は、例えば、当該一の公開ページを要求する端末装置3等においてcookie等のファイルに保存されており、このファイルに含まれた当該一の公開ページの閲覧履歴情報がページ要求とともに端末装置3から情報処理装置1へ送信される。
【0096】
一の公開ページの閲覧日時に関する閲覧履歴情報を端末装置3等から受信した場合(ST400のYes)、情報処理装置1は、当該一の公開ページで公開される各商品情報の商品掲載情報(商品掲載情報DB21)に含まれた更新履歴情報が示す最後の更新日時(ステップST330で最後に更新された日時)と、端末装置3等から受信した閲覧履歴情報が示す最後の閲覧日時とを比較し、この比較の結果に基づいて、最後の閲覧日時が最後の更新日時より前である更新履歴情報を含んだ商品掲載情報の商品情報を特定する(ST405)。ここで特定した商品情報は、端末装置3等で公開ページが最後に閲覧されてから更新された商品情報であり、更新後のものはまだ閲覧されていない。情報処理装置1は、この特定した商品情報が更新されたことを知らせる更新通知要素が含まれるように当該一の公開ページを生成する(ST410)。例えば情報処理装置1は、ステップST405で特定した商品情報の配置領域に「更新あり」「New」などの文字やマークが更新通知要素として配置されるように公開ページを生成する。
【0097】
他方、一の公開ページの閲覧日時に関する閲覧履歴情報を端末装置3等から受信しない場合(ST400のNo)、情報処理装置1は、当該一の公開ページで公開される各商品情報の商品掲載情報(商品掲載情報DB21)について、更新履歴情報の示す最後の更新日時が一定期間内にあるか判定し、その判定結果に基づいて、最後の更新日時が一定期間内にある更新履歴情報を含んだ商品掲載情報の商品情報を特定する(ST415)。ここで特定した商品情報は、更新日時が一定期間内にある(すなわち比較的最近に更新された)商品情報である。情報処理装置1は、この特定した商品情報が更新されたことを知らせる更新通知要素が含まれるように当該一の公開ページを生成する(ST420)。
【0098】
この変形例によれば、端末装置3等から閲覧履歴情報を取得できる場合、端末装置3等でまだ閲覧されていない更新後の商品情報については、更新通知要素により更新されたことが通知されるように公開ページが生成される。従って、公開ページにおいて更新された商品情報を容易に把握することが可能になる。
【0099】
また、この変形例によれば、端末装置3等から閲覧履歴情報を取得できない場合、比較的最近に更新されたについては、更新通知要素により更新されたことが通知されるように公開ページが生成される。従って、閲覧履歴情報を取得できない場合でも、公開ページにおいて更新された商品情報を把握し易くすることができる。
【0100】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、更に種々のバリエーションを含む。当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更や代替を施すことが可能である。
【0101】
上述した実施形態の例では特に言及されていないが、ユーザの指示に応じて新規の公開ページを作成できるようにしてもよい。例えば情報処理装置1は、一のユーザIDが示す一のユーザの端末装置3から、新たな公開ページの作成を指示する公開ページ作成指示を受信した場合、当該一のユーザIDを変更許可ユーザIDとして含んだ公開ページ情報を生成し、公開ページDB22に登録してもよい。これにより、種々の目的に応じた公開ページをユーザが自由に作成することが可能となる。
【0102】
また、情報処理装置1は、公開ページの変更を許可するユーザ(変更許可ユーザ)を、既存の変更許可ユーザの指示に応じて追加してもよい。例えば情報処理装置1は、一のユーザIDが示す一のユーザの端末装置3から、当該一のユーザIDを変更許可ユーザIDとして含む一の公開ページ情報(公開ページDB22)に対応した一の公開ページの変更を許可する他のユーザを追加することを指示するユーザ追加指示を受信した場合、当該他のユーザを示すユーザIDを変更許可ユーザIDとして含むように当該一の公開ページ情報を更新してもよい。
この逆に、情報処理装置1は、既存の変更許可ユーザの指示に応じて、他の変更許可ユーザを削除してもよい。例えば情報処理装置1は、一のユーザIDが示す一のユーザの端末装置3から、当該一のユーザIDを変更許可ユーザIDとして含む一の公開ページ情報(公開ページDB22)に対応した一の公開ページの変更を許可する他のユーザを削除することを指示するユーザ削除指示を受信した場合、当該他のユーザを示す変更許可ユーザIDを削除するように当該一の公開ページ情報を更新してもよい。
これにより、公開ページの変更許可ユーザの追加や削除を自由に行うことが可能となる。
【0103】
上述した実施形態では、商品ページから商品情報を収集する例が挙げられているが、本実施形態においてウェブページから収集する情報は商品情報に限定されない。本実施形態の他の例では、商品に限定されない任意の対象に関する情報(対象情報)が含まれたウェブページ(対象ページ)から、所望の対象情報を収集して公開ページにより公開してもよい。
【0104】
上述した情報処理装置1の処理部13により実行される処理の一部は、端末装置3の処理部36等により実行されてもよい。この場合、情報処理装置1の処理部13と端末装置3の処理部36等とを含む複数のコンピュータによって本実施形態に係る情報処理装置としての処理が実行されていると言える。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
情報処理装置が、ウェブページから収集された情報を公開する方法であって、
一の対象に関する情報を対象情報と呼び、
前記対象情報が含まれたウェブページを対象ページと呼び、
前記対象ページから収集された前記対象情報を公開するためのウェブページを公開ページと呼び、
前記対象ページは、前記対象情報の収集指示を送信する場合に操作される操作要素を含んでおり、
それぞれ異なる前記対象ページを提供する複数のウェブサーバが存在し、
前記情報処理装置は、記憶装置にアクセス可能であり、
前記記憶装置は、それぞれ一の前記公開ページで公開される前記対象情報を示す複数の公開ページ情報を記憶しており、
一の前記ウェブサーバが提供する一の前記対象ページにおいて前記操作要素を操作された端末装置から、一の前記公開ページで公開するために当該一の対象ページから一の前記対象情報を収集することを指示する前記収集指示を受信した場合、当該一の対象ページに含まれる当該一の対象情報が当該一の公開ページで公開されることを示す前記公開ページ情報を前記記憶装置に記憶させる公開ページ情報記憶工程と、
一の前記公開ページを要求するページ要求を受信した場合、当該一の公開ページについて前記記憶装置に記憶される前記公開ページ情報に基づいて、1以上の前記対象情報が含まれた当該一の公開ページを生成し、生成した当該一の公開ページを前記ページ要求の要求元に提供する公開ページ生成工程と
を有する方法。
[2]
前記対象ページを表示する前記端末装置から、前記操作要素の表示用データを要求するデータ要求を受信した場合、受信した前記データ要求に応じた前記表示用データを生成し、前記端末装置に提供する表示用データ生成工程を有する、
[1]に記載の方法。
[3]
前記記憶装置は、それぞれ一の前記対象に関する複数の前記対象情報を記憶しており、
一の前記対象ページを表示する前記端末装置から、当該一の対象ページに含まれる一の前記対象に関する前記対象情報の少なくとも一部を受信した場合、当該一の対象ページについて前記記憶装置に記憶される前記対象情報と、前記端末装置から受信した前記対象情報とを照合する照合工程と、
前記照合において、前記記憶装置に記憶される前記対象情報と前記端末装置から受信した前記対象情報とが異なる場合、前記記憶装置に記憶される前記対象情報を、前記端末装置から受信した前記対象情報に基づいて更新する更新工程とを有する、
[1]に記載の方法。
[4]
一の前記対象ページについて前記照合工程による照合を行った後の一定期間、当該一の対象ページについての前記照合を抑止することを含む、
[3]に記載の方法。
[5]
前記更新工程は、一の前記対象情報の更新日時に関する更新履歴情報を当該一の対象情報に関連付けて前記記憶装置に記憶させることを含み、
前記公開ページ生成工程は、
一の前記公開ページを要求する前記ページ要求の要求元から、当該一の公開ページの閲覧日時に関する閲覧履歴情報を受信した場合、当該一の公開ページで公開される各前記対象情報に関連付けられた前記更新履歴情報が示す最後の前記更新日時と、受信した前記閲覧履歴情報が示す最後の前記閲覧日時とを比較し、当該比較の結果に基づいて、最後の前記閲覧日時が最後の前記更新日時より前である前記対象情報を特定することと、
特定した前記対象情報が更新されたことを知らせる更新通知要素が含まれるように当該一の公開ページを生成することとを含む、
[3]に記載の方法。
[6]
一の前記対象ページを表示する前記端末装置から、当該一の対象ページに含まれる一の前記対象情報を受信した場合、当該一の対象情報が前記記憶装置に記憶されていないならば、当該一の対象ページに含まれる前記対象情報として当該端末装置から受信した当該一の対象情報を前記記憶装置に記憶させる対象情報記憶工程を有する、
[1]に記載の方法。
[7]
前記記憶装置は、それぞれ一のユーザを識別する情報である複数のユーザIDを記憶しており、
各前記公開ページ情報は、1以上の変更許可ユーザIDを含み、
一の前記公開ページ情報に含まれる一の前記変更許可ユーザIDは、当該一の公開ページ情報に対応する一の前記公開ページを変更することが許可された一の前記ユーザを示す前記ユーザIDであり、
前記公開ページ情報記憶工程は、一の前記ユーザIDが示す一の前記ユーザの前記端末装置から、当該一のユーザIDを前記変更許可ユーザIDとして含む一の前記公開ページ情報に対応した一の前記公開ページで公開するために一の前記対象ページから一の前記対象情報を収集することを指示する前記収集指示を受信した場合、当該一の公開ページで公開される前記対象情報の中に当該一の対象情報が含まれることを示すように当該一の公開ページ情報を更新することを含む、
[1]に記載の方法。
[8]
一の前記ユーザIDが示す一の前記ユーザの前記端末装置から、新たな前記公開ページの作成を指示する公開ページ作成指示を受信した場合、当該一のユーザIDを前記変更許可ユーザIDとして含んだ前記公開ページ情報を生成し、前記記憶装置に記憶させる公開ページ作成工程を有する、
[7]に記載の方法。
[9]
一の前記ユーザIDが示す一の前記ユーザの前記端末装置から、当該一のユーザIDを前記変更許可ユーザIDとして含む一の前記公開ページ情報に対応した一の前記公開ページの変更を許可する他の前記ユーザを追加することを指示するユーザ追加指示を受信した場合、当該他のユーザを示す前記ユーザIDを前記変更許可ユーザIDとして含むように当該一の公開ページ情報を更新する変更許可ユーザ追加工程を有する、
[7]に記載の方法。
[10]
情報処理システムが、ウェブページから収集された情報を公開する方法であって、
前記情報処理システムは、情報処理装置と、端末装置とを有し、
一の対象に関する情報を対象情報と呼び、
前記対象情報が含まれたウェブページを対象ページと呼び、
前記対象ページから収集された前記対象情報を公開するためのウェブページを公開ページと呼び、
前記対象ページは、前記対象情報の収集指示を送信する場合に操作される操作要素を含んでおり、
それぞれ異なる前記対象ページを提供する複数のウェブサーバが存在し、
前記情報処理装置は、記憶装置にアクセス可能であり、
前記記憶装置は、それぞれ一の前記公開ページで公開される前記対象情報を示す複数の公開ページ情報を記憶しており、
前記端末装置が、一の前記ウェブサーバが提供する一の前記対象ページにおいて前記操作要素を操作されたことに応じて、一の前記公開ページで公開するために当該一の対象ページから一の前記対象情報を収集することを指示する前記収集指示を前記情報処理装置に送信する収集指示工程と、
前記情報処理装置が、前記端末装置から当該収集指示を受信した場合、当該一の対象ページに含まれる当該一の対象情報が当該一の公開ページで公開されることを示す前記公開ページ情報を前記記憶装置に記憶させる公開ページ情報記憶工程と、
前記情報処理装置が、一の前記公開ページを要求するページ要求を受信した場合、当該一の公開ページについて前記記憶装置に記憶される前記公開ページ情報に基づいて、1以上の前記対象情報が含まれた当該一の公開ページを生成し、生成した当該一の公開ページを前記ページ要求の要求元に提供する公開ページ生成工程と
を有する方法。
[11]
前記記憶装置は、それぞれ一の前記対象に関する複数の前記対象情報を記憶しており、
前記端末装置が、前記対象ページを表示する場合、当該対象ページに含まれる一の前記対象に関する前記対象情報の少なくとも一部を前記情報処理装置に送信する対象情報送信工程と、
前記情報処理装置が、一の前記対象に関する前記対象情報の少なくとも一部を前記端末装置から受信した場合、当該一の対象について前記記憶装置に記憶される前記対象情報と、前記端末装置から受信した前記対象情報とを照合する照合工程と、
前記情報処理装置が、前記照合において、前記記憶装置に記憶される前記対象情報と前記端末装置から受信した前記対象情報とが異なる場合、前記記憶装置に記憶される前記対象情報を、前記端末装置から受信した前記対象情報に基づいて更新する更新工程とを有する、
[10]に記載の方法。
[12]
ウェブページから収集された情報を公開する処理を情報処理装置に行わせる命令を含んだプログラムであって、
前記命令に従って前記情報処理装置が行う処理は、[1]~[9]のいずれか一つに記載された方法の各工程を含む、
プログラム。
[13]
ウェブページから収集された情報を公開する処理を情報処理システムに行わせる命令を含んだプログラムであって、
前記命令に従って前記情報処理システムが行う処理は、[10]又は[11]に記載された方法の各工程を含む、
プログラム。
[14]
ウェブページから収集された情報を公開する処理を行う情報処理装置であって、
処理部と、
前記処理部において実行される命令を記憶した記憶部とを有し、
前記処理部が前記命令に従って行う処理は、[1]~[9]のいずれか一つに記載された方法の各工程を含む、
情報処理装置。
[15]
ウェブページから収集された情報を公開する処理を行う情報処理装置であって、
[1]~[9]のいずれか一つに記載された方法の各工程を行う手段を備えた、
情報処理装置。
[16]
ウェブページから収集された情報を公開する処理を行う情報処理システムであって、
[10]又は[11]に記載された方法の各工程を行う手段を備えた、
情報処理システム。
【符号の説明】
【0105】
1…情報処理装置、11…通信部、12…記憶部、121…プログラム、13…処理部、2…記憶装置、21…商品掲載情報DB、22…公開ページDB、23…ユーザDB、3…端末装置、31…通信部、32…入力部、33…表示部、35…記憶部、351…プログラム、36…処理部、4…ウェブサーバ、5…レビュー収集システム、9…通信ネットワーク
【要約】
【課題】様々なウェブサイトから商品等の所望の情報を簡単に収集して公開できるようにする方法、プログラム、情報処理装置及び情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報処理装置1が行う方法は、一のウェブサーバ4が提供する商品ページにおいて操作要素を操作された端末装置3から、一の公開ページで公開するために当該商品ページから商品情報を収集することを指示する収集指示を受信した場合、当該商品ページに含まれる当該商品情報が当該一の公開ページで公開されることを示す公開ページ情報を記憶装置2に記憶させる工程(ST145)と、一の公開ページを要求するページ要求を受信した場合、当該一の公開ページについて記憶装置2に記憶される公開ページ情報に基づいて、1以上の商品情報が含まれた当該一の公開ページを生成し、生成した当該一の公開ページをページ要求の要求元に提供する工程(ST205)とを有する。
【選択図】図3
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8