(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-18
(45)【発行日】2024-12-26
(54)【発明の名称】広告効果測定装置、広告効果測定プログラム、及び広告配信システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0242 20230101AFI20241219BHJP
【FI】
G06Q30/0242
(21)【出願番号】P 2023016023
(22)【出願日】2023-02-06
【審査請求日】2024-05-23
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】507043531
【氏名又は名称】オプティマイズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100153246
【氏名又は名称】伊吹 欽也
(72)【発明者】
【氏名】宮本 琢志
【審査官】松田 岳士
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-186610(JP,A)
【文献】特許第7057606(JP,B1)
【文献】特開2002-221924(JP,A)
【文献】特開2006-227817(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リンク情報を有する広告を配信したユーザの来店行動を、広告の配信成果として測定する広告効果測定装置であって、
ユーザ端末から、前記広告におけるリンク情報先ページの表示要求を受信する特典ページ表示要求受信手段と、
前記ユーザ端末に、前記表示要求に応じて、来店特典情報と前記広告の広告情報とを含む特典ページを送信する特典ページ送信手段と、
店舗端末から、該店舗端末が前記ユーザ端末に表示された前記特典ページから読み取った前記広告情報を受信する広告情報受信手段と、
前記店舗端末から前記広告情報を受信した場合、該広告の配信成果を測定する値をカウントするカウント手段と
を有し、
前記広告情報は、第1の識別子を含み、
前記広告情報受信手段は、前記店舗端末から、該店舗端末に予め設定された又は都度入力された第2の識別子を更に受信し、
前記カウント手段は、前記第1の識別子及び前記第2の識別子に基づいて前記広告の広告主が前記店舗に一致した場合に、前記広告の配信成果を測定する値をカウントすること、
を特徴とする広告効果測定装置。
【請求項2】
前記特典ページは、前記広告情報を含むコード画像を有し、
前記来店特典情報は、ユーザが、前記店舗端末が読み取り可能に前記コード画像を、前記ユーザ端末に表示し提示した場合に、特典が付与される特典クーポン情報であること、
を特徴とする請求項1に記載の広告効果測定装置。
【請求項3】
前記広告の配信成果を測定する値は、店舗広告を配信したユーザにおける実来店者数を測定するコンバージョンであること、
を特徴とする請求項1
又は2に記載の広告効果測定装置。
【請求項4】
リンク情報を有する広告を配信したユーザの来店行動を、広告の配信成果として測定するコンピュータ
を、
ユーザ端末から、前記広告におけるリンク情報先ページの表示要求を受信する特典ページ表示要求受信手段と、
前記ユーザ端末に、前記表示要求に応じて、来店特典情報と前記広告の広告情報とを含む特典ページを送信する特典ページ送信手段と、
店舗端末から、該店舗端末が前記ユーザ端末に表示された前記特典ページから読み取った前記広告情報を受信する広告情報受信手段と、
前記店舗端末から前記広告情報を受信した場合、該広告の配信成果を測定する値をカウントするカウント手段と
して機能させ、
前記広告情報は、第1の識別子を含み、
前記広告情報受信手段は、前記店舗端末から、該店舗端末に予め設定された又は都度入力された第2の識別子を更に受信し、
前記カウント手段は、前記第1の識別子及び前記第2の識別子に基づいて前記広告の広告主が前記店舗に一致した場合に、前記広告の配信成果を測定する値をカウントする、
広告効果測定プログラム。
【請求項5】
ユーザ端末と店舗端末と広告効果測定装置とを含み、リンク情報を有する広告を配信したユーザの来店行動を、広告の配信成果として測定する広告配信システムであって、
前記広告効果測定装置は、
前記ユーザ端末から、前記広告におけるリンク情報先ページの表示要求を受信する特典ページ表示要求受信手段と、
前記ユーザ端末に、前記表示要求に応じて、来店特典情報と前記広告の広告情報とを含む特典ページを送信する特典ページ送信手段と、
前記店舗端末から、該店舗端末が前記ユーザ端末に表示された前記特典ページから読み取った前記広告情報を受信する広告情報受信手段と、
前記店舗端末から前記広告情報を受信した場合、該広告の配信成果を測定する値をカウントするカウント手段と
を有し、
前記広告情報は、第1の識別子を含み、
前記店舗端末は、
前記特典ページから読み取った前記広告情報に含まれた前記第1の識別子及び該店舗端末に予め設定された又は都度入力された第2の識別子に基づいて前記広告の広告主が前記店舗に一致した場合に、前記広告効果測定装置に前記広告情報を送信すること、
を特徴とする広告配信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
広告効果測定装置、広告効果測定プログラム、及び広告配信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、Webマーケティングの分野において、Web広告によって得られる最終的な成果を測る指標として、コンバージョン(以下CVという)が知られている。CVは、具体的なユーザ行動が定義されているわけではないため、成果として測定したいユーザ行動を定義する必要がある。例えば、リスティング広告、SNS広告又は動画配信広告などの場合に、商品サービスの購入、会員登録、資料請求、お問い合わせなど、広告主が広告出稿の目的として定めたユーザの測定可能な成約行動がコンバージョンとして設定される。
【0003】
またCVは、Web広告に実際の成果が発生した時に課金される成果報酬型の広告課金方式に採用されることもある。成果報酬型の場合、CVが発生した際にのみ費用が発生するため、広告費用を支払ったのに成果が上がらなかったというようなことがない。
【0004】
CV測定に関する技術として、例えばウェブページ遷移をcookie(クッキー)を用いて追跡し、広告と紐づけたコンバージョンタグを動作させることによって、広告効果を測定する仕組みが知られている(例えば特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2019-159686号公報
【文献】特開2021-135874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、成果として測定したいユーザ行動を、数値化・測定化が困難な広告がある。上記特許文献1に記載される発明を、例えば、実店舗への来店を促進するための来店クーポン付き広告に適用する場合、成果として測定したいユーザ行動は実店舗来店のユーザ行動であるため、Web広告によって配信した広告を見た人が実際に何人実店舗に来店してくれたのかを示すCVを測定することは困難である。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑み提案されたものであり、一つの側面では、広告を配信したユーザの来店行動を、広告の配信成果として測定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明に係る広告効果測定装置は、リンク情報を有する広告を配信したユーザの来店行動を、広告の配信成果として測定する広告効果測定装置であって、ユーザ端末から、前記広告におけるリンク情報先ページの表示要求を受信する特典ページ表示要求受信手段と、前記ユーザ端末に、前記表示要求に応じて、来店特典情報と前記広告の広告情報とを含む特典ページを送信する特典ページ送信手段と、店舗端末から、該店舗端末が前記ユーザ端末に表示された前記特典ページから読み取った前記広告情報を受信する広告情報受信手段と、前記店舗端末から前記広告情報を受信した場合、該広告の配信成果を測定する値をカウントするカウント手段とを有し、前記広告情報は、第1の識別子を含み、前記広告情報受信手段は、前記店舗端末から、該店舗端末に予め設定された又は都度入力された第2の識別子を更に受信し、前記カウント手段は、前記第1の識別子及び前記第2の識別子に基づいて前記広告の広告主が前記店舗に一致した場合に、前記広告の配信成果を測定する値をカウントする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施の形態によれば、広告を配信したユーザの来店行動を、広告の配信成果として測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本実施形態に係る広告配信システムのネットワーク構成例を示す図である。
【
図2】本実施形態に係る広告配信支援サーバ10及び広告配信サーバ20のハードウェア構成例を示す図である。
【
図3】本実施形態に係る広告配信支援サーバ及び広告配信サーバのソフトウェア構成例を示す図である。
【
図4】本実施形態に係る広告主DBのデータ例を示す図である。
【
図5】本実施形態に係る広告DBのデータ例を示す図である。
【
図6】本実施形態に係るクーポン設定画面の一例を示す図である。
【
図7】本実施形態に係る作成された配信広告の一例を示す図である。
【
図8】本実施形態に係る広告配信画面の一例を示す図である。
【
図9】本実施形態に係る遷移先クーポンページ画面の一例を示す図である。
【
図10】本実施形態に係る広告配信レポート画面の一例を示す図である。
【
図11】本実施形態に係る広告効果測定処理シーケンス図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
<システム構成>
(ネットワーク構成)
図1は、本実施形態に係る広告配信システムのネットワーク構成例を示す図である。
図1の広告配信システム100は、広告配信支援サーバ10、広告配信サーバ20広告主端末40、ユーザ端末50、及び店舗端末60を含み、ネットワーク70を介して接続されている。
【0012】
広告配信支援サーバ10は、店舗運営者等の広告主(広告発注者)が広告内容やデザインを含む広告コンテンツを作成し、作成した広告コンテンツを配信発注できるよう支援するためのサーバ装置である。広告主は広告主端末40を介して広告配信支援サーバ10にアクセスし、広告主端末40の画面上において、提供される広告作成支援ツールを用いて広告コンテンツを作成し、広告配信サーバ20に作成した広告コンテンツの配信発注を行うことができる。
【0013】
また広告配信支援サーバ10は、広告配信サーバ20に配信された広告コンテンツのCVを測定するサーバ装置(広告効果測定装置)である。本実施形態に係るCVは、ユーザの測定可能な成約行動として、配信した広告を見たユーザが実際に店舗に来店し、来店時に利用可能な特典クーポンを提示し使用した数(CV数)もしくは使用率(CV率)である。広告主は広告主端末40を介して広告配信支援サーバ10にアクセスし、広告主端末40の画面上において、配信発注した広告に対するCVを確認する。
【0014】
広告配信サーバ20は、潜在的な来店客のユーザ端末50に、実店舗への来店・集客を促進するための来店提示特典付き広告を配信するサーバ装置である。広告の配信形態は、例えば検索エンジンの結果に配信されるディスプレイ広告、リスティング広告、SNSのタイムライン等に配信されるSNS広告、又は動画配信サービスの動画サイトや動画再生中の挿入広告(例えばインストリーム広告やバンパー広告)として配信される動画広告などを含む。
【0015】
広告主端末40は、例えばスマートフォン、タブレット端末又はPC(パーソナルコンピュータ)などで実現される広告主の端末装置である。広告主は、広告主端末40の所定プログラム(例えば汎用ウェブブラウザや専用アプリケーション)を介して広告配信支援サーバ10にアクセスし、広告主端末40の画面上において、提供される広告作成支援ツールを用いて広告コンテンツを作成し、広告配信サーバ20に作成した広告コンテンツの配信発注を行う。また、広告主は広告主端末40を介して広告配信支援サーバ10にアクセスし、広告主端末40の画面上において、配信発注した広告に対するCVを確認する。
【0016】
ユーザ端末50は、例えばスマートフォン又はタブレット端末などで実現される潜在的な来店客の携帯型端末装置である。ユーザ端末50には、ユーザが利用するサービスに応じてディスプレイ広告、リスティング広告、SNS広告又は動画広告といった配信形態により、店舗運営者等の広告主により配信発注された広告が、広告配信サーバ20を介して配信される。
【0017】
店舗端末60は、例えばスマートフォン又はタブレット端末などで実現される店舗の携帯型端末装置である。店舗への来店客が、ユーザ端末50の画面上に表示された配信広告の遷移先クーポンページを店舗側に提示した場合、店舗側の店員等は、店舗端末60のコード読み取りプログラム(例えば汎用又は専用のコード読み取りアプリケーションプログラム)を用いて、提示された遷移先クーポンページ内に埋め込まれたコード情報(例えばQRコード(登録商標))の読み取りを行う。
【0018】
なお、上述したように広告の配信形態は、例えば検索エンジンの結果に配信されるディスプレイ広告、リスティング広告、SNSのタイムライン等に配信されるSNS広告、又は動画配信サービスの動画サイトや動画再生中広告として配信される動画広告などを含む。このため、実際に広告配信サーバ20は、検索サーバ、SNSサーバ又は動画配信サーバ(非図示)に対して広告を送信(転送)し、ユーザ端末50に対しては、検索サーバ、SNSサーバ又は動画配信サーバのぞれぞれを介して広告が配信されうる。
【0019】
ネットワーク70は、有線、無線を含む通信ネットワークである。ネットワーク70は、例えば、インターネット、公衆回線網、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などを含む。
【0020】
(ハードウェア構成)
図2は、本実施形態に係る広告配信支援サーバ10及び広告配信サーバ20のハードウェア構成例を示す図である。広告配信支援サーバ10及び広告配信サーバ20は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、通信装置15、表示装置16及び入力装置17を有する。
【0021】
CPU11は、各種プログラムの実行や演算処理を行う。ROM12は、起動時に必要なプログラムなどが記憶されている。RAM13は、CPU11での処理を一時的に記憶したり、データを記憶したりする作業エリアである。HDD14は、各種データ及びプログラムを格納する。通信装置15は、ネットワーク70を介して他装置との通信を行う。表示装置16は、液晶ディスプレイ等のディスプレイである。入力装置17は、固有の操作キーやボタン等を有するキーボードなどで実現される。
【0022】
(ソフトウェア構成)
図3は、本実施形態に係る広告配信支援サーバ及び広告配信サーバのソフトウェア構成例を示す図である。本実施形態に係る広告配信支援サーバ10は、主な機能部として、特典ページ表示要求受信部101、特典ページ送信部102、広告情報受信部103、カウント部104、広告効果提供部105、及び記憶部106を有する。
【0023】
特典ページ表示要求受信部101は、ユーザ端末50から、広告におけるリンク情報先ページ(配信広告に埋め込まれたURLの遷移先クーポンページ)の表示要求を受信する機能を有している。
【0024】
特典ページ送信部102は、ユーザ端末50に、表示要求に応じて、来店特典情報(特典クーポン)と配信された広告の広告情報(コード情報内の広告主ID、広告ID、商品ID等)とを含む特典ページ(遷移先クーポンページ)を送信する機能を有している。
【0025】
広告情報受信部103は、店舗端末60から、店舗端末60がユーザ端末50に表示された特典ページ(遷移先クーポンページ)から読み取った前記広告情報(広告主ID、広告ID、商品ID等)を受信する機能を有している。
【0026】
カウント部104は、店舗端末60から広告情報を受信した場合、当該広告の配信成果を測定する値(CV)をカウントする機能を有している。
【0027】
広告効果提供部105は、広告主端末40からの要求に応じて、広告の配信成果を測定する値(CV)もしくは当該値に基づく指標値(CV率1、CV率2)を提供する機能を有している。
【0028】
記憶部106は、広告主DB及び広告DBを、HDD14等に記憶する機能を有している。
【0029】
本実施形態に係る広告配信サーバ20は、主な機能部として、広告配信部201を有する。広告配信部201は、広告取得要求に応じて、広告の広告コンテンツデータを配信する機能を有している。
【0030】
なお、各機能部は、広告配信支援サーバ10及び広告配信サーバ20を構成するコンピュータのCPU、ROM、RAM等のハードウェア資源上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されるものである。これらの機能部は、「手段」、「モジュール」、「ユニット」、又は「回路」に読替えてもよい。また、広告配信支援サーバ10における記憶部106の各種データは、ネットワーク70上の外部記憶装置に配置することも可能である。
【0031】
(各種データベース)
図4は、本実施形態に係る広告主DBのデータ例を示す図である。広告主DBは、広告配信を行う広告主情報が予め登録されるDBである。本実施形態に係る広告主DBは、例えば、「広告主ID」、「広告主名」、「所在」、「TEL」、「Email」、「パスワード」などのデータ項目を有する。
【0032】
「広告主ID」は、広告主毎に付番される固有の識別子である。「広告主名」、「所在」、「TEL」、「Email」はそれぞれ、広告主の名称、所在地、電話番号、メールアドレスである。「広告主ID」及び「パスワード」は、広告主が広告配信支援サーバ10にアクセス・ログインするために用いられるログインID及びパスワードである。
【0033】
図5は、本実施形態に係る広告DBのデータ例を示す図である。広告DBは、広告配信毎に配信広告情報が登録されるDBである。本実施形態に係る広告DBは、例えば「広告主ID」、「広告ID」、「配信期間」、「IMP」、「CT」、「CV」、「広告データ」などのデータ項目を有する。
【0034】
「広告主ID」は、当該広告の広告主を識別するIDであり、広告主DBの広告主IDに対応する。「広告ID」は、配信広告毎に付番される固有の識別子である。「配信期間」は、広告配信を行う期間を示す「開始日時刻」及び「終了日時刻」である。
【0035】
「IMP(Impression)」は、配信広告が表示された数を示す。上述したように本実施形態に係る広告の配信形態は、例えば検索エンジンの結果に配信されるディスプレイ広告、リスティング広告、SNSのタイムライン等に配信されるSNS広告、又は動画配信サービスの動画サイトや動画再生中広告として配信される動画広告などを含む。このため、実際には広告配信サーバ20は、検索サーバ、SNSサーバ又は動画配信サーバに対して広告を送信(転送)し、ユーザ端末50に対しては、検索サーバ、SNSサーバ又は動画配信サーバのぞれぞれを介して広告が配信(表示)されうる。広告配信支援サーバ10は、その配信(表示)の回数をカウントし、広告DBの「IMP」を更新する。
【0036】
「CT(Click Through)」は、配信広告がクリックされた数を示す。配信広告がクリック(又はタップ)されると、配信広告に埋め込まれた遷移先クーポンページ(クーポンURL)に遷移するため、「CT」は遷移先クーポンページのPV(ページビュー数)といってもよい。また、配信広告には配信広告がクリックされたことを示すタグが埋め込まれており、広告配信支援サーバ10はこれをカウントし、広告DBの「CT」を更新する。
【0037】
「CV(Conversion)」は、ユーザが来店し配信広告に係るクーポンを使用した数(CV数)を示す。即ち配信広告を見たユーザが実際に店舗に来店し、来店時に配信広告の遷移先クーポンページを提示し、店舗側の店員等が店舗端末60を用いて遷移先クーポンページ内に埋め込まれたコード情報(例えばQRコード(登録商標))の読み取りを行った回数を、広告配信支援サーバ10がこれをカウントし、広告DBの「CV」として更新する。
【0038】
「広告データ」は、配信広告に関するデータを示す。本実施形態に係る「広告データ」は、例えば「広告コンテンツ」、「遷移先クーポンページ(クーポンURL)」、「クーポン情報」などのデータ項目を有する。「広告データ」は、広告主が広告主端末40を用いて後述する広告配信支援サーバ10にアクセス・ログインし、提供される広告配信支援ツールを用いて広告主が作成し登録設定する。
【0039】
「広告コンテンツ」は、例えば検索エンジンの結果に配信されるディスプレイ広告、リスティング広告、SNSのタイムライン等に配信されるSNS広告、又は動画配信サービスの動画サイトや動画再生中の挿入広告(例えばインストリーム広告やバンパー広告)として配信される動画広告など、配信広告のコンテンツデータである。バナー広告、動画広告、テキスト広告といったように、広告の配信形態に応じたデータ形式のコンテンツデータが入稿される。
【0040】
「遷移先クーポンページ(クーポンURL)」は、配信広告に埋め込まれた遷移先クーポンページのURL又はそのページデータを示す。ユーザ端末50の画面上において、バナー広告、動画広告、テキスト広告といったような配信広告がユーザによりクリック(又はタップ)操作されると、配信広告に埋め込まれた遷移先クーポンページ(クーポンURL)に画面遷移する。
【0041】
「クーポン情報」は、遷移先クーポンページに掲載する特典クーポンに関する情報である。本実施形態に係る「クーポン情報」は、例えばクーポン対象商品の「商品ID」、「商品名」、「定価」、「割引率(額)」、「商品画像」、クーポンの「利用期限」などのデータ項目を有する。
【0042】
<広告配信支援画面>
広告主は、広告主端末40の所定プログラム(例えば汎用ウェブブラウザや専用アプリケーション)を用いて広告配信支援サーバ10にアクセス・ログインし、配信広告を作成することが可能である。
【0043】
まず、広告主は、広告配信支援ツールを用いて、「広告コンテンツ」を作成する(非図示)。「広告コンテンツ」は、例えば検索エンジンの結果に配信されるディスプレイ広告、リスティング広告、SNSのタイムライン等に配信されるSNS広告、又は動画配信サービスの動画サイトや動画再生中の挿入広告(例えばインストリーム広告やバンパー広告)として配信される動画広告など、配信広告のコンテンツデータである。広告主は、広告配信支援ツールを用いて、デザインを施しながら、例えば店舗情報、店舗設備、商品、スタッフ等の紹介画像・紹介動画といった広告情報を含むバナー広告、動画広告、テキスト広告を作成する。
【0044】
次いで、広告配信支援ツールを用いて、「遷移先クーポンページ(クーポンURL)」を作成する。「遷移先クーポンページ」は、配信広告がユーザによりクリック(又はタップ)操作された場合に遷移する先のクーポンページ画面である。広告主は、デザインを施しながら、例えば店舗情報、店舗設備、商品、スタッフ等の紹介画像・紹介動画といった広告情報、及び店舗への来店・集客を促進するためクーポン情報などを掲載した「遷移先クーポンページ」作成する。
【0045】
図6は、本実施形態に係るクーポン設定画面の一例を示す図である。広告主は、クーポン設定画面上から遷移先クーポンページ内に掲載するクーポンを作成する。
図6に示されるように、広告主はクーポン設定画面上から、クーポン対象商品の「商品ID」、「商品名」、「定価」、「割引率(額)」、「割引後価格」、「商品画像」、クーポンの「利用期限」を入力する。遷移先クーポンページ内においてクーポン対象の「商品」は一商品の掲載に限られないため、広告主はクーポン対象の「商品」を更に追加する場合、「商品追加」を押下する。一方、広告主はクーポン設定を完了する場合、「完了」を押下する。
【0046】
図7は、本実施形態に係る作成された配信広告の一例を示す図である。「広告コンテンツ」は、例えば店舗情報、店舗設備、商品、スタッフ等の紹介画像・紹介動画といった広告情報を含むバナー広告、動画広告、テキスト広告等である。また、遷移先クーポンページのURLが埋め込まれる。
【0047】
「遷移先クーポンページ」は、例えば店舗情報、店舗設備、商品、スタッフ等の紹介画像・紹介動画といった広告情報、及び店舗への来店・集客を促進するためクーポン情報などを掲載したウェブページである。また、掲載されたクーポンには、コード情報(例えばQRコード(登録商標))が張り付けられる。コード情報は、広告配信支援サーバ10が広告主DB及び広告DBを参照することで対応する配信広告(クーポンページ遷移元の配信広告)を一に特定可能な情報を含み、例えば広告配信支援サーバ10のURL(アドレス)に加え、配信広告に対応した広告主ID、広告ID、クーポン対象商品の商品IDなどの広告情報を含み生成される。なおコード情報は、更に広告主名、商品名、定価、割引率、利用期限などの情報を含み生成されてもよい。
【0048】
<広告配信画面>
図8は、本実施形態に係る広告配信画面の一例を示す図である。
図8に示されるようにユーザ端末50に対して広告主により入稿された広告が配信される。ユーザがユーザ端末50の画面上に表示された配信広告をクリック(又はタップ)操作した場合、遷移先クーポンページに画面遷移する。
【0049】
図9は、本実施形態に係る遷移先クーポンページ画面の一例を示す図である。
図9に示されるようにユーザは遷移先クーポンページに掲載されたクーポンを使用する場合、ユーザ端末50の画面上に表示されたクーポンのQRコード(登録商標)を店舗の店員等に提示する。店舗側の店員等は、店舗端末60のコード読み取りプログラム(例えば汎用又は専用のコード読み取りアプリケーションプログラム)を用いて、提示されたQRコード(登録商標)の読み取りを行う。
【0050】
店舗端末60は、QRコード(登録商標)の読み取りを行うと、QR情報をデコードし、QR情報に含まれた広告配信支援サーバ10のURL(アドレス)に対して、広告主ID、広告ID、商品IDなどの広告情報を送信する。一方、広告配信支援サーバ10は、広告主ID、広告ID、商品IDなどの広告情報を受信すると、広告DBにおいて、当該QRクーポンに対応する配信広告の「CV」をカウントアップして更新する。
【0051】
これにより、例えば実店舗の広告など、来店を促進するための店舗広告(来店集客用広告)の広告効果を測定する場合、Web広告によって配信した広告を見た人が実際に何人実店舗に来店してくれたのかを示すCVを測定することが可能となる。
【0052】
<広告配信レポート画面>
図10は、本実施形態に係る広告配信レポート画面の一例を示す図である。広告主は、広告主端末40の広告配信支援サーバ10にアクセス・ログインし、広告配信レポート画面から広告効果を確認することが可能である。
図10に示されるように、広告配信レポート画面においては、広告DBに基づいて広告の配信期間で指定された広告を対象に広告配信レポート情報が表示される。
【0053】
本実施形態に係る広告配信レポート情報においては、配信広告毎に、当該配信広告の「IMP」及び「CT」が表示される。広告主は「IMP」により当該広告の配信表示された数の測定が可能である。また広告主は「CT」により当該広告のクリックされた数の測定が可能である。なお「CT」は、当該広告に対する反応を示す指標といってもよく、また遷移先クーポンページのPV(ページビュー数)ともいえる。
【0054】
また本実施形態に係る広告配信レポート情報においては、例えば、配信広告におけるクーポン対象商品毎に、当該配信広告の「CV数」、「CV率1」及び「CV率2」が表示される。
【0055】
「CV数」は、配信広告及び遷移先クーポンページを見たユーザが実際に店舗に来店し、クーポン対象商品毎の、来店時に利用可能なクーポンを提示し使用した数を示す。広告主は「CV数」により、当該広告を見て来店した来店者数(より正確には来店者による対象商品クーポンの使用回数)の測定が可能である。またクーポン対象商品毎の「CV数」の総和は、来店提示特典付き広告(来店提示クーポン付き広告)の配信に対する反響数といってもよい。
【0056】
「CV率1」は、広告配信表示数(IMP)に対して、配信広告及び遷移先クーポンページを見たユーザが実際に店舗に来店し、クーポンを提示し使用した割合を示す。「CV率1」は、「CV数」/「IMP」×100 により算出される。
【0057】
「CV率2」は、配信広告のクリック数(CT)に対して、配信広告及び遷移先クーポンページを見たユーザが実際に店舗に来店し、クーポンを提示し使用した割合を示す。「CV率2」は、「CV数」/「CT」×100 により算出される。
【0058】
配信広告の「CV数」、「CV率1」及び「CV率2」は、配信広告におけるクーポン対象商品毎に測定され表示されるため、広告主は配信広告におけるクーポン対象商品毎のクーポン反響率を把握できる。また、広告主は来店提示特典付き広告(来店提示クーポン付き広告)を今後配信するに際し、クーポン対象とすべき商品や割引率(額)を効果的に決定することが可能である。つまり過去に「CV数」、「CV率1」及び「CV率2」が高い商品や同種商品を、そのクーポン対象商品として今後も積極的に選定することができる。また、過去に「CV数」、「CV率1」及び「CV率2」が高い商品の割引率(額)を、今後も積極的に適用することができる。これにより一層広告効果を向上することが可能である。
【0059】
また、クーポン対象商品やその割引率によっては、せっかく配信広告及び遷移先クーポンページを見てユーザが来店したにも関わらず、ユーザがその商品を嗜好しないといった理由により、当該特典クーポンを使用しない場合がある。このような場合、配信広告及び遷移先クーポンページを見たユーザが実際に店舗に来店したにも関わらず「CV」がカウントされないため、当該広告を見て来店した来店者数の測定値に反映されない。この意味においては本実施形態に係る「CV」は実来店者数の近似値である。従って、配信広告及び遷移先クーポンページを見て来店したユーザが当該特典クーポンを使用する可能性を高めるために、クーポン対象商品やその割引率をより適切に設定するとよい。これにより「CV」を正確な実来店者数により近似させる。
【0060】
即ちクーポン対象商品をどのユーザであっても所望する商品に選定したり、その割引率をできる限り高くすることでユーザに対する商品料金を低くする。例えば
図5の「商品ID」S002、「商品名」ウェルカムドリンク、「割引率(額)」100%(即ち無料・来店プレゼント)というクーポン対象商品やその割引率によれば、商品料金は全くかからないため、配信広告及び遷移先クーポンページを見たほぼ全ての来店ユーザが当該特典クーポンを使用する可能性がより高まる。これにより、当該広告を見て来店した来店者数の「CV」測定値の信頼性を一層向上することが可能である。
【0061】
<情報処理>
図11は、本実施形態に係る広告効果測定処理シーケンス図を示す。広告配信システム100における広告効果測定処理について以下説明する。各装置のCPUが
図11に示すシーケンスを実現可能なプログラムを読み込んで実行させることで、各ステップ(以下、「S」と表記する)を実現することができる。
【0062】
S1:広告配信支援サーバ10は、広告配信サーバ20に広告入稿要求を送信する。広告入稿要求は、バナー広告、動画広告、テキスト広告といったように、広告の配信形態に応じたデータ形式の広告コンテンツデータの送信を含む。
【0063】
S2:ユーザ端末50は、サービス提供サーバ(検索サーバ、SNSサーバ又は動画配信サーバ等)30に対し、所望のサービス利用要求を送信する。
【0064】
S3:サービス提供サーバ30は、ユーザ端末50からのサービス利用要求を受信すると、広告配信サーバ20に広告取得要求を送信する。広告取得要求は、サービス利用に応じた広告形態やユーザにマッチする広告を特定するためのキーワードデータを含みうる。例えばユーザが、検索サーバが提供する検索サービスを利用してスペイン料理店を検索した場合、検索サーバは、広告配信サーバ20にスペイン料理店に関するテキスト広告の広告取得要求を送信する。
【0065】
S4:広告配信サーバ20は、広告取得要求に応じて、配信すべき広告の広告コンテンツデータを送信する。
【0066】
S5:サービス提供サーバ30は、広告配信サーバ20から広告コンテンツデータを受信すると、利用要求に係るサービスとともに広告を配信する。広告の配信形態は、例えば検索エンジンの結果に配信されるディスプレイ広告、リスティング広告、SNSのタイムライン等に配信されるSNS広告、又は動画配信サービスの動画サイトや動画再生中の挿入広告(例えばインストリーム広告やバンパー広告)として配信される動画広告などである。
【0067】
S6:ユーザ端末50の画面上において、配信広告がユーザによりクリック(又はタップ)操作された場合、ユーザ端末50は、配信広告に埋め込まれた遷移先クーポンページのURL先、即ち広告配信支援サーバ10に、遷移先クーポンページ要求を送信する(
図8)。
【0068】
S7:広告配信支援サーバ10は遷移先クーポンページ要求に応じて、遷移先クーポンページのコンテンツデータを送信する(
図8)。これによりユーザ端末50の画面上において、遷移先クーポンページが表示される。
【0069】
なお、配信広告に埋め込まれた遷移先クーポンページのURLを、広告配信サーバ20のURLとすることも可能である。この場合S1において、広告配信支援サーバ10から広告配信サーバ20に送信される広告入稿要求に、遷移先クーポンページのコンテンツデータの送信を含める。そして広告配信サーバ20が遷移先クーポンページ要求に応じて、ユーザ端末50に遷移先クーポンページのコンテンツデータを送信する。
【0070】
S8:ユーザが配信広告及び遷移先クーポンページを見て実際に店舗に来店し、ユーザ端末50の画面上において遷移先クーポンページにおけるクーポンのコード情報(例えばQRコード(登録商標))を提示する(
図9)。店舗側の店員等が店舗端末60のコード読み取りプログラム(例えば汎用又は専用のコード読み取りアプリケーションプログラム)を起動して提示されたコード情報の読み取りを行うと、店舗端末60は、読み取ったコード情報をデコードする。
【0071】
S9:次に店舗端末60は、コード情報に含まれた広告配信支援サーバ10のURL(アドレス)に対して、広告主ID、広告ID、商品IDなどの広告情報を送信する。
【0072】
S10:広告配信支援サーバ10は、広告主ID、広告ID、商品IDなどの広告情報を受信すると、広告DBにおいて、その広告情報を元に当該クーポンに対応する配信広告の「CV」をカウントアップして更新する。
【0073】
なお、S9において店舗端末60は、広告配信支援サーバ10のURL(アドレス)に対して、更にコード読み取りアプリケーションプログラムに予め設定された又は店員等に都度入力された広告主ID(店舗端末60の広告主ID)を送信してもよい。S10において広告配信支援サーバ10は、店舗端末60の広告主IDと、コード情報の広告主IDとを照合し、両IDが一致した場合のみ、広告DBにおいて、当該クーポンに対応する配信広告の「CV」をカウントアップして更新する。
【0074】
これにより、例えば店舗端末60が他店舗の遷移先クーポンページにおけるクーポンのコード情報の読み取りを行うことで、広告DBにおいて、本来意図しない他店舗の配信した当該クーポンに対応する配信広告の「CV」をカウントアップしてしまうことを防止できる。また、例えばユーザが別のユーザ端末50の汎用のコード読み取りアプリケーションプログラムを起動して提示されたコード情報の読み取りを行うことで、広告DBにおいて、本来意図しないユーザ端末50から受信した広告情報によって、当該クーポンに対応する配信広告の「CV」をカウントアップしてしまうことを防止できる。
【0075】
また同様の観点から、S8において、店舗端末60は、コード読み取りアプリケーションプログラムに予め設定された又は店員等に都度入力された広告主IDと、読み取ったコード情報の広告主IDとを照合し、両IDが一致した場合のみ、広告配信支援サーバ10のURL(アドレス)に対して広告情報を送信するようにしてもよい。
【0076】
これにより、例えば店舗端末60が他店舗の遷移先クーポンページにおけるクーポンのコード情報の読み取りを行ってしまい、本来意図しない他店舗の店舗端末60から、広告配信支援サーバ10のURL(アドレス)に対して、広告主ID、広告ID、商品IDなどの広告情報が送信されることを防止できる。また、例えばユーザが別のユーザ端末50の汎用のコード読み取りアプリケーションプログラムを起動して提示されたコード情報の読み取りを行うことで、本来意図しないユーザ端末50から、広告配信支援サーバ10のURL(アドレス)に対して、広告主ID、広告ID、商品IDなどの広告情報が送信されることを防止できる。
【0077】
<総括>
本実施形態に係る広告配信システム100において、ユーザがユーザ端末50の画面上に表示された配信広告をクリック(又はタップ)操作した場合、遷移先クーポンページに画面遷移する。配信広告の遷移先クーポンページを見たユーザが実際に店舗に来店し、来店時に配信広告の遷移先クーポンページを提示し、店舗側の店員等が店舗端末60を用いて移先クーポンページ内に埋め込まれたコード情報(例えばQRコード(登録商標))を読み取る。読み取ったコード情報には配信された広告の情報が含まれており、店舗端末60が広告配信支援サーバ10に広告の情報を送信すると、広告配信支援サーバ10は、広告配信成果として広告DBの「CV」をカウントアップする。これにより、Web広告によって配信した来店特典クーポン付き広告を見た人が実際に何人実店舗に来店してくれたのかを測定することができる。即ち、本実施形態によれば、広告を配信したユーザの来店行動を、広告の配信成果として測定することが可能となる。
【0078】
なお、本発明の好適な実施の形態により、特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
【0079】
本発明は、上述の実施形態の1つ以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークまたは記録媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し作動させる処理でも実現可能である。
【符号の説明】
【0080】
10 広告配信支援サーバ
20 広告配信サーバ
30 サービス提供サーバ
40 広告主端末
50 ユーザ端末
60 店舗端末
70 ネットワーク
100 広告配信システム
101 特典ページ表示要求受信部
102 特典ページ送信部
103 広告情報受信部
104 カウント部
105 広告効果提供部
106 記憶部