(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-18
(45)【発行日】2024-12-26
(54)【発明の名称】調光装置
(51)【国際特許分類】
G02F 1/1333 20060101AFI20241219BHJP
G02F 1/13 20060101ALI20241219BHJP
【FI】
G02F1/1333
G02F1/13 505
(21)【出願番号】P 2021061105
(22)【出願日】2021-03-31
【審査請求日】2024-02-28
(73)【特許権者】
【識別番号】502356528
【氏名又は名称】株式会社ジャパンディスプレイ
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】長尾 康一
【審査官】山本 貴一
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-233822(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0012141(US,A1)
【文献】特開平10-303528(JP,A)
【文献】特開2002-169489(JP,A)
【文献】特開2010-145740(JP,A)
【文献】特開2001-282147(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F 1/133,1333,1/1347
G02F 1/13
G02F 1/15-1/19
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1辺及び前記第1辺に交差する第2辺を有する第1基板と前記第1基板に
対して第1方向で重なる第2基板とを有する調光パネルが、
前記第1方向に複数積層されるパネルユニットと、
1つの
前記調光パネルに1つずつ接続される
複数のフレキシブルプリント基板と、を備え、
前記第1基板の前記第1辺には、1つの前記フレキシブルプリント基板に接続可能な端子群が少なくとも1つ設けられ、前記第1基板の前記第2辺には、1つの前記フレキシブルプリント基板に接続可能な端子群が少なくとも1つ設けられ、
複数の前記調光パネルのうち一の調光パネル及び他の調光パネルは同一の構成を有し、
前記他の調光パネルの前記第1基板の前記第2辺が前記一の調光パネルの前記第1基板の前記第1辺と同じ側を向くように前記他の調光パネルが前記一の調光パネルに対して回転した状態で配置され、前記一の調光パネルの前記第1基板の前記第1辺と前記他の調光パネルの前記第1基板の前記第2辺とは、前記第1方向に交差する第2方向に沿って延びており、
前記パネルユニットを前記第1方向から見た場合に、
前記一の前記調光パネルにおける前記第1基板の前記第1辺に設けられる端子群と前記他の前記調光パネルにおける前記第1基板の前記第2辺に設けられる端子群
とは、非重畳の状態で前記第2方向に沿って複数並んで配置され、
前記第1方向から見た場合に、
前記一の前記調光パネルにおける前記第1基板の前記第1辺に設けられる端子群に接続される前記フレキシブルプリント基板と、前記他の前記調光パネルにおける前記第1基板の前記第2辺に設けられる端子群に接続される前記フレキシブルプリント基板
とは、非重畳である、
調光装置。
【請求項2】
前記複数の前記調光パネルのそれぞれにおいて、前記第1基板
の前記第1辺の前記端子群に含まれる端子と、
前記第1基板の前記第2辺の前記端子群に含まれる端子とは、電気的に接続されている、
請求項1に記載の調光装置。
【請求項3】
前記第1基板は、
前記第1辺と
前記第2辺とを含む矩形形状を有し
、
前記一の調光パネル及び他の調光パネルのそれぞれは、前記第1方向に隣接する第1調光パネル及び第2調光パネル
であり、
前記第1調光パネルの
前記第1基板の
前記第1辺は、前記第2方向に沿って延び、前記第2調光パネルの
前記第1基板の
前記第2辺は、前記第2方向に沿って延びる、
請求項1または2に記載の調光装置。
【請求項4】
前記第1基板は、
前記第1辺と
前記第2辺とを含む矩形形状を有し
、
前記一の調光パネルは、前記第1方向に隣接する第1調光パネル及び第2調光パネルを含む第1ユニット
であり、
前記他の調光パネルは、前記第1ユニットに積層され、且つ、前記第1方向に隣接する第3調光パネル及び第4調光パネルを含む第2ユニット
であり、
前記第1調光パネル及び
前記第2調光パネルの前記第1基板は、前記第1辺が前記第2方向に沿って延び、
前記第3調光パネル及び
前記第4調光パネルの前記第1基板は、前記第2辺が前記第2方向に沿って延びる、
請求項1または2に記載の調光装置。
【請求項5】
前記調光パネルは、前記第1基板と前記第2基板との間に液晶層を有する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の調光装置。
【請求項6】
前記第1基板の前記第1辺に設けられる前記端子群は、第1端子と、第2端子と、第3端子と、第4端子と、を有し、
前記第1基板の前記第2辺に設けられる前記端子群は、第5端子と、第6端子と、第7端子と、第8端子と、を有し、
前記第1端子と前記第5端子とは第1配線を介して電気的に接続され、
前記第2端子と前記第6端子とは第2配線を介して電気的に接続され、
前記第3端子と前記第7端子とは第3配線を介して電気的に接続され、
前記第4端子と前記第8端子とは第4配線を介して電気的に接続され、
前記第2配線および前記第3配線のそれぞれには、液晶駆動電極が接続される、
請求項3または4に記載の調光装置。
【請求項7】
それぞれの前記第1基板の前記第1配線および前記第4配線は、共通電極を介して、当該第1基板に積層される
前記第2基板の配線に電気的に接続される、
請求項
6に記載の調光装置。
【請求項8】
前記第1調光パネルは、前記第2調光パネルに対して前記第1方向の一方側に隣接し、
前記第2基板は、前記第1基板に対して前記第1方向の一方側に積層され、
前記第1基板は、前記第1方向の一方側に位置する第1面及び前記第1方向の他方側に位置する第2面を有し、
前記第1基板の前記第1辺の前記端子群及び前記第2辺の前記端子群は、前記第1基板の前記第1面上に配置され、
前記第1調光パネルの前記第1基板の前記第2面と、前記第2調光パネルの前記第1基板の前記第1面とは、前記第2調光パネルの前記第2基板を挟んで、互いに向き合う、
請求項3に記載の調光装置。
【請求項9】
前記第1調光パネルは、前記第2調光パネルに対して前記第1方向の一方側に隣接し、
前記第2基板は、前記第1基板に対して前記第1方向の一方側に積層され、
前記第1基板は、前記第1方向の一方側に位置する第1面及び前記第1方向の他方側に位置する第2面を有し、
前記第2基板は、前記第1方向の一方側に位置する第3面及び前記第1方向の他方側に位置する第4面を有し、
前記第1基板の前記第1辺の前記端子群及び前記第2辺の前記端子群は、前記第1基板の前記第1面上に配置され、
前記第1調光パネルの前記第1基板の前記第2面と、前記第2調光パネルの前記第2基板の前記第3面とは、互いに向き合う、
請求項3に記載の調光装置。
【請求項10】
1つのプリント基板をさらに有し、
前記一の前記調光パネルにおける前記第1基板の前記第1辺に設けられる端子群に接続される前記フレキシブルプリント基板と、前記他の前記調光パネルにおける前記第1基板の前記第2辺に設けられる端子群に接続される前記フレキシブルプリント基板とは、前記1つのプリント基板に接続されている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の調光装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、調光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1の調光装置は、調光パネルを備える。調光パネルは、複数の基板と、これらの基板の間に封入した液晶層と、を有する。入射光が調光パネルに入ると、当該調光パネルにおいて入射光の光透過率が調整され、この調整された透過光が調光装置から出る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
調光パネルを複数積層し、それぞれの調光パネルにフレキシブルプリント基板を介してプリント基板を接続する場合、プリント基板の数をより少なくすることが望まれている。
【0005】
本開示は、前記に鑑みてなされたものであり、複数積層した調光パネルのそれぞれにフレキシブルプリント基板を介してプリント基板を接続する場合、プリント基板の数をより少なくすることが可能な調光装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る調光装置は、一つのフレキシブルプリント基板に接続可能な複数の端子からなる端子群を2以上有する第1基板と前記第1基板に重なる第2基板とを有する調光パネルが、第1方向に複数積層されるパネルユニットと、1つの前記調光パネルの前記端子群に1つずつ接続されるフレキシブルプリント基板と、を備え、前記パネルユニットを前記第1方向から見た場合に、前記端子群は、前記第1方向に交差する第2方向に沿って複数並んで配置され、前記第1方向から見た場合に、複数の前記フレキシブルプリント基板は、非重畳である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、第1の実施形態に係る調光装置の斜視図である。
【
図2】
図2は、第1の実施形態に係るアレイ基板を上方から見た模式図である。
【
図3】
図3は、第1の実施形態に係る対向基板を上方から見た模式図である。
【
図4】
図4は、第1の実施形態に係る調光パネルを上方から見た模式図である。
【
図6】
図6は、第1の実施形態に係る調光装置を上方から見た模式図である。
【
図7】
図7は、
図6の調光装置において、上側に積層されている調光パネルを上方から見た模式図である。
【
図8】
図8は、
図6の調光装置において、下側に積層されている調光パネルを上方から見た模式図である。
【
図9】
図9は、第2の実施形態に係るアレイ基板を上方から見た模式図である。
【
図10】
図10は、第2の実施形態に係る対向基板を上方から見た模式図である。
【
図11】
図11は、第2の実施形態に係る調光パネルを上方から見た模式図である。
【
図13】
図13は、第2の実施形態に係る調光装置を上方から見た模式図である。
【
図14】
図14は、
図13の調光装置において、上側から1番目に積層されている調光パネルを上方から見た模式図である。
【
図15】
図15は、
図13の調光装置において、上側から2番目に積層されている調光パネルを上方から見た模式図である。
【
図16】
図16は、
図13の調光装置において、上側から3番目に積層されている調光パネルを上方から見た模式図である。
【
図17】
図17は、
図13の調光装置において、上側から4番目に積層されている調光パネルを上方から見た模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本開示が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
【0009】
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、開示の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本開示の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0010】
図1は、第1の実施形態に係る調光装置の斜視図である。
図2は、第1の実施形態に係るアレイ基板を上方から見た模式図である。
図3は、第1の実施形態に係る対向基板を上方から見た模式図である。
図4は、第1の実施形態に係る調光パネルを上方から見た模式図である。
図5は、
図4のV-V線による断面図である。
図6は、第1の実施形態に係る調光装置を上方から見た模式図である。
図7は、
図6の調光装置において、上側に積層されている調光パネルを上方から見た模式図である。
図8は、
図6の調光装置において、下側に積層されている調光パネルを上方から見た模式図である。
【0011】
なお、図に示すXYZ座標において、X方向は、左右方向であり、X1方向はX2方向の反対である。X1方向は左方向とも称し、X2方向は右方向とも称する。Y方向は、前後方向であり、Y1方向はY2方向の反対である。Y1方向は前方向とも称し、Y2方向は後方向とも称する。Z方向は、上下方向(積層方向)である。Z1方向はZ2方向の反対である。Z1方向は上方向とも称し、Z2方向は下方向とも称する。なお、Z方向は、第1方向とも称せられ、X方向は、第2方向とも称せられる。第1方向と第2方向とは、直交(交差)する。
【0012】
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る調光パネルの斜視図である。
図2は、第1の実施形態に係るアレイ基板を上方から見た模式図である。
図3は、第1の実施形態に係る対向基板を上方から見た模式図である。
図4は、第1の実施形態に係る調光パネルを上方から見た模式図である。
図5は、
図4のV-V線による断面図である。
【0013】
図1に示すように、第1の実施形態に係る調光パネル1は、フレキシブルプリント基板(FPC:FLEXIBLE PRINTED CIRCUITS)400と電気的に接続される。調光パネル1は、アレイ基板(第1基板)2と、対向基板(第2基板)3と、液晶層4と、を有する。なお、絶縁層は、2つの配線の接触を防止するために設けられる。第1実施形態では、
図2を用いて後述するように、アレイ基板(第1基板)2には、配線が重なる部分がないため、絶縁層を設けていない。
【0014】
図1および
図4に示すように、アレイ基板(第1基板)2は、対向基板(第2基板)3よりも大きい。即ち、対向基板(第2基板)3の面積は、アレイ基板(第1基板)2の面積よりも小さい。アレイ基板2は、透明ガラス23(
図2参照)を有する。対向基板3は、透明ガラス31(
図3参照)を有する。第1実施形態において、アレイ基板2および対向基板3は、上方から見た平面視で正方形であるが、本発明に係る基板の形状は正方形に限定されない。上方から見た平面視の状態で、対向基板3のX1側の端は、アレイ基板2のX1側の端と略同一の位置に設けられ、対向基板3のY2側の端は、アレイ基板2のY2側の端と略同一の位置に設けられる。従って、アレイ基板2の表面2aにおけるY1側の端部とアレイ基板2の表面2aにおけるX2側の端部とが露出する。
【0015】
換言すると、アレイ基板2の表面2aには、第1エリア(第1辺)21と、第2エリア(第2辺)22とが設けられ、第1エリア21および第2エリア22は露出する。第1エリア21と第2エリア22とは、直交(交差)する。第1エリア(第1辺)21は、アレイ基板2の表面2aにおけるY1側の端部に位置し、X方向に沿って延びる。第2エリア(第2辺)22は、アレイ基板2の表面2aにおけるX2側の端部に位置し、Y方向に沿って延びる。第1エリア(第1辺)21および第2エリア22は、上方から見た場合に、L字形状を有する。第1エリア(第1辺)21には、第1の端子群10が配置され、第2エリア(第2辺)22には、第2の端子群20が配置される。なお、調光パネル1において、対向基板3の面積がアレイ基板2の面積よりも小さいため、第1の端子群10および第2の端子群20が露出する。
【0016】
図1および
図4に示すように、第1の端子群10は、第1端子101と、第2端子102と、第3端子103と、第4端子104と、を含む。第1端子101、第2端子102、第3端子103および第4端子104は、X1側からX2側に向けて左右方向(X方向)に順に並んで配置される。第1の端子群10は、二点鎖線で示すフレキシブルプリント基板400と電気的に接続される。
【0017】
図1および
図4に示すように、第2の端子群20は、第5端子201と、第6端子202と、第7端子203と、第8端子204と、を含む。第5端子201、第6端子202、第7端子203および第8端子204は、Y2側からY1側に向けて前後方向(Y方向)に順に並んで配置される。
【0018】
なお、
図1に示すように、対向基板3は、アレイ基板2の上側(Z1側)に配置される。対向基板3とアレイ基板2との間には、液晶層4が設けられる。液晶層4が設けられる領域はアクティブ領域50(
図6等のアクティブ領域50参照)であり、液晶層4の外側は額縁領域であり、第1エリア21および第2エリア22は端子領域である。
【0019】
次に、アレイ基板2および対向基板3の配線について説明する。なお、
図5に示すように、基板の表面および裏面のうちの表面に配線が設けられる。即ち、配線が設けられる面を表面とし、表面の反対側の面を裏面とする。具体的に
図5を用いて説明すると、アレイ基板2の表面2aおよび裏面2bのうち上側の表面2aに配線が設けられ、対向基板3の表面3aおよび裏面3bのうち下側の表面3aに配線が設けられる。このように、アレイ基板2の表面2aと、対向基板3の表面3aとは、液晶層4を挟んで向かい合うように配置される。なお、アレイ基板2および対向基板3の配線には、例えば、所定の振幅および周期(例えば、±15V)を有する交流電流(AC)が図示しない電源から供給される。以下、詳細に説明する。
【0020】
図2に示すように、アレイ基板2の透明ガラス23の表面2aには、配線、液晶駆動電極および接続部が設けられる。なお、アレイ基板2の接続部C1と、対向基板3の接続部C3(
図3参照)とは、導通可能な共通電極(図示せず)を介して電気的に接続される。同様に、アレイ基板2の接続部C2と、対向基板3の接続部C4(
図3参照)とは、導通可能な共通電極(図示せず)を介して電気的に接続される。
【0021】
第1端子101と第5端子201とは、配線(第1配線)241、242、243を介して電気的に接続される。配線241は、第1端子101から接続部C1まで延びる。配線242は、第1端子101からY2方向に直線状に延びる。配線243は、配線242のY2方向の端からX2方向に直線状に延び、第5端子201に接続される。
【0022】
第2端子102と第6端子202とは、配線(第2配線)244、245を介して電気的に接続される。配線244は、第2端子102に接続され、Y2方向に延びる。配線245は、配線244のY2方向の端からX2方向に延び、第6端子202に接続される。
【0023】
第3端子103と第7端子203とは、配線(第3配線)246、247、240を介して電気的に接続される。配線246は、第3端子103に接続され、X2方向に延びる。配線247は、配線246のX2方向の端からY2方向に延び、配線240に接続される。配線240は、第7端子203に接続される。
【0024】
第4端子104と第8端子204とは、配線(第4配線)248、249を介して電気的に接続される。配線248は、第4端子104から接続部C2まで直線状に延びる。配線249は、接続部C2からY2方向に直線状に延び、第8端子204に接続される。
【0025】
液晶駆動電極261は、配線244に接続される。液晶駆動電極261は、
図2に示すように、本実施形態では7本設けられる。即ち、7本の液晶駆動電極261は、配線244からX2方向に直線状に延びる。7本の液晶駆動電極261は、Y方向に沿って等間隔に配置される。
【0026】
液晶駆動電極262は、配線247に接続される。液晶駆動電極262は、
図2に示すように、本実施形態では6本設けられる。即ち、6本の液晶駆動電極262は、配線247からX1方向に直線状に延びる。6本の液晶駆動電極262は、Y方向に沿って等間隔に配置される。なお、液晶駆動電極261と液晶駆動電極262とはY方向に交互に配置される。
【0027】
また、
図3に示すように、対向基板3の表面3aには、配線340、341、342、343および液晶駆動電極361、362が設けられる。
【0028】
配線340は、接続部C3からY2方向に直線状に延びる。配線341は、配線340のY2方向の端からX2方向に直線状に延びる。
【0029】
配線342は、接続部C4に接続される。配線343は、配線342に接続され、X1方向に直線状に延びる。
【0030】
液晶駆動電極361は、配線341に接続される。液晶駆動電極361は、
図3に示すように、本実施形態では7本設けられる。即ち、7本の液晶駆動電極361は、配線341からY1方向に直線状に延びる。7本の液晶駆動電極361は、X方向に沿って等間隔に配置される。
【0031】
液晶駆動電極362は、配線343に接続される。液晶駆動電極362は、
図3に示すように、本実施形態では6本設けられる。即ち、6本の液晶駆動電極362は、配線343からY2方向に直線状に延びる。6本の液晶駆動電極362は、X方向に沿って等間隔に配置される。なお、液晶駆動電極361と液晶駆動電極362とはX方向に交互に配置される。
【0032】
そして、
図4および
図5に示すように、調光パネル1は、アレイ基板2と、アレイ基板2の上側に間隔をおいて配置された対向基板3と、アレイ基板2と対向基板3との間に充填された液晶層4と、を備える。なお、アクティブ領域(
図6等のアクティブ領域50参照)における配線には、配向膜が設けられるが、図面では省略している。
図5に示すアレイ基板2の表面2aと対向基板3の表面3aとの距離であるセルギャップは、例えば10マイクロメートル(μm)以上、50マイクロメートル(μm)以下が好ましい。
【0033】
前述したように、第1実施形態では、アレイ基板2および対向基板3は、上方から見た平面視で正方形である。
図6に示すように、中心線CL1は、アレイ基板2の中心Cを通りY方向に延びる直線である。中心線CL2は、アレイ基板2の中心Cを通りX方向に延びる直線である。なお、調光装置100の中央部には、
図1に示したアクティブ領域50が設けられる。
【0034】
図6に示すように、第1の実施形態に係る調光装置100は、パネルユニット110と、フレキシブルプリント基板400、410と、プリント基板500と、を備える。パネルユニット110は、調光パネル(第2調光パネル)1Bと、調光パネル(第2調光パネル)1Bの上側に積層される調光パネル(第1調光パネル)1Aと、を備える。パネルユニット110を上方から見た場合に、調光パネル(第1調光パネル)1Aの第1の端子群10と、調光パネル(第2調光パネル)1Bの第2の端子群20とはX方向に沿って配置される。また、上方から見た場合に、調光パネル(第1調光パネル)1Aから引き出されるフレキシブルプリント基板400と、調光パネル(第2調光パネル)1Bから引き出されるフレキシブルプリント基板410とがX方向で位置がずれており、非重畳である。換言すると、上方から見た場合に、フレキシブルプリント基板400は、中心線CL1よりもX1側に配置され、フレキシブルプリント基板410は、中心線CL1よりもX2側に配置される。なお、フレキシブルプリント基板400、410は、プリント基板500に電気的に接続されている。以下、詳細に説明する。
【0035】
図7に示すように、調光パネル(第1調光パネル)1Aにおいては、第1エリア21が
図7の下側となるY1側に配置される。即ち、第1の端子群10が調光パネル(第1調光パネル)1Aにおける手前側のY1側であって且つ中心線CL1よりもX1側に配置される。そして、フレキシブルプリント基板400は、第1の端子群10を構成する第1端子101、第2端子102、第3端子103および第4端子104と電気的に接続されている。フレキシブルプリント基板400は、Y1方向に延びる。フレキシブルプリント基板400は、中心線CL1よりもX1側に配置される。
【0036】
図8に示すように、調光パネル1Bは、調光パネル1Aを中心Cを中心として時計回り方向に90度回転させた配置と同一の配置である。つまり、調光パネル1Bにおいては、第2エリア22が
図8の下側となるY1側に配置される。従って、第2の端子群20が調光パネル1Bにおける手前側のY1側であって且つ中心線CL2よりもX2側に配置される。そして、フレキシブルプリント基板410は、第2の端子群20を構成する第5端子201、第6端子202、第7端子203および第8端子204と電気的に接続されている。フレキシブルプリント基板410は、Y1方向に延びる。フレキシブルプリント基板410は、中心線CL2よりもX2側に配置される。
【0037】
以上説明したように、第1実施形態に係る調光装置100は、第1の端子群10および第2の端子群20を有するアレイ基板(第1基板)2と、対向基板(第2基板)3とを有する調光パネル(調光パネル1B、調光パネル1A)が、上下方向(第1方向)に複数積層されるパネルユニット110と、1つの調光パネル1A、1Bの第1の端子群10および第2の端子群20に1つずつ接続されるフレキシブルプリント基板400、410と、を備える。パネルユニット110を上方から見た場合に、第1の端子群10および第2の端子群20は、X方向に沿って複数並んで配置され、複数のフレキシブルプリント基板400、410は、非重畳である。
【0038】
従って、1つのプリント基板500に複数のフレキシブルプリント基板400、410を接続することが可能となる。つまり、上下に積層された2つの調光パネル(調光パネル1B、調光パネル1A)と1つのプリント基板500とがフレキシブルプリント基板400、410を介して接続されるため、より少ないプリント基板に接続可能となる。なお、本実施形態によれば、調光装置100の部品点数が低減され、コスト低減を図ることも可能となる。
【0039】
第1の端子群10および第2の端子群20において、第1の端子群10に含まれる第1端子101、第2端子102、第3端子103および第4端子104と、第2の端子群20に含まれる第5端子201、第6端子202、第7端子203および第8端子204とは、電気的に接続されている。従って、第1の端子群10および第2の端子群20のいずれにも、フレキシブルプリント基板400、410を接続することが可能となる。これにより、調光パネル1Bと調光パネル1Aとを上下に積層させたパネルユニット110において、調光パネル1Bまたは調光パネル1Aの向きを変えることにより、
図6に示すように、調光パネル1Bの第2の端子群20と調光パネル1Aの第1の端子群10とを、
図6の左右方向(X方向)に沿って並べて配置することが可能となる。従って、複数のフレキシブルプリント基板400、410の引き出し方向が同じになり、1つのプリント基板500に複数のフレキシブルプリント基板400、410を接続することが可能となる。
【0040】
アレイ基板(第1基板)2は、第1エリア(第1辺)21と、第2エリア(第2辺)22とを含む矩形形状を有する。
図7に示す調光パネル(第1調光パネル)1Aのアレイ基板(第1基板)2の第1エリア(第1辺)21は、X方向(第2方向)に沿って延びる。また、
図8に示す調光パネル(第2調光パネル)1Bのアレイ基板(第1基板)2の第2エリア(第2辺)22は、X方向(第2方向)に沿って延びる。第1エリア(第1辺)21には、第1の端子群10が配置され、第2エリア(第2辺)22には、第2の端子群20が配置される。
【0041】
これによれば、調光パネル1Bと同一構造の調光パネル1Aを中心Cを中心として時計回り方向に90度回転させるという簡単な作業により、調光パネル1Bの第2の端子群20と調光パネル1Aの第1の端子群10とを、
図6の左右方向(X方向)に沿って並べて配置することが可能となる。
【0042】
アレイ基板(第1基板)2の配線(第1配線)241、242、243および配線(第4配線)248、249は、共通電極を介して、対向基板(第2基板)3の配線に電気的に接続される。従って、簡単な構造で、アレイ基板(第1基板)2の配線と、対向基板(第2基板)3の配線とを導通させることが可能となる。
【0043】
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態を説明する。
図9は、第2の実施形態に係るアレイ基板を上方から見た模式図である。
図10は、第2の実施形態に係る対向基板を上方から見た模式図である。
図11は、第2の実施形態に係る調光パネルを上方から見た模式図である。
図12は、
図9のXII-XII線による断面図である。第2実施形態では、
図12を用いて後述するように、アレイ基板(第1基板)2に配線が重なる部分があるため、絶縁層を設けている。
【0044】
図9に示すように、アレイ基板(第1基板)2Cの透明ガラス23の表面2aには、配線、液晶駆動電極および接続部が設けられる。
【0045】
まず、第1の端子群10について説明する。
図9に示すように、第1端子101と第5端子201とは、配線101W、242、243、201Wを介して電気的に接続される。配線101Wは、第1端子101から接続部C1まで延びる。配線242は、接続部C1からY2方向に直線状に延びる。配線243は、配線242のY2方向の端からX2方向に直線状に延びる。配線201Wは、配線243のX2方向の端から第5端子201まで延びる。
【0046】
第2端子102から配線102WがY2方向に延びる。配線102Wは、配線252Aに接続される。配線252Aは、X方向に直線状に延びる。配線252AのX1方向の端からY2方向に配線251Aが延びる。配線252AのX2方向の端からY2方向に配線253Aが延びる。
【0047】
第3端子103から配線103WがY2方向に延びる。配線103Wは、配線245Aに接続される。配線245Aは、X方向に直線状に延びる。配線245AのX1方向の端からY2方向に配線244Aが延びる。配線245AのX2方向の端からY2方向に配線247Aが延びる。
【0048】
第4端子104から配線104Wが延びている。配線104Wは、配線248に接続される。配線248は、接続部C2まで延びる。接続部C2から配線249がY2方向に延びる。配線249は、配線204Wに接続される。配線204Wは、第8端子204に接続される。
【0049】
次に、第3の端子群30について説明する。第3の端子群(端子部)30は、第9端子301と、第10端子302と、第11端子303と、第12端子304と、を有する。第3の端子群(端子部)30は、第1の端子群(端子部)10のX2側に配置される。
【0050】
第9端子301から配線301Wが延びている。配線301Wは、配線242に接続される。第10端子302から配線302Wが延びている。配線302Wは、配線252Aに接続される。第11端子303から配線303Wが延びている。配線303Wは、配線245Aに接続される。第12端子304から配線304Wが延びている。配線304Wは、配線248に接続される。
【0051】
次に、第2の端子群20について説明する。第6端子202から配線202Wが延びている。配線202Wは、配線253Aに接続される。第7端子203から配線203Wが延びている。配線203Wは、配線247Aに接続される。第8端子204から配線204Wが延びている。配線204Wは、配線249に接続される。
【0052】
次に、第4の端子群40について説明する。第4の端子群(端子部)40は、第13端子401と、第14端子402と、第15端子403と、第16端子404と、を有する。第4の端子群(端子部)40は、第2の端子群(端子部)20のY1側に配置される。
【0053】
第13端子401から配線401Wが延びている。配線401Wは、配線243に接続される。第14端子402から配線402Wが延びている。配線402Wは、配線253Aに接続される。第15端子403から配線403Wが延びている。配線403Wは、配線247Aに接続される。第16端子404から配線404Wが延びている。配線404Wは、配線249に接続される。
【0054】
次に、液晶駆動電極について説明する。
図9に示すように、液晶駆動電極261Aは、配線244Aと配線247Aとを連結する。液晶駆動電極261Aは、
図9に示すように、本実施形態では6本設けられる。即ち、6本の液晶駆動電極261Aは、配線244AからX2方向に配線247Aまで直線状に延びる。6本の液晶駆動電極261Aは、Y方向に沿って等間隔に配置される。
【0055】
液晶駆動電極262Aは、配線251Aと配線253Aとを連結する。液晶駆動電極262Aは、
図9に示すように、本実施形態では7本設けられる。即ち、7本の液晶駆動電極262Aは、配線251AからX2方向に配線253Aまで直線状に延びる。7本の液晶駆動電極262Aは、Y方向に沿って等間隔に配置される。なお、液晶駆動電極261Aと液晶駆動電極262AとはY方向に交互に配置される。
【0056】
次に、絶縁層5について説明する。
図12に示すように、第2端子102は、アレイ基板2Cの表面2aに設けられる。配線301W、245A、252Aもアレイ基板2Cの表面2aに配策される。配線301W、245A、252Aは、Y1側からY2側に向けて互いに間隔をおいて配置される。配線102Wは、第2端子102からY2方向に沿って延びる。ここで、配線102Wは、配線301W、245Aの上側(Z1側)を通過して配線252Aの上面に接続される。そして、
図12の断面において、配線102Wと配線301W、245Aとの間には、絶縁層5が設けられる。なお、絶縁層5にはスルーホール51が設けられる。配線102Wの端部には、下方に向けて凸部102Cが突出しており、凸部102Cはスルーホール51の内周側に配置される。凸部102Cは、配線252Aに接続されている。なお、絶縁層5は、2つの配線が重なる部位には、少なくとも設けられるが、アレイ基板2Cの全面に設けてもよい。
【0057】
そして、
図11に示す第1調光パネル1Cは、
図9のアレイ基板2Cと、アレイ基板2Cの上側に間隔をおいて配置された
図10の対向基板3と、アレイ基板2Cと対向基板3との間に充填された液晶層4(
図5参照)と、を備える。
【0058】
次に、調光パネルに取り付けるフレキシブルプリント基板について説明する。
図13は、第2の実施形態に係る調光装置を上方から見た模式図である。
図14は、
図13の調光装置において、上側から1番目に積層されている調光パネルを上方から見た模式図である。
図15は、
図13の調光装置において、上側から2番目に積層されている調光パネルを上方から見た模式図である。
図16は、
図13の調光装置において、上側から3番目に積層されている調光パネルを上方から見た模式図である。
図17は、
図13の調光装置において、上側から4番目に積層されている調光パネルを上方から見た模式図である。
【0059】
図13に示す調光装置100Cは、パネルユニット110Cと、フレキシブルプリント基板420、430、440、450と、プリント基板500と、を備える。つまり、調光装置100Cには、4つのフレキシブルプリント基板420、430、440、450が電気的に接続されている。調光装置100Cを上方から見た状態で、4つのフレキシブルプリント基板420、430、440、450は、X方向にずれて配置され、非重畳である。フレキシブルプリント基板420、430は、中心線CL1よりもX1側に位置し、フレキシブルプリント基板440、450は、中心線CL1よりもX2側に位置する。そして、4つのフレキシブルプリント基板420、430、440、450は、1つのプリント基板500に電気的に接続されている。以下、詳細に説明する。
【0060】
パネルユニット110Cは、第1ユニット110Dと、第2ユニット110Eとを備える。第1ユニット110Dは、
図14に示す第1調光パネル1Cと、
図15に示す第2調光パネル1Dとを含む。第2調光パネル1Dの上側に第1調光パネル1Cが積層される。
【0061】
また、
図14に示すように、第1調光パネル1Cは、アレイ基板2Cと対向基板3とを備える。アレイ基板2Cにおいて、第1エリア(第1辺)21Aが
図14の下側となるY1側に配置され、第2エリア(第2辺)22Aが
図14のX2側に配置される。第1エリア(第1辺)21Aは、X方向(第2方向)に沿って延びる。
【0062】
第1エリア(第1辺)21Aには、第1の端子群10と第3の端子群30とが設けられる。第1の端子群10と第3の端子群30は、X方向に沿って並ぶ。第1の端子群10および第3の端子群30は、第1調光パネル1CにおけるY1側であって且つ中心線CL1よりもX1側に配置される。第3の端子群30は、第1の端子群10よりもX2側に配置される。第3の端子群30は、第9端子301と、第10端子302と、第11端子303と、第12端子304と、を含む。
【0063】
また、第2エリア(第2辺)22Aには、第2の端子群20と第4の端子群40とが設けられる。第2の端子群20と第4の端子群40は、Y方向に沿って並ぶ。第2の端子群20および第4の端子群40は、第1調光パネル1CにおけるX2側であって且つ中心線CL2よりもY2側に配置される。第4の端子群40は、第2の端子群20よりもY1側に配置される。第4の端子群40は、第13端子401と、第14端子402と、第15端子403と、第16端子404と、を含む。
【0064】
図14に示すように、フレキシブルプリント基板420は、第1の端子群10を構成する第1端子101、第2端子102、第3端子103および第4端子104と電気的に接続されている。フレキシブルプリント基板420は、Y1方向に延びる。フレキシブルプリント基板420は、中心線CL1よりもX1側に配置される。
【0065】
図15に示すように、第2調光パネル1Dは、第1調光パネル1Cと同一の構成を有する。第1エリア(第1辺)21Aは、X方向(第2方向)に沿って延びる。フレキシブルプリント基板430は、第3の端子群30を構成する第9端子301、第10端子302、第11端子303および第12端子304と電気的に接続されている。フレキシブルプリント基板430は、Y1方向に延びる。フレキシブルプリント基板430は、中心線CL1よりもX1側に配置される。
【0066】
第2ユニット110Eは、
図16に示す第3調光パネル1Eと、
図17に示す第4調光パネル1Fと、を含む。
図16に示すように、第3調光パネル1Eは、第1調光パネル1Cまたは第2調光パネル1Dを、中心Cを中心として時計回り方向に90度回転させた配置と同一の配置である。つまり、第3調光パネル1Eにおいては、第2エリア22Aが
図16の下側となるY1側に配置される。即ち、第4の端子群40が第3調光パネル1Eにおける手前側のY1側であって且つ中心線CL2よりもX2側に配置される。第2エリア(第2辺)22Aは、X方向(第2方向)に沿って延びる。フレキシブルプリント基板440は、第4の端子群40を構成する第13端子401、第14端子402、第15端子403および第16端子404と電気的に接続されている。フレキシブルプリント基板440は、Y1方向に延びる。フレキシブルプリント基板440は、中心線CL2よりもX2側に配置される。
【0067】
図17に示すように、第4調光パネル1Fは、第3調光パネル1Eと同一の配置である。第2エリア(第2辺)22Aは、X方向(第2方向)に沿って延びる。フレキシブルプリント基板450は、第2の端子群20を構成する第5端子201、第6端子202、第7端子203および第8端子204と電気的に接続されている。フレキシブルプリント基板450は、Y1方向に延びる。フレキシブルプリント基板450は、中心線CL2よりもX2側に配置される。
【0068】
以上説明したように、第2実施形態に係る調光装置100Cは、パネルユニット110Cを備え、パネルユニット110Cは、第1ユニット110Dと、第2ユニット110Eとを有する。第1ユニット110Dは、上下方向に隣接する第1調光パネル1Cおよび第2調光パネル1Dを含む。第2ユニット110Eは、上下方向に隣接する第3調光パネル1Eおよび第4調光パネル1Fを含む。第1調光パネル1Cおよび第2調光パネル1Dにおいて、第1エリア(第1辺)21Aは、X方向(第2方向)に沿って延びる。第3調光パネル1Eおよび第4調光パネル1Fにおいて、第2エリア(第2辺)22Aは、X方向(第2方向)に沿って延びる。
【0069】
従って、第2実施形態においても、1つのプリント基板500に複数のフレキシブルプリント基板420、430、440、450を接続することが可能となる。つまり、上下に積層された4つの調光パネル(第1調光パネル1C、第2調光パネル1D、第3調光パネル1Eおよび第4調光パネル1F)と1つのプリント基板500とがフレキシブルプリント基板420、430、440、450を介して接続されるため、調光装置100Cの部品点数が低減され、コスト低減を図ることが可能となる。
【符号の説明】
【0070】
1 調光パネル
1A 調光パネル(第1調光パネル)
1B 調光パネル(第2調光パネル)
1C 第1調光パネル
1D 第2調光パネル
1E 第3調光パネル
1F 第4調光パネル
2、2C アレイ基板(第1基板)
3 対向基板(第2基板)
10 第1の端子群
20 第2の端子群
21 第1エリア(第1辺)
22 第2エリア(第2辺)
100、100C 調光装置
101 第1端子
102 第2端子
103 第3端子
104 第4端子
110、110C パネルユニット
110D 第1ユニット
110E 第2ユニット
201 第5端子
202 第6端子
203 第7端子
204 第8端子
241、242、243 配線(第1配線)
244、245 配線(第2配線)
246、247、240 配線(第3配線)
248、249 配線(第4配線)
400、410、420、430、440、450 フレキシブルプリント基板
500 プリント基板