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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-19
(45)【発行日】2024-12-27
(54)【発明の名称】加熱調理器
(51)【国際特許分類】
   F24C 7/02 20060101AFI20241220BHJP
   F24C 15/00 20060101ALI20241220BHJP
【FI】
F24C7/02 511C
F24C15/00 B
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2021163188
(22)【出願日】2021-10-04
(65)【公開番号】P2023054384
(43)【公開日】2023-04-14
【審査請求日】2023-06-06
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100151378
【弁理士】
【氏名又は名称】宮村 憲浩
(74)【代理人】
【識別番号】100157484
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 智之
(72)【発明者】
【氏名】大谷 良介
(72)【発明者】
【氏名】林 孝宏
(72)【発明者】
【氏名】安河内 大祐
【審査官】広瀬 雅治
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-230162(JP,A)
【文献】特開平07-301429(JP,A)
【文献】特開2020-139707(JP,A)
【文献】特開2009-216282(JP,A)
【文献】実公昭49-028858(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24C 7/02
F24C 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被加熱物を収容して加熱するための加熱室と、
前記加熱室にマイクロ波を放射するマイクロ波加熱機構と、
前記加熱室の開口を開閉可能に覆い、本体に取り付けられる扉と、を備え、
前記加熱室は、少なくとも前記加熱室の底部を形成する底壁と、前記加熱室の側部を形成する側壁とで形成され、前記底壁の上部に底板を更に有し、前記底板と前記側壁との間には隙間を有し、前記側壁には前記隙間と前記底板の一部を覆う側板を更に有し、
前記側板の端部および前記底板の端部は傾斜面をそれぞれ有し、前記傾斜面どうしが接触することで前記隙間を覆う構成とした、加熱調理器。
【請求項2】
前記底板の上面には凹部を有する、請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
脚部が前記凹部に載置される被加熱物の載置台を有する、請求項に記載の加熱調理器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱調理器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、加熱室の側壁と底壁の間には隙間が存在し、隙間に接着材等を充填して加熱室内で生じた蒸気や水滴、油分等が加熱室外に漏れることを防止する構成のものが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2020-139707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の加熱調理器においては、加熱室内で発生した水滴や油分等を加熱室の底板に集めるという観点において未だ改善の余地がある。
【0005】
従って、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、加熱室内で発生した水滴や油分等を加熱室の底板に集めることができる加熱調理器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様の加熱調理器は、被加熱物を収容して加熱するための加熱室と、前記加熱室にマイクロ波を放射するマイクロ波加熱機構と、前記加熱室の開口を開閉可能に覆い、本体に取り付けられる扉と、を備え、前記加熱室は、少なくとも前記加熱室の底部を形成する底壁と、前記加熱室の側部を形成する側壁とで形成され、前記底壁の上部に底板を更に有し、前記底板と前記側壁との間には隙間を有し、前記側壁には前記隙間と前記底板の一部を覆う側板を更に有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る加熱調理器によれば、加熱室内で発生した水滴や油分等を加熱室の底板に集めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施の形態1に係る加熱調理器の前方斜視図
図2】本実施の形態1に係る加熱調理器の扉を開けた状態における前方斜視図
図3】本実施の形態1に係る加熱調理器の扉を開けた状態における正面図
図4】本実施の形態1に係る加熱調理器の扉を閉めた状態の正面中央縦端面図
図5】本実施の形態1に係る加熱調理器の扉を閉めた状態の循環空気の流れを示す部分端面図
図6】本実施の形態1に係る加熱調理器のB部分拡大断面図
図7】本実施の形態1に係る加熱調理器のA部分拡大斜視図
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本発明の基礎となった知見)
本発明者らは、加熱室内で発生した水滴や油分等を加熱室の底板に集めるために鋭意検討した結果、以下の知見を得た。
【0010】
従来の加熱調理器において、加熱室の側壁と底壁の間には隙間が存在し、隙間に接着材等を充填して加熱室内で生じた蒸気や水滴、油分等が加熱室外に漏れることを防止する構成が存在する。
【0011】
しかしながら、1500W程度の出力でヒータにより高温で被加熱物を加熱したり、高出力による強い電波を発振することで被加熱物を加熱するのに耐えうる加熱室の底板を加熱室の底壁の上に設置する場合、底板と加熱室の側壁との間で隙間が生じる。この隙間に水滴や油分や食材カスなどが入り込むと、加熱室内の衛生上で不具合が発生し、使用者が掃除もしにくいという課題が存在する。
【0012】
本発明者らは、底板と加熱室の側壁との間の隙間を側板で覆うことにより、加熱室内で発生した水滴や油分等を加熱室の底板に集めることができるので、この隙間に水滴や油分や食材カスなどが入り込むことを極力防止することができ、使用者が掃除する手間を少なくすることができる。
【0013】
これらの新規な知見に基づき、本発明者らは、以下の発明に至った。
【0014】
本発明の第1態様によれば、本発明の一態様の加熱調理器は、被加熱物を収容して加熱するための加熱室と、前記加熱室にマイクロ波を放射するマイクロ波加熱機構と、前記加熱室の開口を開閉可能に覆い、本体に取り付けられる扉と、を備え、前記加熱室は、少なくとも前記加熱室の底部を形成する底壁と、前記加熱室の側部を形成する側壁とで形成され、前記底壁の上部に底板を更に有し、前記底板と前記側壁との間には隙間を有し、前記側壁には前記隙間と前記底板の一部を覆う側板を更に有する。
【0015】
このような構成により、加熱室内で発生した水滴や油分等を加熱室の側板から加熱室の底板に集めることができる。この隙間に水滴や油分や食材カスなどが入り込むことを極力防止することができ、使用者が掃除する手間を少なくすることができる。
【0016】
本発明の第2態様によれば、前記側板の端部および前記底板の端部は傾斜面をそれぞれ有し、前記傾斜面どうしが接触することで前記隙間を覆う構成とされる、第1態様に記載の加熱調理器を提供する。
【0017】
このような構成により、加熱室内で発生した水滴や油分等を加熱室の側板の傾斜した端部から加熱室の底板に集めることができる。この隙間に水滴や油分や食材カスなどが入り込むことを極力防止することができ、使用者が掃除する手間を少なくすることができる。
【0018】
本発明の第3態様によれば、前記底板の上面には凹部を有する、第1または第2態様に記載の加熱調理器を提供する。
【0019】
このような構成により、加熱室内で発生した水滴や油分等を加熱室の側板から加熱室の底板の上面の凹部に集めることができ、使用者が掃除する手間を少なくすることができる。
【0020】
本発明の第4態様によれば、脚部が前記凹部に載置される被加熱物の載置台を有する、第3態様に記載の加熱調理器を提供する。
【0021】
このような構成により、被加熱部から発生した水滴や油分等を載置台から加熱室の底板の上面の凹部に集めることができ、使用者が掃除する手間を少なくすることができる。
【0022】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態
によって本発明が限定されるものではない。
【0023】
(実施の形態1)
以下、本開示に係る実施の形態の加熱調理器について、図面を参照しながら説明する。図1は実施の形態1の加熱調理器1の前方斜視図である。図1に示す加熱調理器1においては、正面に設けられた扉4が閉成状態である。図2は実施の形態1の加熱調理器1において扉4が開成された状態を示す前方斜視図である。図3は実施の形態1の加熱調理器1において扉4が開成された状態を示す正面図である。図4は実施の形態1の加熱調理器1において扉4が閉成された状態を示す正面中央縦端面図である。図5は実施の形態1に係る加熱調理器の扉を閉めた状態の循環空気の流れを示す部分端面図である。図6は実施の形態1に係る加熱料理器のB部分拡大断面図である。図7は実施の形態1に係る加熱料理器のA部分拡大断面図である。
【0024】
なお、実施の形態1において、図中に示すように、加熱調理器を正面にして、使用者から向かって加熱調理器の上面側を上方、反対側を下方とし、さらに扉4の正面から見て右側を右方、左側を左方として、以降では説明する。
【0025】
実施の形態1の加熱調理器1は、業務用の加熱調理器であり、例えば、コンビニエンス店、ファーストフード店などにおいて使用される大出力で加熱できる調理器である。もちろん家庭用としても応用可能である。加熱調理器1においては、調理内容に応じて、マイクロ波加熱、輻射加熱、および熱風循環加熱を単独で、または順次に、または並行して、選択的に実行される。
【0026】
図1および図2に示すように、加熱調理器1は、加熱室5を有する本体2と、本体2の下方に設けられて本体2を支持する機械室3と、本体2の前面に開閉可能に設けられた扉4とを備える。扉4は把手4aの操作により、扉4の両側下部に設けられたヒンジを中心に回動可能である。また、本体2の正面には、ユーザが加熱調理器1に対する設定操作および設定内容などを表示するための操作表示部6が設けられている。
【0027】
扉4を閉じた状態(図1参照)で、加熱室5内の被加熱物にマイクロ波などによる加熱が行われ、扉4が開いた状態(図2参照)で、被加熱物が加熱室5に収容され、または、加熱室5から取り出される。
【0028】
本体2の加熱室5は、前方が開口した略直方体の空間を有しており、前方の開口を扉4により閉成することにより密閉され、加熱調理される被加熱物を収容する。加熱室5に収容された被加熱物は、背面側および天面側に設けられた熱風循環加熱機構、天面側に設けられた輻射加熱機構、および底面側に設けられたマイクロ波加熱機構の少なくともいずれか1つの加熱機構により加熱調理される。加熱室5の底板は、例えばガラスやセラミックなどマイクロ波が透過しやすい材料で構成されている。
【0029】
加熱室5の内部には、被加熱物を載置するための載置台7と、載置台7の下方に配置されて被加熱物から滴り落ちる脂などを受ける底板8とを収容可能に構成されている。載置台7は、加熱室5から加熱調理器1の外に取り出し可能であって、例えば、セラミック製の台で構成されており、被加熱物を載置できる板状部材と板状部材を支える4つの脚部7aとで一体に構成されている。脚部7aは底板8の上に載置される。底板8および載置台7はセラミック製であって、底板8は加熱室5の底壁5aの上面に固着されている。セラミックは、具体的にはコージライト製(酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化ケイ素からなるセラミック)である。コージライトは、熱膨張性が低く、耐熱衝撃性に優れた特性を有する。そのため載置台7の表面にマイクロ波加熱機構から発振される電波が集中した場合や、被加熱物を300℃以上の高温で加熱する場合であっても、載置台7が割れ
てしまうといった危険性が低い。
【0030】
図4は、実施の形態1の加熱調理器1の正面中央縦断面図である。図4において右側が、扉4が設けられた正面側である。本明細書において、加熱調理器1の扉4側を前側(正面側)とし、その反対面(図5における左側)を後側(背面側)として説明する。
【0031】
図4に示すように、加熱室5の上方、天面側には輻射加熱部20を構成するグリルヒータ9が設けられている。熱源であるグリルヒータ9は、一本のシーズヒータで構成されており、天面側に配置され屈曲した形状を有している。グリルヒータ9は、加熱室5に収容された被加熱物を輻射熱により加熱調理するグリルモード(輻射加熱動作)において駆動制御される。
【0032】
加熱室5の底面外側に配設された機械室3にはマイクロ波加熱部21が設けられている。マイクロ波加熱部21の主要な構成物としては、マイクロ波生成部であるマグネトロン15、マグネトロン15を駆動するインバータ16、および機械室3の内部の構成部材を冷却する冷却ファン17などが設けられ、制御部(図示せず)により、駆動制御されている。また、マイクロ波加熱部21には、マグネトロン15で生成されたマイクロ波を加熱室5の下側中央方向に案内する導波管18、および導波管18により案内されたマイクロ波を加熱室5の内部に放射するためのマイクロ波供給部19が含まれる。マイクロ波供給部19は、加熱室5の底面の中央に配設されており、導波管18の端部上面に形成された開口により構成される。また、マイクロ波供給部19から放射されたマイクロ波を撹拌するために、マイクロ波供給部19の上方にはスタラ(Stirrer)23が設けられている。スタラ23は、機械室3内に設けられたスタラ駆動部(モータ:図示せず)により回転駆動され、放射されたマイクロ波を撹拌する羽根を有している。従って、実施の形態1の加熱調理器1においては、加熱室5の底面側から撹拌されたマイクロ波が加熱室5の内部に放射され、載置台7上に載置された被加熱物が加熱される構成である。
【0033】
また、実施の形態1の加熱調理器1においては、加熱調理源としてグリルヒータ9による輻射加熱部20およびマイクロ波加熱部21の他に熱風生成機構22が設けられ、マイコンを含んで構成される制御部(図示せず)により、駆動制御されている。熱風生成機構22は、熱風循環加熱を行うための熱源であるコンベクションヒータ10、送風源である循環ファン11、循環ファン11を駆動するためのファン駆動部12(モータ)などが加熱室5の背面側に設けられている。加熱室5の背面となる後壁5eには複数の開孔26が形成されており、これらの開孔26を通して、コンベクションヒータ10および循環ファン11の駆動により加熱室5からの空気の吸引がなされ、吹出口27から加熱室5への空気の吹出しが行われる。図5において、白抜き矢印にて加熱室5からの空気の吸引から加熱室5への空気の吹出までの空気の流れを示している。
【0034】
また、熱風生成機構22は、後述する流路形成部13および風ガイド14を含んでいる。流路形成部13および風ガイド14は、加熱室5の天面側に設けられており、流路形成部13の底面に開けられた吹出口27から加熱室5への風の流速および吹出し方向を規定している。本開示においては、流路形成部13および風ガイド14が、加熱室5の上部に配設されて上方空間を形成し、上方空間内で循環ファン11から加熱室5に吹出される空気の流速および吹出し方向を規定する。
【0035】
上記のように、実施の形態1の加熱調理器1は、加熱室5に収容された被加熱物に対して加熱調理を行うために、グリルヒータ9による輻射加熱部20、マイクロ波加熱部21、および熱風生成機構22が設けられている。
【0036】
次に、加熱室5の下隅の底壁5aおよび側壁5b近辺の構成について説明する。
【0037】
図6は実施の形態1に係る図3の加熱料理器のB部分における拡大断面図である。図7は実施の形態1に係る図2の加熱料理器のA部分における拡大断面図である。
【0038】
図6および図7において、加熱室5の底部を形成する底壁5aの上部に底板8が固着されている。固着の方法は、例えば溶接であっても接着材による接着であってもよい。底板8の(左)端部は上方に盛り上がっており、第2傾斜部8aを形成する。
【0039】
加熱室5の側部を形成する側壁5bの加熱室内側には側板5cが固着され、側板5cは下端部が折り曲げられて側板5cの端部は第1傾斜部5c1を形成する。なお、側壁5bへの側板5cの固着方法としては、接着でもよいし溶着でもよいし、側壁5bおよび側板5cに穴をあけてボルトとナットで締め付けて固着してもよい。また、側板5cはステンレス製の板材にフッ素コーティングを施しておけば、側板5cに汚れが付着しにくく、側板5cに汚れが付着したとしても使用者が汚れを落としやすくすることができる。
【0040】
側壁5bと底板8との間には隙間5dを有し、第1傾斜部5c1と第2傾斜部8aのそれぞれの傾斜面どうしが接触することで隙間5dおよび底板8の(端部の)一部を覆う構成となっている。
【0041】
また、必ずしも上記の傾斜面どうしを接触させる方法だけではなく、側板5cの下端部を垂直に折り曲げて底板8の頂部に側板5cの折り曲げた下端部を当接させることで隙間5dおよび底板8の(端部の)一部を覆う構成としてもよい。
【0042】
このような構成により、加熱室5内で発生した水滴や油分等を加熱室5の側板5cから加熱室5の底板8に集めることができる。よって隙間5dに水滴や油分や食材カスなどが入り込むことを極力防止することができ、使用者が掃除する手間を少なくすることができる。
【0043】
また、上記の傾斜面どうしが接触することで隙間5dを覆う構成により、加熱室5内で発生した水滴や油分等を、加熱室5の側板5cの第1傾斜部5c1の上面から加熱室5の底板に集めることができる。この隙間に水滴や油分や食材カスなどが入り込むことを極力防止することができ、使用者が掃除する手間を少なくすることができる。
【0044】
さらに図7のとおり、底板8の上面には凹部8bを有する構成により、加熱室内で発生した水滴や油分等を加熱室5の側板5cから加熱室5の底板8の上面の凹部8bに集めることができ、使用者が掃除する手間を少なくすることができる。
【0045】
また、載置台7の4本の脚部7aが底板8の凹部8bに載置されるように構成すれば、被加熱部から発生した水滴や油分等を載置台7から加熱室5の底板8の上面の凹部8bに集めることができ、使用者が加熱室5内の掃除する手間を少なくすることができる。
【0046】
なお、図6および図7においては加熱室5の左下隅の構成について説明したが、加熱室5の右下隅も左下隅と同様の構成としてもよいし、異なる構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明に係る加熱調理器によれば、加熱室内で発生した水滴や油分等を加熱室の底板に集めることができるため、例えば電子レンジなどの高周波加熱調理器やオーブンレンジ、オーブントースターなどに有用である。
【符号の説明】
【0048】
1 加熱調理器
2 本体
3 機械室
4 扉
5 加熱室
5a 底壁
5b 側壁
5c 側板
5c1 第1傾斜部
5d 隙間
5e 後壁
6 操作表示部
7 載置台
7a 脚部
8 底板
8a 第2傾斜部
8b 凹部
9 グリルヒータ
10 コンベクションヒータ
11 循環ファン
12 ファン駆動部
13 流路形成部
14 風ガイド
15 マグネトロン
16 インバータ
17 冷却ファン
18 導波管
19 マイクロ波供給部
20 輻射加熱部
21 マイクロ波加熱部
22 熱風生成機構
23 スタラ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7