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特許7607570材料搬送システムにおける材料処理のための方法、分離デバイス組立体、及び材料搬送システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-19
(45)【発行日】2024-12-27
(54)【発明の名称】材料搬送システムにおける材料処理のための方法、分離デバイス組立体、及び材料搬送システム
(51)【国際特許分類】
   B65F 5/00 20060101AFI20241220BHJP
【FI】
B65F5/00 101
【請求項の数】 32
(21)【出願番号】P 2021546481
(86)(22)【出願日】2019-10-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-19
(86)【国際出願番号】 FI2019050729
(87)【国際公開番号】W WO2020084190
(87)【国際公開日】2020-04-30
【審査請求日】2022-09-21
(31)【優先権主張番号】20185883
(32)【優先日】2018-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FI
(73)【特許権者】
【識別番号】521172734
【氏名又は名称】マリキャップ・オサケイフティオ
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ヨーラン・スンドホルム
【審査官】新井 浩士
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2012/117146(WO,A1)
【文献】特表2015-527273(JP,A)
【文献】国際公開第2013/183553(WO,A1)
【文献】実開昭48-026573(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65F 5/00
B65G 53/60
B04C 5/24- 5/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
材料のための空圧式材料搬送システム内で材料及び搬送空気を処理するための方法であって、前記空圧式材料搬送システムは、材料のための少なくとも1つの投入点(1)と、前記投入点(1)に接続可能である材料搬送管(100)と、搬送される前記材料を前記搬送空気から分離するための2つの分離デバイス(10A、10B)すなわち第1の分離デバイス(10A)及び第2の分離デバイス(10B)と、少なくとも材料の搬送の際に前記材料搬送管(100)内に圧力差及び/又は輸送空気流を引き起こすための手段であって、少なくとも1つの部分真空源(21)を具備する前記手段と、を備えている方法において、
前記材料は、選択された方式で前記材料搬送管の輸送空気流内で前記投入点から前記2つの分離デバイス(10A、10B)のうち一方の分離デバイスに搬送され、前記分離デバイス(10A、10B)のうち他方の分離デバイスは前記一方の分離デバイスのスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成されており、
前記搬送空気の進行方向における下流の分離デバイス、すなわち前記スタンバイ分離デバイスは、前記搬送空気の前記進行方向の上流の分離デバイスを通して前記搬送空気とともに進んだ材料粒子を受け取り、これらの粒子を前記搬送空気から分離し、
前記方法において、第1の分離デバイス(10A)及び前記第2の分離デバイス(10B)は、交換可能な方式で動作可能に接続されるように、
前記第2の分離デバイス(10B)は、前記第1の分離デバイス(10A)に対するスタンバイ分離デバイスとして機能し、及び
前記第1の分離デバイス(10A)は、前記第2の分離デバイス(10B)に対するスタンバイ分離デバイスとして機能するような仕方で構成されることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記方法において、第1の分離デバイス(10A)及び前記第2の分離デバイス(10B)は、前記第2の分離デバイス(10B)が前記第1の分離デバイス(10A)に対するスタンバイ分離デバイスとして機能し、この場合、前記第1の分離デバイスの投入チャネル(14A)は、前記材料搬送管(100)に動作可能に接続され、前記第1の分離デバイス(10A)の搬送空気用の排出チャネル(16A)は、材料経路(16A14B)を介して前記第2の分離デバイス(10B)の投入チャネル(14B)に動作可能に接続され、前記第2の分離デバイス(10B)の搬送空気用の排出チャネル(16B)は、空圧式材料搬送システムの前記部分真空源(21)の吸引側につながるチャネル(25)に動作可能に接続されるような仕方で、動作可能に接続されるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法において、前記第2の分離デバイス(10B)及び第1の分離デバイス(10A)は、前記第1の分離デバイス(10A)が前記第2の分離デバイス(10B)に対するスタンバイ分離デバイスとして機能し、この場合、前記第2の分離デバイス(10B)の投入チャネル(14B)は、前記材料搬送管(100)に動作可能に接続され、前記第2の分離デバイス(10B)の搬送空気用の排出チャネル(16B)は、材料経路(16B14A)を介して前記第1の分離デバイス(10A)の前記投入チャネル(14A)に動作可能に接続され、前記第1の分離デバイス(10A)の搬送空気用の前記排出チャネル(16A)は、前記空圧式材料搬送システムの前記部分真空源(21)の吸引側につながるチャネル(25)に動作可能に接続されるような仕方で、動作可能に接続されるように構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法において、第1の分離デバイス(10A)及び前記第2の分離デバイス(10B)は、交換可能な方式で動作可能に接続されるように、
前記第2の分離デバイス(10B)は、第1の分離デバイス(10A)に対するスタンバイ分離デバイスとして機能し、この場合、前記第1の分離デバイスの投入チャネル(14A)は、前記材料搬送管(100)に動作可能に接続され、前記第1の分離デバイス(10A)の搬送空気用の排出チャネル(16A)は、材料経路(16A14B)を介して、前記第2の分離デバイス(10B)の投入チャネル(14B)に動作可能に接続され、前記第2の分離デバイス(10B)の搬送空気用の前記排出チャネル(16B)は、前記空圧式材料搬送システムの前記部分真空源(21)の吸引側につながるチャネル(25)に動作可能に接続されるか、
又は
前記第1の分離デバイス(10A)は、前記第2の分離デバイス(10B)に対するスタンバイ分離デバイスとして機能し、この場合、前記第2の分離デバイス(10B)の前記投入チャネル(14B)は、前記材料搬送管(100)に動作可能に接続され、前記第2の分離デバイス(10B)の搬送空気用の前記排出チャネル(16B)は、前記材料経路(16B14A)を介して、前記第1の分離デバイス(10A)の前記投入チャネル(14A)に動作可能に接続され、前記第1の分離デバイス(10A)の搬送空気用の前記排出チャネル(16A)は、前記空圧式材料搬送システムの前記部分真空源(21)の吸引側につながる前記チャネル(25)に動作可能に接続されるような仕方で構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
材料経路(100A、100B)は、第1の分離デバイスの前記材料搬送管(100)と投入チャネル(14A)との間に、また前記第2の分離デバイス(10B)の前記材料搬送管と投入チャネル(14B)との間に配置構成され、前記材料経路は、前記材料搬送管(100)から第1の分離デバイス(10A)の前記投入チャネル(14A)への、及び/又は前記第2の分離デバイス(10B)の前記投入チャネル(14B)への経路が開閉可能であるような仕方で少なくとも1つの弁手段(109)を設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
経路が、前記部分真空源の吸引側につながるチャネル(25)と第1の分離デバイス(10A)の搬送空気用の排出チャネル(16A)との間に配置構成され、及び/又は経路が、前記部分真空源の前記吸引側につながる前記チャネル(25)と前記第2の分離デバイス(10B)の搬送空気用の前記排出チャネル(16B)との間に配置構成され、前記経路は、前記部分真空源の前記吸引側につながる前記チャネル(25)から第1の分離デバイス(10A)の搬送空気用の前記排出チャネル(14A)への、及び/又は前記第2の分離デバイス(10B)の搬送空気用の前記排出チャネル(14B)への経路が、開閉可能であるような仕方で弁手段(112A、112B)を設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
第1の分離デバイス(10A)の搬送空気用の排出チャネル(16A)から前記第2の分離デバイス(10B)の投入チャネル(14B)内への材料経路(16A14B)は、弁手段(111A)により開閉可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の分離デバイス(10B)の搬送空気用の排出チャネル(16A)から第1の分離デバイス(10A)の投入チャネル(14A)内への材料経路(16B14A)は、弁手段(111B)により開閉可能であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
第1の分離デバイス(10A)及び/又は前記第2の分離デバイス(10B)は、その動作原理に関してサイクロン分離装置であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
第1の分離デバイス(10A)及び/又は前記第2の分離デバイス(10B)は、分離装置容器であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
第1の分離デバイス(10A)及び/又は前記第2の分離デバイス(10B)は、深い回収容器-分離デバイスであり、第1の分離デバイス(10A)及び/又は前記第2の分離デバイス(10B)の回収容器(11A、11B)は、空にする段階で、持ち上げ手段により持ち上げられ、前記回収容器(11A、11B)内に回収した前記材料(w)は、前記回収容器(11A、11B)内に配置構成されている開閉可能な開口(6)を介して空にされることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記方法において、分離デバイス(10A、10B)の回収容器(11A、11B)は、その中身が輸送手段の容器空間内に流し込まれて、空にされ、前記容器空間内において前記材料は場合によっては圧縮されてより高密度にされ、前記輸送手段は材料を運び去ることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
分離デバイス(10A、10B)の回収容器(11A、11B)は、空にする段階で、それが少なくとも部分的に入っている外部容器(12A、12B)から持ち上げられ、前記空にする段階の後に、空になった回収容器(11A、11B)は、前記外部容器(12A、12B)の中に下げて戻されることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
材料が、回収容器の頂部に配置構成されている投入開口部(9)から、前記分離デバイス(10A、10B)の前記回収容器(11A、11B)内に、これもまた直接、送り込まれることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記方法において、材料が、廃棄物受容器又はごみシュートの、廃棄物に対する前記投入点である、材料に対する前記投入点(1)から搬送管(100)内に送り込まれることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記方法において、第1の材料(W)が、第1の分離デバイス(10A)内に搬送され、第2の材料(W)が、前記第2の分離デバイス(10B)内に搬送されることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記方法において、同じ材料又は異なる材料が、第1の分離デバイス(10A)内に、また前記第2の分離デバイス(10B)内に搬送されることを特徴とする請求項1から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記方法において、前記空圧式材料搬送システムは、廃棄物搬送システムであることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
空圧式材料搬送システムのための分離デバイス組立体であって、前記空圧式材料搬送システムにおいて、材料が、選択された方式で輸送空気流内で少なくとも2つの分離デバイス(10A、10B)のうちいずれかの分離デバイスに搬送されるようになっており、前記分離デバイス組立体は、2つの分離デバイス(10A、10B)すなわち第1の分離デバイス(10A)及び第2の分離デバイス(10B)を備えており、前記分離デバイス(10A、10B)それぞれには、材料及び搬送空気のための投入開口部(14′)と、前記搬送空気のための排出開口部(16′)とが配設されており、前記分離デバイス組立体は、材料搬送管(100)の前記輸送空気流及び材料を選択された方式で前記材料搬送管から前記分離デバイス(10A、10B)それぞれの前記投入開口部(14′)に送り込むための切替手段と、前記分離デバイスの吸引開口部(16′)を部分真空源(21)の吸引側に接続するための手段とを備えており、前記分離デバイス(10A、10B)のうち一方の分離デバイスは、他方の分離デバイスのスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成されており、
搬送空気の進行方向における下流の分離デバイス、すなわち前記スタンバイ分離デバイスは、前記搬送空気の前記進行方向の上流の分離デバイスを通して前記搬送空気とともに進んだ材料粒子を受け取り、これらの粒子を前記搬送空気から分離し、
第1の分離デバイス(10A)及び前記第2の分離デバイス(10B)は、交換可能な方式で動作可能に接続されるように、
前記第2の分離デバイス(10B)は、前記第1の分離デバイス(10A)に対するスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成され、
及び
前記第1の分離デバイス(10A)は、前記第2の分離デバイス(10B)に対するスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成されるような仕方で構成されることを特徴とする分離デバイス組立体。
【請求項20】
第1の分離デバイス(10A)及び前記第2の分離デバイス(10B)は、前記第2の分離デバイス(10B)が前記第1の分離デバイス(10A)に対するスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成され、この場合、前記第1の分離デバイスの前記投入開口部につながる投入チャネル(14A)は、前記材料搬送管(100)に動作可能に接続されるように構成され、前記第1の分離デバイス(10A)の搬送空気用の前記排出開口部からつながる排出チャネル(16A)は、材料経路(16A14B)を介して前記第2の分離デバイス(10B)の前記投入開口部につながる前記投入チャネル(14B)に動作可能に接続されるように構成され、前記第2の分離デバイス(10B)の搬送空気用の前記排出開口部からつながる前記排出チャネル(16B)は、前記空圧式材料搬送システムの前記部分真空源(21)の前記吸引側につながるチャネル(25)に動作可能に接続されるように構成されるような仕方で、動作可能に接続されるように構成されることを特徴とする請求項19に記載の分離デバイス組立体。
【請求項21】
前記第2の分離デバイス(10B)及び第1の分離デバイス(10A)は、第1の分離デバイス(10A)が前記第2の分離デバイス(10B)に対するスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成され、この場合、前記第2の分離デバイス(10B)の前記投入開口部につながる投入チャネル(14B)は、前記材料搬送管(100)に動作可能に接続されるように構成され、前記第2の分離デバイス(10B)の搬送空気用の前記排出開口部からつながる排出チャネル(16B)は、材料経路(16B14A)を介して前記第1の分離デバイス(10A)の前記投入開口部につながる前記投入チャネル(14A)に動作可能に接続されるように構成され、前記第1の分離デバイス(10A)の搬送空気用の前記排出開口部からつながる前記排出チャネル(16A)は、前記空圧式材料搬送システムの前記部分真空源(21)の前記吸引側につながるチャネル(25)に動作可能に接続されるように構成されるような仕方で、動作可能に接続されるように構成されることを特徴とする請求項19又は20に記載の分離デバイス組立体。
【請求項22】
第1の分離デバイス(10A)及び前記第2の分離デバイス(10B)は、前記第2の分離デバイス(10B)が前記第1の分離デバイス(10A)に対するスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成され、この場合、前記第1の分離デバイスの前記投入開口部につながる投入チャネル(14A)は、前記材料搬送管(100)に動作可能に接続されるように構成され、前記第1の分離デバイス(10A)の搬送空気用の前記排出開口部からつながる排出チャネル(16A)は、材料経路(16A14B)を介して前記第2の分離デバイス(10B)の前記投入開口部につながる前記投入チャネル(14B)に動作可能に接続されるように構成され、前記第2の分離デバイス(10B)の搬送空気用の前記排出開口部からつながる前記排出チャネル(16B)は、前記空圧式材料搬送システムの前記部分真空源(21)の前記吸引側につながるチャネル(25)に動作可能に接続されるように構成されるか、
又は
前記第1の分離デバイス(10A)は、前記第2の分離デバイス(10B)に対するスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成され、この場合、前記第2の分離デバイス(10B)の前記投入開口部につながる前記投入チャネル(14B)は、前記材料搬送管(100)に動作可能に接続されるように構成され、前記第2の分離デバイス(10B)の搬送空気用の前記排出開口部からつながる前記排出チャネル(16B)は、前記材料経路(16B14A)を介して、前記第1の分離デバイス(10A)の前記投入開口部につながる前記投入チャネル(14A)に動作可能に接続されるように構成され、前記第1の分離デバイス(10A)の搬送空気用の前記排出開口部からつながる前記排出チャネル(16A)は、前記空圧式材料搬送システムの前記部分真空源(21)の前記吸引側につながる前記チャネル(25)に動作可能に接続されるように構成されるような仕方で、交換可能な方式により動作可能に接続されるように構成されることを特徴とする請求項19から21のいずれか一項に記載の分離デバイス組立体。
【請求項23】
材料経路(100A、100B)が、前記材料搬送管(100)を第1の分離デバイスの前記投入開口部に接続する投入チャネル(14A)の間、さらに前記材料搬送管(100)を前記第2の分離デバイス(10B)の前記投入開口部に接続する前記投入チャネル(14B)の間に配置構成され、材料経路は、前記材料搬送管(100)から前記第1の分離デバイス(10A)の前記投入チャネル(14A)及び/又は前記第2の分離デバイス(10B)の前記投入チャネル(14B)への経路が開閉可能であるような仕方で弁手段(109)を設けられていることを特徴とする請求項19から22のいずれか一項に記載の分離デバイス組立体。
【請求項24】
弁手段(111A)が、第1の分離デバイス(10A)の搬送空気用の前記排出開口部からつながる排出チャネル(16A)と、前記第2の分離デバイス(10B)の前記投入開口部につながる投入チャネル(14B)との間に配置構成されている材料経路(16A14B)内に配置構成されることを特徴とする請求項19から23のいずれか一項に記載の分離デバイス組立体。
【請求項25】
弁手段(111B)が、前記第2の分離デバイス(10B)の搬送空気用の前記排出開口部からつながる排出チャネル(16B)と、第1の分離デバイス(10A)の前記投入開口部につながる投入チャネル(14A)との間に配置構成されている材料経路(16B14A)内に配置構成されることを特徴とする請求項19から24のいずれか一項に記載の分離デバイス組立体。
【請求項26】
経路が、前記部分真空源(21)の前記吸引側につながるチャネル(25)と第1の分離デバイス(10A)の搬送空気用の前記排出開口部からつながる排出チャネル(16A)との間に、及び/又は前記チャネル(25)と前記第2の分離デバイス(10B)の搬送空気用の前記排出開口部からつながる前記排出チャネル(16B)との間に配置構成され、前記経路は、前記部分真空源(21)の前記吸引側につながる前記チャネル(25)から前記第1の分離デバイス(10A)の搬送空気用の前記排出開口部に接続する前記排出チャネル(14A)への、及び/又は前記第2の分離デバイス(10B)の搬送空気用の前記排出開口部に接続する前記排出チャネル(14B)への経路が、開閉可能であるような仕方で弁手段(112A、112B)を設けられていることを特徴とする請求項19から25のいずれか一項に記載の分離デバイス組立体。
【請求項27】
第1の分離デバイス(10A)及び/又は前記第2の分離デバイス(10B)は、その動作原理に関してサイクロン分離装置であることを特徴とする請求項19から26のいずれか一項に記載の分離デバイス組立体。
【請求項28】
第1の分離デバイス(10A)及び/又は前記第2の分離デバイス(10B)は、分離装置容器であることを特徴とする請求項19から27のいずれか一項に記載の分離デバイス組立体。
【請求項29】
第1の分離デバイス(10A)及び/又は前記第2の分離デバイス(10B)は、深い回収容器-分離デバイスであり、これは回収容器(11A、11B)の空にする段階で、持ち上げ手段により持ち上げられ、前記回収容器(11A、11B)内に回収した前記材料(w)は、前記回収容器(11A、11B)内に配置構成されている開閉可能な開口(6)を介して空にされることを特徴とする請求項19から28のいずれか一項に記載の分離デバイス組立体。
【請求項30】
第1の分離デバイス(10A)又は前記第2の分離デバイス(10B)は、実際の回収容器(11A、11B)及び外部容器(12A、12B)を備えることを特徴とする請求項19から29のいずれか一項に記載の分離デバイス組立体。
【請求項31】
回収容器(11A、11B)の頂部に、投入開口部(9)があることを特徴とする請求項19から30のいずれか一項に記載の分離デバイス組立体。
【請求項32】
廃棄物搬送システムであって、廃棄物のための少なくとも1つの投入点(1)と、前記投入点(1)に接続可能である材料搬送管(100)と、搬送されるべき前記材料を搬送空気から分離するための分離デバイス又は容器(11)と、少なくとも材料の搬送の際に前記材料搬送管(100)に圧力差及び/又は輸送空気流を引き起こすための手段であって、少なくとも1つの部分真空源(21)を備える前記手段と、を備えるシステムにおいて、
前記廃棄物搬送システムが、請求項19から31のいずれか一項に記載の分離デバイス組立体を備えていることを特徴とする廃棄物搬送システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の目的は、請求項1のプリアンブルに記載された方法である。
【0002】
本発明の目的は、また、材料搬送システム(material conveying system)のための、請求項21に記載された分離デバイス(separating device)である。
【0003】
本発明の目的は、また、請求項36に記載された廃棄物搬送システム(waste conveying system)である。
【0004】
本発明は、一般に、部分的真空(partial-vacuum)搬送システムなどの、空圧式材料搬送システム、より詳細には、家庭廃棄物の搬送など、廃棄物又はリサイクル可能な材料の回収及び搬送に関する。
【背景技術】
【0005】
廃棄物が吸引及び/又は空気の搬送を用いて配管内で搬送されるシステムが当技術分野において知られている。これらのシステムでは、廃棄物は、吸引及び/又は圧力差を用いて、搬送空気(conveying air)とともに、空気圧で、配管内の長い距離を移動する。これらの装置は、特に、異なる施設内の廃棄物の搬送、家庭廃棄物の搬送、又は他の廃棄物の搬送に使用される。これらのシステムにとって、部分的真空装置が、圧力差をもたらすために使用され、その装置において部分的真空が真空ポンプ又は排出装置などの、部分的真空発生器により搬送管(conveying pipe)内にもたらすことは典型的なことである。搬送管は、典型的には、少なくとも1つの弁手段を備え、この弁手段を開閉することによって、搬送管内に入って来る交換用空気が調節される。新しい地域建築プロジェクトの使いやすい解決手段の1つは、管搬送システムにより動作する廃棄物管理である。これらの解決手段では、分別済み廃棄物が、埋設管に沿って地域全体に共通する廃棄物ステーションに吸い込まれる。このシステムは、クリーンで無臭、無騒音であり、従来の廃棄物処理に比べて環境に優しく、周辺環境の観点からも安全性の高い解決手段である。廃棄物ステーションには、典型的には、搬送される材料が搬送空気から分離され、次いで搬送空気は可能なフィルタを介して出口パイプに送り込まれる分離デバイスがある。典型的には、材料搬送が送り込まれる、多数の分離デバイス及び/又は材料容器が比較的小さなシステムにおいて使用されている。このようなデバイス及び/又は容器は、例えば、複数の材料画分(material fraction)が搬送されることを意図されているときに、又は搬送されるべき材料の量の体積が、複数の分離デバイス及び/又は材料容器を使用することが賢明であるようになったときに使用される。例えば家庭廃棄物又はリサイクル可能な材料が搬送される、空圧式材料搬送システムにおいて、問題の1つは、ときには、緩い紙又はプラスチックなどの、軽量であるが表面積が広い材料粒子が、分離デバイスにおいて搬送空気から必ずしも分離されないが、その代わりに搬送空気の下流方向にある分離デバイスの後のフィルタに到達することである。その結果、例えば、より多くのフィルタが必要になるか、又はフィルタが目詰まりする可能性がある。この問題に対する様々な解決策を用意する試みがなされたが、多くの場合、問題は、小さなシステムには不適当である点である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】国際公開第2011/151522号
【文献】国際公開第2014/029903号
【文献】国際公開第2014/135746号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、材料搬送システムに関連する新しいタイプの解決手段を提供することであり、この解決手段を用いて、当技術分野で知られている解決手段の欠点が回避される。本発明のもう1つの目的は、システムの機能性を損なうことなく、コンポーネントの数、例えば、様々なフィルタの使用を減らす努力がなされる比較的小さなシステムのための解決策を提供することである。本発明のさらに別の目的は、空気圧で投入点を空にすること及び回収容器を空にすることが柔軟に、さらには互いに独立して実行できる解決手段を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、材料が選択された方式で投入点から材料搬送管内の輸送空気流で少なくとも2つの分離デバイスのうちいずれかの分離デバイスに、前述の分離デバイスのうち少なくとも1つの分離デバイスが第2の分離デバイスのスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成される仕方で、搬送されるという概念に基づく。第1の分離デバイスを通過した、搬送空気、及び場合によってはその中に残留する材料粒子は、スタンバイ分離装置として働くこの分離デバイス内に送り込まれる。提示されている分離デバイス組立体(separating device arrangement)において、第1及び第2の分離デバイスは、主に異なる材料又は同じ材料に対する分離デバイスとして機能することを意図され得る。
【0009】
本発明による方法は、請求項1の特徴付け部に開示されている内容を特徴とする。
【0010】
本発明による方法は、請求項2~20に開示されている内容も特徴とする。
【0011】
本発明による分離デバイス組立体は、請求項21に開示されている内容を特徴とする。
【0012】
本発明による分離デバイス組立体は、請求項22~35に開示されている内容も特徴とする。
【0013】
本発明による廃棄物搬送システムは、請求項36の特徴付け部に開示されている内容を特徴とする。
【0014】
本発明による解決手段は、多数の重要な利点を有する。本発明を用いることで、従来技術による解決手段の欠点が回避され得る。
【0015】
本発明の一実施形態による分離デバイス組立体を使用することによって、スタンバイ分離デバイス内の搬送空気から材料粒子を分離することが改善され得る。それによって、分離されるべき材料が、搬送空気とともに、分離デバイス組立体のスタンバイ分離デバイスを介して、部分真空源の吸引側につながる排出チャネルの方へ変位するのを防止することを著しく改善することが可能である。この場合、例えば、紙又はプラスチックフィルム又は袋などの廃棄物粒子が分離デバイス組立体の分離デバイス内に留まることを、より効果的に行うことができる。したがって、空圧式廃棄物搬送システムのための動作に関して信頼可能な分離デバイス組立体が達成され得る。本発明の一実施形態による分離デバイス組立体の分離デバイスにおいて、分離デバイスのチャンバ空間内又は排出チャネル内の搬送空気の流れは、その回転方向に関して反対の方向への搬送空気の誘導効果をもたらすことによって働き得る。これにより、分離されるべき材料が搬送空気とともに分離デバイスの容器空間から排出チャネルの方へ変位するのを防止することを著しく改善することがさらに可能である。この場合、例えば紙又はプラスチックフィルム又は袋などの廃棄物粒子は、分離デバイスの排出開口部に入り込み、及び/又は排出開口部を塞ぐことが容易でなく、分離デバイス組立体で使用するための動作に関して信頼可能な分離デバイスが達成され得る。所望の効果は、排出チャネルから排出分岐部への搬送空気の流れが排出チャネルの壁に関して主に接線方向にもたらすように排出チャネルの壁に排出分岐部を配置構成する(arrange)ことによってもたらされ得る。これは、例えば、排出分岐部を排出チャネル内に偏心配置構成することによって達成され得る。本発明による分離デバイスの配置構成は、投入点から搬送配管内に送り込まれるべき材料を締め固め、及び/又は整形するためにフォーマッタ(formatter)、すなわちロータリーシェーパー(rotary shaper)が使用される材料搬送システムと、材料が投入点から搬送配管内に直接送り込まれる材料用の通常の空圧式配管搬送システムの両方に適している。深い回収容器を分離デバイスとして使用することによって、回収容器内に搬送された材料は、効率的に貯蔵され、容器を空にすることはあまり頻繁に行わなくて済む。回収容器を空にすることは、回収容器を持ち上げて、容器内に回収された材料を、容器の底部に配置構成されている開閉可能な開口から、ごみ収集車などの輸送手段の容器内に移すことによって実行され得る。輸送手段は、材料を圧縮して高密度化するためのプレス機と、回収容器を持ち上げるための巻き上げ機とを備えることができる。本発明による解決手段により、材料に対する空圧式配管搬送システムの分離デバイス及び搬送される材料の一時的貯蔵向きの回収容器は、効率的に組み合わされ得る。回収容器が、地面の表面レベル又は対応する表面レベルの下に少なくとも部分的に埋設される、いわゆる深い回収容器であるときに、空間要件は効率的に低減され得る。回収容器の容積の大部分を地表面より下に配置構成し、比較的小さな部分を見える部分とすることによって、回収容器に対する環境に十分に適した解決手段が達成される。容器の容積及び寸法が大きいので、回収された材料は沈降し、すなわち締め固められ、その場合、この回収容器には、多数の小さな容器に比べて、比較的多くの材料が収まる。回収容器が地面深くに配置構成されているときには、深い回収容器は夏でも冷たいままであり、その場合、廃棄物が発生源となり得る有害臭は少ない。好ましい一実施形態により、深い回収容器-分離デバイスは、回収容器と外部容器とを備え、外部容器の中に回収容器が配置構成され、空にするために回収容器が外部容器から持ち上げられる。分離デバイスは、本発明による分離デバイスの配置構成において使用されるものとしてよく、このデバイスは、回収容器内に形成された開閉可能な投入開口部を介して、例えばそのサイズ又は他の特性により、材料に対する空圧式配管搬送システムでの搬送に適さないタイプの材料を送り込む可能性ももたらす。本発明の一実施形態により、深い回収分離デバイス、又は分離デバイスの近くに配置構成されている部分真空源が、例えば固定吸引ポンプ容器又はそれに対応するものであることも企図され、これにより投入点から分離デバイス内に材料を搬送するための空気流/部分的真空が処理される。この解決手段は、多数の相互に接続されている深い回収分離デバイスがある状況では特に適している。本発明による解決手段は、深い回収分離デバイスの回収容器を空にするために、既存のごみ収集車、又はそれに対応するものを使用する可能性をもたらす。本発明による解決手段は、また、分離デバイスが屋外などの異なる場所に配設され、部分的真空発生装置及び関連する装置が建物の内部空間内に配設される解決手段も容易に実現可能にする。移動式部分的真空発生装置は、本発明の深い回収分離デバイスを備える材料搬送システムに関連して材料の空気搬送に必要な部分的真空をもたらすために効果的に使用され得る。この場合、個々の材料搬送システムには、専用の固定された部分的真空発生装置は必要ない。したがって、システムは、部分真空源の有効動作時間を多数の材料搬送システムの間に分けることを可能にする。本発明による解決手段は、部分真空源の動作、及び容器を空にすることに対する異なる頻度を効果的に使用可能にする。本発明による分離デバイス組立体は、多数の異なるタイプの分離デバイスに関連して使用するのに適している。材料が搬送空気から分離される様々な容器が、この配置構成において使用できる。容器は、その形状及び寸法に関する適用点に依存するものとしてよい。材料搬送管ならびに分離デバイス及び/又は材料容器を介して搬送空気を循環させるための管に脱着可能に留められる分離デバイス及び/又は材料容器が使用され得る。
【0016】
以下では、本発明は、添付図面を参照しつつ一実施形態の助けを借りてより詳しく説明される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図2の線I-Iに沿って垂直平面内で部分的に区分されている、本発明の一実施形態による分離デバイス組立体の一実施形態を提示する図である。
図2】上から、すなわち図1の矢印Aの方向から見たときの、本発明の一実施形態による分離デバイス組立体の一実施形態を提示する図である。
図3図4の線III-IIIに沿って垂直平面内で部分的に区分されている、第1の動作状態にある、本発明の第1の実施形態による分離デバイス組立体を提示する図である。
図4】上から、すなわち図4の矢印Bの方向から見たときの、本発明の第1の実施形態による分離デバイス組立体の簡略化された線図ある。
図5】垂直平面内で部分的に区分されている、第2の動作状態にある、本発明の第1の実施形態による分離デバイス組立体を提示する図である。
図6】垂直平面内で部分的に区分されている、第1の動作状態にある、本発明の第2の実施形態による分離デバイス組立体の簡略化された線図である。
図7】垂直平面内で部分的に区分されている、第2の動作状態にある、本発明の第2の実施形態による分離デバイス組立体の簡略化された線図である。
図8】本発明の第1の実施形態による分離デバイス組立体に適用可能な1つのシステムの簡略化された図である。
図9】本発明の第2の実施形態による分離デバイス組立体に適用可能な1つのシステムの簡略化された図である。
図10】線X-Xに沿った図10aの矢印Dの方向から部分的に区分され、簡略化された図として本発明による分離デバイス組立体の一実施形態を提示する図である。
図10a図10の線Xa-Xaに沿って区分された図10の分離デバイス組立体の分離デバイスの容器を提示する図である。
図11】本発明の一実施形態による分離デバイスの容器を空にする様子を簡略化して表現した図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図では弁に対して、弁を通る開かれた経路は弁に白色のマークを付けて提示され、閉じられた経路は弁に黒のマークを付けて提示される表現形態が使用されている。それに加えて、図では、異なる動作状態にある搬送空気a及び/又は材料の移動の線図での方向は矢印を用いて提示されている。本文中、「管」、「チャネル」、「分岐部」という用語は、一般的に、材料経路、もしくはその一部、及び/又は搬送空気経路、もしくはその一部を意味する。経路は、典型的には、例えば、管又はホースであってよい。
【0019】
以下では、1つの分離デバイスの動作は最初に、図1の助けを借りて一般的なレベルで提示され、この図は空圧式材料搬送システムの1つの部分的に区分された分離デバイス10Bを提示している。分離デバイス10Bは、空圧式材料搬送システムの材料搬送管100Bに接続されるように動作可能に適合され、この管を介して材料Wが搬送空気aとともに投入開口部14′から分離デバイス10B内に送り込まれる。分離デバイス10Bでは、搬送される材料Wは、搬送空気aから分離される。分離デバイス10Bは、部分的真空発生装置21などの、空気式材料搬送システムの輸送空気流をもたらすデバイス、ファン、ポンプデバイス又はそれに対応するもの、その吸引側に、例えば吸引管25を介して、接続されるように動作可能に適合される。分離デバイス10Bは、投入開口部14′を備え、この中に材料搬送システムの搬送管100Bが、例えば投入分岐部14Bを介して、動作可能に接続可能である。一実施形態により、分離デバイス10Bは、材料搬送管を分離デバイスの投入開口部に動作可能に接続するためのスイッチング手段を備えることができる。一実施形態により、スイッチング手段は、投入分岐部14Bを、及び材料搬送管100Bが、例えば投入分岐部を介して、分離デバイスの投入開口部14′に動作可能に接続可能である接続手段15Bをも備えることができる。
【0020】
図1の実施形態などの、一実施形態により、分離デバイス10Bの回収容器11Bは、基部が例えば底部ハッチ7であり得る、側壁11′、11′′を境界とするチャンバ空間と、上側端壁34とを備えるいわゆるサイクロン分離装置である。分離デバイスは、別のタイプの分離デバイスであってもよい。例えば、図10及び図10aは、別のタイプの分離デバイスを提示している。分離デバイス10Bの回収容器11Bのチャンバ空間は、その頂部でより広く、例えば主に円筒形であってよく、チャンバ空間は、基部の方へ進むにつれ底部で、例えば円錐のように狭くなるものとしてよい。分離デバイスには、材料排出開口部6及びその開口を開閉するハッチ7があるものとしてよい。材料排出開口部6は、また、他の場所、例えば分離デバイスの壁に配置構成されてもよい。図1の実施形態において、材料の排出開口部6は、分離デバイスの底部に、例えばその基部に配置構成される。投入開口部14′は、分離デバイスの回収容器11Bの壁、それの頂部11′に接続されるものとしてよく、その投入開口部を介して、廃棄物などの搬送されるべき材料Wは、搬送空気aとともに分離デバイスの回収容器のチャンバ空間内に送り込まれる。投入開口部14′は、分離デバイスの回収容器のチャンバ空間の壁に、例えばその側壁の頂部11′に配置構成され得る。
【0021】
回収容器11Bの投入開口部14′は、図1の実施形態と同様に、例えば分離デバイスの壁、前記壁の頂部11′、分離デバイスの内側部分内に貫入する排出チャネルの端壁34と壁13の底部との間の領域に配置構成され得る。したがって、分離デバイス10Bにおいて、回収容器11Bは、前述の領域内のリング状のセクションを備えることができ、そこでは、排出チャネルの壁13はリング状のセクションの内側リムを形成し、回収容器の壁11′、典型的には壁の頂部はリング状のセクションの外側リムを形成する。
【0022】
搬送空気aは、搬送空気用の排出開口部16′を通って分離デバイスから送られる。搬送空気は、典型的には、分離デバイス内で偏向され、その場合、搬送空気に同伴するより重い材料は、搬送空気からより容易に分離する。
【0023】
投入分岐部14B及び投入開口部14′は、例えば図の実施形態のように、搬送空気a及び固体粒子W(すなわち材料)が、回収容器11Bの中の主に接線方向に移動しながらその頂部に送り込まれるように回収容器11Bの壁11′に配置構成されるものとしてよい。遠心力及び重力は、回転運動で、重い粒子を分離デバイスの回収容器の側壁の近くに保ち、その場合、材料は回収容器の基部へ下降する。
【0024】
分離デバイス10Bは、一実施形態により、いわゆる深い回収容器であってよく、これは一実施形態では外部容器12Bと回収容器11Bとを含む。外部容器12Bは、例えば、地面又は土壌中に配置構成された立坑又は容器であってよく、前記立坑又は容器は、基部5及び側壁4を有する。外部容器12Bは、表面レベルsから下方に向かって何らかの距離だけ延在する。図1の実施形態において、外部容器12B内に嵌め込まれる、分離回収容器11Bが外部容器用に配置構成されている。図の実施形態では、回収容器11Bの頂部は、表面レベルsより上のレベルまで延在する。
【0025】
一実施形態において、排出チャネルの壁部13は、分離デバイスの回収容器11Bの頂部内に配置構成されるものとしてよく、その壁部は、分離デバイスのチャンバ空間内に貫入する。壁部13は、管状、例えば図の実施形態のような円筒形状であってよい。壁部13は、分離デバイスの回収容器11Bの縦軸と同じ軸上にあってよい(同軸であってよい)。排出チャネルが壁部13のリムの内側に形成され、その排出チャネル内に壁部13の底部の開口が入り、その開口は容器空間内に開くことができる。排出チャネルの頂部から排出開口部16′を介した搬送空気用の排出分岐部16Bへの接続がある。
【0026】
したがって、図の実施形態では、管状壁部13の下側端は開いている。管状壁部13の上側端部は閉じられている。壁部13は、その頂部から端壁34まで、場合によってはその外側まで延在する。排出分岐部16Bは、図1及び図2の実施形態では、搬送空気が回収容器11Bの頂部から主に接線方向の動きで排気されるような仕方で分離デバイスの回収容器11B内に配置構成される。
【0027】
壁部13を境界とする排出チャネル内では、出て行く搬送空気a(場合によっては材料粒子wを含むことができる)に対して接線方向の動きがもたらされ、この動きは、分離デバイスの回収容器11B内の搬送空気(及びそれに伴って輸送される粒子)(W+a)の接線方向の動きに関して、好ましくは反対方向である。放出されるべき搬送空気についてもたらされる接線方向の動き(回転運動)は、好ましくは、少なくとも投入分岐部14Bの近くで生じる接線方向の動きに関して、チャンバ空間内に到達する搬送空気(及びそれとともに輸送される粒子)(W+a)の接線方向の動きと反対の方向である。分離デバイス内の搬送空気の動きは、矢印で大まかに例示されており、例えば、図では、矢印a+(w)が、搬送空気と、搬送空気内にまだ残っていてそれとともに移動する可能性があり、分離デバイスから出る粒子(w)の分離デバイスからの動きを提示しており、W+aは、搬送空気と、少なくとも投入開口部の近くで分離デバイス内に入って来る、分離されることを意図されている材料粒子の動きを提示している。
【0028】
したがって、出て行く搬送空気の接線方向の動きは、投入開口部14′を介して投入分岐部14から分離デバイス内に入って来る搬送空気の接線方向の動きの回転方向に関して反対の向きであってよい。この場合、分離デバイス10Bのチャンバ空間から入って来る搬送空気の回転運動は、排出チャネル13内で、又はその近くで無効にされ、搬送空気の速度は減速する。この手順により、分離デバイスの分離デバイス10Bのチャンバ空間から排出チャネル13内への搬送空気とともに紙及びプラスチックなどの有害粒子が容易に上昇することをかなりうまく防止することが試みられる。
【0029】
ある程度の材料粒子が搬送空気中にまだ残っている可能性があるので、この問題を解決するために分離デバイス組立体が適用され、この配置構成では、第2の材料画分に対する第1の分離デバイスのスタンバイ分離デバイスとして主に意図され得る第2の分離デバイスが利用される。図2及びこれ以降の図でも、参照番号の後の文字Aが第1の分離デバイス10Aのコンポーネントを示し、参照番号の後の文字Bが第2の分離デバイス10Bのコンポーネントを示す番号付けが使用されている。
【0030】
図2は、2つの分離デバイス、すなわち、第1の分離デバイス10A及び第2の分離デバイス10Bが、図1の矢印Aの方向から提示されている一実施形態を提示している。(第2の)分離デバイス10B及びそのコンポーネントが参照されている図1おいて上で提示されているマークは、第1の分離デバイス10Aと併せて使用することもでき、その場合、参照番号中の文字Bは文字Aに交換される。
【0031】
図2は、2つの分離デバイス10A、10Bが材料搬送管100に動作可能に接続されるように配置構成されている実施形態を提示している。材料搬送管には弁手段109が配置構成され、この弁手段により、材料の投入が第1の分離デバイス10A又は第2の分離デバイス10Bのいずれかの中に誘導され得る。弁手段109から、分離デバイスの側部に、2つの管分岐部100A、100Bがあり、そのうちの第1の分岐部は、第1の分離デバイス10Aの回収容器11Aの投入分岐部14Aに動作可能に接続され得る。第2の分岐部100Bは、第2の分離デバイス10Bの回収容器11Bの投入分岐部14Bに動作可能に接続され得る。図2の実施形態は、例えば、搬送される材料中に2つの異なる画分W、Wが存在する状況において適用されるものとしてよく、この場合、投入点1(図8及び図9)から搬送される材料の一部(第1の材料W)が第1の分離デバイス10Aの回収容器11A内に流し込まれ、投入点から来る材料の第2の部分(第2の材料W)が第2の分離デバイス10Bの回収容器11B内に流し込まれる。第2の実施形態により、図2の分離デバイス10A、10Bは、限度容量を増やすために使用されてよく、その場合には、容器を空にする間隔を延ばされるものとしてよい。この場合、分離デバイス10Aの第1の容器11Aが満ちたときに、搬送管100から来る材料は、弁手段109により、第2の分離デバイス10Bの容器11B内に誘導され得る。
【0032】
第1の分離デバイス10A及び/又は第2の分離デバイス10Bは、材料搬送管100、100A、100B及び/又は部分真空源の吸引側につながるチャネル25に関連して脱着可能に接続され得る。接続手段15A、15Bは、搬送管100A、100Bと投入チャネル14A、14Bとの間に配置構成されることも可能である。接続手段15A、15B及び投入チャネル14A、14Bは、一緒になって、例えばスナップ式連結部を形成することができる。接続手段15A、15Bは、例えば、2つの位置、すなわち、搬送管100A、100Bと投入チャネル14A、14Bとの間に接続がある第1の位置と、投入チャネル14A、14Bが接続部から脱着可能である第2の位置との間で移動可能であるスリーブであってよい。第2の接続手段が、部分真空源の吸引側につながるチャネル25及び分離デバイスの排出チャネル16A、16Bに関連して配置構成されることも可能である。接続手段17A、17B及び排出チャネル14A、14Bは、一緒になって、例えばスナップ式連結部を形成する。接続手段は、例えば、2つの位置、すなわち、部分的真空発生装置の吸引側につながるチャネル25と排出チャネル16A、16Bとの間に接続がある第1の位置と、排出チャネル16A、16Bが接続部から脱着可能である第2の位置との間で移動可能であるスリーブであってよい。接続手段は、例えば、アクチュエータ15A′、15B′、17A′、17B′とともに使用することができる。
【0033】
一実施形態により、分離デバイス10A、10Bの外部容器12A、12Bは、地面の表面S又は対応しているものの下に埋設される。材料が容器内に落とされ得る、またそれに対応して、容器を空にすることが実行され得るすべてのレベルは、対応する表面とみなされ得る。外部容器12A、12Bの壁は垂直であり、鋼鉄又は強化プラスチックなどの他の材料の円筒形容器から形成され、これは底部で閉じられ頂部で開いている。容器は、好ましくは、地面内に、その目的のために作られた空洞内に、容器の容積の大部分が地面の表面Sより下に位置するように沈められる。図1の実施形態において、外部容器の側壁4は、地面の表面Sより上まで続く。図の実施形態では、水平面上の外部容器の断面積は一定であるが、これは上に向かう水平面上で次第に広くなり、その場合、外部容器は円錐状に上方にわずかに拡張する。
【0034】
図8及び図9は、空圧式材料搬送システムの一部を提示しており、この部分は、材料搬送管100を備え、その側部には、少なくとも1つの、典型的には多数の、投入点1が配置構成される。投入点1は、搬送を意図された材料、より具体的には廃棄物の送り込みステーションであり、このステーションから、搬送を意図された材料、より具体的には、家庭廃棄物又はリサイクル可能な材料などの廃棄物が搬送システム内に送り込まれる。投入点1は、建物の異なるフロアにある投入開口部から材料が送り込まれるごみシュートであってもよい。システムは、多数の投入点1を備えることができ、そこから搬送を意図された材料が搬送配管100、101、102内に送り込まれる。場合によっては投入点に関連している弁手段103などの遮断手段を開閉することによって、材料は、投入点1から搬送管100内に搬送され得る。投入点1は、弁側で、搬送管100又はそれと接続する投入管101、102に接続される。典型的には、搬送配管は主搬送管100を備え、主搬送管100には多数の分岐搬送管101を接続することが可能であり、さらにその分岐搬送管には多数の送り込みステーション1を接続することが可能であった。図8及び図9の実施形態において、投入点1は、地面の表面に配設されている廃棄物投入点1とすることができ、その投入点は、典型的にはハッチで開閉可能である1つ又は複数の投入開口部31である。投入点1は、供給器チャネル105を介して、供給器チャネルよりも小径である搬送配管100、101、102に合わせて材料を整形し、締め固める材料シェーパー104に接続することができる。本発明による解決手段は、材料シェーパーが使用されないが、その代わりに材料が投入点から直接搬送配管内に搬送されるタイプの材料搬送システムにも適している。搬送配管は、地下を進むように配置構成され得る。図8及び図9の実施形態において、搬送配管は、交換用空気弁108が配置構成されている少なくとも1つの交換用空気ダクト110を備えることができる。搬送配管への交換用空気の調節された送り込みのための配置構成(例えば弁手段30)は、投入点1、又はその近くにあるものとしてよい。
【0035】
搬送配管の材料搬送管100は、第1の分離デバイス10Aにつながる材料搬送管100A又は第2の分離デバイス10Bにつながる材料搬送管100Bのいずれかに交換可能な方式で接続可能である。
【0036】
一実施形態による方法において、材料及び搬送空気は、空気式材料搬送システムで処理される。搬送システムは、材料のための少なくとも1つの投入点1を備え、この中に搬送されるべき材料が投入開口部31から送り込まれ、投入点1に接続可能である材料搬送管100内の搬送空気とともに搬送される。搬送システムには、搬送される材料を搬送空気から分離される少なくとも2つの分離デバイス10A、10Bがある。搬送システムは、少なくとも材料の搬送中に搬送管100内に圧力差及び/又は搬送空気流をもたらすための手段をさらに備える。この手段は、少なくとも1つの部分真空源21と、搬送配管への交換用空気の調節された送り込みのための手段とを含む。この方法では、材料は、選択された方式で輸送空気流により少なくとも2つの分離デバイス10A、10Bのうちいずれかの分離デバイスの中に搬送され得る。この方法では、前述の分離デバイス10A、10Bの少なくとも一方は、第2の分離デバイスのスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成される。この場合、第1の分離デバイスを通して搬送空気中を進んでいる可能性のある任意の材料は、搬送空気とともに、第1の分離デバイスの排出開口部16′から第2の分離デバイス(スタンバイ分離デバイス)の材料投入開口部内に送り込まれ、第2の分離デバイスにおいて搬送空気から分離される。
【0037】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び第2の分離デバイス10Bは、第2の分離デバイス10Bが第1の分離デバイス10Aに対するスタンバイ分離デバイスとして機能することができる、及び/又は第1の分離デバイス10Aが第2の分離デバイス10Bに対するスタンバイ分離デバイスとして機能することができるように交換可能な方式で動作可能に接続されるように構成される。
【0038】
一実施形態において、第1の分離デバイス10A及び第2の分離デバイス10Bは、第2の分離デバイス10Bが第1の分離デバイス10Aに対するスタンバイ分離デバイスとして機能することができるような仕方で(連続して)動作可能に接続されるように構成されるものとしてよく、この場合、第1の分離デバイスの投入チャネル14Aは、材料搬送管100に動作可能に接続され、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル16Aは、材料経路16A14Bを介して、第2の分離デバイス10Bの投入チャネル14Bに動作可能に接続され得る。第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル16Bは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続され得る。そのような実施形態又は動作状態は、例えば、図3図6図8図9、及び図10に提示されている。この場合、第1の分離デバイス内に送り込まれた材料Wは、搬送空気から分離し、第1の分離デバイス10A内に留まる。搬送空気a及び輸送空気流中に残っていた、場合によって一緒に進む任意の材料粒子(w)は、第1の分離デバイス10Aの排出開口部16′及び排出チャネル16Aを経由し、第2の分離デバイス10Bの材料経路16A14B及び投入チャネル14Bを経由して、投入開口部14′に送り込まれる。第2の分離デバイス10B中(スタンバイ分離装置中)では、輸送空気流中に残った材料wは、第2の分離デバイス10Bから排出開口部16′を介して出る、搬送空気aから再び分離される。搬送空気の少なくとも一部は、例えば図3のように、外向きブローイング管24内に、又は例えば材料搬送管に送り込まれ、再び循環することができる。
【0039】
一実施形態において、第2の分離デバイス10B及び第1の分離デバイス10Aは、第1の分離デバイス10Aが第2の分離デバイス10Bに対するスタンバイ分離デバイスとして機能することができるような仕方で(連続して)動作可能に接続されるように構成されるものとしてよく、この場合、第2の分離デバイス10Bの投入チャネル14Bは、材料搬送管100に動作可能に接続され、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル16Bは、材料経路16A14Aを介して、第1の分離デバイス10Aの投入チャネル14Aに動作可能に接続され得る。第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル16Aは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続され得る。そのような実施形態又は動作状態は、例えば、図5に提示されている。この場合、材料搬送管100から第2の分離デバイス10B内に送り込まれた材料Wは、搬送空気から分離し、第2の分離デバイス10B内に留まる。搬送空気a及び輸送空気流中に残っていた、場合によって一緒に進む任意の材料粒子(w)は、第2の分離デバイス10Bの排出開口部16′及び排出チャネル16Bを経由し、材料経路16B14Aを経由し、第1の分離デバイス10Aの投入チャネル14Aを経由して、第1の分離デバイス10Aの投入開口部14′に送り込まれる。第1の分離デバイス10A中(スタンバイ分離デバイス中)では、輸送空気流中に残った材料wは、第1の分離デバイス10Aから排出開口部16′を介して出る、搬送空気aから再び分離される。搬送空気の少なくとも一部は、例えば図5のように、外向きブローイング管24内に、又は例えば材料搬送管に送り込まれ、再び循環することができる。
【0040】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び第2の分離デバイス10Bは、第2の分離デバイス10Bが第1の分離デバイス10Aに対するスタンバイ分離デバイスとして機能することができ、この場合、第1の分離デバイスの投入チャネル14Aは、材料搬送管100に動作可能に接続され、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル16Aは、第2の分離デバイス10Bの投入チャネル14Bに動作可能に接続されるものとしてよく、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル16Bは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続され得るか、
又は
第1の分離デバイス10Aが、第2の分離デバイス10Bに対するスタンバイ分離デバイスとして機能することができ、この場合、第2の分離デバイス10Bの投入チャネル14Bは、材料搬送管100に動作可能に接続され、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル16Bは、第1の分離デバイス10Aの投入チャネル14Aに動作可能に接続され、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル16Aは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続され得る、ような仕方で交換可能な方式により連続して動作可能に接続されるように構成されるものとしてよい。この実施形態及び動作状態は、例えば図3図5図8及び図10に提示されている、例えば、分離デバイス組立体により実現可能である。
【0041】
一実施形態において、材料経路100A、100Bは、第1の分離デバイスの材料搬送管100と投入チャネル14Aとの間に、また第2の分離デバイス10Bの材料搬送管と投入チャネル14Bとの間に配置構成され、その材料経路は、材料搬送管100から第1の材料経路100Aを介した第1の分離デバイス10Aの投入チャネル14Aへの、及び/又は第2の材料経路100Bを介した第2の分離デバイス10Bの投入チャネル14Bへの経路が開閉可能であるような仕方で少なくとも1つの弁手段109を設けられる。弁手段109は、例えば、誘導弁であってよい。少なくとも1つの弁手段109により、材料の投入は、搬送管100から第1の分離デバイス10A又は第2の分離デバイス10Bのいずれかに、少なくとも1つの弁手段の位置に応じて、誘導され得る。
【0042】
一実施形態において、経路が、部分真空源21の吸引側につながるチャネル25と第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル16Aとの間に、またチャネル25と第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル16Bとの間にも、配置構成され、これらの経路は、部分真空源の吸引側につながるチャネル25から、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル14Aへの、及び/又は第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル14Bへの経路が、開閉可能であるような仕方で弁手段112A、112Bを設けられている。そのような実施形態又は動作状態は、例えば、図3図5図8及び図10に提示されている。この場合、部分的真空発生装置の吸引側は、第1の分離デバイスを介して、又は第2の分離デバイスを介して働くように接続され得る。
【0043】
一実施形態により、弁手段111Aは、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル16Aから第2の分離デバイス10Bの投入チャネル14B内の経路16A14Bに配置構成される。そのような実施形態又は動作状態は、例えば、図3図10に提示されている。弁111Aが開いているとき、輸送空気流は、部分真空源21の吸引側が第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル16B内で働くように接続され、材料搬送管100から第1の分離デバイスの投入チャネル14Aへの接続が開いているときに、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル16Aから第2の分離デバイスの投入チャネル14B内に進むことができる。この場合、例えば、第1の材料Wは、第2の分離デバイス10Bが第1の分離デバイスに対するスタンバイ分離デバイスとして機能しているときに、搬送管を介して投入点から第1の分離デバイス10A内に搬送され得る。そのような動作状態は、例えば、図3図4図8、及び図10に提示されている。図6及び図9の実施形態において、弁11Aが開いているときに第2の分離デバイス10Bが第1の分離デバイスに対するスタンバイ分離デバイスとして機能することができる対応する解決手段も提示されている。図6及び図9による実施形態において、第1の分離デバイス10A及び第2の分離デバイス10Bは、材料Wが搬送管100から第1の分離デバイスに搬送されることが意図されているときに、連続して動作可能に接続される。図7の実施形態において、第1の分離デバイス10Aは、第2の分離デバイス10Bに対するスタンバイ分離デバイスとして機能するようには構成されていない。このような場合、簡略化された分離デバイス組立体が使用されるものとしてよく、そこでは、第2の分離デバイスの排出チャネル16Bから第1のチャネルの投入開口部への経路がないが、その代わりに、第2の分離デバイスの排出チャネルから部分真空源21の吸引側につながるチャネル25内への経路がある。
【0044】
一実施形態により、弁手段111Bは、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル16Bから第1の分離デバイス10Aの投入チャネル14A内の経路16B14A内に配置構成される。そのような実施形態又は動作状態は、例えば、図3図5図8及び図10に提示されている。弁111Bが開いているとき、輸送空気流は、部分真空源21の吸引側が第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル16A内で働くように接続され、材料搬送管100から第2の分離デバイスの投入チャネル14Bへの接続が開いているときに、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル16Bから第1の分離デバイスの投入チャネル14A内に進むことができる。この場合、例えば、第2の材料Wは、第1の分離デバイス10Aが第2の分離デバイスに対するスタンバイ分離デバイスとして機能しているときに、搬送管を介して投入点から第2の分離デバイス10B内に搬送され得る。そのような動作状態は、例えば、図5に提示されている。
【0045】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び/又は第2の分離デバイス10Bは、その動作原理に関して、サイクロン分離装置である。そのような実施形態は、例えば、図1図9に提示されている。サイクロン分離装置には他のタイプもあり、本発明は単に図に提示されている実施形態に限定されるものではない。
【0046】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び/又は第2の分離デバイス10Bは、分離装置容器である。そのような実施形態は、例えば、図10及び図10aに提示されている。分離装置容器には他のタイプもあり、本発明は単に図に提示されている実施形態に限定されるものではない。図10の第1の分離デバイス10A及び第2の分離デバイス10Bは、図10aには断面として提示されており、図中、矢印Dは容器の頂部壁の方向から始まっている。投入開口部14′及び少なくとも1つの排出開口部16′は、分離デバイスの端壁内に形成されるか、又は配置構成される。図10図10aの実施形態のように、分離デバイス内にさらに多くの、例えば2つの排出開口部16′もあり得る。第1の分離デバイス10Aの投入開口部14′は、第2の分離デバイスの投入チャネル14Aに接続可能であり、第2の分離デバイス10Bの投入開口部14′は、第2の分離デバイスの投入チャネル14Bに接続可能である。第1の分離デバイス10Aの少なくとも1つの排出開口部16′は、第1の分離デバイスの排出チャネル16Aに接続可能である。第2の分離デバイス10Bの少なくとも1つの排出開口部16′は、第2の分離デバイスの排出チャネル16Bに接続可能である。分離デバイスの容器空間から排出開口部への材料の接近を制限する手段16′′は、図10図10aの実施形態と同様に、少なくとも1つの排出開口部16′に関連して配置構成され得る。分離デバイスの容器空間から排出開口部16′内への材料の接近を制限する手段16′′は、輸送空気流の通過を許すが、容器空間から排出開口部16′内への固体材料粒子の少なくとも一部の通過を妨げるようなものとすることができる。一実施形態により、分離デバイスの容器空間から排出開口部16′への材料の接近を制限する手段は、例えば、開口が形成されている壁、グリル又はネットである。一実施形態により、分離デバイスの容器空間から排出開口部16′内への材料の接近を制限する手段16′′は、例えば、管状であるか、又は例えば分離デバイスの壁とともにチャネルを形成する。図10aの実施形態において、排出開口部16′は、分離デバイス10A、10Bの容器の頂部に、例えば頂部壁と側壁との間の角部の近くに配置構成され得る。一実施形態により、投入開口部14′は、分離デバイスの容器の頂部に、例えば端壁に配置構成される。投入開口部は、図10、10aのように、例えば排出開口部16′と同じ壁に配置構成され得る。図10図10aによる実施形態において、分離デバイス内に送り込まれる材料は、投入開口部14′から分離デバイスの容器空間の基部に進み、搬送空気が排出開口部16′から出る。この場合、第1の分離デバイス内に送り込まれた材料Wは、搬送空気から分離し、第1の分離デバイス10A内に留まる。搬送空気a及び輸送空気流中に残っていた、場合によって一緒に進む任意の材料粒子(w)は、第1の分離デバイス10Aの少なくとも1つの排出開口部16′及び排出チャネル16Aを経由し、第2の分離デバイス10Bの材料経路16A14B及び投入チャネル14Bを経由して、投入開口部14′に送り込まれる。第2の分離デバイス10B中(スタンバイ分離装置中)では、輸送空気流中に場合によっては残った材料wは、第2の分離デバイス10Bから少なくとも1つの排出開口部16′を介して出る、搬送空気aから再び分離される。これに対応して、材料は、搬送管から第2の分離デバイス10Bに搬送されるものとしてよく、この場合、第1の分離デバイスは、図5による分離デバイス組立体に関して上で提示されているように、スタンバイ分離デバイスとして機能することができる。
【0047】
分離デバイス10A、10Bは、例えば、交換可能容器であってよい。満たされている分離デバイス10A、10Bは、例えば輸送手段を用いて、空にするために撤去される。空の分離デバイスは、満杯の分離デバイスと交換される。
【0048】
一実施形態により、搬送空気の進行方向における下流の分離デバイス、すなわちスタンバイ分離デバイスは、搬送空気の進行方向の上流の分離デバイスを介して搬送空気とともに進んだ材料粒子を受け取り、これらの粒子を搬送空気から分離する。したがって、この場合、上流の分離デバイスの排気、すなわち搬送空気(及び可能な材料粒子)は、第2の分離デバイス、すなわちスタンバイ分離デバイスを通して送り込まれる。
【0049】
図6図7、及び図9は、第2の分離デバイス10B(第2のタイプの材料Wを対象とする)が、第1の分離デバイス10A(及びその中に送り込まれるべき材料Wのタイプ)に対するスタンバイ分離デバイスとして常に使用されるように適合されている実施形態を提示している。図6図7、及び図9のこれらの実施形態において、スタンバイ分離装置は、第2の分離デバイス10Bに使用されるように適合されていないが、その代わりに、それらのデバイスの中で、排空気が、排出開口部16′から、第2の分離デバイスの排出分岐部16B及び部分的真空発生装置21の吸引側につながる経路25に送られる。排空気は、部分的真空発生装置を経由して、場合によっては音波拡散体及び/又はフィルタ23を経由して、例えば外向きブローイング管24に送り込まれるか、又は材料搬送管内に循環して戻され得る。
【0050】
第1の分離デバイス10Aに送り込まれることを意図されている第1のタイプの材料Wが、この場合には第2の分離デバイス10Bである、スタンバイ分離デバイスを使用するときに、例えば、第1の分離デバイス10Aに搬送されることを意図されている材料Wのタイプが、例えば混合廃棄物又は紙もしくはプラスチックであるときに、第2のタイプの材料Wを対象とする第2の分離デバイス10Bは、スタンバイ分離デバイスとして使用される。第2のタイプの材料は、第1のタイプの材料とは異なるタイプの材料、例えば、生物廃棄物、混合廃棄物、又は、場合によっては同じタイプの材料であるものとしてよい。
【0051】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び/又は第2の分離デバイス10Bは、深い回収容器-分離デバイスであり、この中に、材料が部分真空源21によってもたらされる吸引/圧力差を用いて搬送管100を介して投入点1から搬送空気とともに搬送される。一実施形態により、分離デバイスの回収容器11A、11Bは、サイクロン分離装置として機能する。一実施形態により、分離デバイス10A、10Bの回収容器11A、11Bは、空にする段階で、持ち上げ手段50、51、52により持ち上げられる。回収容器11A、11B内に回収された材料は、回収容器11A、11Bの底部に配置構成されている開閉可能な開口6を介して空にされる。例えば容器にちょうつがいで取り付けられているハッチ7が開口6を覆うように配置構成されることもあり得る。図11は、空にする段階の簡略化された表現を提示している。
【0052】
一実施形態により、この方法において、分離デバイス10A、10Bの回収容器11A、11Bは、その中身が輸送手段の容器空間内に流し込まれて、空にされ、この容器空間では、材料は場合によってはさらに圧縮されてより高密度にされるものとしてよく、この輸送手段は、材料を運び去る。
【0053】
一実施形態により、分離デバイスの第1及び/又は第2の回収容器11A、11Bは、空にする段階で、それが少なくとも部分的に入っている外部容器12A、12Bから持ち上げられ、空にする段階の後に、空になった回収容器11A、11Bは、外部容器12A、12Bの中に下げて戻される。
【0054】
一実施形態により、材料は、容器の頂部に配置構成されている投入開口部9から、分離デバイス10A、10Bの回収容器11A、11B内に、これもまた直接、送り込まれるものとしてよい。供給開口は、典型的には、開閉する開口であり、ハッチ19がそれを閉じるために配置構成されている。ハッチ19は、例えば、分離デバイスの頂部に、例えば、上側端壁34すなわち蓋部にちょうつがいで連結され得る。
【0055】
一実施形態により、この方法において、材料は、廃棄物受容器又はごみシュートなどの、廃棄物又はリサイクル可能な材料の投入点である、材料に対する投入点1から搬送管100内に送り込まれる。
【0056】
一実施形態により、材料搬送システムは、廃棄物搬送システムである。
【0057】
本発明は、また、空圧式材料搬送システムのための分離デバイス組立体にも関係し、この材料搬送システムでは、材料は、少なくとも2つの分離デバイス10A、10Bのうちの一方に選択された方式で輸送空気流により搬送されることを意図されている。分離デバイス組立体は、少なくとも2つの分離デバイス10A、10Bを備えるように構成される。各分離デバイス10A、10B内に、材料及び搬送空気用の投入開口部14′、及び搬送空気用の排出開口部16′がある。分離デバイス組立体は、材料搬送管100の輸送空気流及び材料を、選択された方式で搬送管100から各分離デバイス10A、10Bの投入開口部14′内に送り込むための切替手段を備える。分離デバイス組立体は、分離デバイスの吸引開口部16′を部分真空源21の吸引側に接続するための手段をさらに備える。前述の分離デバイス10A、10Bの少なくとも一方は、第2の分離デバイスのスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成される。
【0058】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び第2の分離デバイス10Bは、第2の分離デバイス10Bが第1の分離デバイス10Aのスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成されるような仕方で連続して動作可能に接続されるように構成され得る。この場合、第1の分離デバイスの投入開口部14′につながる投入チャネル14Aは、材料搬送管100に動作可能に接続されるように構成されてよく、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出開口部16′からつながる排出チャネル16Aは、第2の分離デバイス10Bの投入開口部につながる投入チャネル14Bに材料経路16A14Bを介して動作可能に接続されるように構成されてよく、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出開口部16′からつながる排出チャネル16Bは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続されるように構成されてよい。
【0059】
一実施形態により、第2の分離デバイス10B及び第1の分離デバイス10Aは、第1の分離デバイス10Aが第2の分離デバイス10Bのスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成されるような仕方で連続して動作可能に接続されるように構成され得る。そのような場合、第2の分離デバイス10Bの投入開口部につながる投入チャネル14Bは、材料搬送管100に動作可能に接続されるように構成され得る。第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出開口部16′からつながる排出チャネル16Bは、第1の分離デバイス10Aの投入開口部につながる投入チャネル14Aに材料経路16B14Aを介して動作可能に接続されるように構成され得る。第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出開口部16′からつながる排出チャネル16Aは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続されるように構成され得る。
【0060】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び第2の分離デバイス10Bは、交換可能な方式で連続して動作可能に接続されるように構成される。そのような場合、第2の分離デバイス10Bは、第1の分離デバイス10Aに対するスタンバイ分離デバイスとして機能するようには構成され得るか、又は、第1の分離デバイス10Aは、第2の分離デバイス10Bに対するスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成され得る。
【0061】
一実施形態により、第2の分離デバイス10Bは、第1の分離デバイス10Aに対するスタンバイ分離デバイスとして交換可能な方式で機能するように構成され得る。この場合、第1の分離デバイスの投入開口部14′につながる投入チャネル14Aは、材料搬送管100に動作可能に接続されるように構成され得る。第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出開口部16′からつながる排出チャネル16Aは、第2の分離デバイス10Bの投入開口部につながる投入チャネル14Bに動作可能に接続されるように構成される。第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出開口部16′からつながる排出チャネル16Bは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続されるように構成され得る。第1の分離デバイス10Aが、第2の分離デバイス10Bに対するスタンバイ分離デバイスとして交換可能な方式で機能するように構成され得るとき、第2の分離デバイス10Bの投入開口部につながる投入チャネル14Bは、材料搬送管100に動作可能に接続されるように構成され得る。第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出開口部16′からつながる排出チャネル16Bは、第1の分離デバイス10Aの投入開口部14′につながる投入チャネル14Aに動作可能に接続されるように構成されてよく、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出開口部16′からつながる排出チャネル16Aは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続されるように構成されてよい。
【0062】
一実施形態により、第1の材料経路100Aは、材料搬送管100と、第1の分離デバイス10Aの投入開口部14′に接続する投入チャネル14Aとの間に配置構成される。第2の材料経路100Bは、材料搬送管100と、第2の分離デバイス10Bの投入開口部に接続する投入チャネル14Bとの間に配置構成される。少なくとも1つの弁手段109が、搬送管100と分離デバイス10A、10Bとの間の材料経路内に、材料搬送管100から第1の分離デバイス10Aの投入チャネル14A及び/又は第2の分離デバイス10Bの投入チャネル14Bへの経路が開閉可能であるように配置構成される。弁手段の位置により、搬送管からの材料の通過は、第1の分離デバイス10Aの中又は第2の分離デバイス10Bの中のいずれかとなるように選択され得る。弁109は、例えば、誘導弁である。弁109は、例えば三方弁であってよい。弁手段109、例えば三方弁の代わりに、又はそれに加えて、別個の弁手段も第1のチャネル100A及び/又は第2のチャネル100B内に配置構成されてよい。
【0063】
一実施形態により、弁手段111Aは、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出開口部16′からつながる排出チャネル16Aと、第2の分離デバイス10Bの投入開口部14′につながる投入チャネル14Bとの間に配置構成されている材料経路16A14B内に配置構成され得る。この場合、第1の分離デバイスの排空気(搬送空気)、及びその中に場合によって残る材料粒子は、弁111Aが開いているときに、第2の分離デバイスに送り込まれ得る。
【0064】
一実施形態により、弁手段111Bは、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出開口部16′からつながる排出チャネル16Bと、第1の分離デバイス10Aの投入開口部につながる投入チャネル14Aとの間に配置構成されている材料経路16B14A内に配置構成され得る。この場合、第2の分離デバイスの排空気(搬送空気)、及びその中に場合によって残る材料粒子は、弁111Bが開いているときに、第1の分離デバイスに送り込まれ得る。
【0065】
一実施形態により、経路が、部分真空源21の吸引側につながるチャネル25と、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出開口部からつながる排出チャネル16Aとの間、及び/又はチャネル25と、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出開口部からつながる排出チャネル16Bとの間に配置構成されるものとしてよく、この経路は、部分真空源21の吸引側につながるチャネル25から、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出開口部16′に接続する排出チャネル16A、及び/又は第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出開口部16′に接続する排出チャネル16Bへの経路が開閉可能であるような仕方で、弁手段112A、112Bを設けられ得る。
【0066】
一実施形態により、部分真空源21は、分離デバイスに関連して、それらの近くに、配置構成され得る。別の実施形態により、部分真空源21は、分離デバイスから一定の距離のところ、例えば、建物内に配置構成されている空間内に配置構成される。この場合、分離デバイスは屋外に配置構成され、部分的真空発生装置は屋内に配置構成されてよい。外向きブローイング管の排空気は、例えば、建物の垂直煙道内に配置構成され得る。外向きブローイング管24の頂部端部は、例えば、建物の屋根に置くことができる。
【0067】
さらに別の実施形態により、部分的真空発生装置21は、移動可能なデバイス又は移動手段、例えば車両内に配置構成されている移動可能な装置とすることができる。移動手段は、例えば、小型貨物自動車又はバンであるか、又は、部分真空源21は、車両によって牽引され得る、トレーラー内に配置構成されてもよい。部分真空源21は、真空ポンプなどの部分的真空発生装置が内蔵されたポンプユニットと、それを駆動する駆動デバイス22とを備え得る。部分的真空発生装置の吸引側は、第1の動作状態において、媒体経路を介して第1及び/又は第2の分離デバイスの回収容器に接続される。この場合、材料の搬送に必要な吸引/圧力差は、回収容器11A、11B及び搬送配管100、100A、100B内にもたらされ得る。
【0068】
図3図4図5図6図7の実施形態において、搬送空気から分離された、廃棄物などの材料W、Wは、重力の影響下で各分離デバイス10A、10Bの回収容器11A、11Bの底部に漂う。図中、各分離デバイス10A、10Bの回収容器11A、11Bの底部への分離された材料の漂流は、矢印で示されている。材料W、Wは、図中、簡略化されたボールとして記述されている。分離された材料は、例えば、必要に応じて、各回収容器から、例えば、各分離デバイス10A、10Bの回収容器11A、11Bの底部内に配置構成されている材料排出開口部6を介して、例えば、ハッチ7を開き、排出開口部6を閉じることによって、取り除かれる。
【0069】
材料取り除き段階について、回収容器11A、11Bは、持ち上げ手段50、51、52(巻き上げデバイス自体は提示されない)により外部容器12A、12Bから持ち上げられ、例えばごみ収集車などの輸送手段の容器内に、例えば、回収容器11A、11Bの底部に配置構成されている材料排出開口部6を介して、例えば、ハッチ7を開き排出開口部6を閉じることによって、入れられるものとしてよい。図11は、外部容器から回収容器を持ち上げる様子を提示している。
【0070】
搬送空気aは、搬送空気用の排出分岐部16A、16Bを有する各分離デバイス10A、10Bから送り込まれる。搬送空気は、典型的には、分離デバイス内で偏向され、その場合、搬送空気に同伴するより重い材料は、搬送空気からより容易に分離する。
【0071】
部分的真空発生装置21の吸引側が、第1又は第2の分離デバイスの容器11A、11Bに直接、又は搬送空気ダクトを介して、接続され、その容器に搬送管100の送出端が動作可能に接続されたときに、部分的真空が搬送管100内にもたらされる。この場合、吸引は、分離デバイスの容器に接続する媒体経路を介して搬送管100内で働く。フィード弁103は、主搬送管100と分岐搬送管101と投入点1との間にあるものとしてよく、この弁はこの動作状態において開いている。この場合、吸引は、投入点1の供給器チャネル105と、可能なシェーパーデバイス104内でも働くことができる。この場合、搬送されることを意図されている材料バッチは、投入管内に、分岐搬送管101内に、その後、主搬送管100内に搬送される。可能な交換用空気は、搬送管内に、例えば投入点1を介して、例えば、弁103又は弁30を開くときに、搬送管に入ってくる。投入点の弁103、30が閉じられているときには、交換用空気ダクト110の弁108は、交換用空気を搬送管100内に受け入れるように開くことができる。
【0072】
廃棄物は、搬送配管101、100、100A又は100Bに沿って分離デバイスの容器11A又は11Bに搬送され、搬送空気aは材料から分離し、材料は回収容器11A又は11B内に残る。
【0073】
投入点1は、空にする順序に従って、又は必要に応じて、空にされる。
【0074】
回収容器11A、11Bは、外部容器12A、12Bの壁4、5を境界とする空間内に配置構成され得る。投入分岐部14A又は14Bと搬送管100A又は100Bとの間の継手15A、15A′又は15B、15B′が開かれ、これに対応して、排出分岐部16A又は16Bと部分真空源21から来る吸引管25との間の継手17A、17A′又は17B、17B′が開かれたときに、回収容器11A又は11Bは、空にするため、持ち上げ手段50、51、52により開いている外部容器12A又は12Bの外へ上から持ち上げられるものとしてよい。
【0075】
搬送配管に収まらない大きなサイズの廃棄物を送り込みたいときには、回収容器11Aに、例えば容器の頂部に充填開口9を形成するとよい。回収容器の充填開口は、ハッチ19を設けられている。
【0076】
図1図9及び図11の実施形態において、分離デバイスの回収容器11A、11Bは、その頂部に頂部壁34を有し、その縁領域は、外側縁に向かって下方に傾斜することができる。一実施形態において、頂部壁の縁は、回収容器11A、11Bの壁11′の外側に延在し、庇を形成することができる。一実施形態により、頂部壁の縁は、上から見たときに、外部容器12A、12Bの壁4によって形成されるリムの外側に延在し得る。材料を回収容器内に直接送り込むための開閉可能なハッチ19があり得る、投入開口部9が、頂部壁34内に形成され得る。つり金具50などの持ち上げ手段50、51、52は、持ち上げのために頂部壁に配置構成されてよく、この持ち上げ手段につり具、持ち上げケーブル、又は持ち上げチェーン51が留められ、次いで、巻き上げデバイスの持ち上げフック52で持ち上げられ得る。持ち上げ段階は、図11に提示されている。
【0077】
外部コンテナ12A、12Bの直径は、もちろん、適用点に応じた範囲をとる、例えば、1000~3000mmの範囲であってよい。一実施形態により、本発明による分離デバイス10A、10Bの深い回収容器、すなわち外部容器12A、12Bにおいて、埋設の深さ、すなわち地面の表面Sからの容器の基部の距離は、適用点に応じた範囲をとる、例えば、2000~4000mmの範囲内とすることができる。回収容器11A、11Bが本発明による深い回収容器であるときに、容器内の材料の量が増えると、容器内に回収した材料W、Wは容器内でより高密度に圧縮される。これにより、空間が節約され、分離デバイスが環境に適したものにされ、空にする作業は簡便になる。
【0078】
本発明は、それゆえ、材料に対して空圧式搬送システム内で材料及び搬送空気を処理するための方法であって、この搬送システムは、材料に対する少なくとも1つの投入点1と、投入点1に接続可能である材料搬送管100と、搬送される材料が搬送空気から分離される少なくとも2つの分離デバイス10A、10Bとを備える、方法、ならびに少なくとも材料の搬送中に搬送管100内に圧力差及び/又は輸送空気流を引き起こすための手段であって、この手段は少なくとも1つの部分真空源21を備える、手段にも関係する。この方法では、材料は、選択された方式で投入点から材料搬送管内の輸送空気流で少なくとも2つの分離デバイス10A、10Bのうちいずれかの分離デバイスに搬送され、前述の分離デバイス10A、10Bのうち少なくとも1つの分離デバイスは第2の分離デバイスのスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成されている。
【0079】
一実施形態により、この方法では、第1の分離デバイス10A及び第2の分離デバイス10Bは、交換可能な方式で動作可能に接続されるように、
第2の分離デバイス10Bは、第1の分離デバイス10Aに対するスタンバイ分離デバイスとして機能し、及び/又は
第1の分離デバイス10Aは、第2の分離デバイス10Bに対するスタンバイ分離デバイスとして機能するような仕方で構成される。
【0080】
一実施形態により、この方法では、第1の分離デバイス10A及び第2の分離デバイス10Bは、第2の分離デバイス10Bが第1の分離デバイス10Aに対するスタンバイ分離デバイスとして機能し、この場合、第1の分離デバイスの投入チャネル14Aは、材料搬送管100に動作可能に接続され、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル16Aは、材料経路16A14Bを介して第2の分離デバイス10Bの投入チャネル14Bに動作可能に接続され、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル16Bは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続されるような仕方で、動作可能に接続されるように構成される。
【0081】
一実施形態により、この方法では、第2の分離デバイス10B及び第1の分離デバイス10Aは、第1の分離デバイス10Aが第2の分離デバイス10Bに対するスタンバイ分離デバイスとして機能し、この場合、第2の分離デバイス10Bの投入チャネル14Bは、材料搬送管100に動作可能に接続され、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル16Bは、材料経路16B14Aを介して第1の分離デバイス10Aの投入チャネル14Aに動作可能に接続され、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル16Aは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続されるような仕方で、動作可能に接続されるように構成される。
【0082】
一実施形態により、この方法では、第1の分離デバイス10A及び第2の分離デバイス10Bは、交換可能な方式で動作可能に接続されるように、
第2の分離デバイス10Bは、第1の分離デバイス10Aに対するスタンバイ分離デバイスとして機能し、この場合、第1の分離デバイスの投入チャネル14Aは、材料搬送管100に動作可能に接続され、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル16Aは、材料経路16A14Bを介して、第2の分離デバイス10Bの投入チャネル14Bに動作可能に接続され、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル16Bは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続されるか、
又は
第1の分離デバイス10Aは、第2の分離デバイス10Bに対するスタンバイ分離デバイスとして機能し、この場合、第2の分離デバイス10Bの投入チャネル14Bは、材料搬送管100に動作可能に接続され、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル16Bは、材料経路16B14Aを介して、第1の分離デバイス10Aの投入チャネル14Aに動作可能に接続され、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル16Aは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続されるような仕方で構成される。
【0083】
一実施形態により、材料経路100A、100Bは、第1の分離デバイスの材料搬送管100と投入チャネル14Aとの間に、また第2の分離デバイス10Bの材料搬送管と投入チャネル14Bとの間に配置構成され、その材料経路は、材料搬送管100から第1の分離デバイス10Aの投入チャネル14Aへの、及び/又は第2の分離デバイス10Bの投入チャネル14Bへの経路が開閉可能であるような仕方で少なくとも1つの弁手段109を設けられる。
【0084】
一実施形態により、経路が、部分真空源の吸引側につながるチャネル25と第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル16Aとの間に配置構成され、及び/又は、経路が、部分真空源の吸引側につながるチャネル25と第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル16Bとの間に配置構成され、この経路は、部分真空源の吸引側につながるチャネル25から、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル14A、及び/又は第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル14Bへの経路が開閉可能であるような仕方で、弁手段112A、112Bを設けられる。
【0085】
一実施形態により、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出チャネル16Aから第2の分離デバイス10Bの投入チャネル14B内への経路16A14Bは、弁手段111Aにより開閉可能である。
【0086】
一実施形態により、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出チャネル16Bから第1の分離デバイス10Aの投入チャネル14A内への経路16B14Aは、弁手段111Bにより開閉可能である。
【0087】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び/又は第2の分離デバイス10Bは、その動作原理に関してサイクロン分離装置である。
【0088】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び/又は第2の分離デバイス10Bは、分離装置容器、例えば、水平分離装置容器である。
【0089】
一実施形態により、搬送空気の進行方向における下流の分離デバイス、すなわちスタンバイ分離デバイスは、搬送空気の進行方向の上流の分離デバイスを介して搬送空気とともに進んだ材料粒子を受け取り、これらの粒子を搬送空気から分離する。
【0090】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び/又は第2の分離デバイス10Bは、深い回収容器-分離デバイスであり、その回収容器11A、11Bは、空にする段階において持ち上げ手段により持ち上げられ、回収容器11A、11B内に回収された材料wは、回収容器11A、11B内に配置構成されている開閉可能な開口6を介して空にされる。
【0091】
一実施形態により、この方法では、分離デバイス10A、10Bの回収容器11A、11Bは、その中身が輸送手段の容器空間内に流し込まれて、空にされ、この容器空間では、材料は場合によっては圧縮されてより高密度にされ、この輸送手段は、材料を運び去る。
【0092】
一実施形態により、分離デバイス10A、10Bの回収容器11A、11Bは、空にする段階で、それが少なくとも部分的に入っている外部容器12A、12Bから持ち上げられ、空にする段階の後に、空になった回収容器11A、11Bは、外部容器12A、12Bの中に下げて戻される。
【0093】
一実施形態により、材料は、容器の頂部に配置構成されている投入開口部9から、分離デバイス10A、10Bの回収容器11A、11B内に、これもまた直接、送り込まれる。
【0094】
一実施形態により、この方法では、材料は、廃棄物受容器又はごみシュートなどの、廃棄物の投入点である、材料の投入点1から搬送管100内に送り込まれる。
【0095】
一実施形態により、この方法では、第1の材料Wは、第1の分離デバイス10A内に搬送され、第2の材料Wは、第2の分離デバイス10B内に搬送される。
【0096】
一実施形態により、この方法では、同じ材料又は異なる材料は、第1の分離デバイス10A内に、及び第2の分離デバイス10B内に搬送される。
【0097】
一実施形態により、この方法では、材料搬送システムは、廃棄物搬送システムである。
【0098】
本発明の目的は、また、空圧式材料搬送システムのための分離デバイス組立体でもあり、この材料搬送システムにおいて、材料は、選択された方式で輸送空気流により少なくとも2つの分離デバイス10A、10Bのうちいずれかの分離デバイスの中に搬送されることを意図されており、この分離デバイス組立体は、少なくとも2つの分離デバイス10A、10Bを備え、その各々の中に、材料及び搬送空気用の投入開口部14′、及び搬送空気用の排出開口部16′があり、また、材料搬送管100の輸送空気流及び材料を、選択された方式で搬送管から各分離デバイス10A、10Bの投入開口部14′内に送り込むための切替手段と、分離デバイスの吸引開口部16′を部分真空源21の吸引側に接続するための手段とを備える。前述の分離デバイス10A、10Bの少なくとも一方は、第2の分離デバイスのスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成される。
【0099】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び第2の分離デバイス10Bは、交換可能な方式で動作可能に接続されるように、
第2の分離デバイス10Bは、第1の分離デバイス10Aに対するスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成され、
及び/又は
第1の分離デバイス10Aは、第2の分離デバイス10Bに対するスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成されるような仕方で構成される。
【0100】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び第2の分離デバイス10Bは、第2の分離デバイス10Bが第1の分離デバイス10Aに対するスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成され、この場合、第1の分離デバイスの投入開口部につながる投入チャネル14Aは、材料搬送管100に動作可能に接続されるように構成され、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出開口部からつながる排出チャネル16Aは、材料経路16A14Bを介して第2の分離デバイス10Bの投入開口部につながる投入チャネル14Bに動作可能に接続されるように構成され、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出開口部からつながる排出チャネル16Bは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続されるように構成されるような仕方で、動作可能に接続されるように構成される。
【0101】
一実施形態により、第2の分離デバイス10B及び第1の分離デバイス10Aは、第1の分離デバイス10Aが第2の分離デバイス10Bに対するスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成され、この場合、第2の分離デバイス10Bの投入開口部につながる投入チャネル14Bは、材料搬送管100に動作可能に接続されるように構成され、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出開口部からつながる排出チャネル16Bは、材料経路16B14Aを介して第1の分離デバイス10Aの投入開口部につながる投入チャネル14Aに動作可能に接続されるように構成され、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出開口部からつながる排出チャネル16Aは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続されるように構成されるような仕方で、動作可能に接続されるように構成される。
【0102】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び第2の分離デバイス10Bは、交換可能な方式で、第2の分離デバイス10Bが第1の分離デバイス10Aに対するスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成され、この場合、第1の分離デバイスの投入開口部につながる投入チャネル14Aは、材料搬送管100に動作可能に接続されるように構成され、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出開口部からつながる排出チャネル16Aは、材料経路16A14Bを介して第2の分離デバイス10Bの投入開口部につながる投入チャネル14Bに動作可能に接続されるように構成され、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出開口部からつながる排出チャネル16Bは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続されるように構成されるか、
又は
第1の分離デバイス10Aは、第2の分離デバイス10Bに対するスタンバイ分離デバイスとして機能するように構成され、この場合、第2の分離デバイス10Bの投入開口部につながる投入チャネル14Bは、材料搬送管100に動作可能に接続されるように構成され、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出開口部からつながる排出チャネル16Bは、材料経路16B14Aを介して、第1の分離デバイス10Aの投入開口部につながる投入チャネル14Aに動作可能に接続されるように構成され、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出開口部からつながる排出チャネル16Aは、空圧式材料搬送システムの部分真空源21の吸引側につながるチャネル25に動作可能に接続されるように構成されるような仕方で、動作可能に接続されるように構成される。
【0103】
一実施形態により、材料経路100A、100Bは、材料搬送管100を第1の分離デバイスの投入開口部に接続する投入チャネル14Aの間、さらに材料搬送管100を第2の分離デバイス10Bの投入開口部に接続する投入チャネル14Bの間に配置構成され、この経路は、材料搬送管100から第1の分離デバイス10Aの投入チャネル14A及び/又は第2の分離デバイス10Bの投入チャネル14Bへの経路が開閉可能であるような仕方で弁手段109を設けられている。
【0104】
一実施形態により、弁手段111Aは、第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出開口部からつながる排出チャネル16Aと、第2の分離デバイス10Bの投入開口部につながる投入チャネル14Bとの間に配置構成されている材料経路16A14B内に配置構成される。
【0105】
一実施形態により、弁手段111Bは、第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出開口部からつながる排出チャネル16Bと、第1の分離デバイス10Aの投入開口部につながる投入チャネル14Aとの間に配置構成されている材料経路16B14A内に配置構成される。
【0106】
一実施形態により、経路が、部分真空源21の吸引側につながるチャネル25と第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出開口部からつながる排出チャネル16Aとの間に、及び/又はチャネル25と第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出開口部からつながる排出チャネル16Bとの間に配置構成され、この経路は、部分真空源21の吸引側につながるチャネル25から第1の分離デバイス10Aの搬送空気用の排出開口部に接続する排出チャネル14Aへの、及び/又は第2の分離デバイス10Bの搬送空気用の排出開口部に接続する排出チャネル14Bへの経路が、開閉可能であるような仕方で弁手段112A、112Bを設けられている。
【0107】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び/又は第2の分離デバイス10Bは、その動作原理に関してサイクロン分離装置である。
【0108】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び/又は第2の分離デバイス10Bは、分離装置容器、例えば、水平分離装置容器である。
【0109】
一実施形態により、搬送空気の進行方向における下流の分離デバイス、すなわちスタンバイ分離デバイスは、搬送空気の進行方向の上流の分離デバイスを通して搬送空気とともに進んだ材料粒子を受け取り、これらの粒子を搬送空気から分離するように構成される。
【0110】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A及び/又は第2の分離デバイス10Bは、深い回収容器-分離デバイスであり、このデバイスは、回収容器11A、11Bを空にする段階で、持ち上げ手段により持ち上げられ、回収容器11A、11B内に回収した材料wは、回収容器11A、11B内に配置構成されている開閉可能な開口6を介して空にされる。
【0111】
一実施形態により、第1の分離デバイス10A又は第2の分離デバイス10Bは、実際の回収容器11A、11B及び外部容器12A、12Bを備える。
【0112】
一実施形態により、回収容器11A、11Bの頂部に、投入開口部9がある。
【0113】
本発明の目的は、廃棄物に対する少なくとも1つの投入点1と、投入点1に接続可能である材料搬送管100と、搬送されるべき材料が搬送空気から分離される分離デバイス又は容器11とを備える、廃棄物搬送システムでもあり、また少なくとも材料の搬送中に搬送管100内に圧力差及び/又は輸送空気流を引き起こすための手段であって、この手段は少なくとも1つの部分真空源21を備える、手段でもある。廃棄物搬送システムは、前述の特有の特徴のうちのいずれかにおいて定められるような分離デバイス組立体を含む。
【0114】
本発明によるシステム及び方法において、例えば特許文献1に提示されている移動式部分真空源、又は分離デバイスの近くに配置構成されている、例えば容器内に配置構成されている通常の部分真空源が使用され得る。特許文献2による深い回収分離デバイスは、例えば、廃棄物搬送システムに対する分離デバイス組立体の分離デバイスとして適用され得る。特許文献3に提示されている、廃棄物容器/分離デバイス、及びその接続部は、例えば、図10の実施形態における、分離装置容器、及び接続部として適用され得る。
【0115】
本発明は、上に提示されている実施形態に限定されず、以下に提示される請求項の範囲内で変えることができることは、当業者には明らかである。場合によっては他の特有の特徴と併せて説明の中に提示される特有の特徴は、必要な場合に、互いに別々に使用されてもよい。
【符号の説明】
【0116】
1 投入点
4 側壁
5 基部
6 排出開口部
7 底部ハッチ
9 投入開口部
10A 第1の分離デバイス
10B 分離デバイス、第2の分離デバイス
11A 回収容器
11B 回収容器
11′ 側壁、頂部
11′′ 側壁
12A、12B 外部容器
13 壁、排出チャネル
14 投入分岐部
14A 投入分岐部
14B 投入分岐部
14′ 投入開口部
15A、15B 接続手段
15A′、15B′、17A′、17B′ アクチュエータ
16A、16B 排出チャネル
16′ 排出開口部
16′′ 手段
19 ハッチ
21 部分的真空発生装置
22 駆動デバイス
23 フィルタ
24 外向きブローイング管
25 吸引管、チャネル
30 弁手段
31 投入開口部
34 上側端壁
50、51、52 持ち上げ手段
100、101、102 搬送管
100A、100B 管分岐部、搬送管
103 弁手段、フィード弁
104 材料シェーパー
104 シェーパーデバイス
105 供給器チャネル
108 交換用空気弁
109 弁手段
110 交換用空気ダクト
111A 弁手段
111B 弁手段
112A、112B 弁手段
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図10a
図11