(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-19
(45)【発行日】2024-12-27
(54)【発明の名称】スピーカーモジュールとレシーバーモジュールを含む電子装置
(51)【国際特許分類】
G06F 1/16 20060101AFI20241220BHJP
H04M 1/02 20060101ALI20241220BHJP
【FI】
G06F1/16 312Z
G06F1/16 312G
H04M1/02 C
(21)【出願番号】P 2022575242
(86)(22)【出願日】2022-08-09
(86)【国際出願番号】 KR2022011834
(87)【国際公開番号】W WO2023018170
(87)【国際公開日】2023-02-16
【審査請求日】2022-12-06
(31)【優先権主張番号】10-2021-0105586
(32)【優先日】2021-08-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユン, スンピョ
(72)【発明者】
【氏名】コ, ジヨン
【審査官】松浦 かおり
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-208858(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2021/0006876(US,A1)
【文献】国際公開第2004/073287(WO,A1)
【文献】特開2014-003418(JP,A)
【文献】特開2011-155346(JP,A)
【文献】特開2013-197818(JP,A)
【文献】特開2016-012821(JP,A)
【文献】特開2005-341402(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/00
G06F 1/16-1/18
H04M 1/02-1/23
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置であって、
ハウジングと、
前記ハウジングに配置されるカメラモジュールと、
前記カメラモジュールに対して第1方向に位置するスピーカーモジュールと、
前記カメラモジュールに対して前記第1方向の反対方向である第2方向に位置するレシーバーモジュールと、
前記カメラモジュールに対して前記第1方向に位置する連結孔と、前記カメラモジュールに対して前記第2方向に位置し、少なくとも一部が閉鎖された孔と、を含み、前記電子装置の側面に位置する第1音響孔と、
前記連結孔と前記スピーカーモジュールを連結する第1音響管路と、
前記電子装置の前面に位置する第2音響孔と、
前記第1音響管路に対して前記第1方向に垂直である第3方向に配置される連結管路を含み、前記第2音響孔と前記レシーバーモジュールを連結する第2音響管路と、
前記第1音響管路と前記第2音響管路の連結管路を連結する連結部と、を有することを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記連結部は、前記レシーバーモジュールより前記スピーカーモジュールに隣接するように位置することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記第1音響孔の孔を閉鎖する遮蔽部材をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項4】
前記遮蔽部材は、前記第2音響管路と連結されるリセス(recess)を含むことを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記遮蔽部材は、前記電子装置の背面から前面に向かって突出される突起構造を含むことを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
【請求項6】
前記第1音響孔の孔は、前記ハウジングを構成する器具物を介して閉鎖されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項7】
前記第1音響孔の連結孔は、前記ハウジングの側面に形成された開口(opening)を含み、
前記第1音響孔の孔は、前記ハウジングの側面に凹状に形成された溝を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
前記第2音響管路の連結管路は、前記第1方向に延長されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項9】
前記連結部は、前記第3方向に延長されて前記ハウジングに形成されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項10】
前記第1音響管路及び前記第2音響管路は、前記ハウジングに形成されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項11】
前記ハウジングの前面に向かって配置されるディスプレーモジュールをさらに有し、
前記第2音響孔は、前記ディスプレーモジュールと前記ハウジングとの間にスリット(slit)状に形成された孔を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項12】
前記第1音響管路と前記第2音響管路の連結管路を区画する隔壁部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示した多様な実施形態は、スピーカーモジュールとレシーバーモジュールを含む電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
多様なコンテンツが電子装置を介して再生されることによって音響性能に対するユーザの関心が増加している。
ユーザに立体音を伝達するために電子装置の上端と下端にはスピーカーモジュールと連結されるスピーカー孔が存在する。
【0003】
電子装置は、スピーカーモジュールとレシーバーモジュールを含み得る。
スピーカーモジュールとレシーバーモジュールは、電子装置に配置されたカメラモジュールを中心に互いに反対方向に位置し得る。
また、スピーカーモジュールで出力された音を電子装置外部に放出するスピーカー孔は、電子装置の側面に位置し、レシーバーモジュールで出力された音を電子装置外部に放出するレシーバー孔は、電子装置の前面に位置し得る。
【0004】
一方、スピーカーモジュールとレシーバーモジュールがカメラモジュールを基準にして隣接するように位置することによって、スピーカーモジュールとスピーカー孔を連結するスピーカー管路とレシーバーモジュールとレシーバー孔を連結するレシーバー管路は互いに隣接するように位置する。
例えば、レシーバー管路の少なくとも一部は、スピーカー管路に対して電子装置の背面から前面方向に位置する。
レシーバーモジュールと隣接した方向にスピーカー孔を追加して形成する場合、スピーカー管路とレシーバー管路が連結されてレシーバーモジュールから出力された音が追加されたスピーカー孔に放出される。
したがって、レシーバーモジュールで出力された音が分散される可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記従来のスピーカーモジュールとレシーバーモジュールを含む電子装置における問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、スピーカーモジュールとレシーバーモジュールを含む電子装置のスピーカー放射性能を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示した多様な実施形態による電子装置は、ハウジングと、前記ハウジングに配置されるカメラモジュールと、前記カメラモジュールに対して第1方向に位置するスピーカーモジュールと、前記カメラモジュールに対して前記第1方向の反対方向である第2方向に位置するレシーバーモジュールと、前記カメラモジュールに対して前記第1方向に位置する連結孔と、前記カメラモジュールに対して前記第2方向に位置し、少なくとも一部が閉鎖された孔と、を含み、前記電子装置の側面に位置する第1音響孔と、前記連結孔と前記スピーカーモジュールを連結する第1音響管路と、前記電子装置の前面に位置する第2音響孔と、前記第1音響管路に対して前記第1方向に垂直である第3方向に配置される連結管路を含み、前記第2音響孔と前記レシーバーモジュールを連結する第2音響管路と、前記第1音響管路と前記第2音響管路の連結管路を連結する連結部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本明細書に開示した多様な実施形態によれば、スピーカー管路とレシーバー管路が連結されることによって電子装置のスピーカー放射性能を改善することができる。
また、レシーバーモジュールと隣接した方向にスピーカー孔を追加で形成してもレシーバーモジュールから出力された音がスピーカー孔に放出されない構造を提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図面の説明に関連して、同一又は類似の構成要素に対しては同一又は類似の参照符号が用いられる。
【
図1】本発明の実施形態によるネットワーク環境内の電子装置の概略構成を示すブロック図である。
【
図2a】本発明の実施形態による電子装置の前面の斜視図である。
【
図2b】本発明の実施形態による
図2aの電子装置の後面の斜視図である。
【
図3】本発明の実施形態による
図2aの電子装置の展開斜視図である。
【
図4】本発明の実施形態による電子装置のハウジング上端を電子装置の前面方向から見た図である。
【
図5a】本発明の実施形態による電子装置を
図4に示したA-A線に沿って切断した断面図である。
【
図5b】本発明の実施形態による電子装置を
図4に示したB-B線に沿って切断した断面図である。
【
図5c】本発明の実施形態による電子装置を
図4に示したC-C線に沿って切断した断面図である。
【
図6】本発明の実施形態による第1音響管路、第2音響管路、及び第1音響孔を拡大した斜視図である。
【
図7a】本発明の実施形態による電子装置のハウジング上端に遮蔽部材が配置された状態を示す図である。
【
図7b】本発明の実施形態によるダミー(dummy)孔の一部が閉塞された状態を示す部分断面図である。
【
図7c】本発明の実施形態によるダミー孔が遮蔽部材を介して閉鎖された状態を示す部分断面図である。
【
図7d】本発明の実施形態による第1音響管路と第2音響管路が連結された状態で第1スピーカーモジュールから発生した音及びレシーバーモジュールから発生した音が電子装置外部に放出される状態を示す部分断面図である。
【
図8a】本発明の実施形態による遮蔽部材を示す斜視図である。
【
図8b】本発明の実施形態による遮蔽部材がハウジングに配置されて第1音響孔のダミー孔を閉鎖した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、説明では、本発明の多様な実施形態が添付された図面を参照して記載する。
本発明の多様な実施形態及びここに用いられた用語は、本明細書に記載された技術的特徴を特定の実施形態に限定しようとすることではなく、当該実施形態の多様な変更、均等物、又は代替物を含むと理解されるべきである。
【0011】
図面の説明に関連し、類似又は関連する構成要素に対しては、類似の参照符号が用いられる。
アイテムに対応する名詞の単数型は、関連する文脈上明らかに異なると指示しない限り、アイテムの1個又は複数個を含むことができる。
【0012】
本文書において、“A又はB”、“A及びBの内の少なくとも一つ”、“又はBの内の少なくとも一つ”、“A、B又はC”、“A、B及びCの内の少なくとも一つ”及び“又はCの内の少なくとも一つ”のような文句のそれぞれは、その文句の内の該当する文句と共に羅列された項目の内のいずれか一つ、又はそれらのすべての可能な組み合せを含む。
“第1”、“第2”、又は“一番目”又は“二番目”のような用語は、単純に当該構成要素を他の当該構成要素と区分するために用いられ、当該構成要素を他の側面(例えば、重要性又は手順)で限定しない。
どんな(例えば、第1)構成要素が異なる(例えば、第2)構成要素に“機能的に”又は“通信的に”という用語と共に又はこのような用語無しに、“カップルディド”又は“コネクテッド”と言及された場合、それは前記どんな構成要素が前記他の構成要素に直接的に(例えば、有線で)、無線で、又は第3構成要素を介して連結されることができるのを意味する。
【0013】
図1は、本発明の実施形態によるネットワーク環境100内の電子装置101の概略構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、ネットワーク環境100で、電子装置101は、第1ネットワーク198(例えば、近距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置102と通信するか、又は第2ネットワーク199(例えば、遠距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置104又はサーバー108と通信する。
一実施形態によれば、電子装置101は、サーバー108を介して電子装置104と通信する。
【0014】
一実施形態によれば、電子装置101は、プロセッサ120、メモリー130、入力モジュール150、音響出力モジュール155、ディスプレーモジュール160、オーディオモジュール170、センサーモジュール176、インターフェース177、接続端子178、ハプティクスモジュール179、カメラモジュール180、電力管理モジュール188、バッテリー189、通信モジュール190、加入者識別モジュール196、又はアンテナモジュール197を含む。
一実施形態では、電子装置101には、この構成要素の内の少なくとも一つ(例えば、接続端子178)が省略されるか、一つ以上の他の構成要素が追加される。
一実施形態では、この構成要素の内の一部(例えば、センサーモジュール176、カメラモジュール180、又はアンテナモジュール197)は、一つの構成要素(例えば、ディスプレーモジュール160)に統合される。
【0015】
プロセッサ120は、例えば、ソフトウェア(例えば、プログラム140)を行ってプロセッサ120に接続された電子装置101の少なくとも一つの他の構成要素(例えば、ハードウェア又はソフトウェア構成要素)を制御し、多様なデータ処理又は演算を行う。
一実施形態によれば、データ処理又は演算の少なくとも一部として、プロセッサ120は、他の構成要素(例えば、センサーモジュール176又は通信モジュール190)から受信した命令又はデータを揮発性メモリー132に記憶し、揮発性メモリー132に記憶した命令又はデータを処理し、結果データを非揮発性メモリー134に記憶する。
【0016】
一実施形態によれば、プロセッサ120は、メインプロセッサ121(例えば、中央処理装置又はアプリケーションプロセッサ)又はこれとは独立的又は共に操作可能な補助プロセッサ123(例えば、グラフィック処理装置、神経網処理装置(neural processing unit:NPU)、イメージシグナルプロセッサ、センサーハブプロセッサ、又はコミュニケーションプロセッサ)を含み得る。
例えば、電子装置101がメインプロセッサ121及び補助プロセッサ123を含む場合、補助プロセッサ123は、メインプロセッサ121より低電力で用いるか、指定された機能に特化されるように設定される。
補助プロセッサ123は、メインプロセッサ121と別個で、又はその一部として具現することができる。
【0017】
補助プロセッサ123は、例えば、メインプロセッサ121がインアクティブ(例えば、スリップ)状態にあるうちにメインプロセッサ121の代わりに、又はメインプロセッサ121がアクティブ(例えば、アプリケーション実行)状態にあるうちにメインプロセッサ121と共に、電子装置101の構成要素の内の少なくとも一つの構成要素(例えば、ディスプレーモジュール160、センサーモジュール176、又は通信モジュール190)に関連する機能又は状態の少なくとも一部を制御する。
一実施形態によれば、補助プロセッサ123(例えば、イメージシグナルプロセッサ又はコミュニケーションプロセッサ)は、機能的に関連ある他の構成要素(例えば、カメラモジュール180又は通信モジュール190)の一部として具現することができる。
【0018】
一実施形態によれば、補助プロセッサ123(例えば、神経網処理装置)は、人工知能モデルの処理に特化されたハードウェア構造を含むことができる。
人工知能モデルは、機械学習を介して生成され得る。
このような学習は、例えば、人工知能モデルが行われる電子装置101自体で行われ、別途のサーバー(例えば、サーバー108)を介して行うこともできる。
学習アルゴリズムは、例えば、指導型学習(supervised learning)、非指導型学習(unsupervised learning)、準指導型学習(semi-supervised learning)又は強化学習(reinforcement learning)を含むが、前述した例に限定されない。
【0019】
人工知能モデルは、複数の人工神経網レイヤーを含む。
人工神経網は、深層神経網(deep neural network:DNN)、CNN(convolutional neural network)、RNN(recurrent neural network)、RBM(restricted boltzmann machine)、DBN(deep belief network)、BRDNN(bidirectional recurrent deep neural network)、深層Q-ネットワーク(deep Q-networks)又は上記の内の2つ以上の組み合せの内の一つであれば良いが、前述した例に限定されない。
人工知能モデルは、ハードウェア構造以外に、追加的又は代替的に、ソフトウェア構造を含むことができる。
【0020】
メモリー130は、電子装置101の少なくとも一つの構成要素(例えば、プロセッサ(120)又はセンサーモジュール176)によって用いられる多様なデータを記憶する。
データは、例えば、ソフトウェア(例えば、プログラム140)及び、これに関連する命令に対する入力データ又は出力データを含む。
メモリー130は、揮発性メモリー132又は非揮発性メモリー134を含み得る。
【0021】
プログラム140は、メモリー130にソフトウェアとして記憶され、例えば、オペレーティングシステム(ОS)142、ミドルウェア144、又はアプリケーション146を含み得る。
【0022】
入力モジュール150は、電子装置101の構成要素(例えば、プロセッサ120)に用いられる命令又はデータを電子装置101の外部(例えば、ユーザ)から受信する。
入力モジュール150は、例えば、マイク、マウス、キーボード、キー(例えば、ボタン)、又はデジタルペン(例えば、スタイラスペン)を含み得る。
【0023】
音響出力モジュール155は、音響信号を電子装置101の外部に出力する。
音響出力モジュール155は、例えば、スピーカー又はレシーバーを含む。
スピーカーは、マルチメディア再生又は録音再生のように一般的な用途で用いられる。
レシーバーは、着信電話を受信するために用いられる。
一実施形態によれば、レシーバーは、スピーカーと別個で、又はその一部として具現することができる。
【0024】
ディスプレーモジュール160は、電子装置101の外部(例えば、ユーザ)で情報を視覚的に提供する。
ディスプレーモジュール160は、例えば、ディスプレー、ホログラム装置、又はプロジェクター及び当該装置を制御するための制御回路を含み得る。
一実施形態によれば、ディスプレーモジュール160は、タッチを検出するように設定されたタッチセンサー、又はタッチによって発生する力の強度を測定するように設定された圧力センサーを含む。
【0025】
オーディオモジュール170は、音を電気信号に変換させるか、逆に電気信号を音に変換させる。
一実施形態によれば、オーディオモジュール170は、入力モジュール150を介して音を取得するか、音響出力モジュール155、又は電子装置101と直接又は無線で接続された外部電子装置(例えば、電子装置102(例えば、スピーカー又はヘッドフォーン)を介して音を出力する。
【0026】
センサーモジュール176は、電子装置101の作動状態(例えば、電力又は温度)、又は外部の環境状態(例えば、ユーザ状態)を検出し、検出された状態に対応する電気信号又はデータ値を生成する。
一実施形態によれば、センサーモジュール176は、例えば、ジェスチャーセンサー、ジャイロセンサー、気圧センサー、マグネチックセンサー、加速度センサー、グリップセンサー、近接センサー、カラーセンサー、IR(infrared)センサー、生体センサー、温度センサー、湿度センサー、又は照度センサーを含み得る。
【0027】
インターフェース177は、電子装置101が外部電子装置(例えば、電子装置102)と直接又は無線で接続されるために用いられる一つ以上の指定されたプロトコルをサポートする。
一実施形態によれば、インターフェース177は、例えば、HDMI(登録商標)(high definition multimedia interface)、USB(universal serial bus)インターフェース、SDカードインターフェース、又はオーディオインターフェースを含み得る。
【0028】
接続端子178は、それを介して電子装置101が外部電子装置(例えば、電子装置102)と物理的に連結されることができるコネクターを含む。
一実施形態によれば、接続端子178は、例えば、HDMI(登録商標)コネクター、USBコネクター、SDカードコネクター、又はオーディオコネクター(例えば、ヘッドフォーンコネクター)を含み得る。
【0029】
ハプティクスモジュール179は、電気的信号をユーザが触覚又は運動感覚を介して認知することができる機械的な刺激(例えば、振動又は動き)又は電気的な刺激に変換する。
一実施形態によれば、ハプティクスモジュール179は、例えば、モーター、圧電素子、又は電気刺激装置を含み得る。
【0030】
カメラモジュール180は、静止画及び動画を撮影する。
一実施形態によれば、カメラモジュール180は、一つ以上のレンズ、イメージセンサー、イメージシグナルプロセッサ、又はフラッシュを含み得る。
【0031】
電力管理モジュール188は、電子装置101に供給される電力を管理する。
一実施形態によれば、電力管理モジュール188は、例えば、PMIC(power management integrated circuit)の少なくとも一部として具現され得る。
【0032】
バッテリー189は、電子装置101の少なくとも一つの構成要素に電力を供給する。
一実施形態によれば、バッテリー189は、例えば、再充電不可能な1次電池、再充電可能な2次電池、又は燃料電池を含み得る。
【0033】
通信モジュール190は、電子装置101と外部電子装置(例えば、電子装置102、電子装置104、又はサーバー108)の間の直接(例えば、有線)通信チャンネル又は無線通信チャンネルの確立、及び確立された通信チャンネルを通じる通信実行をサポートする。
通信モジュール190は、プロセッサ120(例えば、アプリケーションプロセッサ)と独立的に操作され、直接(例えば、有線)通信又は無線通信をサポートする一つ以上のコミュニケーションプロセッサを含む。
一実施形態によれば、通信モジュール190は、無線通信モジュール192(例えば、セルラー通信モジュール、近距離無線通信モジュール、又はGNSS(global navigation satellite system)通信モジュール)又は有線通信モジュール194(例えば、LAN(local area network)通信モジュール、又は電力線通信モジュール)を含む。
【0034】
これら通信モジュールの内の該当する通信モジュールは、第1ネットワーク198(例えば、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(wireless fidelity)direct又はIrDA(infrared data association)のような近距離通信ネットワーク)又は第2ネットワーク199(例えば、レガシーセルラーネットワーク、5Gネットワーク、次世代通信ネットワーク、インターネット、又はコンピューターネットワーク(例えば、LAN又はWAN)のような遠距離通信ネットワーク)を介して外部の電子装置104と通信する。
このような複数の種類の通信モジュールは、一つの構成要素(例えば、単一チップ)で統合されるか、又は互いに別途の複数の構成要素(例えば、複数チップ)で具現することができる。
無線通信モジュール192は、加入者識別モジュール196に記憶された加入者情報(例えば、国際モバイル加入者識別子(IMSI))を利用して第1ネットワーク198又は第2ネットワーク199のような通信ネットワーク内で電子装置101を確認又は認証する。
【0035】
無線通信モジュール192は、4Gネットワーク以降の5Gネットワーク及び次世代通信技術、例えば、NR接続技術(newradioaccesstechnology)をサポートする。
NR接続技術は、高容量データの高速送信(eMBB(enhancedmobilebroadband)、端末電力の最小化と複数端末の接続(mMTC(massivemachinetypecommunications)、又は高信頼度と低遅延(URLLC(ultra-reliableandlow-latencycommunications))をサポートする。
無線通信モジュール192は、例えば、高いデータ送信率達成のために、高周波帯域(例:mmWave帯域)をサポートする。
【0036】
無線通信モジュール192は、高周波帯域での性能確保のための多様な技術、例えば、ビームフォーミング(beamforming)、巨大配列多重入出力(massiveMIMO(multiple-inputandmultiple-output)、全次元多重入出力(fulldimensional MIMO:FD-MIMO)、アレイアンテナ(arrayantenna)、アナログビームフォーミング(analog beam-forming)、又は大規模アンテナ(largescaleantenna)などのような技術をサポートする。
無線通信モジュール192は、電子装置101、外部電子装置(例えば、電子装置104)、又はネットワークシステム(例えば、第2ネットワーク199)に規定される様々な要求事項をサポートする。
一実施形態によれば、無線通信モジュール192は、eMBB実現のための「Peak data rate」(例えば、20Gbps以上)、mMTC実現のための損失Coverage(例えば、164dB以下)、又はURLLC実現のための「U-plane latency」(例えば、ダウンリンク(DL)及びアップリンク(UL)それぞれ0.5ms以下、又はラウンドトリップ1ms以下)をサポートする。
【0037】
アンテナモジュール197は、信号又は電力を外部(例えば、外部の電子装置)に送信するか外部から受信する。
一実施形態によれば、アンテナモジュール197は、サブストレート(例えば、PCB)上に形成された導電体又は導電性パターンからなる放射体を含むアンテナを含み得る。
一実施形態によれば、アンテナモジュール197は、複数のアンテナ(例えば、アレイアンテナ)を含む。
このような場合、第1ネットワーク198又は第2ネットワーク199のような通信ネットワークで用いられる通信方式に適合した少なくとも一つのアンテナが、例えば、通信モジュール190によって複数のアンテナから選択される。
信号又は電力は、選択された少なくとも一つのアンテナを介して通信モジュール190と外部の電子装置との間に送信又は受信される。
一実施形態によれば、放射体以外に他の部品(例えば、RFIC(radio frequency integrated circuit))が追加的にアンテナモジュール197の一部として形成することができる。
【0038】
一実施形態によれば、アンテナモジュール197は、mmWaveアンテナモジュールを形成する。
一実施形態によれば、mmWaveアンテナモジュールは、印刷回路基板、印刷回路基板の第1面(例えば、下面)又はそれに隣接して配置されて指定された高周波帯域(例えば、mmWave帯域)をサポートすることができるRFIC、及び印刷回路基板の第2面(例えば、上面又は側面)に、又はそれに隣接して配置されて指定された高周波帯域の信号を送信又は受信することができる複数のアンテナ(例えば、アレイアンテナ)を含む。
【0039】
上記構成要素の内の少なくとも一部は、周辺機器の間の通信方式(例えば、バス、GPIO(general purpose input and output)、SPI(serial peripheral interface)、又はMIPI(mobile industry processor interface)を介して互いに接続されて信号(例えば、命令又はデータ)を相互間に交換する。
【0040】
一実施形態によれば、命令又はデータは、第2ネットワーク199に接続されたサーバー108を介して電子装置101と外部の電子装置104の間に送信又は受信される。
外部の電子装置(102又は104)それぞれは、電子装置101と同一又は他の種類の装置であっても良い。
一実施形態によれば、電子装置101で実行される動作の全部又は一部は、外部の電子装置(102、104、又は108)の内の一つ以上の外部の電子装置で実行され得る。
例えば、電子装置101がどんな機能やサービスを自動に、又はユーザ又は他の装置からのリクエストに応じて行わなければならない場合に、電子装置101は、機能又はサービスを自身で実行する代りに又は追加的に、一つ以上の外部の電子装置にその機能又はそのサービスの少なくとも一部の実行をリクエストする。
リクエストを受信した一つ以上の外部の電子装置は、リクエストされた機能又はサービスの少なくとも一部、又はリクエストに関連する追加機能又はサービスを行って、その実行の結果を電子装置101に伝達する。
電子装置101は、上記結果を、そのまま又は追加的に処理し、リクエストに対する応答の少なくとも一部として提供する。
【0041】
これのために、例えば、クラウドコンピューティング、分散コンピューティング、モバイルエッジコンピューティング(mobile edge computing:MEC)、又はクライアント-サーバーコンピューティング技術が用いられる。
電子装置101は、例えば、分散コンピューティング又はモバイルエッジコンピューティングを用いて超低遅延サービスを提供する。
他の実施形態において、外部の電子装置104は、IoT(internet of things)機器を含む。
サーバー108は、機械学習及び/又は神経網を利用した知能型サーバーであれば良い。
一実施形態によれば、外部の電子装置104又はサーバー108は、第2ネットワーク199内に含まれる。
電子装置101は、5G通信技術及びIoT関連技術を基盤として知能型サービス(例えば、スマートホーム、スマートシティ、スマートカー、又はヘルスケア)に適用され得る。
【0042】
図2aは、本発明の実施形態による電子装置の前面の斜視図であり、
図2bは、本発明の実施形態による
図2aの電子装置の後面の斜視図である。
以下、説明する電子装置200は、前述の
図1で説明した電子装置101の構成要素の内の少なくとも一つを含む。
【0043】
図2a及び
図2bを参照すると、本発明の一実施形態による電子装置200は、第1面(又は前面)210A)、第2面(又は後面)210B、及び第1面210Aと第2面210Bとの間の空間を取り囲む側面210Cを含むハウジング210を含む。
他の実施形態(図示せず)では、ハウジングは、
図2aの第1面210A、第2面210B、及び側面210Cの内の一部を形成する構造を指称することもできる。
一実施形態によれば、第1面210Aは、少なくとも一部分が実質的に透明な前面プレート202(例えば、多様なコーティングレイヤーを含むガラスプレート、又はポリマープレート)によって形成される。
第2面210Bは、実質的に不透明な後面プレート211によって形成される。
【0044】
後面プレート211は、例えば、コーティング又は着色されたガラス、セラミックス、ポリマー、金属(例えば、アルミニウム、ステンレススチール(STS)、又はマグネシウム)、又は上記物質の内の少なくとも2つの組み合せによって形成される。
側面210Cは、前面プレート202及び後面プレート211と結合し、金属及び/又はポリマーを含む側面ベゼル構造218(又は“側面部材”)によって形成される。
一実施形態では、後面プレート211及び側面ベゼル構造218は、一体で形成されて同じ物質(例えば、アルミニウムのような金属物質)を含む。
【0045】
図に示した実施形態では、前面プレート202は、第1面210Aから後面プレートの方に曲がってシームレスになるように(seamless)延長された第1領域210D)を、前面プレートの長いエッジ(long edge)両端に含む。
図に示した実施形態(
図2b参照)で、後面プレート211は、第2面210Bから前面プレート側に曲がってシームレスになるように延長された第2領域210Eを長いエッジ両端に含む。
一実施形態では、前面プレート202又は後面プレート211が第1領域210D又は第2領域210Eの内の一つのみを含む。
一実施形態では、前面プレート202は、第1領域及び第2領域を含まず、第2面210Bと平行に配置される偏平な平面のみを含む。
上記実施形態で、電子装置の側面から見る時、側面ベゼル構造218は、上記のような第1領域210D又は第2領域210Eが含まれない側面の方では、第1厚み(又は幅)を持ち、第1領域210D又は第2領域210Eを含む側面の方では第1厚みより薄い第2厚みを持つ。
【0046】
一実施形態によれば、電子装置200は、ディスプレー201、入力装置203、音響出力装置(207、214)、センサーモジュール(204、219)、カメラモジュール(205、212)、キー入力装置217、インジケーター(図示せず)、及びコネクター208の内の少なくとも一つ以上を含む。
一実施形態では、電子装置200は、構成要素の内の少なくとも一つ(例えば、キー入力装置217、又はインジケーター)を省略するか、他の構成要素を追加的に含むことができる。
【0047】
ディスプレー201は、例えば、前面プレート202の相当部分を介して視覚的に露出される。
一実施形態では、第1面210A、及び側面210Cの第1領域210Dを形成する前面プレート202を介してディスプレー201の少なくとも一部が露出される。
ディスプレー201は、タッチ検出回路、タッチの強度(圧力)を測定することができる圧力センサー、及び/又は磁場方式のスタイラスペンを検出するディジタイザと結合されるか隣接して配置される。
一実施形態では、センサーモジュール(204、219)の少なくとも一部、及び/又はキー入力装置217の少なくとも一部が、第1領域210D、及び/又は第2領域210Eに配置される。
【0048】
入力装置203は、マイク203を含む。
一実施形態では、入力装置203は、音の方向を検出するように配置される複数個のマイク203を含む。
音響出力装置(207、214)は、スピーカー(207、214)を含む。
スピーカー(207、214)は、外部スピーカー207及び通話用レシーバー214を含む。
一実施形態ではマイク203、スピーカー(207、214)及びコネクター208は、電子装置200の内部空間に少なくとも一部に配置され得、ハウジング210に形成された少なくとも一つの孔を介して外部環境に露出される。
一実施形態では、ハウジング210に形成された孔は、マイク203及びスピーカー(207、214)のために共用で用いられる。
一実施形態では、音響出力装置(207、214)は、ハウジング210に形成された孔が排除されたまま、動作されるスピーカー(例えば、ピエゾスピーカー)を含む。
【0049】
センサーモジュール(204、219)は、電子装置200の内部の作動状態、又は外部の環境状態に対応する電気信号又はデータ値を生成する。
センサーモジュール(204、219)は、例えば、ハウジング210の第1面210Aに配置された第1センサーモジュール204(例えば、近接センサー)及び/又は第2センサーモジュール(図示せず)(例えば、指紋センサー)、及び/又はハウジング210の第2面210Bに配置された第3センサーモジュール219(例えば、HRMセンサー)を含む。
指紋センサーは、ハウジング210の第1面210A(例えば、ホームキーボタン)、第2面210Bの一部領域、及び/又はディスプレー201の下側に配置される。
電子装置200は、図に示していないセンサーモジュール、例えば、ジェスチャーセンサー、ジャイロセンサー、気圧センサー、マグネチックセンサー、加速度センサー、グリップセンサー、カラーセンサー、IR(infrared)センサー、生体センサー、温度センサー、湿度センサー、近接センサー又は照度センサーの内の少なくとも一つをさらに含み得る。
【0050】
カメラモジュール(205、212)は、電子装置200の第1面210Aに配置された第1カメラモジュール205、及び第2面210Bに配置された第2カメラモジュール212、及び/又はフラッシュ213を含む。
カメラモジュール(205、212)は、一つ又は複数のレンズ、イメージセンサー、及び/又はイメージシグナルプロセッサを含む。
フラッシュ213は、例えば、発光ダイオード又はキセノンランプ(xenon lamp)を含み得る。
一実施形態では、2個以上のレンズ(広角レンズ、超広角レンズ又は望遠レンズ)及びイメージセンサーが電子装置200の一面に配置される。
【0051】
キー入力装置217は、ハウジング210の側面210Cに配置される。
他の実施形態では、電子装置200は、言及されたキー入力装置217の内の一部又は全部を含まないこともあり、含まれないキー入力装置217は、ディスプレー201上にソフトキーなどの他の形態で具現され得る。
他の実施形態で、キー入力装置217は、ディスプレー201に含まれた圧力センサーを用いて具現することができる。
【0052】
インジケーターは、例えば、ハウジング210の第1面210Aに配置される。
インジケーターは、例えば、電子装置200の状態情報を光形態(例えば、発光素子)で提供する。
他の実施形態では、発光素子は、例えば、カメラモジュール205の動作と連動する光源を提供することができる。
インジケーターは、例えば、LED、IR LED、及び/又はキセノンランプを含み得る。
【0053】
コネクター孔208は、外部電子装置と電力及び/又はデータを送受信するためのコネクター(例えば、USB(universal serial busコネクター)を収容することができる第1コネクター孔208、及び/又は外部電子装置とオーディオ信号を送受信するためのコネクターを収容することができる第2コネクター孔(又はイヤホンジャック)(図示せず)を含む。
【0054】
カメラモジュール(205、212)の内の一部カメラモジュール205、センサーモジュール(204、219)の内の一部センサーモジュール204、又はインジケーターは、ディスプレー201を介して視覚的に露出されるように配置される。
例えば、カメラモジュール205、センサーモジュール204、又はインジケーターは、電子装置200の内部空間で、ディスプレー201の、前面プレート202まで穿孔されたオープニング又は透過領域を介して外部環境と接するように配置される。
一実施形態によれば、ディスプレー201とカメラモジュール205が対面する領域は、コンテンツを表示する領域の一部として一定透過率を持つ透過領域で形成される。
一実施形態によれば、透過領域は、約5%~約20%範囲の透過率を持つように形成される。
このような透過領域は、イメージセンサーに結像されて画像を生成するための光が通過するカメラモジュール205の有効領域(例えば、画角領域)と重なる領域を含む。
【0055】
例えば、ディスプレー201の透過領域は、周辺よりピクセルの密度が低い領域を含む。
例えば、透過領域は、オープニングを取り替えることができる。
例えば、カメラモジュール205は、アンダーディスプレーカメラ(under display camera:UDC)を含む。
他の実施形態で、一部センサーモジュール204は、電子装置の内部空間で前面プレート202を介して視覚的に露出せずその機能を行うように配置することもできる。
例えば、このような場合、ディスプレー201のセンサーモジュールと対面する領域は、穿孔されたオープニングが不必要な場合もある。
【0056】
一実施形態によれば、電子装置200は、バー型(bar type)、又はプレート型(plate type)の見掛けを持っているが、本発明がここに限定されない。
例えば、図に示した電子装置200は、折り畳み(foldable)電子装置、スライダブル(slidable)電子装置、ストゥレチャブル(stretchable)電子装置、及び/又はローラブル(rollable)電子装置の一部であり得る。
“折り畳み電子装置(foldable electronic device)”、“スライダブル電子装置(slidable electronic device)”、“ストゥレチャブル電子装置(stretchable electronic device)”、及び/又は“ローラブル電子装置(rollable electronic device)”とは、ディスプレー(例えば、
図3のディスプレー330の曲げ変形が可能で、少なくとも一部分が折り畳まれるか(folded)、巻かれるか(wound or rolled)、少なくとも部分的に領域が拡張されるか、及び/又はハウジング(例えば、
図2a及び
図2bのハウジング210)の内部に収納することができる電子装置を意味する。
折り畳み電子装置、スライダブル電子装置、ストゥレチャブル電子装置、及び/又はローラブル電子装置は、ユーザの必要によって、ディスプレーを展開することによって、又はディスプレーのより広い面積を外部に露出させることによって画面表示領域を確張して用いることができる。
【0057】
図3は、本発明の実施形態による
図2aの電子装置200の展開斜視図である。
図3の電子装置300は、
図2a及び
図2bの電子装置200と少なくとも一部類似であるか、電子装置の他の実施形態を含み得る。
図3を参照すると、電子装置300(例えば、
図2a、又は
図2bの電子装置200)は、側面部材310(例えば、側面ベゼル構造)、第1支持部材311(例えば、ブラケット又は支持構造)、前面プレート320(例えば、前面カバー)、ディスプレー330(例えば、
図2aのディスプレー201)、基板340(例えば、PCB(printed circuit board)、FPCB(flexible PCB)、又はRFPCB(rigid-flexible PCB))、バッテリー350、第2支持部材360(例えば、リアケース)、アンテナ370、及び後面プレート380(例えば、後面カバー)を含む。
【0058】
一実施形態では、電子装置300は、構成要素の内の少なくとも一つ(例えば、第1支持部材311、又は第2支持部材360)を省略するか、他の構成要素を追加的に含むことができる。
電子装置300の構成要素の内の少なくとも一つは、
図2a、又は
図2bの電子装置200の構成要素の内の少なくとも一つと同一又は類似であってもよく、重複する説明は以下省略する。
【0059】
第1支持部材311は、電子装置300内部に配置されて側面部材310と連結されるか、側面部材310と一体に形成される。
第1支持部材311は、例えば、金属材質及び/又は非金属(例えば、ポリマー)材質で形成される。
第1支持部材311は、一面にディスプレー330が結合されて他面に基板340が結合される。
基板340には、プロセッサ、メモリー、及び/又はインターフェースが装着される。
プロセッサは、例えば、中央処理装置、アプリケーションプロセッサ、グラフィック処理装置、イメージシグナルプロセッサ、センサーハブプロセッサ、又はコミュニケーションプロセッサの内の一つ又はそれ以上を含み得る。
【0060】
メモリーは、例えば、揮発性メモリー又は非揮発性メモリーを含む。
インターフェースは、例えば、HDMI(登録商標)(high definition multimedia interface)、USB(universal serial bus)インターフェース、SDカードインターフェース、及び/又はオーディオインターフェースを含む。
インターフェースは、例えば、電子装置300を外部電子装置と電気的又は物理的に接続させ、USBコネクター、SDカード/MMCコネクター、又はオーディオコネクターを含み得る。
【0061】
バッテリー350は、電子装置300の少なくとも一つの構成要素に電力を供給するための装置として、例えば、再充電不可能な1次電池、又は再充電可能な2次電池、又は燃料電池を含み得る。
バッテリー350の少なくとも一部は、例えば、基板340と実質的に同一平面上に配置される。
バッテリー350は、電子装置300内部に一体に配置され得る。
他の実施形態で、バッテリー350は、電子装置300から脱着自在に配置することもできる。
【0062】
アンテナ370は、後面プレート380とバッテリー350の間に配置される。
アンテナ370は、例えば、NFC(near field communication)アンテナ、無線充電アンテナ、及び/又はMST(magnetic secure transmission)アンテナを含む。
アンテナ370は、例えば、外部装置と近距離通信をするか、充電に必要な電力を無線に送受信する。
他の実施形態では、側面ベゼル構造310及び/又は第1支持部材311の一部又はその組み合せによってアンテナ構造が形成される。
【0063】
図4は、本発明の実施形態による電子装置400のハウジング410上端を電子装置400の前面方向から見た図であり、
図5aは、本本発明の実施形態による電子装置400を
図4に示したA-A線に沿って切断した断面図であり、
図5bは、本発明の実施形態による電子装置400を
図4に示したB-B線に沿って切断した断面図であり、
図5cは、本発明の実施形態による電子装置400を
図4に示したC-C線に沿って切断した断面図であり、
図6は、本発明の実施形態による第1音響管路540、第2音響管路560、及び第1音響孔530を拡大した斜視図である。
【0064】
図4に示した電子装置400は、
図1に示した電子装置101、
図2a及び
図2bに示した電子装置200、及び/又は
図3に示した電子装置300の一例示であり得る。
以下で説明する電子装置400は、
図2a、
図2b及び
図3に示したようにバー(bar)型の電子装置を基準で説明したが、一実施形態で電子装置400は、折り畳み(foldable)電子装置、スライダブル(slidable)電子装置、ストゥレチャブル(stretchable)電子装置、及び/又はローラブル(rollable)電子装置の一部であり得る。
また、
図1、
図2a、
図2b、及び
図3で説明した構成要素と同じ又は類似の構成要素に対して別に表示した場合を除いては、全部同じ部材番号を用いる。
【0065】
本発明の実施形態によれば、電子装置400は、多様な器具物と多様な電子部品を支持するハウジング410(例えば、
図2a及び
図2bのハウジング210)を含む。
ここでハウジング410は、多様な器具物と多様な電子部品を支持する器具物を総称する概念であり得る。
図4及び
図5aを参照すると、ハウジング410は、少なくとも一部が電子装置400の側面見掛けを構成する側面部材411(例えば、
図3の側面部材310)、第1スピーカーモジュール430を支持する第1支持構造物412、及び側面部材411と第1支持構造物412の間に配置される第2支持構造物414を含む。
【0066】
ハウジング410は、ハウジング410の長さが方向の直線(例えば、
図4を基準でY軸方向直線)に対して互いに対称の形状を持つか部分的に非対称形状を持つ。
また、ハウジング410は、幅方向の直線(例えば、
図4を基準でX軸方向直線)に対して互いに対称の形状を持つか部分的に非対称形状を持つ。
ハウジング410は、多様な素材で形成することができる。
例えば、金属素材及び/又は非金属素材で形成され得る。
ここで金属素材は、アルミニウム、ステンレススチール(STS、SUS)、鉄、マグネシウム、及び/又はチタンの合金を含み得、非金属素材は、合成樹脂、セラミックス、及び/又はエンジニアリングプラスチックを含み得る。
また、ハウジング410は、射出、ダイキャスティング(die casting)のように多様な方式で形成することができる。
【0067】
一実施形態で、ハウジング410には印刷回路基板(printed circuit board:PCB)(例えば、
図3の基板340)が配置される。
ハウジング410に配置された電子部品は、印刷回路基板と電気的に接続されて作動する。
例えば、後述する第1スピーカーモジュール430(例えば、
図1の音響出力モジュール155又は
図2aの音響出力装置214)、第2スピーカーモジュール(図示せず)(例えば、
図1の音響出力モジュール155又は
図2aの音響出力装置207)、レシーバーモジュール440(例えば、
図1の音響出力モジュール155又は
図2aの音響出力装置214)及びカメラモジュール420(例えば、
図1のカメラモジュール180又は
図2aの第1カメラモジュール205)は、印刷回路基板に電気的に接続されて作動する。
【0068】
一実施形態で、ハウジング410に配置された電子部品は、フレキシブル印刷回路基板(flexible printed circuit board:fpcb)(例えば、
図3の基板340)を介して印刷回路基板と電気的に接続される。
例えば、フレキシブル印刷回路基板は、一端が電子部品と電気的に接続され、フレキシブル印刷回路基板の他端が印刷回路基板と接続される。
したがって、電子部品と印刷回路基板が電気的に接続される。
【0069】
実施形態によれば、電子装置400のハウジング410には第1スピーカーモジュール430とレシーバーモジュール440が配置される。
一実施形態で、
図4を参照すると、第1スピーカーモジュール430とレシーバーモジュール440は、ハウジング410の上端に配置される。
第1スピーカーモジュール430は、アプリケーション実行時、プロセッサの命令に従って音を出力する部品を意味する。
レシーバーモジュール440は、通話音を出力する部品を意味する。
一実施形態で、レシーバーモジュール440は、アプリケーション実行時、プロセッサの命令に従って音を出力する部品であり得る。
【0070】
実施形態によれば、第1スピーカーモジュール430とレシーバーモジュール440は、ハウジング410の上端で互いに隣接するように位置する。
例えば、
図4を参照すると、第1スピーカーモジュール430は、ハウジング410の上端中央部分に配置されたカメラモジュール420を基準にして第1方向(例えば、
図4を基準で+X方向)に位置する。
一方、レシーバーモジュール440は、カメラモジュール420を基準で第1方向の反対方向である第2方向(例えば、
図4を基準で-X方向)に位置する。
他の実施形態で、第1スピーカーモジュール430とレシーバーモジュール440は、
図4に示したものとは反対に配置することもできる。
例えば、第1スピーカーモジュール430は、カメラモジュール420を基準にして第2方向に配置され、レシーバーモジュール440は、カメラモジュール420を基準にして第1方向に配置され得る。
【0071】
実施形態によれば、ハウジング410には多様な器具物及び電子部品を支持する支持構造物が配置される。
例えば、
図5aを参照すると、第1支持構造物412は、第1スピーカーモジュール430を支持する。
一実施形態で、第1支持構造物412は、第1スピーカーモジュール430、レシーバーモジュール440、及び/又はカメラモジュール420の内の少なくとも一つを支持する。
第1支持構造物412は、第1スピーカーモジュール430、レシーバーモジュール440、及び/又はカメラモジュール420の内の少なくとも一つを収容するように形成された溝を含み得る。
一実施形態で、第1支持構造物412は、ハウジング410と別個に形成されてハウジング410に組み立てられる。
他の実施形態で、第1支持構造物412は、ハウジング410と一体に形成されてハウジング410の内部空間を区画する。
【0072】
実施形態によれば、電子装置400は、第1スピーカーモジュール430から出力された音が電子装置400外部に放出される通路である第1音響孔530を含む。
第1音響孔530は、電子装置400の側面見掛けを構成する側面部材411に形成される。
一実施形態で、
図4を参照すると、第1音響孔530は、電子装置400の上端側面に位置するように側面部材411に形成される。
例えば、第1音響孔530を構成する複数の孔(hole)は、電子装置400の幅方向(例えば、
図4を基準でX軸方向)と並行するような方向に側面部材411に形成される。
【0073】
一実施形態で、後述するように、第1音響孔530は、カメラモジュール420を基準に区画される。
例えば、
図4を参照すると、第1音響孔530は、カメラモジュール420を基準にして第1方向に位置した側面部材411の第1領域(P1)に形成された連結孔531とカメラモジュール420を基準にして第2方向に位置した側面部材411の第2領域(P2)に形成されたダミー(dummy)孔532を含む。
連結孔531は、第1スピーカーモジュール430で出力された音が電子装置400外部に放出されることができるように孔(hole)又は開口(opening)形状であり得る。
一方、ダミー孔532は、凹状の溝状に形成されるか開口状で形成されて別途の器具物(例えば、
図7bの遮蔽部材700)によって閉鎖され得る。
一実施形態で、第1音響孔530は、連結孔531のみで構成される。
したがって、第1スピーカーモジュール430から出力された音は、第1音響孔530を介して電子装置400外部に放出される。
【0074】
一実施形態で、ハウジング410内部には第1音響孔530の連結孔531と第1音響孔530のダミー孔532を区画する隔壁部413が形成される。
隔壁部413は、ハウジング410を構成する第2支持構造物414の一部分であり得る。
隔壁部413は、第1スピーカーモジュール430から出力された音がダミー孔532を介して電子装置400外部に放出されることを遮断する。
したがって、第1スピーカーモジュール430から出力された音は、ダミー孔532ではなく連結孔531を介して電子装置400外部に放出される。
【0075】
実施形態によれば、
図4及び
図5aに示したように、電子装置400は、第1音響孔530と第1スピーカーモジュール430を連結する第1音響管路540を含む。
例えば、第1音響管路540は、第1音響孔530の連結孔531と第1スピーカーモジュール430を連結する。
一実施形態で、第1音響管路540は、第1スピーカーモジュール430から出力された音が第1音響孔530の連結孔531に伝達されるようハウジング410に形成される。
一実施形態で、第1音響管路540は、ハウジング410を構成する複数の器具物によって形成された空間であり得る。
ここで、“管路”とは、音(音波)を案内する経路を意味する。
例えば、管路は、物理的な空間を意味する。
管路は、音を伝達することができる媒質(例えば、空気)が満たされた空間を含む。
以下で、管路を介して音が伝達されるということは、特定空間を経由して音が伝達されることを意味する。
【0076】
一実施形態で、
図5aを参照すると、第1音響管路540は、第1音響孔530が配列された方向(例えば、
図5aを基準でX軸方向)と並行するように延長された第1管路541及び
図5aを基準にしてY軸方向に延長されて第1スピーカーモジュール430と第1管路541を連結する第2管路542を含む。
図5aを参照すると、第2管路542は、ハウジング410に配置された第1支持構造物412に形成された空間であり得る。
例えば、第2管路542は、第1支持構造物412に
図5aに示したY軸を基準にして傾くように形成された管路であり得る。
【0077】
一実施形態で、上述したように、第1音響孔530は、実質的に第1スピーカーモジュール430から出力された音が電子装置400外部に放出される連結孔531を含む。
第1音響管路540は、第1音響孔530の連結孔531と第1スピーカーモジュール430を連結する。
このような場合、第1スピーカーモジュール430で出力された音は、ガイド面412を含む第2管路542-第1管路541-第1音響孔530の連結孔531を経由して電子装置400外部に放出される。
ただ、上述した第1管路541と第2管路542は、第1スピーカーモジュール430と連結孔531の連結関係を説明するための概念に過ぎず、実際に第1管路541と第2管路542が第1音響管路540上で区分されることではない場合もある。
【0078】
実施形態によれば、電子装置400は、ディスプレーモジュール510(例えば、
図1のディスプレーモジュール160、
図2aのディスプレー201、又は
図3のディスプレー330)を含む。
ディスプレーモジュール510は、ハウジング410の前面(例えば、
図2aの第1面(又は前面)210A)に配置される。
図2aで説明したように、ディスプレーモジュール510は、カメラモジュール420のカメラレンズ421に光が透過するように少なくとも一部が光透過性領域を含むカメラ孔205(例えば、
図2aのカメラ孔205)を含む。
カメラモジュール420のカメラレンズ421は、ディスプレーモジュール510のカメラ孔205に対面する。
一実施形態で、カメラ孔205は、電子装置400の美観を考慮してディスプレーモジュール510の上端中央に形成され得る。
【0079】
一実施形態で、第1音響孔530の中心は、カメラ孔205と整列される。
例えば、第1音響孔530は、カメラ孔205を経る電子装置400の長さ方向(例えば、
図4を基準でY軸方向)の直線に対して対称であり得る。
一実施形態で、第1音響孔530の中心は、ハウジング410の幅方向(例えば、
図4を基準でX軸方向)中心に対して整列される。
【0080】
一実施形態で、電子装置400のハウジング410には複数のスピーカーモジュールが配置される。
例えば、ハウジング410上端には第1スピーカーモジュール430が配置され、ハウジング410下端には第2スピーカーモジュールが配置される。
第2スピーカーモジュールは、アプリケーション実行時、プロセッサの命令に従って音が出力される部品を意味する。
電子装置400は、第2スピーカーモジュールから出力された音が電子装置400外部に放出される通路である第3音響孔(図示せず)を含む。
第3音響孔は、電子装置400の側面見掛けを構成する側面部材411に形成される。
例えば、
図2aを参照すると、第3音響孔は、電子装置400の下端側面に位置するように側面部材411に形成される。
第3音響孔を構成する複数の孔は、電子装置400の幅方向(例えば、
図4を基準でX軸方向)と並行するような方向に側面部材411に形成される。
第2スピーカーモジュールから出力された音は、第2スピーカーモジュールと第3音響孔を連結する第3音響管路(図示せず)に沿って移動して第3音響孔を介して電子装置400外部に放出される。
【0081】
一実施形態で、第3音響孔は、電子装置400の美観を考慮して電子装置400の幅方向(例えば、
図4を基準でX軸方向)直線に対して第1音響孔530と対称になるように位置する。
このような場合、第3音響孔の中心は、第1音響孔530のようにカメラ孔205と整列される。
例えば、第3音響孔は、カメラ孔205を経る電子装置400の長さ方向(例えば、
図4を基準でY軸方向)の直線に対して対称であり得る。
一実施形態で、第3音響孔の中心は、ハウジング410の幅方向(例えば、
図4を基準でX軸方向)中心に対して整列される。
【0082】
実施形態によれば、電子装置400は、レシーバーモジュール440から出力された音が電子装置400外部に放出される通路である第2音響孔550を含む。
一実施形態で、第2音響孔550は、電子装置400の前面に向かうようにハウジング410に配置されるディスプレーモジュール510とハウジング410の側面部材411が離隔されて形成された空間を意味する。
例えば、
図5bを参照すると、第2音響孔550は、ディスプレーモジュール510と側面部材411の間に位置したスリット(slit)状の孔(hole)を意味する。
ここで、スリット状の孔は、
図5bに示したX軸方向に延長されて形成される。
他の実施形態で、第2音響孔550は、ディスプレーモジュール510に形成される。
例えば、第2音響孔550は、レシーバーモジュール440から出力された音が電子装置400外部に放出され得るようにディスプレーモジュール510の上端に形成される。
【0083】
一実施形態で、ユーザが電子装置400を把持して通話を行う動作で、ユーザの耳が電子装置400の上端中央部に近接する。
このような場合、第2音響孔550は、通話音がユーザに効率的に伝達されるように電子装置400の上端中央部に位置する。
【0084】
実施形態によれば、
図4及び
図5bに示したように、電子装置400は、第2音響孔550とレシーバーモジュール440を連結する第2音響管路560を含む。
一実施形態で、第2音響管路560は、レシーバーモジュール440から出力された音が第2音響孔550に伝達されるようにハウジング410に形成される。
一実施形態で、第2音響管路560は、ハウジング410を構成する複数の器具物によって形成された空間であり得る。
【0085】
実施形態によれば、
図5bに示したように、第2音響管路560は、第1音響孔530が配列された方向(例えば、
図4を基準でX軸方向)と並行するように延長された連結管路561を含む。
例えば、連結管路561は、カメラモジュール420を基準にして第1方向に延長される。
一実施形態で、
図4を参照すると、連結管路561は、側面部材411の一部と対面する。
第2音響管路560は、レシーバーモジュール440から出力された音が連結管路561に伝達されるようにレシーバーモジュール440から連結管路561まで延長された延長管路562を含む。
レシーバーモジュール440から出力された音は、延長管路562-連結管路561-第2音響孔550を経由して電子装置400外部に放出される。
ただ、上述した連結管路561と延長管路562は、レシーバーモジュール440と第2音響孔550の連結関係を説明するための概念に過ぎず、実際に連結管路561と延長管路562が第2音響管路560上に区分されるものではない場合もある。
【0086】
一実施形態で、第2音響管路560の少なくとも一部は、第1音響管路540に対して電子装置400背面から前面方向(例えば、
図5bを基準で+Z方向)に位置する。
例えば、
図5a及び
図5bを参照すると、第2音響管路560の連結管路561は、第1音響管路540の第1管路541に対して
図5bを基準にして+Z方向に位置する。
図5aに示したように、第2音響管路560の連結管路561は、隔壁部413によって第1音響管路540の第1管路541と区画される。
他の実施形態で、連結管路561は、第1管路541に対して
図5bを基準にして-Z方向に位置する。
また他の実施形態で、連結管路561は、第1管路541に対して
図5bを基準にして+Y方向又は-Y方向に位置する。
上述した連結管路561と第1管路541の位置関係は、例示に過ぎず、連結管路561と第1管路541の位置関係を限定する意味ではない。
これ以外にも連結管路561と第1管路541の位置関係は、通常の技術者が実施することができる範囲内で多様に変形することができる。
【0087】
実施形態によれば、
図6に示したように、第2音響管路560の連結管路561の一端が連結管路561の他端に比べて広く形成される。
例えば、連結管路561の一端(例えば、
図6を基準で-X方向に位置した連結管路561の一部)は、幅(W)と横幅(L)が連結管路561の他端(例えば、
図6を基準で+X方向に位置した連結管路561の一部)より大きい場合がある。
【0088】
実施形態によれば、第1音響孔530及び第2音響孔550には異物遮断部材570が配置される。
異物遮断部材570は、電子装置400外部の異物が電子装置400内部に流入することを遮断する。
異物遮断部材570は、複数のスピーカーモジュールとレシーバーモジュール440で発生した音が電子装置400外部に放出され得るように形成された微細な孔を含む。
例えば、メッシュ(mesh)構造を含む。
異物遮断部材570は、第1音響孔530及び第2音響孔550を覆うように電子装置400内部に配置される。
一実施形態で、
図5aを参照すると、異物遮断部材570は、第1音響管路540の第2管路542出口部分に配置されて第1スピーカーモジュール430に異物が流入することを減少させる。
【0089】
本発明の実施形態によれば、第1スピーカーモジュール430は、ハウジング410の上端中心部分で偏心した位置に配置される。
例えば、第1スピーカーモジュール430は、ハウジング410の上端中心部分に位置したカメラモジュール420に対して第1方向に離隔されて配置されることによってハウジング410の中心部分から第1方向に偏心する。
このような場合、第1音響管路540は、ハウジング410中心部分に配置された器具物を回避して設計されて第1音響管路540の体積が狭小になる可能性がある。
したがって、第1スピーカーモジュール430による電子装置400のスピーカー放射性能が低下する可能性がある。
【0090】
本発明の実施形態では第1スピーカーモジュール430から出力された音が第1音響管路540-第1音響孔530の連結孔531を経由して放出される経路以外に追加経路を提示することができる。
例えば、第1音響管路540と第2音響管路560を連結することができる。
このような場合、第1スピーカーモジュール430から出力された音は、第2音響管路560-第2音響孔550順で経由して電子装置400外部に放出される。
したがって、第1スピーカーモジュール430から出力される音が電子装置400外部に放出される追加経路が形成されることによって、電子装置400のスピーカー放射性能が改善される。
以下では、第1音響管路540と第2音響管路560が連結される構造に対して説明する。
【0091】
実施形態によれば、第1音響管路540は、第2音響管路560と連結される。
一実施形態で、第1音響管路540は、第2音響管路560の連結管路561と連結される。
例えば、
図5c及び
図6を参照すると、第1音響管路540は、第1スピーカーモジュール430と隣接するように位置する連結部600を介して第2音響管路560の連結管路561と連結される。
連結部600は、ハウジング410の上端中心部分に位置したカメラモジュール420に対して第1方向に離隔されて第1スピーカーモジュール430に隣接するように位置する。
連結部600は、第1方向及び第2方向に垂直である第3方向(例えば、
図6を基準でZ軸方向)に延長されるようにハウジング410に形成される。
一実施形態で、連結部600は、ハウジング410に配置された器具物によって形成された空間であり得る。
【0092】
連結部600は、第1音響管540の第1管路541と第2音響管路560を連結する。
連結部600が第1スピーカーモジュール430よりレシーバーモジュール440に隣接するように位置する場合、レシーバーモジュール440と隣接した位置で第1音響管路540と第2音響管路560が連結される。
このような場合、第2音響管路560は、連結部600を介して第1音響管路540と連結されることによって、第1音響管路540と連結された第1音響孔530の連結孔531と連結される。
したがって、レシーバーモジュール440から出力された音は、第2音響孔550だけでなく第1音響孔530の連結孔531を介して電子装置400外部に放出される。
このような場合、ユーザの通話音が他人に伝達されてユーザのプライバシー(privacy)が侵害される可能性がある。
本発明の実施形態によれば、連結部600は、レシーバーモジュール440より第1スピーカーモジュール430に隣接するように位置する。
第1音響管路540と第2音響管路560の連結管路561は、レシーバーモジュール440より第1スピーカーモジュール430と隣接した位置で連結部600を介して連結される。
したがって、レシーバーモジュール440から出力された音は、第2音響管路560を経由して連結部600よりレシーバーモジュール440に隣接した第2音響孔550を介して電子装置400外部に放出される。
【0093】
一実施形態で、連結部600は、第1音響管路540の第1管路541と第2音響管路560を連結する。
例えば、連結部600は、第1音響管路540の第1管路541から第3方向に延長されて第2音響管路560の連結管路561と連結された部分であり得る。
一実施形態で、連結部600は、第1音響管路540の第2管路542と第2音響管路560の連結管路561を連結する。
【0094】
以上で説明した連結部600は、第1音響管路540と第2音響管路560の連絡管路561が連結される部分を説明するための概念的用語であり、実際に第1音響管路540及び連結管路561上で区分される構成ではないこともある。
例えば、連結部600は、第1音響管路540及び連結管路561の内の少なくとも一つの一部分であっても良い。
【0095】
本発明の実施形態によれば、第1音響管路540は、第1スピーカーモジュール430と隣接した部分に位置した連結部600を介して第2音響管路560の連結管路561と連結される。
第1スピーカーモジュール430で発生した音は、第1音響管路540の第2管路542-第1音響管路540の第1管路541-第1音響孔530の連結孔531の順に経由して電子装置400外部に放出される。
また、第1スピーカーモジュール430で発生した音は、第1音響管路540の第2管路542-第1音響管路540の第1管路541-連結部600-第2音響管路560の連結管路561-第2音響孔550の順に経由して電子装置400外部に放出される。
したがって、第1スピーカーモジュール430から発生した音が第1音響孔530の連結孔531と第2音響孔550を介して放出されることによって電子装置400のスピーカー放射性能が改善される。
【0096】
本発明の実施形態によれば、電子装置400のスピーカー放射性能は、ハウジング410の側面部材411に形成された第1音響孔530又は第3音響孔を構成する孔の個数を追加して改善する。
ただ、ハウジング410の上端にはハウジング410の下端に比べて多い量の器具物と電子部品が配置される。
このような場合、ハウジング410の側面部材411上端に形成された第1音響孔530を構成する孔を追加に形成することは、構造的に限界がある。
例えば、第1音響孔530を構成する孔を、カメラモジュール420を基準にして第2方向に追加的に形成する場合、追加された第1音響孔530と第2音響管路560が連結されてレシーバーモジュール440から出力された音が追加された第1音響孔530を介して電子装置400外部に放出される。
【0097】
一方、ハウジング410の下端にはハウジング410の上端に比べて相対的に器具物と電子部品が少なく配置される。
これによって、ハウジング410の側面部材411下端には第3音響孔を構成する孔を追加的に形成する。
ただ、電子装置400の美観上の第1音響孔530と第3音響孔はハウジング410の幅方向(例えば、
図4を基準でX軸方向)直線を基準にして対称になるように形成される。
したがって、第3音響孔を構成する孔の個数は、第1音響孔530を構成する孔の個数に従属する。
本発明の実施形態によれば、第1音響孔530と第3音響孔を構成する孔を追加的に形成することができる方案を提示することができる。
また、レシーバーモジュール440で出力された音が追加された第1音響孔530の孔を介して放出されない構造を提示することができる。
【0098】
図7aは、本発明の実施形態による電子装置400のハウジング410上端に遮蔽部材700が配置された状態を示す図であり、
図7bは、本発明の実施形態によるダミー孔532の一部が閉塞された状態を示す部分断面図であり、
図7cは、本発明の実施形態によるダミー孔532が遮蔽部材700を介して閉鎖された状態を示す部分断面図であり、
図7dは、本発明の実施形態による第1音響管路540と第2音響管路560が連結された状態で第1スピーカーモジュール430から発生した音及びレシーバーモジュール440で発生した音が電子装置400外部に放出される状態を示す部分断面図であり、
図8aは、本発明の実施形態による遮蔽部材700を示す斜視図であり、
図8bは、本発明の実施形態による遮蔽部材700がハウジング410に配置されて第1音響孔530のダミー孔532を閉鎖した状態を示す図である。
【0099】
実施形態によれば、
図7aに示したように、第1音響孔530は、カメラモジュール420(例えば、
図1のカメラモジュール180又は
図2aの第1カメラモジュール205)を基準にして区画される。
例えば、第1音響孔530は、カメラモジュール420を基準にして
図7aに示した第1方向に位置した側面部材411の第1領域(P1)に形成された連結孔531とカメラモジュール420を基準にして
図7aに示した第2方向に位置した側面部材411の第2領域(P2)に形成されたダミー孔532を含む。
ここで上述したように、連結孔531は、電子装置400外部と電子装置400内部が通るように形成された開口又は孔の形状であり得る。
【0100】
実施形態によれば、
図7aに示したように、ハウジング410(例えば、
図2a及び
図2bのハウジング210)内部には側面部材411(例えば、
図3の側面部材310)の第1領域(P1)と側面部材411の第2領域(P2)を区画する隔壁部413が形成される。
隔壁部413は、ハウジング410を構成する第2支持構造物414の一部分であり得る。
一実施形態で、隔壁部413は、ハウジング410の少なくとも一部が第3方向(例えば、
図6を基準で+Z方向)に延長されて第1音響孔530の連結孔531と第1音響孔530のダミー孔532を区画する。
また、隔壁部413は、ハウジング410の幅方向(例えば、
図7aを基準にしてX軸方向)に延長されて第1音響管路540の第1管路541と第2音響管路560の第2連結管路561を区画する。
したがって、第1音響管路540と第2音響管路560は、連結部600を介してのみ連結される。
【0101】
隔壁部413は、第1スピーカーモジュール430(例えば、
図1の音響出力モジュール155又は
図2aの音響出力装置214)から出力された音が側面部材411の第2領域(P2)に形成されたダミー孔532に伝達されるのを遮断する。
したがって、第1スピーカーモジュール430で出力された音は、隔壁部413によってダミー孔532ではない第1音響孔530の連結孔531に放出される。
また、第1スピーカーモジュール430から出力された音は、第1音響管路540の第2管路542-第1音響管路540の第1管路541-連結部600-第2音響管路560の連結管路561-第2音響孔550の順に経由して電子装置400外部に放出される。
隔壁部413は、レシーバーモジュール440から出力された音が側面部材411の第1領域(P1)に形成された第1音響孔530の連結孔531を介して電子装置400外部に放出されることを遮断する。
したがって、レシーバーモジュール440(例えば、
図1の音響出力モジュール155又は
図2aの音響出力装置214)から出力された音は、隔壁部413によって第1音響孔530の連結孔531に放出されず、第2音響管路560の延長管路562-第2音響管路560の連結管路561-第2音響孔550を経由して電子装置400外部に放出される。
【0102】
実施形態によれば、ダミー孔532は、ハウジング410を構成する側面部材411の第2領域(P2)に多様な形態で形成される。
一実施形態で、ダミー孔532は、内部が閉塞されている形態であれば良い。
例えば、
図7bを参照すると、ダミー孔532は、ハウジング410の側面部材411に凹状に形成された溝を含む。
このような場合、レシーバーモジュール440から出力された音は、ダミー孔532を介して電子装置400外部に放出されず、第2音響孔550を介して電子装置400外部に放出される。
【0103】
実施形態によれば、ダミー孔532は、電子装置400内部と電子装置400外部が連結されるように形成された開口状であり得る。
このような場合、第2音響管路560の連結管路561は、ダミー孔532と連結される。
これによって、レシーバーモジュール440で発生した音が第2音響孔550以外にダミー孔532を介して電子装置400外部に放出される。
したがって、通話音がユーザ以外に他人に伝達されてユーザのプライバシー(privacy)が侵害される可能性がある。
このような問題を解決するため、ハウジング410内部にはダミー孔532を閉鎖する別途の器具物が配置される。
【0104】
例えば、
図8aを参照すると、ハウジング410内部にはダミー孔532を閉鎖する遮蔽部材700が配置される。
一実施形態で、
図7c及び
図7dを参照すると、遮蔽部材700は、少なくとも一部が第2音響管路560の連結管路561上に配置されてダミー孔532を閉鎖する。
本発明の実施形態によれば、ダミー孔532が閉鎖されることによって、レシーバーモジュール440から出力された音は、ダミー孔532を介して電子装置400外部に放出されないこともある。
したがって、レシーバーモジュール440から出力された音は、通話時のユーザの耳と隣接した第2音響孔550を介して電子装置400外部に放出される。
【0105】
一実施形態で、
図7d及び
図8aを参照すると、遮蔽部材700は、レシーバーモジュール440から出力された音が第2音響管路560の延長管路562を経由して第2音響管路560の連結管路561に伝達されるように陰刻(エッチング)で形成されたリセス(recess)701を含む。
遮蔽部材700に形成されたリセス701は、遮蔽部材700の一端から遮蔽部材700の他端に延長された形態であり得る。
例えば、遮蔽部材700に形成されたリセス701は、
図8aを基準にして-Z方向に位置した遮蔽部材700の一端から+Z方向に位置した遮蔽部材700の他端に延長された形態であり得る。
図7dを参照すると、レシーバーモジュール440で出力された音は、第2音響管路560の延長管路562-遮蔽部材700に形成されたリセス701-第2遮蔽部材700に形成された連結管路561-第2音響孔550の順に経由して電子装置400外部に放出される。
【0106】
一実施形態で
図7d及び
図8aを参照すると、遮蔽部材700は、突起構造702を含む。
遮蔽部材に形成された突起構造702は、遮蔽部材700の一面(例えば、
図8aを基準にして+Z方向に向かう面)で突出されて形成された構造であり得る。
遮蔽部材700は、突起構造702が形成された一面の反対面である他面(例えば、
図8aを基準にして-Z方向に向かう面)が平らな面であり得る。
遮蔽部材700は、少なくとも一部が第2音響管路560の連結管路561上に配置されてダミー孔532を閉鎖するように電子装置400の前面から背面方向(例えば、
図7dを基準にして-Z方向)にハウジング410内部に挿入される。
図7dを参照すると、ハウジング410内部に挿入時、遮蔽部材700に形成された突起構造702が電子装置400の前面(例えば、
図7dを基準にして+Z方向に向かう面)に向かうように挿入される。
遮蔽部材700に形成された突起構造702は、遮蔽部材700の他面がハウジング410内部に先ず挿入されたか否かを判断する基準になる。
【0107】
一実施形態で、
図8a及び
図8bを参照すると、遮蔽部材700は、
図8aを基準にしてY軸方向幅が異なる。
例えば、突起構造702が形成された遮蔽部材700の一端部(700-1)の幅(W1)(例えば、
図8aを基準にしてY軸方向幅)は、他端部(700-2)の幅(W2)(例えば、
図8aを基準にしてY軸方向幅)より長く形成される。
遮蔽部材700が安着されるハウジング410の一部分は、遮蔽部材700の形態に対応するように形成される。
例えば、
図8bを参照すると、ハウジング410で遮蔽部材700の一端部(700-1)が配置される部分は、遮蔽部材700の他端部(700-2)が配置される部分より幅が長く形成される。
【0108】
遮蔽部材700の一端部(700-1)の幅(W1)と他端部(700-2)の幅(W2)が異なるように形成されることによって、組み立て過程で遮蔽部材700をハウジング410に望む方向に挿入したかを判断することができる。
例えば、
図8bを参照すると、遮蔽部材700の突起構造702が電子装置400の背面(
図7dを基準にして-Z方向に向かう面)に向かってハウジング410に挿入時、遮蔽部材700は、遮蔽部材700の一端部(700-1)の幅(W1)が遮蔽部材700の他端部(700-2)の幅(W2)に対応するように形成されたハウジング410の一部分の幅より長く形成することによって、ハウジング410に挿入が不可能なことがある。
したがって、遮蔽部材700の一端部(700-1)の幅(W1)と他端部(700-2)の幅(W2)を異なるように形成して遮蔽部材700が正しい方向にハウジング410に挿入されたかを判断する。
【0109】
図面に示していないが一実施形態で、遮蔽部材700は、電子装置400のハウジング410を構成する器具物の一部分であり得る。
例えば、遮蔽部材700は、ハウジング410の背面に向かって配置されるリアケース(例えば、
図3の第2支持部材360)の一部分であり得る。
ハウジング410の背面に配置されたリアケースは、一部がダミー孔532まで延長されてダミー孔532を閉鎖する。
一実施形態で、遮蔽部材700は、ダミー孔532を閉鎖するハウジング410の一部分を指称する概念であり得る。
この以外にもハウジング410の側面部材411に形成されたダミー孔532は、ハウジング410内部に配置された別途の器具物(例えば、遮蔽部材700)を介して閉鎖されるか、ハウジング410を構成する器具物を延長してダミー孔532を閉鎖する方式のように通常の技術者が実施することができる範囲内で多様な方式で閉鎖することができる。
【0110】
実施形態によれば、遮蔽部材700は、多様な素材で形成される。
例えば、弾性素材、金属素材、又は非金属素材で形成され得る。
弾性素材は、ゴム、ウレタンのような素材で形成され得る。
金属素材は、アルミニウム、ステンレススチール(STS、SUS)、鉄、マグネシウム、チタンなどの合金を含み得、非金属素材は、合成樹脂、セラミックス、エンジニアリングプラスチックを含み得る。
また、遮蔽部材700は、射出、ダイキャスティング(die casting)のように多様な方式で形成することができる。
【0111】
本発明の実施形態によれば、ハウジング410の側面部材411には側面部材411の第1領域(P1)に形成された連結孔531と側面部材411の第2領域(P2)に形成されたダミー孔532を含む第1音響孔530が形成される。
第1音響管路540は、第1スピーカーモジュール430と隣接した部分に位置した連結部600を介して第2音響管路560の連結管路561と連結される。
図7dを参照すると、第1スピーカーモジュール430から出力された音は、第1音響管路540の第2管路542-第1音響管路540の第1管路541-第1音響孔530の連結孔531の順に経由して電子装置400外部に放出される。
また、第1スピーカーモジュール430から出力された音は、第1音響管路540-連結部600-第2音響管路560の連結管路561-第2音響孔550の順に経由して電子装置400外部に放出される。
したがって、第1スピーカーモジュール430から出力された音が放出される経路が追加されることによって電子装置400のスピーカー放射性能が改善される。
一方、ダミー孔532は、凹状の溝状に形成されるか、遮蔽部材700がダミー孔532を覆うように配置されることによって、閉鎖される。
したがって、レシーバーモジュール440で出力された音は、第2音響管路560の延長管路562-第2音響管路560の連結管路561-第2音響孔550の順に経由して電子装置400外部に放出される。
【0112】
本発明の実施形態によれば、電子装置400のスピーカー放射性能は、ハウジング410の側面部材411に形成された第1音響孔530又は第3音響孔を構成する孔の個数を追加して改善することができる。
第1音響孔530と第3音響孔を構成する孔を追加に形成することができる。
例えば、
図5c及び
図6を参照すると、ハウジング410の側面部材411には第1音響孔530の連結孔531と並行するような方向に配列されたダミー孔532が形成される。
ダミー孔532は、ハウジング410の上端中心部分に位置したカメラモジュール420を基準にして第2方向(例えば、
図7aを基準にして-X方向)に位置するように形成される。
ダミー孔532は、第2音響管路560の連結管路561と対面する側面部材411の第2領域(P2)に形成される。
ダミー孔532が開口状に形成された場合、ダミー孔532と第2音響管路560の連結管路561が連結されてレシーバーモジュール440から発生した音がダミー孔532に放出される可能性がある。
このような場合、ユーザの通話音が他人に伝達されてユーザのプライバシー(privacy)が侵害される可能性がある。
したがって、ダミー孔532を閉塞された形態で形成するか、ダミー孔532に遮蔽部材700を配置してダミー孔532を遮蔽する。
【0113】
一方、電子装置400のスピーカー放射性能確保のために、第1音響孔530の連結孔531が側面部材411の第1領域(P1)に追加的に形成される。
第1音響孔530の中心がハウジング410の幅方向(例えば、
図4を基準にしてX軸方向)中心に対して整列されるように側面部材411の第2領域(P2)に配置されたダミー孔532を構成する孔を追加に形成する。
連結孔531を構成する孔が追加に形成されることによって、第1スピーカーモジュール430から出力された音は、既存のものより広い方向に放射される。
【0114】
第1音響孔530を構成する孔の個数は、連結孔531を構成する孔が追加的に形成されるか、ダミー孔532を構成する孔が追加的に形成されることによって、見掛け上、増加する。
第3音響孔は、電子装置400の美観を考慮してハウジング410の幅方向(例えば、
図7aを基準にしてX軸方向)直線を基準にして第1音響孔530と対称になるように形成される。
第3音響孔を構成する孔の個数は、第1音響孔530に追加された孔の個数ほど追加的に形成される。
したがって、第3音響孔の、孔の個数が追加されることによって、第2スピーカーモジュールで発生した音は、既存のものより広い方向に放射される。
【0115】
本発明の実施形態によれば、第2音響管路560の連結管路561の一端(例えば、
図6を基準にして-X方向に位置した連結管路561の一部)は、ダミー孔532形成方向(例えば、
図6を基準にして-X方向)に拡張される。
例えば、連結管路561の一端は、幅(W)と横幅(L)が連結管路561の他端(例えば、
図6を基準にして+X方向に位置した連結管路561の一部)より大きい場合がある。
したがって、レシーバーモジュール440で出力された音の放射領域が拡大されて電子装置400のレシーバー放射性能が改善される。
【0116】
本発明の実施形態による電子装置400(例えば、
図1の電子装置101、
図2aの電子装置200、又は
図3の電子装置300)は、ハウジング410(例えば、
図2a及び
図2bのハウジング210)、ハウジングに配置されるカメラモジュール420(例えば、
図1のカメラモジュール180又は
図2aの第1カメラモジュール205)、カメラモジュールに対して第1方向(例えば、
図4に示した第1方向)に位置するスピーカーモジュール430(例えば、
図1の音響出力モジュール155)、
図2aの音響出力装置214又は
図4の第1スピーカーモジュール430、カメラモジュールに対して第1方向の反対方向である第2方向(例えば、
図4に示した第2方向)に位置するレシーバーモジュール440(例えば、
図1の音響出力モジュール155又は
図2aの音響出力装置214)、カメラモジュールに対して第1方向に位置する連結孔531と、カメラモジュールに対して第2方向に位置する孔(例えば、
図4のダミー孔532)を含み、電子装置の側面に位置する第1音響孔530、連結孔とスピーカーモジュールを連結する第1音響管路540、電子装置の前面(例えば、
図2aを基準にして+Z方向に向かう面)に位置する第2音響孔550、第1音響管路に対して第1方向に垂直である第3方向(例えば、
図6を基準にして+Z方向)に配置される連結管路561を含み、第2音響孔とレシーバーモジュールを連結する第2音響管路560及び第1音響管路と第2音響管路の連結管路を連結する連結部600を含む。
【0117】
また、連結部は、レシーバーモジュールよりスピーカーモジュールに隣接するように位置することが好ましい。
また、第2音響管路は、第1音響孔の孔(例えば、
図4のダミー孔532)と連結され、第1音響孔の孔(例えば、
図4のダミー孔532)を閉鎖する遮蔽部材700をさらに含むことが好ましい。
また、遮蔽部材は、第2音響管路と連結されるリセス(recess)701を含むことが好ましい。
また、遮蔽部材は、電子装置の背面から前面に向かって(例えば、
図8aを基準にして+Z方向)突出された突起構造702を含むことが好ましい。
また、第2音響管路は、第1音響孔の孔(例えば、
図4のダミー孔532)と連結され、孔(例えば、
図4のダミー孔532)は、ハウジングを構成する器具物を介して閉鎖されることが好ましい。
また、第1音響孔の連結孔は、ハウジングの側面に形成された開口(opening)を含み、第1音響孔の孔(例えば、
図4のダミー孔532)は、ハウジングの側面に凹状に形成された溝を含むことが好ましい。
また、第2音響管路の連結管路は、第1方向に延長されることが好ましい。
また、連結部は、第3方向に延長されてハウジングに形成されることが好ましい。
また、第1音響管路及び第2音響管路は、ハウジングに形成されることが好ましい。
【0118】
また、ハウジングの前面に向かって配置されるディスプレーモジュール510(例えば、
図1のディスプレーモジュール160、
図2aのディスプレー201又は
図3のディスプレー330)をさらに含み、第2音響孔は、ディスプレーモジュールとハウジングの間にスリット(slit)状に形成された孔を含むことが好ましい。
また、カメラモジュールのレンズ421に光が透過することができるように形成されたカメラ孔(hole)(例えば、
図2aのカメラ孔205)を含むディスプレーモジュール510(例えば、
図1のディスプレーモジュール160、
図2aのディスプレー201又は
図3のディスプレー330)をさらに含み、カメラ孔は、ディスプレーモジュールの上端中央に位置し、第1音響孔の中心は、カメラ孔と整列されることが好ましい。
また、第1音響管路と第2音響管路の連結管路を区画する隔壁部413をさらに含むことが好ましい。
【0119】
本発明の実施形態による電子装置400(例えば、
図1の電子装置101、
図2aの電子装置200、又は
図3の電子装置300)は、ハウジング410(例えば、
図2a及び
図2bのハウジング210)、ハウジングに配置されるカメラモジュール420(例えば、
図1のカメラモジュール180又は
図2aの第1カメラモジュール205)、カメラモジュールに対して第1方向(例えば、
図4に示した第1方向)に位置するスピーカーモジュール430(例えば、
図1の音響出力モジュール155)、
図2aの音響出力装置214又は
図4の第1スピーカーモジュール430)、カメラモジュールに対して第1方向の反対方向である第2方向(例えば、
図4に示した第2方向)に位置するレシーバーモジュール440(例えば、
図1の音響出力モジュール155又は
図2aの音響出力装置214)、ハウジングの側面で位置する第1音響孔530、第1音響孔とスピーカーモジュールを連結する第1音響管路540、ハウジングの前面(例えば、
図2aを基準にして+Z方向に向かう面)に位置する第2音響孔550、第1音響管路に対して第1方向に垂直である第3方向(例えば、
図6を基準にして+Z方向)に配置される連結管路561を含み、第2音響孔とレシーバーモジュールを連結する第2音響管路560及び第1音響管路と第2音響管路の連結管路を連結する連結部600を含む。
【0120】
また、連結部は、レシーバーモジュールよりスピーカーモジュールに隣接するように位置することが好ましい。
また、連結部は、第3方向に延長されてハウジングに形成されることが好ましい。
また、第2音響管路の連結管路は、第1方向に延長されることが好ましい。
また、第1音響管路及び第2音響管路はハウジングに形成されることが好ましい。
【0121】
また、ハウジングの前面に向かって配置されるディスプレーモジュール510(例えば、
図1のディスプレーモジュール160、
図2aのディスプレー201、又は
図3のディスプレー330)をさらに含み、第2音響孔は、ディスプレーモジュールとハウジングの間でスリット(slit)状に形成された孔を含むことが好ましい。
また、カメラモジュールのレンズ421と対面するカメラ孔(hole)(例えば、
図2aのカメラ孔205)を含むディスプレーモジュール510(例えば、
図1のディスプレーモジュール160、
図2aのディスプレー201、又は
図3のディスプレー330)をさらに含み、カメラ孔は、ディスプレーモジュールの上端中央に位置し、第1音響孔の中心は、カメラ孔と整列されることが好ましい。
【0122】
そして、本明細書及び図面に開示した実施形態は、本発明の実施形態による技術内容を容易に説明して本発明の実施形態の理解を助けるために特定例を提示したことであるだけで、本発明の実施形態の範囲を限定しようとするものではない。
したがって、本発明の実施形態の範囲は、ここに開示した実施形態の以外にも本発明の実施形態の技術的思想に基づく導出されるすべての変更又は変形された形態が本発明の実施形態の範囲に含まれることを解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0123】
100 ネットワーク環境
101、102、104、200、300、400 電子装置
108 サーバー
120 プロセッサ
121 メインプロセッサ
123 補助プロセッサ
130 メモリー
132 揮発性メモリー
134 非揮発性メモリー
136 内装メモリー
138 外装メモリー
140 プログラム
142 オペレーティングシステム(ОS)
144 ミドルウェア
146 アプリケーション
150 入力モジュール
155 音響出力モジュール
160 ディスプレーモジュール
170 オーディオモジュール
176、204、219 センサーモジュール
177 インターフェース
178 接続端子
179 ハプティクスモジュール
180、205、212、420 カメラモジュール
188 電力管理モジュール
189、350 バッテリー
190 通信モジュール
192 無線通信モジュール
194 有線通信モジュール
196 加入者識別モジュール
197 アンテナモジュール
198 第1ネットワーク
199 第2ネットワーク
201、330 ディスプレー
202、320 前面プレート
203 入力装置(マイク)
207、214 音響出力装置
208 コネクター
210、410 ハウジング
211、380 後面プレート
213 フラッシュ
217 キー入力装置
218 側面ベゼル構造
310、411 側面部材
311 第1支持部材
340 基板
360 第2支持部材
370 アンテナ
412 第1支持構造物
414 第2支持構造物
421 カメラレンズ
430 第1スピーカーモジュール
440 レシーバーモジュール
530 第1音響孔
531 連結孔
532 ダミー孔
540 第1音響管路
541 第1管路
542 第2管路
560 第2音響管路
561 連結管路
562 延長管路
570 異物遮断部材
600 連結部