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特許7607677アプリアイコン制御方法、装置及び電子機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-19
(45)【発行日】2024-12-27
(54)【発明の名称】アプリアイコン制御方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04817 20220101AFI20241220BHJP
【FI】
G06F3/04817
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2022575282
(86)(22)【出願日】2021-07-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-18
(86)【国際出願番号】 CN2021105411
(87)【国際公開番号】W WO2022007934
(87)【国際公開日】2022-01-13
【審査請求日】2022-12-06
(31)【優先権主張番号】202010656982.5
(32)【優先日】2020-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】リャオ,ウェイジャン
(72)【発明者】
【氏名】リュー,キュージュー
【審査官】池田 剛志
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第105320395(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第104731458(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第106843842(CN,A)
【文献】特開2020-035468(JP,A)
【文献】特開2013-073528(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0310764(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01,
3/048-3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
目標ページ内の第1空白表示領域への第1入力を受信するステップと、
前記第1入力に応答して、第1アイコン領域内に位置する少なくとも1つのアプリアイコンを前記第1空白表示領域に移動させるように制御するステップであって、前記第1アイコン領域は前記第1空白表示領域の第1方向に位置するステップと、
を含み、
前記第1アイコン領域は前記目標ページ内に位置し、前記第1方向は、前記第1入力に基づいて決定されるものであ
前記第1入力に応答して、前記第1アイコン領域内に位置する少なくとも1つのアプリアイコンを前記第1空白表示領域に移動させるように制御する前記ステップは、
前記第1入力に対応する操作方向を認識するステップと、
前記操作方向に基づいて、前記第1方向を決定するステップと、
前記第1方向に位置する第1アイコン領域のアプリアイコンを、第2規則に従って前記第1空白表示領域に移動させるように制御するステップと、
を含む、アプリアイコン制御方法。
【請求項2】
前記第1空白表示領域が目標条件を満たす場合、前記アプリアイコンの移動を停止するステップ
をさらに含み、
前記目標条件は、
前記第1空白表示領域全体に前記アプリアイコンが表示されることと、
前記第1空白表示領域の一部領域に前記アプリアイコンが表示され、前記第1空白表示領域内の前記一部領域を除いた領域が第2空白表示領域に連通することと、
前記第1空白表示領域の一部領域に前記アプリアイコンが表示され、前記第1空白表示領域内の前記一部領域を除いた領域が前記目標ページの所定位置に位置することと、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のアプリアイコン制御方法。
【請求項3】
目標ページ内の第1空白表示領域への第1入力を受信するステップの前に、
前記目標ページを編集可能状態として表示するように制御するステップであって、前記編集可能状態で、前記第1空白表示領域はフローティングウィンドウとして表示されるステップ
をさらに含み、
第1アイコン領域内に位置する少なくとも1つのアプリアイコンを前記第1空白表示領域に移動させるように制御する前記ステップの前に、
前記フローティングウィンドウの表示をキャンセルするステップ
をさらに含む、請求項1に記載のアプリアイコン制御方法。
【請求項4】
目標ページ内の第1空白表示領域への第1入力を受信するための受信モジュールと、
前記第1入力に応答して、第1アイコン領域内に位置する少なくとも1つのアプリアイコンを前記第1空白表示領域に移動させるように制御するための応答モジュールであって、前記第1アイコン領域は前記第1空白表示領域の第1方向に位置する応答モジュールと、
を備え、
前記第1アイコン領域は前記目標ページ内に位置し、前記第1方向は、前記第1入力に基づいて決定されるものであ
前記応答モジュールは、
前記第1入力に対応する操作方向を認識するための認識ユニットと、
前記操作方向に基づいて、前記第1方向を決定するための決定ユニットと、
前記第1方向に位置する第1アイコン領域のアプリアイコンを、第2規則に従って前記第1空白表示領域に移動させるように制御するための第2処理ユニットと、
を備える、アプリアイコン制御装置。
【請求項5】
前記第1空白表示領域が目標条件を満たす場合、前記アプリアイコンの移動を停止するための第1処理モジュール
をさらに備え、
前記目標条件は、
前記第1空白表示領域全体に前記アプリアイコンが表示されることと、
前記第1空白表示領域の一部領域に前記アプリアイコンが表示され、前記第1空白表示領域内の前記一部領域を除いた領域が第2空白表示領域に連通することと、
前記第1空白表示領域の一部領域に前記アプリアイコンが表示され、前記第1空白表示領域内の前記一部領域を除いた領域が前記目標ページの所定位置に位置することと、
のうちの少なくとも1つを含む、請求項に記載のアプリアイコン制御装置。
【請求項6】
前記目標ページを編集可能状態として表示するように制御するための表示モジュールであって、前記編集可能状態で、前記第1空白表示領域がフローティングウィンドウとして表示される表示モジュールと、
前記フローティングウィンドウの表示をキャンセルするための第2処理モジュールと、
をさらに備える、請求項に記載のアプリアイコン制御装置。
【請求項7】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて実行可能なプログラムもしくは命令とを含む電子機器であって、前記プログラムもしくは命令が前記プロセッサにより実行されると、請求項1からのいずれか1項に記載のアプリアイコン制御方法のステップが実現される、電子機器。
【請求項8】
プログラムもしくは命令が記憶されている可読記憶媒体であって、前記プログラムもしくは命令がプロセッサにより実行されると、請求項1からのいずれか1項に記載の方法のステップが実現される、可読記憶媒体。
【請求項9】
プロセッサ及び通信インタフェースを含むチップであって、前記通信インタフェースが前記プロセッサに結合され、前記プロセッサがプログラムもしくは命令を実行して、請求項1からのいずれか1項に記載の方法を実現するために用いられる、チップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年7月9日に中国で出願された中国特許出願番号No.202010656982.5の優先権を主張し、その全ての内容は参照によって本文に取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信の技術分野に属し、具体的に、アプリアイコン制御方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
従来のホーム画面のアプリアイコン編集システムでは、ホーム画面のアプリアイコンの整理方法として、ホーム画面の空いているところを自動的にアプリアイコンで埋める方法と、ホーム画面の空白表示領域を埋めるように手動でアプリアイコンを整理する方法とが可能である。ホーム画面の編集を行う時に、空白表示領域を自動的に埋める場合、ホーム画面のアイコンの位置を一括変更することになるため、ホーム画面のアイコンの探し及びユーザの使用習慣の維持に不利であり、ユーザはさらに手動で整理する必要がある。手動でアプリアイコンを移動させてホーム画面の空白表示領域を埋める場合、1つずつ調整する必要があるため、効率が低く、興趣性に欠け、ユーザ体験が悪い。
【発明の概要】
【0004】
本出願の実施例は、従来のホーム画面のアイコン整理方法の効率が低いという問題を解决できる、アプリアイコン制御方法、装置及び電子機器を提供することを目的とする。
【0005】
上記技術的課題を解決するために、本出願は次のように実現される。
【0006】
第1側面において、本出願の実施例は、
目標ページ内の第1空白表示領域への第1入力を受信するステップと、
前記第1入力に応答して、第1アイコン領域内に位置する少なくとも1つのアプリアイコンを前記第1空白表示領域に移動させるように制御するステップであって、前記第1アイコン領域は前記第1空白表示領域の第1方向に位置するステップと、
を含む、アプリアイコン制御方法を提供する。
【0007】
第2側面において、本出願の実施例は、
目標ページ内の第1空白表示領域への第1入力を受信するための受信モジュールと、
前記第1入力に応答して、第1アイコン領域内に位置する少なくとも1つのアプリアイコンを前記第1空白表示領域に移動させるように制御するための応答モジュールであって、前記第1アイコン領域は前記第1空白表示領域の第1方向に位置する応答モジュールと、
を備える、アプリアイコン制御装置を提供する。
【0008】
第3側面において、本出願の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて実行可能なプログラムもしくは命令とを含む電子機器であって、前記プログラムもしくは命令が前記プロセッサにより実行されると、第1側面に記載の方法のステップが実現される、電子機器を提供する。
【0009】
第4側面において、本出願の実施例は、プログラムもしくは命令が記憶されている可読記憶媒体であって、前記プログラムもしくは命令がプロセッサにより実行されると、第1側面に記載の方法のステップが実現される、可読記憶媒体を提供する。
【0010】
第5側面において、本出願の実施例は、プロセッサ及び通信インタフェースを含むチップであって、前記通信インタフェースが前記プロセッサに結合され、前記プロセッサがプログラムもしくは命令を実行して、第1側面に記載の方法を実現するために用いられる、チップを提供する。
【0011】
本出願の実施例において、電子機器の表示ページ内のアプリアイコンを編集する際に、空白表示領域に対して第1入力を行い、空白表示領域周辺のアプリアイコンを一定の規則に従って空白表示領域に移動させることによって、アプリアイコンの位置変動範囲を限定し、ユーザの使用習慣を満たすことができるとともに、アイコンの整理効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本出願の実施例に係るアプリアイコン制御方法の流れ模式図である。
図2】本出願の実施例に係る空白表示領域の模式図である。
図3】本出願の実施例に係るアプリアイコンの移動模式図(その1)である。
図4】本出願の実施例に係るジェスチャ操作模式図である。
図5】本出願の実施例に係るアプリアイコンの移動模式図(その2)である。
図6】本出願の実施例に係る非標準サイズのアプリアイコンの模式図である。
図7】本出願の実施例に係るアプリアイコンの移動模式図(その3)である。
図8】本出願の実施例に係る第1ウィジェットの模式図である。
図9】本出願の実施例に係るアプリアイコン制御装置のモジュール模式図である。
図10】本出願の実施例に係る電子機器の構造模式図である。
図11】本出願の別の実施例に係る電子機器の構造模式図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例を基に、当業者が創造的な労力を要することなく得られた他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【0014】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」等の用語は、特定の順序又は前後順を記述するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図面又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきである。また、「第1」、「第2」等で区別する対象は一般に一種類であり、対象の数を限定することがなく、例えば、第1対象は1つであってもよいし、複数であってもよい。また、明細書及び特許請求の範囲において「及び/又は」は、接続している対象のうちの少なくとも1つを示し、符号の「/」は、一般的には前後の関連対象が「又は」という関係にあることを示す。
【0015】
以下において、図面を参照しながら、本出願の実施例で提供されるアプリアイコン制御方法を、具体的な実施例及びその応用シーンにより詳しく説明する。
【0016】
図1に示すように、本出願の実施例はアプリアイコン制御方法を提供し、以下のステップ101、ステップ102を含む。
【0017】
ステップ101では、目標ページ内の第1空白表示領域への第1入力を受信する。
【0018】
前記目標ページは、電子機器でアプリアイコンが表示される任意のインタフェースである。前記目標ページにおいて、少なくとも1つのアプリアイコンが表示され、前記アプリアイコン以外の領域は空白表示領域となり、前記アプリアイコンが表示される領域はアイコン領域となる。図2に示すように、前記目標ページ21にはA~Nの計14個のアプリアイコンが表示され、前記アプリアイコン以外の第1領域22、第2領域23はいずれも空白表示領域であり、前記第1空白表示領域は前記第1領域22又は前記第2領域23であってもよい。
【0019】
前記第1入力は、ユーザによる前記第1空白表示領域への入力であり、クリック操作又はスライド操作であってもよいし、必要に応じて他のジェスチャ操作としてもよい。電子機器は、前記第1入力を受信すると、ユーザが前記第1空白表示領域をアプリアイコンで埋めるニーズを有し、つまり、他の領域におけるアプリアイコンを前記第1空白表示領域内に移動させる必要があると判断する。
【0020】
ステップ102では、前記第1入力に応答して、第1アイコン領域内に位置する少なくとも1つのアプリアイコンを前記第1空白表示領域に移動させるように制御し、前記第1アイコン領域は前記第1空白表示領域の第1方向に位置する。
【0021】
当該実施例において、前記第1アイコン領域は前記目標ページ内の任意のアイコン領域であってもよく、前記目標ページ内に複数のアイコン領域が存在してもよく、空白表示領域により分離されたアプリアイコンは異なるアイコン領域を形成する。図2に示すように、第1領域22の上方の部分は1つのアイコン領域となり、前記第1領域22の下方の部分はもう1つのアイコン領域となる。前記第1空白表示領域が前記第1領域22であることを例とし、前記第1アイコン領域は、前記第1領域22の上方の領域であってもよいし、前記第1領域22の下方の領域であってもよく、つまり、上方のアプリアイコンを下向きに前記第1空白表示領域内に移動させてもよく、下方のアプリアイコンを上向きに前記第1空白表示領域内に移動させてもよい。
【0022】
電子機器は前記第1入力を受信すると、第1アイコン領域内に位置するアプリアイコンを前記第1空白表示領域内に移動させる。アプリアイコンの移動規則は一定としてもよく、例えば、前記第1入力を受信した直後、前記第1空白表示領域の下方のアプリアイコンを、順で前記第1空白表示領域内に移動させるように制御し、又は、前記アプリアイコンの移動規則は前記第1入力によって決定されてもよく、例えば、前記第1入力がユーザの下から上へのジェスチャ操作である場合、前記第1方向は前記第1空白表示領域の下方であり、前記第1アイコン領域は前記第1空白表示領域の下方に位置するアイコン領域となり、よって、前記第1空白表示領域の下方のアプリアイコンを、順で前記第1空白表示領域内に移動させるように制御する。
【0023】
本出願の実施例において、電子機器の表示ページ内のアプリアイコンを編集する際に、空白表示領域に対して第1入力を行い、空白表示領域周辺のアプリアイコンを一定の規則に従って空白表示領域に移動させることによって、アプリアイコンの位置変動範囲を限定し、ユーザの使用習慣を満たすことができるとともに、アイコンの整理効率を向上させることができる。
【0024】
具体的には、前記ステップ102は、前記第1空白表示領域の余剰表示スペースに基づいて、移動可能なアプリアイコンの数を算出するステップと、前記アプリアイコンの数に基づいて、前記第1アイコン領域のアプリアイコンを、第1規則に従って前記第1空白表示領域に移動させるように制御するステップとを含んでもよい。
【0025】
前記余剰表示スペースは、前記第1空白表示領域における現在標準サイズのアプリアイコンを収容可能なスペースであり、収容可能なアプリアイコンの数は余剰表示スペースに基づいて算出することができる。例えば、前記第1空白表示領域が図2に示す第1領域22である場合、収容可能なアプリアイコンの数は3つであり、前記第1空白表示領域が図2における第2領域23である場合、収容可能なアプリアイコンの数は2つである。図2におけるアイコンFのような非標準サイズのアプリアイコンについては、非標準サイズのアプリアイコンがいくつの標準サイズのアプリアイコンに対応するかを算出することにより、当該非標準サイズのアプリアイコンを移動させるか否かを判断する必要がある。前記第1空白表示領域に収容可能なアプリアイコンの数に基づいて、前記第1アイコン領域のアプリアイコンを前記第1空白表示領域内に移動させる。
【0026】
前記第1方向が前記第1空白表示領域の下方であることを例とし、前記第1規則は、前記第1空白表示領域内の同一行で左から右の順で移動し、行を跨ぐ場合、上から下の順でアイコンを移動させることであってよく、つまり、第1空白表示領域の右側にアイコンが存在すれば、右側の1番目のアイコンから左へ順次移動し、第1空白表示領域の1行目が埋まると、前記第1空白表示領域の2行目を埋め始め、前記第1空白表示領域の元の場所が全て埋まったら、前記第1空白表示領域は前記目標ページの右下隅に移動するか、又は前記目標ページの別の空白表示領域に到達する。当該実施例において、前記第1方向は事前に設定されており、つまり、前記第1入力を受信すると、前記第1空白表示領域の下方のアプリアイコンを直接前記第1空白表示領域に移動させる。
【0027】
前記第1規則はユーザのニーズ及び使用習慣に応じて設定されてもよい。前記第1空白表示領域が図2中の第1領域22であり、前記第1アイコン領域が前記第1領域22の下方のアイコン領域(即ち、図2中のアイコンF~Nが位置する領域)であることを例とし、前記第1領域22に収容可能な標準サイズのアプリアイコンの数は3つであり、アイコンFの横方向の辺長は3つの標準サイズのアプリアイコンの寸法に相当する場合、図3に示すように、前記アイコンFは上向きに前記第1領域22に移動し、アイコンFの下方のアイコンG~Nは順次移動して空白を埋め、最終的に、前記第1領域22の元の場所が満たされ、前記第1領域22は前記目標ページ21の右下隅に移動する。
具体的には、前記ステップ102は、前記第1入力に対応する操作方向を認識するステップと、前記操作方向に基づいて、前記第1方向を決定するステップと、前記第1方向に位置する第1アイコン領域のアプリアイコンを、第2規則に従って前記第1空白表示領域に移動させるように制御するステップと、を含んでもよい。
【0028】
当該実施例において、前記第1入力はユーザのジェスチャ操作であってもよく、ユーザが前記第1入力を行う時の操作方向から前記第1方向を決定してもよい。前記第1入力がユーザの前記第1空白表示領域でのスライド操作であることを例とし、ユーザの空白表示領域でのスライドジェスチャは図4に示すとおりであってもよく、ユーザが左から右へスライドする場合、前記第1方向は左であり、前記第1アイコン領域は前記第1空白表示領域の左側のアイコン領域となる。ユーザが下から上へスライドする場合、前記第1方向は下であり、前記第1アイコン領域は前記第1空白表示領域の下方のアイコン領域であり、ユーザが上から下へスライドする場合、前記第1方向は上であり、前記第1アイコン領域は前記第1空白表示領域の上方のアイコン領域となる。前記第1アイコン領域を決定した後、前記第1アイコン領域内のアイコンを第2規則に従って前記第1空白表示領域内に移動させる。当該実施例において、前記第1方向は事前に設定されたものではなく、前記第1入力に基づいて決定する必要がある。
【0029】
説明すべきことは、前記第2規則はユーザのニーズ及び使用習慣に応じて設定されてもよい点である。前記第2規則は前記第1規則と同じであっても、異なっていてもよい。前記第1空白表示領域が図2中の第1領域22であり、前記第1アイコン領域が前記第1領域22の上方のアイコン領域(即ち、図2中のアイコンA~Dが位置する領域)であることを例とし、前記第1領域22に収容可能な標準サイズのアプリアイコンの数は3つであると、図5に示すように、アイコンD、C、Bは順次前記第1空白表示領域内に移動し、最終的に、前記第1領域22の元の場所が満たされ、前記第1空白表示領域は前記目標ページ21の右上隅に移動し、そしてそれ以上移動できなくなる。
【0030】
前記第1入力がユーザによる前記第1空白表示領域へのジェスチャ操作である場合について、例えば、ユーザが前記第1空白表示領域を貫通するようにスライドすると、前記第1空白表示領域は消え、水平スライド又は垂直スライドのジェスチャの方向に従って第1空白表示領域の一端から他端へ移動してスペースを補完してもよい。第1空白表示領域の一端に移動可能なアプリアイコンが存在していないならば、移動してスペースを補完することはない。前記第1空白表示領域の一端にアイコンが存在しない場合、スライドジェスチャは貫通してスライドした後に左、右、上、下にスライドするように変更されると、第1空白表示領域におけるスペース補完スライド規則は、第1空白表示領域の一端にアイコンが存在しない場合、右/左、下/上から左/右、上/下へスペースを補完して移動する移動スペース補完規則に変更される。
【0031】
選択的に、第1アイコン領域内に位置する少なくとも1つのアプリアイコンを前記第1空白表示領域に移動させるように制御する前記ステップは、さらに以下を含む。
【0032】
移動させる第1目標アイコンの第1辺長が前記第1空白表示領域の第2辺長より大きい場合、前記第1目標アイコンに隣接する第2目標アイコンを前記第1空白表示領域に移動させるように制御し、前記第1辺長は前記第1目標アイコンの第1側辺の辺長であり、前記第2辺長は前記第1空白表示領域の第2側辺の辺長であり、前記第1側辺と前記第2側辺は同一方向の側辺である。例えば、前記第1側辺が前記第1目標アイコンの上側辺である場合、前記第2側辺は前記第1空白表示領域の上側辺となり、前記第1側辺が前記第1目標アイコンの左側辺である場合、前記第2側辺は前記第1空白表示領域の左側辺となる。
【0033】
当該実施例において、アプリアイコンの整列性を保証するために、移動させる第1目標アイコンの寸法が前記第1空白表示領域への移動を満たせない場合、該第1目標アイコンをスキップして、それに隣接する寸法要件を満たす第2目標アイコンを前記第1空白表示領域内に移動させる必要がある。例えば、図6に示すように、前記第1空白表示領域が前記第1領域22であり、前記第1目標アイコンがアイコンFであることを例とし、前記第1空白表示領域は合計で3つの標準サイズのアプリアイコンを収容可能であり、図6に示すように、前記アイコンFの横方向の辺長は4つの標準サイズのアプリアイコンの長さであるが、前記第1領域22の横方向の辺長は3つの標準サイズのアプリアイコンの長さであり、よって、前記アイコンFは移動できず、移動時に、前記アイコンFをスキップして、アイコンG~Iを前記第1領域22内に移動させる。
【0034】
例えば、前記第1空白表示領域が1*1の標準サイズのアプリアイコン位置より大きい場合、第1空白表示領域におけるアプリアイコンの占有スペースに応じて、いくつの1*1の標準アイコンの移動が可能であるかを算出する。スペースを補完する時に、1*1の標準サイズより大きいアプリアイコンが存在すれば、スペース補完寸法のある辺長が非標準アプリアイコンの寸法のある辺長にマッチングし且つ隣接する場合、同じ辺長の水平面で非標準アプリアイコンを移動させてスペースを補完することができ、そうでなければ、非標準アプリアイコンを移動させることができず、他の標準アプリアイコンはスペース補完規則に従って非標準アプリアイコンをスキップしてスペースを補完する。
【0035】
アイコンを移動させる際に、前記第1空白表示領域の現在状態が目標条件を満たす場合、前記アプリアイコンの移動を停止し、前記目標条件は以下の少なくとも一項を含む。
【0036】
a)前記第1空白表示領域全体に前記アプリアイコンが表示され、つまり、前記第1空白表示領域の元の場所はアプリアイコンにより完全に満たされ、また、アプリアイコンの移動により、実際の第1空白表示領域は既に他の位置に移動した。図2及び図3に示すように、前記第1空白表示領域の元の位置は図2に示す第1領域22の位置であり、アイコンが移動した後、元の第1領域22が埋められ、アイコン移動後、前記第1領域22は図3に示すスペースとして形成され、即ち、前記目標ページ21の一番下に位置する。
【0037】
b)前記第1空白表示領域の一部領域に前記アプリアイコンが表示され、前記第1空白表示領域内の前記一部領域を除いた領域が第2空白表示領域に連通する。例えば、仮に、前記第1空白表示領域に収容可能な標準サイズのアプリアイコンの数が9つであるが、前記第1空白表示領域の下方に4つのアプリアイコンしか存在せず、4つのアプリアイコンの下方にさらに第2空白表示領域が存在する場合、4つのアプリアイコンを前記第1空白表示領域に移動させた後、5つのアプリアイコンのスペースが余剰し、当該5つのアプリアイコンのスペースは前記第2空白表示領域に隣接して連通すると、大きな空白表示領域を形成し、この時にアプリアイコンの移動を停止する。
【0038】
c)前記第1空白表示領域の一部領域に前記アプリアイコンが表示され、前記第1空白表示領域内の前記一部領域を除いた領域は前記目標ページの所定位置に位置する。当該実施例において、例えば、仮に、前記第1空白表示領域に収容可能な標準サイズのアプリアイコンの数が9つであるが、前記第1空白表示領域の下方に4つのアプリアイコンしか存在せず、4つのアプリアイコンの下方が前記目標ページの底部となる場合、4つのアプリアイコンを前記第1空白表示領域に移動させた後、5つのアプリアイコンのスペースが余剰し、この時、当該5つのアプリアイコンのスペースが既に前記目標ページの底部にあり、この時、アプリアイコンの移動を停止する。説明すべきことは、前記所定位置は目標ページの底部、頂部、左側、又は右側であってもよく、具体的に、必要に応じて設定されてもよい点であり、例えば、アプリアイコンを上から下へ移動させる場合、第1空白表示領域内の前記一部領域を除いた領域が前記目標ページの頂部に位置する時、アプリアイコンの移動を停止してもよい。
【0039】
選択的に、前記目標ページ21内に少なくとも2つの空白表示領域が含まれ、例えば、図2図5に示すように、前記目標ページ21内に第1領域22及び第2領域23が含まれ、2つの空白表示領域の両方へアイコンを移動してもよい。前記第1空白表示領域が前記第1領域22であり、第2空白表示領域が第2領域23であることを例とし、前記目標ページ21内のアプリアイコンの初期位置は図2に示すとおりであり、まず、前記第1領域22へアイコンを移動し、前記第1領域22の下方に位置するアイコンを順次前記第1領域22内に移動させ、前述した図3のように形成することができる。その後、前記第2領域23へアイコンを移動し、前記第2領域23の右側及び下方に位置するアプリアイコンを前記第2領域23内に移動させ、前記第2領域23にアプリアイコンを2つしか収容できないため、アイコンGとアイコンHが前記第2領域23内に移動し、アイコンHの後ろのアイコンが順次前向きにスペースを補完し、図7に示すように、スペースを補完した後、前記目標ページ21の一番下で、前記第1領域22と前記第2領域23の面積の和に等しい第3領域24が形成され、この時にアプリアイコンの移動を停止する。
【0040】
選択的に、目標ページ内の第1空白表示領域への第1入力を受信するステップの前に、前記方法は、前記目標ページを編集可能状態として表示するように制御するステップであって、前記編集可能状態で、前記第1空白表示領域はフローティングウィンドウとして表示されるステップ
をさらに含み、
第1アイコン領域内に位置する少なくとも1つのアプリアイコンを前記第1空白表示領域に移動させる前記ステップの前に、前記方法は、前記フローティングウィンドウの表示をキャンセルするステップ
をさらに含む。
【0041】
当該実施例において、ホーム画面編集状態に入った後、電子機器は、ホーム画面内の目標ページの空白表示領域を認識し、空白表示領域を編集可能状態として表示し、前記編集可能状態で、前記第1空白表示領域はフローティングウィンドウとして表示され、アプリアイコンのフローティング状態に類似し、本出願において、前記第1空白表示領域のフローティングウィンドウ内は空白であり、1つのフローティングフレームだけを表示する。アプリアイコンを移動させる時、前記フローティングウィンドウは消える。
【0042】
選択的に、目標ページ内の第1空白表示領域への第1入力を受信するステップは、前記第1空白表示領域内の第1ウィジェットへの第1入力を受信するステップを含む。
【0043】
当該実施例において、ホーム画面編集状態に入った後、電子機器は、ホーム画面内の目標ページの空白表示領域を認識し、前記空白表示領域内に第1ウィジェットを配置してもよく、図8に示すように、前記第1ウィジェット81はアイコン「クリア」であってもよい。ユーザによる前記第1空白表示領域への第1入力は前記第1ウィジェットに対するクリック操作であってもよく、例えば、ユーザは第1空白表示領域内のアイコン「クリア」をクリックすると、前記第1空白表示領域は消えるまで縮小され、気泡が破裂する効果を示す。前記第1空白表示領域が消えると、第1方向の第1アイコン領域内のアプリアイコンでスペースを補完して埋める。
【0044】
上述したとおり、本出願の実施例において、電子機器の表示ページ内のアプリアイコンを編集する際に、空白表示領域に対して第1入力を行い、空白表示領域周辺のアプリアイコンを一定の規則に従って空白表示領域に移動させることによって、アプリアイコンの位置変動範囲を限定し、ユーザの使用習慣を満たすことができるとともに、アイコンの整理効率を向上させることができる。ジェスチャでホーム画面空白表示領域を操作することにより、ホーム画面空白表示領域を埋める複数種の方式が実現され、不規則なホーム画面のアイコンの配列の中で多様化のホーム画面配列を模索することで、興趣性が向上し、ユーザ体験が高まる。
【0045】
説明すべきことは、本出願の実施例で提供されるアプリアイコン制御方法の実行主体はアプリアイコン制御装置、又は当該アプリアイコン制御装置における、アプリアイコン制御方法を実行するための制御モジュールであってもよい点である。本出願の実施例において、アプリアイコン制御装置がアプリアイコン制御方法を実行することを例として、本出願の実施例で提供されるアプリアイコン制御装置を説明する。
【0046】
図9に示すように、本出願の実施例はアプリアイコン制御装置900をさらに提供し、該アプリアイコン制御装置900は、
目標ページ内の第1空白表示領域への第1入力を受信するための受信モジュール910と、
前記第1入力に応答して、第1アイコン領域内に位置する少なくとも1つのアプリアイコンを前記第1空白表示領域に移動させるように制御するための応答モジュールであって、前記第1アイコン領域は前記第1空白表示領域の第1方向に位置する応答モジュール920と、
を備える。
【0047】
選択的に、前記応答モジュール920は、
前記第1空白表示領域の余剰表示スペースに基づいて、移動可能なアプリアイコンの数を算出するための算出ユニットと、
前記アプリアイコンの数に基づいて、前記第1方向のアプリアイコンを、第1規則に従って前記第1空白表示領域に移動させるように制御するための第1処理ユニットと、
を備える。
【0048】
選択的に、前記応答モジュール920は、
前記第1入力に対応する操作方向を認識するための認識ユニットと、
前記操作方向に基づいて、前記第1方向を決定するための決定ユニットと、
前記第1方向に位置する第1アイコン領域のアプリアイコンを、第2規則に従って前記第1空白表示領域に移動させるように制御するための第2処理ユニットと、
を備える。
【0049】
選択的に、前記応答モジュールは、
移動させる第1目標アイコンの第1辺長が前記第1空白表示領域の第2辺長より大きい場合、前記第1目標アイコンに隣接する第2目標アイコンを前記第1空白表示領域に移動させるように制御するための第3処理ユニット
をさらに備え、
前記第1辺長は前記第1目標アイコンの第1側辺の辺長であり、前記第2辺長は前記第1空白表示領域の第2側辺の辺長であり、前記第1側辺と前記第2側辺は同一方向の側辺である。
【0050】
選択的に、前記アプリアイコン制御装置は、
前記第1空白表示領域が目標条件を満たす場合、前記アプリアイコンの移動を停止するための第1処理モジュール
をさらに備え、
前記目標条件は、
前記第1空白表示領域全体に前記アプリアイコンが表示されることと、
前記第1空白表示領域の一部領域に前記アプリアイコンが表示され、前記第1空白表示領域内の前記一部領域を除いた領域が第2空白表示領域に連通することと、
前記第1空白表示領域の一部領域に前記アプリアイコンが表示され、前記第1空白表示領域内の前記一部領域を除いた領域が前記目標ページの所定位置に位置することと、
のうちの少なくとも1つを含む。
【0051】
選択的に、前記アプリアイコン制御装置は、
前記目標ページを編集可能状態として表示するように制御するための表示モジュールであって、前記編集可能状態で、前記第1空白表示領域がフローティングウィンドウとして表示される表示モジュールと、
前記フローティングウィンドウの表示をキャンセルするための第2処理モジュールと、
をさらに備える。
【0052】
選択的に、前記受信モジュール910は、具体的に、
前記第1空白表示領域内の第1ウィジェットへの第1入力を受信するために用いられる。
【0053】
本出願の実施例において、電子機器の表示ページ内のアプリアイコンを編集する際に、空白表示領域に対して第1入力を行い、空白表示領域周辺のアプリアイコンを一定の規則に従って空白表示領域に移動させることによって、アプリアイコンの位置変動範囲を限定し、ユーザの使用習慣を満たすことができるとともに、アイコンの整理効率を向上させることができる。ジェスチャでホーム画面空白表示領域を操作することにより、ホーム画面空白表示領域を埋める複数種の方式が実現され、不規則なホーム画面のアイコンの配列の中で多様化のホーム画面配列を模索することで、興趣性が向上し、ユーザ体験が高まる。
【0054】
本出願の実施例におけるアプリアイコン制御装置は装置であってもよいし、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。該装置は携帯型の電子機器であっても、又は非携帯型の電子機器であってもよい。例示的に、携帯型の電子機器は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、携帯情報端末、車載電子機器、ウェアラブル機器、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、ネットブック又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)等であってもよく、非携帯型の電子機器は、サーバ、ネットワークアタッチメントストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パソコン(personal computer,PC)、テレビジョン(television、TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0055】
本出願の実施例におけるアプリアイコン制御装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。該オペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)(Android)オペレーティングシステムであってもよく、IOSオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0056】
本出願の実施例で提供されるアプリアイコン制御装置は、図1から図8の方法実施例においてアプリアイコン制御装置によって実現される各プロセスを実現することができ、重複を避けるために、ここで詳細な説明を省略する。
【0057】
選択的に、図10に示すように、本出願の実施例は電子機器1000をさらに提供する。該電子機器1000は、プロセッサ1001と、メモリ1002と、メモリ1002に記憶され且つ前記プロセッサ1001において実行可能なプログラムもしくは命令とを含み、該プログラムもしくは命令がプロセッサ1001により実行されると、上記アプリアイコン制御方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術的効果を達成することができる。重複を避けるために、ここで詳細な説明を省略する。
【0058】
なお、本出願の実施例における電子機器は上述した携帯型の電子機器及び非携帯型の電子機器を含むことに注意されたい。
【0059】
図11は本出願の実施例を実現する電子機器のハードウェア構造模式図である。
【0060】
該電子機器1100は、高周波ユニット1101、ネットワークモジュール1102、オーディオ出力ユニット1103、入力ユニット1104、センサ1105、表示ユニット1106、ユーザ入力ユニット1107、インタフェースユニット1108、メモリ1109、及びプロセッサ1110等の部材を含むが、これらに限定されない。
【0061】
当業者であれば、電子機器1100はさらに各部材に給電する電源(例えば、電池)を含んでもよく、電源は電源管理システムによってプロセッサ1110に論理的に接続されてもよく、電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現することが理解可能である。図11に示す電子機器構造は電子機器を限定するものではなく、電子機器は、図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよく、ここで詳細な説明を省略する。
【0062】
ユーザ入力ユニット1107は、目標ページ内の第1空白表示領域への第1入力を受信するために用いられ、
プロセッサ1110は、前記第1入力に応答して、第1アイコン領域内に位置する少なくとも1つのアプリアイコンを前記第1空白表示領域に移動させるように制御するために用いられ、前記第1アイコン領域は前記第1空白表示領域の第1方向に位置する。
【0063】
本出願の実施例において、電子機器の表示ページ内のアプリアイコンを編集する際に、空白表示領域に対して第1入力を行い、空白表示領域周辺のアプリアイコンを一定の規則に従って空白表示領域に移動させることによって、アプリアイコンの位置変動範囲を限定し、ユーザの使用習慣を満たすことができるとともに、アイコンの整理効率を向上させることができる。
【0064】
選択的に、プロセッサ1110はさらに、前記第1空白表示領域の余剰表示スペースに基づいて、移動可能なアプリアイコンの数を算出し、
前記アプリアイコンの数に基づいて、前記第1アイコン領域のアプリアイコンを、第1規則に従って前記第1空白表示領域に移動させるように制御するために用いられる。
【0065】
選択的に、プロセッサ1110はさらに、前記第1入力に対応する操作方向を認識し、
前記操作方向に基づいて、前記第1方向を決定し、
前記第1方向に位置する第1アイコン領域のアプリアイコンを、第2規則に従って前記第1空白表示領域に移動させるように制御するために用いられる。
【0066】
選択的に、前記プロセッサ1110はさらに、移動させる第1目標アイコンの第1辺長が前記第1空白表示領域の第2辺長より大きい場合、前記第1目標アイコンに隣接する第2目標アイコンを前記第1空白表示領域に移動させるように制御するために用いられ、
前記第1辺長は前記第1目標アイコンの第1側辺の辺長であり、前記第2辺長は前記第1空白表示領域の第2側辺の辺長であり、前記第1側辺と前記第2側辺は同一方向の側辺である。
【0067】
選択的に、前記プロセッサ1110はさらに、前記第1空白表示領域が目標条件を満たす場合、前記アプリアイコンの移動を停止するために用いられ、
前記目標条件は、
前記第1空白表示領域全体に前記アプリアイコンが表示されることと、
前記第1空白表示領域の一部領域に前記アプリアイコンが表示され、前記第1空白表示領域内の前記一部領域を除いた領域が第2空白表示領域に連通することと、
前記第1空白表示領域の一部領域に前記アプリアイコンが表示され、前記第1空白表示領域内の前記一部領域を除いた領域が前記目標ページの所定位置に位置することと、
のうちの少なくとも1つを含む。
【0068】
選択的に、前記表示ユニット1106は、前記目標ページを編集可能状態として表示するために用いられ、前記編集可能状態で、前記第1空白表示領域はフローティングウィンドウとして表示され、
第1アイコン領域内に位置する少なくとも1つのアプリアイコンを前記第1空白表示領域に移動させるように制御する前記ステップの前に、前記表示ユニット1106はさらに、前記フローティングウィンドウの表示をキャンセルするために用いられる。
【0069】
選択的に、前記ユーザ入力ユニット1107は、前記第1空白表示領域内の第1ウィジェットへの第1入力を受信するために用いられる。
【0070】
本出願の実施例において、電子機器の表示ページ内のアプリアイコンを編集する際に、空白表示領域に対して第1入力を行い、空白表示領域周辺のアプリアイコンを一定の規則に従って空白表示領域に移動させることによって、アプリアイコンの位置変動範囲を限定し、ユーザの使用習慣を満たすことができるとともに、アイコンの整理効率を向上させることができる。ジェスチャでホーム画面空白表示領域を操作することにより、ホーム画面空白表示領域を埋める複数種の方式が実現され、不規則なホーム画面のアイコンの配列の中で多様化のホーム画面配列を模索することで、興趣性が向上し、ユーザ体験が高まる。
【0071】
本出願の実施例では、入力ユニット1104は、ビデオ獲得モード又は画像獲得モードで画像獲得装置(例えば、カメラ)により取得した静的画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)11041と、マイクロホン11042とを含んでもよいことを理解すべきである。表示ユニット1106は表示パネル11061を含んでもよく、表示パネル11061は液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等の形式で配置してもよい。ユーザ入力ユニット1107はタッチパネル11071及び他の入力デバイス11072を含む。タッチパネル11071はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル11071は、タッチ検出装置及びタッチ制御器という2つの部分を含んでもよい。他の入力デバイス11072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、これらに限定されなく、ここで詳細な説明を省略する。メモリ1109は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いることができ、アプリケーション及びオペレーティングシステムを含むが、これらに限定されない。プロセッサ1110に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ1110に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0072】
本出願の実施例は可読記憶媒体をさらに提供する。該可読記憶媒体には、プログラムもしくは命令が記憶されており、該プログラムもしくは命令がプロセッサにより実行されると、上記アプリアイコン制御方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術的効果を達成することができる。重複を避けるために、ここで詳細な説明を省略する。
【0073】
前記プロセッサは上記実施例における前記電子機器内のプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えば、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等を含む。
【0074】
本出願の実施例はチップをさらに提供する。該チップは、プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースが前記プロセッサに結合され、前記プロセッサがプログラムもしくは命令を実行して、上記アプリアイコン制御方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、同様な技術的効果を達成することができる。重複を避けるために、ここで詳細な説明を省略する。
【0075】
本出願の実施例に記載のチップは、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼んでもよいことを理解すべきである。
【0076】
本開示に記述したこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組合せによって実現できることが理解可能である。ハードウェアによる実現について、モジュール、ユニット、サブモジュール、サブユニット等は、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits,ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、デジタル信号処理装置(DSP Device,DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device,PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field~Programmable Gate Array,FPGA)、共通プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本出願に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はそれらの組合せにおいて実現することができる。
【0077】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。なお、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法と装置の範囲は図示又は検討された順序で機能を実行することに限定されず、係る機能に応じて実質的に同時に又は逆の順序で機能を実行することも含み得る点であり、例えば、説明されたものと異なる順番で、説明された方法を実行してもよく、さらに各種のステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。なお、何らかの例を参照して説明した特徴は他の例において組み合わせられてもよい。
【0078】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0079】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11