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特許7607930情報コード画像を埋め込んだ食材システム
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  • 特許-情報コード画像を埋め込んだ食材システム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-20
(45)【発行日】2025-01-06
(54)【発明の名称】情報コード画像を埋め込んだ食材システム
(51)【国際特許分類】
   G06K 19/06 20060101AFI20241223BHJP
   A23L 5/00 20160101ALI20241223BHJP
   G06K 19/02 20060101ALI20241223BHJP
【FI】
G06K19/06 037
A23L5/00 Z
G06K19/02
G06K19/06 140
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2021174156
(22)【出願日】2021-09-29
(65)【公開番号】P2023050048
(43)【公開日】2023-04-10
【審査請求日】2024-05-27
(73)【特許権者】
【識別番号】513294404
【氏名又は名称】株式会社ADEU.NEK
(74)【代理人】
【識別番号】100105212
【弁理士】
【氏名又は名称】保坂 延寿
(72)【発明者】
【氏名】上田 謙一
【審査官】後藤 彰
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-136203(JP,A)
【文献】特開2005-138140(JP,A)
【文献】特開2005-222512(JP,A)
【文献】特開2006-325442(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06K 19/02 - 19/06
A23L 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カラーのドットでかつ食べられる材料で作られた自由形状の画像であり、食材に埋め込まれ、情報コードとして認識可能なドット画像
該ドット画像の読み取りプログラムがインストールされてい読み取りプログラムを使用して、該ドット画像を読み取り、該ドット画像にまれているドットの配列より、対応する情報コードを抽出することを可能とする機器と、
を備えることを特徴とする、情報コード画像を埋め込んだ食材システム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食材に情報コードとして認識可能なドット画像を作成して埋め込み、該ドット画像をスマートフォンなどの機器にインストールされている、該ドット画像の読み取りプログラムを使用して、該画像を読み取り、該画像に埋め込まれている情報を抽出することを可能とすることを特徴とする、情報コード画像を埋め込んだ食材システムに関する。
【背景技術】
【0002】
今日、スマートフォンが普及し、QRコードなどの情報を埋め込んだコードが広く普及している。
これらのコードは、紙などの媒体に印刷され、該コードをスマートフォンをかざして読み取り、コードに埋め込まれた情報を取得することが出来る。
【0003】
一方、これらのコードは、紙などの媒体に平面的に印刷されており、食材(煎餅、クッキーなど)には利用することが出来ていない。従って、食材に情報コードを埋め込むことが、重要な課題となっている。
【先行技術文献】
【0004】
食材(煎餅、クッキーなどの菓子etc)に情報コードを埋め込むことは、新規に考案された発明であるので、先行技術文献は存在せず、これまでにはない新規の技術である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで本発明は上記事情に鑑みて、食材(煎餅、クッキーなど)に情報コードを埋め込むことができるシステムを提供することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の情報コード画像を埋め込んだ食材システムは、食材に情報コードとして認識可能なドット画像を作成して埋め込み、該ドット画像をスマートフォンなどの機器にインストールされている、該ドット画像の読み取りプログラムを使用して、該画像を読み取り、該画像に埋め込まれている情報を取得する手段を備えるように構成したものである。
【0007】
上記構成により、食材に情報コードとして認識可能なドット画像を作成して埋め込み、該ドット画像をスマートフォンなどの機器にインストールされている、該ドット画像の読み取りプログラムを使用して、該画像を読み取り、該画像に埋め込まれている情報を取得することが可能となる。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように、本発明の情報コード画像を埋め込んだ食材システムは、食材に情報コードとして認識可能なドット画像を作成して埋め込み、該ドット画像をスマートフォンなどの機器にインストールされている、該ドット画像の読み取りプログラムを使用して、該画像を読み取り、該画像に埋め込まれている情報を取得することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施の形態1にかかる、食材に情報コードとして認識可能なドット画像を作成して埋め込む、情報コード画像を埋め込んだ食材システムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は実施の形態1にかかる、食材に情報コードとして認識可能なドット画像を作成して埋め込む、情報コード画像を埋め込んだ食材システムのブロック図である。
【0011】
まず、情報コードD1(例としてD11:KKK)に対応するカラーのドット列D2(例としてD21)を生成する。次に、カラーのドット食材D3(例えば、小麦粉などで小さい玉を作って、食用色素で赤、青、緑、黄の着色を施す)を用意し、該ドット列D21に対応する食材ドット画像D4を生成する(例として、D41)次に、食材D5を用意する(例として、煎餅D51やチョコD52などの菓子)。次に該食材D5に、該食材により作成された、食材ドット画像D4を合体させ(例えば、該食材D5を加熱させるなどの方法で、該食材ドット画像と一体化させる)、食材D6を生成する。(例として、煎餅D61やチョコD62などの菓子)
このようにして、作成された該食材D6から、埋め込まれた情報コードを抽出するには、以下のように行う。
まず、該食材D6をスマートフォンなどの機器にインストールされている、ドット画像をカメラで撮影して、撮影画像から元の情報データを抽出するプログラムD7を使用して、該食材D6のドット画像を機器に装着されているカメラD71で読み取る。次に、スマートフォンなどの機器にインストールされている、カラードット画像から元のカラードット列を復元するサブルーチンプログラムD8を用いて、該食材D6に埋め込まれているカラードット列を復元する(例としてD81)。次に、カラーのドット列から元の情報データを復元するサブルーチンプログラムD9を用いて、情報データを復元する(例としてD91)。最終的に、情報データベースD101から、情報データに対応する情報(例としてURLなど)を抽出するサブルーチンプログラムD10を用いて、情報を抽出し、抽出された情報に基づいて、情報処理を行う(例として、Youtubeの再生D102を行う)
【符号の説明】
【0012】
D1 情報コード
D11 情報コードのサンプル
D2 カラーのドット列
D21 カラーのドット列のサンプル
D3 ドット食材
D31 ドット食材のサンプル
D4 ドット食材で画像を作成
D41 ドット食材で作成した画像のサンプル
D5 食材
D51 食材のサンプル(煎餅)
D52 食材のサンプル(チョコ)
D6 ドット食材で作成した画像を食材に埋め込む
D61 ドット食材と一体化した食材のサンプル(煎餅)
D62 ドット食材と一体化した食材のサンプル(チョコ)
D7 スマートフォンなどの機器にインストールされている、ドット画像をカメラで撮影して、撮影画像から元の情報データを抽出するプログラム
D71 ドット食材のドット画像をカメラで撮影して、取り込むサンプル
D8 カラードット画像から、元のカラードット列を復元するサブルーチンプログラム
D81 復元されたカラードット列のサンプル
D9 カラーのドット列から元の情報データを復元するサブルーチンプログラム
D91 復元された情報データのサンプル
D10 情報データベースから、情報データに対応する情報(例としてURLなど)を抽出するサブルーチンプログラム
D101 情報データベース
D102 抽出された情報のサンプル
図1