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特許7608415デバイス上の拘束機構構築のためのシステム及び方法
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  • 特許-デバイス上の拘束機構構築のためのシステム及び方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-20
(45)【発行日】2025-01-06
(54)【発明の名称】デバイス上の拘束機構構築のためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   A61F 2/95 20130101AFI20241223BHJP
【FI】
A61F2/95
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022204024
(22)【出願日】2022-12-21
(62)【分割の表示】P 2020569088の分割
【原出願日】2018-06-14
(65)【公開番号】P2023024612
(43)【公開日】2023-02-16
【審査請求日】2022-12-21
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】391028362
【氏名又は名称】ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】W.L. GORE & ASSOCIATES, INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100117019
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100108903
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 和広
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100128495
【弁理士】
【氏名又は名称】出野 知
(72)【発明者】
【氏名】ジェリー ジェイ.スタストカ
(72)【発明者】
【氏名】タイソン ジェイ.スケルトン
【審査官】竹下 晋司
(56)【参考文献】
【文献】特表2006-510453(JP,A)
【文献】特開2006-051080(JP,A)
【文献】特表2002-518086(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 2/95 - 2/97
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インプラント可能なメディカルデバイスのための拘束機構を形成するためのシステムであって、
前記システムは、
前記インプラント可能なメディカルデバイスの直径を展開直径から縮小直径に縮小するように構成された漏斗、及び、
前記インプラント可能なメディカルデバイスが前記縮小直径にある間に、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って編組されることにより1つ以上の繊維をインターロックして、拘束機構を形成するように構成されたブレイダー、
を含み、
前記漏斗は外面および内面を含み前記内面は前記漏斗の内直径を縮小させ、前記内面はテーパーを含み、および前記外面は、前記外面が第一のテーパーから第二のテーパーに移行する変曲点を含み、
前記1つ以上の繊維は、前記インプラント可能なメディカルデバイスおよび前記漏斗の周りに周方向に巻き付けられており、
前記漏斗は、前記1つ以上の繊維が編組される編組ゾーンを含む、システム。
【請求項2】
前記漏斗は、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さにほぼ等しい長さを有する前記編組ゾーンを含む、請求項1記載のシステム。
【請求項3】
前記ブレイダーは1つ以上の針を含み、前記1つ以上の針の数は1つ以上の繊維の数に等しく、前記1つ以上の繊維をインターロックすることは、前記1つ以上の針によって前記1つ以上の繊維を編むことを含む、請求項1~2のいずれか1項記載のシステム。
【請求項4】
前記漏斗は、前記1つ以上の繊維をインターロックするための、前記インプラント可能なメディカルデバイス上での前記1つ以上の繊維の配置を容易にするように構成されている、請求項1~3のいずれか1項記載のシステム。
【請求項5】
前記漏斗は前記インプラント可能なメディカルデバイスのための出口点を画定し、前記編組ゾーンは前記出口点に画定されている、請求項1~4のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項6】
前記漏斗は、前記編組ゾーンである延長部を含む、請求項1~4のいずれか1項記載のシステム。
【請求項7】
前記内面は、テーパー型である、請求項1~6のいずれか1項記載のシステム。
【請求項8】
前記漏斗は、テーパー型である外面を含む、請求項7記載のシステム。
【請求項9】
外面がより大きなテーパーからより小さなテーパーに移行するように、前記漏斗の前記外面は、変曲点を含む、請求項8記載のシステム。
【請求項10】
前記編組ゾーンは、前記1つ以上の繊維の着陸点である、請求項1~9のいずれか1項記載のシステム。
【請求項11】
前記編組ゾーンは、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さの20%~150%の長さを有する、請求項1記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
分野
本開示は、インプラント可能なメディカルデバイスのデリバリーに使用されるカバーを構築することを含む装置、システム及び方法に関する。より具体的には、本開示は、デバイスのデリバリー中に拡張可能なデバイスを拘束するためのカバーを構築することを含む装置、システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
背景
ステント及びステントグラフトは、動脈、静脈、気道、胃腸管及び胆管を含む、体内の様々な管状通路を半径方向に支持するために利用されうる。これらのデバイスを配置するための好ましい方法は、特殊なデリバリーシステムを使用して、治療部位にデバイスを正確に配置及び展開することであった。これらのデリバリーシステムにより、施術者はデバイスの配置に関連する外傷及び技術的な困難さを最小限に抑えることができる。デリバリーシステムの属性としては、低プロファイル、イントロデューサーシースを通過する能力、蛇行導管系をスムーズかつ非外傷的に通り抜ける能力、拘束されたデバイスの保護、デバイスを正確に配置及び展開する能力が挙げられる。
【0003】
ステント又はステントグラフトは、膨張可能なバルーンを使用することによって(例えば、バルーン拡張可能なステント)、又は、折りたたまれた又は拘束されたデリバリー直径から拡張及び展開直径まで自己拡張しそして弾性的に回復することによって(例えば、「自己拡張可能な」ステント)、展開及び塑性変形されうる。幾つかのステントは、弾性回復特性を有する材料から機能直径で製造され、次に半径方向に圧縮されてデリバリーカテーテルに取り付けられることによって弾性回復するように設計されている。
【0004】
これらのステント及びステントグラフトデバイスは、標的位置へのデリバリー前及びデリバリー中に、デリバリー構成において保持、圧縮又は拘束されうる。デバイスは、この圧縮状態で長期間(例えば、製造後及び使用前に)保持されうる。異なる機構又はデバイスを使用して、ステント及びステントグラフトデバイスをデリバリー状態に保持し、取り外して、標的位置でのステント及びステントグラフトデバイスの拡張を可能にすることができる。
【発明の概要】
【0005】
要旨
1つの例(「例1」)によれば、インプラント可能なメディカルデバイスのデリバリーのための拘束機構を形成する方法は、インプラント可能なメディカルデバイスの直径を展開直径から縮小直径に縮小すること、前記インプラント可能なメディカルデバイスの周りに1つ以上の繊維を周方向に巻き付けること、及び、前記インプラント可能なメディカルデバイスが前記縮小直径にある間に、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って1つ以上の繊維をインターロックして、拘束機構を形成することを含む。
【0006】
別の例(「例2」)によれば、例1に加えて、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って前記1つ以上の繊維をインターロックすることは、前記1つ以上の繊維を編組して、拘束機構を形成することを含む。
【0007】
別の例(「例3」)によれば、例1~2のいずれか1つに加えて、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って前記1つ以上の繊維をインターロックすることは、前記1つ以上の繊維を編むことによってノットを形成することを含む。
【0008】
別の例(「例4」)によれば、例1~3のいずれか1つに加えて、前記1つ以上の繊維をインターロックすることは、前記1つ以上の繊維が前記インプラント可能なメディカルデバイスと直接接触している間に1つ以上の繊維を一緒に編むことを含む。
【0009】
別の例(「例5」)によれば、例1~4のいずれか1つに加えて、前記インプラント可能なメディカルデバイスの直径を縮小することは、前記インプラント可能なメディカルデバイスを、直径が縮小している内面を有する漏斗を通して押し通すことを含む。
【0010】
別の例(「例6」)によれば、例5に加えて、前記1つ以上の繊維をインターロックすることは、前記インプラント可能なメディカルデバイスが縮小された直径で漏斗を出るときに、前記インプラント可能なメディカルデバイスに沿って1つ以上の繊維を配置することを含む。
【0011】
別の例(「例7」)によれば、例5~6のいずれか1つに加えて、前記漏斗は、前記漏斗の内直径を縮小させる内面と、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さにほぼ等しい長さを有する編組ゾーンとを含む。
【0012】
別の例(「例8」)によれば、例5~7のいずれか1つに加えて、この方法は、漏斗の外面の周りに1つ以上の繊維を配置し、前記1つ以上の繊維を前記漏斗の外面に沿って前記漏斗の端部に向かって引きずることをさらに含み、ここで、前記インプラント可能なメディカルデバイスは、縮小された直径で前記漏斗を出て、前記インプラント可能なメディカルデバイスと係合する。
【0013】
別の例(「例9」)によれば、例1~7のいずれか1つに加えて、1つ以上の繊維をインターロックすることは、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って第一の方向で行われて、拘束機構の第一の層を形成し、前記1つ以上の繊維を前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って第二の方向に前記第一の層の上で戻してインターロックして、拘束機構の第二の層を形成することをさらに含む。
【0014】
別の例(「例10」)によれば、例1~8のいずれか1つに加えて、1つ以上の繊維をインターロックすることは、ブレイダーを使用して、1つ以上の繊維を一緒に編むことを含む。
【0015】
別の例(「例11」)によれば、例9に加えて、前記ブレイダーは1つ以上の針を含み、前記1つ以上の針は1つ以上の繊維に等しく、前記1つ以上の繊維をインターロックすることは前記1つ以上の針によって前記1つ以上の繊維を一緒に編むことを含む。
【0016】
1つの例(「例12」)によれば、インプラント可能なメディカルデバイスのデリバリーのための拘束機構を形成するためのシステムは、前記インプラント可能なメディカルデバイスの直径を展開直径から縮小直径に縮小するように構成された漏斗、及び、前記インプラント可能なメディカルデバイスが縮小直径にある間に、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って1つ以上の繊維をインターロックして、拘束機構を形成するように構成されたブレイダーを含む。
【0017】
別の例(「例13」)によれば、例12に加えて、前記漏斗は、前記漏斗の内直径を縮小させる内面と、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さにほぼ等しい長さを有する編組ゾーンとを含む。
【0018】
別の例(「例14」)によれば、例12~13のいずれか1つに加えて、前記ブレイダーは1つ以上の針を含み、前記1つ以上の針は前記1つ以上の繊維に等しく、前記1つ以上の繊維をインターロックすることは、前記1つ以上の針によって前記1つ以上の繊維を一緒に編むことを含む。
【0019】
別の例(「例15」)によれば、例12~14のいずれか1つに加えて、前記漏斗は、前記1つ以上の繊維をインターロックするための、前記インプラント可能なメディカルデバイス上の1つ以上の繊維の配置を容易にするように構成されている。
【0020】
1つの例(「例16」)によれば、方法は、漏斗の内直径を縮小させる内面及び編組ゾーンを有する漏斗にインプラント可能なメディカルデバイスを装填すること、前記インプラント可能なメディカルデバイスを前記漏斗の内直径を縮小させる内面を通して押し通すことによって前記インプラント可能なメディカルデバイスの直径を縮小させること、及び、前記インプラント可能なメディカルデバイスが前記漏斗の編組ゾーンを出るときに1つ以上の繊維を前記インプラント可能なメディカルデバイスに適用して、前記インプラント可能なメディカルデバイスを縮小された直径に維持することを含む。
【0021】
別の例(「例17」)によれば、例16に加えて、1つ以上の繊維を適用することは、単一の繊維を結び合わせて拘束機構を形成することを含む。
【0022】
別の例(「例18」)によれば、例16に加えて、1つ以上の繊維を適用することは、2つ以上の繊維を一緒に編んで拘束機構を形成することを含む。
【0023】
別の例(「例19」)によれば、例16に加えて、この方法は、前記漏斗の外面の周りに1つ以上の繊維を配置すること、及び、前記1つ以上の繊維を前記漏斗の外面に沿って前記漏斗の端部に向かって引きずることを含み、ここで、前記インプラント可能なメディカルデバイスは縮小された直径で前記漏斗を出て、前記インプラント可能なメディカルデバイスを係合させる。
【0024】
別の例(「例20」)によれば、例16に加えて、前記1つ以上の繊維を適用することは、前記1つ以上の繊維をインターロックすることが第一の方向に前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って行われて、拘束機構の第一の層を形成することを含み、および前記1つ以上の繊維を前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って第二の方向に前記第一の層の上で戻してインターロックして、拘束機構の第二の層を形成することをさらに含む。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図面の簡単な説明
添付の図面は、本開示のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ、その一部を構成し、実施形態を示し、記載とともに、本開示の原理を説明するのに役立つ。
【0026】
図1図1は、幾つかの実施形態による、拘束機構を備えたカテーテルの上面図である。
【0027】
図2A図2Aは、幾つかの実施形態による、インプラント可能なメディカルデバイスを縮小直径に縮小するための例示的な漏斗の側面図である。
【0028】
図2B図2Bは、図2Aに示される漏斗の部分断面図である。
【0029】
図3A図3Aは、幾つかの実施形態による、例示的なブレイダー及びインプラント可能なメディカルデバイスである。
【0030】
図3B図3Bは、幾つかの実施形態による、別の例示的なブレイダー及びインプラント可能なメディカルデバイスである。
【0031】
図4図4は、幾つかの実施形態による、例示的な単一の繊維の拘束機構である。
【0032】
図5図5は、幾つかの実施形態による、例示的な複数繊維の拘束機構である。
【0033】
添付の図面は、本開示のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ、その一部を構成し、実施形態を示し、記載とともに、本開示の原理を説明するのに役立つ。
【発明を実施するための形態】
【0034】
詳細な説明
当業者は、本開示の様々な態様が、意図された機能を発揮するように構成された任意の数の方法及び装置によって実現できることを容易に理解するであろう。本明細書で参照される添付の図面は、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではなく、本開示の様々な態様を例示するために誇張されている場合があり、その点で、図面は限定として解釈されるべきではないことにも留意されたい。
【0035】
本開示の様々な態様は、拘束機構を形成又は製造することを含む装置、システム及び方法を対象とする。拘束機構は、標的位置へのデリバリー前及びデリバリー中に、デリバリー構成にインプラント可能なメディカルデバイス(例えば、ステント、ステントグラフト、バルーン又は他の拡張可能なメディカルデバイス)を保持、圧縮又は拘束するように構成されている。特定の例において、拘束機構は1つ以上の繊維を含む。
【0036】
本開示の様々な態様による拘束機構は、インプラント可能なメディカルデバイス上で直接形成又は製造することができる。1つ以上の繊維は、拘束機構を形成するために、編まれ、縫製され又はインターロックされる。したがって、1つ以上の繊維は、インプラント可能なメディカルデバイスの周り又は周囲で一緒に編まれ、縫製され又はインターロックされる。上記のように、インプラント可能なメディカルデバイスは、それが展開直径(縮小直径よりも大きい)に展開され又は拡張される患者への標的位置へのデリバリーのための拘束機構によって、縮小(デリバリー)直径に縮小され、折り畳まれ又は拘束される。その結果、特定の例において、デバイスが縮小(デリバリー)直径にある間に、1つ以上の繊維はインプラント可能なメディカルデバイス上でインターロックされ、編まれ又は縫製される。
【0037】
繊維を使用する特定の従前の拘束機構は、インプラント可能なメディカルデバイスに適用されるか、又はその周りに配置される前に、編まれ又はインターロックされる。従前の拘束機構は、別個の構成要素として形成され、製造法における別個の工程として追加される。これらの従前の拘束機構と比較して、例えば、処理工程は、インプラント可能なメディカルデバイス上に直接繊維拘束機構を形成することによって削減される。方法における工程を排除することで、不適切な拘束機構の配置又はインプラント可能なメディカルデバイスの損傷(例えば、ステントストラットの曲がり、ステントストラットの破損、繊維のもつれ、繊維長さなどの拘束機構の不適切な長さ、繊維の不適切な層形成)など、装填プロセスのエラー又は失敗の機会を減らすことができる。
【0038】
図1は、幾つかの実施形態による、拘束機構102を備えたカテーテル100の上面図である。図1に示されるように、拘束機構102は、拡張可能なメディカルデバイス104をデリバリー構成に拘束するように構成されている。拘束機構102は、拘束機構102を拘束構成に維持するために、拡張可能なメディカルデバイス104の周りに配置された1つ以上の繊維106を含むことができる。
【0039】
拘束機構102は、拡張可能なメディカルデバイス104の長さに沿って配置される。拘束機構102はまた、拡張可能なメディカルデバイス104の周りに周方向に配置され、デリバリーのために拡張可能なメディカルデバイス104を実質的に覆うことができる。1つ以上の繊維106は、カテーテル100の管腔(図示せず)内に配置され、拡張可能なメディカルデバイス104のデリバリー中に患者の外部に配置されるカテーテル100の近位端に向かって延在することができる。1つ以上の繊維106は、拘束機構102を解放し、拡張可能なメディカルデバイス104を展開するために、ユーザが張力を加えることができる近位端108を含む。
【0040】
特定の例において、1つ以上の繊維106は、インターロック部分(例えば、オーバーラッピング繊維又はノット)が拡張可能なメディカルデバイス104の長さに沿って順次に解放されるように、リップコードと同様に解放される。以下でより詳細に記載されるように、拘束機構102は、1つ以上の繊維106を拡張可能なメディカルデバイス104上で直接一緒にインターロックすることによって形成される。一緒に編まれ、次いで拘束されたデバイスの周りに配置される従前の複数繊維の拘束機構と比較して、拘束機構102は、拡張可能なメディカルデバイス104上に直接形成される。拡張可能なメディカルデバイス104は、ステント、ステントグラフト、バルーン又は同様のデバイスであることができる。
【0041】
図2Aは、幾つかの実施形態による、インプラント可能なメディカルデバイス104を縮小直径に縮小するための例示的な漏斗200である。漏斗200は、インプラント可能なメディカルデバイス104の直径を、展開(又は拡張)直径から縮小直径に縮小するように構成されている。図2Bに示されるように、漏斗200は、漏斗200の内直径を縮小させる内面204及び編組ゾーン206を含む。インプラント可能なメディカルデバイス104は、拡張直径(漏斗200の内直径を縮小させる内面204の間にある)及び縮小直径(編組ゾーン206の内面の間にある)の部分とともに示されている。編組ゾーン206は、拘束機構102を形成するときの1つ以上の繊維304の着陸点として記載され、図3Aに示されるように、漏斗200の延長部からなりうる。編組ゾーン206はまた、漏斗200の出口点212を通過するときに拘束されたデバイス104のみからなりうる。編組ゾーンは、異なる長さ、例えば、インプラント可能なメディカルデバイスの長さの20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%、110%、120%、130%、140%、150%又はその間の任意の長さであることができる。
【0042】
特定の場合において、直径が縮小された漏斗200の内面204はテーパー型になりうる。さらに、テーパー型の内面204は、漏斗200の編組ゾーン206に直接つながる。漏斗200の編組ゾーン206の内面204は実質的に線形であることができる。インプラント可能なメディカルデバイス104は、漏斗200の入口点210に装填されうる。漏斗200の入口点210を通って漏斗200中に装填されると、テーパー型の内面204は、インプラント可能なメディカルデバイス104を拘束された構成に強いて、ここで、インプラント可能なメディカルデバイス104は直径が縮小されている。インプラント可能なメディカルデバイス104は、漏斗200の編組ゾーン206を通って直径が縮小され、漏斗200の出口点212から押し出される。
【0043】
図2A~Bに示されるように、漏斗200の外面208は、漏斗の内面204と同様のテーパーを含む。しかしながら、編組ゾーン206における漏斗200の外面208はまた、漏斗200の外面208の残りの部分のテーパーよりも小さいテーパーを含むことができる。漏斗200の外面208は変曲点214までテーパー型になる。変曲点214において、外面208は、より大きなテーパーからより小さなテーパーに移行しうるか、又は、外面208はテーパーから実質的に線形の表面に移行しうる。
【0044】
特定の例において、漏斗200は、図3を参照して以下で論じられるように、1つ以上の繊維をインターロックするためのインプラント可能なメディカルデバイス104上の1つ以上の繊維(拘束機構を形成する)の配置を容易にするように構成される。変曲点214は、1つ以上の繊維の着陸点として機能することができ、これは、外面208を漏斗200の出口点212に向かって滑り落ちることができる。インプラント可能なメディカルデバイス104が漏斗200の出口点212を通して押し通されるときに、1つ以上の繊維は外面208から滑り落ちて、インプラント可能なメディカルデバイス104と係合する。特定の例において、1つ以上の繊維は、張力下でインプラント可能なメディカルデバイス104と係合して、インプラント可能なメディカルデバイス104を縮小直径に維持する。
【0045】
図3A~Bは、幾つかの実施形態による、例示的な漏斗200、拘束機構102及びインプラント可能なメディカルデバイス104を示す。1つ以上の繊維304は、図2を参照して上記で詳細に示されるように、漏斗200の出口点212に配置されうる。図3A~3Bに示されるように、インプラント可能なメディカルデバイス104は、漏斗200を出たとき、縮小された直径又は拘束された構成にある。漏斗200は、遠位端でテーパー型の外側プロファイルを含むことができ(例えば、図3Aに示されるとおり)、又は外側テーパーを含まないことができる(例えば、図3Bに示されるとおり)。図3A及び3Bを比較して示されるように、図3Aに示される漏斗200は、図2A~Bを参照して上記でさらに詳細に論じられたように、変曲点214及び編組ゾーン206を含み、一方、図3Bに示されている漏斗200はこれらの態様を含まない。
【0046】
ブレイダー300及び漏斗200はインプラント可能なメディカルデバイスのデリバリーのための拘束機構を形成するためのシステムを形成することができる。特定の例において、ブレイダー300は、インプラント可能なメディカルデバイス104が縮小直径にある間に、インプラント可能なメディカルデバイス104の長さに沿って1つ以上の繊維304をインターロックして、拘束機構を形成するように構成されている。さらに、1つ以上の繊維304は、インプラント可能なメディカルデバイス104の周りに周方向に巻き付けられることができる。
【0047】
特定の例において、1つ以上の繊維304は、1つ以上の針306(又は長尺要素又は器具などの他の同様の編組構造)を使用してインターロックされる。針306の数は、ブレイダー300によって使用される繊維304の数に等しくすることができる。さらに、一緒にインターロックされた1つ以上の繊維304は拘束機構102を形成する。図3に示されるような拘束機構102はインプラント可能なメディカルデバイス104を縮小構成で保持する。
【0048】
繊維を使用する特定の従前の拘束機構は、インプラント可能なメディカルデバイスに適用されるか又はその周りに配置される前に、編まれ又は形成される。従前の拘束機構は、別個の構成要素として形成され、製造法における別個の工程として追加される。ブレイダー300(及び漏斗200)が、インプラント可能なメディカルデバイス104が縮小直径にある間に1つ以上の繊維304をインプラント可能なメディカルデバイス104上に直接インターロックすることによって製造工程を削減することに加えて、このように拘束機構102を形成することにより、より密な拘束が可能になる。形成後に縮小直径のインプラント可能なメディカルデバイス104に適用される従前の拘束機構は、従前の拘束機構がインプラント可能なメディカルデバイスの周りに配置されている間に、インプラント可能なメディカルデバイスを拡張する可能性がある。1つ以上の繊維304をインプラント可能なメディカルデバイス104上に直接インターロックすることにより、縮小された直径からの拡張の機会が最小限に抑えられる。ブレイダー300及び漏斗200は、インプラント可能なメディカルデバイス104をその直径が減少した状態で捕捉及び拘束する。特定の例において、デバイスは、中間の直径で漏斗200を出ることができ、1つ以上の繊維304の適用は、直径を標的プロファイルまで縮小させることができる。
【0049】
特定の例において、インプラント可能なメディカルデバイス104の長さに沿って1つ以上の繊維304をインターロックすることは、1つ以上の繊維304を編むことによってノットを形成することを含む(例えば、図4に示されるとおり)。他の例において、インプラント可能なメディカルデバイス104の長さに沿って1つ以上の繊維304をインターロックすることは、1つ以上の繊維304を編組して拘束機構102を形成することを含む(例えば、図5に示されるとおり)。針(又は繊維アプリケータ)306は、拘束機構102のための所望のパターンを作成するために自動的に作動されうる。
針306をインプラント可能なメディカルデバイス104の周りで軸方向に移動し及び/又は回転して、周をずらして配置されたノット、継ぎ目又は編組を作成することができるか、又は、針306を単一の位置に維持して、整列されたノット、継ぎ目又は編組を作成することができる(例えば、図4に示すとおり)。
【0050】
さらに、ブレイダーは、1つ以上の繊維304を二方向にインターロックすることができる。例えば、ブレイダーは、1つ以上の繊維304を第一の方向308でインターロックして、拘束機構102の第一の層を形成することができる。インプラント可能なメディカルデバイス104は、漏斗200から第一の方向308でブレイダーに押し込まれて、拘束機構102の第一の層を形成することができる(図3A及び3Bに示されるとおり)。さらに、1つ以上の繊維304は、1つ以上の繊維304をインターロックした後又はインターロックしている間に、インプラント可能なメディカルデバイス104の周りに周方向に巻き付けることができる。ブレイダー300は、1つ以上の繊維304を第二の方向310にインターロックして、拘束機構102の第二の層を形成することができる。拘束機構102の第二の層を形成するために、インプラント可能なメディカルデバイス104又はブレイダー300は第二の方向310に移動される。
【0051】
特定の例において、1つ以上の繊維304は、繊維304に張力をかけられている間に一緒にインターロックされうる。ブレイダー300は、インターロック中に1つ以上の繊維304を機械的に張力状態に保持することができる。
【0052】
拘束機構102が形成された後に、インプラント可能なメディカルデバイス104は、上記のようにデリバリーのために縮小直径に維持される。インプラント可能なメディカルデバイス104の展開は、1つ以上の繊維304の端部を引っ張って(図1を参照して上に示されるように)、拘束機構102を解放又は編みを解除することによって達成される。
【0053】
図4は、幾つかの実施形態による例示の単一の繊維の拘束機構である。拘束機構102は、デリバリーシステム(例えば、図1に示されるようなカテーテル及び拡張可能なメディカルデバイス)の一部を含むことができる。図4は、拡張可能なメディカルデバイス(図示せず)が、展開された、拡張された又は作動する直径よりも小さい直径に保持されている、拘束構成における拘束機構102を示す。拘束機構102は、拡張可能なメディカルデバイスをデリバリー構成に拘束するように構成されている。さらに、拘束機構102は、拘束機構102を拘束構成に維持するために、複数のノット408を有するように配置された単一の繊維106を含む。複数のノット408は、複数のノット408のうちの少なくとも2つが拘束構成で接触するように構成及び配置される。
【0054】
特定の例において、単一の繊維106は、拡張可能なメディカルデバイスの周りに周方向に配置された複数のループ410を形成する。さらに、図4に示されるように、複数のループ410は、複数のループ410のうちの少なくとも2つが物理的に接触するような密度で詰め込まれている。ループ410は、複数のノット408のノット間の単一の繊維102のノットのない部分である。
【0055】
拘束機構102は、拡張可能なメディカルデバイスの長さに沿って配置される。拘束機構102はまた、拡張可能なメディカルデバイスの周りに周方向に配置され、デリバリーのために拡張可能なメディカルデバイス104を実質的に覆うことができる。単一の繊維106は、カテーテルの管腔(図示せず)内に配置され、拡張可能なメディカルデバイスのデリバリー中に患者の外部に配置されたカテーテル100の近位端に向かって延在していることができる。1つ以上の繊維106は、拘束機構102を解放し、拡張可能なメディカルデバイスを展開するために、ユーザが張力を加えることができる近位端108を含む。
【0056】
図5は、幾つかの実施形態による例示的な複数繊維の拘束機構102である。複数繊維の拘束機構102は、図2~3を参照して上記で論じたように、複数の繊維を一緒にインターロックすることによって形成することができる。2本の繊維から始めて、所望かつ適切な数の繊維をこの様式で組み合わせることができ、繊維を一緒にインターロックすることによって複数繊維の拘束機構102が形成される。
【0057】
拘束機構102は、拡張可能なメディカルデバイス104の長さに沿って配置される。拘束機構102はまた、拡張可能なメディカルデバイス104の周りに周方向に配置され、デリバリーのために拡張可能なメディカルデバイス104を実質的に覆うことができる。単一の繊維106は、カテーテルの管腔(図示せず)内に配置され、拡張可能なメディカルデバイス104のデリバリー中に患者の外部に配置されるカテーテル100の近位端に向かって延在していることができる。1つ以上の繊維106は、拘束機構102を解放し、拡張可能なメディカルデバイス104を展開するために、ユーザが張力を加えることができる近位端108を含む。
【0058】
本発明の1つ以上の繊維を作製するために使用される材料は、同様に、所与の用途のための改変及びカスタマイズに対して制約がない。本明細書で論じられるほとんどの用途について、拘束機構102を形成するために使用される1つ以上の繊維は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、延伸PTFE、シルク、ポリプロピレンなどの熱可塑性スレッド、ポリアミド(ナイロン)、様々なプラスチック又は金属材料(例えば、ステンレス鋼又はニッケルチタン(ニチノール)合金)及びPLA又はPGAなどの生体吸収性材料を含むことができる。インプラント可能なメディカルデバイスのカバーに使用するのに特に好ましいのは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)スレッド、特に延伸PTFEスレッド、例えば、Elkton, Md.のW.L. Gore & Associates, Inc.からRASTEX(登録商標)の商標で入手可能なスレッド又はFlagstaff, Ariz.のW.L. Gore&Associates, Inc.からGORE-TEX(登録商標)の商標で入手可能な縫合糸などである。
【0059】
本出願の発明は、一般的に及び特定の実施形態に関して両方で上記に記載されてきた。本開示の範囲から逸脱することなく、実施形態において様々な修正及び変形を行うことができることは、当業者に明らかであろう。したがって、実施形態は、それらが添付の特許請求の範囲及びそれらの均等形態の範囲内に入る限り、本発明の修正及び変形を網羅することが意図される。
(態様)
(態様1)
インプラント可能なメディカルデバイスデリバリーのための拘束機構を形成する方法であって、
前記インプラント可能なメディカルデバイスの直径を展開直径から縮小直径に縮小すること、及び、
前記インプラント可能なメディカルデバイスの周りに1つ以上の繊維を周方向に巻き付けること、及び、
前記インプラント可能なメディカルデバイスが前記縮小直径にある間に、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って前記1つ以上の繊維をインターロックして、拘束機構を形成すること、
を含む、方法。
(態様2)
前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って前記1つ以上の繊維をインターロックすることは、前記1つ以上の繊維を編組して拘束機構を形成することを含む、態様1記載の方法。
(態様3)
前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って前記1つ以上の繊維をインターロックすることは、前記1つ以上の繊維を編むことによってノットを形成することを含む、態様1~2のいずれか1項記載の方法。
(態様4)
前記1つ以上の繊維をインターロックすることは、前記1つ以上の繊維が前記インプラント可能なメディカルデバイスと直接接触している間に前記1つ以上の繊維を一緒に編むことを含む、態様1~3のいずれか1項記載の方法。
(態様5)
前記インプラント可能なメディカルデバイスの直径を縮小させることは、前記インプラント可能なメディカルデバイスを、直径が縮小している内面を有する漏斗を通して押し通すことを含む、態様1~4のいずれか1項記載の方法。
(態様6)
前記1つ以上の繊維をインターロックすることは、前記インプラント可能なメディカルデバイスが縮小された直径で漏斗を出るときに、前記インプラント可能なメディカルデバイスに沿って前記1つ以上の繊維を配置することを含む、態様5記載の方法。
(態様7)
前記漏斗は前記漏斗の内直径を縮小させる内面と、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さにほぼ等しい長さを有する編組ゾーンとを含む、態様5~6のいずれか1項記載の方法。
(態様8)
前記漏斗の外面の周りに1つ以上の繊維を配置し、前記1つ以上の繊維を前記漏斗の外面に沿って前記漏斗の端部に向かって引きずることをさらに含み、前記インプラント可能なメディカルデバイスは、縮小された直径で前記漏斗を出て、前記インプラント可能なメディカルデバイスと係合する、態様5~7のいずれか1項記載の方法。
(態様9)
前記1つ以上の繊維をインターロックすることは、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って第一の方向で行われて、拘束機構の第一の層を形成し、さらに、前記1つ以上の繊維を、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って第二の方向に前記第一の層の上で戻してインターロックして、拘束機構の第二の層を形成することを含む、態様1~7のいずれか1項記載の方法。
(態様10)
前記1つ以上の繊維をインターロックすることは、ブレイダーを使用して前記1つ以上の繊維を一緒に編むことを含む、態様1~8のいずれか1項記載の方法。
(態様11)
前記ブレイダーは1つ以上の針を含み、前記1つ以上の針は前記1つ以上の繊維に等しく、前記1つ以上の繊維をインターロックすることは、前記1つ以上の針で前記1つ以上の繊維を一緒に編むことを含む、態様9記載の方法。
(態様12)
インプラント可能なメディカルデバイスデリバリーのための拘束機構を形成するためのシステムであって、
前記システムは、
前記インプラント可能なメディカルデバイスの直径を展開直径から縮小直径に縮小するように構成された漏斗、及び、
前記インプラント可能なメディカルデバイスが前記縮小直径にある間に、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って1つ以上の繊維をインターロックして、拘束機構を形成するように構成されたブレイダー、
を含む、システム。
(態様13)
前記漏斗は、前記漏斗の内直径を縮小させる内面と、前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さにほぼ等しい長さを有する編組ゾーンとを含む、態様12記載のシステム。
(態様14)
前記ブレイダーは1つ以上の針を含み、前記1つ以上の針は1つ以上の繊維に等しく、前記1つ以上の繊維をインターロックすることは、前記1つ以上の針によって前記1つ以上の繊維を一緒に編むことを含む、態様12~13のいずれか1項記載のシステム。
(態様15)
前記漏斗は、前記1つ以上の繊維をインターロックするための、前記インプラント可能なメディカルデバイス上での前記1つ以上の繊維の配置を容易にするように構成されている、態様12~14のいずれか1項記載のシステム。
(態様16)
漏斗の内直径を縮小させる内面及び編組ゾーンを有する漏斗にインプラント可能なメディカルデバイスを装填すること、
前記インプラント可能なメディカルデバイスを前記漏斗の内直径を縮小させる内面を通して押し通すことによって前記インプラント可能なメディカルデバイスの直径を縮小させること、及び、
前記インプラント可能なメディカルデバイスが前記漏斗の編組ゾーンを出るときに1つ以上の繊維を前記インプラント可能なメディカルデバイスに適用して、前記インプラント可能なメディカルデバイスを縮小された直径に維持すること、
を含む、方法。
(態様17)
前記1つ以上の繊維を適用することは、単一の繊維を一緒に結び合わせて拘束機構を形成することを含む、態様16記載の方法。
(態様18)
前記1つ以上の繊維を適用することは、2つ以上の繊維を一緒に編んで拘束機構を形成することを含む、態様16記載の方法。
(態様19)
前記漏斗の外面の周りに1つ以上の繊維を配置すること、及び、前記1つ以上の繊維を前記漏斗の外面に沿って前記漏斗の端部に向かって引きずることをさらに含み、ここで、前記インプラント可能なメディカルデバイスは縮小された直径で前記漏斗を出て、前記インプラント可能なメディカルデバイスを係合させる、態様16記載の方法。
(態様20)
前記1つ以上の繊維を適用することは、前記1つ以上の繊維をインターロックすることが第一の方向に前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って起こり、拘束機構の第一の層を形成することを含み、そして前記1つ以上の繊維を前記インプラント可能なメディカルデバイスの長さに沿って第二の方向に前記第一の層の上で戻してインターロックして、拘束機構の第二の層を形成することをさらに含む、態様16記載の方法。
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5