(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-20
(45)【発行日】2025-01-06
(54)【発明の名称】ドキュメント共有に基づくプロンプト方法、装置、機器及び媒体
(51)【国際特許分類】
H04L 67/02 20220101AFI20241223BHJP
【FI】
H04L67/02
(21)【出願番号】P 2024539594
(86)(22)【出願日】2022-12-02
(86)【国際出願番号】 CN2022136119
(87)【国際公開番号】W WO2023124767
(87)【国際公開日】2023-07-06
【審査請求日】2024-08-22
(31)【優先権主張番号】202111652721.7
(32)【優先日】2021-12-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ショアン
(72)【発明者】
【氏名】フウ,ジウ
(72)【発明者】
【氏名】ガオ,イビン
【審査官】小林 義晴
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第112861472(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0094593(US,A1)
【文献】特開2009-258869(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0196781(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドキュメント共有に基づくプロンプト方法であって、
ブラウザに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信するステップと、
サーバに前記第一のドキュメントの属性情報を送信するステップであって、前記サーバは、前記第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、前記ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信する、ように構成され、前記第二のドキュメントは、会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスによって自発的に共有する共有ドキュメントである、ステップと、
前記予め設定されているプロンプト情報を受信し、ブラウザに前記第一のドキュメントを提示すると同時に前記予め設定されているプロンプト情報を提示するステップと、を含む、
プロンプト方法。
【請求項2】
ブラウザに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信するステップは、
ブラウザの一つのページに前記第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信するステップ、
前記第一のドキュメントを提示する状態でユーザの前記ブラウザに対するバックグラウンドからフォアグラウンドへの切り替え操作を受信するステップ、
ユーザが他のページから前記第一のドキュメントの位置するページに切り替えるトリガー操作を受信するステップ、
のうちのいずれか一つを含む、請求項1に記載のプロンプト方法。
【請求項3】
当該プロンプト方法は、
ブラウザにおける複数のページに前記第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信し、各ページに前記第一のドキュメントを提示すると同時に前記予め設定されているプロンプト情報を提示するステップをさらに含む、請求項
1に記載のプロンプト方法。
【請求項4】
当該プロンプト方法は、
ユーザの前記予め設定されているプロンプト情報に対するオフ操作に応答して、前記予め設定されているプロンプト情報をオフにするステップ、
又は、ユーザの予め設定されているトリガー操作に応答して、前記予め設定されているプロンプト情報をオフにするステップ、をさらに含む、請求項
1に記載のプロンプト方法。
【請求項5】
ユーザの前記予め設定されているプロンプト情報に対するオフ操作に応答して、前記予め設定されているプロンプト情報をオフにした後に、当該プロンプト方法は、
一つの会議共有周期の中で、前記第一のドキュメントに対する表示トリガー操作を再受信すると、前記予め設定されているプロンプト情報を表示しないステップをさらに含む、請求項4に記載のプロンプト方法。
【請求項6】
前記会議共有周期は、前記リアルタイム会議インターフェイスにおける前記第二のドキュメントの一回の共有を表す、請求項5に記載のプロンプト方法。
【請求項7】
ユーザの予め設定されているトリガー操作に応答して、前記予め設定されているプロンプト情報をオフにした後に、当該プロンプト方法は、
前記第一のドキュメントに対する表示トリガー操作を再受信すると、前記予め設定されているプロンプト情報を再表示するステップをさらに含む、請求項4に記載のプロンプト方法。
【請求項8】
前記予め設定されているトリガー操作は、ユーザの前記第一のドキュメントの位置するページに対する最小化操作、オフ操作、又はページ切り替え操作を含み、前記ページ切り替え操作は、前記第一のドキュメントの位置するページから他のページに切り替える操作を表す、請求項
4に記載のプロンプト方法。
【請求項9】
ブラウザに前記第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信する前に、当該プロンプト方法は、
前記第二のドキュメントを前記会議クライアントのリアルタイム会議インターフェイスにおいて自発的に共有する共有トリガー操作を受信するステップと、
前記共有トリガー操作に応答して、前記会議クライアントのリアルタイム会議インターフェイスにおいて前記第二のドキュメントを提示し、前記第二のドキュメントのアドレス情報を被共有端に送信し、前記被共有端が一つの会議共有周期の中で、前記第二のドキュメントのアドレス情報に基づいて前記第二のドキュメントを提示するステップであって、前記会議クライアントが、前記被共有端に対応する主共有端とされる、ステップと、をさらに含む、請求項
1に記載のプロンプト方法。
【請求項10】
ドキュメント共有に基づくプロンプト方法であって、
ブラウザにより送信される第一のドキュメントの属性情報を取得するステップであって、前記第一のドキュメントの属性情報は、前記第一のドキュメントを前記ブラウザに表示する表示トリガー操作を受信する時に送信される属性情報である、ステップと、
会議クライアントにより送信される第二のドキュメントの属性情報を取得するステップであって、前記第二のドキュメントの属性情報は、前記会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスにおいて第二のドキュメントを自発的に共有する時に送信される属性情報である、ステップと、
前記第一のドキュメントの属性情報と前記第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果を取得するステップと、
前記比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、前記ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信し、そして、前記ブラウザが前記第一のドキュメントを提示すると同時に前記予め設定されているプロンプト情報を提示するステップと、を含む、
プロンプト方法。
【請求項11】
前記第一のドキュメントの属性情報は、前記第一のドキュメントのドキュメント識別子と、前記第一のドキュメントをトリガーするユーザのユーザ識別子とを含み、前記第二のドキュメントの属性情報は、前記第二のドキュメントのドキュメント識別子と、前記第二のドキュメントをトリガーするユーザのユーザ識別子とを含む、請求項10に記載のプロンプト方法。
【請求項12】
前記第一のドキュメントの属性情報と前記第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果を取得するステップは、
前記第一のドキュメントのドキュメント識別子と前記第二のドキュメントのドキュメント識別子とを比較し、前記第一のドキュメントのユーザ識別子と前記第二のドキュメントのユーザ識別子とを比較し、比較結果を取得するステップを含む、請求項11に記載のプロンプト方法。
【請求項13】
前記比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定するステップは、
比較結果が、前記第一のドキュメントのドキュメント識別子が前記第二のドキュメントのドキュメント識別子と同じであり、且つ、前記第一のドキュメントのユーザ識別子が前記第二のドキュメントのユーザ識別子と同じである場合に、プロンプト条件を満たすと決定するステップを含む、請求項
11に記載のプロンプト方法。
【請求項14】
前記予め設定されているプロンプト情報は、前記第二のドキュメントが前記会議クライアントのリアルタイム会議インターフェイスにおいて自発的に共有される状態をプロンプトするのに用いられる、請求項
10に記載のプロンプト方法。
【請求項15】
ドキュメント共有に基づくプロンプト装置であって、
ブラウザに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信するための操作モジュールと、
サーバに前記第一のドキュメントの属性情報を送信するための送信モジュールであって、前記サーバは、前記第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、前記ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信するように構成され、前記第二のドキュメントは、会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスによって自発的に共有する共有ドキュメントである、送信モジュールと、
前記予め設定されているプロンプト情報を受信し、ブラウザに前記第一のドキュメントを提示すると同時に前記予め設定されているプロンプト情報を提示するためのプロンプトモジュールと、を含む、
プロンプト装置。
【請求項16】
ドキュメント共有に基づくプロンプト装置であって、
ブラウザにより送信される第一のドキュメントの属性情報を取得するための第一の取得モジュールであって、前記第一のドキュメントの属性情報は、前記第一のドキュメントを前記ブラウザに表示する表示トリガー操作を受信する時に送信される属性情報である、第一の取得モジュールと、
会議クライアントにより送信される第二のドキュメントの属性情報を取得するための第二の取得モジュールであって、前記第二のドキュメントの属性情報は、前記会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスによって第二のドキュメントを自発的に共有する時に送信される属性情報である第二の取得モジュールと、
前記第一のドキュメントの属性情報と前記第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果を取得するための比較モジュールと、
前記比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、前記ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信し、そして、前記ブラウザが前記第一のドキュメントを提示すると同時に前記予め設定されているプロンプト情報を提示するためのプロンプト送信モジュールと、を含む、
プロンプト装置。
【請求項17】
電子機器であって、
プロセッサと、
前記プロセッサの実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、
前記プロセッサは、前記メモリから前記命令を読み取り、前記命令を実行して上記請求項1から14のうちのいずれか1項に記載のプロンプト方法を実現するように構成される、
電子機器。
【請求項18】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、請求項1から14のうちのいずれか1項に記載のプロンプト方法を実行するように構成される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項19】
コンピュータプログラムであって、
命令を含み、前記命令がプロセッサによって実行されるときに、前記プロセッサに請求項1から14のうちのいずれか1項に記載のプロンプト方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項20】
命令を含むコンピュータプログラム
を格納するプロンプト装置であって、前記命令がプロセッサによって実行されるときに、
当該プロンプト装置に請求項1から14のうちのいずれか1項に記載のプロンプト方法を実行させる、
プロンプト装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願への相互参照]
本出願は、出願番号が202111652721.7であり、出願日が2021年12月30日である中国出願に基づいて優先権を主張し、この中国出願の開示内容は、ここで全体として本出願に取り込まれる。
【0002】
[技術分野]
本開示は、情報技術分野に関し、特にドキュメント共有に基づくプロンプト方法、装置、機器及び媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
オンライン会議の便利さと効率性の特性のため、ますます多くのユーザは、オンラインの音声ビデオ会議によって対話する。
【0004】
音声ビデオの会議で、複数の異なるユーザの間でドキュメントを共有することができるとともに、ある一つのユーザが共有ドキュメントで操作する場合に、他のユーザは、フォローを実現することができる。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、ドキュメント共有に基づくプロンプト方法、装置、機器、及び媒体を提供する。
【0006】
本開示の実施例は、ドキュメント共有に基づくプロンプト方法を提供し、このプロンプト方法は、
ブラウザに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信するステップと、
サーバに前記第一のドキュメントの属性情報を送信するステップであって、前記サーバは、前記第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、前記ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信する、ように構成され、前記第二のドキュメントは、会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスによって自発的に共有する共有ドキュメントである、ステップと、
前記予め設定されているプロンプト情報を受信し、ブラウザに前記第一のドキュメントを提示すると同時に前記予め設定されているプロンプト情報を提示するステップと、を含む。
【0007】
本開示の実施例は、ドキュメント共有に基づくプロンプト方法をさらに提供し、このプロンプト方法は、
ブラウザにより送信される第一のドキュメントの属性情報を取得するステップであって、前記第一のドキュメントの属性情報は、前記第一のドキュメントを前記ブラウザに表示する表示トリガー操作を受信する時に送信される属性情報である、ステップと、
会議クライアントにより送信される第二のドキュメントの属性情報を取得するステップであって、前記第二のドキュメントの属性情報は、前記会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスによって第二のドキュメントを自発的に共有する時に送信される属性情報である、ステップと、
前記第一のドキュメントの属性情報と前記第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果を得るステップと、
前記比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、前記ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信し、そして、前記ブラウザが前記第一のドキュメントを提示すると同時に前記予め設定されているプロンプト情報を提示するステップと、を含む。
【0008】
本開示の実施例は、ドキュメント共有に基づくプロンプト装置をさらに提供し、このプロンプト装置は、
ブラウザに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信するための操作モジュールと、
サーバに前記第一のドキュメントの属性情報を送信するための送信モジュールであって、前記サーバは、前記第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、前記ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信する、ように構成され、前記第二のドキュメントは、会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスによって自発的に共有する共有ドキュメントである、送信モジュールと、
前記予め設定されているプロンプト情報を受信し、ブラウザに前記第一のドキュメントを提示すると同時に前記予め設定されているプロンプト情報を提示するためのプロンプトモジュールと、を含む。
【0009】
本開示の実施例は、ドキュメント共有に基づくプロンプト装置をさらに提供し、このプロンプト装置は、
ブラウザにより送信される第一のドキュメントの属性情報を取得するための第一の取得モジュールであって、前記第一のドキュメントの属性情報は、前記第一のドキュメントを前記ブラウザに表示する表示トリガー操作を受信する時に送信される属性情報である、第一の取得モジュールと、
会議クライアントにより送信される第二のドキュメントの属性情報を取得するための第二の取得モジュールであって、前記第二のドキュメントの属性情報は、前記会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスによって第二のドキュメントを自発的に共有する時に送信される属性情報である、第二の取得モジュールと、
前記第一のドキュメントの属性情報と前記第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果を得るための比較モジュールと、
前記比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、前記ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信し、そして、前記ブラウザが前記第一のドキュメントを提示すると同時に前記予め設定されているプロンプト情報を提示するためのプロンプト送信モジュールと、を含む。
【0010】
本開示の実施例は、電子機器をさらに提供し、当該電子機器は、プロセッサと、前記プロセッサの実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含み、前記プロセッサは、前記メモリから前記命令を読み取り、前記命令を実行して本開示の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト方法を実現するのに用いられる。
【0011】
本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、前記記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、本開示の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト方法を実行するのに用いられる。
【0012】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供し、このコンピュータプログラムは、命令を含み、前記命令がプロセッサによって実行されるときに、前記プロセッサに本開示の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト方法を実行させる。
【0013】
本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、このコンピュータプログラム製品は、命令を含み、前記命令がプロセッサによって実行されるときに、前記プロセッサに本開示の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト方法を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図面を結び付けながら以下の具体的な実施の形態を参照し、本開示の各実施例の上記と他の特徴、利点及び態様は、より明らかになる。図面を貫通し、同じ又は似たシンボルは、同じ又は似たエレメントを表す。図面が例示的なものであり、原本とエレメントが必ずしも比例して描かれていないとは限らないことを理解すべきである。
【0015】
【
図1】本開示の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト方法のフローチャートである。
【
図2】本開示の実施例によるドキュメント共有のプロンプト概略図である。
【
図3】本開示の実施例による別のドキュメント共有に基づくプロンプト方法のフローチャートである。
【
図4】本開示の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト装置の構造概略図である。
【
図5】本開示の実施例による別のドキュメント共有に基づくプロンプト装置の構造概略図であり、及び
【
図6】本開示の実施例による電子機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下は、図面を参照しながら本開示の実施例をより詳細に記述する。図面において本開示のいくつかの実施例が表示されているが、理解すべきこととして、本開示は、様々な形式で実現されてもよく、且つここに述べる実施例に限定されるものと解釈されるべきでなく、代わりに、これらの実施例を提供することは、本開示をより明確と完全に理解するためである。理解すべきこととして、本開示の図面及び実施例は、例示的な役割だけに使用され、本開示の保護範囲を制限するために使用されない。
【0017】
理解すべきこととして、本開示の方法の実施の形態に記載の各ステップは、異なる順序で実行されてもよく、及び/又は並列に実行されてもよい。なお、方法の実施の形態は、付加されるステップを含み、及び/又は示されるステップの実行を省略してもよい。本開示の範囲は、この態様に制限されない。
【0018】
本明細書に使用される用語である「含む」及びその変形は、開放的な包括、即ち「含むが、それらに限らない」である。用語である「に基づく」は、「少なくとも部分的に基づく」である。用語である「一つの実施例」は、「少なくとも一つの実施例」を表し、用語である「別の実施例」は、「少なくとも一つの別の実施例」を表し、用語である「いくつかの実施例」は、「少なくともいくつかの実施例」を表す。他の用語の関連定義は、以下の記述に与えられる。
【0019】
注意すべきこととして、本開示に言及された「第一の」、「第二の」などの概念は、異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためにのみ用いられ、これらの装置、モジュール又はユニットによって実行される機能の順序又は相互依存関係を限定するために用いられるわけではない。
【0020】
注意すべきこととして、本開示に言及された「一つの」、「複数の」の修飾は、限定的ではなく例示的なものであり、当業者は、文脈で特に指摘がない限り、理解すべきこととして、「一つ又は複数の」と理解すべきであることを理解すべきである。
【0021】
本開示の実施の形態における複数の装置の間で送信又は受信されるメッセージ又は情報の名称は、説明的な目的のためだけに使用されるが、これらのメッセージ又は情報の範囲を制限するために使用されるわけではない。
【0022】
関連技術では、会議クライアントにしか共有ドキュメントに関連するプロンプト情報をプロンプトすることができず、共有ドキュメントがブラウザに提示されるシナリオを覆うことができず、覆うシナリオには局限があり、ユーザの需要を満たすことができない。
【0023】
プロンプト情報に局限があるという関連技術における問題を解決するために、本開示の実施例は、ドキュメント共有に基づくプロンプト方法を提供し、以下、具体的な実施例を結びつけながら、この方法を紹介する。
【0024】
図1は、本開示の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト方法のフローチャートであり、この方法は、ドキュメント共有に基づくプロンプト装置によって実行されてもよく、ここで、この装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアを採用して実現されてもよく、一般的には、電子機器に集積されてもよい。
図1に示すように、この方法は、端末機器に応用され、以下のステップを含む。
【0025】
ステップ101、ブラウザに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信する。
【0026】
ここで、第一のドキュメントは、ブラウザに表示されるドキュメントとして理解されてもよい。例えば、第一のドキュメントは、一つのアクセスアドレスを有し、ブラウザのアドレスバーにこのアクセスアドレスを入力することによって、この第一のドキュメントのブラウザにおける表示を実現することができる。なお、ドキュメントの具体的な内容は、限定されず、例えば、第一のドキュメントの内容は、文字、テーブル又はスケジュールなどのフォーマットを含んでもよい。表示トリガー操作は、ブラウザにおいて実現された第一のドキュメントに対するトリガー操作であってもよく、(例えば、クリック、長押し、ダブルタップ等の)ジェスチャ制御操作、ボイス制御操作又は表情制御操作などを含んでもよく、本開示の実施例は、これに限定されない。
【0027】
本開示の実施例では、ブラウザに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信することは、ブラウザの一つのページに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信することと、第一のドキュメントを提示する状態でユーザのブラウザに対するバックグラウンドからフォアグラウンドへの切り替え操作を受信することと、ユーザが他のページから第一のドキュメントの位置するページに切り替えるトリガー操作を受信することとのうちのいずれか一つを含んでもよい。
【0028】
端末機器は、ユーザがブラウザの一つのページに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信する場合に、第一のドキュメントの表示をトリガーしてもよく、又は、端末機器がすでにブラウザに第一のドキュメントを提示しており、且つ、バックグラウンドに切り替えられた後に、ユーザがブラウザに対してバックグラウンドからフォアグラウンドに切り替えるトリガー操作を受信する場合に、第一のドキュメントの表示をトリガーしてもよく、又は、端末機器が既にブラウザに第一のドキュメントを提示しており、且つ、他のページに切り替えて提示した後に、ユーザが他のページから第一のドキュメントの位置するページに切り替えるトリガー操作を受信する場合に、第一のドキュメントの表示をトリガーしてもよい。即ち、端末機器は、ユーザが第一のドキュメントのブラウザにおける初回の表示又は再表示に対するトリガー操作を受信することができる。
【0029】
ステップ102、サーバに第一のドキュメントの属性情報を送信し、サーバは、第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信するように構成され、第二のドキュメントは、会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスによって自発的に共有する共有ドキュメントである。
【0030】
理解できるように、ユーザがリアルタイム会議インターフェイスにある(例えば、ステップ102でいう第二のドキュメント等の)ドキュメントを自発的に共有する場合には、このリアルタイムマルチメディア会議に参加する他の会議参加者のうちの少なくとも一部の会議参加者のリアルタイム会議インターフェイスにおいて、このドキュメントを呈することができる。一方、このユーザがリアルタイム会議インターフェイスでこのドキュメントを自発的に共有していない場合には、リアルタイム会議サービスを提供するサービス側は、このユーザのローカルに呈されるこのドキュメントをこのリアルタイムマルチメディア会議に参加する他の会議参加者と共有しない。
【0031】
さらに、いくつかの応用シナリオにおいて、このユーザがリアルタイム会議インターフェイスによって自発的に共有されるドキュメントで(例えば、閲覧操作及び/又は編集操作等の)いくつかのユーザ操作/を実行すると、これらのユーザ操作は、会議参加者のリアルタイム会議インターフェイスで呈されることによって、このドキュメントを自発的に共有するユーザと同期した内容表示を実現することができる。又は別のいくつかの応用シナリオにおいて、これらの会議参加者は、ローカルでそのリアルタイム会議インターフェイスに呈されるドキュメントを操作することによって、このドキュメントを自発的に共有するユーザと非同期の内容表示を実現することができる。
【0032】
ここで、第一のドキュメントの属性情報は、ドキュメントを決定することができる任意の識別子、及びリアルタイム会議インターフェイスでドキュメントを開くユーザとブラウザでドキュメントを開くユーザが同一のユーザであるか否かの情報であってもよい。例えば、属性情報は、第一のドキュメントのドキュメント識別子、及び第一のドキュメントをトリガーするユーザのユーザ識別子、即ち、現在、第一のドキュメントに対して表示トリガー操作を行うユーザのユーザ識別子を含んでもよい。第二のドキュメントは、会議クライアントにおけるリアルタイム会議中に現在のユーザが自発的な共有者として自発的に共有する共有ドキュメントとして理解されてもよく、会議クライアントは、オンライン会議を行うことができるいずれか一つのクライアントであってもよく、会議クライアントと上記ブラウザは、同一の端末機器にインストールされてもよい。第二のドキュメントの属性情報は、第二のドキュメントのドキュメント識別子と、第二のドキュメントをトリガーするユーザのユーザ識別子とを含む。
【0033】
本開示の実施例では、端末機器は、ブラウザに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信した後に、サーバに第一のドキュメントの属性情報を送信することができ、サーバは、ブラウザにより送信される第一のドキュメントの属性情報を受信する。サーバは、第二のドキュメントの属性情報を受信した後に、第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較することができ、比較結果が、第一のドキュメント及び第二のドキュメントのドキュメント識別子とユーザ識別子とが同じであることである場合に、プロンプト条件を満たすと決定し、ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信することができる。
【0034】
ステップ103、予め設定されているプロンプト情報を受信し、ブラウザに第一のドキュメントを提示すると同時に予め設定されているプロンプト情報を提示する。
【0035】
具体的には、ブラウザは、サーバにより送信される予め設定されているプロンプト情報を受信し、上記第一のドキュメントを提示すると同時にこの予め設定されているプロンプト情報を提示してもよい。
【0036】
ここで、予め設定されているプロンプト情報は、会議クライアントのリアルタイム会議インターフェイスで自発的に共有されている第二のドキュメントの状態をプロンプトするのに用いられ、プロンプト条件を満たすと決定することは、第一のドキュメントが第二のドキュメントと同じであることを表す、即ち、予め設定されているプロンプト情報が、ブラウザにドキュメントを提示すると同時に、このドキュメントが同時に会議クライアントにも提示され、自発的に共有されている状態にあることをプロンプトする。現在のユーザが、会議における他人のフォローを必要とする場合には、会議クライアントに戻り、このドキュメントを操作することができる。
【0037】
ブラウザで予め設定されているプロンプト情報を提示することによって、ユーザ自身が現在、ブラウザにおけるドキュメントを操作しているが、会議クライアントにおいて自発的に共有されているドキュメントを操作していないことを現在のユーザに認識させることができ、ユーザが共有にしたがう必要がある場合には、会議クライアントに戻ることができ、ユーザが無意識にブラウザで自発的に共有されているドキュメントを操作する場合に、会議における他の参加者がフォローできなくなるという問題を回避する。
【0038】
例示的には、
図2は、本開示の実施例によるドキュメント共有のプロンプト概略図であり、
図2に示すように、図には、ブラウザにおける第一のドキュメントの位置するページ200が提示されており、このページ200に第一のドキュメント202及び予め設定されるプロンプト情報201を提示してもよく、図における予め設定されているプロンプト情報201におけるプロンプト文字は、これらには限定されないが、「あなたが会議でこのドキュメントを共有し、他の参加者がフォローして閲覧する必要がある場合には、会議ウィンドウに戻ってください」であってもよい。第一のドキュメント202には、これらには限定されないが、例えば、共有コントロール又はサーチコントロール等のいくつかの機能コントロールをさらに提示してもよい。
【0039】
本開示の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト案は、ブラウザに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信し、サーバに第一のドキュメントの属性情報を送信し、サーバは、第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信するのに用いられ、第二のドキュメントは、会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスによって自発的に共有する共有ドキュメントであり、予め設定されているプロンプト情報を受信し、ブラウザに第一のドキュメントを提示すると同時に予め設定されているプロンプト情報を提示する。本開示の実施例による技術案は、関連技術と比べて以下のような利点がある。上記技術案を採用し、ユーザが会議クライアントでドキュメントを自発的に共有すると同時にブラウザにこのドキュメントを表示する場合に、ブラウザで予め設定されているプロンプト情報を提示して、現在のドキュメントの自発的な共有状態をユーザにプロンプトし、会議の他のユーザがフォローして閲覧する必要がある場合に、ユーザが会議クライアントに戻って閲覧操作を行うことを容易にすることで、プロンプト情報は、共有ドキュメントがブラウザに提示されるシナリオをカバーするので、さらにユーザのドキュメント閲覧体験効果を向上させることができる。
【0040】
いくつかの実施例では、ドキュメント共有に基づくプロンプト方法は、さらに、ブラウザにおける複数のページに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信し、各ページに第一のドキュメントを提示すると同時に予め設定されているプロンプト情報を提示することを含んでもよい。
【0041】
端末機器は、ユーザがブラウザの複数のページに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信した後に、即ち、ユーザが同時に複数のページにこの第一のドキュメントを提示する必要があり、各ページに第一のドキュメントを提示すると同時に予め設定されているプロンプト情報を提示する。そして、現在のユーザが他の端末機器のブラウザに上記第一のドキュメントを表示する場合に、上記予め設定されているプロンプト情報を表示してもよい。
【0042】
上記の解決方法では、ユーザがブラウザで複数のページに同じドキュメントを表示する場合に、各ドキュメントの位置するページにはいずれも予め設定されているプロンプト情報を提示し、さらにプロンプト情報の網羅性を向上させている。
【0043】
いくつかの実施例では、ドキュメント共有に基づくプロンプト方法は、さらに、ユーザの予め設定されているプロンプト情報に対するオフ操作に応答して、予め設定されているプロンプト情報をオフにし、又は、ユーザの予め設定されているトリガー操作に応答して、予め設定されているプロンプト情報をオフにすることを含んでもよい。ここで、予め設定されているトリガー操作は、ユーザの第一のドキュメントに位置するページに対する最小化操作、オフ操作、又はページ切り替え操作を含み、ページ切り替え操作は、第一のドキュメントの位置するページから他のページに切り替える操作を表す。
【0044】
具体的には、端末機器は、ユーザのブラウザに提示される予め設定されているプロンプト情報に対するオフ操作を受信する場合に、この予め設定されているプロンプト情報をオフにすることができ、このときのオフ操作は、ユーザが予め設定されているプロンプト情報を直接的に且つ自発的にトリガーする操作として理解されてもよく、また、上記第一のドキュメントが同時に複数のページに提示されると、ユーザがいずれか一つのページに予め設定されているプロンプト情報に対するオフ操作を受信する場合に、第一のドキュメントが位置するすべてのページの予め設定されているプロンプト情報をオフにしてもよい。又は、ユーザが第一のドキュメントが位置するページに対して最小化操作、オフ操作、又はページ切り替え操作を行う場合に、この予め設定されているプロンプト情報をオフにしてもよく、このときのオフは、ユーザの予め設定されているプロンプト情報に対する間接的なトリガーの操作として理解されてもよい。
【0045】
いくつかの実施例では、ユーザの予め設定されているプロンプト情報に対するオフ操作に応答して、予め設定されているプロンプト情報をオフにした後に、ドキュメント共有に基づくプロンプト方法はさらに、一つの会議共有周期の中で、第一のドキュメントに対する表示トリガー操作を再受信する場合に、予め設定されているプロンプト情報を表示しないことを含んでもよい。ここで、会議共有周期は、リアルタイム会議インターフェイスにおける第二のドキュメントに対する一回の共有を表す。
【0046】
会議共有周期は、同一のユーザが同一の電子機器で会議クライアントのリアルタイム会議インターフェイスにおいて第二のドキュメントに対する一回の共有期間として理解されてもよく、第二のドキュメントの2回目の共有を行う場合には、新たな会議共有周期を開始する。
【0047】
端末機器は、ユーザがブラウザで予め設定されているプロンプト情報に対するオフ操作に応答して、予め設定されているプロンプト情報をオフにした後に、一つの会議共有周期の中で、第一のドキュメントに対する表示トリガー操作を再受信する場合に、ユーザが予め設定されているプロンプト情報をすでに自発的に直接オフにしているので、このとき、第一のドキュメントを再提示するだけで、予め設定されているプロンプト情報を提示しなくてもよい。
【0048】
いくつかの実施例では、ユーザの予め設定されているトリガー操作に応答して、予め設定されているプロンプト情報をオフにした後に、ドキュメント共有に基づくプロンプト方法は、さらに、第一のドキュメントに対する表示トリガー操作を再受信する場合に、予め設定されているプロンプト情報を再表示することを含んでもよい。
【0049】
ブラウザが、ユーザの予め設定されているトリガー操作に応答して、予め設定されているプロンプト情報をオフにした後に、第一のドキュメントに対する表示トリガー操作を再受信すると、この予め設定されているプロンプト情報を再表示することができる。
【0050】
上記の解決方法では、予め設定されているプロンプト情報がオフにされた後に再表示されるか否かは、ユーザの具体的な操作に関連してもよく、ユーザが予め設定されているプロンプト情報を直接オフにしているということは、ユーザが主観的に現在のドキュメント状態がこれ以上プロンプトされたくないとすでに認識していることを意味しているので、一つの会議共有周期の中で再びトリガーされても表示しない。ユーザが予め設定されているプロンプト情報を間接的にオフにしている場合には、ユーザが引き続きプロンプトされたいと考えていることを意味しているので、再びトリガーされた後にユーザに再びプロンプトする。予め設定されているプロンプト情報の提示とオフは、より柔軟になり、且つ、選択性があり、ユーザの実際の需要により合い、ユーザのドキュメント閲覧に影響を与えることなく、迅速な効果を実現する。
【0051】
いくつかの実施例では、ブラウザに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信する前に、ドキュメント共有に基づくプロンプト方法は、さらに、第二のドキュメントを会議クライアントのリアルタイム会議インターフェイスによって自発的に共有する共有トリガー操作を受信し、共有トリガー操作に応答して、会議クライアントのリアルタイム会議インターフェイスに第二のドキュメントを提示し、第二のドキュメントのアドレス情報を被共有端に送信することで、被共有端が一つの会議共有周期の中で、第二のドキュメントのアドレス情報に基づいて、第二のドキュメントを提示することを含んでもよく、ここで、会議クライアントは、被共有端に対応して、主共有端とされる。
【0052】
ここで、共有トリガー操作は、第一のドキュメントの自発的な共有を行うためのトリガー操作として理解されてもよく、共有トリガー操作は、これらには限定されないが、会議クライアントのリアルタイム会議インターフェイスにおける(例えば、クリック、長押し、ダブルタップ等の)ジェスチャ制御操作、ボイス制御操作、又は表情制御操作などであってもよい。会議共有周期は、リアルタイム会議インターフェイスにおける第二のドキュメントに対する一回の共有を表す。
【0053】
一つの実施の形態では、端末機器は、ユーザが第二のドキュメントを会議クライアントによって自発的に共有する共有トリガー操作を受信した後に、その共有トリガー操作がアドレス共有の方式をトリガーする場合に、会議クライアントは、主共有端としてリアルタイム会議インターフェイスに第二のドキュメントを提示することができ、また、会議中の他の被共有端に第二のドキュメントのアドレス情報を送信し、被共有端が第二のドキュメントのアドレス情報にアクセスすることによって第二のドキュメントを取得し、また、リアルタイム会議インターフェイスに第二のドキュメントを提示し、主共有端と被共有端がいずれも第二のドキュメントを提示することを実現することができる。上記第二のドキュメントのアドレス情報は、第二のドキュメントの統一リソースロケータ(Uniform Resource Locator、URL)であってもよい。この実施の形態において、被共有端は、「フォロー」モードと「自由閲覧」モードとの間で切り替えることができる。「フォロー」モードで、被共有端のリアルタイム会議インターフェイスは、第二のドキュメントの内容を呈することができるだけでなく、主共有端のこの第二のドキュメントに対するユーザ操作を被共有端のリアルタイム会議インターフェイスにレンダリングし、主共有端に「フォロー」してこの第二のドキュメントを閲覧することを実現することができる。しかし、「自由閲覧」モードで、被共有端のリアルタイム会議インターフェイスは、第二のドキュメントの内容を呈することができるが、主共有端のこの第二のドキュメントに対するユーザ操作は、被共有端のリアルタイム会議インターフェイスにレンダリングされず、それによって、被共有端は、この第二のドキュメントを自主的に閲覧することができる。理解できるように、同一のリアルタイムマルチメディア会議にあっても、異なる被共有端は、自端末の閲覧モードが「フォロー」モードであるかそれとも「自由閲覧」モードであるかを独立して選択することができる。
【0054】
別の実施の形態では、端末機器は、ユーザが第二のドキュメントを会議クライアントによって自発的に共有する共有トリガー操作を受信した後に、その共有トリガー操作が、アプリケーションプログラムでのスクリーン共有の方式をトリガーする場合に、会議クライアントは、主共有端としてリアルタイム会議インターフェイスによって第二のドキュメントが第一のブラウザに表示されるリアルタイム画面を表示することができ、また、会議中の他の被共有端にこのリアルタイム画面を送信することができ、被共有端は、このリアルタイム画面を提示し、主共有端と被共有端がいずれも第二のドキュメントを提示することを実現することができる。
【0055】
上記の解決方法では、端末機器は、会議のクライアントによって第二のドキュメントを自発的に共有し、アドレス共有の方式を採用して共有してもよく、アプリケーションプログラムでのスクリーン共有の方式を採用して共有してもよく、自発的に共有する方式は、多様であり、カスタマイズによりユーザの需要を満たす。
【0056】
いくつかの実施例では、共有トリガー操作が、アプリケーションプログラムでのスクリーン共有の方式をトリガーする場合に、端末機器は、第二のドキュメントを自発的に共有し、第二のドキュメントが第一のブラウザに表示されるリアルタイム画面に対して光学的文字認識(Optical Character Recognition、OCR)の方式によって、リアルタイム画面における第二のドキュメントのアドレスバーにおけるウェブアドレス情報を認識し、サーバに、第二のドキュメントの属性情報としてこの第二のドキュメントのウェブアドレス情報を送信してもよく、その後、端末機器は、第二のブラウザに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信した後に、サーバに、第一のドキュメントの属性情報として第一のドキュメントのアドレス情報を送信してもよく、サーバは、第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較し、即ち、第一のドキュメントのアドレス情報と第二のドキュメントのアドレス情報とを比較することができ、同じである場合には、プロンプト条件を満たすと決定し、端末機器に予め設定されているプロンプト情報を送信することができ、端末機器は、この予め設定されているプロンプト情報を受信し、第二のブラウザに第一のドキュメントを提示すると同時に予め設定されているプロンプト情報を提示することができる。上記会議クライアント、第一のブラウザと第二のブラウザは、いずれも同一の端末機器に設定される。
【0057】
上記の解決方法では、ユーザが、会議クライアントによるスクリーン共有の方式によって一つのブラウザに表示されているドキュメントを共有する場合に、ユーザが別のブラウザにこのドキュメントを表示すると、別のブラウザに予め設定されているプロンプト情報を提示して、現在のドキュメントの自発的な共有状態をユーザにプロンプトすることができ、会議の他のユーザがフォローして閲覧する必要がある場合に、ユーザが会議クライアントに戻って閲覧操作を行うことを容易にし、さらにプロンプト情報がカバーするシナリオを改善し、さらに、ドキュメントの閲覧体験効果を向上させる。
【0058】
図3は、本開示の実施例による別のドキュメント共有に基づくプロンプト方法のフローチャートであり、本実施例は、上記実施例に基づき、上記ドキュメント共有に基づくプロンプト方法をさらに最適化している。
図3に示すように、この方法は、サーバに応用され、以下のステップを含む。
【0059】
ステップ301、ブラウザにより送信される第一のドキュメントの属性情報を取得する。
【0060】
第一のドキュメントの属性情報は、ブラウザが第一のドキュメントをブラウザに表示する表示トリガー操作を受信する際に送信される。
【0061】
本開示の実施例におけるサーバは、会議クライアントに対応するサーバであってもよく、ブラウザと対話することができる。第一のドキュメントの属性情報は、第一のドキュメントのドキュメント識別子と、第一のドキュメントをトリガーするユーザのユーザ識別子とを含む。いくつかの実施例において、第一のドキュメントの属性情報は、第一のドキュメントのアドレス情報であってもよい。
【0062】
本開示の実施例では、サーバは、ブラウザがユーザの第一のドキュメントに対する表示トリガー操作を受信した後に送信される第一のドキュメントの属性情報を受信することができる。
【0063】
ステップ302、会議クライアントにより送信される第二のドキュメントの属性情報を取得し、第二のドキュメントの属性情報は、会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスによって第二のドキュメントを自発的に共有する時に送信される属性情報である。
【0064】
第二のドキュメントは、会議クライアントにおけるリアルタイム会議の際に現在のユーザが自発的な共有者として自発的に共有する共有ドキュメントとして理解されてもよく、会議クライアントは、オンライン会議を行うことができるいずれか一つのクライアントであってもよく、会議クライアントと上記ブラウザは、同一の端末機器にインストールされてもよい。第二のドキュメントの属性情報は、第二のドキュメントのドキュメント識別子と、第二のドキュメントをトリガーするユーザのユーザ識別子と、リアルタイム会議の会議識別子などの情報を含む。いくつかの実施例において、第二のドキュメントの属性情報は、第二のドキュメントのアドレス情報であってもよい。
【0065】
会議クライアントは、リアルタイム会議インターフェイスによって第二のドキュメントを自発的に共有した後に、サーバに第二のドキュメントの属性情報を送信することができ、サーバは、この第二のドキュメントの属性情報を受信することができる。上記会議クライアントは、第二のドキュメントを自発的に共有し、これらには限定されないが、アドレス共有の方式を採用して共有してもよく、アプリケーションプログラムでのスクリーン共有の方式を採用して共有してもよい。
【0066】
ステップ303、第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果を得る。
【0067】
本開示の実施例では、第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果を得ることは、第一のドキュメントのドキュメント識別子と第二のドキュメントのドキュメント識別子とを比較し、第一のドキュメントのユーザ識別子と第二のドキュメントのユーザ識別子とを比較し、比較結果を得ることを含んでもよい。
【0068】
サーバは、第一のドキュメント属性情報と第二のドキュメントの属性情報を取得した後に、第一のドキュメントのドキュメント識別子と第二のドキュメントのドキュメント識別子とを比較し、第一のドキュメントのユーザ識別子と第二のドキュメントのユーザ識別子とを比較することができ、比較結果は、第一のドキュメントと第二のドキュメントのドキュメント識別子が同じであるか否か、及びユーザ識別子が同じであるか否かを含んでもよい、即ち、比較結果は、第一のドキュメントと第二のドキュメントが同一のドキュメントであるか否か、及び、第一のドキュメントと第二のドキュメントを現在トリガーするユーザが同一のユーザであるか否かを表することができる。
【0069】
ステップ304、比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信し、そして、ブラウザが第一のドキュメントを提示すると同時に予め設定されているプロンプト情報を提示する。
【0070】
ここで、プロンプト条件は、ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信するか否かを判断するための条件として理解されてもよい。予め設定されているプロンプト情報は、第二のドキュメントが会議クライアントのリアルタイム会議インターフェイスに提示され、フォロー共有モードにあることをプロンプトするのに用いられてもよく、予め設定されているプロンプト情報は、これらには限定されないが、文字、アルファベット、又はアイコンなどの方式で表されてもよい。
【0071】
本開示の実施例では、比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定することは、比較結果が、第一のドキュメントのドキュメント識別子が第二のドキュメントのドキュメント識別子と同じであり、且つ、第一のドキュメントのユーザ識別子が第二のドキュメントのユーザ識別子と同じである場合に、プロンプト条件を満たすと決定することを含んでもよい。
【0072】
第一のドキュメントのドキュメント識別子が第二のドキュメントのドキュメント識別子と同じであるときに、第一のドキュメントと第二のドキュメントが同一のドキュメントであると決定することができ、その後、第一のドキュメントのユーザ識別子と第二のドキュメントのユーザ識別子とを比較してもよく、第一のドキュメントのユーザ識別子が第二のドキュメントのユーザ識別子と同じであるときに、第一のドキュメントと第二のドキュメントを現在トリガーするユーザが同一のユーザである、即ち、現在のユーザがブラウザと会議クライアントで同一のドキュメントを同時にトリガーすることを決定することができ、プロンプト条件を満たすと決定することができる。その後、サーバは、ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信し、ブラウザが第一のドキュメントを提示すると同時にこの予め設定されているプロンプト情報を提示することができる。
【0073】
いくつかの実施例では、会議クライアントが、アプリケーションプログラムでのスクリーン共有の方式を採用して第二のドキュメントを自発的に共有する場合に、第一のドキュメントの属性情報は、第一のドキュメントのアドレス情報であってもよく、第二のドキュメントの属性情報は、OCR認識の方式によって得られる第二のドキュメントが第一のブラウザに表示されるアドレス情報であってもよく、サーバは、第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較する、即ち、第一のドキュメントのアドレス情報と第二のドキュメントのアドレス情報とを比較し、同じである場合には、現在のユーザが第二のブラウザと会議クライアントに同一のドキュメントを同時にトリガーしていることを決定することができ、プロンプト条件を満たすと決定し、サーバは、端末機器に予め設定されているプロンプト情報を送信することができ、端末機器は、この予め設定されているプロンプト情報を受信し、第二のブラウザに第一のドキュメントを提示すると同時に予め設定されているプロンプト情報を提示することができる。
【0074】
本開示の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト案において、サーバは、ブラウザにより送信される第一のドキュメントの属性情報を取得し、第一のドキュメントの属性情報は、ブラウザが第一のドキュメントをブラウザに表示する表示トリガー操作を受信する際に送信され、会議クライアントにより送信される第二のドキュメントの属性情報を取得し、第二のドキュメントの属性情報は、会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスによって第二のドキュメントを自発的に共有する際に送信され、第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果を取得し、比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信することで、ブラウザが第一のドキュメントを提示すると同時に予め設定されているプロンプト情報を提示する。上記の技術案を採用し、ユーザが会議クライアントでドキュメントを自発的に共有すると同時にブラウザにこのドキュメントを表示する場合に、サーバは、ブラウザ及び会議クライアントにおけるドキュメントの属性情報をそれぞれ取得し、比較することができ、比較結果が、プロンプト条件を満たすと決定する場合に、ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信することができ、ブラウザは、予め設定されているプロンプト情報を提示して、現在のドキュメントの自発的な共有状態をユーザにプロンプトし、会議の他のユーザがフォローして閲覧する必要がある場合に、ユーザが会議クライアントに戻って閲覧操作を行うことを容易にすることで、プロンプト情報は、共有ドキュメントがブラウザに提示されるシナリオをカバーするので、さらにユーザのドキュメント閲覧体験効果を改善することができる。
【0075】
この解決方法では、一つのユーザが、会議クライアントで一つのドキュメントを自発的に共有するとともに、ブラウザの中で同一のドキュメントを開く場合に、ブラウザにおけるこのドキュメントの位置するページに予め設定されているプロンプト情報をプロンプトして、現在のドキュメントが同時に会議クライアントによって自発的に共有される状態にあるようにユーザにプロンプトすることができ、現在のユーザが、会議における他人のフォローを必要とする場合に、ユーザは、会議クライアントに戻り、このドキュメントを操作することができる。そして、この予め設定されているプロンプト情報は、ユーザが会議クライアントからブラウザドキュメントの位置するページにジャンプするたびにプロンプトをトリガーする。ただし、ユーザがこの予め設定されているプロンプト情報を自発的に直接オフにしない限り、会議共有周期の中でプロンプトしなくなる(表示されなくなる)。ブラウザが複数の同じドキュメントを同時に開く場合に、すべての同じドキュメントの位置するページにこの予め設定されているプロンプト情報を提示し、この予め設定されているプロンプト情報が消えると、すべての同じドキュメントの位置するページから消える。そしてブラウザに他のプロンプト情報がさらに含まれている場合に、この予め設定されているプロンプト情報の優先度は、他のプロンプト情報よりも大きく、優先的にプロンプトされる。
【0076】
サーバにとって、一つのドキュメントが会議クライアントのリアルタイム会議インターフェイスに自発的に共有される場合に、ブラウザでこのドキュメントの表示トリガー操作を受信した後に、ブラウザにおいてこのドキュメントをトリガーするユーザと、会議クライアントにおいてこのドキュメントをトリガーするユーザが同一のユーザであるか否かを判断することができる。ブラウザにおいてこのドキュメントをトリガーするユーザと会議クライアントにおいてこのドキュメントをトリガーするユーザが同一のユーザである場合には、予め設定されているプロンプト情報をブラウザに送信することができ、それによって、ブラウザがこのドキュメントを提示すると同時に予め設定されているプロンプト情報を提示することができる。プロンプト情報は、共有ドキュメントがブラウザに提示されるシナリオをカバーすることができるので、さらにユーザのドキュメント閲覧体験効果を改善することができる。
【0077】
図4は、本開示の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト装置の構造概略図であり、この装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現されてもよく、一般的には、電子機器に集積されてもよい。
図4に示すように、この装置は、
ブラウザに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信するための操作モジュール401と、
サーバに前記第一のドキュメントの属性情報を送信するための送信モジュール402であって、前記サーバは、前記第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、前記ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信する、ように構成され、前記第二のドキュメントは、会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスによって自発的に共有する共有ドキュメントである、送信モジュール402と、
前記予め設定されているプロンプト情報を受信し、ブラウザに前記第一のドキュメントを提示すると同時に前記予め設定されているプロンプト情報を提示するためのプロンプトモジュール403と、を含む。
【0078】
いくつかの実施例では、操作モジュール401は、
ブラウザの一つのページに前記第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信することと、
前記第一のドキュメントを提示する状態でユーザの前記ブラウザに対するバックグラウンドからフォアグラウンドへの切り替え操作を受信することと、
ユーザが他のページから前記第一のドキュメントの位置するページに切り替えるトリガー操作を受信することと、のうちのいずれか一つに用いられる。
【0079】
いくつかの実施例では、当該装置は、マルチプロンプトモジュールをさらに含み、前記マルチプロンプトモジュールは、
ブラウザにおける複数のページに前記第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信し、各ページに前記第一のドキュメントを提示すると同時に前記予め設定されているプロンプト情報を提示するように構成される。
【0080】
いくつかの実施例では、当該装置は、オフモジュールをさらに含み、前記オフモジュールは、
ユーザの前記予め設定されているプロンプト情報に対するオフ操作に応答して、前記予め設定されているプロンプト情報をオフにすること、
又は、ユーザの予め設定されているトリガー操作に応答して、前記予め設定されているプロンプト情報をオフにすること、に用いられる。
【0081】
いくつかの実施例では、当該装置は、ユーザの前記予め設定されているプロンプト情報に対するオフ操作に応答して、前記予め設定されているプロンプト情報をオフにした後に、
一つの会議共有周期の中で、前記第一のドキュメントに対する表示トリガー操作を再受信すると、前記予め設定されているプロンプト情報を表示しないための第一の表示モジュールをさらに含む。
【0082】
いくつかの実施例では、前記会議共有周期は、前記リアルタイム会議インターフェイスにおける前記第二のドキュメントの一回の共有を表す。
【0083】
いくつかの実施例では、当該装置は、ユーザの予め設定されているトリガー操作に応答して、前記予め設定されているプロンプト情報をオフにした後に、
前記第一のドキュメントに対する表示トリガー操作を再受信すると、前記予め設定されているプロンプト情報を再表示するように構成される第二の表示モジュールをさらに含む。
【0084】
いくつかの実施例では、前記予め設定されているトリガー操作は、ユーザの前記第一のドキュメントの位置するページに対する最小化操作、オフ操作、又はページ切り替え操作を含み、前記ページ切り替え操作は、前記第一のドキュメントの位置するページから他のページに切り替える操作を表す。
【0085】
いくつかの実施例では、当該装置は、前記第一のドキュメントをブラウザに表示する表示トリガー操作を受信する前に、
前記第二のドキュメントを前記会議クライアントのリアルタイム会議インターフェイスにおいて自発的に共有する共有トリガー操作を受信することと、
前記共有トリガー操作に応答して、前記会議クライアントのリアルタイム会議インターフェイスにおいて前記第二のドキュメントを提示し、前記第二のドキュメントのアドレス情報を被共有端に送信し、前記被共有端が一つの会議共有周期の中で、前記第二のドキュメントのアドレス情報に基づいて前記第二のドキュメントを提示することであって、前記会議クライアントが、前記被共有端に対応する主共有端とされる、ことのための自発的な共有モジュールをさらに含む。
【0086】
本開示の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト装置は、本開示の任意の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト方法を実行し、実行方法に該当する機能モジュールと有益な効果を備えることができる。
【0087】
図5は、本開示の実施例による別のドキュメント共有に基づくプロンプト装置の構造概略図であり、この装置は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現されてもよく、一般的には、電子機器に集積されてもよい。
図5に示すように、この装置は、
ブラウザにより送信される第一のドキュメントの属性情報を取得するための第一の取得モジュール501であって、前記第一のドキュメントの属性情報は、前記第一のドキュメントを前記ブラウザに表示する表示トリガー操作を受信する時に送信される属性情報である、第一の取得モジュール501と、
会議クライアントにより送信される第二のドキュメントの属性情報を取得するための第二の取得モジュール502であって、前記第二のドキュメントの属性情報は、前記会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスによって第二のドキュメントを自発的に共有する時に送信される属性情報である、第二の取得モジュール502と、
前記第一のドキュメントの属性情報と前記第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果を取得するための比較モジュール503と、
前記比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、前記ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信し、そして、前記ブラウザが前記第一のドキュメントを提示すると同時に前記予め設定されているプロンプト情報を提示するためのプロンプト送信モジュール504と、を含む。
【0088】
いくつかの実施例では、前記第一のドキュメントの属性情報は、前記第一のドキュメントのドキュメント識別子と、前記第一のドキュメントをトリガーするユーザのユーザ識別子とを含み、前記第二のドキュメントの属性情報は、前記第二のドキュメントのドキュメント識別子と、前記第二のドキュメントをトリガーするユーザのユーザ識別子とを含む。
【0089】
いくつかの実施例では、前記比較モジュール503は、具体的には、
前記第一のドキュメントのドキュメント識別子と前記第二のドキュメントのドキュメント識別子とを比較し、前記第一のドキュメントのユーザ識別子と前記第二のドキュメントのユーザ識別子とを比較し、比較結果を取得するように構成される。
【0090】
いくつかの実施例では、前記プロンプト送信モジュール504は、
比較結果が、前記第一のドキュメントのドキュメント識別子が前記第二のドキュメントのドキュメント識別子と同じであり、且つ、前記第一のドキュメントのユーザ識別子が前記第二のドキュメントのユーザ識別子と同じである場合に、プロンプト条件を満たすと決定するように構成される。
【0091】
いくつかの実施例では、前記予め設定されているプロンプト情報は、前記第二のドキュメントが前記会議クライアントのリアルタイム会議インターフェイスにおいて自発的に共有される状態をプロンプトするのに用いられる。
【0092】
本開示の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト装置は、本開示の任意の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト方法を実行し、実行される方法に該当する機能モジュールを含むとともに有益な効果を奏することができる。
【0093】
本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、コンピュータプログラム/命令を含み、このコンピュータプログラム/命令がプロセッサにより実行されるときに、本開示の任意の実施例によるドキュメント共有に基づくプロンプト方法を実現する。
【0094】
図6は、本開示の実施例による電子機器の構造概略図である。以下、具体的に
図6を参照し、それは、本開示の実施例における電子機器600の実現に適用する構造概略図を示した。本開示の実施例における電子機器600は、例えば、移動電話、ノートパソコン、デジタルブロードキャスト受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレット)、PMP(携帯型マルチメディアプレーヤー)、車載端末(例えば車載ナビゲーション端末)などの移動端末及び例えばデジタルTV、デスクコンピュータなどの固定端末を含んでもよいが、それらに限らない。
図6に示す電子機器は、一例に過ぎず、本開示の実施例の機能と使用範囲には任意の制限の与えるものではない。
【0095】
図6に示すように、電子機器600は、処理装置(例えば中央プロセッサ、グラフィックスプロセッサなど)601を含んでもよく、それは、リードオンリーメモリ(ROM)602に記憶されるプログラム、又は記憶装置608からランダムアクセスメモリ(RAM)603にロードするプログラムに基づいて様々な適切な動作と処理を実行することができる。RAM603には、電子機器600の操作に必要な様々なプログラムとデータがさらに記憶されている。処理装置601、ROM602及びRAM603は、バス604によって互いに繋がる。入力/出力(I/O)インターフェース605は、バス604にも接続される。
【0096】
一般的には、例えばタッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロなどを含む入力装置606、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、振動機などを含む出力装置607、例えば磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置608、及び通信装置609という装置は、I/Oインターフェース605に接続されてもよい。通信装置609は、電子機器600が他の機器と無線又は有線通信を行ってデータを交換することを許容することができる。
図6は、様々な装置を有する電子機器600を示したが、理解すべきこととして、すべての示される装置を実施又は備えるように要求しない。より多く又はより少ない装置を代替的に実施又は備えることができる。
【0097】
特に、本開示の実施例によれば、上記フローチャートを参照して記述されるプロセスは、コンピュータソフトウェアプログラムに実現されてもよい。例えば、本開示の実施例は、コンピュータプログラム製品を含み、それは、非一時的なコンピュータ可読媒体に乗せられるコンピュータプログラムを含み、このコンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、このコンピュータプログラムは、通信装置609によってネットワークからダウンロードされ、インストールされ、又は記憶装置608からインストールされ、又はROM602からインストールされてもよい。このコンピュータプログラムが処理装置601によって実行される場合、本開示の実施例のドキュメント共有に基づくプロンプト方法に限定される上記機能を実行する。
【0098】
説明すべきこととして、本開示の上記のコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体又は上記両方のいずれかの組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光学、電磁気、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、又はいずれか以上の組み合わせであってもよいが、それらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、一つ又は複数の導線を有する電気的な接続、携帯型コンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去型プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、携帯型コンパクトリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は上記のいずれかの適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限らない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体は、プログラムを含み、又は記憶する任意の有形媒体であってもよく、このプログラムは、命令実行システム、装置又はデバイスによって使用され、又はそれと組み合わせて使用されてもよい。しかし、本開示において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンドに、又はキャリアの一部として伝播される、コンピュータで読み取り可能なプログラムコードが乗せれるデータ信号を含んでもよい。このように伝播されるデータ信号は、様々な形式を採用してもよいが、電磁信号、光信号又は上記のいずれか適切な組み合わせを含むが、それらに限らない。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、このコンピュータ可読信号媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスによって使用され、又はそれと組み合わせて使用されるためのプログラムを送信、伝播又は伝送してもよい。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体で伝送されてもよく、電線、光ケーブル、RF(無線周波数)など、又は上記のいずれか適切な組み合わせを含むが、それらに限らない。
【0099】
いくつかの実施の形態では、クライアント、サーバは、例えば、HTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキスト伝送プロトコル)のような任意の現在知られており、又は将来開発されるネットワークプロトコルを利用して通信してもよく、また、いずれかの形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と互いに接続してもよい。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、広域ネットワーク(「WAN」)、エクストラネット(例えば、インターネット)及びエンドツーエンドネットワーク(例えば、ad hocエンドツーエンドネットワーク)、及び任意の現在知られており、又は将来開発されるネットワークを含む。
【0100】
上記コンピュータ可読媒体は、上記電子機器に含まれるものであってもよく、単独で存在するが、この電子機器に組み立てられていないものであってもよい。
【0101】
上記コンピュータ可読媒体は、一つ又は複数のプログラムが乗せられており、上記一つ又は複数のプログラムがこの電子機器によって実行される場合、この電子機器は、第一のドキュメントをブラウザに表示する表示トリガー操作を受信し、前記第一のドキュメントの属性情報をサーバに送信し、前記サーバは、前記第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定した場合に予め設定されるプロンプト情報を前記ブラウザに送信するために用いられ、前記第二のドキュメントは、会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスに自発的に共有する共有ドキュメントであり、前記予め設定されるプロンプト情報を受信し、ブラウザに前記第一のドキュメントを提示すると同時に前記予め設定されるプロンプト情報を提示する。
【0102】
又は、上記コンピュータ可読媒体は、一つ又は複数のプログラムが乗せられており、上記一つ又は複数のプログラムがこの電子機器によって実行される場合、この電子機器は、ブラウザにより送信される第一のドキュメントの属性情報を取得し、前記第一のドキュメントの属性情報は、前記ブラウザが、前記第一のドキュメントをブラウザに表示する表示トリガー操作を受信した時に送信されるものであり、会議クライアントにより送信される第二のドキュメントの属性情報を取得し、前記第二のドキュメントの属性情報は、前記会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスに第二のドキュメントを自発的に共有する時に送信されるものであり、前記第一のドキュメントの属性情報と前記第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果を得て、前記比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定した場合、予め設定されるプロンプト情報を前記ブラウザに送信することで、前記ブラウザが前記第一のドキュメントを提示すると同時に前記予め設定されるプロンプト情報を提示する。
【0103】
本開示は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータによって実行される場合、前記コンピュータに上記いずれか一つの方法の実施例に示すドキュメント共有に基づくプロンプト方法を実現させる。
【0104】
本開示は、命令を含むコンピュータプログラムをさらに提供し、前記命令がプロセッサによって実行されると、前記プロセッサに上記いずれか一つの方法の実施例に示すドキュメント共有に基づくプロンプト方法を実現させる。
【0105】
一つ又は複数のプログラミング言語又はその組み合わせで本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを作成してもよく、上記プログラミング言語は、オプジェクト指向プログラミング言語-例えば、Java、Smalltalk、C++を含むが、それらに限らず、一般的な過程型プログラミング言語-例えば、「C」言語又は類似しているプログラミング言語をさらに含む。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータで実行し、一部がユーザのコンピュータで実行し、一つの独立したソフトウェアパッケージとして実行し、一部がユーザのコンピュータで、一部がリモートコンピュータで実行し、又は完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行してもよい。リモートコンピュータに関する場合、リモートコンピュータは、いずれかの種類のネットワークによって-ローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域網(WAN)を含む-ユーザのコンピュータに接続されてもよく、又は、外部コンピュータに接続されてもよい(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットによって接続される)。
【0106】
図面におけるフローチャートとブロック図は、本開示の様々な実施例によるシステム、方法とコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能と操作を示す。この点に関して、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、一つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を代表してもよく、このモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部には、規定される論理機能を実現するための一つ又は複数の実行可能な命令が含まれる。置き換えとしていくつかの実現において、ブロックに表記される機能が図面に表記される順序と異なる順序で発生してもよいことにも注意すべきである。例えば、連続して表す二つのブロックは、実際には基本的に並列に実行されてもよく、逆の順序で実行されることもあり、これは、関わる機能によって異なる。注意すべきこととして、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、規定される機能又は操作を実行する専用の、ハードウェアに基づくシステムで実現されてもよく、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実現されてもよい。
【0107】
本開示の実施例に記述される関わるユニットは、ソフトウェアの方式で実現されてもよく、ハードウェアの方式で実現されてもよい。ここで、モジュールの名称は、一つの場合に、このユニット自体に対する限定を構成するものではない。
【0108】
本明細書では、以上に記述される機能は、少なくとも部分的に一つ又は複数のハードウェア論理部材によって実行されてもよい。例えば、非限定的に、使用できる例示的なタイプのハードウェア論理部材は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、専用集積回路(ASIC)、専用規格製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、複雑なプログラマブルロジックデバイス(CPLD)などを含む。
【0109】
本開示の文脈では、マシン可読媒体は、有形の媒体であってもよく、それは、命令実行システム、装置又は機器が使用し、又は命令実行システム、装置又は機器と組み合わせて使用するプログラムを含み、又は記憶してもよい。マシン可読媒体は、マシン可読信号媒体又はマシン可読記憶媒体であってもよい。マシン可読媒体は、電子的、磁気的、光的、電磁気的、赤外線、又は半導体システム、装置又は機器、又は上記内容の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限らない。マシン可読記憶媒体のより具体的な例は、一つ又は複数の線に基づく電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、携帯型コンパクトリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光記憶機器、磁気記憶機器、又は上記内容の任意の合適組み合わせを含む。
【0110】
以上の記述は、本開示の好ましい実施例及び運用される技術的原理の説明に過ぎない。当業者であれば理解すべきこととして、本開示に関わる開示範囲は、上記技術的特徴の特定の組み合わせからなる技術案に限定されないとともに、上記開示構思を逸脱することなく、上記技術的特徴又はその同等の特徴を任意の組み合わせを行って形成される他の技術案に含まれるべきである。例えば、上記特徴は、本開示に開示される(限定されず)と類似している機能の技術的特徴を互いに置き換えて形成された技術案を有する。
【0111】
なお、特定の手順を採用して各操作を述べているが、これは、これらの操作が示される特定の手順又は順序の手順で実行されることを要求するように理解されるべきではない。一定の環境で、マルチタスクと並列処理は、有利である可能性がある。同様に、上記論述に若干の具体的な実現の詳細が含まれるが、これらが本開示の範囲に対する制限であると解釈すべきではない。個別の実施例の文脈で記述されるいくつかの特徴は、単一の実施例に組み合わせて実現されてもよい。逆に、単一の実施例の文脈で記述される様々な特徴は、単独で、又は任意の適切なサブ組み合わせの方式で複数の実施例に実現されてもよい。
【0112】
構造特徴及び/又は方法論理動作に特有の言語を採用して本テーマを記述したが、添付される特許請求の範囲に限定されるテーマが、必ずしも上記した特定の特徴又は動作に限定されないことが理解されるべきである。逆に、上述した特定の特徴と動作は、ただ特許請求の範囲の例示的な形式に過ぎない。
【要約】
本開示の実施例は、ドキュメント共有に基づくプロンプト方法、装置、機器、及び媒体に関し、この方法は、ブラウザに第一のドキュメントを表示する表示トリガー操作を受信するステップと、サーバに第一のドキュメントの属性情報を送信するステップであって、サーバは、第一のドキュメントの属性情報と第二のドキュメントの属性情報とを比較し、比較結果に基づいてプロンプト条件を満たすと決定する場合に、ブラウザに予め設定されているプロンプト情報を送信するように構成され、第二のドキュメントは、会議クライアントがリアルタイム会議インターフェイスによって自発的に共有する共有ドキュメントである、ステップと、予め設定されているプロンプト情報を受信し、ブラウザに第一のドキュメントを提示すると同時に予め設定されているプロンプト情報を提示するステップと、を含む。