特許 7608771 包装袋

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2024-12-23

(45)【発行日】2025-01-07

(54)【発明の名称】包装袋

(51)【国際特許分類】

   B65D 33/00 20060101AFI20241224BHJP

   B65D 33/25 20060101ALI20241224BHJP

   B65D 75/62 20060101ALI20241224BHJP

【ＦＩ】

B65D33/00 C

B65D33/25 A

B65D75/62 B

【請求項の数】 9

(21)【出願番号】P 2020169636

(22)【出願日】2020-10-07

(65)【公開番号】P2021062919

(43)【公開日】2021-04-22

【審査請求日】2023-09-20

(31)【優先権主張番号】P 2019187929

(32)【優先日】2019-10-11

(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP

(73)【特許権者】

【識別番号】000003193

【氏名又は名称】ＴＯＰＰＡＮホールディングス株式会社

(74)【代理人】

【識別番号】100149548

【弁理士】

【氏名又は名称】松沼 泰史

(74)【代理人】

【識別番号】100139686

【弁理士】

【氏名又は名称】鈴木 史朗

(74)【代理人】

【識別番号】100169764

【弁理士】

【氏名又は名称】清水 雄一郎

(74)【代理人】

【識別番号】100147267

【弁理士】

【氏名又は名称】大槻 真紀子

(72)【発明者】

【氏名】盧 和敬

【審査官】矢澤 周一郎

(56)【参考文献】

【文献】特開２０１９－１２３５３８（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２０１７－６１３３９（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２０１９－１５６４９１（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００７－３３１８０４（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００１－１５１２４６（ＪＰ，Ａ）

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｂ６５Ｄ ３３／００

Ｂ６５Ｄ ３３／２５

Ｂ６５Ｄ ７５／６２

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

第１のシート部と第２のシート部とが対向して密閉空間を形成し、前記密閉空間内に被包装物を収容し、前記第１のシート部及び前記第２のシート部に前記密閉空間にかかる切れ目が形成されることで開封される包装袋であって、
前記第１のシート部及び前記第２のシート部に略対向して形成され、前記密閉空間にかかって前記包装袋の第１の縁から第２の縁への経路上に形成されたミシン目状の第１切れ線を有する第１直進誘導ミシン目線と、
前記第１のシート部及び前記第２のシート部に略対向して形成され、前記密閉空間にかかって前記包装袋の第１の縁から第２の縁への経路上に形成されたミシン目状の第２切れ線を有し、前記第１直進誘導ミシン目線から略一定の距離に形成される第２直進誘導ミシン目線と、
ミシン目状の開封誘導線と、を備え、
前記開封誘導線は、
前記第１のシート部において、始点が前記第１切れ線の前記第２の縁側の端の近傍に形成され、終点が前記始点より前記第２の縁側の前記第２切れ線の前記第１の縁側の端の近傍に形成され、
前記第２のシート部において、始点が前記第１切れ線の前記第１の縁側の端の近傍に形成され、終点が前記始点より前記第１の縁側の前記第２切れ線の前記第２の縁側の端の近傍に形成される、
包装袋。

【請求項2】

前記第１直進誘導ミシン目線と前記第２直進誘導ミシン目線とに囲まれる範囲の外側に形成されるミシン目状の逸脱防止線を備え、
前記逸脱防止線は、前記第２直進誘導ミシン目線に対応して形成され、
前記第１のシート部において、始点が前記第２切れ線の前記第１の縁側の端の近傍に形成され、終点が前記始点より前記第１の縁側で前記第１切れ線から離間して形成され、
前記第２のシート部において、始点が前記第２切れ線の前記第２の縁側の端の近傍に形成され、終点が前記始点より前記第２の縁側で前記第１切れ線から離間して形成される、
請求項１に記載の包装袋。

【請求項3】

前記逸脱防止線に対応したミシン目状の逸脱止めミシン目線を備え、
前記逸脱止めミシン目線は、前記第１直進誘導ミシン目線及び前記第２直進誘導ミシン目線から略一定の距離に形成され、
始点が各々の前記逸脱防止線の前記終点の近傍に形成され、
終点が前記第１のシート部において前記第１の縁側の前記逸脱防止線の前記終点の近傍に形成され、前記第２のシート部において前記第２の縁側の前記逸脱防止線の前記終点の近傍に形成される、
請求項２に記載の包装袋。

【請求項4】

前記第１直進誘導ミシン目線及び前記第２直進誘導ミシン目線が前記第１の縁から前記第２の縁までを通り、前記第１の縁又は前記第２の縁において、前記第１直進誘導ミシン目線と前記第２直進誘導ミシン目線との間にノッチが形成される、
請求項１から請求項３のうちいずれか一項に記載の包装袋。

【請求項5】

前記切れ目により形成され、前記密閉空間を開封する開封口を閉じるシール部を備える、
請求項１から請求項４のうちいずれか一項に記載の包装袋。

【請求項6】

前記第１のシート部及び前記第２のシート部は、
前記密閉空間に対向する密閉層と、
前記密閉層の外側に積層される外装層と、を備える、
請求項１から請求項５のうちいずれか一項に記載の包装袋。

【請求項7】

前記密閉層はアルミニウム材を有する、
請求項６に記載の包装袋。

【請求項8】

隣接する前記開封誘導線の間隔は、少なくとも２個の前記第１切れ線の間隔又は少なくとも２個の前記第２切れ線の間隔よりも長く形成され、
隣接する前記開封誘導線の間において、
前記第１直進誘導ミシン目線側には、前記開封誘導線よりも短く形成された第１開封誘導補助線が少なくとも１つ形成され、
前記第２直進誘導ミシン目線側には、前記開封誘導線よりも短く形成された第２開封誘導補助線が少なくとも１つ形成されている、
請求項１から７のうちいずれか１項に記載の包装袋。

【請求項9】

前記切れ目により形成され、前記密閉空間を開封する開封口を閉じるシール部と、
前記第１直進誘導ミシン目線と前記第２直進誘導ミシン目線とに囲まれる範囲の外側に形成されるミシン目状の逸脱防止線と、
前記逸脱防止線に対応したミシン目状の逸脱止めミシン目線と、を備え、
前記第１直進誘導ミシン目線は、前記シール部に隣接して形成され、
前記逸脱防止線及び前記逸脱止めミシン目線は、前記第１直進誘導ミシン目線と前記シール部との間に形成されている、
請求項１から８のうちいずれか１項に記載の包装袋。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、包装袋に関する。

【背景技術】

【0002】

従来、ミシン目線（弱め線）が形成され、開封しやすい包装袋（包装用袋体）が発明されている。

【0003】

特許文献１に記載の包装用袋体は、開封を容易にするため、開封後にできる開封口につまみ部分を形成するために、包装用袋体を形成する第一の面と第二の面とに、開封方向に対して傾き開封方向に沿って並べられた第一弱め線、第二弱め線及び第三弱め線が設けられている。第一弱め線と第二弱め線とが互いに平行に形成され、第一弱め線と第二弱め線との間に形成される第三弱め線が第一弱め線及び第二弱め線とおよそ５０°から９０°の角をなすように形成されている。第三弱め線の形成領域内が開封開始点となるノッチが形成されている。

【0004】

また、第一弱め線、第二弱め線及び第三弱め線がそれぞれ第一の面と第二の面とで開封方向に関して対称的に傾いていることで、開封線が、第一の面と第二の面との一方では第一弱め線に誘導され第一弱め線に接しながら進行し、他方では第二弱め線に誘導され第二弱め線に接しながら進行する。そのため、第一弱め線と第二弱め線との距離の大きさに基づくつまみ部分が形成される。

【0005】

特許文献１に記載の包装用袋体は、開封を容易にするため、第一弱め線と第二弱め線との距離をとり、開封線の段差をつくり、十分な大きさの面積のつまみ部分を形成することを目的としている。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0006】

【文献】特許第４６４８６０５号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0007】

しかしながら、包装袋のミシン目線の形成領域が制限される場合や、ミシン目線の成形機の小型化による製造コスト低減等の観点から、開封線の段差が小さいことが好まれる場合がある。

【0008】

上記事情を踏まえ、本発明は、開封により形成されるつまみ部分の段差がより小さい包装袋を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0009】

本発明の第一の態様に係る包装袋は、第１のシート部と第２のシート部とが対向して密閉空間を形成し、前記密閉空間内に被包装物を収容し、前記第１のシート部及び前記第２のシート部に前記密閉空間にかかる切れ目が形成されることで開封される包装袋であって、前記第１のシート部及び前記第２のシート部に略対向して形成され、前記密閉空間にかかって前記包装袋の第１の縁から第２の縁への経路上に形成されたミシン目状の第１切れ線を有する第１直進誘導ミシン目線と、前記第１のシート部及び前記第２のシート部に略対向して形成され、前記密閉空間にかかって前記包装袋の第１の縁から第２の縁への経路上に形成されたミシン目状の第２切れ線を有し、前記第１直進誘導ミシン目線から略一定の距離に形成される第２直進誘導ミシン目線と、ミシン目状の開封誘導線と、を備え、前記開封誘導線は、前記第１のシート部において、始点が前記第１切れ線の前記第２の縁側の端の近傍に形成され、終点が前記始点より前記第２の縁側の前記第２切れ線の前記第１の縁側の端の近傍に形成され、前記第２のシート部において、始点が前記第１切れ線の前記第１の縁側の端の近傍に形成され、終点が前記始点より前記第１の縁側の前記第２切れ線の前記第２の縁側の端の近傍に形成される。

【発明の効果】

【0010】

本発明によれば、開封により形成されるつまみ部分の段差がより小さい包装袋を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【0011】

【図1】本発明の第一実施形態に係る包装袋の正面図である。

【図2】同包装袋の一部拡大図である。

【図3】同包装袋の展開図である。

【図4】同包装袋の断面図である。

【図5】同包装袋の拡大展開図である。

【図6】同包装袋の開封後の背面図である。

【図7】本発明の第二実施形態に係る包装袋の拡大展開図である。

【図8】本発明の第三実施形態に係る包装袋の拡大展開図である。

【図9】本発明の第四実施形態に係る包装袋の拡大展開図である。

【図10】本発明の第五実施形態に係る包装袋の拡大展開図である。

【発明を実施するための形態】

【0012】

以下、本発明の一実施形態について、図１から図６を参照しながら説明する。
本実施形態の包装袋１は、対向したシート状の部材により形成された密閉空間を有し、密閉空間内に湿布剤等の被包装物を収容する。包装袋１は、対向したシート状の部材に密閉空間にかかる切れ目が形成されることにより、開封される。

【0013】

図１に示すように、包装袋１は、第１のシート部１Ｆと、第２のシート部１Ｂと、を備える。第１のシート部１Ｆと第２のシート部１Ｂとは、互いに対向し、継ぎ合わせ部１Ｕが略周縁の位置を一周して密閉空間Ｓを形成する。なお、包装袋１は、別々に設けられた第１のシート部１Ｆと第２のシート部とを継ぎ合わせて形成してもよく、１枚のシート部材を折ることで向かい合った面を第１のシート部１Ｆ及び第２のシート部１Ｂとして継ぎ合わせて形成してもよい。

【0014】

図１、図２に示すように、包装袋１には、第１の縁１Ｅ１から第２の縁１Ｅ２への経路上に、密閉空間Ｓにかかり、ミシン目状の第１切れ線１１Ｂを有する第１直進誘導ミシン目線１１が形成される。

【0015】

包装袋１には、第１の縁１Ｅ１から第２の縁１Ｅ２への経路上に、密閉空間Ｓにかかり、ミシン目状の第２切れ線、各々の第１切れ線１１Ｂに対応するように形成されている。各々の第２切れ線１２Ｂは１２Ｂを有する第２直進誘導ミシン目線１２が形成される。各々の第２切れ線１２Ｂは、各々の第１切れ線１１Ｂと略一定の距離に形成されている。本実施形態では、第１切れ線１１Ｂと第２切れ線１２Ｂとは平行である。

【0016】

さらに、包装袋１には、各々の第１切れ線１１Ｂ及び各々の第２切れ線１２Ｂに対応したミシン目状の開封誘導線１３が形成される。開封誘導線１３は、第１切れ線１１Ｂあるいは第２切れ線１２Ｂのいずれかまたは両方と繋がっていることが好ましい。開封誘導線１３が第１切れ線１１Ｂあるいは第２切れ線１２Ｂのいずれかまたは両方と連続していることにより、開封誘導線１３から第１切れ線１１Ｂあるいは第２切れ線１２Ｂへ、開封時の切れ目が容易に移行する。

【0017】

第１直進誘導ミシン目線１１、第２直進誘導ミシン目線１２は、開封時の切れ目を第１切れ線１１Ｂ又は第２切れ線１２Ｂをなぞって形成されるように誘導する。開封誘導線１３は、開封時の切れ目が第１直進誘導ミシン目線１１又は第２直進誘導ミシン目線１２に向かうように誘導する。

【0018】

第１切れ線１１Ｂおよび第２切れ線１２Ｂにおけるミシン目の間隔は、例えば、０．２～１．２ｍｍに形成されている。上記ミシン目の間隔は、０．５～０．９ｍｍに形成されていることがより好ましい。上記ミシン目の間隔は、ミシン目加工基材の材質や厚さによって適宜変更される。上記ミシン目の間隔は、０．２ｍｍより狭いと加工基材が切れやすくなる。

【0019】

上記ミシン目の間隔は、０．９ｍｍより広くなると、特に紙基材を使用した場合においてカット端面が粗くなりやすく、切れ目が逸脱しやすくなる。更に、第１切れ線１１Ｂおよび第２切れ線１２Ｂにおけるミシン目の長さは、０．３～５．０ｍｍに形成されており、特に０．５～３．０ｍｍに形成されていることがより好ましい。

【0020】

図３は、包装袋１を、第１の縁１Ｅ１を通り密閉空間Ｓを対称的に展開する中心線Ｏに関して展開した図である。図３に示すように、第１直進誘導ミシン目線１１は、第１のシート部１Ｆと第２のシート部１Ｂとに、中心線Ｏに関して略対称的に形成されている。すなわち、包装袋１において、第１直進誘導ミシン目線１１は、第１のシート部１Ｆと第２のシート部１Ｂとに、略対向して形成される。

【0021】

同様に、第２直進誘導ミシン目線１２は、第１のシート部１Ｆと第２のシート部１Ｂとに、中心線Ｏに関して略対称的に形成されている。すなわち、包装袋１において、第２直進誘導ミシン目線１２は、第１のシート部１Ｆと第２のシート部１Ｂとに、略対向して形成される。

【0022】

開封誘導線１３は、第１のシート部１Ｆにおいて、始点１３Ｓが第１切れ線１１Ｂの第２の縁１Ｅ２側の端の近傍に形成され、終点１３Ｅが始点１３Ｓより第２の縁１Ｅ２側の第２切れ線１２Ｂの第１の縁１Ｅ１側の端の近傍に形成されている。

【0023】

開封誘導線１３は、第２のシート部１Ｂにおいて、始点１３Ｓが第１切れ線１１Ｂの第１の縁１Ｅ１側の端の近傍に形成され、終点１３Ｅが始点１３Ｓより第１の縁１Ｅ１側の第２切れ線１２Ｂの第２の縁１Ｅ２側の端の近傍に形成されている。第１直進誘導ミシン目線１１と第２直進誘導ミシン目線１２との間に形成された開封誘導線１３は、隣接する開封誘導線１３との間の間隔が、２．０ｍｍ～３０ｍｍに形成されていることが好ましい。隣接する開封誘導線１３の間隔が狭くなると、ミシン目加工基材が破断しやすくなる。開封誘導線の間隔が広くなると、開封時に開封誘導線１３に当たるまでの距離が長くなり、開封時に形成される段差の長さが短くなるほか、開封線がミシン目に従わず逸脱する可能性が高くなる。

【0024】

第１直進誘導ミシン目線１１と開封誘導線１３とがなす角αは、３０°以上、６０°以下とすることで、意図したとおりに安定的に開封することができ、略４５°が好ましい。なお、第２直進誘導ミシン目線１２は第１直進誘導ミシン目線１１と略一定の距離に形成されるため、第２直進誘導ミシン目線１２と開封誘導線１３とがなす角は角αにほぼ等しくなる。

【0025】

第１のシート部１Ｆ及び第２のシート部１Ｂの第１の縁１Ｅ１及び第２の縁１Ｅ２には、ノッチ１４が形成される。ノッチ１４は、第１直進誘導ミシン目線１１と第２直進誘導ミシン目線１２の間に形成される。

【0026】

図４に示すように、第１のシート部１Ｆ及び第２のシート部１Ｂは、密閉層ＳＬと、外装層ＯＬと、を備える。密閉層ＳＬは、密閉空間Ｓに対向する。外装層ＯＬは、密閉層ＳＬの外側に積層される。

【0027】

外装層ＯＬは、紙材やポリエチレンテレフタレート材で形成したシート等を用いることができる。外装層ＯＬには、上質紙、モゾウ紙、コート紙等の紙材を用いることができる。外装層ＯＬは、紙層間強度が高い上質紙が用いられることがより好ましい。外装層ＯＬには、ポリエチレンテレフタレートフィルムの他、延伸ポリプロピレンフィルム、延仲ナイロンフィルム、ポリオレフィン系フィルム等のフィルム基材が用いられる。密閉層ＳＬは、アルミニウム材をポリエチレン材で挟んで形成したシート等を用いることができる。

【0028】

密閉層ＳＬは、アルミ蒸着が施されたポリエチレンテレフタレート材やナイロン材等の材料が用いられる。開封時に外装層ＯＬに施されたミシン目加工に追従した切れ目により、第１のシート部１Ｆと第２のシート部１Ｂとが貼り合わされた包装袋１の開口に段差を形成するためには、アルミニウム材が用いられることが好ましい。

【0029】

外装層ＯＬと密閉層ＳＬとは、ドライラミネート、押出ラミネート、ノンソルラミネート等の既知の手法を用いて貼り合わされる。密閉層ＳＬ内面のシール層は、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、シクロオレフィンポリマー、シクロオレフィンコポリマー、ＰＥＴ等の熱シール性フィルムや押出樹脂により形成されてもよいし、アクリル系やエラストマー系のヒートシールニス剤をコートして形成されてもよい。

【0030】

密閉層ＳＬの内側には、ファスナー（シール部）１５が設けられる。ファスナー１５は公知の構造であり、凸部１５Ｖを凹部１５Ｃに押し込んで係合させることにより、開封後の開封口を閉じて包装袋１を密封する。ファスナー１５以外の構造を用いて開封口を閉じてもよい。

【0031】

第１直進誘導ミシン目線１１、第２直進誘導ミシン目線１２、及び開封誘導線１３は、ロータリーカッター、レーザー加工、又はピナクルダイハーフカット等を使用して形成される。

【0032】

アルミニウム材に密閉空間Ｓの密閉性や遮光性が要求されるため、第１直進誘導ミシン目線１１、第２直進誘導ミシン目線１２、及び開封誘導線１３は、アルミニウム材に及ばないように形成されることが好ましい。

【0033】

第１直進誘導ミシン目線１１、第２直進誘導ミシン目線１２、及び開封誘導線１３が形成される第１のシート部１Ｆ及び第２のシート部１Ｂの主体となる外装層ＯＬの厚さは、紙材を用いる場合は３０μｍ以上、１００μｍ以下とすることが好ましく、ポリエチレンテレフタレート材を用いる場合は１２μｍ以上、２５μｍ以下とすることが好ましい。

【0034】

次に、包装袋１の開封時の切れ目Ｂの形成過程について説明する。包装袋１は、対向した第１のシート部１Ｆと第２のシート部１Ｂとに、密閉空間Ｓにかかる切れ目Ｂが形成されることにより、開封される。図５は、第１の縁１Ｅ１から第２の縁１Ｅ２に向けて、ノッチ１４を起点として包装袋１を開封する場合を示している。図５は、包装袋１を、第１の縁１Ｅ１を通り密閉空間Ｓを対称的に展開する中心線Ｏに関して展開し、第１の縁１Ｅ１の付近を拡大した図である。

【0035】

図５に示すように、第１のシート部１Ｆにおいて、切れ目Ｂはまず、誘導を受けることなく、第１の縁１Ｅ１のノッチ１４から第２の縁１Ｅ２に向けて進行する。

【0036】

第２の縁１Ｅ２に向けて進行するうちに、切れ目Ｂは、開封誘導線１３に突き当たる。開封誘導線１３に突き当たると、切れ目Ｂは、開封誘導線１３に誘導され第２直進誘導ミシン目線１２に向かって進行する。

【0037】

第２直進誘導ミシン目線１２に近づくと、切れ目Ｂは、第２直進誘導ミシン目線１２に誘導され第２直進誘導ミシン目線１２をなぞって進行する。

【0038】

開封時の力加減等の要因により、切れ目Ｂが第２直進誘導ミシン目線１２から第１直進誘導ミシン目線１１側に外れる逸脱Ｄが生じた場合には、切れ目Ｂが再び開封誘導線１３に突き当たる。再び開封誘導線１３に突き当たった切れ目Ｂは、開封誘導線１３に誘導され第２直進誘導ミシン目線１２に向かって進行し、第２直進誘導ミシン目線１２に誘導され再び第２直進誘導ミシン目線１２をなぞって進行する。

【0039】

第１のシート部１Ｆにおいて、切れ目Ｂは、開封誘導線１３及び第２直進誘導ミシン目線１２に誘導されて第２の縁１Ｅ２に到達する。

【0040】

同様に、第２のシート部１Ｂにおいて、切れ目Ｂはまず、誘導を受けることなく、第１の縁１Ｅ１のノッチ１４から第２の縁１Ｅ２に向けて進行する。

【0041】

第２の縁１Ｅ２に向けて進行するうちに、切れ目Ｂは、開封誘導線１３に突き当たる。開封誘導線１３に突き当たると、切れ目Ｂは、開封誘導線１３に誘導され第１直進誘導ミシン目線１１に向かって進行する。

【0042】

第１直進誘導ミシン目線１１に近づくと、切れ目Ｂは、第１直進誘導ミシン目線１１に誘導され第１直進誘導ミシン目線１１をなぞって進行する。

【0043】

開封時の力加減等の要因により、切れ目Ｂが第１直進誘導ミシン目線１１から第２直進誘導ミシン目線１２側に外れる逸脱Ｄが生じた場合には、切れ目Ｂが再び開封誘導線１３に突き当たる。再び開封誘導線１３に突き当たった切れ目Ｂは、開封誘導線１３に誘導され第１直進誘導ミシン目線１１に向かって進行し、第１直進誘導ミシン目線１１に誘導され再び第１直進誘導ミシン目線１１をなぞって進行する。

【0044】

第２のシート部１Ｂにおいて、切れ目Ｂは、開封誘導線１３及び第１直進誘導ミシン目線１１に誘導されて第２の縁１Ｅ２に到達する。

【0045】

図６に示すように、包装袋１の開封時の切れ目Ｂは、第１のシート部１Ｆでは第２直進誘導ミシン目線１２を略なぞって形成され、第２のシート部１Ｂでは第１直進誘導ミシン目線１１を略なぞって形成される。

【0046】

第１直進誘導ミシン目線１１と第２直進誘導ミシン目線１２とが略一定の距離を有して形成されるため、第１のシート部１Ｆと第２のシート部１Ｂとで切れ目Ｂに段差ＤＬが生じる。第１のシート部１Ｆと第２のシート部１Ｂとの切れ目Ｂの段差ＤＬにより、つまみ部分Ｐが形成される。

【0047】

以上のような構成をとり運用される本実施形態の包装袋１は、第１のシート部１Ｆでは第２直進誘導ミシン目線１２を略なぞって切れ目Ｂが形成され、第２のシート部１Ｂでは第２直進誘導ミシン目線１２と略一定の距離を有する第１直進誘導ミシン目線１１を略なぞって切れ目Ｂが形成される。そのため、第１直進誘導ミシン目線１１と第２直進誘導ミシン目線１２との距離を小さくすることで、開封により形成されるつまみ部分Ｐの段差ＤＬがより小さくなる。

【0048】

次に、本発明の第二実施形態について、図７を参照しながら説明する。本実施形態の包装袋１０は、包装袋１と同様、対向したシート状の部材により形成された密閉空間を有し、密閉空間内に湿布剤等を包有し、対向したシート状の部材に密閉空間にかかる切れ目が形成されることにより、開封される。

【0049】

包装袋１０は、包装袋１の構成に加え、逸脱防止線１６が形成される。そのため、逸脱防止線１６について説明する。

【0050】

逸脱防止線１６は、第１のシート部１Ｆにおいて、開封時の切れ目Ｂが第１直進誘導ミシン目線１１と遠ざかる方向に外れる逸脱Ｄ２を防止する。

【0051】

図７に示すように、逸脱防止線１６は、第１直進誘導ミシン目線１１と第２直進誘導ミシン目線１２とに囲まれる範囲の外側に形成される。逸脱防止線１６は、第１のシート部１Ｆにおいて、始点１６Ｓが第２切れ線１２Ｂの第１の縁１Ｅ１側の端の近傍に形成され、終点１６Ｅが始点１６Ｓより第１の縁１Ｅ１側で第１切れ線１１Ｂから離間して形成される。

【0052】

逸脱防止線１６は、第２のシート部１Ｂにおいて、始点１６Ｓが第２切れ線１２Ｂの第２の縁１Ｅ２側の端の近傍に形成され、終点１６Ｅが始点１６Ｓより第２の縁１Ｅ２側で第１切れ線１１Ｂから離間して形成される。

【0053】

第２直進誘導ミシン目線１２と逸脱防止線１６とがなす角βは、３０°以上、６０°以下とすることで、意図したとおりに安定的に開封することができ、略４５°が好ましい。

【0054】

開封時の力加減等の要因により、第１のシート部１Ｆにおいて、切れ目Ｂが第１直進誘導ミシン目線１１と遠ざかる方向に外れる逸脱Ｄ２が生じた場合には、切れ目Ｂが逸脱防止線１６に突き当たる。逸脱防止線１６に突き当たった切れ目Ｂは、逸脱防止線１６に誘導され第２直進誘導ミシン目線１２に向かって進行し、第２直進誘導ミシン目線１２に誘導され再び第２直進誘導ミシン目線１２をなぞって進行する。

【0055】

以上のような構成をとり運用される本実施形態の包装袋１０は、第１のシート部１Ｆでは第２直進誘導ミシン目線１２を略なぞって切れ目Ｂが形成され、第２のシート部１Ｂでは第２直進誘導ミシン目線１２と略一定の距離を有する第１直進誘導ミシン目線１１を略なぞって切れ目Ｂが形成される。そのため、第１直進誘導ミシン目線１１と第２直進誘導ミシン目線１２との距離を小さくすることで、開封により形成されるつまみ部分Ｐの段差ＤＬがより小さくなる。さらに、逸脱防止線１６により、第１のシート部１Ｆにおいて、開封時の切れ目Ｂが第１直進誘導ミシン目線１１と遠ざかる方向に外れる逸脱Ｄ２が防止される。

【0056】

次に、本発明の第三実施形態について、図８を参照しながら説明する。本実施形態の包装袋２０は、包装袋１と同様、対向したシート状の部材により形成された密閉空間を有し、密閉空間内に湿布剤等を包有し、対向したシート状の部材に密閉空間にかかる切れ目が形成されることにより、開封される。

【0057】

包装袋２０は、包装袋１０の構成に加え、逸脱止めミシン目線１７が形成される。そのため、逸脱止めミシン目線１７について説明する。

【0058】

逸脱止めミシン目線１７は、第１のシート部１Ｆにおいて、開封時の切れ目Ｂが第１直進誘導ミシン目線１１と遠ざかる方向に外れる逸脱Ｄ２が生じ、逸脱防止線１６による誘導に失敗した場合に、切れ目Ｂを逸脱止めミシン目線１７になぞって進行するよう誘導する。

【0059】

図８に示すように、逸脱止めミシン目線１７は、第１直進誘導ミシン目線１１及び第２直進誘導ミシン目線１２から略一定の距離に形成され、始点１７Ｓが各々の逸脱防止線１６の終点１６Ｅの近傍に形成される。逸脱止めミシン目線１７は、終点１７Ｅが、第１のシート部１Ｆにおいて第１の縁１Ｅ１側の逸脱防止線１６の終点１６Ｅの近傍に形成され、第２のシート部１Ｂにおいて第２の縁１Ｅ２側の逸脱防止線１６の終点１６Ｅの近傍に形成される。

【0060】

開封時の力加減等の要因により、第１のシート部１Ｆにおいて、切れ目Ｂが第１直進誘導ミシン目線１１と遠ざかる方向に外れる逸脱Ｄ２が生じ、逸脱防止線１６による誘導に失敗した場合には、切れ目Ｂが逸脱止めミシン目線１７に突き当たる。逸脱止めミシン目線１７に突き当たった切れ目Ｂは、逸脱止めミシン目線１７に誘導され逸脱止めミシン目線１７をなぞって進行する。

【0061】

以上のような構成をとり運用される本実施形態の包装袋２０は、第１のシート部１Ｆでは第２直進誘導ミシン目線１２を略なぞって切れ目Ｂが形成され、第２のシート部１Ｂでは第２直進誘導ミシン目線１２と略一定の距離を有する第１直進誘導ミシン目線１１を略なぞって切れ目Ｂが形成される。そのため、第１直進誘導ミシン目線１１と第２直進誘導ミシン目線１２との距離を小さくすることで、開封により形成されるつまみ部分Ｐの段差ＤＬがより小さくなる。逸脱防止線１６により、第１のシート部１Ｆにおいて、開封時の切れ目Ｂが第１直進誘導ミシン目線１１と遠ざかる方向に外れる逸脱Ｄ２が防止される。

【0062】

さらに、逸脱止めミシン目線１７により、第１のシート部１Ｆにおいて、開封時の切れ目Ｂが第１直進誘導ミシン目線１１と遠ざかる方向に外れる逸脱Ｄ２が生じ、逸脱防止線１６による誘導に失敗した場合に、切れ目Ｂを逸脱止めミシン目線１７になぞって進行するよう誘導する。

【0063】

次に、本発明の第四実施形態について、図９を参照しながら説明する。本実施形態の包装袋３０は、包装袋１と同様、対向したシート状の部材により形成された密閉空間を有し、密閉空間内に湿布剤等を包有し、対向したシート状の部材に密閉空間にかかる切れ目が形成されることにより、開封される。

【0064】

包装袋３０は、包装袋１の構成に加え、直進補助線１１Ａが形成される。そのため、直進補助線１１Ａについて説明する。

【0065】

直進補助線１１Ａ，１２Ａは、第１のシート部１Ｆ及び第２のシート部１Ｂにおいて、開封時の切れ目Ｂが第１直進誘導ミシン目線１１及び第２直進誘導ミシン目線１２をなぞって進行するよう誘導する。

【0066】

図９に示すように、直進補助線１１Ａは、第１のシート部１Ｆ及び第２のシート部１Ｂにおいて、隣り合う第１切れ線１１Ｂの間に形成され、直進補助線１２Ａは、隣り合う第２切れ線１２Ｂの間に形成される。直進補助線１１Ａは、隣り合う第１切れ線１１Ｂの端部を結ぶ線に略重なるように形成され、直進補助線１２Ａは、隣り合う第２切れ線１２Ｂの端部を結ぶ線に略重なるように形成される。

【0067】

以上のような構成をとり運用される本実施形態の包装袋３０は、第１のシート部１Ｆでは第２直進誘導ミシン目線１２を略なぞって切れ目Ｂが形成され、第２のシート部１Ｂでは第２直進誘導ミシン目線１２と略一定の距離を有する第１直進誘導ミシン目線１１を略なぞって切れ目Ｂが形成される。そのため、第１直進誘導ミシン目線１１と第２直進誘導ミシン目線１２との距離を小さくすることで、開封により形成されるつまみ部分Ｐの段差ＤＬがより小さくなる。さらに、直進補助線１１Ａ，１２Ａにより、開封時の切れ目Ｂが第１直進誘導ミシン目線１１及び第２直進誘導ミシン目線１２をなぞって進行しやすくなる。

【0068】

次に、本発明の第五実施形態について説明する。第五実施形態の包装袋４０は、第１実施形態の包装袋１と同様に、対向した第１のシート部１Ｆ及び第２のシート部１Ｂにより形成されている。

【0069】

図１０に示すように、包装袋４０は、包装袋１の構成に比して、開封誘導線１３が間引かれて形成されている。第１のシート部１Ｆ及び第２のシート部１Ｂにおいて、隣接する開封誘導線１３の間隔は、少なくとも連続する２個の第１切れ線１１Ｂの間隔又は少なくとも連続する２個の第２切れ線１２Ｂの間隔よりも長く形成されている。隣接する開封誘導線１３の間において、第１直進誘導ミシン目線１１側には、開封誘導線１３よりも短く形成された第１開封誘導補助線１３Ａが少なくとも１つ形成されている。第１開封誘導補助線１３Ａは、例えば、開封誘導線１３と平行に形成されている。

【0070】

隣接する開封誘導線１３の間において、第２直進誘導ミシン目線１２側には、開封誘導線１３よりも短く形成された第２開封誘導補助線１３Ｂが少なくとも１つ形成されている。第２開封誘導補助線１３Ｂは、例えば、開封誘導線１３と平行に形成されている。第２開封誘導補助線１３Ｂの個数は、例えば、第１開封誘導補助線１３Ａと同じ個数に形成されている。第２開封誘導補助線１３Ｂの個数は、第１開封誘導補助線１３Ａと異なる個数に形成されていてもよい。

【0071】

第１開封誘導補助線１３Ａ及び第２開封誘導補助線１３Ｂは、第１直進誘導ミシン目線１１および第２直進誘導ミシン目線１２から生じる切れ目から段差が形成され易くなるように補助する。開封誘導線１３と第１直進誘導ミシン目線１１とのなす角αは、上記の所定角度になるように形成されている。

【0072】

第１直進誘導ミシン目線１１と第２直進誘導ミシン目線１２との間の距離を調整することにより、開封により形成されるつまみ部分Ｐ（図６参照）の段差ＤＬ（図６参照）の大きさを調整することができる。

【0073】

隣接する第１切れ線１１Ｂの間には、直進補助線１１Ａ（図９参照）が形成されていてもよい。直進補助線１１Ａが形成されていることにより、開封時の切れ目Ｂが第１直進誘導ミシン目線１１をなぞって進行しやすくなる。

【0074】

隣接する第２切れ線１２Ｂの間には、直進補助線１２Ａ（図９参照）が形成されていてもよい。直進補助線１２Ａが形成されていることにより、開封時の切れ目Ｂが第２直進誘導ミシン目線１２をなぞって進行しやすくなる。

【0075】

上記構成により包装袋４０は、第１のシート部１Ｆでは第２直進誘導ミシン目線１２を略なぞって切れ目Ｂが形成される。切れ目Ｂは、第２直進誘導ミシン目線１２から第１直進誘導ミシン目線１１側に外れる逸脱Ｄが生じても第２開封誘導補助線１３Ｂが形成されていることにより、第２直進誘導ミシン目線１２側に戻される。切れ目Ｂは、第２開封誘導補助線１３Ｂを逸脱しても開封誘導線１３に案内されて第２直進誘導ミシン目線１２側に戻される。

【0076】

第２のシート部１Ｂでは、第２直進誘導ミシン目線１２と略一定の距離を有する第１直進誘導ミシン目線１１を略なぞって切れ目Ｂが形成される。切れ目Ｂは、第２直進誘導ミシン目線１２側に逸脱しても第１開封誘導補助線１３Ａが形成されていることにより、第１直進誘導ミシン目線１１側に戻される。切れ目Ｂは、第１開封誘導補助線１３Ａを逸脱しても開封誘導線１３に案内されて第１直進誘導ミシン目線１１側に戻される。

【0077】

隣接する開封誘導線１３の間において、第１開封誘導補助線１３Ａ及び第２開封誘導補助線１３Ｂは、少なくとも１つ連続して配置してもよい。隣接する開封誘導線１３の間の距離を増加させるのに伴い、第１開封誘導補助線１３Ａ及び第２開封誘導補助線１３Ｂの連続数を増加させると、基材を破れにくくすると共に、加工を容易にすることができる。

【0078】

第１直進誘導ミシン目線１１は、ファスナー１５に隣接して形成されている。第１直進誘導ミシン目線１１と第２直進誘導ミシン目線１２とにより形成される切れ目Ｂにより、密閉空間には開封口が形成される。開封口は、ファスナー１５により閉じられる。第１直進誘導ミシン目線１１とファスナー１５との間には、逸脱防止線１６（図７参照）と逸脱止めミシン目線１７（図８参照）が形成されていてもよい。

【0079】

第１のシート部１Ｆでは第２直進誘導ミシン目線１２を略なぞって切れ目Ｂが形成される。逸脱防止線１６が形成されていることにより、切れ目Ｂは、第２直進誘導ミシン目線１２から外れ、更に第１直進誘導ミシン目線１１を外れて逸脱Ｄ３が生じても逸脱防止線１６に案内されて逸脱止めミシン目線１７を略なぞって切れ目Ｘが形成される。切れ目Ｘが形成されると、切れ目Ｂとの間により段差を形成することができる。

【0080】

第２のシート部１Ｂでは第１直進誘導ミシン目線１１を略なぞって切れ目Ｂが形成される。逸脱防止線１６が形成されていることにより、切れ目Ｂは、第１直進誘導ミシン目線１１から外れ、逸脱Ｄが生じても逸脱防止線１６に案内されて第１直進誘導ミシン目線１１に戻る。

【0081】

以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせなども含まれる。

【0082】

例えば、対応する開封誘導線１３が形成されない第１切れ線１１Ｂ及び第２切れ線１２Ｂがあってもよい。第１切れ線１１Ｂと、第２切れ線１２Ｂと、開封誘導線１３と、は形成される数が等しくなくてもよい。

【0083】

第１直進誘導ミシン目線１１、第２直進誘導ミシン目線１２及び開封誘導線１３は、第１の縁１Ｅ１又は第２の縁１Ｅ２には形成されず、第１のシート部１Ｆ及び第２のシート部１Ｂの密閉空間Ｓにかかる部分のみに形成されてもよい。

【0084】

第１直進誘導ミシン目線１１、第２直進誘導ミシン目線１２及び開封誘導線１３は、複数の組を略並列させて第１のシート部１Ｆ及び第２のシート部１Ｂに形成してもよい。

【0085】

開封誘導線１３は、第１直進誘導ミシン目線１１又は第２直進誘導ミシン目線１２とつながっていてもよい。

【0086】

逸脱防止線１６は、第２直進誘導ミシン目線１２又は逸脱止めミシン目線１７とつながっていてもよい。

【0087】

各線がつながっている場合は、開封時の切れ目が線から線へ直接進行し、逸脱が抑制され、包装袋をきれいに開封することが可能となる。

【0088】

各線がつながっていない場合は、外装層ＯＬにおけるミシン目線が形成された部分が少なくなり、外装層ＯＬの強度が向上する。外装層ＯＬの強度が向上することにより、ミシン目線の形成や包装体の形成時に生じる張力に対して外装層ＯＬが破断しにくくなる。

【0089】

逸脱防止線１６は、第１直進誘導ミシン目線１１に対して形成されてもよい。

【符号の説明】

【0090】

１、１０、２０、３０、４０ 包装袋
１Ｂ 第２のシート部
１Ｅ１ 第１の縁
１Ｅ２ 第２の縁
１Ｆ 第１のシート部
１Ｕ 継ぎ合わせ部
１１ 第１直進誘導ミシン目線
１１Ａ、１２Ａ 直進補助線
１１Ｂ 第１切れ線
１２ 第２直進誘導ミシン目線
１２Ｂ 第２切れ線
１３ 開封誘導線
１３Ｅ 終点
１３Ｓ 始点
１６ 逸脱防止線
１６Ｅ 終点
１６Ｓ 始点
１７ 逸脱止めミシン目線
１７Ｅ 終点
１７Ｓ 始点
Ｂ 切れ目
Ｄ、Ｄ２、Ｄ３ 逸脱
ＤＬ 段差
ＯＬ 外装層
Ｐ つまみ部分
Ｓ 密閉空間
ＳＬ 密閉層

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】