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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-23
(45)【発行日】2025-01-07
(54)【発明の名称】半導体装置
(51)【国際特許分類】
   H10D 12/00 20250101AFI20241224BHJP
   H10D 30/66 20250101ALI20241224BHJP
【FI】
H01L29/78 655G
H01L29/78 652Q
H01L29/78 655A
H01L29/78 652D
H01L29/78 652B
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020185411
(22)【出願日】2020-11-05
(65)【公開番号】P2022074956
(43)【公開日】2022-05-18
【審査請求日】2023-10-16
(73)【特許権者】
【識別番号】000005234
【氏名又は名称】富士電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】井上 正範
【審査官】杉山 芳弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-004003(JP,A)
【文献】特開2019-192764(JP,A)
【文献】特開2022-038003(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 29/739
H01L 29/78
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板と、
前記半導体基板の上方に設けられた素子電極と、
前記素子電極と電気的に接続された素子電極パッドと、
複数の接続箇所において、前記素子電極パッドと接続する3つ以上のワイヤと
を備え、
前記半導体基板は、前記半導体基板の上面において前記素子電極と対向し、配列方向に配列された第1導電型のエミッタ領域を有し、
いずれかの前記ワイヤの接続箇所の下方における前記エミッタ領域の密度は、他のいずれかの前記ワイヤの接続箇所の下方における前記エミッタ領域の密度と異なり、
他のワイヤに挟まれている前記ワイヤの接続箇所の下方における前記エミッタ領域の密度は、前記他のワイヤの接続箇所の少なくとも一つの下方における前記エミッタ領域の密度より高い
半導体装置。
【請求項2】
半導体基板と、
前記半導体基板の上方に設けられた素子電極と、
前記素子電極と電気的に接続された素子電極パッドと、
複数の接続箇所において、前記素子電極パッドと接続するワイヤと
を備え、
前記半導体基板は、前記半導体基板の上面において前記素子電極と対向し、配列方向に配列された第1導電型のエミッタ領域を有し、
いずれかの前記ワイヤの接続箇所の下方における前記エミッタ領域の密度は、他のいずれかの前記ワイヤの接続箇所の下方における前記エミッタ領域の密度と異なり、
前記配列方向における前記エミッタ領域を離散的に配置することで、前記エミッタ領域の密度を変化させる
半導体装置。
【請求項3】
半導体基板と、
前記半導体基板の上方に設けられた素子電極と、
前記素子電極と電気的に接続された素子電極パッドと、
複数の接続箇所において、前記素子電極パッドと接続するワイヤと
を備え、
前記半導体基板は、前記半導体基板の上面において前記素子電極と対向し、配列方向に配列された第1導電型のエミッタ領域を有し、
いずれかの前記ワイヤの接続箇所の下方における前記エミッタ領域の密度は、他のいずれかの前記ワイヤの接続箇所の下方における前記エミッタ領域の密度と異なり、
前記ワイヤは、外部電極と接続する接続部を有し、
前記接続部との距離が大きいほど前記ワイヤの接続箇所の下方における前記エミッタ領域の密度は、高く、
前記接続部との距離が最も小さい前記ワイヤの接続箇所の下方にも、前記エミッタ領域が設けられている
半導体装置。
【請求項4】
前記配列方向と垂直な延伸方向における前記エミッタ領域を離散的に配置することで、前記エミッタ領域の密度を変化させる
請求項1からのいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記ワイヤの接続箇所と前記半導体装置の端との距離に基づいて、前記エミッタ領域の密度を変化させる
請求項1からのいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記半導体基板の上面において前記配列方向と垂直な延伸方向に延伸して設けられた複数のゲート電極と、
2つの前記複数のゲート電極の間に設けられた第導電型のコンタクト領域と
を備え、
前記延伸方向において、前記コンタクト領域が離散的に配置されている
請求項1からのいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記コンタクト領域は、前記延伸方向において前記エミッタ領域に挟まれている
請求項に記載の半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、素子電極上にワイヤを設け、ワイヤを通して素子電極と外部電極を接続する半導体装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1 国際公開第2018-225571号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
半導体装置において、破壊耐量を向上することが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、半導体装置を提供する。半導体装置は、半導体基板を備えてよい。半導体装置は、素子電極を備えてよい。素子電極は、半導体基板の上方に設けられてよい。半導体装置は、素子電極パッドを備えてよい。素子電極パッドは、素子電極と電気的に接続されてよい。半導体装置は、ワイヤを備えてよい。ワイヤは、複数の接続箇所において、素子電極パッドと接続してよい。半導体基板は、第1導電型のエミッタ領域を有してよい。エミッタ領域は、半導体基板の上面において素子電極と対向してよい。エミッタ領域は、配列方向に配列されてよい。いずれかのワイヤの接続箇所の下方におけるエミッタ領域の密度は、他のいずれかのワイヤの接続箇所の下方におけるエミッタ領域の密度と異なってよい。
【0005】
ワイヤは、接続部を有してよい。接続部は、外部電極と接続してよい。接続部との距離が大きいほどワイヤの接続箇所の下方におけるエミッタ領域の密度は、高くてよい。
【0006】
半導体装置は、3つ以上のワイヤを備えてよい。他のワイヤに挟まれているワイヤの接続箇所の下方におけるエミッタ領域の密度は、他のワイヤの接続箇所の少なくとも一つの下方におけるエミッタ領域の密度より高くてよい。
【0007】
配列方向におけるエミッタ領域を離散的に配置することで、エミッタ領域の密度を変化させてよい。
【0008】
配列方向と垂直な延伸方向におけるエミッタ領域を離散的に配置することで、エミッタ領域の密度を変化させてよい。
【0009】
ワイヤの接続箇所と半導体装置の端部との距離に基づいて、エミッタ領域の密度を変化させてよい。
【0010】
半導体装置は、複数のゲート電極を備えてよい。複数のゲート電極は、半導体基板の上面において配列方向と垂直な延伸方向に延伸して設けられてよい。半導体装置は、第1導電型のコンタクト領域を備えてよい。第1導電型のコンタクト領域は、2つのゲート電極の間に設けられてよい。延伸方向において、コンタクト領域が離散的に配置されていてよい。
【0011】
コンタクト領域は、延伸方向においてエミッタ領域に挟まれていてよい。
【0012】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】半導体装置100の一例を示す平面図である。
図2】ワイヤ60の接続箇所62を示す図である。
図3】領域94-1における半導体装置100の構成の一例を示す図である。
図4】領域94-2における半導体装置100の構成の一例を示す図である。
図5】平面図におけるエミッタ領域12の配置の一例を説明する図である。
図6】平面図におけるエミッタ領域12の配置の他の例を説明する図である。
図7】領域94-1における半導体装置100の構成の他の例を示す図である。
図8】領域94-2における半導体装置100の構成の他の例を示す図である。
図9】平面図におけるエミッタ領域12の配置の他の例を説明する図である。
図10】平面図におけるエミッタ領域12の配置の他の例を説明する図である。
図11】平面図におけるエミッタ領域12の配置の他の例を説明する図である。
図12】平面図におけるエミッタ領域12の配置の他の例を説明する図である。
図13】領域94-1における半導体装置100の構成の他の例を示す図である。
図14】領域94-2における半導体装置100の構成の他の例を示す図である。
図15】平面図におけるエミッタ領域12の配置の他の例を説明する図である。
図16】平面図におけるエミッタ領域12の配置の他の例を説明する図である。
図17】半導体装置200の一例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0015】
図1は、半導体装置100の一例を示す平面図である。本例の半導体装置100は、半導体素子を含む。半導体素子は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であってよい。半導体素子は、MOSFET(Metal Oxide semiconductor field effect transistor)であってもよい。本例の半導体装置100の半導体素子は、IGBTである。半導体装置100は、図1の平面図において、ゲートパッド54、素子電極パッド56、複数のワイヤ60および保護膜70を備える。半導体装置100には、半導体素子を有する半導体基板80(図2を参照)が設けられる。半導体基板80には、後述するエミッタ領域が設けられてよい。
【0016】
本明細書では、ゲートパッド54および素子電極パッド56が載置されている半導体基板80の面をxy面とし、xy面と垂直な面をz軸とする。本明細書では、z軸方向において半導体基板80からゲートパッド54および素子電極パッド56に向かう方向を上、逆の方向を下と称するが、上および下の方向は、重力方向に限定されない。また本明細書では、各部材の面のうち、上側の面を上面、下側の面を下面と称する。また、半導体装置100のx軸方向における端を端24(24-1、24-2)とする。半導体装置100のy軸方向における端を端26(26-1、26-2)とする。
【0017】
半導体基板80の上方には、保護膜70が設けられている。保護膜70は、半導体基板80を保護する。保護膜70は、有機材料であってよい。保護膜70は、例えば、ポリイミド系の高分子材料である。保護膜70は、開口90を有する。開口90の内側において、保護膜70は設けられない。図1の例では、保護膜70は、開口90-1および開口90-2を有する。
【0018】
ゲートパッド54は、半導体基板80の上方に設けられる。図1の例では、開口90-1の内側にゲートパッド54は設けられる。ゲートパッド54は、半導体素子のゲート電極と電気的に接続する。ゲートパッド54は、半導体素子のゲート電極に所定の電圧を印加する。ゲートパッド54は、金属材料であってよい。ゲートパッド54は、例えば、アルミニウムを主成分とする合金である。
【0019】
素子電極パッド56は、半導体基板80の上方に設けられる。図1の例では、開口90-2の内側に素子電極パッド56は設けられる。素子電極パッド56は、半導体基板80の上面に設けられた素子電極と電気的に接続する。素子電極は、一例として、エミッタ電極である。素子電極パッド56および素子電極は、金属材料であってよい。素子電極パッド56は、ワイヤ60を接続しやすいように、素子電極と別の金属材料としてもよい。素子電極パッド56は、ワイヤ60を接続するのに不都合が無ければ、素子電極と同じ金属材料としてもよい。素子電極パッド56および素子電極は、例えば、アルミニウムを主成分とする合金である。
【0020】
ワイヤ60は、複数の接続箇所62において、素子電極パッド56と接続する。図1の例では、ワイヤ60-1は、接続箇所62-1および接続箇所62-2において、素子電極パッド56と接続する。ワイヤ60-1は、端部64-1および接続部66-1を有する。端部64-1は、ワイヤ60-1の一方の端であり、接続部66-1は、ワイヤ60-1の他方の端である。接続部66-1は、外部電極92と接続する。接続箇所62-1は、ワイヤ60-1上における接続部66-1側の接続箇所であり、接続箇所62-2は、ワイヤ60-1上における端部64-1側の接続箇所である。ここで、接続部66-1側とは、端部64-1と比べて接続部66-1との距離が小さいことを示す。また、距離とは、空間的な直線距離ではなく、ワイヤ60-1に沿った電気経路長である。
【0021】
また、図1の例では、ワイヤ60-2は、接続箇所62-3および接続箇所62-4において、素子電極パッド56と接続する。ワイヤ60-2は、端部64-2および接続部66-2を有する。端部64-2は、ワイヤ60-2の一方の端であり、接続部66-2は、ワイヤ60-2の他方の端である。接続部66-2は、外部電極92と接続する。接続箇所62-3は、ワイヤ60-2上における接続部66-2側の接続箇所であり、接続箇所62-4は、ワイヤ60-2上における端部64-2側の接続箇所である。ここで、接続部66-2側とは、端部64-2と比べて接続部66-2との距離が小さいことを示す。また、距離とは、空間的な直線距離ではなく、ワイヤ60-2に沿った電気経路長である。
【0022】
外部電極92から、ワイヤ60-1およびワイヤ60-2を介して、素子電極パッド56に所定の電圧が印加される。本例において、ワイヤ60-1は、接続箇所62-1および接続箇所62-2において、素子電極パッド56に接続している。また、ワイヤ60-1は、接続箇所62-3および接続箇所62-4において、素子電極パッド56に接続している。このため、接続箇所が一か所の場合と比べて、電流の集中を緩和することができる。図1では、2本のワイヤを示しているが、半導体装置100は、より多くのワイヤ60を有してよい。
【0023】
接続箇所62-1、接続箇所62-3は、接続部66側に設けられている。したがって、接続箇所62-2、接続箇所62-4を流れる電流は、それぞれ接続箇所62-1、接続箇所62-3を介するため、接続箇所62-1、接続箇所62-3は、接続箇所62-2、接続箇所62-4と比べて、電流が集中しやすく温度が高くなりやすい。よって、接続箇所62-1、接続箇所62-3では、温度上昇に起因した破壊が生じやすくなる。
【0024】
本例では、いずれかのワイヤ60の接続箇所62の下方におけるエミッタ領域の密度は、他のいずれかのワイヤ60の接続箇所62の下方におけるエミッタ領域の密度と異なる。つまり、ワイヤ60の接続箇所62の下方におけるエミッタ領域の密度を、接続箇所62毎に異ならせている。例えば、電流の集中する接続箇所62の下方におけるエミッタ領域の密度を低くしている。エミッタ領域の密度については、後述する。エミッタ領域の密度を異ならせることにより、電流が集中しやすい接続箇所62-1、接続箇所62-3におけるエミッタ領域の密度を低くすることができる。したがって、温度上昇に起因した破壊耐量(例えば、FBSOA耐量)を向上することができる。
【0025】
半導体装置100において、接続部66との距離が大きいほどワイヤ60の接続箇所62の下方におけるエミッタ領域の密度は高くてよい。接続部66との距離とは、接続部66との空間的な直線距離ではなく、ワイヤ60に沿った電気経路長である。接続箇所62-2の下方におけるエミッタ領域の密度は、接続箇所62-1の下方におけるエミッタ領域の密度より高くてよい。また、接続箇所62-4の下方におけるエミッタ領域の密度は、接続箇所62-3の下方におけるエミッタ領域の密度より高くてよい。接続部66との距離が大きいほど、電流は集中しにくくなる。したがって、接続部66との距離が大きいほどワイヤ60の接続箇所62におけるエミッタ領域の密度を高めることにより、電流の集中を抑えることができる。
【0026】
また、ワイヤ60の接続箇所62と半導体装置100の端との距離に基づいて、エミッタ領域の密度を変化させてよい。ワイヤ60の接続箇所62と半導体装置100の端24-1との距離に基づいて、エミッタ領域の密度を変化させてよい。ワイヤ60の接続箇所62と半導体装置100の端24-2との距離に基づいて、エミッタ領域の密度を変化させてもよい。ワイヤ60の接続箇所62と半導体装置100の端26-1との距離に基づいて、エミッタ領域の密度を変化させてもよい。ワイヤ60の接続箇所62と半導体装置100の端26-2との距離に基づいて、エミッタ領域の密度を変化させてもよい。接続箇所62と半導体装置100の端との距離は、接続箇所62と半導体装置100の端との空間的な最短距離であってよい。また、接続箇所62と、半導体装置100の端との距離は、他の接続箇所62が存在しない方向における距離である。例えば、接続箇所62-1と接続箇所62-2が図1のように並んで配置されている場合、接続箇所62-1と半導体装置100の端との距離は、接続箇所62-1と端26-2との距離である。同様に、接続箇所62-2と半導体装置100の端との距離は、接続箇所62-2と端26-1との距離である。例えば、ワイヤ60の接続箇所62と半導体装置100の端との距離が大きいほど、ワイヤ60の接続箇所62の下方におけるエミッタ領域の密度を低くする。半導体装置100の端との距離が大きい接続箇所62ほど、広い領域から電流が流れ込み電流が集中しやすくなる。このため、ワイヤ60の接続箇所62と半導体装置100の端との距離に基づいてエミッタ領域を変化させても、電流の集中を抑えることができる。
【0027】
図2は、ワイヤ60の接続箇所62を示す図である。図2では、ワイヤ60-1の接続箇所62-1および接続箇所62-2を模式的に示している。また、図2では、素子電極パッド56および半導体基板80の間に配置される素子電極、ゲート電極等を省略している。また、ワイヤ60-1は、保護膜70の開口90-2に設けられている。ワイヤ60は、接続箇所62において素子電極パッド56に押し付けられることで、素子電極パッド56に接合してよい。また、ワイヤ60の接合時に、接続箇所62に超音波が印加されてよく、接続箇所62が加熱されてもよい。また、ワイヤ60は、はんだ等の導電材料により素子電極パッド56に接合してもよい。この場合、接続箇所62は、はんだ等の導電材料を含む部分である。ワイヤ60は、金属材料であってよい。ワイヤ60は、素子電極パッド56への接合方法にあわせて適切な材料を用いてよい。ワイヤ60を素子電極パッド56に接合する際、素子電極パッド56がアルミニウムを主成分とする合金であり、かつ、接続箇所62に超音波が印加されさらに加熱される場合、ワイヤ60の材料は、例えば、アルミニウムであってよい。ワイヤ60の直径は、流れる電流にあわせて適宜選択されてよい。ワイヤ60の直径は、例えば、300μm~700μmの範囲内の大きさである。
【0028】
図2に示すように、接続箇所62は、幅を有して設けられる。図2の例では、接続箇所62-1は、幅W1を有する。つまり、接続箇所62-1は、幅W1の長さで素子電極パッド56と接続している。接続箇所62-2は、幅W2を有する。つまり、接続箇所62-2は、幅W2の長さで素子電極パッド56と接続している。また、接続箇所62の下方の領域を領域94とする。図2では、領域94をハッチングで示している。接続箇所62-1の下方の領域は、領域94-1である。領域94-1も、幅W1を有する。また、接続箇所62-2の下方の領域は、領域94-2である。領域94-2も、幅W2を有する。領域94-1に配置されるエミッタ領域の密度と、領域94-2に配置されるエミッタ領域の密度を異ならせることで、温度上昇に起因した破壊耐量を向上することができる。
【0029】
図3は、領域94-1における半導体装置100の構成の一例を示す図である。図3の半導体装置100は、半導体基板80の上面21にゲート電極40が設けられたプレナーゲート型のIGBTである。半導体装置100は、ゲート電極40がトレンチに埋め込まれたトレンチゲート型のIGBTであってもよい。図3の例において、半導体装置100は、ゲート電極40、素子電極52、素子電極パッド56、ワイヤ60-1および半導体基板80を備える。
【0030】
半導体基板80は、エミッタ領域12、ベース領域14、ドリフト領域18およびコレクタ領域20を有する。半導体基板80の上面21には、ベース領域14が選択的に形成される。また、ベース領域14と半導体基板80の下面23の間には、ドリフト領域18が設けられる。本例のドリフト領域18は第1導電型であり、ベース領域14は第2導電型である。本例においては、第1導電型をN型、第2導電型をP型として説明する。ただし、第1導電型をP型、第2導電型をN型としてもよい。本例のドリフト領域18はN型であり、ベース領域14はP型である。
【0031】
半導体基板80の上面21には、ドリフト領域18よりも不純物濃度の高い第1導電型のエミッタ領域12が形成される。本例のエミッタ領域12はN型である。図3の例では、複数のエミッタ領域12が、配列方向(x軸方向)に離散的に配列されている。なお図3の例では、エミッタ領域12の配列方向が、図2に示したワイヤ60-1の延伸方向(y軸方向)と直交する例(x軸方向)を示しているが、エミッタ領域12の配列方向はx軸方向に限定されない。エミッタ領域12の配列方向は、ワイヤの延伸方向に対して任意の角度を有してよい。エミッタ領域12は、半導体基板80の上面21において素子電極52と対向する。また、半導体基板80の下面23には、ベース領域14よりも不純物濃度の高い第2導電型のコレクタ領域20が形成される。本例のコレクタ領域20はP型である。また、半導体装置100には、半導体基板80の下面23において、コレクタ領域20と対向するコレクタ電極(不図示)が設けられる。
【0032】
ゲート電極40は、半導体基板80の上面21に設けられている。また、ゲート電極40は、配列方向と垂直な延伸方向に延伸している。ゲート電極40は、絶縁膜42およびゲート導電部44を有する。絶縁膜42は、半導体を酸化または窒化して形成してよい。ゲート導電部44は、絶縁膜42よりも内側に形成される。つまり絶縁膜42は、ゲート導電部44と半導体基板80とを絶縁する。ゲート導電部44は、例えば、ポリシリコン等の導電材料で形成される。
【0033】
ゲート導電部44は、少なくともベース領域14と対向する領域を含む。本例のゲート導電部44は、半導体基板80の上面21においてエミッタ領域12とドリフト領域18との間のベース領域14と対向して配置されている。それぞれのゲート導電部44は、ゲートパッド54に電気的に接続される。ゲートパッド54を介してゲート電極40に所定の電圧が印加されると、ゲート電極40と対向するベース領域14の表層にチャネルが形成される。また、エミッタ領域12の少なくとも一部は、ゲート導電部44と対向して設けられてよい。図3の例では、エミッタ領域12の少なくとも一部は、ゲート電極40の絶縁膜42と対向している。
【0034】
素子電極52は、半導体基板80の上方に設けられる。図3の例では、素子電極52は、半導体基板80の上面21に設けられている。素子電極52は、半導体基板80の上面21にバリア層を介して設けられてもよい。素子電極52は、半導体基板80の上面21において、エミッタ領域12およびベース領域14と対向している。また、素子電極52とゲート導電部44は、絶縁膜42によって絶縁されている。
【0035】
図3の例において、素子電極52の上方には、素子電極パッド56およびワイヤ60(ワイヤ60-1)が設けられる。ワイヤ60-1は、接続箇所62-1において素子電極パッド56と接続している。
【0036】
本例において、配列方向におけるエミッタ領域12を離散的に配置することで、エミッタ領域12の密度を変化させている。本例では、配列方向におけるエミッタ領域12間の距離D1を変化させる。また、配列方向におけるベース領域14の幅L1を変化させてもよい。配列方向におけるエミッタ領域12間の距離D1が大きくなるほど電流の集中を低減し、温度上昇を抑えることができる。
【0037】
図4は、領域94-2における半導体装置100の構成の一例を示す図である。領域94-2においては、ワイヤ60-1が接続箇所62-2において素子電極パッド56と接続している点で、図3に示した構造と異なる。また、領域94-2においては、エミッタ領域12間の距離がD2であり、ベース領域14の幅がL2である点で図3に示した構造と異なる。領域94-2における上記以外の構成は、図3に示した領域94-1と同一であってよい。
【0038】
領域94-2のエミッタ領域12間の距離D2は、領域94-1のエミッタ領域12間の距離D1と異なる。したがって、ワイヤ60の接続箇所62の下方におけるエミッタ領域12の密度を、接続箇所62毎に異ならせることができる。図3および図4の例では、D1>D2である。すなわち、領域94-2におけるエミッタ領域12の密度は、領域94-1におけるエミッタ領域12の密度よりも高い。
【0039】
図5は、平面図におけるエミッタ領域12の配置の一例を説明する図である。図3または図4は、図5のa-a'断面の一例である。図5において、半導体基板80の上面21におけるエミッタ領域12、ベース領域14およびドリフト領域18を示している。また、ゲート電極40をハッチングで示している。
【0040】
本例において、配列方向におけるエミッタ領域12を離散的に配置するとともに、延伸方向におけるエミッタ領域12を離散的に配置することで、エミッタ領域12の密度を変化させている。図5の例では、延伸方向はy軸方向である。
【0041】
図5の例では、延伸方向におけるエミッタ領域12の幅をL3、延伸方向におけるエミッタ領域12間の間隔をL4とする。L4は、L3より大きくてよい。一例として、L3:L4=1:3である。L3とL4の比を調整することで、電流の集中を低減し、温度上昇を抑えることができる。エミッタ領域12の密度を下げる場合、L4に対するL3の比を小さくすればよい。エミッタ領域12の密度を上げる場合、L4に対するL3の比を大きくすればよい。
【0042】
図6は、平面図におけるエミッタ領域12の配置の他の例を説明する図である。図3または図4は、図6のb-b'断面の一例である。図6において、延伸方向におけるエミッタ領域12の幅がL5、延伸方向におけるエミッタ領域12間の間隔がL6である点で、図5とは異なる。図6のそれ以外の構成は、図5と同一であってよい。
【0043】
図6の例では、L6は、L5と同一であってよい。±10%以内の誤差を有する場合も同一であるとしてよい。図6の例では、図5の例に比べて、L6に対するL5の比が大きいので、エミッタ領域12の密度が図5の例よりも高い。図5および図6に示すように、L5とL6の比を調整することで、電流の集中を低減し、温度上昇を抑えることができる。なお、延伸方向におけるエミッタ領域12の幅は、延伸方向におけるエミッタ領域12の間隔より大きくてもよい。
【0044】
図3または図4は、図5図6の断面の一例であると説明したが、接続箇所62毎にエミッタ領域12の幅と間隔の比率を変化させてよい。例えば、領域94-1においては、図5のようにL3:L4=1:3でエミッタ領域12を配置し、領域94-2においては、図6のようにL5:L6=1:1でエミッタ領域12を配置してもよい。このように、接続箇所62毎にエミッタ領域12の幅と間隔の比率を変化させることで、接続箇所62毎に延伸方向におけるエミッタ領域12の密度を変化させることができる。
【0045】
図7は、領域94-1における半導体装置100の構成の他の例を示す図である。図7の半導体装置100は、半導体基板80の上面21において、コンタクト領域15を備える点で、図3の半導体装置100とは異なる。図7のそれ以外の構成は、図3と同一であってよい。
【0046】
コンタクト領域15は、半導体基板80の上面21において、2つのゲート電極40の間に設けられている。また、コンタクト領域15は、エミッタ領域12の間に設けられてよい。つまり、本例において、コンタクト領域15は、ゲート電極40と対向していない。コンタクト領域15は、素子電極52と接続している。本例のコンタクト領域15は、ベース領域14よりも不純物濃度の高い第2導電型である。本例のコンタクト領域15はP型である。また、配列方向におけるエミッタ領域12間の距離D1は、配列方向におけるコンタクト領域15の幅と等しい。
【0047】
図8は、領域94-2における半導体装置100の構成の他の例を示す図である。図8の半導体装置100は、半導体基板80の上面21において、コンタクト領域15を備える点で、図4の半導体装置100とは異なる。図8のそれ以外の構成は、図4と同一であってよい。また、配列方向におけるエミッタ領域12間の距離D2は、配列方向におけるコンタクト領域15の幅と等しい。
【0048】
図3図4と同様に、領域94-2のエミッタ領域12間の距離D2は、領域94-1のエミッタ領域12間の距離D1と異なる。したがって、ワイヤ60の接続箇所62の下方におけるエミッタ領域12の密度を、接続箇所62毎に異ならせることができる。図8図7の例では、D1>D2である。
【0049】
図9は、平面図におけるエミッタ領域12の配置の他の例を説明する図である。図7または図8は、図9のc-c'断面の一例である。図9において、コンタクト領域15を備える点で、図5とは異なる。図9のそれ以外の構成は、図5と同一であってよい。コンタクト領域15を備える場合でも、L3とL4の比を調整することで、電流の集中を低減し、温度上昇を抑えることができる。
【0050】
図10は、平面図におけるエミッタ領域12の配置の他の例を説明する図である。図7または図8は、図10のd-d'断面の一例である。図10において、コンタクト領域15を備える点で、図6とは異なる。図10のそれ以外の構成は、図6と同一であってよい。コンタクト領域15を備える場合でも、L5とL6の比を調整することで、電流の集中を低減し、温度上昇を抑えることができる。
【0051】
図11は、平面図におけるエミッタ領域12の配置の他の例を説明する図である。図7または図8は、図11のe-e'断面の一例である。図11において、コンタクト領域15が延伸方向において離散的に設けられる点、図9図10とは異なる。図11のそれ以外の構成は、図9図10と同一であってよい。なお、延伸方向におけるコンタクト領域15の間には、エミッタ領域12が設けられる。つまり、コンタクト領域15は、延伸方向においてエミッタ領域12に挟まれている。図11の例では、エミッタ領域12は、はしご状に設けられている。
【0052】
図11の例では、延伸方向におけるコンタクト領域15の幅をL7、延伸方向におけるコンタクト領域15間の間隔をL8とする。L8に対するL7の比は、大きくてよい。一例として、L7:L8=3:1である。L7とL8の比を調整することで、エミッタ領域12の密度を変化させることができる。
【0053】
図12は、平面図におけるエミッタ領域12の配置の他の例を説明する図である。図7または図8は、図12のf-f'断面の一例である。図12において、コンタクト領域15が延伸方向において離散的に設けられる点、図9図10とは異なる。図12のそれ以外の構成は、図9図10と同一であってよい。なお、延伸方向におけるコンタクト領域15の間には、エミッタ領域12が設けられる。図12の例では、エミッタ領域12は、はしご状に設けられている。
【0054】
図12の例では、延伸方向におけるコンタクト領域15の幅をL9、延伸方向におけるコンタクト領域15間の間隔をL10とする。L10に対するL9の比は、小さくてよい。一例として、L9:L10=1:3である。L9とL10の比を調整することで、エミッタ領域12の密度を変化させることができる。図11図12は、図9図10に比べゲート電極40間の幅を狭く製造することが可能なため、半導体装置100の微細化に有効である。
【0055】
図13は、領域94-1における半導体装置100の構成の他の例を示す図である。図13の半導体装置100は、半導体基板80の上面21において、コンタクト領域15の代わりにエミッタ領域12を備える点で、図7の半導体装置100とは異なる。図13のそれ以外の構成は、図7と同一であってよい。
【0056】
図14は、領域94-2における半導体装置100の構成の他の例を示す図である。図14の半導体装置100は、半導体基板80の上面21において、コンタクト領域15の代わりにエミッタ領域12を備える点で、図8の半導体装置100とは異なる。図14のそれ以外の構成は、図8と同一であってよい。図13図14において、エミッタ領域12は、半導体基板80の上面21において、2つのゲート電極40間に連続して設けられている。
【0057】
図15は、平面図におけるエミッタ領域12の配置の他の例を説明する図である。図13または図14は、図15のg-g'断面の一例である。図15において、エミッタ領域12が2つのゲート電極40間に連続して設けられている点で、図9図10とは異なる。図15のそれ以外の構成は、図9図10と同一であってよい。エミッタ領域12が2つのゲート電極40間に連続して設けられている場合でも、L11とL12の比を調整することで、電流の集中を低減し、温度上昇を抑えることができる。
【0058】
図16は、平面図におけるエミッタ領域12の配置の他の例を説明する図である。図13または図14は、図16のh-h'断面の一例である。図16において、エミッタ領域12が2つのゲート電極40間に連続して設けられている点で、図9図10とは異なる。図16のそれ以外の構成は、図9図10と同一であってよい。エミッタ領域12が2つのゲート電極40間に連続して設けられている場合でも、L13とL14の比を調整することで、電流の集中を低減し、温度上昇を抑えることができる。また、図15図16において、エミッタ領域12およびコンタクト領域15が延伸方向において離散的に設けられる。図15図16は、図11図12と同様に、図9図10に比べゲート電極40間の幅を狭く製造することが可能なため、半導体装置100の微細化に有効である。
【0059】
図17は、半導体装置200の一例を示す平面図である。図17の半導体装置200は、3つ以上のワイヤ60を備える点で、図1の半導体装置100と異なる。図17の半導体装置200のそれ以外の構成は、図1の半導体装置100と同一であってよい。
【0060】
半導体装置200は、ワイヤ60-1、ワイヤ60-2およびワイヤ60-3を備える。図17の例では、ワイヤ60-3は、接続箇所62-5および接続箇所62-6において、素子電極パッド56と接続する。ワイヤ60-3は、端部64-3および接続部66-3を有する。端部64-3は、ワイヤ60-3の一方の端であり、接続部66-3は、ワイヤ60-3の他方の端である。接続部66-3は、外部電極92と接続する。接続箇所62-5は、ワイヤ60-3上における接続部66-3側の接続箇所であり、接続箇所62-6は、ワイヤ60-3上における端部64-3側の接続箇所である。また、ワイヤ60-2は、ワイヤ60-1およびワイヤ60-3に配列方向において挟まれている。
【0061】
他のワイヤ60に挟まれているワイヤ60の接続箇所62の下方におけるエミッタ領域12の密度は、他のワイヤ60の接続箇所62の少なくとも一つの下方におけるエミッタ領域12の密度より高くてよい。つまり、ワイヤ60-2の接続箇所62の下方におけるエミッタ領域12の密度は、ワイヤ60-1およびワイヤ60-3の接続箇所62の少なくとも一つの下方におけるエミッタ領域12の密度より高くてよい。図17の例では、接続箇所62-3の下方におけるエミッタ領域12の密度は、接続箇所62-1の下方におけるエミッタ領域12の密度より高くてよい。また、接続箇所62-3の下方におけるエミッタ領域12の密度は、接続箇所62-5の下方におけるエミッタ領域12の密度より高くてよい。他のワイヤ60-1、60-3に挟まれているワイヤ60-2は、電流が集中しにくいため、エミッタ領域12の密度を高くすることにより、電流の集中を低減し、温度上昇を抑えることができる。
【0062】
また、接続箇所62-4の下方におけるエミッタ領域12の密度は、ワイヤ60-1およびワイヤ60-3の接続箇所の少なくとも一つの下方におけるエミッタ領域12の密度より高くてよい。接続箇所62-4の下方におけるエミッタ領域12の密度は、接続箇所62-2の下方におけるエミッタ領域12の密度より高くてよい。接続箇所62-4の下方におけるエミッタ領域12の密度は、接続箇所62-6の下方におけるエミッタ領域12の密度より高くてよい。接続箇所62-4の下方におけるエミッタ領域12の密度は、接続箇所62-1の下方におけるエミッタ領域12の密度より高くてよい。接続箇所62-4の下方におけるエミッタ領域12の密度は、接続箇所62-1の下方におけるエミッタ領域12の密度より低くてもよい。接続箇所62-4の下方におけるエミッタ領域12の密度は、接続箇所62-5の下方におけるエミッタ領域12の密度より高くてよい。接続箇所62-4の下方におけるエミッタ領域12の密度は、接続箇所62-5の下方におけるエミッタ領域12の密度より低くてもよい。
【0063】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0064】
12・・エミッタ領域、14・・ベース領域、15・・コンタクト領域、18・・ドリフト領域、20・・コレクタ領域、21・・上面、23・・下面、24・・端、26・・端、40・・ゲート電極、42・・絶縁膜、44・・ゲート導電部、52・・素子電極、54・・ゲートパッド、56・・素子電極パッド、60・・ワイヤ、62・・接続箇所、64・・端部、66・・接続部、70・・保護膜、80・・半導体基板、90・・開口、92・・外部電極、94・・領域、100・・半導体装置、200・・半導体装置
図1
図2
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図5
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図8
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図10
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