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特許7609072第1の無線局、第2の無線局、コアネットワークノード、移動端末、システム、方法、及びコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-23
(45)【発行日】2025-01-07
(54)【発明の名称】第1の無線局、第2の無線局、コアネットワークノード、移動端末、システム、方法、及びコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/08 20090101AFI20241224BHJP
   H04W 4/44 20180101ALI20241224BHJP
   H04W 92/22 20090101ALI20241224BHJP
【FI】
H04W36/08
H04W4/44
H04W92/22
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2021543694
(86)(22)【出願日】2020-08-20
(86)【国際出願番号】 JP2020031490
(87)【国際公開番号】W WO2021044863
(87)【国際公開日】2021-03-11
【審査請求日】2023-07-04
(31)【優先権主張番号】P 2019163369
(32)【優先日】2019-09-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100141519
【弁理士】
【氏名又は名称】梶田 邦之
(72)【発明者】
【氏名】二木 尚
(72)【発明者】
【氏名】田村 利之
【審査官】田部井 和彦
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/171941(WO,A1)
【文献】国際公開第2019/050500(WO,A1)
【文献】特表2020-506566(JP,A)
【文献】特開2019-110381(JP,A)
【文献】特開2017-183875(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0182730(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
DB名 3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の無線局であって、
飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から前記第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御する制御手段と、
前記第2の無線局から送信される前記ハンドオーバのための要求メッセージ受信をトリガとして開始される前記ハンドオーバに必要な手順とは無関係に、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを前記第2の無線局へ送信する処理をトリガする通信処理手段と、
を備え
前記ハンドオーバの受け入れに関する前記情報は、前記移動端末の飛行に関する飛行関連情報に基づいて、前記移動端末のための無線リソースが確保されていることを示す情報を含む、
第1の無線局。
【請求項2】
前記通信処理手段は、
前記メッセージを前記第2の無線局へ直接送信することにより、又は、
コアネットワークノードを介して前記メッセージを前記第2の無線局へ送信することにより、又は、
前記メッセージを前記第2の無線局へ送信するコアネットワークノードへ、前記メッセージ及び前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含む他のメッセージの少なくともいずれかを送信することにより、
前記メッセージを前記第2の無線局へ送信する処理をトリガする、
請求項1に記載の第1の無線局。
【請求項3】
前記通信処理手段は、前記第2の無線局への前記メッセージの送信前には、前記要求メッセージを受信することなく、前記第2の無線局へ前記メッセージを送信した場合に、前記要求メッセージを受信する、請求項1又は2に記載の第1の無線局。
【請求項4】
前記通信処理手段は、前記第2の無線局への前記メッセージの送信前だけではなく、前記第2の無線局への前記メッセージの送信後も、前記要求メッセージを受信しない、請求項1又は2に記載の第1の無線局。
【請求項5】
前記メッセージは、前記第2の無線局及び前記移動端末による前記ハンドオーバの実行をトリガする、請求項4に記載の第1の無線局。
【請求項6】
前記メッセージは、前記第2の無線局が前記ハンドオーバの実行のためのメッセージを前記移動端末へ送信するのをトリガする、請求項4又は5に記載の第1の無線局。
【請求項7】
前記通信処理手段は、コアネットワークノードから送信される前記ハンドオーバのための要求メッセージを受信し、前記コアネットワークノードから送信される当該要求メッセージの受信に応じて、前記メッセージを前記第2の無線局へ送信し、
前記コアネットワークノードから送信される前記要求メッセージは、前記第2の無線局から前記コアネットワークノードへ送信されず、前記コアネットワークノードにより生成されるメッセージである、
請求項1~6のいずれか1項に記載の第1の無線局。
【請求項8】
前記制御手段は、前記第1の無線局における前記移動端末のための前記無線リソースを確保する
請求項1~7のいずれか1項に記載の第1の無線局。
【請求項9】
飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、
前記第2の無線局から送信される前記ハンドオーバのための要求メッセージ受信をトリガとして開始される前記ハンドオーバに必要な手順とは無関係に、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを前記第2の無線局へ送信することと、
を含み、
前記ハンドオーバの受け入れに関する前記情報は、前記移動端末の飛行に関する飛行関連情報に基づいて、前記移動端末のための無線リソースが確保されていることを示す情報を含む、
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、第1の無線局、第2の無線局、コアネットワークノード、移動端末、システム、方法、及びコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ドローンを用いた物資配送、監視及び農薬散布等が検討されている。また、遠隔からドローンを制御するために、移動体通信ネットワークを使用することも検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、無人航空機(UAV)が基地局のセルの負荷を推定し、推定される当該負荷に基づいてサービス要件を達成できるかを予測し、この予測に基づいて移動を調整するという技術が、開示されている。例えば、特許文献2には、飛行装置の飛行を制御する管理装置が、複数の基地局の通信状況の履歴を参照して、当該飛行装置に割り当て可能な無線リソースを推定し、当該無線リソースが必要な無線リソースよりも大きくなるように上記飛行装置の飛行ルートを設定する技術が、開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特表2017-528931号公報
【文献】特開2019-059258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記特許文献1に開示されている技術、及び、上記特許文献2に開示されている技術では、推定に基づいて飛行経路が調整されるので、推定と実際の状況との間にギャップがある場合には通信を継続することが困難になり得る。その結果、例えば飛行中のドローンを制御できなくなり、安全性を保証できなくなり得る。
【0006】
本開示の目的は、飛行中の移動端末と継続的に通信することをより容易にする第1の無線局、第2の無線局、コアネットワークノード、移動端末、システム、方法、及びコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様(aspect)に係る第1の無線局は、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から上記第1の無線局への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御する制御部と、上記第2の無線局から送信される上記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを上記第2の無線局へ送信する処理をトリガする通信処理部と、を備える。
【0008】
本開示の一態様に係る第2の無線局は、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、上記第2の無線局から第1の無線局への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御する制御部と、上記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信する第1通信処理部と、を備える。
【0009】
本開示の一態様に係るコアネットワークノードは、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのための要求メッセージを生成する制御部と、上記要求メッセージを上記第2の無線局から受信することなく、上記要求メッセージを上記第1の無線局へ送信する通信処理部と、を備え、上記要求メッセージは、上記第1の無線局が、上記第2の無線局から送信される上記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを上記第2の無線局へ送信するのを、トリガする。
【0010】
本開示の一態様に係る移動端末は、飛行経路情報に従った上記移動端末の移動を制御する飛行制御部と、第2の無線局の第2のセルから第1の無線局の第1のセルへの上記移動端末のハンドオーバにおいて、上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのために、上記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信する上記第2の無線局と、通信する通信処理部と、を備える。
【0011】
本開示の一態様に係るシステムは、第1の無線局と、第2の無線局と、を含み、上記第1の無線局及び上記第2の無線局は、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、上記第2の無線局から上記第1の無線局への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御し、上記第1の無線局は、上記第2の無線局から送信される上記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを上記第2の無線局へ送信し、上記第2の無線局は、上記要求メッセージを送信することなく、上記メッセージを受信する。
【0012】
本開示の一態様に係る方法は、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、上記第2の無線局から送信される上記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを上記第2の無線局へ送信することと、を含む。
【0013】
本開示の一態様に係る方法は、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、上記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信することと、を含む。
【0014】
本開示の一態様に係る方法は、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのための要求メッセージを生成することと、上記要求メッセージを上記第2の無線局から受信することなく、上記要求メッセージを上記第1の無線局へ送信することと、を含み、上記要求メッセージは、上記第1の無線局が、上記第2の無線局から送信される上記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを上記第2の無線局へ送信するのを、トリガする。
【0015】
本開示の一態様に係る方法は、飛行経路情報に従った移動端末の移動を制御することと、第2の無線局の第2のセルから第1の無線局の第1のセルへの上記移動端末のハンドオーバにおいて、上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのために、上記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信する上記第2の無線局と、通信することと、を含む。
【0016】
本開示の一態様に係る方法は、第1の無線局及び第2の無線局において、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、上記第2の無線局から上記第1の無線局への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、上記第1の無線局において、上記第2の無線局から送信される上記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを上記第2の無線局へ送信することと、上記第2の無線局において、上記要求メッセージを送信することなく、上記メッセージを受信することと、を含む。
【0017】
本開示の一態様に係るプログラムは、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、上記第2の無線局から送信される上記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを上記第2の無線局へ送信することと、をプロセッサに実行させる。
【0018】
本開示の一態様に係るプログラムは、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、上記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信することと、をプロセッサに実行させる。
【0019】
本開示の一態様に係るプログラムは、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのための要求メッセージを生成することと、上記要求メッセージを上記第2の無線局から受信することなく、上記要求メッセージを上記第1の無線局へ送信することと、をプロセッサに実行させ、上記要求メッセージは、上記第1の無線局が、上記第2の無線局から送信される上記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを上記第2の無線局へ送信するのを、トリガする。
【0020】
本開示の一態様に係るプログラムは、飛行経路情報に従った移動端末の移動を制御することと、第2の無線局の第2のセルから第1の無線局の第1のセルへの上記移動端末のハンドオーバにおいて、上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのために、上記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信する上記第2の無線局と、通信することと、をプロセッサに実行させる。
【0021】
本開示の一態様に係るコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体は、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、上記第2の無線局から送信される上記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを上記第2の無線局へ送信することと、をプロセッサに実行させるプログラムを記録している。
【0022】
本開示の一態様に係るコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体は、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、上記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信することと、をプロセッサに実行させるプログラムを記録している。
【0023】
本開示の一態様に係るコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体は、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのための要求メッセージを生成することと、上記要求メッセージを上記第2の無線局から受信することなく、上記要求メッセージを上記第1の無線局へ送信することと、をプロセッサに実行させるプログラムを記録しており、上記要求メッセージは、上記第1の無線局が、上記第2の無線局から送信される上記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを上記第2の無線局へ送信するのを、トリガする。
【0024】
本開示の一態様に係るコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体は、飛行経路情報に従った移動端末の移動を制御することと、第2の無線局の第2のセルから第1の無線局の第1のセルへの上記移動端末のハンドオーバにおいて、上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのために、上記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信する上記第2の無線局と、通信することと、をプロセッサに実行させるプログラムを記録している。
【発明の効果】
【0025】
本開示の各態様によれば、飛行中の移動端末と継続的に通信することがより容易になる。なお、本開示の各態様により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本開示の態様に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。
図2】本開示の態様に係るシステム1の概略的な構成のより具体的な例を示す説明図である。
図3】飛行経路情報に従った移動端末の移動の例を説明するための説明図である。
図4】本開示の態様に係る管制装置の概略的な構成の例を示すブロック図である。
図5】本開示の態様に係る第1のコアネットワークノードの概略的な構成の例を示すブロック図である。
図6】本開示の態様に係る第2のコアネットワークノードの概略的な構成の例を示すブロック図である。
図7】本開示の態様に係る第3のコアネットワークノードの概略的な構成の例を示すブロック図である。
図8】本開示の態様に係る無線局の概略的な構成の例を示すブロック図である。
図9】本開示の態様に係る移動端末の概略的な構成の例を示すブロック図である。
図10】本開示の態様の概要を説明するための説明図である。
図11】第1の態様に係るケイパビリティ情報の送受信の処理の概略的な流れの例を説明するためのシーケンス図である。
図12】第1の態様に係るリソース情報の送受信の処理の概略的な流れの例を説明するための第1のシーケンス図である。
図13】第1の態様に係るリソース情報の送受信の処理の概略的な流れの例を説明するための第2のシーケンス図である。
図14】第1の態様の第4の変形例に係るリソース情報の送受信の処理の概略的な流れの例を説明するためのシーケンス図である。
図15】第2の態様に係る無線リソースの確保の処理の概略的な流れの例を説明するための第1のシーケンス図である。
図16】第2の態様に係る無線リソースの確保の処理の概略的な流れの例を説明するための第2のシーケンス図である。
図17】第2の態様の第2の変形例に係る無線リソースの確保の処理の概略的な流れの例を説明するためのシーケンス図である。
図18】第3の態様に係る処理の概略的な流れの例を説明するためのシーケンス図である。
図19】第4の態様に係るHandover Ready Notificationメッセージの送信の第1の例を説明するためのシーケンス図である。
図20】第4の態様に係るHandover Ready Notificationメッセージの送信の第2の例を説明するためのシーケンス図である。
図21】第4の態様に係るHandover Ready Notificationメッセージの送信の第3の例を説明するためのシーケンス図である。
図22】第3の態様に係るハンドオーバの処理の概略的な流れの例を説明するためのシーケンス図である。
図23】第3の態様の第3の変形例に係るハンドオーバの処理の概略的な流れの例を説明するためのシーケンス図である。
図24】第4の態様に係る移動端末の飛行経路の変更の通知の第1の例を説明するためのシーケンス図である。
図25】第4の態様に係る移動端末の飛行経路の変更の通知の第2の例を説明するためのシーケンス図である。
図26】第4の態様に係る管制装置への飛行経路変更の通知の第2の例を説明するためのシーケンス図である。
図27】第4の態様に係る移動端末の着陸のための処理の第1の例を説明するためのシーケンス図である。
図28】第4の態様に係る移動端末の着陸のための処理の第2の例を説明するためのシーケンス図である。
図29】第4の態様に係る移動端末の着陸のための処理の第3の例を説明するためのシーケンス図である。
図30】第4の態様に係る移動端末の着陸のための処理の第4の例を説明するためのシーケンス図である。
図31】第4の態様に係る移動端末の着陸のための処理の第5の例を説明するためのシーケンス図である。
図32】第5の態様に係るコアネットワークノードの概略的な構成の例を示すブロック図である。
図33】第5の態様に係る無線局の概略的な構成の例を示すブロック図である。
図34】第5の態様に係る移動端末の概略的な構成の例を示すブロック図である。
図35】第6の態様に係る管制装置の概略的な構成の例を示すブロック図である。
図36】第6の態様に係る第1のコアネットワークノードの概略的な構成の例を示すブロック図である。
図37】第6の態様に係る第2のコアネットワークノードの概略的な構成の例を示すブロック図である。
図38】第6の態様に係る無線局の概略的な構成の例を示すブロック図である。
図39】第6の態様に係る移動端末の概略的な構成の例を示すブロック図である。
図40】第7の態様に係る管制装置の概略的な構成の例を示すブロック図である。
図41】第7の態様に係る第1のコアネットワークノードの概略的な構成の例を示すブロック図である。
図42】第7の態様に係る第2のコアネットワークノードの概略的な構成の例を示すブロック図である。
図43】第7の態様に係る無線局の概略的な構成の例を示すブロック図である。
図44】第7の態様に係る移動端末の概略的な構成の例を示すブロック図である。
図45】第8の態様に係る管制装置の概略的な構成の例を示すブロック図である。
図46】第8の態様に係る第1のコアネットワークノードの概略的な構成の例を示すブロック図である。
図47】第8の態様に係る第2のコアネットワークノードの概略的な構成の例を示すブロック図である。
図48】第8の態様に係る移動端末の概略的な構成の例を示すブロック図である。
図49】第9の態様に係るコアネットワークノードの概略的な構成の例を示すブロック図である。
図50】第9の態様に係る無線局の概略的な構成の例を示すブロック図である。
図51】第9の態様に係る移動端末の概略的な構成の例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、添付の図面を参照して本開示の態様を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
【0028】
説明は、以下の順序で行われる。
1.システムの構成
2.各ノードの構成
2.1.管制装置の構成
2.2.第1のコアネットワークノードの構成
2.3.第2のコアネットワークノードの構成
2.4.第3のコアネットワークノードの構成
2.5.無線局の構成
2.6.移動端末の構成
3.態様の概要
4.第1の態様
5.第2の態様
6.第3の態様
7.第4の態様
8.第5の態様
8.1.コアネットワークノードの構成
8.2.無線局の構成
8.3.移動端末の構成
8.4.動作例
9.第6の態様
9.1.管制装置の構成
9.2.第1のコアネットワークノードの構成
9.3.第2のコアネットワークノードの構成
9.4.無線局の構成
9.5.移動端末の構成
9.6.動作例
10.第7の態様
10.1.管制装置の構成
10.2.第1のコアネットワークノードの構成
10.3.第2のコアネットワークノードの構成
10.4.無線局の構成
10.5.移動端末の構成
10.6.動作例
11.第8の態様
11.1.管制装置の構成
11.2.第1のコアネットワークノードの構成
11.3.第2のコアネットワークノードの構成
11.4.移動端末の構成
11.5.動作例
12.第9の態様
12.1.コアネットワークノードの構成
12.2.無線局の構成
12.3.移動端末の構成
12.4.動作例
【0029】
<<1.システムの構成>>
図1図3を参照して、本開示の態様に係るシステム1の構成の例を説明する。図1は、本開示の態様に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図1を参照すると、システム1は、コアネットワーク(core network,CN)10、管制装置100、無線局500及び移動端末600を含む。当然ながら、システム1は、複数の無線局500を含んでもよく、複数の移動端末600を含んでもよい。
【0030】
例えば、システム1は、移動体通信システムであり、3GPP(Third Generation Partnership Project)の技術仕様(Technical Specification,TS)に準拠する。より具体的には、例えば、システム1は、第5世代(5G)/NR(New Radio)の技術仕様(TS)に準拠してもよい。当然ながら、システム1は、これらの例に限定されない。
【0031】
(1)コアネットワーク(CN)10
CN10は、複数のコアネットワーク(CN)ノードを含む。当該複数のCNノードの各々は、ネットワークファンクション(NF)と呼ばれてもよい。例えば、図1に示されるように、CN10は、第1のCNノード200、第2のCNノード300及び第3のCNノード400を含む。
【0032】
例えば、第1のCNノード200は、移動端末600のアクセス及びモビリティの少なくとも一方を管理(manage)する。第2のCNノード300は、CN10外に位置する装置(例えば、アプリケーションファンクション(AF))がCN10と対話(interact)するのに用いられる。第3のCNノード400は、移動端末600のためのセッションを管理する。
【0033】
より具体的な例を示す図2を参照すると、例えば、CN10は、5Gコアネットワーク(5GC)であり、第1のCNノード200は、AMF(Access and Mobility Management Function)であり、第2のCNノード300は、NEF(Network Exposure Function)であり、第3のCNノード400は、SMF(Session Management Function)である。
【0034】
当然ながら、第1のCNノード200、第2のCNノード300及び第3のCNノード400は、上述した例に限定されない。また、当然ながら、CN10は、第1のCNノード200、第2のCNノード300及び第3のCNノード400以外の1つ以上のCNノードをさらに含んでもよい。また、CN10は、複数の第1のCNノード200を含んでもよく、複数の第2のCNノード300を含んでもよく、複数の第3のCNノード400を含んでもよい。また、移動端末600の移動に伴い、移動端末600を管理する第1のCNノード200が他の第1のCNノード200に更新されてもよい。同様に、移動端末600の移動に伴い、移動端末600のセッションを管理する第3のCNノード400が他の第3のCNノード400に更新されてもよい。
【0035】
(2)無線局500
無線局500は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)のノードであり、無線局500のセル又はカバレッジエリア内に位置する移動端末(例えば、移動端末600)と通信する。例えば、無線局500は、当該移動端末に割り当てられた無線リソースを用いて当該移動端末と通信する。
【0036】
より具体的な例を示す図2を参照すると、例えば、無線局500は、NG-RAN(Radio Access Network)ノードである。5GのTS(e.g., TS 38.300, TS 38.401)に定義されているように、NG-RANノードは、gNB又はng-eNBであってもよいし、TSに定義される他の名称のノードであってもよい。gNBは、UE(User Equipment)に対するNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコルの少なくとも一方の終端を提供し、NGインターフェースを介して5GCに接続されるノードである。また、ng-eNBは、UEに対するE-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)ユーザプレーン及び制御プレーンプロトコルの少なくとも一方の終端を提供し、NGインターフェースを介して5GCに接続されるノードである。2つのNG-RANノードは、Xnインターフェースで互いに直接的に接続されてもよい。
【0037】
無線局500は、複数のユニット(又は複数のノード)を含んでもよい。当該複数のユニット(又は複数のノード)は、上位のプロトコルレイヤの処理を行う第1ユニット(又は第1ノード)と、下位のプロトコルレイヤの処理を行う第2ユニット(又は第2ノード)とを含んでもよい。一例として、上記第1ユニットは、中央ユニット(Central Unit:CU)と呼ばれてもよく、上記第2のユニットは、分散ユニット(Distributed Unit:DU)と呼ばれてもよい。例えば、上記第1のユニット(中央ユニット)は、RRC(Radio Resource Control)レイヤ、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤ、及び、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理を行ってもよい。また、上記第2のユニット(分散ユニット)は、RLC(Radio Link Control)レイヤ、MAC(Medium Access Control)レイヤ、及び、PHY(Physical)レイヤの処理を行ってもよい。
【0038】
あるいは、無線局500は、単一のユニット(又は単一のノード)であってもよい。この場合に、無線局500は、上記複数のユニットのうちの1つ(例えば、上記第1ユニット及び上記第2ユニットの一方)であってもよく、上記複数のユニットのうちの他のユニット(例えば、上記第1ユニット及び上記第2ユニットの他方)と接続されていてもよい。
【0039】
(3)移動端末600及び管制装置100
移動端末600は、無線局と通信する。例えば、移動端末600は、無線局500のセル又はカバレッジエリアに位置する場合に、無線局500と通信する。例えば、移動端末600は、移動端末600に割り当てられた無線リソースを用いて、無線局500と通信する。
【0040】
とりわけ、移動端末600は、飛行することができ、管制装置100は、移動端末600の飛行を計画する。例えば、管制装置100は、移動端末600の飛行経路(flight path)を決定し、移動端末600は、当該飛行経路に沿って移動する。また、管制装置100は、飛行中の移動端末600と通信し、移動端末600の飛行を制御してもよい。管制装置100と移動端末600の通信は、ユーザーデータ、つまりUP(User Plane)データの通信として行われてもよいし、制御シグナリング、つまりCP(Control Plane)シグナリングとして行われてもよい。これらの通信は、コアネットワーク(CN)及び無線アクセスネットワーク(RAN)の所定のノードを経由して(つまり適宜、終端して)行われてもよい。
【0041】
とりわけ、移動端末600は、PAV(Passenger Air Vehicle)又は有人機(Manned Aircraft)とも称され、無線通信網(例えば、3GPP規格を用いた無線通信網)を用いて飛行することが可能な有人飛行体であってもよい。
【0042】
例えば、管制装置100は、移動端末600のための飛行経路情報(flight path information)を生成し、又は他の装置から取得する。当該飛行経路情報に含まれる全て又は一部を包含する情報は、飛行計画(flight plan)又は飛行プロファイル(flight profile)等と呼ばれてもよい。あるいは、上記飛行経路情報自体が、飛行計画又は飛行プロファイル等と呼ばれてもよい。上記飛行経路情報は、移動端末600の飛行経路を示す経路情報(例えば、1つ以上のウェイポイントの位置を示す情報)を含む。当該1つ以上のウェイポイントの各々の位置は、緯度、経度、及び高度として表されてもよい。上記飛行経路情報は、移動端末600の移動速度(velocity)を示す移動速度情報を含んでもよい。当該移動速度情報は、移動端末600の水平移動速度(Horizontal velocity)と、移動端末600の垂直移動速度(Vertical velocity)を示してもよい。上記飛行経路情報は、移動端末600の飛行についての時間を示す時間情報等の他の情報をさらに含んでもよい。時間情報は、1つ以上のウェイポイントの各々について、移動端末600が通過する時刻を示してもよい。さらに又はあるいは、上記時間情報は、1つ以上の区間における移動端末600の飛行時間を示してもよく、当該1つ以上の区間の各々は、任意の2つのウェイポイント間の区間であってもよい。移動端末600は、上記飛行経路情報に従って移動する。上記飛行経路情報は、移動端末600の飛行において使用されるセルのリストを示す情報を含んでもよい。
【0043】
図3は、飛行経路情報に従った移動端末600の移動の例を説明するための説明図である。図3を参照すると、移動端末600は、飛行経路40に沿って、出発地点20から目的地点30まで移動(即ち、飛行)する。飛行経路40は、複数の無線局500の各々のセル50と重なり、移動端末600は、飛行経路40に沿って移動するときに、これらの無線局500を介して(例えば管制装置100と)通信することができる。即ち、移動端末600は、飛行経路40に沿って移動するときに、複数のセル50を使用して(例えば管制装置100と)通信することができる。
【0044】
なお、図3の例では、移動端末600は、飛行経路40に沿って移動するときに、無線局500毎に1つのセルを使用するが、本開示の態様はこのような例に限定されない。飛行経路40は、ある無線局500の2つ以上のセルと重なってもよく、移動端末600は、飛行経路40に沿って移動するときに、当該2つ以上のセルを使用して通信してもよい。当該2つ以上のセルは、異なるエリアのセル(例えば異なるセクタのセル)であってもよく、異なる周波数帯域のセルであってもよい。
【0045】
具体的な例を示す図2を参照すると、例えば、移動端末600は、UE(User Equipment)である。とりわけ、移動端末600は、Aerial UEと呼ばれてもよい。例えば、移動端末600は、飛行装置(例えば、ドローン又はUAV)であってもよいし、飛行装置に取り付けられる通信装置であってもよい。
【0046】
管制装置100は、CN10外に位置する。例えば、管制装置100は、アプリケーションファンクション(AF)である。
【0047】
以上、本開示の態様に係るシステム1の構成の例を説明した。上述したシステム1は、とりわけ、後述する第1~第4の態様に係るシステムであるが、その他の態様(第5~第9の態様)に係るシステムであってもよい。
【0048】
<<2.各ノードの構成>>
図4図9を参照して、本開示の態様に係る各ノードの構成を説明する。ここで説明する各ノードの構成は、とりわけ第1~第4の態様に係る各ノードの構成である。
【0049】
<2.1.管制装置の構成>
図4は、本開示の態様に係る管制装置100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図4を参照すると、管制装置100は、ネットワーク通信部110、記憶部120及び処理部130を備える。
【0050】
(1)ネットワーク通信部110
ネットワーク通信部110は、ネットワークから信号を受信し、ネットワークへ信号を送信する。
【0051】
(2)記憶部120
記憶部120は、管制装置100の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的(非一時的)に記憶する。当該プログラムは、管制装置100の動作のための1つ以上の命令を含む。
【0052】
(3)処理部130
処理部130は、管制装置100の様々な機能を提供する。処理部130は、制御部131及び通信処理部133を含む。なお、処理部130は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部130は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。制御部131及び通信処理部133の具体的な動作は、各態様において説明する。
【0053】
例えば、処理部130(通信処理部133)は、ネットワーク通信部110を介して他のネットワークノード(例えば、コアネットワークノード)と通信する。
【0054】
(4)実装例
ネットワーク通信部110は、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード、送信機(transmitter)、受信機(receiver)、及び/又は送受信機(transceiver)等により実装されてもよい。記憶部120は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部130は、1つ以上のプロセッサにより実装されてもよい。制御部131及び通信処理部133は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部120)は、上記1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。処理部130及び記憶部120は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。
【0055】
管制装置100は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部130の動作(制御部131及び/又は通信処理部133の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部130の動作(制御部131及び/又は通信処理部133の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0056】
管制装置100は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、処理部130の動作(制御部131及び/又は通信処理部133の動作)を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0057】
なお、管制装置100は、仮想化されていてもよい。即ち、管制装置100は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、管制装置100(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
【0058】
<2.2.第1のコアネットワークノードの構成>
図5は、本開示の態様に係る第1のCNノード200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図5を参照すると、第1のCNノード200は、ネットワーク通信部210、記憶部220及び処理部230を備える。
【0059】
(1)ネットワーク通信部210
ネットワーク通信部210は、ネットワークから信号を受信し、ネットワークへ信号を送信する。
【0060】
(2)記憶部220
記憶部220は、第1のCNノード200の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的(非一時的)に記憶する。当該プログラムは、第1のCNノード200の動作のための1つ以上の命令を含む。
【0061】
(3)処理部230
処理部230は、第1のCNノード200の様々な機能を提供する。処理部230は、制御部231及び通信処理部233を含む。なお、処理部230は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部230は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。制御部231及び通信処理部233の具体的な動作は、各態様において説明する。
【0062】
例えば、処理部230(通信処理部233)は、ネットワーク通信部210を介して他のネットワークノード(例えば、無線局500又はコアネットワークノード)と通信する。
【0063】
(4)実装例
ネットワーク通信部210は、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード、送信機(transmitter)、受信機(receiver)、及び/又は送受信機(transceiver)等により実装されてもよい。記憶部220は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部230は、1つ以上のプロセッサにより実装されてもよい。制御部231及び通信処理部233は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部220)は、上記1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。処理部230及び記憶部220は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。
【0064】
第1のCNノード200は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部230の動作(制御部231及び/又は通信処理部233の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部230の動作(制御部231及び/又は通信処理部233の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0065】
第1のCNノード200は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、処理部230の動作(制御部231及び/又は通信処理部233の動作)を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0066】
なお、第1のCNノード200は、仮想化されていてもよい。即ち、第1のCNノード200は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、第1のCNノード200(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
【0067】
<2.3.第2のコアネットワークノードの構成>
図6は、本開示の態様に係る第2のCNノード300の概略的な構成の例を示すブロック図である。図6を参照すると、第2のCNノード300は、ネットワーク通信部310、記憶部320及び処理部330を備える。
【0068】
(1)ネットワーク通信部310
ネットワーク通信部310は、ネットワークから信号を受信し、ネットワークへ信号を送信する。
【0069】
(2)記憶部320
記憶部320は、第2のCNノード300の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的(非一時的)に記憶する。当該プログラムは、第2のCNノード300の動作のための1つ以上の命令を含む。
【0070】
(3)処理部330
処理部330は、第2のCNノード300の様々な機能を提供する。処理部330は、制御部331及び通信処理部333を含む。なお、処理部330は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部330は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。制御部331及び通信処理部333の具体的な動作は、各態様において説明する。
【0071】
例えば、処理部330(通信処理部333)は、ネットワーク通信部310を介して他のネットワークノード(例えば、管制装置100又はコアネットワークノード)と通信する。
【0072】
(4)実装例
ネットワーク通信部310は、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード、送信機(transmitter)、受信機(receiver)、及び/又は送受信機(transceiver)等により実装されてもよい。記憶部320は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部330は、1つ以上のプロセッサにより実装されてもよい。制御部331及び通信処理部333は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部320)は、上記1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。処理部330及び記憶部320は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。
【0073】
第2のCNノード300は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部330の動作(制御部331及び/又は通信処理部333の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部330の動作(制御部331及び/又は通信処理部333の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0074】
第2のCNノード300は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、処理部330の動作(制御部331及び/又は通信処理部333の動作)を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0075】
なお、第2のCNノード300は、仮想化されていてもよい。即ち、第2のCNノード300は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、第2のCNノード300(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
【0076】
<2.4.第3のコアネットワークノードの構成>
図7は、本開示の態様に係る第3のCNノード400の概略的な構成の例を示すブロック図である。図7を参照すると、第3のCNノード400は、ネットワーク通信部410、記憶部420及び処理部430を備える。
【0077】
(1)ネットワーク通信部410
ネットワーク通信部410は、ネットワークから信号を受信し、ネットワークへ信号を送信する。
【0078】
(2)記憶部420
記憶部420は、第3のCNノード400の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的(非一時的)に記憶する。当該プログラムは、第3のCNノード400の動作のための1つ以上の命令を含む。
【0079】
(3)処理部430
処理部430は、第3のCNノード400の様々な機能を提供する。処理部430は、制御部431及び通信処理部433を含む。なお、処理部430は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部430は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。制御部431及び通信処理部433の具体的な動作は、各態様において説明する。
【0080】
例えば、処理部430(通信処理部433)は、ネットワーク通信部410を介して他のネットワークノード(例えば、コアネットワークノード)と通信する。
【0081】
(4)実装例
ネットワーク通信部410は、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード、送信機(transmitter)、受信機(receiver)、及び/又は送受信機(transceiver)等により実装されてもよい。記憶部420は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部430は、1つ以上のプロセッサにより実装されてもよい。制御部431及び通信処理部433は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部420)は、上記1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。処理部430及び記憶部420は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。
【0082】
第3のCNノード400は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部430の動作(制御部431及び/又は通信処理部433の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部430の動作(制御部431及び/又は通信処理部433の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0083】
第3のCNノード400は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、処理部430の動作(制御部431及び/又は通信処理部433の動作)を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0084】
なお、第3のCNノード400は、仮想化されていてもよい。即ち、第3のCNノード400は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、第3のCNノード400(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
【0085】
<2.5.無線局の構成>
図8は、本開示の態様に係る無線局500の概略的な構成の例を示すブロック図である。図8を参照すると、無線局500は、ネットワーク通信部510、無線通信部520、記憶部530及び処理部540を備える。
【0086】
(1)ネットワーク通信部510
ネットワーク通信部510は、ネットワークから信号を受信し、ネットワークへ信号を送信する。
【0087】
(2)無線通信部520
無線通信部520は、無線信号を送受信する。例えば、無線通信部520は、移動端末からの無線信号を受信し、移動端末への無線信号を送信する。
【0088】
(3)記憶部530
記憶部530は、無線局500の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的(非一時的)に記憶する。当該プログラムは、無線局500の動作のための1つ以上の命令を含む。
【0089】
(4)処理部540
処理部540は、無線局500の様々な機能を提供する。処理部540は、制御部541、第1通信処理部543及び第2通信処理部545を含む。なお、処理部540は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部540は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。制御部541、第1通信処理部543及び第2通信処理部545の具体的な動作は、各態様において説明する。
【0090】
例えば、処理部540(第1通信処理部543)は、ネットワーク通信部510を介して他のネットワークノード(例えば、コアネットワークノード)と通信する。例えば、処理部540(第2通信処理部545)は、無線通信部520を介して移動端末と通信する。
【0091】
(5)実装例
ネットワーク通信部510は、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード、送信機(transmitter)、受信機(receiver)、及び/又は送受信機(transceiver)等により実装されてもよい。無線通信部520は、アンテナ、高周波(Radio Frequency:RF)回路、送信機、受信機、及び/又は送受信機等により実装されてもよい。上記アンテナは、指向性アンテナであってもよい。記憶部530は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部540は、1つ以上のプロセッサにより実装されてもよい。制御部541、第1通信処理部543及び第2通信処理部545は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部530)は、上記1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。処理部540及び記憶部530は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。
【0092】
無線局500は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部540の動作(制御部541、第1通信処理部543及び/又は第2通信処理部545の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部540の動作(制御部541、第1通信処理部543及び/又は第2通信処理部545の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0093】
無線局500は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、処理部540の動作(制御部541、第1通信処理部543及び/又は第2通信処理部545の動作)を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0094】
なお、無線局500は、部分的に又は全体的に仮想化されていてもよい。即ち、無線局500の一部又は全部は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、無線局500の一部又は全体(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
【0095】
<2.6.移動端末の構成>
図9は、本開示の態様に係る移動端末600の概略的な構成の例を示すブロック図である。図9を参照すると、移動端末600は、無線通信部610、記憶部620及び処理部630を備える。
【0096】
(1)無線通信部610
無線通信部610は、無線信号を送受信する。例えば、無線通信部610は、無線局からの無線信号を受信し、無線局への無線信号を送信する。
【0097】
(2)記憶部620
記憶部620は、移動端末600の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的(非一時的)に記憶する。当該プログラムは、移動端末600の動作のための1つ以上の命令を含む。
【0098】
(3)処理部630
処理部630は、移動端末600の様々な機能を提供する。処理部630は、飛行制御部631、通信制御部633及び通信処理部635を含む。なお、処理部630は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部630は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。飛行制御部631、通信制御部633及び通信処理部635の具体的な動作は、各態様において説明する。
【0099】
例えば、処理部630(飛行制御部631)は、飛行経路情報に従った移動端末600の移動を制御する。
【0100】
例えば、処理部630(通信処理部635)は、無線通信部610を介して無線局と通信する。
【0101】
(4)実装例
無線通信部610は、アンテナ、高周波(RF)回路、送信機、受信機、及び/又は送受信機等により実装されてもよい。上記アンテナは、指向性アンテナであってもよい。記憶部620は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部630は、1つ以上のプロセッサにより実装されてもよい。飛行制御部631、通信制御部633及び通信処理部635は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部620)は、上記1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。一例として、処理部630は、SoC(System on Chip)内で実装されてもよい。処理部630及び記憶部620は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。一例として、飛行制御部631は、フライトコントローラにより実装されてもよい。通信制御部633及び通信処理部635は、当該フライトコントローラにより実装されてもよく、他のコントローラにより実装されてもよい。
【0102】
移動端末600は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部630の動作(飛行制御部631、通信制御部633及び/又は通信処理部635の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部630の動作(飛行制御部631、通信制御部633及び/又は通信処理部635の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0103】
移動端末600は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、処理部630の動作(飛行制御部631、通信制御部633及び/又は通信処理部635の動作)を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0104】
なお、移動端末600が、飛行装置に取り付けられる装置ではなく、飛行装置そのものである場合に、移動端末600は、飛行部をさらに備えてもよい。当該飛行部は、バッテリ、モータ及びESC(Electric Speed Controller)等により実装されてもよい。
【0105】
<<3.態様の概要>>
図10を参照して、本開示の態様の概要を説明する。
【0106】
図10は、本開示の態様の概要を説明するための説明図である。図10を参照すると、本開示の態様全体としては、5つの動作(動作1100、動作1200、動作1300、動作1400及び動作1500)が行われる。
【0107】
第1の態様は、動作1100(無線局の動作をサポートするかを示すケイパビリティ情報の送受信)及び動作1200(無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報の送受信)についての態様である。また、第5の態様は、動作1100についてのより一般化された態様であり、第6の態様は、動作1200についてのより一般化された態様である。
【0108】
第2の態様は、動作1300(無線リソースの確保(reservation))についての態様である。また、第7の態様は、動作1300についてのより一般化された態様である。
【0109】
第3の態様は、動作1400(飛行のための通信の開始)についての態様である。また、第8の態様は、動作1400についてのより一般化された態様である。
【0110】
第4の態様は、動作1500(ハンドオーバ)についての態様である。また、第9の態様は、動作1500についてのより一般化された態様である。
【0111】
図10に示される5つの動作の全てが組み合せられてもよく、又は、上記5つの動作の一部が組み合せられてもよい。即ち、第1~第4の態様における動作のすべてが組み合せられてもよく、又は、第1~第4の態様における動作の少なくとも一部が組み合せられてもよい。反対に、図10に示される5つの動作のうちの1つの動作は、当該5つの動作のうちの他の4つの動作に依存せず、独立していてもよい。一例として、第4の態様の動作(動作1500)は、第1~第3の態様の動作(動作1100~1400)に依存せず、独立していてもよい。例えば、下記のように各態様における動作は、それぞれ異なる(又は独立した)条件に従って行われてもよい。
【0112】
例えば、動作1100(無線局の動作をサポートするかを示すケイパビリティ情報の送受信)及び動作1200(無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報の送受信)は、移動端末600の個々の飛行ごとに行われるのではなく、将来計画される多くの飛行のために事前に行われる。例えば、動作1100(無線局の動作をサポートするかを示すケイパビリティ情報の送受信)は、各装置の初期設定時や起動ごとに行われても良い。
【0113】
例えば、動作1300(無線リソースの確保)は、移動端末600の個々の飛行の計画時に行われる。
【0114】
例えば、動作1400(飛行のための通信の開始)は、計画された飛行の開始時に行われる。
【0115】
例えば、動作1500(ハンドオーバ)は、移動端末600の飛行中に行われる。
【0116】
<<4.第1の態様>>
続いて、図11図14を参照して、本開示の第1の態様を説明する。
【0117】
(1)ケイパビリティ情報の送受信
(1-1)無線局500のケイパビリティ
無線局500(第1通信処理部543)は、無線通信網(例えば、3GPP規格を用いた無線通信網)を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局500の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報を第1のCNノード200へ送信する。第1のCNノード200(通信処理部233)は、当該第1のケイパビリティ情報を無線局500から受信する。例えば、第1のケイパビリティ情報は、本開示の無線局500の各種動作のそれぞれをサポートしているかを示す情報であってもよい。具体的には、第1のケイパビリティ情報は、ドローンサービスをサポートするかを示す情報であってもよいし、「CN initiated HO(Handover) support」が真であるか否かを示す情報であってもよい。またある例においては、第1のケイパビリティ情報は、移動端末600の飛行経路の変更をサポートするかを示す情報であってもよいし、移動端末600の着陸の指示又は要求、もしくは移動端末600に着陸させるかの判定に用いる補助情報をサポートするかを示す情報であってもよい。また、例えば第1のケイパビリティ情報は少なくとも1つの時間(time period)についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を無線局500が提供できるかを示す情報であってもよい。
【0118】
例えば、第1のCNノード200(通信処理部233)は、第1のCNノード200に対応する複数の無線局500の各々から上記ケイパビリティ情報を受信する。
【0119】
例えば、無線局500(第1通信処理部543)は、上記第1のケイパビリティ情報を含むNG SETUP REQUESTメッセージを第1のCNノード200へ送信する。第1のCNノード200(通信処理部233)は、当該NG SETUP REQUESTメッセージを無線局500から受信する。
【0120】
一例として、上記第1のケイパビリティ情報は、無線局500が上記リソース情報を提供できることを示す。別の例として、上記第1のケイパビリティ情報は、無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局500の動作をサポートしていないことを示してもよいし、上記第1のケイパビリティ情報は、無線局500が上記リソース情報を提供できないことを示してもよい。
【0121】
なお、上記リソース情報の具体的な内容は、後に詳細に説明する。
【0122】
(1-2)第1のCNノード200のケイパビリティ
例えば、第1のCNノード200(通信処理部233)は、無線通信網(例えば、3GPP規格を用いた無線通信網)を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うためのCNノード200の動作をサポートしているかを示す第2のケイパビリティ情報を無線局500へ送信する。無線局500(第1通信処理部543)は、上記第2のケイパビリティ情報を第1のCNノード200から受信する。例えば、第2のケイパビリティ情報は、本開示のCNノード200の各種動作のそれぞれをサポートしているかを示す情報であってもよい。具体的には、第2のケイパビリティ情報は、ドローンサービスをサポートするかを示す情報であってもよいし、「CN initiated HO(Handover) support」が真であるか否かを示す情報であってもよい。またある例においては、第2のケイパビリティ情報は、移動端末600の飛行経路の変更をサポートするかを示す情報であってもよいし、移動端末600の着陸の指示又は要求、もしくは移動端末600に着陸させるかの判定に用いる補助情報をサポートするかを示す情報であってもよい。また、例えば第2のケイパビリティ情報は少なくとも1つの時間(time period)についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報に関するサービスを第1のCNノード200がサポートするかを示す情報であってもよい。また、例えば第2のケイパビリティ情報は少なくとも1つの時間(time period)についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を第1のCNノード200が提供できるかを示す情報であってもよい。
なお第2のケイパビリティ情報は、少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を、無線局500から第1のCNノード200が受け入れることができるかを示してもよい。
【0123】
第1のCNノード200が設定する第2のケイパビリティ情報は、システム1を構成する管制装置100のケイパビリティの有無、第2のCNノード(NEF)300のケイパビリティの有無、及び第3のCNノード(SMF)400のケイパビリティの有無を考慮して設定されてもよい。管制装置100、第2のCNノード(NEF)300、及び第3のCNノード(SMF)400の各々は、自らのケイパビリティ情報を第1のCNノード(AMF)200に事前に通知してもよいし、第1のCNノード200が、管制装置100、第2のCNノード(NEF)300、及び第3のCNノード(SMF)400に問い合わせることで、システム1のケイパビリティを判断してもよい。各装置のケイパビリティは、当該装置にそのケイパビリティがあるか否か、当該装置にケイパビリティがある時点において一時的にケイパビリティがあるか否か、及び、当該装置または当該装置のインスタンスを管理している物理的な装置が第1のCNノード200に接続しているか否か、の少なくともいずれかに基づいて判断されてもよい。
【0124】
例えば、第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記第2のケイパビリティ情報を含むNG SETUP RESPONSEメッセージを第1のCNノード200から受信する。無線局500(第1通信処理部543)は、当該NG SETUP RESPONSEメッセージを第1のCNノード200から受信する。
【0125】
一例として、上記第2のケイパビリティ情報は、第1のCNノード200が上記リソース情報を(例えば他のCNノードへ)提供できることを示す。別の例として、上記第2のケイパビリティ情報は、無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための第1のCNノード200の動作をサポートしていないことを示してもよいし、上記第2のケイパビリティ情報は、第1のCNノード200が上記リソース情報を(例えば他のCNノードへ)提供できないことを示してもよい。
【0126】
なお、上記リソース情報の具体的な内容は、後に詳細に説明する。
【0127】
(1-3)処理の流れ
図11は、第1の態様に係るケイパビリティ情報の送受信の処理の概略的な流れの例を説明するためのシーケンス図である。
【0128】
図11では、わかりやすくするために、具体的な一例として、無線局500はNG-RANノードとして記載され、第1のCNノード200はAMFとして記載されている。
【0129】
NG-RANノード500Aは、第1のケイパビリティ情報を含むNG SETUP REQUESTメッセージをAMF200へ送信する(S1101)。
【0130】
AMF200は、当該NG SETUP REQUESTメッセージの受信に応じて、NG SETUP RESPONSEメッセージをNG-RANノード500Aへ送信する(S1103)。NG SETUP RESPONSEメッセージには第2のケイパビリティ情報が含まれてもよい。
【0131】
図11では、NG-RANノード500AとAMF200で行われるケイパビリティ交渉に関するシーケンスの一例を示したが、以下のメッセージでそれぞれのケイパビリティ情報を伝送してもよい。
【0132】
例えば、NG-RANノード500Aの第1のケイパビリティ情報は、NG-RANノード500AからAMF200に送信されるRAN CONFIGURATION UPDATEメッセージ、及び/又はAMF CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージで、AMF200に送信されてもよい。また、AMF200の第2のケイパビリティ情報は、AMF200からNG-RANノード500Aに送信されるRAN CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージ、及び/又はAMF CONFIGURATION UPDATEメッセージで、NG-RANノード500Aに送信されてもよい。
【0133】
さらに、NG-RANノード500Aの第1のケイパビリティ情報は、NG-RANノード500Bに通知されてもよい。NG-RANノード500Aの第1のケイパビリティ情報は、NG-RANノード500AからNG-RANノード500Bに送信されるXN SETUP REQUESTメッセージ、及び/又はNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATEメッセージで、NG-RANノード500Bに送信されてもよい。また、NG-RANノード500Bの第1のケイパビリティ情報は、NG-RANノード500Aに通知されてもよい。NG-RANノード500Bの第1のケイパビリティ情報は、NG-RANノード500BからNG-RANノード500Aに送信されるXN SETUP RESPONSEメッセージ、及び/又はNG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE ACKNOWLEDGEメッセージで、NG-RANノード500Aに送信されてもよい。
【0134】
NG-RANノード500Aは、NG-RANノード500Aの第1のケイパビリティ情報、及びNG-RANノード500Aと接続するAMF200の第2のケイパビリティ情報に基づいて、システム1の第3のケイパビリティ情報を生成してもよい。ここで、第3のケイパビリティ情報とは、無線通信網(例えば、3GPP規格を用いた無線通信網)を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うためのシステム1の動作をサポートしているかを示す情報であってもよい。具体的には、第3のケイパビリティ情報は、ドローンサービスをサポートするかを示す情報であってもよいし、「CN initiated HO(Handover) support」が真であるか否かを示す情報であってもよい。またある例においては、第3のケイパビリティ情報は、移動端末600の飛行経路の変更をサポートするかを示す情報であってもよいし、移動端末600の着陸の指示又は要求、もしくは移動端末600に着陸させるかの判定に用いる補助情報をサポートするかを示す情報であってもよい。
NG-RANノード500Aは、生成した第3のケイパビリティ情報を、移動端末600にBroadcast Control Channel(BCCH)を利用してSystem Information Block(SIB)にて報知してもよい。なお、上記第3のケイパビリティ情報は、制御プレーンの信号として送信してもよいし、ユーザプレーンのデータとして送信してもよい。NG-RANノード500Aが複数のAMF200と接続している場合は、少なくとも1つのAMF200がサポートする第2のケイパビリティ情報を利用して第3のケイパビリティ情報を生成してもよい。
【0135】
第1のケイパビリティ情報、第2のケイパビリティ情報、及び第3のケイパビリティ情報は、システム1の中でネットワークスライス情報として扱われてもよい。この場合、飛行する移動端末(又はAerial UE若しくはドローン)をサポートする能力をNSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)の固有の値と紐づけてもよい。あるいは、飛行する移動端末(又はAerial UE若しくはドローン)をサポートする能力をNSSAIのサブフィールドであるStandardised SST(Slice/Service type)の固有の値と紐づけてもよい。この場合、Requested NSSAI, Subscribed NSSAI, Configured NSSAI, Allowed NSSAIなどの情報要素で第1のケイパビリティ情報、第2のケイパビリティ情報、及び第3のケイパビリティ情報が扱われることになる。
【0136】
Requested NSSAIは、UEがネットワークに送る1つ以上のS-NSSAI(Single-Network Slice Selection Assistance Information)を含む。Allowed NSSAIは、ネットワークが使用を許可する1つ以上のS-NSSAIを含む。
【0137】
Configured NSSAIは、1つ以上のPLMN(Public land mobile network)に適用可能であるとUEに示されている1つ以上のS-NSSAIを含む。Subscribed NSSAIは、あるPLMNをUEが使用するために加入していることを示す加入者情報に基づくS-NSSAIを含む。
【0138】
NG-RANノード500Aと同様に、NG-RANノード500B及びNG-RANノード500Cの各々についても、メッセージの送受信が同様に行われる(S1111、S1113、S1121、S1123)。
【0139】
なお、図11の例において、「NG-RAN node」は「無線局」に置き換えられてもよく、「AMF」は「第1のCNノード」に置き換えられてもよい。また、「NG SETUP REQUEST」及び「NG SETUP RESPONSE」の各々は「メッセージ」に置き換えられてもよい。
【0140】
また、図11の例において、上記第1のケイパビリティ情報の送受信(ステップS1101、S1111、S1121)が行われ、上記第2のケイパビリティ情報の送受信(ステップS1103、S1113、S1123)が行われなくてもよい。
【0141】
(1-4)第1の変形例
-第1のケイパビリティ情報
上述したように、例えば、上記第1のケイパビリティ情報は、無線通信網(例えば、3GPP規格を用いた無線通信網)を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局500の動作をサポートするかを示してもよい。しかしながら、上記第1のケイパビリティ情報はこの例に限定されない。
【0142】
上記第1のケイパビリティ情報は、飛行する移動端末(又はAerial UE若しくはドローン)を無線局500がサポートするかを示してもよい。さらに、無線局500は、飛行する移動端末(又はAerial UE若しくはドローン)をサポートする場合には、上記リソース情報を提供可能であってもよい。
【0143】
-第2のケイパビリティ情報
上述したように、例えば、上記第2のケイパビリティ情報は、無線通信網(例えば、3GPP規格を用いた無線通信網)を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための第1のコアネットワークノード200の動作をサポートするかを示してもよい。しかしながら、上記第2のケイパビリティ情報はこの例に限定されない。
【0144】
上記第2のケイパビリティ情報は、飛行する移動端末(又はAerial UE若しくはドローン)を第1のCNノード200がサポートするかを示してもよい。さらに、第1のCNノード200は、飛行する移動端末(又はAerial UE若しくはドローン)をサポートする場合には、上記リソース情報を提供可能であってもよい。
【0145】
―第3のケイパビリティ情報
上述したように、例えば、上記第3のケイパビリティ情報は、無線通信網(例えば、3GPP規格を用いた無線通信網)を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うためのシステム1の動作をサポートするかを示してもよい。しかしながら、上記第3のケイパビリティ情報はこの例に限定されない。
【0146】
上記第3のケイパビリティ情報は、飛行する移動端末(又はAerial UE若しくはドローン)をシステム1がサポートするかを示してもよい。さらに、システム1は、飛行する移動端末(又はAerial UE若しくはドローン)をサポートする場合には、上記リソース情報を提供可能であってもよい。
【0147】
以上、第1の態様に係るケイパビリティ情報の送受信を説明した。上記第1のケイパビリティ情報が無線局500から第1のCNノード200へ送信されない場合には、第1のCNノード200は、無線通信網(例えば、3GPP規格を用いた無線通信網)を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局500の動作をサポートするか否かによらず、無線局500に上記飛行管理のための情報(例えばリソース情報)を要求し得る。ここで、無線局500が上記飛行管理のための情報を提供不能である場合には、上記飛行管理のための情報の要求は無駄になる。そのため、上記飛行管理のための情報の送受信にあたり、無駄なシグナリングが発生し、通信リソース及び各ノードの処理リソースが無駄になり得る。一方、上述したように上記第1のケイパビリティ情報が無線局500から第1のCNノード200へ送信される場合には、第1のCNノード200は、無線通信網(例えば、3GPP規格を用いた無線通信網)を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局500の動作をサポートするか否かを判定することができる。そのため、無駄なシグナリングの発生が回避され、よって、通信リソース及び各ノードの処理リソースが無駄になるのが回避され得る。
【0148】
また、上記第2のケイパビリティ情報が第1のCNノード200から無線局500へ送信されない場合には、無線局500は、無線通信網(例えば、3GPP規格を用いた無線通信網)を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための第1のCNノード200の動作をサポートするか否かによらず、第1のCNノード200に上記飛行管理のための情報(例えばリソース情報)を提供し得る。ここで、第1のCNノード200が上記飛行管理のための情報を提供不能である場合には、無線局500による上記飛行管理のための情報の提供は無駄になる。そのため、上記飛行管理のための情報の送受信にあたり、通信リソース及び各ノードの処理リソースが無駄になり得る。一方、上述したように上記第2のケイパビリティ情報が第1のCNノード200から無線局500へ送信される場合には、無線局500は、無線通信網(例えば、3GPP規格を用いた無線通信網)を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための第1のCNノード200の動作をサポートするか否かを判定することができる。そのため、無駄なシグナリングの発生が回避され、よって、通信リソース及び各ノードの処理リソースが無駄になるのが回避され得る。
【0149】
また、上記第3のケイパビリティ情報がシステム1から移動端末600へ送信されない場合には、移動端末600は、システム1が飛行する移動端末をサポートするか否かによらず、システム1へアクセスしてしまう。そのため、移動端末600が飛行のための通信を希望していたとしても、飛行する移動端末をサポートしないシステム1との通信をしてしまうことになり、通信リソース及び各ノードの処理リソース、及び所望するシステムへの接続までの時間が無駄になる。一方、上述したように、上記第3のケイパビリティ情報が、システム1から移動端末600へ送信される場合には、移動端末600は、システム1が飛行する移動端末をサポートするか判定することができる。そのため、所望しない(サポートしない)システム1への接続を回避され、よって、通信リソース及び各ノードの処理リソースが無駄になるのが回避され得る。
【0150】
なお、上述したケイパビリティ情報は、サポート情報と呼ばれてもよい。即ち、上記第1のケイパビリティ情報、上記第2のケイパビリティ情報及び上記第3のケイパビリティ情報は、それぞれ、第1のサポート情報、第2のサポート情報及び第3のサポート情報と呼ばれてもよい。また、上述したケイパビリティ情報は、任意の名称の情報要素(IE:Information element)であってもよい。当該情報要素は、明示的(explicit)な情報であってもよく、暗示的(implicit)な情報であってもよい。例えば、上記第1のケイパビリティ情報は、上記飛行管理のための情報を無線局500が提供できるかを明示的に示す情報要素であってもよく、上記飛行管理のための情報を無線局500が提供できるかを暗示的に示す情報要素であってもよい。例えば、上記第2のケイパビリティ情報は、上記飛行管理のための情報を第1のCNノード200が提供できるかを明示的に示す情報要素であってもよく、上記飛行管理のための情報を第1のCNノード200が提供できるかを暗示的に示す情報要素であってもよい。
【0151】
なお、上述した第1のケイパビリティ情報は、例えば、CNノード200による無線局500の選択に用いられてもよい。また上述した第2のケイパビリティ情報は、例えば、無線局500によるCNノード200の選択に用いられてもよい。
【0152】
(2)リソース情報の送受信
無線局500(第1通信処理部543)は、少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を送信する。当該少なくとも1つの時間は、将来における少なくとも1つの時間である。管制装置100(通信処理部133)は、上記リソース情報を受信する。
【0153】
例えば、無線局500(第1通信処理部543)は、上記リソース情報を第1のCNノード200へ送信する。
【0154】
(2-1)リソース情報
-時間毎/周波数帯域毎
例えば、上記リソース情報は、時間(time period)毎の無線リソースのアベイラビリティに関する情報である。
【0155】
例えば、上記リソース情報は、少なくとも1つの時間についての周波数帯域毎の無線リソースのアベイラビリティに関する情報である。
【0156】
例えば、上記リソース情報は、時間毎及び周波数帯域毎の無線リソースのアベイラビリティに関する情報である。
【0157】
例えば、上記リソース情報は、時間毎及びセル毎の無線リソースのアベイラビリティに関する情報である。なお、上記リソース情報と、無線局500、あるいは当該セルがカバーする位置を示す位置情報とが、第1のCNノード200へ送信されてもよい。なお上記リソース情報と共に、送信電力に関する情報が第1のCNノード200へ送信されてもよい。なお送信電力に関する情報は、平均送信電力や最大送信電力などであってもよい。なお、上記リソース情報と共に、送信電力に関する情報と無線局500の位置情報とが第1のCNノード200へ送信されてもよい。
【0158】
なお、上記周波数帯域は、コンポーネントキャリア(CC)であってもよい。あるいは、上記周波数帯域は、CCに含まれる部分帯域(BWP;bandwidth part)であってもよい。あるいは、上記周波数帯域は、複数のCCを含む帯域であってもよい。
【0159】
なお、上記の無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報は、無線リソースを移動端末が利用可能であることを示してもよい。なお上記の無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報は、無線リソースを無線局が確保できることを示してもよい。なお上記の無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報は、無線リソースを無線局が仮押さえしていることを示してもよい。
【0160】
-内容
--第1の例
第1の例として、上記リソース情報は、上記無線リソースが利用可能か否かを示す情報である。即ち、上記リソース情報は、上記無線リソースが利用可能(available)であることを示すか、又は、上記無線リソースが利用不能(unavailable)であることを示す。
【0161】
例えば、上記リソース情報は、時間毎に、周波数帯域毎の無線リソースが利用可能であるかを示す。一例として、対象時間がT1及びT2であり、対象周波数帯域がF1、F2及びF3である場合に、上記リソース情報は、時間T1における周波数帯域F1、F2、F3の各々について、無線リソースが利用可能か否かを示し、さらに、時間T2における周波数帯域F1、F2、F3の各々について、無線リソースが利用可能か否かを示す。
【0162】
--第2の例
第2の例として、上記リソース情報は、上記無線リソースのアベイラビリティの程度を示す情報であってもよい。一例として、上記リソース情報は、上記無線リソースのアベイラビリティが高いか、中程度か、低いかを示す。
【0163】
例えば、上記リソース情報は、時間毎に、周波数帯域毎の上記無線リソースのアベイラビリティの程度を示す。一例として、対象時間がT1及びT2であり、対象周波数帯域がF1、F2及びF3である場合に、上記リソース情報は、時間T1における周波数帯域F1、F2、F3の各々について、無線リソースのアベイラビリティが高いか、中程度か、低いかを示し、さらに、時間T2における周波数帯域F1、F2、F3の各々について、無線リソースのアベイラビリティが高いか、中程度か、低いかを示す。
【0164】
上述した例では、上記無線リソースのアベイラビリティの程度として、3つの程度(高い、中程度、低い)が定義されているが、当然ながら、上記無線リソースのアベイラビリティの程度はこの例に限定されない。上記無線リソースのアベイラビリティの程度として、4つ以上の程度が定義されてもよい。なおアベイラビリティの程度は、例えば、0から100の範囲での線形値で示されてもよいし、-100から100の線形値で示されてもよい。また上述の種別に加えて、特別な値を用いて、アベイラビリティが不明であることやアブノーマルな状態であること、イレギュラーな状態であることを示してもよい。なお特別な値は、例えば、フラグとして1bitで表現されてもよい。なお特別な値は、例えばアベイラビリティの程度が0から100で表現される場合、101であってもよい。また特別な値は、例えばアベイラビリティの程度が-100から100で表現される場合、101や-101であってもよい。
【0165】
(2-2)管制装置への送信
上記リソース情報は、第1のCNノード200から、移動端末600のための飛行経路情報を生成又は取得する管制装置100へ送信される。
【0166】
より具体的には、例えば上記リソース情報は、無線局500からOAM(Operations,Administration and Maintenance)経由で管制装置100へ送信される。また例えば、上記リソース情報は、無線局500から第1のCNノード200(例えばAMF)へ送信され、第1のCNノード200から第2のCNノード300(例えばNEF)へ送信され、第2のCNノード300から管制装置100へ送信される。
【0167】
この場合、第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記リソース情報を無線局500から受信し、上記リソース情報を第2のCNノード300へ送信する。第2のCNノード300(通信処理部333)は、上記リソース情報を第1のCNノード200から受信し、上記リソース情報を管制装置100へ送信する。管制装置100(通信処理部133)は、上記リソース情報を第2のCNノード300から受信する。
【0168】
上記リソース情報は、何らかのトリガに応じて送信されてもよい。上記リソース情報の送信のトリガの具体例は例えば下記の例が挙げられるが、当該トリガは下記の例に限られない。
-第1の例:要求に応じた送信
第1の例として、無線局500(第1通信処理部543)は、上記リソース情報の要求に応じて、上記リソース情報を第1のCNノード200へ送信する。
【0169】
例えば、管制装置100(通信処理部133)は、上記リソース情報を要求するメッセージを第2のCNノード300へ送信する。上記リソース情報を要求するメッセージは例えばNnef_Radio_condition_requestメッセージであってもよいし、他の名称で定義されるメッセージであってもよい。第2のCNノード300(通信処理部333)は、管制装置100からの上記リソース情報の要求に応じて、上記リソース情報を要求するメッセージを第1のCNノード200へ送信する。上記リソース情報を要求するメッセージはNamf_Radio_condition_requestメッセージであってもよいし、他の名称で定義されるメッセージであってもよい。第1のCNノード200(通信処理部233)は、第2のCNノード300からの上記リソース情報の要求に応じて、上記リソース情報を無線局500に要求する。この際、第1のCNノード200(通信処理部233)は、RAN STATUS REQUESTメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージを送信することで上記リソース情報を無線局500に要求してもよい。無線局500(第1通信処理部543)は、第1のCNノード200からの上記リソース情報の要求に応じて、上記リソース情報を第1のCNノード200へ送信する。この際、無線局500は、上記リソース情報を含むRAN STATUS RESPONSEメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージを送信してもよい。
【0170】
例えば、第1のCNノード200(制御部231)は、上記第1のケイパビリティ情報に基づいて、無線局500が上記リソース情報を提供できるかを判定する。無線局500が上記リソース情報を提供できる場合には、第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記リソース情報を要求するメッセージを無線局500へ送信する。一方、無線局500が上記リソース情報を提供できない場合には、第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記リソース情報の要求の拒絶(reject)を示す応答メッセージを第2のCNノード300へ送信してもよい。さらに、第2のCNノード300(通信処理部333)は、上記リソース情報の要求の拒絶(reject)を示す応答メッセージを管制装置100へ送信してもよい。
【0171】
上述したような要求に応じた送信によれば、例えば、管制装置100はオンデマンドでリソース情報を取得することが可能になる。
【0172】
-第2の例:周期的な送信
第2の例として、無線局500(第1通信処理部543)は、周期的に、上記リソース情報を第1のCNノード200へ送信してもよい。
【0173】
例えば、管制装置100(通信処理部133)は、上記リソース情報の送信の周期を示す周期情報を第2のCNノード300へ送信してもよい。上記周期情報は、例えばNnef_Radio_condition_requestメッセージに含められて送信されてもよいし、他の名称で定義されるメッセージに含められて送信されてもよい。第2のCNノード(通信処理部333)は、上記周期情報を管制装置100から受信し、上記周期情報を第1のCNノード200へ送信してもよい。上記周期情報は、例えばNamf_Radio_condition_requestメッセージに含められて送信されてもよいし、他の名称で定義されるメッセージに含められて送信されてもよい。第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記周期情報を第2のCNノード300から受信し、上記周期情報を無線局500へ送信してもよい。上記周期情報は、例えばRAN STATUS REQUESTメッセージに含められて送信されてもよいし、他の名称で定義されるメッセージに含められて送信されてもよい。無線局500(第1通信処理部543)は、上記周期情報を第1のCNノード200から受信し、上記周期情報により示される当該周期で、上記リソース情報を第1のCNノード200(通信処理部233)へ送信してもよい。
【0174】
上述したような周期的な送信によれば、例えば、管制装置100は個々の要求なしでリソース情報を取得することが可能になる。
【0175】
(2-3)リソース情報の対象
例えば、無線局500(第1通信処理部543)は、上記リソース情報の対象を示す対象情報を受信し、当該対象情報により示される上記対象についての上記リソース情報を第1のCNノード200へ送信する。
【0176】
より具体的には、例えば、管制装置100(通信処理部133)は、上記対象情報を第2のCNノード300へ送信する。上記対象情報は、例えばNnef_Radio_condition_requestメッセージに含められて送信されてもよいし、他の名称で定義されるメッセージに含められて送信されてもよい。第2のCNノード300(通信処理部333)は、上記対象情報を管制装置100から受信し、上記対象情報を第1のCNノード200へ送信する。上記対象情報は、例えばNamf_Radio_condition_requestメッセージに含められて送信されてもよいし、他の名称で定義されるメッセージに含められて送信されてもよい。第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記対象情報を第2のCNノード300から受信し、上記対象情報を無線局500へ送信する。上記対象情報は、例えばRAN STATUS REQUESTメッセージに含められて送信されてもよいし、他の名称で定義されるメッセージに含められて送信されてもよい。無線局500(第1通信処理部543)は、上記対象情報を第1のCNノード200から受信し、当該対象情報により示される上記対象についての上記リソース情報を第1のCNノード200へ送信する。第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記対象についての上記リソース情報を無線局500から受信する。第2のCNノード300(通信処理部333)は、上記対象についての上記リソース情報を第1のCNノード200から受信する。管制装置100(通信処理部133)は、上記対象についての上記リソース情報を第2のCNノード300から受信する。
【0177】
例えば、上記対象情報により示される上記対象は、1つ以上の時間及び/又は1つ以上の周波数帯域を含む。即ち、上記対象情報は、当該1つ以上の時間を示す情報、及び/又は、当該1つ以上の周波数帯域を示す情報を含む。一例として、上記対象は、上述したように、時間T1及びT2、並びに、周波数帯域F1、F2及びF3である。
【0178】
また、上記対象情報により示される上記対象は、無線局500又は無線局500のセルを含んでもよい。即ち、上記対象情報は、無線局500又は無線局500のセルを識別するための情報(例えば、セルID(Cell Identity))を含んでもよい。
【0179】
上述したような対象情報によれば、例えば、管制装置100が所望のリソース情報を取得することが可能になる。
【0180】
(2-4)処理の流れ
-概略
図12は、第1の態様に係るリソース情報の送受信の処理の概略的な流れの例を説明するための第1のシーケンス図である。当該第1のシーケンス図は、概略的なシーケンス図である。
【0181】
図12では、わかりやすくするために、具体的な一例として、無線局500はNG-RANノードとして記載されている。
【0182】
少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報が、NG-RANノード500Aから管制装置100へ送信される(S1201)。NG-RANノード500Aは事業者(キャリア)毎にS1201の処理を実行してもよい。
【0183】
NG-RANノード500Aと同様に、NG-RANノード500B及びNG-RANノード500Cの各々からも、リソース情報が管制装置100へ送信される(S1203、1205)。
【0184】
なお、図12の例において、「NG-RAN node」は「無線局」に置き換えられてもよい。
【0185】
-詳細
図13は、第1の態様に係るリソース情報の送受信の処理の概略的な流れの例を説明するための第2のシーケンス図である。当該第2のシーケンス図は、上記リソース情報がトリガに応じて送信される一例を示すシーケンス図である。
【0186】
図13では、わかりやすくするために、具体的な一例として、無線局500はNG-RANノードとして記載され、第1のCNノード200はAMFとして記載され、第2のCNノード300はNEFとして記載され、第3のCNノード400はSMFとして記載され、移動端末600はUEとして記載されている。
【0187】
管制装置100は、少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を要求するNnef_Radio_condition_requestメッセージをNEF300へ送信する(S1211)。Nnef_Radio_condition_requestメッセージには、地理的な位置情報が追加されてもよい。上記地理的な位置情報は、GPS(Global Positioning System)情報、又は、移動端末600の飛行のウェイポイント(以下、ウェイポイント情報と呼ぶ)を示す情報である。例えば、当該ウェイポイント情報も、GPS情報である。
【0188】
NEF300は、上記Nnef_Radio_condition_requestメッセージの受信に応じて、上記リソース情報を要求するNamf_Radio_condition_requestメッセージをAMF200へ送信する(S1213)。Nnef_Radio_condition_requestメッセージに地理的な位置情報が含まれている場合、NEF300は、当該位置情報に基づいて、その位置(エリア)を管理するAMF200にNamf_Radio_condition_requestメッセージを送信してもよい。Namf_Radio_condition_requestメッセージには、地理的な位置情報が含まれてもよい。
【0189】
AMF200は、上記Namf_Radio_condition_requestメッセージの受信に応じて、上記リソース情報を要求するRAN STATUS REQUESTメッセージをNG-RANノード500へ送信する(S1215)。Namf_Radio_condition_requestメッセージに、地理的な位置情報が含まれる場合、AMF200は、上記位置情報に基づいてRAN STATUS REQUESTメッセージを送信するNG-RANノード500を決定してもよい。なお、上記位置情報は、複数の位置のGPS情報、又は、複数のウェイポイント情報を含んでもよく、複数のNG-RANノード500が識別されてもよい。なおAMF200は、上述したNG-RANノード500のケイパビリティ情報をもとに、RAN STATUS REQUESTメッセージを送信するNG-RANノード500を決定してもよい。
【0190】
NG-RANノード500は、上記RAN STATUS REQUESTメッセージの受信に応じて、上記リソース情報を含むRAN STATUS RESPONSEメッセージをAMF200へ送信する(S1217)。
【0191】
AMF200は、上記RAN STATUS RESPONSEメッセージの受信に応じて、上記リソース情報を含むNamf_Radio_condition_responseメッセージをNEF300へ送信する(S1219)。
【0192】
NEF300は、上記Namf_Radio_condition_responseメッセージの受信に応じて、上記リソース情報を含むNnef_Radio_condition_responseメッセージを管制装置100へ送信する(S1221)。
【0193】
管制装置100は、上記Nnef_Radio_condition_responseメッセージを受信し、上記リソース情報を取得する。
【0194】
上記Nnef_Radio_condition_requestメッセージ、Namf_Radio_condition_requestメッセージ及び上記RAN STATUS RESPONSEメッセージは、上記対象情報(例えば、時間情報、周波数情報、及び/又はセルID)を含んでもよい。この場合に、上記リソース情報は、上記対象情報により示される対象(例えば、1つ以上の時間、1つ以上の周波数帯域及び/又は1つ以上のセル等)についてのリソース情報であってもよい。
【0195】
また、上記Nnef_Radio_condition_requestメッセージ、Namf_Radio_condition_requestメッセージ及び上記RAN STATUS RESPONSEメッセージは、上記周期情報を含んでもよい。この場合に、周期的に、ステップS1217、S1219及びS1221の送信が行われてもよい。
【0196】
なお、図13の例において、「NG-RAN node」は「無線局」に置き換えられてもよく、「AMF」は「第1のCNノード」に置き換えられてもよく、「NEF」は「第2のCNノード」に置き換えられてもよく、「SMF」は「第3のCNノード」に置き換えられてもよく、「UE」は「移動端末」に置き換えられてもよい。また、図13に記載されているメッセージの各々は「メッセージ」に置き換えられてもよい。
【0197】
(2-5)第2の変形例
上述したように、上記対象は、無線局500又は無線局500のセルを含んでもよく、上記対象情報は、無線局500又は無線局500のセルを識別するための情報(例えば、セルID)を含んでもよい。しかしながら、上記対象情報はこの例に限定されない。
【0198】
上記対象情報は、1つ以上の位置を示す位置情報を含んでもよく、上記対象は、当該1つ以上の位置に対応する1つ以上の無線局500を含んでもよい。例えば、第1のCNノード200は、上記位置情報に基づいて、上記1つ以上の無線局500を識別してもよい。そして、第1のCNノード200は、上記リソース情報を要求するメッセージを、上記1つ以上の無線局500へ送信してもよい。
【0199】
(2-6)第3の変形例
上述したように、例えば、上記リソース情報は、第1のCNノード200から第2のCNノード300へ送信される。しかしながら、上記リソース情報の送信はこの例に限定されない。
【0200】
上記リソース情報は、第1のCNノード200から第3のCNノード400へ送信され、第3のCNノード400から第2のCNノード300へ送信されてもよい。
【0201】
第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記リソース情報を第3のCNノード400へ送信し、第3のCNノード400(通信処理部433)は、上記リソース情報を第1のCNノード200から受信し、上記リソース情報を第2のCNノード300へ送信し、第2のCNノード300(通信処理部333)は、上記リソース情報を第3のCNノード400から受信してもよい。これにより、第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記リソース情報を第2のCNノード300へ間接的に送信し、第2のCNノード300(通信処理部333)は、上記リソース情報を第1のCNノード200から間接的に受信してもよい。
【0202】
(2-7)第4の変形例
上述したように、例えば、上記リソース情報は、CN10内におけるシグナリングにより、無線局500から管制装置100へ送信される。しかしながら、上記リソース情報の送信はこの例に限定されない。
【0203】
上記リソース情報は、OAM(Operations,Administration and Maintenance)経由で、無線局500から管制装置100へ送信されてもよい。この場合に、管制装置100は、OAMのノードであってもよい。
【0204】
図14は、第1の態様の第4の変形例に係るリソース情報の送受信の処理の概略的な流れの例を説明するためのシーケンス図である。
【0205】
図14では、わかりやすくするために、具体的な一例として、無線局500はNG-RANノードとして記載されている。
【0206】
NG-RANノード500は、少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報をOAM経由で管制装置100へ送信する(S1231)。
【0207】
なお、図14の例において、「NG-RAN node」は「無線局」に置き換えられてもよい。
【0208】
以上、第1の態様に係るリソース情報の送受信を説明した。上記リソース情報が管制装置100へ送信されない場合には、管制装置100は、無線リソースが利用できそうかを知らないまま、移動端末600の飛行を計画する(例えば、移動端末600の飛行経路を決定する)。そのため、無線リソースが確保できる飛行経路を管制装置100が決定するのが困難になり得る。一方、上述したように上記リソース情報が管制装置100へ送信される場合には、管制装置100は、無線リソースが利用できそうかをある程度知ることができ、よって、無線リソースが確保できる飛行経路を決定することがより容易になり得る。その結果、移動端末600の飛行及び移動端末600に搭乗する乗員の安全性の担保がなされた飛行経路の決定がより容易になり得る。
【0209】
<<5.第2の態様>>
続いて、図15図17を参照して、本開示の第2の態様を説明する。
【0210】
(1)リソースの確保の要求
管制装置100(通信処理部133)は、飛行経路情報に従って移動する移動端末600のための無線リソースの確保を無線局500に要求するための手続を実行する。例えば、管制装置100は、飛行経路情報に基づき、当該無線リソースの確保を要求する第1の要求メッセージを無線局500へOAM経由で送信する。また、例えば、管制装置100は、飛行経路情報に基づき、当該無線リソースの確保を要求する第1の要求メッセージを、当該無線リソースを確保する無線局500に接続されるCN10へ送信する。
以下、管制装置100がCN10に対し第1の要求メッセージを送信する場合の動作の一例について説明する。管制装置100がOAM経由で無線局500に対し第1の要求メッセージを送信する場合の動作の一例については、(5)第2の変形例において説明される。
【0211】
(1-1)第1の要求メッセージに含まれる情報
-第1の識別情報(移動端末600のための識別情報)
例えば、上記第1の要求メッセージは、移動端末600を識別するための第1の識別情報を含む。例えば、当該第1の識別情報は、一時的な(temporary)UE IDである。
【0212】
-第2の識別情報(飛行のための識別情報)
例えば、上記無線リソースの上記確保は、移動端末600の飛行のための無線リソースの確保であり、上記第1の要求メッセージは、移動端末600の上記飛行を識別するための第2の識別情報を含む。例えば、当該第2の識別情報は、(例えば移動端末600毎に正規化された)フライトID又はフライト番号である。当該第2の識別情報は、移動端末600が管理しシステム1を構成する装置に配布される。システム1を構成する各装置は、第1の識別情報と第2の識別情報とを組み合わせる事で、システム1で固有の(unique)飛行を認識してもよい。また、システム1で固有の飛行を管理する別の方法として、管制装置100が移動端末600に第2の識別情報を発行し管理してもよい。この場合、上記第1の要求メッセージは、移動端末600の上記飛行を識別するための第2の識別情報を含まない。この場合、管制装置100が、移動端末600を含むシステム1内の装置に第2の識別情報を配布する。
【0213】
-周波数情報
例えば、上記無線リソースは、特定の周波数帯域における無線リソースであり、上記第1の要求メッセージは、上記特定の周波数帯域を示す周波数情報を含む。
【0214】
上記周波数帯域は、コンポーネントキャリア(CC)であってもよい。あるいは、上記周波数帯域は、CCに含まれる部分帯域(BWP;bandwidth part)であってもよい。あるいは、上記周波数帯域は、複数のCCを含む帯域であってもよい。
【0215】
当然ながら、上記周波数情報は、複数の周波数帯域を示してもよい。当該周波数情報は、優先度順に当該複数の周波数帯域を示してもよい。なお、一例として、低い周波数の優先度を高くすることで、飛行する移動端末との無線接続を安定させることができる。
【0216】
上述したような周波数情報によれば、CN10は、所望の周波数帯域の無線リソースを無線局500に確保することを要求することが可能になる。
【0217】
-時間情報
例えば、上記無線リソースは、特定の時間(time period)における無線リソースであり、上記第1の要求メッセージは、上記特定の時間を示す時間情報を含む。
【0218】
例えば、上記特定の時間は、上記飛行経路情報に従って移動する移動端末600が無線局500と通信する予定である時間を含む。
【0219】
上述したような時間情報によれば、CN10は、所望の時間(即ち、移動端末600が無線局500と通信する予定である時間)の無線リソースを無線局500に確保することを要求することが可能になる。
【0220】
-位置情報
例えば、上記第1の要求メッセージは、位置を示す位置情報を含み、上記無線リソースを確保する無線局500は、当該位置情報に対応する。即ち、CN10は、当該位置情報に基づいて、上記無線リソースを確保する無線局500を識別し、又は決定する。
【0221】
例えば、上記位置情報は、セル識別子(セルID)である。この場合に、上記無線リソースを確保する無線局500は、当該セル識別子に基づいて識別される。なお、上記位置情報は、複数のセル識別子を含んでもよく、複数の無線局500が識別されてもよい。
【0222】
あるいは、上記位置情報は、GPS(Global Positioning System)情報、又は、移動端末600の飛行のウェイポイント(以下、ウェイポイント情報と呼ぶ)を示す情報である。例えば、当該ウェイポイント情報も、GPS情報である。この場合に、上記無線リソースを確保する無線局500は、当該GPS情報又は上記ウェイポイント情報に基づいて決定される。なお、上記位置情報は、複数の位置のGPS情報、又は、複数のウェイポイント情報を含んでもよく、複数の無線局500が識別されてもよい。
【0223】
-セッション属性情報
例えば、上記第1の要求メッセージは、移動端末600と管制装置100の通信に必要なセッション属性情報を含む。セッション属性情報は、QoS(Quality of Service)情報と表現されてもよい。セッション属性情報は、リソースの種別やリソースの量を示すQoS Profileの情報を含んでもよい。QoS Profileの情報は、5G QoS Identifier (5QI)、Allocation and Retention Priority (ARP)、Reflective QoS Attribute (RQA)、Guaranteed Flow Bit Rate (GFBR) - UL and DL、Maximum Flow Bit Rate (MFBR) - UL and DL、及び/又は、Maximum Packet Loss Rate - UL and DLを含んでもよい。
【0224】
上述したような位置情報によれば、CN10は、所望の無線局を決定することが可能となり、かつ、所望のセルの無線リソースを当該所望の無線局に確保することを要求することが可能になる。
【0225】
(1-2)無線局への要求
例えば、第1のCNノード200(通信処理部233)は、CN10における上記第1の要求メッセージの受信に応じて、上記無線リソースの上記確保を要求する第2の要求メッセージを、上記無線リソースを確保する無線局500へ送信する。
【0226】
より具体的には、例えば、管制装置100(通信処理部133)は、上記第1の要求メッセージを第2のCNノード300へ送信し、第2のCNノード300(通信処理部333)は、上記第1の要求メッセージを管制装置100から受信する。第2のCNノード300(通信処理部333)は、上記第1の要求メッセージの受信に応じて、上記無線リソースの上記確保を要求する第3の要求メッセージを第1のCNノード200へ送信し、第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記第3の要求メッセージを第2のCNノード300から受信する。第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記第3の要求メッセージの受信に応じて、上記無線リソースの上記確保を要求する上記第2の要求メッセージを無線局500へ送信し、無線局500(第1通信処理部543)は、上記第2の要求メッセージを受信する。無線局500(制御部541)は、上記第2の要求メッセージの受信に応じて、上記無線リソースの上記確保を行う。
【0227】
-第3の要求メッセージに含まれる情報
例えば、第2のCNノード300により送信される上記第3の要求メッセージは、管制装置100により送信される上記第1の要求メッセージに含まれる上述した情報を含む。
【0228】
具体的には、例えば、上記第3の要求メッセージは、上記第1の識別情報、上記第2の識別情報、上記周波数情報、上記時間情報、上記位置情報、及び/又は上記セッション属性情報を含む。
【0229】
例えば、第1のCNノード200(制御部231)は、上記位置情報に基づいて、上記無線リソースを確保する無線局500(即ち、第1のCNノード200が上記第2の要求メッセージを送信する無線局500)を識別し、又は決定する。
【0230】
-第2の要求メッセージに含まれる情報
例えば、第2のCNノード300により送信される上記第2の要求メッセージは、上記第1の要求メッセージ及び上記第3の要求メッセージに含まれる上述した情報を含む。
【0231】
具体的には、例えば、上記第2の要求メッセージは、上記第1の識別情報、上記第2の識別情報、上記周波数情報、上記時間情報、及び/又は上記セッション属性情報を含む。
【0232】
なお、上記第1の要求メッセージ、上記第2の要求メッセージ及び上記第3の要求メッセージのうちの2つ以上のメッセージは、同一の情報を含んでもよい。また、上記第1の要求メッセージ、上記第2の要求メッセージ及び上記第3の要求メッセージのうちの2つ以上のメッセージは、同一のメッセージであってもよい。
【0233】
(2)リソースの確保の要求への応答
管制装置100(通信処理部133)は、上記無線リソースの確保についての第1の応答メッセージを受信する。例えば、管制装置100は、OAM経由で無線局500から上記無線リソースの確保についての第1の応答メッセージを受信する。また、例えば管制装置100は、上記無線リソースの上記確保についての第1の応答メッセージをCN10から受信する。
以下、管制装置100が、CN10から第1の応答メッセージを受信する場合の動作の一例について説明する。管制装置100がOAM経由で無線局500から第1の応答メッセージを受信する場合の動作の一例については、(5)第2の変形例において説明される。
【0234】
(2-1)第1の応答メッセージに含まれる情報
例えば、上記第1の応答メッセージは、上記無線リソースが確保されたかを示す情報を含む。より具体的には、例えば、当該情報は、上記無線リソースが確保されたことを示す情報(例えば、「OK」を示す情報)、又は、上記無線リソースが確保されなかったことを示す情報(例えば、「Reject」を示す情報)である。
【0235】
例えば、上記第1の応答メッセージは、確保された無線リソースを示す情報を含んでもよい。
【0236】
(2-2)無線局からの応答
例えば、無線局500(第1通信処理部543)は、上記無線リソースの上記確保についての第2の応答メッセージを第1のCNノード200へ送信し、第1のCNノード200(通信処理部233)は、当該第2の応答メッセージを無線局500から受信する。第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記第2の応答メッセージの受信に応じて、上記無線リソースの上記確保についての第3の応答メッセージを第2のCNノード300へ送信し、第2のCNノード300(通信処理部)は、当該第3の応答メッセージを第1のCNノード200から受信する。第2のCNノード300(通信処理部)は、上記第3の応答メッセージの受信に応じて、上記第1の応答メッセージを管制装置100へ送信する。
【0237】
-第2の応答メッセージに含まれる情報
例えば、無線局500により送信される上記第2の応答メッセージは、上記第1の応答メッセージに含まれる上述した情報を含む。
【0238】
具体的には、例えば、上記第2の応答メッセージは、上記無線リソースが確保されたかを示す情報を含む。上記第2の応答メッセージは、確保された無線リソースを示す情報を含んでもよい。
【0239】
-第3の応答メッセージに含まれる情報
例えば、第1のCNノード200により送信される上記第3の応答メッセージは、上記第1の応答メッセージ及び上記第2の応答メッセージに含まれる上述した情報を含む。
【0240】
具体的には、例えば、上記第3の応答メッセージは、上記無線リソースが確保されたかを示す情報を含む。上記第3の応答メッセージは、確保された無線リソースを示す情報を含んでもよい。
【0241】
なお、上記第1の応答メッセージ、上記第2の応答メッセージ及び上記第3の応答メッセージのうちの2つ以上のメッセージは、同一の情報を含んでもよい。また、上記第1の応答メッセージ、上記第2の応答メッセージ及び上記第3の応答メッセージのうちの2つ以上のメッセージは、同一のメッセージであってもよい。
【0242】
(3)処理の流れ
-概略
図15は、第2の態様に係る無線リソースの確保の処理の概略的な流れの例を説明するための第1のシーケンス図である。当該第1のシーケンス図は、概略的なシーケンス図である。
【0243】
図15では、わかりやすくするために、具体的な一例として、無線局500はNG-RANノードとして記載され、移動端末600はUEとして記載されている。
【0244】
UE600は、UE600の飛行についての飛行要求を管制装置100へ送信する(S1301)。この送信は、アプリケーションレイヤでの送信である。管制装置100は、上記飛行要求に応じて上記飛行を計画する。例えば、管制装置100は、上記飛行の経路を決定する。
【0245】
UE600のための無線リソースの確保を要求する要求メッセージが、管制装置100からNG-RANノード500Aへ送信される(S1303)。例えば、当該要求メッセージは、上記第1の識別情報、上記第2の識別情報、上記周波数情報、上記時間情報及び/又は上記位置情報を含む。さらに、当該要求メッセージには、飛行関連情報、および飛行経路情報が含まれてもよい。
【0246】
さらに、上記要求メッセージへの応答メッセージが、NG-RANノード500Aから管制装置100へ送信される(S1305)。例えば、当該応答メッセージは、上記無線リソースが確保されたことを示す情報を含む。
【0247】
NG-RANノード500Aと同様に、NG-RANノード500B及びNG-RANノード500Cの各々についても、上記要求メッセージ及び上記応答メッセージが送受信される(S1307~S1313)。
【0248】
管制装置100は、上記飛行要求への応答(飛行応答)をUE600へ送信する(S1315)。当該飛行応答の送信は、アプリケーションレイヤでの送信である。例えば、当該飛行応答は、UE600の上記飛行の受け入れ(acceptance)を示す情報(例えば、「OK」を示す情報)を含む。また、例えば、上記飛行応答は、上記第1の識別情報及び上記第2の識別情報を含む。なお、上記飛行応答は、管制装置100により生成又は取得される移動端末600のための飛行経路情報、飛行関連情報を含んでもよい。これにより、移動端末600が当該飛行経路情報を取得してもよい。
【0249】
なお、図15の例において、「NG-RAN node」は「無線局」に置き換えられてもよく、「UE」は「移動端末」に置き換えられてもよい。
【0250】
-詳細
図16は、第2の態様に係る無線リソースの確保の処理の概略的な流れの例を説明するための第2のシーケンス図である。当該第2のシーケンス図は、管制装置100が上記無線リソースの上記確保についての第1の応答メッセージをCN10から受信する場合の一例を示すシーケンス図であり、特に図15に示される上記第1のシーケンス図のうちのステップS1303及びS1305をより詳細に説明する。
【0251】
図16では、わかりやすくするために、具体的な一例として、無線局500はNG-RANノードとして記載され、第1のCNノード200はAMFとして記載され、第2のCNノード300はNEFとして記載され、第3のCNノード400はSMFとして記載され、移動端末600はUEとして記載されている。
【0252】
管制装置100は、UE600のための無線リソースの確保を要求する上述した第1の要求メッセージ(例えば、Nnef_Radio_reconfiguration_requestメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)をCN10(具体的にはNEF300)へ送信する(S1311)。
【0253】
NEF300は、上記第1の要求メッセージ(Nnef_Radio_reconfiguration_requestメッセージ)の受信に応じて、UE600のための無線リソースの確保を要求する上述した第3の要求メッセージ(例えば、Namf_Radio_reconfiguration_requestメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)をAMF200へ送信する(S1313)。NEF300は、上記第1の要求メッセージ(Nnef_Radio_reconfiguration_requestメッセージ)に設定された第1の識別情報に基づいて第3の要求メッセージを送信するAMF200を決定する。
【0254】
AMF200は、上記第3の要求メッセージ(Namf_Radio_reconfiguration_requestメッセージ)の受信に応じて、UE600のための無線リソースの確保を要求する上述した第2の要求メッセージ(例えば、RAN RECONFIGURATION REQUESTメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)をNG-RANノード500へ送信する(S1315)。
【0255】
上記Nnef_Radio_reconfiguration_requestメッセージ、上記Namf_Radio_reconfiguration_requestメッセージ及び上記RAN RECONFIGURATION REQUESTメッセージの各々は、UE600を識別するための第1の識別情報、UE600の飛行を識別するための第2の識別情報、特定の周波数帯域を示す周波数情報、特定の時間を示す時間情報、位置を示す位置情報、及び/又は、セッション属性情報を含む。
【0256】
NG-RANノード500は、上記RAN RECONFIGURATION REQUESTメッセージの受信に応じて、UE600のための無線リソースを確保する。そして、NG-RANノード500は、上記無線リソースの上記確保についての上述した第2の応答メッセージ(例えば、RAN RECONFIGURATION RESPONSEメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)をAMF200へ送信する(S1317)。
【0257】
AMF200は、上記無線リソースの上記確保についての上述した第3の応答メッセージ(例えば、Namf_Radio_reconfiguration_responseメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)をNEF300へ送信する(S1319)。
【0258】
NEF300は、上記無線リソースの上記確保についての上述した第1の応答メッセージ(例えば、Nnef_Radio_reconfiguration_responseメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)を管制装置100へ送信する(S1321)。
【0259】
上記RAN RECONFIGURATION RESPONSEメッセージ、上記Namf_Radio_reconfiguration_responseメッセージ及び上記Nnef_Radio_reconfiguration_responseメッセージの各々は、例えば、上記無線リソースが確保されたことを示す情報を含む。これらのメッセージの各々は、確保された無線リソースを示す情報をさらに含んでもよい。
【0260】
なお、図16の例において、「NG-RAN node」は「無線局」に置き換えられてもよく、「AMF」は「第1のCNノード」に置き換えられてもよく、「NEF」は「第2のCNノード」に置き換えられてもよく、「SMF」は「第3のCNノード」に置き換えられてもよく、「UE」は「移動端末」に置き換えられてもよい。また、図16に記載されているメッセージの各々は「メッセージ」に置き換えられてもよい。
【0261】
なお、無線リソースを確保したNG-RANノード500は、例えば3GPPで規定されるSON(Self-Organizing Network)の動作に対して下記のような対応をしてもよい。
【0262】
例えば、無線リソースを確保したNG-RANノード500は、隣接RANノードのセル及び/又は当該隣接RANノードをオフにする提案を受信した場合、否定応答を送信してもよい。これにより、隣接RANノードがオフになることに基づく、無線リソースを確保したNG-RANノード500の負荷が高くなることを回避することができる。
【0263】
例えば、無線リソースを確保したNG-RANノード500は、SONにおけるオフとなっている隣接RANノードのセル及び/又は隣接するNG-RANノード500へ、起動するよう要求を送信してもよい。隣接RANノードが起動することにより、無線リソースを確保したNG-RANノード500の負荷を分散することができ、安定した通信を飛行するUEに提供することができる。
【0264】
(4)第1の変形例
上述したように、例えば、上記第3の要求メッセージは、第2のCNノード300から第1のCNノード200へ送信され、上記第3の応答メッセージは、第1のCNノード200から第2のCNノード300へ送信される。しかしながら、上記第3の要求メッセージ及び上記第3の応答メッセージの送信はこの例に限定されない。
【0265】
第2のCNノード300(通信処理部333)は、管制装置100により送信される上記第1の要求メッセージの受信に応じて、上記第3の要求メッセージを第3のCNノード400へ送信してもよい。第3のCNノード400(通信処理部433)は、上記第3の要求メッセージの受信に応じて、UE600のための無線リソースの確保を要求するさらなる要求メッセージ(第4の要求メッセージ)を第1のCNノード200へ送信してもよい。
【0266】
第1のCNノード200(通信処理部233)は、無線局500により送信される上記第2の要求メッセージの受信に応じて、上記第3の応答メッセージを第3のCNノード400へ送信してもよい。第3のCNノード400(通信処理部433)は、上記第3の応答メッセージの受信に応じて、上記無線リソースの上記確保についてのさらなる応答メッセージ(第4の応答メッセージ)を第2のCNノード300へ送信してもよい。
【0267】
(5)第2の変形例
上述したように、例えば、無線リソースの確保についての要求メッセージ及び応答メッセージは、CN10内におけるシグナリングにより送信される。しかしながら、要求メッセージ及び応答メッセージの送信はこの例に限定されない。
【0268】
上記要求メッセージは、OAM経由で、管制装置100から無線局500へ送信されてもよい。また、上記応答メッセージは、OAM経由で、無線局500から管制装置100へ送信されてもよい。この場合に、管制装置100は、OAMのノードであってもよい。
【0269】
図17は、第2の態様の第2の変形例に係る無線リソースの確保の処理の概略的な流れの例を説明するためのシーケンス図である。当該シーケンス図は、特に図15に示される上記第1のシーケンス図のうちのステップS1303及びS1305をより詳細に説明する。
【0270】
図17では、わかりやすくするために、具体的な一例として、無線局500はNG-RANノードとして記載されている。
【0271】
管制装置100は、UE600のための無線リソースの確保を要求する要求メッセージ(例えば、リソース確保要求メッセージ)をOAM経由でNG-RANノード500へ送信する(S1331)。例えば、当該要求メッセージは、上記第1の識別情報、上記第2の識別情報、上記周波数情報、上記時間情報、上記位置情報、及び/又はセッション属性情報(QoS情報)を含む。
【0272】
NG-RANノード500は、上記無線リソースの上記確保についての応答メッセージ(例えば、リソース確保応答メッセージ)をOAM経由で管制装置100へ送信する(S1333)。例えば、当該応答メッセージは、上記無線リソースが確保されたことを示す情報を含む。上記応答メッセージは、確保された無線リソースを示す情報をさらに含んでもよい。
【0273】
なお、図17の例において、「NG-RAN node」は「無線局」に置き換えられてもよい。
【0274】
以上、第2の態様を説明した。飛行経路情報に従って移動する移動端末600のための無線リソースの確保が要求されない場合には、当該無線リソースが確保されず、移動端末600が飛行中に継続的に通信することが困難になり得る。その結果、移動端末600の飛行を外部から適切に制御することが困難になり得る。一方、上述したように移動端末600のための無線リソースの確保が飛行経路情報に従ってあらかじめ要求される場合には、移動端末600の飛行経路上の当該無線リソースが事前に確保されているため、移動端末600が飛行中に継続的に通信することがより容易になり得る。その結果、移動端末600の飛行及び移動端末600に搭乗する乗員の安全性の担保がより容易になり得る。
【0275】
<<6.第3の態様>>
続いて、図18を参照して、本開示の第3の態様を説明する。
【0276】
(1)移動端末の呼び出しの要求
管制装置100(通信処理部133)は、移動端末600の飛行であって、無線リソースが確保された当該飛行のために、移動端末600の呼び出し(paging)を要求する第1の要求メッセージをCN10へ送信する。
【0277】
(1-1)要求メッセージに含まれる情報
-第1の識別情報(移動端末600のための識別情報)
例えば、上記第1の要求メッセージは、移動端末600を識別するための第1の識別情報を含む。例えば、当該第1の識別情報は、一時的な(temporary)UE IDである。
【0278】
-第2の識別情報(飛行のための識別情報)
例えば、上記第1の要求メッセージは、移動端末600の上記飛行を識別するための第2の識別情報を含む。例えば、当該第2の識別情報は、(例えば移動端末600毎に正規化された)フライトID又はフライト番号である。
【0279】
-飛行関連情報
例えば、上記第1の要求メッセージは、移動端末600の上記飛行に関する飛行関連情報を含む。
【0280】
--飛行関連情報と飛行経路情報との関係
上記飛行関連情報は、CN10(例えば、第1のCNノード200、第2のCNノード300及び/若しくは第3のCNノード400)並びに/又は無線局500において保存され、使用される情報である。
【0281】
一方、上述した飛行経路情報は、管制装置100により移動端末600に送信され、移動端末600が飛行のために使用する情報である。当該飛行経路情報は、管制装置100により生成されてもよいし、管制装置100により他の装置から取得されてもよい。
【0282】
上述したように、飛行経路情報に含まれる全て又は一部を包含する情報は、飛行計画又は飛行プロファイル等と呼ばれてもよい。同様に、上記飛行関連情報に含まれる全て又は一部を包含する情報も、飛行計画又は飛行プロファイル等と呼ばれてもよい。あるいは、上記飛行経路情報自体、又は、上記飛行関連情報自体が、飛行計画又は飛行プロファイル等と呼ばれてもよい。
【0283】
上記飛行関連情報は、上述した飛行経路情報と同じであってもよい。あるいは、上記飛行関連情報は、上述した飛行経路情報とは異なっていてもよい。例えば、上記飛行関連情報は、上述した飛行経路情報を含んでもよく、又は、上述した飛行経路情報に含まれていてもよい。あるいは、上記飛行関連情報は、上述した飛行経路情報と部分的に重複するのみであってもよく、又は、上述した飛行経路情報とは全く異なっていてもよい。
【0284】
--各ノードにおいて保存され使用される飛行関連情報
各CNノード(第1のCNノード200、第2のCNノード300及び第3のCNノード400の各々)において保存される飛行関連情報は、他のCNノードにおいて保存される飛行関連情報と同一であってもよく、又は異なってもよい。各CNノードは、自らにとって必要な情報を含む飛行関連情報を保存してもよい。飛行関連情報は、各CNノードにおいて第1の識別情報と第2の識別情報との少なくとも一つが特定される態様であってもよい。
【0285】
無線局500において保存され使用される飛行関連情報は、CN10において保存される飛行関連情報と異なってもよい。無線局500は、自らにとって必要な情報を含む飛行関連情報を保存してもよい。一例として、無線局500は、自らのセルについての情報を含み、CN10において保存される飛行関連情報は、複数の無線局500のセルについての情報を含んでもよい。飛行関連情報は、無線局500において第1の識別情報と第2の識別情報との少なくとも一つが特定される態様であってもよい。
【0286】
なお、無線局500において保存され使用される飛行関連情報は、CN10において保存される飛行関連情報と同一であってもよい。
【0287】
--識別情報
上記第1の識別情報及び上記第2の識別情報は、上記飛行関連情報の中に含まれてもよく、又は、上記第1の要求メッセージにおいて上記飛行関連情報とは別の情報として含まれてもよい。
【0288】
--経路情報
例えば、上記飛行関連情報は、移動端末600の上記飛行の経路を示す経路情報を含む。
【0289】
第1の例として、上記経路情報は、上記飛行の経路として、上記飛行の経路上の1つ以上のセルであって、上記飛行において移動端末600により使用される当該1つ以上のセルを示す。即ち、当該1つ以上のセルは、上記飛行において移動端末600により使用されるセルのリスト(即ち、ハンドオーバのリスト)である。図3の例のケースでは、上記1つ以上のセルは、4つのセル50のリストである。上記リストは、上記セルのシーケンス(即ち、順序を伴うセルのリスト)であってもよい。
【0290】
第2の例として、上記経路情報は、上記飛行の経路として、上記飛行の1つ以上のウェイポイントを示してもよい。上記経路情報は、当該1つ以上のウェイポイントの各々を、緯度、経度、及び高度により示してもよい。
【0291】
なお、上記飛行関連情報は、上記1つ以上のセルを示す第1の経路情報と、上記1つ以上のウェイポイントを示す第2の経路情報との両方を含んでもよい。
【0292】
--時間情報
例えば、上記飛行関連情報は、上記飛行についての時間(time)を示す時間情報を含む。
【0293】
第1の例として、上記時間情報は、上記1つ以上のセル(即ち、上記飛行の経路上の1つ以上のセルであって、上記飛行において移動端末600により使用される当該1つ以上のセル)の各々について、上記飛行についての時間(time)を示す。より具体的には、例えば、上記時間情報は、上記1つ以上のセルの各々について、上記移動端末のために無線リソースが確保される時間(time period)を示す。
【0294】
例えば、図3の例のケースでは、4つのセルについて以下のような時間に移動端末600のために無線リソースが確保され、上記飛行関連情報は、当該4つのセルについて、以下のような時間を示す時間情報を含む。
-第1のセル50:15:00-15:05
-第2のセル50:15:02-15:10
-第3のセル50:15:08-15:15
-第4のセル50:15:12-15:20
これらの時間情報は、移動端末600の飛行の起点及び終点のいずれかの時刻を含む時間情報を除き、ある時間情報が示す時間の少なくとも一部が重複する前後の時間をそれぞれ示す時間情報が存在しているという関係を有している。
【0295】
さらに又はあるいは、上記時間情報は、上記1つ以上のセルの各々について、移動端末600が入る時間(time)と、移動端末600が出る時間(time)とを示してもよい。さらに又はあるいは、上記時間情報は、上記1つ以上のセルの各々について、移動端末600が通過(又は滞在)する時間(time period)を示してもよい。
【0296】
第2の例として、上記時間情報は、上記飛行の1つ以上のウェイポイントについて、上記飛行についての時間(time)を示す。より具体的には、例えば、上記時間情報は、上記飛行の1つ以上のウェイポイントの各々について、移動端末600が通過する時刻を示してもよい。当該1つ以上のウェイポイントは、上記飛行の全てのウェイポイントの一部であってもよい。あるいは、上記1つ以上のウェイポイントは、上記飛行の全てのウェイポイントであってもよい。さらに又はあるいは、上記時間情報は、1つ以上の区間における移動端末600の飛行時間を示してもよく、当該1つ以上の区間の各々は、任意の2つのウェイポイント間の区間であってもよい。
【0297】
--移動速度情報
上記飛行関連情報は、移動端末600の移動速度(velocity)を示す移動速度情報を含んでもよい。例えば、当該移動速度情報は、移動端末600の水平移動速度(Horizontal velocity)と、移動端末600の垂直移動速度(Vertical velocity)とを示してもよい。
【0298】
例えば、上記移動速度情報は、1つ以上のウェイポイントの各々について、移動端末600の移動速度を示してもよい。あるいは、上記移動速度情報は、1つ以上の区間について、移動端末600の移動速度を示してもよく、当該1つ以上の区間は、任意の2つのウェイポイント間の区間であってもよい。
【0299】
--周波数情報
上記飛行関連情報は、特定の周波数帯域を示す周波数情報を含んでもよい。当該特定の周波数帯域は、上記飛行において移動端末600が使用する周波数帯域であってもよい。
【0300】
上記周波数情報は、複数の周波数帯域を示してもよい。当該周波数情報は、優先度順に当該複数の周波数帯域を示してもよい。なお、一例として、低い周波数の優先度を高くすることで、飛行する移動端末との無線接続を安定させることができる。
【0301】
--コンフィギュレーション情報
例えば、上記飛行関連情報は、移動端末600のためのコンフィギュレーションを示すコンフィギュレーション情報を含む。
【0302】
例えば、上記コンフィギュレーション情報は、上記1つ以上のセル(即ち、上記飛行の経路上の1つ以上のセルであって、上記飛行において移動端末600により使用される当該1つ以上のセル)の各々について、移動端末600のためのコンフィギュレーションを示す。例えば、当該コンフィギュレーション情報は、RRC(Radio Resource Control) Reconfigurationメッセージに含まれる情報である。
【0303】
--セッション属性情報
例えば、上記飛行関連情報は、移動端末600の上記飛行における通信のためのセッションの属性情報を含む。例えば、当該セッション属性情報は、上記セッションの品質を示す情報を含む。一例として、上記セッションは、PDU(Packet Data Unit)セッションであり、上記セッション属性情報は、当該PDUセッションのためのQCI(Quality of Service(QoS) Class Identifier)、又は5QI(5G QoS Identifier)を含む。
【0304】
--無線リソース情報
例えば、上記飛行関連情報は、移動端末600の上記飛行における通信のための無線リソースを示す無線リソース情報を含む。
【0305】
(1-2)呼び出し
例えば、第1のCNノード200(通信処理部233)は、CN10における上記第1の要求メッセージの受信に応じて、無線局500を介して移動端末600の上記呼び出しを行う。
【0306】
より具体的には、例えば、管制装置100(通信処理部133)は、上記呼び出しを要求する上記第1の要求メッセージを第2のCNノード300へ送信し、第2のCNノード300(通信処理部333)は、上記第1の要求メッセージを管制装置100から受信する。第2のCNノード300(通信処理部333)は、上記第1の要求メッセージの受信に応じて、上記呼び出しを要求する第2の要求メッセージを第3のCNノード400へ送信する。第3のCNノード400(通信処理部433)は、上記第2の要求メッセージの受信に応じて、さらなる要求メッセージ(第3の要求メッセージ)を第1のCNノード200へ送信し、第1のCNノード200(通信処理部233)は、当該第3の要求メッセージを第3のCNノード400から受信する。第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記第3の要求メッセージの受信に応じて、無線局500を介して移動端末600の上記呼び出しを行う。
【0307】
例えば、上記第2の要求メッセージ及び上記第3の要求メッセージの各々は、上記第1の識別情報、上記第2の識別情報及び/又は上記飛行関連情報を含む。
【0308】
なお、上記第1の要求メッセージ、上記第2の要求メッセージ及び上記第3の要求メッセージのうちの2つ以上のメッセージは、同一の情報を含んでもよい。また、上記第1の要求メッセージ、上記第2の要求メッセージ及び上記第3の要求メッセージのうちの2つ以上のメッセージは、同一のメッセージであってもよい。
【0309】
なお、(1)移動端末の呼び出しの要求は、管制装置100(通信処理部133)から移動端末600を呼び出す(paging)処理を説明しているが、移動端末600が、CM-IDLE状態ではなく、CM-CONNECTED状態の場合は、AMF200からNOTIFICATIONメッセージを移動端末600に送信し、移動端末600からのService requestメッセージの送信を促す。この場合(1)移動端末の呼び出しの要求は実行されなくてもよい。
【0310】
(2)通信の開始の要求
移動端末600(通信処理部635)は、無線リソースが確保された移動端末600の飛行のための通信の開始を要求するメッセージを第1のCNノード200へ送信する。例えば、当該メッセージは、Service requestメッセージである。
【0311】
-呼び出しに応じた送信
例えば、移動端末600(通信処理部635)は、移動端末600の上記呼び出しに応じて、上記通信の開始を要求する上記メッセージを第1のCNノード200へ送信する。
【0312】
-呼び出しをトリガとしない送信
『(1)移動端末の呼び出しの要求』は、管制装置100(通信処理部133)から移動端末600を呼び出す(paging)処理を説明しているが、例えば、移動端末600が、上述の呼び出し(paging)処理を受けることなくPDUセッションの設定を行ってもよい。その場合、PDUセッションの設定は、移動端末600が飛行関連情報と飛行経路情報との少なくともいずれかに従い、上記通信の開始を要求する上記メッセージ(例えば、Service requestメッセージ)を第1のCNノード200に送信することで開始する。例えば移動端末600は第2の態様におけるS1315において受け取る飛行応答に含まれる飛行経路情報及び飛行関連情報の少なくともいずれかを用いて、上記通信の開始を要求する上記メッセージ(例えば、Service requestメッセージ)を第1のCNノード200に送信してもよい。
【0313】
-セッションの設定
例えば、第1のCNノード200(制御部231及び通信処理部233)は、上記メッセージの受信に応じて、第3のCNノード400とともに、移動端末600のためのセッションを設定する。例えば、当該セッションは、PDU(Packet Data Unit)セッションである。
【0314】
-飛行関連情報の送信
例えば、第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記通信の開始を要求する上記メッセージ(例えば、Service requestメッセージ)の受信後に、上記飛行関連情報を無線局500へ送信し、無線局500(第1通信処理部543)は、上記飛行関連情報を受信する。
【0315】
さらに、無線局500(第2通信処理部545)は、上記飛行関連情報を移動端末600へ送信してもよい。
【0316】
-飛行経路情報の送信
上述した飛行経路情報(即ち、管制装置100により生成又は取得され、移動端末600が飛行のために使用する情報)は、上記通信の開始を要求する上記メッセージ(例えば、Service requestメッセージ)の送信後に、移動端末600へ送信されてもよい。例えば、上記通信の開始を要求する上記メッセージが第1のCNノード200において受信されると、CN10が管制装置100に通知してもよい。管制装置100は、CN10からの通知に応じて、上記飛行経路情報を移動端末600へ送信してもよい。
【0317】
あるいは、第2の態様において図15を参照して説明したように、上記飛行経路情報は、移動端末600からの飛行要求に対する飛行応答において事前に送信されてもよい。この場合に、移動端末600(通信処理部635)は、上記通信の開始を要求する上記メッセージ(例えば、Service requestメッセージ)の中に上記飛行経路情報を含めてもよい。これにより、移動端末600がCN10(第1CNノード200)に上記飛行経路情報を提供してもよい。
【0318】
(3)処理の流れ
図18は、第3の態様に係る処理の概略的な流れの例を説明するためのシーケンス図である。
【0319】
図18では、わかりやすくするために、具体的な一例として、無線局500はNG-RANノードとして記載され、第1のCNノード200はAMFとして記載され、第2のCNノード300はNEFとして記載され、第3のCNノード400はSMFとして記載され、移動端末600はUEとして記載されている。
【0320】
管制装置100は、UE600の飛行であって、無線リソースが確保された当該飛行のために、UE600の呼び出しを要求する上述した第1の要求メッセージ(例えば、Nnef_NIDD_Delivery Requestメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)をCN10(具体的にはNEF300)へ送信する(S1401)。
【0321】
NEF300は、上記Nnef_NIDD_Delivery Requestメッセージの受信に応じて、上述した第2の要求メッセージ(例えばNnef_NIDD_Delivery Requestメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)をSMF400へ送信する(S1403)。
【0322】
SMF400は、上記Nnef_NIDD_Delivery Requestメッセージの受信に応じて、UE600の呼び出しを要求する上述した第3の要求メッセージ(例えば、Namf_Communication_N1N2MessageTransferメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)をAMF200へ送信する(S1405)。
【0323】
上記Nnef_NIDD_Delivery Requestメッセージ及び上記Namf_Communication_N1N2MessageTransferメッセージの各々は、UE600を識別するための第1の識別情報、UE600の上記飛行を識別するための第2の識別情報、及び/又は、移動端末600の上記飛行に関する飛行関連情報を含む。
【0324】
AMF200は、上記第3の要求メッセージ(例えば、Namf_Communication_N1N2MessageTransferメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)の受信に応じて、NG-RANノード500を介してUE600の呼び出しを行う(S1407、S1409)。
【0325】
AMF200は、N11メッセージをSMF400へ送信し(S1411)、SMF400は、Nnef_NIDD_Delivery ResponseメッセージをNEF300へ送信し(S1413)、NEF300は、Nnef_NIDD_Delivery Responseメッセージを管制装置100へ送信する(S1415)。
【0326】
UE600は、Service requestメッセージをAMF200へ送信する(S1421)。
【0327】
AMF200及びSMF400は、UE600のためのPDUセッションを設定する(S1423)。
【0328】
AMF200は、PDU SESSION RESOURCE SETUP REQUESTメッセージをNG-RANノード500へ送信する(S1425)。当該PDU SESSION RESOURCE SETUP REQUESTメッセージは、上記第1の識別情報、上記第2の識別情報及び/又は上記飛行関連情報を含む。
【0329】
NG-RANノード500は、RRC ReconfigurationメッセージをUE600へ送信する(S1427)。当該RRC Reconfigurationメッセージは、上記第1の識別情報、上記第2の識別情報及び/又は上記飛行関連情報を含んでもよい。
【0330】
NG-RANノード500は、PDU SESSION RESOURCE SETUP ResponseメッセージをAMF200へ送信する(S1429)。
【0331】
AMF200及びSMF400は、上記PDUセッションを更新する(S1431)。
【0332】
なお、図18の例において、「NG-RAN node」は「無線局」に置き換えられてもよく、「AMF」は「第1のCNノード」に置き換えられてもよく、「NEF」は「第2のCNノード」に置き換えられてもよく、「SMF」は「第3のCNノード」に置き換えられてもよく、「UE」は「移動端末」に置き換えられてもよい。また、図18に記載されているメッセージの各々は「メッセージ」に置き換えられてもよい。
また、図18の例において、UE600がpagingの処理を受けずにPDUセッションの設定を行う場合には、図18に記載されているS1401、S1403、S1405、S1407、S1409、S1411、S1413及びS1415の各処理を実行する必要はなく、UE600が、Service requestメッセージを第1のCNノード200へ送信すればよい(S1421)。
【0333】
(4)変形例
上述したように、例えば、第2のCNノード300は、上記第2の要求メッセージを第3のCNノード400へ送信し、第3のCNノード400は、上記第3の要求メッセージ)を第1のCNノード200へ送信する。しかしながら、要求メッセージの送信はこの例に限定されない。
【0334】
第2のCNノード300(通信処理部333)は、管制装置100からの上記第1の要求メッセージの受信に応じて、上記第2の要求メッセージを第1のCNノード200へ送信してもよい。第1のCNノード200(通信処理部233)は、当該第2の要求メッセージを第2のCNノード300から受信してもよい。第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記第2の要求メッセージの受信に応じて、無線局500を介して移動端末600の上記呼び出しを行ってもよい。
【0335】
上記第2の要求メッセージは、Namf_Communication_N1N2MessageTransferメッセージであってもよい。
【0336】
以上、第3の態様を説明した。
【0337】
本態様においては、移動端末600及び管制装置100の少なくとも1つは、飛行経路情報及び飛行関連情報の少なくとも1つに基づいて通信の開始を要求する。この飛行経路情報及び飛行関連情報の少なくとも1つは、移動端末600の飛行経路における無線リソースが確保されていることを担保する情報であるため、これらに基づく通信の開始の要求を行うことにより、移動端末600が飛行中に継続的に通信することがより容易になり得る。その結果、移動端末600の飛行及び移動端末600に搭乗する乗員の安全性の担保がより容易になり得る。
【0338】
また、例えば、移動端末600の呼び出しが要求されない場合には、移動端末600の飛行は、移動端末600側で自主的に開始される。そのため、管制装置100が移動端末600の飛行を開始時点から制御するのは困難となることがある。一方、第3の態様の(1)において説明したように、移動端末600の呼び出しが要求される場合には、移動端末600の飛行は、ネットワークからの要求に応じて開始される。そのため、管制装置100が移動端末600の飛行を開始時点から制御することが可能になる。
【0339】
<<7.第4の態様>>
続いて、図19図31を参照して、本開示の第4の態様を説明する。
【0340】
第4の態様は、飛行経路情報に従って移動する移動端末600のハンドオーバについての態様である。当該ハンドオーバは、2つの無線局500の間でのハンドオーバであるが、以下では、当該2つの無線局500のうちのターゲット無線局を「第1の無線局500A」と呼び、当該2つの無線局500のうちのソース無線局を「第2の無線局500B」と呼ぶものとする。
【0341】
(1)ハンドオーバのための手続き
第1の無線局500A(制御部541)は、飛行経路情報に従って移動する移動端末600のハンドオーバであって、第2の無線局500B(ソース無線局)から第1の無線局500A(ターゲット無線局)への上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御する。また、第2の無線局500B(制御部541)も、上記ハンドオーバを制御する。
【0342】
(1-1)ハンドオーバ
-ソースセル及びターゲットセル
上述したように、上記ハンドオーバは、第2の無線局500Bから第1の無線局500Aへのハンドオーバである。より具体的に説明すると、例えば、上記ハンドオーバは、第2の無線局500Bのセル(即ち、ソースセル)から第1の無線局500Aのセル(即ち、ターゲットセル)へのハンドオーバである。また、第2の無線局500Bと第1の無線局500Aは同一の無線局であってもよい。すなわち、上記ハンドオーバは同一無線局500内のセル間のハンドオーバであってもよい。
【0343】
-飛行経路情報に従ったハンドオーバ
上述したように、上記ハンドオーバは、上記飛行経路情報に従ったハンドオーバである。より具体的に説明すると、例えば、上記飛行経路情報は、移動端末600の飛行経路を示す経路情報(例えば、ウェイポイントを示す情報)を含み、上記ハンドオーバは、当該飛行経路に沿って移動端末600が移動することを前提として予定されているハンドオーバである。
【0344】
なお、上記飛行経路情報は、移動端末600の飛行において使用されるセルのリストを示す情報を含んでもよく、上記ハンドオーバは、当該リストに含まれる2つのセル間のハンドオーバであってもよい。また、上記ハンドオーバは、移動端末600の飛行経路を示す経路情報に示される、例えばウェイポイントを示す情報が同一のウェイポイントを示しておりかつそれぞれのウェイポイントが示す情報に関連付けられているセルを示す情報で示されるセル間(同一周波数のセル間または異周波数のセル間)のハンドオーバであってもよい。
【0345】
(1-2)第1の無線局における無線リソースの確保
例えば、第1の無線局500A(制御部541)は、第1の無線局500Aにおける移動端末600のための無線リソースを確保する。
【0346】
より具体的には、例えば、第1の無線局500A(制御部541)は、移動端末600の飛行に関する飛行関連情報に基づいて、上記無線リソースを確保する。
【0347】
(a)飛行関連情報
例えば、上記飛行関連情報は、第3の態様において説明した上記飛行関連情報と同様の情報を含む。
【0348】
例えば、上記飛行関連情報は、移動端末600を識別するための第1の識別情報を含む。例えば、上記飛行関連情報は、移動端末600の飛行を識別するための第2の識別情報を含む。
【0349】
例えば、上記飛行関連情報は、移動端末600の上記飛行の経路を示す経路情報、移動端末600の上記飛行についての時間を示す時間情報、移動端末600の移動速度を示す移動速度情報、特定の周波数帯域を示す周波数情報、移動端末600のためのコンフィギュレーションを示すコンフィギュレーション情報、移動端末600の上記飛行における通信のためのセッションの属性情報、及び/又は、移動端末600の上記飛行における通信のための無線リソースを示す無線リソース情報を含む。各種情報の詳細な説明は、例えば、第3の態様における各種情報の説明と同様である。よって、ここでは重複する説明を省略する。ただし、各種情報は、第3の態様における説明の例には限定されない。
【0350】
例えば、上記飛行関連情報は、とりわけ、上記飛行の経路上の第1の無線局500Aの1つ以上のセルであって、上記飛行において移動端末600により使用される当該1つ以上のセル(ターゲットセルを含む)についての上記経路情報、上記時間情報、上記コンフィギュレーション情報、上記セッション属性情報及び/又は上記無線リソース情報を含む。
【0351】
なお、上記飛行関連情報と上記飛行経路情報との関係は、例えば第3の態様において説明した関係と同様である。よって、ここでは重複する説明を省略する。ただし、当該関係は、第3の態様における説明の例には限定されない。
【0352】
なお、第3の態様における説明を参照したが、この参照はあくまで説明の省略のための参照であり、第4の態様が第3の態様に依存しているわけではないことに留意すべきである。第4の態様は、第3の態様とは独立していてもよい。あるいは、第4の態様は、第3の態様と組み合わせられてもよい。第4の態様と第3の態様とが組み合わせられる場合には、第4の態様における上記飛行関連情報は、第3の態様における上記飛行関連情報と同じであってもよい。
【0353】
(b)リソースの確保の手法
例えば、第1の無線局500A(制御部541)は、上記飛行関連情報に基づいて、上記無線リソースを確保できるかを判定し、その結果に基づいて上記無線リソースを確保してもよい。なお、第1の無線局500A(制御部541)は、上記無線リソースを確保できるか判定を行わずにリソースを確保してもよい。この例については後述する。
【0354】
一例として、第1の無線局500A(制御部541)は、上記経路情報により示される第1の無線局500Aの1つ以上のセルの各々において、上記時間情報により示される時間に、上記セッション属性情報により示される品質が満たされるように、無線リソースを確保できるかを判定する。
【0355】
例えば、第1の無線局500A(制御部541)は、上記無線リソースを確保できると判定する。この場合に、第1の無線局500A(制御部541)は、上記無線リソースを確保する。
【0356】
例えば、第1の無線局500A(制御部541)は、上記無線リソースを確保できないと判定する。この場合の処理は、後に詳細に説明する。
【0357】
(c)無線リソース
例えば、(第1の無線局500Aにより確保される)上記無線リソースは、時間及び周波数の少なくとも一方のリソースである。即ち、上記無線リソースは、狭義の無線リソースである。一例として、上記無線リソースは、時間周波数リソースである。
【0358】
あるいは、上記無線リソースは、時間及び周波数の少なくとも一方のリソース(狭義の無線リソース)、及び、第1の無線局500Aの処理のためのリソースを含んでもよい。即ち、上記無線リソースは、広義の無線リソースであってもよい。第1の無線局500Aの処理のための上記リソースは、第1の無線局500Aのトランスポートネットワークレイヤ(TNL)リソース、及び/又は、第1の無線局500Aの処理負荷等を含んでもよい。
【0359】
(1-3)メッセージの送受信
第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、上記ハンドオーバの受け入れ(acceptance)に関する情報(以下、受け入れ情報と呼ぶ)を含むメッセージを第2の無線局500Bへ送信するための処理をトリガ(又は開始、以下同様)する。
【0360】
上記メッセージは第1の無線局500Aが第2の無線局500Bへ直接送信するX2AP又はXnAPのメッセージであってもよいし、CN10から第2の無線局500Bへ送信されるメッセージであってもよいし、または第1の無線局500AからCN10を介して第2の無線局500Bへ送信されるメッセージであってもよい。
【0361】
上記メッセージがX2AP又はXnAPのメッセージである場合、第1の無線局500Aは、当該メッセージを第2の無線局500Bへ送信する処理を直接トリガしてもよい。上記メッセージがCN10から第2の無線局500Bへ送信されるメッセージの場合、第1の無線局500Aは、CN10に対し、当該メッセージ及び当該メッセージを含む他のメッセージの少なくともいずれかを第2の無線局500Bへ送信するよう要求する処理をトリガしてもよい。上記メッセージが第1の無線局500AからCN10を介して第2の無線局500Bへ送信されるメッセージの場合、第1の無線局500AはCN10に対して当該メッセージを送信する処理をトリガしてもよい。
【0362】
第2の無線局500B(第1通信処理部543)は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを受信する。
【0363】
例えば、上記受け入れ情報を含む上記メッセージは、第1の無線局500Aが上記ハンドオーバの準備をできていることを第2の無線局500Bに通知するメッセージである。一例として、上記受け入れ情報を含む上記メッセージは、Handover Ready Notificationメッセージである。当然ながら、上記受け入れ情報を含む上記メッセージは、他の名称のメッセージ(例えば、Handover Preparation Notificationメッセージ、又はHandover Allowance Indicationメッセージ等)であってもよい。
【0364】
(a)送信手法の例
-直接的な送信
上記受け入れ情報を含む上記メッセージは、第1の無線局500Aから第2の無線局500Bへ直接送信されてもよい。
【0365】
第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを第2の無線局500Bへ直接送信してもよい。
【0366】
第2の無線局500B(第1通信処理部543)は、第1の無線局500Aから、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを受信してもよい。
【0367】
図19は、第4の態様に係る上記受け入れ情報を含む上記メッセージ(例えば、Handover Ready Notificationメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)の送信の直接的な送信の例を説明するためのシーケンス図である。第1の無線局500A(ターゲットRANノード)は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージ(例えば、Handover Ready Notificationメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)を第2の無線局500B(ソースRANノード)へ送信する(S1501)。
【0368】
-間接的な送信
上記受け入れ情報を含む上記メッセージは、第1のCNノード200を介して第1の無線局500Aから第2の無線局500Bへ送信されてもよい。即ち、上記受け入れ情報を含む上記メッセージは、第1の無線局500Aから第1のCNノード200へ送信され、第1のCNノード200から第2の無線局500Bへ送信されてもよい。
【0369】
第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、第1のCNノード200を介して、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを第2の無線局500Bへ送信してもよい。即ち、第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを第1のCNノード200へ送信してもよく、第1のCNノード200は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを第2の無線局500Bへ送信してもよい。第1のCNノード200は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージそのものを第2の無線局500Bへ送信してもよい。あるいは、第1のCNノード200は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを含む他のメッセージを第2の無線局500Bへ送信してもよい。一例として、上記受け入れ情報を含む上記メッセージは、上記他のメッセージ内でカプセル化(encapsulate)されてもよい。この場合に、上記受け入れ情報を含む上記メッセージは、上記他のメッセージ内の透過的なコンテナ(transparent container)に含まれてもよい。
【0370】
第2の無線局500B(第1通信処理部543)は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを第1の無線局500Aから受信する第1のCNノード200から、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを受信してもよい。
【0371】
図20は、第4の態様に係る上記受け入れ情報を含む上記メッセージ(例えば、Handover Ready Notificationメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)の送信の間接的な送信の例を説明するためのシーケンス図である。第1の無線局500A(ターゲットRANノード)は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージ(Handover Ready Notificationメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)をCN10(第1のCNノード200)へ送信する(S1503)。CN10(第1のCNノード200)は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージ(Handover Ready Notificationメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)を第2の無線局500B(ソースRANノード)へ送信する(S1505)。なお、CN10(第1のCNノード200)は、上記Handover Ready Notificationメッセージそのものを第2の無線局500B(ソースRANノード)へ送信してもよい。あるいは、CN10(第1のCNノード200)は、上記Handover Ready Notificationメッセージを含む他のメッセージを第2の無線局500B(ソースRANノード)へ送信してもよい。
【0372】
-その他
第1の無線局500Aは、上記受け入れ情報を含む上記メッセージの送信をトリガするために、第1のCNノード200へ他のメッセージを送信してもよい。この他のメッセージには、上記受け入れ情報及び上記受け入れ情報を含む上記メッセージの少なくともいずれかを含んでもよい。CNノード200は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージの送信をトリガする他のメッセージを受信すると、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを、第2の無線局500Bへ送信してもよい。
【0373】
第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、第1のCNノード200から第2の無線局500Bへの上記受け入れ情報を含む上記メッセージの送信をトリガする他のメッセージを、第1のCNノード200へ送信することにより、第1のCNノード200に上記受け入れ情報を含む上記メッセージを第2の無線局500Bへ送信させてもよい。つまり、第1のCNノード200が、当該他のメッセージの受信に応答して、上記メッセージを送信する処理を行ってもよい。
【0374】
第2の無線局500B(第1通信処理部543)は、上記他のメッセージを第1の無線局500Aから受信する第1のCNノード200から、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを受信してもよい。
【0375】
一例として、上記受け入れ情報を含む上記メッセージは、Handover Ready Notificationメッセージであってもよく、上記他のメッセージは、Handover Ready Indicationメッセージであってもよい。
【0376】
図21は、第4の態様に係る上記受け入れ情報を含むメッセージ(例えばHandover Ready Notificationメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)の送信のその他の例を説明するためのシーケンス図である。第1の無線局500A(ターゲットRANノード)は、上記受け入れ情報を含むメッセージ(例えばHandover Ready Indicationメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)をCN10(第1のCNノード200)へ送信する(S1507)。CN10(第1のCNノード200)は、上記受け入れ情報を含むメッセージ(例えばHandover Ready Notificationメッセージ又は他の名称で定義されるメッセージ)を第2の無線局500B(ソースRANノード)へ送信する(S1509)。
【0377】
(b)要求メッセージの受信なしでの送信
第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、第2の無線局500Bから送信される上記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを第2の無線局500Bへ送信するための処理をトリガする。
【0378】
第2の無線局500B(第1通信処理部543)は、上記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを受信する。
【0379】
例えば、第2の無線局500B(第1通信処理部543)は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージの受信前に、ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく(つまり、送信していなくても)、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを受信した場合に、上記ハンドオーバのための上記要求メッセージを送信してもよい。
【0380】
例えば、第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、第2の無線局500Bへの上記受け入れ情報を含む上記メッセージの第2の無線局500Bへの送信前には、第2の無線局500Bから送信されるハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく(つまり、受信していなくても)、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを第2の無線局500Bへ送信した場合に、第2の無線局500Bから送信される上記ハンドオーバのための上記要求メッセージを受信してもよい。
【0381】
例えば、上記ハンドオーバのための上記要求メッセージは、Handover Requestメッセージであり、上記ハンドオーバのための上記要求メッセージへの応答メッセージは、Handover Request Acknowledgeメッセージである。
【0382】
(c)受け入れ情報
-無線リソースの確保についての情報
例えば、上記受け入れ情報は、移動端末600のための無線リソースが確保されていることを示す情報を含む。
【0383】
具体的には、例えば、第1の無線局500A(制御部541)が、上記無線リソースを確保できると判定し、上記無線リソースを確保する場合に、上記受け入れ情報は、上記無線リソースが確保されていることを示す上記情報を含む。
【0384】
あるいは、上記受け入れ情報は、第1の無線局500Aにおける移動端末600のための無線リソースが確保できないことを示す情報を含んでもよい。
【0385】
具体的には、第1の無線局500A(制御部541)が、上記無線リソースを確保できないと判定する場合に、上記受け入れ情報は、上記無線リソースが確保できないことを示す情報を含んでもよい。
【0386】
-ターゲットセルに関する情報
上記受け入れ情報は、上記ハンドオーバのターゲットセル(即ち、第1の無線局500Aのセル)に関する情報を含んでもよい。
【0387】
具体的には、例えば、上記ターゲットセルに関する上記情報は、上記ターゲットセルを識別するための識別情報(セルID)を含んでもよい。例えば、上記ターゲットセルに関する上記情報は、上記ターゲットセルの周波数帯域に関する情報を含んでもよい。当該情報は、上記ターゲットセルのキャリア周波数、周波数帯域(Frequency Band)、又は同期信号(Synchronization Signal)に関する情報のいずれか又は組み合わせでもよい。同期信号に関する情報は、SS/PBCH Block(SSB)の周波数位置を示す情報でもよい。
【0388】
(1-4)処理の流れ
図22は、第4の態様に係るハンドオーバの処理の概略的な流れの例を説明するためのシーケンス図である。
【0389】
当該処理は、第2の無線局500B(ソース無線局)から第1の無線局500A(ターゲット無線局)への移動端末600のハンドオーバの処理である。例えば、当該処理は、第1の無線局500Aにおける移動端末600のための無線リソースが確保されることが確認又は決定された後、又は移動端末600のハンドオーバの受け入れを可能であることが確認又は決定された後に開始する。
【0390】
図19を参照して説明したように、第1の無線局500Aは、Handover Ready Notificationメッセージを第2の無線局500Bへ送信する(S1501)。当該Handover Ready Notificationメッセージは、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報(受け入れ情報)を含む。
【0391】
第2の無線局500Bは、上記Handover Ready Notificationメッセージの受信に応じて、Handover Requestメッセージを第1の無線局500Aへ送信する(S1511)。
【0392】
第1の無線局500Aは、上記Handover Requestメッセージの受信に応じて、Handover Request Acknowledgeメッセージを第2の無線局500Bへ送信する(S1513)。
【0393】
第2の無線局500Bは、上記Handover Request Acknowledgeメッセージの受信に応じて、RRC Reconfigurationメッセージを移動端末600へ送信する(S1515)。
【0394】
移動端末600は、ターゲットセル(第1の無線局500Aのセル)へのランダムアクセスを行う(S1517)。さらに、移動端末600は、RRC Reconfiguration Completeメッセージを第1の無線局500Aへ送信する(S1519)。
【0395】
第1の無線局500A及びCN10は、パススイッチを行う(S1521)。第1の無線局500Aは、UE Context Releaseメッセージを第2の無線局500Bへ送信する(S1523)。
【0396】
(1-5)第1の変形例
上述したように、例えば、第1の無線局500A(制御部541)は、上記飛行関連情報に基づいて、上記無線リソースを確保できるかを判定し、その結果に基づいて上記無線リソースを確保する。しかしながら、第4の態様はこの例に限定されない。
【0397】
第1の無線局500A(制御部541)は、上記無線リソースを確保できるかを判定することなく、必ず上記無線リソースを確保してもよい。
【0398】
(例えば第2の態様において説明したような手法により、又は他の手法により、)飛行計画時に、移動端末600が使用する又は通過する時刻(又は時間帯)において、移動端末600のための無線リソースを確保することが予め保障されてもよい。例えばこのような場合に、上記無線リソースは必ず確保されてもよい。
【0399】
この場合に、上記受け入れ情報は、移動端末600のための無線リソースが確保されていることを示す情報も、第1の無線局500Aにおける移動端末600のための無線リソースが確保できないことを示す情報も含まず、上記ハンドオーバのターゲットセル(即ち、第1の無線局500Aのセル)に関する情報を含んでもよい。
【0400】
(1-6)第2の変形例
上述したように、例えば、第2の無線局500B(第1通信処理部543)は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージの受信前に、上記ハンドオーバのための上記要求メッセージを送信することなく、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを受信した後に、上記ハンドオーバのための上記要求メッセージを送信してもよい。例えば、第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、第2の無線局500Bへの上記受け入れ情報を含む上記メッセージの第2の無線局500Bへの送信前には、第2の無線局500Bから送信される上記ハンドオーバのための上記要求メッセージを受信することなく、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを第2の無線局500Bへ送信した場合に、第2の無線局500Bから送信される上記ハンドオーバのための上記要求メッセージを受信してもよい。しかしながら、第4の態様はこの例に限定されない。
【0401】
第2の無線局500B(第1通信処理部543)は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージの受信前だけではなく、上記受け入れ情報を含む上記メッセージの受信後も、上記ハンドオーバのための上記要求メッセージを送信しなくてもよい。
【0402】
また、第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、第2の無線局500Bへの上記受け入れ情報を含む上記メッセージの第2の無線局500Bへの送信前だけではなく、上記受け入れ情報を含む上記メッセージの第2の無線局500Bへの送信後も、第2の無線局500Bから送信される上記ハンドオーバのための上記要求メッセージを受信しなくてもよい。
【0403】
このような場合に、上記受け入れ情報を含む上記メッセージが、上記ハンドオーバのための上記要求メッセージへの応答メッセージ(例えば、Handover Request Acknowledgeメッセージ)の代わりに、第2の無線局500B及び移動端末600による上記ハンドオーバの実行をトリガしてもよい。例えば、上記受け入れ情報を含む上記メッセージは、第2の無線局500Bが上記ハンドオーバの実行のためのメッセージを移動端末600へ送信するのをトリガしてもよい。即ち、第2の無線局500B(第2通信処理部545)は、上記受け入れ情報を含む上記メッセージの受信に応じて、上記ハンドオーバの実行のためのメッセージを移動端末600へ送信してもよい。上記ハンドオーバの実行のための当該メッセージは、RRC Reconfigurationメッセージであってもよく、他のメッセージであってもよい。
【0404】
上述したように、上記受け入れ情報は、上記ハンドオーバのターゲットセル(即ち、第1の無線局500Aのセル)に関する情報を含んでもよい。とりわけ、第2の変形例では、当該ターゲットセルに関する当該情報は、上記ターゲットセルにおける移動端末600のためのコンフィギュレーションを示す情報を含んでもよい。当該コンフィギュレーションを示す情報は、上記ハンドオーバの実行のための上記メッセージ(例えば、RRC Reconfigurationメッセージ)に含められる情報であってもよい。
【0405】
図22を再び参照すると、第2の変形例では、Handover Requestの送信(S1511)及びHandover Request Acknowledgeの送信(S1513)は行われなくてもよい。即ち、第2の無線局500Bは、Handover Ready Notificationメッセージの受信(S1501)に応じて、RRC Reconfigurationメッセージを移動端末600へ送信してもよい(S1515)。
【0406】
第2の変形例によれば、例えば、ハンドオーバ手続きにおいてシグナリングが削減され、当該ハンドオーバ手続きがより迅速に行われ得る。
【0407】
(1-7)第3の変形例
(例えば図22を参照して説明したように)第4の態様に係るハンドオーバのための手続きは、第1の無線局500Aにより開始される。しかしながら、第4の態様はこのような例に限定されない。
【0408】
第4の態様に係るハンドオーバのための手続きは、第1のCNノード200により開始されてもよい。
【0409】
-第1のCNノード200の動作
第1のCNノード200(制御部231)は、上記ハンドオーバのための要求メッセージを生成してもよい。第1のCNノード200(通信処理部233)は、上記要求メッセージを第2の無線局500Bから受信することなく、上記要求メッセージを第1の無線局500Aへ送信してもよい。即ち、上記要求メッセージは、第2の無線局500Bから第1のCNノード200へ送信されず、第1のCNノード200により生成され、第1の無線局500Aへ送信される。
【0410】
(例えば第3の態様において説明した手法により、又は他の手法により、)第1のCNノード200は、上記飛行関連情報を保存していてもよく、第1のCNノード200(制御部231)は、上記飛行関連情報に基づいて、上記ハンドオーバの開始を決定してもよい。一例として、第1のCNノード200(制御部231)は、上記飛行関連情報に含まれる上記時間情報に基づいて、上記ハンドオーバの開始を決定してもよい。
【0411】
-第1の無線局500Aの動作
上記要求メッセージは、第1の無線局500Aが、第2の無線局500Bから送信される上記ハンドオーバのための要求メッセージを受信していなくても、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報(受け入れ情報)を含むメッセージを第2の無線局500Bが送信するのを、トリガしてもよい。
【0412】
第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、第1のCNノード200から送信される上記要求メッセージを受信し、第1のCNノード200から送信される上記要求メッセージの受信に応じて、上記受け入れ情報を含む上記メッセージを第2の無線局500Bへ送信してもよい。
【0413】
-メッセージ
第1のCNノード200により送信される上記要求メッセージは、Handover Requestメッセージであってもよく、第1の無線局500Aにより送信される上記受け入れ情報を含む上記メッセージは、Handover Ready Notificationメッセージであってもよい。第1のCNノード200により送信される上記要求メッセージは、飛行関連情報と飛行経路情報が設定されてもよい。
【0414】
-処理の流れ
図23は、第4の態様の第3の変形例に係るハンドオーバの処理の概略的な流れの例を説明するためのシーケンス図である。
【0415】
当該処理は、第2の無線局500B(ソース無線局)から第1の無線局500A(ターゲット無線局)への移動端末600のハンドオーバの処理である。
【0416】
第1のCNノード200は、上記ハンドオーバの開始を決定し、Handover Requestメッセージを生成し、当該Handover Requestメッセージを第1の無線局500Aへ送信する(S1531)。
【0417】
第1の無線局500Aは、上記Handover Requestメッセージの受信に応じて、Handover Request Acknowledgeメッセージを第1のCNノード200へ送信する(S1533)。
【0418】
図19を参照して説明したように、第1の無線局500Aは、Handover Ready Notificationメッセージを第2の無線局500Bへ送信する(S1501)。当該Handover Ready Notificationメッセージは、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報(受け入れ情報)を含む。当該受け入れ情報は、上記ハンドオーバのターゲットセルにおける移動端末600のためのコンフィギュレーションを示す情報を含む。
【0419】
第2の無線局500Bは、上記Handover Ready Notificationメッセージの受信に応じて、RRC Reconfigurationメッセージを移動端末600へ送信する(S1535)。当該RRC Reconfigurationメッセージは、上記コンフィギュレーションを示す上記情報を含む。
【0420】
あるいは、第2の無線局500Bは、RRC Reconfigurationメッセージではなく、Handover Ready Notificationメッセージを、移動端末600へ送信してもよい。当該Handover Ready Notificationメッセージは、上記コンフィギュレーションを示す上記情報を含んでもよい。
【0421】
移動端末600、第1の無線局500A及び第2の無線局500Bは、上記ハンドオーバを実行する(S1537)。
【0422】
第1の無線局500Aは、Handover Notifyメッセージを第1のCNノード200へ送信する(S1539)。第1のCNノード200は、当該Handover Notifyメッセージの受信に基づいて、次のHandover Requestメッセージの送信のタイミングを調整してもよい。
【0423】
移動端末600は、第1の無線局500Aと通信する。
【0424】
第1のCNノード200は、UE context release commandメッセージを第2の無線局500Bへ送信し(S1541)、第2の無線局500Bは、UE context release command completeメッセージを第1のCNノード200へ送信する(S1543)。
【0425】
-無線リソースの確保
(例えば第2の態様において説明したような手法により、又は他の手法により、)飛行計画時に、移動端末600のための無線リソースが予め確保されてもよい。例えばこのような場合に、第1のCNノード200により送信される上記ハンドオーバのための上記要求メッセージ(例えば、Handover Requestメッセージ)は、拒絶(reject)されず、必ず受け入れ(accept)られてもよい。
【0426】
第3の変形例によれば、例えば、移動端末600の飛行における全てのハンドオーバをCN10において一括で制御することが可能になる。
【0427】
(1-8)第4の変形例
上記ハンドオーバは、通常のハンドオーバではなく、条件付きハンドオーバ(Conditional handover:CHO)であってもよい。
【0428】
条件付きハンドオーバ(CHO)は、ソース無線局(第2の無線局500B)が、従来のハンドオーバよりも早めにターゲット無線局(第1の無線局500A)に対して移動端末600のハンドオーバ要求メッセージ(CHO要求)を送信する。例えば、従来のハンドオーバよりも端末から測定報告(measurement report)を実行するトリガが早くかかるように、ソース無線局は当該測定報告のためのイベント(e.g. LTE又はNRで規定されるEvent Ax, Bx)の設定において、ターゲットセルの無線品質(及びソースセルの無線品質)に関するオフセット値または閾値(e.g., RSRP Threshold, RSRQ Threshold)を小さめに設定してもよい。そして、ソース無線局は当該測定報告を受信すると、ハンドオーバ要求メッセージ(CHO要求)を送信してもよい。ターゲット無線局は、当該移動端末600のCHOのためのターゲットセル設定(CHO Configuration)を包含するハンドオーバ要求への応答メッセージ(CHO要求承認)をソース無線局へ送信する。ソース無線局は、当該ターゲットセル設定を、CHOの実行条件(CHO execution condition)とともに移動端末600へ送信する。そして、移動端末600は、当該CHOの実行条件が満たされるかを判定し、満たされた場合に当該ターゲットセルへのハンドオーバを開始(実行)する。
ここで、ターゲットセルの設定は、例えばベアラ設定(Bearer configuration)、無線リソース設定(Cell group configuration, Radio resource configuration)でもよい。また、CHOの実行条件は、例えばソースセルとターゲットセルの無線品質(例えば、RSRP, RSRQ, SINR)の関係で指定されてもよい。例えば、ターゲットセルの無線品質がソースセルの無線品質よりも所定の(又は指定された)オフセット値より大きくなったこと、又はそのような状態が所定の(又は指定された)時間だけ継続したこと、でもよい。これに代えて、ソースセル又はターゲットセルのいずれかの無線品質に関して指定されてもよい。例えば、ターゲットセルの無線品質が所定の(又は指定された)絶対値になったこと、又はそのような状態が所定の(又は指定された)時間だけ継続したこと、でもよい。
なお、ソース無線局は、複数のターゲットセル(候補)を同時に移動端末600に指定し、それぞれのターゲットセル(候補)に対して、個別のCHOの実行条件とターゲットセル設定を通知してもよい。複数のターゲットセルは、1つのターゲット無線局が管理する複数のセルでもよいし、異なる複数のターゲット無線局にまたがって指定されてもよい。一方、移動端末600は、複数のターゲットセル(候補)が指定された場合、それぞれに対して通知されたCHOの実行条件を満たすか否かを判定し、当該CHOの実行条件を満たしたターゲットセル(候補)に対してハンドオーバを実行してもよい。
【0429】
上記受け入れ情報は、上記条件付きハンドオーバ(CHO)のためのターゲットセル設定に関する情報を含んでもよい。上述したように、上記受け入れ情報は、上記ターゲットセルに関する上記情報を含んでもよく、上記ターゲットセルに関する上記情報が、上記CHOのためのターゲットセル設定に関する情報を含んでもよいし、それらが等価でも(つまり、置き換えられても)よい。これにより、上記条件情報が、第2の無線局500Bへ送信されてもよい。
【0430】
さらに、上述したように、第2の無線局500B(第2通信処理部545)は、上記ハンドオーバの実行のためのメッセージ(例えば、RRC Reconfigurationメッセージ)を移動端末600へ送信してもよく、上記ハンドオーバの実行のための当該メッセージは、上記条件情報を含んでもよい。これにより、上記条件情報が、移動端末600へ送信されてもよい。
【0431】
移動端末600(通信制御部633)は、上記条件情報に基づいて、上記ハンドオーバを制御してもよい。例えば、移動端末600(通信制御部633)は、上記条件情報に基づいて、上記ターゲットセルへのランダムアクセスを行うかを判定してもよい。
【0432】
このような条件付きハンドオーバにより、例えば、移動端末600は、ネットワークとの接続をより確実に維持することが可能になる。
【0433】
以上、第4の態様におけるハンドオーバのための手続きを説明した。上記受け入れ情報を含む上記メッセージが第2の無線局500Bへ送信されない場合には、一般的な手続きのとおり、第2の無線局500Bは、第1の無線局500Aにおける移動端末600のための無線リソースが確保されているかを知らないまま、上記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することになる。そのため、当該要求メッセージが送信されたとしても、無線リソースが確保されておらず、飛行中にターゲットセルにおいて移動端末600が通信できるとは限らない。一方、上述したように上記受け入れ情報を含む上記メッセージが第2の無線局500Bへ送信される場合には、第2の無線局500Bは、第1の無線局500Aにおける移動端末600のための無線リソースが確保されていることを知った上で、上記ハンドオーバのための要求メッセージを送信するか、又は、当該要求メッセージを送信することなく上記ハンドオーバの実行を開始することができる。そのため、移動端末600は飛行中にターゲットセルにおいてより確実に通信することが可能になる。その結果、移動端末600の飛行及び移動端末600に搭乗する乗員の安全性の担保がより容易になり得る。
【0434】
(2)飛行経路の変更
(2-1)第1の無線局における無線リソースの確保の判定
上述したように、例えば、第1の無線局500A(制御部541)は、第1の無線局500Aにおける移動端末600のための無線リソースを確保できるかを判定する。
【0435】
例えば、第1の無線局500A(制御部541)は、上記無線リソースを確保できると判定し、又は、上記無線リソースを確保できないと判定する。
【0436】
(2-2)飛行経路の変更
例えば、第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、上記無線リソースを確保できない場合に、移動端末600の飛行経路の変更を行う。
【0437】
上記飛行経路の上記変更は、第1の無線局500Aのカバレッジエリア内での移動端末600の飛行経路の変更である。
【0438】
移動端末600の変更された飛行経路は、迂回経路(alternative path)と呼ばれてもよく、移動端末600の飛行経路(flight path)の変更(change)は、迂回経路(alternative path)の選択とも言える。移動端末600の飛行経路の変更(即ち、迂回経路の選択)は、リルーティング(re-routing)と呼ばれてもよい。
【0439】
-第1の例
第1の例として、上記飛行経路の変更は、移動端末600が無線リソースを使用するセルの変更であってもよい。
【0440】
より具体的には、例えば、上記飛行経路の変更は、移動端末600のウェイポイントの変更を含まず、移動端末600が無線リソースを使用するセルの変更であってもよい。一例として、第1の周波数帯域の第1のセルの無線リソースが確保できないが、上記第1のセルと地理的に重なる、第1の周波数帯域又は第2の周波数帯域の第2のセルの無線リソースが確保できる場合に、移動端末600が無線リソースを使用するセルが、上記第1のセルから上記第2のセルに変更される。
【0441】
-第2の例
第2の例として、上記飛行経路の変更は、移動端末600のウェイポイントの変更であってもよい。
【0442】
より具体的には、移動端末600のウェイポイントの変更に伴い、移動端末600が無線リソースを使用するセルも変更されてもよい。一例として、第1のセル(例えば、第1のセクタのセル)の無線リソースが確保できないが、上記第1のセルに地理的に隣接する第2のセル(例えば、第2のセクタのセル)の無線リソースが確保できる場合に、移動端末600が上記第1のセルではなく上記第2のセルを通過するように、移動端末600のウェイポイントが変更されてもよい。さらに、当該ウェイポイントの変更に伴う変更後のターゲットセル(上記第2のセル)は、上記第1のセルと同じ周波数帯域でもよいし、異なる周波数帯域でもよい。
【0443】
-飛行経路の変更(迂回経路の選択)の手法
例えば、上記飛行関連情報は、上記経路情報(移動端末600の飛行の経路を示す情報)だけではなく、移動端末600の飛行の1つ以上の迂回経路を示す迂回経路情報も含んでもよい。第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、当該迂回経路情報により示される迂回経路を選択してもよい。このような迂回経路の選択は、prepared re-routingと呼ばれてもよい。
【0444】
あるいは、第1の無線局500A(第1通信処理部543)が、単独で迂回経路を選択してもよい。このような迂回経路の選択は、dynamic re-routingと呼ばれてもよい。
【0445】
(2-3)飛行経路の変更の通知
例えば、第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、上記無線リソースが確保できない場合に、移動端末600の飛行経路の変更を第2の無線局500Bに通知する処理をトリガする。
【0446】
-第1の例
例えば、第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、上記飛行経路の上記変更を第2の無線局500Bへ直接通知することにより、上記飛行経路の上記変更を第2の無線局500Bに通知させてもよい。
【0447】
図24は、第4の態様に係る移動端末600の飛行経路の変更の通知の第1の例を説明するためのシーケンス図である。
【0448】
第1の無線局500A(ターゲットRANノード)は、第1の無線局500Aにおける移動端末600のための無線リソースを確保できない場合に、移動端末600の飛行経路の変更を第2の無線局500B(ソースRANノード)に通知する(S1551)。
【0449】
第1の無線局500A(ターゲットRANノード)は、移動端末600の飛行経路の変更についての情報(Re-routing Information)をCN10へ送信し(S1561)、CN10は、当該情報(Re-routing Information)を管制装置100へ送信する(S1563)。
【0450】
管制装置100は、飛行経路情報を更新し、更新された飛行経路情報をユーザプレーンデータとして、CN10及び第2の無線局500Bを介して移動端末600へ送信する(S1565、S1567、S1569)。
【0451】
-第2の例
第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、上記飛行経路の上記変更を第2の無線局500Bへ通知する第1のCNノード200へ、上記飛行経路の上記変更を通知することにより、上記飛行経路の上記変更を第2の無線局500Bに通知させてもよい。
【0452】
図25は、第4の態様に係る移動端末600の飛行経路の変更の通知の第2の例を説明するためのシーケンス図である。
【0453】
第1の無線局500A(ターゲットRANノード)は、第1の無線局500Aにおける移動端末600のための無線リソースを確保できない場合に、移動端末600の飛行経路の変更をCN10(第1のCNノード200)に通知する(S1553)。
【0454】
CN10(第1のCNノード200)は、移動端末600の飛行経路の変更を第2の無線局500B(ソースRANノード)に通知する(S1555)。
【0455】
ステップS1561~S1569は、図24の第1の例と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0456】
なお、ステップS1553の通知と、ステップS1561の送信とは、まとめて行われてもよい。例えば、ステップS1553の通知の受信に基づいて、CN10はステップS1555の処理と、ステップS1561の処理を開始してもよい。
【0457】
-管制装置100への通知
例えば、管制装置100は、移動端末600の飛行経路の上記変更を通知される。
【0458】
-第1の例
例えば、第1の無線局500A(第1通信処理部543)が、上記飛行経路の上記変更をCN10に通知し、CN10が、上記飛行経路の上記変更を管制装置100に通知してもよい。
【0459】
具体的には、例えば、図24及び図25を参照して説明したように、第1の無線局500A(ターゲットRANノード)は、移動端末600の飛行経路の変更についての情報(Re-routing Information)をCN10へ送信し(S1561)、CN10は、当該情報(Re-routing Information)を管制装置100へ送信する(S1563)。
【0460】
-第2の例
上記ハンドオーバの後に、移動端末600(通信処理部635)が、移動端末600の飛行経路の上記変更を管制装置100に通知してもよい。
【0461】
図26は、第4の態様に係る管制装置100への飛行経路変更の通知の第2の例を説明するためのシーケンス図である。
【0462】
第1の無線局500A(ターゲットRANノード)は、第1の無線局500Aにおける第1のセルにおいて移動端末600のための無線リソースを確保できない場合に、移動端末600の飛行経路の変更を第2の無線局500B(ソースRANノード)に通知する(S1571)。なお上記飛行経路の変更は、例えば第1の無線局500Aにおける第1のセルとは異なる第2のセルを示してもよい。
【0463】
第2の無線局500Bは、Handover Requestメッセージを第1の無線局500Aへ送信する(S1573)。
【0464】
第1の無線局500Aは、上記Handover Requestメッセージの受信に応じて、Handover Request Acknowledgeメッセージを第2の無線局500Bへ送信する(S1575)。
【0465】
第2の無線局500Bは、上記Handover Request Acknowledgeメッセージの受信に応じて、RRC Reconfigurationメッセージを移動端末600へ送信する(S1577)。
【0466】
移動端末600は、ターゲットセル(第1の無線局500Aのセル)へのランダムアクセスを行う(S1579)。さらに、移動端末600は、RRC Reconfiguration Completeメッセージを第1の無線局500Aへ送信する(S1581)。一例として、上記ターゲットセルはステップS1571で通知された飛行経路の変更を示す情報に含まれたセルである。
【0467】
第1の無線局500A及びCN10は、パススイッチを行う(S1583)。第1の無線局500Aは、UE Context Releaseメッセージを第2の無線局500Bへ送信する(S1585)。
【0468】
移動端末600は、飛行経路の更新情報(即ち、移動端末600の飛行経路の変更についての情報)をユーザプレーンデータとして、第2の無線局500B及びCN10を介して管制装置100へ送信する(S1587、S1589、S1591)。
【0469】
以上、第4の態様における飛行経路の変更を説明した。このような飛行経路の変更によれば、当初の飛行経路では無線リソースが確保できない場合でも、無線リソースが確保され得る。そのため、移動端末600は飛行中により確実に通信し得る。その結果、移動端末600の飛行及び移動端末600に搭乗する乗員の安全性の担保がより容易になり得る。
【0470】
(3)着陸
(3-1)第1の無線局における無線リソースの確保の判定
上述したように、例えば、第1の無線局500A(制御部541)は、第1の無線局500Aにおける移動端末600のための無線リソースを確保できるかを判定する。
【0471】
例えば、第1の無線局500A(制御部541)は、上記無線リソースを確保できると判定し、又は、上記無線リソースを確保できないと判定する。
【0472】
(3-2)移動端末600の着陸の通知
第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、上記無線リソースが確保できない場合に、移動端末600の着陸を第2の無線局500B又は第1のCNノード200に通知する。
【0473】
(a)通知
例えば、第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、移動端末600の上記着陸の通知として、移動端末600の上記着陸を第2の無線局500B又は第1のCNノード200に指示し、又は要求する。
【0474】
あるいは、第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、移動端末600の上記着陸の通知として、移動端末600に着陸させるかの判定に用いる補助情報を第2の無線局500B又は第1のCNノード200へ送信してもよい。
【0475】
(b)第2の無線局500Bへの通知
例えば、第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、上記無線リソースが確保できない場合に、移動端末600の着陸を第2の無線局500Bに通知する。
【0476】
例えば、第2の無線局500B(第1通信処理部543)は、第1の無線局500Aによる移動端末600の上記着陸の通知に応じて、移動端末600の上記着陸を移動端末600に通知する。例えば、第2の無線局500B(第1通信処理部543)は、移動端末600の上記着陸の通知として、移動端末600の上記着陸を移動端末600に指示し、又は要求する。
【0477】
例えば、移動端末600(飛行制御部631)は、第2の無線局500Bによる移動端末600の上記着陸の通知に応じて、移動端末600の着陸を制御する。
【0478】
-管制装置への通知
例えば、管制装置100は、移動端末600の着陸を通知されてもよい。
【0479】
--第1の例
例えば、第1の無線局500A(第1通信処理部543)が、移動端末600の着陸をCN10に通知し、CN10が、移動端末600の着陸を管制装置100に通知してもよい。
【0480】
図27は、第4の態様に係る移動端末600の着陸のための処理の第1の例を説明するためのシーケンス図である。
【0481】
第1の無線局500Aは、第1の無線局500Aにおける移動端末600のための無線リソースを確保できない場合に、移動端末600の着陸を第2の無線局500Bに通知する(S1601)。
【0482】
第1の無線局500Aは、移動端末600の着陸をCN10に通知し(S1603)、CN10は、移動端末600の着陸を管制装置100に通知する(S1607)
【0483】
第2の無線局500Bは、第1の無線局500Aによる移動端末600の着陸の通知に応じて、着陸指示(Landing Instruction)を含むRRC Connection Releaseメッセージを移動端末600へ送信する(S1611)。
【0484】
移動端末600は、上記RRC Connection Releaseメッセージに対するAcknowledgeメッセージを第2の無線局500Bへ送信する(S1621)。
【0485】
移動端末600は、着陸する(S1623)。
【0486】
第2の無線局500Bは、UE Context Releaseを行う(S1625)。
【0487】
--第2の例
第2の無線局500B(第1通信処理部543)が、移動端末600の着陸をCN10に通知し、CN10が、移動端末600の着陸を管制装置100に通知してもよい。
【0488】
図28は、第4の態様に係る移動端末600の着陸のための処理の第2の例を説明するためのシーケンス図である。
【0489】
当該第2の例では、図26の第1の例とは異なり、第2の無線局500Bが、移動端末600の着陸をCN10に通知する(S1605)。
【0490】
当該第2の例でのその他の処理は、図26の第1の例の処理と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0491】
--第3の例
移動端末600(通信処理部635)が、移動端末600の着陸を管制装置100に通知してもよい。
【0492】
図29は、第4の態様に係る移動端末600の着陸のための処理の第3の例を説明するためのシーケンス図である。
【0493】
当該第3の例では、図26の第1の例及び図27の第2の例とは異なり、移動端末600が、ユーザプレーンデータを用いて、第2の無線局500B及びCN10を介して、移動端末600の着陸を管制装置100に通知する(S1613、S1615、S1617)。
【0494】
当該第3の例でのその他の処理は、図26の第1の例及び図27の第2の例の処理と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0495】
(c)第1のCNノード200への通知
例えば、第1の無線局500A(第1通信処理部543)は、上記無線リソースが確保できない場合に、移動端末600の着陸を第1のCNノード200に通知する。
【0496】
第1の例として、第1のCNノード200(通信処理部233)は、第1の無線局500Aによる移動端末600の上記着陸の通知に応じて、移動端末600の上記着陸を第2の無線局500Bを介して移動端末600に通知する。例えば、第1のCNノード200(通信処理部233)は、移動端末600の上記着陸の通知として、移動端末600の上記着陸を移動端末600に指示し、又は要求する。例えば、第1のCNノード200(通信処理部233)は、NAS(Non Access Stratum)メッセージを使用して、移動端末600の上記着陸を第2の無線局500Bを介して移動端末600に通知する。
【0497】
第2の例として、第1のCNノード200(通信処理部233)は、第1の無線局500Aによる移動端末600の上記着陸の通知に応じて、移動端末600の上記着陸を第2の無線局500Bに通知してもよい。第1のCNノード200(通信処理部233)は、移動端末600の上記着陸の通知として、移動端末600の上記着陸を第2の無線局500Bに指示し、又は要求してもよい。第2の無線局500B(第1通信処理部543)は、第1のCNノード200による移動端末600の上記着陸の通知に応じて、移動端末600の上記着陸を移動端末600に通知してもよい。第2の無線局500B(第1通信処理部543)は、移動端末600の上記着陸の通知として、移動端末600の上記着陸を移動端末600に指示し、又は要求してもよい。
【0498】
第3の例として、CN10は、第1の無線局500Aによる移動端末600の上記着陸の通知に応じて、移動端末600の上記着陸を管制装置100に通知してもよい。管制装置100(通信処理部133)は、CN10による移動端末600の上記着陸の通知に応じて、移動端末600の上記着陸を移動端末600に通知してもよい。管制装置100(通信処理部133)は、移動端末600の上記着陸の通知として、移動端末600の上記着陸を移動端末600に指示し、又は要求してもよい。
【0499】
例えば、移動端末600(飛行制御部631)は、移動端末600の上記着陸の通知に応じて、移動端末600の着陸を制御する。
【0500】
-処理の流れ(第1のCNノード200からの通知)
図30は、第4の態様に係る移動端末600の着陸のための処理の第4の例を説明するためのシーケンス図である。
【0501】
第1の無線局500Aは、第1の無線局500Aにおける移動端末600のための無線リソースを確保できない場合に、移動端末600の着陸をCN10(第1のCNノード200)に通知する(S1631)。
【0502】
CN10(第1のCNノード200)は、第1の無線局500Aによる移動端末600の上記着陸の通知に応じて、NASメッセージを使用して移動端末600の上記着陸を第2の無線局500Bを介して移動端末600に通知する(S1641、S1643)。
【0503】
移動端末600は、ユーザプレーンデータを用いて、第2の無線局500B及びCN10を介して、移動端末600の上記着陸を管制装置100に通知する(S1645、S1647、S1649)。
【0504】
移動端末600は、移動端末600の上記着陸を第2の無線局500Bに通知する(S1661)。
【0505】
第2の無線局500Bは、RRC Connection Releaseメッセージを移動端末600へ送信する(S1663)。
【0506】
移動端末600は、着陸する(S1665)。
【0507】
第2の無線局500Bは、UE Context Releaseを行う(S1667)。
【0508】
-処理の流れ(管制装置100からの通知)
図31は、第4の態様に係る移動端末600の着陸のための処理の第5の例を説明するためのシーケンス図である。
【0509】
当該第5の例では、図30の第4の例とは異なり、CN10は、第1の無線局500Aによる移動端末600の上記着陸の通知に応じて、移動端末600の上記着陸を管制装置100に通知する(S1653)。さらに、管制装置100が、ユーザプレーンデータを用いて、CN10及び第2の無線局500Bを介して、移動端末600の着陸を移動端末600に通知する(S1653、S1655、S1657)。
【0510】
当該第5の例でのその他の処理は、図30の第4の例の処理と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0511】
(3-3)着陸ポイント
例えば、移動端末600の上記着陸は、着陸ポイントへの移動端末600の着陸である。
【0512】
例えば、上記飛行経路情報が、上記着陸ポイントを示す情報を含み。移動端末600(飛行制御部631)は、上記飛行経路情報に基づいて、上記着陸ポイントに着陸する。
【0513】
あるいは、第2の無線局500B(制御部541)が、上記着陸ポイントを決定してもよい。移動端末600(飛行制御部631)は、第2の無線局500Bにより決定される上記着陸ポイントに着陸してもよい。
【0514】
あるいは、移動端末600(飛行制御部631)が、上記着陸ポイントを決定してもよい。移動端末600(飛行制御部631)は、自ら決定した上記着陸ポイントに着陸してもよい。移動端末600(飛行制御部631)は、所定の条件に基づいて、上記着陸ポイントを決定してもよい。当該所定の条件についての情報は、上記飛行経路情報に含まれていてもよく、又は、上記飛行経路情報には含まれず、第2の無線局500B又は管制装置100により別途提供されてもよい。
【0515】
以上、第4の態様における移動端末600の着陸を説明した。このような着陸によれば、無線リソースが確保できない場合でも、安全に移動端末600を着陸させることが可能になる。そのため、移動端末600の飛行及び移動端末600に搭乗する乗員の安全性の担保がより容易になり得る。
【0516】
<<8.第5の態様>>
続いて、図32図34を参照して、本開示の第5の態様を説明する。上述した第1の態様は、具体的な態様であるが、第5の態様は、特にケイパビリティ情報の送受信についてより一般化された態様である。
【0517】
<8.1.コアネットワークノードの構成>
図32は、第5の態様に係るCNノード250の概略的な構成の例を示すブロック図である。図32を参照すると、CNノード250は、通信処理部251を備える。
【0518】
(1)通信処理部251
通信処理部251は、他のノード(例えば、無線局)と通信する。通信処理部251の具体的な動作は後述する。
【0519】
(2)実装例
通信処理部251は、1つ以上のプロセッサ及びメモリにより実装されてもよい。当該メモリは、当該1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、当該1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。通信処理部251は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。
【0520】
CNノード250は、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード、送信機、受信機、及び/又は送受信機等を含んでいてもよい。さらに、CNノード250は、ハードディスクを含んでいてもよい。
【0521】
CNノード250は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、通信処理部251の動作を行ってもよい。上記プログラムは、通信処理部251の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0522】
CNノード250は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、通信処理部251の動作を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0523】
なお、CNノード250は、仮想化されていてもよい。即ち、CNノード250は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、CNノード250(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
【0524】
<8.2.無線局の構成>
図33は、第5の態様に係る無線局550の概略的な構成の例を示すブロック図である。図33を参照すると、無線局550は、通信処理部551を備える。
【0525】
(1)通信処理部551
通信処理部551は、他のノード(例えば、CNノード)と通信する。通信処理部551の具体的な動作は後述する。
【0526】
(2)実装例
通信処理部551は、1つ以上のプロセッサ及びメモリにより実装されてもよい。当該メモリは、当該1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、当該1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。通信処理部551は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。
【0527】
無線局550は、有線通信のために、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード、送信機、受信機、及び/又は送受信機等を含んでいてもよい。また、無線局550は、無線通信のために、アンテナ、高周波(RF)回路、送信機、受信機、及び/又は送受信機等を含んでいてもよい。さらに、無線局550は、ハードディスクを含んでいてもよい。
【0528】
無線局550は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、通信処理部551の動作を行ってもよい。上記プログラムは、通信処理部551の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0529】
無線局550は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、通信処理部551の動作を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0530】
なお、無線局550は、部分的に又は全体的に仮想化されていてもよい。即ち、無線局550の一部又は全部は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、無線局550の一部又は全体(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
【0531】
<8.3.移動端末の構成>
図34は、第5の態様に係る移動端末650の概略的な構成の例を示すブロック図である。図34を参照すると、移動端末650は、通信処理部651を備える。
【0532】
(1)通信処理部651
通信処理部651は、他のノード(例えば、無線局)と通信する。通信処理部651の具体的な動作は後述する。
【0533】
(2)実装例
通信処理部651は、1つ以上のプロセッサ及びメモリにより実装されてもよい。当該メモリは、当該1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、当該1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。一例として、通信処理部651は、SoC内で実装されてもよい。通信処理部651は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。
【0534】
移動端末650は、無線通信のために、アンテナ、高周波(RF)回路、送信機、受信機、及び/又は送受信機等を含んでいてもよい。さらに、移動端末650は、ハードディスクを含んでいてもよい。
【0535】
移動端末650は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、通信処理部651の動作を行ってもよい。上記プログラムは、通信処理部651の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0536】
移動端末650は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、通信処理部651の動作を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0537】
なお、移動端末650が、飛行装置に取り付けられる装置ではなく、飛行装置そのものである場合に、移動端末650は、飛行部をさらに備えてもよい。当該飛行部は、バッテリ、モータ及びESC等により実装されてもよい。
【0538】
<8.4.動作例>
無線局550(通信処理部551)は、無線通信網(例えば、3GPP規格を用いた無線通信網)を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局550の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報をCNノード250へ送信する。CNノード250(通信処理部251)は、上記第1のケイパビリティ情報を無線局550から受信する。なお、移動端末690(通信処理部651)は、無線局550と通信する。
【0539】
例えば、第5の態様における上記第1のケイパビリティ情報の送受信は、第1の態様における当該第1のケイパビリティ情報の送受信と同様である。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0540】
ただし、第5の態様における上記第1のケイパビリティ情報の送受信は、第1の態様と同様の例に限定されない。
【0541】
以上、第5の態様に係るケイパビリティ情報の送受信を説明した。上記第1のケイパビリティ情報が無線局550から第1のCNノード250へ送信されない場合には、第1のCNノード250は、無線通信網(例えば、3GPP規格を用いた無線通信網)を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局550の動作をサポートするか否かによらず、無線局550に上記飛行管理のための情報(例えばリソース情報)を要求し得る。ここで、無線局550が上記飛行管理のための情報を提供不能である場合には、上記飛行管理のための情報の要求は無駄になる。そのため、上記飛行管理のための情報の送受信にあたり、無駄なシグナリングが発生し、通信リソース及び各ノードの処理リソースが無駄になり得る。一方、上述したように上記第1のケイパビリティ情報が無線局550から第1のCNノード250へ送信される場合には、第1のCNノード250は、無線通信網(例えば、3GPP規格を用いた無線通信網)を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局550の動作をサポートするか否かを判定することができる。そのため、無駄なシグナリングの発生が回避され、よって、通信リソース及び各ノードの処理リソースが無駄になるのが回避され得る。
【0542】
<<9.第6の態様>>
続いて、図35図39を参照して、本開示の第6の態様を説明する。上述した第1の態様は、具体的な態様であるが、第6の態様は、特にリソース情報の送受信についてより一般化された態様である。
【0543】
<9.1.管制装置の構成>
図35は、第6の態様に係る管制装置160の概略的な構成の例を示すブロック図である。図35を参照すると、管制装置160は、通信処理部161を備える。
【0544】
(1)通信処理部161
通信処理部161は、他のノード(例えば、CNノード)と通信する。通信処理部161の具体的な動作は後述する。
【0545】
(2)実装例
通信処理部161は、1つ以上のプロセッサ及びメモリにより実装されてもよい。当該メモリは、当該1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、当該1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。通信処理部161は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。
【0546】
管制装置160は、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード、送信機、受信機、及び/又は送受信機等を含んでいてもよい。さらに、管制装置160は、ハードディスクを含んでいてもよい。
【0547】
管制装置160は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、通信処理部161の動作を行ってもよい。上記プログラムは、通信処理部161の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0548】
管制装置160は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、通信処理部161の動作を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0549】
なお、管制装置160は、仮想化されていてもよい。即ち、管制装置160は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、管制装置160(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
【0550】
<9.2.第1のコアネットワークノードの構成>
図36は、第6の態様に係る第1のCNノード260の概略的な構成の例を示すブロック図である。図36を参照すると、第1のCNノード260は、通信処理部261を備える。
【0551】
(1)通信処理部261
通信処理部261は、他のノード(例えば、無線局又はCNノード)と通信する。通信処理部261の具体的な動作は後述する。
【0552】
(2)実装例
通信処理部261は、1つ以上のプロセッサ及びメモリにより実装されてもよい。当該メモリは、当該1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、当該1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。通信処理部261は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。
【0553】
第1のCNノード260は、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード、送信機、受信機、及び/又は送受信機等を含んでいてもよい。さらに、第1のCNノード260は、ハードディスクを含んでいてもよい。
【0554】
第1のCNノード260は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、通信処理部261の動作を行ってもよい。上記プログラムは、通信処理部261の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0555】
第1のCNノード260は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、通信処理部261の動作を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0556】
なお、第1のCNノード260は、仮想化されていてもよい。即ち、第1のCNノード260は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、第1のCNノード260(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
【0557】
<9.3.第2のコアネットワークノードの構成>
図37は、第6の態様に係る第2のCNノード360の概略的な構成の例を示すブロック図である。図37を参照すると、第2のCNノード360は、通信処理部361を備える。
【0558】
(1)通信処理部361
通信処理部361は、他のノード(例えば、CNノード又は管制装置)と通信する。通信処理部361の具体的な動作は後述する。
【0559】
(2)実装例
通信処理部361は、1つ以上のプロセッサ及びメモリにより実装されてもよい。当該メモリは、当該1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、当該1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。通信処理部361は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。
【0560】
第2のCNノード360は、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード、送信機、受信機、及び/又は送受信機等を含んでいてもよい。さらに、第2のCNノード360は、ハードディスクを含んでいてもよい。
【0561】
第2のCNノード360は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、通信処理部361の動作を行ってもよい。上記プログラムは、通信処理部361の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0562】
第2のCNノード360は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、通信処理部361の動作を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0563】
なお、第2のCNノード360は、仮想化されていてもよい。即ち、第2のCNノード360は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、第2のCNノード360(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
【0564】
<9.4.無線局の構成>
図38は、第6の態様に係る無線局560の概略的な構成の例を示すブロック図である。図38を参照すると、無線局560は、通信処理部561を備える。
【0565】
(1)通信処理部561
通信処理部561は、他のノード(例えば、CNノード)と通信する。通信処理部561の具体的な動作は後述する。
【0566】
(2)実装例
第6の態様に係る無線局560の実装の例についての説明は、符号の違いを除き、第5の態様に係る無線局550の実装の例についての説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0567】
<9.5.移動端末の構成>
図39は、第6の態様に係る移動端末660の概略的な構成の例を示すブロック図である。図39を参照すると、移動端末660は、通信処理部661を備える。
【0568】
(1)通信処理部661
通信処理部661は、他のノード(例えば、無線局)と通信する。通信処理部661の具体的な動作は後述する。
【0569】
(2)実装例
第6の態様に係る移動端末660の実装の例についての説明は、符号の違いを除き、第5の態様に係る移動端末650の実装の例についての説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0570】
<9.6.動作例>
無線局560(通信処理部561)は、少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を第1のCNノード260へ送信する。第1のCNノード260(通信処理部261)は、上記リソース情報を無線局560から受信し、上記リソース情報を第2のCNノード360へ送信する。第2のCNノード360(通信処理部361)は、上記リソース情報を第1のCNノード260から受信し、移動端末のための飛行経路情報を生成又は取得する管制装置160へ上記リソース情報を送信する。管制装置160(通信処理部161)は、上記リソース情報を第2のCNノード360から受信する。なお、移動端末660(通信処理部661)は、無線局560と通信する。
【0571】
例えば、第6の態様における上記リソース情報の送受信は、第1の態様における上記リソース情報の送受信と同様である。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0572】
ただし、第6の態様における上記リソース情報の送受信は、第1の態様と同様の例に限定されない。
【0573】
以上、第6の態様に係るリソース情報の送受信を説明した。上記リソース情報が管制装置160へ送信されない場合には、管制装置160は、無線リソースが利用できそうかを知らないまま、移動端末660の飛行を計画する(例えば、移動端末660の飛行経路を決定する)。そのため、無線リソースが確保できる飛行経路を管制装置160が決定するのが困難になり得る。一方、上述したように上記リソース情報が管制装置160へ送信される場合には、管制装置160は、無線リソースが利用できそうかをある程度知ることができ、よって、無線リソースが確保できる飛行経路を管制装置160決定することがより容易になり得る。その結果、移動端末660の飛行及び移動端末660に搭乗する乗員の安全性の担保がなされた飛行経路の決定がより容易になり得る。
【0574】
<<10.第7の態様>>
続いて、図40図44を参照して、本開示の第7の態様を説明する。上述した第2の態様は、具体的な態様であるが、第7の態様は、より一般化された態様である。
【0575】
<10.1.管制装置の構成>
図40は、第7の態様に係る管制装置170の概略的な構成の例を示すブロック図である。図40を参照すると、管制装置170は、通信処理部171を備える。
【0576】
(1)通信処理部171
通信処理部171は、他のノード(例えば、CNノード)と通信する。通信処理部171の具体的な動作は後述する。
【0577】
(2)実装例
第7の態様に係る管制装置170の実装の例についての説明は、符号の違いを除き、第6の態様に係る管制装置160の実装の例についての説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0578】
<10.2.第1のコアネットワークノードの構成>
図41は、第7の態様に係る第1のCNノード270の概略的な構成の例を示すブロック図である。図41を参照すると、第1のCNノード270は、通信処理部271を備える。
【0579】
(1)通信処理部271
通信処理部271は、他のノード(例えば、無線局又はCNノード)と通信する。通信処理部271の具体的な動作は後述する。
【0580】
(2)実装例
第7の態様に係る第1のCNノード270の実装の例についての説明は、符号の違いを除き、第6の態様に係る第1のCNノード260の実装の例についての説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0581】
<10.3.第2のコアネットワークノードの構成>
図42は、第7の態様に係る第2のCNノード370の概略的な構成の例を示すブロック図である。図42を参照すると、第2のCNノード370は、通信処理部371を備える。
【0582】
(1)通信処理部371
通信処理部371は、他のノード(例えば、CNノード又は管制装置)と通信する。通信処理部371の具体的な動作は後述する。
【0583】
(2)実装例
第7の態様に係る第2のCNノード370の実装の例についての説明は、符号の違いを除き、第6の態様に係る第2のCNノード360の実装の例についての説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0584】
<10.4.無線局の構成>
図43は、第7の態様に係る無線局570の概略的な構成の例を示すブロック図である。図43を参照すると、無線局570は、制御部571及び通信処理部573を備える。
【0585】
(1)制御部571
制御部571は、無線局570における制御を行う。制御部571の具体的な動作は後述する。
【0586】
(2)通信処理部573
通信処理部573は、他のノード(例えば、CNノード)と通信する。通信処理部573の具体的な動作は後述する。
【0587】
(3)実装例
制御部571及び通信処理部573は、1つ以上のプロセッサ及びメモリにより実装されてもよい。制御部571及び通信処理部573は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。当該メモリは、当該1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、当該1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。制御部571及び通信処理部573は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。
【0588】
無線局570は、有線通信のために、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード、送信機、受信機、及び/又は送受信機等を含んでいてもよい。また、無線局570は、無線通信のために、アンテナ、高周波(RF)回路、送信機、受信機、及び/又は送受信機等を含んでいてもよい。さらに、無線局570は、ハードディスクを含んでいてもよい。
【0589】
無線局570は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、制御部571及び通信処理部573の動作を行ってもよい。上記プログラムは、制御部571及び通信処理部573の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0590】
無線局570は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、制御部571及び通信処理部573の動作を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0591】
なお、無線局570は、部分的に又は全体的に仮想化されていてもよい。即ち、無線局570の一部又は全部は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、無線局570の一部又は全体(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
【0592】
<10.5.移動端末の構成>
図44は、第7の態様に係る移動端末670の概略的な構成の例を示すブロック図である。図44を参照すると、移動端末670は、飛行制御部671及び通信処理部673を備える。
【0593】
(1)飛行制御部671
飛行制御部671は、移動端末670の飛行の制御を行う。飛行制御部671の具体的な動作は後述する。
【0594】
(2)通信処理部673
通信処理部673は、他のノード(例えば、無線局)と通信する。通信処理部673の具体的な動作は後述する。
【0595】
(3)実装例
飛行制御部671及び通信処理部673は、1つ以上のプロセッサ及びメモリにより実装されてもよい。飛行制御部671及び通信処理部673は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。当該メモリは、当該1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、当該1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。一例として、飛行制御部671及び通信処理部673は、SoC内で実装されてもよい。飛行制御部671及び通信処理部673は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。一例として、飛行制御部671は、フライトコントローラにより実装されてもよい。通信処理部673は、当該フライトコントローラにより実装されてもよく、他のコントローラにより実装されてもよい。
【0596】
移動端末670は、無線通信のために、アンテナ、高周波(RF)回路、送信機、受信機、及び/又は送受信機等を含んでいてもよい。さらに、移動端末670は、ハードディスクを含んでいてもよい。
【0597】
移動端末670は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、飛行制御部671及び通信処理部673の動作を行ってもよい。上記プログラムは、飛行制御部671及び通信処理部673の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0598】
移動端末670は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、飛行制御部671及び通信処理部673の動作を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0599】
なお、移動端末670が、飛行装置に取り付けられる装置ではなく、飛行装置そのものである場合に、移動端末670は、飛行部をさらに備えてもよい。当該飛行部は、バッテリ、モータ及びESC等により実装されてもよい。
【0600】
<10.6.動作例>
移動端末670は、飛行経路情報に従って移動する。
【0601】
管制装置170(通信処理部171)は、移動端末670のための無線リソースの確保を要求する第1の要求メッセージを、当該無線リソースを確保する無線局570に接続されるコアネットワークへ送信する。
【0602】
第2のCNノード370(通信処理部371)は、上記第1の要求メッセージを管制装置から受信する。第2のCNノード370(通信処理部371)は、上記第1の要求メッセージの受信に応じて、第1のCNノード270へ、又は、第1のCNノード270へさらなる要求メッセージを送信する第3のCNノードへ、上記確保を要求する第3の要求メッセージを送信する。
【0603】
上記コアネットワークに含まれる第1のCNノード270(通信処理部271)は、飛行経路情報に従って移動する移動端末670のための無線リソースの確保を要求する第2の要求メッセージを、当該無線リソースを確保する無線局570へ送信する。
【0604】
無線局570(通信処理部573)は、上記第2の要求メッセージを第1のCNノードから受信する。無線局570(制御部571)は、上記第2の要求メッセージの受信に応じて上記確保を行う。
【0605】
なお、移動端末670(通信処理部673)は、無線局560と通信する。
【0606】
例えば、第7の態様の上述した動作は、第2の態様の動作と同様である。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0607】
ただし、第7の態様の上述した動作は、第2の態様の動作と同様の例に限定されない。
【0608】
以上、第7の態様を説明した。飛行経路情報に従って移動する移動端末670のための無線リソースの確保が要求されない場合には、当該無線リソースが確保されず、移動端末670が飛行中に継続的に通信することが困難になり得る。その結果、移動端末670の飛行を外部から適切に制御することが困難になり得る。一方、上述したように移動端末670のための無線リソースの確保が飛行経路情報に従ってあらかじめ要求される場合には、移動端末670の飛行経路上の当該無線リソースが事前に確保されているため、移動端末670が飛行中に継続的に通信することがより容易になり得る。その結果、移動端末670の飛行及び移動端末670に搭乗する乗員の安全性の担保がより容易になり得る。
【0609】
<<11.第8の態様>>
続いて、図45図48を参照して、本開示の第8の態様を説明する。上述した第3の態様は、具体的な態様であるが、第8の態様は、より一般化された態様である。
<11.1.管制装置の構成>
図45は、第8の態様に係る管制装置180の概略的な構成の例を示すブロック図である。図45を参照すると、管制装置180は、通信処理部181を備える。
【0610】
(1)通信処理部181
通信処理部181は、他のノード(例えば、CNノード)と通信する。通信処理部181の具体的な動作は後述する。
【0611】
(2)実装例
第8の態様に係る管制装置180の実装の例についての説明は、符号の違いを除き、第6の態様に係る管制装置160の実装の例についての説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0612】
<11.2.第1のコアネットワークノードの構成>
図46は、第8の態様に係る第1のCNノード280の概略的な構成の例を示すブロック図である。図46を参照すると、第1のCNノード280は、制御部281を備える。
【0613】
(1)制御部281
制御部281は、第1のCNノード280における制御を行う。制御部281の具体的な動作は後述する。
【0614】
(2)実装例
制御部281は、1つ以上のプロセッサ及びメモリにより実装されてもよい。当該メモリは、当該1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、当該1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。制御部281は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。
【0615】
第1のCNノード280は、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード、送信機、受信機、及び/又は送受信機等を含んでいてもよい。さらに、第1のCNノード280は、ハードディスクを含んでいてもよい。
【0616】
第1のCNノード280は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、制御部281の動作を行ってもよい。上記プログラムは、制御部281の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0617】
第1のCNノード280は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、制御部281の動作を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0618】
なお、第1のCNノード280は、仮想化されていてもよい。即ち、第1のCNノード280は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、第1のCNノード280(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
【0619】
<11.3.第2のコアネットワークノードの構成>
図47は、第8の態様に係る第2のCNノード380の概略的な構成の例を示すブロック図である。図47を参照すると、第2のCNノード380は、通信処理部381を備える。
【0620】
(1)通信処理部381
通信処理部381は、他のノード(例えば、CNノード又は管制装置)と通信する。通信処理部381の具体的な動作は後述する。
【0621】
(2)実装例
第8の態様に係る第2のCNノード380の実装の例についての説明は、符号の違いを除き、第6の態様に係る第2のCNノード360の実装の例についての説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0622】
<11.4.移動端末の構成>
図48は、第8の態様に係る移動端末680の概略的な構成の例を示すブロック図である。図48を参照すると、移動端末680は、通信処理部681を備える。
【0623】
(1)通信処理部681
通信処理部681は、他のノード(例えば、無線局)と通信する。通信処理部681の具体的な動作は後述する。
【0624】
(2)実装例
第8の態様に係る移動端末680の実装の例についての説明は、符号の違いを除き、第5の態様に係る移動端末650の実装の例についての説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0625】
<11.5.動作例>
管制装置180(通信処理部181)は、移動端末680の飛行であって、無線リソースが確保された当該飛行のために、移動端末680の呼び出しを要求する第1の要求メッセージをコアネットワークへ送信する。
【0626】
第2のCNノード380(通信処理部381)は、上記第1の要求メッセージを受信する。第2のCNノード380(通信処理部381)は、上記第1の要求メッセージの受信に応じて、第1のCNノード280へ、又は、第1のCNノード280へさらなる要求メッセージを送信する第3のCNノードへ、上記呼び出しを要求する第2の要求メッセージを送信する。
【0627】
上記コアネットワークに含まれる第1のCNノード280(制御部281)は、上記第1の要求メッセージの、上記コアネットワークにおける受信に応じて、無線局580を介して上記呼び出しを行う。
【0628】
移動端末680(通信処理部681)は、無線リソースが確保された移動端末680の飛行のための通信の開始を要求するメッセージを第1のCNノード280へ送信する。
【0629】
例えば、第8の態様の上述した動作は、第3の態様の動作と同様である。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0630】
ただし、第8の態様の上述した動作は、第3の態様の動作と同様の例に限定されない。
【0631】
本態様においては、移動端末680及び管制装置180の少なくとも1つは、飛行経路情報及び飛行関連情報の少なくとも1つに基づいて通信の開始を要求する。この飛行経路情報及び飛行関連情報の少なくとも1つは、移動端末680の飛行経路における無線リソースが確保されていることを担保する情報であるため、これらに基づく通信の開始の要求を行うことにより、移動端末680が飛行中に継続的に通信することがより容易になり得る。その結果、移動端末680の飛行及び移動端末680に搭乗する乗員の安全性の担保がより容易になり得る。
【0632】
また、例えば、移動端末680の呼び出しが要求されない場合には、移動端末680の飛行は、移動端末680側で自主的に開始される。そのため、管制装置180が移動端末680の飛行を開始時点から制御するのは困難となることがある。一方、第8の態様において説明したように、移動端末680の呼び出しが要求される場合には、移動端末680の飛行は、ネットワークからの要求に応じて開始される。そのため、管制装置180が移動端末680の飛行を開始時点から制御することが可能になる。
【0633】
また、第8の態様において説明したように、移動端末680が移動端末680の飛行のための通信の開始を要求するメッセージを第1のCNノード280へ送信する場合には、移動端末680が飛行の開始時から通信することが可能になる。
【0634】
<<12.第9の態様>>
続いて、図49図51を参照して、本開示の第9の態様を説明する。上述した第4の態様は、具体的な態様であるが、第9の態様は、より一般化された態様である。
【0635】
<12.1.コアネットワークノードの構成>
図49は、第9の態様に係るCNノード290の概略的な構成の例を示すブロック図である。図49を参照すると、CNノード290は、制御部291及び通信処理部293を備える。
【0636】
(1)制御部291
制御部291は、CNノード290における制御を行う。制御部291の具体的な動作は後述する。
【0637】
(2)通信処理部293
通信処理部293は、他のノード(例えば、無線局)と通信する。通信処理部293の具体的な動作は後述する。
【0638】
(3)実装例
制御部291及び通信処理部293は、1つ以上のプロセッサ及びメモリにより実装されてもよい。制御部291及び通信処理部293は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。当該メモリは、当該1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、当該1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。制御部291及び通信処理部293は、コントローラにより実装されてもよく、当該コントローラは、1つ以上のプロセッサ及びメモリを含んでもよい。
【0639】
CNノード290は、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェースカード、送信機、受信機、及び/又は送受信機等を含んでいてもよい。さらに、CNノード290は、ハードディスクを含んでいてもよい。
【0640】
CNノード290は、プログラム(1つ以上の命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(当該1つ以上の命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、制御部291及び通信処理部293の動作を行ってもよい。上記プログラムは、制御部291及び通信処理部293の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0641】
CNノード290は、送受信機とコントローラとを含んでもよい。当該コントローラは、制御部291及び通信処理部293の動作を行ってもよく、上記送受信機を介して、情報又はメッセージを送受信してもよい。
【0642】
なお、CNノード290は、仮想化されていてもよい。即ち、CNノード290は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、CNノード290(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
<12.2.無線局の構成>
図50は、第9の態様に係る無線局590の概略的な構成の例を示すブロック図である。図50を参照すると、無線局590は、制御部591及び通信処理部593を備える。
【0643】
(1)制御部591
制御部591は、無線局590における制御を行う。制御部591の具体的な動作は後述する。
【0644】
(2)通信処理部593
通信処理部593は、他のノード(例えば、CNノード)と通信する。通信処理部593の具体的な動作は後述する。
【0645】
(3)実装例
第9の態様に係る無線局590の実装の例についての説明は、符号の違いを除き、第7の態様に係る無線局570の実装の例についての説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
<12.3.移動端末の構成>
図51は、第9の態様に係る移動端末690の概略的な構成の例を示すブロック図である。図51を参照すると、移動端末690は、飛行制御部691及び通信処理部693を備える。
【0646】
(1)飛行制御部691
飛行制御部691は、移動端末690の飛行の制御を行う。飛行制御部691の具体的な動作は後述する。
【0647】
(2)通信処理部693
通信処理部693は、他のノード(例えば、無線局)と通信する。通信処理部693の具体的な動作は後述する。
【0648】
(3)実装例
第9の態様に係る移動端末690の実装の例についての説明は、符号の違いを除き、第7の態様に係る移動端末670の実装の例についての説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0649】
<12.4.動作例>
移動端末690は、飛行経路情報に従って移動する。
【0650】
第1の無線局590A(制御部591)は、移動端末690のハンドオーバであって、第2の無線局590Bから第1の無線局590Aへの上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御する。第1の無線局590A(通信処理部593)は、第2の無線局590Bから送信される上記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを第2の無線局500Bへ送信させる。
【0651】
第2の無線局590B(制御部591)は、移動端末690のハンドオーバであって、第2の無線局590Bから第1の無線局590Aへの上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御する。第2の無線局590B(通信処理部593)は、上記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信する。
【0652】
CNノード290(制御部291)は、移動端末690のハンドオーバであって、第2の無線局590Bから第1の無線局590Aへの上記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのための要求メッセージを生成する。CNノード290(通信処理部293)は、上記要求メッセージを第2の無線局590Bから受信することなく、上記要求メッセージを第1の無線局590Aへ送信する。上記要求メッセージは、第1の無線局590Aが、第2の無線局590Bから送信される上記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、上記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを第2の無線局590Bへ送信させるのを、トリガする。
【0653】
移動端末690(飛行制御部691)は、飛行経路情報に従った移動端末600の移動を制御する。移動端末690(通信処理部693)は、第2の無線局590Bと通信する。
【0654】
例えば、第9の態様の上述した動作は、第4の態様の動作と同様である。よって、ここでは重複する説明を省略する。
【0655】
ただし、第9の態様の上述した動作は、第4の態様の動作と同様の例に限定されない。
【0656】
以上、第9の態様を説明した。例えば、上記受け入れ情報を含む上記メッセージが第2の無線局590Bへ送信されない場合には、一般的な手続きのとおり、第2の無線局590Bは、第1の無線局590Aにおける移動端末690のための無線リソースが確保されているかを知らないまま、上記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することになる。そのため、当該要求メッセージが送信されたとしても、無線リソースが確保されておらず、飛行中にターゲットセルにおいて移動端末690が通信できるとは限らない。一方、上述したように上記受け入れ情報を含む上記メッセージが第2の無線局590Bへ送信される場合には、第2の無線局590Bは、第1の無線局590Aにおける移動端末690のための無線リソースが確保されていることを知った上で、上記ハンドオーバのための要求メッセージを送信するか、又は、当該要求メッセージを送信することなく上記ハンドオーバの実行を開始することができる。そのため、移動端末690は飛行中にターゲットセルにおいてより確実に通信することが可能になる。その結果、移動端末690の飛行及び移動端末690に搭乗する乗員の安全性の担保がより容易になり得る。
【0657】
以上、本開示の態様を説明したが、本開示はこれらの態様に限定されるものではない。これらの態様は例示にすぎないということ、及び、本開示のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
【0658】
例えば、本明細書に記載されている処理におけるステップは、必ずしもシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理におけるステップは、シーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。また、処理におけるステップの一部が削除されてもよく、さらなるステップが処理に追加されてもよい。
【0659】
また、本明細書において説明した各ノードの1つ以上の構成要素を備える部品又はモジュールが提供されてもよい。また、上記1つ以上の構成要素の処理を含む方法が提供されてもよく、上記1つ以上の構成要素の処理をプロセッサに実行させるためのプログラムが提供されてもよい。また、当該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体(Non-transitory computer readable recording medium)が提供されてもよい。当然ながら、このような部品又はモジュール、方法、プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体も本開示に含まれる。
【0660】
上記態様の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
【0661】
<付記A>
(付記A1)
無線局であって、
無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための前記無線局の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報をコアネットワークノードへ送信する通信処理部、
を備える無線局。
【0662】
(付記A2)
前記無線局の前記動作は、少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を提供することを含む、付記A1に記載の無線局。
【0663】
(付記A3)
前記リソース情報は、時間毎の無線リソースのアベイラビリティに関する情報である、付記A2に記載の無線局。
【0664】
(付記A4)
前記リソース情報は、少なくとも1つの時間についての周波数帯域毎の無線リソースのアベイラビリティに関する情報である、付記A2又は3に記載の無線局。
【0665】
(付記A5)
前記リソース情報は、時間毎及び周波数帯域毎の無線リソースのアベイラビリティに関する情報である、付記A2~4のいずれか1項に記載の無線局。
【0666】
(付記A6)
前記リソース情報は、前記無線リソースが利用可能か否かを示す情報である、付記A2~5のいずれか1項に記載の無線局。
【0667】
(付記A7)
前記リソース情報は、前記無線リソースのアベイラビリティの程度を示す情報である、付記A2~6のいずれか1項に記載の無線局。
【0668】
(付記A8)
前記コアネットワークノードは、前記リソース情報を前記無線局に要求し、又は前記リソース情報を前記無線局から受信するコアネットワークノードである、付記A2~7のいずれか1項に記載の無線局。
【0669】
(付記A9)
前記コアネットワークノードは、移動端末のアクセス及びモビリティの少なくとも一方を管理するコアネットワークノードである、付記A1~8のいずれか1項に記載の無線局。
【0670】
(付記A10)
前記コアネットワークノードは、AMF(Access and Mobility Management Function)であり、
前記無線局は、NG-RAN(Radio Access Network)ノードである、
付記A1~9のいずれか1項に記載の無線局。
【0671】
(付記A11)
前記通信処理部は、前記第1のケイパビリティ情報を含むNG SETUP REQUESTメッセージを前記コアネットワークノードへ送信する、付記A1~10のいずれか1項に記載の無線局。
【0672】
(付記A12)
前記通信処理部は、前記無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための前記コアネットワークノードの動作をサポートするかを示す第2のケイパビリティ情報を前記コアネットワークノードから受信する、付記A1~11のいずれか1項に記載の無線局。
【0673】
(付記A13)
前記通信処理部は、前記第2のケイパビリティ情報を含むNG SETUP RESPONSEメッセージを前記コアネットワークノードから受信する、付記A12に記載の無線局。
【0674】
(付記A14)
無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報を前記無線局から受信する通信処理部、
を備えるコアネットワークノード。
【0675】
(付記A15)
前記通信処理部は、前記第1のケイパビリティ情報を含むNG SETUP REQUESTメッセージを前記無線局から受信する、付記A14に記載のコアネットワークノード。
【0676】
(付記A16)
前記通信処理部は、前記無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための前記コアネットワークノードの動作をサポートするかを示す第2のケイパビリティ情報を前記無線局へ送信する、付記A14又は15に記載のコアネットワークノード。
【0677】
(付記A17)
前記通信処理部は、前記第2のケイパビリティ情報を含むNG SETUP RESPONSEメッセージを前記コアネットワークノードから受信する、付記A16に記載のコアネットワークノード。
【0678】
(付記A18)
無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報をコアネットワークノードへ送信する前記無線局と通信する通信処理部、
を備える移動端末。
【0679】
(付記A19)
無線局と、
コアネットワークノードと、
を含み、
前記無線局は、無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための前記無線局の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報を前記コアネットワークノードへ送信し、
前記コアネットワークノードは、前記第1のケイパビリティ情報を受信する、
システム。
【0680】
(付記A20)
無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報をコアネットワークノードへ送信すること、
を含む方法。
【0681】
(付記A21)
無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報を前記無線局から受信すること、
を含む方法。
【0682】
(付記A22)
無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報をコアネットワークノードへ送信する前記無線局と通信すること、
を含む方法。
【0683】
(付記A23)
無線局において、無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための前記無線局の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報を前記コアネットワークノードへ送信することと、
コアネットワークノードにおいて、前記第1のケイパビリティ情報を受信することと、
を含む方法。
【0684】
(付記A24)
無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報をコアネットワークノードへ送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0685】
(付記A25)
無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報を前記無線局から受信すること、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0686】
(付記A26)
無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報をコアネットワークノードへ送信する前記無線局と通信すること、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0687】
(付記A27)
無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報をコアネットワークノードへ送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0688】
(付記A28)
無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報を前記無線局から受信すること、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0689】
(付記A29)
無線通信網を用いて飛行することが可能な有人飛行体の飛行管理を行うための無線局の動作をサポートするかを示す第1のケイパビリティ情報をコアネットワークノードへ送信する前記無線局と通信すること、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0690】
<付記B>
(付記B1)
少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を第1のコアネットワークノードへ送信する通信処理部、
を備える無線局。
【0691】
(付記B2)
前記リソース情報は、時間毎の無線リソースのアベイラビリティに関する情報である、付記B1に記載の無線局。
【0692】
(付記B3)
前記リソース情報は、少なくとも1つの時間についての周波数帯域毎の無線リソースのアベイラビリティに関する情報である、付記B1又は2に記載の無線局。
【0693】
(付記B4)
前記リソース情報は、時間毎及び周波数帯域毎の無線リソースのアベイラビリティに関する情報である、付記B1~3のいずれか1項に記載の無線局。
【0694】
(付記B5)
前記リソース情報は、前記無線リソースが利用可能か否かを示す情報である、付記B1~4のいずれか1項に記載の無線局。
【0695】
(付記B6)
前記リソース情報は、前記無線リソースのアベイラビリティの程度を示す情報である、付記B1~5のいずれか1項に記載の無線局。
【0696】
(付記B7)
前記リソース情報は、前記第1のコアネットワークノードから、移動端末のための飛行経路情報を生成又は取得する管制装置へ送信される情報である、付記B1~6のいずれか1項に記載の無線局。
【0697】
(付記B8)
前記リソース情報は、前記第1のコアネットワークノードから第2のコアネットワークノードへ送信され、当該第2のコアネットワークノードから前記管制装置へ送信される情報である、付記B7に記載の無線局。
【0698】
(付記B9)
前記第2のコアネットワークノードは、第1のコアネットワークノード及び第2のコアネットワークノードを含むコアネットワーク外に位置する装置が当該コアネットワークと対話するのに用いられるコアネットワークノードであり、
前記管制装置は、前記コアネットワーク外に位置する、
付記B8に記載の無線局。
【0699】
(付記B10)
前記第2のコアネットワークノードは、NEF(Network Exposure Function)である、付記B8又は9に記載の無線局。
【0700】
(付記B11)
前記通信処理部は、前記第1のコアネットワークノードからの前記リソース情報の要求に応じて、前記リソース情報を前記第1のコアネットワークノードへ送信する、付記B1~10のいずれか1項に記載の無線局。
【0701】
(付記B12)
前記通信処理部は、周期的に、前記リソース情報を前記第1のコアネットワークノードへ送信する、付記B1~11のいずれか1項に記載の無線局。
【0702】
(付記B13)
前記通信処理部は、前記リソース情報の送信の周期を示す周期情報を前記第1のコアネットワークノードから受信し、当該周期情報により示される当該周期で、前記リソース情報を前記第1のコアネットワークノードへ送信する、付記B12に記載の無線局。
【0703】
(付記B14)
前記通信処理部は、前記リソース情報の対象を示す対象情報を前記第1のコアネットワークノードから受信し、前記対象情報により示される前記対象についての前記リソース情報を前記第1のコアネットワークノードへ送信する、付記B1~13のいずれか1項に記載の無線局。
【0704】
(付記B15)
前記対象は、1つ以上の時間又は1つ以上の周波数帯域を含む、付記B14に記載の無線局。
【0705】
(付記B16)
前記第1のコアネットワークノードは、移動端末のアクセス及びモビリティの少なくとも一方を管理するコアネットワークノードである、付記B1~15のいずれか1項に記載の無線局。
【0706】
(付記B17)
前記第1のコアネットワークノードは、AMF(Access and Mobility Management Function)であり、
前記無線局は、NG-RAN(Radio Access Network)ノードである、
付記B1~16のいずれか1項に記載の無線局。
【0707】
(付記B18)
第1のコアネットワークノードであって、
少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を無線局から受信し、当該リソース情報を第2のコアネットワークノードへ送信する通信処理部、
を備える第1のコアネットワークノード。
【0708】
(付記B19)
前記リソース情報は、前記第2のコアネットワークノードから、移動端末のための飛行経路情報を生成又は取得する管制装置へ送信される情報である、付記B18に記載の第1のコアネットワークノード。
【0709】
(付記B20)
前記通信処理部は、前記リソース情報を前記第2のコアネットワークノードへ送信する第3のコアネットワークノードへ前記リソース情報を送信することにより、前記リソース情報を前記第2のコアネットワークノードへ間接的に送信する、付記B18又は19に記載の第1のコアネットワークノード。
【0710】
(付記B21)
前記通信処理部は、前記第2のコアネットワークノードからの前記リソース情報の要求に応じて、前記リソース情報を要求するメッセージを前記無線局へ送信する、付記B18~20のいずれか1項に記載の第1のコアネットワークノード。
【0711】
(付記B22)
前記通信処理部は、前記リソース情報の送信の周期を示す周期情報を前記第2のコアネットワークノードから受信し、当該周期情報を前記無線局へ送信する、付記B18~20のいずれか1項に記載の第1のコアネットワークノード。
【0712】
(付記B23)
前記通信処理部は、前記リソース情報の対象を示す対象情報を前記第2のコアネットワークノードから受信し、当該対象情報を前記無線局へ送信し、前記対象情報により示される前記対象についての前記リソース情報を前記無線局から受信する、付記B18~22のいずれか1項に記載の第1のコアネットワークノード。
【0713】
(付記B24)
少なくとも1つの時間の無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報であって、無線局から第1のコアネットワークノードへ送信され、当該第1のコアネットワークノードから第2のコアネットワークノードへ送信される前記リソース情報を、当該第2のコアネットワークノードから受信する通信処理部、
を備える管制装置。
【0714】
(付記B25)
前記通信処理部は、前記リソース情報を要求するメッセージを前記第2のコアネットワークノードへ送信する、付記B24に記載の管制装置。
【0715】
(付記B26)
前記通信処理部は、前記リソース情報の送信の周期を示す周期情報を前記第2のコアネットワークノードへ送信する、付記B24又は25に記載の管制装置。
【0716】
(付記B27)
前記通信処理部は、前記リソース情報の対象を示す対象情報を前記第2のコアネットワークノードへ送信し、前記対象情報により示される前記対象についての前記リソース情報を前記第2のコアネットワークノードから受信する、付記B24~26のいずれか1項に記載の管制装置。
【0717】
(付記B28)
少なくとも1つの時間の無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報であって、無線局から第1のコアネットワークノードへ送信される前記リソース情報を、当該第1のコアネットワークノードから受信し、移動端末のための飛行経路情報を生成又は取得する管制装置へ前記リソース情報を送信する通信処理部、
を備える第2のコアネットワークノード。
【0718】
(付記B29)
前記通信処理部は、前記リソース情報を前記第1のコアネットワークノードから受信する第3のコアネットワークノードから前記リソース情報を受信することにより、前記リソース情報を前記第1のコアネットワークノードから間接的に受信する、付記B28に記載の第2のコアネットワークノード。
【0719】
(付記B30)
少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を第1のコアネットワークノードへ送信する無線局と通信する通信処理部、
を備える移動端末。
【0720】
(付記B31)
無線局と、
第1のコアネットワークノードと、
第2のコアネットワークノードと、
管制装置と、
を含み、
前記無線局は、少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を前記第1のコアネットワークノードへ送信し、
前記第1のコアネットワークノードは、前記リソース情報を前記第2のコアネットワークノードへ送信し、
前記第2のコアネットワークノードは、前記リソース情報を前記管制装置へ送信する、
システム。
【0721】
(付記B32)
少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を第1のコアネットワークノードへ送信すること、
を含む方法。
【0722】
(付記B33)
少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を無線局から受信し、当該リソース情報を第2のコアネットワークノードへ送信すること、
を含む方法。
【0723】
(付記B34)
少なくとも1つの時間の無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報であって、無線局から第1のコアネットワークノードへ送信され、当該第1のコアネットワークノードから第2のコアネットワークノードへ送信される前記リソース情報を、当該第2のコアネットワークノードから受信すること、
を含む方法。
【0724】
(付記B35)
少なくとも1つの時間の無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報であって、無線局から第1のコアネットワークノードへ送信される前記リソース情報を、当該第1のコアネットワークノードから受信し、移動端末のための飛行経路情報を生成又は取得する管制装置へ前記リソース情報を送信すること、
を含む方法。
【0725】
(付記B36)
少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を第1のコアネットワークノードへ送信する無線局と通信すること、
を含む方法。
【0726】
(付記B37)
無線局において、少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を第1のコアネットワークノードへ送信することと、
前記第1のコアネットワークノードにおいて、前記リソース情報を第2のコアネットワークノードへ送信することと
前記第2のコアネットワークノードにおいて、前記リソース情報を管制装置へ送信することと、
を含む方法。
【0727】
(付記B38)
少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を第1のコアネットワークノードへ送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0728】
(付記B39)
少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を無線局から受信し、当該リソース情報を第2のコアネットワークノードへ送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0729】
(付記B40)
少なくとも1つの時間の無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報であって、無線局から第1のコアネットワークノードへ送信され、当該第1のコアネットワークノードから第2のコアネットワークノードへ送信される前記リソース情報を、当該第2のコアネットワークノードから受信すること、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0730】
(付記B41)
少なくとも1つの時間の無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報であって、無線局から第1のコアネットワークノードへ送信される前記リソース情報を、当該第1のコアネットワークノードから受信し、移動端末のための飛行経路情報を生成又は取得する管制装置へ前記リソース情報を送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0731】
(付記B42)
少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を第1のコアネットワークノードへ送信する無線局と通信すること、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0732】
(付記B43)
少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を第1のコアネットワークノードへ送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0733】
(付記B44)
少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を無線局から受信し、当該リソース情報を第2のコアネットワークノードへ送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0734】
(付記B45)
少なくとも1つの時間の無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報であって、無線局から第1のコアネットワークノードへ送信され、当該第1のコアネットワークノードから第2のコアネットワークノードへ送信される前記リソース情報を、当該第2のコアネットワークノードから受信すること、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0735】
(付記B46)
少なくとも1つの時間の無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報であって、無線局から第1のコアネットワークノードへ送信される前記リソース情報を、当該第1のコアネットワークノードから受信し、移動端末のための飛行経路情報を生成又は取得する管制装置へ前記リソース情報を送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0736】
(付記B47)
少なくとも1つの時間についての無線リソースのアベイラビリティに関するリソース情報を第1のコアネットワークノードへ送信する無線局と通信すること、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0737】
<付記C>
(付記C1)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する第1の要求メッセージを、当該無線リソースを確保する無線局に接続されるコアネットワークへ送信する通信処理部、
を備える管制装置。
【0738】
(付記C2)
前記第1の要求メッセージは、前記移動端末を識別するための第1の識別情報を含む、付記C1に記載の管制装置。
【0739】
(付記C3)
前記確保は、前記移動端末の飛行のための無線リソースの確保であり、
前記第1の要求メッセージは、前記飛行を識別するための第2の識別情報を含む、
付記C1又は2に記載の管制装置。
【0740】
(付記C4)
前記無線リソースは、特定の周波数帯域における無線リソースであり、
前記第1の要求メッセージは、前記特定の周波数帯域を示す周波数情報を含む、
付記C1~3のいずれか1項に記載の管制装置。
【0741】
(付記C5)
前記無線リソースは、特定の時間における無線リソースであり、
前記第1の要求メッセージは、前記特定の時間を示す時間情報を含む、
付記C1~4のいずれか1項に記載の管制装置。
【0742】
(付記C6)
前記第1の要求メッセージは、位置を示す位置情報を含み、
前記無線局は、前記位置情報に対応する、
付記C1~5のいずれか1項に記載の管制装置。
【0743】
(付記C7)
前記位置情報は、セル識別子、GPS(Global Positioning System)情報、又は前記移動端末の飛行のウェイポイントを示す情報である、付記C6に記載の管制装置。
【0744】
(付記C8)
前記コアネットワークは、前記コアネットワークにおける前記第1の要求メッセージの受信に応じて、前記確保を要求する第2の要求メッセージを前記無線局へ送信する第1のコアネットワークノードを含む、付記C1~7のいずれか1項に記載の管制装置。
【0745】
(付記C9)
前記コアネットワークは、前記第1の要求メッセージの受信に応じて、前記第1のコアネットワークノードへ、又は、前記第1のコアネットワークノードへさらなる要求メッセージを送信する第3のコアネットワークノードへ、前記確保を要求する第3の要求メッセージを送信する第2のコアネットワークノード、をさらに含む、付記C8に記載の管制装置。
【0746】
(付記C10)
前記第2のコアネットワークノードは、前記コアネットワーク外に位置する装置が当該コアネットワークと対話するのに用いられるコアネットワークノードであり、
前記管制装置は、前記コアネットワーク外に位置する、
付記C9に記載の管制装置。
【0747】
(付記C11)
前記第2のコアネットワークノードは、NEF(Network Exposure Function)である、付記C9又は10に記載の管制装置。
【0748】
(付記C12)
前記第1のコアネットワークノードは、前記移動端末のアクセス及びモビリティの少なくとも一方を管理するコアネットワークノードである、付記C8~11のいずれか1項に記載の管制装置。
【0749】
(付記C13)
前記第1のコアネットワークノードは、AMF(Access and Mobility Management Function)であり、
前記無線局は、NG-RAN(Radio Access Network)ノードである、
付記C8~12のいずれか1項に記載の管制装置。
【0750】
(付記C14)
前記確保についての応答メッセージを、前記コアネットワークから受信する、付記C1~13のいずれか1項に記載の管制装置。
【0751】
(付記C15)
前記応答メッセージは、前記無線リソースが確保されたかを示す情報、又は、確保された無線リソースを示す情報を含む、付記C14に記載の管制装置。
【0752】
(付記C16)
コアネットワークに含まれる第1のコアネットワークノードであって、
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する第2の要求メッセージを、当該無線リソースを確保する無線局へ送信する通信処理部、
を備える第1のコアネットワークノード。
【0753】
(付記C17)
前記第2の要求メッセージは、前記移動端末を識別するための第1の識別情報を含む、付記C16に記載の第1のコアネットワークノード。
【0754】
(付記C18)
前記確保は、前記移動端末の飛行のための無線リソースの確保であり、
前記第2の要求メッセージは、前記飛行を識別するための第2の識別情報を含む、
付記C16又は17に記載の第1のコアネットワークノード。
【0755】
(付記C19)
前記無線リソースは、特定の周波数帯域における無線リソースであり、
前記第2の要求メッセージは、前記特定の周波数帯域を示す周波数情報を含む、
付記C16~18のいずれか1項に記載の第1のコアネットワークノード。
【0756】
(付記C20)
前記無線リソースは、特定の時間における無線リソースであり、
前記第2の要求メッセージは、前記特定の時間を示す時間情報を含む、
付記C16~19のいずれか1項に記載の第1のコアネットワークノード。
【0757】
(付記C21)
前記通信処理部は、前記確保を要求する第1の要求メッセージの、前記コアネットワークにおける受信に応じて、前記第2の要求メッセージを前記無線局へ送信する、付記C16~20のいずれか1項に記載の第1のコアネットワークノード。
【0758】
(付記C22)
前記通信処理部は、前記無線リソースの確保についての応答メッセージを、前記無線局から受信する、付記C16~21のいずれか1項に記載の第1のコアネットワークノード。
【0759】
(付記C23)
無線局であって、
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する要求メッセージを第1のコアネットワークノードから受信する通信処理部と、
前記要求メッセージの受信に応じて前記確保を行う制御部と、
を備える無線局。
【0760】
(付記C24)
前記通信処理部は、前記確保についての応答メッセージを前記第1のコアネットワークノードへ送信する、付記C23に記載の無線局。
【0761】
(付記C25)
第2のコアネットワークノードであって、
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する第1の要求メッセージを管制装置から受信する通信処理部、
を備え、
前記通信処理部は、前記第1の要求メッセージの受信に応じて、前記確保を要求する第2の要求メッセージを無線局へ送信する第1のコアネットワークノードへ、又は、前記第1のコアネットワークノードへさらなる要求メッセージを送信する第3のコアネットワークノードへ、前記確保を要求する第3の要求メッセージを送信する、
第2のコアネットワークノード。
【0762】
(付記C26)
移動端末であって、
飛行経路情報に従った前記移動端末の移動を制御する飛行制御部と、
前記移動端末のための無線リソースの確保を要求する要求メッセージを第1のコアネットワークノードから受信し、当該要求メッセージの受信に応じて前記確保を行う無線局と、通信する通信処理部と、
を備える移動端末。
【0763】
(付記C27)
管制装置と、
第1のコアネットワークノード及び第2のコアネットワークノードを含むコアネットワークと、
無線局と、
を含み、
前記管制装置は、飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する第1の要求メッセージを前記第2のコアネットワークノードへ送信し、
前記第2のコアネットワークノードは、前記第1の要求メッセージを前記管制装置から受信し、当該第1の要求メッセージの受信に応じて、前記第1のコアネットワークノードへ、又は、前記第1のコアネットワークノードへさらなる要求メッセージを送信する第3のコアネットワークノードへ、前記確保を要求する第3の要求メッセージを送信し、
前記第1のコアネットワークノードは、前記確保を要求する第2の要求メッセージを前記無線局へ送信し、
前記無線局は、前記第2の要求メッセージを前記第1のコアネットワークノードから受信し、当該第2の要求メッセージの受信に応じて前記確保を行う、
システム。
【0764】
(付記C28)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する第1の要求メッセージを、当該無線リソースを確保する無線局に接続されるコアネットワークへ送信すること、
を含む方法。
【0765】
(付記C29)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する第2の要求メッセージを、当該無線リソースを確保する無線局へ送信すること、
を含む方法。
【0766】
(付記C30)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する要求メッセージを第1のコアネットワークノードから受信することと、
前記要求メッセージの受信に応じて前記確保を行うことと、
を含む方法。
【0767】
(付記C31)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する第1の要求メッセージを管制装置から受信することと、
前記第1の要求メッセージの受信に応じて、前記確保を要求する第2の要求メッセージを無線局へ送信する第1のコアネットワークノードへ、又は、前記第1のコアネットワークノードへさらなる要求メッセージを送信する第3のコアネットワークノードへ、前記確保を要求する第3の要求メッセージを送信することと、
を含む方法。
【0768】
(付記C32)
飛行経路情報に従った移動端末の移動を制御することと、
前記移動端末のための無線リソースの確保を要求する要求メッセージを第1のコアネットワークノードから受信し、当該要求メッセージの受信に応じて前記確保を行う無線局と、通信することと、
を含む方法。
【0769】
(付記C33)
管制装置において、飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する第1の要求メッセージを第2のコアネットワークノードへ送信することと、
前記第2のコアネットワークノードにおいて、前記第1の要求メッセージを前記管制装置から受信し、当該第1の要求メッセージの受信に応じて、第1のコアネットワークノードへ、又は、前記第1のコアネットワークノードへさらなる要求メッセージを送信する第3のコアネットワークノードへ、前記確保を要求する第3の要求メッセージを送信することと、
前記第1のコアネットワークノードは、前記確保を要求する第2の要求メッセージを無線局へ送信することと、
前記無線局において、前記第2の要求メッセージを前記第1のコアネットワークノードから受信し、当該第2の要求メッセージの受信に応じて前記確保を行うことと、
を含む方法。
【0770】
(付記C34)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する第1の要求メッセージを、当該無線リソースを確保する無線局に接続されるコアネットワークへ送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0771】
(付記C35)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する第2の要求メッセージを、当該無線リソースを確保する無線局へ送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0772】
(付記C36)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する要求メッセージを第1のコアネットワークノードから受信することと、
前記要求メッセージの受信に応じて前記確保を行うことと、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0773】
(付記C37)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する第1の要求メッセージを管制装置から受信することと、
前記第1の要求メッセージの受信に応じて、前記確保を要求する第2の要求メッセージを無線局へ送信する第1のコアネットワークノードへ、又は、前記第1のコアネットワークノードへさらなる要求メッセージを送信する第3のコアネットワークノードへ、前記確保を要求する第3の要求メッセージを送信することと、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0774】
(付記C38)
飛行経路情報に従った移動端末の移動を制御することと、
前記移動端末のための無線リソースの確保を要求する要求メッセージを第1のコアネットワークノードから受信し、当該要求メッセージの受信に応じて前記確保を行う無線局と、通信することと、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0775】
(付記C39)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する第1の要求メッセージを、当該無線リソースを確保する無線局に接続されるコアネットワークへ送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0776】
(付記C40)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する第2の要求メッセージを、当該無線リソースを確保する無線局へ送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0777】
(付記C41)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する要求メッセージを第1のコアネットワークノードから受信することと、
前記要求メッセージの受信に応じて前記確保を行うことと、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0778】
(付記C42)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のための無線リソースの確保を要求する第1の要求メッセージを管制装置から受信することと、
前記第1の要求メッセージの受信に応じて、前記確保を要求する第2の要求メッセージを無線局へ送信する第1のコアネットワークノードへ、又は、前記第1のコアネットワークノードへさらなる要求メッセージを送信する第3のコアネットワークノードへ、前記確保を要求する第3の要求メッセージを送信することと、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0779】
(付記C43)
飛行経路情報に従った移動端末の移動を制御することと、
前記移動端末のための無線リソースの確保を要求する要求メッセージを第1のコアネットワークノードから受信し、当該要求メッセージの受信に応じて前記確保を行う無線局と、通信することと、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0780】
<付記D>
(付記D1)
移動端末の飛行であって、無線リソースが確保された当該飛行のために、当該移動端末の呼び出しを要求する第1の要求メッセージをコアネットワークへ送信する通信処理部、
を備える管制装置。
【0781】
(付記D2)
前記第1の要求メッセージは、前記移動端末を識別するための第1の識別情報を含む、付記D1に記載の管制装置。
【0782】
(付記D3)
前記第1の要求メッセージは、前記飛行を識別するための第2の識別情報を含む、付記D2に記載の管制装置。
【0783】
(付記D4)
前記第1の要求メッセージは、前記飛行に関する飛行関連情報を含む、付記D1~3のいずれか1項に記載の管制装置。
【0784】
(付記D5)
前記飛行関連情報は、前記移動端末を識別するための第1の識別情報、又は、前記飛行を識別するための第2の識別情報を含む、付記D4に記載の管制装置。
【0785】
(付記D6)
前記飛行関連情報は、前記飛行の経路を示す経路情報を含む、付記D4又は5に記載の管制装置。
【0786】
(付記D7)
前記経路情報は、前記飛行の経路として、前記飛行の経路上の1つ以上のセルであって、前記飛行において前記移動端末により使用される当該1つ以上のセルを示す、付記D6に記載の管制装置。
【0787】
(付記D8)
前記経路情報は、前記飛行の経路として、前記飛行のウェイポイントを示す、付記D6又は7に記載の管制装置。
【0788】
(付記D9)
前記飛行関連情報は、前記飛行についての時間を示す時間情報を含む、付記D4~8のいずれか1項に記載の管制装置。
【0789】
(付記D10)
前記時間情報は、前記飛行の経路上の1つ以上のセルであって、前記飛行において前記移動端末により使用される当該1つ以上のセルの各々について、前記移動端末のために無線リソースが確保される時間を示す、付記D9に記載の管制装置。
【0790】
(付記D11)
前記時間情報は、上記飛行の複数のウェイポイントの各々について、前記移動端末が通過する時刻を示す、付記D9又は10に記載の管制装置。
【0791】
(付記D12)
前記飛行関連情報は、前記飛行の経路上の1つ以上のセルであって、前記飛行において前記移動端末により使用される当該1つ以上のセルの各々について、前記移動端末のためのコンフィギュレーションを示すコンフィギュレーション情報を含む、付記D4~11のいずれか1項に記載の管制装置。
【0792】
(付記D13)
前記飛行関連情報は、前記飛行における通信のためのセッションの属性情報を含む、付記D4~12のいずれか1項に記載の管制装置。
【0793】
(付記D14)
前記飛行関連情報は、前記飛行における通信のための無線リソースを示す無線リソース情報を含む、付記D4~13のいずれか1項に記載の管制装置。
【0794】
(付記D15)
前記コアネットワークは、前記コアネットワークにおける前記第1の要求メッセージの受信に応じて、無線局を介して前記呼び出しを行う第1のコアネットワークノードを含む、付記D1~14のいずれか1項に記載の管制装置。
【0795】
(付記D16)
前記コアネットワークは、前記第1の要求メッセージの受信に応じて、前記第1のコアネットワークノードへ、又は、前記第1のコアネットワークノードへさらなる要求メッセージを送信する第3のコアネットワークノードへ、前記呼び出しを要求する第2の要求メッセージを送信する第2のコアネットワークノード、をさらに含む、付記D15に記載の管制装置。
【0796】
(付記D17)
前記第2のコアネットワークノードは、前記コアネットワーク外に位置する装置が当該コアネットワークと対話するのに用いられるコアネットワークノードであり、
前記管制装置は、前記コアネットワーク外に位置する、
付記D16に記載の管制装置。
【0797】
(付記D18)
前記第2のコアネットワークノードは、NEF(Network Exposure Function)である、付記D16又は17に記載の管制装置。
【0798】
(付記D19)
前記第1のコアネットワークノードは、前記移動端末のアクセス及びモビリティの少なくとも一方を管理するコアネットワークノードである、付記D15~18のいずれか1項に記載の管制装置。
【0799】
(付記D20)
前記第1のコアネットワークノードは、AMF(Access and Mobility Management Function)であり、
前記無線局は、NG-RAN(Radio Access Network)ノードである、
付記D15~19のいずれか1項に記載の管制装置。
【0800】
(付記D21)
コアネットワークに含まれる第1のコアネットワークノードであって、
無線リソースが確保された移動端末の飛行のために管制装置により送信される第1の要求メッセージであって、当該移動端末の呼び出しを要求する当該第1の要求メッセージの、前記コアネットワークにおける受信に応じて、無線局を介して前記呼び出しを行う制御部、
を備える第1のコアネットワークノード。
【0801】
(付記D22)
第2のコアネットワークノードであって、
無線リソースが確保された移動端末の飛行のために管制装置により送信される第1の要求メッセージであって、当該移動端末の呼び出しを要求する当該第1の要求メッセージを受信する通信処理部、
を備え、
前記通信処理部は、当該第1の要求メッセージの受信に応じて、前記呼び出しを行う第1のコアネットワークノードへ、又は、当該第1のコアネットワークノードへさらなる要求メッセージを送信する第3のコアネットワークノードへ、前記呼び出しを要求する第2の要求メッセージを送信する、
第2のコアネットワークノード。
【0802】
(付記D23)
移動端末であって、
無線リソースが確保された前記移動端末の飛行のための通信の開始を要求するメッセージを第1のコアネットワークノードへ送信する通信処理部、
を備える移動端末。
【0803】
(付記D24)
管制装置と、
第1のコアネットワークノード及び第2のコアネットワークノードを含むコアネットワークと、
無線局と、
を含み、
前記管制装置は、移動端末の飛行であって、無線リソースが確保された当該飛行のために、当該移動端末の呼び出しを要求する第1の要求メッセージを前記第2のコアネットワークノードへ送信し、
前記第2のコアネットワークノードは、前記第1の要求メッセージを受信し、前記第1の要求メッセージの受信に応じて、前記呼び出しを行う第1のコアネットワークノードへ、又は、当該第1のコアネットワークノードへさらなる要求メッセージを送信する第3のコアネットワークノードへ、前記呼び出しを要求する第2の要求メッセージを送信し、
前記第1のコアネットワークノードは、前記無線局を介して前記呼び出しを行う、
システム。
【0804】
(付記D25)
移動端末の飛行であって、無線リソースが確保された当該飛行のために、当該移動端末の呼び出しを要求する第1の要求メッセージをコアネットワークへ送信すること、
を含む方法。
【0805】
(付記D26)
無線リソースが確保された移動端末の飛行のために管制装置により送信される第1の要求メッセージであって、当該移動端末の呼び出しを要求する当該第1の要求メッセージの、コアネットワークにおける受信に応じて、無線局を介して前記呼び出しを行うこと、
を含む方法。
【0806】
(付記D27)
無線リソースが確保された移動端末の飛行のために管制装置により送信される第1の要求メッセージであって、当該移動端末の呼び出しを要求する当該第1の要求メッセージを受信することと、
当該第1の要求メッセージの受信に応じて、前記呼び出しを行う第1のコアネットワークノードへ、又は、当該第1のコアネットワークノードへさらなる要求メッセージを送信する第3のコアネットワークノードへ、前記呼び出しを要求する第2の要求メッセージを送信することと、
を含む方法。
【0807】
(付記D28)
無線リソースが確保された移動端末の飛行のための通信の開始を要求するメッセージを第1のコアネットワークノードへ送信すること、
を含む方法。
【0808】
(付記D29)
管制装置において、移動端末の飛行であって、無線リソースが確保された当該飛行のために、当該移動端末の呼び出しを要求する第1の要求メッセージを第2のコアネットワークノードへ送信することと、
前記第2のコアネットワークノードにおいて、前記第1の要求メッセージを受信し、前記第1の要求メッセージの受信に応じて、前記呼び出しを行う第1のコアネットワークノードへ、又は、当該第1のコアネットワークノードへさらなる要求メッセージを送信する第3のコアネットワークノードへ、前記呼び出しを要求する第2の要求メッセージを送信することと、
前記第1のコアネットワークノードにおいて、無線局を介して前記呼び出しを行うことと、
を含む方法。
【0809】
(付記D30)
移動端末の飛行であって、無線リソースが確保された当該飛行のために、当該移動端末の呼び出しを要求する第1の要求メッセージをコアネットワークへ送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0810】
(付記D31)
無線リソースが確保された移動端末の飛行のために管制装置により送信される第1の要求メッセージであって、当該移動端末の呼び出しを要求する当該第1の要求メッセージの、コアネットワークにおける受信に応じて、無線局を介して前記呼び出しを行うこと、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0811】
(付記D32)
無線リソースが確保された移動端末の飛行のために管制装置により送信される第1の要求メッセージであって、当該移動端末の呼び出しを要求する当該第1の要求メッセージを受信することと、
当該第1の要求メッセージの受信に応じて、前記呼び出しを行う第1のコアネットワークノードへ、又は、当該第1のコアネットワークノードへさらなる要求メッセージを送信する第3のコアネットワークノードへ、前記呼び出しを要求する第2の要求メッセージを送信することと、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0812】
(付記D33)
無線リソースが確保された移動端末の飛行のための通信の開始を要求するメッセージを第1のコアネットワークノードへ送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0813】
(付記D34)
移動端末の飛行であって、無線リソースが確保された当該飛行のために、当該移動端末の呼び出しを要求する第1の要求メッセージをコアネットワークへ送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0814】
(付記D35)
無線リソースが確保された移動端末の飛行のために管制装置により送信される第1の要求メッセージであって、当該移動端末の呼び出しを要求する当該第1の要求メッセージの、コアネットワークにおける受信に応じて、無線局を介して前記呼び出しを行うこと、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0815】
(付記D36)
無線リソースが確保された移動端末の飛行のために管制装置により送信される第1の要求メッセージであって、当該移動端末の呼び出しを要求する当該第1の要求メッセージを受信することと、
当該第1の要求メッセージの受信に応じて、前記呼び出しを行う第1のコアネットワークノードへ、又は、当該第1のコアネットワークノードへさらなる要求メッセージを送信する第3のコアネットワークノードへ、前記呼び出しを要求する第2の要求メッセージを送信することと、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0816】
(付記D37)
無線リソースが確保された移動端末の飛行のための通信の開始を要求するメッセージを第1のコアネットワークノードへ送信すること、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0817】
<付記E>
(付記E1)
第1の無線局であって、
飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から前記第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御する制御部と、
前記第2の無線局から送信される前記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを前記第2の無線局へ送信する処理をトリガする通信処理部と、
を備える第1の無線局。
【0818】
(付記E2)
前記通信処理部は、
前記メッセージを前記第2の無線局へ直接送信することにより、又は、
コアネットワークノードを介して前記メッセージを前記第2の無線局へ送信することにより、又は、
前記メッセージを前記第2の無線局へ送信するコアネットワークノードへ、前記メッセージ及び前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含む他のメッセージの少なくともいずれかを送信することにより、
前記メッセージを前記第2の無線局へ送信する処理をトリガする、
付記E1に記載の第1の無線局。
【0819】
(付記E3)
前記通信処理部は、前記第2の無線局への前記メッセージの送信前には、前記要求メッセージを受信することなく、前記第2の無線局へ前記メッセージを送信した場合に、前記要求メッセージを受信する、付記E1又は2に記載の第1の無線局。
【0820】
(付記E4)
前記通信処理部は、前記第2の無線局への前記メッセージの送信前だけではなく、前記第2の無線局への前記メッセージの送信後も、前記要求メッセージを受信しない、付記E1又は2に記載の第1の無線局。
【0821】
(付記E5)
前記メッセージは、前記第2の無線局及び前記移動端末による前記ハンドオーバの実行をトリガする、付記E4に記載の第1の無線局。
【0822】
(付記E6)
前記メッセージは、前記第2の無線局が前記ハンドオーバの実行のためのメッセージを前記移動端末へ送信するのをトリガする、付記E4又は5に記載の第1の無線局。
【0823】
(付記E7)
前記通信処理部は、コアネットワークノードから送信される前記ハンドオーバのための要求メッセージを受信し、前記コアネットワークノードから送信される当該要求メッセージの受信に応じて、前記メッセージを前記第2の無線局へ送信し、
前記コアネットワークノードから送信される前記要求メッセージは、前記第2の無線局から前記コアネットワークノードへ送信されず、前記コアネットワークノードにより生成されるメッセージである、
付記E1~6のいずれか1項に記載の第1の無線局。
【0824】
(付記E8)
前記制御部は、前記第1の無線局における前記移動端末のための無線リソースを確保し、
前記ハンドオーバの受け入れに関する前記情報は、前記移動端末のための無線リソースが確保されていることを示す情報を含む、付記E1~7のいずれか1項に記載の第1の無線局。
【0825】
(付記E9)
前記制御部は、前記移動端末の飛行に関する飛行関連情報に基づいて、前記無線リソースを確保する、付記E8に記載の第1の無線局。
【0826】
(付記E10)
前記ハンドオーバの受け入れに関する前記情報は、前記第1の無線局における前記移動端末のための無線リソースが確保できないことを示す情報を含む、付記E1~7のいずれか1項に記載の第1の無線局。
【0827】
(付記E11)
前記制御部は、前記移動端末の飛行に関する飛行関連情報に基づいて、前記無線リソースを確保できるかを判定する、付記E8~10のいずれか1項に記載の第1の無線局。
【0828】
(付記E12)
前記飛行関連情報は、前記飛行の経路を示す経路情報又は前記飛行の時間を示す時間情報を含む、付記E9又は11に記載の第1の無線局。
【0829】
(付記E13)
前記無線リソースは、時間及び周波数の少なくとも一方のリソースである、付記E8~12のいずれか1項に記載の第1の無線局。
【0830】
(付記E14)
前記無線リソースは、時間及び周波数の少なくとも一方のリソース、及び、前記第1の無線局の処理のためのリソースを含む、付記E8~12のいずれか1項に記載の第1の無線局。
【0831】
(付記E15)
前記ハンドオーバの受け入れに関する前記情報は、前記ハンドオーバのターゲットセルに関する情報を含む、付記E1~14のいずれか1項に記載の第1の無線局。
【0832】
(付記E16)
前記ターゲットセルに関する前記情報は、前記ターゲットセルを識別するための識別情報、前記ターゲットセルの周波数帯域を示す情報、又は、前記ターゲットセルにおける移動端末600のためのコンフィギュレーションを示す情報を含む、付記E15に記載の第1の無線局。
【0833】
(付記E17)
前記ハンドオーバは、条件付きハンドオーバ(Conditional handover:CHO)である、付記E1~16のいずれか1項に記載の第1の無線局。
【0834】
(付記E18)
前記ハンドオーバの受け入れに関する前記情報は、前記ハンドオーバの条件に関する条件情報を含む、付記E17に記載の第1の無線局。
【0835】
(付記E19)
前記制御部は、前記第1の無線局における前記移動端末のための無線リソースを確保できるかを判定し、
前記通信処理部は、前記無線リソースが確保できない場合に、前記移動端末の飛行経路の変更を前記第2の無線局に通知させる、
付記E1~18のいずれか1項に記載の第1の無線局。
【0836】
(付記E20)
前記飛行経路の変更は、前記第1の無線局のカバレッジエリア内での前記移動端末の飛行経路の変更である、付記E19に記載の第1の無線局。
【0837】
(付記E21)
前記飛行経路の変更は、前記移動端末が無線リソースを使用するセルの変更である、付記E19又は20に記載の第1の無線局。
【0838】
(付記E22)
前記飛行経路の変更は、前記移動端末のウェイポイントの変更である、付記E19又は20に記載の第1の無線局。
【0839】
(付記E23)
前記制御部は、前記第1の無線局における前記移動端末のための無線リソースを確保できるかを判定し、
前記通信処理部は、前記無線リソースが確保できない場合に、前記移動端末の着陸を前記第2の無線局又はコアネットワークノードに通知する、
付記E1~22のいずれか1項に記載の第1の無線局。
【0840】
(付記E24)
前記通信処理部は、前記移動端末の前記着陸の通知として、前記移動端末の前記着陸を前記第2の無線局又はコアネットワークノードに指示し、又は要求する、付記E23に記載の第1の無線局。
【0841】
(付記E25)
前記通信処理部は、前記移動端末の前記着陸の通知として、前記移動端末に着陸させるかの判定に用いる補助情報を前記第2の無線局又はコアネットワークノードへ送信する、付記E23に記載の第1の無線局。
【0842】
(付記E26)
前記着陸は、着陸ポイントへの前記移動端末の着陸であり、
前記着陸ポイントは、前記飛行経路情報により示される着陸ポイント、前記第2の無線局により決定される着陸ポイント、又は、前記移動端末によって決定される着陸ポイントである、
付記E23~25のいずれか1項に記載の第1の無線局。
【0843】
(付記E27)
第2の無線局であって、
飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、前記第2の無線局から第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御する制御部と、
前記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信する第1通信処理部と、
を備える第2の無線局。
【0844】
(付記E28)
前記第1通信処理部は、
前記第1の無線局から、又は、
前記メッセージを前記第1の無線局から受信し、又は、前記第2の無線局への前記メッセージの送信をトリガする他のメッセージを前記第1の無線局から受信するコアネットワークノードから、
前記メッセージを受信する、
付記E27に記載の第2の無線局。
【0845】
(付記E29)
前記第1通信処理部は、前記メッセージの受信前に、前記要求メッセージを送信することなく、前記メッセージを受信した後に、前記要求メッセージを送信する、付記E27又は28に記載の第2の無線局。
【0846】
(付記E30)
前記第1通信処理部は、前記メッセージの受信前だけではなく、前記メッセージの受信後も、前記要求メッセージを送信しない、付記E27又は28に記載の第2の無線局。
【0847】
(付記E31)
前記メッセージの受信に応じて、前記ハンドオーバの実行のためのメッセージを前記移動端末へ送信する第2通信処理部、をさらに備える、付記E27、28及び30のいずれか1項に記載の第2の無線局。
【0848】
(付記E32)
前記ハンドオーバは、条件付きハンドオーバ(Conditional handover:CHO)であり、
前記第2の無線局は、前記ハンドオーバの実行のためのメッセージであって、前記ハンドオーバの条件に関する情報を含む当該メッセージを、前記移動端末へ送信する第2通信処理部、をさらに備える、
付記E27~31のいずれか1項に記載の第2の無線局。
【0849】
(付記E33)
前記第1の無線局における前記移動端末のための無線リソースが確保できない場合における、前記移動端末の着陸の通知に応じて、前記移動端末の着陸を前記移動端末に通知する第2通信処理部、をさらに備える、付記E27~32のいずれか1項に記載の第2の無線局。
【0850】
(付記E34)
前記第2通信処理部は、前記移動端末の前記着陸の通知として、前記移動端末の前記着陸を前記移動端末に指示し、又は要求する、付記E33に記載の第2の無線局。
【0851】
(付記E35)
コアネットワークノードであって、
飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのための要求メッセージを生成する制御部と、
前記要求メッセージを前記第2の無線局から受信することなく、前記要求メッセージを前記第1の無線局へ送信する通信処理部と、
を備え、
前記要求メッセージは、前記第1の無線局が、前記第2の無線局から送信される前記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを前記第2の無線局へ送信するのを、トリガする、
コアネットワークノード。
【0852】
(付記E36)
前記通信処理部は、前記第1の無線局における前記移動端末のための無線リソースが確保できない場合における、前記第1の無線局による前記移動端末の着陸の通知に応じて、前記移動端末の前記着陸を第2の無線局を介して前記移動端末に通知し、又は、前記移動端末の前記着陸を前記第2の無線局に通知する、付記E35に記載のコアネットワークノード。
【0853】
(付記E37)
移動端末であって、
飛行経路情報に従った前記移動端末の移動を制御する飛行制御部と、
第2の無線局の第2のセルから第1の無線局の第1のセルへの前記移動端末のハンドオーバにおいて、前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのために、前記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信する前記第2の無線局と、通信する通信処理部と、
を備える移動端末。
【0854】
(付記E38)
前記飛行制御部は、前記第1の無線局における前記移動端末のための無線リソースが確保できない場合における、前記移動端末の着陸の通知に応じて、前記移動端末の着陸を制御する、
付記E37に記載の移動端末。
【0855】
(付記E39)
第1の無線局と、
第2の無線局と、
を含み、
前記第1の無線局及び前記第2の無線局は、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、前記第2の無線局から前記第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御し、
前記第1の無線局は、前記第2の無線局から送信される前記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを前記第2の無線局へ送信し、
前記第2の無線局は、前記要求メッセージを送信することなく、前記メッセージを受信する、
システム。
【0856】
(付記E40)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、
前記第2の無線局から送信される前記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを前記第2の無線局へ送信することと、
を含む方法。
【0857】
(付記E41)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、
前記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信することと、
を含む方法。
【0858】
(付記E42)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのための要求メッセージを生成することと、
前記要求メッセージを前記第2の無線局から受信することなく、前記要求メッセージを前記第1の無線局へ送信することと、
を含み、
前記要求メッセージは、前記第1の無線局が、前記第2の無線局から送信される前記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを前記第2の無線局へ送信するのを、トリガする、
方法。
【0859】
(付記E43)
飛行経路情報に従った移動端末の移動を制御することと、
第2の無線局の第2のセルから第1の無線局の第1のセルへの前記移動端末のハンドオーバにおいて、前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのために、前記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信する前記第2の無線局と、通信することと、
を含む方法。
【0860】
(付記E44)
第1の無線局及び第2の無線局において、飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、前記第2の無線局から前記第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、
前記第1の無線局において、前記第2の無線局から送信される前記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを前記第2の無線局へ送信することと、
前記第2の無線局において、前記要求メッセージを送信することなく、前記メッセージを受信することと、
を含む方法。
【0861】
(付記E45)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、
前記第2の無線局から送信される前記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを前記第2の無線局へ送信することと、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0862】
(付記E46)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、
前記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信することと、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0863】
(付記E47)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのための要求メッセージを生成することと、
前記要求メッセージを前記第2の無線局から受信することなく、前記要求メッセージを前記第1の無線局へ送信することと、
をプロセッサに実行させ、
前記要求メッセージは、前記第1の無線局が、前記第2の無線局から送信される前記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを前記第2の無線局へ送信するのを、トリガする、
プログラム。
【0864】
(付記E48)
飛行経路情報に従った移動端末の移動を制御することと、
第2の無線局の第2のセルから第1の無線局の第1のセルへの前記移動端末のハンドオーバにおいて、前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのために、前記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信する前記第2の無線局と、通信することと、
をプロセッサに実行させるプログラム。
【0865】
(付記E49)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、
前記第2の無線局から送信される前記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを前記第2の無線局へ送信することと、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0866】
(付記E50)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバを制御することと、
前記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信することと、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0867】
(付記E51)
飛行経路情報に従って移動する移動端末のハンドオーバにおいて、第2の無線局から第1の無線局への前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのための要求メッセージを生成することと、
前記要求メッセージを前記第2の無線局から受信することなく、前記要求メッセージを前記第1の無線局へ送信することと、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体であって、
前記要求メッセージは、前記第1の無線局が、前記第2の無線局から送信される前記ハンドオーバのための要求メッセージを受信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを前記第2の無線局へ送信するのを、トリガする、
コンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0868】
(付記E52)
飛行経路情報に従った移動端末の移動を制御することと、
第2の無線局の第2のセルから第1の無線局の第1のセルへの前記移動端末のハンドオーバにおいて、前記飛行経路情報に従う当該ハンドオーバのために、前記ハンドオーバのための要求メッセージを送信することなく、前記ハンドオーバの受け入れに関する情報を含むメッセージを受信する前記第2の無線局と、通信することと、
をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
【0869】
この出願は、2019年9月6日に出願された日本出願特願2019-163369を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【産業上の利用可能性】
【0870】
飛行中の移動端末と継続的に通信することをより容易することができる。
【符号の説明】
【0871】
1 システム
40 飛行経路
50 セル
100、160、170、180 管制装置
200、260、270、280 第1のコアネットワーク(CN)ノード
250、290 コアネットワーク(CN)ノード
300、360、370、380 第2のコアネットワーク(CN)ノード
400 第3のコアネットワーク(CN)ノード
500、550、560、570、590 無線局
500A、590A 第1の無線局
500B、590B 第2の無線局
600、650、660、670、680、690 移動端末


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