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特許7609625インスタントメッセージングアプリケーションを通じてのグループイベント参加方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-23
(45)【発行日】2025-01-07
(54)【発明の名称】インスタントメッセージングアプリケーションを通じてのグループイベント参加方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241224BHJP
   G06Q 50/00 20240101ALI20241224BHJP
   H04M 3/56 20060101ALI20241224BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q50/00 300
H04M3/56 Z
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2020209355
(22)【出願日】2020-12-17
(65)【公開番号】P2021096860
(43)【公開日】2021-06-24
【審査請求日】2023-12-11
(31)【優先権主張番号】10-2019-0170142
(32)【優先日】2019-12-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】キム クムリョン
【審査官】岩橋 龍太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-190314(JP,A)
【文献】特開2003-099569(JP,A)
【文献】特開2000-194620(JP,A)
【文献】大人のためのLINEのトリセツ。 2018 最新版 ,株式会社宝島社,2018年03月20日,pp.8-9
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G06F 13/00
H04L 51/00-51/58
H04L 67/00-67/75
H04M 3/00
H04M 3/16-3/20
H04M 3/38-3/58
H04M 7/00-7/16
H04M 11/00-11/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを通じてのグループイベント参加方法において、
前記インスタントメッセージングアプリケーションを通じてイベント開始時間に対する情報およびイベントタイプに対する情報を含むグループイベント招待メッセージを受信する段階、
前記使用者端末の使用者から前記招待メッセージに対する応答を受信する段階、
前記使用者が前記招待メッセージを受諾することに応答して、前記インスタントメッセージングアプリケーションを通じて受諾メッセージを伝送する段階
前記イベント開始時間に対応する時点で前記インスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント参加要請を受信する段階、および
前記イベントタイプに対する情報に基づいてビジュアルエフェクトまたはサウンドエフェクトのうち少なくとも一つを適用する段階、または前記イベントタイプに対する情報に基づいてグループイベント内での付加機能を提供する段階を含む、グループイベント参加方法。
【請求項2】
前記使用者が前記グループイベント参加要請を受諾することに応答して、前記グループイベントに入場する段階をさらに含む、請求項1に記載のグループイベント参加方法。
【請求項3】
前記使用者が前記グループイベント参加要請を保留することに応答して、あらかじめ定められた時間が経過した後に前記インスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント参加要請を再受信する段階をさらに含む、請求項1に記載のグループイベント参加方法。
【請求項4】
前記グループイベント招待メッセージは前記グループイベントに招待された少なくとも一つの使用者アカウントに対する情報をさらに含み、
前記グループイベント参加方法は、
前記少なくとも一つの使用者アカウントに対する情報を表示する段階、および
前記少なくとも一つの使用者アカウントの招待応答結果を表示する段階をさらに含む、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載のグループイベント参加方法。
【請求項5】
前記イベント開始時間に対する情報に基づいて前記グループイベントに対するスケジュールをカレンダーアプリケーションに登録する段階をさらに含む、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のグループイベント参加方法。
【請求項6】
前記イベント開始時間からあらかじめ定められた時間の以前に前記インスタントメッセージングアプリケーションを通じて前記グループイベントに対するリマインダーメッセージを受信する段階をさらに含む、請求項1~請求項5のいずれか一項に記載のグループイベント参加方法。
【請求項7】
前記インスタントメッセージングアプリケーションを通じて前記グループイベントを録画したデータまたは録音したデータのうち少なくとも一つを受信する段階をさらに含む、請求項2に記載のグループイベント参加方法。
【請求項8】
前記招待メッセージは前記グループイベントのホストに対する情報をさらに含み、
前記グループイベント参加方法は、
前記ホストに対する情報に基づいて複数の映像通話画面を前記使用者端末のディスプレイ上に表示する段階をさらに含む、請求項2に記載のグループイベント参加方法。
【請求項9】
前記ホストに対する情報に基づいて複数の映像通話画面を前記使用者端末のディスプレイ上に表示する段階は、
前記ホストの映像通話画面を前記ディスプレイの中心部に表示する段階、および
前記ホストを除いた残りの参加者の映像通話画面を前記ディスプレイの周辺部に表示する段階を含む、請求項8に記載のグループイベント参加方法。
【請求項10】
前記ホストに対する情報に基づいて複数の映像通話画面を前記使用者端末のディスプレイ上に表示する段階は、
前記ホストの映像通話画面の大きさを残りの参加者の映像通話画面の大きさより大きく表示する段階を含む、請求項8に記載のグループイベント参加方法。
【請求項11】
前記インスタントメッセージングアプリケーションを通じて修正されたイベント開始時間に対する情報を含む修正されたグループイベント招待メッセージを受信する段階をさらに含む、請求項1~請求項10のいずれか一項に記載のグループイベント参加方法。
【請求項12】
請求項1~請求項11のいずれか一項に記載されたグループイベント参加方法をコンピュータで実行するために、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存された、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はグループイベント参加方法およびグループイベント生成方法に関し、具体的には、インスタントメッセージングアプリケーションを通じて受信されたグループイベント生成要請を利用して、指定された時間にグループイベントに対するプッシュ通知を提供できるグループイベント参加方法およびグループイベント生成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
カメラとマイクが付着されたスマートフォン、タブレットPC、ラップトップ(laptop)コンピュータ、デスクトップコンピュータなどのような端末機の普及が広く拡大している。また、最近通信技術の発展につれて、使用者は自身の端末機を利用して撮影したイメージ/映像および録音した音声を他人に容易に伝送することができる。さらに、使用者は自身の端末機を利用して撮影した映像と録音した音声をリアルタイムに他人に伝送したり放送したりすることが可能となったため、音声通話サービス、映像通話サービスおよび個人放送サービスが広く利用されている。
【0003】
このようなサービスは、多様なメッセンジャーを通じて提供されているが、使用者が即時に通話をかけたり、放送を開始できるだけであって、相手方の参加意思を事前に確認したりスケジュールをあらかじめ調整できないという問題がある。特に、多数のメンバーが参加する通話や放送の場合、使用者がすべての人が参加可能な時間を選択して通話をかけたり放送を開始したりすることは容易ではない。この場合、すべてのメンバーが参加するまで待ったり、異なる時点で再び通話/放送を試みたりしなければならないため、不要に時間を浪費してしまう問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】韓国公開特許公報第10-2013-0061387号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は前記のような問題点を解決するためのグループイベント参加方法、グループイベント生成方法、記録媒体に保存されたコンピュータプログラムを提供する。
【0006】
インスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント生成要請を受信し、受信されたグループイベント生成要請に含まれたイベント開始時間を利用して複数の使用者端末にプッシュ通知を提供できるグループイベント参加方法およびグループイベント生成方法が提供される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は方法または命令語を保存するコンピュータ読み取り可能記憶媒体を含んだ多様な方式で具現され得る。
【0008】
本開示の一実施例に係る使用者端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを通じてのグループイベント参加方法は、インスタントメッセージングアプリケーションを通じてイベント開始時間に対する情報を含むグループイベント招待メッセージを受信する段階、使用者端末の使用者から招待メッセージに対する応答を受信する段階、使用者が招待メッセージを受諾することに応答して、インスタントメッセージングアプリケーションを通じて受諾メッセージを伝送する段階およびイベント開始時間に対応する時点でインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント参加要請を受信する段階を含む。
【0009】
本開示の一実施例に前述されたグループイベント参加方法をコンピュータで実行するために、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラムが提供される。
【0010】
本開示の一実施例に係る使用者端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを通じてのグループイベント生成方法は、使用者から招待使用者アカウントに対する情報およびイベント開始時間に対する情報を受信する段階、インスタントメッセージングアプリケーションを通じて招待使用者アカウントに対する情報およびイベント開始時間に対する情報を含むグループイベント生成要請を伝送する段階およびイベント開始時間に対応する時点でインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント参加要請を受信する段階を含む。
【0011】
本開示の一実施例に前述されたグループイベント生成方法をコンピュータで実行するために、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本開示の実施例は、以下で説明する添付図面を参照して説明され、ここで類似する参照番号は類似する要素を示すが、これに限定されはしない。
図1】本開示の一実施例に係るグループイベントスケジューリングサービスを提供するために、情報処理システムが複数の使用者端末と通信可能なように連結された構成を示す概要図である。
図2】本開示の一実施例に係る使用者端末および情報処理システムの内部構成を示すブロック図である。
図3】本開示の一実施例により生成端末、情報処理システム、招待端末の間でグループイベントスケジューリングサービスが提供される方法を示すフローチャートである。
図4】本開示の一実施例によりチャットルーム内のグループイベント予約ボタンを利用してグループイベントを予約する例示を示す図面である。
図5】本開示の一実施例によりチャットルーム内のアクションメッセージを利用してグループイベントを予約する例示を示す図面である。
図6】本開示の一実施例により1:1チャットルーム内のアクションメッセージを利用してグループイベントを予約する例示を示す図面である。
図7】本開示の一実施例により使用者のプロフィール画面内のグループイベントを予約するためのボタンを利用してグループイベントを予約する例示を示す図面である。
図8】本開示の一実施例により招待端末でグループイベント招待を受諾する例示を示す図面である。
図9】本開示の一実施例により招待端末でグループイベント招待を拒絶する例示を示す図面である。
図10】本開示の一実施例により生成端末で予約されたグループイベントスケジュールを調整する例示を示す図面である。
図11】本開示の一実施例により使用者端末が情報処理システムから受信したリマインダーメッセージをインスタントメッセージングアプリケーションを通じてチャットルームに表示する例示を示す図面である。
図12】本開示の一実施例により使用者端末のディスプレイ上に表示されたグループイベント参加応答ボタンを利用してグループイベントに参加する例示を示す図面である。
図13】本開示の一実施例によりインスタントメッセージングアプリケーションを通じて遂行される映像通話にビジュアルエフェクトを適用する例示を示す図面である。
図14】本開示の一実施例に係るグループイベント参加方法を示すフローチャートである。
図15】本開示の一実施例に係るグループイベント生成方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
発明の概要
【0014】
一実施例によると、グループイベント参加方法は使用者がグループイベント参加要請を受諾することに応答して、グループイベントに入場する段階をさらに含む。
【0015】
一実施例によると、グループイベント参加方法は使用者がグループイベント参加要請を保留することに応答して、あらかじめ定められた時間が経過した後にインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント参加要請を再受信する段階をさらに含む。
【0016】
一実施例によると、グループイベント招待メッセージはグループイベントに招待された少なくとも一つの使用者アカウントに対する情報をさらに含み、グループイベント参加方法は少なくとも一つの使用者アカウントに対する情報を表示する段階および少なくとも一つの使用者アカウントの招待応答結果を表示する段階をさらに含む。
【0017】
一実施例によると、グループイベント参加方法はイベント開始時間に対する情報に基づいてグループイベントに対するスケジュールをカレンダーアプリケーションに登録する段階をさらに含む。
【0018】
一実施例によると、グループイベント参加方法はイベント開始時間からあらかじめ定められた時間の以前にインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベントに対するリマインダーメッセージを受信する段階をさらに含む。
【0019】
一実施例によると、グループイベント参加方法はインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベントを録画したデータまたは録音したデータのうち少なくとも一つを受信する段階をさらに含む。
【0020】
一実施例によると、招待メッセージはグループイベントのホストに対する情報をさらに含み、グループイベント参加方法はホストに対する情報に基づいて複数の映像通話画面を使用者端末のディスプレイ上に表示する段階をさらに含む。
【0021】
一実施例によると、ホストに対する情報に基づいて複数の映像通話画面を使用者端末のディスプレイ上に表示する段階は、ホストの映像通話画面をディスプレイの中心部に表示する段階およびホストを除いた残りの参加者の映像通話画面をディスプレイの周辺部に表示する段階を含む。
【0022】
一実施例によると、ホストに対する情報に基づいて複数の映像通話画面を使用者端末のディスプレイ上に表示する段階は、ホストの映像通話画面の大きさを残りの参加者の映像通話画面の大きさより大きく表示する段階を含む。
【0023】
一実施例によると、招待メッセージはイベントタイプに対する情報をさらに含み、グループイベント参加方法はイベントタイプに対する情報に基づいてビジュアルエフェクトまたはサウンドエフェクトのうち少なくとも一つを適用する段階をさらに含む。
【0024】
一実施例によると、招待メッセージはイベントタイプに対する情報をさらに含み、グループイベント参加方法はイベントタイプに対する情報に基づいてグループイベント内での付加機能を提供する段階をさらに含む。
【0025】
一実施例によると、グループイベント参加方法はインスタントメッセージングアプリケーションを通じて修正されたイベント開始時間に対する情報を含む修正されたグループイベント招待メッセージを受信する段階をさらに含む。
【0026】
一実施例によると、グループイベント生成方法はインスタントメッセージングアプリケーションを通じて招待使用者アカウントの招待応答結果を受信する段階、使用者から修正されたイベント開始時間に対する情報を受信する段階、インスタントメッセージングアプリケーションを通じて修正されたイベント開始時間に対する情報を伝送する段階をさらに含む。
【0027】
一実施例によると、グループイベント生成方法は参加要請を受諾することに応答して、グループイベントに入場する段階をさらに含む。
【0028】
一実施例によると、グループイベント生成要請はグループイベントのホストに対する情報をさらに含み、グループイベント生成方法はホストに対する情報に基づいて複数の映像通話画面を使用者端末のディスプレイ上に表示する段階をさらに含む。
【0029】
一実施例によると、グループイベント生成要請はリマインダー機能の使用の有無に対する情報をさらに含み、グループイベント生成方法はリマインダー機能を使う場合、イベント開始時間からあらかじめ定められた時間の以前にインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベントに対するリマインダーメッセージを受信する段階をさらに含む。
【0030】
本開示の一部の実施例によると、インスタントメッセージングアプリケーションを通じて未来時点で開示されるグループイベントを予約し参加者間のスケジュールを調整することが可能である。
【0031】
本開示の一部の実施例によると、インスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベントの開始時間以前の時点でプッシュ通知でリマインダーメッセージを提供することによって、グループイベントに参加する参加者が該当グループイベントを忘れないように想起させることができる。
【0032】
本開示の一部の実施例によると、グループイベントが開示される時間にプッシュ通知で参加要請を提供することによって、使用者がグループイベントの開始時間を直ちに確認し、該当グループイベントに参加するように誘導することができる。
【0033】
本開示の効果は以上で言及した効果に制限されず、言及されていない他の効果は特許請求の範囲の記載から本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者(「当業者」という)に明確に理解され得るであろう。
【0034】
以下、本開示の実施のための具体的な内容を添付された図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の説明では本開示の要旨を不要に曖昧にさせ得る恐れがある場合、広く知られている機能や構成に関する具体的な説明は省略することにする。
【0035】
添付された図面で、同一または対応する構成要素には同じ参照符号が付与されている。また、以下の実施例の説明において、同一または対応する構成要素を重複して記述することが省略され得る。しかし、構成要素に関する技術が省略されても、そのような構成要素がある実施例に含まれないものと意図されはしない。
【0036】
開示された実施例の利点および特徴、そして、それらを達成する方法は添付される図面とともに後述されている実施例を参照すると明確になるであろう。しかし、本開示は以下で開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現されてもよい。ただし本実施例は本開示を完全なものとし、本開示が当業者に発明の範疇を完全に通知するために提供されるものに過ぎない。
【0037】
本明細書で使われる用語について簡略に説明し、開示された実施例について具体的に説明する。本明細書で使われる用語は本開示での機能を考慮しつつ、可能な限り現在広く使われる一般的な用語を選択したが、これは関連分野に従事する技術者の意図または判例、新しい技術の出現などにより変わり得る。また、特定の場合には出願人が任意に選定した用語もあり、この場合、該当する発明の説明の部分で詳細にその意味を記載するであろう。したがって、本開示で使われる用語は単なる用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたった内容に基づいて定義されるべきである。
【0038】
本明細書での単数の表現は文脈上明白に単数であるものと特定しない限り、複数の表現を含む。また、複数の表現は文脈上明白に複数であるものと特定しない限り、単数の表現を含む。明細書全体のである部分がある構成要素を「含む」とする時、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0039】
また、明細書で使われる「モジュール」または「部」という用語はソフトウェアまたはハードウェア構成要素を意味し、「モジュール」または「部」はある役割を遂行する。しかし、「モジュール」または「部」はソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「モジュール」または「部」はアドレッシングできる記憶媒体にあるように構成されてもよく、一つまたはそれ以上のプロセッサを再生させるように構成されてもよい。したがって、一例として「モジュール」または「部」はソフトウェア構成要素、客体指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素およびタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイまたは変数のうち少なくとも一つを含むことができる。構成要素と「モジュール」または「部」は、中で提供される機能はさらに小さい数の構成要素および「モジュール」または「部」で結合されたり追加的な構成要素と「モジュール」または「部」にさらに分離されたりしてもよい。
【0040】
本開示の一実施例によると、「モジュール」または「部」はプロセッサおよびメモリで具現され得る。「プロセッサ」は汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロ・プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、制御器、マイクロ制御器、状態マシンなどを含むように広く解釈されるべきである。いくつかの環境では、「プロセッサ」は特定用途向け半導体(ASIC)、プログラム可能ロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)等を指称することもある。「プロセッサ」は、例えば、DSPとマイクロ・プロセッサの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサの組み合わせ、DSPコアと結合した一つ以上のマイクロ・プロセッサの組み合わせ、または任意の他のそのような構成の組み合わせのような処理デバイスの組み合わせを指称することもある。また、「メモリ」は電子情報を保存可能な任意の電子コンポーネントを含むように広く解釈されるべきである。「メモリ」は任意のアクセスメモリ(RAM)、読み取り-専用メモリ(ROM)、不揮発性の任意のアクセスメモリ(NVRAM)、プログラム可能読み取り-専用メモリ(PROM)、消去-プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的に消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光学データ記憶装置、レジスタなどのようなプロセッサ-読み取り可能媒体の多様な類型を指称することもある。プロセッサがメモリから情報を読み取ったりメモリに情報を記録したりすることができるのであればメモリはプロセッサと電子通信状態にあると言われる。プロセッサに集積されたメモリはプロセッサと電子通信状態にある。
【0041】
本開示で、「チャットルーム」は、コンピューティング装置にインストールされたインスタントメッセージングアプリケーションで生成され得る、一つ以上の使用者(または使用者アカウント)が参加できる仮想の空間またはグループを指称し得る。例えば、一つ以上の使用者アカウントがチャットルームに参加または含まれて多様な形態のメッセージ、ファイルなどを互いにやりとりすることができる。また、チャットルームではVoIP(Voice over Internet Protocol)音声通話機能、VoIP映像通話機能、ライブ放送機能(VoIPリアルタイム映像送出機能)が提供されて使用者アカウント間の音声通話、映像通話、映像ストリーミングなどが遂行され得る。
【0042】
本開示で、「使用者アカウント」は使用者がインスタントメッセージングアプリケーションで生成して利用するアカウントまたはこれと関連したデータを示し得る。また、インスタントメッセージングアプリケーションの使用者アカウントは、インスタントメッセージングアプリケーションを利用する使用者を指称し得る。これと同様に、インスタントメッセージングまたはインスタントメッセージングが可能なチャットルームを利用する使用者は、インスタントアプリケーションの使用者アカウントを指称し得る。
【0043】
ここで、「プッシュ通知(Push Notification)」とは、端末の使用者に通知する事項を各種効果とともにアラームの形態で提供することを意味し得る。プッシュサーバーによってプッシュ通知は使用者端末に伝送されてもよく、使用者端末に受信されたプッシュ通知に関連したアプリケーションがインストールされている場合に使用者に表示されてもよい。プッシュ通知に関連したアプリケーションがインストールされた使用者端末でプッシュ通知を受信する場合、使用者端末は使用者がプッシュ通知に関連したアプリケーションを実行しているかどうかに関わらず、使用者に通知を提供することができる。
【0044】
図1は本開示の一実施例に係るグループイベントスケジューリングサービスを提供するために、情報処理システム130が複数の使用者端末(ユーザー端末)112、114、116と通信可能なように連結された構成を示す概要図である。情報処理システム130はネットワーク120を通じて複数の使用者端末112、114、116にインスタントメッセージングサービス(instant messaging service)を提供するシステムを含むことができる。一実施例によると、情報処理システム130はインスタントメッセージングサービスと関連したコンピュータ遂行可能なプログラム(例えば、ダウンロード可能なアプリケーション)およびデータを保存、提供および遂行できる一つ以上のサーバー装置および/またはデータベース、またはクラウドコンピューティングサービス基盤の一つ以上の分散コンピューティング装置および/または分散データベースを含むことができる。情報処理システム130により提供されるインスタントメッセージングサービスは、複数の使用者端末112、114、116にインストールされたインスタントメッセージングアプリケーションを通じて使用者に提供され得る。例えば、インスタントメッセージングサービスは使用者端末112、114、116の間のテキストメッセージングサービス、映像通話サービス、音声通話サービス、映像ストリーミングサービス、グループイベントスケジューリング(予約)サービスなどを含むことができる。
【0045】
図1で携帯電話端末機112、タブレット端末機114およびPC端末機116が使用者端末の例として図示されたが、これに限定されず、使用者端末は有線および/または無線通信が可能でイメージセンサ(例えば、カメラ)およびサウンドセンサ(例えば、マイク)が付着されたりイメージセンサおよびサウンドセンサと通信したりすることが可能でインスタントメッセージングアプリケーションがインストールされて遂行され得る任意のコンピューティング装置であり得る。例えば、使用者端末は、スマートフォン(smart phone)、携帯電話、ナビゲーション、コンピュータ、ノートパソコン、デジタル放送用端末機、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットPC、ゲームコンソール(game console)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイスなどを含むことができる。また、図1には3個の使用者端末112、114、116がネットワーク120を通じて情報処理システム130と通信するものとして図示されているが、これに限定されず、異なる数の使用者端末がネットワーク120を通じて情報処理システム130と通信するように構成されてもよい。
【0046】
通信方式は制限されず、ネットワーク120が含むことができる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を活用する通信方式だけでなく、使用者端末間の近距離無線通信も含まれ得る。例えば、ネットワーク120は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうち一つ以上の任意のネットワークを含むことができる。また、ネットワーク120はバスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的(hierarchical)ネットワークなどを含むネットワークトポロジーのうち任意の一つ以上を含むことができるが、これに制限されない。
【0047】
情報処理システム130はインスタントメッセージングアプリケーションが動作する使用者端末112、114、116間のグループイベントスケジューリングサービスを提供することができる。グループイベントはインスタントメッセージングアプリケーション上で複数の使用者が連結される音声通話、映像通話、ライブ放送などであってもよく、使用者はグループイベントスケジューリングサービスを利用して未来の時点で開始しようとするグループイベントを予約することができる。一実施例によると、使用者が使用者端末112、114、116で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを利用して、グループイベント生成要請をネットワーク120を通じて情報処理システム130に伝送することができる。ここで、グループイベント生成要請はイベント開始時間、イベント終了時間、イベント名、招待された使用者アカウント、通話タイプ(例えば、音声通話、映像通話、ライブ放送など)、説明語句、イベントタイプ(例えば、業務会議、誕生日パーティーなど)、イベントホスト、参加の可否の確認の有無、事前通知(例えば、リマインダーメッセージ)を受信するかいなかなどのグループイベントと関連した多様な情報を含むことができる。
【0048】
イベント生成端末が参加の可否の確認機能を使うと選択した場合、情報処理システム130はグループイベント生成要請を受信することに応答して、招待された使用者アカウントと関連した使用者端末に招待メッセージを伝送することができる。一実施例において、招待メッセージはイベント開始時間、イベント終了時間、イベント名、招待された使用者アカウント、通話タイプ(例えば、音声通話、映像通話、ライブ放送など)、説明語句、イベントタイプ(例えば、業務会議、誕生日パーティーなど)、イベントホストなどの使用者がグループイベント参加の有無を決定するための多様な情報を含むことができる。招待された使用者端末は招待メッセージを使用者端末112、114、116で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを通じて受信することができる。例えば、招待メッセージはグループイベント参加の有無を入力するための使用者インターフェースを含むインスタントメッセージングアプリケーション上のアクションメッセージの形態で提供され得る。
【0049】
招待メッセージを受信した使用者端末は招待メッセージの内容を確認した後、インスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベントの参加の可否を回答することができる。情報処理システム130は招待された使用者端末の招待応答結果を受信し、該当情報を他の使用者端末に共有することができる。このような構成によって、グループイベントを生成した使用者は招待された使用者の招待応答結果を確認した後、必要な参加メンバーの確保などのためにグループイベント時間を調整でき、グループイベントに招待された使用者は他の使用者の参加の可否を参照して自身の参加の可否を決定することができる。
【0050】
情報処理システム130は、イベント開始時間にイベントが開始されてグループイベントに招待された使用者の全員または招待メッセージを受諾した使用者がインスタントメッセージングアプリケーションを通じて通話(例えば、音声通話、映像通話など)を遂行できるように、通話チャネルを形成することができる。引き続き、情報処理システム130は、イベント開始時間に対応する時点でグループイベントに招待された使用者の全員または招待メッセージを受諾した使用者にインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント参加要請を伝送することができる。一実施例によると、情報処理システム130はグループイベント参加要請をプッシュ通知(Push Notification)で伝送することができる。例えば、使用者端末は情報処理システム130からグループイベント参加要請を受信し、通話受信通知の形態でディスプレイ上に表示することができる。通話受信通知はグループイベント生成要請に含まれた通話タイプ情報に応じて音声通話受信通知、映像通話受信通知などとなり得る。
【0051】
一実施例において、イベント生成端末が事前通知受信機能を使うと選択した場合、情報処理システム130はイベント開始時間に対応する時点の以前にグループイベントに対するリマインダーメッセージをインスタントメッセージングアプリケーションを通じて使用者端末112、114、116に伝送することができる。例えば、グループイベントに対するリマインダーメッセージはイベント開始時間からあらかじめ定められた時間(例えば、1時間)の前にプッシュ通知で発送され得る。リマインダーメッセージを受信した使用者端末は使用者にリマインダーメッセージをアラーム形態、メッセージの形態、アクションメッセージの形態などで提供することができる。
【0052】
前述した通り、インスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベントの開始時間以前の時点でプッシュ通知でリマインダーメッセージを提供することによって、グループイベントに参加する参加者が該当グループイベントを忘れないように想起させることができる。また、グループイベントが開示される時間にプッシュ通知で参加要請を提供することによって、使用者がグループイベントの開始時間を直ちに確認し、該当グループイベントに参加するように誘導することができる。
【0053】
図2は、本開示の一実施例に係る使用者端末112および情報処理システム130の内部構成を示すブロック図である。使用者端末112はメモリ216、プロセッサ218、通信モジュール220および入出力インターフェース214を含むことができる。これと同様に、情報処理システム130はメモリ234、プロセッサ236、通信モジュール238および入出力インターフェース232を含むことができる。図2に図示された通り、使用者端末112および情報処理システム130はそれぞれの通信モジュール220、238を利用してネットワーク120を通じて情報および/またはデータを通信できるように構成され得る。また、入出力装置(入出力デバイス)212は入出力インターフェース214を通じて使用者端末112に情報および/またはデータを入力したり、使用者端末112から生成された情報および/またはデータを出力したりするように構成され得る。図2ではメモリ234、プロセッサ236、通信モジュール238および入出力インターフェース232が使用者端末112の内部構成として図示されているが、他の使用者端末(例:図1の使用者端末114、116)も使用者端末112の内部構成と同一または類似する内部構成を含むことができる。
【0054】
メモリ216、234は非一過性の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。一実施例によると、メモリ216、234はRAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような永久大容量記憶装置(permanent mass storage device)を含むことができる。他の例として、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブなどのような永久大容量記憶装置はメモリ216、234とは区分される別途の永久記憶装置であって、使用者端末112または情報処理システム130に含まれ得る。また、メモリ216、234にはオペレーティングシステムと少なくとも一つのプログラムコード(例えば、使用者端末112にインストールされて駆動されるブラウザやインスタントメッセージングサービスの提供のために使用者端末112にインストールされる専用アプリケーションなどのためのコード)が保存され得る。
【0055】
このようなソフトウェア構成要素はメモリ216、234とは別途のコンピュータで読み取り可能な記録媒体からローディングされ得る。このような別途のコンピュータで読み取り可能な記録媒体はこのような使用者端末112および情報処理システム130に直接連結可能な記録媒体を含むことができるが、例えば、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含むことができる。他の例として、ソフトウェア構成要素はコンピュータで読み取り可能な記録媒体ではない通信モジュール220、238を通じてメモリ216、234にローディングされてもよい。例えば、少なくとも一つのプログラムは開発者またはアプリケーションのインストールファイルを配布するファイル配布システムがネットワーク120を通じて提供するファイルによってインストールされるコンピュータプログラム(一例としてインスタントメッセージングサービス専用アプリケーション)に基づいてメモリ216、234にローディングされ得る。
【0056】
プロセッサ218、236は基本的な算術、ロジックおよび入出力演算を遂行することによって、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成され得る。命令はメモリ216、234または通信モジュール220、238によりプロセッサ218、236に提供され得る。例えば、プロセッサ218、236はメモリ216、234のような記録装置に保存されたプログラムコードにより受信される命令を遂行するように構成され得る。
【0057】
通信モジュール220、238はネットワーク120を通じて使用者端末112と情報処理システム130が互いに通信するための構成または機能を提供することができ、使用者端末112および/または情報処理システム130が他の使用者端末または他のシステム(一例として別途のプッシュ通知サーバーなど)と通信するための構成または機能を提供することができる。一例として、使用者端末112のプロセッサ218がメモリ216のような記録装置に保存されたプログラムコードにより生成した要請(例えば、グループイベント生成要請)は、通信モジュール220の制御によりネットワーク120を通じて情報処理システム130に伝達され得る。逆に、情報処理システム130のプロセッサ236の制御により提供される制御信号や命令などが通信モジュール238とネットワーク120を経て使用者端末112の通信モジュール220を通じて使用者端末112に受信され得る。例えば、使用者端末112は通信モジュール220を通じて情報処理システム130からグループイベント生成要請に関連した情報を受信することができる。
【0058】
入出力インターフェース214は入出力装置212とのインターフェースのための手段であり得る。一例として、入力装置はカメラ、キーボード、マイクロホン、マウスなどの装置を、そして、出力装置はディスプレイ、スピーカー、ハプティックフィードバックデバイス(haptic feedback device)などのような装置を含むことができる。他の例として、入出力インターフェース214はタッチスクリーンなどのように入力と出力を遂行するための構成または機能が一つに統合された装置とのインターフェースのための手段であり得る。例えば、使用者端末112のプロセッサ218がメモリ216にローディングされたコンピュータプログラムの命令を処理するにおいて、情報処理システム130や他の使用者端末が提供する情報および/またはデータを利用して構成されるサービス画面やコンテンツが入出力インターフェース214を通じてディスプレイに表示され得る。入出力装置212は使用者端末112と一つの装置で構成され得る。また、情報処理システム130の入出力インターフェース232は情報処理システム130と連結されるか、情報処理システム130が含むことができる入力または出力のための装置(図示されず)とのインターフェースのための手段であり得る。図2では入出力インターフェース214、232がプロセッサ218、236と別途に構成された要素として図示されたが、これに限定されず、入出力インターフェース214、232がプロセッサ218、236に含まれるように構成され得る。
【0059】
使用者端末112および情報処理システム130は図2の構成要素よりも多くの構成要素を含むことができる。しかし、大部分の従来技術的な構成要素を明確に図示する必要はない。一実施例によると、使用者端末112は前述された入出力装置のうち少なくとも一部を含むように具現され得る。また、使用者端末112はトランシーバー(transceiver)、GPS(Global Positioning System)モジュール、カメラ、マイク、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含むことができる。例えば、使用者端末112がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる構成要素を含むことができ、例えば、加速度センサやジャイロセンサ、カメラモジュール、マイクモジュール、各種物理的なボタン、タッチパネルを利用したボタン、入出力ポート、振動のための振動器などの多様な構成要素が使用者端末112にさらに含まれるように具現され得る。
【0060】
一実施例によると、使用者端末112のプロセッサ218はグループイベントスケジューリングサービスを提供するインスタントメッセージングアプリケーションまたはウェブブラウザアプリケーションを動作するように構成され得る。この時、該当アプリケーションと関連したプログラムコードが使用者端末112のメモリ216にローディングされ得る。アプリケーションが動作する間に、使用者端末112のプロセッサ218は入出力装置212から提供された情報および/またはデータを入出力インターフェース214を通じて受信したり通信モジュール220を通じて情報処理システム130から情報および/またはデータを受信したりすることができ、受信された情報および/またはデータを処理してメモリ216に保存することができる。また、このような情報および/またはデータは通信モジュール220を通じて情報処理システム130に提供することができる。
【0061】
一実施例によると、インスタントメッセージングアプリケーションが動作する間に、プロセッサ218は入出力インターフェースと連結されたタッチスクリーン、キーボードなどの入力装置を通じて入力されるか、選択されたテキスト、イメージ、サウンドなどを受信することができ、受信されたテキスト、イメージ、サウンドなどをメモリ216に保存したり通信モジュール220およびネットワーク120を通じて情報処理システム130に提供したりすることができる。例えば、プロセッサ218はタッチスクリーン、キーボードなどの入力装置を通じてグループイベント生成要請を生成するための情報を受信することができる。これに伴い、受信されたテキスト、イメージ、サウンドなどを通信モジュール220およびネットワーク120を通じて情報処理システム130に提供することができる。
【0062】
プロセッサ218は使用者端末112のディスプレイ出力可能装置(例:タッチスクリーン、ディスプレイなど)、音声出力可能装置(例:スピーカー)等の出力装置を通じて処理された情報および/またはデータを出力するように構成され得る。一実施例によると、インスタントメッセージングアプリケーションまたはウェブブラウザアプリケーションが提供する情報および/またはデータはディスプレイ出力可能装置などを通じて表示され得る。他の実施例によると、インスタントメッセージングアプリケーションまたはウェブブラウザアプリケーションが提供する情報および/またはデータは音声出力可能装置などを通じて出力され得る。
【0063】
一実施例によると、情報処理システム130のプロセッサ236は使用者端末112を含んだ複数の使用者端末および/または複数の外部システムから受信された情報および/またはデータを管理、処理および/または保存するように構成され得る。例えば、プロセッサ236は複数の使用者端末から受信したグループイベント生成要請に基づいてグループイベントを生成し、関連情報を保存するように構成され得る。さらに他の例示として、プロセッサ236は使用者端末112で生成されたグループイベントと関連したリマインダーメッセージと参加要請を伝送するように構成され得る。以下では情報処理システム130のプロセッサ236がグループイベント生成要請に基づいてグループイベントスケジューリングサービスを提供する具体的な方式について詳細に説明される。
【0064】
図3は、本開示の一実施例により生成端末310、情報処理システム320、招待端末330の間でグループイベントスケジューリングサービスが提供される方法を示すフローチャートである。図示された通り、生成端末310は生成端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを利用して情報処理システム320にグループイベント生成要請312を伝送することができる。一実施例において、グループイベント生成要請312はイベント開始時間、イベント終了時間、イベント名、招待された使用者アカウント、通話タイプ(例えば、音声通話、映像通話、ライブ放送など)、説明語句、イベントタイプ(例えば、業務会議、誕生日パーティーなど)、などのグループイベントと関連した多様な情報を含むことができる。
【0065】
生成端末310からグループイベント生成要請312を受信することに応答して、情報処理システム320はインスタントメッセージングアプリケーションを通じて招待端末330に招待メッセージ322を伝送することができる。ここで、招待端末330は生成端末310の使用者によって招待されてグループイベント生成要請312に含まれた使用者アカウントと関連した使用者端末であり得る。一実施例において、招待メッセージ322はイベント開始時間、イベント終了時間、イベント名、招待された使用者アカウント、通話タイプ(例えば、音声通話、映像通話、ライブ放送など)、説明語句、イベントタイプ(例えば、業務会議、誕生日パーティーなど)、イベントホストなどの使用者がグループイベント参加の有無を決定するための多様な情報を含むことができる。
【0066】
情報処理システム320から招待メッセージ322を受信することに応答して、招待端末330はインスタントメッセージングアプリケーションを通じて応答メッセージ324を情報処理システム320に伝送することができる。応答メッセージ324は受諾メッセージ、拒絶メッセージ、未定メッセージなどであり得る。一実施例によると、使用者が受諾メッセージを選択することに基づいて招待端末330は情報処理システム320に応答メッセージ324を伝送するとともに、グループイベントスケジュールを、インスタントメッセージングアプリケーション内で提供される使用者スケジュールを管理できるカレンダーアプリケーション(またはカレンダーモジュール)に、自動で登録することができる。追加的にまたは代案として、招待端末330はグループイベントスケジュールをインスタントメッセージングアプリケーションと別途のカレンダーアプリケーションに自動で登録することができる。
【0067】
一実施例において、招待端末330の応答メッセージ324はインスタントメッセージングアプリケーションを通じてリアルタイムに生成端末310および他の招待端末に提供され得る。この場合、生成端末310の使用者は招待された使用者の参加現況を確認した後、必要な場合、グループイベントに対する情報(例えば、イベント開始時間など)を修正することができる。グループイベントに対する情報を修正する場合、情報処理システム320は修正された招待メッセージ(図示されず)をインスタントメッセージングアプリケーションを通じて招待端末330に伝送し、修正された応答メッセージ(図示されず)を受信することができる。
【0068】
情報処理システム320はインスタントメッセージングアプリケーションを通じて招待端末330から受信した応答メッセージに基づいてグループイベントに対するリマインダーメッセージ314、326を生成端末310および招待端末330に伝送することができる。一実施例によると、リマインダーメッセージ314、326はグループイベントの開始時間からあらかじめ定められた時間(例えば、1時間)の前に生成端末310および招待端末330に伝送され得る。ここで、リマインダーメッセージ314、326はグループイベントに参加する参加者にグループイベントが開示される時間を想起させるためにイベント開始時間に対する情報、イベント名などを含むことが好ましい。
【0069】
また、情報処理システム320はイベント開始時間に対応する時点でインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント参加要請316、328を生成端末310および招待端末330に伝送することができる。一実施例によると、情報処理システム320はイベント開始時間に対応する時点で、該当グループイベントに参加すると応答した使用者アカウントとグループイベントを生成した使用者アカウントにプッシュ通知(Push Notification)を伝送することができる。この場合、生成端末310および招待端末330は受信したグループイベント参加要請を、通話受信通知の形態でディスプレイ上に表示することができる。
【0070】
図3では一つの招待端末330が情報処理システム320から招待メッセージ322を受信するものとして図示されているが、これに限定されない。例えば、複数の招待端末が情報処理システム320から招待メッセージ322を受信することができる。すなわち、生成端末310の使用者によって招待されてグループイベント生成要請312に含まれた使用者アカウントが複数である場合、情報処理システム320は各招待端末に招待メッセージ、リマインダーメッセージ、参加要請を伝送することができる。
【0071】
図4は、本開示の一実施例によりチャットルーム内のグループイベント予約ボタン418を利用してグループイベントを予約する例示を示す図面である。使用者は使用者端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを利用して第1動作410、第2動作420および第3動作440を通じてグループイベントを予約することができる。一実施例において、使用者はインスタントメッセージングアプリケーションのグループチャットルームで提供されるグループイベント予約ボタン418を利用してグループイベントを予約することができる。
【0072】
第1動作410は、インスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント生成要請を情報処理システムに伝送するために、使用者がグループチャットルームに表示されるグループイベント予約ボタン418を選択することを示す。図示された通り、グループチャットルーム画面にはグループチャットルーム内の使用者と音声通話を直ちに開始するためのボタン412、映像通話を直ちに開始するためのボタン414、ライブ放送を直ちに開始するためのボタン416、そして、グループイベント予約ボタン418が表示され得る。使用者がタッチ入力などを通じてグループイベント予約ボタン418を選択する場合、グループイベントを予約するための使用者インターフェースが表示され得る。
【0073】
第2動作420は、グループイベントを予約するための使用者インターフェースを利用してグループイベント生成要請を情報処理システムに伝送することを示す。図示された通り、使用者はタッチ入力などを通じてイベント名422、イベント開始時間424、イベント終了時間426、通話タイプ428(例えば、音声通話、映像通話、ライブ放送など)、説明語句432を入力することができる。例えば、使用者が「Brownの誕生日パーティー」映像通話を未来の特定時点で自動で遂行しようとする時、使用者はタッチ入力、タイピング入力などを通じてグループイベント名「Brownの誕生日パーティー」、イベント開始時間「2019.11.28(木)午後7:00」、イベント終了時間「2019.11.28(木)午後8:00」、通話タイプは「映像通話」、説明語句は「夕方にBrownの誕生日をお祝いするのはどうですか?」と入力することができる。
【0074】
一実施例において、使用者は参加の可否の確認ボタン434をタッチ入力などを通じて選択することができる。この場合、情報処理システムはインスタントメッセージングアプリケーションを通じて招待された使用者に招待メッセージを伝送し、招待を受諾した使用者にのみグループイベント参加要請を伝送するように構成され得る。反面、参加の可否の確認機能を使わない場合、情報処理システムは招待された使用者の招待応答結果を収集せず、招待された使用者すべてにグループイベント参加要請を伝送することができる。また、使用者が事前通知受信ボタン436をタッチ入力などを通じて選択する場合、情報処理システムはイベント開始時間の以前にグループイベントが開示される時間を想起させるためのリマインダーメッセージをインスタントメッセージングアプリケーションを通じて使用者または参加者に伝送することができる。
【0075】
グループイベントを予約するための使用者インターフェースを利用して必要な情報を入力した後、使用者は完了ボタン438をタッチ入力などを通じて選択してグループイベント生成要請をインスタントメッセージングアプリケーションを通じて情報処理システムに伝送することができる。一実施例において、グループイベント生成要請は使用者が入力したイベント名、イベント開始時間、イベント終了時間、通話タイプ、説明語句、参加の可否の確認機能の使用の有無、事前通知受信機能の使用の有無などに対する情報を含むことができる。情報処理システムはグループイベント生成要請を受信することに応答して、インスタントメッセージングアプリケーションを通じて招待された使用者アカウントにグループイベントに招待するための招待メッセージを伝送することができる。
【0076】
第3動作440は、グループチャットルーム画面に表示される招待メッセージ442を示す。例えば、招待メッセージ442はグループイベントの詳細内容を確認できる画面に移動するための使用者インターフェースを含むインスタントメッセージングアプリケーション上のアクションメッセージの形態で提供され得る。追加的にまたは代案として、招待メッセージ442はグループイベント参加の有無(例えば、受諾、拒否、未定など)を入力するための使用者インターフェースを含むインスタントメッセージングアプリケーション上のアクションメッセージの形態で提供され得る。一実施例において、情報処理システムはグループイベント生成要請を伝送した使用者アカウント(例えば、「James」)が招待メッセージ442をグループチャットルームに入力する形態で招待メッセージ442をグループチャットルームに表示することができる。この場合、「グループイベントが生成されました。」というメッセージとイベント名、通話タイプ、イベント開始時間などの情報が招待メッセージ442に含まれ得る。
【0077】
一実施例において、情報処理システムは招待メッセージ442をグループチャットルームに含まれたすべての使用者アカウント(例えば、「Sally」、「Cony」、「Moon」、「Brown」および「James」)に伝送することができる。他の実施例において、情報処理システムは招待メッセージ442をグループイベント生成要請を伝送した使用者アカウント(例えば、「James」)を除いた残りの使用者アカウント(例えば、「Sally」、「Cony」、「Moon」および「Brown」)に伝送することができる。この場合、情報処理システムはグループイベント生成要請を伝送した使用者アカウント(例えば、「James」)はグループイベントを受諾したものと判定することができる。
【0078】
図4にはグループチャットルームに含まれたすべての使用者アカウントがグループイベントに自動で招待されるものとして図示されたが、これに限定されず、使用者がグループイベントに招待された使用者を選択できる使用者インターフェースが提供され得る。例えば、グループイベントに招待された使用者を選択できる使用者インターフェースには、グループチャットルームに含まれた「James」、「Sally」、「Cony」、「Moon」および「Brown」が選択された状態で表示されてもよく、使用者がタッチ入力などを通じて他の使用者を追加選択したり、基本選択された使用者(例えば、「Sally」、「Cony」、「Moon」および「Brown」)の選択を解除したりすることができる。
【0079】
代案としてまたは追加的に、使用者が友達目録からグループイベントに招待された使用者を選択できる使用者インターフェースが提供され得る。この時、使用者と使用者インターフェースを通じて選択された使用者をすべて含むチャットルームが存在しない場合、使用者と使用者インターフェースを通じて選択された使用者を含むグループチャットルームを自動で生成し、該当グループチャットルームのメンバーをグループイベントと関連させることができる。
【0080】
追加的に、使用者はグループイベントを予約するための使用者インターフェースを利用してイベントタイプ(例えば、業務会議、誕生日パーティーなど)およびイベントホストに対する情報を入力することができる。例えば、使用者はグループイベントタイプを「誕生日パーティー」に選択することができる。また、使用者はイベントホストを誕生日パーティーの主人公である「Brown」に選択することができる。この場合、「Brown」の映像通話画面が使用者端末のディスプレイの中心部に表示されたり、「Brown」の映像通話画面が他の参加者の映像通話画面より大きく表示されたりしてもよい。追加的に、イベントタイプである「誕生日パーティー」に合うビジュアルエフェクト(背景画面、顔文字、アニメーション効果など)とサウンドエフェクト(バックミュージック、効果音など)がグループイベントに適用され得る。
【0081】
図5は,本開示の一実施例によりチャットルーム内のアクションメッセージ512を利用してグループイベントを予約する例示を示す図面である。使用者は使用者端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを利用して第1動作510および第2動作520を通じてグループイベントを予約することができる。第1動作510は、使用者がインスタントメッセージングアプリケーションのグループチャットルームで進行が終了したグループ映像通話と関連したアクションメッセージ512をタッチ入力などを利用して選択することを示す。
【0082】
第2動作520は、使用者が進行が終了したグループ映像通話と関連したアクションメッセージ512を選択することに応答して、新しい通話を開始するための使用者インターフェース522が使用者端末のディスプレイに表示されることを示す。使用者インターフェース522はグループチャットルーム内の使用者と音声通話を直ちに開始するためのボタン524、映像通話を直ちに開始するためのボタン526およびグループイベントを予約するためのボタン528を含むことができる。使用者がタッチ入力などを通じてグループイベントを予約するためのボタン528を選択する場合、グループイベントを予約するための使用者インターフェース(図4の420参照)が使用者端末のディスプレイに表示され得る。この場合、該当グループチャットルーム内の使用者がグループイベントに招待される使用者として自動選択され得る。
【0083】
図6は、本開示の一実施例により1:1チャットルーム内のアクションメッセージ612を利用してグループイベントを予約する例示を示す図面である。使用者は使用者端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを利用して第1動作610および第2動作620を通じてグループイベントを予約することができる。第1動作610は使用者がインスタントメッセージングアプリケーションの1:1チャットルームで相手方が応答していない音声通話と関連したアクションメッセージ612をタッチ入力などを利用して選択することを示す。
【0084】
第2動作620は、使用者が相手方が応答していない音声通話と関連したアクションメッセージ612を選択することに応答して、新しい通話を開始するための使用者インターフェース622が使用者端末のディスプレイに表示されることを示す。使用者インターフェース622は1:1チャットルーム内の使用者と音声通話を直ちに開始するためのボタン624、映像通話を直ちに開始するためのボタン626およびグループイベントを予約するためのボタン628を含むことができる。使用者がタッチ入力などを通じてグループイベントを予約するためのボタン628を選択する場合、グループイベントを予約するための使用者インターフェース(図4の420参照)が使用者端末のディスプレイに表示され得る。この場合、該当グループチャットルーム内の使用者がグループイベントに招待される使用者として自動選択され得る。
【0085】
図7は、本開示の一実施例により使用者のプロフィール画面内のグループイベントを予約するためのボタン728を利用してグループイベントを予約する例示を示す図面である。使用者は使用者端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを利用して第1動作710および第2動作720を通じてグループイベントを予約することができる。第1動作710は使用者(例えば、「James」)が友達目録712で一つの使用者アカウント714を選択することを示す。
【0086】
第2動作720は、使用者が友達目録712から一つの使用者アカウント714を選択することに応答して、該当使用者(例えば、「Brown」)のプロフィール画面が使用者端末のディスプレイに表示されることを示す。プロフィール画面は該当使用者(例えば、「Brown」)と1:1チャットルームを生成するためのボタン722、音声通話を直ちに開始するためのボタン724、映像通話を直ちに開始するためのボタン726およびグループイベントを予約するためのボタン728を含むことができる。使用者がタッチ入力などを通じてグループイベントを予約するためのボタン728を選択する場合、グループイベントを予約するための使用者インターフェース(図4の420参照)が使用者端末のディスプレイに表示され得る。この場合、該当使用者(例えば、「Brown」)がグループイベントに招待される使用者として自動選択され得る。
【0087】
図8は、本開示の一実施例により招待端末でグループイベント招待を受諾する例示を示す図面である。使用者は使用者端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを利用して第1動作810、第2動作820および第3動作840を通じてグループイベント招待を受諾することができる。第1動作810は招待端末がインスタントメッセージングアプリケーションを通じて受信された招待メッセージ812をディスプレイ上に表示することを示す。
【0088】
図示されたように、招待メッセージ812はグループイベントの詳細内容を確認できる画面に移動するための使用者インターフェースを含むインスタントメッセージングアプリケーション上のアクションメッセージの形態で提供され得る。一実施例において、招待メッセージ812は「グループイベントが生成されました。」というメッセージとイベント名(例えば、「Brownの誕生日パーティー」)、通話タイプ(例えば、映像通話)、イベント開始時間(例えば、「11.28(木)午後7:00-午後8:00)」等の情報を含むことができる。使用者は招待メッセージ812をタッチ入力などを通じて選択することによって、グループイベントの詳細内容を確認できる画面に移動することができる。
【0089】
第2動作820はグループイベントの詳細内容を確認できる画面を示す。図示されたように、画面の第1領域822には招待メッセージを受信した使用者がグループイベント参加の有無を決定するためのグループイベントに対する情報(例えば、イベント名、通話タイプ、イベント開始時間、イベント終了時間、説明語句、イベントタイプなど)が表示され得る。また、画面の第2領域824には招待応答のための参加ボタン826、拒絶ボタン828、未定ボタン830が表示され得る。
【0090】
一実施例において、使用者は「カレンダーに保存」ボタン832をタッチ入力などを通じて選択し、該当グループイベントスケジュールをカレンダーアプリケーションに保存することができる。カレンダーアプリケーションはインスタントメッセージングアプリケーション内で提供される付加機能や、インスタントメッセージングアプリケーションと独立した別個のアプリケーションであり得る。また、使用者は「公開として登録」ボタン834をタッチ入力などを通じて選択し、グループイベント関連メッセージをグループチャットルームの公開事項として登録することができる。代案として、使用者が参加ボタン826を選択することに応答して、招待端末が受諾メッセージを情報処理システムに伝送するとともにグループイベントスケジュールをカレンダーアプリケーションに自動保存することができる。ここで、カレンダーアプリケーションはインスタントメッセージングアプリケーション内で提供される使用者スケジュールを管理できるカレンダーアプリケーション(またはカレンダーモジュール)やインスタントメッセージングアプリケーションと別途のカレンダーアプリケーションであり得る。
【0091】
第3動作840は、使用者が参加ボタン826を選択することに応答して、他の招待メンバーの情報と招待応答結果が画面に表示されることを示す。例えば、グループイベント「Brownの誕生日パーティー」に招待されたすべての使用者アカウント(例えば、「Brown」、「James」、「Sally」、「Moon」、「Cony」)のプロフィール写真、チャット名、そして、招待された使用者の招待応答結果(例えば、受諾、拒絶、未定、未応答)が画面の第3領域842に表示され得る。第2動作820で使用者が選択した招待応答結果はインスタントメッセージングアプリケーションを通じてリアルタイムに情報処理システムに伝送され得る。一実施例において、情報処理システムは受信された招待応答結果をインスタントメッセージングアプリケーションを通じて他の使用者に提供することができる。
【0092】
図8では使用者が参加ボタン826を選択すると他の招待メンバーの情報と招待応答結果が画面に表示されるものとして図示されたが、これに限定されず、使用者が招待応答を入力しなくてもグループイベントの詳細内容を確認できる画面上に他の招待メンバーの情報と招待応答結果が表示され得る。
【0093】
図9は、本開示の一実施例により招待端末でグループイベント招待を拒絶する例示を示す図面である。使用者は使用者端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションを利用して第1動作910、第2動作920および第3動作940を通じてグループイベント招待を拒絶することができる。第1動作910は招待端末がインスタントメッセージングアプリケーションを通じて受信された招待メッセージ912をディスプレイ上に表示することを示す。
【0094】
図示されたように、招待メッセージ912はグループイベントの詳細内容を確認できる画面に移動するための使用者インターフェースを含むインスタントメッセージングアプリケーション上のアクションメッセージの形態で提供され得る。一実施例において、招待メッセージ912は「グループイベントが生成されました。」というメッセージとイベント名(例えば、「Brownの誕生日パーティー」)、通話タイプ(例えば、映像通話)、イベント開始時間(例えば、「11.28(木)午後7:00-午後8:00」)等の情報を含むことができる。使用者は招待メッセージ912をタッチ入力などを通じて選択することによって、グループイベントの詳細内容を確認できる画面に移動することができる。
【0095】
第2動作920はグループイベントの詳細内容を確認できる画面を示す。図示されたように、画面の第1領域922には招待メッセージを受信した使用者がグループイベント参加の有無を決定するためのグループイベントに対する情報(例えば、イベント名、通話タイプ、イベント開始時間、イベント終了時間、説明語句、イベントタイプなど)が表示され得る。また、画面の第2領域924には招待応答のための参加ボタン926、拒絶ボタン928、未定ボタン930が表示され得る。
【0096】
第3動作940は、使用者が拒絶ボタン928を選択することに応答して、他の招待メンバーの情報と招待応答結果が画面に表示されることを示す。例えば、グループイベント「Brownの誕生日パーティー」に招待されたすべての使用者アカウント(例えば、「Brown」、「James」、「Sally」、「Moon」、「Cony」)のプロフィール写真、チャット名、そして、招待された使用者の招待応答結果(例えば、受諾、拒絶、未定、未応答)が画面の第3領域942に表示され得る。第2動作920で使用者が選択した招待応答結果はインスタントメッセージングアプリケーションを通じてリアルタイムに情報処理システムに伝送され得る。一実施例において、情報処理システムは受信された招待応答結果をインスタントメッセージングアプリケーションを通じて他の使用者に提供することができる。
【0097】
図9では使用者が拒絶ボタン928を選択すると他の招待メンバーの情報と招待応答結果が画面に表示されるものとして図示されたが、これに限定されず、使用者が招待応答を入力しなくてもグループイベントの詳細内容を確認できる画面上に他の招待メンバーの情報と招待応答結果が表示され得る。
【0098】
また、図9では招待メッセージ912が、招待された使用者が含まれたチャットルーム内のアクションメッセージの形態で提供されるものとして図示されたが、これに限定されない。例えば、招待メッセージ912は個人チャットルーム(私のみのチャットルームなど)またはスケジュールボットとのチャットルーム内のメッセージ(またはアクションメッセージ)の形態で提供され得る。
【0099】
図10は、本開示の一実施例により生成端末で予約されたグループイベントスケジュールを調整する例示を示す図面である。生成端末はインスタントメッセージングアプリケーションを利用して第1動作1010、第2動作1020および第3動作1030を通じて予約されたグループイベントを修正することができる。一実施例において、生成端末はグループイベントスケジュールだけでなく、イベント名、招待された使用者アカウント、通話タイプ、説明語句、イベントタイプ、イベントホスト、参加の可否の確認の有無、事前通知受信の可否などのグループイベントと関連した情報を修正することができる。
【0100】
第1動作1010は、生成端末の使用者(例えば、「James」)が予約されたグループイベントと関連した詳細内容を確認できる使用者インターフェースに移動するために、グループチャットルームに表示されるアクションメッセージ1012を選択することを示す。使用者がアクションメッセージ1012を選択することに応答して、生成端末のディスプレイ上に予約されたグループイベントと関連した詳細内容を確認できる使用者インターフェースが表示され得る。
【0101】
第2動作1020は、生成端末の使用者(例えば、「James」)がグループイベントと関連した情報を修正するために、グループイベントと関連した詳細内容を確認できる使用者インターフェースに含まれた修正ボタン1022を選択することを示す。図示されたように、グループイベントと関連した詳細内容を確認できる使用者インターフェースには、イベント開始時間、イベント終了時間、イベント名、通話タイプ、説明語句とともに修正ボタン1022と削除ボタン1024が表示され得る。使用者が修正ボタン1022をタッチ入力を通じて選択する場合、グループイベントと関連した情報を修正するための使用者インターフェースがディスプレイ上に表示され得る。反面、使用者が削除ボタン1024をタッチ入力を通じて選択する場合、該当グループイベントは削除され得る。この場合、情報処理システムはインスタントメッセージングアプリケーションを通じて該当グループイベントと関連した使用者にグループイベント削除を通知するメッセージを伝送することができる。
【0102】
一実施例において、生成端末の使用者(例えば、「James」)はグループイベントに招待された使用者の招待応答結果を確認することができる。招待された使用者の招待応答結果は生成端末の使用者にリアルタイムに伝送されたり、生成端末の使用者の要請がある場合に伝送されたりしてもよい。この場合、生成端末の使用者は招待された使用者の招待応答結果を確認し、該当グループイベントと関連した情報を修正したり、グループイベントを削除したりすることができる。
【0103】
第3動作1030は、生成端末の使用者(例えば、「James」)が修正ボタン1022を選択することに応答して、グループイベントを修正するための使用者インターフェースが生成端末のディスプレイに表示されることを示す。図示された通り、使用者はタッチ入力などを通じてイベント名、イベント開始時間、イベント終了時間、通話タイプ、参加の可否の確認の有無、事前通知受信の可否および説明語句などを修正することができる。例えば、生成端末の使用者は招待された使用者の応答が低調であったり参加を受諾する使用者が少ない場合、イベント開始時間を「2019.11.28(木)午後7:00」から「2019.11.29(金)午後7:00」に、イベント終了時間を「2019.11.28(木)午後8:00」から「2019.11.29(金)午後8:00」に、通話タイプを映像通話から音声通話、説明語句を「夕方にBrownの誕生日をお祝いするのはどうですか?」から「Brownの誕生日だから参加してください!」に修正することができる。
【0104】
使用者がグループイベントと関連した情報を修正した後、完了ボタン1032をタッチ入力などを通じて選択することによって、生成端末は修正されたグループイベント生成要請をインスタントメッセージングアプリケーションを通じて情報処理システムに伝送することができる。この場合、情報処理システムはインスタントメッセージングアプリケーションを通じて招待された使用者アカウントに修正されたグループイベント招待メッセージを伝送し、招待された使用者から招待に対する応答を再び受信することができる。その後、情報処理システムは修正されたイベント開始時間に対応する時点の以前にインスタントメッセージングアプリケーションを通じてリマインダーメッセージを関連使用者に伝送し、修正されたイベント開始時間に対応する時点でインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント参加要請を関連使用者に伝送することができる。
【0105】
図11は、本開示の一実施例により使用者端末が情報処理システムから受信したリマインダーメッセージ1110をインスタントメッセージングアプリケーションを通じてチャットルームに表示する例示を示す図面である。使用者がインスタントメッセージングアプリケーションを通じて事前通知受信機能を使うと選択した場合、情報処理システムはイベント開始時間に対応する時点の以前にグループイベントに対するリマインダーメッセージ1110をインスタントメッセージングアプリケーションを通じて招待端末に伝送することができる。一実施例において、情報処理システムはイベント開始時間からあらかじめ定められた時間(例えば、1時間)の前にグループイベントに対するリマインダーメッセージ1110がプッシュ通知で発送され得る。
【0106】
例えば、情報処理システムはインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント「Brownの誕生日パーティー」の開始時間である、2019年11月28日午後7時より1時間前の時点である2019年11月28日午後6時に関連使用者端末(例えば、招待されたすべての使用者アカウントまたは招待を受諾した使用者アカウントと関連した使用者端末)にリマインダーメッセージ1110を伝送することができる。リマインダーメッセージ1110が伝送される時点は情報処理システムによって自動で決定され得る。代案として、リマインダーメッセージ1110が伝送される時点は生成端末から受信されたグループイベント生成要請に基づいて決定され得る。
【0107】
図示されたように、使用者端末はリマインダーメッセージ1110を使用者にチャットルーム内のアクションメッセージの形態などで提供することができる。リマインダーメッセージ1110は「1時間後グループイベントが始まります。」というメッセージとイベント名(例えば、「Brownの誕生日パーティー」)、通話タイプ(例えば、映像通話)、イベント一定の(例えば、「11.28(木)午後7:00-午後8:00」)等の情報を含むことができる。他の実施例において、使用者端末はリマインダーメッセージ1110を使用者にアラーム形態、メッセージの形態、音声案内形態などで提供することができる。
【0108】
一実施例において、使用者はリマインダーメッセージ1110をタッチ入力などを通じて選択することによって、グループイベントの詳細内容を確認できる画面に移動してもよい。インスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベントの開始時間以前の時点でプッシュ通知でリマインダーメッセージ1110を提供することによって、グループイベント参加者がグループイベントを忘れないように想起させることができる。
【0109】
図12は、本開示の一実施例により使用者端末のディスプレイ上に表示されたグループイベント参加応答ボタン1218を利用してグループイベントに参加する例示を示す図面である。使用者は使用者端末で第1動作1210および第2動作1220を通じてグループイベントに参加することができる。一実施例において、情報処理システムはグループイベント参加要請をイベント開始時点でインスタントメッセージングアプリケーションを通じて関連使用者にプッシュ通知で伝送することができる。例えば、情報処理システムはグループイベント「Brownの誕生日パーティー」の招待を受諾した使用者アカウント(例えば、「Brown」、「James」、「Sally」、「Moon」)の使用者端末にグループイベント参加要請を伝送することができる。
【0110】
第1動作1210は、使用者端末がグループイベント参加要請を受信することに応答して、映像通話着信画面を使用者端末のディスプレイ上に表示することを示す。映像通話着信画面はグループイベント名(例えば、「Brownの誕生日パーティー」)、通話タイプ(例えば、映像通話)、後で見るボタン1212、メッセージボタン1214、拒絶ボタン1216および応答ボタン1218を含むことができる。使用者はタッチ入力などを通じて応答ボタン1218を選択することによって、グループイベント(例えば、映像通話に進行される「Brownの誕生日パーティー」)に入場することができる。反面、使用者はタッチ入力などを通じて拒絶ボタン1216を選択することによってグループイベントに入場しないことができる。
【0111】
一実施例において、使用者は後で見るボタン1212を選択してグループイベント参加要請を保留することができる。例えば、使用者は後で見るボタン1212を選択し、情報処理システムが一定時間が経過した後(例えば、5分後)にグループ参加要請を再び伝送するように設定することができる。一定時間経過後にグループ参加要請を再受信する場合、使用者端末は映像通話着信画面を使用者端末のディスプレイ上に再び表示することができる。
【0112】
一実施例において、使用者はメッセージボタン1214を選択してグループイベントに参加した使用者に伝送するメッセージを入力することができる。例えば、使用者はグループイベントの参加が難しい場合、メッセージボタン1214を選択し、他のスケジュールが発生したため参加することができないというメッセージを入力することができる。この場合、使用者が入力したメッセージは進行中である映像通話画面に表示されたり、音声出力で提供されたりしてもよい。
【0113】
第2動作1220は、使用者が応答ボタン1218を選択することに応答して、インスタントメッセージングアプリケーションを通じて映像通話が遂行されることを示す。一実施例において、グループイベントに参加する使用者の映像通話画面がディスプレイ上に表示され得る。例えば、グループイベント「Brownの誕生日パーティー」に参加した使用者(例えば、「Brown」、「James」、「Sally」、「Moon」)の映像通話画面が表示され得る。この時、ディスプレイ上にグループイベント名(例えば、「Brownの誕生日パーティー」)とともに現在グループイベントに参加した参加者のメンバー数が表示されて使用者の参加現況を確認することができる。
【0114】
図13は、本開示の一実施例によりインスタントメッセージングアプリケーションを通じて遂行される映像通話にビジュアルエフェクトを適用する例示を示す図面である。使用者は使用者端末で第1動作1310および第2動作1320を通じて映像通話にビジュアルエフェクトを適用することができる。一実施例において、使用者がグループイベント参加要請を受諾してグループイベント(例えば、映像通話)に入場する場合、使用者端末はイベントホスト情報に基づいて参加者の映像通話画面をディスプレイ上に配置することができる。
【0115】
第1動作1310は、指定されたイベントホスト情報に基づいて使用者端末のディスプレイ上に使用者の映像通話画面を表示したことを示す。例えば、グループイベント「Brownの誕生日パーティー」のイベントホストが誕生日パーティーの主人公である「Brown」に指定された場合、図示された通り、「Brown」の映像通話画面が使用者端末のディスプレイの中心部に表示され、他の参加者(「James」、「Sally」、「Moon」、「Cony」)の映像通話画面がディスプレイの周辺部に表示され得る。追加的にまたは代案として、「Brown」の映像通話画面が他の参加者(「James」、「Sally」、「Moon」、「Cony」)の映像通話画面より大きく表示され得る。このような映像通話のレイアウトは参加人数、イベントタイプ、通話タイプにより自動で決定され得る。追加的にまたは代案として、使用者の選択に基づいて映像通話のレイアウトが決定され得る。
【0116】
一実施例において、イベントタイプに基づいてグループイベントにビジュアルエフェクトとサウンドエフェクトが適用され得る。例えば、イベントタイプが「誕生日パーティー」である場合、イベントホストの映像通話画面にコンフェティ(confetti)効果1312が自動で適用され、誕生日関連バックミュージック、効果音などが自動で再生され得る。反面、イベントタイプが「業務会議」である場合、ビューティーフィルタなどのビジュアルエフェクトが適用されず、バックミュージックなどのサウンドエフェクトが適用されないことができる。
【0117】
一実施例において、イベントタイプに基づいてオーダーメード型付加機能が提供され得る。図示された通り、イベントタイプが「誕生日パーティー」である場合、使用者端末のディスプレイ上にイベントホストの映像通話画面にプレゼントイメージが表示されるプレゼントボタン1314、イベントホストの映像通話画面に爆竹イメージが表示される爆竹ボタン1316、イベントホストの映像通話画面にケーキのイメージが表示されるケーキボタン1318が表示され得る。反面、イベントタイプが「業務会議」である場合、文書の共有を進めるためのボタンなどが画面に表示され得る。
【0118】
第2動作1320は、使用者がケーキボタン1318を選択することに応答して、イベントホストの映像通話画面にケーキがビジュアルエフェクトとして表示されることを示す。一実施例において、情報処理システムはイベントタイプである「誕生日パーティー」と関連したインタラクティブ機能(例えば、Face Play)を提供することができる。例えば、イベントホストである「Brown」が画面に表示されたケーキのろうそくの火を吹き消す動作をすると、ろうそくの火が消えるように画面に表示することができる。一実施例において、情報処理システムはグループイベント終了後、インスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベントを録画したデータ/録音したデータをグループイベント参加者に伝送することができる。
【0119】
図14は、本開示の一実施例に係るグループイベント参加方法1400を示すフローチャートである。一実施例において、グループイベント参加方法1400はグループイベントに招待された使用者端末(招待端末)により遂行され得る。図示されたように、グループイベント参加方法1400は情報処理システムからインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント招待メッセージを受信する段階(S1410)で開始され得る。ここで、招待メッセージはイベント開始時間、イベント終了時間、イベント名、招待された使用者アカウント、通話タイプ(例えば、音声通話、映像通話、ライブ放送など)、説明語句、イベントタイプ(例えば、業務会議、誕生日パーティーなど)、イベントホストなどの使用者がグループイベント参加の有無を決定するための多様な情報を含むことができる。一実施例において、招待メッセージは使用者がグループイベント参加の有無を入力するための使用者インターフェースを含むインスタントメッセージングアプリケーション上のアクションメッセージの形態で提供され得る。
【0120】
その後、使用者からタッチ入力などを通じて招待メッセージに対する応答を受信する段階(S1420)が遂行され得る。一実施例において、使用者は使用者端末のディスプレイに表示される招待メッセージの内容を確認した後、グループイベントの参加の有無を決定することができる。例えば、使用者は参加受諾、拒否および未定のうち一つを決定することができる。使用者が招待メッセージを受諾することに応答して、使用者端末がインスタントメッセージングアプリケーションを通じて受諾メッセージを情報処理システムに伝送する段階(S1430)が遂行され得る。一実施例において、情報処理システムは招待端末の応答結果をインスタントメッセージングアプリケーションを通じてリアルタイムに他の使用者の端末に伝送したり、他の使用者端末の要請がある場合、伝送したりすることができる。
【0121】
段階(S1440)で使用者端末はイベント開始時間に対応する時点の以前にインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベントに対するリマインダーメッセージを受信することができる。一実施例において、使用者端末は情報処理システムから受信したリマインダーメッセージを使用者にチャットルーム内のアクションメッセージの形態などで提供することができる。ここで、リマインダーメッセージはグループイベントに参加する参加者にグループイベントが開示される時間を想起させるために、イベント開始時間に対する情報、イベント名などを含むことができる。
【0122】
その後、使用者端末がイベント開始時間に対応する時点でインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント参加要請を受信する段階(S1450)が遂行され得る。使用者端末はグループイベント参加要請を受信することに応答して、使用者に通知を提供することができる。例えば、使用者端末は通話着信画面をディスプレイ上に表示することができる。最後に、使用者がグループイベント参加要請を受諾することに応答して、グループイベントに入場する段階(S1460)が遂行され得る。グループイベントに入場する場合、該当グループイベントの通話タイプにより音声通話、映像通話およびライブ放送のうち一つが遂行され得る。
【0123】
図15は、本開示の一実施例に係るグループイベント生成方法1500を示すフローチャートである。一実施例において、グループイベント生成方法1500はグループイベント生成要請を伝送する使用者端末(生成端末)により遂行され得る。図示されたように、グループイベント生成方法1500は使用者端末がインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント生成要請を情報処理システムに伝送する段階(S1510)で開始され得る。ここで、グループイベント生成要請はイベント開始時間、イベント終了時間、イベント名、招待された使用者アカウント、通話タイプ(例えば、音声通話、映像通話、ライブ放送など)、説明語句、イベントタイプ(例えば、業務会議、誕生日パーティーなど)、イベントホスト、参加の可否の確認の有無、事前通知(例えば、リマインダーメッセージ)を受信するか否かの可否などのグループイベントと関連した多様な情報を含むことができる。
【0124】
その後、使用者端末が招待応答結果を受信する段階(S1520)が遂行され得る。使用者端末はインスタントメッセージングアプリケーションを通じて招待された使用者の招待応答結果を情報処理システムから受信することができ、インスタントメッセージングアプリケーションを通じて受信した招待応答結果を使用者に提供することができる。一実施例において、情報処理システムは招待端末の応答結果をインスタントメッセージングアプリケーションを通じてリアルタイムに生成端末に伝送したり、生成端末の要請がある場合、伝送したりすることができる。
【0125】
段階(S1530)で使用者端末はインスタントメッセージングアプリケーションを通じて修正されたイベント開始時間に対する情報を情報処理システムに伝送することができる。一実施例において、使用者はインスタントメッセージングアプリケーションを通じて招待された使用者の招待応答結果を確認した後、グループイベント開始時間を修正することができる。この場合、情報処理システムはインスタントメッセージングアプリケーションを通じて修正されたイベント開始時間に対する情報を含む修正されたグループイベント招待メッセージを招待端末に伝送することができる。
【0126】
次に、段階(S1540)でイベント開始時間に対応する時点の以前にインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベントに対するリマインダーメッセージを受信することができる。一実施例において、使用者端末は情報処理システムから受信したリマインダーメッセージを使用者にチャットルーム内のアクションメッセージの形態などで提供することができる。ここで、リマインダーメッセージはグループイベントに参加する参加者にグループイベントが開示される時間を想起させるために、イベント開始時間に対する情報、イベント名などを含むことができる。
【0127】
その後、使用者端末がイベント開始時間に対応する時点でインスタントメッセージングアプリケーションを通じてグループイベント参加要請を受信する段階(S1550)が遂行され得る。使用者端末はグループイベント参加要請を受信することに応答して、使用者に通知を提供することができる。例えば、使用者端末は通話着信画面をディスプレイ上に表示することができる。最後に、使用者がグループイベント参加要請を受諾することに応答して、グループイベントに入場する段階(S1560)が遂行され得る。グループイベントに入場する場合、該当グループイベントの通話タイプにより音声通話、映像通話およびライブ放送のうち一つが遂行され得る。
【0128】
前述されたグループイベント生成方法およびグループイベント参加方法は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体にコンピュータが読み取り可能なコードで具現されてもよい。コンピュータが読み取り可能な記録媒体はコンピュータシステムによって読み出され得るデータが保存されるすべての種類の記録装置を含む。コンピュータが読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置などがある。また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体はネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータが読み取り可能なコードが保存されて実行され得る。そして、前述された実施例を具現するための機能的な(functional)プログラム、コードおよびコードセグメントは本発明が属する技術分野のプログラマーによって容易に推論され得る。
【0129】
本開示の方法、動作または技法は多様な手段によって具現されてもよい。例えば、このような技法はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせで具現されてもよい。本願の開始と連係して説明された多様な例示的な論理的ブロック、モジュール、回路およびアルゴリズム段階は電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両者の組み合わせで具現されてもよいことを当業者は理解できるであろう。ハードウェアおよびソフトウェアの、このような相互間の代替を明確に説明するために、多様な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路および段階がそれらの機能的観点で一般的に前述された。そのような機能がハードウェアで具現されるかまたはソフトウェアで具現されるかの有無は、特定のアプリケーションおよび全体システムに課される設計要求事項により変わる。当業者はそれぞれの特定のアプリケーションのために多様な方式で説明された機能を具現してもよいが、そのような具現は本開示の範囲から逸脱させるものと解釈されてはならない。
【0130】
ハードウェアの具現において、技法の遂行に利用されるプロセッシングユニットは、一つ以上のASIC、DSP、デジタル信号プロセッシングデバイス(digital signal processing devices;DSPD)、プログラム可能論理デバイス(programmable logic devices;PLD)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(field programmable gate arrays;FPGA)、プロセッサ、制御器、マイクロ制御器、マイクロ・プロセッサ、電子デバイス、本開示に説明された機能を遂行するように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、またはこれらの組み合わせ内で具現されてもよい。
【0131】
したがって、本開示と連係して説明された多様な例示的な論理ブロック、モジュールおよび回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAや他のプログラム可能論理デバイス、離散ゲートやトランジスタロジック、離散ハードウェアコンポーネント、または本願に説明された機能を遂行するように設計されたものなどの任意の組み合わせで具現されたり遂行されてもよい。汎用プロセッサはマイクロ・プロセッサでもよいが、代案として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、制御器、マイクロ制御器、または状態マシンでもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロ・プロセッサ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連係した一つ以上のマイクロ・プロセッサ、または任意の他の構成の組み合わせで具現されてもよい。
【0132】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアの具現において、技法はランダムアクセスメモリ(random access memory;RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory;ROM)、不揮発性RAM(non-volatile random access memory;NVRAM)、PROM(programmable read-only memory)、EPROM(erasable programmable read-only memory)、EEPROM(electrically erasable PROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(compact disc;CD)、磁気または光学データストレージデバイスなどのような、コンピュータ読み取り可能媒体上に保存された命令で具現されてもよい。命令は一つ以上のプロセッサによって実行可能でもよく、プロセッサに本開示に説明された機能の特定態様を遂行するようにしてもよい。
【0133】
ソフトウェアで具現される場合、前記技法は一つ以上の命令またはコードでコンピュータ読み取り可能な媒体上に保存されたりまたはコンピュータ読み取り可能な媒体を通じて伝送されてもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、一つの場所から他の場所にコンピュータプログラムの伝送を容易にする任意の媒体を含み、コンピュータ記憶媒体および通信媒体の両者を含む。記憶媒体はコンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体でもよい。非制限的な例として、このようなコンピュータ読み取り可能媒体はRAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、または所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形態で移送または保存するために使われてもよく、コンピュータによってアクセスされ任意の他の媒体を含むことができる。また、任意の接続がコンピュータ読み取り可能媒体で適切に行われる。
【0134】
例えば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、鉛線、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使ってウェブサイト、サーバー、または他の遠隔ソースから伝送されると、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、鉛線、デジタル加入者回線、または赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術は媒体の定義内に含まれる。本願で使われたディスク(disk)とディスク(disc)は、CD、レーザーディスク、光ディスク、DVD(digital versatile disc)、フロッピーディスクおよびブルーレイディスクを含み、ここでディスク(disks)は通常磁気的にデータを再生し、反面ディスク(discs)はレーザーを利用して光学的にデータを再生する。前記組み合わせもコンピュータ読み取り可能媒体の範囲内に含まれなければならない。
【0135】
ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、移動式ディスク、CD-ROM、または公知になっている任意の他の形態の記憶媒体内に常に存在してもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ったり記憶媒体に情報を記録したりすることができるように、プロセッサに連結され得る。代案として、記憶媒体はプロセッサに統合されてもよい。プロセッサと記憶媒体はASIC内に存在してもよい。ASICは使用者端末内に存在してもよい。代案として、プロセッサと記憶媒体は使用者端末で個別の構成要素として存在してもよい。
【0136】
以上で説明された実施例が一つ以上の独立型コンピュータシステムで現在開示された主題の態様を活用するものとして記述されたが、本開示はこれに限定されず、ネットワークや分散コンピューティング環境のような任意のコンピューティング環境と連係して具現されてもよい。さらに、本開示で主題の様相は複数のプロセッシングチップや装置で具現されてもよく、ストレージは複数の装置に亘って同様に影響を受けることもある。このような装置はPC、ネットワークサーバーおよび携帯用装置を含んでもよい。
【0137】
本明細書では本開示が一部の実施例と関連して説明されたが、本開示の発明が属する技術分野の当業者が理解できる本開示の範囲を逸脱しない範囲で多様な変形および変更が行われ得る。また、そのような変形および変更は本明細書に添付された特許請求の範囲内に属するものと理解されるべきである。
【符号の説明】
【0138】
112、114、116:使用者端末
120:ネットワーク
130、320:情報処理システム
212:入出力装置
214、232:入出力インターフェース
216、234:メモリ
218、236:プロセッサ
220、238:通信モジュール
310:生成端末
330:招待端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15