(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-24
(45)【発行日】2025-01-08
(54)【発明の名称】容器及び容器の製造方法
(51)【国際特許分類】
B65D 81/34 20060101AFI20241225BHJP
【FI】
B65D81/34 U
(21)【出願番号】P 2021029908
(22)【出願日】2021-02-26
【審査請求日】2023-12-07
(73)【特許権者】
【識別番号】000104674
【氏名又は名称】キョーラク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002022
【氏名又は名称】弁理士法人コスモ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】倉橋 雄飛
(72)【発明者】
【氏名】米野 孝
【審査官】植前 津子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第09757886(US,B2)
【文献】特開昭62-235080(JP,A)
【文献】特開2008-290738(JP,A)
【文献】特開2011-178467(JP,A)
【文献】特開平08-207924(JP,A)
【文献】特開2019-085178(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 81/34
B65D 1/00- 3/30
B29C 45/00-45/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を有し、前記開口の周縁にフランジ部を備えてパルプモールドにより形成された容器ブランクと、
前記開口の縁部周りの前記フランジ部において突出して設けられた樹脂製の融着部と、
を備え、
前記融着部は
、蒸気排出部と開封部とを含み、
前記蒸気排出部及び前記開封部は、M字状に形成され、
前記蒸気排出部の上面は前記開封部の先鋭部の上面よりも低くなるように下方へ傾斜し、
前記開封部の上面は前記融着部の上面よりも低く形成されることを特徴とする容器。
【請求項2】
前記融着部は、前記容器ブランクの前記フランジ部の上面において該上面よりも短い幅のリブ状に設けられることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記融着部は、前記容器ブランクに対し固定される基端部と、前記基端部よりも狭幅の先端部とを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の容器。
【請求項4】
開口を有し、前記開口の周縁にフランジ部を備えてパルプモールドにより形成された容器ブランクと、
前記開口の縁部周りの前記フランジ部において突出して設けられた樹脂製の融着部と、
を備え、
前記融着部は
、蒸気排出部と開封部とを含み、
前記蒸気排出部及び前記開封部は、M字状に形成され、
前記蒸気排出部の上面は前記開封部の先鋭部の上面よりも低くなるように下方へ傾斜し、
前記開封部の上面は前記融着部の上面よりも低く形成され、
前記融着部は、前記容器ブランクの前記フランジ部の上面において該上面よりも短い幅のリブ状に設けられ、
前記融着部は、前記容器ブランクに対し固定される基端部と、前記基端部よりも狭幅の先端部とを有し、前記基端部と前記先端部とは段状に接続され、
前記融着部は、前記先端部の融着面側に向かうに従って窄まるように形成されることを特徴とする容器。
【請求項5】
融着面が形成される部位とは異なる融着部の位置に射出孔がゲートを介して接続される射出成型装置を用い、
開口を有し、且つ、前記開口の周縁にフランジ部を備えてパルプモールドにより形成された容器ブランクを前記成型装置の金型にインサート配置する工程と、
前記開口の縁部周りの前記フランジ部において、突出し且つ蒸気排出部と開封部とを含む融着部を射出成型により樹脂成型する工程と、
を含むことを特徴とする容器の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器及び容器の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、容器本体と蓋部を熱融着させて封止可能な容器が提案されている。例えば、特許文献1には、容器本体の開口から外側に延出するように形成されたフランジ部と、フランジ部の上面の全周にわたってリブ状に形成され、開口を塞ぐフィルム状の蓋部(蓋材)に熱融着される熱融着部と、を備える電子レンジ用容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、容器の機能や用途によっては、容器本体が蓋部とは異なる材料を含んで構成されることがあり、融着による接合強度の制御が難しい場合がある。
【0005】
本発明は、以上の点に鑑み、容器本体と蓋部との接合強度の制御が容易な容器及び容器の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の容器は、開口を有し、前記開口の周縁にフランジ部を備えてパルプモールドにより形成された容器ブランクと、前記開口の縁部周りの前記フランジ部において突出して設けられた樹脂製の融着部と、を備え、前記融着部は、蒸気排出部と開封部とを含み、前記蒸気排出部及び前記開封部は、M字状に形成され、前記蒸気排出部の上面は前記開封部の先鋭部の上面よりも低くなるように下方へ傾斜し、前記開封部の上面は前記融着部の上面よりも低く形成されることを特徴とする。
【0007】
本発明の容器の製造方法は、融着面が形成される部位とは異なる融着部の位置に射出孔がゲートを介して接続される射出成型装置を用い、開口を有し、且つ、前記開口の周縁にフランジ部を備えてパルプモールドにより形成された容器ブランクを前記成型装置の金型にインサート配置する工程と、前記開口の縁部周りのフランジ部において、突出し且つ蒸気排出部と開封部とを含む融着部を射出成型により樹脂成型する工程と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、容器本体と蓋部との接合強度の制御が容易な容器及び容器の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施形態に係る容器の斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態に係るフランジ部周辺を示す図であり、(a)は容器本体の開封部及び蒸気排出部側の角部を拡大した平面図であり、(b)は
図2(a)の容器本体のIIb-IIb断面模式図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る容器の製造方法を示す図であり、(a)は容器本体を成形装置に配置した様子を示す図であり、(b)は容器本体に融着部を射出成形により形成する様子を示す図である。
【
図4】本発明の実施形態の変形例における融着部を、IIb-IIb断面位置で示した断面模式図である。
【
図5】本発明の実施形態の変形例における容器本体を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について述べる。
図1は、電子レンジ用の容器10の斜視図である。また
図2(a)は、容器本体20の開封部43及び蒸気排出部44側の角部を拡大した平面図である。容器10は、容器本体20と、容器本体20を封止する蓋部50とを備える。容器本体20は、容器ブランク30と、容器ブランク30に設けられた融着部40により形成される。本実施形態では、融着部40と蓋部50は、樹脂製で形成される。また、容器ブランク30はパルプ由来の材料により形成され、本実施形態ではパルプモールド成形により作成され
る。
【0011】
容器ブランク30は、全体が略直方体の箱状に形成され、上部に開口31を有する。また、容器ブランク30は、開口31の周縁から外方に延設された鍔状縁部であるフランジ部32を有する。フランジ部32の外周形状は平面視略長方形である。フランジ部32の四隅の角部はフランジ部32の他の部分よりも幅広の幅広部321として形成される。フランジ部32の上面322には、該上面322の幅W1よりも短い幅W2で(
図2(a)参照)上方に突出して設けられたリブ状の融着部40が形成される。融着部40はフランジ部32の上面322に沿って開口31の縁部周りの全周に亘って形成される。したがって、融着部40は、開口31の外周縁を囲うように環状に配置される。
【0012】
蓋部50は、フランジ部32と略同じ外周形状でありフィルム状に形成される。蓋部50は、容器ブランク30に内容物を収容して融着部40との熱融着によって接合し、開口31を封止することができる。
図1では、蓋部50の一部を融着部40の融着面421(
図2(b)のIIb-IIb断面図に示す先端部)から剥離している様子を示している。
【0013】
容器ブランク30内には、複数の隔壁331,332により区画された複数の収容室341~343(34)が形成される。また、収容室341は、収容室342,343よりも大きい容積で形成される。
【0014】
図2(b)は、
図2(a)の容器本体20のフランジ部32周辺を拡大したIIb-IIb断面模式図である。フランジ部32の上面322に設けられた融着部40は、容器ブランク30に対し固定される基端部41と、基端部41から容器ブランク30の上方へ突出する先端部42とを有する。基端部41と先端部42とは段状に接続される。先端部42は、基端部41よりも小さい幅W3で設けられる。また、先端部42は、断面視において上下方向に長尺に形成され、基端部41側から上方の融着面421側へ向かうに従って窄まるように形成される。先端部42の容器ブランク30の内側側面42aと、外側側面42bは傾斜している。融着部40の上面に位置する融着面421は略水平な平坦面として形成される。この融着面421は、樹脂製の蓋部50と融着可能に設けられる。
【0015】
図2(a)に示すように、フランジ部32の一つの幅広部321における融着部40は、開封部43と蒸気排出部44とを有して略M字状に形成される。各開封部43は、蒸気排出部44と一部を共通にして蒸気排出部44の両側に形成され、平面視において容器本体20の内側へ向かって拡開する略V字状に形成される。開封部43の上面も融着面421として設けられる。開封部43を設けたことにより、開封部43周辺の蓋部50を上方側へ引っ張ると各開封部43の先鋭部に応力が集中し、蓋部50と開封部43とを容易に剥離させることができる。よって、開封部43は、蓋部50の開封操作に対し他の融着部位よりも相対的に剥離強度が弱くなるように形成される。
【0016】
蒸気排出部44は、
図2(a)の平面視において容器本体20の外側へ向かって拡開する略V字状に形成される。蒸気排出部44の上面も融着面421として設けられる。蒸気排出部44の上面は、開封部43の先鋭部の上面よりも低くなるように下方へ向かって傾斜しており、開封部43の先鋭部の上面は、融着部40の上面(融着面421)よりも低く形成される。また、開封部43及び蒸気排出部44の幅は、融着部40の幅よりも狭くなるように設けられている。なお、
図2(a)に示すように、開封部43及び蒸気排出部44を含むM字状の直線部の幅は、開封部43及び蒸気排出部44の先鋭部における幅はよりも狭く形成される。蒸気排出部44を設けたことにより、内容物をレンジで加熱すると、容器本体20内の蒸気圧が上昇して蓋部50が容器本体20から離間する力が略V字状に形成した蒸気排出部44の先鋭部に集中し、蓋部50と蒸気排出部44とを容易に剥離させることができる。このように、蒸気排出部44は、容器本体20内の蒸気圧に対し他の融着部位よりも相対的に剥離強度が弱くなるように形成される。
【0017】
図3(a)及び
図3(b)に示す成形装置60は、金型装置(第一金型61及び第二金型62)、可塑化部63及び射出部64を有する。本実施形態の成形装置60は、プリプラ式の射出成形装置である。第二金型62のキャビティ621には、融着部40を成形可能な凹部621aが設けられている。
【0018】
可塑化部63は、加熱シリンダ631と、加熱シリンダ631内に回転可能に配置されたスクリュー632とを備える。加熱シリンダ631内には、ホッパ側の供給部633から供給されて可塑化された成形材料である熱可塑性樹脂がスクリュー632の回転により前進可能に貯留されている。
【0019】
射出部64は、射出シリンダ641と、射出シリンダ641内に進退可能に配置された射出プランジャ642と、射出プランジャ642の先端側に位置する空間である射出室643とを備える。射出室643には可塑化された成形材料が可塑化部63から供給される。射出室643の先端部はノズルの射出孔644と連通している。射出孔644は、さらに第二金型62のキャビティ621の凹部621aと連通している。供給部633から供給された成形材料は、加熱シリンダ631、射出室643、射出孔644を通じて凹部621a内に射出される。
【0020】
次に、容器の製造方法における各工程を説明する。
図3(a)に示すように、まず、第一金型61のキャビティ611に容器ブランク30をインサート配置させる。
図3(a)では、
図2(a)のIIb-IIb断面位置におけるフランジ部32を第一金型61に配置した状態を示している。
【0021】
次に、第一金型61と第二金型62とを近接させて型締めし、第二金型62のキャビティ621に容器ブランク30のフランジ部32を近接させる。フランジ部32はキャビティ611とキャビティ621との間に当接して又は挟持されて配置される。キャビティ621に設けられた凹部621aは、フランジ部32の上面322に隣接している。
【0022】
第一金型61と第二金型62とを型締めした後、射出孔644から成形材料である溶融した樹脂が射出されて凹部621a内に充填される(
図3(b)参照)。凹部621a内の樹脂が冷却期間を経て固化された後、第一金型61と第二金型62とが型開される。本実施形態では、容器ブランク30がパルプモールドで成形されているため、上面322は繊維等により微細凹凸が形成された粗面として構成される。しかし、溶融した樹脂は、この粗面である上面322に接して固化するため、上面322に確実に固定される。このように、フランジ部32には、容器ブランク30(容器本体20)の開口31側に突出する融着部40を樹脂成型により設けることができる(
図2(b)参照)。
【0023】
容器10の使用例としては、まず蓋部50で封止していない容器本体20の各収容室341~343に食品等の内容物を収容させる。その後、フランジ部32に設けられた融着部40の融着面421に蓋部50を当接させ、この当接部を加熱することで融着面421と蓋部50とが融着して接合される。融着面421は環状に形成されているため、蓋部50により封止されて密閉空間が形成された容器本体20に内容物を収容することができる。このように、本実施形態の容器10は、蓋部50と接する部位を樹脂製の融着部40(開封部43及び蒸気排出部44を含む)により構成したため、封止の接合強度を高めることができる。また、融着部40が樹脂により形成されているため融着面421の平滑度を高めることができ、融着面421と蓋部50との融着面積の制御も容易である。従って、容器ブランク30側の融着部をパルプモールドによる粗面で構成した場合に比べて、接合強度の制御を容易に行うことができる。また、融着部40は、パルプ由来の材料で、例えば、容器ブランク30と一体的に設けることもできるが、開封部43や蒸気排出部44のような高い精度が要求される部位については本実施形態で説明したように樹脂により成形することが好ましい。
【0024】
内容物を取り出す際は、開封部43及び蒸気排出部44側に位置する蓋部50の角部51を摘んで容器本体20から引き剥がすように操作することで、蓋部50を開封部43の先鋭部を起点に容易に引き剥がすことができる。また、内容物を電子レンジで加熱した場合は、蓋部50は蒸気排出部44の先鋭部を起点に融着部40から容易に剥がれて蒸気が排気可能となるように内部空間が開放される。このように、角部51を摘まんで蓋部50を剥がす場合や、電子レンジにより加熱する場合において、容器本体20の大部分がパルプモールドにより形成された場合であっても、二次加工(二次成形)によって蓋部50と融着する一部である融着部40を蓋部50と同様の樹脂により形成することで、蓋部50の引き剥がし操作や蒸気抜け等による剥離部位を容易に制御することができる。
【0025】
次に、本実施形態の変形例として、フランジ部32に対し融着部40の代わりに融着部40Aを設けた例について
図4を参照して説明する。融着部40Aは、上方の融着面421へ向かうに従って(即ち、基端部41A側から先端部42A側へ向かうに従って)窄まるように断面視台形状に形成される。先端部42Aの容器ブランク30の内側側面40aと、外側側面40bは傾斜している。融着部40Aは、融着部40に比べて融着面421を広幅に形成することができる。従って、融着部40Aでは蓋部50の接合強度を高めることができる。
【0026】
以上、本実施形態では、開口31を有するパルプ由来の容器ブランク30と、開口31の縁部周りにおいて開口31側に突出して設けられた樹脂製の融着部40と、を備える容器10について説明した。これにより、容器10は、予め容器ブランク30に設けられた融着部40を介して蓋部50により封止することができるため、容器本体20と蓋部50との接合強度の制御が容易な容器10とすることができる
【0027】
なお、本実施形態の説明では、
図3(a)において、成形装置60における射出孔644が融着部40の融着面421に対応する凹部621a内の位置に接続されている様子を図示したが、射出孔644は、凹部641a内における側壁(即ち、融着部40の内側側面42a又は外側側面42b)等の融着面421が成形される部位とは異なる位置にゲートを介して接続される構成としてもよい。融着面421と異なる位置にゲートが接続されることで、融着面421を容易に平滑に成形することができる。
【0028】
また、本実施形態では、
図2(b)の融着部40や
図4の融着部40Aについて説明したが、融着部の形状及び配置は任意に構成することができる。また、容器10は、例えば、融着部40と融着部40Aとを容器ブランク30の開口31の縁部周りに亘って混在させてもよい。
【0029】
また、本実施形態では、融着部40,40Aを射出成形により設けた例について説明したが、融着部40,40Aはその他の方法により容器ブランク30に設けてもよい。例えば、予め作成した融着部40,40Aを容器ブランク30に対して貼着してもよい。
【0030】
また、本実施形態の構成は、
図1乃至
図4に示した容器10(容器本体20)に限らず任意の構成の容器に適用することができる。
図5には、容器本体20とは主に形状の異なる容器本体20Bを示している。なお容器本体20Bの説明において、容器本体20と同様の構成については同一の符号を付してその説明を省略又は簡略化する。容器本体20Bは、全体が円形深皿状の容器ブランク30Bと、容器ブランク30Bの開口31の縁部周りに突出した円形環状のフランジ部32の上面322に設けられた融着部40Bとを有する。容器ブランク30Bもパルプ由来の材料により形成される。また、融着部40Bも樹脂製の材料により形成される。融着部40Bは、V-V断面拡大図に示すように、上面322に対して略垂直な内側側面40c及び外側側面40dを有し、断面視略長矩形状に形成される。従って、融着部40Bは、上面322から平板状に突出するように設けられる。容器本体20Bを用いた容器10Bにおいても、融着面421は環状に形成されているため、蓋部50により封止されて密閉空間が形成された収容室344に内容物を収容することができる。
【0031】
また、本実施形態では、樹脂製の融着部40,40A,40Bを開口31の外周縁を囲うように環状に配置した例について説明したが、開封部43及び蒸気排出部44の一方又は両方を樹脂製により形成し、その他の部位を樹脂以外のパルプ由来の材料により形成してもよい。これにより、容器本体20,20Bにおける樹脂量を減らしつつ開封部43及び蒸気排出部44の一方又は両方を高精度に形成することができる。
【0032】
また、以上説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0033】
10,10B 容器 20,20B 容器本体
30,30B 容器ブランク 31 開口
32 フランジ部 40,40A,40B 融着部
40a,40c 内側側面 40b,40d 外側側面
41,41A 基端部 42,42A 先端部
42a 内側側面 42b 外側側面
43 開封部 44 蒸気排出部
50 蓋部 51 角部
60 成形装置 61 第一金型
62 第二金型 63 可塑化部
64 射出部 321 幅広部
322 上面 331 隔壁
332 隔壁 341~344 収容室
421 融着面 611,621 キャビティ
621a 凹部 631 加熱シリンダ
632 スクリュー 633 供給部
641 射出シリンダ 641a 凹部
642 射出プランジャ 643 射出室
644 射出孔 W1,W2,W3 幅