(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-24
(45)【発行日】2025-01-08
(54)【発明の名称】ねじ山なし容器栓蓋
(51)【国際特許分類】
B65D 39/16 20060101AFI20241225BHJP
B65D 39/12 20060101ALI20241225BHJP
【FI】
B65D39/16
B65D39/12
(21)【出願番号】P 2024010735
(22)【出願日】2024-01-29
【審査請求日】2024-01-29
(31)【優先権主張番号】202322879473.0
(32)【優先日】2023-10-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202311397266.X
(32)【優先日】2023-10-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】524038004
【氏名又は名称】浙江庫尓仕科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZHEJIANG COOLESTS TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.5,Jinhengyi Road,Jinyanshan Industry Park,Quanxi Town,Wuyi County,Jinhua City,Zhejiang Province,321200,China
(74)【代理人】
【識別番号】100146374
【氏名又は名称】有馬 百子
(72)【発明者】
【氏名】胡 偉震
【審査官】米村 耕一
(56)【参考文献】
【文献】特開昭57-046758(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105059693(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第105502249(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 39/12-39/16
B65D 53/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外蓋体(1)、内蓋体(2)、及び内蓋体(2)の外壁に外装されたシールスリーブ(3)を含み、外蓋体(1)は内蓋体(2)に固定して接続され、シールスリーブ(3)と外蓋体(1)との間に容器開口部(8)を収容するための第1隙間(81)が構成され、内蓋体(2)内には、上下に移動可能でシールスリーブ(3)を押し出して半径方向に膨張させる駆動アセンブリが設置されるねじ山なし容器栓蓋であって、内蓋体(2)は、筒体(21)及び頂部が外側に突出する第1フランジ(22)を含み、第1フランジ(22)は外蓋体(1)の内壁に固定して接続され、シールスリーブ(3)は筒体(21)の外壁に外装され、
駆動アセンブリは駆動プレート(41)、連動部材、及び台座(44)を含み、駆動プレート(41)にはスライドロッド(411)が設置され、第1フランジ(22)にはスライドロッド(411)が貫通するためのスライドロッド孔(23)が設置され、連動部材は、内蓋体の筒体(21)に挿入できる連動体(43)及び頂部が外側に突出する第2フランジ(42)を含み、駆動プレート(41)は第1フランジ(22)の下面に設置され、スライドロッド(411)はスライドロッド孔(23)を貫通して第2フランジ(42)に固定して接続され、台座(44)は連動体(43)の底部に設置され、シールスリーブ(3)の底部は台座(44)に接触
し、
連動体(43)内には制限部材が設置され、外蓋体(1)には制限部材をロック又は解除できる操作部材(5)が設置され、
連動体(43)内には2つの制限部材が設置され、各制限部材は対向して設置された2つの制限ロッド(45)を含み、2つの制限ロッド(45)の上端の対向位置には突出した位置決めブロック(46)がそれぞれ設置され、2つの位置決めブロック(46)の間に第2隙間(47)があり、
外蓋体(1)の外壁には2つの取付孔(11)が対称に設置され、操作部材(5)は取付孔(11)内に設置され、操作部材(5)はボタン及び第1弾性復帰部材(52)を含み、ボタンは、外から内に順に固定して接続された押圧部(51)、外蓋体の内部に向かって延在し且つ幅が第2隙間(47)よりも小さい解除部(53)、及び幅が第2隙間(47)よりも大きいロック部(54)を含み、
内蓋体(2)内には固定部材(61)が設置され、固定部材(61)と連動体(43)の底部との間には第2弾性復帰部材(62)が設置され、
台座(44)には係接部(441)が設置され、連動体(43)の底部に上向きの凹部があり、凹部の内壁には係接部(441)を受け入れるための係接口(431)が設置され、
台座(44)と連動体(43)の底部の同じ位置には貫通孔がそれぞれ設置され、両者は貫通して排気孔を構成し、排気ロッド(7)がさらに設置され、排気ロッド(7)は、ロッド本体(72)、及び半径がロッド本体(72)の半径よりも大きくその上端に設置されるロッドキャップ(73)を含み、ロッドキャップ(73)の上端は固定部材(61)に当接し、ロッド本体(72)の下端は排気孔内に設置され、ロッド本体(72)の外には第3弾性復帰部材(71)が外装され、第3弾性復帰部材(71)の上端はロッドキャップ(73)の下端に当接し、その下端は連動体(43)の底部に当接し、
シールスリーブ(3)の底部には内側に突出した底部フランジ(31)が設置され、底部フランジ(31)は台座(44)に接触し、
駆動プレート(41)には少なくとも2つのスライドロッド(411)が設置され、第1フランジ(22)には、スライドロッド(411)の数量と同じのスライドロッド孔(23)が設置され、スライドロッド(411)の頂部にはフック(412)が設置され、第2フランジ(42)には、スライドロッド(411)の数量と同じ、フック(412)を固定するための係止口(421)が設置される、ことを特徴とするねじ山なし容器栓蓋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は容器構造に関し、特にねじ山なし容器栓蓋に関する。
【背景技術】
【0002】
現在の容器は、一般的にねじ山付きの蓋体又は固体のゴム栓を用いてシールされるが、ねじ山付きの蓋体は、使用中に開閉するために面倒な回転が必要であり、固体のゴム栓は、開けるのに常に他の補助工具を使用する必要があると同時に、時間もかかり、容易に開ける可能なゴム栓は常に密閉性が悪く、耐用年数が限られている。
【0003】
従って、現在の容器蓋体は、密閉性が良いが、迅速に開閉できず、迅速に開閉する可能性があるが、密閉性が悪く、保温や漏れ防止の効果が悪い。
【0004】
上記問題を解決するために、中国発明特許CN104803085Bは迅速に開閉できる容器栓を開示し、円筒状の栓本体、環状の栓本体、及び弾性シールスリーブを含み、円筒状の栓本体は栓棒を含み、栓棒の底部には、容器に挿入し又は容器から引き抜くことができる台座が設けられ、台座の形状及び大きさは、容器の口の直線部又は容器の最小断面部の形状及び大きさにマッチングし、台座の上方に環状の栓本体が設けられ、環状の栓本体と台座との間には曲げて変形できる弾性シールスリーブが設けられ、環状の栓本体及び台座は、外力により容器内に容器の軸方向に沿って相互に移動して弾性シールスリーブを押し出し、弾性シールスリーブを半径方向に膨張させて外に曲げ、容器の内壁と台座の外輪郭との間のシールスリーブを形成することができ、シールスリーブの外輪郭の寸法は容器の口の直線部の内面の寸法又は容器の最小断面部の内面の寸法よりも大きく、シールスリーブは台座とともに、容器を迅速に開閉できるシール層を形成する。開ける際に、弾性シールスリーブを押し出す外力を解除し、弾性シールスリーブは、弾性力により環状の栓本体を駆動して台座に対して上向きに移動させ、弾性シールスリーブは伸びた状態に復帰し、容器の迅速な開けを実現する。
【0005】
上記技術的解決手段の容器栓は、迅速に開閉できるが、解消できない欠陥があり、容器栓が容器の口を閉じる必要がある場合、円筒状の栓本体と環状の栓本体との間に空間があるため、弾性シールスリーブは押し出された後、容器の内壁方向に膨張できると同時に逆方向に膨張でき、その結果、毎回の押し出しが容器の口をシールできる作用を奏するわけではなく、容器栓を迅速に開ける必要がある場合、上記技術的解決手段は、弾性シールスリーブ自体の弾性力に依頼し、しかし、実際には、弾性シールスリーブ自体の弾性力は、環状の栓本体を上昇させるのに十分ではなく、実現するために上向きの外力を利用する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、主に弾性シールスリーブが方向性を持って膨張できず、容器栓を開ける際に弾性シールスリーブの弾性力だけで自由に開けることができないという従来技術における問題を解決するために、ねじ山なし容器栓蓋を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を実現するために、本発明の技術的解決手段は以下のとおりである。
【0009】
外蓋体、内蓋体、及び内蓋体の外壁に外装されたシールスリーブを含み、外蓋体は内蓋体に固定して接続され、シールスリーブと外蓋体との間に容器開口部を収容するための第1隙間が構成され、内蓋体内には、上下に移動可能でシールスリーブを押し出して半径方向に膨張させる駆動アセンブリが設置されるねじ山なし容器栓蓋であって、内蓋体は、筒体及び頂部が外側に突出する第1フランジを含み、第1フランジは外蓋体の内壁に固定して接続され、シールスリーブは筒体の外壁に外装され、
駆動アセンブリは駆動プレート、連動部材、及び台座を含み、駆動プレートにはスライドロッドが設置され、第1フランジにはスライドロッドが貫通するためのスライドロッド孔が設置され、連動部材は、内蓋体の筒体に挿入できる連動体及び頂部が外側に突出する第2フランジを含み、駆動プレートは第1フランジの下面に設置され、スライドロッドはスライドロッド孔を貫通して第2フランジに固定して接続され、台座は連動体の底部に設置され、シールスリーブの底部は台座に接触し、
連動体内には制限部材が設置され、外蓋体には制限部材をロック又は解除できる操作部材が設置されることを特徴とする。
【0010】
連動体内には2つの制限部材が設置され、各制限部材は対向して設置された2つの制限ロッドを含み、2つの制限ロッドの上端の対向位置には突出した位置決めブロックがそれぞれ設置され、2つの位置決めブロックの間に第2隙間があり、
外蓋体の外壁には2つの取付孔が対称に設置され、操作部材は取付孔内に設置され、操作部材はボタン及び第1弾性復帰部材を含み、ボタンは、外から内に順に固定して接続された押圧部、外蓋体の内部に向かって延在し且つ幅が第2隙間よりも小さい解除部、及び幅が第2隙間よりも大きいロック部を含む。
【0011】
内蓋体内には固定部材が設置され、固定部材と連動体の底部との間には第2弾性復帰部材が設置される。
【0012】
台座には係接部が設置され、連動体の底部に上向きの凹部があり、凹部の内壁には係接部を受け入れるための係接口が設置される。
【0013】
台座と連動体の底部の同じ位置には貫通孔がそれぞれ設置され、両者は貫通して排気孔を構成し、排気ロッドがさらに設置され、排気ロッドは、ロッド本体、及び半径がロッド本体よりも大きくロッド本体の上端に設置されるロッドキャップを含み、ロッドキャップの上端は固定部材に当接し、ロッド本体の下端は排気孔内に設置され、ロッド本体の外に第3弾性復帰部材が外装され、第3弾性復帰部材の上端はロッドキャップの下端に当接し、その下端は連動体の底部に当接する。
【0014】
シールスリーブの底部には内側に突出した底部フランジが設置され、底部フランジは台座に接触する。
【0015】
駆動プレートには少なくとも2つのスライドロッドが設置され、第1フランジには、スライドロッドの数量と同じのスライドロッド孔が設置され、スライドロッドの頂部にはフックが設置され、第2フランジには、スライドロッドの数量と同じ、フックを固定するための係止口が設置される。
【発明の効果】
【0016】
上記技術的解決手段により、本発明の利点は以下のとおりである。
【0017】
1、容器栓蓋は容器の口を覆うと、容器開口部は駆動プレートを押し、駆動プレートは上向きに移動し、連動体及び台座を上向きに移動駆動し、台座はシールスリーブの底部を上向きに移動駆動し、シールスリーブを押し出し、シールスリーブを外に径方向に膨張させて、容器の口を閉鎖し、容器開口部を利用して栓蓋の閉鎖を駆動し、動作が簡単である。2、シールスリーブの底部フランジは、シールスリーブが押し出された後に外に径方向に膨張できるのを確保できる。3、固定部材と連動体の底部との間の第2弾性復帰部材は、容器栓蓋を開ける際に、シールスリーブが初期状態に十分に復帰し、栓蓋を順調に引き抜くことを確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の容器開口部を閉鎖する場合の構造模式図である。
【
図2】本発明の駆動アセンブリの構造模式図である。
【
図4】本発明の駆動アセンブリが内蓋体及びシールスリーブに接続される構造模式図である。
【
図5】本発明の容器開口部から開けた後の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照しながら本発明を更に説明する。図面は例示的に説明するためのものに過ぎず、本特許に対する制限として理解できない。
【0020】
本実施例をより簡潔に説明するために、図面又は説明において、当業者によく知られているが、本創造の主な内容に関係のないいくつかの構成要素は省略される。また、説明の便宜上、図面におけるいくつかの構成要素が省略、拡大、縮小される場合があるが、実際の製品の寸法又は全体の構造を表すものではない。
【0021】
本発明はねじ山なし容器栓蓋を開示し、
図1に示すように、それは外蓋体1、内蓋体2、及び内蓋体2の外壁に外装されたシールスリーブ3を含み、外蓋体1は内蓋体2に固定して接続され、シールスリーブ3と外蓋体1との間に容器開口部8を収容するための第1隙間81が構成され、栓蓋は該第1隙間81を通して容器開口部8に挿入される。
【0022】
図4、
図5を参照して、内蓋体2内には、上下に移動可能でシールスリーブ3を押し出して半径方向に膨張させる駆動アセンブリが設置され、
図3、
図4に示すように、内蓋体2は、筒体21及び頂部が外側に突出する第1フランジ22を含み、第1フランジ22は外蓋体1の内壁に固定して接続され、シールスリーブ3は筒体21の外壁に外装される。
【0023】
図2に示すように、駆動アセンブリは駆動プレート41、連動部材、及び台座44を含み、駆動プレート41にはスライドロッド411が設置され、第1フランジ22にはスライドロッド411が貫通するためのスライドロッド孔23が設置され、連動部材は、内蓋体の筒体21に挿入できる連動体43及び頂部が外側に突出する第2フランジ42を含み、駆動プレート41のスライドロッド411は第1フランジ22の下面からスライドロッド孔23を貫通して第2フランジ42に固定して接続され、このように、駆動プレート41は上向きに移動すると、連動部材を上向きに移動駆動し、駆動プレート41は下向きに移動すると、連動部材を下向きに移動駆動する。
【0024】
好ましくは、
図2、
図3に示すように、駆動プレート41には少なくとも2つのスライドロッド411が設置され、第1フランジ22には、スライドロッド411の数量と同じのスライドロッド孔23が設置され、スライドロッド411の頂部にはフック412が設置され、第2フランジ42には、スライドロッド411の数量と同じ、フック412を固定するための係止口421が設置される。
【0025】
台座44は連動体43の底部に設置され、シールスリーブ3の底部は台座44に接触し、
図1に示すように、駆動プレート41が容器開口部8の挿入により押されて上向きに移動すると、連動部材を上向きに移動駆動し、台座44はシールスリーブ3の底部を押し出して、シールスリーブ3を外に径方向に膨張させ、容器開口部8の下方に押し出し、このように、栓蓋を引き抜くことができない。好ましくは、シールスリーブ3の底部には内側に突出した底部フランジ31が設置され、底部フランジ31は台座44に接触し、このように、シールスリーブ3の底部が押し出されると外に径方向に膨張することを確保できる。
【0026】
図2に示すように、台座44には係接部441が設置され、連動体43の底部に上向きの凹部があり、凹部の内壁には係接部441を受け入れるための係接口431が設置される。
【0027】
更に、
図3に示すように、内蓋体2内には固定部材61が設置され、固定部材61と連動体43の底部との間には第2弾性復帰部材62が設置され、これにより、台座44がシールスリーブ3への押出しを解除した後に、シールスリーブ3が初期状態に迅速で、十分に復帰できるのを確保できる。
【0028】
栓蓋が容器をよく閉鎖し又は栓蓋を容器から引き抜くために、
図3に示すように、連動体43内には制限部材が設置され、外蓋体1には制限部材をロック又は解除できる操作部材5が設置される。
【0029】
図2に示すように、連動体43内には2つの制限部材が設置され、各制限部材は対向して設置された2つの制限ロッド45を含み、2つの制限ロッド45の上端の対向位置には突出した位置決めブロック46がそれぞれ設置され、2つの位置決めブロック46の間に第2隙間47がある。
【0030】
対応して、
図3に示すように、外蓋体1の外壁には2つの取付孔11が対称に設置され、操作部材5は取付孔11内に設置され、操作部材5はボタン及び第1弾性復帰部材52を含み、ボタンは、外から内に順に固定して接続された押圧部51、外蓋体の内部に向かって延在し且つ幅が第2隙間47よりも小さい解除部53、及び幅が第2隙間47よりも大きいロック部54を含む。
【0031】
操作部材5が初期状態にあると、ロック部54は制限部材の上方に位置し、
図1に示すように、栓蓋が容器開口部8に挿入して閉鎖しようとすると、容器開口部8は駆動プレート41に抗して上向きに移動し、2つの対向する位置決めブロック46は上向きに移動し、ロック部54によって第2隙間47で押し分けられ、ロック部54の上面に当接し、このように、栓蓋は容器の口を塞いて、閉鎖状態を保持する。
【0032】
図5に示すように、栓蓋を引き抜いて容器開口部8を開ける必要がある場合に、操作部材5のボタンの押圧部51を内側に押し出し、ロック部54は内側に移動し、解除部53は第2隙間47の位置に移動し、位置決めブロックは支持を失い、第2弾性復帰部材62の弾性力により、連動部材は下向きに移動し、台座44も下向きに移動し、シールスリーブ3への押出しが解除され、シールスリーブ3は初期状態に復帰し、栓蓋が開き、容器の口から引き抜くことができ、第1弾性復帰部材52はボタンを押して初期状態に復帰する。
【0033】
台座44と連動体43の底部の同じ位置には貫通孔がそれぞれ設置され、両者は貫通して排気孔を構成し、排気ロッド7がさらに設置され、排気ロッド7は、ロッド本体72、及び半径がロッド本体72の半径よりも大きくその上端に設置されるロッドキャップ73を含み、ロッドキャップ73の上端は固定部材61に当接し、ロッド本体72の下端は排気孔内に設置され、ロッド本体72の外には第3弾性復帰部材71が外装され、第3弾性復帰部材71の上端はロッドキャップ73の下端に当接し、第3弾性復帰部材71の下端は連動体43の底部に当接する。
【0034】
第1弾性復帰部材52、第2弾性復帰部材62、及び第3弾性復帰部材71は一般的に復位ばねを使用する。
【0035】
以上の内容は本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明の実施範囲を限定することに用いられない。すなわち、本発明の特許請求の範囲の内容に基づいて行われた等価変化及び修飾は、いずれも本発明の技術的範囲と見なすべきである。
【符号の説明】
【0036】
1-外蓋体、11-取付孔、2-内蓋体、21-筒体、22-第1フランジ、23-スライドロッド孔、3-シールスリーブ、31-底部フランジ、41-駆動プレート、411-スライドロッド、412-フック、42-第2フランジ、421-係止口、43-連動体、431-係接口、44-台座、441-係接部、45-制限ロッド、46-位置決めブロック、47-第2隙間、5-操作部材、51-押圧部、52-第1弾性復帰部材、53-解除部、54-ロック部、61-固定部材、62-第2弾性復帰部材、7-排気ロッド、71-第3弾性復帰部材、72-ロッド本体、73-ロッドキャップ、8-容器開口部、81-第1隙間。
【要約】
【課題】容器栓を開ける際に弾性シールスリーブの弾性力だけで自由に開けることができるねじ山なし容器栓蓋を提供する。
【解決手段】外蓋体1、内蓋体、及び内蓋体の外壁に外装されたシールスリーブ3を含み、外蓋体1は内蓋体に固定して接続され、シールスリーブ3と外蓋体1との間に容器開口部8を収容するための第1隙間81が構成され、内蓋体内には、上下に移動可能でシールスリーブ3を押し出して半径方向に膨張させる駆動アセンブリが設置され、連動体内には制限部材が設置され、外蓋体1には制限部材をロック又は解除できる操作部材5が設置される。
【選択図】
図1