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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-24
(45)【発行日】2025-01-08
(54)【発明の名称】ワイヤレス電源防水トラックライト
(51)【国際特許分類】
   F21V 21/34 20060101AFI20241225BHJP
   F21S 8/00 20060101ALI20241225BHJP
   F21S 8/04 20060101ALI20241225BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20241225BHJP
   F21V 23/02 20060101ALI20241225BHJP
   F21V 21/096 20060101ALI20241225BHJP
   F21V 31/00 20060101ALI20241225BHJP
   H02J 50/10 20160101ALI20241225BHJP
   H02J 50/90 20160101ALI20241225BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20241225BHJP
【FI】
F21V21/34 500
F21S8/00 100
F21S8/04 110
F21V23/00 120
F21V23/00 160
F21V23/02
F21V21/096
F21V31/00
H02J50/10
H02J50/90
F21Y115:10
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2023193844
(22)【出願日】2023-11-14
【審査請求日】2023-11-14
(73)【特許権者】
【識別番号】508105027
【氏名又は名称】電威電機工廠股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100143720
【弁理士】
【氏名又は名称】米田 耕一郎
(72)【発明者】
【氏名】楊 順昌
【審査官】野木 新治
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第218582971(CN,U)
【文献】特開2008-243580(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 21/34
F21S 8/00
F21S 8/04
F21V 23/00
F21V 23/02
F21V 21/096
F21V 31/00
H02J 50/10
H02J 50/90
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気供給トラック(10)と、
ワイヤレス電気供給発信モジュール(20)と、
ライト(30)を備え、
前記電気供給トラック(10)トラック本体(11)と、2つの導電バー(12)を含み、
前記トラック本体(11)は、ラト取付面(111)を有し、
前記トラック本体(11)の内部は前記ライト取付面(111)に対応する密閉式摺動空間(112)を有し、
2つの導電バー(12)を前記密閉式摺動空間(112)に取付けていて、ライト取付面(111)と並行して伸ばされ、
前記ワイヤレス電気供給発信モジュール(20)に電気を供給させ、
前記ワイヤレス電気供給発信モジュール(20)は、摺動体(21)と、発信コイル(22)と、2つの導電端子(23)と、一つの第1磁石(24)を含み、
前記摺動体(21)を前記トラック本体(11)の前記密閉式摺動空間(112)に取付け、前記密閉式摺動空間(112)にてその位置を自在に移動することができ、
前記発信コイル(22)を前記摺動体(21)に取付けて、前記密閉式摺動空間(112)において前記ライト取付面(111)に向かって磁場を形成させ、
前記2つの導電端子(23)を前記摺動体(21)に固定して、発信コイル(22)に接続し、前記2つの導電端子(23)が移動自在に前記2つの導電バー(12)に接触させ、
前記ライト(30)と相互に吸着させるため、前記第1磁石(24)を摺動体(21)に固定させ、
前記ライト(30)ライト本(31)と、受信コイル(32)と、第2磁石(33)を含み、
前記ライト本(31)は分離自在に前記トラック本体(11)の前記ライト取付面(111)に取り付けられるとともに、前記ライト取付面(111)にて位置移動を可能とし、
前記受信コイル(32)は前記ライト本(31)に取り付けられ、前記受信コイル(32)前記発信コイル(22)の磁場誘導により、誘導電流を形成して、前記ライト本(31)に電気を供給し、
前記第2磁石(33)を前記ライト本(31)に固定して、その磁性をもって前記第1磁石(24)と互いに吸着することにより、前記ライト本(31)を分離自在に前記トラック本(11)前記ライト取付面(111)に吸着でき
前記ワイヤレス電気供給発信モジュール(20)は磁性の制御スイッチ(25)を有し、
前記磁性の制御スイッチは前記発信コイル(22)に接続され、
前記ライト(30)に前記磁性の制御スイッチに対応する第3磁石(36)を設け、
前記ライト(30)を前記ライト取付面(111)に吸着させたとき、前記第3磁石(36)によって前記磁性の制御スイッチ(25)を作動させ、回路を形成して電気を前記発信コイル(22)に導電する
ことを特徴とするワイヤレス電源防水トラックライト。
【請求項2】
請求項1に記載のワイヤレス電源防水トラックライトにおいて、
前記摺動体(21)は、第1ケーシング(211)であり、
前記第1ケーシング(211)は、前記発信コイル(22)と、前記2つの導電端子(23)と、前記第1磁石(24)と、前記磁性の制御スイッチ(25)と、を取り付けるため複数の取付溝(214、215、216、217)を有し、前記2つの導電端子(23)の取付けのために備える取付溝(215)は、前記第1ケーシング(211)を外部に連絡するための開口部(218)を有し、
前記導電端子(23)を前記取付溝(215)に取り付けて、前記開口部(218)を介して、前記各導電端子(23)を前記第1ケーシング(211)の外面に突き出す
ことを特徴とするワイヤレス電源防水トラックライト。
【請求項3】
請求項2記載のワイヤレス電源防水トラックライトにおいて、
前記導電端子(23)が前記第1ケーシング(211)の前面より突き出す導電プレート(231)を有し、
前記導電プレート(231)は、移動自在に前記2つの導電バー(12)に接触する
ことを特徴とするワイヤレス電源防水トラックライト。
【請求項4】
請求項1記載のワイヤレス電源防水トラックライトにおいて、
前記トラック本体(11)は、チューブ体(13)と、2つのエンドキャップ(14)と、一つの電源コード(15)を含み、
前記チューブ体(13)の内部を前記密閉式摺動空間(112)とし、
前記2つのエンドキャップ(14)はそれぞれ前記チューブ体(13)の両端に覆っていて前記チューブ体(13)を密閉して
前記電源コード(15)の一端が前記密閉式摺動空間(112)に進入して、前記2つの導電バー(12)に接続し、もう一端を電源に接続する
ことを特徴とするワイヤレス電源防水トラックライト。
【請求項5】
請求項4に記載のワイヤレス電源防水トラックライトにおいて、
前記チューブ体(13)のチューブ内壁に2つのバー型取付溝(131)を設け、前記2つの導電バー(12)を前記バー型取付溝(131)に固定する
ことを特徴とするワイヤレス電源防水トラックライト。
【請求項6】
請求項5に記載のワイヤレス電源防水トラックライトにおいて、
前記導電バー(12)は銅バーであり、前記導電バー(12)の一つの表面に絶縁体(16)を結合することにより、前記導電バー(12)または前記絶縁体(16)を介して前記2つのバー型取付溝(131)に固定する
ことを特徴とするワイヤレス電源防水トラックライト。
【請求項7】
請求項1に記載のワイヤレス電源防水トラックライトにおいて、
前記ライト(30)はワイヤレス電気供給受信モジュール(34)を含み、
前記ワイヤレス電気供給受信モジュール(34)が第2ケーシング(341)を有し、
前記ワイヤレス電気供給受信モジュール(34)が第2磁石(33)を有し、
前記第2ケーシング(341)が方向調節機構(35)によって前記ライト本(31)後部側または一側に結合して、
前記受信コイル(32)と前記第2磁石(33)をそれぞれ前記第2ケーシング(341)の内部に固定することによって、前記第2ケーシング(341)が前記第2磁石(33)を介して、前記第1磁石(24)と互いに吸着することによって、前記ライト(30)は分可能に、前記ライト取付面(111)に吸着する
ことを特徴とするワイヤレス電源防水トラックライト。
【請求項8】
請求項7に記載のワイヤレス電源防水トラックライトにおいて、
前記方向調節機構(35)はユニバーサルジョイントを実施する
ことを特徴とするワイヤレス電源防水トラックライト。
【請求項9】
請求項1に記載のワイヤレス電源防水トラックライトにおいて、
前記ライト(30)は、整流回路板(37)を含み、
前記整流回路板(37)は、前記受信コイル(32)と前記ライト本(31)に設ける発光ユニットとの間に接続されてい
ことを特徴とするワイヤレス電源防水トラックライト。
【請求項10】
請求項7および請求項8のうちのいずれかに記載のワイヤレス電源防水トラックライトにおいて、
前記ライト(30)は、整流回路板(37)を含み、
前記整流回路板(37)は、ワイヤレス電気供給受信モジュール(34)に設けられ、
前記受信コイル(32)と前記ライト本体(31)に設ける発光ユニットとの間に接続されてい
ことを特徴とするイヤレス電源防水トラックライト。
【請求項11】
請求項1に記載のワイヤレス電源防水トラックライトにおいて、
前記ライト本(31)がライトケーシング(311)を有し、前記受信コイル(32)と、前記第2磁石(33)を前記ライトケーシング(311)後部側に内設する
ことを特徴とするワイヤレス電源防水トラックライト。
【請求項12】
請求項11に記載のワイヤレス電源防水トラックライトにおいて、
前記ライト(30)は、整流回路板(37)を含み、前記整流回路板(37)を前記ライトケーシング(311)の内部に取付けていて、前記整流回路板(37)は前記受信コイル(32)と前記ライト本(31)に設ける発光ユニットとの間に接続されている
ことを特徴とするワイヤレス電源防水トラックライト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本案はトラックライトの分野に関し、特にワイヤレス電源防水トラックライトに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、トラックライトの構造は、公開番号WO2018157567A1号(特許文献1)と台湾登録実用新案第M619216号(特許文献2)に示すように、一般として壁や天井に固定するためのトラックに実装され、トラックの底面には、トラックの内側に接続する開口部が形成され、トラックには2つの導電プレートを内設され、前記2つの導電プレートが電気ケーブルを介して変圧器に接続され、ライトはさらに可動レールを設け、可動レールは、2つの導電プレートに接触するための導体端子を備え、これにより、ライトの可動レールをトラック開口部の下方に取り付けて、可動レールの2つの導体端子と2つの導電プレートに接触させて電気を供給する。よって、ライトをトラック上任意の位置に取り付けることができ、トラック上任意の位置でライトに電気を供給することができる。
【0003】
しかしながら、公知のトラックライトの底部側に開口部の構造になっていて、水と湿気が容易に侵入される。そのため、公知のトラックライトは室外または浸水場所に適用することができなく、室内のみで適用されている。一方、外部の水及び湿気を防ぐために、トラックライトを密閉構造に仕上げると、外部のライトがトラックに設けられた2つの導電プレートにと接触できない課題が残されている。このほか、公知のトラックライトには、ほぞ、スライダー、取り付けネジなど複雑な機械構造でなければ、ライトをトラックに取り付けることができない。そのため、製造コストは高く、実務上の取付けと調節とも非常に不便のほか、複数のネジを緩めないと、ライトをトラック上で移動させることはないない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本案の主な目的は、ワイヤレス電源防水トラックライトを提供する。電気供給トラックに一つまたはそれ以上のワイヤレス電気供給発信モジュール及びライトに設けるワイヤレス電気供給受信モジュールによって、ワイヤレス電気供給機能を実現し、さらに、磁石の吸着手段によりライトを電気供給トラックに吸着させる。
【0005】
本案の次の目的は、ワイヤレス電源防水トラックライトを提供する。前述しワイヤレス電気供給及び磁石吸着の手段により、電気供給トラックを密閉式に仕上げて、ワイヤレス電気供給発信モジュールが電気供給トラックで雨水などに接触されることなく、室外型の防水式トラックライトに適用することができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述目的を達成するため、本案の電気供給トラックライトの好ましい実施例は例えば、電気供給トラックと、ワイヤレス電気供給発信モジュールと、ライトとを備える。
【0007】
電気供給トラックはトラック本体と、2つの導電バーとを含み、トラック本体の内部にライト取付面を有し、トラック本体内部はライト取付面に対応する密閉式摺動空間を有し、2つの導電バーを密閉式摺動空間に取付けていて、ライト取付面と並行して伸ばされ、ワイヤレス電気供給発信モジュールに電気を供給する。
【0008】
ワイヤレス電気供給発信モジュールに摺動体と、発信コイルと、2つの導電端子と、一つの第1磁石とを含み、摺動体をトラック本体密閉式摺動空間に取付け、密閉式摺動空間にてその位置を自在に移動することができる。発信コイルを摺動体に取付けて、密閉式摺動空間においてライト取付面に向かって磁場を形成させる。2つの導電端子を摺動体に固定して、発信コイルに接続し、2つの導電端子が移動自在に2つの導電バーに接触する。ライトと相互に吸着させるため、第1磁石を摺動体に固定する。
【0009】
ライトはライト本体と、受信コイルと、第2磁石とを含み、ライト本体は分離自在にトラック本体取付面に取り付けるとともに、ライト取付け面にて位置移動を可能とし、受信コイルをライト本体に取り付けられ、受信コイルが発信コイルの磁場誘導により、誘導電流を形成して、ライト本体に電気を供給し、第2磁石をライト本体に固定して、その磁性をもって第1磁石と互いに吸着することにより、ライト本体を分離自在にライト本体の取付面に吸着することができ、
【発明の効果】
【0010】
本案を実施することによって、次の効果を期待できる。
【0011】
イ、 電気供給トラックよりライトに電気を供給できる。本案はワイヤレス電気供給発信モジュールの一次側の発信モジュールとライト本体の二次側の受信モジュールを介して、ワイヤレス電気供給方式により、トラックライトのライトに電気供給できる。
【0012】
ロ、 防水式トラックライトに提供可能。本案のワイヤレス電気供給方式により、公知のトラックライトに必要な導電端子を2つの導電バーと接触する手段よらずに、トラック本体の両端を密閉するチューブ体に実施できるほか、ライトもフル密閉式構造に仕上げて、トラックライトの防水及び室外取付けの効果を実現できる。
【0013】
ハ、 自在に吸着及び位置調節できる。本案の電気供給トラックと、ライトとの間に、吸着手段を取り込み、公知のような複雑な機械式固定構造をなくして、ライトを電気供給トラックの任意な位置に吸着させて、利用者による取付け及び位置調節がより便利に行える。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本案のライトと電気供給トラックとの組み合わせ図である。
図2】本案のライトと電気供給トラックとの分離図である。
図3】本案の電気供給トラックの分解図である。
図4】本案のワイヤレス電気供給発信モジュールの分解図である。
図5】本案のワイヤレス発信モジュールの摺動図である。
図6】本案のライトの正面図である。
図7】本案のワイヤレス受信モジュール第1実施例の分解図である。
図8】本案のワイヤレス受信モジュール第2実施例の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1及び図2を参照する。本案のワイヤレス電源防水トラックライトは、壁または天井に取り付ける防水式のトラックライトである。一好ましい実施例において、電気供給トラック10と、ワイヤレス電気供給発信モジュール20と、ライト30とを含む。ワイヤレス電気供給発信モジュール20を電気供給トラック10に取り付けて、ワイヤレス電気供給発信モジュール20がワイヤレス充電手段により、電気供給トラック10のライト30に吸着させる。そのうち、
【0016】
図2及び図3を参照する。電気供給トラック10は、トラック本体11と、2つの導電バー12とを含み、トラック本体11の内部にライト取付面111を有し、トラック本体11内部はライト取付面111に対応する密閉式摺動空間112を有し、2つの導電バー12を密閉式摺動空間112に取付けていて、ライト取付面111と並行して伸ばされ、ワイヤレス電気供給発信モジュール20に電気を供給する。そのうち、トラック本体11好ましくは、チューブ体13と、2つのエンドキャップ14と一つの電源コード15戸を含む。チューブ体13は例えば、アルミ部材より押出成形のストレート角チューブまたはラウンドチューブを実施し、角チューブ外面の平面をライト取付面111とし、一つまたはそれ以上のライト30が磁気によって、ライト取付面111に吸着させる。角チューブの内部は例えば前述密閉式摺動空間112にすることができ、チューブ体13のチューブ内壁に2つのバー型取付溝131を設け、2つの導電バー12を2つのバー型取付溝131も取り付ける。2つのエンドキャップ14がそれぞれ密閉してチューブ体13の両端をかぶせて、水と湿気が密閉式摺動空間112への侵入を防止する。電源コード15の一端をエンドキャップ14またはチューブ体13のチューブ壁を貫いて、密閉式摺動空間112に進入して、2つの導電バー12に接続し、他端を電源(例えば、変圧器など)に接続する。前述した導電バー12好ましくは銅バーを実施し、導電バー12一つの表面に絶縁体16と結合することにより、それぞれの導電バー12または絶縁体16を介して2つのバー型取付溝131に固定して、ワイヤレス電気供給発信モジュール20に電気供給させる。
【0017】
図3ないし図5を参照する。ワイヤレス電気供給発信モジュール20好ましくは、摺動体21と、発信コイル22と、2つの導電端子子23と、2つの第1磁石24と、一つの磁気制御スイッチ25とを含む。摺動体21をトラック本体11の密閉式摺動空間112の内部に取付けて、密閉式摺動空間112において、自在に位置を移動できる。発信コイル22は銅線で巻き上げたコイルであり、摺動体21に取付けられ、密閉式摺動空間112内部よりライト取付面111の方向に向かって、磁場を形成する。2つの導電端子23は銅プレートをプレス加工によって、形成された素子であり、それぞれ摺動体21に取付けて、発信コイル22に接続して、2つの導電端子23を前述2つの導電バー12に接触させて、摺動体體21と合わせて移動される(図5に示す)。第1磁石24は摺動体21に固定された永久磁石を実施し、ラック本体11外部のライト30と互いに吸着する。磁気制御スイッチ25は既存の電子素子であり、発信コイル22の回路に接続していて、ライト30をライト取付面111に取付けて、ライト30の第3磁石36の磁性により磁気制御スイッチ5に回路を形成して、発信コイル22に導電させ、これに対して、ライト30を取り外された場、磁気制御スイッチ25の回路が切断され、発信コイル22は電気を消費されない。
【0018】
引き続き、図4を参照する。前述摺動体21の形態は限られないが、好ましい実施例として、第1ケーシング211と、第1蓋212を実施し、第1ケーシング211の内部に前述発信コイル22と、2つの導電端子23と、第1磁石24と、磁気制御スイッチ25の取付けに提供する複数の取付溝214、215、216、217を設けて、モジュール構成品に組み合わせて、ラック本体11の内部に複数のワイヤレス電気供給モジュール20の取付けに便利する。そのうち、第1ケーシング211は、2つの導電端子23を取り付けるための取付溝215に第1ケーシング211外部に連絡する2つの開口部218に提供され、導電端子23に導電プレート231をそれぞれ設け、各導電端子23を取付溝215に取付けられたとき、導電プレート231が開口部218を介して、第1ケーシング211の外面(図3に示す)に突き出して、導電プレート231を移動自在に2つの導電バー12に接触し、摺動体21(第1ケーシング211)がラック本体11でいずれかの位置(図5に示す)に移動されても、発信コイル22に電気供給することができる。
【0019】
引き続き、図6図7を参照する。ライト30の一好ましい実施例において、ライト本体31、と、受信コイル32と、第2磁石33とを含む。ライト本体31は公知のLEDライトを使用する。本案において、トラック本体11のライト取付面111に分離して取り付けることができるほか、ライト取付面111において、その位置を自在に移動できる。受信コイルと32と前述発信コイル22とも銅線を巻き上げたリングコイルを実施しており、ライト本体31後部側のワイヤレス電気供給受信モジュール34に内設するか、またはそのままライト本体31後部側の内部に取り付けても良い。受信コイル32と発信コイル22を接近させたとき、受信コイル32が発信コイル22の磁場を誘導して誘導電流を発生して、ライト本体31に電気供給される。第2磁石33をライト本体31のワイヤレス電気供給発信モジュール34の内部または内設するか、またはそのままライト本体31後部側の内部に取り付けて,前述ワイヤレス電気供給発信モジュール20の第1磁石24と互いに吸着させ、ライト本体31をライト取付面111にそれぞれ吸着することができる。
【0020】
引き続き、図6図7を参照する。前述ワイヤレス電気供給受信モジュール34に第2ケーシング341と、第2蓋342とを含み、第2ケーシング341または第2蓋342が方向調節機構35によってライト本体31後部側または一側に結合した上、受信コイル32と第2磁石33をそれぞれ第2ケーシング341の内部に固定することによって、ワイヤレス電気供給受信モジュール34が第2磁石33を介して、前述第1磁石24と互いに吸着して、ライト本体31を分離して、ライト本体11のライト取付面111にて吸着位置を調節自在にて吸着することができる。そのうち、方向調節機構35は例えば、ライト本体31の照射角度を調節できるように、既存のユニバーサルジョイントを用いることができる。引き続き、図8を参照する。本案は例えば、前述第23ケーシング341と第2蓋342を適用せず、受信コイル32と、第2磁石33をそれぞれライト本体31後部側のライトシェル311内部に固定ことも、同じく第1磁石24と互いに吸着する効果を実現できる。このほか、本案のワイヤレス電気供給受信モジュール34(第2ケーシング341)またはライト本体31のライトケーシング311内部に整流回路板37をさらに設けていて、整流回路板37を」受信モジュール32と、ライト本体31の発光ユニットとの間に設けて、ライト本体31に電気エネルギーを提供する。
【0021】
引き続き、図1図2を参照する。本案を使用するときは、電気供給トラック10を壁、天井またはその他物体に取り付けて、それぞれの電気供給トラック10に複数のワイヤレス電気供給発信モジュール20を内設され、タイト30の後部側をトラック本体11のライト取付面111に取り付けることによって、第2磁石33と、ワイヤレス電気供給発信モジュール20の第1磁石24と互いに吸着させて、ライト30をライト取付面111に固定することができ、さらにライト30を移動させて、ワイヤレス電気供給発信モジュール20と合わせて、密閉式摺動空間112において移動することができる。特に取り上げたいことは、本案のワイヤレス電気供給方式により、公知のトラックライトに必要な導電端子を2具の導電バーと接触する構造手段よらずに、トラック本体11の両端を密閉するチューブ体に実施できるほか、ライト30もフル密閉式構造に仕上げて、トラックライトの防水及び室外取付けの効果を実現できる。
【符号の説明】
【0022】
10 電気供給トラック
11 トラック本体
111 ライト取付面
112 密閉式摺動空間
12 導電バー
13 管体
131 バー型取付溝
14 エンドキャップ
15 電源コード
16 絶縁体
20 ワイヤレス電気供給発信モジュール
21 摺動体
211 第1ケーシング
212 第1蓋
214~217 取付溝
218 開口部
22 発信コイル
23 導電端子
231 導電プレート
24 第1磁石
25 磁気制御スイッチ
30 ライト
31 ライト本体
311 ハウジング
32 受信コイル
33 第2磁石
34 ワイヤレス電気供給受信モジュール
341 第2ケーシング
342 第2蓋
35 方向調節機構
36 第3磁石
37 整流回路板
【要約】      (修正有)
【課題】ワイヤレス電源防水トラックライトを提供する。
【解決手段】密閉式電気供給トラックの内部に一つまたはそれ以上のワイヤレス電気供給基準を満たしたワイヤレス電源防水トラックライトと、ライトを吸着する第1磁石とを含み、さらに、電気供給トラック外部のライトにワイヤレス電源防水トラックライトと、第1磁石の位置に対応する第2磁石とを設けるワイヤレス電気供給の設計によって、公知ライトの導電端子のようにトラック内部に伸ばして接触させる開放式構造を避けて、電気供給トラックを密閉構造に実施することによって、ワイヤレス電気供給を実現し、防水及び取付けと調節便利の目的を達成する。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8