(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-24
(45)【発行日】2025-01-08
(54)【発明の名称】照明器具
(51)【国際特許分類】
F21S 8/02 20060101AFI20241225BHJP
F21V 21/04 20060101ALI20241225BHJP
F21V 17/00 20060101ALI20241225BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20241225BHJP
F21Y 101/00 20160101ALN20241225BHJP
F21Y 115/15 20160101ALN20241225BHJP
【FI】
F21S8/02 420
F21V21/04 310
F21V17/00 251
F21Y115:10 300
F21Y115:10 500
F21Y101:00 100
F21Y115:10
F21Y115:15
(21)【出願番号】P 2020105364
(22)【出願日】2020-06-18
【審査請求日】2023-05-01
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】505455945
【氏名又は名称】コイズミ照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】藤本 佳史
(72)【発明者】
【氏名】神田 太郎
【審査官】野木 新治
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-228581(JP,A)
【文献】特開2018-045868(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 8/02
F21V 21/04
F21V 17/00
F21Y 115/10
F21Y 101/00
F21Y 115/15
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を出射する光源部と、
前記光を反射する反射部材と、
前記反射部材を収容し、前記反射部材を支持する収容部と
を備え、
前記収容部は、前記光が出射される第1方向の側に延びる壁部と、前記壁部から第2方向に延びる鍔部とを有し、
前記第2方向は、前記第1方向に交差し、前記反射部材から前記壁部へ向かう方向を示し、
前記反射部材は、前記第1方向の側に第1端部を有し、
前記第1端部は、前記第2方向に張り出さず、
前記反射部材は、前記収容部の前記第1方向の側の開口から着脱可能であ
り、
前記反射部材は、前記第1方向と反対の第3方向の側に前記反射部材が移動することを規制する規制部材を更に有し、
前記収容部は、前記反射部材を保持し、前記第3方向の側に前記反射部材を付勢する付勢部を含み、
前記規制部材は、前記反射部材の外周面に配置され、前記壁部と当接する、照明器具。
【請求項2】
前記第1端部は、前記鍔部と同じ位置、または、前記鍔部よりも前記光源部に近い位置に配置される、請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記規制部材は、前記第2方向に突出する突起部であり、
前記壁部は、前記突起部と当接する当接部を有する、請求項
1または請求項2に記載の照明器具。
【請求項4】
光を出射する光源部と、
前記光を反射する反射部材と、
前記反射部材を収容し、前記反射部材を支持する収容部と
を備え、
前記収容部は、前記光が出射される第1方向の側に延びる壁部と、前記壁部から第2方向に延びる鍔部とを有し、
前記第2方向は、前記第1方向に交差し、前記反射部材から前記壁部へ向かう方向を示し、
前記反射部材は、前記第1方向の側に第1端部を有し、
前記第1端部は、前記第2方向に張り出さず、
前記反射部材は、前記収容部の前記第1方向の側の開口から着脱可能であり、
前記反射部材は、前記第1方向と反対の第3方向の側に前記反射部材が移動することを規制する規制部材を更に有し、
前記規制部材は、前記第1端部の外縁よりも第4方向側となる位置まで前記第2方向に突出し、
前記第4方向は、前記反射部材の中心へ向かう方向を示す
、照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の照明装置は、本体と、取付枠と、化粧枠とを備える。本体は、光源と、コーンとを含む。光源は、光を出射する。コーンは、筒状の反射部材である。コーンは、コーン鍔部を有する。取付枠は、本体を天井に固定する。取付枠は、壁部と、フランジ部と、取付部材とを含む。壁部は、環状である。フランジ部は、壁部の下端から外方に突出する。フランジ部は、天井と当接する。取付部材は、天井と接触する。取付部材とフランジ部との間に天井が挟まれ、天井に取付枠が固定される。化粧枠は、取付枠の下端に固定される。化粧枠とフランジ部との間には、コーン鍔部が挟まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の照明装置のような照明器具では、フランジ部と、コーン鍔部と、化粧枠とが光が出射される方向に並ぶため、天井のような取付面から照明器具が過剰に突出していた。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、取付面から照明器具が過剰に突出することを抑制できる照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に開示する照明器具は、光源部と、反射部材と、収容部とを備える。前記光源部は、光を出射する。前記反射部材は、前記光を反射する。前記収容部は、前記反射部材を収容する。前記収容部は、壁部と、鍔部とを有する。前記壁部は、前記光が出射される第1方向の側に延びる。前記鍔部は、前記壁部から第2方向に延びる。前記第2方向は、前記第1方向に交差し、前記反射部材から前記壁部へ向かう方向を示す。前記反射部材は、前記第1方向の側に第1端部を有する。前記第1端部は、前記第2方向に張り出さない。
【0007】
本願に開示する前記反射部材は、前記収容部の第1方向の側の開口から着脱可能であることが好ましい。
【0008】
本願に開示する前記第1端部は、前記鍔部と同じ位置、または、前記鍔部よりも前記光源部に近い位置に配置されることが好ましい。
【0009】
本願に開示する前記反射部材は、規制部材を更に有することが好ましい。前記規制部材は、前記第1方向と反対の第3方向の側に前記反射部材が移動することを規制することが好ましい。前記収容部は、付勢部を含むことが好ましい。前記付勢部は、前記反射部材を保持し、前記第3方向の側に前記反射部材を付勢することが好ましい。前記規制部材は、前記反射部材の外周面に配置され、前記壁部と当接することが好ましい。
【0010】
本願に開示する前記規制部材は、突起部であることが好ましい。前記突起部は、前記第2方向に突出することが好ましい。前記壁部は、当接部を有することが好ましい。前記当接部は、前記突起部と当接することが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の照明器具によれば、取付面から照明器具が過剰に突出することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施形態に係る照明器具を示す斜視図である。
【
図2】本実施形態に係る照明器具の断面を示す図である。
【
図5】本実施形態に係る照明器具の収容部を示す図である。
【
図6】本実施形態に係る照明器具の第2反射部材の断面とカバー部の断面とを示す図である。
【
図7】本実施形態に係る照明器具の収容部の断面を示す図である。
【
図8】本実施形態に係る照明器具の第2反射部材とカバー部とを示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0014】
図1を参照して、本発明の実施形態に係る照明器具100について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る照明器具100を示す斜視図である。
図1に示すように、照明器具100は、例えば、ダウンライトである。照明器具100は、室内の取付面に取り付けられる。取付面は、例えば、室内の天井である。取付面は、室内の側壁であってもよい。照明器具100は、光を出射する。
【0015】
照明器具100は、光源ユニットU1と、回転ユニットU2とを備える。光源ユニットU1は、光を出射する。回転ユニットU2は、光源ユニットU1を傾動自在に支持する。
【0016】
次に、
図1と
図2とを参照して、照明器具100を詳しく説明する。
図2は、実施形態の照明器具100の断面を示す図である。
図2に示すように、光源ユニットU1は、光源部110と、第1反射部材120と、放熱部130とを備える。
【0017】
放熱部130は、例えば、ヒートシンクである。放熱部130は光源部110の上部に固定される。
図1と
図2とに示すように、放熱部130は、複数のフィン131と、底部132とを有する。放熱部130は、複数のフィン131によって放熱し、光源部110の温度上昇を抑制する。放熱部130は、伝熱性の高い材料で形成されており、例えば金属で形成されていることが好ましい。金属の中でも、成形加工の容易性や照明器具100の軽量化を考慮し、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されていることが好ましい。
【0018】
光源部110は、光を出射する。光源部110は、基板112と、光源113と、光源保持部114と、光源カバー部115とを有する。光源部110は、放熱部130の底部132に固定される。光源113は、光を出射する。光源113は、複数の発光素子を含み、基板112の実装面に実装される。本実施形態では、光源113は、LED(Light Emitting Diode)アレイであり、複数のLEDを含む。本実施形態では、光源113は、複数のLEDを蛍光体で封止することにより形成されるCOB(Chip on Board)タイプである。なお、光源113は、LEDと蛍光体とを1ユニット化してLEDチップを形成し、複数のLEDチップを基板112の実装面に載置して基板112の導電パターンに電気的に接続するSMD(Surface Mount Device)タイプであってもよい。
【0019】
基板112の実装面の裏面は放熱部130の底部132に接している。したがって、光源部110が発した熱は、放熱部130に伝達され、放熱部130によって効果的に放散される。
【0020】
光源保持部114は、例えば、ソケットである。光源保持部114は、基板112を保持する。光源保持部114は、光源113に重なる位置に略円形の開口部を有する。光源113から出射された光は、ほぼ全てが開口部を通過する。
【0021】
光源カバー部115は、光源113に対向する。光源カバー部115は、例えば、ガラス板である。光源カバー部115は透明または半透明であり、光源113が出射した光を透過させる。例えば、光源カバー部115は、光源113を保護するカバー部材である。
【0022】
第1反射部材120は、光源113から出射された光を反射する。第1反射部材120は、筒状である。第1反射部材120の直径は、光源113から離れるのにしたがって漸次大きくなる。例えば、第1反射部材120は、略円錐台状である。光源113から出射された光を効率的に反射するために、第1反射部材120の少なくとも内面は、反射加工されていることが好ましい。反射加工は、例えば、鏡面、白色塗装、銀色塗装、または、光沢のある金属メッキ加工を含む。あるいは、第1反射部材120の色は、白色または銀色のような光反射率の高い色彩であってもよい。また、第1反射部材120は、金属または樹脂から形成される。
【0023】
図2に示すように、回転ユニットU2は、固定枠140と、回転枠150と、取付バネ160とを備える。固定枠140は、回転枠150を回転自在に支持する。固定枠140は環状または略環状である。固定枠140は、固定枠140の周方向に回転自在に回転枠150を支持する。ここで、固定枠140が略環状であることは、周方向において固定枠140が一部途切れていることを示す。
【0024】
回転枠150は、光源ユニットU1を傾動自在に支持する。回転枠150は環状または略環状である。回転枠150は、固定枠140の周方向に回転する。回転枠150は、光漏洩規制部151を有する。
【0025】
光漏洩規制部151は、光源ユニットU1が傾動した際に光源ユニットU1と回転枠150との間に間隙が生じないよう間隙を覆う。つまり、光漏洩規制部151は、光源ユニットU1が傾動した際に光源ユニットU1と回転枠150との間から光が漏洩することを規制する。
【0026】
取付バネ160は、光源ユニットU1を取付位置に取り付ける。取付位置は、例えば、天井(図示せず)である。取付バネ160は、固定枠140に固定される。取付バネ160は、弾性を有する金属製である。取付バネ160は、薄板状部材を曲げ加工することにより成形される。本実施形態では、取付バネ160は、2個の取付バネ160を有するが、取付バネ160の数は3つ以上でもよい。
【0027】
次に、
図1~
図3を参照して、固定枠140を更に詳しく説明する。
図3は、
図2の固定枠140を拡大して示す図である。
図3では、発明の理解を容易にするために、固定枠140のみを示している。
【0028】
図3に示すように、固定枠140は、収容部170と、第2反射部材180と、カバー部190とを有する。
【0029】
収容部170は、第2反射部材180とカバー部190とを収容する。収容部170は、筒形状である。収容部170の直径は、直径LAである。第3方向D3は、第1方向D1の反対の方向である。つまり、第3方向D3は、収容部170から光源部110へ向かう方向である。収容部170は、壁部171と、鍔部172とを有する。
【0030】
壁部171は、第1方向D1の側に延びる。第1方向D1は、光が出射される方向を示す。壁部171は、収容部170を天井に取り付けた状態のとき、天井孔に位置する。つまり、収容部170を天井に取り付けた状態のとき、壁部171は天井の孔に収容される。
【0031】
鍔部172は、壁部171から第2方向D2へ延びる。第2方向D2は、第1方向D1に交差し、第1方向D1から離間する方向を示す。具体的には、第2方向D2は、第2反射部材180から壁部171へ向かう方向を示す。鍔部172は、例えば、収容部170を天井に取り付けた状態のとき天井(図示せず)と当接する。
【0032】
第2反射部材180は、光源113から出射された光を反射する。第2反射部材180は、「反射部材」の一例に相当する。また、第1反射部材120が反射した光を第2反射部材180は更に反射する。
【0033】
第2反射部材180は、略円錐台状の筒である。第2反射部材180の内側の直径は、光源113から離れるのにしたがって漸次大きくなる。
【0034】
第2反射部材180は、例えば合成樹脂により形成される。また、第2反射部材180は、金属から形成されてもよい。光源113から出射された光を効率的に反射するために、少なくとも第2反射部材180の内面は、反射加工されていることが好ましい。反射加工は、例えば、鏡面、白色塗装、銀色塗装、または、光沢のある金属メッキ加工を含む。あるいは、第2反射部材180の色は、白色または銀色のような光反射率の高い色彩であってもよい。
【0035】
第2反射部材180は、第1端部181と、第2端部182と、支持部184と、延設壁187とを有する。第1端部181は、第1方向D1の側の端部である。第1端部181は環状である。第1端部181は、第1開口180Aを有する。第2端部182は、第3方向D3の側の端部である。第2端部182は環状である。第2端部182は、第2開口180Bを有する。第1開口180Aと第2開口180Bとは、略円形状である。第2開口180Bは、略楕円形状であってもよい。第1開口180Aと第2開口180Bとは、第1方向D1に並ぶ。
【0036】
図2に示すように、第1開口180Aは、光が照射される照射面の側に位置する開口である。具体的には、第1開口180Aは、第2開口180Bよりも光源部110から遠い開口である。つまり、第1開口180Aは、第2開口180Bよりも第1方向D1の側に配置される。
図3に示すように、第1開口180Aの直径LBは、第2開口180Bの直径LCと異なる。第1開口180Aの直径LBは、第2開口180Bの直径LCよりも大きい。
【0037】
第2開口180Bは、光源部110の側に位置する開口である。具体的には、第2開口180Bは、第1開口180Aよりも光源部110に近い開口である。つまり、第2開口180Bは、第1開口180Aよりも第3方向D3に配置される。第2開口180Bは、第1開口180Aに対して傾斜する。光源部110から出射された光は、第1開口180Aから進入して第2開口180Bを通過して、照射面の側に出射する。
【0038】
支持部184は、カバー部190を支持する。
図3に示すように、支持部184は、第2反射部材180の外周面OSの第2方向D2に向かって延びる。具体的には、支持部184は、第2反射部材180の外周面OSから収容部170の壁部171に向かって延びる。
【0039】
延設壁187は、支持部184の一部から延設される。延設壁187は、第1方向D1に延びる。延設壁187は、壁部171と対向する。
【0040】
カバー部190は、第2反射部材180の第2開口180Bを塞ぐ。カバー部190は、第2反射部材180よりも光源部110に近い位置に配置される。カバー部190は、ドーム形状を有する。カバー部190は、第1方向D1の側に開口を有する。
【0041】
カバー部190は、湾曲部191と、環状部192とを有する。湾曲部191は、第2開口180Bと対向する。湾曲部191は、光源部110に向かって突出して第2開口180Bを覆う。つまり、湾曲部191は、第3方向D3の側に突出する。
【0042】
環状部192は、支持部184に支持される。環状部192は、湾曲部191より第2方向D2の側に配置される。環状部192は、湾曲部191を囲む。
【0043】
引き続き、
図3を参照して、第2反射部材180の第1端部181と第2端部182とを更に詳しく説明する。
【0044】
図3に示すように、第2開口180Bが第1開口180Aに対して傾斜するため、第2端部182のうちの一部は、支持部184よりも第3方向D3の側に位置する。また、第2端部182のうち他の一部は、支持部184と連続する。
【0045】
第2反射部材180のうちの第1端部181は、第1方向D1の側の端部である。第1端部181は、第2方向D2に張り出さない。つまり、第2反射部材180の第1端部181は、鍔部172が延びる第2方向D2に延びない。換言すると、第2反射部材180は、鍔部を有していない。したがって、第1端部181から第2方向D2に張り出す部分がないため、第1端部181が鍔部172と第1方向D1に重ならない。この結果、天井から照明器具100が過剰に突出することを抑制できる。
【0046】
また、例えば、第1端部181が鍔部のように第2方向D2に張り出している場合、鍔部のように第2方向D2に張り出した第1端部181と収容部170の鍔部172とが、第1開口180Aの周りを囲う。したがって、第2方向D2へ張り出した部分と鍔部172との両方が、第1開口180Aよりも目立つ可能性がある。しかし、本実施形態の照明器具100は、第1端部181から第2方向D2に張り出す部分がないため、天井に取り付けた照明器具100のうち、第1端部181と鍔部172との両方が目立つことを抑制できる。この結果、照明器具100が使用者に与える違和感を低減できる可能性が向上する。
【0047】
また、第2反射部材180は、第1端部181から第2方向D2に張り出す部分を有しないため、第1端部に鍔部を有する反射部材と比較して第1開口180Aをより大きくできる。この結果、照射面において、光の照射範囲が小さくなることを抑制できる。
【0048】
また、第2反射部材180の第1端部181は、第1方向D1に沿って鍔部172と同じ位置、または、鍔部172よりも光源部110に近い位置に配置される。つまり、第1端部181は、収容部170の鍔部172よりも第1方向D1の側に突出しない。したがって、例えば、天井面から第1端部181が突出しない。よって、第1端部181が天井面から突出して目立つことを抑制できる。この結果、第1端部181が目立つことで使用者に与える違和感を低減できる。
【0049】
第2反射部材180は、収容部170の第1方向D1の側の第1開口180Aから着脱可能である。したがって、照明器具100を天井に取り付けた状態で、照明器具100から第2反射部材180を取り外すことができる。また、照明器具100を天井に取り付けた状態で、照明器具100に第2反射部材180を取り付けることができる。この結果、照明器具100の角度の変更する作業の効率、及び、照明器具100をメンテナンスのする際の作業の効率が向上する。
【0050】
次に、
図3と
図4とを参照して第2反射部材180を詳しく説明する。
図4は、照射面の側から照明器具100を見た図である。具体的には、
図4では、天井に取り付けられた照明器具100を照射面側から見ている。
【0051】
第2反射部材180の第1端部181は、第1内縁181Aと、第1外縁181Bとを有する。第1内縁181Aは、第2反射部材180の内側面ISの第1方向D1の側の縁を示す。第1外縁181Bは、第2反射部材180の外周面OSの第1方向D1の側の縁を示す。第1外縁181Bは、第1内縁181Aよりも第2方向D2の側に位置する。第2方向D2における第1内縁181Aから第1外縁181Bまでの幅は、第1幅LDである。
【0052】
第2反射部材180の第2端部182は、第2内縁182Aと、第2外縁182Bとを有する。第2内縁182Aは、第2反射部材180の内側面ISの第3方向D3の側の縁を示す。第2外縁182Bは、第2反射部材180の外周面OSの第3方向D3の側の縁を示す。第2外縁182Bは、第2内縁182Aよりも第2方向D2の側に位置する。第2方向D2における第2内縁182Aから第2外縁182Bまでの幅は、第2幅LEである。
【0053】
第1幅LDは第2幅LEと等しい。また、第2反射部材180は、第2端部182から第1端部181までの幅は、略同一の幅である。第2端部182から第1端部181までの幅が略同一であるとは、第2反射部材180の第1端部181が第2方向D2の側に延びないことを示す。つまり、第2反射部材180は、第1端部181に鍔部を有しない。したがって、第1端部181が鍔部172と第1方向D1に重ならない。つまり、照明器具100が天井から過剰に突出しない。この結果、天井と照明器具100との一体感が向上し、使用者に与える違和感を低減できる。
【0054】
また、第1幅LDは、第2幅LEよりも小さくてもよい。つまり、第2反射部材180の第1端部181は第2方向D2の側に延びないため、第2反射部材180は第1端部181に鍔部を有しない。したがって、第1端部181が鍔部172と第1方向D1に重ならない。つまり、照明器具100が天井から過剰に突出しない。この結果、天井と照明器具100との一体感が向上し、使用者に与える違和感を低減できる。
【0055】
例えば、第1端部が鍔部のように第2方向D2に張り出している場合、第1端部から第2方向D2に張り出す部分が鍔部と第1方向D1に重なることが多い。その理由は、第2反射部材が第3方向D3の側に移動することを抑制するために、第1端部の鍔部と鍔部とが重なるように当接させる必要があるからである。したがって、第1端部の鍔部と鍔部とが重なり、照明器具が天井から照射面側に過剰に突出する。更に、例えば、鍔部と第1端部の鍔部とが重なる場合、鍔部と第1端部の鍔部とが当接する位置を決める位置決め部が作成されることがある。位置決め部が作成される場合、第1方向D1の鍔部の厚みを大きくしなければならない。したがって、第1方向D1の鍔部の厚みと第1端部の第2方向D2に張り出す部分の厚みとによって、照明器具は天井から照射面側に過剰に突出する。しかし、本実施形態の照明器具100は、第1端部181は第1方向D1に鍔部172と重ならない。したがって、例えば、照明器具100が天井から照射面側に過剰に突出しない。つまり、天井に対して照明器具100が目立つことを抑制できる。この結果、天井と照明器具100との一体感が向上し、使用者に与える違和感を低減できる。
【0056】
また、鍔部のうちの、鍔部と第1端部とが当接する部分を削って、天井から第1方向D1の側に突出する部分の厚みを低減させることがある。しかし、本実施形態の照明器具100は、第1端部181が鍔部172と重ならないため、鍔部172を削る必要がない。したがって、収容部170を製造する際に、鍔部172を加工する工程を削減できる。この結果、収容部170を製造する際のコストを低減できる。
【0057】
また、鍔部172を加工する場合、加工を施す鍔部172に厚みが必要となる。しかし、本実施形態の照明器具100は、鍔部172を加工しないため、鍔部172が薄くてもよい。この結果、収容部170を製造する際の材料を少なくできる。
【0058】
更に、収容部170の鍔部172を薄くすることができるため、収容部170の重量を低減できる。この結果、照明器具100の重量を軽くでき、天井にかかる負担を軽減できる。
【0059】
更に、第2反射部材180は、第2端部182から第1端部181にかけて同じ幅となっていてもよい。したがって、第2反射部材180の第2端部182から第1端部181の間に凹凸及びゆがみが少なくなる。この結果、光の反射効率が低下することを抑制できる。
【0060】
次に、
図3と
図5とを参照して、照明器具100を更に詳しく説明する。
図5は、収容部170を示す図である。
【0061】
図3と
図5とに示すように、収容部170は、付勢部173を更に含む。
図5に示すように、付勢部173は、収容部170の周方向に沿って所定間隔で複数配置される。所定間隔は、例えば、120度である。つまり、付勢部173は、120度毎に収容部170の壁部171に配置される。つまり、壁部171には、3つの付勢部173が配置される。なお、3つ以上の付勢部173が壁部171に配置されてもよい。また、2つの付勢部173が壁部171に配置されてもよい。
【0062】
付勢部173は、第2反射部材180を保持し、第3方向D3の側に第2反射部材180を付勢する。複数の付勢部173は、
図3に示すように、支持部184と当接する。支持部184と当接した付勢部173は、支持部184を第3方向D3の側に付勢する。よって、収容部170に収容された、第2反射部材180は第3方向D3の側に付勢される。
【0063】
付勢部173は、板状のバネであり、その基端部がビスによって収容部170の壁部171に固定されている。
図3と
図5とに示すように、付勢部173は収容部170の内部空間に向かって突出する。第2反射部材180が収容部170に収容されるときに、付勢部173は支持部184に当接する。
【0064】
具体的には、収容部170に第2反射部材180が第3方向D3の側に押し込まれ、支持部184が付勢部173よりも第3方向D3の側に配置される。このとき、付勢部173は、第2方向D2の反対の第4方向D4に支持部184を押圧する。第4方向D4は、第2反射部材180の中心へ向かう方向を示す。更に、付勢部173は、第1方向D1の側からも支持部184を押圧する。つまり、第2反射部材180が第1方向D1へ移動しないよう、付勢部173は、第3方向D3へ第2反射部材180を付勢しつつ第2反射部材180を保持する。この結果、付勢部173は、第2反射部材180が収容部170から脱落することを抑制できる。
【0065】
次に、
図3と
図6と
図7とを参照して、照明器具100を更に詳しく説明する。
図6は、第2反射部材180の断面とカバー部190の断面とを示す図である。
図7は、収容部170の断面を示す図である。
【0066】
図3と
図6とに示すように、第2反射部材180は、規制部材186を有する。規制部材186は、所定位置から第3方向D3に第2反射部材180が移動することを規制する。
図3に示すように、規制部材186は、壁部171と第2反射部材180との間に配置される。具体的には、規制部材186は、第2反射部材180の外周面OSに配置され、壁部171と当接する。更に具体的には、規制部材186は、壁部171に設けられた当接部178に当接する。したがって、付勢部173の付勢する力を強くして、第2反射部材180を保持できる。この結果、第2反射部材180が収容部170から脱落しない力で第2反射部材180を保持しつつ、第2反射部材180が収容部170に対して第3方向D3へ移動することを抑制できる。
【0067】
また、所定位置は、第1端部181のうちの照射面と対向する部分と、鍔部172のうちの照射面と対向する部分とが略面一となる位置である。略面一とは、第1方向D1における鍔部172の位置と第1方向D1における第1端部181の位置とが同じになる状態、及び、鍔部172よりも第1端部181が第1方向D1の側に突出しない状態を含む。また、略面一は、第1端部181よりも鍔部172が第1方向D1の側に突出していない状態を含んでもよい。したがって、第1方向D1における第1端部181の位置と第1方向D1における鍔部172の位置とは、極端に離間しない。つまり、第1端部181と鍔部172とが段差になって、収容部170と第2反射部材180との一体感が損なわれることを抑制できる。この結果、照明器具100の美観が低減することを抑制できる。
【0068】
また、収容部170の内部で規制部材186は、第2反射部材180が所定位置から第3方向D3に移動することを規制している。したがって、規制部材186は使用者から見える位置に配置されない。つまり、照明器具100の外観がシンプルとなる。この結果、照明器具100を天井に取り付けた際に天井と照明器具100との一体感が向上する。
【0069】
また、例えば、第1端部から第2方向D2に張り出す部分が鍔部と第1方向D1に重なる場合、鍔部の第2方向D2の幅寸法は大きくなる。鍔部の第2方向D2の幅寸法を大きくして第1端部から第2方向D2に張り出す部分を支持するためである。換言すると、第1端部の張り出す部分を支持するために、鍔部の内縁から外縁までの距離が増加していた。したがって、天井に対して収容部の鍔部が目立つ可能性がある。
【0070】
一方、本発明の照明器具100の第2反射部材180の規制部材186は、第1端部181よりも第3方向D3の側に配置される。したがって、規制部材186は収容部170の内部に配置される。つまり、本発明の照明器具100の鍔部172の第1方向D1の側に重なる部材がない。つまり、第1端部の張り出す部分を支持する鍔部と比較して、本発明の鍔部172は内縁から外縁までの距離を小さくできる。したがって、鍔部172が天井に対して目立つことを抑制できる。この結果、天井と照明器具100との一体感が向上し、使用者に与える違和感を低減できる。
【0071】
図3と
図6とに示すように、規制部材186は、第2方向D2に突出する突起部186Aである。突起部186Aは、第2反射部材180の外周面OSから壁部171に向かってに突出する。突起部186Aは、第1端部181と第2端部182との間に配置される。突起部186Aは、環状である。突起部186Aの直径は、直径LGである。
【0072】
図7に示すように、壁部171は、傾斜部175と、第1壁部176と、第2壁部177と、当接部178とを有する。
【0073】
図3に示すように、傾斜部175は、第2反射部材180の外周面OSと対向する。具体的には、傾斜部175は、第2反射部材180の外周面OSのうちの第1方向D1の側の部分に対向する。傾斜部175は、第2壁部177よりも第1方向D1の側に配置される。つまり、
図7に示すように、収容部170の第1方向D1の側の開口170Aは、収容部170の第3方向D3の側の開口170Bよりも大きくなる。したがって、開口170Aの大きさの範囲で、第2反射部材180の第1方向D1の側の第1開口180Aを拡大できる。この結果、第2反射部材180の設計の自由度を向上できる。
【0074】
また、傾斜部175は、第2壁部177から鍔部172に向かって傾斜する。傾斜部175の角度は、第2反射部材180の外周面OSの角度と略一致する。つまり、傾斜部175は、第2反射部材180の外周面OSに沿う。したがって、
図3に示すように、第2反射部材180と傾斜部175との間隙Aを小さくできる。この結果、第2反射部材180を収容部170に収容した際に、第2反射部材180が収容部170の内部で過剰に移動することを抑制できる。
【0075】
また、第2反射部材180が付勢部173によって付勢されることで、第3方向D3に第2反射部材180が移動し、第2反射部材180と傾斜部175とが接近する。したがって、第2反射部材180と傾斜部175との間隙Aを小さくできる。この結果、間隙Aから水が侵入することを低減できる。
【0076】
図7に示すように、第1壁部176は、第2壁部177よりも第3方向D3の側に配置される。第1壁部176の直径LHは、突起部186Aの直径LGよりも小さい。つまり、収容部170に第2反射部材180が収容される場合、第1壁部176は突起部186Aよりも第3方向D3の側に位置する。
【0077】
第2壁部177は、第1壁部176よりも第1方向D1の側に配置される。また、第2壁部177は、傾斜部175よりも第3方向D3に配置される。つまり、第2壁部177は、第1壁部176と傾斜部175との間に配置される。また、第2壁部177は、第2方向D2において突起部186Aと対向する。第2壁部177の直径LJは、第1壁部176の直径LHより大きい。また、直径LJは、突起部186Aの直径LGよりも大きい。
【0078】
当接部178は、第2方向D2に沿って延びる面である。具体的には、当接部178は、第1壁部176から第2壁部177まで延びる面である。当接部178は、第1方向D1に突起部186Aと重なって、突起部186Aと当接する。したがって、突起部186Aと当接部178とが当接する位置から第2反射部材180は第3方向D3へ移動しない。この結果、第2反射部材180を収容部170に収容する際に、第2反射部材180が第3方向D3の側へ過剰に入り込むことを抑制できる。つまり、第1端部181と鍔部172とが略面一となる状態を維持できる。
【0079】
次に、
図3と
図6~
図8とを参照して、照明器具100を更に詳しく説明する。
図8は、第2反射部材180とカバー部190とを示す分解斜視図である。
【0080】
図6に示すように、支持部184は、カバー部190の環状部192を支持する。支持部184は、環状である。支持部184は、第2端部182の第2方向D2の側に配置される。支持部184のうちの一部は、第2端部182と連続する。支持部184は、環状部192とビスで固定される。
【0081】
また、
図3と
図6と
図8とに示すように、固定枠140は、第1弾性部材189と、第2弾性部材185とを有する。
【0082】
図6と
図8とに示すように、第1弾性部材189は、環状部192と支持部184との間に配置される。第1弾性部材189は、環状である。第1弾性部材189は、環状部192と支持部184との間隙Bの一部を塞ぐ。
【0083】
第1弾性部材189は、環状部192と支持部184との間に配置される。環状部192と支持部184とがビスで固定される際に、第1弾性部材189は弾性変形する。弾性変形した第1弾性部材189は、環状部192と支持部184との間隙Bの一部を塞ぐ。したがって、収容部170の側に水が侵入することを抑制できる。この結果、光源部110の側に水が侵入することを抑制できる。
【0084】
例えば、第1弾性部材189は、環状部192と支持部184との間隙Bのうち、光源部110に通じる間隙Bを塞ぐ。つまり、第1弾性部材189は、光源部110に通じる水の出口を塞ぐ。したがって、環状部192と支持部184との間隙Bに水が侵入しても、光源部110の側に水が侵入することを抑制できる。
【0085】
第2弾性部材185は、第2反射部材180と収容部170との間に配置される。第2弾性部材185は、環状である。第2弾性部材185は、「弾性部材」の一例に相当する。第2弾性部材185は、第2反射部材180と収容部170との間隙Cの一部を塞ぐ。
【0086】
具体的には、第2弾性部材185は、壁部171と第2反射部材180との間に配置される。第2弾性部材185は、壁部171と第2反射部材180との間隙Cの一部を弾性変形して塞ぐ。第2反射部材180が収容部170に収容される時に、第2弾性部材185は壁部171と第2反射部材180との間で弾性変形する。弾性変形した第2弾性部材185は、壁部171と第2反射部材180との間隙Cの一部を塞ぐ。したがって、間隙Aを通って侵入した水が光源部110の側に侵入することを抑制できる。この結果、光源部110に水が付着することを抑制できる。
【0087】
本実施形態では、第1端部181が鍔部のように第2方向D2の側に張り出していないため、鍔部172と第1端部181との間に間隙Aができる。例えば、照明器具100を風呂の天井に配置する場合、水が天井に向かって飛ばされて、鍔部172と第1端部181との間隙Aに水が侵入することがある。しかし、本実施形態のように、第2弾性部材185が壁部171と第2反射部材180との間隙Cの一部を塞ぐため、光源部110の側に水が侵入することを抑制できる。
【0088】
また、
図6に示すように、第2弾性部材185は、突起部186Aよりも第3方向D3の側に配置される。したがって、第2弾性部材185は、規制部材186を超えて侵入した水が光源部110の側に侵入することを抑制する。この結果、更に、光源部110の側に水が侵入することを抑制できる。
【0089】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の速度、材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0090】
(1)本発明の実施形態では、第2弾性部材185は、突起部186Aよりも第3方向D3の側に配置されたが、これに限らない。例えば第2弾性部材185は、突起部186Aよりも第1方向D1の側に配置されてもよい。具体的には、第2弾性部材185は、突起部186Aと第1端部181との間の外周面OSに配置されてもよい。この場合、第2弾性部材185は、間隙Aの一部を塞ぐ。したがって、第2弾性部材185は、間隙Cに水が侵入することを抑制できる。この結果、光源部110に水が付着することを抑制できる。
【0091】
(2)本発明の実施形態では、第2反射部材180の第2開口180Bは、第1開口180Aに対して傾斜したが、これに限らない。例えば、第1開口180Aと第2開口180Bは、第2方向D2に平行な開口であってもよい。
【0092】
(3)本発明の実施形態では、光源113は、LEDであったがこれに限らない。例えば、光源113は、白熱電球、有機EL(Electro Luminescence)素子、または、LED電球であってもよい。
【0093】
(4)本願は、更に以下の付記を開示する。なお、以下の付記は本発明を限定するものではない。
【0094】
[付記1]
光を出射する光源部と、
前記光を反射する反射部材と、
前記反射部材を収容する収容部と
を備え、
前記収容部は、前記光が出射される第1方向の側に延びる壁部と、前記壁部から第2方向に延びる鍔部とを有し、
前記第2方向は、前記第1方向に交差し、前記反射部材から前記壁部へ向かう方向を示し、
前記反射部材は、前記第1方向の側に第1端部を有し、
前記第1端部は、前記第2方向に張り出さない、照明器具。
【0095】
[付記2]
前記反射部材は、前記収容部の第1方向の側の開口から着脱可能である、付記1に記載の照明器具。
【0096】
[付記3]
前記第1端部は、前記鍔部と同じ位置、または、前記鍔部よりも前記光源部に近い位置に配置される、付記1または付記2に記載の照明器具。
【0097】
[付記4]
前記反射部材は、前記第1方向と反対の第3方向に第2端部を有し、
前記第1端部は、環状であり、第1内縁と、前記第1内縁よりも前記第2方向の側に位置する第1外縁とを有し、
前記第2端部は、環状であり、第2内縁と、前記第2内縁よりも前記第2方向の側に位置する第2外縁とを有し、
前記第2方向における前記第1内縁から前記第1外縁までの第1幅は、前記第2方向における前記第2内縁から前記第2外縁までの第2幅より小さい、または、前記第1幅は前記第2幅と等しい、付記1から付記3のいずれかに記載の照明器具。
【0098】
[付記5]
前記反射部材は、前記第3方向の側に前記反射部材が移動することを規制する規制部材を更に有し、
前記収容部は、前記反射部材を保持し、前記第3方向の側に前記反射部材を付勢する付勢部を含み、
前記規制部材は、前記反射部材の外周面に配置され、前記壁部と当接する、付記4に記載の照明器具。
【0099】
[付記6]
前記規制部材は、前記第2方向に突出する突起部であり、
前記壁部は、前記突起部と当接する当接部を有する、付記5に記載の照明器具。
【0100】
[付記7]
前記壁部と前記反射部材との間に配置され、前記壁部と前記反射部材との間隙の一部を塞ぐ弾性部材を更に備える、付記6に記載の照明器具。
【0101】
[付記8]
前記弾性部材は、前記突起部よりも前記第3方向の側に配置される、付記7に記載の照明器具。
【産業上の利用可能性】
【0102】
本発明は、照明器具を提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0103】
100 :照明器具
110 :光源部
170 :収容部
171 :壁部
172 :鍔部
173 :付勢部
178 :当接部
180 :第2反射部材(反射部材)
180A :第1開口
180B :第2開口
181 :第1端部(端部)
181A :第1内縁
181B :第1外縁
182A :第2内縁
182B :第2外縁
186 :規制部材
186A :突起部
189 :第1弾性部材(弾性部材)
A :間隙
B :間隙
C :間隙
D1 :第1方向
D2 :第2方向
D3 :第3方向
LD :第1幅
LE :第2幅
OS :外周面