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特許7611266送信機デバイス用のモジュラーアクセサリデバイス
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-25
(45)【発行日】2025-01-09
(54)【発明の名称】送信機デバイス用のモジュラーアクセサリデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04B 1/034 20060101AFI20241226BHJP
   H04B 1/3883 20150101ALI20241226BHJP
【FI】
H04B1/034 Z
H04B1/3883
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2022561574
(86)(22)【出願日】2021-06-02
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-10-23
(86)【国際出願番号】 SG2021050315
(87)【国際公開番号】W WO2022255936
(87)【国際公開日】2022-12-08
【審査請求日】2023-04-07
(73)【特許権者】
【識別番号】522391796
【氏名又は名称】シュナイダー・エレクトリック・アジア・ピーティーイー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】マシュー・アダム・ウィリアムズ
(72)【発明者】
【氏名】オーレリアン・アルベール・フランソワ・フラン
(72)【発明者】
【氏名】ジョーダン・シュー
(72)【発明者】
【氏名】カイジン・ワン
(72)【発明者】
【氏名】アンディ・コー
【審査官】鴨川 学
(56)【参考文献】
【文献】特表2009-514358(JP,A)
【文献】特開2003-338857(JP,A)
【文献】米国特許第06842123(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0152403(US,A1)
【文献】欧州特許出願公開第01267372(EP,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0130317(US,A1)
【文献】特開2007-282241(JP,A)
【文献】特開2005-253080(JP,A)
【文献】特表2006-510330(JP,A)
【文献】特開平08-154065(JP,A)
【文献】特開平04-320138(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 1/034
H04B 1/3883
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モジュラーアクセサリデバイスであって、
第1の送信機デバイスに結合するための第1のコネクタモジュールであって、第1の入力部材を含む、第1のコネクタモジュールと、
前記第1のコネクタモジュールに結合された電源コントローラであって、電源に結合されるようにさらに構成された、電源コントローラと、
前記第1のコネクタモジュールに結合された視覚インジケータ部材と、
を含み、
前記第1の入力部材は、前記第1の送信機デバイスからの信号を受信して、前記電源から前記第1の送信機デバイスへの第1の電力供給および前記視覚インジケータ部材への第2の電力供給を指示するように構成され、さらに、前記視覚インジケータ部材は、前記第1の送信機デバイスから前記第1の入力部材を介して受信されたインジケータ制御信号に基づいて作動するように構成されており
前記視覚インジケータ部材は、前記視覚インジケータ部材を外部作動デバイス内に収容することが可能であるように、前記モジュラーアクセサリデバイスに配置されている、モジュラーアクセサリデバイス。
【請求項2】
モジュラーアクセサリデバイスであって、
第1の送信機デバイスに結合するための第1のコネクタモジュールであって、第1の入力部材を含む、第1のコネクタモジュールと、
前記第1のコネクタモジュールに結合された電源コントローラであって、電源に結合されるようにさらに構成された、電源コントローラと、
前記第1のコネクタモジュールに結合された視覚インジケータ部材と、
を含み、
前記第1の入力部材は、前記第1の送信機デバイスからの信号を受信して、前記電源から前記第1の送信機デバイスへの第1の電力供給および前記視覚インジケータ部材への第2の電力供給を指示するように構成され、さらに、前記視覚インジケータ部材は、前記第1の送信機デバイスから前記第1の入力部材を介して受信されたインジケータ制御信号に基づいて作動するように構成されており
第2の送信機デバイスに結合するための第2のコネクタモジュールであって、第2の入力部材を含む、第2のコネクタモジュールをさらに含み、
前記第2のコネクタモジュールは前記電源コントローラおよび前記視覚インジケータ部材に結合され、
前記第2の入力部材は、前記第2の送信機デバイスからの信号を受信して、前記電源から前記第2の送信機デバイスへの前記第1の電力供給および前記視覚インジケータ部材への前記第2の電力供給を指示するように構成され、さらに、前記視覚インジケータ部材は、前記第2の送信機デバイスから前記第2の入力部材を介して受信されたインジケータ制御信号に基づいて作動するように構成されている、モジュラーアクセサリデバイス。
【請求項3】
モジュラーアクセサリデバイスであって、
第1の送信機デバイスに結合するための第1のコネクタモジュールであって、第1の入力部材を含む、第1のコネクタモジュールと、
前記第1のコネクタモジュールに結合された電源コントローラであって、電源に結合されるようにさらに構成された、電源コントローラと、
前記第1のコネクタモジュールに結合された視覚インジケータ部材と、
を含み、
前記第1の入力部材は、前記第1の送信機デバイスからの信号を受信して、前記電源から前記第1の送信機デバイスへの第1の電力供給および前記視覚インジケータ部材への第2の電力供給を指示するように構成され、さらに、前記視覚インジケータ部材は、前記第1の送信機デバイスから前記第1の入力部材を介して受信されたインジケータ制御信号に基づいて作動するように構成されており
前記モジュラーアクセサリデバイスの頂面に配置された機械的アクチュエータ嵌合部材をさらに含み、前記機械的アクチュエータ嵌合部材は、少なくとも1つの外部アクチュエータデバイスに機械的に結合するように適合されている、モジュラーアクセサリデバイス。
【請求項4】
少なくとも第1の送信機デバイスに結合するためのモジュラーアクセサリデバイスであって、
外部隣接デバイスとして前記第1の送信機デバイスに結合するための第1のコネクタモジュールであって、第1の入力部材を含む、第1のコネクタモジュールと、
前記第1のコネクタモジュールに結合された電源コントローラであって、電源に結合されるようにさらに構成され、前記電源が前記モジュラーアクセサリデバイスのハウジングに配置されている、電源コントローラと、
前記第1のコネクタモジュールに結合された視覚インジケータ部材と、
を含み、
前記第1の入力部材は、前記第1の送信機デバイスからの信号を受信して、前記モジュラーアクセサリデバイスの前記ハウジングに配置されている前記電源から前記第1の送信機デバイスへの第1の電力供給および前記モジュラーアクセサリデバイスの前記ハウジングに配置されている前記電源から前記視覚インジケータ部材への第2の電力供給を指示するように構成され、さらに、前記視覚インジケータ部材は、前記第1の送信機デバイスから前記第1の入力部材を介して受信されたインジケータ制御信号に基づいて作動するように構成されている、モジュラーアクセサリデバイス。
【請求項5】
前記視覚インジケータ部材は、前記視覚インジケータ部材を外部作動デバイス内に収容することが可能であるように、前記モジュラーアクセサリデバイスに配置されている、請求項2から4のいずれか一項に記載のモジュラーアクセサリデバイス。
【請求項6】
前記第1のコネクタモジュールは前記モジュラーアクセサリデバイスの第1の側壁に配置されている、請求項1から5のいずれか一項に記載のモジュラーアクセサリデバイス。
【請求項7】
前記第1のコネクタモジュールは、前記第1の送信機デバイスに前記第1の電力供給を伝送するための第1の出力部材をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のモジュラーアクセサリデバイス。
【請求項8】
第2の送信機デバイスに結合するための第2のコネクタモジュールであって、第2の入力部材を含む、第2のコネクタモジュールをさらに含み、
前記第2のコネクタモジュールは前記電源コントローラおよび前記視覚インジケータ部材に結合され、
前記第2の入力部材は、前記第2の送信機デバイスからの信号を受信して、前記電源から前記第2の送信機デバイスへの前記第1の電力供給および前記視覚インジケータ部材への前記第2の電力供給を指示するように構成され、さらに、前記視覚インジケータ部材は、前記第2の送信機デバイスから前記第2の入力部材を介して受信されたインジケータ制御信号に基づいて作動するように構成されている、請求項1、3からのいずれか一項に記載のモジュラーアクセサリデバイス。
【請求項9】
前記第2のコネクタモジュールは前記モジュラーアクセサリデバイスの第2の側壁に配置されている、請求項に記載のモジュラーアクセサリデバイス。
【請求項10】
前記第2のコネクタモジュールは、前記第2の送信機デバイスに前記第1の電力供給を伝送するための第2の出力部材をさらに含む、請求項2または9に記載のモジュラーアクセサリデバイス。
【請求項11】
前記モジュラーアクセサリデバイスのハウジングに配置された機械的送信機嵌合部材をさらに含み、前記機械的送信機嵌合部材は、少なくとも1つの送信機デバイスに機械的に結合するように適合されている、請求項1から10のいずれか一項に記載のモジュラーアクセサリデバイス。
【請求項12】
前記モジュラーアクセサリデバイスの頂面に配置された機械的アクチュエータ嵌合部材をさらに含み、前記機械的アクチュエータ嵌合部材は、少なくとも1つの外部アクチュエータデバイスに機械的に結合するように適合されている、請求項1から11のいずれか一項に記載のモジュラーアクセサリデバイス。
【請求項13】
請求項1から12のいずれか一項に記載のモジュラーアクセサリデバイスに結合するための送信機デバイスであって、
前記送信機デバイスの少なくとも1つの側壁に配置された少なくとも1つの導電性部材であって、前記第1のコネクタモジュールへの電気的結合を可能にするように構成された、少なくとも1つの導電性部材と、
少なくとも1つの前記導電性部材に結合されたマイクロコントローラモジュールと、
前記マイクロコントローラモジュールに結合されたトランシーバ機構と、
を含み、
前記マイクロコントローラモジュールは、前記モジュラーアクセサリデバイスに信号を送信して、前記電源から前記送信機デバイスへの前記第1の電力供給を指示することが可能であり、
さらに、前記マイクロコントローラモジュールは、前記モジュラーアクセサリデバイスにインジケータ制御信号を送信して、前記トランシーバ機構に基づいて前記視覚インジケータ部材を作動させることが可能である、
送信機デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は概して、送信機デバイスに結合するためのモジュラーアクセサリデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
技術がますます進歩し、デバイス/機械の受信機に信号を通信するためのワイヤレスおよびバッテリレスの送信機デバイスの使用が望まれてきた。
【0003】
このような送信機デバイスを、たとえば押しボタン、セレクタスイッチなどの作動デバイスとともに、送信機デバイスに内蔵された十分な電源なしで使用するために、このような送信機デバイスは通常、作動デバイスが作動したときに通信信号を受信機に送信するのに充分/十分な電力を生成することしかできない。送信機デバイスはその後、電力が不十分なために停電する。
【0004】
起こり得る1つの問題は、受信機が送信機デバイスから通信信号を受信したことが保証されないことである。起こり得る他の問題は、受信機が送信機デバイスと通信する用意があることを示す表示もないことである。
【0005】
このような送信機デバイスの使用のために起こり得る他の問題は、ワイヤレスおよびバッテリレスの送信機デバイスに結合された作動デバイスを使用するオペレータが、送信機デバイスが受信機と適切に通信していることを確信することができないということである。
【0006】
現在、オペレータへの表示は通常、作動デバイス、たとえば押しボタンを、デバイス/機械を制御するためにデバイス/機械に直接配線することによって達成することができる。この場合、オペレータへの表示は、デバイス/機械に対するコマンドの結果である。たとえば、機械をオンにする押しボタンの場合、押しボタンが機械にハード配線されていれば、押しボタンがデバイス/機械と適切に通信していることの表示/確認は、デバイス/機械が動作し始めるときである。しかしながら、このようなアプローチには、押しボタンとデバイス/機械との間で配線を行うことが要求され、これは通常、十分な作業スペースおよび時間を必要とすることが理解される。このようなハード配線のためにメンテナンスをすることも必要であり、これにより通常、コストが増加する。
【0007】
並行して、視覚表示の形態を備えた現在の先行技術の送信機デバイスは、専用の押しボタンのみで働く、またはこれとのみ結合/嵌合することができるということも認識されてきた。押しボタンは送信機デバイスと1対1の関係で製造される。これは、異なるタイプまたはモデルの送信機用にカスタマイズされた押しボタンを調達しなければならないため、物流のコストおよび複雑さの増加につながる可能性がある。さらに、このような送信機デバイスは、セレクタスイッチのような他の形態の作動デバイスでは働かない。これは、このような送信機デバイスに使用することができる用途またはシステムの制限につながる。
【0008】
さらに、このような送信機デバイスでは、視覚インジケータは、送信機デバイスに組み込む/統合することができる。このような各送信機デバイスは、視覚インジケータに電力供給するのに十分な電源を内部に有さなければならない。インジケータは送信機デバイスから分離することができない。各インジケータは1つの送信機デバイスに対してのみ働く。上の要件はこのような送信機デバイスについての大きなフォームファクタにつながる可能性がある。さらに、このような構成は、たとえば視覚インジケータと電源を共有する必要があるため、技術的な妥協により、送信機デバイスのいくつかの特性について性能の損失を引き起こす可能性がある。また、送信機デバイスにおいてインジケータを長期間動作させるために送信機デバイスにおいて利用可能な電力が制限されていることがあり、これは、弱いまたは不明瞭な表示/フィードバックがオペレータまたはユーザに示されることにつながる可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、上の観点から、上の問題の少なくとも1つに対処する送信機デバイス用のモジュラーアクセサリデバイスの必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の一態様によれば、第1の送信機デバイスに結合するための第1のコネクタモジュールであって、第1の入力部材を含む、第1のコネクタモジュールと、第1のコネクタモジュールに結合された電源コントローラであって、電源に結合されるようにさらに構成された、電源コントローラと、第1のコネクタモジュールに結合された視覚インジケータ部材と、を含むモジュラーアクセサリデバイスが提供され、第1の入力部材は、第1の送信機デバイスからの信号を受信して、電源から第1の送信機デバイスへの第1の電力供給および視覚インジケータ部材への第2の電力供給を指示するように構成され、さらに、視覚インジケータ部材は、第1の送信機デバイスから第1の入力部材を介して受信されたインジケータ制御信号に基づいて作動するように構成されている。
【0011】
視覚インジケータ部材は、視覚インジケータ部材を外部作動デバイス内に収容することが可能であるように、モジュラーアクセサリデバイスに配置することができる。
【0012】
第1のコネクタモジュールは、モジュラーアクセサリデバイスの第1の側壁に配置することができる。
【0013】
第1のコネクタモジュールは、第1の送信機デバイスに第1の電力供給を伝送するための第1の出力部材をさらに含むことができる。
【0014】
モジュラーアクセサリデバイスは、第2の送信機デバイスに結合するための第2のコネクタモジュールをさらに含むことができ、第2のコネクタモジュールは第2の入力部材を含み、第2のコネクタモジュールは電源コントローラおよび視覚インジケータ部材に結合され、第2の入力部材は、第2の送信機デバイスからの信号を受信して、電源から第2の送信機デバイスへの第1の電力供給および視覚インジケータ部材への第2の電力供給を指示するように構成され、さらに、視覚インジケータ部材は、第2の送信機デバイスから第2の入力部材を介して受信されたインジケータ制御信号に基づいて作動するように構成されている。
【0015】
第2のコネクタモジュールは、モジュラーアクセサリデバイスの第2の側壁に配置することができる。
【0016】
第2のコネクタモジュールは、第2の送信機デバイスに第1の電力供給を伝送するための第2の出力部材をさらに含むことができる。
【0017】
モジュラーアクセサリデバイスは、モジュラーアクセサリデバイスのハウジングに配置された機械的送信機嵌合部材をさらに含むことができ、機械的送信機嵌合部材は、少なくとも1つの送信機デバイスに機械的に結合するように適合されている。
【0018】
モジュラーアクセサリデバイスは、モジュラーアクセサリデバイスの頂面に配置された機械的アクチュエータ嵌合部材をさらに含むことができ、機械的アクチュエータ嵌合部材は、少なくとも1つの外部アクチュエータデバイスに機械的に結合するように適合されている。
【0019】
本開示の他の一態様によれば、上の態様のモジュラーアクセサリデバイスに結合するための送信機デバイスが提供され、送信機デバイスは、送信機デバイスの少なくとも1つの側壁に配置された少なくとも1つの導電性部材であって、第1のコネクタモジュールへの電気的結合を可能にするように構成された、少なくとも1つの導電性部材と、少なくとも1つの導電性部材に結合されたマイクロコントローラモジュールと、マイクロコントローラモジュールに結合されたトランシーバ機構と、を含み、マイクロコントローラモジュールは、モジュラーアクセサリデバイスに信号を送信して、電源から送信機デバイスへの第1の電力供給を指示することが可能であり、さらに、マイクロコントローラモジュールは、モジュラーアクセサリデバイスにインジケータ制御信号を送信して、トランシーバ機構に基づいて視覚インジケータ部材を作動させることが可能である。
【0020】
本開示の例示的な実施形態は、単なる例として、そして図面と併せて、次の書面の説明から当業者によりよく理解され、容易に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1A】例示的な一実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスの斜視図である。
図1B】例示的な実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスの概略側面図である。
図1C】例示的な実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスの概略上面図である。
図1D】例示的な実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスの他の斜視図である。
図1E】例示的な実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスの概略断面上面図である。
図2A】送信機デバイスに結合されている例示的な一実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスの断面上面図である。
図2B】1つの送信機デバイスに結合されているモジュラーアクセサリデバイスを示す斜視図である。
図2C】2つの送信機デバイスに結合されているモジュラーアクセサリデバイスを示す斜視図である。
図3A】モジュラーアクセサリデバイスの外部の例示的な寸法を示す斜視図である。
図3B】モジュラーアクセサリデバイスの外部の例示的な寸法を示す概略上面図である。
図4】例示的な一実装形態における例示的な一実施形態のモジュラーアクセサリデバイスの送信機デバイスへの接続を示す概略図である。
図5A】例示的な一実施形態において1つの送信機デバイスに結合されたモジュラーアクセサリデバイスを示す概略図である。
図5B】例示的な実施形態において送信機デバイスを給電/作動するプロセスを説明するための概略フローチャートである。
図6】例示的な一実施形態において第1の送信機デバイスおよび第2の送信機デバイスに結合されたモジュラーアクセサリデバイスを示す概略図である。
図7A】例示的な一実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスにおける第1のコネクタモジュールおよび第2のコネクタモジュールの例示的な回路図を示す概略図である。
図7B】例示的な一実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスにおける電源と電源コントローラとの間の例示的な回路図を示す概略図である。
図7C】例示的な一実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスの視覚インジケータ部材の例示的な回路図を示す概略図である。
図8】例示的な一実施形態においてモジュラーアクセサリデバイスを使用する方法を説明するための概略フローチャートである。
図9】例示的な一実施形態における送信機デバイスを説明するための概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1Aは、例示的な一実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスの斜視図である。図1Aにおけるモジュラーアクセサリデバイスの図はモジュラーアクセサリデバイスの正面からのものとして見ることができる。図1Bは、例示的な実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスの概略側面図である。図1Cは、例示的な実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスの概略上面図である。図1Eは、例示的な実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスの概略断面上面図である。
【0023】
図1Aに示すような例示的な実施形態において、モジュラーアクセサリデバイス100は、送信機デバイス(図示せず)に結合するためのものである。送信機デバイスはモジュラーアクセサリデバイス100に隣接して配置することができる。送信機デバイスはたとえばPCT特許出願第PCT/SG2021/050312号に記載のようなワイヤレス送信機である。モジュラーアクセサリデバイス100は、ハウジング102、第1のコネクタモジュール120、電源コントローラ116および視覚インジケータ部材130を含む。電源コントローラ116は、電源114に結合されるように構成されている。
【0024】
ハウジング102は、第1の頂面104、底面(図示せず)、第1の側壁106、第2の側壁108、第1の後端110および第2の後端112を含む。第1の側壁106は第2の側壁108とは反対にあり、すなわち第1の側壁106はハウジング102の第2の側壁108から反対側に配置されている。第1の後端110は第2の後端112とは反対にあり、すなわち第1の後端110はハウジング102の第2の後端112から反対の側または端部に配置されている。
【0025】
視覚インジケータ部材130は第1のコネクタモジュール120に電気的に結合されている。視覚インジケータ部材130はモジュラーアクセサリデバイス100に配置されている。視覚インジケータ部材130の延長部分がハウジング102の第1の頂面104の上方に突出する。例示的な実施形態において、視覚インジケータ部材130は発光ダイオード(LED)を含む。LEDは、視覚インジケータ部材130の延長部分に配置することができる。視覚インジケータ部材130は外部作動デバイス(図示せず)内に収容することができる。たとえば、外部作動デバイスは押しボタンまたはセレクタスイッチとすることができる。たとえば、視覚インジケータ部材130の露出部分は外部作動デバイス内に収容することができる。
【0026】
第1のコネクタモジュール120により、モジュラーアクセサリデバイスに隣接して配置された送信機デバイスへのモジュラーアクセサリデバイス100の電気的結合が可能になる。たとえば、この送信機デバイスは第1の送信機デバイスと呼ばれる。たとえば、第1の送信機デバイスは、第1のコネクタモジュール120と協働する対応する導電性部材を含むことができる。第1のコネクタモジュール120は1つまたは複数のポゴピンの形態であるが、これに限定されない。一例として、第1のコネクタモジュール120は1つまたは複数のポゴピンを含むことができる一方、第1の送信機デバイスは1つまたは複数の露出接触パッドを備えた導電性部材を含むことができる。モジュラーアクセサリデバイス100および第1の送信機デバイスはしたがって並んで、そして互いに直接隣接して一緒に結合することができる。たとえば、モジュラーアクセサリデバイス100は、第1のコネクタモジュール120と第1の送信機デバイスの導電性部材との間の電気的結合を介して第1の送信機デバイスに電源114を提供することを可能にすることができる。電源114はしたがって第1の送信機デバイスの外部にある。たとえば、モジュラーアクセサリデバイス100によって電気的結合を介して十分な電力を提供することができ、第1の送信機デバイスが受信機から受領確認通信信号を受信することが可能になる。たとえば、モジュラーアクセサリデバイス100は第1の送信機デバイスによって電気的結合を介して制御することができる。
【0027】
例示的な実施形態において、第1のコネクタモジュール120はモジュラーアクセサリデバイス100の第1の側壁106に配置されている。たとえば、第1のコネクタモジュール120が1つまたは複数のポゴピンを含めば、1つまたは複数のポゴピンは第1の側壁106に対して垂直に配置することができる。
【0028】
第1のコネクタモジュール120は第1の入力部材122を含む。例示的な実施形態において、第1の入力部材122は第1の送信機デバイスから少なくとも2つのタイプの指示/信号を受信することができる。例示的な実施形態において、第1の入力部材122は、第1の送信機デバイスからの信号を受信して、電源114から第1の送信機デバイスへの第1の電力供給を指示するとともに視覚インジケータ部材130への第2の電力供給を指示するように構成されている。視覚インジケータ部材130は、第1の送信機デバイスから第1の入力部材122を介して受信されたインジケータ制御信号に基づいて作動するように構成されている。
【0029】
電源コントローラ116は第1のコネクタモジュール120に結合されている。電源コントローラはDC-DCレギュレータとすることができるが、これに限定されない。説明したように、電源コントローラ116は、電源114に結合されるようにさらに構成されている。電源114は、取り外し可能な電源とすることができるが、これに限定されない。たとえば、電源114は、置換可能/交換可能なバッテリ、コインセルバッテリなどとすることができる。電源114はモジュラーアクセサリデバイス100のハウジングに配置されている。
【0030】
例示的な実施形態において、第1のコネクタモジュール120は、第1の送信機デバイスに第1の電力供給を伝送するための第1の出力部材124をさらに含む。たとえば、電源114から第1の送信機デバイスへの第1の電力供給を指示する信号がモジュラーアクセサリデバイス100の第1の入力部材122を介して受信されると、電源コントローラ116はモジュラーアクセサリデバイス100の電源114から電力を提供し、モジュラーアクセサリデバイス100の第1の出力部材124を介して第1の送信機に第1の電力供給を伝送する。電源コントローラ116は、視覚インジケータ部材130への第2の電力供給としてモジュラーアクセサリデバイス100の電源114から電力を提供する。第1の送信機デバイスからのインジケータ制御信号がモジュラーアクセサリデバイス100の第1の入力部材122を介して受信されると、視覚インジケータ部材130が作動する。すなわち、視覚インジケータ部材130への第2の電力供給および第1の送信機デバイスから受信されるインジケータ制御信号で、視覚インジケータ部材130が作動する。たとえば、LEDがオンに切り替えられる。
【0031】
例示的な実施形態において、モジュラーアクセサリデバイス100は、視覚インジケータ部材130を作動させることによってユーザ/オペレータに視覚的なフィードバックまたは表示を提供して、第1の送信機デバイスが対応する受信機から受領確認通信信号を受信したことを示す。これは、受信機が第1の送信機デバイスから通信信号を受信したこと、および受信機が受領確認通信信号を送り、これが次に第1の送信機デバイスで受信されたことをユーザ/オペレータに有益に知らせることができる。視覚的なフィードバックまたは表示はこのように、第1の送信機デバイスと対応する受信機との間で通信が確立され、意図されたように動作していることを知らせる。
【0032】
上の例示的な実施形態は、第1の送信機デバイスに結合するために第1のコネクタモジュール120を設ける。例示的な実施形態において、他の送信機デバイスに結合するために他のコネクタモジュールがさらに設けられている。
【0033】
他の例示的な実施形態において、第1のコネクタモジュール120のみを設けることができるということが理解されるであろう。
【0034】
図1Dは、例示的な実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイス100の他の斜視図である。図1Dにおけるモジュラーアクセサリデバイスの図は、図1Aの図と比較して、モジュラーアクセサリデバイスの反対側からのものとして見ることができる。
【0035】
例示的な実施形態において、図1Dに示すように、モジュラーアクセサリデバイス100は第2のコネクタモジュール140をさらに含む。第2のコネクタモジュール140は電源コントローラ116および視覚インジケータ部材130に電気的に結合されている。
【0036】
第2のコネクタモジュール140は第1のコネクタモジュール120と実質的に同様に機能する。第2のコネクタモジュール140により、モジュラーアクセサリデバイス100に隣接して配置された送信機デバイスへのモジュラーアクセサリデバイス100の電気的結合が可能になる。たとえば、このような送信機デバイスは第2の送信機デバイスと呼ばれる。たとえば、第2の送信機デバイスは、第2のコネクタモジュール140と協働する対応する導電性部材を含むことができる。第2のコネクタモジュール140は1つまたは複数のポゴピンの形態であるが、これに限定されない。一例として、第2のコネクタモジュール140は1つまたは複数のポゴピンを含むことができる一方、第2の送信機デバイスは1つまたは複数の露出接触パッドを備えた導電性部材を含むことができる。モジュラーアクセサリデバイス100および第2の送信機デバイスはしたがって並んで、そして互いに直接隣接して一緒に結合することができる。たとえば、モジュラーアクセサリデバイス100は、第2のコネクタモジュール140と第2の送信機デバイスの導電性部材との間の電気的結合を介して第2の送信機デバイスに電源114を提供することを可能にすることができる。電源114はしたがって第2の送信機デバイスの外部にある。たとえば、モジュラーアクセサリデバイス100によって電気的結合を介して十分な電力を提供することができ、第2の送信機デバイスが受信機から受領確認通信信号を受信することが可能になる。たとえば、モジュラーアクセサリデバイス100は第2の送信機デバイスによって電気的結合を介して制御することができる。
【0037】
例示的な実施形態において、第2のコネクタモジュール140はモジュラーアクセサリデバイス100の第2の側壁108に配置されている。たとえば、第2のコネクタモジュール140が1つまたは複数のポゴピンを含めば、1つまたは複数のポゴピンは第2の側壁108に対して垂直に配置することができる。
【0038】
第2のコネクタモジュール140は第2の入力部材142を含む。例示的な実施形態において、第2の入力部材142は第2の送信機デバイスから少なくとも2つのタイプの指示/信号を受信することができる。例示的な実施形態において、第2の入力部材142は、第2の送信機デバイスからの信号を受信して、電源114から第2の送信機デバイスへの第1の電力供給を指示するとともに視覚インジケータ部材130への第2の電力供給を指示するように構成されている。視覚インジケータ部材130は、第2の送信機デバイスから第2の入力部材142を介して受信されたインジケータ制御信号に基づいて作動するように構成されている。
【0039】
モジュラーアクセサリデバイス100において、電源コントローラ116は第1のコネクタモジュール120および第2のコネクタモジュール140の両方に結合されている。
【0040】
視覚インジケータ部材130は第1のコネクタモジュール120および第2のコネクタモジュール140の両方に電気的に結合されている。
【0041】
例示的な実施形態において、第2のコネクタモジュール140は、第2の送信機デバイスに第1の電力供給を伝送するための第2の出力部材144をさらに含む。
【0042】
たとえば、電源114から第2の送信機デバイスへの第1の電力供給を指示する信号がモジュラーアクセサリデバイス100の第2の入力部材142を介して受信されると、電源コントローラ116はモジュラーアクセサリデバイス100の電源114から電力を提供し、モジュラーアクセサリデバイス100の第2の出力部材144を介して第2の送信機に第1の電力供給を伝送する。電源コントローラ116は、視覚インジケータ部材130への第2の電力供給としてモジュラーアクセサリデバイス100の電源114から電力を提供する。第2の送信機デバイスからのインジケータ制御信号がモジュラーアクセサリデバイス100の第2の入力部材142を介して受信されると、視覚インジケータ部材130が作動する。すなわち、視覚インジケータ部材130への第2の電力供給および第2の送信機デバイスから受信されるインジケータ制御信号で、視覚インジケータ部材130が作動する。たとえば、LEDがオンに切り替えられる。
【0043】
例示的な実施形態において、第1の送信機デバイスについて視覚的なフィードバックまたは表示を提供することができることに加えて、モジュラーアクセサリデバイス100は、視覚インジケータ部材130を作動させることによってユーザ/オペレータに視覚的なフィードバックまたは表示を提供して、第2の送信機デバイスが対応する受信機から受領確認通信信号を受信したことを示す。これは、受信機が第2の送信機デバイスから通信信号を受信したこと、および受信機が受領確認通信信号を送り、これが次に第2の送信機デバイスで受信されたことをユーザ/オペレータに有益に知らせることができる。視覚的なフィードバックまたは表示はこのように、第2の送信機デバイスと対応する受信機との間で通信が確立され、意図されたように動作していることを知らせる。
【0044】
例示的な実施形態において、モジュラーアクセサリデバイス100は、モジュラーアクセサリデバイス100のハウジング102に配置された機械的送信機嵌合部材150をさらに含む。機械的送信機部材150は第1の後端110に配置されている。他の機械的送信機嵌合部材152がモジュラーアクセサリデバイス100の第2の後端112に配置されるということを規定することができる。他の例示的な実施形態において、機械的送信機部材150のみを設けることができる。機械的送信機嵌合部材、たとえば150、152は、モジュラーアクセサリデバイス100に隣接して、すなわちハウジング102の第1の側壁106および/または第2の側壁108に隣接して配置される少なくとも1つの送信機デバイスに機械的に結合するように適合され、少なくとも1つの送信機デバイス(図示せず)は、機械的送信機嵌合部材、たとえば150、152と嵌合するための相補部材を含む。機械的送信機嵌合部材、たとえば150、152は、ハウジング102の第1の側壁106および/または第2の側壁108から延在する。たとえば、第1のコネクタモジュール120および第2のコネクタモジュール140の両方が設けられている場合、機械的送信機嵌合部材、たとえば150、152は、2つの送信機デバイスをモジュラーアクセサリデバイス100に機械的に結合するために第1の側壁106および第2の側壁108の一方または両方から延在することができる。
【0045】
例示的な実施形態において、機械的送信機嵌合部材、たとえば150、152は、少なくとも1つの送信機デバイスを機械的に結合するためのスナップクリップの形態であるが、これに限定されない。例示的な実施形態において、機械的送信機嵌合部材、たとえば150、152は、少なくとも1つの送信機デバイスの相補的嵌合部材の溝内を進むことができる背骨部、たとえば153、155を含む。背骨部、たとえば153、155は、第1の側壁106および第2の側壁108の両方から延在して示されている。機械的送信機嵌合部材、たとえば150、152は、第1の側壁106および/または第2の側壁108からそれぞれ遠位にあり、背骨部、たとえば153、155の一端に設けられた、少なくとも1つの突出した実質的にL形状の前縁、たとえば154、156をさらに含む。各L形状前縁、たとえば154、156はスナップフィットフック、たとえば157、158を含む。例示的な実施形態において、機械的送信機嵌合部材、たとえば150、152はプラスチック製であるが、これに限定されない。図1Cにおいて、ハウジング102の第1の側壁106および第2の側壁108からそれぞれ延在する2つの機械的送信機嵌合部材150、152が示されている。2つの機械的送信機嵌合部材150、152はそれぞれ背骨部153、155を含む。背骨部153、155の両端に4つの突出した実質的にL形状の前縁が示されている。他の例示的な実施形態において、背骨部153、155は4つの別個の背骨部に分割することができ、それぞれがハウジング102の側壁から延在する。
【0046】
モジュラーアクセサリデバイス100は、モジュラーアクセサリデバイス100の第1の頂面104に配置された機械的アクチュエータ嵌合部材160をさらに含み、機械的アクチュエータ嵌合部材160は、少なくとも1つの外部アクチュエータデバイス(図示せず)に機械的に結合するように適合される。機械的アクチュエータ嵌合部材160は、たとえば少なくとも1つの外部作動デバイス(図示せず)がモジュラーアクセサリデバイス100の第1の頂面104に配置されているとき、少なくとも1つの外部作動デバイス(図示せず)に機械的に係合または結合するように適合されている。機械的アクチュエータ嵌合部材160は、それぞれモジュラーアクセサリデバイス100を外部作動デバイスに取り付けるための固定フックおよびスナップクリップの形態であるが、これに限定されない。外部作動デバイスは、押しボタン、セレクタスイッチ、ジョイスティックなどとすることができるが、これらに限定されない。たとえば、外部作動デバイスは、送信機デバイスを作動するためのプランジャを備えた有線送信機とすることもできる。
【0047】
図2Aは、送信機デバイスに結合されている例示的な一実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスの断面上面図である。図2Bは、1つの送信機デバイスに結合されているモジュラーアクセサリデバイスを示す斜視図である。図2Cは、2つの送信機デバイスに結合されているモジュラーアクセサリデバイスを示す斜視図である。
【0048】
例示的な実施形態において、モジュラーアクセサリデバイス200は図1Dのモジュラーアクセサリデバイス100と実質的に同様である。機械的送信機嵌合部材250がモジュラーアクセサリデバイス200の1つの後端に設けられている。他の機械的送信機嵌合部材252がモジュラーアクセサリデバイス200の他の後端に設けられている。
【0049】
図2Aを参照すると、L形状前縁254が送信機デバイス270の相補部材に案内されている。たとえば、背骨部253を収容するために通路またはチャネルが送信機デバイス270に設けられている。背骨部253は、L形状前縁254の近位にある端部で概略的に示されている。スナップフィットフック257がL形状前縁254に設けられている。機械的送信機嵌合部材252の他のL形状前縁の他のスナップフィットフック258が概略的に示されている。
【0050】
L形状前縁254のスナップフィットフック257が、送信機デバイス270の通路またはチャネルに配置されている送信機デバイス270のブロッキングコンポーネント272、たとえばリブに接触すると、スナップフィットフック257が曲げられ、送信機デバイスのブロッキングコンポーネント272の後ろに留まる。送信機デバイス270の通路またはチャネル内での背骨部253の動きにより湾曲が起こり得る。モジュラーアクセサリデバイス200のスナップフィットフック257と送信機デバイス270のブロッキングコンポーネント272との間にスナップおよびフィット作用がある。モジュラーアクセサリデバイス200は次いで送信機デバイス270にしっかりと固定されて組み立てモジュールを形成する。固着/固定状態において、L形状前縁254の端部が組み立てモジュールのそのそれぞれの側から突出する。上の説明は機械的送信機嵌合部材250について提供されている。同様のプロセスが他の機械的送信機嵌合部材252について行われることが理解されるであろう。
【0051】
モジュラーアクセサリデバイス200を送信機デバイス270から解放/切断するため、機械的送信機嵌合部材250のL形状前縁、たとえば254およびモジュラーアクセサリデバイス200の他の機械的送信機嵌合部材252の突出端に力Fが加えられる。機械的送信機嵌合部材250について、力Fは送信機デバイス270のブロッキングコンポーネント272からスナップフィットフック257を解放することができ、背骨部253を次いで、送信機デバイス270の通路またはチャネル内でブロッキングコンポーネント272から離れる方向に引き出すことができる。
【0052】
図2Bを参照すると、モジュラーアクセサリデバイス200のハウジングの形状は、第1の送信機デバイス270のハウジングの形状と実質的に同様または相補的である。これによりモジュラーアクセサリデバイス200を第1の送信機デバイス270に機械的に結合して組み立てモジュールを形成することが可能になる。第1の送信機デバイス270は、モジュラーアクセサリデバイス200のスナップフィットフック(たとえば図2Aの257および図1Aの157参照)と第1の送信機デバイス270のブロッキングコンポーネント(図2Aの272参照)との間のスナップおよびフィット作用を介してモジュラーアクセサリデバイス200に機械的に結合される。
【0053】
例示的な実施形態において、第1の送信機デバイス270が作動すると、第1の送信機デバイス270は、モジュラーアクセサリデバイス200の第1のコネクタモジュールおよび第1の送信機デバイス270の相補的導電性部材を介してモジュラーアクセサリデバイス200と相互作用し、単なる一例として、モジュラーアクセサリデバイス200の視覚インジケータ部材230を作動させる。
【0054】
図2Cを参照すると、モジュラーアクセサリデバイス200のハウジングの形状は、第1の送信機デバイス270のハウジングの形状および第2の送信機デバイス271のハウジングの形状と実質的に同様または相補的である。これにより、2つの異なる送信機、すなわち第1の送信機デバイス270および第2の送信機デバイス271にモジュラーアクセサリデバイス200を機械的に結合することが可能になる。第1の送信機デバイス270および第2の送信機デバイス271は、モジュラーアクセサリデバイス200のスナップフィットフック(図2Aの257、258およびたとえば図1Aの157参照)と第1の送信機デバイス270および第2の送信機デバイス271のそれぞれのブロッキングコンポーネント(たとえば図2Aの272参照)との間のスナップおよびフィット作用を介してモジュラーアクセサリデバイス200に機械的に結合される。
【0055】
第1の送信機デバイス270が作動すると、第1の送信機デバイス270は、モジュラーアクセサリデバイス200の第1のコネクタモジュールおよび第1の送信機デバイス270の相補的導電性部材を介してモジュラーアクセサリデバイス200と相互作用してたとえばモジュラーアクセサリデバイス200の視覚インジケータ部材230を作動させる。第2の送信機デバイス271が作動すると、第2の送信機デバイス271は、モジュラーアクセサリデバイス200の第2のコネクタモジュールおよび第2の送信機デバイス271の相補的導電性部材を介してモジュラーアクセサリデバイス200と相互作用し、単なる一例として、モジュラーアクセサリデバイス200の視覚インジケータ部材230を作動させる。
【0056】
図3Aは、モジュラーアクセサリデバイスの外部の例示的な寸法を示す斜視図である。図3Bは、モジュラーアクセサリデバイスの外部の例示的な寸法を示す概略上面図である。これらの寸法は、例示的な実施形態のモジュラーアクセサリデバイスの小さなフォームファクタを示すように示されている。
【0057】
図3Aにおいて、モジュラーアクセサリデバイス300の外部の例示的な寸法が示されている。モジュラーアクセサリデバイス300の底面(図示せず)から視覚インジケータ部材(たとえば図1Aおよび図1Dの130参照)の延長部分の頂端までの高さが約40mmとして示されているが、これに限定されない。モジュラーアクセサリデバイス300のハウジング(たとえば図1Aおよび図1Dの102参照)の第1の側壁(たとえば図1Aの106参照)から対向する第2の側壁(たとえば図1Aおよび図1Dの108参照)までの幅が約10mmとして示されているが、これに限定されない。ハウジング(たとえば図1Aおよび図1Dの102参照)の第1の後端(たとえば図1Aおよび図1Dの110参照)から対向する第2の後端(たとえば図1Aおよび図1Dの112参照)までの長さが約32mmとして示されているが、これに限定されない。
【0058】
図3Bを参照すると、機械的送信機嵌合部材(たとえば図1Aおよび図1Dの150、152参照)の1つのL形状前縁に接続された背骨部(たとえば図1Aの154、156、図1Cの153、155、および図2Aの253および254参照)の長さは約5.6mmとして示されているが、これに限定されない。1つのL形状前縁に接続された背骨部の中央部分から他のL形状前縁に接続された背骨部の中央部分までの長さが約28.8mmとして示されているが、これに限定されない。L形状前縁の上端壁から突出するスナップフィットフック(たとえば図2Aの257参照)の幅が約0.6mmとして示されているが、これに限定されない。
【0059】
図4は、例示的な一実装形態における例示的な一実施形態のモジュラーアクセサリデバイスの送信機デバイスへの接続を示す概略図である。
【0060】
図4において、モジュラーアクセサリデバイス400は簡略化されて、電源402、電源402に結合された電源コントローラ404、電源コントローラ404に結合された視覚インジケータ部材406、および電源コントローラ404および視覚インジケータ部材406に結合された第1のコネクタモジュール408を示す。電源402は交換可能なバッテリの形態であるが、これに限定されない。電源コントローラ404はDC-DCレギュレータとすることができるが、これに限定されない。視覚インジケータ部材406はLEDの形態であるが、これに限定されない。第1のコネクタモジュール408は1つまたは複数のポゴピンの形態であるが、これに限定されない。第1のコネクタモジュール408は接続インターフェース408と呼ばれる。
【0061】
送信機デバイス470は簡略化されて、機械的アクチュエータおよび発電機モジュール472、マイクロコントローラ473、トランシーバ/伝送機構474、電力管理システム475および導電性部材を示す。たとえば、導電性部材は、金めっきエッジ、1つまたは複数の接触パッドまたは1つまたは複数のポゴピンの形態であるが、これらに限定されない。機械的アクチュエータおよび発電機モジュール472が作動すると、電力管理モジュール475はマイクロコントローラ473およびトランシーバ/伝送機構474に一時的な電力を提供する。すなわち、発電機モジュール472の発電機がエネルギー/電力を生成して送信機デバイス470を作動させる。いくつかの例示的な実施形態において、発電機は送信機デバイスのエネルギー収穫発生機と呼ぶことができる。
【0062】
送信機デバイス470の導電性部材はモジュラーアクセサリデバイス400の第1のコネクタモジュール408と相補的である。モジュラーアクセサリデバイス400および送信機デバイス470は接続インターフェース408を介して互いに電気的に結合/接続されている。
【0063】
送信機デバイス470のマイクロコントローラ473は、トランシーバ/伝送機構474とともに、モジュラーアクセサリデバイス400の視覚インジケータ部材406のオン/オフ機能を制御する。マイクロコントローラ473は、ACK_DET IOピン、BAT_ON IOピンおよびLED_ON IOピンを含むIOモジュールをさらに含む。マイクロコントローラ473は電源コントローラ404に接続され、これが次にBAT_ON IOピンを介してモジュラーアクセサリデバイス400の電源402に結合されている。
【0064】
例示的な実施形態において、送信機デバイス470はバッテリレスおよびワイヤレスの送信機である。
【0065】
モジュラーアクセサリデバイス400と送信機デバイス470との間の相互作用プロセスの基本サイクルを以下に説明する。
【0066】
送信機デバイス470の機械的アクチュエータが押下/作動されると、送信機デバイス470の発電機が作動する。発電機から電力管理システム475を介してマイクロコントローラ473に電力供給が提供され、マイクロコントローラ473が作動または作動する。たとえば、1.8Vの電源が発電機によってマイクロコントローラ473に提供される。通常、バッテリレスおよびワイヤレスの送信機では、発電機は、送信機のマイクロコントローラを作動させて信号を送信するのに十分なだけの電力供給を生成する。
【0067】
例示的な実施形態において、マイクロコントローラ473はACK_DET IOピンをサンプリングする。ACK_DET IOピンが論理ハイとして検出されれば、マイクロコントローラ473は停止する。この論理は、1つより多くの送信機デバイスがモジュラーアクセサリデバイス400に結合されているシナリオで実装することができる。すなわち、ACK_DET IOピンが論理ハイであることが検出されれば、これは、送信機デバイス470は通信を開始する、および/または受信機からの受領確認通信信号を待っているデバイスではないことを意味し得る。
【0068】
生成された電力供給により、マイクロコントローラ473がトランシーバ/伝送機構474を使用して通信信号を受信機に送ることが可能になる。通信信号が送られた後、マイクロコントローラ473はモジュラーアクセサリデバイス400を使用してリスニングまたは受信モードに入る。
【0069】
例示的な実施形態において、マイクロコントローラ473はBAT_ON IOピンを論理ハイに設定し、これによりモジュラーアクセサリデバイス400における電源コントローラ404(たとえばDC-DCレギュレータ)がオンに切り替わる。すなわち、送信機デバイス470はターンオン信号をモジュラーアクセサリデバイス400に送る。モジュラーアクセサリデバイス400の電源402(たとえばバッテリ)は電源コントローラ404(たとえばDC-DCレギュレータ)のための電圧入力として使用される。たとえば、電源コントローラ404(たとえばDC-DCレギュレータ)は、たとえば、3Vの安定した出力電圧を調節する。
【0070】
モジュラーアクセサリデバイス400からの出力電圧(たとえば3V)はこのとき、ACK_PWRラインを介してモジュラーアクセサリデバイス400の第1のコネクタモジュール408を介してこの時間の間、送信機デバイス470のための主電源となる。マイクロコントローラ473はリスニングまたは受信モードのための、すなわちトランシーバ/伝送機構474で受信機からの受領確認通信信号を待つ電力を有する。このように、ターンオン信号は電源402から送信機デバイス470への第1の電力供給を指示する。例示的な実施形態において、電源コントローラ404からの電力または出力電圧は、第2の電力供給として、視覚インジケータ部材406にも提供される。
【0071】
送信機デバイス470と対応する受信機との間の通信プロセスでは、受信機が送信機デバイス470から通信信号を受信すると、受信機は受領確認通信信号を送信機デバイス470に送り返して、送信機デバイス470と受信機との間の信号通信が成功であることを確認する。このような通信は無線通信手段によって行うことができ、信号は無線フレームを含むことができるということが理解されよう。
【0072】
トランシーバ/伝送機構474で受領確認通信信号を受信すると、マイクロコントローラ473はLED_ON IOピンを論理ハイに設定する。LED_ON IOピンはモジュラーアクセサリデバイス400上の視覚インジケータ部材406(たとえばLED)を制御する。LED_ON IOピンが論理ハイにあるとき、マイクロコントローラ473はモジュラーアクセサリデバイス400上の視覚インジケータ部材406(たとえばLED)を制御/オンにする。たとえば、視覚インジケータ部材406(たとえばLED)は30msで2回点滅する。このように、LED_ON IOピンを介した信号は、視覚インジケータ部材406を作動させることができるインジケータ制御信号である。
【0073】
例示的な実施形態において、受領確認通信信号が送信機デバイス470によって受信されなければ、LED_ON IOピンは論理ハイに設定されず(すなわちLED_ON IOは論理ローにある)、送信機デバイス470のマイクロコントローラ473は停止/停電し、これによりモジュラーアクセサリデバイス400における電源コントローラ404(たとえばDC-DCレギュレータ)も停止/停電する。たとえば、マイクロコントローラ473がタイムアウトの満了に達すると停止するように、マイクロコントローラ473に所定のタイムアウトを提供することができる。所定のタイムアウトは、たとえば1msとすることができるが、これに限定されない。
【0074】
図5Aは、例示的な一実施形態において1つの送信機デバイスに結合されたモジュラーアクセサリデバイスを示す概略図である。図5Aのプロセスは、図4を参照して説明したプロセスと実質的に同様であるが、ピンの命名規則が異なる。
【0075】
モジュラーアクセサリデバイス500は図5Aにおいて視覚フィードバックアクセサリ500として示されている。送信機デバイス570はモジュラーアクセサリデバイス500に電気的に結合されている。
【0076】
送信機デバイス570はマイクロコントローラ573を含み、これが次にIOピン、IOピンおよびIOピンを含む。ここでの説明において、ピンへの言及は単にピン名、たとえばIO、IO、IOなどに言及することができる。ピンでの論理は論理ハイまたは論理ローなどと呼ばれることがあり、このような論理はそれぞれのピンでの電圧出力を指すことができるということが理解されよう。IOピンはVDD_CONTROLラインを介してモジュラーアクセサリデバイス500の電源コントローラ504(たとえばDC-DCレギュレータ)に接続されている。IOピンはLED_CONTROLラインを介してモジュラーアクセサリデバイス500の視覚インジケータ部材506(たとえばLEDを含む)に接続されている。LED_CONTROLラインは視覚インジケータ部材506(たとえばLED)のオン/オフ状態(または作動状態)を制御し、たとえばLEDがオンまたはオフに切り替わることを可能にする。IOピンはVDDラインを介してモジュラーアクセサリデバイス500の電源コントローラ504(たとえばDC-DCレギュレータ)に接続されている。送信機デバイス570のGNDピンがGNDラインを介して電源コントローラ504(たとえばDC-DCレギュレータ)のGNDピンおよびモジュラーアクセサリデバイス500の電源502(たとえばバッテリ)に接続されている。
【0077】
VDD_CONTROLラインは、送信機デバイス570への第1の電力供給および視覚インジケータ部材506への第2の電力供給を指示するように機能する。電力のこれらの供給は、VDDラインに結合されている電源コントローラ504の出力からのものである。
【0078】
送信機デバイス570のIO論理がVDD_CONTROLラインを介してモジュラーアクセサリデバイス500の電源コントローラ504(たとえばDC-DCレギュレータ)を制御する。モジュラーアクセサリデバイスの電源502(たとえばバッテリ)は常にオンであるわけでも常時放電されているわけでもない。電源502(たとえばバッテリ)は、IO論理による制御を介して電源コントローラ504によってのみ放電される。
【0079】
IOでハイ論理が検出されると、電源コントローラ504(たとえばDC-DCレギュレータ)がVDD_CONTROLラインを介して作動する。送信機デバイス570が通信信号を送信するように作動されれば、IOは論理ハイになり得る。すなわち、送信機デバイス570内で生成された電力供給が送信機デバイス570のマイクロコントローラ573にVDD電圧を提供する。マイクロコントローラ573のVDDポートとIOとの間のダイオード572を参照されたい。送信機デバイス570内で最初に生成されたVDDはダイオードをオンにし、したがって、IOは論理ローである。マイクロコントローラ573による最初の判定でIOがローであるとき、これは、信号を送信しようとしている、および/または受信機からの受領確認通信信号を待とうとしているのは送信機デバイス570であることをマイクロコントローラ573に対して示す。
【0080】
VDD_CONTROLラインに沿ったハイ信号で、モジュラーアクセサリデバイス500の電源502(たとえばバッテリ)はこのとき、作動した電源コントローラ504によって放電される。電源コントローラ504(たとえばDC-DCレギュレータ)がオン状態(または作動状態)にあるとき、電圧および/または電流が電源コントローラ504から出力され、VDD電圧としてマイクロコントローラ573に提供される。IOもVDDラインに接続され、IOは論理ハイに変化する。
【0081】
例示的な実施形態において、送信機デバイス570はしたがって電源コントローラ504(たとえばDC-DCレギュレータ)を介して電源502(たとえばバッテリ)によって電力供給され、通信信号を送ることができ、受信機からの受領確認通信信号を待つのに十分な電力を有することができる。受領確認通信信号が送信機デバイス570によって受信されると、マイクロコントローラ573はIOを論理ハイに変更し、これによってLED_CONTROLラインを介して視覚インジケータ部材506(たとえばLED)を作動させるように指示する。
【0082】
図5Bは、例示的な実施形態において送信機デバイスを給電/作動するプロセスを説明するための概略フローチャートである。
【0083】
ステップ5002で、送信機デバイス570のマイクロコントローラ573(図5BにおいてMCUと示す)はまず、送信機デバイス570が動き始めるように、送信機デバイス570の発電機によって生成されたエネルギー/電力によって給電/作動される。ステップ5004で、最初の判定として、IOピンで論理ハイまたは論理ローが検出されたかが次いで判定される。IOピンで論理ハイが検出されれば、プロセスはステップ5012にループし、マイクロコントローラ573が停止し、送信機デバイスの給電/作動プロセスが終了する。IOピンで論理ローが検出されれば、ステップ5006で、IOピンは論理ハイに設定され、モジュラーアクセサリデバイス500が電力出力を生成することが可能になる。ステップ5008で、電源コントローラ504を介した電源502(たとえばバッテリ)がモジュラーアクセサリデバイス500の電力出力を提供する。送信機デバイス570はモジュラーアクセサリデバイス500から追加の電力供給を受け、IOピンが論理ハイに変化する。ステップ5010で、送信機デバイス570は次いで通常の動作モードに入って、たとえば通信フレームまたは信号を送り、電源502(たとえばバッテリ)によって電力供給されて受信機からの受領確認通信信号を待って受信する。
【0084】
受信機からの受領確認通信信号が受信された後、IOはハイ論理に切り替えられてモジュラーアクセサリデバイス500の視覚インジケータ部材506を作動させる。ステップ5012で、送信機デバイス570のマイクロコントローラ573は停止/停電し、プロセスは終了する。
【0085】
図6は、例示的な一実施形態において第1の送信機デバイスおよび第2の送信機デバイスに結合されたモジュラーアクセサリデバイスを示す概略図である。
【0086】
図5Aと同様に、モジュラーアクセサリデバイス600は視覚フィードバックアクセサリとして示されている。第1の送信機デバイス670および第2の送信機デバイス680はモジュラーアクセサリデバイス600に電気的に結合されている。
【0087】
第1の送信機デバイス670および第2の送信機デバイス680は図5Aの送信機デバイス570と実質的に同じように機能する。モジュラーアクセサリデバイス600は図5Aのモジュラーアクセサリデバイス500と実質的に同じように機能する。
【0088】
第1の送信機デバイス670および第2の送信機デバイス680のいずれか1つのIO論理がVDD_CONTROLラインを介してモジュラーアクセサリデバイス600の電源コントローラ604(たとえばDC-DCレギュレータ)を制御する。モジュラーアクセサリデバイス600の電源602(たとえばバッテリ)は常にオンであるとはわけでも常時放電されているわけでもない。電源602(たとえばバッテリ)は、第1の送信機670または第2の送信機デバイス680のいずれか1つのIO論理による制御を介して電源コントローラ604によってのみ放電される。
【0089】
たとえば、第1の送信機デバイス670のIOでハイ論理が検出されると、電源コントローラ604(たとえばDC-DCレギュレータ)がVDD_CONTROLラインを介して作動する。送信機デバイス670が通信信号を送信するように作動されれば、IOは論理ハイになり得る。すなわち、送信機デバイス670内で生成された電力供給が送信機デバイス670のマイクロコントローラ673にVDD電圧を提供する。マイクロコントローラ673のVDDポートとIOとの間のダイオード672を参照されたい。送信機デバイス670内で最初に生成されたVDDはダイオードをオンにし、したがって、IOは論理ローである。マイクロコントローラ673による最初の判定でIOがローであるとき、これは、信号を送信しようとしている、および/または受信機からの受領確認通信信号を待とうとしているのは送信機デバイス670であることをマイクロコントローラ673に対して示す。
【0090】
VDD_CONTROLラインに沿ったハイ信号で、モジュラーアクセサリデバイス600の電源602(たとえばバッテリ)はこのとき、作動した電源コントローラ604によって放電される。電源コントローラ604(たとえばDC-DCレギュレータ)がオン状態(または作動状態)にあるとき、電圧および/または電流が電源コントローラ604から出力され、VDD電圧としてマイクロコントローラ673に提供される。IOもVDDラインに接続され、IOは論理ハイに変化する。
【0091】
例示的な実施形態において、第1の送信機デバイス670はしたがって電源コントローラ604(たとえばDC-DCレギュレータ)を介して電源602(たとえばバッテリ)によって電力供給され、通信信号を送ることができ、受信機からの受領確認通信信号を待つのに十分な電力を有することができる。受領確認通信信号が第1の送信機デバイス670によって受信されると、マイクロコントローラ673は第1の送信機デバイス670のIOを論理ハイに変更し、これによってLED_CONTROLラインを介して視覚インジケータ部材606(たとえばLED)を作動させるように指示する。
【0092】
例示的な実施形態において、VDD電圧として提供される電源コントローラ604からの電圧および/または電流出力で、第2の送信機デバイス680のマイクロコントローラ683が電力供給を取得し、起きる/立ち上がるように作動する。第2の送信機デバイス680におけるダイオード682を参照されたい。IOピンの第1の判定で、第2の送信機デバイス680のIOが最初は論理ハイであると判定される。第2の送信機デバイス680でのマイクロコントローラ683による最初の判定でIOがハイであるとき、これは、信号を送信しようとしている、および/または受信機からの受領確認通信信号を待とうとしているのは第2の送信機デバイス680ではないことをマイクロコントローラ683に対して示す。
【0093】
図5Bを参照すると、ステップ5004は、ステップ5006からステップ5010に進むか、またはステップ5012にループするかに関する判定を、各送信機デバイス670、680のそれぞれのマイクロコントローラ673、683に提供することが観察される。
【0094】
例示的な実施形態の第1の送信機デバイス670について、ステップ5004で、IOでの最初の判定がローであることが判定され、プロセスはステップ5006を通ってステップ5010に進み、すなわち第1の送信機デバイス670は次いで通常の動作モードに入り、電源602(たとえばバッテリ)によって電力供給されて、たとえば通信信号を送信し、受信機からの受領確認通信信号を待って受信する。
【0095】
一方、オペレータまたはユーザによって作動させられていない例示的な実施形態の第2の送信機デバイス680について、第1の送信機デバイス670がモジュラーアクセサリデバイス600に電力出力を生成させることができるとき、電力出力は第2の送信機デバイス680にも提供される。第2の送信機デバイス680のマイクロコントローラ683が作動/給電される(図5Bのステップ5002参照)。ステップ5004で、第2の送信機デバイス680のIOピンで論理ハイが検出される。プロセスはステップ5012にループし、すなわち、第2の送信機デバイス680のマイクロコントローラ683が停止/停電し、第2の送信機デバイス680の給電/作動プロセスが終了する。
【0096】
このように、上の例示的な実施形態において、モジュラーアクセサリデバイス600は2つの送信機デバイス670、680と協働して両送信機デバイス670、680に同時に電力供給して(必要であれば)両送信機デバイス670、680がそれぞれの通信信号を送り、それぞれの受領確認通信信号を待つことができる。モジュラーアクセサリデバイス600により、両送信機デバイス670、680について同時に視覚的表示が可能になり得る(必要であれば)。1つのみの送信機デバイス、たとえば670が通信信号を送信するために作動されれば、モジュラーアクセサリデバイス600は、作動された送信機デバイス、たとえば670に電力を供給し、作動された送信機デバイス、たとえば670について視覚的表示を可能にすることもできる。作動されていない送信機デバイス、たとえば680は、通信信号を送信するため、モジュラーアクセサリデバイス600から電力を取得するため、および/またはモジュラーアクセサリデバイス600の視覚インジケータ部材を利用するために作動されたのはこの送信機デバイスではないと判定することができる。作動されていない送信機デバイス、たとえば680は次いで、作動されるまで停止することができる(ステップ5012参照)。
【0097】
たとえば、送信機デバイス670、680がモジュラーアクセサリデバイス600と協働することができるように、相互作用の検出プロセスを伴うファームウェアを送信機デバイス670、680のそれぞれに設けることができる。
【0098】
図7Aは、例示的な一実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスにおける第1のコネクタモジュールおよび第2のコネクタモジュールの例示的な回路図を示す概略図である。
【0099】
例示的な実施形態において、モジュラーアクセサリデバイスと2つの隣接する送信機デバイスとの間の2つの接続インターフェースが、第1のコネクタモジュール720および第2のコネクタモジュール740によって形成/有効化されている。たとえば、第1のコネクタモジュール720は第1の送信機デバイスの導電性部材(図示せず)に結合することができ、第2のコネクタモジュール740は第2の送信機デバイスの導電性部材(図示せず)に結合することができる。第1のコネクタモジュール720および第2のコネクタモジュール740は、たとえば、複数のポゴピンである。第1のコネクタモジュール720および第2のコネクタモジュール740はそれぞれモジュラーアクセサリデバイスのハウジングの第1の側壁および対向する第2の側壁に配置されている。第1のコネクタモジュール720は第1の入力部材および第1の出力部材を含む。たとえば、第1の入力部材は2つのポゴピンを含み、第1の出力部材は2つのポゴピンを含む。第2のコネクタモジュール740は第2の入力部材および第2の出力部材を含む。たとえば、第2の入力部材は2つのポゴピンを含み、第2の出力部材は2つのポゴピンを含む。モジュラーアクセサリデバイスと隣接する第1の送信機デバイスおよび隣接する第2の送信機デバイスとの間の接続インターフェースは、ポゴピンを介して形成/有効化/操作される。第1のコネクタモジュール720のポゴピンおよび第2のコネクタモジュール740のポゴピンは、モジュラーアクセサリデバイスの第1の側壁および対向する第2の側壁に鏡のように配置することができる。
【0100】
この例において、第1のコネクタモジュール720および第2のコネクタモジュール740の両方のライン1が接地されている。
【0101】
この例において、第1のコネクタモジュール720および第2のコネクタモジュール740の両方のライン2(すなわちACK_PWRに関連する接続)が電源から電力を受け取って、たとえば、第1の送信機デバイスおよび/または第2の送信機デバイスのACK_DET IOのハイ/ロー論理に基づいて第1の送信機デバイスおよび/または第2の送信機デバイスにそれぞれ伝送することができる。たとえば、図4の説明を参照されたい。
【0102】
この例において、ライン3(すなわちACK_BAT ONに関連する接続)が、たとえば、第1の送信機デバイスおよび/または第2の送信機デバイスのBAT_ON IOのハイ/ロー論理に基づいてモジュラーアクセサリデバイスの電源コントローラ(たとえばDC-DCレギュレータ)を制御する。たとえば、図4の説明を参照されたい。
【0103】
この例において、ライン4(すなわちACK_WLEDに関連する接続)が、たとえば、第1の送信機デバイスおよび/または第2の送信機デバイスのLED_ON IOのハイ/ロー論理に基づいてモジュラーアクセサリデバイスの視覚インジケータ部材のオン/オフ状態を制御する。たとえば、図4の説明を参照されたい。
【0104】
図7Bは、例示的な一実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスにおける電源と電源コントローラとの間の例示的な回路図を示す概略図である。
【0105】
例示的な実施形態において、電源702は、たとえば、交換可能なバッテリまたはコインセルバッテリによって示されている。電源コントローラ704は、たとえば、DC-DCレギュレータによって示されている。電源702(たとえばバッテリ)は電源コントローラ704(たとえばDC-DCレギュレータ)に電気的に接続されている。電源702(たとえばバッテリ)の電力は電源コントローラ704(たとえばDC-DCレギュレータ)によって調節される。電源コントローラ704(たとえばDC-DCレギュレータ)は、モジュラーアクセサリデバイスに接続/結合することができる隣接する送信機デバイスのACK_BAT_ON IOからのハイ/ロー論理入力によって制御される。送信機デバイスのACK_BAT_ON IOで論理ハイが検出されると、モジュラーアクセサリデバイスの電源コントローラ704(たとえばDC-DCレギュレータ)がオンに切り替わる。電源702(たとえばバッテリ)は電源コントローラ704(たとえばDC-DCレギュレータ)のための電圧入力として使用される。
【0106】
図7Cは、例示的な一実施形態におけるモジュラーアクセサリデバイスの視覚インジケータ部材の例示的な回路図を示す概略図である。視覚インジケータ部材は視覚インジケータ要素および視覚インジケータ要素用の制御要素を含む。たとえば、視覚インジケータ部材は照明要素および照明要素に結合された作動コントロールを含むことができる。
【0107】
例示的な実施形態において、視覚インジケータ部材710は、たとえば、LEDまたはLEDライト706を含む。視覚インジケータ部材710は電源コントローラ(たとえば704)からの電力を使用する。視覚インジケータ部材710は、LED706を制御することができるトランジスタ708を含む。トランジスタ708は、たとえば、送信機デバイスのLED_ON IOに接続されている。ACK_WLEDラインを介して送信機デバイスのLED_ON IOでハイ論理が検出されると、トランジスタ708がオンに切り替わり、LED706がオンに切り替わる(または作動する)。このように、たとえば、トランジスタ708は、照明要素(たとえばLED706)を作動させる視覚インジケータ部材710の制御要素として機能する。
【0108】
図8は、例示的な一実施形態においてモジュラーアクセサリデバイスを使用する方法を説明するための概略フローチャート800である。
【0109】
ステップ802で、モジュラーアクセサリデバイスは、モジュラーアクセサリデバイスに直接隣接して配置される送信機デバイスに電気的に結合される。ステップ804で、送信機デバイスを受信機と対にする。ステップ806で、アクチュエータを押して送信機デバイスを作動する。送信機デバイスは送信機デバイスにおける発電機(またはエネルギーハーベスティング発電機)のエネルギーを使用して動作を始める/開始する。808で、送信機デバイスは、モジュラーアクセサリデバイスの電源から送信機デバイスへの第1の電力供給を指示する。モジュラーアクセサリデバイスは、モジュラーアクセサリデバイスの視覚インジケータ部材への第2の電力供給も提供する。送信機デバイスは受信機に通信信号を送る。送信機デバイスはモジュラーアクセサリデバイスへの電気的結合から電力を受け取り、受信機からの受領確認通信信号を待つ。ステップ810で、受信機が送信機デバイスから通信信号を受信し、受領確認通信信号を送信すると、送信機デバイスは受信機から受領確認通信信号を受信する。ステップ812で、送信機デバイスは電気的結合を介してモジュラーアクセサリデバイスにインジケータ制御信号を送信してモジュラーアクセサリデバイスの視覚インジケータ部材を作動させる。
【0110】
本開示において、例示的な実施形態において説明したようにモジュラーアクセサリデバイスと連携することができる送信機デバイスも提供される。送信機デバイスは、モジュラーアクセサリデバイスに結合することができるバッテリレスの送信機デバイスである。送信機デバイスは好ましくはワイヤレス送信機デバイスとすることができる。
【0111】
図9は、例示的な一実施形態における送信機デバイスを説明するための概略ブロック図である。送信機デバイス900はモジュラーアクセサリデバイスに結合することができる。送信機デバイス900は、送信機デバイス900の少なくとも1つの側壁に配置された少なくとも1つの導電性部材902を含む。少なくとも1つの導電性部材902は、モジュラーアクセサリデバイスの第1のコネクタモジュールへの電気的結合が可能になるように構成されている。さらに、送信機デバイス900は、少なくとも1つの導電性部材902に結合されているマイクロコントローラモジュール904を含む。送信機デバイス900はまた、マイクロコントローラモジュール904に結合されたトランシーバ機構906を含む。トランシーバ機構906は信号を送信および受信する、または受信機と通信することができる。
【0112】
例示的な実施形態において、送信機デバイス900の発電機(図示せず)が、送信機デバイス900を作動させるエネルギー/電力を生成する(たとえば図8のステップ806参照)。送信機デバイス900は受信機に信号を送信し、モジュラーアクセサリデバイスから電力を得て受信機からの受領確認通信信号を待つことができる。マイクロコントローラモジュール904は、モジュラーアクセサリデバイスに信号を送信してモジュラーアクセサリデバイスの電源から送信機デバイス900への第1の電力供給を指示することができる。このような信号は、モジュラーアクセサリデバイスの電源からモジュラーアクセサリデバイスの視覚インジケータ部材への第2の電力供給も指示する。このような信号はいくつかの例示的な実施形態においてアクセサリデバイスターンオン信号と呼ぶことができる。たとえば、図5Aおよび図5Bを参照して説明した例示的な実施形態におけるIOの説明を参照されたい。このように、第1の電力供給で、マイクロコントローラモジュール904が電力供給されて、トランシーバ機構906で受信機からの受領確認通信信号を待つことができる。例示的な実施形態において、マイクロコントローラモジュール904は、モジュラーアクセサリデバイスにインジケータ制御信号を送信して、トランシーバ機構906に基づいて視覚インジケータ部材を作動させることができる。たとえば、トランシーバ機構906で受領確認通信信号を受信すると、マイクロコントローラモジュール904はモジュラーアクセサリデバイスにインジケータ制御信号を送信して視覚インジケータ部材を作動させることができる。たとえば、図5Aを参照して説明した例示的な実施形態におけるIOの説明を参照されたい。
【0113】
例示的な実施形態において、マイクロコントローラモジュール904は、モジュラーアクセサリデバイスの電源から送信機デバイス900への第1の電力供給を指示する信号をモジュラーアクセサリデバイスに送信するかどうかを判定する判定機構を含むことができる。たとえば、図5Bのステップ5004およびたとえば、マイクロコントローラの作動時のIO論理のハイ/ローの最初の判定の説明を参照されたい。
【0114】
上述の例示的な実施形態は、隣接するバッテリレスおよびワイヤレスの送信機に接続するためのモジュラーアクセサリデバイスを提供することができる。モジュラーアクセサリデバイスは産業用制御ユニットのオペレータに視覚フィードバックを提供することができる。産業用制御ユニットは、アクチュエータ、たとえば押しボタン、セレクタスイッチ、ジョイスティックなどを介して制御または作動することができる。ワイヤレス送信機は受信機に通信信号を送ることができる。通信信号が受信機によって受信されれば、受信機はワイヤレス送信機に受領確認通信信号を送り返す。これにより、モジュラーアクセサリデバイスの視覚表示部材を有効に作動させ、またはオンにし、通信信号が受信機によって受信されたことをオペレータに通知することができる。これによりオペレータは、通信信号が受信機によって受信されたかどうかを最終的に判定することが可能になる。
【0115】
モジュラーアクセサリデバイスは、送信機デバイスに受信機からの受領確認通信信号を待つための外部電力を提供する。さもなければ、外部電力供給なしで、バッテリレスおよびワイヤレス送信機は通常、電源を入れたままにするのに十分な電力を有さない。たとえば、外部電力なしで、バッテリレスおよびワイヤレス送信機は通常6msしかオンに留まることができない。したがって、従来の製品では、受領確認通信信号を待つための電力が不十分である。このモジュラーアクセサリデバイスおよびその外部電力供給で、バッテリレスおよびワイヤレス送信機はより長く、たとえば90msオンに留まって受領確認通信信号を待つことができる。
【0116】
送信機デバイスは、特に受信機からの受領確認通信信号に関する視覚インジケータを提供するために、大きな発電機または電力供給を内部に有する必要がないため、このモジュラーアクセサリデバイスにより、送信機デバイスは小さなフォームファクタを達成することが可能になる。
【0117】
モジュラーアクセサリデバイスのための電力は、モジュラーアクセサリデバイス内の電源、たとえば、コインセルバッテリによって提供される。電源は常時オン状態であることが要求されない。したがって、モジュラーアクセサリデバイスはバッテリ電力を常に消費または放電しているわけではない。モジュラーアクセサリデバイスの電源コントローラがオンに切り替わると、電源をオン状態(または作動状態)に切り替えることができる。これにより電力の浪費を減らすことができる。
【0118】
モジュラーアクセサリデバイスの電源は、送信機デバイスが関連する受信機から受領確認通信信号を受信するのに十分な電力を提供する。
【0119】
モジュラーアクセサリデバイスの電源は、送信機デバイスの発電機とは別の電源であるため、視覚インジケータ部材をより長時間、より明るい強度で作動させることが可能になる。
【0120】
いくつかの例示的な実施形態において、モジュラーアクセサリデバイスは同時に2つの異なる送信機デバイスに接続し、2つの送信機デバイスのどちらが作動しているかをいつでも検出することができる。これによりオペレータは、所望の送信機デバイスからの通信信号が関連する受信機によって受信されたことを判定することが可能になる。
【0121】
モジュラーアクセサリデバイスの視覚インジケータ部材は2つの隣接する送信機デバイスに接続することができるため、受領確認通信信号が関連する送信機デバイスによって受信されると、送信機デバイスごとに別々に視覚インジケータ部材を作動させることができる。したがって、モジュラーアクセサリデバイスはセレクタスイッチとともに使用することができる。セレクタスイッチの第1の位置が第1の送信機デバイスに対応することができ、セレクタスイッチの第2の位置が第2の送信機デバイスに対応することができる。
【0122】
本質的にモジュラーであるモジュラーアクセサリデバイスは、機械/産業用制御ユニットの性能に妥協する、または悪影響を与えることなく、必要に応じて送信機デバイスから接続/切断することができる。モジュラーアクセサリデバイスを送信機デバイスに接続して、すなわち受信機からの受領確認通信信号を受信するための機能性を送信機デバイスに追加することができる。モジュラーアクセサリデバイスのモジュラーの性質により、送信機デバイスは、必要に応じてモジュラーアクセサリデバイスなしで単独で使用することができる。さらに、モジュラーアクセサリデバイスは送信機デバイスとは別個のデバイスであるため、これにより送信機デバイスを小さなフォームファクタで形成することが可能になる。
【0123】
そのモジュラーの性質により、モジュラーアクセサリデバイスを異なる送信機デバイスと一緒に使用/関連付けることができる。これにより、さまざまな異なるタイプの送信機デバイスに特定の視覚表示モジュール/部材を設ける必要性が除去される。
【0124】
モジュラーアクセサリデバイスに動作を開始するよう指示するためのコンポーネントのほとんど、たとえばモジュラーアクセサリデバイスを作動させるための論理制御およびトランシーバ/送信機構が、送信機デバイスに含まれている。モジュラーアクセサリデバイスは少数のコンポーネント、たとえば電源、電源コントローラおよび視覚表示部材を含むのみである。これは、モジュラーアクセサリデバイスと送信機デバイス、すなわちモジュラーアクセサリデバイスのコネクタモジュールと送信機デバイスの相補的導電性部材との間の接続インターフェースの信頼性のために達成することができる。モジュラーアクセサリデバイスに指示するためのコンポーネントの大部分がモジュラーアクセサリデバイスの外部に(すなわち送信機デバイス内に)設けられ、これによりモジュラーアクセサリデバイスの生産/製造のコストおよび複雑さを大きく削減することができる。
【0125】
モジュラーアクセサリデバイスの機械的送信機嵌合部材は送信機デバイスの対応する部材と相補的であり、機械的送信機嵌合部材のスナップフィットフックと一緒に、モジュラーアクセサリデバイスと隣接する送信機デバイスを互いに確実に結合/接続することが可能になる。
【0126】
この説明において使用されるような「結合された」または「接続された」という用語は、特に明記しない限り、直接接続または1つまたは複数の中間手段を通した接続の両方をカバーするように意図されている。
【0127】
この説明において使用されるような「(タスク/行為を実行する)ように構成された」、「(タスク/行為を実行する)ために構成された」などの用語は、本明細書に記載されたように配置または設置されたときにタスク/行為を実行する能力を有するようにプログラム可能である、プログラムされている、接続可能である、配線されている、または他の方法で構築されていることを含む。「(タスク/行為を実行する)ように構成された」、「(タスク/行為を実行する)ために構成された」などの用語は「使用時、タスク/行為が実行され」、たとえば具体的にタスク/行為を行うまたは実行する、および/または具体的にそのように構成される、および/または具体的にそのように配置される、および/または具体的にそのように適合されることをカバーするように意図されている。
【0128】
「および/または」という用語、たとえば「Xおよび/またはY」は、「XおよびY」または「XまたはY」のいずれかを意味すると理解され、両方の意味またはいずれかの意味を明確に支持するものと解釈されるべきである。
【0129】
2つの要素に言及するときに本明細書で使用される「と関連する」、「に関する」などの用語は2つの要素間の広範な関係を指す。この関係は、物理的、化学的または生物学的関係を含むが、これに限定されない。たとえば、要素Aが要素Bと関連しているとき、要素AおよびBは互いに直接的または間接的に取り付けることができ、または要素Aは要素Bを含むことができ、またはその逆もある。
【0130】
本明細書で使用される「例示的な実施形態」、「例の実施形態」、「例示的な実装形態」、「例示的に」などの用語は、本開示に記載された事項の一例を示すように意図されている。このような例は、請求項に定義された1つまたは複数の特徴に関し得るが、最良の例またはいかなる特徴のいかなる本質をも強調するように必ずしも意図されていない。
【0131】
本明細書の説明は、いくつかの部分において、コンピュータメモリまたは電子回路内のデータ上で動作するアルゴリズムおよび/または機能操作として明示的または暗示的に説明することができる。これらのアルゴリズム記述および/または機能操作は通常、効率的な記述のために情報/データ処理技術における当業者によって使用される。アルゴリズムは一般に、所望の結果につながる自己矛盾のない一連のステップに関連している。アルゴリズムステップは、記憶、送信、転送、結合、比較、および他の方法で操作することができる電気、磁気または光信号のような物理量の物理的操作を含むことができる。
【0132】
さらに、特に断りのない限り、そして通常は次から明らかになるであろうが、本明細書全体を通して、「走査する」、「計算する」、「判定する」、「置換する」、「生成する」、「初期化する」、「出力する」などのような用語を利用する議論は、記述されたシステム内で物理量として表されるデータを操作/処理し、システムまたは他の情報格納、伝送または表示デバイスなど内の物理量として同様に表される他のデータに変換する、指示プロセッサ/コンピュータシステム、または同様の電子回路/デバイス/コンポーネントの行為およびプロセスを指すことを当業者は理解するであろう。
【0133】
この説明は、説明された方法のステップを実行するための関連するデバイス/装置も開示する。このような装置は、方法の目的のために具体的に構築することができ、または格納部材に格納されたコンピュータプログラムによって選択的に作動または再構成される汎用コンピュータ/プロセッサまたは他のデバイスを含むことができる。本明細書で説明するアルゴリズムおよび表示はいかなる特定のコンピュータまたは他の装置に本質的に関連するものではない。本明細書の教示にしたがって汎用デバイス/マシンを使用することができるということが理解される。あるいは、方法のステップを実行する専用のデバイス/装置の構築が所望されることがある。
【0134】
加えて、本明細書に記載の方法のステップがコンピュータコードによって実施され得ることが明らかであろうという点で、この説明は暗黙的にコンピュータプログラムもカバーすることが提示される。多種多様なプログラミング言語およびコーディングを使用して本明細書の説明の教示を実装することができるということが理解されよう。また、コンピュータプログラムは適用可能であればいかなる特定の制御フローにも限定されず、本発明の範囲から逸脱することなく、異なる制御フローを使用することができる。
【0135】
さらに、コンピュータプログラムのステップの1つまたは複数は適用可能であれば並行しておよび/または順次に実行することができる。このようなコンピュータプログラムは適用可能であれば任意のコンピュータ可読媒体に格納することができる。コンピュータ可読媒体は、磁気または光ディスク、メモリチップ、または適切なリーダ/汎用コンピュータとのインターフェースに適した他の記憶装置のような記憶装置を含むことができる。このような場合、コンピュータ可読記憶媒体は非一時的である。このような記憶媒体はすべてのコンピュータ可読媒体、たとえばレジスタメモリ、プロセッサキャッシュおよびランダムアクセスメモリ(RAM)などのような、短期間のみ、および/または電力が存在するときにのみデータを格納する媒体もカバーする。コンピュータ可読媒体は、インターネットシステムで例示されるような有線媒体、またはブルートゥース(登録商標)技術で例示されるような無線媒体を含むことさえできる。コンピュータプログラムは、適切なリーダにロードおよび実行されると、記載された方法のステップを実装することができる装置を効果的にもたらす。
【0136】
例示的な実施形態はハードウェアモジュールとして実装することもできる。モジュールは、他のコンポーネントまたはモジュールとともに使用するために設計された機能的なハードウェアユニットである。たとえば、モジュールは、デジタルまたは個別の電子部品を使用して実装することができ、または特定用途向け集積回路(ASIC)のような電子回路全体の一部を形成することができる。例示的な実施形態はハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせとして実装することもできるということを当業者は理解するであろう。
【0137】
加えて、いくつかの実施形態を説明するとき、本開示は方法および/またはプロセスを特定の一連のステップとして開示してきた。しかしながら、他に要求されない限り、方法またはプロセスは開示された特定の一連のステップに限定されるべきではないことが理解されよう。他の一連のステップも可能であり得る。本明細書に開示されるステップの特定の順序は過度の限定として解釈されるべきではない。他に要求されない限り、本明細書に開示される方法および/またはプロセスは、記述された順序でステップを実行することに限定されるべきではない。ステップの順序は変更されても依然として本開示の範囲内にあり得る。
【0138】
さらに、本明細書の説明において、「実質的に」という言葉は使用されるときはいつでも、「全く」または「完全に」などを含むが、これに限定されないと理解される。加えて、「comprising(含む)」、「comprise(含む)」などの用語は使用されるときはいつでも、明示的に列挙されていない他の構成要素に加えて、このような用語の後に列挙される要素/構成要素を広く含むという点で、非制限的記述的文言であるように意図されている。たとえば、「comprising(含む)」が使用されるとき、「1つの」特徴への言及は、その特徴の「少なくとも1つ」への言及であるようにも意図されている。「consisting(からなる)」、「consist(からなる)」などのような用語は、適切な文脈において、「comprising(含む)」、「comprise(含む)」などの用語のサブセットと見なすことができる。したがって、「comprising(含む)」、「comprise(含む)」などのような用語を使用して本明細書で開示される実施形態において、これらの実施形態は、「consisting(からなる)」、「consist(からなる)」などのような用語を使用している対応する実施形態のための教示を提供することが理解されよう。さらに、「約」、「およそ」などのような用語は使用されるときはいつでも、通常合理的な変動、たとえば開示された値の+/-5%の変動、または開示された値の4%の変動、または開示された値の3%の変動、開示された値の2%の変動または開示された値の1%の変動を意味する。
【0139】
さらに、本明細書の説明において、いくつかの値を範囲で開示することがある。範囲の終点を示す値は、好ましい範囲を示すように意図されている。範囲が記載されているときはいつでも、その範囲は、その範囲内の個々の数値同様、すべての可能な下位範囲をカバーおよび教示することが意図されている。すなわち、範囲の終点は柔軟性のない限定として解釈されるべきではない。たとえば、1%から5%の範囲の記載は、1%から2%、1%から3%、1%から4%、2%から3%などの下位範囲、ならびに個別に、1%、2%、3%、4%、5%のようなその範囲内の値を具体的に開示したように意図されている。範囲内の個々の数値は、整数、分数および小数も含むことが理解されるべきである。さらに、範囲が記載されているときはいつでも、その範囲は、示された数値端点から最大2桁の追加の小数点または有効数字(適切な場合)の値をカバーおよび教示することも意図されている。たとえば、1%から5%の範囲の記載は、1.00%から5.00%およびまた1.0%から5.0%の範囲およびこの範囲にわたるすべてのこれらの中間値(1.01%、1.02%...4.98%、4.99%、5.00%および1.1%、1.2%...4.8%、4.9%、5.0%などのような)を具体的に開示したように意図されている。上の具体的な開示の意図は、範囲の任意の深さ/幅に適用可能である。
【0140】
記載された例示的な実施形態において、第1のコネクタモジュールおよび第2のコネクタモジュールは、1つまたは複数のポゴピンの形態であると説明されている。しかしながら、例示的な実施形態はこのように限定されないことが理解されるべきである。第1のコネクタモジュールおよび第2のコネクタモジュールは、限定されないが、金めっきエッジまたは1つまたは複数の接触パッドの形態とすることができる。そうであれば、送信機デバイスの相補的導電性部材は、たとえば、1つまたは複数のポゴピンの形態とすることができる。たとえば、送信機デバイスの相補的導電性部材のために配置されるポゴピンが4つあれば、4つの接触パッドが第1のコネクタモジュールおよび第2のコネクタモジュールのそれぞれのために配置される。第1のコネクタモジュールおよび第2のコネクタモジュールは、モジュラーアクセサリデバイスに直接隣接して配置された送信機デバイスにモジュラーアクセサリデバイスをそれぞれが電気的に結合することができる限り、任意の形態とすることができる。
【0141】
記載された例示的な実施形態において、電源(たとえばバッテリ)は電源コントローラ(たとえばDC-DCレギュレータ)と直列に接続されている。しかしながら、例示的な実施形態はこのように限定されないことが理解されるべきである。電源(たとえばバッテリ)は電源コントローラ(たとえばDC-DCレギュレータ)から分離されていることがある。たとえば、電源(たとえばバッテリ)は第1のコネクタモジュールおよび/または第2のコネクタモジュールに直接接続することができる。
【0142】
記載された例示的な実施形態において、視覚インジケータ部材の照明要素はLEDまたはLEDライトとして説明されている。照明要素はこのように限定されないことが理解されよう。たとえば、白熱光要素、フォトニック光要素などのような、任意の形態の照明要素を視覚インジケータ部材の照明要素として使用することができる。加えて、視覚インジケータ部材の制御要素は作動オン/オフコンポーネントとして説明されている。照明要素のための他の形態の適切な制御を代替的または追加的に実装することができるということが理解されよう。たとえば、機械的スイッチなどを使用することもできる。
【0143】
例示的な実施形態のモジュラーアクセサリデバイスの機械的送信機嵌合部材は、例示的な実施形態で説明した形態に限定されないことが理解されるべきである。たとえば、機械的送信機嵌合部材は、モジュラーアクセサリデバイスが隣接する送信機デバイスにしっかりと機械的に結合することができる限り、任意の他の形態の適切な接続とすることができる。
【0144】
広く記載されたような特許請求される本発明の範囲から逸脱することなく、具体的な実施形態に対して他の変形および/または修正を行うことができるということが、当業者によって理解されよう。たとえば、本明細書の説明において、異なる例示的な実施形態の特徴を、異なる例示的な実施形態にわたって、混合、結合、交換、組み込み、適合、修正、包含などすることができる。たとえば、例示的な実施形態は、いくつかを1つまたは複数の実施形態と組み合わせて新たな例示的な実施形態を形成することができるため、必ずしも相互に排他的であるとは限らない。さらに、本開示は、本明細書で議論した特徴/特性の1つまたは複数を有する実施形態を提供するが、これらの特徴/特性の1つまたは複数は他の代替実施形態において放棄することもでき、本開示はこのような放棄およびこれらの関連する代替実施形態のためのサポートを提供することが理解されよう。本実施形態は、したがって、すべての点で例示的であり、限定的ではないと見なされるべきである。
【符号の説明】
【0145】
100 モジュラーアクセサリデバイス
102 ハウジング
104 頂面
106 第1の側壁
108 第2の側壁
110 第1の後端
112 第2の後端
114 電源
116 電源コントローラ
120 第1のコネクタモジュール
122 第1の入力部材
124 第1の出力部材
130 視覚インジケータ部材
140 第2のコネクタモジュール
142 第2の入力部材
144 第2の出力部材
150 機械的送信機嵌合部材
152 機械的送信機嵌合部材
153 背骨部
154 L形状前縁
155 背骨部
156 L形状前縁
157 スナップフィットフック
158 スナップフィットフック
160 機械的アクチュエータ嵌合部材
200 モジュラーアクセサリデバイス
230 視覚インジケータ部材
250 機械的送信機嵌合部材
252 機械的送信機嵌合部材
253 背骨部
254 L形状前縁
257 スナップフィットフック
258 スナップフィットフック
270 第1の送信機デバイス
271 第2の送信機デバイス
272 ブロッキングコンポーネント
300 モジュラーアクセサリデバイス
400 モジュラーアクセサリデバイス
402 電源
404 電源コントローラ
406 視覚インジケータ部材
408 第1のコネクタモジュール
470 送信機デバイス
472 発電機モジュール
473 マイクロコントローラ
474 トランシーバ/伝送機構
475 電力管理モジュール
500 モジュラーアクセサリデバイス
502 電源
504 電源コントローラ
506 視覚インジケータ部材
570 送信機デバイス
572 ダイオード
573 マイクロコントローラ
600 モジュラーアクセサリデバイス
602 電源
604 電源コントローラ
606 視覚インジケータ部材
670 第1の送信機デバイス
672 ダイオード
673 マイクロコントローラ
680 第2の送信機デバイス
682 ダイオード
683 マイクロコントローラ
702 電源
704 電源コントローラ
706 LED
708 トランジスタ
710 視覚インジケータ部材
720 第1のコネクタモジュール
740 第2のコネクタモジュール
900 送信機デバイス
902 導電性部材
904 マイクロコントローラモジュール
906 トランシーバ機構
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B
図4
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
図7C
図8
図9