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特許76112733次元太陽光発電システムとその展開方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-25
(45)【発行日】2025-01-09
(54)【発明の名称】3次元太陽光発電システムとその展開方法
(51)【国際特許分類】
   H02S 20/30 20140101AFI20241226BHJP
   H02S 20/10 20140101ALI20241226BHJP
【FI】
H02S20/30 A
H02S20/10 C
H02S20/10 U
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022577628
(86)(22)【出願日】2021-06-15
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-24
(86)【国際出願番号】 CA2021050817
(87)【国際公開番号】W WO2021253118
(87)【国際公開日】2021-12-23
【審査請求日】2024-06-14
(31)【優先権主張番号】63/039,775
(32)【優先日】2020-06-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522488823
【氏名又は名称】ステラ パワー インク
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100142789
【弁理士】
【氏名又は名称】柳 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201466
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】レビオダ, ケネス ユージーン
(72)【発明者】
【氏名】ゴッツ, ジョン チャールズ
(72)【発明者】
【氏名】レビオダ, クリスチャン ベネット
(72)【発明者】
【氏名】レビオダ, ノーラン ケネス
(72)【発明者】
【氏名】ハリデー, クリストファー ロス アームストロング
【審査官】須永 聡
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-005296(JP,A)
【文献】特開2019-056276(JP,A)
【文献】特開2013-179250(JP,A)
【文献】特開2008-291455(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0083718(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0372509(US,A1)
【文献】国際公開第2021/089679(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0005560(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02S 20/30
H02S 20/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
組み立てられた高さhを有し、少なくとも1つの赤道向きパネル(EFP)と、少なくとも1つのトップパネル(TP)と、少なくとも1つの極向きパネル(PFP)とを備え、前記EFP、前記TPおよび前記PFPが一緒に接続された、複数の長方形の太陽光パネルを備え、
前記TPが、前記EFPと前記PFPとの間にあり、前記EFPおよび前記PFPのそれぞれの上端に接続され、
前記PFPが、水平に対して角度βをなして傾斜し、
前記EFPが、水平に対して角度θをなして傾斜し、
前記TPが、水平に対して角度εをなして傾斜し、前記角度θと前記角度εとは等しくなく、
前記TPが、前記EFPと前記PFPとを相互接続し、固定され分割されたドーム状の組立体を形成し、
前記PFPと前記EFPとはそれぞれ、前記TPを前記角度εで支持するためのそれぞれの長さを有する3次元太陽光パネル組立体。
【請求項2】
前記hが1から3フィートである請求項1に記載の太陽光パネル組立体。
【請求項3】
前記θが10°から45°または10°から30°である請求項1に記載の太陽光パネル組立体。
【請求項4】
前記βが10°から45°または30°から45°である請求項1に記載の太陽光パネル組立体。
【請求項5】
前記PFPおよび前記EFPを通る断面および横幅として定義される幅Wと、該Wに垂直な長さLとを有し、
前記Lが前記Wの1から20倍である請求項1に記載の太陽光パネル組立体。
【請求項6】
前記高さhは、緯度0°から45°の間に展開される前記太陽光パネルにおいて、前記PFPの上部から下部までが24から36インチ、または、緯度45°から60°の間に展開される前記太陽光パネルにおいて、18から28インチである請求項1に記載の太陽光パネル組立体。
【請求項7】
前記太陽光パネル組立体の列間の空間内に展開するための列間太陽光パネル(IRSP)をさらに備え、
各該IRSPが、前記列間の作業者の移動を可能にする、展開され露出した位置と未展開の位置との間で、前記IRSPの選択的な移動を可能にするよう構成されている請求項6に記載の太陽光パネル組立体。
【請求項8】
前記IRSPは、回転可能な取り付け、および、引出しシステムからなる群から選択される機構によって前記太陽光パネル組立体に構成されている請求項7に記載の太陽光パネル組立体。
【請求項9】
各前記太陽光パネル組立体が、
前記PFPおよび前記EFPが実質的に同じ面積で、前記TPが前記PFPまたは前記EFPの実質的に2倍の面積であるソーラーセルのパネルからそれぞれ組み立てられた、前記PFP、前記EFPおよび前記TPを備え、
複数の前記太陽光パネル組立体が、土地の領域を横切って概ね東西方向に配置され、前記太陽光パネル組立体の列を定義するように構成されている請求項6に記載の太陽光パネル組立体。
【請求項10】
前記εが0°よりも大きい請求項1に記載の太陽光パネル組立体。
【請求項11】
各前記PFP、前記TP、前記EFPの側縁を支持するように構成された複数の側部フレーム部材と、前記側部フレーム部材を互いに接続するための少なくとも1つの横材とを有する支持フレームをさらに備える請求項1に記載の太陽光パネル組立体。
【請求項12】
少なくとも1つの前記横材が、前記太陽光パネル組立体の中央バランス点を支持するように構成された中央横支持部材を備え、該中央横支持部材が、複数の中央支持部材に対して回転可能である請求項11に記載の太陽光パネル組立体。
【請求項13】
前記PFPの下縁に構成され、地表まで延びる長さを有する少なくとも1つの風向偏向パネル、または、前記PFPの下縁に構成され、地表まで延びる長さを有する太陽光パネル風力偏向パネルをさらに備える請求項11に記載の太陽光パネル組立体。
【請求項14】
組み立てられた高さhを有し、少なくとも1つの赤道向きパネル(EFP)と、少なくとも1つのトップパネル(TP)と、少なくとも1つの極向きパネル(PFP)とを備え、前記EFP、前記TPおよび前記PFPが一緒に接続された、複数の長方形の太陽光パネルを備え、
前記TPが、前記EFPと前記PFPとの間にあり、前記EFPおよび前記PFPのそれぞれの上端に接続され、
前記PFPが、水平に対して角度βをなして傾斜し、
前記EFPが、水平に対して角度θをなして傾斜し、
前記TPが、水平に対して角度εをなして傾斜し、前記角度θと前記角度εとは等しくなく、前記角度εが0°よりも大きく、
前記TPが、前記EFPと前記PFPとを相互接続し、固定され分割されたドーム状の組立体を形成し、
前記PFPと前記EFPとはそれぞれ、前記TPを前記角度εで支持するためのそれぞれの長さを有する3次元太陽光パネル組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
3次元太陽光発電システムが記載される。本システムは、極および赤道向きパネルを含むように構成された複数の太陽光パネルと、種々の実施形態において、単一および複数の角度付きの扁平なセグメントおよびドーム型組立体を形成する追加のトップパネルおよび/またはサイドパネルとによって特徴づけられる。本システムは、特に、早朝および夕方の発電効率を向上し、従来の太陽光パネルアレイと比較して、与えられた土地面積における電力密度を向上させることができる。また、本システムは、風荷重特性を改善し、操作およびメンテナンスのアクセスを許容しながら、ラッキングおよびアンカリングを簡素化することもできる。また、本システムを展開する方法も記載される。
【背景技術】
【0002】
再生可能エネルギの追求、特に太陽光発電の応用は、その範囲と応用において世界的に急速に成長し続けている。太陽光の放射エネルギを電気エネルギに変換するための光起電力(PV)セルの使用は、過去数十年にわたって開発および範囲が広まってきた。しかし、現在までのところ、光起電力セルシステムの大半は、従来の方法で配置され、大部分が恒久的な赤道向きのシステムとして設計されている。典型的な設置は、住宅の屋根および建物の構造物、または、太陽光パネルのアレイが野原に展開される、より広い地面設置型のソーラーセルアレイプロジェクトにおける水平設置を含んでいる。
【0003】
本明細書において、説明のために、「北」、「南」、「極向き」、「赤道向き」パネルの方向を参照することができる。一般に、北は、北極に向かう方向を指し、南は、南極に向かう方向を指す。極方向の語は、北極または南極のいずれかに向かう方向を指し、赤道方向は、赤道に向かう方向を指す。北半球に位置するPVシステムの場合には、極向きは北極に向かう方向を指し、南半球に位置するPVシステムの場合には、極向きは南極に向かう方向を指す。赤道向きは、常に、広く赤道に向かう方向を指す。
【0004】
ソーラーセルおよびパネル技術は、過去数十年にわたって効率を向上させるために異なるアプローチを採用し(Chen他、2013)(Serban他、2012)、太陽光エネルギのコストは、現在、他の非再生可能なアプローチに対して競争力があるが(Lazard、2017)、改善の必要性は引き続き存在する。特に、住宅用、工業用および地上用のアレイの応用において、全体の出力効率、システムコスト入力のバランスおよび整備のし易さの改善が求められてきた。再生可能で持続可能な電源に対する世界的なニーズの高まりの中で、この種の持続可能な電力をさらに競争力のあるものにするためには、設備およびメンテナンスコストの削減、風害などの環境力からの保護など、太陽光エネルギの収集における重要な要素を改善する新規なアプローチが必要である。
【0005】
過去のソーラーセルアレイのアプリケーションにおいて改善すべき重要な領域の1つは、発電に必要な土地の非効率な使用である(NRELレポート、Heath他、2013)。既知のように、大規模なソーラーセルアレイのアプリケーションは、大きな土地面積だけでなく、労働力を集中した組立設置およびメンテナンスプロセスも必要とする。また、住宅用および/または工業用の屋上に設置するこの種のアプリケーションの場合には、重量および風荷重の力の両方による負荷が加わるため、長期間にわたる構造物への潜在的な損傷を含むというさらなる問題もある。重要なことは、ソーラーセルアレイが現場/地上設置用であれ、建物設置用であれ、それぞれの設置に適した支持構造を設計するために、重要なエンジニアリングが必要だということである。標準的な支持フレームは、異なるソーラーセルアレイに適応でき、異なる土地/建物の場所に設置できるようにある程度の柔軟性があるが、特定の場所の特徴または特性により、ほとんど全ての設置において、ある程度のカスタマイズが必要になるようである。例えば、野外設置の場合、その場所に応じた基礎構造が必要となり、基礎の深さ/大きさは、地面の傾斜、土壌/地盤の特性、アレイへの風荷重のような要因のみならず、年間降霜深さなどの他の要因をも考慮する必要がある。同様に、建物への設置においては、大きくて重いアレイを屋根構造に取り付ける際の詳細、建物内の根底にある支持および風荷重などを考慮する必要がある。
【0006】
既知のように、従来の太陽光パネルシステムの大部分は、通常、赤道を向いた固定または単軸シナリオで、角度をつけた構成で互いに隣り合って配置される複数のソーラーセルパネルを有する。一般に、パネルの向きおよびパネル間の間隔は、設置場所の緯度と、1日の時間および1年の時間を考慮して設置場所全体からの出力をどのように最適化できるのかとを考慮することになる。例えば、固定式パネルアレイを、設計者が緯度45°の地点に設置することを望む場合には、一般的かつ大まかなルールとして、水平線に対しておよそ45°(実際には数度小さい)の方角にパネルを向けることになる。この固定された方向は、一般に、1太陽年間の平均で、1年にわたってパネルを太陽角に対して90°に近づくように方向づけるため、出力を最大にするために最も効率的な方向となる。つまり、パネルに対する太陽の角度は1日および1年を通して常に変化するが、約45°の角度は、1日および1年を通して出力に最小限の変化をもたらす方角を示している。方角が固定されていると、ソーラーセルアレイの出力のばらつきを最小化する第一水準をもたらすが、一年のうちの日時によって出力に大きな差が生ずる。つまり、日の出から日没までの1日を通して、出力は日の出(またはそれ以降)のゼロから、ほぼ正午にピークに達し、日没(またはそれ以前)にはゼロまで低下することになる。同様に、出力は、一日の長さと、太陽年中の水平線に対する太陽の角度によって、一年を通して変化する。
【0007】
そのように、設計者やソーラーセルアレイ開発者は、1日および1年を通じてパネルをより良好に方向づけるトラッキングシステムを組み込むことを選択してもよい。しかしながら、トラッキングシステムは、単軸であろうと2軸であろうと、初期コストの増加、余分な重量、動作のための電力使用、異なる構造支持と風荷重の考慮によるエンジニアリングおよび設置のコストの増加、メンテナンスコストの増加およびトラッキングソフトウェアを含む運転コストの増加等の多くの欠点を有している。
【0008】
重要なことは、トラッキングシステムは単一パネルの全体出力を大幅に改善することができるが、それらの利益は、アレイ内のあるパネルから他のパネルへの影の影響に対応するために、隣接するパネル間に追加の列間間隙を必要とすることによって相殺される可能性があることである。つまり、1日および1年を通してパネルの向きおよび/または角度を変えていると、あるパネルから他のパネルに落ちる影がアレイ全体の出力に影響を与える。一般的に、パネル間の間隙を広げると、複数のパネルからの総合出力は向上するが、アレイ全体を収容するために、より多くの土地が必要になる。また、1日および1年の時間帯によっては、アレイ全体の影の影響が少ない場合もあるが、一般的に太陽が水平線に近づくほど、日の出近く、日没および冬の間は、影の影響が非常に大きくなる。言い換えれば、水平列の高さによって投じられる影に依存する間隙特性は、限られた土地面積内のそのようなパネルの密度に影響を与え、そのように、土地面積の潜在的な電力出力を制限する(Sun他、2014)。
【0009】
さらに、既知のように、多くのコミュニティにおけるピーク電力需要は、一般に、人々が起床してその日の準備をする早朝と、人々が帰宅する夕方である。このピーク電力はまた、より長い日照時間および空調の使用の増加のために、世界の多くの地域で夏季にさらに増加する。(Stan Cox他、2012 https://e360.yale.edu/feature)。
【0010】
残念なことに、上記のような理由から、与えられた場所のソーラーセルアレイからのピーク出力は、(雲量などの他の要因が一日中一定であると仮定して)これらの時間帯に対応しない。
【0011】
前述から、一日および年間を通じて太陽光パネルアレイの最大出力に寄与する種々の要因を考慮しながら、与えられた設置(例えば、地面または建物)に対して太陽光パネル/アレイ出力を最適化することは、所望のレベルの性能および/またはコストを達成するために広範囲の妥協を要する複雑な問題であることが分かる。
【0012】
したがって、与えられた面積に対する太陽光パネルの密度を向上させながら、電力密度および他のシステム効率を向上させる太陽光パネルシステムが必要とされてきた。以下に説明するように、3次元パネルシステムが説明される。これらのシステムは、本明細書において、最大化エネルギ基準(MER)システムと呼ばれ、これはまた、力、強さおよび耐久性の象徴であるピラミッドの古代エジプト語に由来するものである。
【発明の概要】
【0013】
本発明に従って、改良されたソーラーセルシステムおよびアレイを説明する。
【0014】
第1の態様において、少なくとも1つの正方形または長方形の赤道向きパネル(EFP)と、EFPに動作可能に接続された少なくとも1つの正方形または長方形の極向きパネル(PFP)と、EFPまたはPFPの側縁にそれぞれ接続された少なくとも2つの三角または台形状のサイドパネル(SP)とを備え、EFP、PFPおよびSPの各々が、セグメント化されかつドーム状に形成された組立体を形成するように一緒に接続されている3次元太陽光パネル組立体が記載されている。
【0015】
種々の実施形態において、
・太陽光パネル組立体は、EFPおよびPFPの各々の上縁に接続された少なくとも1つの正方形または長方形のトップパネル(TP)を備える。
・PFPは、EFPに対して、角度λをなして傾斜しており、角度λは105°~135°である。
・TPは、水平に対して角度εをなしており、εは0°~20°である。
・SPは、TPに接続された側縁を有する台形状のサイドパネル、PFPに接続された側縁を有する第1の三角形のSPおよびEFPに接続された側縁を有する第2の三角形のSPを備える。
・SP、EFP、TPおよびPFPは、各パネルの下縁に沿った共通のベース平面を有する。
・各EFPは、縁に沿って連結された2つ以上の正方形または長方形の太陽光パネルを備える。
・各TPは、縁に沿って連結された2つ以上の正方形または長方形の太陽光パネルを備える。
・各PFPは、縁に沿って接続された2つ以上の正方形または長方形の太陽光パネルを備える。
・複数のPFP、EFPおよびTPは、相互に接続され、細長いドーム構造を形成する。
・太陽光パネル組立体は、各PFP、TPおよびEFPの側縁を支持するように構成された複数のサイドフレーム部材を有する支持フレームを備える。
・支持フレームは、サイドフレーム部材を互いに接続するための少なくとも1つの横材をさらに備える。
・太陽光パネル組立体は、太陽光パネル組立体の中央バランス点を支持するように構成された中央横支持部材を備える、少なくとも1つの横材を備える。
・太陽光パネル組立体は、中央横支持部材を地表の上方で支持するための複数の中央支持部材を備える。
・中央横支持部材は、中央支持部材に対して回転可能である。
・少なくとも1つの横材は、各PFPの下縁に隣接してサイドフレーム部材を一緒に接続するように構成されたPFP横材を備える。
・少なくとも1つの横材は、各EFPの下縁に隣接してサイドフレーム部材を一緒に接続するように構成されたEFP横材を備える。
・太陽光パネル組立体は、太陽光パネル組立体を地面に固定するために、EFPおよびPFPの下縁に沿って太陽光パネル組立体に接続された複数の地面ネジおよび張力部材を備える。
・太陽光パネル組立体は、PFPの下縁に構成され、地表まで延びる長さを有する少なくとも1つの風向偏向パネルを備える。
・少なくとも1つの風向偏向パネルが、太陽光パネルである。
・フレーム部材は、各PFPの側縁を支持するための少なくとも2つのPFP部材、各TPの側縁を支持するための少なくとも2つのTP部材、および、各EFPの側縁を支持するための少なくとも2つのEFP部材を備える。
・少なくとも1つの太陽光パネルが、両面太陽光パネルである。
・太陽光パネル組立体は、太陽光パネルの下に動作可能に配置され、太陽光パネルの地面に面する表面に光を反射させる反射面を備える。
【0016】
他の態様において、組み立てられた高さhを有する複数の太陽光パネルを備え、少なくとも1つの赤道向きパネル(EFP)、少なくとも1つのトップパネル(TP)および少なくとも1つの極向きパネル(PFP)を備え、EFP、TPおよびPFPが一緒に接続され、PFPが水平に対して角度βをなして傾斜し、EFPが、水平に対して角度θをなして傾斜し、TPが、水平に対して角度εをなして傾斜し、TPが、EFPおよびPFPを相互に接続し、PFPおよびEFPが、それぞれ、TPを角度εで支持するためのそれぞれの長さを有する3次元太陽光パネル組立体が説明される。
【0017】
種々の実施形態において、
・εは0°~20°である。
・hは1~3フィートである。
・θは10°~45°である。
・θは10°~30°である。
・βは10°~45°である。
・βは30°~45°である。
・EFP、PFPおよびTPは4つの外縁を画定し、組立体は、長いベース縁および短い上縁を有する少なくとも2つの台形状サイドパネル(SP)をさらに備え、各台形状パネルの短い上縁が、TPの外縁に接続されかつこれを支持し、各SPが、トップパネルから外側に角度をつけて延び、概ね先端を切り取ったピラミッドを形成し、その外側の角度が、展開される緯度に比例している。
・太陽光パネル組立体は、PFPおよびEFPを通る断面および横幅として定義される幅Wと、Wに垂直な長さLとを有し、LはWの1~20倍である。
・hは、展開される緯度に比例し、hは低緯度において比例的に高くなる。
【0018】
他の態様において、土地の領域上に展開された太陽光パネル組立体のアレイが記載され、アレイは、本明細書に記載されたような複数の太陽光パネル組立体を備え、各太陽光パネル組立体がそれぞれ赤道を向くEFPを有してそれぞれ展開され、アレイが各列間の間隙列を規定する間隙Sを有して展開された少なくとも2列の太陽光パネル組立体を有し、各太陽光パネル組立体のh,Sが、一の列から他の列への影の影響を最小化し、1日の時間にわたってアレイからの電力出力を最大化し、作業者の移動を可能にするために列間の最小間隙を維持するように構成されている。
【0019】
種々の実施形態において、
・アレイは、間隙列内に展開するための列間太陽光パネル(IRSP)を備え、各IRSPは、展開され露出された位置と、列間の作業者の移動を可能にする、展開されていない位置との間において、IRSPの選択的な移動を可能にするように構成される。
・IRSPは、太陽光パネル組立体に回転可能に取り付けられている。
・IRSPは、引出しシステムを備えた太陽光パネル組立体に構成されている。
・各太陽光パネル組立体は、PFP、EFPおよびTPを備え、それぞれがソーラーセルのパネルから組み立てられ、PFPおよびEFPは実質的に同じ面積、TPはPFPまたはEFPの実質的に2倍の面積であり、複数の太陽光パネル組立体が、土地の領域を横切って概ね東西方向に構成されて太陽光パネル組立体の列を画定している。
・間隙Sは3~4フィートである。
・各太陽光パネル組立体は、4つの台形状のサイドパネルを備え、各台形状のサイドパネルは、隣接するサイドパネルの対応する側縁に動作可能に接続される2つの側縁を有する。
・複数の太陽光パネルは、PFPの上部から下部までの高さ範囲が18~28インチに構成され、緯度45°~60°の間に展開される。
・複数の太陽光パネルは、PFPの上部から下部までの高さ範囲が24~36インチであり、緯度0°~45°の間に展開される。
・組立体は、極向きパネルに照射エネルギを戻す一体型折り畳み反射パネルを備える。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本発明は、以下の図面を参照しながら説明される。
図1A】本発明の一実施形態に係るサイドパネルを有する2パネルMERの概略的な側面図である。
図1B図1Aの2パネルMERの概略的な平面図である。
図1C図1Aの2パネルMERの概略的な正面図である。
図2A】本発明の一実施形態に係る対称MERの概略的な平面図である。
図2B図2Aの対称MERの概略的な正面図である。
図3A】本発明の一実施形態に係るサイドパネルを有する非対称3パネルMERの概略的な側面図である。
図3B図3Aの非対称3パネルMERの概略的な平面図である。
図3C図3Aの非対称3パネルMERの概略的な正面図である。
図4A】本発明の一実施形態において、異なる時間帯における代表的な朝影の特性を示す非対称MERを備えるMERアレイの概略平面図である。
図4B】本発明の一実施形態において、千鳥配列で示される非対称MERを備えるMERアレイの概略平面図である。
図5A】本発明の種々の実施形態による、1年の異なる時期における代表的な朝影の特性およびMER間パネルを示す、対称MERを備えるMERアレイの概略平面図である。
図5B】本発明の種々の実施形態による、1年の異なる時期における代表的な朝影の特性およびMER間パネルを示す、細長いMERを備えるMERアレイの概略平面図である。
図6A】本発明の一実施形態に係る多面MERの概略側面図である。
図6B図6Aの多面MERの概略平面図である。
図6C】本発明の一実施形態に係る複数のPFPおよびEFPを有する多面MERの概略側面図である。
図7】本発明の一実施形態に係る高架式MERの概略側面図である。
図7A】本発明の種々の実施形態に係る、地面ネジおよび風力パネルを有する高架式MERの概略側面図である。
図7A(1)】本発明の一実施形態に係る、両面太陽光パネルを有する高架式MERの概略側面図である。
図7B】本発明の種々の実施形態に係る、地面ネジおよび風偏向パネルを有する高架式MERアレイの3列の概略側面図である。
図7C】(A)一実施形態におけるフレーム支持システムの斜視図、(B)他の実施形態におけるフレーム支持システムの斜視図、(C)統合された太陽光パネルを有する斜視図である。
図7D】本発明の一実施形態に係る高架式MERアレイの3列の側面図である。
図7E】本発明の一実施形態に係る高架式MERアレイの3列の斜視図である。
図7F】本発明の一実施形態に係る高架式MERアレイの3列の斜視図である。
図8A】本発明の一実施形態に係るMERを組み立てるための個々のパネルの概略平面図である。
図8B図8Aの個々のパネルの展開の代表的な寸法である。
図8C】本発明の一実施形態に係るMERを組み立てるための個々のパネルの概略平面図である。
図8D図8Cの個々のパネルの展開の代表的な寸法である。
図8E】従来技術における、従来のソーラーセルアレイを組み立てるための個々のパネルの概略平面図である。
図8F図8Eの個々のパネルの展開の代表的な寸法である。
図9】12月21日冬至の最も低い影の影響という設計基準に基づいて、典型的な1日の間に1エーカーの土地の固定パネルアレイおよびMERアレイから出力される電力の代表的な差を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
例示的な実施形態が、3次元低背太陽光発電システムに関連して本明細書に記載される。図面および以下の説明を通じて可能な限り、同じ参照符号が、同じまたは同様の項目を参照するために使用される。
【0022】
明確のために、本明細書に記載された実施態様のありふれた特徴の全てが示され、説明されているわけではない。もちろん、実際のシステムの開発において、アプリケーション関連およびビジネス関連の制約の遵守など、開発者の特定の目標に対して最適な土地利用、影の特性および電力出力を達成するために、多数のおよび反復的な実装特有の決定を行うことができ、これらの特定の目標は、ある実装現場から他の現場までおよびある開発者から他の開発者まで異なることが理解されよう。さらに、そのような開発努力は複雑で時間がかかるかもしれないが、それにもかかわらず、本開示の利益を有する当業者にとってエンジニアリングの日常的な仕事であろうことが理解されるであろう。
【0023】
(概要)
本明細書において説明するように、3次元低背太陽光発電システムの種々の実施形態が説明される。ここで、システムは、最大化エネルギ基準システム(MER)と呼ばれ、各MERは、単一の一体化されたベース太陽光ユニットを形成するために組み立てられた複数の角度付パネルを有する。
【0024】
(2パネルMER)
図1A図1Bおよび図1Cに示すように、MER10は、極向きパネル(PFP)12(例えば、北向き)および赤道向きパネル(EFP)14(例えば、南向き)を含む2つのパネルを有している。図示されるように、EFPは、大まかに赤道に向かって配置され、水平に対して角度θをなして傾いている。角度θは、30°未満の緯度における展開に対して、展開の緯度にほぼ対応するように選択されてもよい。しかし、緯度30°以上の展開については、角度θは典型的には30°を超えない。
【0025】
MERは、2つのパネルの間に適切なヒンジまたは固定接続ブラケット16を備えていてもよい。PFPは、EFPの赤道側14aに支持を与え、それによって、EFPを展開のための正しい角度θに上昇させる。PFPは水平に対して角度βをなし、角度βは鋭角となる。表1に示すように、異なる緯度における1年間のアレイの典型的な固定傾斜角が、以下の規則を用いて示されている。
a. 緯度25°以下では、傾斜角=緯度×0.87
b. 緯度25°と50°との間では、傾斜角=緯度×0.76+3.1°
【表1】
【0026】
PFPの好ましい長さPLは、展開の予想緯度によって決定され、角度θが概ね緯度に対応し(典型的には約30°までの緯度では数度小さく、約50°までの緯度では最大約30°)、PFPの角度βが好ましくは45°未満になるように、PLが選択される。前述のように、MERのPF側への風荷重の影響を低減するために、角度θは典型的には30°を超えず、角度βは45°を超えないであろう。接続部16は、角度θを最適な角度に調整することを可能にするヒンジであってもよく、長さと角度の調整を補助するための脚延長装置または他の調整可能な装置(図示せず)を備えていてもよい。PFPとEFPとの間の角度λは、βおよびθによって決定され、典型的には、約105°~135°の範囲となる。以下に説明するように、パネルはまた、種々の支持フレームによって支持されていてもよい。
【0027】
図1Bおよび図1Cは、EFPおよびPFPの縁から地面まで延びて、セグメント化されたドーム構造を形成する4つの追加のサイドパネル(SP)18a~18dを有する実施形態の平面図および正面図を示している。好ましくは、各サイドパネルは、EFPおよびPFPから外側に、好ましくはPFPおよびサイドパネルの各々について等しい距離xだけ延びている。重要なのは、サイドパネルによって、早朝や午後遅くの光をより多く取り込むことができ、また、パネル間の追加の接続を提供することによってMERに構造安定性を与えることである。さらに、セグメント化されたドーム構造は、従来のフラットパネルシステムと比較して、風荷重の影響を軽減する。この実施形態において、サイドパネルは、θが約20°~30°のときに特に効果的である。
【0028】
図1Bおよび図1Cに示すように、SPは三角形である。一般に、SPは、全てのパネルの下縁が共通の下平面を定義するように構成され、システムが平らな地表に平らに着座することを可能にする。
【0029】
(対称MER)
図2Aおよび図2Bは、対称MERの平面図および正面図を示す。この実施形態において、MERは、トップパネルTP、赤道向きパネルEFP、および2つのサイドパネルSPを含む5つのパネルを備えている。本実施形態において、MERのベース形状は概ね正方形または長方形であり、TPは水平である(ただし、以下に説明するように必須ではない)。各パネルは、複数の個別のソーラーセル(典型的には6インチ×6インチのソーラーセル)から組み立てられた1つ以上の個別の太陽光パネルを備えていてもよい。例えば、トップパネルは複数の長方形/正方形のパネルを備え、サイドパネルは台形状のパネルであってもよい。標準的なソーラーセルは一般的に正方形であるため、非矩形パネルは一般的に、パネル上の未使用スペースの量を最小にするパターンで標準的なソーラーセルから組み立てられることになる。一般に、SPは、図3Cに示すように、水平に対して最大約45°の角度をなして傾けられる。
【0030】
(非対称MER)
図3A図3Bおよび図3Cは、サイドパネルSP22a~22fを有するPFP、EFPおよびTPを有する3パネル実施形態を示している。この実施形態は、PFPが水平に対して角度βをなし、PFPおよびTPが互いに対して角度λをなし、TPが水平に対して角度εをなし、EFPが水平に対して角度θをなすように、PFPおよびEFPが異なる長さであり、断面が非対称(台形状)構造を提供する点において対称MERの実施形態と異なっている。一般に、上記のように、非対称MERは、与えられた展開面積に対する太陽光パネルの総表面積を増加させるだけでなく、構造強度を高め、MER全体の風荷重を低減するために、サイドパネルSPを有することが好ましい。
【0031】
種々の実施形態において、非対称MERの寸法は、一般に、以下の設計原則を利用することになる。
・低緯度のMERは、太陽が空のより高い位置にあり、隣接するMERの間にできる影がより小さいため、高さをより高くすることができる。
・高緯度のMERは、太陽が空のより低い位置にあるので高さがより低くされ、高さは、一のMERの他のMERへの影を最小化するために低減される。
・低緯度および高緯度のMERは、水が排出されるのに十分な角度で赤道に向かって傾斜するTPを有する。一般的に、この角度εは約5°~20°の範囲となる。
・MERが(好ましくは)サイドパネルを含む場合には、サイドパネルは、一般に、PFPのベース長さxに対応する最大ベース長さxを有する。
・MERの高さhは、一般に、ベース長さxに対応する。
・MERの全幅W(典型的には、極-赤道方向におけるEFP、TPおよびPFPを通る断面幅)は、約3~5xとなる。
・MERの全長L(典型的には、東西方向)はWの倍数、典型的には、0.8~10+Wとなる。Lに特に上限はなく、設置場所の実際の特徴によって決定される。
【0032】
図3Aは、非対称MERが異なる緯度に対してどのように設計され得るかを示す。図示されるように、5つの異なるMER輪郭が示され、最低緯度のMERは高さhを有し、最高緯度のMERはより低い高さhxを有していてもよい。図示されるように、それぞれの設計において、TPは(排水を可能にするため)赤道に向かって一定の勾配を有する。したがって、高さが低くなればなるほど、EFPとPFPとがともに短くなる。全高は、一般に、日中にあるMERから他のMERに影が落ちる時間をなくすか減らすように、隣接するMERに対する全高を考慮することになる。実際には、高さhは、18~36インチの範囲となる。
【0033】
さらに、図3Bに示すように、サイドパネルは、三角形パネルと台形状パネルとの種々の組み合わせであってもよい。
【0034】
異なる緯度における展開のための一例として、MER輪郭のバリエーションが、図4A図4B図5Aおよび図5Bを参照して説明される。例えば、冬季の緯度50°において、太陽の高さは一日中比較的低いままであり、したがって、複数のMERが2次元アレイ(例えば、mユニット×nユニット)に配置される場合には、間隙によっては、最初の列のMERが後ろの列のMERに影を落とし、特に一日の早い時間と遅い時間においてその出力に劇的に影響を与える可能性がある。したがって、1つのMERの影が他のMERの性能を妨げる時間を減らすために全高を低くする。図4Aに代表的に示すように、冬至には、太陽は赤道に向かって斜めに昇ることになる。しかし、この時、各MERの高さの関係で、各MERは隣接するMERに影を落とすことになる。朝日の場合、日の出から約1時間後に、太陽は地平線上に出て、パネルを照らす。図示されるように、(太線で示す)太陽に最も近いMERが影を落とし、各MERの高さと隣接するMERとの間隔により、1つ以上の隣接するMERに影を落とす可能性がある。したがって、MERが高く、間隙が小さいほど、この干渉に影響を与える。したがって、MERが低いと、影の影響の時間が短縮され、MER間の間隙を狭くすることができ、与えられた土地面積に対してより多くのパネルを使用できる。
【0035】
同様に、夏至には、太陽は極に向かう方向から昇る。この時期、早朝から夕方にかけて、アレイ内のPFPは太陽光を受けることができ、大きな発電能力を発揮することができる。図示されるように、非対称MERの場合には、夏の朝における影の特性は異なるものとなる。したがって、本発明は、年間を通じて特に朝の時間帯(または同様に日没に近づく時間帯)に、隣接するMER間の影の影響を受ける時間をまとめて低減する設計を提供しようとするものである。
【0036】
図4Bは、千鳥配置またはオフセット配置のMERの非対称アレイを示し、一方、図4Aは、隣接するMERの端が整列されているMERの対称アレイを示す。
【0037】
図5Aは、平行な列に配置された個々のMER10のアレイ(m×n)を示している。この特定の展開において、MERの各列は、極-赤道方向に配置されているが、その方向は東西でもよいことが理解される。図示されるように、列は、技術者がサービスおよび/または保守のために列間を移動できるように十分に広い列間隙(RS)だけ離れて配置される。図示されるように、RSは、与えられた土地面積に対するソーラーセル密度のさらなる増加を提供するために、列内に延長することができる追加の列間隙パネル25aを備えてもよい。そのように構成される場合、追加のパネル25aは、矢印25bによって示すように、パネル25aがMERの下にスライドできるように引き出し機構を備えてもよいし、技術者が列へのアクセスを得るために列間隙パネルを上に回転できるようにヒンジ機構を備えてもよい。
【0038】
図5Aは、時期や時間帯によって各MERが落とす可能性のある代表的な影も示している。図示されるように、夏季の間、早朝(例えば、日の出から約1時間以内)には、S1が1つのMERの代表的な影となる。重要なことは、太陽が低い場合でも、影が隣接するMERの上面には及ばないことである。同様に、S2は冬至の早朝の代表的な影を示している。
【0039】
図5Bは、複数列(n列)に配置された複数の細長いMERを示している。細長いMERは、より長い長さLを有するので、図5Aに示すような小さいMERと比較して、サイドパネルの数を減らすことができる。この展開例では、MERは東西方向に配置されている。ここでも、早朝の代表的な影S1,S2は、一般に、隣接するMERの上部EFPパネルに投影されない。
【0040】
小さいMERまたは細長いMERのどちらを展開するかの選択は、特定の設置に関連する多くの要因に依存し、設置の相対的な永続性を含む場合がある。一般に、より小さいMERは、半永久的な設置および/または、より長いMERをすぐに展開できないような特徴を有する地形により適している場合がある。
【0041】
(サイドパネル設計)
好ましくは、前述のように、MERは、a)パネルの総表面積を増加させ、b)MERに改善された構造強度を与え、c)風荷重に対するMERの安定性を向上させるためのサイドパネルを備える。一般に、図1Aおよび図2Aに関して説明した実施形態と同様に、各側面は、好ましくは、EFPおよびPFPから外側に、好ましくはPFPおよびサイドパネルのそれぞれについて等しい距離xだけ延びる1つ以上のサイドパネルを備えることになる。一般に、サイドパネルは、鉛直に対して約45°の範囲(範囲30°~60°)の傾斜を有する。理解されるように、風荷重力を低減し、上述したように毎日、年間を通じてより多くの期間、エネルギ捕捉効率を向上させる角度でこれらのパネルを配置するように、鉛直なPFPまたはサイドパネルを有することは一般に望ましくない。
【0042】
さらなる実施形態は、図6Aおよび図6Bに示されるような追加のパネルを有していてもよい。例えば、サイドパネル(例えば、18a,18b)は、単純なサイドパネルを複数のセクションに効果的に分割する1つ以上の頂点19を含んでもよい。同様に、単一のPFPまたはEFPパネルは、2つのパネルEFP1aおよびEFP1bおよび/またはPFPaおよびPFPbに分割されてもよい。一般に、個々の太陽光パネルが平坦である限り、面の数には実用的な上限がある。しかし、本発明は、図6Cに示すように、ソーラーセルを3次元の多面ドーム型表面の広いアレイに組み立てることを企図する。さらに、フレキシブル太陽光パネルが、実質的に連続曲面を提供するように、支持フレームに構成されてもよい。
【0043】
(その他の設計上の特徴)
MERは、小規模の単一の住宅用システムまたは大規模な産業用の屋上およびアレイ設備内に統合することができる。種々の実施形態において、MERは、上述したような細長い構造体に構成されてもよい。
【0044】
例えば、2120ワットの対称MERは、a)70個の個別のセル(6インチ×6インチ)からなり、それぞれ容量265ワット、幅37インチ、長さ66インチの2つのトップパネル、および、b)MERユニットの側面を構成する4つの台形状PFP、EFPおよびSPを備え、ベース外寸11.5フィート×11.5フィート、トップパネルの高さが30インチであるように構築された。種々の実施形態において、展開場所の緯度および/または詳細に依存して、18インチから48インチの間の高さ範囲であることが好ましい。
【0045】
最適な高さ範囲は、これらのシステム設置される位置が赤道に近いほど変化し、典型的には赤道に近いほど高い高さを有する。
【0046】
理解されるように、より大きなベース面積(正方形または長方形および他の形状)を有するより大きなMERが構築されてもよい。例えば、32~64個の320ワットパネルを備える約10,000~20,000ワットの定格電力を有する細長いMERは、より大きな現場展開のための実用的な大きさである。このサイズのMERの展開は、後述するように1エーカーの土地に60万ワットのシステム並みの出力を提供することができる。
【0047】
(PVセルとパネル)
光起電力パネルの出力と効率は、現在、より新しいパネル内で開発されている不動態化エミッタおよびリアセル(monoperc)などの新しい材料と技術の使用により改善され続けている(Quantum,2018)。パネル技術の向上に伴い、追加の新しいパネルサイズまたは構成は、より高いワット容量を有するMERユニットまたは同様の構造に組み込むことができる。新しいパネルモデルは年々改善されており、近い将来、同様のパネル寸法でパネルあたり最大350ワットの性能が期待される(Sun Power,2018)。
【0048】
PVセルは、単結晶、多結晶、アモルファス、3DプリンタによるPVセル、3次元PVセル、およびスプレーオンPVであり、一般に、放射エネルギを電気に変換するいかなる材料も使用することができる。特定の実施形態において、各パネル内の個々のセルの数は、これらのタイプのシステムが設置される地域に応じて変化し得る。このアプローチを取り入れたシステムは、システムが赤道に近いほど、各パネル内により多くの個別のPVセルを有するより大きなパネルを利用することが企図されている。
【0049】
また、両面パネルも以下に説明するように利用されてもよい。
【0050】
(空気間隙)
種々の場所および展開において、MERは、MER内およびその周辺の空気循環を可能にする通気システムを含んでいてもよい。すなわち、空気循環を可能にし、排水および/または排雪を可能にするために、パネル間に小さな隙間を設けてもよい。孔、グリルおよび他のそのような換気口などの他の通気手段は、一列に並んだ一連のMERユニットの下への空気の出入りを容易にするために、MERユニットの異なる部分、異なる側面および底面に設けられてもよい。
【0051】
(配線)
各MERは、好ましくは、生成された電力の伝送および蓄電システムまたは地元の電気事業者グリッドへの伝送のための電気配線、スイッチングおよびコネクタを組み込むように構成される。電気ケーブル(図示せず)は、一列に並んだMERユニットを、インバータ、レギュレータ、バッテリ回収システムなどの追加の電気部品に接続するために、サイドトラフ内にMERの長さに沿って敷設されてもよい。
【0052】
(リフレクタ)
特定の実施形態において、極側パネルには、図3Aに示すように、PFPに対して光を反射するのに有効なリフレクタユニット25が設けられてもよい。リフレクタユニットは、典型的には、極に最も近いMERユニットの列において利用される。
【0053】
(反射率およびパネル間間隙)
光セル反射率の値は、太陽光発電システムの設計において考慮されるパラメータの1つである。光セル反射率の値と太陽光発電システムの他のパラメータとの相互関係によって、システムの性能特性が決定される。その他のパラメータとしては、パネル間間隙、すなわち、セルのアクティブ側リフレクタとパッシブ側リフレクタとの間の距離、および各セルの高さおよび他の寸法が挙げられる。
【0054】
(基礎)
一般に、個々のパネル/MERは強固なフレームとベースを有するため、基礎システムへの取り付けは従来のアレイよりも単純になる。低背のMERにおける風荷重は、多くの設置において、背の高いシステムと比較して、風荷重力を支えるための深い基礎を必要としない。そのため、単純な周辺加重システム(図6A、符号28)で特定の設置には十分な場合がある。
【0055】
(その他の実施形態)
図7図7Fに示すように、システムのさらなる実施形態が説明される。図7は、MER10が1つ以上の支持体80,80a上で地上に持ち上げられている実施形態を示している。この実施形態において、パネル(EFP、TPおよびPFP)は、フレーム82に取り付けられ、基礎84上で地面から短い距離だけ上に支持されている。特に、MERの高さは、好ましくは、羊などの放牧動物が雑草防除のための放牧のために下および列間を歩けるようにする約4~6.5フィートの範囲内である一方で、発電している同じ土地において、人間によるこのようなシステムの保守を容易にするのに十分な高さでもある。
【0056】
一実施形態において、主支持体80は、MERのほぼ中央のバランス点86に配置され、第2の支持体80aは、システムを回転させて高さを調節することができるので、技術者は、設置時にシステムの角度を調節することができるが、1年の異なる時間に対して角度を調節することも潜在的に可能である。このように、第2の支持体80aは、調整を自動化するコントローラ(図示せず)に構成されたリニアアクチュエータであってもよい。
【0057】
図示されるように、システムはまた、PFPに追加の光を反射するように最適化されたリフレクタRを備えていてもよい。
【0058】
図7Aは、MER10が主支持体80上に支持され、地面ネジ88、ケーブル88aおよびケーブル調節器88bによって所望の角度に保持される他の実施形態を示している。この実施形態において、MERアレイを地面にしっかりと固定するために、両方のケーブルが張力をかけて配置されてもよい。
【0059】
図7A図7A(1)および図7Bに示すような別の実施形態において、設置物の上および/または周りの風の流れを促進し、1つ以上のMERの下の実質的な空気の流れを防止し、かつ/または、MERを地面に押し付けるダウンフォースを作り出すために、風パネル(WP)89がMERの外縁に設けられてもよい。図7Aに示すような単一のMERの場合には、WPはMERの両側にあるか、または図7Bに示すように単にMERの配列の両側(代表的な風は反対方向に流れている)にあってもよい。
【0060】
WPは、設置場所における支配的な風の状態に応じて、風を通さなくてもよいし、半透過性であってもよい。
【0061】
さらに、WPは、設置の電力容量をさらに増加させる太陽光パネルのさらなるアレイであってもよい。
【0062】
図7A(1)は、両面太陽光パネル89aから構成されるMERの一例を示している。この実施形態において、両面太陽光パネルは半透明であるため、いくらかの光がパネルを通過する。展開状況や下にある地表によっては、このような光は地面(例えば砂の表面)において部分的に反射され、両面太陽光パネルの地面側の面によって捕捉され、MERが捕捉するエネルギ全体を増加させることができる。種々の実施形態において、地表の反射率を高めるために、反射/気泡箔断熱材などの追加の反射面81を地表に沿って敷設することができる。
【0063】
(支持フレーム)
図7C図7Dおよび図7Eに示すように、種々のフレーム支持構造90を説明する。中央部材80bは、複数の支柱80に支持され、集合的にMERアレイの重量を支持する。パネル支持部材80aは、一般に、太陽光パネルの外縁を支持し、フレームへの接続を可能にし、適切な横材80dを備えていてもよい。各支持部材の設計は、MERアレイの所望の地上高(ある場合)、風要因、太陽光パネルの重量を含む種々の設備要因を考慮して決定される。図7に示すように、支持部材はトラス82であってもよい。
【0064】
図7Dおよび7Eは、サイドパネルおよび追加のPFPリフレクタ25(図7E)を有する3つのMERアレイ10の透視図である。種々の実施形態において、小さな隙間88(図7)(最大約1インチ)は、空気の流れおよび排水を容易にするためにパネル間に維持される。
【0065】
(利点)
本明細書に記載される3次元太陽光発電システムは、いくつかの利点を提供する。これらは、特定の範囲の角度で一連の低背のMERユニット内にパネルを配置することにより、実際の専有面積内に収容されるパネルの容量を、従来のパネルアレイシステムに対して実質的に増加させることができるので、土地の専有面積を低減することを含んでいる。また、特に赤道から北や南に離れた緯度に位置する夏場において、日照時間を長くすることができる。4面にパネルを配置することにより、全てのパネルが1日のうち特定の時間帯にアクティブな電力供給源となることができる。ピーク時刻の要件は、MERアレイと従来のフラットパネルアレイとの電力出力を比較した代表的な設置例について図9に示すように、一日の長時間に渡ってよりバランスのとれた電力分布曲線を容易にしている。
【0066】
他の利点は、基礎がより小さく、かつ/または不要であるため、建設および設置がより少なくて済むことである。
【0067】
さらに、アレイを上昇させる設置の場合には、システムは、アレイの下において下にある植生が依然として成長でき、アレイの下における動物の放牧および人間のメンテナンスを可能にする土地の複数の使用が可能である。
(実施例)
【0068】
図8A図8Fは、与えられた土地面積に展開された場合の従来のアレイと比較した、異なるMERアレイの出力の定性的および定量的な比較を示す図である。
【0069】
(MERモデル1)
説明のために、細長いMERは、図8Aに示すように、MER構造を形成する多数の標準化された太陽光パネルから組み立てることができる。この例において、個々のセル90(各6インチ×6インチ)は、ソーラーセルパネル92として適切な裏材およびフレーム(図示せず)と共に組み立てられている。このように、ソーラーセル90の14×7アレイは、約42インチ(3.5フィート)×84インチ(7フィート)の寸法を有する。次に、各パネル92は、1つのパネルをPFPとして、2つのパネルをトップパネル(TP)として、1つのパネルをEFPとして利用する基本的なMERユニットに組み立てられる(図8A)。PFPは水平に対して約25~30°の角度をなし、EFPは水平に対して約20~25°の角度をなしている。したがって、2つのTPは、EFPおよびPFPのそれぞれの上縁に接続されたときに、約6~10°の角度で赤道に向かってわずかに傾斜している。MERの高さHは約2フィートとなる。次に、図8Bにおおよその寸法を示すように、複数の基本的なMERユニットを連結して1つのMER列を形成する。サイドパネルもまた、水平に対して約25°の角度をなすように追加されてもよい。
【0070】
図8Bに示すように、組み立てられると、各MERの幅Wは、約13フィートである。
【0071】
1エーカーの土地(説明のために208フィート×208フィート)に展開するために、図8Aに示すようなパネルが、図8Bに示すような寸法を有する細長いMERを形成するために横に並べて接続される。約4フィートの列間隙で、1エーカーの土地に12列のMERを11箇所の間隙列で敷設することができる。列間隙を約3フィートとすると、13列のMERを12か所の間隙列で敷設することができる。
【0072】
したがって、サイドパネルの傾斜を考慮すると、EFPおよびPFPはそれぞれ29枚のパネルを備え、サイドパネルはそれぞれ2.5枚のパネルを備え、TPは58枚のパネルを備えることになる。
【0073】
(MERモデル2)
図8Cは、図1と同様に典型的な角度で赤道に対して傾いた単一のPFPとEFPとを有する、より単純なMERモデルを示している。この場合には、高さhは約2フィートである。図8Dは、幅9.5フィートのMERおよび4フィートのRSを示している。したがって、この例においては、1エーカーの正方形の土地に15列のMER(間隙列は14列)を敷設することができる。列の間隙を3フィートにすれば、1エーカーの正方形の土地に17列のMER(間隙列は16列)を敷設することができる。
【0074】
(MERモデル3)
図7Dは、2つのPFPと2つのトップEFPと2つの南EFPとを有し、南EFPは25°、トップEFPパネルは15°、PFPパネルは20°の角度で赤道に対して傾けた、6パネルMERモデルを示している。この場合には、高さhは約4.5フィートである。図7Dは、幅が約19フィート、RSが6フィートのMERを示している。したがって、この例においては、1エーカーの正方形の土地に8列のMER(間隙列は7列)を敷設することができる。列の間隙を4フィートにすれば、1エーカーの正方形の土地に9列のMER(8列の間隙列)を敷設することができる。
【0075】
(従来のアレイ)
比較のために、従来のアレイを図8Eおよび図8Fに示す。従来のアレイは、10.5フィートの幅を有する組み立てられた基本パネルを形成するように整列された3つのEFPを備えていてもよい。基本パネルは、パネル列を形成するように組み立てられてもよく、45°の緯度においては、水平に対して45°の角度で固定されることになる。そのため、各列の平面視幅Wは7.5フィートとなり、側面視高さも(基礎構造物のための追加高さは割り引いて)少なくとも7.5フィートとなる。したがって、隣接する列間の影の影響を低減するために、各列の高さを考慮すると、典型的な間隙は20フィートの範囲にあり、8列のパネルと7列の間隙列が許容される。
【0076】
上述に基づき、MERモデル1,2の各々と従来のアレイとの電力出力の比較を表2に示す。
【表2】
【0077】
したがって、表2および図9に示すように、MERアレイは、与えられた土地面積に対して約50%の電力密度の増加を示すことができる。
【0078】
(風の研究)
計算流体力学(CFD)による風の研究は、水平に対して25°の角度をなした2つのEFP、EFPの上面において水平に対して15°の角度をなした2つのTP、および、TPに接続され水平に対して20°の角度をなした2つのPFPを有する多面MERについて実施された。このMER設計は、水平に対して25°の角度をなした6枚パネル(単一の角度固定(SAF))の従来型アレイと比較された。CFD研究において,6フィート間隙を有する3列MERアレイと、13フィート間隙を有する3列SAFアレイとが比較された。どちらのアレイも1列あたり72枚のパネル(つまり幅が同じ)を有し、南側が地面から2フィート高くなるように東西に配置されているものと仮定した。パネルは、2インチのパネル間間隙を有し、風速は100mph(44.7m/s)を想定した。
【0079】
(前面領域)
表3は、北側および上側から見たアレイの正面投影面積および水平投影面積を示している。
【表3】
【0080】
MERアレイにおいては、正面投影面積は46%小さく、水平投影面積は3%だけ大きい。
【0081】
(抗力)
風荷重による抗力の式は次の通りである。
【数1】



ここで、FDは抗力による力(N)、CDは抗力係数、Aは正面投影面積(m2)、pは空気の密度(p=1.225kg/m3)、vは空気の平均速度(v=44.704m/s)である。
【0082】
平均風速および空気の密度は、試験したシナリオ間で一致しているので、抗力による力は、以下の式(2)のように抗力係数と正面投影面積に比例する。
【数2】
【0083】
抗力係数は,北向きおよび南向きの風荷重を受けたアレイのSimScaleCDF解析を使用して計算された。抗力係数は以下の表4に示す通りである。
【表4】
【0084】
北向きの風によるMERアレイの抗力係数はわずか2%小さく、南向きの風によるMERアレイの抗力係数は24%小さくなる。
【0085】
式(2)から、北向きの風と南向きの風による抗力は、それぞれ47%および59%小さくなる。
【0086】
(揚力)
風荷重による揚力の式は次の通りである。
【数3】
ここで、FLは揚力(N)、CLは揚力係数、Aは水平投影面積(m2)、pは空気の密度(p=1.225kg/m3)、vは空気の平均速度(v=44.704m/s)である。
【0087】
平均風速と空気の密度はテストした全てのシナリオ間で一貫しているので、揚力による力は揚力係数および水平投影面積に比例する。これを式(4)に示す。
【数4】
【0088】
揚力係数は、北向きおよび南向きの風荷重を受けたアレイのSimScaleCDF解析を使用して計算された。揚力係数は表5に示す通りである。
【表5】
【0089】
北向きの風を受けるMERアレイの揚力係数は55%小さくなっている。南向きの風を受けるMERアレイの揚力係数は、43%小さくなっている。
【0090】
式(4)から、北向きの風と南向きの風による抗力は、MERアレイではそれぞれ53%および41%小さくなる。
【0091】
(結論)
抗力係数および揚力係数は、北向きと南向きの両方の風方向で小さくなっている。小さい係数は、同等の単一角度の太陽光アレイよりも風荷重が低いことを示している。重要なことは、より低い風荷重力により、支持フレームおよび基礎は、同等のSAFアレイよりも実質的により軽量であり、かつ/または少ない材料を使用することができ、このことはさらに、本明細書に記載されるようにMERアレイを展開する際のコスト低減に寄与する。
【0092】
実施形態および用途が示され、説明されてきたが、本開示の利益を有する当業者には、本明細書に開示された発明概念から逸脱することなく、上記より多くの変更が可能であることは明らかであろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲の精神以外に制限されない。
【0093】
(参考文献)
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図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図5A
図5B
図6A
図6B
図6C
図7
図7A
図7A(1)】
図7B
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図8F
図9