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特許7612103視聴しているトピックに応じたリコメンド動画を提供する配信管理
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-12-26
(45)【発行日】2025-01-10
(54)【発明の名称】視聴しているトピックに応じたリコメンド動画を提供する配信管理
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/258 20110101AFI20241227BHJP
【FI】
H04N21/258
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2024515239
(86)(22)【出願日】2022-04-13
(86)【国際出願番号】 JP2022017720
(87)【国際公開番号】W WO2023199434
(87)【国際公開日】2023-10-19
【審査請求日】2024-04-10
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110135
【弁理士】
【氏名又は名称】石井 裕一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100163452
【弁理士】
【氏名又は名称】南郷 邦臣
(74)【代理人】
【識別番号】100180312
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 牧子
(72)【発明者】
【氏名】菊地 航
【審査官】鈴木 順三
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-016882(JP,A)
【文献】特開2019-146142(JP,A)
【文献】特開2010-098730(JP,A)
【文献】特開2008-054048(JP,A)
【文献】特開2016-086342(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上のプロセッサを備え、
前記1以上のプロセッサの少なくとも一つによって、
端末に、複数のトピックが順次扱われる動画を当該端末が有する画面にて再生させ、前記複数のトピックの各トピックは商品の名称であり、
前記端末に、前記動画に含まれるトピックと当該トピックが占めるフレームとを紐付けるトピックリストを受信させ、
前記端末に、前記動画が再生されている画面にて現在扱われているトピックを、現在再生されている前記動画のフレームと前記受信されたトピックリストにより判定させ
前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるリコメンド動画のリストを特定し、
前記端末に、前記画面を介して前記特定されたリストを提供させる、
処理を実行する配信管理システム。
【請求項2】
前記画面を有する端末は、前記判定されたトピックをサーバに伝達して、前記サーバから前記リストを取得することにより、前記リストを特定する、
請求項に記載の配信管理システム。
【請求項3】
1以上のプロセッサを備え、
前記1以上のプロセッサの少なくとも一つによって、
複数のトピックが順次扱われる動画を画面にて再生させ、
前記動画が再生されている画面にて現在扱われているトピックを判定し、
前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるリコメンド動画のリストを特定し、
前記画面を介して前記特定されたリストを提供させる、
処理を実行する配信管理システムであって、
前記画面を有する端末は、前記動画の再生を開始する際に、サーバから、複数のリストを取得し、前記複数のリストのうち、前記判定されたトピックが扱われるリストを、前記特定されるリストとする、
配信管理システム
【請求項4】
1以上のプロセッサを備え、
前記1以上のプロセッサの少なくとも一つによって、
複数のトピックが順次扱われる動画を画面にて再生させ、
前記動画が再生されている画面にて現在扱われているトピックを判定し、
前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるリコメンド動画のリストを特定し、
前記画面を介して前記特定されたリストを提供させる、
処理を実行する配信管理システムであって、
前記提供されたリストからいずれかのリコメンド動画が選択されると、前記選択されたリコメンド動画を、前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるフレームから、前記画面にて再生させる、
配信管理システム
【請求項5】
1以上のプロセッサを備え、
前記1以上のプロセッサの少なくとも一つによって、
複数のトピックが順次扱われる動画を画面にて再生させ、
前記動画が再生されている画面にて現在扱われているトピックを判定し、
前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるリコメンド動画のリストを特定し、
前記画面を介して前記特定されたリストを提供させる、
処理を実行する配信管理システムであって、
前記画面を介して提供される前記リストは、前記特定されたリコメンド動画のサムネイル画像であって、前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるフレームに基づくサムネイル画像を含む、
配信管理システム
【請求項6】
前記サムネイル画像は、前記リコメンド動画において前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われている動画の部分における代表のフレームである、
請求項に記載の配信管理システム。
【請求項7】
前記代表のフレームは、前記リコメンド動画において前記トピックが扱われている動画の部分における先頭のフレーム又は中央のフレームである、
請求項に記載の配信管理システム。
【請求項8】
視聴者からのアクションを受け付ける処理を実行し、
前記代表のフレームは、前記リコメンド動画において前記トピックが扱われている動画の部分において、前記視聴者からのアクションが最も集中した時点のフレームである、
請求項に記載の配信管理システム。
【請求項9】
ライブ配信されている動画を逐次録画する処理を実行し、
前記ライブ配信中に、前記逐次録画された動画を前記リストに含まれるリコメンド動画の候補とし、
前記ライブ配信され逐次録画されている時点までのフレームにおける代表のフレームを、前記リストにおけるサムネイル画像とする、
請求項に記載の配信管理システム。
【請求項10】
前記代表のフレームは、前記リコメンド動画において前記トピックが扱われている動画の部分であって、前記ライブ配信され逐次録画されている時点までのフレームにおける先頭のフレーム又は中央のフレームである、
請求項に記載の配信管理システム。
【請求項11】
視聴者からのアクションを受け付ける処理を実行し、
前記代表のフレームは、前記リコメンド動画において前記トピックが扱われている動画の部分であって、前記ライブ配信され逐次録画されている時点までのフレームにおける、前記視聴者からのアクションが最も集中した時点のフレームである、
請求項に記載の配信管理システム。
【請求項12】
前記トピックは、ライブコマースにて紹介され、販売される商品又は役務であり、
前記アクションは、視聴者による前記商品又は役務の購入である、
請求項に記載の配信管理システム。
【請求項13】
コンピュータが、
端末に、複数のトピックが順次扱われる動画を当該端末が有する画面にて再生させ、前記複数のトピックの各トピックは商品の名称であり、
前記端末に、前記動画に含まれるトピックと当該トピックが占めるフレームとを紐付けるトピックリストを受信させ、
前記端末に、前記動画が再生されている画面にて現在扱われているトピックを、現在再生されている前記動画のフレームと前記受信されたトピックリストにより判定させ
前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるリコメンド動画のリストを特定し、
前記端末に、前記画面を介して前記特定されたリストを提供させる、
配信管理方法。
【請求項14】
コンピュータに、
複数のトピックが順次扱われる動画を画面にて再生させ、
前記動画が再生されている画面にて現在扱われているトピックを判定し、
前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるリコメンド動画のリストを特定し、
前記画面を介して前記特定されたリストを提供させる、
ことを実行させるためのプログラムであって、
前記画面を有する端末は、前記動画の再生を開始する際に、サーバから、複数のリストを取得し、前記複数のリストのうち、前記判定されたトピックが扱われるリストを、前記特定されるリストとする、
プログラム
【請求項15】
コンピュータに、
複数のトピックが順次扱われる動画を画面にて再生させ、
前記動画が再生されている画面にて現在扱われているトピックを判定し、
前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるリコメンド動画のリストを特定し、
前記画面を介して前記特定されたリストを提供させる、
ことを実行させるためのプログラムであって、
前記提供されたリストからいずれかのリコメンド動画が選択されると、前記選択されたリコメンド動画を、前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるフレームから、前記画面にて再生させる、
プログラム
【請求項16】
コンピュータに、
複数のトピックが順次扱われる動画を画面にて再生させ、
前記動画が再生されている画面にて現在扱われているトピックを判定し、
前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるリコメンド動画のリストを特定し、
前記画面を介して前記特定されたリストを提供させる、
ことを実行させるためのプログラムであって、
前記画面を介して提供される前記リストは、前記特定されたリコメンド動画のサムネイル画像であって、前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるフレームに基づくサムネイル画像を含む、
プログラム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、視聴しているトピックに応じたリコメンド動画を提供する配信管理に関する。
【背景技術】
【0002】
ライフスタイルの変化に伴い、ライブコマースと呼ばれる商品又は役務の販売形態が注目を集めている。ライブコマースでは、配信者が特定の商品等を紹介する動画を配信し、その配信を視聴している視聴者がオンラインでその商品等を購入したり、コメントしたりすることができる。
【0003】
例えば、特許文献1には、配信ユーザがオンラインで特定の商品を紹介し、紹介した商品の購入実績に応じて、配信ユーザと商品を購入した視聴ユーザとに特典を与えることで、ライブコマースにおける売買を支援するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2018-26152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ライブコマースにおいては、従来の対面による売買と異なり、視聴者が直接商品等を触ったり見たりして確認することができないため、視聴者は、その商品に関する口コミや評価等、より多くの情報を望む場合がある。そこで、ライブコマースにおいては、視聴者が購入を検討する商品等に関する情報を簡便にかつ迅速に得ることができるシステムが所望される。
【0006】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、視聴者が望む情報を簡便にまたは迅速に得ることができる配信管理を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1の観点に係る配信管理システムは、
1以上のプロセッサを備え、
前記1以上のプロセッサの少なくとも一つによって、
複数のトピックが順次扱われる動画を画面にて再生させ、
前記動画が再生されている画面にて現在扱われているトピックを判定し、
前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるリコメンド動画のリストを特定し、
前記画面を介して前記特定されたリストを提供させる、
処理を実行する。
【0008】
本開示の第2の観点に係る配信管理方法は、
コンピュータが、
複数のトピックが順次扱われる動画を画面にて再生させ、
前記動画が再生されている画面にて現在扱われているトピックを判定し、
前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるリコメンド動画のリストを特定し、
前記画面を介して前記特定されたリストを提供させる。
【0009】
本開示の第3の観点に係る記録媒体は、
コンピュータに、
複数のトピックが順次扱われる動画を画面にて再生させ、
前記動画が再生されている画面にて現在扱われているトピックを判定し、
前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるリコメンド動画のリストを特定し、
前記画面を介して前記特定されたリストを提供させる、
ことを実行させるためのプログラムを記録する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、視聴者が望む情報を簡便にまたは迅速に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】配信管理システムを実現する機器の連携を示す説明図である。
図2】動画配信中の画面の例を示す説明図である。
図3】実施形態1において、配信管理システムにおけるサーバ-視聴者端末間のやりとりの様子を示すセッション図である。
図4】実施形態1において、配信管理システムにおける視聴者端末が実行する端末処理の制御の流れを示すフローチャートである。
図5】実施形態1におけるトピックリストの例を示す説明図である。
図6】リコメンドリストの例を示す説明図である。
図7】購入ページの画面の例を示す説明図である。
図8】実施形態1において、配信管理システムにおけるサーバが実行するサーバ処理の制御の流れを示すフローチャートである。
図9】実施形態2において、配信管理システムにおけるサーバ-視聴者端末間のやりとりの様子を示すセッション図である。
図10】実施形態2において、配信管理システムにおける視聴者端末が実行する端末処理の制御の流れを示すフローチャートである。
図11】実施形態2におけるトピックリストの例を示す説明図である。
図12】実施形態2において、配信管理システムにおけるサーバが実行するサーバ処理の制御の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(実施形態1)
以下に本開示の実施形態1を説明する。なお、本実施形態は説明のためのものであり、本開示の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本開示の範囲に含まれる。
【0013】
(端末及びサーバとプログラムの関係)
本実施例に係る配信管理システムは、配信者が配信する動画を管理し、視聴者に提供するためのものである。本実施例に係る配信管理システムは、1台もしくは複数台のサーバがスマートフォン、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータ等の端末と協働して、配信者が配信する動画を管理し、視聴者に提供する。
【0014】
さて、本実施例のサーバならびに端末は、プログラムをコンピュータに実行させることにより実現するのが一般的であるが、専用電子回路により処理を実行させることも可能である。
【0015】
このほか、コンピュータと専用電子回路の中間形態として、プログラムを電子回路の設計スクリプトにコンパイルして、当該設計スクリプトに基づいて電子回路を動的に構成するFPGA(Field Programmable Gate Array)等の技術を適用することにより、本実施例のサーバならびに端末を構成することも可能である。
【0016】
本実施例に係るサーバは、当該サーバが提供する動画配信サイトへのアクセス等の指示を受け付ける端末と通信をする1台又は複数台のサーバコンピュータが、1つ又は複数のサーバプログラムにより実現される各機能を実行することによって実現される。
【0017】
本実施例に係る端末は、スマートフォン等を実現する端末コンピュータであり、事業者や運営者から配布サーバ等を通して提供された端末プログラムを実行することによって実現することができる。
【0018】
端末プログラムとしては、いわゆる「アプリ(App)」に相当するものを採用することができる。
【0019】
このほか、端末プログラムとして、一般的なブラウザを採用することもできるし、ブラウザ上で動作するスクリプトプログラムを端末プログラムとして採用することができる。
【0020】
これらの場合、端末コンピュータで動作するアプリやブラウザは、アプリサーバやウェブサーバとして機能する配信管理システムのサーバと通信することによって、動画の配信管理サービスをユーザに提供するためのインターフェースとなる。
【0021】
一般に、サーバコンピュータや端末コンピュータで実行されるプログラムは、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な非一時的(non-transitory)情報記録媒体に記録することができる。この情報記録媒体は、サーバコンピュータや端末コンピュータとは独立して配布・販売することもできる。
【0022】
サーバコンピュータや端末コンピュータでは、フラッシュメモリやハードディスク等の非一時的(non-transitory)情報記録媒体に記録されたプログラムを、一時的(temporary)記憶装置であるRAM(Random Access Memory)に読み出してから、読み出されたプログラムに含まれる指令をCPU(Central Processing Unit)が実行する。ただし、ROMとRAMを一つのメモリ空間にマッピングして実行することが可能なアーキテクチャでは、ROMに格納されたプログラムに含まれる指定を、直接CPUが読み出して実行する。
【0023】
さらに、サーバプログラムや端末プログラムは、当該プログラムが実行されるコンピュータとは独立して、コンピュータ通信網等の一時的(transitory)伝送媒体を介して、事業者が管理する配布サーバ等からサーバコンピュータや端末コンピュータ等へ配布・販売することができる。
【0024】
なお、動画の配信管理サービスを提供するサーバが複数のコンピュータにより構成される場合には、各コンピュータで動作するプログラムは、互いに異なる機能を有しつつ協働する、互いに異なる複数のサーバプログラムということになる。そこで、当該複数のプログラムを合わせたものは、配信管理システムを実現するためのシステムプログラムと考えることができる。
【0025】
以下、本実施形態の配信管理システムは、例えば、いわゆるライブコマースで利用される動画配信サービスを提供する。配信管理システムが提供する動画配信サービスは、動画の配信者と視聴者が利用し、配信者がVOD(Video on Demand)配信した動画またはライブ配信している動画を視聴者が視聴する。VOD配信とは、配信者が過去にライブ配信した動画や、ライブ配信されたことがなく単に録画済みの動画を視聴者に配信するものである。ライブ配信とは、配信者が配信している動画をリアルタイムで視聴者に配信するものである。
【0026】
(本実施形態の配信管理システムに想到した経緯)
従来、視聴者が動画配信サイトで情報を収集している際に気になるトピック(例えば紹介される商品等)があった場合、動画配信サイトを離れ、他の口コミサイトやネット通販サービスを提供するサイトに移動して情報を収集する状況が多く見られた。そこで、動画配信サイトから視聴者が離れないようにするために、視聴者に、おすすめ動画(リコメンド動画)を提供することが有効であると考えられる。このリコメンド動画は、例えば現在視聴されている動画に含まれるトピックに基づいて特定することが考えられる。
【0027】
しかしながら、視聴されている動画において複数のトピックが扱われている場合、現在視聴されているトピックと異なるトピックに関連するトピックを扱う動画がリコメンド動画として提供されてしまうことが考えられる。こうなると、視聴者がリコメンド動画に興味を示さず、結局動画配信サイトを離れてしまう懸念がある。
【0028】
また、視聴者が提供されたリコメンド動画を再生したとしても、リコメンド動画において複数のトピックが扱われている場合には、視聴者が興味のあるトピックが扱われるまでに時間がかかってしまう可能性があり、やはり動画配信サイトを離れてしまう懸念がある。
【0029】
本件発明者は、上記事情に鑑みて、視聴者を動画配信サイトにより長く留めることが可能な技術について検討した結果、以下に説明する本実施形態の配信管理システムに想到した。
【0030】
(全体構成)
図1は、配信管理システムを実現する機器の連携を示す説明図である。本図に示す配信管理システム101は、サーバ102と、配信者端末103と、視聴者端末104と、がインターネット等のコンピュータ通信網105を介して通信可能に接続されている。以下、本図を参照して説明する。
【0031】
サーバ102は、動画配信サイトを提供する。サーバ102は、配信者が配信者端末103から配信した動画を管理し、視聴者端末104からの要求に応じて配信する。
【0032】
配信者端末103は、動画の配信者であるユーザが、撮影、編集等した動画を、サーバ102を介して視聴者端末104に配信する。また、配信者端末103は、視聴者からの動画に対するアクションを提供する。視聴者からのアクションには、動画の特定のフレームに入力されるコメントや、いわゆる「いいね」といった評価等がある。
【0033】
視聴者端末104は、視聴者であるユーザからの要求に応じて、配信者端末103から配信された動画をサーバ102から取得して再生する。また、視聴者端末104は、視聴者であるユーザから、配信されている動画に対するアクションを受け付ける。
【0034】
(サーバ-視聴者端末間におけるデータの送受)
本実施形態で配信される動画Aでは、複数のトピックa1、a2、・・・が順次扱われている。本実施形態の配信管理システム101が提供する動画配信サービスが、例えばライブコマースに利用されるものであれば、配信される動画Aでは、複数の商品又は役務といったトピックa1、a2、・・・が順次扱われる。
【0035】
サーバ102は、視聴者端末104と協働して、視聴者端末104において再生されている画面にて現在扱われているトピックa1、a2、・・・を判定する。すなわち、ライブコマースに利用されるものであれば、サーバ102は、視聴者端末104と協働して、現在再生されているフレームがどの商品等a1、a2、・・・を紹介するものであるかを判定する。
【0036】
そして、サーバ102は、視聴者端末104と協働して、現在扱われていると判定されたトピック(例えばトピックa1)に関連するトピックが扱われるリコメンド動画X1、Y1、Z1、・・・のリスト(リコメンドリスト)L1を特定し、視聴者端末104における画面を介して提供する。すなわち、ライブコマースに利用されるものであれば、サーバ102は、視聴者端末104と協働して、現在動画において紹介されている商品等a1と同一または類似の商品等を紹介する複数の他の動画X1、Y1、Z1、・・・を、リコメンドリストL1として視聴者に提供する。提供されたリコメンドリストL1は、そのリストに含まれるリコメンド動画X1、Y1、Z1、・・・のサムネイル画像とともに、視聴者端末104の画面に表示される。
【0037】
リコメンド動画Xn、Yn、Zn、・・・は、配信中の動画に含まれる一つのトピックanに対して複数特定され、そのリコメンドリストLnが視聴者に提供される。すなわち、配信中の動画で複数のトピックa1、a2、・・・が扱われているのであれば、リコメンドリストLnは複数特定され、再生されるトピックanが変わる度に視聴者端末104に表示されるリコメンドリストLnも変更される。
【0038】
なお、サーバ102は、視聴者端末104の要求に応じて動画Aを送信し、再生させる処理を行うようにしてもよい。また、サーバ102は、視聴者端末104に、特定されたリコメンドリストLnを提供させる処理を行うようにしてもよい。
【0039】
図2は、タブレット端末である視聴者端末104で、配信されている動画Aを再生している画面の例を示す説明図である。図2で再生されている動画Aは、配信者Pが配信する番組名「Pの特番~おすすめ感染対策グッズ~」という番組である。動画Aでは、感染対策グッズである商品「クリスタルマスク」、「プラズマ空気清浄機」、「非接触型体温計」、「アルコール除菌シート」、「次亜塩素酸消毒液」がトピックa1、a2、・・・として紹介されている。
【0040】
現在再生されているトピックは、商品「クリスタルマスク」である。そして、画面の右側には、商品「クリスタルマスク」と同一である商品「クリスタルマスク」を紹介するリコメンド動画X1、同一である商品「KN95マスク」を紹介するリコメンド動画Y1、類似する商品「不織布マスク」を紹介するリコメンド動画Z1等、が「おすすめ動画」として表示されている。
【0041】
そして、トピックが変わり、商品「プラズマ空気清浄機」のトピックに移れば、商品「プラズマ空気清浄機」と同一または類似の商品を扱うリコメンド動画が、「おすすめ動画」として表示される。
【0042】
なお、配信される動画(例えば動画A)には、トピックがない部分が含まれていてもよい。例えば、複数の商品等a1、a2、・・・を紹介する前にその動画Aのイントロダクションが含まれていてもよいし、商品等(例えば商品等a1)の紹介と次の商品等(例えば商品等a2)の紹介との間にブレイクが含まれていてもよい。
【0043】
イントロダクションやブレイクが再生されている間は、その動画A自体に関連するリコメンド動画X0、Y0、Z0、・・・のリコメンドリストL0が表示されるようにしてもよい。例えば、その動画Aの配信者が配信している他の動画Aや、動画が扱うテーマと同一または類似のテーマを扱う動画をリコメンドリストL0として視聴者端末104の画面に表示してもよい。
【0044】
なお、動画(例えば動画A)は、HTML(HyperText Markup Language)におけるビデオ要素、リコメンド動画(リコメンド動画Xn等)のサムネイル画像は、ビデオ要素におけるポスター属性のほか、他のGUI(Graphical User Interface)要素等により実現することができる。
【0045】
図3は、配信管理システム101において、視聴者が視聴する動画を選択、変更するときのやりとりの様子を示すセッション図である。以下、図3を参照して、視聴者が視聴する動画を選択、変更するときのやりとりの様子を説明する。実施形態1では、視聴者端末104において再生されているトピックanが変更される度に、サーバ102が新しいトピックanに対応するリコメンドリストLnを特定し、視聴者端末104に提供する。
【0046】
まず、視聴者端末104において動画Aが選択されると、視聴者端末104は、サーバ102に動画Aを指定した視聴要求を送信する(201)。
【0047】
サーバ102は、視聴者端末104から視聴要求を受信すると、動画Aを特定する(202)。そして、サーバ102は、動画Aの最初のリコメンドリストL0を特定する(203)。この最初のリコメンドリストL0とは、動画A自体のリコメンドリストであってもよく、動画Aに含まれるトピックanに関連する動画Xn、Yn、Zn、・・・のリコメンドリストLnでなくてもよい。
【0048】
サーバ102は、動画Aと最初のリコメンドリストL0を特定すると、特定した動画Aと最初のリコメンドリストL0とを視聴者端末104に送信する(204)。
【0049】
視聴者端末104は、サーバ102から動画Aと最初のリコメンドリストL0を受信すると、動画Aを再生し、最初のリコメンドリストL0を表示する(205)。動画Aのフレームが進んでいき、トピックa1が開始されると(206)、視聴者端末104は、トピックa1の視聴が開始されたことを通知するa1視聴開始通知をサーバ102に送信する(207)。
【0050】
サーバ102は、視聴者端末104から、a1視聴開始通知を受信すると、トピックa1に関連するトピックが扱われるリコメンド動画X1、Y1、Z1、・・・のリコメンドリストL1を特定する(208)。そして、サーバ102は、特定したリコメンドリストL1を視聴者端末104に送信する(209)。
【0051】
視聴者端末104は、サーバ102からリコメンドリストL1を受信すると、リコメンドリストL1を表示する(210)。動画Aのフレームが進んでいき、トピックa2が開始されると(211)、視聴者端末104は、トピックa2の視聴が開始されたことを通知するa2視聴開始通知をサーバ102に送信する(212)。
【0052】
サーバ102は、視聴者端末104から、a2視聴開始通知を受信すると、トピックa2に関連するトピックが扱われるリコメンド動画X2、Y2、Z2、・・・のリコメンドリストL2を特定する(213)。そして、サーバ102は、特定したリコメンドリストL2を視聴者端末104に送信する(214)。
【0053】
視聴者端末104は、サーバ102からリコメンドリストL2を受信すると、リコメンドリストL2を表示する(215)。
【0054】
ここで、視聴者端末104において、動画Aが再生されている途中でリコメンドリストL2に含まれるリコメンド動画X2が選択されると、視聴者端末104は、リコメンド動画X2を指定した視聴要求をサーバ102に送信する(216)。
【0055】
そして、サーバ102は、視聴者端末104から視聴要求を受信すると、リコメンド動画X2を特定し(217)、リコメンド動画X2の最初のリコメンドリストL20を特定する(218)。サーバ102は、特定したリコメンド動画X2と最初のリコメンドリストL20を視聴者端末104に送信する(219)。このように、処理は続いていく。
【0056】
(端末処理及びサーバ処理)
図4は、本実施例において、視聴者端末104にて実行される端末処理の流れを説明するフローチャートである。以下、図4を参照して説明する。
【0057】
視聴者端末104は、例えば、図2に示すようなライブコマースの動画アプリを起動したり動画サイトを開いたりしたときに、端末処理をスタートする。
【0058】
図4において、端末処理がスタートすると、視聴者端末104は、いずれかのイベントが発生するまで待機状態となる(ステップS301)。
【0059】
まず、視聴者端末104は、ユーザから動画の選択操作を受け付けると、動画を指定した視聴要求をサーバ102に送信する(ステップS302)。このとき、ユーザが後述するリコメンドリストに含まれているリコメンド動画を選択した場合には、そのリコメンドリストに紐づけられている動画開始位置を指定して、視聴要求を送信してもよい。そして、処理は、ステップS301に戻る。
【0060】
次に、視聴者端末104は、サーバ102から、視聴要求で指定した動画とその動画の最初のリコメンドリストを受信すると、受信した動画の再生を開始し、最初のリコメンドリストを表示する(ステップS303)。このとき、視聴者端末104は、動画をストリーミング再生するために必要な情報を特定するようにしてもよい。すなわち、視聴者端末104は、動画の一部をバッファメモリに蓄えてから動画を再生する。視聴者端末104は、バッファメモリに蓄えられている動画データが少なくなったら、サーバ102から動画データを取得し、動画を再生しながら、バッファメモリにまだ再生していない残りの動画の一部を蓄積していく。
【0061】
また、受信した動画に動画開始位置が指定されている場合は、視聴者端末104は、その動画開始位置から動画を再生するようにしてもよい。
【0062】
または、視聴者端末104は、ステップS302において、リコメンド動画に紐付けられている動画再生位置を指定して、リコメンド動画の視聴要求を送信していた場合には、その動画開始位置からリコメンド動画を再生するようにしてもよい。
【0063】
また、サーバ102から動画とリコメンドリストを受信した際に、後述するトピックリストTLを併せて受信するようにしてもよい。トピックリストTLでは、図5の例に示すように、その動画に含まれるトピックと、トピックが占めるフレームとが紐付けられている。
【0064】
視聴者端末104が受信した動画の再生を開始し、リコメンドリストを表示すると、処理は、ステップS301に戻る。
【0065】
続いて、視聴者端末104は、動画の再生中であると判定すると、その動画が新しいトピックに切り替わったかどうかを判定する(ステップS304)。視聴者端末104は、例えば、動画の再生位置を示すカウンタが回るごとに、新しいトピックに切り替わったかどうかを判定する。
【0066】
視聴者端末104は、その動画が新しいトピックに切り替わったと判定すると、(ステップS304でYes)、新しいトピックの視聴開始通知をサーバ102に送信する(ステップS305)。視聴者端末104は、サーバ102から動画とリコメンドリストを受信した際に併せて受信したトピックリストTLを参照して、現在の再生位置に基づいて、新しいトピックに切り替わったかどうかを判定してもよい。
【0067】
ここで、新しいトピックへの切り替えは、動画が進み、来たるタイミングで切り替わるのでもよいし、視聴者であるユーザが動画の再生位置を手動で新しいトピックの再生位置に変更することで切り替えるのでもよい。その後、処理は、ステップS301に戻る。
【0068】
一方で、視聴者端末104が、動画が新しいトピックに入っていないと判定すると(ステップS304でNo)、処理は、そのままステップS301に戻る。
【0069】
次に、視聴者端末104は、サーバ102から、新しいリコメンドリストを受信すると、リコメンドリストを更新して、新しいおすすめ動画を表示する(ステップS306)。
【0070】
後述するように、受信したリコメンドリストには、図6の例に示すように、リコメンド動画と、その動画開始位置と、サムネイル画像と、が紐付けられていてもよい。
【0071】
そして、視聴者端末104は、リコメンド動画に紐付けられているサムネイル画像をおすすめ動画に表示するようにしてもよい。
【0072】
視聴者端末104がリコメンドリストを更新すると、処理は、ステップS301に戻る。
【0073】
そして、視聴者端末104は、その他のイベントが発生した場合は、発生したイベントに対応する他の処理を実行する(ステップS307)。
【0074】
例えば、図2の例に示す画面において、動画Aの下部には、購入リンクボタン801~805、コメント入力欄810、高評価ボタン821、低評価ボタン822が表示されている。
【0075】
購入リンクボタン801~805は、動画Aにて順次扱われるトピックのそれぞれに関連付けられているリンクボタンである。図2に示す例においては、動画Aで、商品「クリスタルマスク」、商品「プラズマ空気清浄機」、商品「非接触型体温計」、商品「アルコール除菌シート」、商品「次亜塩素酸消毒液」が紹介されており、購入リンクボタン801~805には、それぞれの商品を購入するための購入ページのリンクが埋め込まれている。また、現在再生されているトピックに対応する購入リンクボタンは、ハイライトして表示されるようにしてもよい。例えば、図2に示す例においては、動画Aにおいて商品「クリスタルマスク」の紹介が再生されているので、商品「クリスタルマスク」の購入リンクボタン801がハイライトされている。
【0076】
コメント入力欄810は、視聴者であるユーザから、現在再生されている動画に対するコメントを受け付ける入力欄である。
【0077】
高評価ボタン821及び低評価ボタン822は、視聴者であるユーザから、現在再生されている動画に対する評価を受け付けるボタンである。
【0078】
なお、購入リンクボタン801~805は、HTMLにおける送信要素及びリンク要素等、コメント入力欄810は入力欄要素等、高評価ボタン821及び低評価ボタン822は送信要素等により実現することができる。
【0079】
図4に戻り、例えば、視聴者であるユーザが購入リンクボタン801~805のいずれかを選択すると、視聴者端末104は、ステップS307において、サーバ102に通知しつつ、図7に示すようなユーザが選択した購入リンクボタンに埋め込まれているリンク先の購入ページ700を表示するようにしてもよい。このとき、リンク先の購入ページ700を表示しながら、再生されている動画(例えば、動画A)を画面の下部等に小さく表示するようにしてもよい。なお、購入ページ700の表示や、再生されている動画を下部等に小さく表示することは、サーバ102が行うようにしてもよい。この場合、視聴者端末104は、購入リンクボタン801~805のいずれかが選択されたことを指定した要求をサーバ102に送信し、サーバ102から応答画面を受信して、表示するようにする。その後、処理は、図4に示すステップS301に戻る。
【0080】
また、例えば、視聴者であるユーザが図2の例に示すコメント入力欄810にコメントを入力すると、視聴者端末104は、図4におけるステップS307において、入力されたコメントをサーバ102に送信するようにしてもよい。図2の例に示すように、サーバ102に送信されたコメントCM1、CM2は、サーバ102により動画Aに埋め込まれる。視聴者端末104は、サーバ102からコメントCM1、CM2が埋め込まれた動画Aを受信し、表示するようにしてもよい。その後、処理は、図4に示すステップS301に戻る。
【0081】
また、例えば、視聴者であるユーザが高評価ボタン821または低評価ボタン822を選択すると、視聴者端末104は、図4におけるステップS307において、選択されたボタンが示す評価を指定した通知をサーバ102に送信するようにしてもよい。サーバ102に送信された評価は、サーバ102にて集計され、動画配信サイトの管理人や運営者が確認するために利用されうる。また、サーバ102にて集計された評価は、サーバ102から配信者端末103に送信され、配信者であるユーザが自ら配信した動画の評価を確認するために利用されうる。その後、処理は、ステップS301に戻る。
【0082】
また、例えば、視聴者であるユーザが動画の再生を終了する操作をすると、視聴者端末104は、ステップS307において、動画を終了することを指定した要求をサーバ102に送信するようにしてもよい。その後、サーバ102は動画を終了する。そして、視聴者端末104の処理は、終了するようにしてもよい(不図示)。
【0083】
図8は、本実施例において、サーバ102にて実行されるサーバ処理の流れを説明するフローチャートである。図8において、サーバ102は、例えば、サーバ102の電源が起動されると、サーバ処理をスタートする。サーバ処理がスタートすると、サーバ102は、いずれかのイベントが発生するまで待機状態となる(ステップS401)。
【0084】
まず、サーバ102は、視聴者端末104から視聴要求を受信すると、受信した視聴要求に指定されている動画を特定する(ステップS402)。このとき、サーバ102は、その動画に含まれるトピックと、トピックが占めるフレームとが紐付けられたトピックリストTLを併せて特定するようにしてもよい。トピックリストTLには、例えば、図5に示すように、トピックである商品と、その商品の紹介が占めるフレームであって時間表示によるフレームと、が紐付けられている。このトピックリストTLには、配信者が商品の紹介に入る前のイントロダクションや、商品の紹介と次の商品の紹介との間のブレイクが含まれていてもよい。
【0085】
なお、トピックリストTLのトピックとトピックとの区切り目は、ライブ配信であれば、配信者が配信中にあらかじめ定められたボタンを押下する等の方法で入れるようにしてもよいし、VOD配信であれば、動画配信サイトの管理者や運営者等が入れるようにしてもよい。
【0086】
また、受信した視聴要求に動画開始位置が指定されていた場合には、サーバ102は、ステップS402において、特定した動画の動画開始位置を、指定された動画開始位置で指定するようにしてもよい。
【0087】
図8に戻り、続いて、サーバ102は、最初のリコメンドリストを特定する(ステップS403)。そして、サーバ102は、特定した動画と、トピックリストと、最初のリコメンドリストと、を視聴者端末104に送信する(ステップS404)。その後、処理は、ステップS401に戻る。
【0088】
次に、サーバ102は、視聴者端末104から新しいトピックの視聴開始通知を受信すると、そのトピックに対応する新しいリコメンドリストを特定する(ステップS405)。
【0089】
このリコメンドリストには、リコメンド動画と、その動画開始位置と、サムネイル画像と、が紐付けられていてもよい。図6は、受信したリコメンドリストの一例であるリコメンドリストL1を示す説明図である。リコメンド動画の動画開始位置は、視聴者端末104で現在再生中のトピックに関連するトピックが扱われるフレームのうちの最初のフレームである。例えば、図2に示す例でいえば、現在動画Aにて再生されている商品が商品「クリスタルマスク」であるので、最初のフレームは、リコメンド動画X1においては同一の商品「クリスタルマスク」が開始されるフレーム(12分34秒目)、リコメンド動画Y1においては同一の商品「KN95マスク」が開始されるフレーム(8分5秒目)、リコメンド動画Z1においては類似する商品「不織布マスク」が開始されるフレーム(4分46秒目)である。また、動画開始位置は、そのトピックが始まる直前のブレイクのフレームとしてもよい。
【0090】
このように、リコメンド動画の動画開始位置を指定することで、視聴者であるユーザは、リコメンド動画を選択した際に、現在視聴中のトピックに関連するトピックを扱うフレームから視聴することができ、簡便にかつ迅速に情報に到達することができる。
【0091】
動画開始位置は、トピックリストTLのトピックとトピックとの区切り目を利用してもよい。また、動画開始位置は、ライブ配信であれば、配信者が配信中にあらかじめ定められたボタンを押下する等の方法で入れるようにしてもよいし、VOD配信であれば、動画配信サイトの管理者や運営者等が入れるようにしてもよい。
【0092】
なお、最初のリコメンドリストに含まれるリコメンド動画の動画開始位置は、視聴者端末104にて再生されている動画においていずれのトピックにも入っておらず、関連するトピックがないので、それぞれのリコメンド動画の初めのフレームであってもよい。
【0093】
次に、リコメンド動画に紐付けられているサムネイル画像とは、リコメンド動画において、現在再生中であると判定されたトピックに関連するトピックが扱われている動画の部分における代表のフレームである。すなわち、動画Aと同様に、リコメンド動画X1、Y1、Z1、・・・にも、それぞれ複数のトピックが含まれ得、動画Aで再生中のトピックと関連するトピックが扱われる動画の部分における代表のフレームがサムネイル画像となる。図2に示す画面の例に示すように、サムネイル画像は、おすすめ動画に表示されるリコメンド動画X1、Y1、Z1を代表する画像として表示される。
【0094】
図2において、現在動画Aにおいて再生されているトピックは、商品「クリスタルマスク」であるので、リコメンド動画X1、Y1、Z1のサムネイル画像は、それぞれ同一の商品「クリスタルマスク」、同一の商品「KN95マスク」、類似する商品「不織布マスク」を扱うトピック中の代表フレームとなる。
【0095】
サムネイル画像は、例えば、リコメンド動画X1、Y1、Z1、・・・において、現在動画Aにて再生中のトピックに関連するトピックが扱われている動画の部分における先頭のフレームであってもよいし、中央のフレームであってもよい。図6の例では、サムネイル画像は、中央のフレームである。サムネイル画像は、リコメンド動画X1、Y1、Z1、・・・における一番盛り上がった時間としてもよい。「盛り上がった」とは、例えば「配信者が決めポーズをとっている時間」を配信者等が設定するとしてもよいし、ライブ配信の際に、時間あたりの購入数が一番高かったと測定されたフレームとしてもよい。中央のフレームは、「盛り上がった時間」の一例である。
【0096】
このように、サムネイル画像を、そのトピックの先頭のフレーム又は中央のフレームにすることで、そのトピックを適切に表現する画像が表示される可能性が高くなる。
【0097】
また、サムネイル画像は、図2で示すような購入リンクボタン801~805の選択、コメント入力欄810への入力、高評価ボタン821又は低評価ボタン822の選択等、視聴者であるユーザからのアクションが最も集中した時点のフレームであってもよい。購入リンクボタン801~805が選択された場合には、実際に決済され、商品の購入につながった場合にのみアクションにカウントしてもよい。
【0098】
このように、視聴者であるユーザからのアクションが最も集中した時点のフレームをサムネイル画像に採用することで、リコメンド動画中でそのトピックを最も印象づけるサムネイル画像を表示することができる。また、ユーザが実際に決済した時点のフレームをサムネイル画像に採用することで、ユーザが視聴中である商品等の販促効果を高めることができる。
【0099】
また、リコメンド動画X1、Y1、Z1、・・・自体が現在ライブ配信されている動画である場合には、ライブ配信されているフレームまでの代表フレームをサムネイル画像としてもよい。すなわち、現在ライブ配信されている動画は、逐次録画され、リコメンド動画の候補となり、ライブ配信され逐次録画されているフレームまでの代表のフレームを、リコメンドリストL1におけるサムネイル画像としてもよい。
【0100】
ライブ配信の場合も、代表のフレームは、現在動画Aにて再生中のトピックが扱われている部分における先頭のフレームであってもよいし、中央のフレームであってもよいし、ユーザからのアクションが最も集中した時点のフレームであってもよい。
【0101】
このように、ライブ配信されている動画をリコメンドリストの候補とすることで、視聴者であるユーザは、現在視聴中のトピックに関して、より最新の情報に到達することが可能となる。また、ライブ配信され逐次録画されている時点までのフレームからサムネイル画像を特定することで、ライブ配信されている動画についてもリアルタイムで代表的なサムネイル画像を採用することが可能となる。
【0102】
なお、最初のリコメンドリストでリコメンド動画に紐付けられているサムネイル画像は、視聴者端末104にて再生されている動画においていずれのトピックにも入っておらず、関連するトピックがないので、それぞれのリコメンド動画中の代表のフレームであってもよい。
【0103】
図8に戻り、続いて、サーバ102は、特定したリコメンドリストを視聴者端末104に送信する(ステップS406)。そして、処理は、ステップS401に戻る。
【0104】
次に、サーバ102は、その他のイベントが発生した場合には、発生したイベントに対応する他の処理を実行する(ステップS407)。例えば、サーバ102は、視聴者端末104から、図4に示すステップS307におけるいずれかのアクションがされたことの通知等を受信すると、受信した通知等に対応する処理をする。その後、処理は、ステップS401に戻る。
【0105】
以上のように実施形態1によれば、視聴者端末104にて現在再生されている商品等(トピック)に関連する商品等(同一の商品等、または類似する他の商品等)を扱うリコメンド動画が提示される。これにより、視聴者であるユーザは、商品等の購入を検討するに際し、その商品等に関する他の動画、すなわち口コミ等といった情報に簡便にかつ迅速に到達することができる。また、視聴者であるユーザは、商品等の購入を検討するに際し、類似する他の商品等との比較を簡便かつ迅速に行うことができる。
【0106】
また、実施形態1によれば、視聴者端末104は、現在再生中のトピックが変わる度にそのトピックに関連するリコメンドリストをサーバ102から受信する。視聴者端末104は、全てのリコメンドリストを保持する必要がなく、また、リコメンドリストを特定する必要がないため、メモリ使用率やCPU使用率を軽減することができる。
【0107】
(実施形態2)
以下に、本開示の実施形態2を説明する。実施形態1と同等の構成や処理は適宜省略する。
【0108】
(サーバ-視聴者端末間におけるデータの送受)
図9は、配信管理システム101において、視聴者が視聴する動画を選択、変更するときのやりとりの様子を示すセッション図である。以下、図9を参照して、視聴者が視聴する動画を選択、変更するときのやりとりの様子を説明する。実施形態2では、視聴者端末104において一旦動画Aが選択されると、サーバ102は、動画Aで扱われる全てのトピックanに関するリコメンドリストLnを特定し、特定したリコメンドリストLnの束を視聴者端末104に提供する。視聴者端末104は、提供されたリコメンドリストLnの束に基づいて、トピックanが変わるごとに、リコメンドリストLnを変更する。
【0109】
まず、視聴者端末104において動画Aが選択されると、視聴者端末104は、サーバに動画Aを指定した視聴要求を送信する(501)。
【0110】
サーバ102は、視聴者端末104から視聴要求を受信すると、動画Aを特定する(502)。そして、サーバ102は、全てのリコメンドリストL0~L3を特定する(503)。
【0111】
サーバ102は、動画Aと全てのリコメンドリストL0~L3を特定すると、特定した動画AとリコメンドリストL0~L3を視聴者端末104に送信する(504)。
【0112】
視聴者端末104は、サーバ102から動画Aと全てのリコメンドリストL0~L3を受信すると、動画Aを再生し、最初のリコメンドリストL0を表示する(505)。
【0113】
動画Aのフレームが進んでいき、トピックa1が開始されると(506)、視聴者端末104は、現在再生中のトピックの判定において、トピックa1に切り替わったと判定する(507)。そして、視聴者端末104は、判定されたトピックa1に関するリコメンドリストL1を表示する(508)。
【0114】
動画Aのフレームが進んでいき、トピックa2が開始されると(509)、視聴者端末104は、同様にトピックを判定し(510)、リコメンドリストL2を表示する(511)。
【0115】
ここで、視聴者端末104において、動画Aが再生されている途中でリコメンドリストL2に含まれるリコメンド動画X2が選択されると、視聴者端末104は、リコメンド動画X2を指定した視聴要求をサーバ102に送信する(512)。
【0116】
そして、サーバ102は、同様にリコメンド動画X2を特定し(513)、全てのリコメンドリストL20~L23を特定し(514)、視聴者端末104に送信する(515)。
【0117】
(端末処理及びサーバ処理)
図10は、本実施例において、視聴者端末104にて実行される端末処理の流れを説明するフローチャートである。以下、図10を参照して説明する。
【0118】
視聴者端末104は、例えば、図2に示すようなライブコマースの動画アプリを起動したり動画サイトを開いたりしたときに、端末処理をスタートする。
【0119】
図10において、端末処理がスタートすると、視聴者端末104は、いずれかのイベントが発生するまで待機状態となる(ステップS601)。
【0120】
まず、視聴者端末104は、ユーザから動画の選択操作を受け付けると、動画を指定した視聴要求をサーバ102に送信する(ステップS602)。その後、処理は、ステップS601に戻る。
【0121】
次に、視聴者端末104は、サーバ102から、視聴要求で指定した動画とその動画のリコメンドリストの束を受信すると、受信した動画の再生を開始し、リコメンドリストの束のうち、最初のリコメンドリストを表示する(ステップS603)。このとき、視聴者端末104は、動画をストリーミング再生するために必要な情報を特定するようにしてもよい。
【0122】
また、視聴者端末104は、サーバ102から動画とリコメンドリストの束を受信する際に、後述するトピックリストTL’を併せて受信するようにしてもよい。トピックリストTL’では、図11の例に示すように、その動画に含まれるトピックと、トピックが占めるフレームと、そのトピックに対応するリコメンドリストとが紐付けられている。その後、処理は、ステップS601に戻る。
【0123】
続いて、視聴者端末104は、動画の再生中であると判定すると、その動画が新しいトピックに切り替わったかどうかを判定する(ステップS604)。
【0124】
視聴者端末104は、その動画が新しいトピックに切り替わったと判定すると(ステップS604でYes)、トピックリストTL’を参照して、現在の再生位置に基づいて、新しいトピックに対応するリコメンドリストを特定する(ステップS605)。
【0125】
そして、視聴者端末104は、特定したリコメンドリストをおすすめ動画に表示する(ステップS606)。視聴者端末104は、図11のトピックリストTL’の例に示すように、トピックがないイントロダクションやブレイクの間は、リコメンドリストL0を表示するようにしてもよい。その後、処理は、ステップS601に戻る。
【0126】
一方で、視聴者端末104が、動画が新しいトピックに切り替わっていないと判定すると(ステップS604でNo)、処理は、そのままステップS601に戻る。
【0127】
そして、視聴者端末104は、その他のイベントが発生した場合は、発生したイベントに対応する他の処理を実行する(ステップS607)。その後、処理は、ステップS601にもどる。
【0128】
図12は、本実施例において、サーバ102にて実行されるサーバ処理の流れを説明するフローチャートである。図12において、サーバ102は、例えば、サーバ102の電源が起動されると、サーバ処理をスタートする。サーバ処理がスタートすると、サーバ102は、視聴者端末104から視聴要求を受信するまで待機状態となる(ステップS701でNo)。
【0129】
サーバ102は、視聴者端末104から視聴要求を受信すると(ステップS701でYes)、まず、受信した視聴要求に指定されている動画を特定する(ステップS702)。このとき、サーバ102は、その動画に含まれるトピックと、そのトピックが占めるフレームと、を併せて特定する。
【0130】
そして、サーバ102は、特定した動画に含まれる全てのトピックにそれぞれ対応するリコメンドリスト、すなわちリコメンドリストの束を特定する(ステップS703)。このとき、サーバ102は、図11の例に示すようなトピックリストTL’を併せて特定する。トピックリストTL’には、例えば、トピックである商品と、その商品の紹介が占めるフレームであって時間表示によるフレームと、商品に対応するリコメンドリストと、が紐付けられている。このトピックリストTL’には、イントロダクションやブレイクが含まれていてもよい。
【0131】
そして、サーバ102は、特定した動画と、リコメンドリストの束と、トピックリストTL’と、を視聴者端末104に送信する(ステップS704)。その後、処理は、ステップS701に戻る。
【0132】
以上のように、実施形態2によれば、サーバ102は、視聴者端末104に、選択された動画を送信する際に、その動画に関する全てのリコメンドリストを送信する。これにより、動画の再生中にリコメンドリストの表示に関して、サーバ102と視聴者端末104との間で通信することがないので、通信負荷を軽減することができる。
【0133】
(付記)
[1]
1以上のプロセッサを備え、
前記1以上のプロセッサの少なくとも一つによって、
複数のトピックが順次扱われる動画を画面にて再生させ、
前記動画が再生されている画面にて現在扱われているトピックを判定し、
前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるリコメンド動画のリストを特定し、
前記画面を介して前記特定されたリストを提供させる、
処理を実行する配信管理システム。
【0134】
[2]
前記配信管理システムは、前記画面を有する端末に前記動画を再生させ、前記端末から前記画面にて現在再生されている動画のフレームを取得して当該フレームにて扱われるトピックを判定し、前記端末に前記リストを提供させる、
[1]に記載の配信管理システム。
【0135】
[3]
前記画面を有する端末は、前記判定されたトピックをサーバに伝達して、前記サーバから前記リストを取得することにより、前記リストを特定する、
[1]又は[2]に記載の配信管理システム。
【0136】
[4]
前記画面を有する端末は、前記動画の再生を開始する際に、サーバから、複数のリストを取得し、前記複数のリストのうち、前記判定されたトピックが扱われるリストを、前記特定されるリストとする、
[1]に記載の配信管理システム。
【0137】
[5]
前記提供されたリストからいずれかのリコメンド動画が選択されると、前記選択されたリコメンド動画を、前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるフレームから、前記画面にて再生させる、
[1]から[4]のいずれか一項に記載の配信管理システム。
【0138】
[6]
前記画面を介して提供される前記リストは、前記特定されたリコメンド動画のサムネイル画像であって、前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるフレームに基づくサムネイル画像を含む、
[1]から[5]のいずれか一項に記載の配信管理システム。
【0139】
[7]
前記サムネイル画像は、前記リコメンド動画において前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われている動画の部分における代表のフレームである、
[6]に記載の配信管理システム。
【0140】
[8]
前記代表のフレームは、前記リコメンド動画において前記トピックが扱われている動画の部分における先頭のフレーム又は中央のフレームである、
[7]に記載の配信管理システム。
【0141】
[9]
視聴者からのアクションを受け付ける処理を実行し、
前記代表のフレームは、前記リコメンド動画において前記トピックが扱われている動画の部分において、前記視聴者からのアクションが最も集中した時点のフレームである、
[7]又は[8]に記載の配信管理システム。
【0142】
[10]
ライブ配信されている動画を逐次録画する処理を実行し、
前記ライブ配信中に、前記逐次録画された動画を前記リストに含まれるリコメンド動画の候補とし、
前記ライブ配信され逐次録画されている時点までのフレームにおける代表のフレームを、前記リストにおけるサムネイル画像とする、
[6]に記載の配信管理システム。
【0143】
[11]
前記代表のフレームは、前記リコメンド動画において前記トピックが扱われている動画の部分であって、前記ライブ配信され逐次録画されている時点までのフレームにおける先頭のフレーム又は中央のフレームである、
[10]に記載の配信管理システム。
【0144】
[12]
視聴者からのアクションを受け付ける処理を実行し、
前記代表のフレームは、前記リコメンド動画において前記トピックが扱われている動画の部分であって、前記ライブ配信され逐次録画されている時点までのフレームにおける、前記視聴者からのアクションが最も集中した時点のフレームである、
[10]又は[11]に記載の配信管理システム。
【0145】
[13]
前記トピックは、ライブコマースにて紹介され、販売される商品又は役務であり、
前記アクションは、視聴者による前記商品又は役務の購入である、
[9]又は[12]に記載の配信管理システム。
【0146】
[14]
コンピュータが、
複数のトピックが順次扱われる動画を画面にて再生させ、
前記動画が再生されている画面にて現在扱われているトピックを判定し、
前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるリコメンド動画のリストを特定し、
前記画面を介して前記特定されたリストを提供させる、
配信管理方法。
【0147】
[15]
コンピュータに、
複数のトピックが順次扱われる動画を画面にて再生させ、
前記動画が再生されている画面にて現在扱われているトピックを判定し、
前記判定されたトピックに関連するトピックが扱われるリコメンド動画のリストを特定し、
前記画面を介して前記特定されたリストを提供させる、
ことを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0148】
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、この開示の範囲内とみなされる。
【産業上の利用可能性】
【0149】
本開示は、視聴者が望む情報を簡便にまたは迅速に得ることができる配信管理に好適に採用され得る。
【符号の説明】
【0150】
101 配信管理システム
102 サーバ
103 配信者端末
104 視聴者端末
105 コンピュータ通信網
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CM1、CM2 コメント
L0、L1、L2、L3、L4、L5、L20、L21、L22、L23 リコメンドリスト
TL、TL’ トピックリスト
X0、Y0、Z0、X1、Y1、Z1、X2、Y2、Z2、X3、Y3、Z3、X20、Y20、Z20、X21、Y21、Z21、X22、Y22、Z22、X23、Y23、Z23 リコメンド動画
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12