(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-06
(45)【発行日】2025-01-15
(54)【発明の名称】サーバ装置、システム、及びシステムの動作方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/40 20240101AFI20250107BHJP
G16H 20/00 20180101ALI20250107BHJP
【FI】
G06Q50/40
G16H20/00
(21)【出願番号】P 2022085149
(22)【出願日】2022-05-25
【審査請求日】2024-01-25
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100187078
【氏名又は名称】甲原 秀俊
(74)【代理人】
【識別番号】100139491
【氏名又は名称】河合 隆慶
(72)【発明者】
【氏名】竺原 慶和
(72)【発明者】
【氏名】蔡 晟尉
(72)【発明者】
【氏名】嶋田 伊吹
(72)【発明者】
【氏名】青木 貴洋
(72)【発明者】
【氏名】木下 圭司
【審査官】塩屋 雅弘
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-000417(JP,A)
【文献】特開2021-022332(JP,A)
【文献】特開2019-114102(JP,A)
【文献】特開2021-047716(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G16H 20/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信部と、
通信部により通信を行う制御部とを有し、
前記制御部は、端末装置から受診者を特定するための情報を受け、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の検診車両に、検診時間の合計が当該受診者の移動経路にかかる移動時間以下であることを条件として、前記移動経路を移動させるための情報を出力する、
サーバ装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記制御部は、前記端末装置から前記移動経路を特定するための情報を受け、第1の検診車両に前記移動経路の始点へ移動して前記受診者を乗車させるための情報を当該第1の検診車両へ送る、
サーバ装置。
【請求項3】
請求項1において、
受診者毎の受診履歴を格納する記憶部を更に有し、
前記制御部は、前記端末装置から受ける情報と前記記憶部に格納された受診履歴とに基づいて、前記受診者が未受診の一以上の検診項目を特定する、
サーバ装置。
【請求項4】
請求項
3において、
前記記憶部は、前記検診車両毎の検診項目と検診時間の情報を更に格納し、
前記制御部は、前記記憶部に格納される情報に基づいて、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の検診車両を選定する、
サーバ装置。
【請求項5】
互いに通信するサーバ装置と検診車両とを有するシステムであって、
前記サーバ装置は、端末装置から受診者を特定するための情報を受け、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の前記検診車両に、検診時間の合計が当該受診者の移動経路にかかる移動時間以下であることを条件として、前記移動経路を移動させるための情報を出力し、
前記検診車両は、前記サーバ装置からの情報に基づいて前記移動経路を移動する、
システム。
【請求項6】
請求項
5において、
前記サーバ装置は、前記端末装置から前記移動経路を特定するための情報を受け、第1の検診車両に前記移動経路の始点へ移動して前記受診者を乗車させるための情報を当該第1の検診車両へ送る、
システム。
【請求項7】
請求項
5において、
前記サーバ装置は、
受診者毎の受診履歴を格納する記憶部を更に有し、
前記端末装置から受ける情報と前記記憶部に格納された受診履歴とに基づいて、前記受診者が未受診の一以上の検診項目を特定する、
システム。
【請求項8】
請求項
7において、
前記サーバ装置は、
前記検診車両毎の検診項目と検診時間の情報を更に前記記憶部に格納し、
前記記憶部に格納される情報に基づいて、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の検診車両を選定する、
システム。
【請求項9】
互いに通信するサーバ装置と検診車両とを有するシステムの動作方法であって、
前記サーバ装置が、端末装置から受診者を特定するための情報を受け、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の前記検診車両に、検診時間の合計が当該受診者の移動経路にかかる移動時間以下であることを条件として、前記移動経路を移動させるための情報を出力する工程と、
前記検診車両が、前記サーバ装置からの情報に基づいて前記移動経路を移動する工程と、
を含む動作方法。
【請求項10】
請求項
9において、
前記サーバ装置が、前記端末装置から前記移動経路を特定するための情報を受け、第1の検診車両に前記移動経路の始点へ移動して前記受診者を乗車させるための情報を当該第1の検診車両へ送る、
動作方法。
【請求項11】
請求項
9において、
前記サーバ装置が、受診者毎の受診履歴を格納する記憶部を更に有し、前記端末装置から受ける情報と前記記憶部に格納された受診履歴とに基づいて、前記受診者が未受診の一以上の検診項目を特定する、
動作方法。
【請求項12】
請求項
11において、
前記サーバ装置が、前記検診車両毎の検診項目と検診時間の情報を更に前記記憶部に格納し、前記記憶部に格納される情報に基づいて、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の検診車両を選定する、
動作方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、サーバ装置、システム、及びシステムの動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両等の移動手段を利用した、様々なサービスが実施されている。その1つとして、例えば、健康診断を提供する設備を搭載した車両を巡回させ、ユーザの車両での受診を支援する技術が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両により健康診断を提供するサービスにおいて、ユーザの利便性を向上させる余地がある。
【0005】
上記に鑑み、以下では、ユーザの利便性向上が可能な、検診車両の管理を行うサーバ装置等を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示におけるサーバ装置は、通信部と、通信部により通信を行う制御部とを有し、前記制御部は、端末装置から受診者を特定するための情報を受け、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の検診車両に、検診時間の合計が当該受診者の移動経路にかかる移動時間以下であることを条件として、前記移動経路を移動させるための情報を出力する。
【0007】
本開示におけるシステムは、互いに通信するサーバ装置と検診車両とを有するシステムであって、前記サーバ装置は、端末装置から受診者を特定するための情報を受け、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の前記検診車両に、検診時間の合計が当該受診者の移動経路にかかる移動時間以下であることを条件として、前記移動経路を移動させるための情報を出力し、前記検診車両は、前記サーバ装置からの情報に基づいて前記移動経路を移動する。
【0008】
本開示におけるシステムの動作方法は、互いに通信するサーバ装置と検診車両とを有するシステムの動作方法であって、前記サーバ装置が、端末装置から受診者を特定するための情報を受け、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の前記検診車両に、検診時間の合計が当該受診者の移動経路にかかる移動時間以下であることを条件として、前記移動経路を移動させるための情報を出力する工程と、前記検診車両が、前記サーバ装置からの情報に基づいて前記移動経路を移動する工程と、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示におけるサーバ装置等によれば、ユーザの利便性向上に資するような検検診車両の管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図5】情報処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
【
図6】サーバ装置の動作例を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、実施の形態について説明する。
【0012】
図1は、一実施形態における情報処理システムの構成例を示す図である。情報処理システム1は、ネットワーク11を介して互いに情報通信可能に接続される、それぞれ一以上のサーバ装置10、検診車両12、及び端末装置13を有する。
【0013】
サーバ装置10は、例えば、クラウドコンピューティングシステム又はその他のコンピューティングシステムに属し、各種機能を実装するサーバとして機能するサーバコンピュータである。
【0014】
検診車両12は、健康診断の一以上の検診項目を実施するための検診設備を搭載する。検診項目は、例えば、身体計測、血圧測定、血液組成検査、肝機能検査、尿検査、心電図検査、眼底検査、胸部エックス線検査等である。検診設備は、例えば、身長・体重計、血圧計、血液検査装置、心電計、X線画像診断機器、超音波検査装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等である。検診車両12は、移動通信ネットワークを介してネットワーク11に接続される。検診車両12は、手動により運転されるが、運転の一部が自動化されていてもよい。検診車両12は、例えばガソリン自動車、電気自動車(BEV;Battery Electric Vehicle)、ハイブリッド自動車(HEV;Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV;Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、燃料電池自動車(FCEV;Fuel Cell Electric Vehicle)等である。
【0015】
端末装置13は、検診車両12による検診を受ける受診者により使用される情報処理装置である。端末装置13は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)等である。
【0016】
ネットワーク11は、例えばインターネットであるが、アドホックネットワーク、LAN、MAN(Metropolitan Area Network)、もしくは他のネットワーク又はこれらいずれかの組合せであってもよい。
【0017】
本実施形態では、サーバ装置10は、端末装置13を用いる受診者の検診車両12での受診を支援する。サーバ装置10は、端末装置13から受診者を特定するための情報を受け、受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の検診車両12に、検診時間の合計が受診者の移動経路にかかる移動時間以下であることを条件として、移動経路を移動させるための情報を出力する。検診車両12は、サーバ装置10から受ける情報に基づいて移動し、受診者を乗車させる。受診者は、検診車両12で移動するときに、その検診車両12が提供する検診項目の検診を受診することができる。受診者は、移動経路の途上で、別の検診車両12に乗り継ぐことが可能である。各検診車両12が提供しうる検診項目数が限定される場合であっても、複数の検診車両12を乗り継いで各検診車両12で検診を受けることで、受診者は移動時間を有効活用して一連の検診項目の受診が可能となる。すなわち、受診者の利便性向上が可能となる。
【0018】
図2は、サーバ装置10の構成例について説明するための図である。サーバ装置10は、通信部21、記憶部22、制御部23、入力部25、及び出力部26を有する。サーバ装置10は、例えば、一のコンピュータである。または、サーバ装置10は、情報通信可能に接続されて連携動作する二以上のサーバコンピュータで構成されてもよい。その場合、
図2に示す構成は二以上のサーバコンピュータに適宜に配置される。
【0019】
通信部21は、一以上の通信用インタフェースを含む。通信用インタフェースは、例えば、LANインタフェースである。通信部21は、サーバ装置10の動作に用いられる情報を受信し、またサーバ装置10の動作によって得られる情報を送信する。サーバ装置10は、通信部21によりネットワーク11に接続され、ネットワーク11経由で検診車両12又は端末装置13と情報通信を行う。
【0020】
記憶部22は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する一以上の半導体メモリ、一以上の磁気メモリ、一以上の光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組み合わせを含む。半導体メモリは、例えば、RAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)である。RAMは、例えば、SRAM(Static RAM)又はDRAM(Dynamic RAM)である。ROMは、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)である。記憶部22は、サーバ装置10の動作に用いられる情報と、サーバ装置10の動作によって得られた情報とを格納する。記憶部22には、受診者情報27と検診車両情報28が格納される。受診者情報27は、受診者毎の識別情報、受診履歴の情報、移動予定の情報等を含む。受診履歴は、受診した検診項目、受診日時等の情報を含む。移動予定は、出発地、出発予定時刻、目的地、目的地への到着予定時刻等の情報を含む。検診車両情報28は、検診車両12毎の識別情報、提供可能な検診項目、各検診項目の検査に要する検査時間等の情報を含む。
【0021】
制御部23は、一以上のプロセッサ、一以上の専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化したGPU(Graphics Processing Unit)等の専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。制御部23は、サーバ装置10の各部を制御しながら、サーバ装置10の動作に係る情報処理を実行する。
【0022】
入力部25は、一以上の入力用インタフェースを含む。入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又は音声入力を受け付けるマイクロフォンである。入力部25は、サーバ装置10の動作に用いられる情報を入力する操作を受け付け、入力される情報を制御部23へ送る。
【0023】
出力部26は、一以上の出力用インタフェースを含む。出力用インタフェースは、例えば、ディスプレイ又はスピーカである。ディスプレイは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイである。出力部26は、サーバ装置10の動作によって得られる情報を出力する。
【0024】
サーバ装置10の機能は、制御プログラムを、制御部23に含まれるプロセッサで実行することにより実現される。制御プログラムは、サーバ装置10の動作に含まれるステップの処理をコンピュータに実行させることで、そのステップの処理に対応する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムである。すなわち、制御プログラムは、コンピュータをサーバ装置10として機能させるためのプログラムである。また、サーバ装置10の一部又は全ての機能が、制御部23に含まれる専用回路により実現されてもよい。また、制御プログラムは、サーバ装置10に読取り可能な非一過性の記録・記憶媒体に格納され、サーバ装置10が媒体から読み取ってもよい。
【0025】
図3は、検診車両12の構成例を示す。検診車両12は、検診設備に加え、通信部31、記憶部32、制御部33、測位部34、入力部35、及び出力部36を有する。これらは、一の制御装置として構成されてもよいし、二以上の制御装置により、又は制御装置と通信機等、他の装置とで構成されてもよい。制御装置は、例えば、ECU(Electronic Control Unit)等を含む。通信機は、例えば、DCM(Data Communication Module)等を含む。また、制御装置は、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン端末、ナビゲーション装置等を含んで構成されてもよい。各部は、CAN(Controller Area Network)等の規格に準拠した車内ネットワークにより、互いに、又は検診車両12の他の機器、装置と情報通信可能に接続される。
【0026】
通信部31は、一以上の通信用インタフェースを含む。通信用インタフェースは、例えば、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、若しくは5G(5th Generation)などの移動通信規格に対応したインタフェースである。通信部31は、制御部33の動作に用いられる情報を受信し、また制御部33の動作によって得られる情報を送信する。制御部33は、通信部31により、移動体通信の基地局を介してネットワーク11に接続され、ネットワーク11経由で他の装置と情報通信を行う。
【0027】
記憶部32は、一以上の半導体メモリ、一以上の磁気メモリ、一以上の光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組み合わせを含む。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。ROMは、例えば、EEPROMである。記憶部32は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部32は、制御部33の動作に用いられる情報と、制御部33の動作によって得られた情報とを格納する。
【0028】
制御部33は、一以上のプロセッサ、一以上の専用回路、又はこれらの組み合わせを含む。プロセッサは、CPUなどの汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサである。専用回路は、例えば、FPGA又はASICである。制御部33は、検診車両12の動作に係る情報処理を実行する。
【0029】
測位部34は、一以上のGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機を含む。GNSSには、例えば、GPS(Global Positioning System)、QZSS(Quasi-Zenith Satellite System)、BeiDou、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、及びGalileoの少なくともいずれかが含まれる。測位部34は、検診車両12の位置情報を取得して、制御部33へ送る。
【0030】
入力部35は、一以上の入力用インタフェースを含む。入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又は音声入力を受け付けるマイクロフォンである。入力インタフェースは、さらに、撮像画像又は画像コードを取り込むカメラ、又はICカードリーダーを含んでもよい。入力部35は、制御部33の動作に用いられる情報を入力するためのユーザによる操作を受け付け、入力される情報を制御部33へ送る。
【0031】
出力部36には、一以上の出力用インタフェースを含む。出力用インタフェースは、例えば、ディスプレイ又はスピーカである。ディスプレイは、例えば、LCD又は有機ELディスプレイである。出力部36は、制御部33の動作によって得られる情報を例えばユーザに向けて出力する。
【0032】
制御部33の機能は、制御プログラムを、制御部33に含まれるプロセッサで実行することにより実現される。制御プログラムは、制御部33の動作に含まれるステップの処理をコンピュータに実行させることで、そのステップの処理に対応する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムである。すなわち、制御プログラムは、コンピュータを制御部33として機能させるためのプログラムである。また、制御部33の一部又は全ての機能が、制御部33に含まれる専用回路により実現されてもよい。制御部33は、検診車両12の各種機構、装置を制御するための情報を生成し、各種機構、装置の制御回路へ制御のための情報を送ってそれらを制御する。
【0033】
図4は、端末装置13の構成を説明するための図である。端末装置13は、例えばスマートフォン、タブレット端末装置、パーソナルコンピュータ等の、情報端末装置である。端末装置13は、通信部41、記憶部42、制御部43、測位部44、入力部45、及び出力部46を有する。
【0034】
通信部41は、有線又は無線LAN規格に対応する通信モジュール、LTE、4G、5G等の移動体通信規格に対応するモジュール等を有する。端末装置13は、通信部41により、近傍のルータ装置又は移動体通信の基地局を介してネットワーク11に接続され、ネットワーク11経由で他の装置と情報通信を行う。
【0035】
記憶部42は一以上の半導体メモリ、一以上の磁気メモリ、一以上の光メモリ、又はこれらのうち少なくとも2種類の組み合わせを含む。半導体メモリは、例えば、RAM又はROMである。RAMは、例えば、SRAM又はDRAMである。ROMは、例えば、EEPROMである。記憶部42は、例えば、主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能する。記憶部42は、制御部43の動作に用いられる情報と、制御部43の動作によって得られた情報とを格納する。
【0036】
制御部43は、例えば、CPU、MPU(Micro Processing Unit)等の一以上の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した一以上の専用プロセッサを有する。あるいは、制御部43は、一以上の、FPGA、ASIC等の専用回路を有してもよい。制御部43は、制御・処理プログラムに従って動作したり、あるいは、回路として実装された動作手順に従って動作したりすることで、端末装置13の動作を統括的に制御する。そして、制御部43は、通信部41を介してサーバ装置10等と各種情報を送受し、本実施形態にかかる動作を実行する。
【0037】
測位部44は、一以上のGNSS受信機を含む。GNSSには、例えば、GPS、QZSS、BeiDou、GLONASS、及びGalileoの少なくともいずれかが含まれる。測位部44は、端末装置13の位置情報を取得して制御部43へ送る。
【0038】
入力部45は、一以上の入力用インタフェースを含む。入力用インタフェースは、例えば、物理キー、静電容量キー、ポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチスクリーン、又は音声入力を受け付けるマイクロフォンである。入力インタフェースは、さらに、撮像画像又は画像コードを取り込むカメラ、又はICカードリーダーを含んでもよい。入力部45は、制御部43の動作に用いられる情報を入力する操作を受け付け、入力される情報を制御部43へ送る。
【0039】
出力部46には、一以上の出力用インタフェースを含む。出力用インタフェースは、例えば、ディスプレイ又はスピーカである。ディスプレイは、例えば、LCD又は有機ELディスプレイである。出力部46は、制御部43の動作によって得られる情報を出力する。
【0040】
制御部43の機能は、制御部43に含まれるプロセッサが制御プログラムを実行することにより実現される。制御プログラムは、プロセッサを制御部43として機能させるためのプログラムである。また、制御部43の一部又は全ての機能が、制御部43に含まれる専用回路により実現されてもよい。
【0041】
図5を用いて、情報処理システム1の動作について説明する。
【0042】
図5は、本実施形態における情報処理システム1の動作手順を説明するためのシーケンス図である。
図5は、サーバ装置10、検診車両12及び端末装置13の連係動作にかかる手順を示す。ここでは、一の検診車両12の場合のサーバ装置10、端末装置13との連携動作の例が示されるが、ここに示す動作例は複数の検診車両12の場合にも、各検診車両12に適用される。
図5におけるサーバ装置10、検診車両12及び端末装置13の各種情報処理に係るステップは、それぞれの制御部23、33、及び43により実行される。また、サーバ装置10、検診車両12及び端末装置13の各種情報の送受に係るステップは、それぞれの制御部23、33、及び43が、それぞれ通信部21、31及び41を介して互いに情報を送受することにより実行される。サーバ装置10、検診車両12及び端末装置13では、それぞれ制御部23、33及び43が、それぞれ送受する情報を記憶部22、32、及び42に適宜格納する。さらに、制御部23、33及び43は、それぞれ入力部35及び45により各種情報の入力を受け付け、それぞれ出力部36及び46により各種情報を出力する。
【0043】
ステップS502において、サーバ装置10は、各検診車両12に位置情報を要求するための情報を送る。位置情報は、各検診車両12の現在位置を示す情報である。
【0044】
ステップS504において、各検診車両12は、自らの位置情報をサーバ装置10へ送る。位置情報は、測位部34により取得される情報を用いて制御部33により導出される。
【0045】
ステップS506において、端末装置13は、受診者情報をサーバ装置10へ送る。受診者は、例えば検診提供者がサーバ装置10により運営するウェブサイトに端末装置13を用いてアクセスして、識別情報、移動予定等の各種情報をサーバ装置10へ送る。受診者の識別情報は、例えば、ユーザ登録の際に一回的にサーバ装置10へ送られ、受診者情報27の一部としてサーバ装置10にて保持される。移動予定等は、受診者により任意のタイミングで端末装置13からサーバ装置10へ送られ、サーバ装置10にて随時更新される。端末装置13が現在位置の位置情報をサーバ装置10へ送り、サーバ装置10にて端末装置13の現在位置を当初移動経路の出発地としてもよい。
【0046】
ステップS508において、サーバ装置10は、検診計画を作成する。検診計画は、受診者の移動予定における出発地から目的地までの移動経路(以下、当初移動経路という)、移動経路を移動中に受診者に提供する検診項目、その検診項目を提供する検診車両12、当初移動経路において各検診車両12に割り当てられる移動経路(以下、割当移動経路という)、各検診車両12の現在地から割当移動経路の始点までの移動経路、移動速度及び到着予定時刻、割当移動経路の始点から終点への移動速度及び終点への到着予定時刻等の情報を含む。当初移動経路に複数の検診車両12が割り当てられるときには、一の検診車両12の割当移動経路の終点、すなわち他の検診車両12の割当移動経路の始点が、受診者が検診車両12を乗り継ぐための乗継地点に対応する。
【0047】
図6は、ステップS508の詳細な手順例を示すフローチャート図である。
【0048】
ステップS600において、サーバ装置10の制御部23は、受診者が未受診の検診項目(以下、未受診項目)を特定する。制御部23は、受診者の識別情報に紐づけられた受診履歴を参照し、例えば当年に受診した履歴がない検診項目を未受診項目として抽出する。
【0049】
ステップS602において、制御部23は、未受診項目の検診を提供可能な検診車両12を抽出する。制御部23は、検診車両情報28を参照し、ステップS600で抽出した未受診項目の検診を提供可能な検診車両12を抽出する。該当する検診車両12が抽出された場合(ステップS603のYes)、制御部23はステップS604に進み、抽出されない場合(ステップS603のNo)、本処理を終了する。
【0050】
ステップS604において、制御部23は、当初移動経路とその移動時間とを導出する。制御部23は、初期設定として、移動予定により特定される出発地から目的地への当初移動経路を導出する。なお、後述するステップS608の後、当初移動経路が更新される場合には、出発地から目的地への途上の新たな出発地からの移動経路が更新された当初移動経路として導出される。当初移動経路の導出には、地図情報と任意の検索アルゴリズムが用いられる。また、制御部23は、例えば検診車両12が法定速度で移動した場合の当初移動経路の移動時間を算出する。検診車両12が移動すべき当初移動経路の残行程がある場合(ステップS605のYes)、制御部23はステップS606に進み、残行程がない場合(ステップS605のNo)、制御部23はステップS612に進む。
【0051】
ステップS606において、制御部23は、抽出した検診車両12のなかから、当初移動経路の移動時間と各検診車両12の検診時間との差分が最小となるような検診車両12を選定する。制御部23は、各検診車両12の位置情報を用い、出発地から任意の基準距離範囲内に位置することを条件として検診車両12を選定してもよい。基準距離範囲は、例えば、現在時刻から出発予定時刻までの時間の長さに応じて、数百メートル~数キロメートルの範囲で決定することが可能である。
【0052】
ステップS608において、制御部23は、選定した検診車両12と、その検診車両12により提供される検診項目、及びその検診車両12の割当移動経路を確定する。割当移動経路は、その検診車両12が検診時間で移動しうる当初移動経路の部分として導出され、確定される。
【0053】
ステップS610において、制御部23は、確定した検診項目をステップS600で抽出した未受診項目から除外し、当初移動経路を更新する。ステップS608で画定した割当移動経路を当初移動経路から除外することで、残行程が更新後の当初移動経路として確定される。そして、制御部23は、ステップS602に戻る。
【0054】
ステップS602~ステップS608が当初移動経路の残行程がなくなるまで繰り返し実行されることで、当初移動経路における移動時間で未受診の検診項目の検診を提供可能な検診車両12が追加で選択、確定される。すなわち、このとき、追加の検診車両12に対応する検診時間が既に確定された検診車両12に対応する検診時間と移動時間との差分以下であることを条件として、追加の検診車両12が選定される。こうして、検診時間の合計が当初移動経路にかかる移動時間以下であるこという条件を満たす一以上の検診車両12とその検診項目が確定される。
【0055】
ステップS612において、制御部23は、検診計画を確定する。検診計画は、一以上の検診車両12とそれぞれにより提供される検診項目、各検診車両の割当移動経路、各割当移動経路の始点の出発予定時刻と終点の到着予定時刻等を含む。複数の検診車両12が確定される場合、一の検診車両12から他の検診車両12への乗継地点が検診計画に含まれる。
【0056】
図5に戻り、ステップS510において、サーバ装置10は、検診計画情報を端末装置13へ送る。端末装置13が検診計画を表示して受診者に提示することで、受診者は検診計画を確認することができる。受診者は、検診車両12へ乗車すべく出発地(1番目の検診車両12の割当移動経路の始点)へ移動することができる。あるいは、受診者は、現在位置で検診車両12を待機してもよい。なお、ステップS508で検診計画が作成される際に、検診を提供可能な検診車両12がない場合には、検診計画実行不可であることを示す情報がサーバ装置10から端末装置13送られ、ステップS512以降が省略される。
【0057】
ステップS512において、サーバ装置10は、検診計画の実行指示を対象となる各検診車両12へ送る。すなわち、割当移動経路の始点へ移動して受診者を乗車させるための情報が検診車両12へ送られる。
【0058】
ステップS514において、検診車両12は、検診計画を実行する。検診車両12は、検診計画に従って移動を開始し、割当移動経路の始点で受診者が乗車すると、移動中の検診車両12において検診を提供する。検診は、例えば、検診車両12に乗務する医療従事者により検診車両12の検診設備が用いられることで提供される。あるいは、検診の一部または全部が自動機械により実行されてもよい。検診は検診車両12が割当移動経路の終点に到着するまでに終了する。次の検診車両12が割り当てられている場合、受診者は、乗継地点で次の検診車両12に乗り継ぎ、その検診車両12での検診の提供を受けることができる。
【0059】
ステップS516おいて、検診車両12は、検診終了通知をサーバ装置10へ送る。
【0060】
ステップS518において、サーバ装置10は、検診終通知に応じて、受診者情報27の受診履歴を更新する。サーバ装置10は、検診が終了した検診項目の検診日時を更新する。複数の検診車両12が割り当てられている場合、サーバ装置10は、検診車両12毎の検診終了通知に基づいて受診履歴を更新する。
【0061】
複数の検診車両12がそれぞれステップS514、S516を実行することで、受診者は、検診車両12を乗り継いで、受診することができる。
【0062】
上述の手順によれば、各検診車両12が提供しうる検診項目数が限定される場合であっても、複数の検診車両12を乗り継いで各検診車両12で検診を受けることで、受診者は移動時間を有効活用して一連の検診項目の受診が可能となる。すなわち、受診者の利便性向上が可能となる。
【0063】
上述の実施形態において、検診車両12及び端末装置13の動作を規定する処理・制御プログラムは、サーバ装置10の記憶部22又は他のサーバ装置の記憶部に記憶されていて、ネットワーク11経由で各装置にダウンロードされてもよいし、各装置に読取り可能な非一過性の記録・記憶媒体に格納され、各装置が媒体から読み取ってもよい。
【0064】
上述において、実施形態を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形及び修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段、ステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
【0065】
以下に本開示の実施形態の一部について例示する。しかしながら、本開示の実施形態はこれらに限定されない点に留意されたい。
[付記1]
通信部と、
通信部により通信を行う制御部とを有し、
前記制御部は、端末装置から受診者を特定するための情報を受け、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の検診車両に、検診時間の合計が当該受診者の移動経路にかかる移動時間以下であることを条件として、前記移動経路を移動させるための情報を出力する、
サーバ装置。
[付記2]
付記1において、
前記制御部は、前記端末装置から前記移動経路を特定するための情報を受け、第1の検診車両に前記移動経路の始点へ移動して前記受診者を乗車させるための情報を当該第1の検診車両へ送る、
サーバ装置。
[付記3]
付記2において、
前記制御部は、前記第1の検診車両に第2の検診車両との乗継地点まで移動させるための情報を当該第1の検診車両へ送り、前記乗継地点へ移動して前記受診者を乗車させるための情報を前記第2の検診車両へ送る、
サーバ装置。
[付記4]
付記3において、
前記制御部は、前記第2の検診車両に対応する検診時間が前記第1の検診車両に対応する検診時間と前記移動時間との差分以下であることを条件として前記第2の検診車両を選定する、
サーバ装置。
[付記5]
付記1~4のいずれかにおいて、
受診者毎の受診履歴を格納する記憶部を更に有し、
前記制御部は、前記端末装置から受ける情報と前記記憶部に格納された受診履歴とに基づいて、前記受診者が未受診の一以上の検診項目を特定する、
サーバ装置。
[付記6]
付記1~5のいずれかにおいて、
前記検診車両毎の検診項目と検診時間の情報を格納する記憶部を更に有し、
前記制御部は、前記記憶部に格納される情報に基づいて、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の検診車両を選定する、
サーバ装置。
[付記7]
付記1~6のいずれかにおいて、
受診者毎の移動予定の情報を格納する記憶部を更に有し、
前記制御部は、前記端末装置から受ける情報と前記記憶部に格納された情報とに基づいて、前記受診者の移動経路を導出する、
サーバ装置。
[付記8]
互いに通信するサーバ装置と検診車両とを有するシステムであって、
前記サーバ装置は、端末装置から受診者を特定するための情報を受け、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の前記検診車両に、検診時間の合計が当該受診者の移動経路にかかる移動時間以下であることを条件として、前記移動経路を移動させるための情報を出力し、
前記検診車両は、前記サーバ装置からの情報に基づいて前記移動経路を移動する、
システム。
[付記9]
付記8において、
前記サーバ装置は、前記端末装置から前記移動経路を特定するための情報を受け、第1の検診車両に前記移動経路の始点へ移動して前記受診者を乗車させるための情報を当該第1の検診車両へ送る、
システム。
[付記10]
付記9において、
前記サーバ装置は、前記第1の検診車両に第2の検診車両との乗継地点まで移動させるための情報を当該第1の検診車両へ送り、前記乗継地点へ移動して前記受診者を乗車させるための情報を前記第2の検診車両へ送る、
システム。
[付記11]
付記10において、
前記サーバ装置は、前記第2の検診車両に対応する検診時間が前記第1の検診車両に対応する検診時間と前記移動時間との差分以下であることを条件として前記第2の検診車両を選定する、
システム。
[付記12]
付記8~11のいずれかにおいて、
前記サーバ装置は、
受診者毎の受診履歴を格納する記憶部を更に有し、
前記端末装置から受ける情報と前記記憶部に格納された受診履歴とに基づいて、前記受診者が未受診の一以上の検診項目を特定する、
システム。
[付記13]
付記8~12のいずれかにおいて、
前記サーバ装置は、
前記検診車両毎の検診項目と検診時間の情報を格納する記憶部を更に有し、
前記記憶部に格納される情報に基づいて、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の検診車両を選定する、
システム。
[付記14]
付記8~13のいずれかにおいて、
前記サーバ装置は、
受診者毎の移動予定の情報を格納する記憶部を更に有し、
前記端末装置から受ける情報と前記記憶部に格納された情報とに基づいて、前記受診者の移動経路を導出する、
システム。
[付記15]
互いに通信するサーバ装置と検診車両とを有するシステムの動作方法であって、
前記サーバ装置が、端末装置から受診者を特定するための情報を受け、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の前記検診車両に、検診時間の合計が当該受診者の移動経路にかかる移動時間以下であることを条件として、前記移動経路を移動させるための情報を出力する工程と、
前記検診車両が、前記サーバ装置からの情報に基づいて前記移動経路を移動する工程と、
を含む動作方法。
[付記16]
付記15において、
前記サーバ装置が、前記端末装置から前記移動経路を特定するための情報を受け、第1の検診車両に前記移動経路の始点へ移動して前記受診者を乗車させるための情報を当該第1の検診車両へ送る、
動作方法。
[付記17]
付記16において、
前記サーバ装置が、前記第1の検診車両に第2の検診車両との乗継地点まで移動させるための情報を当該第1の検診車両へ送り、前記乗継地点へ移動して前記受診者を乗車させるための情報を前記第2の検診車両へ送る、
動作方法。
[付記18]
付記17において、
前記サーバ装置が、前記第2の検診車両に対応する検診時間が前記第1の検診車両に対応する検診時間と前記移動時間との差分以下であることを条件として前記第2の検診車両を選定する、
動作方法。
[付記19]
付記15~18のいずれかにおいて、
前記サーバ装置が、受診者毎の受診履歴を格納する記憶部を更に有し、前記端末装置から受ける情報と前記記憶部に格納された受診履歴とに基づいて、前記受診者が未受診の一以上の検診項目を特定する、
動作方法。
[付記20]
付記15~19のいずれかにおいて、
前記サーバ装置が、前記検診車両毎の検診項目と検診時間の情報を格納する記憶部を更に有し、前記記憶部に格納される情報に基づいて、前記受診者が未受診の一以上の検診項目の検診をそれぞれ提供する一以上の検診車両を選定する、
動作方法。
【符号の説明】
【0066】
1 情報処理システム
10 サーバ装置
11 ネットワーク
12 検診車両
13 端末装置
20、31、41 通信部
21、32、42 記憶部
22、33、43 制御部
34、44 測位部
25、35、45 入力部
26、36、46 出力部
27 受診者情報
28 検診車両情報