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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2025-01-07
(45)【発行日】2025-01-16
(54)【発明の名称】つけまつげ
(51)【国際特許分類】
   A41G 5/02 20060101AFI20250108BHJP
【FI】
A41G5/02
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2024094730
(22)【出願日】2024-06-11
【審査請求日】2024-06-12
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】524222153
【氏名又は名称】青島千莱伊曼▲仮▼睫毛工▲芸▼品有限公司
【氏名又は名称原語表記】Qingdao Qianlai Yiman False Eyelashes Crafts Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room 10, Incubation Office, 3rd Floor, Building 2, No. 769, Shenzhen Road, Tonghe Subdistrict Office, Pingdu City, Qingdao City, Shandong Province, China
(74)【代理人】
【識別番号】100100480
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 隆
(73)【特許権者】
【識別番号】516029942
【氏名又は名称】シーケイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100100480
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100201455
【弁理士】
【氏名又は名称】横尾 宏治
(72)【発明者】
【氏名】▲トウ▼▲暁▼▲軍▼
【審査官】遠藤 邦喜
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-044064(JP,A)
【文献】特開2011-208341(JP,A)
【文献】特開2022-173921(JP,A)
【文献】特開2012-046852(JP,A)
【文献】特表2023-538392(JP,A)
【文献】特表2022-542917(JP,A)
【文献】実開昭50-102590(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41G 5/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸部と、複数のまつげ本体部とを有し、
前記軸部は、第1方向に湾曲状又は直線状に延びており、
前記複数のまつげ本体部は、基端部が前記軸部に接続され、前記軸部から前記第1方向に対して交差する方向に延びており、
前記複数のまつげ本体部の中には、前記複数のまつげ本体部のうち最も外側に位置する第1まつげ本体部を含み、
前記軸部の前記第1方向の端面は、前記第1まつげ本体部の前記第1方向の端面と連続した一つの面を構成するものであり、
前記軸部は、平面視したときに、前記第1方向の端面を構成する第2辺と、前記第2辺と前記まつげ本体部とは反対側で隣接する第1辺を有し、
前記軸部は、平面視したときに、前記第1辺と前記第2辺とでなす角部が丸まっており、
前記第2辺は、前記第1辺に対して鈍角となるように傾斜しており、
前記軸部と前記複数のまつげ本体部は、一体成形されている、つけまつげ。
【請求項2】
前記軸部は、前記複数のまつげ本体部と平面交差している、請求項1に記載のつけまつげ。
【請求項3】
前記軸部は、扁平状であって、かつ被取付面を有しており、
前記被取付面は、平滑である、請求項1又は2に記載のつけまつげ。
【請求項4】
前記第1まつげ本体部は、扁平状であって、平均厚みが0.05mm以下である、請求項1又は2に記載のつけまつげ。
【請求項5】
前記軸部の平均厚みは、0.05mm以下である、請求項1又は2に記載のつけまつげ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、つけまつげに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、つけまつげは、人工毛等で形成される複数のまつげ本体部と、各まつげ本体部の基端部を支持する軸部で構成され、軸部を接着剤によって瞼のまつげの生え際に沿って貼り付けて使用されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2020-114952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1等の従来のつけまつげ201は、図6のように、断面形状が円形状の軸部202に対して軸部202の延び方向に複数のまつげ本体部203を並設させ、軸部202のまつげ本体部203との接続部分の間を切断して形成される。そのため、各つけまつげ201では、それぞれ軸部202の延び方向の両端部にバリ204が発生してしまう。そのため、まつげにつけまつげ201の軸部202を取り付ける際や取り付けた後に、バリ204が瞼のまつげの生え際に刺さって不快に感じるおそれがあった。
また、従来のつけまつげ201は、軸部202に対してまつげ本体部203を立体交差させて接着するため、まつげの生え際への取り付け部分の厚みが厚くなり、つけまつげ201がまつげの生え際へ接触しやすくなるため、瞬きする際に不快に感じるおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明は、従来に比べて着け心地が快適なつけまつげを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するための本発明の一つの様相は、軸部と、複数のまつげ本体部とを有し、前記軸部は、第1方向に湾曲状又は直線状に延びており、前記まつげ本体部は、基端部が前記軸部に接続され、前記軸部から前記第1方向に対して交差する方向に延びており、前記軸部の前記第1方向の端面は、前記まつげ本体部の前記第1方向の端面と連続した一つの面を構成する、つけまつげである。
【0007】
本様相によれば、軸部の延び方向における軸部の端面とまつげ本体部の端面が面一であるので、軸部の端面がまつげ本体部の端面から張り出さず、使用者の瞼のまつげの生え際に取り付ける際や取り付けた後に、瞼に軸部が刺さることを防止できる。そのため、従来に比べて着け心地が快適となる。
【0008】
好ましい様相は、前記軸部は、平面視したときに、前記第1方向の端面を構成する第2辺と、前記第2辺と前記まつげ本体部とは反対側で隣接する第1辺を有し、前記軸部は、平面視したときに、前記第1辺と前記第2辺とでなす角部が丸まっている。
【0009】
好ましい様相は、前記第2辺は、前記第1辺に対して鈍角となるように傾斜している。
【0010】
好ましい様相は、前記軸部は、前記まつげ本体部と平面交差している。
【0011】
ここでいう「平面交差」とは、同一平面上で交差することをいう。
【0012】
好ましい様相は、前記軸部と前記まつげ本体部は、一体成形されている。
【0013】
好ましい様相は、前記軸部は、扁平状であって、かつ被取付面を有しており、前記被取付面は、平滑である。
【0014】
好ましい様相は、前記まつげ本体部は、扁平状であって、平均厚みが0.05mm以下である。
【0015】
ここでいう「平均厚み」とは、任意の方向に0.1mm以上離れた3点での厚みの算術平均をいう。以下、同様とする。
【0016】
好ましい様相は、前記軸部の平均厚みは、0.05mm以下である。
【0017】
本発明の一つの様相は、軸部と、複数のまつげ本体部とを有し、前記軸部は、第1方向に湾曲状又は直線状に延びており、前記まつげ本体部は、基端部が前記軸部に接続され、前記軸部から前記第1方向に対して交差する方向に延びており、前記軸部は、前記まつげ本体部と平面交差している、つけまつげである。
【0018】
本様相によれば、まつげ本体部の一部又は全部の厚みを軸部の厚みに吸収できるので、全体の厚みを従来に比べて薄くでき、従来に比べてフィット感をより高めることができる。その結果、従来に比べて着け心地が快適となる。
【0019】
上記した様相は、本発明の技術的範囲に含まれる限り、各様相間で、相互に従属させたり、一部の構成を引用したり、一部の構成を置換することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明のつけまつげによれば、従来に比べて着け心地が快適となる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の第1実施形態のつけまつげの説明図であり、(a)はつけまつげを付けた状況を示す斜視図であり、(b)はつけまつげを外した状況を示す斜視図である。
図2図1のつけまつげの斜視図である。
図3図2のつけまつげを図2とは別の方向からみた斜視図である。
図4図2のつけまつげの説明図であり、(a)はつけまつげの平面図であり、(b)は(a)の軸部付近の拡大図である。
図5】本発明の他の実施形態のつけまつげの一部破断斜視図である。
図6】従来のつけまつげの製造工程の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0023】
本発明の第1実施形態のつけまつげ1は、図1のように、使用者100の瞼101(101a,101b)のまつげ102の生え際に好適に取り付けられるものであり、具体的には、使用者100の瞼101の幅よりも幅が狭い部分用つけまつげである。
本発明の第1実施形態のつけまつげ1は、図1のように、上瞼101aのまつげ102の生え際に取り付けることが可能であり、下瞼101bのまつげ102の生え際に取り付けることも可能である。
つけまつげ1は、使用者100のまつげ102に対して取り付けてもよいし、使用者100の瞼101に対して取り付けてもよい。
つけまつげ1は、使用者100のまつげ102の上側に取り付けてもよいし、使用者100のまつげ102の下側に取り付けてもよい。
つけまつげ1は、図2のように、軸部2と、まつげ本体部3を有し、軸部2とまつげ本体部3が一体成形されたものである。
【0024】
<軸部2>
軸部2は、図2図3のように、扁平状であって、表側主面5と、裏側主面6(被取付面)を有したシート状体である。
軸部2は、第2方向Y(幅方向)に幅をもち第1方向X(長さ方向)に湾曲状又は直線状に延びている。
軸部2は、弾性樹脂で構成されており、弾性変形可能となっている。
軸部2の平均厚みは、特に限定されないが、例えば、0.035mm以上0.07mm以下とできる。
軸部2の平均厚みは、0.05mm以下であることが好ましく、0.04mm以下であることがより好ましい。
軸部2は、図4のように、平面視したときに、外周縁が第1方向Xに延びた第1辺10,11と、第2方向Y(第1方向Xに直交する方向であってかつ厚み方向に直交する方向)に延びた第2辺12,13を有している。
また、軸部2は、まつげ本体部3とは反対側の第1辺11と第2辺12,13とでなす角部がそれぞれ円弧状に丸まって弧状部15,16を形成している。
【0025】
第2辺12,13は、図4(b)のように、逆「ハ」の字状に延びており、第1辺11に対して第1方向成分及び第2方向成分をもってそれぞれ傾斜している。すなわち、第2辺12,13は、第1辺11に対して鈍角となるように傾斜しており、第1辺11側から第1辺10側に向かうにつれて漸次離れている。
図4(b)に示される第1辺11に対する第2辺12,13の傾斜角度θ1,θ2は、90度超過120度以下であることが好ましい。
【0026】
表側主面5は、使用者100の瞼101のまつげ102の生え際に取り付けた際に、外部に露出する露出面である。
裏側主面6は、使用者100の瞼101のまつげ102の生え際付近に取り付けられる被取付面であり、実質的に凹凸がない平滑面である。
【0027】
<まつげ本体部3>
まつげ本体部3は、樹脂製の人工毛であり、側面視したときに曲線状に延びている。
まつげ本体部3は、弾性樹脂で構成されており、弾性変形可能となっている。
まつげ本体部3は、図2図3のように、基端部が軸部2の第1辺10が属する端面と接続されるものである。
まつげ本体部3は、扁平状であって、第1方向Xに幅をもち、軸部2から第2方向Yに長さをもって延びている。
まつげ本体部3は、延び方向に対して直交する断面の断面形状が四角形状又は角丸四角形状であり、基端部側から先端部側に向かって先細りしている。本実施形態のまつげ本体部3は、基端部(軸部2との接続部分)から1mmの位置における断面形状が第1方向Xに長辺をもち、厚み方向に短辺をもつ長方形状である。
まつげ本体部3の平均厚みは、0.05mm以下であることが好ましく、0.04mm以下であることがより好ましい。
本実施形態のつけまつげ1は、18本のまつげ本体部3を備えており、このまつげ本体部3の中には、複数種類の長さのまつげ本体部3や軸部2に対する複数種類の姿勢のまつげ本体部3が含まれている。
まつげ本体部3は、特に限定されないが、例えば、1.2mm以上35mm以下とできる。
【0028】
続いて、本実施形態のつけまつげ1の各部位の位置関係について説明する。
【0029】
つけまつげ1は、図2図4のように、軸部2の第1方向Xの端面(軸側端面50a,50b)が、複数のまつげ本体部3のうち最も外側に位置するまつげ本体部3A,3Bの第1方向Xの端面(毛側端面60a,60b)と連続した一つの面(側面)を構成している。
つけまつげ1の側面は、軸部2の軸側端面50a,50bからまつげ本体部3A,3Bの毛側端面60a,60bに向かって曲面状に延びている。
本実施形態のつけまつげ1は、各まつげ本体部3の厚みが軸部2の厚みと同程度であり、軸部2の表側主面5と各まつげ本体部3の表側の面とが同一平面を構成して面一であり、軸部2の裏側主面6と各まつげ本体部3の裏側の面とが同一平面を構成して面一である。
本実施形態のつけまつげ1は、各まつげ本体部3が軸部2の第1辺10の属する端面から第2方向Yに一部が突出している。
【0030】
本実施形態のつけまつげ1によれば、軸部2の第1方向X(長手方向)の軸側端面50a,50bは、まつげ本体部3の第1方向Xの毛側端面60a,60bと連続した一つの面を構成する。すなわち、軸部2の延び方向における軸部2の軸側端面50a,50bとまつげ本体部3の毛側端面60a,60bが面一であるので、軸部2の軸側端面50a,50bがまつげ本体部3の毛側端面60a,60bから張り出さず、使用者100の瞼101のまつげ102の生え際に取り付ける際や取り付けた後に、瞼101に軸部2が刺さることを防止できる。そのため、従来に比べて着け心地が快適となる。
【0031】
本実施形態のつけまつげ1によれば、軸部2は、平面視したときに、第1方向Xの軸側端面50a,50bを構成する第2辺12,13と、第2辺12,13とまつげ本体部3とは反対側で隣接する第1辺11を有し、軸部2は、平面視したときに、第2辺12,13と第1辺11とでなす角部が丸まっている。すなわち、軸部2の第2辺12,13と第1辺11とでなす角部が丸まって弧状部15,16が形成されているので、角部が尖らず、軸部2の弧状部15,16が瞼101に接触しても瞼101の皮膚を傷つけにくい。
【0032】
本実施形態のつけまつげ1によれば、第2辺12,13は、第1辺11に対して鈍角となるように傾斜している。すなわち、第2辺12,13と第1辺11とでなす角度θ1,θ2が鈍角となるので、まつげ本体部3に軸部2の延び方向に広がりを持たせることができ、従来に比べて意匠性が良好となる。
【0033】
本実施形態のつけまつげ1によれば、軸部2は、まつげ本体部3と平面交差している。そのため、まつげ本体部3の一部の厚みを軸部2の厚みに吸収できるので、全体の平均厚みを従来に比べて薄くでき、従来に比べてフィット感をより高めることができる。その結果、従来に比べて着け心地が快適となる。
【0034】
本実施形態のつけまつげ1によれば、軸部2とまつげ本体部3は、一体成形されている。すなわち、本実施形態のつけまつげ1によれば、軸部2とまつげ本体部3との間に界面がなく軸部2とまつげ本体部3が一体的形成されているので、接着剤を使わなくても軸部2とまつげ本体部3を接続することができ、従来に比べて軸部2からまつげ本体部3が剥がれにくい。
【0035】
本実施形態のつけまつげ1によれば、軸部2は、扁平状であって、かつ被取付面たる裏側主面6を有しており、裏側主面6が平滑である。すなわち、本実施形態のつけまつげ1によれば、瞼101のまつげ102の生え際に対して裏側主面6を面状に取り付けることができるので、軸部2の周方向に自由に回転することなく、しっかりと取り付けることができる。また、接着剤等を裏側主面6に塗布しやすい。
【0036】
本実施形態のつけまつげ1によれば、まつげ本体部3は、扁平状であって、平均厚みが0.05mm以下である。すなわち、本実施形態のつけまつげ1によれば、まつげ本体部3の厚みが薄いので、まつげ本体部3の先端部側が風になびくことができ、軽くて着け心地がより良好となる。
【0037】
本実施形態のつけまつげ1によれば、軸部2の平均厚みは、0.05mm以下である。すなわち、本実施形態のつけまつげ1によれば、軸部2の平均厚みが薄いので、瞼101のまつげ102の生え際に装着したときに、より高いフィット感が得られ、良好な着け心地となる。
【0038】
上記した実施形態では、まつげ本体部3の厚みが軸部2の厚みと同じ厚みであったが、本発明はこれに限定されるものではない。まつげ本体部3の厚みは、軸部2の厚みよりも厚くてもよい。
【0039】
上記した実施形態では、まつげ本体部3の断面形状が四角形状又は角丸四角形状であったが、本発明はこれに限定されるものではない。まつげ本体部3の断面形状は、円形状であってもよいし、楕円状であってもよいし、オーバル状であってもよい。また、まつげ本体部3の断面形状は、三角形状や、五角形状、六角形状などの多角形状であってもよい。この場合、各角部が丸まっていてもよい。
【0040】
上記した実施形態では、まつげ本体部3の厚みは、軸部2の厚みと等しくなっていたが、本発明はこれに限定されるものではない。まつげ本体部3の厚みは、軸部2の厚みよりも厚くてもよいし、薄くてもよい。まつげ本体部3の厚みが軸部2の厚みよりも厚い場合には、図5のようにまつげ本体部3の一部が軸部2にオーバーラップするように設けられることが好ましい。こうすることで、まつげ本体部3と軸部2の接続面積が大きくなり、軸部2からまつげ本体部3がちぎれにくくできる。
【0041】
上記した実施形態では、18本のまつげ本体部3を備えていたが、本発明はこれに限定されるものではない。まつげ本体部3の本数は特に限定されるものではない。
また、まつげ本体部3の長さの種類や軸部2に対する姿勢も特に限定されるものではない。
【0042】
上記した実施形態では、軸部2の裏側主面6は、平滑面であったが、本発明はこれに限定されるものではない。軸部2の裏側主面6は、微細な凹凸が形成されていてもよい。
【0043】
上記した実施形態では、第1辺11と第2辺12,13とでなす角部が丸まっていたが、本発明はこれに限定されるものではない。第1辺11と第2辺12,13とでなす角部が角張っていてもよい。
【0044】
上記した実施形態では、第2辺12,13は、第1辺11に対して傾斜していたが、本発明はこれに限定されるものではない。第2辺12,13は、第1辺11に対して直交していてもよいし、第1辺11に対する傾斜角度θ1,θ2が鋭角となるように傾斜していてもよい。
【0045】
上記した実施形態では、つけまつげ1は、軸側端面50a,50bが、複数のまつげ本体部3のうち最も外側に位置するまつげ本体部3A,3Bの毛側端面60a,60bと連続した一つの平面を構成していたが、本発明はこれに限定されるものではない。つけまつげ1は、軸側端面50a,50bが、複数のまつげ本体部3のうち最も外側に位置するまつげ本体部3A,3Bの毛側端面60a,60bと連続した一つの曲面を構成してもよい。
【0046】
上記した実施形態では、つけまつげ1は、部分用つけまつげであったが、本発明はこれに限定されるものではない。使用者100の瞼101の幅と同程度の全体用つけまつげであってもよい。
【0047】
上記した実施形態は、本発明の技術的範囲に含まれる限り、各実施形態間で各構成部材を自由に置換や付加できる。
【符号の説明】
【0048】
1 つけまつげ
2 軸部
3,3A,3B まつげ本体部
6 裏側主面(被取付面)
10,11 第1辺
12,13 第2辺
15,16 弧状部
50a,50b 軸側端面
60a,60b 毛側端面
【要約】
【課題】本発明は、従来に比べて着け心地が快適なつけまつげを提供する。
【解決手段】軸部と、複数のまつげ本体部とを有し、軸部は、第1方向に湾曲状又は直線状に延びており、まつげ本体部は、基端部が軸部に接続され、軸部から第1方向に対して交差する方向に延びており、軸部の第1方向の端面は、まつげ本体部の第1方向の端面と連続した一つの面を構成する構成とする。
【選択図】図4
図1
図2
図3
図4
図5
図6